JP2003122706A - データ処理システム - Google Patents

データ処理システム

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JP2003122706A
JP2003122706A JP2002293988A JP2002293988A JP2003122706A JP 2003122706 A JP2003122706 A JP 2003122706A JP 2002293988 A JP2002293988 A JP 2002293988A JP 2002293988 A JP2002293988 A JP 2002293988A JP 2003122706 A JP2003122706 A JP 2003122706A
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Kiyoshi Sudo
清 須藤
Yasuyuki Higashiura
康之 東浦
Isao Sasazaki
勲 笹崎
Takanori Kato
貴紀 加藤
Shingo Iguchi
真吾 井口
Tatsuya Yamaguchi
達也 山口
Hiroyuki Imoto
博之 井本
Junji Hirooka
順二 廣岡
Yumi Hirasawa
ゆみ 平澤
Hideo Fukuoka
日出男 福岡
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はデータ処理システムに関し、共通バ
スを使用してパケット形式のコマンド及びデータの転送
を行う際の、効率の良いバス制御を行う。 【解決手段】複数の装置からのバスの使用要求信号に対
して、バスアービタがバスの使用要求信号を調停し、使
用許可を受けた装置がパケット送信し、パケット受信側
装置はビジーのとき、送信元装置に対して、コマンドパ
ケットの再送信を必要とする旨の情報を付加した返信パ
ケットを返送するデータ処理システムであって、各装置
内に、コマンドパケットを再送信した回数をカウントす
るリトライカウンタを設け、パケット送信元装置はその
返信パケット受信後、一定の時間経過後、再び同一のコ
マンドパケットを送出するとともにリトライカウンタを
インクリメントすることを、前記コマンドパケットが相
手側装置に受信されるまで繰り返しリトライカウンタが
所定の閾値以上になったら、優先度の高い共通バスの使
用要求信号を送出する手段を備えたことを特徴とするデ
ータ処理システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、共通バス{以
下、共通バス(CBUS)という}を使用したデータ処理シス
テムに係り、特に共通バス(CBUS)を使用してパケット形
式のコマンド及びデータの転送を行うデータ処理システ
ムにおける、効率よいパケット転送のための手段及び制
御手段に関する。
【0002】 近年のデータ処理規模の拡大に伴い、高
性能のデータ処理システムの需要が益々増加している。
高性能化の一手段として、各装置間を共通バス(CBUS)で
接続し、その共通バス(CBUS)を使ってパケット形式のデ
ータ転送を行うことにより、低コストでありかつ高性能
な転送能力を実現したデータ処理システムが増えつつあ
るが、パケット形式には後述するような問題があり、要
求される性能をなかなか達成できないのが実情である。
従って、低コストでありかつ高性能なデータ処理システ
ムを実現するためのよりよいパケット転送のための制御
手段が要望されている。
【0003】
【従来の技術】 図16は、従来のデータ処理システム
を説明する図である。図16において、CBUSは、共通バ
スを示し、1,2,3 はそれぞれ、装置を示し、9は、上記
共通バス(CBUS)への各装置 1, 装置 2, 装置 3からの使
用要求信号を調停するバスアービタを示す。
【0004】 BRQ1、BRQ2、BRQ3は、それぞれ装置 1、
装置 2、装置 3が出力する、共通バス(CBUS)の使用要求
信号を示し、BGR1、BGR2、BGR3は、それぞれ、装置 1、
装置 2、装置 3に対する、共通バス(CBUS)の使用許可信
号を示す。
【0005】 10、20、30は、それぞれ装置 1、装置
2、装置 3内の第1の送信コマンドパケット用バッファ
を示し、11、21、31は、それぞれ装置 1、装置 2、装置
3内の第2の送信コマンドパケット用バッファを示し、
12、22、32は、それぞれ装置 1、装置 2、装置 3内の第
1の受信コマンドパケット用バッファを示し、13、23、
33は、それぞれ装置 1、装置 2、装置 3内の第2の受信
コマンドパケット用バッファを示し、14、24、34は、そ
れぞれ装置 1、装置 2、装置 3内の第1の受信返信パケ
ット用バッファを示し、15、25、35は、それぞれ装置
1、装置2、装置 3内の第2の受信返信パケット用バッフ
ァを示し、16、26、36は、それぞれ装置 1、装置 2、装
置 3内の返信パケット送信用バッファを示し、100 、20
0 、300 は、それぞれ、装置 1、装置 2、装置 3内の受
信パケットバッファを示し、受信コマンドパケットも受
信返信パケットも一旦本受信パケットバッファに格納さ
れ、パケット種別が解析される。
【0006】 装置 1、装置 2、装置 3は各々、共通バ
ス(CBUS)を使用して、パケットを互いに送受信すること
により、データ処理動作を実行している。例えば、装置
1はCPU 、装置 2はチャネル、装置 3は記憶装置であ
る。
【0007】 上記装置 1、装置 2、装置 3はそれぞ
れ、まず共通バス(CBUS)の使用権を得るために、共通バ
ス(CBUS)の使用要求信号 BRQ1,BRQ2,BRQ3 をバスアービ
タ 9に対して出力する。バスアービタ 9は、BRQ1,BRQ2,
BRQ3のうち複数が同時に出力された場合は、予め定めら
れた優先順位に従って、最も優先順位の高い共通バス(C
BUS)の使用要求信号に対する共通バス(CBUS)の使用許可
信号を出力する。本従来例では、 (高) BRQ1 > BRQ2 > BRQ3 (低) とする。例えば、BRQ1,BRQ2,BRQ3が同時に出力された場
合は、BRQ1に対する共通バス(CBUS)の使用許可信号 BGR
1 のみが出力される。
【0008】 共通バス(CBUS)の使用許可信号を受けた
装置は、相手側装置に対してパケットを送信する。例え
ば、装置 1は自装置の送信コマンドパケット用バッファ
10 に用意されている送信コマンドを、相手側装置、例
えば装置 3に対して送信する。(例えば特許文献1参
照)
【0009】 図17は、パケットのフォーマット例を
示した図であって、図17(a) はライトコマンドパケッ
トの一例を示し、図17(b) はリードコマンドパケット
の一例を示し、図17(c) はライト返信パケットの一例
を示し、図17(d) はリード返信パケットの一例を示
し、図17(e) はビジー返信パケットの一例を示してい
る。各パケットには、パケット種別、パケット番号、自
装置番号、相手装置番号を示すフィールドを備えてい
る。
【0010】 相手先装置 3は、その受信コマンドパケ
ット用バッファ 32 または 33 に、送信されてきたコマ
ンドパケットを受信する。そしてコマンド種別を解析
し、リードコマンドパケットならばパケット内アドレス
フィールドに示されたアドレスに対応するデータを自装
置から読み出し、そのリードコマンドパケットに対応す
るリード返信パケットを返信パケット送信用バッファ 3
6 上に生成し、コマンド送信元装置にそのリード返信パ
ケットを返信する。
【0011】 また、コマンド種別を解析した結果がラ
イトコマンドであったならば、パケット内アドレスフィ
ールドに示されたアドレスに対応するデータを、図示さ
れていない自装置内のメモリ、又は、レジスタに書き込
み、そのライトコマンドパケットに対応するライト返信
パケットを返信パケット送信用バッファ 36 上に生成
し、コマンド送信元装置にそのライト返信パケットを返
信する。
【0012】 ここで、相手先装置 3の受信コマンドパ
ケット用バッファ 32 及び 33 に、既に他の装置から送
信されてきたコマンドパケットが受信されている場合
は、相手先装置 3はそれらに対する返信パケットを返送
するまでは、対応するコマンドパケットは受信コマンド
パケット用バッファ 32 及び33に保持しておかなければ
ならないため、新たのコマンドパケットは受け付けられ
ない状態になる(バッファビジー状態)。
【0013】 その為、このような状態のときに新たに
送出されてきたコマンドに対しては、通常の返信パケッ
トの代わりに「バッファビジー」のパケット種別を付し
たエラーの返信パケットを返送する。コマンド送信元装
置は、そのエラーの返信パケットを受信すると、パケッ
ト種別を解析し、「バッファビジー」のパケット種別で
あったときは、再び同じコマンドパケットをリトライ送
信する。これを、相手側装置 3の受信コマンドパケット
用バッファが受付可能になって、このコマンドパケット
が受信されるようになるまで繰り返す。
【0014】
【特許文献1】特開平6−250969号公報(『000
3』〜『0011』)
【0015】
【発明が解決しようとする課題】 図16に示した、従
来のデータ処理システムの一例では、相手先装置の受信
コマンドパケット用バッファのバッファビジー状態が長
期間続いた場合、送信元の上記リトライ送信が繰り返さ
れることになる。このことは以下の問題を引き起こす。
【0016】 問題点1:送信元装置のコマンドパケッ
トがなかなか処理されないため、送信元装置の処理性能
が低く抑えられてしまう。 問題点2:特に送信元装置が入出力装置(I/O)から
のDMA転送のためのコマンドパケットを送信しようと
している場合、このコマンドパケットが一定時間以上処
理されないと、入出力装置(I/O)側のオーバーラン
を引き起こす。
【0017】 問題点3:送信元のリトライ送信が繰り
返されると、そのために共通バス(CBUS)に対する余計な
バス占有が増えることになり、共通バス(CBUS)の実効使
用効率が低下する。このことは、他装置の処理性能の低
下ももたらすことになる。
【0018】 本発明は上記従来の欠点に鑑み、送信元
装置からのリトライ送信の繰り返しに伴う処理性能の低
減を抑止し、結果として入出力装置(I/O)側でのオ
ーバーランの発生を抑止し、又、共通バス(CBUS)の実効
使用率を向上させることができるデータ処理システムを
提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】 上記の問題点は下記の
ような手段を備えたデータ処理システムによって解決さ
れる。
【0020】 (1) 複数の装置が、共通バス(CBUS)を使
用して、パケットを互いに送受信し、各装置は通常は、
予め定められた優先順位の共通バス(CBUS)の使用要求信
号を出力し、バスアービタはその共通バス(CBUS)の使用
要求信号を調停して共通バス使用装置を決定して許可を
与え、許可を受けた装置がパケット送信時に相手側装置
の受信コマンドパケット用バッファがビジー状態であっ
た場合、パケット受信側装置は、パケット送信元装置に
対して、コマンドパケットの再送信を必要とする旨の情
報を付加した返信パケットを返送するような転送を許す
パケット転送手段を備えたデータ処理システムであっ
て、各装置内に、コマンドパケットを再送信した回数を
カウントするリトライカウンタを設け、パケット送信元
装置はその返信パケット受信後、一定の時間経過後、再
び同一のコマンドパケットを送出するとともにリトライ
カウンタをインクリメントすることを、上記コマンドパ
ケットが相手側装置に受信されるまで繰り返し、リトラ
イカウンタが所定の閾値以上になったら、優先度の高い
共通バス(CBUS)の使用要求信号を送出する手段を備える
ように構成する。
【0021】 (2) 複数の装置が、共通バス(CBUS)を使
用して、パケットを互いに送受信し、各装置は通常は、
予め定められた優先順位の共通バス(CBUS)の使用要求信
号を出力し、バスアービタはその共通バス(CBUS)の使用
要求信号を調停して共通バス使用装置を決定して許可を
与え、許可を受けた装置がパケット送信時に相手側装置
の受信コマンドパケット用バッファがビジー状態であっ
た場合、パケット受信側装置は、パケット送信元装置に
対して、コマンドパケットの再送信を必要とする旨の情
報を付加した返信パケットを返送するような転送を許す
パケット転送手段を備えたデータ処理システムであっ
て、コマンドパケットの再送信を必要とする旨の情報を
複数種類設け、その情報の種類により、パケット送信元
装置はその返信パケット受信後、再び同一のコマンドパ
ケットを送出するまでの時間を変更する手段を備えるよ
うに構成する。
【0022】 (3) 複数の装置が、共通バス(CBUS)を使
用して、パケットを互いに送受信し、各装置は通常は、
予め定められた優先順位の共通バス(CBUS)の使用要求信
号を出力し、バスアービタはその共通バス(CBUS)の使用
要求信号を調停して共通バス使用装置を決定して許可を
与え、許可を受けた装置がパケット送信時に相手側装置
の受信コマンドパケット用バッファがビジー状態であっ
た場合、パケット受信側装置は、パケット送信元装置に
対して、コマンドパケットの再送信を必要とする旨の情
報を付加した返信パケットを返送するような転送を許す
パケット転送手段を備えたデータ処理システムであっ
て、パケット受信側装置が、一定バスサイクル後に返信
パケットを返信できないような資源、例えば、パケット
受信側装置での処理に時間がかかるデータがアクセスさ
れた場合、仮の返信パケットを返信し、次にパケット送
信側装置が送出するコマンドパケットが到着するまで
に、正式な返信パケットを用意しておく手段を備えるよ
うに構成する。
【0023】 (4) 複数の装置が、共通バス(CBUS)を使
用して、パケットを互いに送受信し、各装置はパケット
送出に先立ち予め定められた優先順位の共通バス(CBUS)
の使用要求信号を出力し、バスアービタはその共通バス
(CBUS)の使用要求信号を調停して優先順位に従い共通バ
ス使用装置を決定して許可を与える制御手段を備えたデ
ータ処理システムであって、パケット受信側装置の複数
の受信コマンドパケット用バッファに対して、各パケッ
ト送信側装置が専用に使用する受信コマンドパケット用
バッファの個数を、前記各パケット送信側装置毎に予め
定めておき、各パケット送信側装置は、自装置に対して
割り当てられた相手側装置の受信コマンドパケット用バ
ッファの個数を越えたパケットは、該相手側装置に送信
しないように制御する手段を備えるように構成する。
【0024】 図2は、本発明の上記の各手段の内、
(1) 〜(3) 項に記載の手段を備えたデータ処理システム
の原理構成図である。(1) 項に記載のデータ処理システ
ムでは、各装置内に、コマンドパケットを再送信した回
数をカウントするリトライカウンタを設けて、パケット
送信元装置はその返信パケットを受信後、一定時間経過
後、再び同一のコマンドパケットを送信すると共に、上
記リトライカウンタをインクリメントすることを、該コ
マンドパケットが相手側装置に受信されるまで繰り返
し、該リトライカウンタの値が所定の閾値以上になった
とき、優先度の高い共通バス(CBUS)の使用要求信号を送
出することで、相手側装置のコマンド受信バッファが空
き状態となったとき、同時に他の装置から同一の相手装
側装置に対してコマンドパケットを送信するための共通
バス(CBUS)の使用要求信号が出力されても、必ず、共通
バス使用許可を得て共通バス(CBUS)を使用し、相手側装
置にコマンドパケットを送信することができるようにな
る。
【0025】 又、(2) 項に記載のデータ処理システム
では、コマンドパケットの再送信を必要とする情報とし
て複数種類設け、一定時間内にコマンド受信バッファが
空き状態になる見込みの場合には第1の情報を、該コマ
ンド受信バッファが空き状態になるまで一定時間以上か
かる見込みの場合には第2の情報を返信パケットに付加
する。パケット送信元装置は、その返信パケット受信
後、上記第1の情報が付加されていた場合には、一定時
間以内に同一のコマンドパケットを送出し、上記第2の
情報が付加されていた場合には、一定時間経過後に同一
のコマンドパケットを送出する。このように制御できる
ので、コマンド受信バッファがビジーの状態で再送信を
要求するような返信パケットが来るといった無駄なパケ
ット送出の頻度を少なくすることができる。
【0026】 又、(3) 項に記載のデータ処理システム
では、一定のバスサイクル後に返信パケットを返信でき
ないような資源、例えば、処理に時間が掛かる資源がア
クセスされた場合、仮の返信パケットを送信し、次に送
信元装置が送出するコマンドパケットが到着する迄に、
正式な返信パケットを用意しておき、上記次のコマンド
パケットが来たとき、上記用意された正式な返信パケッ
トを返信することにより、各装置内でのパケットの滞留
がなくなり、コマンド受信バッファがビジーになること
を少なくすることができる。
【0027】 図3は、本発明の上記の各手段の内、
(4) 項に記載の手段を備えたデータ処理システムの原理
構成図である。この場合には、各送信元装置は、相手側
装置のコマンド受信バッファの内、自装置に対して割り
当てられたコマンド受信バッファの数を越えたコマンド
パケットを相手側装置に送出しないように制御できるの
で、コマンド受信バッファが既にビジーの装置に対して
コマンドパケットを送出したり、そのコマンドパケット
に対して、コマンド受信バッファがビジーで受信不可能
であるという情報を付加した返信パケットを返すといっ
た無駄なパケットの転送がなくなる。
【0028】
【発明の実施の形態】 以下本発明の実施例を図面によ
って詳述する。図4は、本発明の一実施例を示した図で
あり、図5は、コマンド受信バッファのビジー信号を説
明する図であり、図6は、各装置が専用のバスでビジー
信号を伝達する図であり、図7は、各装置が他の全装置
にビジー信号を伝達する図であり、図8は、本発明の他
の実施例を示した図であり、図9は、本発明のアクセス
要求とパケット処理を説明する図であり、図10、図1
1、図12は、本発明の他の実施例の変形例を示した図
であり、図13は、本発明のコマンドパケットの受信処
理の流れ図であり、図14は、本発明の返信パケットの
受信処理の流れ図であり、図15は、本発明の他の実施
例の変形例を示した図を示している。
【0029】 尚、全図を通して同じ符号は同じ対象物
を示しており、の共通バスは、共通バス(CBUS)が対応
し、該共通バス(CBUS)の使用要求信号は BRQ1,BRQ2,BRQ
3が対応し、共通バス(CBUS)の使用許可は、共通バス(CB
US)の使用許可信号BGR1,BGR2,BGR3 を与えることが対応
し、受信コマンドパケット用バッファはコマンド受信バ
ッファ 12,13,22,23,32,33が対応し、受信コマンドパケ
ット用バッファがビジーか否かを示す情報は信号 BSY1,
BSY2,BSY3 が対応し、各装置が共通バス(CBUS)の使用要
求信号を出力すると共にその転送相手先を示す情報を出
力する手段は、信号 DNOA,DNOB,DNOC を伝える手段が対
応し、コマンドパケットの再送信を必要とする旨の情
報、及び仮の返信パケットは、返信パケットのパケット
種別フィールドの情報が所定の値(=101,110 等) である
ときが対応し、他装置の受信コマンドパケット用バッフ
ァの情報を共通バス(CBUS)上で監視する手段は、受信パ
ケット監視回路 17,27,37 が対応し、各パケット送信側
装置が専用に使用する受信コマンドパケット用バッファ
の個数を、各パケット送信側装置毎に予め定めて保持す
る手段は、保持レジスタ 18,28,38 が対応する。
【0030】 以下、図1〜図3を参照しながら図4〜
図6によって、本発明のデータ処理システムの構成と動
作を説明する。図4において、BSY1,BSY2,BSY3は、それ
ぞれ、装置 1、装置 2、装置 3のコマンド受信バッファ
がビジーであることことをバスアービタ 9に伝える信号
である。
【0031】 信号 DNOA,DNOB,DNOC は、それぞれ、装
置 1、装置 2、装置 3が共通バス(CBUS)の使用要求信号
と共に出力する、相手先装置の装置番号を示す情報をバ
スアービタ 9に伝達するための手段を提供する。
【0032】 図4において、複数の装置 1、 2、 3
が、共通バス(CBUS)を使用して、パケットを互いに送受
信し、各装置 1、 2、 3はパケット送出に先立ち、予め
定められた優先順位の共通バス(CBUS)の使用要求信号 B
RQ1,BRQ2,BRQ3 を出力すると、当該データ処理システム
内に存在するバスアービタ 9はその共通バス(CBUS)の使
用要求信号 BRQ1,BRQ2,BRQ3 を調停して優先順位に従い
バス使用装置を決定して、対応する共通バス(CBUS)の使
用許可信号 BGR1,BGR2,BGR3 を与え、許可を受けた装置
がパケットを転送するよう制御される。
【0033】 このとき、本発明のデータ処理システム
では、各装置 1、 2、 3は、上記共通バス(CBUS)の使用
要求信号 BRQ1,BRQ2,BRQ3 を出力すると共に、信号 DNO
A,DNOB,DNOC を用いてその転送相手先を示す情報を出力
し、前記バスアービタ 9はその転送相手先を示す情報を
受信し、パケット受信側装置は、自装置のコマンド受信
バッファがビジーであり新たなコマンドパケットの受信
が不可能な状態の時に、その状態を前記バスアービタ 9
に、上記 BSY1 信号 (装置 1の場合) 、又は BSY2 信号
(装置 2の場合) 、又は BSY3 信号 (装置 3の場合)と
して送出する。バスアービタ 9は、例えば装置 1からの
共通バス(CBUS)の使用要求信号 BRQ1 と、装置 2からの
使用要求信号 BRQ2 とが同時に発行された場合、装置 1
からの転送相手先を示す情報を伝達してきた信号 DNOA
の信号内容を解析し、例えばそれが装置 2であり、その
装置 2が BSY2 信号を出力していてパケット受信不可能
な状態を示していた場合、たとえ装置 1の方が装置 2よ
りも通常の優先順位が高くても、この場合には装置 1に
は許可を与えない。そして装置 2からの転送相手先を示
す情報を伝達してきた信号 DNOB の信号内容を解析し、
例えばそれが装置 3であり、その装置 3が BSY3 信号を
出力していず、コマンドパケット受信可能な状態の場
合、BGR2信号を出力し、装置 2へバス使用許可を与え
る。
【0034】 図5は、コマンド受信バッファのビジー
信号を説明する図であって、実施例を示している。図5
(a) は装置 1側の構成例を示し、図5(b)はバスアービ
タ 9側の構成例を示している。図5において、1 は装置
を示し、9はバスアービタを示し、図4で説明したもの
と同じである。MODEは装置 1、バスアービタ 9内のモー
ドレジスタを示し、初期モードの時は出力は "0" 、通
常の処理モードの時は出力は "1" となる。NOT1,NOT9
はノットゲートを示し、AND1,AND91,AND92は、アンドゲ
ートを示し、OR1 は、オアゲートを示し、R91 はプルダ
ウン手段を示している。
【0035】 BUF.FULLは、装置 1内のコマンド受信バ
ッファ 12,13がビジー状態であることを示す信号であ
る。BSY1は、上記初期モードの時は装置 1が実装されて
いることを示し、通常の処理モードの時は上記コマンド
受信バッファ 12,13がビジー状態であることを示す、複
数用途信号である。
【0036】 又、D1.INSTALLは装置 1が実装されてい
ることを示す信号であり、D1BUF.FULLは、装置 1のコマ
ンド受信バッファ 12,13がビジーであることを示す信号
である。
【0037】 図5(a) において、装置 1内のモードレ
ジスタ MODE は、初期モードの時は出力は"0"であり、
ノットゲート NOT1 を通ることにより“1”になり、オ
アゲート OR1に入力される。OR1 においてもう一方の入
力の値にかかわらず、その出力は“1”となり、初期モ
ードの時は BSY1 信号は“1”が出力され、バスアービ
タ 9に入力され、装置 1が実装されていることをバスア
ービタ 9に指示する。装置 2の BSY2,装置 3のBSY3につ
いても同様である。
【0038】 図5(b) に示されているアービタ 9内部
では、これらの BSY1,BSY2,BSY3 信号を出力している装
置が未接続の場合は、これらの信号の論理が無効状態に
なるような論理確定手段を持っており、例えば、BSY1信
号を出力すべき装置 1が未実装のときは、バスアービタ
9内部で、BSY1=“0”となるようなプルダウン手段 R
ト91が各信号につき設けられていて、AND92 を介して、D
1.INSTALLを "0"とする。 初期モードか処理モードか
は、図示しない別手段でアービタ 9及び各装置 1,2,3に
伝えられる。初期モード時は上述のように、アービタ 9
は BSY1 〜BSY3信号を解析して、各装置の実装状態(D1.
INSTALL=1 等) を知ることができる。
【0039】 処理モードの時の装置 1内のモードレジ
スタ MODE の出力は "1" となり、アンドゲート AND1
に入力される。AND1のもう一方の入力 BUF.FULL信号
は、図4のコマンド受信バッファ 12 及び 13 がどちら
もビジー状態の時に“1”になり、この時 AND1 の出力
は“1”となり、BSY1信号は“1”が出力されるが、コ
マンド受信バッファ 12 または 13 のどちらか少なくと
も一方が空き状態の時は、BUF.FULL信号は“0”が出力
され、AND1ゲートの出力は“0”となり、BSY1信号は
“0”が出力され、バスアービタ 9に伝えられる。装置
2の BSY2,装置 3の BSY3 についても同様である。
【0040】 このように、BSY1,BSY2,BSY3信号は、初
期モード時には、各装置が実装されていることを示す信
号として用いられ、初期モードでの初期設定、例えば、
上記実装状態の設定等が終了して、通常の処理モードに
移った時は、前記コマンド受信バッファ 12,13がビジー
であり新たなコマンドパケットが受信不可能な状態を示
す信号として用いられる。
【0041】 図6は本発明のに対応する実施例の変形
例であって、上記装置 1,2,3のコマンド受信バッファが
ビジー状態であることを示す信号 BSY1,BSY2,BSY3 を専
用のバス BBUS で各装置に伝達する場合を示している。
【0042】 図6において、各装置は自装置へのコマ
ンドパケット受信後の特定タイミングで、そのコマンド
受信バッファ 12 または 13 の状態を、専用のバス BBU
S を使用してコード化して出力する。例えば、該専用の
BBUSを3ビット構成とし、最初の2ビットは自装置の番
号、最後の1ビットはバッファビジー情報(“0”が空
き、“1”がビジーを示すように決めておく)、また
は、該専用のバス BBUS を1ビットのみとし、バスアー
ビタ 9が、共通バス(CBUS)上のコマンドパケットの相手
先装置番号のフィールドを監視して、例えば装置 3への
コマンドパケット送信後、専用のバス BBUS に“1”が
出力されたら、装置 3のバッファはビジー状態になった
と認識できる。
【0043】 このように、各装置は自装置のコマンド
受信バッファの状態を前記専用のバス BBUS を使用して
バスアービタ 9に伝えることができる。又、上記図4に
示した実施の形態では、共通バス(CBUS)の使用要求信号
BRQ1,BRQ2,BRQ3 と、相手先装置の装置番号を示す情報
をバスアービタ 9に伝える信号DNOA,DNOB,DNOC を別の
信号線で伝達した例であるが、このような、各装置が転
送相手先を示す情報を出力する特別な手段は特に設け
ず、各装置は、転送相手先を示す情報を、各装置からの
1本の共通バス(CBUS)の使用要求信号 BRQ1,BRQ2,BRQ3
を使用してバスアービタ 9に伝えるようにしても良い。
【0044】 具体的には、装置 m( m=1〜3)アク
セスのため装置nが共通バス(CBUS)の使用要求信号 BRQ
n (n=1〜3、m ≠n )を出力する際、最初の1サイク
ルめに BRQn をオンにし、2サイクルめと3サイクルめ
に相手先装置番号に従って BRQn に一定のコードを出力
する。即ち、 相手先装置が装置1の場合は、2サイクルめに“0”、
3サイクルめに“1” 相手先装置が装置2の場合は、2サイクルめに“1”、
3サイクルめに“0” 相手先装置が装置3の場合は、2サイクルめに“1”、
3サイクルめに“1” を出力するシリアル伝送であっても良い。
【0045】 本発明のデータ処理システムでは、前記
バスアービタ 9は、前記パケット受信側装置からの、前
記コマンド受信バッファがビジーであり、新たなコマン
ドパケットの受信が不可能な状態であることを示す信号
(BSYm,m =1〜3)を受信した場合、その受信側装置
へのアクセス要求を示す共通バス(CBUS)の使用要求信号
BRQn (n=1〜3、m ≠n )に対する共通バス(CBUS)の
使用許可信号 BGRn ( n=1〜3)を与えず、他の、コ
マンド受信バッファがビジーでない装置へのアクセスを
要求している装置へ、該共通バス(CBUS)の使用許可信号
を与える。
【0046】 即ち、図4のように、装置 1は装置 3に
対してアクセスするために共通バス(CBUS)の使用要求信
号 BRQ1 を出力し、装置 2は装置 1をアクセスするため
に共通バス(CBUS)の使用要求信号 BRQ2 を出力している
状態で、装置1の相手側装置 3のコマンド受信バッファ
12 または 13 の状態を示す信号 BSY3 は“0”でビジ
ーではなく、装置 2の相手側装置 1のコマンド受信バッ
ファの状態を示す信号 BSY1 は“1”でビジーである
と、共通バス(CBUS)の使用要求信号自体の固有の優先順
位は、信号 BRQ1 の方が信号 BRQ2 より高いのではある
が、バスアービタ 9は、信号 BRQ2 に対する使用許可信
号 BGR2 を与えるように制御することができる。
【0047】 図7は、各装置がコマンド受信バッファ
がビジーであることを示す信号 BSY1,BSY2,BSY3 をバス
アービタ 9に伝達せず、他の全装置に該信号 BSY1,BSY
2,BSY3を伝達する場合を示した図である。
【0048】 即ち、図7と図4は、各装置からのコマ
ンド受信バッファがビジーであることを示す信号 BSY1,
BSY2,BSY3 が、バスアービタ 9に入力されずに、自装置
以外の他の全装置に入力されている点が異なる。
【0049】 図7のように、複数の装置 1、 2、 3
が、共通バス(CBUS)を使用して、パケットを互いに送受
信し、各装置 1、 2、 3はコマンドパケット送出に先立
ち、予め定められた優先順位の共通バス(CBUS)の使用要
求信号 BRQ1,BRQ2,BRQ3 を出力し、バスアービタ 9はそ
の共通バス(CBUS)の使用要求信号 BRQ1,BRQ2,BRQ3 を調
停して優先順位に従い共通バス使用装置を決定して、対
応する共通バス(CBUS)の使用許可信号 BGR1,BGR2,BGR3
を与え、使用許可を受けた装置がコマンドパケットを送
信するよう制御されるデータ処理システムであって、各
装置 1、 2、 3は共通バス(CBUS)の使用要求信号 BRQ1,
BRQ2,BRQ3 を出力すると同時に、自装置のコマンド受信
バッファがビジーであり新たなコマンドパケット受信不
可能な状態の時に、その状態を他の全装置に、 BSY1 信
号 (装置 1の場合) として装置 2及び装置 3に、また
は、 BSY2 信号 (装置2 の場合) として装置 1または装
置 3に、または、 BSY3 信号 (装置3 の場合)として装
置 1または装置 2に送出する。
【0050】 又、前述の図6では、専用のバス BBUS
がバスアービタ 9に接続されているが、上記図7に対応
して、該専用のバス BBUS を、該バスアービタ 9に接続
しないで、各装置が専用のバス BBUS に出力した情報を
他の全装置にのみ入力するように構成しても良い。
【0051】 この場合にも、各装置 1,2,3は自装置へ
のコマンドパケット受信後の特定タイミングで、そのコ
マンド受信バッファの状態を、専用のバス BBUSを使用
してコード化して出力する。例えば、専用のバス BBUS
を3ビット構成とし、最初の2ビットは自装置の番号、
最後の1ビットはコマンド受信バッファのビジー信号
(“0”が空き、“1”がビジーを示すように決めてお
く)、または、専用のバス BBUS を1ビットのみとし、
各装置が、共通バス(CBUS)上のコマンドパケットの相手
先装置番号を監視して、例えば装置 3へのコマンドパケ
ット送信後、該専用のバス BBUS に“1”が出力された
ら、装置 3のコマンド受信バッファ 32,33はビジー状態
になったと認識できるように構成することで、各装置は
自装置のコマンド受信バッファの状態を前記専用のバス
BBUS を使用して全装置に伝えることができる。
【0052】 図8は、本発明の他の実施例を示した図
であって、実施例を示している。図8は図4、図6、図
7と比べて、各装置 1,2,3からのコマンド受信バッファ
のビジー信号 BSY1,BSY2,BSY3 及び、各装置から出力さ
れる相手先装置の装置番号を示す情報をバスアービタ 9
に伝達するための手段を提供する信号DNOA,DNOB,DNOC
を伝達する手段がなく、代わりに各装置 1,2,3内に、常
時、共通バス(CBUS)上の全てのパケットを受信し解析す
る受信パケット監視回路 17,27,37 がある点が本質的に
異なる。
【0053】 先ず、図8と図9(a) を用いて、実施例
を説明する。図8において、各装置内における上記受信
パケット監視回路 17 または 27 または 37 は、他装置
のパケット送信用バッファの送出情報を監視し、その監
視情報により、自装置がパケットを送出する可能性のあ
る相手側全装置のコマンド受信バッファの状態を間接的
に得るようにしたものである。
【0054】 すなわち、共通バス(CBUS)上に送出され
たコマンドパケットの相手先、及び返信パケットの送出
元を監視する。該コマンドパケット、返信パケットは、
図17a) 〜(e) に示されているように、自装置番号、
相手先装置番号のフィールドを持っているので、該フィ
ールドの番号の監視により得られた情報と、後述の該共
通バス(CBUS)を介して得られた相手先のコマンド受信バ
ッファの段数情報とから、相手先コマンド受信バッファ
が現在ビジーであるかどうかを知ることができる。
【0055】 すなわち、装置 1内の受信パケット監視
回路 17 において、まず自分がコマンドパケットを送出
する可能性のある相手側装置、例えば、装置 2及び装置
3のコマンド受信バッファの数がそれぞれ2個であると
いう情報を受信パケット監視回路 17 の内部に保持して
おく。
【0056】 そして共通バス(CBUS)上に送出されたコ
マンドパケットの相手先及び返信パケットの送出元を常
時監視し、例えば、装置 2を相手先にしたコマンドパケ
ットが2個送出されたことを検出すると、その時点で装
置 2のコマンド受信バッファ 22,23はビジーになってい
ると判断できる。
【0057】 そして装置 2からの返信パケットが1個
検出されると、装置 2のコマンド受信バッファ 22,23の
うち1個は空いたということが判断できる。又、さらに
装置 2へのコマンドパケットが検出されると、その時点
で装置 2のコマンド受信バッファは、またビジー状態に
なったと判断できる。装置 3についても同様である。こ
のようにして、受信パケット監視回路 17 は、共通バス
(CBUS)上のパケットのみを監視することにより、他装置
のコマンド受信バッファのビジー状態を判断することが
できる。
【0058】 又、図8において、18,28,38は、それぞ
れ、装置 1、装置 2、装置 3内の受信バッファの個数情
報を保持する保持レジスタであり、他装置から読み出し
可能となっている。
【0059】 図8において、18は、装置1 内の受信バ
ッファの個数情報を保持する保持レジスタであり、装置
1の場合は、本図においては、12で示したコマンド受信
バッファ1個であるので、“1”という情報が保持され
ている。これを装置 2及び装置 3が読出して、自装置内
の受信パケット監視手段 27 及び 37 に、装置 1のコマ
ンド受信バッファの段数情報として保持する。
【0060】 同様に、28は、装置 2内のコマンド受信
バッファの個数情報を保持する保持レジスタであり、装
置 2の場合は本図においては、22,23 で示したコマンド
受信バッファ2個であるので、“2”という情報が保持
されている。これを装置 1及び装置 3が読出して、自装
置内の受信パケット監視回路 17 及び 37に、装置 2の
コマンド受信バッファ段数情報として保持する。
【0061】 同様に、38は、装置 3内のコマンド受信
バッファの個数情報を保持する保持レジスタであり、装
置 3の場合は本図においては、32で示した受信バッファ
1個であるので、“1”という情報が保持されている。
これを装置 1及び装置 2が読出して、自装置内の受信パ
ケット監視回路 17 及び 27 に、装置 3のコマンド受信
バッファ段数情報として保持する。
【0062】 このように、各装置のコマンド受信バッ
ファの段数情報をもとに、共通バス(CBUS)上のパケット
を監視することにより、他装置のコマンド受信バッファ
がビジーかどうか判断することができる。
【0063】 図9は、本発明のアクセス要求とパケッ
ト処理を説明する図であって、図9(a) は、コマンド受
信バッファのビジー信号を各装置に伝達する手段のない
データ処理システムにおいて、パケット送信装置での共
通バス(CBUS)の使用要求信号を制御する手段の構成例を
示したもので、図8の装置 1における他装置へのアクセ
ス要求部 105の具体例を示しており、101 は装置 2への
アクセス要求発生部を示し、102 は装置 2のコマンド受
信バッファビジー検出部を示し、103 は装置 3へのアク
セス要求発生部を示し、104 は装置 3のコマンド受信バ
ッファビジー検出部を示し、AND3,AND4 はアンドゲート
を示し、OR2 はオアゲートを示している。
【0064】 本図9において、装置 1内部で、装置 2
へのアクセス要求がアクセス要求発生部 101より発生し
ても、装置 2のコマンド受信バッファ 22,23がビジー状
態であることを示す信号(ビジー状態のとき“0”とす
る)をコマンド受信バッファビジー検出部 102より受け
取った場合は、アンドゲート AND3 によりゲートされ、
共通バス(CBUS)の使用要求信号 BRQ1 として出力されな
い。同様に、装置 1内部で、装置 3へのアクセス要求が
アクセス要求発生部 103より発生しても、装置 3のコマ
ンド受信バッファがビジー状態であることを示す信号
(ビジー状態のとき“0”とする)をコマンド受信バッ
ファビジー検出部 104より受け取った場合は、アンドゲ
ート AND4 によりゲートされ、共通バス(CBUS)の使用要
求信号 BRQ1として出力されない。この手段を用いて、
パケット送信元装置は、自分がパケットを送信しようと
する相手先の装置のコマンド受信バッファがビジーであ
った場合、共通バス(CBUS)の使用要求信号を送出しない
でおき、受信バッファが空き状態になってから共通バス
(CBUS)の使用要求信号を送出するようにすることができ
る。
【0065】 即ち、装置 1が装置 2へコマンドパケッ
トを送出したい場合、 BSY2 信号が“1”、すなわち相
手側装置 2のコマンド受信バッファ 22,23がビジーであ
った場合、共通バス(CBUS)の使用要求信号 BRQ1 の送出
を保留し、 BSY2信号が“0”すなわち相手側装置 2の
コマンド受信バッファ 22,23が空きになった場合、共通
バス(CBUS)の使用要求信号 BRQ1 の送出を行うようにす
る。
【0066】 又、前述の受信パケット監視回路 17 ま
たは 27 または 37 により得られた相手先装置のコマン
ド受信バッファの段数状態を示す情報により、パケット
送信元装置は、自分がパケットを送信しようとする相手
先の装置のコマンド受信バッファがビジーであった場
合、共通バス(CBUS)の使用要求信号を送出しないでお
き、コマンド受信バッファが空き状態になってから共通
バス(CBUS)の使用要求信号を送出するようにする。
【0067】 次に、同じ図8を用いて、請求項1に対
応する実施例を説明する。図8において、BRE1,BRE2,BR
E3は、それぞれ、装置 1、装置 2、装置 3が出力する、
予め定められている優先順位のより高い共通バス(CBUS)
の使用要求信号を示し、前述の図9(a) に示した105,20
5,305 は、それぞれ、装置 1、装置 2、装置 3におけ
る、他装置へのアクセス要求部を示し、106,206,306
は、それぞれ、装置 1、装置 2、装置 3における、アク
セス要求信号切り換え部を示し、107,207,307 は、それ
ぞれ、装置 1、装置 2、装置 3における、リトライカウ
ンタを示している。
【0068】 複数の装置 1、 2、 3が、共通バス(CBU
S)を使用して、パケットを互いに送受信し、各装置 1、
2、 3は、予め定められた優先順位の共通バス(CBUS)の
使用要求信号 BRQ1,BRQ2,BRQ3 を出力し、当該データ処
理システム内に存在するバスアービタ 9は、その共通バ
ス(CBUS)の使用要求信号BRQ1,BRQ2,BRQ3を調停して優先
順位に従い共通バス使用装置を決定して、対応する共通
バス(CBUS)の使用許可信号 BGR1,BGR2,BGR3 を与え、許
可を受けた装置がコマンドパケット送信時に相手側装置
のコマンド受信バッファがビジー状態(コマンドパケッ
ト受信不可能状態)であった場合、パケット受信側装置
は、パケット送信元装置に対して、図1e) のようにコ
マンドパケットの再送信を必要とする旨の情報(パケッ
ト種別=100) を付加した返信パケットを返送するよ
うな転送を許すデータ処理システムであって、各装置内
に、パケットを再送信した回数をカウントする上記リト
ライカウンタ 107、 207、307 を設け、パケット送信元
装置はその返信パケット受信後、一定の時間経過後、再
び同一のコマンドパケットを送出するとともに、上記リ
トライカウンタ 107、 207、 307をインクリメントする
ことを、コマンドパケットが相手側装置に受信されるま
で繰り返し、リトライカウンタ107または 207または 30
7が所定の閾値以上になったら、その情報をアクセス要
求信号切り換え部 106、206 、306 に伝えることによ
り、通常の共通バス(CBUS)の使用要求信号 BRQ1,BRQ2,B
RQ3 に代えて、優先度の高い共通バス(CBUS)の使用要求
信号 BRE1,BRE2,BRE3 を送出するように制御する。
【0069】 次に、同じ図8、図9(b) を使用して、
請求項2に対応する実施例を説明する。本発明のデータ
処理システムでは、図17(e) に示した返信パケットの
パケット種別を示すフィールドの内容により、パケット
の再送信の時間を変更するものである。
【0070】 本発明では、例えば、コマンド受信バッ
ファがビジー状態の時の返信パケット(ビジー返信パケ
ット)の、再送信を必要とする旨の情報(パケット種別
による)の第1の場合(第1のビジー返信時)と、コマ
ンド受信バッファがビジー状態の時の返信パケット(ビ
ジー返信パケット)の、再送信を必要とする旨の情報
(パケット種別による)の第2の場合(第2のビジー返
信時)とを設ける。
【0071】 図9(b) は、各装置 1,2,3での本発明の
再送返信時間の変更による返信パケット受信処理方法を
流れ図で示している。複数の装置が、共通バス(CBUS)を
使用して、パケットを互いに送受信し、各装置 1,2,3は
通常は、予め定められた優先順位の共通バス(CBUS)の使
用要求信号を出力し、データ処理システム内に存在する
バスアービタ 9は、その共通バス(CBUS)の使用要求信号
を調停して共通バス使用装置を決定して許可を与え、許
可を受けた装置がコマンド送信時に相手側装置のコマン
ド受信バッファがビジー状態(コマンド受信不可能状
態)であった場合、パケット受信側装置は、パケット送
信元装置に対して、パケットの再送信を必要とする旨の
情報を付加した返信パケットを返送するような転送を許
すデータ処理システムであって、相手側装置は、コマン
ド受信バッファがビジー状態ではあるが、受信したコマ
ンドパケットに対する返信パケットを一定時間以内に返
せる状態であるときに、新たなコマンドパケットを受信
した場合は、コマンド受信バッファがビジー状態の時の
返信パケット(ビジー返信パケット)として、再送信を
必要とする旨の情報の第1の場合(第1のビジー返信
時)を示す情報、たとえばパケット種別=“101”を
返信パケット送信用バッファ上に生成する。
【0072】 また、相手側装置は、コマンド受信バッ
ファがビジー状態で、かつ、受信したコマンドパケット
に対する返信パケットを返せるまでの時間が一定時間以
上かかる見込 (例えば、返信パケットの生成迄に処理時
間がかかる場合等) のとき、新たなコマンドパケットを
受信した場合は、コマンド受信バッファがビジー状態の
時の返信パケット(ビジー返信パケット)の、再送信を
必要とする旨の情報の第2の場合(第2のビジー返信
時)を示す情報、たとえばパケット種別=“110”を
返信パケット送信用バッファ上に生成する。
【0073】 コマンド送信元装置は、コマンド送信
時、相手先装置から返信パケットを受け取ったとき、図
9(b) のように、パケット種別を解析した結果、パケッ
ト種別=“101”であったときは、今はビジー状態で
あっても一定時間以内には返信パケットが返され、相手
側装置のコマンド受信バッファが空くはずであることか
ら、第1の時間経過後にコマンドパケットを再送信す
る。{図9(b)の処理ステップ 300〜302 参照} また、パケット種別を解析した結果、パケット種別=
“110”であったときは、相手側装置のコマンド受信
バッファの状態がビジー状態であってかつ、一定時間以
上ビジー状態である見込であることから、第1の時間よ
り長い時間である第2の時間経過後にコマンドパケット
を再送信する。{図9(b) の処理ステップ303,304参
照} 次に、図10を用いて、変形された他の実施例を説明す
る。図10において、170,270,370 は、それぞれ、装置
1、装置 2、装置 3における、相手側装置の返信パケッ
ト監視回路を示し、19,29,39は、それぞれ、装置 1、装
置 2、装置 3における、バス使用要求出力制御回路を示
す。
【0074】 複数の装置 1、 2、 3が、共通バス(CBU
S)を使用して、パケットを互いに送受信し、各装置 1、
2、 3は、予め定められた優先順位の共通バス(CBUS)の
使用要求信号 BRQ1,BRQ2,BRQ3 を出力し、当該データ処
理システム内に存在するバスアービタ 9は、その共通バ
ス(CBUS)の使用要求信号BRQ1,BRQ2,BRQ3を調停して優先
順位に従い共通バス使用装置を決定して、対応する共通
バス(CBUS)の使用許可信号 BGR1,BGR2,BGR3 を与え、許
可を受けた装置がパケット送信時に相手側装置のコマン
ド受信バッファがビジー状態(パケット受信不可能状
態)であった場合、パケット受信側装置は、パケット送
信元装置に対して、図17(e) のようにパケットの再送
信を必要とする旨の情報(パケット種別=100)を付
加した返信パケットを返送するような転送を許すデータ
処理システムであって、パケット受信側装置が、そのコ
マンド受信バッファがビジーであり、新たなパケット受
信不可能な状態であるという情報を受けた送信側装置
は、上記返信パケット監視回路 170、270 、370 により
パケット受信側装置の返信パケットを監視し、パケット
受信側装置の通常の返信パケットが1つでも発行された
のを確認した場合は、上記返信パケット監視回路 170、
270 、370 から共通バス使用要求出力制御回路 19 、2
9、39に通知することにより、再び共通バス(CBUS)の使
用要求信号を出力することができる。
【0075】 次に、図11を使用して、本発明の他の
変形された実施例を説明する。図11において、前述の
ように、BRE1、BRE2、BRE3は、それぞれ、装置 1、装置
2、装置 3が出力する、優先順位のより高い共通バス(C
BUS)の使用要求信号を示している。
【0076】 本変形例では、パケット受信側装置が新
たなパケット受信不可能な状態から再び受信可能な状態
になったという情報を得た送信側装置が送出した共通バ
ス(CBUS)の使用要求信号 BRQ1,BRQ2,BRQ3 が、バスアー
ビタ 9によって許可されずに他の装置からの共通バス(C
BUS)の使用要求信号に許可が与えられた場合、許可を与
えられなかった装置は、共通バス(CBUS)のバス使用要求
出力制御回路 19 、29、39により、通常の共通バス(CUB
S)の使用要求信号 BRQ1,BRQ2,BRQ3に代えて、優先順位
の高い共通バス(CBUS)の使用要求信号 BRE1,BRE2,BRE3
を出力する。
【0077】 上記送信側装置が送出した共通バス(CBU
S)の使用要求信号 BRQ1,BRQ2,BRQ3 が、バスアービタ 9
によって許可されずに他の装置からの共通バス(CBUS)の
使用要求に許可が与えられた場合は、例えば、上記共通
バス(CBUS)の使用要求信号 BRQ1,BRQ2,BRQ3 に対する共
通バス(CBUS)の使用許可信号BGR1,BGR2,BGR3 の応答を
監視していて、本来なら該共通バス(CBUS)の使用許可信
号 BGR1,BGR2,BGR3 が得られる時間が経過しても、該共
通バス(CBUS)の使用許可信号 BGR1,BGR2,BGR3 が得られ
ないことから容易に認識することができる。
【0078】 次に、図12、図13、図14によっ
て、請求項3に対応する実施例を説明する。図12に示
した構成例は、前述の図8の構成例と基本構成、具体的
には、受信バッファの状態を他の装置に送出しない構成
は同じであるが、図12では、本発明に関する構成要素
を中心にして記載してある。
【0079】 本図において、121,221,321 は、それぞ
れ、装置 1、装置 2、装置 3内における、データシーケ
ンス制御回路を示している。複数の装置 1、 2、 3が、
共通バス(CBUS)を使用して、パケットを互いに送受信す
るデータ処理システムにおいて、各装置が受信したコマ
ンドパケットに対する返信パケットの返信タイミング
を、各装置内のデータシーケンス制御回路が制御するこ
とにより、通常では、コマンドパケットを受信してから
必ず一定バスサイクル後に必ず返信パケットを返信する
ように制御することができる。
【0080】 これにより、一定時間内に必ず返信パケ
ットが返されることが保証されるので、コマンド受信バ
ッファにコマンドパケットを保持しておく必要はなく、
コマンド受信バッファは1段で済むことになり、またコ
マンド受信バッファがビジー状態になることもあり得な
くなる。
【0081】 図13、図14は、本実施例における返
信パケットの受信処理方法を流れ図で示した図である。
前述のデータ処理システムにおいて、一定バスサイクル
後に返信パケットを返信できないような資源、例えば、
処理に時間がかかるようなデータがアクセスされた場
合、図17(e) に示すようなフォーマットの返信パケッ
トで、パケット種別を仮の返信パケットを示すデータに
した仮の返信パケットを返信し、次に送信元が送出する
送信パケットが到着するまでに、正式な返信パケットを
返信パケット送信用バッファ上に用意しておく。{図1
3の処理ステップ 400,401,406〜409 参照} コマンド送信元は、返信パケットの種別を解析して、仮
の返信パケットが返信されてきた場合は、図14のよう
に、コマンドパケットの再送信を行い、コマンド送信先
は用意している正式の返信パケットを返信する。{図1
4の処理ステップ 500〜502 参照} 図13のコマンドパケットの受信処理において、もし、
一定の時間後に、返信パケットを返信できる場合には、
返信データが用意された時点で、正式の返信パケットを
返信パケット送信用バッファ上に作成して、上記一定の
時間経過後に、該作成された正式の返信パケットを返信
する。{図13の処理ステップ 400〜409 参照} このようなコマンドパケットの受信処理を行うことによ
り、一定バスサイクル後に返信パケットを返信できない
ような資源がアクセスされた場合でも、共通バス(CBUS)
に無駄のパケットの転送を少なくすることができる。
【0082】 次に、図15によって、請求項4に記載
の発明に対応する実施例を説明する。本図において、3
2,33 は、装置 3のコマンド受信バッファであって、32
は装置 1からのコマンドパケットを受信するコマンド受
信バッファとして割り当てられており、33は装置 2から
のコマンドパケットを受信するコマンド受信バッファと
して割り当てられていて、それぞれ、装置 1、装置 2は
装置 3上に割り当てられているコマンド受信バッファの
数を、共通バス(CBUS)を介して、或いは、専用の信号
線、或いは、専用のバス BBUS を介してコマンド受信バ
ッファの個数が設定されている保持レジスタ 38 から読
み取り、自己の保持手段 161、261 に保持することがで
きる。
【0083】 装置 1内における、各相手先装置のコマ
ンド受信バッファ段数の情報を保持する保持手段 161に
は、相手側装置 3からコマンド受信バッファの個数情報
を保持する保持レジスタ 38 から読み出した装置 3から
コマンド受信バッファ段数情報を保持し、この情報を送
信コマンドパケット用バッファ 10,11に伝えることによ
り、例えば装置 1から装置 3ヘ送信するコマンドパケッ
ト数は最高で1パケットのみと制限する。また、例えば
装置 2から装置3ヘ送信するコマンドパケット数も最高
で1パケットのみと制限する。
【0084】 装置 2、装置 3のコマンド送出に関して
も同様に、相手側装置のコマンド受信バッファの段数に
より、送信するコマンドパケット数を制限する。このよ
うに受信側装置の複数のコマンド受信バッファに対し、
各送信側の装置が専用に使用するコマンド受信バッファ
の数を各送信装置毎に、予め、定めておき、各送信側装
置は、自装置に対して割当られた相手側装置のコマンド
受信バッファの個数を越えたコマンドパケットは相手側
装置に対し送出しないよう制御する手段を有すること
で、共通バス(CBUS)への無駄のパケットの送出を抑止す
ることができる。
【0085】
【発明の効果】 請求項1に記載の発明により、リトラ
イカウンタの値が所定の閾値以上になったとき、共通バ
ス(CBUS)に対する優先度の高い使用要求信号を送出する
ことで、必ず、共通バス(CBUS)の使用許可を得て、相手
側装置にコマンドパケットを送信することができるよう
になる。
【0086】 請求項2に記載の発明により、コマンド
パケットの再送信を必要とする情報が複数種類になって
いるので、その情報の種類に対応して、どの位時間が経
過したらコマンドパケットの送信をしてよいかが認識で
き、コマンド受信バッファがビジーの状態で再送信を要
求するような返信パケットが返送されると言った無駄の
コマンドパケットの送信を抑止することができる。
【0087】 請求項3に記載の一定のバスサイクル後
に返信パケットを返信できない資源、例えば、処理に時
間がかかる資源にアクセスされたとき、仮の返信パケッ
トの送信することで、各装置内のコマンドパケットの滞
留がなくなり、コマンド受信バッファがビジーになるこ
とを少なくすることができる。
【0088】 請求項4に記載の発明により、各送信元
装置は、相手側装置のコマンド受信バッファの内、自装
置に対して割り当てられたコマンド受信バッファの数を
越えこコマンドパケットを相手側装置に送出しないよう
に制御でき、コマンド受信バッファがビジーである装置
に対してコマンドパケットを送出したりすることがなく
なり、共通バス(CBUS)の有効利用が図れる。
【0089】 特に、請求項1〜3に対応する発明によ
れば、送信元装置のコマンドパケットの処理が一定時間
以上待たされる頻度が減少するため、送信元装置のコマ
ンドパケットがなかなか処理されず送信元装置の処理性
能が低く抑えられてしまうことが解決される。
【0090】 又、同時に、特に送信元装置が入出力装
置(I/O)からのDMA転送のためのコマンドパケッ
トを送信しようとしている場合、このコマンドパケット
が一定時間以上処理されず入出力装置(I/O)側でオ
ーバーランを引き起こすことがなくなる。又、請求項1
〜4に対応する発明により、送信元の再送信がなくな
り、または少なくなるため、再送信による余計なバス占
有がなくなり、または減少し、共通バス(CBUS)の実効使
用効率が低下を防ぐことができる。このことは、他装置
の処理性能の低下ももたらすことを防ぐことにもなり、
高性能なデータ処理システムが構築できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理構成図(その1)
【図2】 本発明の原理構成図(その2)
【図3】 本発明の原理構成図(その3)
【図4】 本発明の一実施例を示した図
【図5】 コマンド受信バッファのビジー信号を説明す
る図
【図6】 各装置が専用のバスでビジー信号を伝達する
【図7】 各装置が他の全装置にビジー信号を伝達する
【図8】 本発明の他の実施例を示した図
【図9】 本発明のアクセス要求とパケット処理を説明
する図
【図10】 本発明の他の実施例の変形例を示した図
(その1)
【図11】 本発明の他の実施例の変形例を示した図
(その2)
【図12】 本発明の他の実施例の変形例を示した図
(その3)
【図13】 本発明のコマンドパケットの受信処理の流
れ図
【図14】 本発明の返信パケットの受信処理の流れ図
【図15】 本発明の他の実施例の変形例を示した図
(その4)
【図16】 従来のデータ処理システムを説明する図
【図17】 パケットのフォーマット例を示した図
【符号の説明】
1,2,3 装置 10,20,30 各装置内の第1の送信コマンドパケット用
バッファ 11,21,31 各装置内の第2の送信コマンドパケット用
バッファ 12,22,32 各装置内の第1の受信コマンドパケット用
バッファ、コマンド受信バッファ 13,23,33 各装置内の第2の受信コマンドパケット用
バッファ、コマンド受信バッファ 14,24,34 各装置内の第1の受信返信パケット用バッ
ファ 15,25,35 各装置内の第2の受信返信パケット用バッ
ファ 16,26,36 各装置内の返信パケット送信用バッファ 100,200,300 各装置内の受信パケットバッファ CBUS 共通バス(CBUS) BRQ1,BRQ2,BRQ3 各装置からの共通バス(CBUS)の使
用要求信号 BSY1,BSY2,BSY3 各装置の受信バッファがビジー状
態であることを示す信号 DNOA,DONB,DONC 相手先装置の装置番号を示す情報
をバスアービタに伝達する手段を提供する信号 MODE モードレジスタ NOT1, 〜 ノットゲート AND1,AND2,〜 アンドゲート OR1,〜 オアゲート BUF.FULL 各装置内の受信バッファがビジー状態であ
ることを示す信号 BBUS 各装置のコマンド受信バッファのビジー状態を
示す専用のバス 18,28,38 各装置の受信バッファの個数情報を保持す
る保持レジスタ 101,103 各装置へのアクセス要求発生部 102,104 各装置の受信バッファビジー検出部 BRE1,BRE2,BRE3 各装置が出力する、優先順位のよ
り高い共通バス(CBUS)の使用要求信号 105,205,305 各装置における、他装置へのアクセ
ス要求部 106,206,306 各装置における、アクセス要求信号
切り換え部 107,207,307 各装置におけるリトライカウンタ 17,27,37 各装置における受信パケット監視回
路 19,29,39 各装置におけるバス使用要求出力制
御回路 121,221,321 各装置におけるデータシーケンス制
御回路 161,261,361 各装置における相手先装置のコマン
ド受信バッファの段数を保持する保持手段 170,270,370 相手先装置の返信パケット監視回路 300 〜305,400 〜409,500 〜503 処理ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笹崎 勲 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 加藤 貴紀 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 井口 真吾 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 山口 達也 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 井本 博之 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 廣岡 順二 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 平澤 ゆみ 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 福岡 日出男 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5B061 BA01 BB32 BC04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の装置が、共通バスを使用して、パ
    ケットを互いに送受信し、各装置は通常は、予め定めら
    れた優先順位の共通バスの使用要求信号を出力し、バス
    アービタはその共通バスの使用要求信号を調停して共通
    バス使用装置を決定して許可を与え、許可を受けた装置
    がパケット送信時に相手側装置の受信コマンドパケット
    用バッファがビジー状態であった場合、パケット受信側
    装置は、パケット送信元装置に対して、コマンドパケッ
    トの再送信を必要とする旨の情報を付加した返信パケッ
    トを返送するような転送を許すパケット転送手段を備え
    たデータ処理システムであって、 各装置内に、コマンドパケットを再送信した回数をカウ
    ントするリトライカウンタを設け、パケット送信元装置
    はその返信パケット受信後、一定の時間経過後、再び同
    一のコマンドパケットを送出するとともにリトライカウ
    ンタをインクリメントすることを、前記コマンドパケッ
    トが相手側装置に受信されるまで繰り返し、リトライカ
    ウンタが所定の閾値以上になったら、優先度の高い共通
    バスの使用要求信号を送出する手段を備えたことを特徴
    とするデータ処理システム。
  2. 【請求項2】 複数の装置が、共通バスを使用して、パ
    ケットを互いに送受信し、各装置は通常は、予め定めら
    れた優先順位の共通バスの使用要求信号を出力し、バス
    アービタはその共通バスの使用要求信号を調停して共通
    バス使用装置を決定して許可を与え、許可を受けた装置
    がパケット送信時に相手側装置の受信コマンドパケット
    用バッファがビジー状態であった場合、パケット受信側
    装置は、パケット送信元装置に対して、コマンドパケッ
    トの再送信を必要とする旨の情報を付加した返信パケッ
    トを返送するような転送を許すパケット転送手段を備え
    たデータ処理システムであって、 前記コマンドパケットの再送信を必要とする旨の情報を
    複数種類設け、その情報の種類により、パケット送信元
    装置はその返信パケット受信後、再び同一の前記コマン
    ドパケットを送出するまでの時間を変更する手段を備え
    たことを特徴とするデータ処理システム。
  3. 【請求項3】 複数の装置が、共通バスを使用して、パ
    ケットを互いに送受信し、各装置は通常は、予め定めら
    れた優先順位の共通バスの使用要求信号を出力し、バス
    アービタはその共通バスの使用要求信号を調停して共通
    バス使用装置を決定して許可を与え、許可を受けた装置
    がパケット送信時に相手側装置の受信コマンドパケット
    用バッファがビジー状態であった場合、パケット受信側
    装置は、パケット送信元装置に対して、コマンドパケッ
    トの再送信を必要とする旨の情報を付加した返信パケッ
    トを返送するような転送を許すパケット転送手段を備え
    たデータ処理システムであって、 パケット受信側装置が、一定バスサイクル後に返信パケ
    ットを返信できないような資源がアクセスされた場合、
    仮の返信パケットを返信し、次にパケット送信側装置が
    送出するコマンドパケットが到着するまでに、正式な返
    信パケットを用意しておく手段を備えたことを特徴とす
    るデータ処理システム。
  4. 【請求項4】 複数の装置が、共通バスを使用して、パ
    ケットを互いに送受信し、各装置はパケット送出に先立
    ち予め定められた優先順位の共通バスの使用要求信号を
    出力し、バスアービタはその共通バスの使用要求信号を
    調停して優先順位に従いバス使用装置を決定して許可を
    与える制御手段を備えたデータ処理システムであって、 パケット受信側装置の複数の受信コマンドパケット用バ
    ッファに対して、各パケット送信側装置が専用に使用す
    る受信コマンドパケット用バッファの個数を、前記各パ
    ケット送信側装置毎に予め定めておき、各パケット送信
    側装置は、自装置に対して割り当てられた相手側装置の
    受信コマンドパケット用バッファの個数を越えたパケッ
    トは、該相手側装置に送信しないように制御する手段を
    備えたことを特徴とするデータ処理システム。
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Cited By (4)

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