JP2003116952A - マッサージ装置 - Google Patents

マッサージ装置

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JP2003116952A
JP2003116952A JP2001317858A JP2001317858A JP2003116952A JP 2003116952 A JP2003116952 A JP 2003116952A JP 2001317858 A JP2001317858 A JP 2001317858A JP 2001317858 A JP2001317858 A JP 2001317858A JP 2003116952 A JP2003116952 A JP 2003116952A
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massage
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JP2001317858A
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English (en)
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Tomohiko Shirotani
友彦 城谷
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Noritz Corp
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Noritz Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 噴出された温水の衝撃力による使用者
の体に対する圧力集中を緩和し、均一化した圧力で体を
効果的にマッサージでき、肌とのフィット感の改善を可
能とする。 【解決手段】 温水タンク2とケース19に付設され
た噴出ノズル21は温水噴出配管4で接続され、ケース
19の排出口35と温水タンク2は温水排出配管5で接
続され、ケース19は、噴出ノズル21から噴出された
温水を収容するとともに、噴出ノズル21から噴出され
た温水を通す噴出通路29が形成されたケース蓋26で
閉止され、ケース蓋26は柔軟性を有するカバー32で
覆われており、噴出通路29から噴出した温水がカバー
32内に留まり、カバー32の外側に圧力を伝搬して、
カバー32の外側に触れた使用者に圧力と温熱による刺
激を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、浴室や浴槽内等
に設けられるマッサージ装置に関し、特に、温水を体に
直接噴射することなく、カバーを有するケース内に温水
を送り、カバー全体に衝撃力を作用させてこのカバーを
体に当接して、衝撃力、加圧力と温水による温熱とで刺
激を与えてマッサージを行う、マッサージ装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の入浴時のマッサージ装置として
は、温水を噴出ノズルで噴射して使用者の体に当て、そ
の衝撃力でマッサージ効果を得る直接噴射式のマッサー
ジ装置が知られている。
【0003】さらに、浴槽内の湯と空気を利用して、噴
流ノズルから噴出されるエアにより、浴槽内に気泡流や
ジェット噴流を発生させ、この気泡流やジェット噴流を
入浴者の体に直接あてて刺激することでマッサージ効果
を得るマッサージ装置、或いは浴槽にポンプで吸引可能
な吸引開口部を設け、これで入浴者の体を吸引して吸引
マッサージを行う装置等がすでに提案されている(特開
平11−216167号公報、特開2001−3784
0号公報等参照。)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の温水、気泡流或
いはジェット噴流を入浴者の体に直接あてて刺激するマ
ッサージ装置は、高圧の湯や噴流をノズルから噴出して
入浴者体に直接当てるから、入浴者の肌の一部に衝撃力
が集中するだけであって、十分なマッサージ効果が得ら
れないという問題があった。又、マッサージ装置の肌に
対するフィット感が悪いという問題があった。さらに、
温水を直接噴射するマッサージ装置では、高圧の温水
が、目、耳等に噴射され危険でもある。
【0005】本発明は、このような従来の問題点を解決
するとともに、より効果的なマッサージを可能とするマ
ッサージ装置を実現することを目的とするものであり、
具体的な課題としては次の事項が挙げられる。
【0006】(1)噴出ノズルから噴出される高圧の温
水の衝撃力が、使用者の体の一部に集中的に加わること
を緩和し、使用者に対して従来とは全く異なった感覚の
加圧力及び温熱を伴った刺激を与え、マッサージの効果
をより高めることができ、しかも肌にフィットする感じ
を与え、又使用者への危険を防止する。
【0007】(2)使用者が浴槽内で入浴中はもとよ
り、浴室で体を洗ったり洗髪したりする合間に適宜使用
でき、さらに、浴室内又は浴室外で衣服を着用していて
も、温水で濡れることのないマッサージ装置を実現す
る。
【0008】(3)使用者の体に当接するマッサージ本
体部は、浴室又は浴槽に取り付けて使用しても、あるい
は使用者が手で持っていろいろな方向に向けて体に当接
して使用しても、マッサージ本体の使用する向きにかか
わらず、噴出ノズルから噴出される高圧の温水の衝撃力
を適度に緩和して、ほどよい刺激でマッサージをするこ
とを可能とする。
【0009】(4)使用者の体に加えられる加圧力及び
温熱の温度は調整でき、特に、浴槽内で使用する際に、
浴槽の湯の温度と異なる温度でマッサージを施すことを
可能とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、温水が貯留される温水タンクと、マッサー
ジ本体部と、前記温水タンクの温水をマッサージ本体部
に供給するに温水噴出配管と、前記マッサージ本体部か
ら温水を温水タンクに戻す温水排出配管と、前記温水噴
出配管と前記温水排出配管を介して温水を循環させるポ
ンプとを備えたマッサージ装置であって、前記マッサー
ジ本体部は、前記温水噴出配管の先端に取り付けられ温
水を噴出させる噴出ノズルと、該噴出ノズルから噴出さ
れた温水を収容するとともに前記温水排出配管が接続さ
れているケースと、該ケースに装着されるケース蓋とを
有し、前記ケース蓋は、前記噴出ノズルから噴出された
温水を通す噴出通路が形成されているとともに、柔軟性
を有するカバーで覆われており、前記噴出通路から噴出
した温水が前記カバー内に留まり、前記カバーの外側に
圧力を伝搬して、前記カバーの外側に触れた使用者に圧
力による刺激を与えることを特徴とするマッサージ装置
を提供する。
【0011】前記ケース蓋と前記カバーの間に温水が滞
留する温水滞留部が形成され、前記噴出通路から噴出さ
れた温水が前記カバー全体に圧力を加える構成としても
よい。
【0012】前記ケースには、前記温水排出配管と連通
する排出口が形成されており、該排出口は、前記噴出ノ
ズルが水平状態において前記噴出ノズルの中心と同じ高
さ又は該中心より下の高さの位置に形成されている構成
としてもよい。
【0013】前記ポンプとして、前記温水噴出配管に接
続され、前記温水タンクから前記噴出ノズルヘの温水の
噴出を行うための噴出ポンプと、前記温水排出配管に接
続され、前記ケース内の温水を排出して前記温水タンク
ヘ戻すため排出ポンプを備え、常に前記噴出ポンプの吐
出量よりも前記排出ポンプの排出量を多くすることによ
り、前記ケース内にエア滞留部を形成させる構成として
もよい。
【0014】前記ケース内の水位を検知するケース用水
位検知器を備え、前記ケース用水位検知器が前記噴出ノ
ズルの中心高さの位置より高い水位を検知したときに、
前記排出ポンプの排出量を通常運転より多くする構成と
してもよい。
【0015】前記温水噴出配管の噴出流量を検知すると
ともに、前記温水排出配管の排出流量を検知して、この
噴出流量と排出流量とを比較して流量差が所定値を越え
たときに、前記カバー部からの漏水ありと判定する手段
を備えている構成としてもよい。
【0016】前記温水タンクの温水の温度が調節可能で
あり、前記カバーに圧力による刺激に加えて、温水の温
度又はその温度変化による温熱刺激も加えることが可能
である構成としてもよい。
【0017】前記カバーは、前記ケースに着脱自在であ
ることを特徴とする構成としてもよい。
【0018】前記カバーの内側に前記カバーの形状を保
持するガイドを備えている構成としてもよい。
【0019】前記温水噴出配管と前記温水排出配管は、
一体かつ可撓性があり伸縮自在であることにより、前記
ケースと前記ケース蓋と前記カバーで構成されるマッサ
ージ本体部が使用者の好みの位置に移動可能である構成
としてもよい。
【0020】前記ノズルと平行に前記排出口から前記ケ
ース内に排水パイプが突設されている構成としてもよ
い。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明に係るマッサージ装置の実
施の形態を実施例に基づいて図面を参照して以下、説明
する。
【0022】(実施例1)図1は、本発明に係るマッサ
ージ装置の実施例1を説明する図である。図1におい
て、マッサージ装置1は、温水タンク2と、使用者の体
に当接してマッサージを行うマッサージ本体部3と、温
水タンク2からマッサージ本体部3に温水を供給する温
水噴出配管4と、マッサージ本体部3から温水タンク2
に温水を戻す温水排出配管5とを備えている。
【0023】温水タンク2は、給水源から給水電磁弁6
を介して給水管7が接続され、温水タンク2の底には、
排水電磁弁8を介して排水管9が接続されている。さら
に、給湯源に給湯電磁弁10を介して給湯管11が接続
されている。さらに、温水タンク2の頂部近くにはオー
バーフロー12及びエア抜き13が設けられている。
【0024】温水タンク2の頂部近くには温水タンク用
水位検知器14が設けられ、給水源や給湯源から供給さ
れる水や湯で、温水タンク2内の水位が所定の水位とな
ると、給水電磁弁6や給湯電磁弁10を閉じて、給水や
給湯を停止し、温水タンク2内の水位を一定に維持す
る。
【0025】温水タンク2内には、温度検出器として、
温度検出サーミスタ15が設けられており、温水タンク
2内の温水の温度が検出され、その検出結果は、図7に
示すように制御装置16に入力されるように構成されて
いる。そして、温水タンク2内には、加熱用の熱交換器
17が配設されており、熱交換器17の熱源として、例
えば、暖房熱源18が利用される。暖房熱源18からの
熱媒体(温水等)が熱交換器17に送られ、温水タンク
2内の水や温水を加熱することができる。
【0026】マッサージ本体部3は、円筒状のケース1
9を有する。このケース19の底壁20(ケース19の
開口を上方にした場合の閉じた底に相当する部分の壁で
あり、図1ではケース19を水平状態としているからケ
ースの左端部の垂直な壁であるが、これを本明細書では
「底壁」という。)の中心部に噴出ノズル21が取り付
けられている。この噴出ノズル21に温水噴出配管4が
接続されている。温水噴出配管4には、噴出ポンプ22
が設けられ、温水タンク2から温水を噴出ノズル21に
送り、噴出ノズル21によって温水をケース19内に噴
出する。
【0027】ケース19の開口側にはフランジ部23を
有し、このフランジ部23は、浴室又は浴槽の壁24の
外面にゴムパッキン25を介して当接されている。ケー
ス19には、浴室又は浴槽の壁24の内面側に配置され
るケース蓋26が螺着されて閉じられる。これにより、
ケース19は、浴室又は浴槽の壁24にケース蓋26と
ともに水平に取り付けられる。
【0028】ケース蓋26は、基体27と、基体27の
一面に形成された円筒部28及び噴出通路29とから一
体に形成されている。ケース蓋26の基体27は、浴室
又は浴槽の壁24の内面にゴムパッキン25を介して当
接され、ケース蓋26の円筒部28は、浴室又は浴槽の
壁24の貫通孔30を通してケース19の内側に螺着し
て取り付けられ、これによりケース19はケース蓋26
で閉じられる。
【0029】ケース蓋26の噴出通路29は、円筒部2
8の中心に管状に形成されており、基体27の開口31
に連通している。この噴出通路29は、円筒部28をケ
ース19内に螺着すると、噴出ノズル21に対向しかつ
同芯的に配置される。この噴出通路29は、噴出ノズル
21から噴出された温水がケース19から後述するカバ
ー32に向けて通過する通路となるとともに、カバー3
2の内側に形成されるスペース33からの温水の戻り通
路として、共通の通路として機能する。
【0030】ケース蓋26の外面(浴室又は浴槽側の内
面)には、この外面を覆うように柔軟性(可撓性)を有
するカバー32が取り付けられている。このカバー32
の周縁部がリング蓋34で把持され、リング蓋34がケ
ース蓋26の基体27の外周面に螺着されることにより
固定される。これにより、カバー32は、基体27の開
口31を覆うとともに、ケース蓋26の外面との間にス
ペース33を形成する。
【0031】カバー32は、利用者の体のマッサージす
べき部位に当接され、加圧してマッサージを行うもので
あり、「パッド」とも表現される。カバー32の材料と
しては、例えば、ゴム、ゴム感(可撓性)のある合成樹
脂、布(水が漏れでないようなメッシュを有する布)等
の材料が利用される。その表面は、平滑面でも、利用者
のマッサージ部位を適宜刺激を与えるような一又は複数
の凸部を設けてもよい。
【0032】ケース19の側壁20’に排出口35が形
成されている。この排出口35は、その中心が、実施例
1では図1に示すように、噴出ノズル21とケース蓋2
6の噴出通路29の同芯軸線36と同じ高さに形成され
るが、それより低い位置に形成されてもよい。要する
に、ケース19を本実施例のように浴室又は浴槽の壁2
4に水平に設置し、噴出ノズル21が水平の状態では、
排出口35は、その中心が、噴出ノズル21の孔の中心
と同じ高さの位置又は中心より下の高さ位置となる。
【0033】排出口35には温水排出配管5の一端が接
続されており、温水排出配管5の他端は温水タンク2に
接続されている。温水噴出配管4の途中には、噴出ポン
プ22及び間欠運転用電磁弁36が設けられている。
又、温水排出配管5には排水ポンプ37が設けられてお
り、ケース19内の温水を排出口35から温水タンク2
に戻すように構成されている。
【0034】図7において、制御装置16はマイコン等
が利用され、制御装置16の入力側には、温水タンク用
水位検知器14及び温度検出サーミスタ15が接続され
ており、さらに、リモコン38からのいろいろな操作信
号が有線又は無線で入力されるように構成されている。
又、制御装置16の出力側には、給水電磁弁6、給湯電
磁弁10、排水電磁弁8、暖房熱源18、噴出ポンプ2
2、排水ポンプ37、間欠運転用電磁弁36等が接続さ
れている。
【0035】以上の構成から成る実施例1に係るマッサ
ージ装置1の作用を説明する。使用者はリモコン38の
運転スイッチをONして運転開始信号を制御装置16に
入力する。すると、制御装置16は、排水電磁弁8を閉
じる信号を出力して排水電磁弁8を閉じる。
【0036】リモコン38で温水の温度を設定し、その
設定信号が制御装置16に入力されると、制御装置16
はその設定温度に応じて、給水電磁弁6又は給湯電磁弁
10を開く信号を出力し、給水電磁弁6又は給湯電磁弁
10を開いて、水又は湯を温水タンク2内に供給する。
そして、温水タンク2内の水又は湯の量は、所定の水位
となると温水タンク用水位検知器14で検知され、この
検知信号が制御装置16に送られ、制御装置16は、給
水電磁弁6又は給湯電磁弁10を閉じる信号を出力し、
給水電磁弁6又は給湯電磁弁10を閉じる。
【0037】そして、温水タンク2内に供給された水又
は湯の温度が温度検出サーミスタで検知され、この検知
温度が制御装置16に入力される。制御装置16は、こ
の検知温度と設定温度とを比較して、設定温度より低い
場合は、設定温度となるまで、暖房熱源18を動作させ
熱交換器17で温水タンク2内の湯又は水を加熱する。
又、設定温度より高い場合は、制御装置16は給水電磁
弁6を開く信号を給水電磁弁6に出力し給水を行う。こ
のとき増えた水量はオーバーフロー12により排水され
る。
【0038】このようにして温水タンク2内の温水(温
水タンクに供給された水又は湯が加熱され、温度調整さ
れたもの)についてその温度調整が完了すると、制御装
置16は、噴出ポンプ22及び排水ポンプ37の運転信
号を出力して、噴出ポンプ22及び排水ポンプ37を作
動させる。温水は、温水タンク2から温水噴出配管4を
通り噴出ポンプ22で加圧されて、噴出ノズル21から
ケース19内に噴出される。
【0039】なお、通常運転中は、間欠運転用電磁弁3
6は開かれているが、噴出ポンプ22で加圧された温水
を間欠的に噴出ノズル21に送り、噴出ノズルからの噴
出流の強弱を積極的に発生させる間欠運転時には、間欠
運転用電磁弁36は、リモコンからの間欠運転の操作信
号を制御装置で受けて、間欠運転用電磁弁36を間欠的
に開閉動作を行わせるように制御する。
【0040】噴出ノズル21からケース19内に噴出さ
れた温水は、噴出通路29を通り、カバー32内のスペ
ース33に溜まり温水滞留部39となる。そして、さら
に噴出される温水はこのスペース33内の温水滞留部3
9の温水に衝突する。このようにして衝突した温水は、
その衝撃力をカバー32全体に伝え、再び噴出通路29
を通りケース19内に戻り、ケース19内に溜まってケ
ース内で温水滞留部40となるとともに、排水ポンプ3
7の吸引力により排出口35から温水排出配管5を通っ
て温水タンク2に戻される。
【0041】カバー32の内側のスペース33内には温
水が溜まり、カバー32全体の弾力感を維持することが
できる。しかしながら、ケース19、噴出通路29及び
スペース33内に温水が一杯に充填されていると、噴出
ノズル21からケース19内に噴出された温水は、その
衝撃力が、ケース19、噴出通路29及びスペース33
内に充填された温水及びその水圧で大きく減衰され、カ
バー32に伝える衝撃力は弱まってしまい、人に対する
加圧力が弱まり、マッサージの効果がなくなる。
【0042】実施例1では、排出口35は、噴出ノズル
21とケース蓋26の噴出通路29の同芯軸線の高さ又
はそれより下の位置、要するに噴出ノズル21の孔の中
心と同じ高さ又は中心より下の高さの位置となるように
形成されており、しかも、排水ポンプ37の排水量を噴
出ポンプ22の吐出量より多くするように、噴出ポンプ
22及び排水ポンプ37の作動を制御装置16で制御さ
れる構成としている。
【0043】要するに、「噴出ポンプ22の吐出量」<
「排水ポンプ37による排水量」とする。この結果、噴
出ノズル21の孔の中心の位置を越える温水は、排出口
35から排水され、しかもこの位置を大きく越えて温水
が溜まらないので、温水滞留部39、40の水位wが余
り変動することなく、安定量に維持される。
【0044】一方、ケース19、噴出通路29及びスペ
ース33内に温水が一杯に充填されることがないから、
ケース19内やスペース33内に空気滞留部(空隙部)
41、42が形成され、これを安定に維持することがで
きる。この空気滞留部41、42によって、噴出ノズル
21から噴出された温水が衝突する温水滞留部39、4
0の量及び水圧が余り大きくならない。
【0045】このために、噴出ノズル21から噴出され
た温水の衝撃力は温水滞留部39、40で緩和はされる
が、上記のように、噴出ノズル21から噴出された温水
の衝撃力が大きく減衰されてしまい、カバー32全体に
伝える衝撃力は弱まりマッサージの効果がなくなるとい
う問題はなくなり、カバー32には、マッサージに必要
な、ほどよい衝撃力、加圧力が伝えられる。
【0046】使用者は、カバー32をその体のマッサー
ジすべき部位に当てて、カバー32を介した温水の衝撃
力、加圧力による刺激を上記部位に与え、マッサージを
行うことができる。マッサージ本体部3を浴室の壁24
に取り付けた場合は、使用者は浴室内で身体を洗いなが
ら、洗髪しながら、あるいは衣服を着用したままマッサ
ージを受けることができる。又、マッサージ本体部3を
浴槽の壁24に設けた場合は、使用者は浴槽に浸かり入
浴しながらマッサージ(リラクゼーション)を受けるこ
とができる。
【0047】本発明の特徴は、使用者は浴室又は浴槽内
で、噴出ノズル21から噴出する温水を直接、体に当て
るのではなく、カバー32を介してカバー32全体に生
じたその衝撃力、加圧力による刺激で体(肌)をマッサ
ージするものであり、従来の水流や気流を体に直接当て
るタイプのマッサージに比較して、噴出ノズル21から
噴出する温水の衝撃力が緩和され、体に対する衝撃力に
よる応力集中が緩和されるから、カバー32全体で均一
化された圧力で体をマッサージでき、肌とのフィット感
が改善され、従来の直接噴射式のマッサージ装置等の刺
激とは異なる感覚のマッサージ効果が得られる。
【0048】又、噴出ノズル21から噴出された温水は
ケース19内の温水滞留部40の温水に衝突するが、こ
の衝突によりケース19内の温水を左右(図1中の左右
方向)に大きく揺らして、温水の波立ちが発生する。こ
の波立ちは、一定のリズムで左右に揺れる温水の揺動で
あるが、この波立ちがさらに噴出ノズル21から噴出さ
れる温水にリズム的に衝突する。
【0049】その結果、噴出ノズル21から噴出された
温水の衝撃力は、この波立ちの揺動のリズムに合わせ
て、緩衝されたり、緩衝されなかったりする。これによ
り、噴出ノズル21から噴出される温水は、間欠的に衝
撃力をカバー32に与えることができ、リズミカルな衝
撃力、加圧力で使用者の体に刺激を与え、快適なマッサ
ージをすることができる。
【0050】上述のように「噴出ポンプ22の吐出量」
<「排水ポンプ37による排水量」であるが、この流量
差が0又は僅小の場合に、水位が排出口35を越えて噴
出ノズル21の孔の中心よりやや上方に水位wが移行し
たような場合に、噴出ノズル21から噴出された温水が
喫水面に作用して、上記波立ちの現象が起こりやすい。
【0051】よって、意図的にこのような波立ちを発生
させる場合は、リモコン38を操作し制御装置16によ
り、噴出ポンプ22の吐出量と排水ポンプ37による排
水量を制御して、上記波立ちの起こりやすい水位状態と
なるようにすればよい。
【0052】リモコン38のマッサージの強弱ボリュー
ムを操作し、制御装置16により噴出ポンプ22及び排
水ポンプ37で夫々送流する温水流量を調整することが
できる。これにより、噴出ノズル21から噴出される温
水流量やその噴出圧力を制御して、噴出された温水によ
る衝撃力、加圧力の強弱を調整し、使用者に与えるマッ
サージの刺激の強弱を調整することもできる。
【0053】さらに、リモコン38により温度設定を適
宜調整することにより、温水の温度を使用者の好みの温
度にすることができ、好みの温度でカバー32を介して
衝撃を伴う温度刺激を使用者のマッサージ対象部位に与
えることもできる。特に、浴槽内で使用する場合は、浴
槽の湯の温度と異なった温度で衝撃を伴う温度刺激を受
けることもできる。
【0054】リモコン38により運転停止操作を行う
と、運転停止信号を制御装置16に入力し、この運転停
止信号に基づいて、制御装置16は、噴出ポンプ22及
び排水ポンプ37の動作を停止する。噴出ポンプ22及
び排水ポンプ37の動作が停止してから、一定以上の時
間が経過してから、制御装置16は排水電磁弁8を開く
信号を出力し、排水電磁弁8を開いて、温水タンク2等
に貯留するマッサージ装置1内の温水を排水する。
【0055】カバー32は、噴出ノズル21から噴出さ
れる温水の衝撃力を受けるので、長期間使用していると
破損が生じるが、リング蓋34をケース蓋26にネジで
脱着することにより、簡単に交換することができる。
【0056】(実施例2)図2は、本発明に係るマッサ
ージ装置の実施例2を示す図である。この実施例2のマ
ッサージ装置の構成及び作用は、実施例1とほぼ同じで
あるので、以下、実施例2の特徴とする構成についての
み説明する。
【0057】噴出ノズル21の位置を越えてケース19
内の温水の水位wが高くなり、空気滞留部41が少なく
なると、上述のとおり、噴出ノズル21から噴出された
温水がケース19内の増量した温水滞留部40の温水に
衝突し、しかも水圧が高いために温水の衝撃力が弱まっ
てしまう。
【0058】この問題を解決するために、実施例2で
は、図2に示すように、ケース19内において、噴出ノ
ズル21のすぐ上にケース用水位検知器43を設け、こ
れにより検出したケース19内の水位wについての水位
検知信号を、図8に示すように、制御装置16に入力で
きるような構成とした。
【0059】これにより、噴出ノズル21が完全に隠れ
る水位までケース19内に温水が溜まったことを検知
し、この検知信号が制御装置16に入力されると、制御
装置16は、排水ポンプ37の排水量をアップするよう
に運転を制御し、ケース19内の温水の水位wを積極的
に下げることができる。
【0060】なお、実施例1において説明したように、
ケース19内の温水の水位wが噴出ノズル21の孔に対
して適宜高さにあると、噴出ノズル21から噴出される
温水がケース19内に溜まり温水滞留部40の喫水面に
作用して波立ちの現象が生じるが、このような波立ちの
現象を積極的に生じさせるために、ケース用水位検知器
43を噴出ノズル21に対して適宜高さの位置に設け
て、このケース用水位検知器43の検知結果で排水ポン
プ37の運転を適宜制御して温水の水位wをコントロー
ルするように活用してもよい。
【0061】(実施例3)図3は、本発明に係るマッサ
ージ装置の実施例3を示す図である。この実施例3のマ
ッサージ装置の構成及び作用は、実施例1とほぼ同じで
あるので、以下、実施例3の特徴とする構成についての
み説明する。
【0062】実施例1でも説明したように、カバー32
は噴出ノズル21から噴出される温水の衝撃力を受ける
ので、長期間使用していると破損が生じる。これによ
り、温水がカバー32から漏れてしまい、噴出した高圧
の温水が肌、耳、目等、体に直接噴射してしまう危険が
生じる。さらに、温水が高温の場合には、やけどに至ら
なくても、使用者に不愉快な感じを与えるという問題も
生じる。
【0063】この問題を解決するために、本実施例3で
は、図3に示すように、温水噴出配管4に噴出流量計4
4を、温水排出配管5に排水流量計45を夫々設けた点
を特徴とする。噴出流量計44及び排水流量計45を、
夫々図9に示すように、制御装置16に接続する。さら
に、制御装置16は、リモコン38に後述する破損信号
を送信する送信部46を設け、一方、リモコン38に
は、この破損信号を受信して音声又は表示により破損を
メッセージする機能を持たせている。
【0064】このような構成の実施例3による作用を説
明する。噴出流量計44及び排水流量計45は、温水噴
出配管4及び温水排出配管5の夫々の流量を検出して、
夫々の検出値が制御装置16に入力される。制御装置1
6は、これらの検出値に基づいて、カバー32が破損し
て外部に温水が漏れ出ていることを判定する漏水判定機
能(手段)を有する。
【0065】即ち、制御装置16は、噴出流量計44と
排水流量計45の検出値を比較する。そして、温水噴出
配管4で検出される流量に対して温水排出配管5で検出
される流量が少なくなり、その流量差が所定値を越えた
場合は、カバー32が破損して外部に温水が漏れ出てい
ると判定し、運転停止信号を発生する。
【0066】この結果、制御装置16は、実施例1で説
明したようなマッサージ装置1の運転の停止を行う。併
せて、制御装置16は、送信部36で破損信号をリモコ
ン38に発信し、リモコン38は、この破損信号を受信
して音声又は表示によるカバー32の破損をメッセージ
する。このようにして、カバー32の破損による使用者
への危険や不愉快感の問題は解消できる。そして、使用
者は、リング蓋をケース蓋26にネジで脱着することに
より、破損したカバーを簡単に取り換えることができ
る。
【0067】(実施例4)図4は、本発明に係るマッサ
ージ装置の実施例4を示す図である。この実施例4のマ
ッサージ装置の構成及び作用は、実施例1とほぼ同じで
あるので、以下、実施例4の特徴とする構成についての
み説明する。
【0068】実施例4では、図4(a)に示すように、
カバー32の内側に温水滞留用及びエア滞留用のスペー
ス33を積極的に形成するものである。そのために、実
施例4のマッサージ装置は、カバー32の全体形状を、
外部に張り出させ太鼓状又はパオ(テントの一種)状に
保持するガイド47が、カバー32の内側においてカバ
ー32の内面に沿うように設けられている。
【0069】ガイド47は、バネ性のある金属材又はプ
ラスチック材から製造され、その構造は、図4(a)、
(b)に示すように、リング部48と、リング部48か
らその中心、かつ外方斜め上方に向けて張り出すように
形成された複数のガイド片49とから一体に形成されて
いる。
【0070】ガイド片49は途中に屈曲部50を有し、
この屈曲部50及び先端部51でカバー32を支持し、
カバー32の全体形状が太鼓状又はパオ状に外側に張り
出すように保持し、内側にスペースを常に形成してい
る。
【0071】実施例4のカバー32は、ガイド47によ
り常時、太鼓状又はパオ状に張り出すように保持されて
いるから、温水が噴出ノズル21から噴出されなくても
使用者の体に弾力感を与え、この弾力感と噴出ノズル2
1から噴出された温水による実施例1で説明したカバー
32全体に作用する衝撃力とが相乗的に作用して、使用
者に快適な刺激によるマッサージを提供し、フィット感
が大幅に向上する。
【0072】(実施例5)図5は、本発明に係るマッサ
ージ装置の実施例5を示す図である。この実施例5のマ
ッサージ装置の構成及び作用は、実施例1とほぼ同じで
あるので、以下、実施例5の特徴とする構成についての
み説明する。
【0073】実施例5のマッサージ本体部3は、実施例
1同様に浴室又は浴槽の壁24に水平に取り付けて使用
してもよいが、むしろ、水平方向だけでなく、上下、左
右、回転方向等のいろいろな方向に向けて使用する態様
に適したものである。
【0074】実施例1〜4では、排出口35はケース1
9の側壁20’に形成したが、実施例5では排出口52
は、図5(a)及び図5(b)(ケース19の裏面を見
た図)で示すように、ケース19の底壁20に排出口5
2が噴出ノズル21と並ぶように形成されている。そし
て、ケース19の裏面において排出口52には温水排出
配管5が接続されている。
【0075】噴出ノズル21には、温水噴出配管4が接
続されているが、温水噴出配管4と温水排出配管5は、
一体かつ可撓性の材料で蛇腹ホース53として形成され
伸縮自在である。これにより、マッサージ本体部3が自
由に移動可能であり、例えば、使用者自身、看護者又は
介添人がマッサージ本体部3を好みの位置方向で使用者
の体に当てることができる。
【0076】さらに実施例5の特徴とする構成は、マッ
サージ本体部3において、ケース19の底壁20に設け
られた排出口52からケース19内に排水パイプ54が
噴出ノズル21と平行に突出して設けられている構成で
ある。排水パイプ54の長さは、ケース19の大きさや
容積を考慮して設計されるべきものである。
【0077】この排水パイプ54の長さについてさらに
考慮すべきことは、マッサージ本体部3を水平方向だけ
でなく、上下、左右、回転方向等のどの方向に向けた状
態で使用しても、ケース19及びカバー32も内側のス
ペース33内に空気滞留部41、42が意図的に形成さ
れ、しかもケース19内の温水を排水でき、これにより
噴出ノズル21から噴出される温水が、ケース19内の
温水に衝突してその衝撃力が大きく減衰しない程度でカ
バー32全体に伝えられるように排水パイプ54の先端
開口55が位置する必要があることである。
【0078】図5(a)は、ケース19及び噴出ノズル
21が水平な状態を示している。この状態では、排出口
52が噴出ノズル21の孔の中心と同じ高さ又はそれよ
り下の高さの位置にあるから、噴出ノズル21の中心孔
とほぼ同じ高さ以上の温水は排水パイプ54を通り排出
口52から排出され、噴出ノズル21の中心孔とほぼ同
じ高さの水位wに維持され、ケース19内の温水を排水
でき、しかも噴出ノズル21から噴出される温水が、ケ
ース19内の温水滞留部の喫水面に衝突でき、実施例1
で説明したようにカバー32全体に温水を介して衝撃力
を伝えることができる。
【0079】図5(c)は、マッサージ本体部3を下方
に向けた状態を示している。この状態では、排水パイプ
54の先端開口55がケース19内の温水滞留部40内
に浸かっているために、温水滞留部40の温水を排水が
可能であり、しかもケース19内上部には空気滞留部4
1が形成される。この結果、噴出ノズル21から噴出さ
れる温水は、温水による抵抗のない空気滞留部41を通
過してから温水滞留部40の温水に当たるために、衝撃
力が大きく弱められることがない。
【0080】図5(d)は、マッサージ本体部3を斜め
上方に向けた状態を示している。この状態では、ケース
19内の上部に空気滞留部41が形成されており、排水
パイプ54の先端開口55は温水滞留部40に浸かって
いるが、空気滞留部41の近くにあるために、噴出ノズ
ル21から噴出される温水が温水滞留部41の温水や水
圧で衝撃力が大きく弱められることがない。
【0081】(実施例6)図6は、本発明に係るマッサ
ージ装置の実施例6を示す図である。この実施例6のマ
ッサージ装置の構成及び作用は、実施例1とほぼ同じで
あるので、以下、実施例6の特徴とする構成についての
み説明する。
【0082】マッサージ本体部3の構成は、図6
(b)、(c)に示すが、これは、実施例5ですでに説
明したマッサージ本体部3の構成と同じである。さら
に、マッサージ本体部3は、実施例5と同様に、噴出ノ
ズル21に接続されている温水噴出配管4と排出口52
に接続されている温水排出配管5とは、一体かつ可撓性
の材料で蛇腹ホース53として形成され伸縮自在であ
る。これにより、マッサージ本体部3が、自由に移動可
能であり、水平、上下、左右、回転方向等のいろいろな
方向に向けて使用可能である。
【0083】図6(a)は、浴室でマッサージ本体部3
を利用する場合の構成を示している。図6(a)におい
て、蛇腹ホース53は、浴室56の壁孔57を通して出
入り可能に浴室56から浴室外に伸びている。蛇腹ホー
ス53の先端部には上記のとお浴室56内でマッサージ
本体部3に取り付けられているが、蛇腹ホース53の基
端側(温水タンク2に接続される側)は、浴室の外側に
伸び、矢印で示す巻き取り方向に弾力的に付勢されたコ
ードリール58に巻き付けられている。
【0084】コードリール58に巻き付けられている蛇
腹ホース53の基端部は、図6(d)に示すように、コ
ードリール58の中心部の巻取芯管59に取り付けられ
ている。巻取芯管59は、その内部に隔壁60及びコー
ドリール58のフランジ61で噴出用温水室62及び排
出温水室63が夫々画成されている。
【0085】コードリール58に巻き付けられた蛇腹ホ
ース53の基端部において、温水噴出配管4は噴出用温
水室62に、そして温水排出配管5は排出温水室63
に、夫々連通して取り付けられている。支持フレーム6
4に軸受65を介してコードリール58の中空芯軸66
が取り付けられているが、この中空心軸66を介して噴
出用温水室62及び排出温水室63には、温水噴出配管
4’及び温水排出配管5’(温水タンク2側に接続され
る温水噴出配管及び温水排出配管を、温水噴出配管4’
及び温水排出配管5’と符号を付した。)が、夫々連通
して取り付けられ、外部に伸び出している。
【0086】そして、図6(a)に示すように、温水噴
出配管4’は間欠運転用電磁弁36及び噴出ポンプ22
を介し温水タンク2に接続され、温水排出配管5は排水
ポンプ37を介し温水タンク2に接続されている。
【0087】実施例6のマッサージ装置は上記のような
構成であるから、使用者Pは、図6(a)に示すよう
に、マッサージ本体部3を持って、浴室56の壁孔57
を通して蛇腹ホース53を引き出すようにしてマッサー
ジ本体部3のカバー32をマッサージすべき体の部位に
当接する。そして、使用者Pは、実施例5で説明したよ
うに、マッサージ本体部3の向きを自由に変えてマッサ
ージをすることができる。
【0088】不使用時には、使用者Pがマッサージ本体
部3から手を離すと、蛇腹ホース53はコードリール5
8の矢印方向の弾力により、マッサージ本体部3が浴室
56の壁24の面に当接するまで、自動的にコードリー
ル58に巻き取られる。
【0089】以上、本発明に係るマッサージ装置の実施
形態を実施例に基づいて説明したが、本発明は特にこの
ような実施例に限定されることなく、特許請求の範囲記
載の技術的事項の範囲内でいろいろな実施例があること
はいうまでもない。
【0090】
【発明の効果】本発明は以上の構成であるから、次のよ
うな効果を奏する。 (1)本発明に係るマッサージ装置は、噴出ノズルから
噴出する温水を使用者の体に直接あてるのではなく、カ
バーを介してカバー全体に生じた衝撃力で体(肌)をマ
ッサージするものであるから、従来の水流、気泡流、ジ
ェット流等を直接使用者の体に当てるものに比べて、噴
出ノズルから噴出する温水の衝撃力が緩和され、体に対
する衝撃力による圧力集中緩和されるから、カバー全体
で均一化された圧力で体をマッサージでき、肌とのフィ
ット感改善され、従来とは異なる刺激のマッサージを可
能とし、マッサージ効果が向上する。
【0091】(2)噴出ノズルから噴出された温水が、
ケース内の温水滞留部の温水に衝突して左右に大きく揺
れる温水の波立ちを発生させ、この波立ちにより噴出ノ
ズルから噴出された温水の衝撃力の緩衝はリズム的に行
われるから、間欠的に衝撃力をカバーに与え、リズミカ
ルな刺激を伴ったマッサージを使用者に与えることがで
きる。
【0092】(3)リモコン操作により、噴出ポンプ及
び排水ポンプの作動を制御でき、噴出ノズルから噴出さ
れる温水流量、圧力を制御して、噴出された温水による
衝撃力乃至マッサージの刺激の強弱を調整することがで
きる。又、リモコンにより温水の温度調整でき、特に、
浴槽内で使用する場合は、浴槽の湯の温度と異なった温
度で衝撃を伴う温度刺激を与えることもできる。
【0093】(4)カバーが破損しても、自動的に検知
でき、さらに破損発生のメッセージを報知することがで
きる。そして、カバーが破損してもリング蓋をケース蓋
にネジで脱着することにより、簡単にカバーを取り換え
ることができる。従って、カバーの破損に伴う、使用者
への高圧の温水の直接噴射の危険を防止でき、高温の温
水による使用者への不愉快感与えることも防止できる。
【0094】(5)カバーの内側にガイドを添えれば、
カバーは太鼓状又はパオ状に張り出して保持されるか
ら、この弾力感と噴出ノズルから噴出された温水による
衝撃力とが相乗的に作用して、使用者に快適なマッサー
ジを提供し、フィット感が大幅に向上する。
【0095】(6)使用者の体に当接するマッサージ本
体部は、浴室又は浴槽に取り付けて使用しても、あるい
は使用者が手で持っていろいろな方向に向けて体に当て
て使用しても、マッサージ本体の使用する方向にかかわ
らず、噴出ノズルから噴出される高圧の温水の衝撃力を
適度に緩和して使用することができる。
【0096】(7)使用者は、浴槽内で入浴中はもとよ
り、浴室で体を洗ったり洗髪したりする合間に適宜使用
でき、さらに、浴室内又は浴室外で衣服を着用していて
も、温水で濡れることなく使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマッサージ装置の実施例1を説明
する図である。
【図2】本発明に係るマッサージ装置の実施例2を説明
する図である。
【図3】本発明に係るマッサージ装置の実施例3を説明
する図である。
【図4】(a)は本発明に係るマッサージ装置の実施例
4を説明する図であり、(b)はガイドの平面図であ
る。
【図5】本発明に係るマッサージ装置の実施例5を説明
する図であり、(a)は実施例5を説明する図であり、
(b)はA−Aから見た図であり、(c)はマッサージ
本体部を下方に向けた図であり、(d)はマッサージ本
体部を斜め上方に向けた図である。
【図6】(a)は実施例6を説明する図であり、(b)
はマッサージ本体部を示す図であり、(c)はA−Aか
ら見た図であり、(d)は蛇腹の基端部のリールへの取
り付け部の詳細を説明する図である。
【図7】本発明に係るマッサージ装置の実施例1の制御
を説明する図である。
【図8】本発明に係るマッサージ装置の実施例2の制御
を説明する図である。
【図9】本発明に係るマッサージ装置の実施例3の制御
を説明する図である。
【符号の説明】
1 マッサージ装置 2 温水タンク 3 マッサージ本体部 4、4’ 温水噴出配管 5、5’ 温水排出配管 6 給水電磁弁 7 給水管 8 排水電磁弁 9 排水管 10 給湯電磁弁 11 給湯管 14 温水タンク用水位検知器 15 温度検出サーミスタ 16 制御装置 17 熱交換器 18 暖房熱源 19 ケース 21 噴出ノズル 22 噴出ポンプ 23 フランジ部 26 ケース蓋 29 噴出通路 32 カバー 33 スペース 34 リング蓋 35、52 ケースに形成された排出口 36 間欠運転用電磁弁 37 排水ポンプ 38 リモコン 39、40 温水滞留部 41、42 空気滞留部 43 ケース用水位検知器 44 噴出流量計 45 排水流量計 47 ガイド 49 ガイド片 53 蛇腹ホース 54 排水パイプ 58 コードリール 59 巻取芯管 63 排出温水室

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 温水が貯留される温水タンクと、マッ
    サージ本体部と、前記温水タンクの温水をマッサージ本
    体部に供給するに温水噴出配管と、前記マッサージ本体
    部から温水を温水タンクに戻す温水排出配管と、前記温
    水噴出配管と前記温水排出配管を介して温水を循環させ
    るポンプとを備えたマッサージ装置であって、 前記マッサージ本体部は、前記温水噴出配管の先端に取
    り付けられ温水を噴出させる噴出ノズルと、該噴出ノズ
    ルから噴出された温水を収容するとともに前記温水排出
    配管が接続されているケースと、該ケースに装着される
    ケース蓋とを有し、 前記ケース蓋は、前記噴出ノズルから噴出された温水を
    通す噴出通路が形成されているとともに、柔軟性を有す
    るカバーで覆われており、 前記噴出通路から噴出した温水が前記カバー内に留ま
    り、前記カバーの外側に圧力を伝搬して、前記カバーの
    外側に触れた使用者に圧力による刺激を与えることを特
    徴とするマッサージ装置。
  2. 【請求項2】 前記ケース蓋と前記カバーの間に温水
    が滞留する温水滞留部が形成され、前記噴出通路から噴
    出された温水が前記カバー全体に圧力を加えることを特
    徴とする請求項1記載のマッサージ装置。
  3. 【請求項3】 前記ケースには、前記温水排出配管と
    連通する排出口が形成されており、該排出口は、前記噴
    出ノズルが水平状態において前記噴出ノズルの中心と同
    じ高さ又は該中心より下の高さの位置に形成されている
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のマッサージ装
    置。
  4. 【請求項4】 前記ポンプとして、前記温水噴出配管
    に接続され、前記温水タンクから前記噴出ノズルヘの温
    水の噴出を行うための噴出ポンプと、前記温水排出配管
    に接続され、前記ケース内の温水を排出して前記温水タ
    ンクヘ戻すため排出ポンプとを備え、常に前記噴出ポン
    プの吐出量よりも前記排出ポンプの排出量を多くするこ
    とにより、前記ケース内にエア滞留部を形成させること
    を特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のマッサー
    ジ装置。
  5. 【請求項5】 前記ケース内の水位を検知するケース
    用水位検知器を備え、前記ケース用水位検知器が前記噴
    出ノズルの中心高さの位置より高い水位を検知したとき
    に、前記排出ポンプの排出量を通常運転より多くするこ
    とを特徴とする請求項4のマッサージ装置。
  6. 【請求項6】 前記温水噴出配管の噴出流量を検知す
    るとともに、前記温水排出配管の排出流量を検知して、
    この噴出流量と排出流量とを比較して流量差が所定値を
    越えたときに、前記カバー部からの漏水ありと判定する
    手段を備えていることを特徴とする請求項1〜5のいず
    れかに記載のマッサージ装置。
  7. 【請求項7】 前記温水タンクの温水の温度が調節可
    能であり、前記カバーに圧力による刺激に加えて、温水
    の温度による温熱刺激も加えることが可能であることを
    特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のマッサージ
    装置。
  8. 【請求項8】 前記カバーは、前記ケースに着脱自在
    であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載
    のマッサージ装置。
  9. 【請求項9】 前記カバーの内側に前記カバーの形状
    を保持するガイドを備えていることを特徴とする請求項
    1〜8のいずれかに記載のマッサージ装置。
  10. 【請求項10】 前記温水噴出配管と前記温水排出配管
    は、一体かつ可撓性があり伸縮自在であることにより、
    前記ケースと前記ケース蓋と前記カバーで構成されるマ
    ッサージ本体部が使用者の好みの位置に移動可能である
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のマッ
    サージ装置。
  11. 【請求項11】 前記ノズルと平行に前記排出口から前
    記ケース内に排水パイプが突設されていることを特徴と
    する請求項3〜9のいずれかに記載のマッサージ装置。
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