JP2003118276A - 証券発行装置、及びプログラム - Google Patents

証券発行装置、及びプログラム

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JP2003118276A
JP2003118276A JP2001314238A JP2001314238A JP2003118276A JP 2003118276 A JP2003118276 A JP 2003118276A JP 2001314238 A JP2001314238 A JP 2001314238A JP 2001314238 A JP2001314238 A JP 2001314238A JP 2003118276 A JP2003118276 A JP 2003118276A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 セキュリティの高い証券を低コストで発行す
ることができる証券発行装置、及びプログラムを提供す
ることである。 【解決手段】 ホストコンピュータ100は、証券の券
面を印刷するクライアント200とネットワークNを介
して接続されており、黒トナーで印刷する印刷データ
と、顧客に応じて、偽造を防止するために透明蛍光トナ
ーを用いて印刷する透明蛍光印刷データとを作成する。
ホストコンピュータ100によって作成されたそれぞれ
の印刷データは、ネットワークNを介してクライアント
200に送信する。クライアント200は、受信した印
刷データに基づいて、黒色トナー及び透明蛍光トナーを
用いて証券の券面を印刷する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手形や小切手等の
証券を発行する証券発行装置、及びプログラムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、金融機関の事務センター又は営業
店等において、金融機関の顧客に対して、未使用の手形
や小切手を発行するための証券発行装置が利用されてい
る。この証券発行装置によって発行される手形や小切手
の券面には、手形交換所規則に準拠したフォーマットに
従って、ほとんどの要件が印刷されている。更に、顧客
の名称(カナ文字)又は顧客の署名鑑と、用紙の底辺部
分(クリアバンド)には、MICR(Magnetic Ink Cha
racter Recognition:磁気インキ文字読取用字体)方式
による口座番号等が券面に印刷されている。
【0003】その一方、手形や小切手は有価証券である
ために、それらが実際に市場で流通する段階、つまり、
金融機関によって発行され、顧客によって振り出された
状態における不正使用は排除されなくてはならない。従
って、金融機関は、手形や小切手の発行に際して、改ざ
んや偽造の防止には充分に配慮しなくてはならない。従
来、金融機関の一部において、不正コピーを抑止するた
めに、手形や小切手に透かし入りの用紙を採用したり、
本物であることを証明するためのホログラム・シールを
手形や小切手に貼付したりすることによって、手形や小
切手の偽造防止を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな透かし入り用紙又はホログラム・シールを用いて手
形や小切手を発行する場合、一枚あたりの発行コストが
その分高くならざるを得ない。
【0005】また、これに対して、金融機関の名称やロ
ゴマーク等を地紋に加工して券面に印刷したり、顧客の
署名鑑を券面に印刷したりすることによって、その手形
や小切手が本物か否かを識別することを可能にし、偽造
防止を図る仕組みも有る。しかし、地紋や署名鑑を券面
に印刷するのは、インキ印刷によるため、画一的にしか
印刷されず、偽造防止の観点から見ると不充分なもので
あった。
【0006】そのため、金融機関による手形や小切手の
発行において、安価でありながら、効果的な偽造防止の
仕掛けが強く要望されている。
【0007】本発明の課題は、セキュリティの高い証券
を低コストで発行することができる証券発行装置、及び
プログラムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の証
券発行装置は、黒トナーで印刷する署名鑑印刷データを
生成する第一の生成手段と、前記署名鑑印刷データに基
づいて、透明蛍光トナーで印刷する透明蛍光印刷データ
を生成する第二の生成手段と、前記署名鑑印刷データを
黒トナーで印刷する第一の印刷手段と、前記透明蛍光印
刷データを署名鑑が印刷される座標位置に透明蛍光トナ
ーで印刷する第二の印刷手段と、を具備したことを特徴
としている。
【0009】請求項4記載の発明の証券発行装置は、黒
トナーで印刷する署名鑑印刷データを生成する第一の生
成手段と、顧客データに基づいて、透明蛍光トナーで印
刷する透明蛍光印刷データを生成する第二の生成手段
と、前記署名鑑印刷データを黒トナーで印刷する第一の
印刷手段と、前記透明蛍光印刷データを署名鑑が印刷さ
れる座標位置に透明蛍光トナーで印刷する第二の印刷手
段と、を具備したことを特徴としている。
【0010】請求項8記載の発明の証券発行装置は、黒
トナーで印刷する印刷データを生成する第一の生成手段
と、顧客データに基づいて、透明蛍光トナーで印刷する
透明蛍光印刷データを生成する第二の生成手段と、前記
印刷データを黒トナーで印刷する第一の印刷手段と、前
記透明蛍光印刷データを透明蛍光トナーで印刷する第二
の印刷手段と、を具備したことを特徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。
【0012】先ず、構成を説明する。図1は、本発明の
実施の形態に係る証券発行システム1000の全体構成
を示す図である。この証券発行システム1000は金融
機関の事務センター等に設置され、手形や小切手を印刷
し、発行するためのものである。
【0013】図1において、証券発行システム1000
は、証券の発行業務を統括するホストコンピュータ10
0と、ホストコンピュータ100にネットワークNを介
して相互にアクセス可能な形態で接続され、証券の券面
の印刷等を行うクライアント200と、から構成されて
いる。
【0014】ここでのネットワークNとは、例えば、L
AN(Local Area Network)、又はWAN(Wide Area
Network)等により構成される通信回線網であり、独立
して構築された専用線、或いは一般の電話回線やデジタ
ルデータを伝送可能なISDN(Integrated Services
Digital Network)回線等の公衆回線を複数有する。
尚、図1において、ホストコンピュータ100−クライ
アント200間の接続を有線接続として図示している
が、これは無線接続であっても良い。
【0015】図2は、証券発行システム1000におけ
る証券の発行に係るプログラムの関係を概念的に示す図
である。ホストコンピュータ100とクライアント20
0は、それぞれホスト側発行プログラム、及びクライア
ント側発行プログラムを実行して、相互にデータや各種
信号等の送受信を行う。
【0016】図2に示すように、ホストコンピュータ1
00は、発行受付ファイル106a(図4参照)内のデ
ータに基づいて作成された発行バッチファイル106i
(図12参照)からデータを読み出し、券面に印刷する
データ(印刷データ)や印刷業務に係る制御データを、
ネットワークNを介して、クライアント200に送信す
る。また、ホストコンピュータ100は、クライアント
200による券面の印刷が終了すると、ネットワークN
を介して、クライアント200から発行終了に係る通知
信号を受信する。以上の処理を、ホストコンピュータ1
00は、発行バッチファイル106i内の全てのレコー
ドに対して行う。
【0017】次に、図3を参照して、ホストコンピュー
タ100の内部構成を詳細に説明する。図3は、ホスト
コンピュータ100の機能的構成を示すブロック図であ
る。図3に示すように、ホストコンピュータ100は、
CPU101、表示装置102、入力装置103、RA
M104、記録媒体106を有する記憶装置105、通
信装置107、により構成されており、記録媒体106
を除く各部はバス108により相互に接続されており、
バス108を介してデータの送受信が行われる。また、
通信装置107には前述のネットワークNが接続されて
おり、このネットワークNを介して、クライアント20
0と通信するようになっている。
【0018】CPU(Central Processing Unit)10
1は、記録媒体106に格納されているシステムプログ
ラム及び当該システムプログラムに対応する各種アプリ
ケーションプログラムの中から指定されたアプリケーシ
ョンプログラムを読み出し、RAM104内に形成され
たワークメモリ(図示せず)に展開し、入力装置103
から入力される各種指示信号等に応じて、当該アプリケ
ーションプログラムに従って各部を集中制御し、各種処
理を実行する。そして、その処理結果をRAM104内
のワークメモリに格納すると共に、表示装置102に表
示する。また、RAM104に格納した処理結果を、記
憶装置105或いは記録媒体106の所定の保存先に保
存する。
【0019】また、CPU101は、記録媒体106内
に格納されたホスト側発行プログラムに従って、後述す
る証券印刷処理を実行することによって、証券の発行業
務を行う。また、各証券に対しセキュリティ機能を提供
するために、後述するセキュリティ・マーク生成処理を
実行し、透明蛍光トナーを用いて印刷する印刷データ
(透明蛍光印刷データ)をRAM104に展開し記録媒
体106に格納して、クライアント200に送信する。
【0020】表示装置102は、LCD(Liquid Cryst
al Display)やCRT(Cathode Ray Tube)等により構
成され、CPU101から入力される表示信号の指示に
従って各種表示データの画面表示を行う。具体的には、
CPU101により実行されるホスト側発行プログラム
の処理に必要な各種パラメータを入力する入力画面、ま
た、ホスト側発行プログラムの各処理の工程を示す処理
工程画面等を表示する。
【0021】入力装置103は、文字/英数字入力キ
ー、カーソルキー、及び各種機能キー等を備えたキーボ
ードと、ポインティングデバイスであるマウスと、を備
えて構成され、キーボードで押下操作されたキーの押下
信号とマウスによる操作信号とを、入力信号としてCP
U101へ出力する。具体的には、CPU101により
実行されるホスト側発行プログラムの処理に必要な各種
パラメータを入力すると共に、ホスト側発行プログラム
の起動や停止等の指示を入力し、その各種入力信号をC
PU101に出力する。
【0022】RAM(Random Access Memory)104
は、CPU101により実行されるホスト側発行プログ
ラムの処理に必要なファイル及びパラメータを記憶する
ワークメモリを有すると共に、CPU101がホスト側
発行プログラムの処理を実行する際に、記録媒体106
から読み出された各種ファイルや入力又は出力データの
他、通信装置107を介して受信するデータ等を一時に
展開するワークメモリを有する。更に、券面に印刷する
印刷データを展開するワークメモリを備える。
【0023】記憶装置105は、プログラムやデータ等
が予め記憶されている記録媒体106を有している。こ
の記録媒体106は磁気的、光学的記録媒体、若しくは
半導体等の不揮発性メモリで構成されており、記憶装置
105に固定的に設けたもの、若しくは着脱自在に装着
するものである。記録媒体106にはホスト側発行プロ
グラムが格納されており、また、ホスト側発行プログラ
ムの実行で処理されたデータやファイル等も格納され
る。
【0024】尚、記憶装置106が記憶するプログラム
又はデータ等は、その一部若しくは全部を他の機器から
ネットワーク回線等の伝送媒体を介して通信装置107
から受信して記憶する構成にしても良く、更に、記録媒
体106はネットワーク上に構築された別のホストコン
ピュータの記録媒体であっても良い。また、プログラム
をネットワーク回線等の伝送媒体を介して他の機器へ伝
送して、これらの機器にインストールするように構成し
ても良い。
【0025】この記録媒体106には、発行受付ファイ
ル106a(図4参照)、口座マスタファイル106b
(図5参照)、証券番号管理ファイル106c(図6参
照)、支店マスタファイル106d(図7参照)、証券
用紙フォーマット情報ファイル106e(図8参照)、
署名鑑データファイル106f(図9参照)、顧客マー
クデータファイル106g(図10参照)、セキュリテ
ィ制御ファイル106h(図11参照)、発行バッチフ
ァイル106i(図12参照)、基本の印刷フォームが
証券の種類(券種)毎に格納される基本フォームデータ
ファイル106j、金融機関のロゴマークのイメージデ
ータが格納されるロゴマークデータファイル106k、
特殊なフォントを作成するためのデータが格納される特
殊フォントデータファイル106lの各種ファイルが格
納されている。
【0026】図4は、発行受付ファイル106a内のデ
ータ構成例を示す図である。この発行受付ファイル10
6aには、金融機関が顧客から証券の発注を受け付けた
時点で、どこの支店の、誰が(担当者)、誰から(顧
客:入力は当座口座番号)、何を(手形・小切手の種
類)、どれだけ発行するかのデータを入力する。図4に
おいては、証券発行ファイル106aは、金融機関番
号、支店番号、口座番号、依頼受付者担当者ID、依頼
受付日、依頼券種、依頼冊数をフィールドとして、発行
する証券1枚を1レコードとして、それぞれのデータが
格納されるテーブルとなっている。
【0027】図5は、口座マスタファイル106b内の
データ構成例を示す図である。この口座マスタファイル
106bには、顧客が持つ口座に関するデータが格納さ
れる。図5においては、口座マスタファイル106b
は、金融機関番号、支店番号、口座番号、顧客名、振出
地、署名鑑有無、署名鑑イメージ、カナ文字(顧客
名)、顧客マークイメージをフィールドとして、それぞ
れのデータが格納されるテーブルとなっている。
【0028】図6は、証券番号管理ファイル106c内
のデータ構成例を示す図である。この証券番号管理ファ
イル106cには証券番号の採番管理を行うためのデー
タが格納され、券種毎に証券管理を行っているものであ
る。図6においては、証券番号管理ファイル106c
は、金融機関番号、支店番号、券種番号、証券番号記号
部、証券番号数値部をフィールドとして、データが格納
されるテーブルとなっている。尚、ここで記録される証
券番号は割り当て済みの番号の最終値であるため、新し
い証券を印刷する際には、この証券番号は必ず更新され
る。
【0029】図7は、支店マスタファイル106d内の
データ構成例を示す図である。この支店マスタファイル
106dには証券を発行する金融機関やその発行支店に
関するデータが格納される。図7においては、支店マス
タファイル106dは、金融機関番号、支店番号、支店
名、支店住所、交換所番号、交換所名をフィールドとし
て、データが格納されるテーブルとなっている。
【0030】図8は、証券用紙フォーマット情報ファイ
ル106e内のデータ構成例を示す図である。この証券
用紙フォーマット情報ファイル106eとは券面の印刷
フォーマットを券種毎に格納する制御ファイルで、券面
に印刷する文字や図柄の大きさや、ピッチ、X方向アド
レス、Y方向アドレス等のデータが記録される。図8に
おいては、証券用紙フォーマット情報ファイル106e
は、金融機関番号、証券券種コード、基本フォームファ
イル名称、証券番号印刷記号部桁数、証券番号印刷数値
部桁数、証券番号印刷(X・Yアドレス、文字サイズ・
ピッチ)、カナ文字印刷(X・Yアドレス、文字サイズ
・ピッチ)、透明蛍光印刷用カナ文字(X・Yアドレ
ス、文字サイズ・ピッチ)、署名鑑印刷(X・Yアドレ
ス)、透明蛍光印刷用署名鑑ずらし印刷(X・Yアドレ
ス、)、透明蛍光用署名鑑拡大率、振出地印刷(X・Y
アドレス、文字サイズ・ピッチ)、支払地印刷(X・Y
アドレス、文字サイズ・ピッチ)をフィールドとして、
券種毎にデータが格納されるテーブルとなっている。
【0031】図9は、署名鑑データファイル106f内
のデータ構成例を示す図である。この署名鑑データファ
イル106fには、顧客によって申請されて金融機関が
登録した署名鑑のイメージデータ(署名鑑印刷データ)
が顧客毎に格納される。
【0032】図10は、顧客マークデータファイル10
6g内のデータ構成例を示す図である。この顧客マーク
データファイル106gには、顧客によって登録された
屋号やサービスマーク等のマーク(顧客マーク)のイメ
ージデータが顧客毎に格納される。
【0033】図11は、セキュリティ制御ファイル10
6h内のデータ構成例を示す図である。このセキュリテ
ィ制御ファイル106hには、証券毎に、透明蛍光トナ
ーを用いて印刷(透明蛍光印刷)するか否かを制御する
ためのデータが格納される。図11においては、セキュ
リティ制御ファイル106hは、金融機関ロゴマーク、
顧客カナ文字印刷、署名鑑縁取り印刷、顧客マーク印
刷、顧客カナ文字地紋加工印刷、金融機関・支店名地紋
加工印刷の各項目に対して、透明蛍光印刷をするか否か
の設定が格納されるテーブルとなっており、発行する証
券1枚を1レコードとして、それぞれのデータが格納さ
れる。ここで、透明蛍光印刷されるように設定されてい
る項目(透明蛍光印刷データ)は、透明蛍光トナーを用
いて印刷される。
【0034】図12は、発行バッチファイル106i内
のデータ構成例を示す図である。この発行バッチファイ
ル106iには、券面に印刷するデータが格納される。
ここでのデータは、前述の発行受付ファイル106a、
口座マスタファイル106b、証券番号管理ファイル1
06c、支店マスタファイル106d、署名鑑データフ
ァイル106f、顧客マークデータファイル106g等
内に格納されたデータに基づいて作成される。図12に
おいては、発行バッチファイル106iは、金融機関番
号、支店番号、口座番号、顧客名、券種コード、証券番
号記号部、証券番号数値部、支払地、振り出し地、交換
所番号、交換所名、署名鑑有無フラグ、署名鑑イメー
ジ、カナ文字、発行機論理番号、発行機物理番号、依頼
受付担当者ID、依頼受付日をフィールドとし、発行す
る証券1枚につき1レコードとして、データが格納され
るテーブルである。
【0035】更に、記録媒体106には、前述のファイ
ルを管理するために、証券フォーマットマネージャ10
1a、基本フォームマネージャ101b、金融機関情報
マネージャ101c、顧客情報マネージャ101d、署
名鑑マネージャ101e、セキュリティ署名鑑マネージ
ャ101f、セキュリティマークマネージャ101g、
セキュリティ地紋マネージャ101h、ロゴマークマネ
ージャ101iの管理プログラム(マネージャ)が格納
されており、CPU101は、これらのマネージャを実
行することによって、券面に印刷する印刷データを作成
する。
【0036】図13は、前述のファイルとマネージャと
の関係を概念的に示したブロック図である。
【0037】先ず、証券フォーマットマネージャ101
aは本ブロックの中核をなすものであり、その配下に3
つのマネージャ(基本フォームマネージャ101b、金
融機関マネージャ101c、及び顧客情報マネージャ1
01d)をコントロールし、それらの3つのマネージャ
を通じて各種ファイルを管理することによって、証券の
印刷データを作成し、RAM104に展開する。
【0038】証券フォーマットマネージャ101aは、
先ず、証券用紙フォーマット情報ファイル106eを読
み込み、配下の3つのマネージャに各種指示を行うと共
に情報の受渡を行う。
【0039】基本フォームマネージャ101bは、基本
フォームデータファイル106j内のデータの読み込み
を行い、そのデータを証券フォーマットマネージャ10
1aに印刷データとして受渡を行う。その印刷例を図1
4(a)に示す。図14(a)が示すように、基本フォ
ームマネージャ101bによって、証券の名称、金融機
関名、金額欄、振出人欄等の、全ての証券に対して共通
に印刷される事項が作成される。
【0040】証券の基本フォームに金融機関のロゴマー
クを挿入する場合には、ロゴマークマネージャ101i
がロゴマークデータファイル106kからデータを読み
出した上で、基本フォームの印刷データを作成する。ま
た、セキュリティ制御ファイル106h内のデータにお
いて、金融機関のロゴマークに対して透明蛍光印刷する
ように設定されている場合は、ロゴマークマネージャ1
01iはロゴマークデータファイル106kからデータ
を読み出し、透明蛍光印刷データとして展開する。
【0041】金融機関情報マネージャ101cは支店マ
スタ106d内のデータを読み取り、証券を発行する金
融機関に関する情報について、券面に印刷する必要が有
る印刷データを証券用紙フォーマット情報ファイル10
6eの内容に従って作成する。金融機関情報マネージャ
101cが作成する印刷データの印刷例を図14(b)
に示す。図14(b)においては、金融機関の支店名や
店番号等が印刷されているが、ここで印刷される事項は
証券毎に変わる可能性が有るものである。
【0042】顧客情報マネージャ101eは口座マスタ
ファイル106bを読み取り、顧客に関する情報につい
て、証券に印刷する必要が有る印刷データを証券用紙フ
ォーマット情報ファイル106eの内容に従って作成す
る。顧客情報マネージャ101dが作成する印刷データ
の印刷例を図14(c)に示す。図14(c)において
は、顧客名や口座番号が印刷されているが、ここで印刷
される事項は証券毎に変わる可能性が有るものである。
【0043】図15は、図14(a)〜図14(c)の
印刷例に示す証券に印刷された全事項を、一枚の証券に
印刷した場合の券面例を示す。
【0044】署名鑑マネージャ101eは口座マスタフ
ァイル106bに署名鑑の印刷を行う旨の指示がされて
いる場合にのみ起動される。その場合、署名鑑データフ
ァイル106fデータを読み出し、証券用紙フォーマッ
ト情報ファイル106eの内容に従って署名鑑印刷デー
タを作成する。
【0045】また、セキュリティ制御ファイル106h
内のデータに、署名鑑を透明蛍光印刷するように設定さ
れている場合には、署名鑑マネージャ101eは透明蛍
光印刷用の署名鑑印刷データを作成する。また、顧客の
名称のカナ文字に対して透明蛍光印刷するように設定さ
れている場合には、顧客情報マネージャ101dが、顧
客名のカナ文字の透明蛍光印刷データを作成する。尚、
透明蛍光印刷する際の印刷アドレス、ピッチ等はフォー
マット情報ファイル106eに格納されている。
【0046】通常の署名鑑とずれた位置に、署名鑑を透
明蛍光印刷した場合の証券の印刷例を図16(a)に示
す。図16(a)においては、黒トナーで印刷される通
常の署名鑑印刷データに対し下右方向にずれた位置に透
明署名鑑印刷データが作成されて、合成印刷されてい
る。尚、下右方向にずれる位置は、予め、証券用紙フォ
ーマット情報ファイル106eに登録されている。ま
た、透明蛍光印刷する署名鑑のデータは、黒トナーで印
刷する署名鑑と同じデータを使用する。
【0047】図16(b)は、黒トナーで印刷される通
常の署名鑑を透明蛍光トナーで縁取り印刷した場合の証
券の印刷例を示す。この際、透明蛍光印刷される透明署
名鑑印刷データは、署名鑑印刷データを拡大したもので
ある。尚、通常の拡大率は105〜110%であるが、
その拡大率は証券用紙フォーマット情報ファイル106
eに登録されている。また、この場合の印刷位置は、上
下左右の縁取りが均一になるような署名鑑の拡大率に従
って決定されることになる。
【0048】黒トナーで印刷される通常の署名鑑が印刷
される座標位置に、顧客マークを透明蛍光印刷した場合
の証券の印刷例を図16(c)に示す。セキュリティマ
ークマネージャ101gが顧客マークデータファイル1
06gからデータを読み出して透明蛍光印刷データを作
成する。この際、透明蛍光印刷される顧客マークが展開
される位置は、署名鑑が印刷される座標位置と同じ位置
である。
【0049】図16(d)は、黒トナーで印刷される署
名鑑が印刷される座標位置に、顧客名を微小文字にし
て、罫線状に加工した地紋を透明蛍光印刷した場合の証
券の印刷例を示す図である。また、図16(e)は、黒
トナーで印刷される署名鑑が印刷される座標位置に、金
融機関名及び支店名を微小文字にして、罫線状に加工し
た地紋を透明蛍光印刷した場合の証券の印刷例を示す。
この場合、セキュリティ地紋マネージャ101hが、口
座マスタファイル106b又は支店マスタ106d内に
格納されたデータを読み出し、特殊フォントデータファ
イル106l内に格納される特殊フォントに係るデータ
に基づいてフォントの加工を行い、透明蛍光印刷データ
を作成する。尚、この時の地紋は署名鑑の大きさで生成
される。また、図16(d)及び図16(e)が示すよ
うに、各行を2〜3文字ずらして印刷データを生成す
る。
【0050】通信装置107は、ルータやターミナルア
ダプタ(TA:Terminal Adapter)等によって構成さ
れ、専用線、或いはISDN回線等の通信回線を介して
ネットワーNに接続されたクライアント200との通信
制御を行う。CPU101により実行されるホスト側発
行プログラムの処理において、クライアント200への
証券発行の指示信号や、発行制御データ、印刷データ等
を送信し、また、クライアント200から送信される証
券発行の終了信号等を受信する。
【0051】以上がホストコンピュータ100の構成で
ある。次にクライアント200の構成について説明す
る。
【0052】図1において、クライアント200は、証
券の印刷業務の制御を行う制御装置1と、証券印刷装置
10と、証券検査装置20と、から構成されており、制
御装置1と証券印刷装置10及び証券検査装置20との
間には、それぞれケーブルC1及びケーブルC2により
接続されている。
【0053】図17は、制御装置1の機能的構成を示す
ブロック図である。図17に示すように、制御装置1
は、CPU2、表示装置3、入力装置4、RAM5、記
録媒体7を有する記憶装置6、通信装置8、により構成
されており、記録媒体7を除く各部はバス9により相互
に接続されている。また、バス9には、前述のケーブル
C1及びケーブルC2を介して、証券印刷装置10と証
券検査装置20とが接続されている。更に、通信装置8
にはネットワークNが接続されており、制御装置1は、
このネットワークNを介して、ホストコンピュータ10
0と接続されている。
【0054】CPU2は、記録媒体7内に格納されたク
ライアント側発行プログラムに従って各種処理を実行
し、証券印刷装置10における証券の券面への印刷処理
を制御する信号をバス9及びケーブルC1を介して証券
印刷装置10に出力すると共に、証券検査装置20内の
各部における動作を監視して制御する各種制御信号をバ
ス9及びケーブルC2を介して証券検査装置20に出力
する。
【0055】また、クライアント側発行プログラムの処
理において、CPU2はホストコンピュータ100から
ネットワークNを介して送信される証券発行の指示信号
と、発行バッチファイル106i等から作成された印刷
データを受信し、その印刷データを券面に印刷・発行す
る。また、証券の発行が終了すると、終了信号をホスト
コンピュータ100へ送信する。
【0056】表示装置3は、CPU2により実行される
クライアント側発行プログラムの処理に必要な各種パラ
メータを入力する入力画面、また、クライアント側発行
プログラムの各処理の工程を示す処理工程画面等を表示
する。
【0057】入力装置4は、CPU2により実行される
クライアント側発行プログラムの処理に必要な各種パラ
メータを入力すると共に、クライアント側発行プログラ
ムの起動や停止等の指示を入力し、その各種入力信号を
CPU2に出力する。
【0058】RAM5は、CPU2により実行されるク
ライアント側発行プログラムの処理に必要なファイル及
びパラメータを記憶するワークメモリを有すると共に、
CPU2がクライアント側発行プログラムの処理を実行
する際に、記憶装置6から読み出された各種ファイルや
入力又は出力データの他に、ホストコンピュータ100
から通信装置8を介して受信する印刷データ等を一時的
に展開するワークメモリを有する。
【0059】記憶装置6は、プログラムやデータ等が予
め記憶されている記録媒体7を有している。この記録媒
体7は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体等の不
揮発性メモリで構成されており、記憶装置6に固定的に
設けたもの、若しくは着脱自在に装着するものである。
記録媒体7にはクライアント側発行プログラム、及びこ
のプログラムで処理されたデータ等が記憶されている。
【0060】通信装置8は、ルータやターミナルアダプ
タ等によって構成され、専用線、或いはISDN回線等
の通信回線を介してネットワーNに接続されたホストコ
ンピュータ100との通信制御を行う。CPU2によっ
て実行されるクライアント側発行プログラムにおいて、
ホストコンピュータ100から印刷データ等を受信し、
更に、証券の発行が終了した旨を示す終了信号等をホス
トコンピュータ100に送信する。
【0061】図1において、証券印刷装置10は、MI
CR文字印刷用の磁気トナー(黒色トナー)及び透明蛍
光トナーの2種類の特殊なインクを用いて、証券の券面
に文字や背景(地紋)を印刷・出力する、いわゆるタン
デム式の画像形成装置である。
【0062】尚、ここで用いられる透明蛍光トナーと
は、普段は透明であるが、紫外線を照射することによっ
て蛍光するものである。この透明蛍光トナーによって印
刷された文字や図柄は、普段は視認が困難なものだが、
例えば、ブラックライト等の紫外線をあてると、その刺
激により蛍光をもって明瞭に浮かび上がってきて、視認
できるようになる。
【0063】証券印刷装置10は、CPU2により実行
されるクライアント側発行プログラムの処理に際して、
CPU2から入力される印刷データや制御データ等に基
づいて、証券の印刷を実行する。また、証券の印刷が終
了すると、印刷が終了した用紙を後述する証券検査装置
20内のスリッタ部(図示せず)に排紙する。
【0064】図1において、証券印刷装置10は、黒ト
ナーを用いて印刷を行う画像形成ユニット11、透明蛍
光トナーを用いて印刷を行う画像形成ユニット12、及
び搬送部13により構成されている。
【0065】画像形成ユニット11、及び画像形成ユニ
ット12は、それぞれ感光体ドラム11a、印字ヘッド
11b及び現像器11cを備えており、現像容器に収納
されるトナーの色(黒色、又は透明蛍光色)を除き、同
じ構成である。
【0066】また、搬送部13は、搬送ベルト13a、
駆動ロール13b、ガイドローラ13c、とから構成さ
れる。搬送ベルト13aは、ガイドローラ13cによっ
て案内され、駆動ロール13bの駆動により回動し、証
券用紙を図中左方向へ搬送する。
【0067】CPU2から入力される印刷データに基づ
いて、印字ヘッド11bは帯電器(図示せず)によって
帯電した感光体ドラム11aの周面に光書き込みを行
う。そうすることによって、感光体ドラム11aには印
刷データに基づく静電潜像が形成され、更に、現像器1
1cによる現像処理によりトナー像が形成される。この
時、感光体ドラム11aの周面に形成されたトナー像
は、現像容器に収納した黒トナーによるものである。そ
して、そのトナー像は搬送ベルト13aによって搬送さ
れてきた用紙に転写される。
【0068】黒トナーによるトナー像が転写された用紙
は、搬送ベルト13aによって更に図中左方向に移動
し、透明蛍光トナーを収納する画像形成ユニット12の
位置まで達すると、同じように、透明蛍光トナーによる
トナー像が転写される。以上の工程を経ることによっ
て、証券に黒トナー及び蛍光・透明トナーによる画像の
転写が行われ、証券検査装置20へと排出される。
【0069】証券検査装置20は、スリッタ部、用紙走
行部及びスタッカ部により構成されている(何れも図示
せず)。
【0070】スリッタ部は、更にイメージリーダ(図示
せず)を備えており、証券印刷装置10から排紙される
用紙を読み取って、正常に印刷された証券(正常証券)
と、何らかのエラーを抱えた証券(エラー証券)を分離
し、その分離した正常証券とエラー証券を用紙走行部内
の各走行経路に排紙する。
【0071】用紙走行部は、その内部に用紙搬送経路
(図示せず)を備え、その各用紙搬送経路によりスリッ
タ部から分離排紙される正常証券とエラー証券を1枚ず
つ搬送し、スタッカ部にそれぞれ排紙する。
【0072】スタッカ部は、用紙搬送経路により搬送さ
れる証券を蓄えるスタッカを備える。ここには、2種類
の排紙スタッカが設けられており、その一つはノーマル
スタッカで、前述の正常証券を蓄えるものである。もう
一つはエラースタッカで、エラー証券を蓄えるものであ
る。尚、エラー証券は書損として廃棄される。
【0073】次に動作を説明する。本実施の形態に係る
ホストコンピュータ100により実行される証券印刷処
理について図18のフローチャートを参照して詳細に説
明する。
【0074】先ず、CPU101は、記録媒体106に
格納された発行バッチファイル106i内のレコードを
読み出し(ステップS1)、証券番号管理ファイル10
6c内に格納されている証券番号を、例えば、1足すこ
とによって更新する(ステップS2)。この証券番号と
は、各証券に付与される証券ユニークな番号である。
【0075】次に、CPU101は証券の券面に印刷す
るフォーマットデータを作成する(ステップS3)。そ
して、CPU101は、黒トナーで印刷する通常の印刷
データ(通常の証券券面データ)を生成して、生成した通
常印刷データをクライアント200に送信する処理と、
透明蛍光トナーで印刷する透明蛍光印刷データを生成
(セキュリティ・マーク生成処理)し、生成した透明蛍光
印刷データをクライアント200に送信する処理と、証
券検査装置20に排紙するための排紙命令データをクラ
イアント200に送信する処理を実行することによっ
て、証券の印刷・発行を実行させる(ステップS4)。
【0076】CPU101は、発行バッチファイル10
6i内に格納された全レコードの証券の発行が終了した
か否かを判別し(ステップS5)、全レコードの発行が
終了していない場合(ステップS5;N)は、証券番号
を更新して、新たなレコードの印刷を行うというステッ
プS2からの処理を繰り返す。
【0077】発行バッチファイル106i内の全レコー
ドの印刷が終了すると(ステップS5;Y)、一連の証
券印刷処理は終了する。
【0078】次に、前記図18のステップS4において
CPU101により実行されるセキュリティ・マーク生
成処理について、図19〜図21のフローチャートを参
照して詳細に説明する。
【0079】前提として、セキュリティ・マーク生成処
理によって作成される印刷データは証券券面に透明蛍光
トナーによって透明蛍光印刷されるもの(透明蛍光印刷
データ)であり、透明蛍光印刷することによって、証券
にセキュリティ機能を提供する。
【0080】先ず、CPU101は、記録媒体106に
格納されているセキュリティ制御ファイル106h内の
データを読み出し(ステップS11)、セキュリティ制
御ファイル106h内に格納されている設定データに基
づいて、証券を発行する金融機関のロゴマークを証券の
券面に透明蛍光印刷するか否かを判別する(ステップS
12)。
【0081】ステップS12の判別の結果、金融機関の
ロゴマークを透明蛍光印刷するように設定されている場
合は(ステップS12;Y)、CPU101は、発行バ
ッチファイル106i内に格納されている金融機関番号
に対応するロゴイメージを、ロゴマークデータファイル
106kから読み出し(ステップS13)、印刷データ
に展開する(ステップS14)。更に、CPU101
は、発行バッチファイル106iに記憶されている支店
番号に対応する支店名称を読み出して(ステップS1
5)、その支店名称を印刷データに展開する(ステップ
S16)。
【0082】ステップS12の判別の結果、金融機関の
ロゴマークを透明蛍光印刷しないように設定されている
場合は(ステップS12;N)、ステップS13〜S1
6をスキップして、ステップS17の処理へと移行す
る。
【0083】次に、ステップS11によって読み出した
セキュリティ制御ファイル106h内の設定データに基
づいて、CPU101は、顧客名称のカナ文字を透明蛍
光印刷するか否かを判別する(ステップS17)。ステ
ップS17の判別の結果、顧客名のカナ文字を透明蛍光
印刷するように設定されている場合(ステップS17;
Y)は、CPU101は、発行バッチファイル106i
から顧客名称のカナ文字を取得し(ステップS18)、
そのカナ文字を印刷データに展開する(ステップS1
9)。
【0084】ステップS17の判別の結果、顧客名称の
カナ文字を透明蛍光印刷しないように設定されている場
合は(ステップS17;N)、ステップS18〜S19
をスキップして、ステップS20の処理に移行する。
【0085】次に、CPU101は、ステップS11に
よって読み出したセキュリティ制御ファイル106h内
の設定データに基づいて、通常の署名鑑を透明蛍光トナ
ーで縁取るか否かを判別する(ステップS20)。ステ
ップS20の判別の結果、署名鑑を透明蛍光トナーで縁
取るように設定されている場合は(ステップS20;
Y)、CPU101は、発行バッチファイル106iか
ら署名鑑イメージポインタを読み出し(ステップS2
1)、読み出した署名鑑イメージを10%拡大する(ス
テップS22)。そして、CPU101は、ステップS
22によって拡大した署名鑑イメージを印刷データとし
て展開する(ステップS23)。
【0086】ステップS20の判別の結果、署名鑑を透
明蛍光トナーで縁取るように設定さされていない場合は
(ステップS20;N)、ステップS21〜S23をス
キップして、ステップS24の処理に移行する。
【0087】次に、CPU101は、ステップ11にて
読み出したセキュリティ制御ファイル106h内の設定
データに基づいて、地紋を透明蛍光印刷するか否かを判
別する(ステップS24)。
【0088】ステップS24の判別の結果、地紋を透明
蛍光印刷するように設定されている場合は(ステップS
24;Y)、どのような地紋を印刷するかを決定するた
めに、CPU101は、ステップS11にて読み出した
セキュリティ制御ファイル106h内の設定データに基
づいて、証券を発行する金融機関の名称及び支店名を加
工した地紋を印刷するか否かを判別する(ステップS2
5)。
【0089】ステップS25の判別の結果、金融機関名
と支店名の地紋を透明蛍光印刷するように設定されてい
る場合は(ステップS25;Y)、CPU101は、発
行バッチファイル106i内から証券を発行する金融機
関の名称及び発行支店名を取得する(ステップS2
6)。次に、CPU101は、ステップS26にて取得
した金融機関の名称と支店名を微小文字にフォント変換
して(ステップS27)、署名鑑が印刷される座標位置
に、そのフォント変換した微小文字を罫線状に加工して
印刷データに展開する(ステップS28)。
【0090】ステップS25の判別の結果、金融機関名
と支店名の地紋を透明蛍光印刷しないように設定されて
いる場合には(ステップS25;N)、CPU101
は、顧客名のカナ文字の地紋を透明蛍光印刷するか否か
を判別する(ステップS29)。
【0091】ステップS29の判別の結果、顧客名のカ
ナ文字の地紋を透明蛍光印刷するように設定されている
場合は(ステップS29;Y)、CPU101は、発行
バッチファイル106i内から顧客名のカナ文字を取得
し(ステップS30)、そのカナ文字を微小文字にフォ
ント変換する(ステップS31)。そして、CPU10
1は、署名鑑が印刷される座標位置に、ステップS31
にてフォント変換した微小文字を罫線状に加工して印刷
データに展開する(ステップS32)。
【0092】ステップS29の判別の結果、顧客名のカ
ナ文字の地紋を透明蛍光印刷しないように設定されてい
る場合は(ステップS29;N)、署名鑑が印刷される
座標位置に地紋を印刷するか否かを判別する(ステップ
S33)。ステップ33の判別の結果、署名鑑の位置に
地紋を透明蛍光印刷するように設定されている場合(ス
テップS33;Y)、記録媒体106に格納されている
証券用紙フォーマット情報ファイル106e内から署名
鑑を印刷する座標を取得する(ステップS34)。そし
て、発行バッチファイル106iに格納されている顧客
名に対応する追加地紋を読み出し(ステップS35)、
読み出した地紋の印刷データを、署名鑑の印刷座標の位
置に展開する(ステップS36)。
【0093】また、ステップS24の結果、署名鑑の位
置に地紋を透明・印刷しないように設定されている場合
は(ステップS24;N)、CPU101は、例えば、
金額を記入する欄の位置のように、署名鑑の位置以外に
追加で地紋を透明蛍光印刷するか否かを判別する(ステ
ップS37)。
【0094】ステップS37の判別の結果、追加で地紋
を透明蛍光印刷する場合は(ステップS37;Y)、C
PU101は、発行バッチファイル106i内から金融
機関名、支店名、顧客名のカナ文字を取得して(ステッ
プS38)、それらを微小文字にフォント変換をする
(ステップS39)。そして、金額欄を印刷する座標の
位置に、ステップS39にてフォント変換をした微小文
字を印刷データとして展開する(ステップS40)。
【0095】ステップS33の判別の結果、署名鑑の座
標位置に地紋を透明蛍光印刷しないよう設定されている
場合(ステップS33;N)、又はステップS37の判
別の結果、署名鑑の座標位置以外にも地紋を透明蛍光印
刷しないように設定されている場合、又は前述のステッ
プS40の処理が終了すると、一連のセキュリティ・マ
ーク生成処理が終了する。
【0096】以上説明した様に、本発明の実施の形態に
係るホストコンピュータ100は、手形や小切手等の証
券の券面を印刷するクライアント200にネットワーク
Nを介して接続されており、黒トナーで印刷する印刷デ
ータと、顧客に応じて、偽造を防止するために透明蛍光
トナーを用いて印刷する透明蛍光印刷データを作成す
る。クライアント200はネットワークNを介してこれ
らの印刷データを受信し、黒トナー及び透明蛍光トナー
を用いて券面の印刷を行う。
【0097】従って、コピー機やスキャナ等による光学
的な読取手段を用いて証券を偽造しても、例えば、ブラ
ックライト等の紫外線をあてると、透明蛍光トナーを用
いて印刷された文字や図柄が再現されず、偽造された証
券であることを目視で容易に識別することができる。即
ち、透明蛍光トナーは特殊なトナーのため、一般的なコ
ピー機やプリンタ等では同等のものを印刷することがで
きない。また、黒トナーと透明蛍光トナーを用いた印刷
を1パスで実現するので、証券の発行業務に係る効率性
は高く、且つ、トナーの色毎に印刷機を用意する必要が
無いため、経済的である。従って、セキュリティの高い
証券を安価に発行することができる。
【0098】更に、透明なトナーを用いて印刷するため
に、偽造防止の仕掛けが目立つことがなく、証券が市場
に流通している段階においても、その美観や利便性が損
なわれることは無い。
【0099】また、微小文字を罫線状に加工した地紋を
透明蛍光トナーで印刷するので、装飾による見た目の品
位の高さと、加工度の高さにより、セキュリティの強度
が高い証券を発行することができる。
【0100】加えて、顧客に応じて異なる項目を透明蛍
光トナーで印刷するので、バリエーションに富んだ証券
の発行を行うことができることになり、顧客に対して画
一的な印刷しかできない従来の印刷機と比較して、有利
な効果を奏することになる。
【0101】尚、本発明は、前述の実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適
宜変更が可能である。例えば、前述の実施の形態におけ
る証券発行システム1000は、ホストコンピュータ1
00と、クライアント200内の制御装置1とを同一の
コンピュータシステムとして構成するものとしても良
い。その場合には、証券発行システム全体のサイズを小
さくできる。更には、前述のホストコンピュータ100
とクライアント200とを接続するためのネットワーク
Nが不要となり、その間の通信処理の削減を図ることも
可能である。
【0102】
【発明の効果】請求項1記載の発明の証券発行装置、及
び請求項13記載の発明のプログラムによれば、証券毎
に異なる署名鑑を黒トナーで印刷すると共に、透明で、
且つ、紫外線の照射により蛍光する透明蛍光トナーを用
いて署名鑑を印刷する。従って、コピー機やスキャナ等
による光学的な読取手段にて証券を偽造しても、紫外線
をあてると、透明蛍光トナーを用いて印刷された署名鑑
が蛍光せず、目視で確認することにより、偽造された証
券であることを容易に識別することができる。即ち、透
明蛍光トナーは特殊なトナーのため、一般的なコピー機
やプリンタ等では同等のものを印刷することができな
い。また、黒トナーと透明蛍光トナーによる印刷を1パ
スで実現するので、証券の発行業務に係る効率性は高
く、且つ、トナー毎に印刷機を必要としないので、費用
が安く済む。従って、セキュリティの高い証券を安価に
発行することができる。
【0103】また、透明なトナーを用いるために、偽造
防止の仕掛けが目立つことがなく、証券が市場に流通し
ている段階においても、その美観や利便性が損なわれる
ことは無い。
【0104】請求項2記載の発明の証券発行装置によれ
ば、請求項1記載の発明の効果に加えて、黒トナーで印
刷する署名鑑とは上下左右にずれた位置に、透明蛍光ト
ナーで署名鑑を印刷するので、装飾による見た目の品位
の高さと、加工度の高さにより、セキュリティの強度が
高い証券を発行することができる。
【0105】請求項3記載の発明の証券発行装置によれ
ば、請求項1記載の発明の効果に加えて、黒トナーで印
刷する署名鑑を透明蛍光トナーで縁取りながら印刷する
ので、装飾による見た目の品位の高さと、加工度の高さ
により、セキュリティの強度が高い証券を発行すること
ができる。
【0106】請求項4記載の発明の証券発行装置、及び
請求項14記載の発明のプログラムによれば、署名鑑が
印刷される位置に、顧客に応じて異なる地紋を透明蛍光
トナーで印刷する。従って、コピー機やスキャナ等によ
る光学的な読取手段にて証券を偽造しても、紫外線をあ
てると、透明蛍光トナーを用いて印刷した地紋が蛍光せ
ず、目視で確認することにより、偽造された証券である
ことを容易に識別することができる。即ち、透明蛍光ト
ナーは特殊なトナーのため、一般的なコピー機やプリン
タ等では同等のものを印刷することができない。また、
黒トナーと透明蛍光トナーとによる印刷を1パスで実現
するので、証券の発行業務に係る効率性は高く、且つ、
トナー毎に印刷機を必要としないので、費用が安く済
む。更に、券面に印刷する地紋を顧客毎に変えるため
に、バリエーションに富んだ証券を発行することができ
る。従って、セキュリティの高い証券を安価に発行する
ことができる。
【0107】また、透明なトナーを用いて地紋を印刷す
るので、偽造防止の仕掛けが目立つことがなく、証券が
市場に流通している段階においても、その美観や利便性
が損なわれることは無い。
【0108】請求項5記載の発明の証券発行装置によれ
ば、請求項4記載の発明の効果に加えて、署名鑑が印刷
される位置に、例えば、サービスマークや屋号等の顧客
マークを透明蛍光トナーで印刷するので、装飾による見
た目の品位の高さと、加工度の高さにより、セキュリテ
ィの強度が高い証券を発行することができる。
【0109】請求項6記載の発明の証券発行装置によれ
ば、請求項4記載の発明の効果に加えて、署名鑑が印刷
される位置に、顧客の名称の地紋を透明蛍光トナーで印
刷するので、装飾による見た目の品位の高さと加工度の
高さにより、セキュリティの強度が高い証券を発行する
ことができる。更に、金融機関が抱える全顧客に対する
証券の発行をインキ印刷で対応することはできず、プリ
ンタによるオンデマンドシステムのみでしか対向するこ
とができない。
【0110】請求項7記載の発明の証券発行装置によれ
ば、請求項4記載の発明の効果に加えて、署名鑑が印刷
される位置に、金融機関の名称と発行店名の地紋を透明
蛍光トナーで印刷するので、装飾による見た目の品位の
高さと加工度の高さにより、セキュリティの強度が高い
証券を発行することができる。
【0111】請求項8記載の発明の証券発行装置、及び
請求項15記載の発明のプログラムによれば、要件を黒
トナーで印刷すると共に、顧客毎に設定された項目を透
明蛍光トナーで印刷する。従って、コピー機やスキャナ
等による光学的な読取手段にて証券を偽造しても、紫外
線をあてると、透明蛍光トナーを用いて印刷された項目
が蛍光されず、目視で確認することにより、偽造された
証券であることを容易に識別することができる。即ち、
透明蛍光トナーは特殊なトナーのため、一般的なコピー
機やプリンタ等では同等のものを印刷することができな
い。また、黒トナーと透明蛍光トナーとによる印刷を1
パスで実現するので、証券の発行業務に係る効率性は高
く、且つ、トナー毎に印刷機を必要としないので、費用
が安く済む。従って、セキュリティの高い証券を安価に
発行することができる。
【0112】更に、顧客に応じて異なる項目を透明なト
ナーを用いて印刷するので、偽造防止の仕掛けが目立つ
ことがなく、証券が市場に流通している段階において
も、その美観や利便性が損なわれることは無い。
【0113】請求項9記載の発明の証券発行装置によれ
ば、請求項8記載の発明の効果に加えて、金融機関のロ
ゴマークと支店名を透明蛍光トナーで券面に印刷するの
で、見た目の品位の高さと加工度の高さにより、セキュ
リティの強度が高い証券を発行することができる。
【0114】請求項10記載の発明の証券発行装置によ
れば、請求項8記載の発明の効果に加えて、各証券に与
えられるユニークな証券番号を透明蛍光トナーで券面に
印刷するので、インキ印刷では対応することができず、
プリンタによるオンデマンドシステムのみでしか対向す
ることができない。
【0115】請求項11記載の発明の証券発行装置によ
れば、請求項8記載の発明の効果に加えて、顧客の名称
を透明蛍光トナーで券面に印刷するので、金融機関が抱
える全顧客に対しての証券の発行をインキ印刷で対応す
ることができず、プリンタによるオンデマンドシステム
のみでしか対向することができない。
【0116】請求項12記載の発明の証券発行装置によ
れば、請求項8記載の発明の効果に加えて、金融機関の
名称と支店名と顧客名が透明蛍光トナーで印刷されるの
で、加工度の高さにより、セキュリティの強度が高い証
券を発行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る証券発行システム1
000の全体構成を示す図である。
【図2】図1の証券発行システム1000における証券
発行に係るプログラムの関係を概念的に示す図である。
【図3】図1のホストコンピュータ100の機能的構成
を示すブロック図である。
【図4】発行受付ファイル106a内のデータ構成例を
示す図である。
【図5】口座マスタファイル106b内のデータ構成例
を示す図である。
【図6】証券番号管理ファイル106c内のデータ構成
例を示す図である。
【図7】支店マスタファイル106dのデータ構成例を
示す図である。
【図8】証券用紙フォーマット情報ファイル106eの
データ構成例を示す図である。
【図9】署名鑑データファイル106fのデータ構成例
を示す図である。
【図10】顧客マークデータファイル106gのデータ
構成例を示す図である。
【図11】セキュリティ制御ファイル106hのデータ
構成例を示す図である。
【図12】発行バッチファイル106iのデータ構成例
を示す図である。
【図13】図1のホストコンピュータ100における印
刷データの作成に係るマネージャとファイルとの関係を
概念的に示す図である。
【図14】(a)は、基本フォームのみを印刷した場合
の証券(小切手)の印刷例を示す図である。(b)は、
可変データである金融機関の支店名や店番号を印刷した
場合の証券(小切手)の印刷例を示す図である。(c)
は、可変データである顧客の名称や口座番号を印刷した
場合の証券(小切手)の印刷例を示す図である。
【図15】図14(a)〜図14(c)において、証券
に印刷された全事項を一枚の証券に印刷した場合の証券
の印刷例を示す図である。
【図16】(a)は、署名鑑を下右方向にずらして透明
蛍光印刷した場合の証券の印刷例を示す図である。
(b)は、署名鑑を透明蛍光トナーで縁取った場合の証
券の印刷例を示す図である。(c)は、署名鑑が印刷さ
れる座標位置に顧客マークを透明蛍光印刷した場合の証
券の印刷例を示す図である。(d)は、署名鑑が印刷さ
れる座標位置に、顧客名の微小文字を罫線状に加工した
地紋を透明蛍光印刷した場合の証券の印刷例を示す図で
ある。(e)は、署名鑑が印刷される座標位置に、金融
機関名及び支店名の微小文字を罫線状に加工した地紋を
透明蛍光印刷した場合の証券の印刷例を示す図である。
【図17】図1のクライアント200の機能的構成を示
すブロック図である。
【図18】ホストコンピュータ100のCPU101に
より実行される証券印刷処理の動作を示すフローチャー
トである。
【図19】ホストコンピュータ100のCPU101に
より実行されるセキュリティ・マーク生成処理の動作を
示すフローチャートである(図19〜図21でセキュリ
ティ・マーク生成処理を示す)。
【図20】ホストコンピュータ100のCPU101に
より実行されるセキュリティ・マーク生成処理の動作を
示すフローチャートである(図19〜図21でセキュリ
ティ・マーク生成処理を示す)。
【図21】ホストコンピュータ100のCPU101に
より実行されるセキュリティ・マーク生成処理の動作を
示すフローチャートである(図19〜図21でセキュリ
ティ・マーク生成処理を示す)。
【符号の説明】
1000 証券発行システム 100 ホストコンピュータ 101 CPU 101a 証券フォーマットマネージャ 101b 基本フォームマネージャ 101c 金融機関情報マネージャ 101d 顧客情報マネージャ 101e 署名鑑マネージャ 101f セキュリティ署名鑑マネージャ 101g セキュリティマークマネージャ 101h セキュリティ地紋マネージャ 101i ロゴマークマネージャ 102 表示装置 103 入力装置 104 RAM 105 記憶装置 106 記録媒体 106a 発行受付ファイル 106b 口座マスタファイル 106c 証券番号管理ファイル 106d 支店マスタファイル 106e 証券用紙フォーマット情報ファイル 106f 署名鑑データファイル 106g 顧客マークデータファイル 106h セキュリティ制御ファイル 106i 発行バッチファイル 106j 基本フォームデータファイル 106k ロゴマークデータファイル 106l 特殊フォントデータファイル 107 通信装置 108 バス N ネットワーク 200 クライアント 1 制御装置 2 CPU 3 表示装置 4 入力装置 5 RAM 6 記憶装置 7 記録媒体 8 通信装置 9 バス 10 証券印刷装置 11 画像形成ユニット(黒トナー用) 11a 感光体ドラム 11b 印字ヘッド 11c 現像器 12 画像形成ユニット(透明蛍光トナー用) 13 搬送部 13a 搬送ベルト 13b 駆動ロール 13c ガイドローラ 20 証券検査装置 C1 ケーブル C2 ケーブル

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】黒トナーで印刷する署名鑑印刷データを生
    成する第一の生成手段と、 前記署名鑑印刷データに基づいて、透明蛍光トナーで印
    刷する透明蛍光印刷データを生成する第二の生成手段
    と、 前記署名鑑印刷データを黒トナーで印刷する第一の印刷
    手段と、 前記透明蛍光印刷データを署名鑑が印刷される座標位置
    に透明蛍光トナーで印刷する第二の印刷手段と、 を具備したことを特徴とする証券発行装置。
  2. 【請求項2】黒トナーで印刷される署名鑑とは上下左右
    にずれた位置に、前記透明蛍光印刷データを透明蛍光ト
    ナーで印刷することを特徴とする請求項1記載の証券発
    行装置。
  3. 【請求項3】前記透明蛍光印刷データは、前記署名鑑印
    刷データを縁取ること特徴とする請求項1記載の証券発
    行装置。
  4. 【請求項4】黒トナーで印刷する署名鑑印刷データを生
    成する第一の生成手段と、 顧客データに基づいて、透明蛍光トナーで印刷する透明
    蛍光印刷データを生成する第二の生成手段と、 前記署名鑑印刷データを黒トナーで印刷する第一の印刷
    手段と、 前記透明蛍光印刷データを署名鑑が印刷される座標位置
    に透明蛍光トナーで印刷する第二の印刷手段と、 を具備したことを特徴とする証券発行装置。
  5. 【請求項5】前記透明蛍光印刷データは、顧客マークで
    あることを特徴とする請求項4記載の証券発行装置。
  6. 【請求項6】前記透明蛍光印刷データは、顧客の名称を
    加工した地紋であることを特徴とする請求項4記載の証
    券発行装置。
  7. 【請求項7】前記透明蛍光印刷データは、金融機関の名
    称と発行店名とを加工した地紋であることを特徴とする
    請求項4記載の証券発行装置。
  8. 【請求項8】黒トナーで印刷する印刷データを生成する
    第一の生成手段と、 顧客データに基づいて、透明蛍光トナーで印刷する透明
    蛍光印刷データを生成する第二の生成手段と、 前記印刷データを黒トナーで印刷する第一の印刷手段
    と、 前記透明蛍光印刷データを透明蛍光トナーで印刷する第
    二の印刷手段と、 を具備したことを特徴とする証券発行装置。
  9. 【請求項9】前記透明蛍光印刷データは、金融機関のロ
    ゴマークと発行店名であることを特徴とする請求項8記
    載の証券発行装置。
  10. 【請求項10】前記透明蛍光印刷データは、証券番号で
    あることを特徴とする請求項8記載の証券発行装置。
  11. 【請求項11】前記透明蛍光印刷データは、顧客の名称
    であることを特徴とする請求項8記載の証券発行装置。
  12. 【請求項12】前記透明蛍光印刷データは、金融機関の
    名称と発行店名と顧客名とを加工した地紋であることを
    特徴とする請求項8記載の証券発行装置。
  13. 【請求項13】コンピュータに、 黒トナーで印刷する署名鑑印刷データを生成する機能
    と、 前記署名鑑印刷データに基づいて、透明蛍光トナーで印
    刷する透明蛍光印刷データを生成する機能と、 前記署名鑑印刷データを黒トナーで印刷させる機能と、 前記透明蛍光印刷データを署名鑑が印刷される座標位置
    に透明蛍光トナーで印刷させる機能と、 を実現させるためのプログラム。
  14. 【請求項14】コンピュータに、 黒トナーで印刷する署名鑑印刷データを生成する機能
    と、 顧客データに基づいて、透明蛍光トナーで印刷する透明
    蛍光印刷データを生成する機能と、 前記署名鑑印刷データを黒トナーで印刷させる機能と、 前記透明蛍光印刷データを署名鑑が印刷される座標位置
    に透明蛍光トナーで印刷させる機能と、 を実現させるためのプログラム。
  15. 【請求項15】コンピュータに、 黒トナーで印刷する印刷データを生成する機能と、 顧客データに基づいて、透明蛍光トナーで印刷する透明
    蛍光印刷データを生成する機能と、 前記印刷データを黒トナーで印刷させる機能と、 前記透明蛍光印刷データを透明蛍光トナーで印刷させる
    機能と、 を実現させるためのプログラム。
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