JP2003118799A - 材料圧送装置 - Google Patents

材料圧送装置

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JP2003118799A
JP2003118799A JP2001312695A JP2001312695A JP2003118799A JP 2003118799 A JP2003118799 A JP 2003118799A JP 2001312695 A JP2001312695 A JP 2001312695A JP 2001312695 A JP2001312695 A JP 2001312695A JP 2003118799 A JP2003118799 A JP 2003118799A
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Hajime Kibe
肇 木部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 樹脂材料の吸引を無駄なく行うことができる
材料圧送装置を提供すること。 【解決手段】 シリコーン等の高粘度の樹脂材料Mが内
部に収容された有底略円筒状のバッファタンク12と、
このバッファタンク12内の樹脂材料Mを吸引してノズ
ル15側に圧送する圧送手段17と、バッファタンク1
2に補充用の樹脂材料Mを供給するための材料補充装置
18とを備えて材料圧送装置10が構成されている。材
料補充装置18は、バッファタンク12内の樹脂材料M
の残量が所定量になった時点で、材料容器33に収容さ
れた補充用の樹脂材料Mをバッファタンク12側に押し
出すようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は材料圧送装置に係
り、更に詳しくは、樹脂材料を無駄なく吸引することの
できる材料圧送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】機械部品相互のシール剤等として、シリ
コーンゴム、エポキシ樹脂等の高粘度の樹脂材料が利用
される場合がある。この種の樹脂材料は、材料容器に収
容された状態で材料圧送装置によって必要量づつ吸引さ
れてノズルに圧送され、このノズルからワークのシール
面等に向かって吐出されるようになっている。
【0003】図5(A)には、従来の材料圧送装置の下
部領域を表す要部断面図が示されている。この図におい
て、材料圧送装置70は、高粘度の樹脂材料Mが収容さ
れる交換可能な材料容器72と、この材料容器72内の
樹脂材料Mを吸引して図示しないノズルに圧送する圧送
手段73とを備えて構成されている。当該圧送手段73
は、材料容器72内の樹脂材料Mの液面に略接触する吸
引部75を含み、図示省略したポンプ等の作動によっ
て、材料容器72内の樹脂材料Mが吸引部75の通路7
6内に吸引され、この吸引された樹脂材料Mが前記ノズ
ルに向かって圧送されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記材
料圧送装置70にあっては、図5(B)に示されるよう
に、材料容器72内の樹脂材料Mが残り少なくなると、
当該樹脂材料Mが高粘度であるために、吸引部75の通
路76内に樹脂材料Mが吸引され難くなって前記ポンプ
に空気が混入する虞がある。従って、当該空気がポンプ
に混入しないように、樹脂材料Mをある程度残した状態
で材料容器72の交換をしなければならず、残った樹脂
材料Mは空気に触れて再利用できないため、結果とし
て、材料容器72の交換の度に、樹脂材料Mを最後まで
使い切ることのできない無駄を生じるという不都合があ
る。
【0005】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、樹脂材料の吸引を
無駄なく行うことができる材料圧送装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、樹脂材料が内部に収容された材料収容体と、この材
料収容体内の樹脂材料を吸引して所定方向に圧送する圧
送手段とを備えた材料圧送装置において、前記材料収容
体内に通路を介して連通するとともに内部に補充用の樹
脂材料が収容された材料貯蔵体を併設し、当該材料貯蔵
体から前記材料収容体内に樹脂材料が供給される、とい
う構成を採っている。このような構成によれば、材料収
容体内の樹脂材料が残り少なくなっても、当該材料収容
体自体を交換することなく材料収容体内に材料貯蔵体か
ら樹脂材料を供給できるため、吸引できない樹脂材料が
材料収容体内に残っても、当該樹脂材料の残存分に材料
貯蔵体からの樹脂材料が継ぎ足されて、前記樹脂材料の
残存分を再び吸引させることが可能となり、樹脂材料の
吸引を無駄なく行うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明における圧送手段は、前記
材料収容体内の樹脂材料の液面近傍から当該樹脂材料を
吸引可能に設けられ、前記通路は、前記材料収容体の下
端側に連結される、という構成を採ることが好ましい。
このような構成によれば、材料収容体内に残された古い
樹脂材料を材料貯蔵体から供給される新しい樹脂材料に
よって上方に押し上げることができ、新しい樹脂材料の
供給後に古い樹脂材料が液面側に位置することとなって
樹脂材料を古い順から消費可能となる。
【0008】また、前記材料貯蔵体は、前記材料収容体
内への樹脂材料の供給時にセットされる設置部に着脱自
在に設けられる、という構成を採るとよい。これによ
り、材料収容体への樹脂材料の供給専用となる材料貯蔵
体が交換可能となるため、当該材料貯蔵体内に樹脂材料
が殆ど残らず、材料貯蔵体を再利用する場合に残った樹
脂材料の除去作業等が不要となって材料貯蔵体のリサイ
クルを促進することができる。
【0009】更に、前記材料貯蔵体は、上端側が開放す
る有底容器状の容器本体と、この容器本体内で昇降可能
となる蓋体とを備え、当該蓋体を上方から押圧すること
によって前記樹脂材料が前記材料収容体内に供給され
る、という構成を採ることができる。このような構成に
より、比較的簡単な構造で樹脂材料を確実に材料収容体
内に供給することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0011】図1には、本実施例に係る材料圧送装置の
概略正面図が示されており、図2には、図1の概略右側
面図が示されている。これらの図において、材料圧送装
置10は、シリコーン等の高粘度の樹脂材料Mが内部に
収容された材料収容体としての有底略円筒状のバッファ
タンク12と、このバッファタンク12内の樹脂材料M
を吸引してノズル15側に圧送する圧送手段17と、バ
ッファタンク12に補充用の樹脂材料Mを供給するため
の図1中右側の材料補充装置18とを備えて構成されて
いる。
【0012】前記バッファタンク12は、その底壁12
A側が装置のベース20に支持されており、底壁12A
の略中央には、前記材料補充装置18側に延びる通路2
2Aを備えたパイプ22の一端側が連結されている。こ
こで、底壁12Aの上面は、前記パイプ22の開放端側
から内壁12Bに向かって次第に上昇するテーパ状に設
けられている。なお、本実施例では、特に限定されるも
のではないが、バッファタンク12の最大容量が20リ
ットル程度に設定されており、当該バッファタンク12
には、樹脂材料Mの残量が前記最大容量の半分程度すな
わち約10リットルになった状態で残量を検知可能とな
る図示省略した液面検知センサーが設けられている。
【0013】前記圧送手段17は、バッファタンク12
の上部を閉塞可能な形状に設けられた吸引部25と、こ
の吸引部25から樹脂材料Mを吸引して前記ノズル15
側に圧送するポンプ部26と、当該ポンプ部26をポン
プ動作させるための軸部材27を上下方向に駆動するエ
アシリンダーからなるポンプ駆動部28と、これら各部
24〜28を全体的に支持する支持プレート30と、こ
の支持プレート30に連結されて各部24〜28を全体
的に昇降させる圧送側昇降シリンダー31(図2参照)
とを備えて構成されている。
【0014】前記吸引部25は、バッファタンク12の
内壁12Bに略密着する外周面25Aと、当該外周面2
5Aから中央に向かって次第に上昇するテーパ状の下面
25Bと、当該下面25Bの略中央で開口し、前記ポン
プ部26に向かって上方に延びる吸引通路25Cとを備
えている。この吸引部25は、バッファタンク12内の
樹脂材料Mが吸引されて当該樹脂材料Mの液面が降下す
るに従い、前記圧送側昇降シリンダー31の作動により
前記下面25Aと前記液面との接触状態を保ったまま下
降するようになっている。このとき、前記外周面25A
がバッファタンク12の内壁12Bに付着した樹脂材料
Mを下方に掻き取ることとなる。
【0015】前記ポンプ部26は、ポンプ駆動部28に
よって軸部材27が上昇したときに、前記吸引通路25
C内に位置するピストンPの上昇によって樹脂材料Mを
吸引通路25Cからポンプ部26内に吸い上げる一方、
ポンプ駆動部28によって軸部材27が下降したときに
樹脂材料Mをノズル15側に圧送して当該ノズル15の
吐出口から樹脂材料Mの吐出を行えるようになってい
る。ここで、ポンプ部26は、前記軸部材27が下降し
た時に、樹脂材料Mがバッファタンク12側に戻らない
ようにするための図示しないチェック弁を備えて構成さ
れている。
【0016】前記材料補充装置18は、バッファタンク
12に補充される樹脂材料Mが収容された材料貯蔵体と
しての材料容器33と、前記ベース20に固定されて材
料容器33を交換可能に支持するとともに、前記パイプ
22の他端側が上部に表出する設置部としての受け台3
4と、材料容器33の交換時に当該材料容器33を移動
させるための容器移動手段35と、受け台34にセット
された材料容器33の上方に位置する押圧部材36と、
この押圧部材36を昇降させる補充側昇降シリンダー3
7とを備えて構成されている。
【0017】前記材料容器33は、図3に示されるよう
に、上下両端側が開放する略円筒状の容器本体38と、
この容器本体38の上下両端側から略水平外向きに延び
るフランジ部41,42と、容器本体38を下部側から
閉塞する底部材45と、容器本体38を上部側から閉塞
する蓋体としてのプランジャー46とを備えて構成され
ている。なお、本実施例では、特に限定されるものでは
ないが、容器本体38、底部材45、及びプランジャー
46によって囲まれる樹脂材料Mの収容空間の最大容量
が前記バッファタンク12の最大容量の半分程度すなわ
ち約10リットルに設定されている。また、前記フラン
ジ部41,42の間には、容器本体38の上下長さと略
同程度の長さを備えた図示しない棒材が上下方向に延設
されており、これによって、フランジ部41,42が容
器本体38に固定されることとなる。
【0018】前記底部材45は、下側のフランジ部42
に固定されており、当該フランジ部42の内側に形成さ
れる空間42Aに連なって上方に凹む凹部48と、この
凹部48の略中央に位置して下向きに開口する樹脂材料
Mの排出口49と、当該排出口49の上端から容器本体
38の内壁38Aに向かって次第に高くなるテーパ状の
上面50とを備えている。排出口49は、その内径が前
記パイプ22(図1等参照)の内径と略同一の大きさに
設定されている他、材料容器33が前記受け台34にセ
ットされる前までプラグ52により下端側が閉塞されて
いる。ここで、プラグ52は、取り外し可能な連結具5
3によって取り付けられる。
【0019】前記プランジャー46は、前記押圧部材3
6(図1等参照)よりも大きな平面積を有する平面視略
円形の独楽形状に設けられている。すなわち、プランジ
ャー46は、容器本体38の内壁38Aに略密着する外
周面46Aと、この外周面46Aの下端側から中央に向
かって次第に下方に傾斜するテーパ状の下端面46B
と、この下端面46Bの略中央から下方に突出するとと
もに、前記排出口49の内径よりも小さな外径に設定さ
れた略円柱状の突起46Cとを備えている。このプラン
ジャー46は、図4に部分的に示される材料容器33の
セット状態、すなわち、プラグ52が取り外されて排出
口49がパイプ22の通路22Aに連通した状態となっ
ているときに、前記補充側昇降シリンダー37(図1参
照)の駆動により押圧部材36で上方から押圧されるよ
うになっている。この時には、プランジャー46が容器
本体38の内部を下降することとなり、これによって、
当該容器本体38内の樹脂材料Mが次第に排出口49か
ら排出され、このように排出された樹脂材料Mは、前記
通路22Aを通ってバッファタンク12内に供給され
る。この際、プランジャー46は、容器本体38の内壁
38Aに付着した樹脂材料Mを下方に掻き取りながら下
降することとなる。また、下端面46Bは、底部材45
の上面50に略対応する形状に設けられており、しか
も、当該上面50が前記内壁38Aから排出口49に向
かって次第に下方に傾斜する形状となっているため、プ
ランジャー46が底部材45に当接する位置まで下降し
たときには、容器本体38内に収容されていた樹脂材料
Mが殆ど容器内に残存しない状態となる。
【0020】前記容器移動手段35は、図1及び図2に
示されるように、押圧部材36の上方に位置して図示し
ないフレームに固定された支持プレート55と、この支
持プレート55に対して上下方向に摺動可能に設けられ
たガイドバー57と、このガイドバー57の下端側に固
定されるとともに、押圧部材36に対して図2中左右両
側位置に設けられた一対のレール部材58,58と、支
持プレート55に支持され、且つ、各レール部材58,
58を昇降させる動力となるレール昇降シリンダー60
(図2参照)とを備えて構成されている。
【0021】前記レール部材58は、図1中左右方向に
延びるベース板62と、このベース板62から起立する
とともに、当該ベース板62の延出方向に沿って延びる
起立片63と、この起立片63よりも内側で回転可能に
固定される複数個のローラー64と、起立片63の上端
側から内向きに延びる片部材65とを備えて構成されて
いる。ローラー64は、材料容器33のフランジ部41
の図2中左右両端部分を下方から支持可能に配置され、
当該左右両端部分がローラー64の外周面に接触しなが
らレール部材58に沿って移動可能に設けられている。
これによって、材料容器33は、ローラー64に支持さ
れた状態でレール部材58の延出方向に沿って水平移動
可能となる。前記片部材65は、受け台34の上方とな
る位置に設けられるとともに、片部材65の下面とロー
ラー64の外周面上端との間は、前記フランジ部41の
厚み程度の離間幅に設定されており、これによって、レ
ール部材58の昇降時における材料容器33の上下動が
規制されることとなる。
【0022】なお、前記パイプ22には、途中二箇所に
バルブ66,67が設けられており、そのうち材料補充
装置18側に位置するバルブ66は、材料容器33の交
換時に開閉されるものである一方、バルブ67は、装置
のメンテナンス時に開閉されるものである。また、図2
中符号68はエア抜きコックである。
【0023】次に、材料圧送装置10の全体的作用につ
いて説明する。
【0024】先ず、バッファタンク12内に約10リッ
トル以上の樹脂材料Mが収容されている状態で、前記バ
ルブ66若しくはバルブ67を閉塞して補充用の樹脂材
料Mが収容された材料容器33を受け台34にセットす
る。すなわち、前記フランジ部41を図1中右側からロ
ーラー64,64に乗せ、材料容器33を同図中左方に
スライドさせる。そして、受け台34の上方に材料容器
33が位置した時に、レール昇降シリンダー60(図2
参照)が駆動してレール部材58,58が下降すること
により、材料容器33が上方から受け台34に設置され
る。この際、材料容器33の排出口49を閉塞していた
プラグ52(図3参照)が取り外されるようになってお
り、材料容器33が受け台34に設置されたときには、
図4に示されるように、排出口49とパイプ22の通路
22Aとが連通し、当該連通状態が保持される。そして
バルブ66若しくはバルブ67が開放される。
【0025】以上のように材料容器33がセットされる
と、バッファタンク12からの樹脂材料Mの吸引が行わ
れる。すなわち、吸引部25の下面25Bがバッファタ
ンク12内の樹脂材料Mの液面に接触した状態で、ポン
プ駆動部28を駆動させることにより軸部材27が上昇
し、この上昇動作によってポンプ部26内が負圧化する
ことで樹脂材料Mが吸引通路25Cからポンプ部26内
に吸い上げられる。そして、軸部材27が下降するとき
には、ポンプ部26内の図示しない前記チェック弁が閉
じられ、軸部材27の下降に伴うポンプ26内の圧力上
昇によって樹脂材料Mがノズル15へと圧送される。
【0026】樹脂材料Mの吐出が進むにつれて、バッフ
ァタンク12内の樹脂材料Mの液面が降下するが、この
際には、当該液面の降下に伴って吸引部25も下降す
る。そして、図示省略した前記液面検知センサーによっ
て、バッファタンク12内の樹脂材料Mの残量が満量時
の約半分すなわち10リットル程度となったことが検知
されると、補充側昇降シリンダー37が駆動して押圧部
材36によりプランジャー46が上方から押圧され、プ
ランジャー46の下降によって材料容器33内に収容さ
れた約10リットルの樹脂材料Mが全てバッファタンク
12に向かって流出する。このとき、バッファタンク1
2内の樹脂材料Mの液面上昇に伴って吸引部25も上昇
することになるが、バッファタンク12の下部に位置し
ていた古い樹脂材料Mが新たに補充された樹脂材料Mに
よって押し上げられ、古い樹脂材料Mから先に吸引可能
となる。
【0027】一方、空になった材料容器33は、補充側
昇降シリンダー37の駆動によって押圧部材36が容器
上方に逃がされた後で取り出される。すなわち、押圧部
材36の上昇後にレール昇降シリンダー60(図2参
照)が駆動して材料容器33が受け台34から上昇し、
その後、レール部材58が図1に示される高さ位置にな
ったときに、材料容器33をレール部材58に沿ってそ
の右端側に移動して取り出す。このようにして取り出さ
れた空の材料容器33は、プランジャー46を一旦取り
外した後、樹脂材料Mが再び内部に注入され、プランジ
ャー46を容器本体38の上端側にセットして前述の手
順で受け台34に設置される。
【0028】材料容器33の樹脂材料Mの補充若しくは
別材料容器33への交換は、前述したバルブ66若しく
はバルブ67を閉じてから行われる。こうすることで、
バッファタンク12からの樹脂材料Mの逆流を防止し、
前述した樹脂材料Mの補充や交換作業時でもノズル15
からの樹脂材料Mの吐出が可能となる。更に、バルブ6
6に近接してエア抜きコック68が設けられているの
で、樹脂材料Mの補充や交換作業時のエア抜きが容易
で、しかも、樹脂材料Mの無駄を極力少なくすることが
できる。
【0029】従って、このような実施例によれば、樹脂
材料Mの吸引側のバッファタンク12は、交換されずに
材料容器33側から樹脂材料Mが補充されるため、バッ
ファタンク12内に収容された樹脂材料Mを結果的に全
て使い切ることができ、樹脂材料Mを無駄なく吸引でき
るという効果を得る。また、材料容器33内の樹脂材料
Mが吸引部25で吸引される構造となっていないため、
樹脂材料Mを材料容器33内に殆ど残すことなく全て排
出でき、材料容器33のリサイクルを促進できるという
効果をも得る。
【0030】なお、前記実施例においては、補充用の樹
脂材料Mが収容される材料貯蔵体として、交換可能な材
料容器33を適用したが、本発明はこれに限らず、任意
のタイミングで樹脂材料Mが内部に注入される固定のタ
ンク等によって構成することもできる。
【0031】また、樹脂材料Mの具体例としては、例え
ばシリコーン樹脂、変成シリコーン樹脂、エポキシ樹
脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂などが上げられるが、
これらの樹脂のうち、大気中の湿気などと反応して硬化
するタイプの樹脂や大気中に溶剤が揮散することで固化
するタイプの樹脂が特に好適に用いられる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
吸引側となる材料収容体内に通路を介して連通するとと
もに内部に補充用の樹脂材料が収容された材料貯蔵体を
併設し、当該材料貯蔵体から前記材料収容体内に樹脂材
料が供給される構成としたから、吸引できない樹脂材料
が材料収容体内に残っても、当該樹脂材料の残存分に材
料貯蔵体からの樹脂材料が継ぎ足され、これによって、
前記樹脂材料の残存分が吸引可能となり、樹脂材料の吸
引を無駄なく行うことができる。
【0033】また、前記材料収容体内の樹脂材料の液面
近傍から当該樹脂材料が吸引され、しかも、前記材料収
容体の下端側に前記通路を連結したから、樹脂材料を古
い順から確実に消費可能となる。
【0034】更に、前記材料収容体内への樹脂材料の供
給時にセットされる設置部に前記材料貯蔵体を着脱自在
に設けたから、材料収容体への樹脂材料の供給専用とな
る材料貯蔵体が交換可能となり、この結果、当該材料貯
蔵体のリサイクルを促進可能となる。
【0035】また、上端側が開放する有底容器状の容器
本体内で昇降可能となる蓋体を上方から押圧することに
よって前記樹脂材料が前記材料収容体内に供給される構
成としたから、比較的簡単な構成で補充用の樹脂材料を
材料貯蔵体の外側に確実に排出することができる。
【0036】更に、材料貯蔵体の樹脂材料の補充若しく
は材料貯蔵体の交換の際に、前記通路に設けられたバル
ブを閉じて行えるようにした場合には、材料収容体から
の樹脂材料の逆流が防止され、樹脂材料の補充や交換作
業時でも材料収容体からの樹脂材料の圧送が可能とな
る。ここで、前記バルブに近接してエア抜きコックを設
けた場合には、樹脂材料の補充や交換作業時のエア抜き
を容易にでき、しかも、樹脂材料の無駄を極力少なくす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る材料圧送装置の概略正面図。
【図2】図1の概略右側面図。
【図3】材料容器の拡大縦断面図。
【図4】材料補充装置の下部領域を示す概略拡大断面
図。
【図5】(A)は、従来例における材料圧送装置の要部
拡大断面図であり、(B)は、樹脂材料の残存状態を説
明するための(A)と同様の断面図である。
【符号の説明】
10 材料圧送装置 12 バッファタンク(材料収容体) 17 圧送手段 22A 通路 33 材料容器(材料貯蔵体) 34 受け台 38 容器本体 46 プランジャー(蓋体) M 樹脂材料

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂材料が内部に収容された材料収容体
    と、この材料収容体内の樹脂材料を吸引して所定方向に
    圧送する圧送手段とを備えた材料圧送装置において、 前記材料収容体内に通路を介して連通するとともに内部
    に補充用の樹脂材料が収容された材料貯蔵体を併設し、
    当該材料貯蔵体から前記材料収容体内に樹脂材料が供給
    されることを特徴とする材料圧送装置。
  2. 【請求項2】 前記圧送手段は、前記材料収容体内の樹
    脂材料の液面近傍から当該樹脂材料を吸引可能に設けら
    れ、前記通路は、前記材料収容体の下端側に連結されて
    いることを特徴とする請求項1記載の材料圧送装置。
  3. 【請求項3】 前記材料貯蔵体は、前記材料収容体内へ
    の樹脂材料の供給時にセットされる設置部に着脱自在に
    設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の
    材料圧送装置。
  4. 【請求項4】 前記材料貯蔵体は、上端側が開放する有
    底容器状の容器本体と、この容器本体内で昇降可能とな
    る蓋体とを備え、当該蓋体を上方から押圧することによ
    って前記樹脂材料が前記材料収容体内に供給されること
    を特徴とする請求項1、2又は3記載の材料圧送装置。
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