JP2003120551A - 可変容量形ポンプ - Google Patents

可変容量形ポンプ

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JP2003120551A
JP2003120551A JP2001312594A JP2001312594A JP2003120551A JP 2003120551 A JP2003120551 A JP 2003120551A JP 2001312594 A JP2001312594 A JP 2001312594A JP 2001312594 A JP2001312594 A JP 2001312594A JP 2003120551 A JP2003120551 A JP 2003120551A
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pump
chamber
orifice
pressure
cam ring
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Haruo Okamoto
春夫 岡本
Makoto Miyane
誠 宮根
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Unisia JKC Steering Systems Co Ltd
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Unisia JKC Steering Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ポンプ室28から吐出された流体が、噴流とし
て直接オリフィス60に作用しないようにする。 【解決手段】ポンプボディ23内に揺動可能に支持され
たカムリング27と、このカムリング27内に偏芯して
配置されたロータ25と、このロータ25の外周に設け
られたスリット内に進退動可能に挿入された複数枚のベ
ーン25aと、隣接する二枚のベーン25a間に形成さ
れたポンプ室28から吐出された流体を、パワーステア
リング装置PSに供給する通路内に設けられたメータリ
ングオリフィス60とを備えている。オリフィス60の
開口部60aの上流側に壁62が設けられており、ポン
プ室28から吐出された流体は、壁62に当たって勢い
を弱められた後、この壁62を回り込んでオリフィス6
0に流入する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明が属する技術分野】本発明は、自動車のパワース
テアリング装置等の圧力流体利用機器の流体圧供給源と
して用いられる可変容量形ポンプに関するものである。 【0002】 【従来の技術】可変容量形ポンプは、一般に、ポンプボ
ディの内部空間に揺動可能に支持されたカムリングと、
このカムリング内に回転可能に配置され、カムリングの
内周カム面に摺接する複数枚のベーンを有するロータ
と、前記カムリングの両側に形成された第1および第2
流体圧室と、前記カムリングを、二枚のベーン間に形成
されるポンプ室のポンプ容量が最大となる方向に付勢す
るスプリングと、前記ポンプ室から吐出される圧力流体
をパワーステアリング装置等の圧力流体利用機器に供給
する吐出通路の途中に設けたメータリングオリフィス
と、このメータリングオリフィスの上流側と下流側の流
体圧をスプールの両端面にそれぞれ作用させるととも
に、下流側の流体圧が作用する端面側にスプリングを配
置した制御バルブとを備えており、この制御バルブの作
動により、前記第1および第2の流体圧室の少なくとも
一方の圧力を制御してカムリングを揺動させ、ポンプ吐
出流量を変化させるようになっている。 【0003】前記カムリングおよびロータは、フロント
ボディの底部側に配置されたプレッシャプレートと、フ
ロントボディの開口部に固定されたリヤボディとによっ
て挟持されており、リヤボディに形成された吸込側開口
から作動流体を、前記二枚のベーン間に形成されるポン
プ室内に導入し、ロータの回転に伴ってポンプ室の容積
を圧縮することにより、この流体をプレッシャプレート
に形成された吐出側開口からフロントボディの底部に形
成された吐出側圧力室に吐出するようになっている。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】前記プレッシャプレー
トの吐出側開口から吐出側圧力室に吐出された流体は、
前記制御バルブを作動させるメータリングオリフィスを
通ってパワーステアリング装置等の圧力流体利用機器に
供給される。従来の可変容量形ポンプで、特にスペース
の制約を受けるものでは、吐出側開口から吐出側圧力室
に吐出された流体の噴流が、前記メータリングオリフィ
スにほぼ直接流入する構成になっている。このようにメ
ータリングオリフィスの開口部に、前記流体が噴流とな
ってほぼ直接流入する構造の場合には、ポンプ回転数が
変化すると、カムリングが揺動するためにポンプ室と吐
出側開口の相対位置がずれる。そのとき、吐出側開口か
ら吐出側圧力室への噴流の方向が変化することになり、
流れが乱れるので、開口部を通過する流量が変動してし
まうことがあった。 【0005】また、前記のような従来の構造による問題
の発生を避けるために、噴流が直接作用しない位置にオ
リフィスを設けるようにすると、オリフィスを設ける場
所が限られてしまうという問題があった。 【0006】本発明は前記課題を解決するためになされ
たもので、オリフィスの設置場所の制約をなくすことが
でき、しかも、吐出側圧力室に吐出された噴流が直接オ
リフィスに作用しないようにして、流量変動を無くすこ
とができる可変容量形ポンプを提供することを目的とす
るものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明に係る可変容量形
ポンプは、ポンプボディ内に揺動可能に支持されたカム
リングと、このカムリング内に偏芯して配置されたロー
タと、このロータの外周に等間隔で設けられたスリット
内に進退動可能に挿入された複数枚のベーンと、隣接す
る二枚のベーン間に形成されたポンプ室から吐出された
流体を、圧力流体利用機器に供給する通路内に設けられ
たメータリングオリフィスとを備えており、さらに、前
記ポンプ室から吐出された流体の噴流が前記メータリン
グオリフィスの開口部に直接作用しないように、メータ
リングオリフィスの開口部の上流側に壁を設けたもので
ある。 【0008】本発明に係る可変容量形ポンプでは、ポン
プ室から吐出側圧力室に吐出された流体が、一旦壁に当
たって、勢いが弱められた後、メータリングオリフィス
に流入するので、ポンプ回転数の変化によりカムリング
が揺動して、吐出側開口から吐出側圧力室への噴流の方
向が変化しても、メータリングオリフィスへの流れが乱
れて、このオリフィスを通過する流量が変動してしまう
ことはない。 【0009】 【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り本発明を説明する。図1は本発明の一実施の形態に係
る可変容量形ポンプの全体の構成を示す図であり、ドラ
イブシャフトの軸線に直角な断面図(図2のI−I線に
沿う断面図)である。また、図2は前記可変容量形ポン
プの前記軸線に沿った断面図(図1のII−II線に沿
う断面図)である。この可変容量形ポンプ(全体を符号
20で示す)は、本発明をパワーステアリング装置の油
圧発生源となるベーンタイプのオイルポンプに適用した
場合を示すものである。 【0010】この可変容量形ポンプ20は、フロントボ
ディ21とリアボディ22とを突き合わせてなるポンプ
ボディ23内に、ポンプカートリッジとしてのポンプ構
成要素を収納配置する収納空間24が形成され、この収
納空間24の内面にアダプタリング29が嵌着されてい
る。このアダプタリング29のほぼ楕円形の空間内に、
揺動支点ピン31を介してカムリング27が揺動可能に
配置されている。このカムリング27の、前記揺動支点
ピン31とほぼ軸対称の位置にシール部材45が設けら
れており、これら揺動支点ピン31とシール部材45と
によって、カムリング27の揺動方向両側に第1流体圧
力室43および第2流体圧力室44が区画形成されてい
る。 【0011】さらに、前記カムリング27の内周側に
は、複数枚のベーン25aを放射方向に摺動自在に保持
したロータ25が配置されている。ロータ25は外周側
に円周方向等間隔で複数のスリットが形成されており、
これら各スリット内に進退動自在にベーン25aが挿入
されている。このロータ25は、ポンプボディ23を貫
通して、軸受26a、26bによって回転自在に支持さ
れたドライブシャフト26に連結されており、図示しな
いエンジンによってこのドライブシャフト26が回転駆
動されると、図1の矢印R方向に回転する。前記カムリ
ング27はドライブシャフト26に連結されたロータ2
5に対し、偏芯した状態で配置されており、これらカム
リング27とロータ25との間に形成される空間内に、
隣接する二枚のベーン25aによってポンプ室28が形
成される。そして、このカムリング27が、前記揺動支
点ピン31を支点に揺動することによって前記ポンプ室
28の容積が増減する。 【0012】ポンプボディ23の前記第2流体圧室44
側には、圧縮コイルばね27bが配置されており、前記
カムリング27を常時第1流体圧室43側、つまり前記
ポンプ室28の容積が最大になる方向に付勢している。 【0013】前記ポンプボディ23の内部の収納空間2
4には、従来周知のように、前記アダプタリング29、
カムリング27およびロータ25が収納され、プレッシ
ャプレート30およびサイドプレート(またはサイドプ
レートの機能を果たすリアボディ22)によって両側か
ら挟持されている。 【0014】前記ロータ25の回転に伴って、隣接する
二枚のベーン25a間に形成されるポンプ室28の容積
が次第に拡大していく領域(図1の上部の吸込領域)
の、リアボディ22の側面には円弧状の吸込側開口32
が形成されており、吸い込みポート35aおよび吸込側
通路35を介してタンクTから吸い込んだ作動流体を、
この吸込側開口32を介してポンプ室28に供給する。 【0015】また、前記ロータ25の回転に伴って、前
記ポンプ室28の容積が次第に縮小していく領域(図1
の下部の吐出領域)の、プレッシャプレート30の側面
に吐出側開口33が形成されており、ポンプ室28から
吐出された圧力流体が、この円弧状の吐出側開口33お
よび吐出口33a(図2および図4参照)を介して、フ
ロントボディ21の底部に形成された吐出側圧力室36
に導入される。この吐出側圧力室36は、フロントボデ
ィ21に形成されたポンプ吐出側通路37を介して吐出
ポート37aに接続されており、吐出側圧力室36に導
かれた圧力流体が、吐出ポート37aから動力舵取装置
PSのパワーシリンダに送られる。この実施の形態で
は、前記吐出側圧力室36から吐出側通路37への出口
に、後に説明するメータリングオリフィス60が設けら
れている。 【0016】プレッシャプレート33の、前記リアボデ
ィ22に形成された吸込側開口32と対向する位置に
は、ほぼ同形状の溝部32aと孔部32bが形成されて
いる。この孔部32bは、フロントボディ21の収納空
間24の底部側に形成した吸込側圧力室34に接続され
ている(図2参照)。なお、図2の符号34aは、吸込
側圧力室34を前記ドライブシャフト36周りとともに
取り囲むOリングである。さらに、リアボディ22の、
前記プレッシャプレート30に形成された吐出側開口3
3と対向する位置には、ほぼ同形状の溝部33bが形成
されている。吸込側開口32に対向する溝部32aと孔
部32bおよび吐出側開口33に対向する溝部33bを
形成することによって、ポンプ室28の両側の圧力バラ
ンスを保持するようになっている。 【0017】前記ポンプボディ23(フロントボディ2
1)内には、前記ドライブシャフト26と直交する方向
を向いた制御バルブ40が設けられている。この制御バ
ルブ40は、ポンプボディ23に形成されたバルブ孔4
1内に摺動可能に嵌合されたスプール42を有してい
る。このスプール42は、その一方の端部(図1の右側
の第2流体圧室44側端部)側の室46(以下スプリン
グ室と呼ぶ)内に配置されたスプリング46aによっ
て、常時図1の左方(第1流体圧室43方向)に向けて
付勢されており、非作動時には、前記バルブ孔41の開
口部に螺合されてこの孔41内を閉塞するプラグ67の
前面に当たって停止している。 【0018】前記ポンプ室28から吐出側圧力室36を
経て圧力流体利用機器(この実施の形態ではパワーステ
アリング装置PS)に至る吐出側通路37の途中に、後
に説明するメータリングオリフィス60が設けられてお
り、このメータリングオリフィス60の上流側の流体圧
が、パイロット圧通路51を介して、図1の左方の室4
8(以下高圧室と呼ぶ)内に導入され、一方、メータリ
ングオリフィス60の下流側の流体圧が、パイロット通
路52(図1および図4参照)を介して、前記スプリン
グ室46に導入されており、これら両室48、46の圧
力差が所定以上になると、スプール42がスプリング4
6aに抗して図1の右方へ移動する。 【0019】カムリング27の左側に形成された第1流
体圧室43は、フロントボディ21とアダプタリング2
9に形成された接続通路49およびダンパ絞り49aを
介して、バルブ孔41の高圧室48側に連通し、カムリ
ング27の右側に形成された第2流体圧室44は、フロ
ントボディ21とアダプタリング29に形成された接続
通路47およびダンパ絞り47aを介して、バルブ孔4
1のスプリング室46側に連通している。 【0020】スプール42の外周面には、前記高圧室4
8を区画する第1ランド部42bとスプリング室46を
区画する第2ランド部42cとが形成され、これら両ラ
ンド部42b、42cの中間に環状の溝部42aが設け
られている。この中間の環状溝部42aが、ポンプ吸込
側通路50aを介してタンクTに接続されており、この
環状溝部42aとバルブ孔41の内周面との間の空間が
ポンプ吸込側室50を構成している。 【0021】カムリング27の左側に設けられた第1流
体圧室43は、スプール42が図1に示す非作動位置に
あるときには、接続通路49およびダンパ絞り49aを
介してポンプ吸込側室50に接続され、前記メータリン
グオリフィス60の前後の差圧によってスプール42が
作動すると、ポンプ吸込側室50から徐々に遮断され
て、前記高圧室48に連通されるようになっている。従
って、第1流体圧室43には、前記ポンプ吸込側の圧力
と、メータリングオリフィス60の上流側の圧力
が選択的に供給される。 【0022】また、カムリング27の右側に設けられた
第2流体圧室44は、スプール42の非作動時には、接
続通路47およびダンパ絞り47aを介してスプリング
室46に接続され、スプール42が作動すると、前記ス
プリング室46から徐々に遮断されるとともに、次第に
ポンプ吸込側室50に接続される。従って、第2流体圧
室44内には、前記メータリングオリフィス60の下流
側の圧力Pとポンプ吸込側の圧力Pが選択的に
供給される。 【0023】前記スプール42の内部には、リリーフバ
ルブ70が設けられており、スプリング室46内の圧力
(メータリングオリフィス60の下流側の圧力、言い換
えればパワーステアリング装置PSの作動圧力)が所定
以上に上昇したときに開放して、この流体圧をタンクT
側に逃がすようになっている。 【0024】前記カムリング27の揺動を制御する制御
バルブ40を作動させるためのメータリングオリフィス
60は、図4に示すように、フロントボディ21の底部
に形成されている吐出側圧力室36の側面に設けられた
固定オリフィスから構成されている。そして、この固定
オリフィス60の開口部60aの上流側に、前記吐出口
36aから吐出側圧力室36内に吐出された噴流が直接
オリフィス60に当たらないように、壁(じゃま板)6
2が設けられている。この壁62は、吐出側圧力室36
の底面側(図4の右側)に設けられており、その頂部と
プレッシャプレート30との間に流体が通過する間隙6
4を有している。 【0025】以上の構成に係る可変容量形ポンプ20で
は、エンジンの回転がドライブシャフト26に伝達され
てロータ25が回転すると、従来周知のようにベーン2
5aがロータ25のスリットから飛び出してカムリング
27の内周カム面27aに接触しつつ回転する。ロータ
25の回転に伴って、隣接する二枚のベーン25a間に
形成されたポンプ室28が、前記吸込側開口32が形成
されている吸込領域を移動する間に、このポンプ室28
の容積が次第に拡大されてその内部に、タンクTから吸
込ポート35aおよび吸込通路35を介して作動流体が
吸い込まれる。ロータ25がさらに回転し、前記ポンプ
室28が吐出側開口33が形成されている吐出領域に移
行すると、圧縮されてポンプ室28の容積が次第に小さ
くなり、前記作動流体が、吐出側開口33から吐出口3
3aを介して前記吐出側圧力室36内に吐出される。 【0026】ポンプ室28から吐出された流体の噴流
が、図4の矢印A方向に流れ、前記壁(じゃま板)62
に当たってその勢いが弱められた後、この壁62の頂部
とプレッシャプレート30との間の隙間64を通ってメ
ータリングオリフィス(固定オリフィス)60の開口部
60aに向かって流れ(矢印B参照)、この固定オリフ
ィス60内を通過してパワーステアリング装置PSに供
給される。 【0027】オリフィス60の上流側にじゃま板として
の壁62のない従来の構成では、ポンプ室から吐出され
た流体の噴流が直接オリフィスの開口に衝突するため、
前述のように流量変動が起こる等の問題があったが、こ
の実施の形態に係る可変容量形ポンプ20では、ポンプ
室28から吐出された流体の噴流が直接オリフィス60
に作用することはないので、回転数−流量特性での流量
変動を低減することができる。さらに、調整流量のばら
つきを少なくすることができる。また、メータリングオ
リフィス60の設置場所についての制約がなく、設置位
置を自由に選択することができる。 【0028】なお、前記実施の形態では、吐出側圧力室
36の底面に直立した壁62を設けたが、このような構
成に限定されるものではなく、ポンプ室28から吐出さ
れた流体の噴流が直接メータリングオリフィス60に当
たらないように、壁62によって一旦受け止めてその勢
いを弱めた後、壁62の周囲を通過してメータリングオ
リフィスに流れるようにすればよい。従って、壁62の
配置、形状、サイズ等は図示のものに限定されず、適宜
設定することができる。 【0029】図5は、第2の実施の形態に係る可変容量
形ポンプの要部を拡大して示す図であり、その他の部分
の構成は、前記第1の実施の形態と同様であり、図示お
よび説明を省略する。この実施の形態では、吐出側圧力
室36の底面に壁162を設け、その頂部162aとプ
レッシャプレート30との間に流体が通過する間隙16
4を設けている。そして、この壁162の頂部162a
側にメータリングオリフィス160の開口部160aを
設けている。 【0030】この実施の形態の構成では、プレッシャプ
レート30の吐出口(図示を省略)から吐出側圧力室3
6内に吐出された流体が、圧力室36の底面上に直立し
ている壁162の側面に衝突した後、壁162の頂部1
62aを回り込んでメータリングオリフィス160内に
流入し、パワーステアリング装置PSに供給される。こ
の実施の形態でも、ポンプ室から吐出された流体の噴流
が壁162に当たって勢いが弱められた後、壁162の
頂部162aとプレッシャプレート30との間の間隙1
64を通ってメータリングオリフィス160に流入する
ので、吐出流量が増大しても流量が変動することが無
く、調整流量のばらつきも小さくすることができる。 【0031】 【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明によれば、ポンプボディ内に揺動可能に支持されたカ
ムリングと、このカムリング内に偏芯して配置されたロ
ータと、このロータの外周に等間隔で設けられたスリッ
ト内に進退動可能に挿入された複数枚のベーンと、隣接
する二枚のベーン間に形成されたポンプ室から吐出され
た流体を、圧力流体利用機器に供給する通路内に設けら
れたメータリングオリフィスとを備えた可変容量形ポン
プにおいて、前記ポンプ室から吐出された流体の噴流が
前記メータリングオリフィスの開口部に直接作用しない
ように、メータリングオリフィスの開口部の上流側に壁
を設けたことにより、流量変動を抑制することができ、
また、調整流量のばらつきを小さくすることができる。
さらに、オリフィスの設置場所の制約がなくなるという
効果も得られる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態に係る可変容量形ポンプ
の全体の構成を示す図であり、図2のI−I線に沿う断
面図である。 【図2】前記可変容量形ポンプの、図1のII−II線
に沿う断面図である。 【図3】図(a)は、図1のIIIa−IIIa線に沿
う断面図、図(b)はIIIb−IIIbに沿う断面図
である。 【図4】吐出側開口からオリフィスを経て圧力流体利用
機器へ供給される流体の流路を示す断面図である。 【図5】第2の実施の形態の、図4と同様の部分を簡略
化して示す図である。 【符号の説明】 PS 圧力流体利用機器(パワーステアリング装置) 23 ポンプボディ 25 ロータ 25a ベーン 27 カムリング 28 ポンプ室
フロントページの続き (72)発明者 宮根 誠 埼玉県比企郡滑川町都25番地10 ユニシア ジェーケーシー ステアリングシステム 株式会社内 Fターム(参考) 3H040 AA03 BB11 CC18 CC22 DD23 DD33 DD40 3H044 AA02 BB05 CC22 DD13 DD26 DD28 DD35

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 ポンプボディ内に揺動可能に支持された
    カムリングと、このカムリング内に偏芯して配置された
    ロータと、このロータの外周に等間隔で設けられたスリ
    ット内に進退動可能に挿入された複数枚のベーンと、隣
    接する二枚のベーン間に形成されたポンプ室から吐出さ
    れた流体を、圧力流体利用機器に供給する通路内に設け
    られたメータリングオリフィスとを備えた可変容量形ポ
    ンプにおいて、 前記ポンプ室から吐出された流体の噴流が前記メータリ
    ングオリフィスの開口部に直接作用しないように、メー
    タリングオリフィスの開口部の上流側に壁を設けたこと
    を特徴とする可変容量形ポンプ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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