JP2003118098A - プリントヘッド - Google Patents

プリントヘッド

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JP2003118098A JP2002212276A JP2002212276A JP2003118098A JP 2003118098 A JP2003118098 A JP 2003118098A JP 2002212276 A JP2002212276 A JP 2002212276A JP 2002212276 A JP2002212276 A JP 2002212276A JP 2003118098 A JP2003118098 A JP 2003118098A
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2132Print quality control characterised by dot disposition, e.g. for reducing white stripes or banding

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インクまたはトナーを節約しつつドット配置
エラーへの感度を下げるプリントヘッドを提供する。 【解決手段】 プリントヘッドはノズル部材306を有
し、このノズル部材306は、複数の互いに平行で互い
にずれたノズル310を含む。このように配置したノズ
ル310は、補正手段704によって、意図的な水平ま
たは垂直のずれを生じさせて、擬似六方格子パターンを
作り出すことができる。したがって、プリント媒体11
4に、奇数行510と偶数行512とからなって互いに
離間したインク滴520がプリントされるとともに、イ
ンク滴520間のホワイトスペース610にもインク滴
520がプリントされる。これにより、インク滴が互い
に重なるようになり、インクを節約しつつドット配置エ
ラーの感度を下げることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般的にインクジ
ェットおよびその他のタイプのプリンタに関し、より詳
細には、擬似六方格子パターンで埋めた効率的なインク
滴の重なりを作り出すシステムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタは、非常に小さ
なインク滴をプリント媒体上に射出することによってド
ットをプリントし、典型的には、1つまたはそれよりも
多いプリントカートリッジを支持する可動キャリッジを
含む。プリントカートリッジはそれぞれ、インク射出ノ
ズルを有するノズル部材のある、プリントヘッドを有す
る。キャリッジは、プリント媒体表面の上を横切る。い
かなるプリントライン(line of print)についても、キ
ャリッジは1回よりも多く横断を行ってもよく、アレイ
内で利用するノズル数がさまざまであってもよい。
【0003】完全な1ラインを完成するのに、プリント
ヘッドは、シングルパスまたはマルチパスのパターンに
おいて、指定回数通過する。プリントモードは、その領
域を埋めるのに必要なパス数や、それぞれのパスにおけ
るインク滴の位置など、多数のパラメータを有していて
もよい。この特徴を規定するために、滴をプリントし得
るそれぞれのパスのそれぞれの位置を規定するマトリッ
クスが作成される。このマトリックスを、プリントモー
ドマスクと呼ぶ。
【0004】ライン、テキストおよびグラフィックは、
通常、水平軸すなわち走査軸に整列したすべてのノズル
でプリントされる。たとえば尾部、噴霧状の滴(spray
drops)、および槍状の滴(spear drops)などの欠陥が
あると、その結果、プリント媒体上で、縁が粗くなった
り、垂直線、水平線、バンディングおよび、色相の変化
が現れたりする可能性がある。このような欠陥の原因
は、たとえばノズルの整列、ノズル抜け(nozzle out
s)、ペンの発射周波数、またはノイズを含むなどの多
数の要因のせいであるかもしれない。
【0005】プリント媒体上のパターンは、ノズル抜け
によって変わる。それぞれの滴体積は少ないが利用する
ノズル数の多いプリントヘッドであれば、ノズル抜けの
可能性は高くなるが、それぞれのノズル抜けは目で見え
にくくなる。バイアスをかけない書き込みシステム(un
biased writing system)については、ノズルが欠けて
いることによる欠陥は、いかなる所与のカラーについて
も、率に応じて直線的に増減する。
【0006】プリントヘッドによって、機械的ノイズが
発生する可能性がある。このようにペン間の整列が変わ
ったりプリントヘッドが振動したりすることによって、
プリントパターンが一定の方法でずれてしまい、バンデ
ィングなどの一定の欠陥を引き起こす可能性がある。こ
の影響を相殺するために、マイクロステッピングプロセ
ス(microstepping process)、マルチパスプロセス、
多数のサイズのドットを用いてそのようなドットをそれ
ぞれの間に配置するプロセスで、または、ランダムパタ
ーンもしくはディザリングパターンを利用することによ
って、各ドットをプリントしてもよい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、デジタルプ
リントシステムは、それによって円形のドットが長方形
の座標系上に配置される、ドット配置パターンを用い
る。このパターンは、データ配置の計算には都合がよ
い。しかし、このような円形のドットは、媒体を完全に
カバーするためには比較的大きくなければならず、2つ
の互いに隣接するドット同士のまさにその間の領域にお
いてはドットの重なりが多く、任意の4つの隣接したド
ットの間にある、格子の点においては、ほとんど重なり
がない。そのようなものとして、上記長方形のシステム
ではより大きな滴を用いると、プリント媒体を完全に覆
うのに必要なインクまたはトナーが多くなる。したがっ
て、上述の問題を解決するプリントシステムが必要とさ
れている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の従来技術における
課題を解決するために、かつ本明細書を読み理解すれば
明白になるであろうその他の課題を解決するために、本
発明は、擬似六方格子パターンで埋めた効率的なインク
滴の重なりを作り出すシステムおよび方法において実施
される。
【0009】一般的に、本発明は、インクジェットプリ
ントヘッドの系統的なインク滴配置エラーを補正する、
予めプログラムされた補正方式(1−n)(preprogramm
ed correction scheme or schemes [1-n])(本明細書に
おいて、補正方式はすべてのアプリケーションを指す)
を組み込んだ、インクジェットプリントヘッドアセンブ
リを含み得る。あるクラスのインクジェットプリントヘ
ッドアセンブリについての一般的な補正方式を、そのク
ラスのインクジェットプリントヘッドアセンブリの製造
中に開発する(developed)ことができる。この補正方
式は、そのクラスのインクジェットプリントヘッド全体
について存在する一般的なエラーをカバーする、一般的
な補正を含んでもよい。または、それぞれの個々のイン
クジェットプリントヘッドアセンブリの製造中に、それ
ぞれの個々のプリントヘッドについて存在する特定のエ
ラーをカバーする、個々の補正方式を開発してもよい。
【0010】補正方式は、インクジェットプリンタに接
続されたコンピュータシステム上で動作するソフトウェ
アとして、または、コントローラデバイスにおいてプリ
ンタ内に組み込まれたファームウェアとして、プリンタ
ドライバによって制御されてもよい。また、補正方式
は、インクジェットプリントヘッドアセンブリ自体に組
み込んだメモリ装置上に符号化してもよい。この場合に
は、メモリ装置はまた、プリントヘッドに特有のその他
のさまざまなデータもまた記憶してもよい。このような
データは、識別、保証、特性把握の使用法(characteri
zation usage)、系統的なインク滴配置エラーなどを含
んでもよい。情報は、プリントヘッド装置の製造時また
はプリンタの動作中に書き込みし記憶し得る。補正方式
を、プリンタドライバがアクセスして用いてもよい。
【0011】他の実施形態において、インクジェットプ
リントヘッドアセンブリは、プリント動作中に補正方式
を用いることができる画像マッピングプロセッサを含
む。画像マッピングプロセッサは、メモリ装置から、ま
たはプリンタドライバから、補正方式を受け取ってもよ
い。画像マッピングプロセッサは、自ら発射を行いタイ
ミングの決定を行うなどの、効率的な熱およびエネルギ
ーの制御を行うための他の決定を行ってもよい。例え
ば、ユーザが所望するプリント品質に応じて、縁のエラ
ーを規制するように予めプログラムされていてもよい。
さらに、画像マッピングプロセッサは、リアルタイムで
プリントヘッドアセンブリを較正するのに役立ち得る。
さらに、本発明の他の実施形態において、画像マッピン
グプロセッサは、市販のソフトウェア製品を用いて、入
手可能なラスタ化エンジンとともに動作する。
【0012】
【発明の実施の形態】好ましい実施形態を説明する以下
の説明および添付図面を参照すれば、本発明をさらに理
解することができる。添付図面とともに好ましい実施形
態の以下の詳細な説明から、他の特徴および利点が明白
になろう。添付図面は、例として本発明の原理を説明す
る。
【0013】本発明の以下の説明において、添付図面を
参照する。添付図面は、説明の一部を形成し、添付図面
において、例示として、本発明を実施し得る具体的な例
が示される。本発明の範囲から逸脱することなく、他の
実施形態を利用してもよく、変更を行ってもよい。
【0014】I.一般的概観 図1は、本発明を組み込んだプリントシステム全体のブ
ロック図を示す。本発明のプリントシステム100は、
擬似六方滴配置(pseudo-hexagonal drop placement)を
用いて、デジタルプリントシステムにおけるドット配置
エラーの感度を下げている。プリントシステム100
は、プリントヘッドアセンブリ110、インク供給容器
112およびプリント媒体114を含む。プリントヘッ
ドアセンブリ110は、プリントヘッド本体116とノ
ズルシステム118とを含む。プリントヘッド本体11
6は、接着して、ノズルシステム118にしっかりと結
合している。プリントヘッドアセンブリ110へのデー
タは、入力データ108のシステムを通じて供給され
る。
【0015】プリント動作中、インクがインク供給容器
112からプリントヘッド本体116の内部(インク槽
など)に供給される。プリントヘッド本体116の内部
は、インクを、インクチャネルを通ってノズルシステム
118に供給する。すなわち、プリントヘッドアセンブ
リ110は、プロセッサ(図示せず)からコマンドを受
け取って、インクをプリントし所望のパターンを形成し
て、プリント媒体114上にテキストおよび画像を生成
する。この所望のパターンのプリント品質は、インク滴
がプリント媒体114上で正確に配置されるかどうかに
よって決まる。
【0016】一般的に、本発明は、幾何学的に効率的な
ドット格子上にインク滴/トナーを配置するプリントシ
ステムである。円板(circles)へインク滴/トナーを詰
め込んで領域を埋めることができる幾何学的に最も効率
的なシステムは、稠密六方システム(hexagonal close p
ack system)である。しかし、稠密六方システムは、計
算上複雑であり、適切なソフトウェアの開発が必要であ
る。本発明はまた、中に円板を詰め込んで領域を埋める
ことができる効率的な幾何学的形状で、ドット配置用の
アドレス指定可能な(addressable)格子を最適化する。
さらに、本発明は、計算上複雑ではなく、現在入手可能
なソフトウェアでサポートすることができる非対称格子
上に、ドットを作成することができる。
【0017】したがって、インクまたはトナーの使用を
節約しながら、プリント媒体上の欠陥が最小になる。こ
のシステムはまた、現在入手可能なラスタ化エンジンで
動作し、現在可能なソフトウェアを利用するという点に
おいて商業的に実行可能なようになっている。このシス
テムによってまた、ドットの配置ずれ(misplacement)
がより大きくてもよくなる、すなわち、インク/トナー
が少なくなることと配置エラーへの感度の低下とを組み
合わせたものについて、ドットサイズにおけるバランス
をとることができる。このシステムであれば、ペン間の
整列が少々変わっても、それに起因する色相シフトバン
ディングおよびプリントライン同士の間のホワイトスペ
ースが少なくなる。さらに、インク滴の順番は、滴がラ
ンダムな固まりになることがないようなパターンであ
る。これにより、プリント画像において、バンディング
が少なくなり、カラーの色相がより一定になる。
【0018】II.例示的なプリントシステム 図2は、本発明を組み込んだ例示的な高速プリンタを、
例示目的のためにのみ示す。一般的に、プリンタ200
は、擬似六方滴配置を用いてデジタルプリントシステム
におけるドット配置エラーへの感度を下げるプリントシ
ステム100(図1に示す)を含む。プリンタ200
は、プリント媒体114(図1に示す)を保持するトレ
イ222を含む。プリント動作が開始すると、紙のシー
トなどのプリント媒体114が、好ましくはシートフィ
ーダ226を用いて、トレイ222からプリンタ200
内に送られる。次にこのシートは、U字方向に向きを変
え、逆方向に、出力トレイ228に向かって動く。直線
の紙経路などの他の紙経路もまた用いてもよい。
【0019】シートはプリントゾーン230内で止ま
り、次に、1つまたはそれよりも多いプリントカートリ
ッジ236を支持する走査キャリッジ234がシートを
横切って走査し、その上にインクのスウォース(swat
h)をプリントする。1回の走査または多数回の走査の
後、シートは、例えばステッパモータすなわち紙前進モ
ータ238と送りローラとを用いて、プリントゾーン2
30内の次の位置までインクリメントに移される。キャ
リッジ234が再びシートを横切って走査し、次のイン
クのスウォースをプリントする。このプロセスは、シー
ト全体のプリントが完了するまで繰り返され、完了した
時点で、シートは出力トレイ228内に射出される。
【0020】本発明は、グリットホイール(grit whee
l)またはドラムの技術を組み込んでプリント媒体11
4を支持し、プリント媒体114をプリントヘッドアセ
ンブリ110に対して動かすような他のプリントシステ
ム(図示せず)にも、同様に適用可能である。グリット
ホイールの設計であれば、グリットホイールとピンチロ
ーラとが1つの軸に沿って媒体を前後に動かす一方で、
1つまたはそれよりも多いプリントヘッドを担持するキ
ャリッジが、それと直交する軸に沿って媒体を走査す
る。ドラムプリンタの設計であれば、媒体は回転ドラム
に搭載され、回転ドラムが1つの軸に沿って回転する一
方で、1つまたはそれよりも多いプリントヘッドを担持
するキャリッジが、それと直交する軸に沿って媒体を走
査する。ドラムの設計またはグリットホイールの設計に
おいても、走査は、典型的には、図2に示すシステムの
場合と同様、前後へ動かす方法では行われない。
【0021】プリントカートリッジ236は、走査キャ
リッジ234に、取り外し可能に搭載されていてもよ
く、永久的に搭載されていてもよい。また、プリントカ
ートリッジ236は、インク供給容器112(図1に示
す)のように、プリントヘッド本体116内に、自給式
のインク槽を有していてもよい。このような自給式のイ
ンク槽は、インクを補充してプリントカートリッジ23
6を再利用できるようになっていてもよい。または、プ
リントカートリッジ236はそれぞれ、柔軟性を有する
管路240によって、インク供給容器112(図1に示
す)の機能を果たす複数の固定したインク容器242、
または取り外し可能なインク容器242のうちの1つ
に、液通していてもよい。さらなる他にとり得るものと
して、インク供給容器112は、プリントカートリッジ
236とは別個または分離可能で、キャリッジ234に
取り外し可能に搭載可能な、1つまたはそれよりも多い
インク容器であってもよい。このシステムにおけるプリ
ントカートリッジ236は、単一のカラー、マルチカラ
ー、または多数の着色剤の集合物(multi colorant con
centration)であってもよく、単一のカラーに限定され
るものではない。
【0022】図3は、説明の目的のためのみに、擬似六
方滴配置を用いてデジタルプリントシステムにおけるド
ット配置エラーへの感度を下げる本発明のプリントシス
テム100を組み込んだ、例示的プリントヘッドアセン
ブリ300(図1のプリントヘッドアセンブリ110の
例)の斜視図を示す。以下で、本発明の擬似六方滴配置
のシステムおよび方法の詳細な説明を、擬似六方滴配置
のシステムおよび方法を含む図2のプリンタ200など
の典型的なプリンタとともに用いる、典型的なプリント
ヘッドアセンブリを参照して行う。しかし、本発明は、
いかなるプリントヘッドおよびプリンタの構成にも組み
込まれ得る。
【0023】図1および図2を図3とともに参照する
と、プリントヘッドアセンブリ110は、サーマルヘッ
ドアセンブリ302とプリントヘッド本体116とを備
えている。サーマルヘッドアセンブリ302は、テープ
オートメーテッドボンディング(Tape Automated Bondin
g)(TAB)装置と一般的に呼ばれている、柔軟性を有
する材料であってもよい。サーマルヘッドアセンブリ3
02は、柔軟性を有するノズル部材306と、相互接続
接触パッド(図示せず)とを含み、プリントヘッドアセ
ンブリ110に固定されている。サーマルヘッドアセン
ブリ302は、適切な接着剤でプリントカートリッジ2
36に固定してもよい。プリンタ200には、集積回路
チップ(図示せず)が、プリントヘッドアセンブリ11
0のいくつかのパラメータに関するフィードバックを提
供する。接触パッドは、走査キャリッジ234上の電極
(図示せず)に整列し、電気的に接触する。ノズル部材
306は、好ましくは、例えばレーザアブレーションに
よって作成するサーマルヘッドアセンブリ302を通
る、複数の互いに平行で互いにずれたノズル310の行
を含む。互いにずれていない平行したノズルの行など、
他のノズル配置を用いてもよい。
【0024】III.構成要素および動作の詳細 図4は、本発明を利用するインクジェットプリントカー
トリッジ236の、図3の4−4線で切断した概略断面
図である。以下に、本発明の詳細な説明を、プリントカ
ートリッジ236とともに用いる典型的なプリントヘッ
ドを参照して行う。しかし、本発明は、いかなるプリン
トヘッドの構成にも組み込まれ得る。また、図4の各要
素は、縮尺率が一定ではなく、分かりやすくするために
誇張してある。
【0025】図1ないし図3を図4とともに参照する
と、上述のように、サーマルヘッドアセンブリ302の
背面に導線(図示せず)が形成され、これらの導線は、
キャリッジ234上の電極と接触する接触パッドに終端
している。導線の他端は、基板410の端子または電極
(図示せず)を介して、プリントヘッド110に接着さ
れている。基板410の上には、インク射出要素416
が形成されており、これらのインク射出要素416は、
導線に電気的に結合している。インク射出要素416に
は、集積回路チップにより、動作電気信号が供給され
る。ノズル部材306と基板410との間には、バリア
ー層412が配置されて、各導電要素を基板410から
絶縁する。
【0026】図4に示すように、インク射出すなわち気
化チャンバ418が、それぞれのインク射出要素416
に隣接しており、それぞれのインク射出要素416が、
ノズル部材306のそれぞれのオリフィスすなわちノズ
ル310のほぼ背後に配置されるようになっている。図
4においては、説明の目的のためにのみ、ノズル310
を、基板410の縁近くに配置して示す。ノズル310
は、基板410の縁とプリントヘッド本体116の内部
側との中間など、ノズル部材306の他の領域に配置し
てもよい。それぞれのインク射出要素416は、集積回
路によって接触パッドのうちの1つまたはそれよりも多
くに順次または同時に印加される1つまたはそれよりも
多いパルスによって選択的に通電されると、抵抗ヒータ
として作用する。インク射出要素416は、ヒータ抵抗
器であってもよく、圧電要素であってもよい。オリフィ
ス420のサイズ、数およびパターンはいかなるもので
あってもよく、さまざまな数字は、簡潔明瞭に、本発明
の特徴を示すことを意図するものである。明確にするた
めに、各種特徴の相対寸法は、大幅な調整を加えたもの
になっている。
【0027】図1ないし図4を参照すると、プリント動
作中、プリントヘッド本体116によって規定されるイ
ンク容器242内に収容されているインクは、一般に、
基板410の縁のまわりを流れ、そして気化チャンバ4
18内へと流れる。通電信号は、インク射出要素416
に送られ、プリントカートリッジ236とプリンタ20
0との間の電気接続から生成される。インク射出要素4
16を通電すると、隣接するインクの薄い層が過熱され
て、爆発的な気化が行われ、したがって、そのオリフィ
スすなわちノズル420を通ってインク滴が射出され
る。次に、毛管作用によって気化チャンバ418にイン
クを補充する。このプロセスによって、プリント媒体1
14上にインクを選択的にデポジットし、それによって
テキストおよび画像を生成することができる。
【0028】図1ないし図4および図5を参照すると、
プリントプロセス中、サーマルヘッドアセンブリ302
におけるインク射出要素416によって、インクが気化
チャンバ418において過熱される。インク滴520
が、サーマルヘッドアセンブリ302のノズル310を
通って、プリント媒体114上へと押し出される。すべ
てのノズル310が同時に射出するわけではない。ノズ
ル310は、各行に分けられており、奇数行510と偶
数行512があるようになっている。
【0029】図6は、プリント媒体114上にプリント
された、図5よりもより多くのインク滴520を示す。
奇数行510は偶数行512に隣接してプリントされ
る。プリントスウォースにおいて、奇数行510は、偶
数行512の隣にプリントされ、インク滴520同士の
間には、ホワイトスペース610の領域がある。本発明
は、インク滴520同士の間のホワイトスペース610
を少なくするシステムを用いる。
【0030】図7は、互いに組み合わされて滴パターン
を再体系化することによって、ひいては、ノズル抜けや
ホワイトスペースなどの異常を低減することによって、
画像欠陥を低減する、本発明のコントローラデバイスの
各要素を示すブロック図である。特に、メモリ装置70
2は、入力データ108から受け取るデータを記憶す
る。このデータは画像マッピングプロセッサ706に送
られる。画像マッピングプロセッサ706は、コントロ
ーラに埋め込まれた、相対プリントモード、プリントマ
スク、およびプリント媒体高さの各パラメータを有す
る。
【0031】画像マッピングプロセッサ706に補正装
置704が、紙前進モータ720に対してもしくはパス
数に対して行う調整(1−n)を提供し、またはプリン
ト媒体114上にプリントする各ドットの位置を提供す
る。画像マッピングプロセッサ706は、ヒータ要素ア
レイ708用のコントローラである。ヒータ要素アレイ
708によって、チャンバアレイ712内のインクが過
熱され、ノズル310を通ってプリント媒体114上に
インク滴が吐出される。インクチャネル710を介して
の毛管作用によって、チャンバアレイ712へのインク
が入れ替わる。
【0032】プリント媒体114は、紙前進モータ72
0の制御下でシートフィーダ722によって前進する。
この前進はプリント媒体の高さ方向であり、以下で図8
を参照して述べるプリントモードシステムのそれぞれの
パスにおいて用いるノズル310の数を係数にしてもよ
い。
【0033】図8は、画像マッピングプロセッサ706
におけるプリントモードシステム800の構成要素のう
ちのいくつかを示すブロック図である。プリントモード
システム800は、コントローラのうちの、パス(1−
n)のコントローラ(passes1-n controller)802に
よってパス数(1−n)を規制する部分である。画像マ
ッピングプロセッサ706はまた、滴位置コントローラ
804によって、それぞれのインク滴の位置を計算す
る。パス(1−n)のコントローラ802および滴位置
コントローラ804からのデータをプリントモードマス
ク806が用いて、ヒータ要素アレイ708の電子刺激
によってプリント媒体114にプリントされるそれぞれ
のインク滴520の位置を計算する。
【0034】同時に、ライン計算機(line calculato
r)810が、プリントモードマスク806およびパス
(1−n)のコントローラ802からの情報を利用し
て、プリントモードの高さ812を決定する。この情報
を利用して、紙前進モータ720によってプリント媒体
114を前進させる。機械的であれ電気的であれ、その
他のものであれ、ノイズがインク滴506の配置の精度
に影響を及ぼす可能性があるので、本発明の一実施形態
は、シートフィーダ722によって媒体前進を人為的に
シフトすることになっている。奇数行510において、
媒体前進は、ノズル同士の間隔の距離の1/2だけ増大
し、次の偶数行512において、媒体前進は、ノズル同
士の間隔の距離の1/2だけ減少する。プリントモード
マスク806における、アンダー/オーバー前進(unde
r/over advance)を行う補正係数は、機械的部品からの
誤差を隠す傾向にある。
【0035】図9の(a)は、擬似六方格子行の1/2
シフトの列900の1/2列だけ各行をずらした、イン
ク滴506のパターンを示す図であり、図9の(b)
は、擬似六方格子列の1/2シフトの行910の1/2
行だけ各列を垂直にずらした、インク滴506の同様の
パターンを示す。どちらの場合も、図示しないラスタ化
エンジンが、あたかもずれていないかのように取り扱
う。これによって、データ計算の目的のための最大限の
単純性(simplicity)が維持され、標準のエンジンおよ
びソフトウェアを利用することができる。このプロセス
は、補正装置704によって、意図的なノイズ、すなわ
ち水平または垂直のずれを導入し得る。これは、どちら
かの擬似六方格子を選択することによって行われる。そ
の場合、このノイズによって、バンディングなどの画像
欠陥が低減される。このようなパターン、擬似六方格子
行の1/2シフトの列900、および擬似六方格子列の
1/2シフトの行910は、十分な固有の解像度を有す
ることによって、図8に示すオーバー/アンダー前進の
結果が得られ、シングルパスにおいて特定の格子位置上
に選択的に滴を配置する。
【0036】このような結果を、図10にさらに示す。
図10の(a)は、標準の格子上に滴をプリントする結
果生じる重なりを示す。図10の(b)は、図10の
(a)と同じオーバーサイズの滴を用いた、擬似六方格
子上の滴からの画像である。
【0037】したがって、要するに、補正装置704お
よび画像マッピングプロセッサ706は、プリント媒体
114上の欠陥を最小にし、かつ/または、インク11
2もしくはトナーを節約する、本発明の実施形態であ
る。これは、インク滴配置の擬似六方フォーマット90
0、910を用いることによって行われる。
【0038】基本的に、本発明の実施形態において、そ
れぞれのドットのドットサイズと、最終的な(eventua
l)アドレス可能な格子位置という、2つの要因が関係
している。これらの要因を本発明の実施形態において利
用すると、3つの可能性が生じ得る。すなわち、シング
ルパスでアドレスすることが可能なより高い格子解像度
を組み込んだマルチパスモードを組み込むように、この
装置をプログラムしてもよく、ノズル密度を2倍にして
もよく、または、適当な技術を用いて、システムが組み
込む列数を2倍にしてもよい。
【0039】一例として、データ入力(ページラスタ化
解像度)がN×Nであり、ドットサイズが約N×Nであ
った場合、N×Nの格子位置のそれぞれの上で単一の滴
を発射すると、その結果、列または行に2倍のアドレス
可能な解像度が付け加わることになる。すなわち、デー
タが25.4ミリメートル(1インチ)当たり600ド
ット入力された場合、ドットサイズは、25.4ミリメ
ートル(1インチ)あたり約600ドットである。次に
システムは、25.4ミリメートル(1インチ)当たり
1200列または25.4ミリメートル(1インチ)当
たり1200行のアドレス可能な解像度を付け加えて、
滴のサブセットをより高い解像度の格子位置に選択的に
シフトして、滴配置パターンが擬似六方パターンになる
ようにすることができた。したがって、このシステムに
よって、格子パターンの生成におけるさまざまなオプシ
ョンが提供される。
【0040】さらに、補正装置704によって、ラスタ
化エンジンがデータをずれていないものとして解釈する
ことができ、それによって、システムが標準のラスタ化
エンジン上で動作することができるとともに、標準のソ
フトウェアを用いることができる。全体的な結果とし
て、標準の正方形上でデータを計算することの効率上の
利点に加えて、稠密六方格子のドットの重なりの利点を
用いる、プロセスが得られる。
【0041】本発明の原理、好ましい実施形態、および
動作形態(modes of operation)を上で説明した。しか
し、本発明は、説明した特定の実施形態に限定されるも
のとして解釈するべきではない。例として、上述の発明
は、熱タイプのインクジェットプリンタと同様に、サー
マルタイプではないインクジェットプリンタ、圧電、デ
ジタルプリントプロセス、などとともに用いてもよい。
したがって、上述の実施形態は、限定的ではなく例示的
であるとみなすべきであり、併記特許請求の範囲によっ
て規定される本発明の範囲から逸脱することなく、その
ような実施形態に当業者が変形を行ってもよいことが理
解されるべきである。
【0042】以上、本発明の実施形態について説明した
が、本発明の好適な実施形態は次のとおりである。
【0043】効率的に互いと重なるインク滴を作り出す
プリントヘッド(110)において、前記インク滴のア
ドレス指定可能な画素位置を作成し、該アドレス指定可
能な画素位置の所定の部分集合上に前記インク滴を選択
的に発射して、擬似六方格子パターンを作り出す、予め
プログラム可能な方式(704)を含むプリントヘッド
である。
【0044】該プリントヘッドにおいて、前記発射され
るインク滴は、ターゲットプリント媒体(114)上で
25.4平方ミリメートル当たりN×N個の滴をカバー
するドットサイズである。前記画素位置は、少なくとも
1つの方向における25.4ミリメートル当たり2×N
個の滴と、他の方向におけるN個の滴とによってアドレ
ス指定可能に規定される。前記擬似六方格子パターン
は、全部で25.4平方ミリメートル当たりN×N個の
滴を有する。前記インク滴(520)は、N×Nの格子
上に発射されて配置エラーへの感度を改善するサイズで
ある。
【0045】効率的に互いと重なるインク滴(520)
を作り出す方法において、前記インク滴(520)のア
ドレス指定可能な画素位置(800)を作成する段階
と、前記アドレス指定可能な画素位置の所定の部分集合
上に前記インク滴(520)を選択的に発射し(70
4)て、擬似六方格子パターンを生成する段階とを含む
方法である。
【0046】該方法において、前記発射されるインク滴
(520)は、N×Nの解像度でラスタ化される画像を
プリント媒体(114)上に作成する。前記インク滴
(520)の位置を、N×N個の画素内の2N×Nのイ
ンク滴配置制御でシフトする段階をさらに含む。インク
ドット(520)のサイズのバランスをとって、インク
を低減し配置エラーへの感度を下げる前記インクドット
の配置ずれを行う段階をさらに含む。
【0047】インクドット配置エラーへの感度を下げる
プリントシステム(100)において、インク供給容器
(112)と、該インク供給容器に液通するノズル部材
(118)を有するプリントヘッド(110)と、前記
ノズル部材(118)に結合し、インク滴(520)の
アドレス指定可能な画素位置を作り出し、該アドレス指
定可能な画素位置の所定の部分集合上に前記インク滴
(520)を選択的に発射して擬似六方格子パターンを
作り出す補正方式(704)で予めプログラムされてい
る、プロセッサとを含むプリントシステムである。該プ
リントシステムにおいて、前記ノズル部材(118)
は、シングルパスプリントモードまたはマルチプルパス
プリントモードのうちの少なくとも1つで予めプログラ
ムされている。
【0048】IV.結論 本発明は、プリント媒体上の欠陥を最小にするが、イン
クまたはトナーの使用は節約する。このシステムはま
た、現在入手可能なラスタ化エンジン上で動作し、現在
可能なソフトウェアを利用するという点において商業的
に実行可能なようになっている。このシステムによって
また、ドットのより大きな配置ずれを許容する、すなわ
ち、インク/トナーが少なくなることと配置エラーへの
感度の低下とを組み合わせたものについて、ドットサイ
ズにおけるバランスをとることができる。この結果、ペ
ン間の整列が少々変わっても、そのことによるプリント
ライン同士の間のホワイトスペースが少なくなり、色相
シフトバンディングが少なくなる。これにより、プリン
ト画像においてバンディングが少なくなり、カラーの色
相がより一定になる。
【0049】本発明は、ドットサイズとアドレス指定可
能な格子位置の両方に取り組んでいるので、システム
を、パス数、ノズル密度、および列数をベースにして操
作することができる。
【0050】例示および説明の目的のために、本発明の
説明を行ったが、本発明の説明は、包括的である、すな
わち開示した形の本発明に限定される、ということを意
図するものではない。当業者であれば、多くの変更およ
び変形が明白となろう。したがって、前述の説明は、特
許請求の範囲によって規定される本発明の範囲を限定す
るものとみなすべきではない。
【0051】本発明の原理、好ましい実施形態、および
実施例を上で説明した。しかし、本発明は、説明した特
定の実施形態に限定されるものとして解釈するべきでは
ない。例として、上述の発明は、熱タイプのインクジェ
ットプリンタと同様に、熱タイプではないインクジェッ
トプリンタとともに用いてもよい。したがって、上述の
実施形態は、限定的ではなく例示的であるとみなすべき
であり、特許請求の範囲によって規定される本発明の範
囲から逸脱することなく、そのような実施形態に当業者
が変形を行ってもよい、ということが理解されるべきで
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を組み込んだプリントシステム全体のブ
ロック図である。
【図2】本発明を組み込んだ例示的プリンタの斜視図で
ある。
【図3】図2における例示的プリントカートリッジの拡
大斜視図である。
【図4】図3のプリントカートリッジのインクチャンバ
の配置を示す、図3の4−4線による概略部分断面図で
ある。
【図5】(a)は、インク滴をプリントするサーマルヘ
ッドアセンブリの概略斜視図であり、(b)は、インク
滴が射出されたプリント媒体の平面図である。
【図6】奇数/偶数のインク滴の、プリント媒体上での
パターン図である。
【図7】本発明のプリントヘッドおよびプリントシステ
ムを示す、高レベルのブロック図である。
【図8】本発明の画像マッピングプロセッサを示すブロ
ック図である。
【図9】(a)は、本発明において組み込まれる、1/
2列だけシフトした行についての、擬似六方滴配置パタ
ーン図であり、(b)は、本発明において組み込まれ
る、1/2行だけシフトした列についての、擬似六方滴
配置パターン図である。
【図10】(a)は、ドットの直径が1.414×ピッ
チである(of 1.414 X pitch)、1200dpiの長方
形の格子書き込みシステムを用いて、ホワイトスペース
を埋めるための、境界の状態を示すパターン図であり、
(b)は、ドットの直径が2.848×ピッチである、
2400dpiの擬似六方格子書き込みシステムを用い
て、ホワイトスペースを埋めるための、境界の状態を示
すパターン図である。
【符号の説明】
100 プリントシステム 110 プリントヘッドアセンブリ(プリントヘッド) 112 インク供給容器 114 プリント媒体 118 ノズルシステム(ノズル部材) 520 インク滴 704 補正装置(補正方式)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ウェイン・エム・リチャード アメリカ合衆国カリフォルニア州92129, サン・ディエゴ,ラ・カルテラ・ストリー ト 8838 (72)発明者 ホルヘ・カスタノ スペイン国バルセロナ,サン・クガット・ デル・バレス08190,マルトレル 8−12 (72)発明者 ジョン・エイ・アンダーウッド スペイン国バルセロナ,サン・クガット・ デル・バレス08190,エステベ・ピラ 45, 2−1 (72)発明者 ザビエル・ブルチ スペイン国バルセロナ,サン・クガット・ デル・バレス08190,プイグ・イ・カダフ ァルチ 72 1イー・アール 2エイ Fターム(参考) 2C056 EA06 EB58 EB59 EC69 FA03 FA10 2C057 AN01 BA04 BA13 2C187 AC08 GD10

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに重なるインク滴を効率的に作り出
    すプリントヘッドにおいて、前記インク滴のアドレス指
    定可能な画素位置を作成し、該画素位置の所定のサブセ
    ット上に前記インク滴を選択的に発射して、擬似六方格
    子パターンを作り出す、予めプログラム可能な方式を含
    むプリントヘッド。
  2. 【請求項2】 前記発射されるインク滴は、ターゲット
    のプリント媒体上で25.4平方ミリメートル当たりN
    ×N個の滴をカバーするドットサイズである、請求項1
    に記載のプリントヘッド。
  3. 【請求項3】 前記画素位置は、少なくとも1つの方向
    における25.4ミリメートル当たり2×N個の滴と、
    他の方向におけるN個の滴とによってアドレス指定可能
    に規定される、請求項1に記載のプリントヘッド。
  4. 【請求項4】 前記擬似六方格子パターンは、全部で2
    5.4平方ミリメートル当たりN×N個の滴を有する、
    請求項1に記載のプリントヘッド。
  5. 【請求項5】 前記インク滴は、N×Nの格子上に発射
    されて配置エラーへの感度を改善するサイズである、請
    求項1に記載のプリントヘッド。
  6. 【請求項6】 互いに重なるインク滴を効率的に作り出
    す方法において、前記インク滴のアドレス指定可能な画
    素位置を作成するステップと、該画素位置の所定のサブ
    セット上に前記インク滴を選択的に発射して、擬似六方
    格子パターンを生成するステップとを含む方法。
  7. 【請求項7】 前記発射されるインク滴は、N×Nの解
    像度でラスタ化される画像をプリント媒体上に作成す
    る、請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記インク滴の位置を、N×N個の画素
    内の2N×Nのインク滴配置制御でシフトする段階をさ
    らに含む、請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 インクドットのサイズのバランスをとっ
    て、インクを低減し配置エラーへの感度を下げる前記イ
    ンクドットの配置ずれを行うステップをさらに含む、請
    求項6に記載の方法。
  10. 【請求項10】 インクドット配置エラーへの感度を下
    げるプリントシステムにおいて、 インク供給容器と、 該インク供給容器に液通するノズル部材を有するプリン
    トヘッドと、 前記ノズル部材に結合するプロセッサであって、インク
    滴のアドレス指定可能な画素位置を作り出し、該画素位
    置の所定のサブセット上に前記インク滴を選択的に発射
    して擬似六方格子パターンを作り出す補正方式で予めプ
    ログラムされているプロセッサとを含むプリントシステ
    ム。
  11. 【請求項11】 前記ノズル部材は、シングルパスプリ
    ントモードまたはマルチプルパスプリントモードのうち
    の少なくとも1つで予めプログラムされている、請求項
    10に記載のプリントシステム。
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