JP2003120510A - 風車装置 - Google Patents

風車装置

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JP2003120510A
JP2003120510A JP2001315550A JP2001315550A JP2003120510A JP 2003120510 A JP2003120510 A JP 2003120510A JP 2001315550 A JP2001315550 A JP 2001315550A JP 2001315550 A JP2001315550 A JP 2001315550A JP 2003120510 A JP2003120510 A JP 2003120510A
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shaft
windmill
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blade
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JP2001315550A
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Toyoaki Furukawa
豊秋 古川
Masaaki Shibata
昌明 柴田
Yoshiyuki Hayashi
義之 林
Yuji Yatomi
裕治 弥冨
Hisao Miyake
寿生 三宅
Hiroshi Hayakawa
公視 早川
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F03MACHINES OR ENGINES FOR LIQUIDS; WIND, SPRING, OR WEIGHT MOTORS; PRODUCING MECHANICAL POWER OR A REACTIVE PROPULSIVE THRUST, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F03DWIND MOTORS
    • F03D3/00Wind motors with rotation axis substantially perpendicular to the air flow entering the rotor 
    • F03D3/02Wind motors with rotation axis substantially perpendicular to the air flow entering the rotor  having a plurality of rotors
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/70Wind energy
    • Y02E10/74Wind turbines with rotation axis perpendicular to the wind direction

Abstract

(57)【要約】 【課題】 棒状に形成された翼を風車軸に固着してなる
翼構造体を垂直に立設された風車軸に複数個取り付けて
構成された風車組立体を複数個立設してなる風車装置に
おいて、装置の大型、大重量化及び大型化による設置面
積の増大を伴うことなく、強風振動や地震等による倒れ
を確実に回避して風車装置の安全運転を可能とする。 【解決手段】 空気流により揚力を発生可能な翼プロフ
ィルを有し棒状に形成された翼を風車軸の周方向に沿っ
て複数個配置して各翼の上端部及び下端部を前記風車軸
に固着してなる翼構造体を、垂直に立設された前記風車
軸に1個あるいは該風車軸の軸方向に沿って複数個取り
付けて構成された風車組立体を備えてなる風車装置にお
いて、前記風車組立体を複数組立設して各組立体の上端
部を、連結機構を介して連結梁により連結してなること
を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、風車発電装置等に
適用され、棒状に形成され空気流による揚力を発生可能
な翼を風車軸の周方向に沿って複数個配置して各翼の上
端部及び下端部を前記風車軸に固着してなる翼構造体を
有し、垂直に立設された前記風車軸に前記翼構造体を1
個あるいは複数個取り付けて構成された風車組立体を備
えてなる風車装置に関する。
【0002】
【従来の技術】風車発電装置等に適用される風車装置に
あっては、風力のエネルギーを有効に利用して風車装置
の出力を増大する手段が種々提案されている。図7及び
図8はかかる手段の2つの例を示す。図7(A)(B)
に示す風車装置はダリウス型と呼ばれる風車装置で、図
において2は垂直に立設された風車軸、1は棒状に形成
された翼で、該翼1を前記風車軸2の周方向に沿って複
数個(この例では3個)配置して各翼1の上端部及び下
端部を前記風車軸2に固着している。前記棒状の翼1は
図示のようにその中央部を風車軸2の半径方向に張り出
してトロポスキエン(縄跳びの縄)状に形成するととも
に、その翼プロフィルを図7(A)のZ―Z断面図であ
る図7(B)に示すように、空気流Uにより腹面1bか
ら背面1aに向けて(その逆でもよい)揚力Lが発生す
るような翼プロフィルとしている。6は前記風車軸2の
出力端に連結された発電機、70は前記風車軸2の上端
に設けられた連結部71と地面72の複数箇所とを結合
する倒れ防止用の支持索である。
【0003】かかるダリウス型風車装置の運転時におい
て、空気流Uが翼1に作用すると、該翼1の翼プロフィ
ルの形状により背面1aに沿う流速が腹面1bに沿う流
速よりも大きくなり(その逆でもよい)、かかる流速の
差により前記腹面1bから背面1aに向かう(その逆で
もよい)揚力Lが発生する。かかる揚力Lは夫々の翼1
に発生し、この揚力Lにより図の矢印で示すような回転
力が発生して風車軸2が回転駆動せしめられる。前記翼
1はトロポスキエン(縄跳びの縄)状に形成されている
ため、回転時に翼自体に曲げモーメントがかからず、ま
た風向きに関係なく回転力を得ることができる。
【0004】図8に示す風車装置はジャイロミル型と呼
ばれる風車装置で、図において2は垂直に立設された風
車軸、1は棒状に形成され垂直方向に配置された直状の
翼で、該翼1を前記風車軸2の周方向に沿って複数個
(この例では3個)配置して各翼1の上端部及び下端部
を水平方向の支持部材を兼ねるピッチ角制御機構81、
82を介して前記風車軸2に固着している。84は支持
用基台である。
【0005】かかるジャイロミル型風車装置において
も、前記ダリウス型風車装置と同様に、前記空気流Uが
翼1に作用すると、該翼1の翼プロフィル(図8のZ―
Z断面図)の形状により背面1aに沿う流速が腹面1b
に沿う流速よりも大きくなる(その逆でもよい)ことに
より前記腹面1bから背面1aに向かう(その逆でもよ
い)揚力Lが発生し、この揚力Lにより回転力が発生し
て風車軸2が回転駆動せしめられる。かかるジャイロミ
ル型風車装置は、ピッチ角制御機構81、82により翼
1のピッチ角を変化できるので、起動性が良好であり、
定回転を保持できるので効率が高いという利点を有す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示されるダリウス型風車装置にあっては、強風振動や地
震等による風車装置全体の倒れを回避するために風車軸
2の上端に設けられた連結部71と地面72の複数箇所
とを支持索70により結合しており、このため風車装置
の設置面積が大きくなり、殊に大出力を得るため複数台
の風車装置を設置する場合には膨大な設置面積を必要と
する。また、かかるダリウス型風車装置にあっては、風
車装置の支持用基台及び支持索により倒れを防止してい
るため、複数台の風車装置を設置する場合には前記のよ
うに膨大な設置面積を要する割には複数台の風車装置全
体の支持剛性が低い。
【0007】また、図8に示されるジャイロミル型風車
装置にあっては、風車装置の支持用基台84の支持のみ
により風車装置の倒れを防止しており、複数台の風車装
置を設置する場合に、風車装置の夫々の強風振動や地震
等による倒れを確実に回避するには、各風車装置の支持
用基台84の支持剛性を増大する必要があり、風車装置
全体において該支持用基台84が大型、大重量化する。
等の問題点を有している。
【0008】本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、棒
状に形成された翼を風車軸に固着してなる翼構造体を垂
直に立設された風車軸に複数個取り付けて構成された風
車組立体を複数個立設してなる風車装置において、装置
の大型、大重量化及び、かかる大型化による設置面積の
増大を伴うことなく、強風振動や地震等による倒れを確
実に回避して風車装置の安全運転を可能とすることを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる課題を解
決するため、請求項1記載の発明として、空気流により
揚力を発生可能な翼プロフィルを有し棒状に形成された
翼を風車軸の周方向に沿って複数個配置して各翼の上端
部及び下端部を前記風車軸に固着してなる翼構造体を有
し、垂直に立設された前記風車軸に前記翼構造体を1個
あるいは該風車軸の軸方向に沿って複数個取り付けて構
成された風車組立体を備えてなる風車装置において、前
記風車組立体を複数組立設して各組立体の上端部を、連
結機構を介して連結梁により連結してなることを特徴と
する風車装置を提案する。
【0010】請求項1において、好ましくは請求項4の
ように、前記各風車組立体は、それぞれの風車軸の軸心
を上端部側が下端部側よりも近づくように一定角度傾斜
して設置されるのがよい。
【0011】請求項2ないし3記載の発明は前記風車装
置の具体的構成に係り、請求項2の発明は請求項1にお
いて、前記翼構造体を、前記複数個の棒状の翼がその中
央部を風車軸の半径方向に張り出して曲線状に形成され
たダリウス型翼構造体に構成してなることを特徴とす
る。
【0012】請求項3記載の発明は請求項1において、
前記翼構造体を、前記複数個の棒状の翼が垂直方向に配
置され各翼の長手方向複数箇所を水平方向の支持部材で
結合したジャイロミル型翼構造体に構成してなることを
特徴とする。
【0013】請求項5ないし6記載の発明は、前記連結
機構及び連結梁の具体的構成に係り、請求項5記載の発
明は請求項1ないし3の何れかにおいて、前記連結機構
は、前記各風車組立体を構成する前記風車軸の上端部に
延設された支持軸部と、前記支持軸部を軸支する軸受
と、内周に前記軸受が取り付けられたボス部とを有して
なり、前記各風車組立体の連結機構のボス部同士を前記
連結梁により連結してなることを特徴とする。
【0014】請求項6記載の発明は請求項1ないし3の
何れかにおいて、前記連結機構は、前記各風車組立体を
構成する前記風車軸の上端部に延設された支持軸部と、
前記支持軸部をその軸線方向複数箇所で軸支する複数の
軸受と、内周に前記各軸受が取り付けられた複数のボス
部とを有してなり、前記各連結機構の複数のボス部同士
を前記連結梁を複数個上下方向に交差させて連結したこ
とを特徴とする。
【0015】かかる発明によれば、空気流により揚力を
発生可能で棒状に形成された複数の翼を備えた翼構造体
を有し、垂直な風車軸に前記翼構造体を1個あるいは複
数個取り付けて構成された風車組立体を複数組立設して
なる風車装置において、下部側を基台にて支持された片
持ち梁状の前記風車組立体における倒れ方向の最大撓み
が生ずる上端部に連結機構を取り付け、該連結機構を介
して連結梁により複数の風車組立体同士を連結している
ため、該連結機構及び連結梁による複数の風車組立体の
相互連結によって該複数の風車組立体を組み合わせてな
る風車装置の支持剛性が増大する。これにより、強風振
動や地震等による風車装置の倒れの発生を防止でき、風
車装置の安全運転を継続できる。
【0016】また、複数組立設された風車組立体の上端
部に連結機構を取り付け、該連結機構を介して連結梁に
より複数の風車組立体同士を連結するので、支持用基台
の支持剛性を増大することなく風車装置の剛性を増大で
き、構造がきわめて簡単かつ小型軽量であり、さらに図
7の従来技術における支持索のような設置面積の増大要
素は不要となって設置面積の増大を伴うことなく、前記
のような風車装置の支持剛性の増大と倒れの防止効果を
得ることができる。
【0017】殊に、複数組の風車組立体の倒れ方向の最
大撓みが生ずる上端部を連結機構及び連結梁によって連
結することにより風車装置の支持剛性を増大できるの
で、回転している風車軸の風車組立体の高さ方向中間部
に軸受を設けて該軸受同士を連結する等の、風車組立体
の高さ方向中間部に風車組立体同士を連結する連結手段
を設けることを不要として、前記のような風車装置の支
持剛性の増大を実現できる。
【0018】また請求項4記載のように構成すれば、各
風車組立体の上端部側間の距離が短くなることにより、
連結梁の長さを短くできて軽量化されるとともに、該連
結梁の剛性が増大し、風車装置全体の支持剛性が増大す
る。
【0019】さらに請求項6記載のように構成すれば、
各風車軸の上端部に支持軸部を延設し、その軸線方向複
数箇所で複数のボス部内周に取り付けられた複数の軸受
にて軸支し、該複数のボス部同士を連結梁を複数個上下
方向に交差させることにより連結する支持構造としたの
で、各風車組立体の倒れの曲げモーメントに対して水平
方向及び垂直方向の双方の剛性で支持することとなり、
各風車組立体の倒れ対する支持剛性のさらなる増大効果
が得られる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示した実施例
を用いて詳細に説明する。但し、この実施例に記載され
ている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置など
は特に特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれ
のみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎな
い。
【0021】図1は本発明の第1実施例に係る風車装置
を示し、(A)はその正面構成図、(B)は(A)のA
―A線断面図である。図2は第2実施例を示す図1
(A)対応図、図3は第3実施例を示す図1(A)対応
図である。図4は連結機構及び連結梁の第1実施例を示
し、(A)は風車軸の軸心線に沿う断面図、(B)は
(A)のC矢視図である。図5は連結機構及び連結梁の
第2実施例を示す風車軸の軸心線に沿う断面図である。
図6はダリウス型翼構造体の作用説明図である。
【0022】本発明の第1実施例は本発明を前記ダリウ
ス型風車に適用したもので、図1において、01は風車
組立体で次のように構成されている。2は垂直に立設さ
れた風車軸であり、該風車軸2には棒状に形成された翼
1を該風車軸2の周方向に沿って3個(複数個であれば
よい)配置して各翼1の上端部及び下端部を前記風車軸
2に固着してなる翼構造体001が、該風車軸2の軸方
向に沿って3個(1個でも複数個でもよい)取り付けら
れている。
【0023】前記翼構造体001を構成する翼1は、そ
の翼プロフィルを図1(B)に示すように、空気流Uに
より腹面1bから背面1aに向けて(その逆方向でもよ
い)揚力Lが発生するような翼プロフィルを有し、その
中央部を風車軸2の半径方向に張り出してトロポスキエ
ン(縄跳びの縄)状に形成している。尚該翼構造体00
1自体の構造は図7に示されるダリウス型風車と同様で
ある。6は前記風車軸2の出力端に連結された発電機、
7は該発電機6の回転軸と前記風車軸2とを連結する連
結軸、3は該風車組立体01を支持する支持基台であ
る。
【0024】かかる第1実施例においては、前記のよう
に構成された風車組立体01を3組(複数組であればよ
い)立設し、該風車組立体01同士を、該風車組立体0
1の上端部に装着された連結機構05及び複数の連結梁
4によって連結している。該連結機構05及び連結梁4
の第1実施例を示す図4(A)(B)において、21は
前記風車軸2の上端部に延設された支持軸部、52は該
支持軸部21を軸支する軸受であり、該軸受52はボス
部51の内周に取り付けられている。53は上部側シー
ル用のオイルシール、54は下部側シール用のオイルシ
ールである。4は連結梁で、前記各風車組立体01のボ
ス部51同士を連結しており、この実施例においては3
組の風車組立体01同士を連結するので、連結角α=1
20°である。
【0025】かかる構成からなる風車装置において、先
ず該風車装置における回転力の発生過程を図6に示す翼
構造体001の平面配置に基づき説明する。図6におい
て、1は翼、2は風車軸、2aは該風車軸2の軸心であ
る。また、該翼1の速度三角形において、Uは空気流
(風)の風速、Vは翼1の回転周速度、Wは空気流の翼
入口速度(相対速度)であり、各翼1はかかる速度三角
形で以って作動し、翼入口速度(相対速度)Wが発生す
る。該翼入口速度(相対速度)Wにより揚力Lが発生
し、前記翼1が図1に示すように対称翼型であるため、
前記翼1がいかなる回転位置にあっても、前記揚力Lの
接線方向(t)成分Lつまり翼1への回転力成分が発
生し、前記翼構造体001は複数の翼1のかかる回転力
によって回転駆動される。
【0026】以上のようにして生起された翼構造体00
1毎の回転力が、該翼構造体001の数(この例では3
個)重畳されて風車軸2に伝達されて風車組立体01の
1組の回転力となり、該風車軸2から連結軸7を介して
発電機6が回転駆動される。かかる回転力により回転駆
動される風車組立体01を複数組(この例では3組)備
えてなる風車装置の運転時において、前記各風車組立体
01は細径で高さが高く加えて下部が支持基台3に支持
された片持ち梁状の支持形態であるため、強風振動や地
震等によって各風車組立体01に倒れが発生し易い。
【0027】然るにかかる実施例によれば、前記のよう
に、下部が支持基台3に支持された片持ち梁状の風車組
立体01における倒れ方向の最大撓みが生ずる上端部に
連結機構05を取り付け、該連結機構05を介して連結
梁4により複数(この場合は3個)の風車組立体01同
士を連結しているため、該連結機構05及び連結梁4に
よる複数の風車組立体01の相互連結によって該複数の
風車組立体01を組み合わせてなる風車装置の支持剛性
が増大する。これにより、強風振動や地震等による風車
装置の倒れの発生を防止でき、風車装置の安全運転を継
続できる。
【0028】また、前記のように、複数組(3組)立設
された風車組立体01の上端部に連結機構05を取り付
け、該連結機構05を介して連結梁4により複数の風車
組立体01同士を連結するので、支持基台3の支持剛性
を増大することなく風車装置の剛性を増大できる。これ
により、装置の構造がきわめて簡単かつ小型軽量とな
り、さらに図7の従来技術における支持索のような設置
面積の増大要素は不要となって、設置面積の増大を伴う
ことはない。
【0029】殊に、複数組(3組)の風車組立体01の
倒れ方向の最大撓みが生ずる上端部を連結機構05及び
連結梁4によって連結することにより風車装置の支持剛
性を増大できるので、回転している風車軸2の風車組立
体01の高さ方向中間部に軸受を設けて該軸受同士を連
結する等の手段、つまり前記風車組立体01の高さ方向
中間部に該風車組立体01同士を連結する連結手段を設
けるというような、複雑な構造かつ組立作業性が良くな
い手段を不要として、前記のように風車装置の支持剛性
を増大できる。
【0030】図5に示す連結機構09及び連結梁97の
第2実施例において、21は前記風車軸2の上端部に延
設された支持軸部、92は該支持軸部21の下部側を軸
支する下部軸受、93は該支持軸部21の上部側を軸支
する上部軸受である。該下部軸受92は下側ボス部91
の内周に取り付けられ、上部軸受93は上側ボス部94
の内周に取り付けられている。99は前記支持軸部21
を覆う連結ケースで、前記下側ボス部91と上側ボス部
94との間に介装されて、該下側ボス部91及び上側ボ
ス部94とボルト101により夫々結合されている。9
6は上部側シール用のオイルシール、95は下部側シー
ル用のオイルシールである。
【0031】97は連結梁で、中央部の連結ボス部98
から上下方向に交差して延設され端部が前記下側ボス部
91及び上側ボス部94に固着されている。該連結梁9
7の平面方向配置は、図4(B)と同様に、3組の風車
組立体01同士を連結することから連結角α=120°
としている。かかる実施例においては、各風車軸2の上
端部に支持軸部21を延設し、その軸線方向2箇所(複
数箇所であればよい)で2個のボス部91及び94の内
周に取り付けられた2個の軸受92、93にて軸支し、
前記上下のボス部91、94同士を連結梁97を上下方
向に交差させることにより連結する支持構造としたの
で、各風車組立体01の倒れの曲げモーメントに対して
水平方向及び垂直方向の双方の剛性で支持することとな
り、各風車組立体の倒れ対する支持剛性が図4のものよ
りもさらに増大する。
【0032】図2に示す第2実施例においては、前記各
風車組立体01を、それぞれの風車軸2の軸心を上端部
側が下端部側よりも近づくように、鉛直線100より一
定角度β傾斜して設置している。かかる実施例によれ
ば、各風車組立体01の上端部側間の距離が短くなるの
で連結梁4の長さを短くできて軽量化される。また該連
結梁4の長さが短縮されることにより剛性が増大し、こ
れによって風車装置全体の支持剛性が増大する。その他
の構成は前記第1実施例と同様であり、これと同一の部
材は同一の符号で示す。
【0033】図3に示す第3実施例は、本発明をジャイ
ロミル型風車装置に適用したもので、図において010
は風車組立体で、次のように構成される。2は垂直に立
設された風車軸、11は棒状に形成され垂直方向に配置
された直状の翼で、該翼1を前記風車軸2の周方向に沿
って複数個(この例では3個)配置して各翼11の上端
部及び下端部を水平方向の支持部材012を介して前記
風車軸2に固着している。12はリブ、3は支持用基台
である。
【0034】かかる第3実施例においては前記のように
構成された風車組立体010を3組(複数組であればよ
い)立設し、該風車組立体010同士を、該風車組立体
010の上端部に装着された連結機構05及び複数の連
結梁4によって連結している。尚、この実施例において
は、図8のようなピッチ角制御機構81、82を設けて
いない。また、前記連結機構05及び連結梁4は、図4
に示す連結機構05及び連結梁4の第1実施例、並びに
図5に示す連結機構09及び連結梁97の第2実施例の
何れをも適用できる。
【0035】
【発明の効果】以上記載の如く本発明によれば、複数の
翼を備えた翼構造体を垂直な風車軸に取り付けて構成さ
れた片持ち梁状の風車組立体における倒れ方向の最大撓
みが生ずる上端部に連結機構を取り付け、該連結機構を
介して連結梁により複数の風車組立体同士を連結してい
るため、該連結機構及び連結梁による複数の風車組立体
の相互連結によって該複数の風車組立体を組み合わせて
なる風車装置の支持剛性が増大する。これにより、強風
振動や地震等による風車装置の倒れの発生を防止でき、
風車装置の安全運転を継続できる。
【0036】また、複数組立設された風車組立体の上端
部に取り付けられ該連結機構を介して連結梁により複数
の風車組立体同士を連結するので、支持用基台の支持剛
性を増大することなく風車装置の剛性を増大でき、構造
がきわめて簡単かつ小型軽量であり、さらに設置面積の
増大を伴うことなく、前記のような風車装置の支持剛性
の増大と倒れの防止効果を得ることができる。
【0037】殊に、複数組の風車組立体の倒れ方向の最
大撓みが生ずる上端部を連結機構及び連結梁によって連
結することにより風車装置の支持剛性を増大できるの
で、風車組立体の高さ方向中間部に風車組立体同士を連
結する連結手段を設けることを不要として、前記のよう
な風車装置の支持剛性の増大を実現できる。
【0038】また請求項4のように構成すれば、各風車
組立体の上端部側間の距離が短くなることにより、連結
梁の長さを短くできて軽量化されるとともに、該連結梁
の剛性が増大し、風車装置全体の支持剛性が増大する。
【0039】さらに請求項6のように構成すれば、各風
車軸の上端部に延設された支持軸部を軸線方向複数箇所
で複数のボス部内周に取り付けられた複数の軸受にて軸
支し、該複数のボス部同士を連結梁を複数個上下方向に
交差させることにより連結する支持構造としたので、各
風車組立体の倒れの曲げモーメントに対して水平方向及
び垂直方向の双方の剛性で支持することとなり、各風車
組立体の倒れ対する支持剛性がさらに増大する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例に係る風車装置を示し、
(A)はその正面構成図、(B)は(A)のA―A線断
面図である。
【図2】 第2実施例を示す図1(A)対応図である。
【図3】 第3実施例を示す図1(A)対応図である。
【図4】 連結機構及び連結梁の第1実施例を示し、
(A)は風車軸の軸心線に沿う断面図、(B)は(A)
のC矢視図である。
【図5】 連結機構及び連結梁の第2実施例を示す風車
軸の軸心線に沿う断面図である。
【図6】 ダリウス型翼構造体の作用説明図である。
【図7】 従来のダリウス型風車装置の正面構成図であ
る。
【図8】 従来のジャイロミル型風車装置の正面構成図
である。
【符号の説明】
01、010 風車組立体 001 翼構造体 1、11 翼 2 風車軸 3 支持基台 4、97 連結梁 05 連結機構 6 発電機 7 連結軸 012 支持部材 21 支持軸部 51 ボス部 52 軸受 91 下側ボス部 92 下部軸受 93 上部軸受 94 上側ボス部 98 連結ボス部 99 連結ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 義之 長崎市深堀町五丁目717番1号 三菱重工 業株式会社長崎研究所内 (72)発明者 弥冨 裕治 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株式 会社長崎造船所内 (72)発明者 三宅 寿生 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株式 会社長崎造船所内 (72)発明者 早川 公視 長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工業株式 会社長崎造船所内 Fターム(参考) 3H078 AA06 AA08 AA26 BB12 CC04 CC22 CC47

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気流により揚力を発生可能な翼プロフ
    ィルを有し棒状に形成された翼を風車軸の周方向に沿っ
    て複数個配置して各翼の上端部及び下端部を前記風車軸
    に固着してなる翼構造体を有し、垂直に立設された前記
    風車軸に前記翼構造体を1個あるいは該風車軸の軸方向
    に沿って複数個取り付けて構成された風車組立体を備え
    てなる風車装置において、前記風車組立体を複数組立設
    して各組立体の上端部を、連結機構を介して連結梁によ
    り連結してなることを特徴とする風車装置。
  2. 【請求項2】 前記翼構造体を、前記複数個の棒状の翼
    がその中央部を風車軸の半径方向に張り出して曲線状に
    形成されたダリウス型翼構造体に構成してなることを特
    徴とする請求項1記載の風車装置。
  3. 【請求項3】 前記翼構造体を、前記複数個の棒状の翼
    が垂直方向に配置され各翼の長手方向複数箇所を水平方
    向の支持部材で結合したジャイロミル型翼構造体に構成
    してなることを特徴とする請求項1記載の風車装置。
  4. 【請求項4】 前記各風車組立体は、それぞれの風車軸
    の軸心を上端部側が下端部側よりも近づくように一定角
    度傾斜して設置されてなることを特徴とする請求項1記
    載の風車装置。
  5. 【請求項5】 前記連結機構は、前記各風車組立体を構
    成する前記風車軸の上端部に延設された支持軸部と、前
    記支持軸部を軸支する軸受と、内周に前記軸受が取り付
    けられたボス部とを有してなり、前記各風車組立体の連
    結機構のボス部同士を前記連結梁により連結してなるこ
    とを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の風車
    装置。
  6. 【請求項6】 前記連結機構は、前記各風車組立体を構
    成する前記風車軸の上端部に延設された支持軸部と、前
    記支持軸部をその軸線方向複数箇所で軸支する複数の軸
    受と、内周に前記各軸受が取り付けられた複数のボス部
    とを有してなり、前記各連結機構の複数のボス部同士を
    前記連結梁を複数個上下方向に交差させて連結したこと
    を特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載の風車装
    置。
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