JP2003120638A - 連結具 - Google Patents

連結具

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JP2003120638A
JP2003120638A JP2002277430A JP2002277430A JP2003120638A JP 2003120638 A JP2003120638 A JP 2003120638A JP 2002277430 A JP2002277430 A JP 2002277430A JP 2002277430 A JP2002277430 A JP 2002277430A JP 2003120638 A JP2003120638 A JP 2003120638A
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    • B25G3/12—Locking and securing devices
    • B25G3/30—Locking and securing devices comprising screwed sockets or tangs
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 把手を用具に強固かつ確実に連結するのに適
した連結具を提供する。 【解決手段】 軸部１８の自由端近傍にねじ部１６を有
し、軸部１８がねじ部１６より大径である雄ねじ体１４
と、ねじ部１６に螺合する雌ねじを備えたソケット状の
雌ねじ体１０と、該雌ねじ体１０に連設されてそれの上
方に位置し、軸部１８が貫通する状態で雄ねじ体１４を
受容すべき開口部２７を有した支持カラー体２６からな
り、雄ねじ体１４と雌ねじ体１０が相互に螺合した状態
において、開口部２７が軸部１８に緊密に係合すること
を特徴とする連結具。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
【０００１】本発明は、例えばブラシヘッド等の家庭用
具や手持工具などに把手を連結するための連結具に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】合成樹脂材料により成形した従来のブラ
シ或いは柄付きブラシにあっては、普通、そのブラシヘ
ッドに把手をねじ込むべく把手下端に雄ねじを設け、こ
れに螺合する雌ねじソケットをブラシヘッドに設けてい
る。これにより両者を適当に連結することはできるが、
螺合させた両者が相互に或る程度のがたつきを伴なうこ
とは避けられないので、前記ブラシ等を長時間使用する
間に徐々にねじが緩んでいく。その結果、ねじ部に損傷
を来し、とくに前記ねじ部が安価な成形品などの粗末な
構造のものであれば、連結した両者の一方又は双方に亀
裂を生じ又は破断するに至り、ブラシが使用不能に陥る
ことすらある。
【０００３】したがって、連結構造を強固にすべく種々
の試みがなされてきた。そのなかで比較的満足できるも
のにあっては、ソケット状の端部を複数のフィンガー状
の条片で構成し、その外周に設けたねじ部に締付けリン
グを套嵌する構成である。この締付けリングを回して前
記ソケットに締付けていくと、フィンガー状の条片は同
時に屈曲して中の雄ねじ部に対する把握力を高めるので
ある。この構成により或る程度の改良効果は得られる
が、がたつきの問題が完全に解消するわけではなく、構
造の複雑さが成形コストを高くする。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ような問題点を解消することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、軸部の自由端
近傍にねじ部を有し、前記軸部が前記ねじ部より大径で
ある雄ねじ体と、前記ねじ部に螺合する雌ねじを備えた
ソケット状の雌ねじ体と、前記雌ねじ体に連設されてそ
の上方に位置し、前記軸部が貫通する状態で前記雄ねじ
体を受容する開口部を有した支持カラー体からなり、前
記雄ねじ体と雌ねじ体が螺合した状態において、前記開
口部が前記軸部に緊密に係合することを特徴とする把手
を用具に取り付けるための連結具に係る。
【０００６】本発明における前記支持カラー体は、連結
部位どうしの相対的横動ないしがたつきを阻止するの
で、連結強度が大幅に向上する。両者の連結には単一の
操作、つまり両者をねじ嵌合する操作だけで十分であ
り、余分の部品、すなわち締付けリング等を何ら必要と
しない。好適な実施形態にあっては、前記支持支持カラ
ー体が橋絡部を介して前記ソケット状雌ねじ体に接合し
ていて、この橋絡部は折り曲げられて長く延びた帯状部
分であり、前記ソケット状雌ねじ体に向かって屈曲可能
であると共に、該支持カラー体の前記開口部は、前記軸
部より僅かに小径で、前記軸部に締りばめ状態になる。
【０００７】前記雄ねじ体の形状と寸法が適正であるこ
とは、強固な連結構造を保証する上で極めて重要であ
る。特に具体的には、好適な実施例として、前記雄ねじ
体のねじ部分が、円錐台形状の肩部を介して前記軸部に
連接していて、前記雄ねじ体がソケット状雌ねじ体にね
じ込まれる際、前記円錐台形状肩部が前記支持カラー体
の開口部の周縁に係合することより、前記支持カラー体
を前記ソケット状雌ねじ体に向かって付勢するように、
前記支持カラー体の開口部と前記雄ねじ体の軸部との間
の相対的寸法関係が設定されている。前記肩部の角度と
寸法は、前記雄ねじ体を更にねじ込むことにより、前記
支持カラー体の一部分が前記ソケット状雌ねじ体に当接
し、前記雄ねじ体を更にねじ込み続ければ、前記肩部が
前記開口部を挿通して、終局状態においては前記橋絡部
の反力により前記支持カラー体が前記肩部を越えて前記
雄ねじ体の軸部に押圧されるように構成されている。
【０００８】上述の連結具は、家庭内の用具、例えばブ
ラシの把手にその雄ねじ体を取り付け、ブラシヘッドに
雌ねじ体を取り付けてもよく、或いはこれらブラシ部分
と一体に設けてもよい。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【００１０】図１及び図２示すように、ブラシないしほ
うき２は、ブラシヘッド４を有し、該ブラシヘッド４
は、刷毛８が植設された下部ブロック６を備えている。
ブラシヘッド４の中央に配置した軸体は、雌ねじ体１０
を構成している。支持リブ１１は、雌ねじ体１０を下部
ブロック６の一端に連結している。シュラウド９はブラ
シヘッド４に装着され、雌ねじ体１０の側面を隠してい
るが、設計如何によってはシュラウド９を省略すること
もできる。ブラシの把手１２は、その下端に雄ねじ体１
４を有し、該雄ねじ体１４は雌ねじ体１０に対して着脱
が自在になっている。
【００１１】雄ねじ体１４の下部には適宜のねじ部１６
を備えている。該ねじ部１６は、これよりも若干大径の
中間軸部１８に連設しており、この中間軸部１８とねじ
部１６との間には、上向きに拡径し雄ねじ体１４の中心
軸線に対し約４５°の角度を持った短い円錐台形状の肩
部２０が設けられている。軸部１８の上端域２１は、外
向きに拡径して雄ねじ体１４の上部１９へ移行している
が、該上部１９の外周面直径を相当大きくして使用者に
よる握持操作を容易にしてある。たとえば、雄ねじ体１
４の上部１９を六角柱体とし、その内部空洞に把手１２
の下端を受容するが、その材質は所望に応じて木製、又
は接着剤により軸部に接合できるようにプラスチック製
であってもよい。プラスチック製の場合には溶接、リベ
ット結合その他の適宜手段で軸部１２に取付けでき、或
いは該軸部と一体成形してもよい。雄ねじ体１４の内部
には金属製の補強ピン（図示せず）を設けてある。該雄
ねじ体１４自体は適宜の材料で形成できるが、ナイロン
の如き比較的高強度のプラスチックを用いることが望ま
しい。
【００１２】雌ねじ体１０は筒状のソケット２４を備え
ており、該ソケット２４にはねじ部１６に対応した雌ね
じを刻設してある。ソケット２４の上方に配置した支持
カラー体２６には円形の開口部２７を穿設してあり、Ｕ
字形の橋絡部２８を介してソケット２４に該支持カラー
体２６が一体的に連結されており、この橋絡部２８はそ
の厚さに比して幅が十分に大きくしてあるので、雌ねじ
体１０の軸線に直交する他の軸線の周りに屈曲可能であ
るから、支持カラー体２６は橋絡部２８の頂部稜線の回
りに枢動しつつソケット２４に対して接近・離反が可能
である。しかし橋絡部２８は十分な厚さを有しているか
ら、指先の力ではかろうじて僅かに屈曲し得るに過ぎ
ず、したがって雄ねじ体１４用の支持手段としての十分
な剛性を備えているのである。ここでは橋絡部２８とし
てＵ字形のものを例示したが、支持カラー体２６をソケ
ット２４から離して片持梁状に支持することにより、支
持カラー体２６を弾性的に下向きに枢動させ得る限り他
の形状の橋絡部であってもよい。
【００１３】代表的には、ソケット２４、橋絡部２８及
び支持カラー体２６は、適当な弾性反発力を示すポリプ
ロピレン等のプラスチック材料で成形する。
【００１４】開口部２７の直径は、雄ねじ体１４の軸部
１８の外径よりも僅かに小さくしてあるので、両者の間
には締りばめ状態が現出するが、手先による係合・離脱
操作は可能である。つまり、両者が係合したときにも前
述の各部が前述の通りに変形ないし運動し得ることが肝
要である。雄ねじ体と雌ねじ体とを連結するとき、雄ね
じ体１４は支持カラー体２６の開口部２７に押し込まれ
て貫通し、ねじ部１６の先端はソケット２４に係合する
が、それは、ねじ部１６が開口部２７よりも十分に小径
であるから、該開口部２７への挿通が容易である。かく
して雄ねじ体１４はさらに雌ねじ体１０の中へ押し込ま
れ、ねじ部１６がソケット２４の中に収容されるのであ
るが、その際、円錐台形状の肩部２０は支持カラー体２
６に衝接する。さらに続けてねじ込み操作を行なうと、
支持カラー体２６は、図３に示すように下向きに曲がり
つつ変形し、橋絡部２８に近い側の開口部２７周縁部分
は肩部２０を越えて軸部１８に乗り上がるけれども、反
対側の開口部周縁部分は、なお肩部２０の下方に留まっ
ている。その際、開口部２７は少し変形して真円ではな
く楕円となる。
【００１５】変形がさらに進み、図４に破線で示す状態
となるが、支持カラー体２６は既に湾曲姿勢をとらされ
ていて、この状態では橋絡部２８から遠く離反した側の
支持カラー体２６の下端縁はソケットの頂面（ないし、
その横側の延長域）に衝接している。そして更に雄ねじ
体１４のねじ込み操作を続けると、肩部２０に押し下げ
られた支持カラー体２６は一旦、図４に実線で示した直
線状を呈したあと、更なる変形を示す。すなわち雄ねじ
体１４の更なるねじ込みは、肩部２０が開口部２７を貫
通して、該肩部２０が呈する抵抗は極小となり、橋絡部
２８の反力が支持カラー体２６を肩部２０の上方へ撥ね
上げ、図５の示す最終の姿勢をとるに至るのであり、こ
の状態では、支持カラー体２６の開口部２７の中心線は
軸部１８の軸線と平行であり、支持カラー体２６は軸部
１８の外向き拡径域２１到達ないしほぼ到達している。
このような一連の動きは、すべて瞬間的なスナップ作用
により起こるものである。
【００１６】この最終の姿勢において、支持カラー体２
６は軸部１８に密嵌状に保持され、橋絡部２８も強靭で
あるから、雄ねじ体と雌ねじ体はそれらの間で相対移動
を起こすことがないよう十分に支持され、強固かつ確実
な連結状態が現出している。そのような最終の連結状態
にあっても、橋絡部２８にはなお若干程度の下向き変形
自由度が残されていることが望ましいが、それは外向き
拡径域２１へ向かって支持カラー体２６を押し上げ付勢
し続けることで連結強度を一層高めるためである。
【００１７】以上、ブラシと把手との連結について例示
的に説明したが、本発明に係る連結具の用途は広汎であ
り、家庭用の各種用具や手持式の器具、たとえば塗装作
業用のブラシやローラ或いは庭園作業用の道具等々に把
手を取り付ける場合に利用できる。雄ねじ体と雌ねじ体
の何れか一方または両方を、それらの用具等と把手の何
れか一方または両方と一体的に形成することも可能であ
る。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
把手を用具に強固かつ確実に連結することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明による連結具を取り付けたブラシヘッド
の側面図。
【図２】図１のブラシヘッドからシュラウドを外し、そ
の連結具の両構成部分、すなわち雄ねじ体と雌ねじ体を
相互に離脱した状態で示す側面図。
【図３】連結具の両構成部分を部分的に係合させた状態
の側面図。
【図４】連結具の両構成部分を図３の状態よりも更に深
く係合させた状態の側面図。
【図５】連結具の両構成部分を相互に完全に係合させた
状態の側面図。
【図６】連結具を構成する雌ねじ体の拡大斜視図。
【符号の説明】
１０ 雌ねじ体 １４ 雄ねじ体 １６ ねじ部 １８ 軸部 ２６ 支持カラー体 ２７ 開口部 ２８ 橋絡部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 軸部の自由端近傍にねじ部を有し、前記
    軸部が前記ねじ部より大径である雄ねじ体と、 前記ねじ部に螺合する雌ねじを備えたソケット状の雌ね
    じ体と、 前記雌ねじ体に連設されてその上方に位置し、前記軸部
    が貫通する状態で前記雄ねじ体を受容する開口部を有し
    た支持カラー体からなり、前記雄ねじ体と雌ねじ体が螺
    合した状態において、前記開口部が前記軸部に緊密に係
    合することを特徴とする把手を用具に取り付けるための
    連結具。
  2. 【請求項２】 前記支持カラー体が、橋絡部を介して前
    記ソケット状雌ねじ体に接合している請求項１に記載の
    連結具。
  3. 【請求項３】 前記橋絡部が折り曲げられて長く延びた
    帯状体で、前記ソケット状雌ねじ体に向かって屈曲可能
    である請求項２に記載の連結具。
  4. 【請求項４】 前記橋絡部が横向きの「Ｕ」字形に形成
    されている請求項３に記載の連結具。
  5. 【請求項５】 前記支持カラー体の前記開口部が、前記
    軸部より僅かに小径で、前記軸部に締りばめ状態になる
    請求項１に記載の連結具。
  6. 【請求項６】 前記雄ねじ体の前記ねじ部が、円錐台形
    状の肩部を介して前記軸部に連接している請求項１に記
    載の連結具。
  7. 【請求項７】 前記雄ねじ体が前記ソケット状雌ねじ体
    にねじ込まれる際、前記円錐台形状肩部が前記支持カラ
    ー体の開口部の周縁に係合することより、前記支持カラ
    ー体を前記ソケット状雌ねじ体に向かって付勢するよう
    に、前記支持カラー体の開口部と前記雄ねじ体の軸部と
    の間の相対的寸法関係が設定されている請求項６に記載
    の連結具。
  8. 【請求項８】 前記支持カラー体の開口部と前記雄ねじ
    体の軸部との間の相対的寸法関係が、前記支持カラー体
    の一部分が前記ソケット状雌ねじ体に当接可能なように
    設定されている請求項７に記載の連結具。
  9. 【請求項９】 前記支持カラー体の開口部と前記雄ねじ
    体の軸部との間の相対的寸法関係が、前記支持カラー体
    が前記ソケット状雌ねじ体に当接した位置から更に前記
    雄ねじ体をねじ込むことにより、前記肩部が前記開口部
    を挿通して、終局状態においては前記橋絡部の反力によ
    り前記支持カラー体が前記肩部を越えて前記雄ねじ体の
    軸部に押圧されるように構成されている請求項８に記載
    の連結具。
  10. 【請求項１０】 前記ソケット状雌ねじ体が、ブラシヘ
    ッドと一体に形成されている請求項１記載の連結具。
JP2002277430A 2001-09-27 2002-09-24 連結具 Pending JP2003120638A (ja)

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BR (1) BR0203884A (ja)
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