JP2003116142A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JP2003116142A
JP2003116142A JP2002226062A JP2002226062A JP2003116142A JP 2003116142 A JP2003116142 A JP 2003116142A JP 2002226062 A JP2002226062 A JP 2002226062A JP 2002226062 A JP2002226062 A JP 2002226062A JP 2003116142 A JP2003116142 A JP 2003116142A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストロボ撮影時におけるホワイトバランス
調整の適正化を図り、撮影画像の画質を向上することに
ある。 【解決手段】 電子カメラにおいては、室内におけるス
トロボ撮影の結果を向上するべく、ストロボ光線が支配
的な領域を種々の抽出条件に従って抽出し、この領域の
性質に適したホワイトバランス調整を設定する。また、
定常光線量の評価露光の結果に応じてホワイトバランス
領域毎に補正の適否を判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、被写体を電子的
に撮像する電子カメラに係り、特に、電子カメラにおい
て、ストロボ光線を用いて被写体を電子的に撮像する際
にその撮影画像のホワイトバランスを調整する装置及び
その方法の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】電子カメラにおいては、撮影画像の色再
現性を向上するため被写体を照射する撮影光源の分光特
性が検出されて自動的にホワイトバランスが調整或いは
制御される露光技術が、例えば、特開平8−28931
4号公報などで知られている。
【0003】また、特開2000−102025号公報
に記載されるように、ストロボ撮影時に、ホワイトバラ
ンス調整或いは制御の適正化を図る技術も知られてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術における
ホワイトバランス調整では、光源からの光線に含まれる
光源特有の色温度が撮影画像に与える影響を幾分は抑え
ることができる。しかしながら、撮影の為の支配的な光
源からの影響がホワイトバランス調整に反映されるた
め、支配的な光源からの影響が小さい撮影画像中の画像
領域に対しては不自然さが残る問題ある。例えば、屋内
での撮影時において、蛍光灯からの光線とストロボ光線
とがミックスされるような場合、ストロボ光線が照射さ
れた被写体の領域と蛍光灯からの光線が照射された被写
体の他の領域では、ホワイトバランス調整にずれが生じ
るという問題点がある。
【0005】更に、撮影後に撮影画像の画像データから
その領域毎にホワイトバランスを調整する場合には、そ
の処理及び判断に時間を要してしまう問題もある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した事
情に鑑みなされたものであって、その目的は、ストロボ
撮影時におけるホワイトバランス調整の適正化を図り、
撮影画像の画質を向上することにある。
【0007】この発明に係る電子カメラは、予備発光を
行う予備発光手段と、少なくとも前記予備発光を伴なう
露光により予備発光に係る画像データを得る露光制御手
段と、前記画像データを基に予備発光に係る領域を抽出
する抽出手段と、前記抽出手段で抽出された領域に対し
て所定のホワイトバランス調整を設定する設定手段と、
を有する。
【0008】ここで、前記設定手段は、前記抽出手段で
抽出された領域に対して予備発光に関連した第1のホワ
イトバランス調整を設定するとともに、他の領域に対し
て前記第1のホワイトバランス調整とは異なる第2のホ
ワイトバランス調整を設定するように構成してもよい。
【0009】また、前記抽出手段により抽出された領域
の数を計数する手段を更に有し、前記抽出された領域数
が所定値に満たないときには、該抽出された領域及び他
の領域に同一のホワイトバランス調整を設定するように
構成してもよい。
【0010】また、前記抽出手段は、前記画像データの
うち、予め設定された領域の画像データから得られた条
件を満たす領域を予備発光に係る領域として抽出するよ
うに構成してもよい。
【0011】また、前記抽出手段は、前記画像データの
うち、本露光時の目標発光量及び前記画像データの平均
値を基に前記予備発光に係る領域を抽出するように構成
してもよい。
【0012】また、前記露光制御手段で予備発光を伴わ
ない定常光線露光に係る画像データを得るとともに、前
記定常光線露光に係る画像データと前記本露光時の目標
発光量とに基づいて前記予備発光に係る領域を抽出する
ように構成してもよい。
【0013】この発明に係る電子カメラは、自動ホワイ
トバランス調整モードを含んでなる複数のホワイトバラ
ンス調整モードから一のホワイトバランス調整モードを
択一的に選択する選択手段と、予備発光を伴う露光によ
り得られた画像データを基に、該予備発光に係る所定の
領域を抽出する抽出手段と、前記抽出手段で抽出された
領域の画像データに対して前記予備発光に関連した第1
のホワイトバランス調整を設定する第1の設定手段と、
全画像データに対して前記第1のホワイトバランス調整
とは異なるホワイトバランス調整を設定する第2の設定
手段と、前記選択手段の選択結果に応じて、前記第1の
設定手段または第2の設定手段の何れか一方による設定
への切り替えを行う設定切り替え手段とを有する。
【0014】また、この発明に係る電子カメラは、自動
閃光発光モードを含んでなる複数発光モードから一の発
光モードを択一的に選択する選択手段と、予備発光を伴
う露光により得られた画像データを基に、該予備発光に
係る所定の領域を抽出する抽出手段と、前記抽出手段で
抽出された領域の画像データに対して前記予備発光に関
連した第1のホワイトバランス調整を設定する第1の設
定手段と、全画像データに対して前記第1のホワイトバ
ランス調整とは異なるホワイトバランス調整を設定する
第2の設定手段と、前記選択手段の選択結果に応じて、
前記第1の設定手段または第2の設定手段の何れか一方
による設定への切り替えを行う設定切り替え手段とを有
する。
【0015】更に、この発明に係る電子カメラは、定常
光線にて定常光線予備露光を行うと共に、撮影準備動作
に応答してストロボ発光を伴うプリ発光予備露光を行う
予備露光手段と、定常光線予備露光結果とプリ発光予備
露光結果とに基づいて、ストロボ光による影響が支配的
な画面領域が、露光画面全域に対して所定の割合を超え
るかを判定する判定手段と、及び上記判定手段によって
ストロボ光による影響が支配的な領域が露光画面全域に
対して所定の割合を超えると判定された場合、ストロボ
撮影時に上記ストロボ光による影響が支配的な領域に対
して定常光線に対するホワイトバランス条件とは異なる
ストロボ光用ホワイトバランス条件を適用するWB設定
手段とを具備する。
【0016】また、上記露光画面は、複数の所定領域に
分割され、上記定常光線予備露光結果及び上記プリ発光
露光結果は、露光画面全領域を所定数に分割して各ブロ
ックにおける評価露光値であっても良い。
【0017】この発明のストロボ付き電子カメラの露光
方法においては、定常光線にて定常光線予備露光を行う
と共に、撮影準備動作に応答してストロボ発光を伴うプ
リ発行予備露光を行い、定常光線予備露光結果とプリ発
光予備露光結果とに基づいて、ストロボ光による影響が
支配的な画面領域が、露光画面全域に対して所定の割合
を超えるかを判定し、及び上記判定手段によってストロ
ボ光による影響が支配的な領域が露光画面全域に対して
所定の割合を超えると判定された場合、ストロボ撮影時
に上記ストロボ光による影響が支配的な領域に対して定
常光線に対するホワイトバランス条件とは異なるストロ
ボ光用ホワイトバランス条件を適用する。
【0018】また、上記露光画面は複数の所定領域に分
割され、上記定常光線予備露光結果及び上記プリ発光露
光結果は、露光画面全域を所定数に分割した各ブロック
における評価露光値であっても良い。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施形態に係る電子カメラを説明する。
【0020】図1は、この発明の一実施形態に係る電子
カメラの構成を示したブロック図である。
【0021】この図1に示す電子カメラは、撮影される
べき被写体(図示せず)に向けられ、この被写体からの
被写体像をCCDのような固体撮像素子3に伝達する撮
影レンズ1及びこの撮影レンズ1と固体撮像素子3との
間に配置され、絞りを兼用するシャッタ2から構成され
ている。固体撮像素子3には、撮影時には、撮影レンズ
1から伝達された被写体像が形成され、この被写体像が
固体撮像素子3によって撮像される。固体撮像素子3か
らは、撮像された被写体像を光電変換した主画像信号が
出力される。
【0022】この撮像素子3で撮影された画像信号は、
増幅回路4によってある増幅率で増幅され、この増幅回
路4で増幅された画像信号は、信号処理回路5にサンプ
ルホールドされる。この信号処理回路5からの画像信号
は、A/D変換回路6でアナログ/デジタル変換されて
デジタル画像データとして出力され、A/D変換回路6
からの出力される画像データは、メモリ7に記憶され
る。
【0023】A/D変換回路6或いはメモリ7からの出
力信号は、中央処理装置(CPU)8に与えられ、中央
処理装置(CPU)8は、この出力信号に基づき例え
ば、Xe管からなるストロボ発光管13の発光量を算出
する。また、中央処理装置(CPU)8は、A/D変換
回路3或いはメモリ7からの出力信号に基づき適切な増
幅率を決定し、増幅回路4にこの決定された増幅率に相
当する増幅率制御信号を与えて増幅回路4の増幅率を制
御している。このように中央処理装置(CPU)8は、
電子カメラの各構成部位を制御している。
【0024】電子カメラは、更に撮像素子3を駆動する
ためのタイミング信号を生成するタイミングジェネレー
タ(TG)9及びCPU8の制御下においてシャッタ2
の開閉を制御するシャッタ制御回路10を備えている。
制御回路10からは、撮影制御の信号がタイミングジェ
ネレータ(TG)9及びシャッタ制御回路10に与えら
れ、所定のタイミングでシャッタが開閉されて被写体像
が撮像素子3上に形成され、この被写体像の画像信号が
タイミングジェネレータ(TG)9からの垂直及び水平
駆動信号で出力される。また、ストロボ発光時には、中
央処理装置(CPU)8は、ストロボ発光管13の発光
を制御する発光量制御回路11に発光タイミング制御信
号を与え、この発光量制御回路11は、発光タイミング
制御信号に応答してストロボ13のトリガ電極12にト
リガ信号を与えてストロボを発光させ、計算された露光
値に応じてストロボ発光管13の発光を制御している。
【0025】CPU8には、ストロボ発光モードスイッ
チ(SW1)14から発光モード信号が入力されてスト
ロボ発光モードが設定される。また、CPU8には、同
様にレリーズスイッチ(SW2)15、即ち、撮影動作
開始スイッチからのレリーズ信号が入力される。このレ
リーズ信号に応答してCPU8は、撮影に関連する種々
の制御を実施する。CPU8には、ストロボの発光に係
る所定値等を記憶すると共に種々の制御ルーチンを記憶
しているROM16が接続されている。
【0026】上記ストロボ発光モードスイッチ(SW
1)14がオンされると、このON信号に応答してCP
U8は、発光量制御回路11に対しストロボ発光指令を
発する。また、レリーズスイッチ15がオンされると、
このON信号に応答してCPU8は、撮影動作を開始す
る。
【0027】更に、中央処理装置(CPU)8には、後
に説明する各種モードを設定する設定部18、撮影画像
を表示し、また、各種設定の為の情報を表示するための
表示部17及び中央処理装置(CPU)8での演算結果
等を一時的に格納するためのRAM19が接続されてい
る。
【0028】図1に示される電子カメラでは、ストロボ
発光管13が発光して本露光を開始する前に、ストロボ
発光管13がプリ発光される。このプリ発光によって、
撮像素子3には、被写体のプリ被写体像が形成され、こ
のプリ被写体像を光電変換したプリ画像信号が撮像素子
3から出力され、このプリ画像信号が信号処理及びA/
D変換されてプリ画像データがメモリ7に格納される。
このプリ画像データは、後に説明するようにその画面が
複数のブロック領域に分割され、ブロック領域毎にその
データがCPU8によって取得され、演算される。この
ブロック毎のデータは、本露光時のストロボ発光量に関
する値を得るなどのストロボ調光制御に利用されるとと
もに、ホワイトバランスを決定する領域を抽出する演算
にも用いられる。
【0029】図1に示す電子カメラでは、ストロボ光線
が発光されるストロボ発光モード或いは自動的にホワイ
トバランスを調整する自動ホワイトバランスモード(A
WBモード)が設定され、しかも、この自動ホワイトバ
ランスモード(AWBモード)でストロボが発光される
ことが必要と判定されている場合に、図2に示すような
特定のホワイトバランス調整が設定され、実行される。
通常のホワイトバランス調整では、画面全体に定常光線
或いはストロボ光線に対応する1つのホワイトバランス
が決定され、この1つのホワイトバランスで画面全体の
ホワイトバランスが調整される。これに対して、特定の
ホワイトバランス調整では、撮影画面中からストロボ光
線が支配的な特有のブロック領域が抽出され、この特有
のブロック領域が第1のホワイトバランスで調整され、
他のブロック領域は、第2のホワイトバランスsの1つ
で調整される。ここで、第1のホワイトバランス調整
は、ストロボ光線に対応して定められ、第2のホワイト
バランス調整の1つは、その他の領域を照射している定
常光線の色温度に基づいて定められる。ここで、定常光
線には、自然光線、蛍光灯或いは特殊な光源からの光線
があり、第2のホワイトバランスの1つは、定常光線、
即ち、自然光線、蛍光灯或いは特殊光源からの光線の色
温度に対応して定められる。
【0030】ストロボ発光モードには、被写体の明るさ
に応じて自動的に発光する自動発光モード“AUT
O”、ストロボ発光を禁止するOFFモード“OFF”
及び被写体の明るさに関係なくストロボを強制的に発光
させる強制発光モード“FILL−IN”の3つのモー
ドがある。これらのモードは、図1に示されるモード設
定部18及び表示部17によって設定される。即ち、モ
ード設定部18でストロボモードを設定する際には、モ
ード設定部18のモード設定キーが押されると、表示部
17に各種モードの選択画面が表示される。モード設定
部18の選択キーを利用して表示部17に表示されたモ
ード選択画面でストロボ発光モードを選択すると、表示
部17には、自動発光モード“AUTO”、OFFモー
ド“OFF”及び強制発光モード“FILL−IN”が
表示され、再びモード設定部18の選択キーを利用して
いずれかのモードを選択すると、選択されたモードがR
AM19に設定される。
【0031】また、ホワイトバランスモードは、自動的
にホワイトバランスを設定するする自動ホワイトバラン
スモード“AWB”及び手動でホワイトバランスを設定
する手動ホワイトバランスモード“MWB”の2つのモ
ードがある。このホワイトバランスモードは、ストロボ
モードと同様に図1に示されるモード設定部18及び表
示部17によって設定される。即ち、モード設定部18
の選択キーを利用して表示部17に表示されたモード選
択画面でホワイトバランスモードを選択すると、表示部
17には、自動ホワイトバランスモード“AWB”及び
手動ホワイトバランスモード“MWB”が表示され、再
びモード設定部18の選択キーを利用していずれかのモ
ードを選択すると、選択されたホワイトバランスモード
がRAM19に設定される。“AWB”モードでは、色
温度の影響を受ける被写体に対してもホワイトバランス
が適正となるように色温度特性を自動的に補正する。
【0032】尚、上記の各選択モードはそれぞれ独立に
選択される。ホワイトバランスは、ストロボモードに優
先して選択される。
【0033】図2を参照して図1に示される電子カメラ
におけるホワイトバランスを調整する為のホワイトバラ
ンス領域を抽出する処理の手順を説明する。
【0034】図2は、図1に示された電子カメラにおけ
るホワイトバランス領域を抽出する為の処理の流れを示
すフローチャートである。
【0035】図2に示されるように処理が開始される
と、ステップS1において、ホワイトバランスモードが
自動ホワイトバランス(AWB)モードに設定されてい
るか否かが判断される。“AWB”モードでない場合に
は、手動ホワイトバランスモードが設定されていること
から、抽出処理においては、ステップS2に示すように
手動で設定されたホワイトバランスが第2のホワイトバ
ランスの特定された1つに決定される。例えば、手動で
蛍光灯下での撮影が設定されている場合には、この処理
では、蛍光光線に対するホワイトバランスが特定された
第2のホワイトバランスに対応すると決定される。
【0036】ステップS1において、ホワイトバランス
モードが“AWB”モードである場合には、ステップS
3に示すようにストロボ発光モードがストロボ手動発光
“FILL−IN”モードに設定されているか否かが判
断される。このステップS3において、“FILL−I
N”モードでもない場合、ステップS4に示すようにス
トロボ発光モードがストロボ自動発光“AUTO”モー
ドに設定され、且つ、ストロボが発光するか否かが判断
される。
【0037】ステップS3及びS4に示すように“FI
LL−IN”モード及び“AUTO”モードでもないO
FFモードである場合に、或いは、ステップS4に示す
ようにストロボ発光モードがストロボ自動発光“AUT
O”モードに設定されているが、測光の結果、ストロボ
が発光しない場合には、ステップS10に示すように、
画像データの全領域に対し、ステップS2で特定された
第2のホワイトバランスモードでのホワイトバランス調
整が設定されて一連の処理が終了される。
【0038】ステップS3において、“FILL−I
N”モードが設定されている場合には、ステップS5で
の処理の為に、ストロボがプリ発光される。同様に、ス
テップS4において、ストロボ発光モードがストロボ自
動発光“AUTO”モードに設定され、且つ、ストロボ
が発光するように設定されている場合には、ステップS
5での処理の為に、同様にストロボがプリ発光される。
【0039】ステップS5において、プリ発光に先立っ
て定常光線によって生じた定常画像データが取得され、
その後、プリ発光によって被写体が照明されてプリ画像
データが取得される。ステップS6において、定常画像
データとプリ画像データとから定常光線とプリ発光のス
トロボ光線とが比較され、被写体から戻される光線中で
定常光線がストロボ撮影の際に予想されるストロボ光線
よりも撮影画像に与える影響が大きいかが判定される。
ステップS6において、撮影画像が定常光線で支配的に
形成される場合には、ステップS10に示すように、画
像データの全領域に対し、ステップS2で特定された第
2のホワイトバランスモードでのホワイトバランス調整
が設定されて一連の処理が終了される。
【0040】ステップS6において、撮影画像が定常光
線で支配的に形成されず、ストロボ光線を利用して形成
されることが予想される場合には、ステップS7に示す
ように後に説明する8×8のブロック領域が画像データ
中に定められ、ステップS8に示すようにプリ発光画像
からストロボ光線が支配的な領域が取り出される。即
ち、ストロボ光線で画像が形成されるブロック領域が特
定され、このブロック領域が抽出される。ここで、抽出
されたストロボ光線が支配的なブロック領域の数が計数
され、メモリ7に記憶される。
【0041】ステップS9に示すように、この抽出され
たブロック領域のブロック数が所定数nより大きいかが
判定される。ブロック数が所定数nより小さい場合に
は、画面中で撮影画像がストロボ光線で支配的に形成さ
れることが予想されないとしてステップS10に移行さ
れて画像データの全領域に対し、ステップS2で特定さ
れた第2のホワイトバランスモードでのホワイトバラン
ス調整が設定されて一連の処理が終了される。
【0042】ステップS9において、ブロック数が所定
数nより大きい場合には、撮影画像がストロボ光線で支
配的に形成されることが予想されることから、ステップ
S11において、ステップS9で抽出されたブロック領
域に相当する撮像素子上の特定のブロック領域が第1の
ホワイトバランス領域に定められ、この特定のブロック
領域は、第1のホワイトバランスで調整すべき領域に設
定される。また、ステップS12に示すようにステップ
S9で抽出されたブロック領域以外の他の領域に相当す
る撮像素子上の他のブロック領域が第2のホワイトバラ
ンス領域に定められ、この他のブロック領域は、第2の
ホワイトバランスで調整すべき領域に設定される。ステ
ップS11及びS12において、第1及び第2のホワイ
トバランス調整が設定されると、一連の処理が終了され
る。
【0043】次に、図3(a)〜図3(c)を参照し
て、ステップS5に示されるストロボ発光を伴わない定
常光線による画像データの取得及びプリ発光を伴うプリ
発光画像データの取得時における電子カメラの動作を説
明する。ここで、図3(a)〜図3(c)は、図1に示
された電子カメラにおける露光及びストロボ発光のタイ
ミングを示すタイミングチャートを示している。
【0044】定常光線による画像データの取得に関して
は、図3(b)に示すようにある所定のタイミングt0
〜t2間に定常光線によって被写体像が撮像素子3上に
露光され、定常光線画像が特定される。この被写体画像
は、あるタイミングt1で撮像素子3に与えられる図3
(a)に示される垂直駆動信号によって撮像素子3から
出力され、定常光線画像データとしてメモリ7に一時的
に格納される。その後、図3(b)に示すようにある所
定タイミングt3で露光が開始され、タイミングt6で
露光が終了され、この露光期間t3からt6内のあるタ
イミングt4で図3(c)に示すようにストロボ13が
プリ発光される。従って、期間t3からt6において
は、プリ発光に基づく被写体像が撮像素子3上に露光さ
れ、プリ発光画像が特定される。このプリ被写体画像
は、あるタイミングt5で撮像素子3に与えられる図3
(a)に示される垂直駆動信号によって撮像素子3から
出力され、プリ発光画像データとしてメモリ7に一時的
に格納される。
【0045】その後、図2を参照して既に説明したステ
ップS5に示すように定常光線画像データ及びプリ発光
画像データが比較されて第1及び第2のホワイトバラン
ス調整が設定される。図3(c)に示すように、この調
整が設定された後のある時点t7でストロボ13が本発
光されて図3(b)に示すように被写体像が撮像素子3
上に本露光される。本露光によって生じた被写体像は、
図2(a)に示すようにあるタイミングt8に発生され
る垂直駆動信号によって撮像素子3から出力され、主発
光画像データとしてメモリ7に格納される。
【0046】図2に示されるステップS5おいては、通
常、定常光線量の評価の為の露光が実施された後の、所
定のタイミングでストロボ発光信号がオンとなり、プリ
発光が実行される。このプリ発光の際の必要発光量は、
例えば特開平4−88762号公報等に開示されている
ような方法で求めればよい。ここで、定常光線に基づく
評価露光及びプリ発光に基づく評価露光は、本露光にお
けるストロボ発光量を決定する為に実施される。ここ
で、この定常光線光量及びプリ発光量は、図5(b)の
ように予め固定された領域S1(例えば、画面内の中央
部の6×6の領域)の画像データを利用して決定されて
も良い。或いは、図5(a)に示されるように、プリ発
光による露光により得られた図4(b)に示す画像デー
タと必要であれば定常光線により得られた図4(a)に
示す画像データを基にストロボ発光が調光すべき主要被
写体が占める領域S2,S3,S4を抽出して決定して
も良い。即ち、定常光線により得られた画像データとプ
リ発光により得られた画像データとが比較され、両者の
比較から領域S2,S3,S4が抽出され、この領域S
2,S3,S4から本露光におけるストロボ発光量が決
定されても良い。測光情報を獲得する為に利用される領
域は、ホワイトバランス調整の領域とは異なるもの良
い。定常光線量の評価露光、及びプリ発光により得られ
た露光データから、目標露光量、即ち、調光目標値Es
を得るためには、CPU8によって本露光においてプリ
発光の何倍の発光量が必要であるかが算定される。図4
(a)は、ストロボ発光を伴わない定常光線量を評価す
る為の露光により得られた撮影画像を示し、図4(b)
は、プリ発光によるストロボ光線の照射結果を模式的に
示している。図4(a)及び図4(b)中の符号PA
は、ストロボ光線による光量が支配的となる被写体の画
像データであり、符号PBは、ストロボ光線による光量
の影響が少なく、定常光線の光量が支配的な画像データ
を示している。
【0047】図4(a)及び図4(b)に示される被写
体画像は、同一の条件で露光する必要はない。但し、ホ
ワイトバランス調整を設定する為にプリ発光で予備露光
データが取得され、この予備露光データの画像中にスト
ロボ光線による光量が支配的となる領域が検出できるよ
うな条件の露光で図4(b)に示される被写体画像が得
られれば良い。例えば、図4(a)の画像に比べて図4
(b)の画像を取得する為の蓄積時間が短く設定され、
両者で得られた画像データが蓄積時間に応じた割合によ
って定常光線に相当する成分が除去されても良い。或い
は、単に図4(b)の画像を短い蓄積時間で取得して定
常光線の蓄積が実質影響しないようにして図4(b)に
示される画像データが検出されてもよい。
【0048】また、図4(a)〜図5(b)では、画面
全体が8×8のブロック領域で規定され、評価露光のた
めのブロック領域を抽出し、或いは、後述するホワイト
バランス調整を設定するための領域を抽出する為の判断
は、何れも各ブロック領域に含まれる画像データを基に
している。
【0049】この発明の実施形態に係るホワイトバラン
ス調整では、定常光線量を評価するための露光、即ち、
定常光線で撮像された画像データに応じてブロック領域
のグループ毎にホワイトバランスを補正するか否かを判
断している。ここでは、定常光線量を評価するための露
光により得られた定常光線量の平均値averEdとその目
標露光量Esとの比が所定の閾値T1、例えば、0.3
と比較されて図2のステップS4に示すように画面中で
の定常光線量の影響の大小が判定される。ここで、定常
光線量の平均値averEdは、図5(b)に示す領域S1
における定常光線の光量の平均値に相当し、この平均値
averEdに対応する目標露光量Esは、同様に図5
(b)に示す領域S1における目標光量が相当しても良
い。図5(b)に示す領域S1に代えて、定常光線量の
平均値averEdは、図5(a)に示す領域S2,S3,
S4における定常光線の光量の平均値に相当し、この平
均値averEdに対応する目標露光量Esは、同様に図4
(a)に示す領域S2,S3,S4における目標光量が
相当しても良い。
【0050】定常光線平均値averEdとその目標露光量
Esとの比が所定の閾値T1よりも小さい(averEd/
Es<T1)場合は、図2のステップS5〜S8に示さ
れるようにホワイトバランス領域が抽出され、抽出され
た第1グループのブロック領域及び残った第2のグルー
プのブロック領域に夫々適切な第1及び第2のホワイト
バランス調整が設定される。ここで、averEd/Es<
T1場合とは、定常光線で被写体を撮影するには、被写
体照度が不十分で、ストロボ光線を利用しなければ被写
体を撮影することができないことを意味している。即
ち、ストロボ光線が画像中で支配的であることを意味し
ている。
【0051】一方、平均値averEdとその目標露光量E
sとの比が所定の閾値T1よりも大きいか或いは等しい
(averEd/Es≧T1)の場合は、図2のステップS
6で示すように画面中で定常光線の影響が十分大きいと
判断される。従って、画像の全領域に第2のホワイトバ
ランスの1つでの自動ホワイトバランス調整が設定され
れば十分であることから、第2のホワイトバランス調整
が実施される。ここで、averEd/Es≧T1場合と
は、定常光線で被写体を撮影するには、被写体照度が僅
かに低く、ストロボ光線は、その照度を補う程度で大き
な照度で被写体を照明することはないことを意味してい
る。即ち、ストロボ光線が画像中で支配的でないことを
意味している。例えば“FILL−IN”モードが選択
されていても、定常光線Edが目標露光量Esに近い明
るさとなっている場合には、本露光時には、撮影された
画像データ中では、ストロボ発光の影響が小さい。従っ
て、ブロック領域が抽出されてストロボ発光を考慮した
ホワイトバランス調整、即ち、ストロボに固有の第1の
ホワイトバランスでのホワイトバランス調整を設定する
必要がない。このように第1のホワイトバランス調整が
不要の場合には、処理時間を短縮するために第2のホワ
イトバランスの1つを利用した第2のホワイトバランス
調整が実施される。尚、画面中での定常光線量の影響を
判定するまでもない場合には、ステップS6の処理は、
省略されても良い。
【0052】ステップS4において、定常光線平均値av
erEdとその目標露光量Esとの比が所定の閾値T1よ
りも小さい(averEd/Es<T1)の場合には、ステ
ップS7において抽出されるべき第1グループのブロッ
ク領域及び残る第2グループのブロック領域に分けるこ
とが決定される。この第1及び第2グループのブロック
領域に分離する決定に続いて、第1及び第2のグループ
のブロック領域に対してグループ毎に適切なホワイトバ
ランス調整を設定するかが、ステップS9において、第
1グループのブロック領域の数に応じて決定される。ス
テップS8に示されるように、ストロボ光線の影響が支
配的な第1グループのブロック領域が第1のホワイトバ
ランスで調整されるべき領域として抽出される。この第
1及び第2のグループのホワイトバランス領域を抽出す
る方法として、次のような3つの方法がある。図6
(a)〜図6(c)を参照して、この3種類の方法を説
明する。
【0053】第1の方法では、図6(a)に示されるよ
うに、プリ発光により得られた各ブロック領域の測光
値、即ち、露光評価値Ci, j(i,j=1〜8)が求められ
る。ここで、図6(a)に示されるように画面は、8×
8のブロック領域に分けられ、行i及び列jで各ブロッ
ク領域(i、j)が特定され、その測光値がCi, jで表
されている。
【0054】そして、本露光のための測光値として、図
5(a)に示す画面中の領域S1〜S4から得たブロッ
ク領域当たりの平均値をT0とするとき、この露光評価
値Ci,jと値Tとが比較される。なお、Ci,jは、各ブロ
ック領域に含まれる画像データから得られた露光積算値
に相当する。
【0055】この方法では、Ci,j>T0が成り立つブロ
ック領域即ち、ストロボ光が支配的なブロック領域は、
第1のホワイトバランス領域として抽出され、Ci,j≦
T0となるブロック領域は、第2のホワイトバランス領
域に定められる。図6(a)にハッチングで示す領域C
1、C2は、この方法により抽出された第1のホワイト
バランス領域、即ち、ストロボ光が支配的な領域に相当
している。尚、第1のホワイトバランス領域から高輝度
の発光光源、例えば、太陽等を排除するために、予め、
このブロック領域を高輝度ブロック領域として定め、C
i,j>T0が成り立つブロック領域から排除することを抽
出条件としてもよい。
【0056】第2の方法では、プリ発光量評価露光によ
り得られた各ブロック領域の評価値をCi,j(i,j=1〜
8)とし、定常光量評価露光により得られた各分割ブロ
ック領域の測定値露光量をEdi,j(i,j=1〜8)、予
め設定した所定の閾値をT2として、この評価値Ci,j
と閾値T2とを比較して第1のホワイトバランス領域を
抽出している。この方法では、Ci,j>T2が成り立つ
ブロックを第1のホワイトバランス領域として抽出し、
Ci,j≦T2となるブロックを第2のホワイトバランス
領域としている。ここで、閾値T2は、プリ発光により
得られたn個のブロック領域の評価値Ci,jの平均値、
即ち、ストロボ評価値(B=ΣCi,j/n)にある係数kを
掛けたある値(T2=kB)と定義される。この第2の
方法によれば、図6(b)に示されるように、領域C1
が第1のホワイトバランス領域として抽出され、他の領
域Dは、第2のホワイトバランス領域に相当すると判定
される。
【0057】第3の方法では、プリ発光により得られた
各分割ブロックの評価値をCi,j(i,j=1〜8)とし、
定常光線による評価露光から得られた各ブロック領域の
評価値をEdi,j(i,j=1〜8)、閾値をT3とすると
き、この評価値Ci,jを規格化した値と、閾値T3との
比較により第1のホワイトバランス領域を抽出してい
る。規格化においては、B=ΣCi,j/n(Ci,jは、図
5(b)に示した領域S1或いは図5(a)に示した領
域S2、S2、S3におけるブロック領域の測光値、即
ち、評価値であり、nはブロック数)により表されるよ
うなストロボ評価値Bが導入される。
【0058】この第3の方法では、Ci,j×(Es−E
di,j)/Bにより規格化した値とT3とが比較され
る。Ci,j×(Es−Ed)/B>T3が成り立つブロ
ック領域が第1のホワイトバランス領域として抽出され
る。また、Ci,j×(Es−Ed)/B≦T3となるブ
ロック領域が第2のホワイトバランス領域として抽出さ
れる。図6(c)に示すように、ハッチングされている
領域C4がこの第3の方法により抽出された第1のホワ
イトバランス領域が相当している。
【0059】この第3の方法では、撮影毎の光量条件を
領域抽出に反映させることができるため、調光ブロック
であってストロボ光線が支配的なブロック領域でなく、
背後の蛍光灯からの光線とストロボ光線との混合光によ
り被写体が調光されるようなブロック領域を高精度に抽
出できる利点がある。このような領域抽出に基づくこと
から、後に行われるホワイトバランス調整はより適切な
ものとなり好ましい。
【0060】尚、図2に示したステップが終了すると、
ブロック領域毎に設定された第1或いは第2のホワイト
バランス調整に基づいて本露光により得られた画像デー
タに対してホワイトバランス調整がなされる。なお、上
記したホワイトバランス調整には、例えば、特願平11
−113006号公報に記載の技術を用いればよい。ま
た、ホワイトバランス調整において抽出した各ブロック
の境界での変化を考慮して、ブロック境界付近に対して
スムージング処理を行うようにするとより好ましい。
【0061】
【発明の効果】以上説明した本実施形態の電子カメラに
よれば、プリ発光により得られたブロック分割データ
(測光値)に基づいてストロボ光の支配領域のみを抽出
し、ストロボの特性に応じたホワイトバランス調整を設
定できるので、従来技術のように室内の蛍光灯の光がス
トロボ光にミックスされるような状況下においてホワイ
トバランスにズレが生じることがなくなる。したがっ
て、各種光源下におけるストロボ調光時に適切なホワイ
トバランス処理が行える電子カメラを提供できる。
【0062】なお、この発明の実施の形態で例示した構
成は一例であって、それ以外の構成を排除する趣旨のも
のではなく、例示した構成の一部を他のもので置き換え
たり、例示した構成の一部を省いたり、例示した構成に
別の機能あるいは要素を付加したり、それらを組み合わ
せたりすることなどによって得られる別の構成も可能で
ある。また、例示した構成と論理的に等価な別の構成、
例示した構成と論理的に等価な部分を含む別の構成、例
示した構成の要部と論理的に等価な別の構成なども可能
である。また、例示した構成と同一もしくは類似の目的
を達成する別の構成、例示した構成と同一もしくは類似
の効果を奏する別の構成なども可能である。
【0063】また、この発明の実施の形態で例示した各
種構成部分についての各種バリエーションは、適宜組み
合わせて実施することが可能である。
【0064】また、この発明の実施の形態は、個別装置
としての発明、関連を持つ2以上の装置についての発
明、システム全体としての発明、個別装置内部の構成部
分についての発明、またはそれらに対応する方法の発明
等、種々の観点、段階、概念またはカテゴリに係る発明
を包含・内在するものである。
【0065】従って、この発明の実施の形態に開示した
内容からは、例示した構成に限定されることなく発明を
抽出することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る電子カメラの構成
を示したブロック図である。
【図2】図1に示す電子カメラにおけるホワイトバラン
ス領域を抽出する処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図3】(a)、(b)及び(c)は、図1に示す電子
カメラにおける露光及びストロボ発光のタイミングを示
すタイミングチャートである。
【図4】(a)及び(b)は、図1に示す電子カメラに
おける定常光線による露光されて得られた撮影画像デー
タ及びストロボの予備発光によって露光されて得られた
撮影画像データ及びその抽出領域を互いに比較して模式
的に示す説明図である。
【図5】(a)及び(b)は、図1に示す電子カメラに
おける本露光の為の露光量を決定するための測光データ
の抽出結果を模式的に示す図である。
【図6】(a)、(b)及び(c)は、図1に示す電子
カメラにおけるホワイトバランス調整領域の抽出結果を
模式的に示す図である。
【符号の説明】
1...撮影レンズ 2...シャッタ 3...固体撮像素子 5...信号処理回路 6...A/D変換回路 7...メモリ 8...中央処理装置(CPU) 9...タイミングジェネレータ(TG) 13...ストロボ発光管 14...ストロボ発光モードスイッチ(SW1) 15...レリーズスイッチ(SW2) 17...表示部 18...モード設定部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予備発光を行う予備発光手段と、 前記予備発光を伴う露光により予備発光に係る画像デー
    タを得る露光制御手段と、 前記画像データを基に予備発光に係る領域を抽出する抽
    出手段と、 前記抽出手段で抽出された領域に対して所定のホワイト
    バランス調整を設定する設定手段と、 を具備することを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】前記設定手段は、前記抽出手段で抽出され
    た領域に対して予備発光に関連した第1のホワイトバラ
    ンス調整を設定するとともに、他の領域に対して前記第
    1のホワイトバランス調整とは異なる第2のホワイトバ
    ランス調整を設定することを特徴とする請求項1に記載
    の電子カメラ。
  3. 【請求項3】前記抽出手段により抽出された領域の数を
    計数する手段を更に有し、 前記抽出された領域数が所定値に満たないときには、該
    抽出された領域及び他の領域に同一のホワイトバランス
    調整を設定することを特徴とする請求項1に記載の電子
    カメラ。
  4. 【請求項4】前記抽出手段は、前記画像データのうち、
    予め設定された領域の画像データから得られた条件を満
    たす領域を予備発光に係る領域として抽出することを特
    徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  5. 【請求項5】前記抽出手段は、前記画像データのうち、
    本露光時の目標発光量及び前記画像データの平均値を基
    に前記予備発光に係る領域を抽出することを特徴とする
    請求項1に記載の電子カメラ。
  6. 【請求項6】前記露光制御手段で予備発光を伴なわない
    定常光線露光に係る画像データを得るとともに、前記定
    常光線露光に係る画像データと前記本露光時の目標発光
    量とに基づいて前記予備発光に係る領域を抽出すること
    を特徴とする請求項1に記載の電子カメラ。
  7. 【請求項7】自動ホワイトバランス調整モードを含んで
    なる複数のホワイトバランス調整モードから一のホワイ
    トバランス調整モードを択一的に選択する選択手段と、 予備発光を伴う露光により得られた画像データを基に、
    該予備発光に係る所定の領域を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段で抽出された領域の画像データに対して前
    記予備発光に関連した第1のホワイトバランス調整を設
    定する第1の設定手段と、 全画像データに対して前記第1のホワイトバランス調整
    とは異なるホワイトバランス調整を設定する第2の設定
    手段と、 前記選択手段の選択結果に応じて、前記第1の設定手段
    または第2の設定手段の何れか一方による設定への切り
    替えを行う設定切り替え手段とを有することを特徴とす
    る電子カメラ。
  8. 【請求項8】自動閃光発光モードを含んでなる複数発光
    モードから一の発光モードを択一的に選択する選択手段
    と、 予備発光を伴う露光により得られた画像データを基に、
    該予備発光に係る所定の領域を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段で抽出された領域の画像データに対して前
    記予備発光に関連した第1のホワイトバランス調整を設
    定する第1の設定手段と、 全画像データに対して前記第1のホワイトバランス調整
    とは異なるホワイトバランス調整を設定する第2の設定
    手段と、 前記選択手段の選択結果に応じて、前記第1の設定手段
    または第2の設定手段の何れか一方による設定への切り
    替えを行う設定切り替え手段と、 を具備することを特徴とする電子カメラ。
  9. 【請求項9】定常光線にて定常光線予備露光を行うと共
    に、撮影準備動作に応答してストロボ発光を伴うプリ発
    光予備露光を行う予備露光手段と、 定常光線予備露光結果とプリ発光予備露光結果とに基づ
    いて、ストロボ光による影響が支配的な画面領域が、露
    光画面全域に対して所定の割合を超えるかを判定する判
    定手段と、及び上記判定手段によってストロボ光による
    影響が支配的な領域が露光画面全域に対して所定の割合
    を超えると判定された場合、ストロボ撮影時に上記スト
    ロボ光による影響が支配的な領域に対して定常光線に対
    するホワイトバランス条件とは異なるストロボ光用ホワ
    イトバランス条件を適用するWB設定手段と、 を具備することを特徴とするストロボ付き電子カメラ。
  10. 【請求項10】上記露光画面は、複数の所定領域に分割
    され、上記定常光線予備露光結果及び上記プリ発光露光
    結果は、露光画面全領域を所定数に分割して各ブロック
    における評価露光値であることを特徴とする請求項9に
    記載の電子カメラ。
  11. 【請求項11】定常光線にて定常光線予備露光を行うと
    共に、撮影準備動作に応答してストロボ発光を伴うプリ
    発行予備露光を行い、 定常光線予備露光結果とプリ発光予備露光結果とに基づ
    いて、ストロボ光による影響が支配的な画面領域が、露
    光画面全域に対して所定の割合を超えるかを判定し、及
    び上記判定手段によってストロボ光による影響が支配的
    な領域が露光画面全域に対して所定の割合を超えると判
    定された場合、ストロボ撮影時に上記ストロボ光による
    影響が支配的な領域に対して定常光線に対するホワイト
    バランス条件とは異なるストロボ光用ホワイトバランス
    条件を適用することを特徴とするストロボ付き電子カメ
    ラの露光方法。
  12. 【請求項12】上記露光画面は複数の所定領域に分割さ
    れ、上記定常光線予備露光結果及び上記プリ発光露光結
    果は、露光画面全域を所定数に分割した各ブロックにお
    ける評価露光値であることを特徴とする請求項11の電
    子カメラの露光方法。
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