JP2003118953A - 階段昇降装置 - Google Patents

階段昇降装置

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JP2003118953A
JP2003118953A JP2001321720A JP2001321720A JP2003118953A JP 2003118953 A JP2003118953 A JP 2003118953A JP 2001321720 A JP2001321720 A JP 2001321720A JP 2001321720 A JP2001321720 A JP 2001321720A JP 2003118953 A JP2003118953 A JP 2003118953A
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brake plate
traveling carriage
traveling
arm
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JP2001321720A
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English (en)
Inventor
Kenichi Yamamoto
憲一 山本
Toshio Kato
敏夫 加藤
Hisatada Tazawa
央匡 田澤
Masaru Omi
勝 大見
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Nippon Sharyo Ltd
Kito KK
Kito Corp
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
Kito KK
Kito Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数階の建物の階段室にレールに沿って走行
する走行台車を備えた階段昇降装置において、走行台車
の水平部移動に支障なく、傾斜部移動時におけるワイヤ
切断等による搭乗台の落下防止機能を備えた走行台車を
提供すること、さらには、現場施工が容易で、且つシー
ブを円滑に通過できるワイヤ連結部を提供することを目
的とする。 【解決手段】 走行台車4は、ワイヤ15と連係し、ワ
イヤ切断またはワイヤ牽引力低下を検出する作動アーム
32と、作動アーム32に連動し上下動するピストン3
0と、走行台車4が傾斜部を走行中であることを検出す
る傾斜連動手段と、傾斜連動手段の動きによって作動す
るシリンダ24を備え、作動アーム32がワイヤ牽引力
低下を検出した状態で、尚且つ、傾斜連動手段が台車の
傾斜部走行中を検出した場合のみ、ピストン上部に取り
付けられたブレーキ板31がレール下面に押し当てら
れ、この摩擦力により走行台車を停止させるようにした
階段昇降装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数階の建物の
階段室に設けられ、主として人を昇降させるのに使用さ
れる階段昇降装置に関する。さらに詳しくは、水平部、
傾斜部を連続的に移動する階段昇降装置において、水平
部移動に支障を与えず、傾斜部移動時のワイヤ切断や緩
みによる搭乗台の落下防止機能とシーブを円滑に通過す
るワイヤ連結部を備えた階段昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の階段昇降装置として、階
段上に沿って設けられたレールと、レール上を走行可能
に設けられた搭乗台と、レールと搭乗台の駆動機構を備
えたものが公知である。
【0003】しかし、これら椅子式の昇降装置は、階段
上にレールが直に設置されることから、階段の有効幅寸
法を狭めることになり、通常の階段利用者にとってレー
ルや椅子が邪魔になり、また安全面からみても必ずしも
十分なものではなかった。
【0004】そのため、階段有効幅を狭めることがな
く、また、階段利用者に邪魔になることの少い吊り下げ
式の階段昇降装置が開発されてきている。
【0005】例えば、図16に示す特開平11−115
752号公報に開示された装置は、階段101の上方に
配置され、傾斜レール部分102aを有するレール10
2と、レール102に沿って走行する走行台車103
と、走行台車103から下方に吊り下げた搭乗具104
と、走行台車103を走行駆動させる電動モータである
走行駆動装置105と、搭乗具104を上下昇降させる
昇降駆動装置とを備え、この電動モータに対して減速機
等を介して駆動連結されたピニオンが、レール102に
配設されるラックに咬合するよう構成されている。この
階段昇降装置では、レール102が階段101から離れ
た階段通路の天井寄り位置に配設されるので、階段有効
幅を狭めることが少く、階段利用者にとって邪魔になり
難いものとなっている。
【0006】ところが、前記公報に示す階段昇降装置
は、例えば、2階建ての建物において1階と2階との間
で、直線走行部と傾斜走行部はあるものの、平面的には
直線走行させるだけのものであり、3階以上の建物の各
階間で連続走行させることはできず、前記階段昇降装置
を3階建て以上の建物の階段に設置して搭乗台104を
連続昇降させることはできなかった。
【0007】又、図17に示すように、階段室110に
は、複数の踊場111,112と複数の階段113を含
み、垂直方向に三次元的にジグザグに連なる階段通路1
14が設けられ、二つの踊場111,112の間の階段
113は、各踊場111,112を境に傾斜方向を逆に
するかたちで配置されている。このため、階段室110
に前記吊り下げ式の階段昇降装置を設けて3階以上の各
階の間で人を昇降させるためには、1階の踊場111と
2階の踊場111との間、2階の踊場111と3階の踊
場111との間のように、上下踊場111,112の間
毎にそれぞれ異なる階段昇降装置を設けなければなら
ず、複数台の階段昇降装置が必要になる。これら装置を
使用する人も、各踊場111毎に階段昇降装置を乗り換
えなければならない。
【0008】これら従来の階段昇降装置の課題を可決す
るため、複数階の建物の階段室内において垂直方向にジ
グザグに連なる階段通路の内側天井付近に沿って、階段
通路のコーナではU字形に曲がるレールと、レール上を
走行可能に設けられた走行台車と、走行台車から吊り下
げられた搭乗台と、走行台車を駆動させるために走行駆
動手段とを備えた階段走行装置が特願2001−041
230号によって提案されている。
【0009】上記発明によれば、レールが階段通路の内
側天井付近に沿って設けられるので、レールが階段上を
占有することがなく、又、レール上を走行する走行台車
から搭乗台が吊り下げられるので、搭乗台と階段との間
に所定の空間が保たれる。走行駆動手段を駆動させるこ
とにより、走行台車が、階段室の階段通路の内側天井付
近に沿ってレール上を走行し、これに伴い搭乗台が階段
通路に沿って垂直方向へジグザグに昇降することができ
る。
【0010】本発明は、上記特願2001−04123
0号において提案される、階段室において垂直方向にジ
グザグに連なる階段通路の内側天井付近に沿って連続的
に設けられ、前記階段通路のコーナではU形に曲がるレ
ールと、前記レールを走行可能に設けられた走行台車
と、前記走行台車から吊り下げられた搭乗台と、前記走
行台車を駆動させるために走行駆動手段とを備えた階段
昇降装置において、傾斜部走行時における走行台車の落
下防止装置と、シーブに沿って張設されるワイヤの連結
装置を提供するものである。
【0011】従来の階段昇降装置における走行台車の落
下防止装置としては、実開昭57−91754号が公知
であるが、これは階段等の傾斜部のみを昇降させるもの
であり、走行台車を傾斜部における傾斜移動及び水平部
における水平移動に適用できる装置として作動できるも
のではなかった。また、従来より階段昇降装置に適用さ
れるワイヤの終端部の連結手段としては、ワイヤクリッ
プ、溶融金属とワイヤソケット及びピンによる連結手段
が用いられてきたが、ワイヤクリップによる連結では、
ワイヤを折り返して環部を形成するため、ワイヤ径が他
の部分の二倍以上となり、シーブを通過させることがで
きず、また、溶融金属とワイヤソケット及びピンによる
連結では、溶融金属の現場施工が困難なため、階段昇降
装置に適用できるものではなかった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した複
数階の建物の階段室にレールに沿って走行する階段昇降
装置において、台車の水平部移動に支障なく、傾斜部移
動時におけるワイヤ切断等による搭乗台の落下防止機能
を備えた走行台車を提供すること、さらには、現場施工
が容易で、且つ、シーブを円滑に通過できるワイヤ連結
部を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するもので、複数階の建物の階段室に設けられる階段
昇降装置であって、前記階段室において階段通路の天井
付近に沿って連続的に設けられるレールと、前記レール
を走行可能に設けられた走行台車と、前記走行台車から
吊り下げられた搭乗台と、前記走行台車を駆動させるた
めに走行駆動手段とを備えた階段昇降装置において、水
平部移動に支障なく傾斜部移動時のワイヤ切断による走
行台車の落下防止装置および、シーブを円滑に通過する
ワイヤ連結部を設けたことを特徴とする。
【0014】さらに詳しくは、走行駆動手段の切断等に
よる牽引力低下を検知して作動する牽引力低下検知手段
と、該牽引力低下検知手段に連動して上下動するブレー
キ手段と、走行台車の傾斜走行を検知して作動する傾斜
検知手段と、該傾斜検知手段に連動して作動するブレー
キ上下動規制手段を備え、牽引力低下検知手段が作動
し、且つ、傾斜検知手段が作動してブレーキ上下動規制
手段を作動した状態で、ブレーキ手段がレールを押圧
し、走行台車を停止することを特徴とするものであり、
さらにまた、走行台車を牽引するワイヤを連結するワイ
ヤ連結具を備え、ワイヤ連結具は、両端にワイヤ端部を
固定するワイヤ端固定具を有し、ワイヤ端固定具は、シ
ーブの溝方向に対して屈曲可能に回動することを特徴と
するものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に係る発明は、
複数階の建物の階段室と階段通路の天井付近に沿って連
続的に設けられ、傾斜部及び水平部を有するレールと、
レールに沿って走行可能に設けられた走行台車と、走行
台車から吊下される搭乗台と、走行台車を駆動するワイ
ヤ等の走行駆動手段を備えた階段昇降装置であって、走
行台車は、走行駆動手段と連係し、走行駆動手段の切断
等による牽引力低下を検知して作動する牽引力低下検知
手段と、該牽引力低下検知手段に連動して上下動するブ
レーキ手段と、走行台車の傾斜走行を検知して作動する
傾斜検知手段と、該傾斜検知手段に連動して上下動する
ブレーキ動規制手段を設け、傾斜検知手段によりブレー
キ規制手段を作動し、且つ、牽引力低下検知手段により
ブレーキ手段が作動し、両手段の作動により、ブレーキ
手段がレールを押圧し、走行台車を停止することを特徴
とするもので、ワイヤ切断等によるワイヤ牽引力低下を
検知する牽引力低下検知手段と、走行台車の傾斜検知手
段の両手段が作動した時に、ブレーキ手段がレールを押
圧し、走行台車を停止するので、傾斜部、水平部移動に
も適用できる階段昇降装置を提供することができる。
【0016】請求項2に係る発明は、牽引力低下を検知
手段である作動する作動アームと、作動アームに連動し
て上下動し、上面にブレーキ板を有するピストンと、走
行台車の傾斜走行を検知して作動する傾斜検知段と、傾
斜検知手段である傾斜連動アームの動作によって、上下
動するシリンダを設け、作動アームが走行駆動手段の牽
引力低下を検知してピストンを作動し、且つ、傾斜連動
アームが走行台車の傾斜走行を検知し、シリンダを作動
した状態で、ピストン上部に設けたブレーキ板がレール
を押圧することを特徴とするもので、傾斜連動アームが
本件台車の傾斜部走行を検出し、且つ、作動アームがワ
イヤ牽引力低下を検出した場合のみ、ピストン上部に取
り付けられたブレーキ板がレール下面に押し当てられ、
この摩擦力により走行台車の落下を防止させるようにし
たので、走行台車の傾斜部、水平部移動に適用できる階
段昇降装置を提供することができるとともに、万が一ワ
イヤ等が切断した場合でも、安全に走行台車を停止させ
ることができ、且つ、機械的に動作する構造としたた
め、停電時等の電気的なトラブルが生じた場合でも停止
機能を確実に果たすことができる。
【0017】請求項3に係る発明は、作動アームは、リ
ンクアームを介してピストンを上下動し、傾斜連動アー
ムは、シリンダ作動アームを介してシリンダを上下動す
ることを特徴とするもので、請求項2に係る発明と同じ
作用を有する。
【0018】請求項4に係る発明は、シリンダは、シリ
ンダ作動アームを軸支する軸受孔と、ピストンを嵌挿す
る中空部と、ピストン移動規制用段部を備え、ピストン
は、リンクアームと連係して作動するブレーキ作動軸が
嵌挿される凹溝と、ピストン移動規制用段部と係合する
当接部を備えたことを特徴とするもので、請求項2に係
る発明と同じ作用を有する。
【0019】請求項5に係る発明は、作動アームに連動
して上下動し、上面にブレーキ板を有するブレーキ板固
定部材と、傾斜連動アームの動作によって、上下動する
規制部材作動アームと、ブレーキ板固定部材を嵌装し、
規制部材作動アームの作用により上下動し、ブレーキ板
固定部材の上方移動を規制するブレーキ板固定部材規制
段部を有する規制部材を設けたことを特徴とするもので
請求項2に係る発明と同じ作用を有する。
【0020】請求項6に係る発明は、作動アームに連動
して上下動し、上面にブレーキ板を備えたブレーキ板固
定部材と、傾斜連動アームに連動し、一側に設けた上下
スライド手段により、上下方向にスライドし、他側に設
けた上下スライド手段により、ブレーキ板固定部材を上
下方向にスライドし、上部にブレーキ板固定部材の上昇
を規制するブレーキ板固定部材規制段部を有する規制部
材を設けたことを特徴とするもので請求項2に係る発明
と同じ作用を有する。
【0021】請求項7に係る発明は、複数階の建物の階
段室と階段通路の天井付近に沿って連続的に設けられ、
傾斜部及び水平部を有するレールと、レールに沿って走
行可能に設けられた走行台車と、走行台車から吊下され
る搭乗台と、走行台車を駆動するワイヤ等の走行駆動手
段を備えた階段昇降装置であって、走行台車は走行電動
手段と連係し、走行駆動手段の切断等による牽引力低下
を検知して作動する牽引力低下検知手段と、該牽引力低
下検知手段に連動して上下動するブレーキ手段と、走行
台車の傾斜走行を検知して作動する傾斜検知手段と、傾
斜検知手段によりブレーキ手段をレールを押圧する方向
に動作するブレーキ作動手段を備え、傾斜検知手段がブ
レーキ手段を作動し、且つ、牽引力低下検知手段がブレ
ーキ手段を作動し、両手段の作動により、ブレーキ手段
がレールを押圧し、走行台車を停止することを特徴とす
るもので、ブレーキ手段がレールに接触するまでのスト
ロークを、牽引力低下検知手段により検知されブレーキ
手段が作動するストロークと、傾斜検知手段が検知しブ
レーキ作動手段が作動するストロークの和として、その
距離によりブレーキ手段が作動し、レールを押圧するた
め、ブレーキ手段をスムーズに動作することができる。
【0022】請求項8に係る発明は、作動アームに連動
してブレーキ作動部材上で回動し、内側にブレーキ板を
設けたブレーキ板固定部材と、一端が傾斜連動アームに
軸支され、フレームに設けた支持軸を中心に回動する他
端がブレーキ作動部材に軸支されたブレーキ作動部材作
動アームを設けたことを特徴とするもので、請求項8に
係る発明と同じ作用を有する。
【0023】請求項9に係る発明は、一端がブレーキ板
固定部材作動アームに軸支され、他端がリングアームに
軸支され、上面にブレーキ板を有するブレーキ板固定部
材と、傾斜検知手段であるカムの回動動作に連動して上
下動するブレーキ板固定部材作動アームを設けたことを
特徴とするもので請求項7に係る発明と同じ作用を有す
る。
【0024】請求項10に係る発明は、作動アームに連
動して上下動し、上面にブレーキ板を有するブレーキ板
固定部材と、傾斜連動アームにより作動し、一側に設け
た上下動スライド手段により、上下方向にスライドし、
他側に設けた上下スライド手段により、ブレーキ板固定
部材を上下方向にスライドし、下部にブレーキ板固定部
材を上昇させる段部を有する傾斜検出部材を設けたこと
を特徴とするもので請求項7に係る発明と同じ作用を有
する。
【0025】請求項11に係る発明は、複数階の建物の
階段室と階段通路の天井付近に沿って連続的に設けら
れ、シーブによって案内されるワイヤと、レールに走行
可能に設けられた走行台車と、走行台車から吊下される
搭乗台と、走行台車を牽引するワイヤ等の走行駆動手段
と、走行台車を牽引するワイヤを連結するワイヤ連結具
を備えた階段昇降装置であって、ワイヤ連結具は、両端
に走行台車と連結側のワイヤ端部を固定するワイヤ端固
定具を有し、ワイヤ端固定具は、シーブの溝の外周に沿
って屈曲可能に回動することを特徴とするもので、ワイ
ヤ連結具がシーブを通過する際には、ワイヤ端固定具
が、折れ曲り、シーブ外周に合わせた形状となるため、
シーブ部の通過が円滑確実となり、搭乗者の乗り心地を
向上させることができる。
【0026】請求項12に係る発明は、ワイヤ連結具の
端部及びワイヤ端固定具の端部は、それぞれ突部を有
し、ワイヤ連結具の端部突部にワイヤ端固定具の端部を
回動可能に枢着したことを特徴とするもので、請求項1
1に係る発明と同じ作用を有する。
【0027】請求項13に係る発明は、ワイヤ連結具
は、円筒状連結金具と、円筒状連結金具に嵌装される連
結胴部を有し、連結胴部をワイヤのねじれ方向に回転可
能に設けたことを特徴とするもので、請求項11に係る
発明と同じ作用を有する。
【0028】請求項14に係る発明は、ワイヤ連結具に
おいて、ワイヤ端固定具とワイヤ端部をワイヤ端固定具
に挿入される樹脂材料により接着固定したことを特徴と
するもので、ワイヤクリップやピン等のワイヤ連結手段
を用いないため、ワイヤ連結部を小型化することができ
るとともに、現場における施工を容易に行うことができ
る。
【0029】請求項15に係る発明は、走行台車とワイ
ヤ連結具の連結に、先端がワイヤ側にく字状に曲った連
結金具を用い、走行台車の牽引方向をレールと略同一方
向としたことを特徴とするもので、特に曲線レール走行
時において、走行台車の牽引方向をワイヤと略同一方向
とすることができ、ワイヤ連結具もシーブの溝に深く嵌
め合うことが可能となり、ワイヤ連結具のシーブ通過を
スムーズ且つ確実なものとすることができる。 〔実施の形態1〕以下図面を参照して、本発明の階段昇
降装置の実施の形態について説明する。
【0030】図1は本発明の一実施の形態である階段昇
降装置を示す概要図、図2は走行台車と搭乗台の連結状
態を示す概要図、図3は走行台車を示す拡大正面図、図
4は側面図、図5はシリンダ部拡大図、図6はピストン
部拡大図、図7は走行台車とワイヤ連結金具を示す拡大
図、図8(a)(b)はワイヤ連結具を示す拡大図、図
9はワイヤ連結具を示す詳細図である。
【0031】図1において、階段昇降装置は、階段室1
の階段通路2に沿って設けられたレール3と、そのレー
ル3上を走行可能に設けられた走行台車4と、走行台車
4から吊り下げられた搭乗台5と、走行台車4を駆動さ
せるワイヤ等の走行駆動手段とを備える。
【0032】階段室1の階段通路2は、複数の踊場6,
7と複数組の階段8を含み、垂直方向へ三次元的にジグ
ザグに連なる。二つの踊場6,7の間に設けた1組の階
段8は、各踊場6,7を境に傾斜方向を逆にするかたち
で配置される。一方の踊場6は、1階〜5階の階踊場で
あり、他方の踊場7は、二つの階踊場6の中間に位置す
る中踊場である。各階踊場6には、各部屋に割り当てら
れたドア9が設けられる。レール3は、この階段通路2
の内側の天井11付近に沿って連続的に配設される。こ
の実施の形態では、階段通路2の内側に、1階から5階
まで垂直に延びる仕切壁10が設けられる。レール3
は、この仕切壁10の天井11寄りに沿って配置され、
仕切壁10又は天井11に対して複数箇所で固定され
る。階段通路2のコーナでは、レール3が三次元的にU
字形に曲げられ設けられる。レール3の下方には、同じ
く仕切壁10に沿ってレール3と平行に、丁度人の腰程
度の高さに補助レール13が設けられる。
【0033】走行駆動手段は、レール3に沿ってコーナ
部に複数設けられたシーブ14と、各シーブ14を経由
してレール3に沿って平行に張り巡らされたワイヤ15
と、ワイヤ15を各シーブ14に沿って走行させるた
め、レール3の上端部に設け、電動モータ17により駆
動される駆動シーブ18と、レール3の下端部に設けた
折り返しシーブ16を備える。電動モータ17、駆動シ
ーブ18は、5階の天井付近に備え付けられる。
【0034】この実施の形態で、ワイヤ15は、1階の
最下端に位置する折り返しシーブ16と、5階の最上端
に位置する駆動シーブ18との間でエンドレスに引き回
される。ワイヤ15の両端は、ワイヤ連結具41を介し
てそれぞれ走行台車4に連結される。
【0035】階段通路2のコーナにおけるレール3のコ
ーナ形状は、三次元的なU字形に曲げられ、直線水平部
を中間に有するU曲部の一端が下方直線部へ向かって湾
曲し、その他端が上方直線部へ向かって湾曲している。
【0036】レール3のコーナには、4個一組をなすシ
ーブ14が2組配置され、レール3のコーナでは、各シ
ーブ14を経由してワイヤ15が走行するのに伴い、走
行台車4と共に搭乗台5が徐々に向きを変えながら通過
するように構成されている。
【0037】尚、安全確保のために、ワイヤ15は、2
本一組をなして各シーブ14に掛け回され、走行台車連
結側のワイヤ15を案内するシーブ14の他に、折り返
し側のワイヤ15を案内する別のシーブが設けられる。
【0038】本実施の形態においては、階段昇降装置は
1階の階段通路2の踊場7から、5階の踊場6間に設け
られているが、当然適用される階段はこれ以上でも、こ
れ以下であってもよい。
【0039】搭乗台5は、図2(a)に示すように、走
行台車4の下部に設けた搭乗台連結金具19を介して吊
下され、補助レール13にガイドされて走行する。図2
(b)には、傾斜走行時における走行台車4と搭乗台5
の状態が示されている。
【0040】搭乗台5は、座席20、足載せ台21、肘
掛け22を備える。
【0041】走行台車4は、図3〜図7に示すように、
シリンダ24と、シリンダ24に嵌挿され、上面にブレ
ーキ板31を備えたピストン30と、ワイヤ15とワイ
ヤ連結具41を介して連係し、走行台車4の下部フレー
ムにヒンジ軸33で軸支された作動アーム32と、一端
が、リンクアーム固定軸35により作動アーム32に軸
支され、他端が、走行台車4のフレームにブレーキ作動
アーム支持軸29にて軸支されたブレーキ作動アーム2
6の下部に軸支されるリンクアーム34と、ブレーキ作
動アーム26に軸設され、ピストン30の凹溝48に嵌
挿されて、ピストン30を垂直方向に移動させるブレー
キ作動軸27と、走行台車4の下方に回転自在に設けら
れた回動軸43に軸着された搭乗台連結金具19の円筒
面の一部に傾斜連動アーム45が接合する傾斜平面44
aを有し、搭乗台連結金具19と回転軸43と一体に回
転する軸受部材44と、軸受部材44の傾斜平面44a
と接合し、シリンダ作動アーム25の端部に軸支される
傾斜連動アーム45と、シリンダ24のシリンダ作動ア
ーム支持軸軸受孔46に嵌挿され、シリンダ作動アーム
25によりシリンダ24を作動するシリンダ作動アーム
支持軸28を備えている。また、走行台車4の上部に
は、作動アーム32を反牽引方向に付勢するためバネ係
着ボルト38a,38b間に張設されたバネ37と、バ
ネ37の付勢力を調整するバネ調整ナット39と、ワイ
ヤ15による走行台車牽引時に、作動アーム32の先端
が当接する牽引金具36が設けられている。
【0042】走行ローラ12aは、レール3の上面で走
行し、ガイドローラ12b,12cは下面または側面に
当接して走行する。
【0043】ワイヤ15は、ワイヤ15の各端部をワイ
ヤ端固定具42によって固定連結するワイヤ連結具41
を介して、連結金具40にて走行台車4の作動アーム3
2に連結している。連結金具40のワイヤ連結具側及び
作動アーム側は、図7に示すように、自在継手49によ
り回動可能に枢着されている。連結金具40は、ワイヤ
連結具41がシーブ14の溝に深く嵌り込むように、先
端がワイヤ側にくの字状に曲げられている。このように
することにより、走行台車の牽引方向をレールと同一方
向とすることができ、走行台車4が曲線レールを走行す
る場合に、走行台車の牽引が無理なく行われ、走行台車
をスムーズに牽引することができる。
【0044】図5には、シリンダ24の詳細構造が示さ
れている。シリンダ24はピストン30が嵌挿されるよ
うに、略中空状筒体形状をしており、下方には、シリン
ダ作動アーム支持軸28が嵌挿される軸承孔46を、上
方には、ブレーキ作動アーム26を支持する支持軸29
を備え、中空部の上部には、ピストン移動規制用段部4
7を備えている。
【0045】図6には、ピストン30の詳細構造が示さ
れている。ピストン30の下部には、シリンダ24のピ
ストン移動規制用段部47と当接する当接部30aが、
略中央部には、ブレーキ作動軸27が嵌挿される凹溝4
8が、上部にはブレーキ板31が設けられている。
【0046】上記した実施の形態の走行台車の動作時に
おいて、ワイヤ15等が切断されるか又は緩み、走行台
車の牽引力が失われると、作動アーム32は、バネ37
によりヒンジ軸33を中心に、バネ付勢方向(図の右
方)に回動し、リンクアーム34の先端を図の右方に移
動させる。リンクアーム34の先端が右方に移動する
と、ブレーキ板作動アーム26をブレーキ作動アーム支
持軸29を中心として反時計方向に回動し、その結果、
ピストン30の凹溝48に嵌挿するブレーキ板作動軸2
7を反時計方向に移動し、この移動による垂直方向の距
離分だけピストン30を上方に持ち上げ、ブレーキ板3
1を上昇する。
【0047】また、傾斜部において、走行台車4が傾動
すると、傾斜連動アーム45が傾動し、シリンダ作動ア
ーム25を介してシリンダ24を上方に移動させ、シリ
ンダ24の上方移動距離分だけ、ピストン移動規制段部
47にて上方移動を規制されているピストン30の上方
移動を可能にして、ブレーキ板31をレールに押圧し、
制動力を与える。
【0048】図8(a)(b)には、ワイヤ連結具の拡
大詳細図が示されている。
【0049】ワイヤ連結具41は、両端にワイヤ端部を
固定するワイヤ端固定具42を有し、ワイヤ端固定具4
2の内側端部にはワイヤ固定具突部42aが設けられて
おり、固定具突部42aは、図8(a)に示すように、
ワイヤ連結軸41bに固着したワイヤ連結軸突部41a
と回動軸50により枢着され、シーブ溝の外周に沿って
屈曲可能に設けられている。
【0050】また、図8(b)に示すように、ワイヤ連
結具41に、筒状金具51とこれに嵌装される連結軸胴
部41cを設け、ワイヤ連結具41をワイヤ15のねじ
れ方向に回転可能に設けることもできる。
【0051】ワイヤ15はワイヤ端固定具42に樹脂に
より接着固定される。
【0052】このように、ワイヤ端部をワイヤ端固定具
42と樹脂により接着・固化するとともに、ワイヤ連結
具41をシーブ14の溝外周に沿って可動にし、さら
に、ワイヤ15のねじれ方向に対し回転可能に設けるこ
とにより、従来のワイヤ連結方法よりも小型軽量化する
とともに、図7に示すように、ワイヤ連結具41をシー
ブ14の溝外周に沿って折り曲る構造としているため、
走行台車をスムーズにシーブ14に案内走行することが
でき、搭乗者の乗り心地を損ねない。
【0053】図9(a)、(b)は、図8(b)の詳細
連結部を示す。図において、52はワイヤ連結具41の
筒状金具51に固定される固定金具、53はワイヤ連結
具41の連結軸41bに係合してワイヤ連結軸41bの
回転を規制する回転規制プレート54を取着するカラ
ー、55はワイヤ連結軸41bの回転を規制するため回
転規制プレート54に設けた凹溝、56は連結軸41b
の下部に螺着し、凹溝55の内側で連結軸41bの回転
を凹溝55の両壁と協働して規制する回転規制ボルト、
57は回転規制プレート54を固定する固定ボルト、5
8は筒状固定金具52と自在継手49を連結する固定ボ
ルトである。このようにワイヤ連結具41は、筒状金具
51、固定金具52、自在継手49を介して、連結金具
40に連結される。
【0054】また、図7に示すように、走行台車4とワ
イヤ連結具41の連結に、先端がレール側にく字状に曲
がった連結金具40を用いることにより、走行台車4の
牽引方向をレールと略同一方向とすることができ、ワイ
ヤ連結具41はシーブ溝14aに深く嵌め合う方向に曲
げられることが可能となり、ワイヤ連結具41のシーブ
通過をスムーズ且つ確実なものとすることができる。
【0055】次に、本実施の形態における動作について
説明する。作動アーム32は、ワイヤ牽引力が低下する
と、リンクアーム34を介してピストン30をシリンダ
24内で上昇させるリンク構造となっており、ピストン
30の上下動はシリンダ24の移動規制用段部47によ
って制限される。
【0056】一方、シリンダ24は、走行台車4のフレ
ームに設けられ、走行台車4の傾動を検知する傾斜連動
アーム45の動作により、シリンダ作動アーム25を介
して上下動し、上下動は走行台車4の傾きにより動作す
る傾斜連動アーム45の動作範囲により制限される。走
行台車4の傾きは、走行台車4が傾斜部を走行時に、搭
乗台連結金具19に設けた回動軸43に嵌合する軸受部
材44の傾斜平面44aと接合する傾斜連動アーム45
により検知される。
【0057】したがって、ブレーキ板31は、走行台車
牽引力が低下し、作動アーム32、リンクアーム34を
介して、ピストン30がシリンダ24内の最上限位置に
上昇し、且つ、走行台車4の傾動を傾斜連動アーム45
が検知し、シリンダ24をシリンダ作動アーム25を介
して上昇した状態において、ブレーキ板31がレール3
に押圧し、落下防止装置として機能する。
【0058】次に、走行台車4の傾斜部走行時、水平部
走行時における動作について説明する。
【0059】走行台車4の傾斜部走行時には、ワイヤ牽
引力が正常であれば、作動アーム32はバネ37に抗し
て牽引金具36に当接し、走行台車4を牽引し、ピスト
ン30は上昇しない。
【0060】一方、走行台車4と搭乗台5は傾斜してい
るので、傾斜連動アーム45が作用して、シリンダ24
を上昇させる。しかし、シリンダ24は上昇しても、ピ
ストン30が上昇しないので、ブレーキ板31は最上位
置に達せず、レール3に接触しない。しかし、ワイヤ1
5が切断されるなどして牽引力が失われると、作動アー
ム32はバネ37により作動し、ピストン30を上昇さ
せ、ブレーキ板31は最上位置に達し、レール3をバネ
37のバネ力により押圧してブレーキを掛け、走行台車
4の落下防止装置として機能する。
【0061】水平部走行には、走行台車4と搭乗台5は
垂直状態で走行し、傾斜連動アーム45は作用しないた
め、シリンダ24は上昇せず、牽引力低下時において、
シリンダ24のピストン移動用規制段部47によって、
ピストン30の上昇を規制し、ブレーキ板31は最上位
置に達せず、ブレーキは作用しない。
【0062】したがって、水平走行時には、バネ37の
バネ力に抗する牽引力が低下しても、作動アーム32に
よりピストン30は上昇するが、シリンダ24は上昇し
ないので、落下防止機構は作用せず、走行台車スムーズ
に牽引できる。 〔他の実施の形態〕次に、本発明の他の実施の形態につ
いて説明する。
【0063】本実施の形態において、実施の形態1と同
一構成については同一符号を付し、説明は省略する。
【0064】図10において、60は、リンクアーム3
4の作用により上下動するように規制部材61に嵌合
し、上部にブレーキ板31を備え、下部には段部65を
備えたブレーキ板固定部材、61は、ブレーキ板固定部
材60を上下動可能に嵌装し、規制部材作動アーム63
の作用により上下動し、ブレーキ板固定部材の上方移動
を規制するブレーキ板固定部材規制段部64を備えた規
制部材、62は、ブレーキ板固定部材60を嵌合するた
めの空間を形成する結合部材、63は、下方を傾斜連動
アーム45に、上方を結合部材62に軸支され、傾斜連
動アーム45の作用により規制部材を上下動させるため
の規制部材作動アーム、64は、ブレーキ板固定部材6
0の上昇を規制するブレーキ板固定部材規制段部、65
は、ブレーキ板固定部材60の下方に備えられた段部で
ある。
【0065】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。
【0066】走行台車4が傾斜状態の場合、傾斜連動ア
ーム45が図の左方へ回動し、規制部材作動アーム63
が左上方へ動作され、結合部材62を上昇させる上向き
のベクトルが働き、結合部材62と規制部材61が上昇
し、ブレーキ板固定部材60の上昇動作を規制する規制
段部64を上昇させ、ブレーキ板固定部材60を上昇可
能にする。
【0067】前記状態において、ワイヤ切断等により走
行台車の牽引力を失うと、バネ37の作用により、作動
アーム32を介しリンクアーム34が右上方へ動作し、
ブレーキ板固定部材60を上昇させる上向きのベクトル
が働き、規制部材61が上昇する。規制段部64はブレ
ーキ板固定部材60の規制を解除する方向へ上昇してい
るので、ブレーキ板固定部材60が上昇し、ブレーキ板
31がレール3を押圧し制動力が付与される。
【0068】次に、他の実施の形態として、図11にお
いて、66は、固定部材67に固設し、規制部材68を
上下方向にスライド可能に作動する直動ベアリング70
を備えた直動ベアリング部材、67は、走行台車4のフ
レームに固設された固定部材、68は、図中左端には、
直動ベアリング部材66と上下方向にスライド可能な直
動ベアリング70を備え、右端には、ブレーキ板固定部
材69を上下方向にスライド可能にする直動ベアリング
70を備え、上部にはブレーキ板固定部材の上昇を規制
するブレーキ板固定部材規制段部64を備えた規制部
材、69は、図中左端には、規制部材68と上下方向に
スライド可能な直動ベアリング70を備え、上端にブレ
ーキ板31を備え、更に段部65を備えたブレーキ板固
定部材、70は、直動ベアリングである。
【0069】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。
【0070】走行台車4が傾斜状態の場合、傾斜連動ア
ーム45が図の左方へ回動し、規制部材作動アーム63
が左上方へ動作され、規制部材68を上昇させる上向き
のベクトルが働き、規制部材68が上昇し、ブレーキ板
固定部材69の上昇動作を規制するブレーキ板固定部材
規制段部64を上昇させ、ブレーキ板固定部材69を上
昇可能にする。
【0071】前記状態において、ワイヤ切断等によりワ
イヤの牽引力を失うと、バネ37の作用により、作動ア
ーム32を介しリンクアーム34が右上方へ動作し、ブ
レーキ板固定部材69を上昇させる上向きのベクトルが
働き、この時、規制段部64はブレーキ板固定部材の規
制を解除する方向へ上昇しているので、ブレーキ板固定
部材69が上昇し、ブレーキ板31がレール3を押圧し
制動力が付与される。
【0072】さらに、他の実施の形態について、図12
及び動作説明図である図13(a)(b)(c)を用い
て説明する。図12において、71は、ブレーキ板31
を固設し、ブレーキ板固定部材支持軸75を中心に回動
するブレーキ板固定部材、72は、ブレーキ作動部材作
動アーム73の作用によりブレーキ作動部材作動軸74
を中心に回動するブレーキ作動部材、73は、下方が傾
斜連動アーム45に軸支され、上端がブレーキ作動部材
72の下方に軸支されているブレーキ作動部材作動アー
ム、74は、ブレーキ作動部材作動軸、75は、ブレー
キ板固定部材71を軸支するブレーキ板固定部材支持
軸、76は、ブレーキ板固定部材71に連接したブレー
キ板固定部材作動アームである。
【0073】走行台車4が傾斜状態の場合、傾斜連動ア
ーム45が図の左方へ回動し、傾斜検出作動アーム73
が左上方へ動作され、ブレーキ作動部材72が図13
(b)に示すように、ブレーキ作動部材作動軸74を中
心に時計方向へ回動する。
【0074】前記状態において、ワイヤ切断等により走
行台車の牽引力を失うと、バネ37の作用により、作動
アーム32を介しリンクアーム34が右方へ動作し、こ
れによりブレーキ板固定部材作動アーム76とブレーキ
板固定部材71がブレーキ板固定部材支持軸75を中心
に時計方向に回動し、図13(c)に示すように、ブレ
ーキ板31がレールを押圧し制動力が付与される。
【0075】このように本実施の形態は、ブレーキ部材
がレールに接触するまでのストロークを、牽引力低下検
出手段により検出されたストロークと、傾斜検出手段が
検出したストロークの和とし、両動作による複合された
ストロークにより、ブレーキがレールを押圧するように
したものである。
【0076】さらに、他の実施の形態を、図14を用い
て説明する。
【0077】図14において、77は、搭乗台連結金具
19に固設されたカム、78は、ブレーキ板固定部材作
動アーム79と固設され、カム77の傾斜動作に応答し
て上昇動作をするカム応答部材、79は、上方をブレー
キ板固定部材80に軸支され、カム77の動作に連動す
るブレーキ板固定部材作動アーム、80は、上端にブレ
ーキ板31を備え、図中左方はリンクアーム34に軸支
され、他方はブレーキ板固定部材作動アーム79に軸支
されるブレーキ板固定部材、81は、ブレーキ板固定部
材80を、前記ブレーキ板固定部材80の左方で支持す
るブレーキ板固定部材支持軸、82は、ブレーキ板固定
部材80を、前記ブレーキ板固定部材80の右方で支持
するブレーキ板固定部材支持軸である。
【0078】走行台車4が傾斜状態の場合、搭乗台19
が右方へ傾斜し、カム77が反時計方向に回動し、カム
77の作用によりカム応答部材78が上昇する。カム応
答部材78の上昇により、ブレーキ板固定部材80がブ
レーキ板31がレールに接触しないストローク分、ブレ
ーキ板固定部材支持軸81を中心にして反時計方向へ回
動し、ブレーキ板31をレール3に接近させる。
【0079】前記状態において、ワイヤ切断等により走
行台車の牽引力を失うと、バネ37の作用により、作動
アーム32を介しリンクアーム34が右上方へ動作し、
ブレーキ板固定部材80を上昇させる上向きのベクトル
が働き、ブレーキ板固定部材80がブレーキ板固定部材
支持軸82を中心に時計方向に回動し、ブレーキ板31
がレールを押圧し制動力が付与される。
【0080】この実施の形態は、図13に示す実施の形
態と同様に、ブレーキ部材がレールに接触するまでのス
トロークを、牽引力低下検知手段により検出されたスト
ロークと、傾斜検出手段が検出したストロークの和と
し、両動作による複合されたストロークによりブレーキ
がレールを押圧するようにしたものである。
【0081】さらに、他の実施の形態を図15を用いて
説明する。
【0082】図15において、83は、図中左端に、直
動ベアリング部材66と上下方向にスライド可能に移動
する直動ベアリング70を備え、右端にはブレーキ板固
定部材84を上下方向にスライド可能にする直動ベアリ
ング70を備え、下部にはブレーキ板固定部材84を上
昇させるための段部86を備えたブレーキ作動部材、8
4は、図中左端には、ブレーキ作動部材83と上下方向
にスライド可能な直動ベアリング70を備え、上端にブ
レーキ板31を備え、ブレーキ板の固定を補助するリブ
85を備えたブレーキ板固定部材、85はブレーキ板固
定部材に固着されたリブである。
【0083】走行台車4が傾斜状態の場合、傾斜連動ア
ーム45は左方へ回動し、ブレーキ作動部材作動アーム
73が左上方へ動作され、ブレーキ作動部材83を上昇
させる上向きのベクトルが働き、ブレーキ作動部材83
は、リンクアーム34をリンクアーム固定軸35を中心
に反時計方向に回動させながら上昇し、それに伴い、段
部86により、ブレーキ板固定部材84をブレーキ板3
1がレールに接触しないストローク分上昇させ、ブレー
キ板31をレール3に接近させる。
【0084】前記状態において、ワイヤ切断等によりワ
イヤの牽引力を失うと、バネ37の作用により作動アー
ム32を介しリンクアーム34が右上方へ動作し、ブレ
ーキ板固定部材85を上昇させる上向きのベクトルが働
き、ブレーキ板固定部材85は、リンクアーム34をリ
ンクアーム固定軸35を中心に反時計方向に回動させな
がら、直動ベアリング70によりスライド上昇し、ブレ
ーキ板31がレールを押圧し制動力が付与される。
【0085】この実施の形態も、図13に示す実施の形
態と同じ着想によるものである。
【0086】
【発明の効果】本発明によれば、走行台車は、ワイヤと
連係し、ワイヤ切断等による走行台車牽引力低下を検出
する作動アームと、作動アームに連動し作動ブレーキ手
段と、走行台車が傾斜部を走行中であることを検出する
傾斜検知手段と、傾斜検知手段の動きによって作動する
ブレーキ規制手段等を備え、作動アームが走行台車牽引
力低下を検出した状態で、尚且つ、傾斜検知手段が走行
台車の傾斜部走行中を検出した場合のみ、ブレーキ手段
がレールを押圧し、走行台車を停止させるようにしたの
で、万が一ワイヤ等が切断した場合でも、安全に走行台
車を停止させることができ、且つ、機械的に動作する構
造としたため、停電時等の電気的なトラブルが生じた場
合でも停止機能を確実に果たすことができる。
【0087】また、走行台車が水平走行時には、傾斜検
知手段が作動しないため、落下防止手段が誤作動せず、
傾斜部と水平部を備えた走行路をスムースに走行するこ
とができる。
【0088】さらにまた、ワイヤ連結部において、両ワ
イヤ端部をワイヤ連結具のワイヤ固定具に挿入し、樹脂
材料で固形化することにより、ワイヤ端部と固定具を接
着固定する構造としたので小型化が可能となり、ワイヤ
連結具がシーブを円滑に通過でき、また、ワイヤ連結具
をシーブ等の溝方向に対して屈曲可能に回動できるよう
にしたため、ワイヤ連結具がシーブを通過する際には、
ワイヤ連結具が折れ曲がり、スムーズに通過するように
構成したので、ワイヤ連結部が小型軽量になる上、シー
ブ部の通過が円滑となり、搭乗者の乗り心地を向上させ
ることができる。
【0089】また、走行台車とワイヤ連結具との連結に
は、レール方向にく字状に曲がった連結金具を使用する
ことにより、連結具とシーブ溝部の嵌め合いをより確実
なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である階段昇降装置を示
す概要図である。
【図2】(a)走行台車と搭乗台の平行走行時における
連結状態を示す概要図である。 (b)傾斜走行時における概要図である。
【図3】走行台車の拡大正面図である。
【図4】図3の側面図である。
【図5】シリンダ部拡大図である。
【図6】ピストン部拡大図である。
【図7】走行台車とワイヤ連結具、連結金具の動作状態
を示す拡大図である。
【図8】(a)、(b)ワイヤ連結具を示す拡大図であ
る。
【図9】(a)、(b)ワイヤ連結金具とワイヤ連結具
の連結部を示す拡大図である。
【図10】本発明の他の実施の形態による走行台車の拡
大正面図である。
【図11】本発明の他の実施の形態による走行台車の拡
大正面図である。
【図12】本発明の他の実施の形態による走行台車の拡
大正面図である。
【図13】(a)(b)(c)図12の実施の形態の動
作説明図である。
【図14】本発明の他の実施の形態による走行台車の拡
大正面図である。
【図15】本発明の他の実施の形態による走行台車の拡
大正面図である。
【図16】階段昇降装置の従来例を示す概要図である。
【図17】階段昇降室の従来例を示す概要図である。
【符号の説明】
1 階段室 2 階段通路 3 レール 4 走行台車 5 搭乗台 6 踊場 7 踊場 8 階段 9 ドア 10 仕切壁 11 天井 12a 走行ローラ 12b,12c ガイドローラ 13 補助レール 14 シーブ 14a 溝 15 ワイヤ 16 折り返しシーブ 17 電動モータ 18 駆動シーブ 19 搭乗台連結金具 20 座席 21 足載せ台 22 肘掛け 24 シリンダ 25 シリンダ作動アーム 26 ブレーキ作動アーム 27 ブレーキ作動軸 28 シリンダ作動アーム支持軸 29 ブレーキ作動アーム支持軸 30 ピストン 30a 当接部 31 ブレーキ板 32 作動アーム 33 ヒンジ軸 34 リンクアーム 35 リンクアーム固定軸 36 牽引金具 37 バネ 38a バネ係着ボルト 38b バネ係着ボルト 39 バネ調整ナット 40 連結金具 41 ワイヤ連結具 41a 連結軸突部 41b 連結軸 41c 連結軸胴部 41d 固定カラー 41e 回転規制ボルト 42 ワイヤ端固定具 42a ワイヤ固定具突部 43 回動軸 44 軸受部材 44a 傾斜平面 45 傾斜連動アーム 46 軸承孔 47 ピストン移動規制段部 48 凹溝 49 自在継手 50 回動軸 51 筒状金具 52 固定金具 53 カラー 54 回転規制プレート 55 凹溝 56 回転規制ボルト 57 固定ボルト 58 固定ボルト 60 ブレーキ板固定部材 61 規制部材 62 結合部材 63 規制部材作動アーム 64 ブレーキ板固定部材規制段部 65 段部 66 直動ベアリング部材 67 固定部材 68 規制部材 69 ブレーキ板固定部材 70 直動ベアリング 71 ブレーキ板固定部材 72 ブレーキ作動部材 73 ブレーキ作動部材作動アーム 74 ブレーキ作動部材作動軸 75 ブレーキ板固定部材支持軸 76 ブレーキ板固定部材作動アーム 77 カム 78 カム応答部材 79 ブレーキ板固定部材作動アーム 80 ブレーキ板固定部材 81,82 ブレーキ板固定部材支持軸 83 ブレーキ作動部材 84 ブレーキ板固定部材 85 リブ 86 段部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 敏夫 愛知県名古屋市熱田区三本松町1番1号 日本車輌製造株式会社内 (72)発明者 田澤 央匡 愛知県名古屋市熱田区三本松町1番1号 日本車輌製造株式会社内 (72)発明者 大見 勝 愛知県名古屋市熱田区三本松町1番1号 日本車輌製造株式会社内 Fターム(参考) 3F301 BC01 BC06 DB05 DB08

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数階の建物の階段室と階段通路の天井
    付近に沿って連続的に設けられ、傾斜部及び水平部を有
    するレールと、レールに沿って走行可能に設けられた走
    行台車と、走行台車から吊下される搭乗台と、走行台車
    を駆動するワイヤ等の走行駆動手段を備えた階段昇降装
    置であって、走行台車は、走行駆動手段と連係し、走行
    駆動手段の切断等による牽引力低下を検知して作動する
    牽引力低下検知手段と、該牽引力低下検知手段に連動し
    て上下動するブレーキ手段と、走行台車の傾斜走行を検
    知して作動する傾斜検知手段と、該傾斜検知手段に連動
    して作動するブレーキ規制手段を設け、傾斜検知手段に
    よりブレーキ規制手段を作動し、且つ、牽引力低下検知
    手段によりブレーキ手段が作動し、両手段の作動によ
    り、ブレーキ手段がレールを押圧し、走行台車を停止す
    ることを特徴とする階段昇降装置。
  2. 【請求項2】 牽引力低下を検知手段である作動アーム
    と、作動アームに連動して上下動し、上面にブレーキ板
    を有するピストンと、走行台車の傾斜走行を検知して作
    動する傾斜検出段である傾斜連動アームと、傾斜連動ア
    ームの動作によって、上下動するシリンダを設け、作動
    アームが走行駆動手段の牽引力低下を検知してピストン
    を作動し、且つ、傾斜連動アームが走行台車の傾斜走行
    を検知し、シリンダを作動した状態で、ピストン上部に
    設けたブレーキ板がレールを押圧することを特徴とする
    請求項1記載の階段昇降装置。
  3. 【請求項3】 作動アームは、リンクアームを介してピ
    ストンを上下動し、傾斜連動アームは、シリンダ作動ア
    ームを介してシリンダを上下動することを特徴とする請
    求項2記載の階段昇降装置。
  4. 【請求項4】 シリンダは、シリンダ作動アームを軸支
    する軸受孔と、ピストンを嵌挿する中空部と、ピストン
    移動規制用段部を備え、ピストンは、リンクアームと連
    係して作動するブレーキ作動軸が嵌挿される凹溝と、ピ
    ストン移動規制用段部と係合する当接部を備えたことを
    特徴とする請求項2または3記載の階段昇降装置。
  5. 【請求項5】 作動アームに連動して上下動し、上面に
    ブレーキ板を有するブレーキ板固定部材と、傾斜連動ア
    ームの動作によって上下動する規制部材作動アームと、
    ブレーキ板固定部材を嵌装し、規制部材作動アームの作
    用により上下動し、ブレーキ板固定部材の上方移動を規
    制するブレーキ板固定部材規制段部を有する規制部材を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の階段昇降装置。
  6. 【請求項6】 作動アームに連動して上下動し、上面に
    ブレーキ板を備えたブレーキ板固定部材と、傾斜連動ア
    ームに連動し、一側に設けた上下スライド手段により、
    上下方向にスライドし、他側に設けた上下スライド手段
    により、ブレーキ板固定部材を上下方向にスライドし、
    上部にブレーキ板固定部材の上昇を規制するブレーキ板
    固定部材規制段部を有する規制部材を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の階段昇降装置。
  7. 【請求項7】 複数階の建物の階段室と階段通路の天井
    付近に沿って連続的に設けられ、傾斜部及び水平部を有
    するレールと、レールに沿って走行可能に設けられた走
    行台車と、走行台車から吊下される搭乗台と、走行台車
    を駆動するワイヤ等の走行駆動手段を備えた階段昇降装
    置であって、走行台車は走行駆動手段と連係し、走行駆
    動手段の切断等による牽引力低下を検知して作動する牽
    引力低下検知手段と、該牽引力低下検知手段に連動して
    上下動するブレーキ手段と、走行台車の傾斜走行を検知
    して作動する傾斜検知手段と、該傾斜検知手段によりブ
    レーキ手段をレールを押圧する方向に動作するブレーキ
    作動手段を設け、傾斜検知手段がブレーキ手段を作動
    し、且つ、牽引力低下検知手段がブレーキ手段を作動
    し、両手段の作動により、ブレーキ手段がレールを押圧
    し、走行台車を停止することを特徴とする階段昇降装
    置。
  8. 【請求項8】 作動アームに連動してブレーキ作動部材
    上で回動し、内側にブレーキ板を設けたブレーキ板固定
    部材と、一端が傾斜連動アームに軸支され、他端がフレ
    ームに設けた支持軸を中心に回動するブレーキ作動部材
    に軸支されたブレーキ作動部材作動アームを設けたこと
    を特徴とする請求項7記載の階段昇降装置。
  9. 【請求項9】 一端がブレーキ板固定部材作動アームに
    軸支され、他端が作動アームにより作動するリングアー
    ムに軸支され、上面にブレーキ板を有するブレーキ板固
    定部材と、傾斜検知手段であるカムの回動動作に連動し
    て上下動するブレーキ板固定部材作動アームを設けたこ
    とを特徴とする請求項7記載の階段昇降装置。
  10. 【請求項10】 作動アームに連動して上下動し、上面
    にブレーキ板を有するブレーキ板固定部材と、傾斜連動
    アームにより作動し、一側に設けた上下動スライド手段
    により、上下方向にスライドし、他側に設けた上下スラ
    イド手段により、ブレーキ板固定部材を上下方向にスラ
    イドし、下部にブレーキ板固定部材を上昇させる段部を
    有するブレーキ作動部材を設けたことを特徴とする請求
    項7記載の階段昇降装置。
  11. 【請求項11】 複数階の建物の階段室と階段通路の天
    井付近に沿って連続的に設けられ、シーブによって案内
    されるワイヤと、レールに走行可能に設けられた走行台
    車と、走行台車から吊下される搭乗台と、走行台車を牽
    引するワイヤ等の走行駆動手段と、走行台車を牽引する
    ワイヤを連結するワイヤ連結具を備えた階段昇降装置で
    あって、ワイヤ連結具は、両端に走行台車連結側のワイ
    ヤ端部を固定するワイヤ端固定具を有し、ワイヤ端固定
    具は、シーブ溝の外周に沿って屈曲可能に回動すること
    を特徴とする階段昇降装置。
  12. 【請求項12】 ワイヤ連結具の端部及びワイヤ端固定
    具の端部はそれぞれ突部を有し、ワイヤ連結具の端部突
    部にワイヤ端固定具の端部を回動可能に枢着したことを
    特徴とする請求項11記載の階段昇降装置。
  13. 【請求項13】 ワイヤ連結具は、円筒状連結金具と、
    円筒状連結金具に嵌装される連結胴部を有し、連結胴部
    をワイヤのねじれ方向に回転可能に設けたことを特徴と
    する請求項11または12記載の階段昇降装置。
  14. 【請求項14】 ワイヤ連結具において、ワイヤ端固定
    具とワイヤ端部をワイヤ端固定具に挿入される樹脂材料
    により接着固定したことを特徴とする請求項11〜13
    いずれかに記載の階段昇降装置。
  15. 【請求項15】 走行台車とワイヤ連結具の連結に、先
    端がワイヤ側にく字状に曲がった連結金具を用い、走行
    台車の牽引方向をレールと略同一方向としたことを特徴
    とする請求項11〜14いずれかに記載の階段昇降装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103601059A (zh) * 2013-11-15 2014-02-26 深圳职业技术学院 爬梯机保护装置及爬梯机

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