JP2003116001A - 画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、及び画像形成方法 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、画像形成装置、及び画像形成方法

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JP2003116001A
JP2003116001A JP2001311045A JP2001311045A JP2003116001A JP 2003116001 A JP2003116001 A JP 2003116001A JP 2001311045 A JP2001311045 A JP 2001311045A JP 2001311045 A JP2001311045 A JP 2001311045A JP 2003116001 A JP2003116001 A JP 2003116001A
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Mitsugi Ishihara
貢 石原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力画像情報値を誤差拡散法を用いて量子化
する場合に、擬似輪郭や開始遅れの発生を防止して、量
子化後の画像品位を向上させる。 【解決手段】 誤差補正前の注目画素の入力画像情報値
Aを量子化したときの予測誤差A−cを決定する。次い
で、予測誤差A−cと量子化閾値間レベル差Qsとの差
である誤差発生制御変数Iを決定する。また、注目画素
を量子化する以前に量子化された画素によって発生した
量子化誤差Eqのうち、注目画素に割り振られた補正誤
差(累積誤差)Eを決定する。そして、注目画素の入力
画像情報値Aに誤差発生制御変数Iと補正誤差Eとを加
算した値を量子化閾値で量子化し、量子化出力情報値C
に変換する。さらに、注目画素の入力画像情報値Aに補
正誤差Eを加算した値と量子化出力情報値Cとの差であ
る量子化誤差Eqを、注目画素の後に量子化される周辺
の画素に割り振る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力多値画像情報
を、誤差拡散法を用いて階調数の少ない画像情報に変換
する画像処理装置及び画像処理方法と、この画像処理装
置及び画像処理方法をそれぞれ用いた画像形成装置及び
画像形成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、2値以外の入力画像情報を、誤差
拡散法(誤差分散法ともいう。)を用いて量子化する方
法としては、以下の例が知られている。図9は、入力画
像情報値と量子化後の出力情報値(量子化出力情報値)
との関係を示す図である。図9において、入力画像情報
値は、補正誤差が加算されるため、0〜319までの範
囲の値であるとする。そして、入力画像情報値は、0、
63、127、191、及び255の5値のうちのいず
れかの値に量子化される。すなわち、量子化ステップサ
イズは、63である。
【0003】この例では、0〜63までの入力画像情報
値は、0の値に量子化される。同様に、入力画像情報値
が64〜127までの値は63の値に、128〜191
までの値は127の値に、192〜255までの値は1
91の値に、256〜319までの値は255の値に、
それぞれ量子化される。
【0004】図10は、入力画像情報値と量子化によっ
て発生する誤差(量子化誤差)との関係を示す図であ
る。図9及び図10において、例えば入力画像情報値が
127であるとき、量子化後の値は127となり、量子
化の前後での誤差は0である。また、入力画像情報値が
127より大きくなり、例えば128であるときは、量
子化後の値は127となるため、量子化による誤差は1
となる。さらにまた、入力画像情報値が190であると
きは、量子化により127の値に量子化されることで、
誤差は最大値である63となる。このように、入力画像
情報値の値によって、量子化により生じる誤差の値が異
なることとなる。
【0005】以上のように、入力画像情報値を量子化し
た場合には、誤差が生じることとなるが、その誤差を周
辺の画素に拡散させることで、量子化後の画像品位を高
めるようにしている。
【0006】図11は、誤差拡散法における一般的な技
術を説明する図である。図11において、量子化の対象
となっている注目画素に着目して考える。図中、注目画
素を*印で示す。この注目画素を量子化した場合に、誤
差が発生したとき、その誤差を、注目画素の周囲の画素
に拡散させる(誤差拡散法)。ここで、どの範囲までの
画素に誤差を拡散させるかは種々の方法が挙げられる
が、本例では、k1からk12までの12個の周囲の画
素に対して、注目画素の誤差を拡散させている。
【0007】また、誤差を拡散させるときの重み付けの
方法についても、種々挙げられるが、図11に示すよう
に、誤差拡散フィルターを用いて、例えばk1について
は7/48、k2については5/48、・・等のように
所定の比率で拡散させる。例えば、注目画素で発生した
誤差が10であるとしたとき、注目画素の図中、右側に
隣接するk1の画素に対しては、10×7/48の誤差
を拡散させる。
【0008】図12は、以上のようにして誤差を拡散さ
せるとともに、各画素について量子化を行う画像処理装
置10のブロック線図の一例を示すものである。図12
の画像処理装置10は、加算器1、乗算器2、減算器
3、誤差バッファ(EB)4、及び量子化器(QT)5
を備える。今、1つの注目画素について量子化を行う場
合において、その注目画素には、それ以前の画素に対し
て量子化を行ったときに発生した誤差(累積誤差)が加
算される。この誤差は、誤差バッファ4に蓄積されてい
る。
【0009】注目画素の入力画像情報値A(Xn、Y
n)が入力されると、その入力画像情報値A(Xn、Y
n)に累積誤差E(Xn、Yn)が加算器1によって加
算され、誤差補正済みの入力画像情報値B(Xn、Y
n)が生成される。すなわち、 B(Xn、Yn)=A(Xn、Yn)+E(Xn、Y
n) となる。
【0010】そして、この入力画像情報値B(Xn、Y
n)が量子化器5によって量子化され、量子化出力情報
値C(Xn、Yn)が出力される。例えば、上述した例
において、B=128であるとき、C=127となる。
また、累積誤差E(Xn、Yn)によって補正された入
力画像情報値B(Xn、Yn)と、量子化出力情報値C
(Xn、Yn)とが減算器3にそれぞれ入力され、両者
の差が量子化の際の量子化誤差Eq(Xn、Yn)とし
て算出される。すなわち、 Eq(Xn、Yn)=B(Xn、Yn)−C(Xn、Y
n) となる。
【0011】この量子化誤差Eq(Xn、Yn)と、誤
差拡散係数とが乗算器2に入力される。これにより、量
子化誤差Eq(Xn、Yn)に誤差拡散係数が乗じら
れ、その値が累積誤差E(Xn、Yn)として誤差バッ
ファ4に蓄積される。この累積誤差E(Xn、Yn)が
周囲の画素に拡散される。
【0012】以上のような誤差拡散法を用いて、原画像
をその階調数よりも少ない階調数の画像に変換するとき
に、変換後の画像における各画素の輝度値と、原画像に
おける各画素の輝度値との誤差を、周囲の画素に拡散さ
せることによって、全体としては、原画像との輝度誤差
が少ない画像が構成される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の
技術では、以下の問題があった。先ず第1に、画像に擬
似輪郭が発生する場合があるという問題があった。ここ
で、「擬似輪郭」とは、グラデーションのように、画素
の値がなだらかに変化するような画像を前述の誤差拡散
法によって量子化した場合に、量子化の閾値付近で境界
線が見えてしまう現象である。これは、以下の理由によ
り発生する。
【0014】グラデーション領域にある各画素を順次量
子化していく場合、例えば、入力画像情報値が128〜
127であり、量子化閾値である127付近を通過しつ
つ次第に小さくなる場合に、入力画像情報値が128〜
127であるとき、誤差は、1又は0となる。よって、
この部分では、量子化出力情報値が127に集約される
とともに、量子化によって発生する誤差も1又は0と小
さい。よって、その周囲の画素に分配される量子化誤差
も小さくなる。これにより、量子化後の値が127とな
った部分が集合してしまい、原画像には含まれている微
妙な凹凸が平面的に表現されてしまう。
【0015】次に、入力画像情報値が126になると、
量子化出力情報値は63になり、突然、誤差が63に増
加する(誤差が最大値になる)。これにより、その周囲
の画素にも誤差が分配されるので、それまでとは異なる
量子化後の値が混ざり込むようになる。これにより、量
子化後のドット分布に偏りが生じ、量子化出力情報値が
127となって連続している部分と、そうでない部分と
の境界が輪郭(線)となって現れてしまうようになる。
【0016】また、第2の問題としては、出力画像にお
ける誤差補正の開始遅れが発生する場合があるという問
題があった。ここで、「開始遅れ」とは、入力画像の階
調の変化に誤差補正が追いつかなくなることであり、結
果として出力画像の輪郭部にその遅れ分がドット分布密
度の差となって現れ、それがプリンタ等で印画された場
合は濃度差となり、画像を歪ませてしまう現象である。
これは、以下の理由によって発生する。
【0017】入力画像の階調の変化によって誤差の累積
がクリアされたある局面から、入力画素値が閾値に近く
て誤差発生量が微小な状態が連続する場合は、次の閾値
を超えるために必要な誤差を累積するまでに、より多く
の前方画素の量子化を済ませなければならず遅れが生ず
る。その間は量子化出力も同じ値が連続して発生するこ
ととなる。例えば、図12を用いて説明すると、図12
におけるE(Xn、Yn)がクリアされれば、入力画像
情報値A(Xn、Yn)が閾値に近い場合、量子化誤差
Eq(Xn、Yn)は微小となる。即ち、A(Xn、Y
n)が閾値に近い状態が連続すると、上記理由により量
子化出力値C(Xn、Yn)は、同じ値が連続すること
になる。
【0018】この遅れによって、量子化出力としての出
力画像は、直ちに量子化誤差補正が反映されたものとは
ならず、量子化誤差補正が反映された画素が発生するの
は、そのときの僅かな誤差が加えられた誤差補正後の入
力値が次の閾値を超えるほどに累積されて次の閾値を超
えるほどになったときに初めて、量子化変化が生じるか
らである。例えば、図12を用いて説明すると、A=1
27で、E=0、即ちEがクリアされた場合、Eq=0
となり、C=127となる。Aが137となるまでは、
累積誤差が少ないので、誤差補正後の入力値が閾値を超
えず、C=127が連続する。A=138で初めて、誤
差補正後の入力値が閾値を超え、C=191となって、
量子化変化が生じる。
【0019】したがって、本発明が解決しようとする課
題は、入力画像情報値を、誤差拡散法を用いて、入力画
像情報値の階調数より少ない階調数の画像情報値に変換
する場合に、擬似輪郭や開始遅れの発生を防止して、量
子化後の画像品位を向上させることである。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、以下の解決手
段によって、上述の課題を解決する。請求項1の発明
は、入力画像情報を誤差拡散法を用いて量子化し、入力
画像情報の階調数より少ない階調数の画像情報に変換す
る画像処理装置において、誤差補正前の注目画素の入力
画像情報値を量子化したときの予測誤差を決定する予測
誤差決定手段と、前記予測誤差決定手段で決定された予
測誤差と、量子化閾値間のレベル差との差の程度を示す
誤差発生制御変数を決定する制御変数決定手段と、注目
画素を量子化する以前に量子化された1又は複数の画素
によって発生した量子化誤差のうち、注目画素に割り振
られた補正誤差を決定する補正誤差決定手段と、注目画
素の入力画像情報値に、前記制御変数決定手段で決定さ
れた誤差発生制御変数と、前記補正誤差決定手段で決定
された補正誤差とを加算した値を量子化閾値に従って量
子化することにより、注目画素の入力画像情報値の階調
数より少ない階調数の画像情報値に変換する量子化手段
と、注目画素の入力画像情報値に前記補正誤差決定手段
で決定された補正誤差を加算した値と、前記量子化手段
で量子化された画像情報値との差である量子化誤差を、
注目画素の後に量子化される周辺の画素に割り振る誤差
拡散手段とを備えることを特徴とする。
【0021】請求項2の発明は、請求項1に記載の画像
処理装置において、前記制御変数決定手段は、量子化閾
値間のレベル差と、前記予測誤差決定手段で決定された
予測誤差との差に、0を超え1未満である所定の係数を
乗じた値を誤差発生制御変数に決定することを特徴とす
る。
【0022】請求項1の発明においては、予測誤差決定
手段により、誤差補正前の注目画素の入力画像情報値を
量子化したときの予測誤差が決定される。また、制御変
数決定手段により、予測誤差と量子化閾値間のレベル差
との差の程度を示す誤差発生制御変数が決定される。こ
こで、請求項2の発明にあっては、量子化閾値間のレベ
ル差と予測誤差との差に、0を超え1未満の所定の係数
が乗じられて誤差発生制御変数が決定される。
【0023】また、補正誤差決定手段により、注目画素
を量子化する以前に量子化された1又は複数の画素によ
って発生した量子化誤差のうち、注目画素に割り振られ
るべき補正誤差が決定される。そして、量子化手段によ
り、注目画素の入力画像情報値に誤差発生制御変数及び
補正誤差を加算した値が量子化閾値で量子化される。ま
た、誤差拡散手段により、注目画素の入力画像情報値に
補正誤差を加算した値と、量子化された画像情報値との
差である量子化誤差が、注目画素の後に量子化される周
辺の画素に割り振られる。
【0024】これにより、発生誤差量が少ないと見込ま
れる画素ほど大きな値(誤差発生制御変数)を入力値に
上乗せすることになり、次の閾値を超えやすい状態にさ
れる。それは結果として、閾値に近くて発生する誤差量
が小さいと目される画素においても他の値に量子化され
るチャンスが増やされることとなり、ドット分布の偏り
(急変)が緩和されて、量子化前の画像の階調を滑らか
に再現するようになる。
【0025】請求項3の発明は、入力画像情報を誤差拡
散法を用いて量子化し、入力画像情報の階調数より少な
い階調数の画像情報に変換する画像処理方法において、
誤差補正前の注目画素の入力画像情報値を量子化したと
きの予測誤差を決定し、その予測誤差と量子化閾値間の
レベル差との差の程度を示す誤差発生制御変数を決定す
るとともに、注目画素を量子化する以前に量子化された
1又は複数の画素によって発生した量子化誤差のうち、
注目画素に割り振られた補正誤差を決定する第1ステッ
プと、注目画素の入力画像情報値に、前記第1ステップ
で決定された誤差発生制御変数及び補正誤差を加算した
値を量子化閾値で量子化することにより、注目画素の入
力画像情報値の階調数より少ない階調数の画像情報値に
変換する第2ステップと、注目画素の入力画像情報値
に、前記第1ステップで決定された補正誤差を加算した
値と、前記第2ステップで量子化された画像情報値との
差である量子化誤差を、注目画素の後に量子化される周
辺の画素に割り振る第3ステップとを含むことを特徴と
する。
【0026】請求項4の発明は、請求項3に記載の画像
処理方法において、前記第1ステップは、注目画素の入
力画像情報値を量子化したときの予測誤差と量子化閾値
間のレベル差との差に、0を超え1未満である所定の係
数を乗じた値を誤差発生制御変数に決定することを特徴
とする。
【0027】請求項3の発明においては、第1ステップ
により、誤差補正前の注目画素の入力画像情報値を量子
化したときの予測誤差が決定されるとともに、予測誤差
と量子化閾値間のレベル差との差の程度を示す誤差発生
制御変数が決定される。ここで、請求項4の発明にあっ
ては、量子化閾値間のレベル差と予測誤差との差に、0
を超え1未満の所定の係数が乗じられて誤差発生制御変
数が決定される。また、注目画素を量子化する以前に量
子化された1又は複数の画素によって発生した量子化誤
差のうち、注目画素に割り振られた補正誤差が決定され
る。
【0028】次に、第2ステップにより、注目画素の入
力画像情報値に誤差発生制御変数及び補正誤差を加算し
た値が量子化閾値で量子化される。次いで、第3ステッ
プにより、注目画素の入力画像情報値に補正誤差を加算
した値と、量子化された画像情報値との差である量子化
誤差が、注目画素の後に量子化される周辺の画素に割り
振られる。これにより、請求項1又は請求項2の発明と
同様の効果が得られる。
【0029】請求項5の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の画像処理装置と、印画を行うための印画ヘッド
と、前記画像処理装置の前記量子化手段で量子化された
画像情報値に基づいて、前記印画ヘッドの駆動を制御す
る印画ヘッド駆動装置とを備えることを特徴とする画像
形成装置である。
【0030】請求項5の発明においては、画像処理装置
により、請求項1又は請求項2に示す画像処理が行わ
れ、ここで量子化された画像情報値に基づいて印画ヘッ
ドが駆動されて印画が行われる。したがって、グラデー
ションのような入力画像を量子化して印画する場合であ
っても、階調を滑らかに再現した画像を印画することが
できる。
【0031】請求項6の発明は、請求項3又は請求項4
に記載の画像処理方法と、前記画像処理方法の前記第2
ステップで量子化された画像情報値に基づいて印画ヘッ
ドの駆動を制御することにより、入力画像の階調数より
少ない階調数の画像を形成する第4ステップとを含むこ
とを特徴とする画像形成方法である。
【0032】請求項6の発明においては、画像処理方法
により、請求項3又は請求項4に示す画像処理が行わ
れ、ここで量子化された画像情報値に基づいて印画ヘッ
ドが駆動されて印画が行われる。したがって、請求項5
の発明と同様の効果が得られる。
【0033】
【発明の実施の形態】以下、図面等を参照して、本発明
の一実施形態について説明する。図1は、本発明による
画像処理装置の一実施形態を示すブロック線図である。
本実施形態の画像処理装置20は、従来例(図12)で
示した加算器1、乗算器2、減算器3、誤差バッファ
(EB)4、量子化器(QT)5の他、加算器11、乗
算器12、減算器13及び14、スイッチ15及び1
6、演算結果を一時的にストアしておくためのラッチ1
7、並びに量子化閾値間レベル差を算出し、記憶するた
めの検出器(量子化閾値間レベル差検出器)18とを備
える。スイッチ15と16とは、同期して開閉される。
また、図1中、2点鎖線で囲む部分は、入力画像情報値
Aの誤差を予測してラッチ17に記憶するために動作す
る部分である。
【0034】先ず、誤差拡散以前において、注目画素の
入力画像情報値A(Xn、Yn)が入力されるときに
は、スイッチ15及び16は、図1に示すように1側に
接続されている。 (予測誤差決定手段)この場合において、入力画素情報
値A(Xn、Yn)は、誤差補正が行われることなく、
スイッチ15を通って量子化器5によってそのまま量子
化される。入力画素情報値A(Xn、Yn)と、量子化
された値c(Xn、Yn)とは、それぞれ減算器13に
入力され、この減算器13によって、入力画像情報値A
(Xn、Yn)とc(Xn、Yn)との差である予測誤
差e(Xn、Yn)が算出される。すなわち、 e(Xn、Yn)=A(Xn、Yn)−c(Xn、Y
n) となる。なお、このときの予測誤差e(Xn、Yn)
は、 0<e(Xn、Yn)<Qs(量子化閾値間レベル差) となる。
【0035】(制御変数決定手段)量子化された値c
(Xn、Yn)は、量子化器5から量子化閾値間レベル
差検出器18に入力される。これにより、量子化閾値間
レベル差Qsが算出される。また、予測誤差e(Xn、
Yn)のQsに対する補数をとるため、予測誤差e(X
n、Yn)とQsとがそれぞれ減算器14に入力され、
両者の差が減算器14により算出される。この値をf
(Xn、Yn)とすると、 f(Xn、Yn)=Qs−e(Xn、Yn) となる。
【0036】このf(Xn、Yn)は、乗算器12に入
力され、f(Xn、Yn)に効果調整係数mが乗じられ
た値I(Xn、Yn)が算出される。すなわち、 I(Xn、Yn)=m×f(Xn、Yn)=m×(Qs
−(A(Xn、Yn)−c(Xn、Yn))) となる。
【0037】このI(Xn、Yn)は、本発明における
誤差発生制御変数(予測誤差と、量子化閾値間のレベル
差との差の程度を示す値)に相当するものである。な
お、mは、0<m<1の範囲であり、例えば0.75程
度の値である。mの値は、処理される画像の種類等に応
じて決定される。また、算出されたI(Xn、Yn)
は、ラッチ17に蓄積される。
【0038】図2は、入力画像情報値A(Xn、Yn)
と、ラッチ17に蓄積されるI(Xn、Yn)との関係
を示すグラフである。このように、入力画像情報値A
(Xn、Yn)に対するI(Xn、Yn)の値は、0〜
Qs×mの範囲で変動することとなる。
【0039】ラッチ17にI(Xn、Yn)が蓄積され
た後は、スイッチ15及び16は、図3に示すように、
2側に切り替えられる。図3中、2点鎖線で囲む部分
は、従来例(図12)で示した構成に、量子化器5に入
力画像情報値B(Xn、Yn)を入力する直前にI(X
n、Yn)を加算する回路を加えたものである。
【0040】(補正誤差決定手段、及び量子化手段)ス
イッチ15及び16が2側に切り替えられると、入力画
像情報値A(Xn、Yn)は、加算器1に入力される。
さらに加算器1には、誤差バッファ4に蓄積された誤差
のうち、その入力画像情報値A(Xn、Yn)に対応す
る累積誤差E(Xn、Yn)が入力される。これによ
り、入力画像情報値A(Xn、Yn)に累積誤差E(X
n、Yn)が加算され、誤差補正が行われた入力画像情
報値B(Xn、Yn)が算出される。すなわち、 B(Xn、Yn)=A(Xn、Yn)+E(Xn、Y
n) となる。
【0041】ここで、誤差バッファ4に蓄積された誤差
のうち、入力画像情報値A(Xn、Yn)に対応する累
積誤差E(Xn、Yn)は、本発明における補正誤差
(注目画素を量子化する以前に量子化された画素によっ
て発生した量子化誤差のうち、注目画素に割り振られた
誤差)に相当するものである。この誤差は、入力画像情
報値A(Xn、Yn)が量子化される前に決定される。
【0042】算出された入力画像情報値B(Xn、Y
n)は、加算器11に入力される。さらに加算器11に
はラッチ17に蓄えられていたI(Xn、Yn)が入力
される。この結果、加算器11により、B(Xn、Y
n)+I(Xn、Yn)の値が算出され、この値がスイ
ッチ15を介して量子化器5に入力される。量子化器5
によって量子化された値は、量子化出力情報値C(X
n、Yn)として、スイッチ16を介して出力される。
【0043】(誤差拡散手段)また、量子化出力情報値
C(Xn、Yn)は、周辺画素への誤差拡散のために、
減算器3に入力される。減算器3には、量子化出力情報
値C(Xn、Yn)の他、誤差補正済みの入力画像情報
値B(Xn、Yn)とが入力される。これにより、両者
の差が算出され、量子化誤差Eq(Xn、Yn)が生成
される。すなわち、 Eq(Xn、Yn)=B(Xn、Yn)−C(Xn、Y
n) となる。
【0044】この量子化誤差Eq(Xn、Yn)は、乗
算器2に入力されて、注目画素の後に量子化される周辺
画素に所定の重み付けを行うため、誤差拡散係数マトリ
クスにより、周辺画素ごとに所定の誤差拡散係数が乗じ
られる。これにより、累積誤差E(Xn、Yn)が算出
され、誤差バッファ4に蓄積される。誤差バッファ4に
蓄積された累積誤差E(Xn、Yn)は、きたる画素の
量子化の際の補正値として利用される。
【0045】すなわち、各注目画素が量子化されるとき
には量子化誤差Eqが発生し、その量子化誤差Eqは、
その注目画素の後に量子化される周辺の画素に割り振ら
れ、誤差バッファ4に蓄積されていく。そして、ある1
つの注目画素が量子化されるときには、その1つの注目
画素以前に量子化された画素によって発生した量子化誤
差Eqのうち、その1つの注目画素に割り振られた全て
の量子化誤差Eqである累積誤差Eが誤差バッファ4に
蓄積されており、1つの注目画素の量子化時に、その注
目画素の入力画像情報値A(Xn、Yn)に加算され、
誤差補正済みの入力画像情報値B(Xn、Yn)が算出
されることとなる。
【0046】図4は、入力画像情報値B(Xn、Yn)
と、量子化出力情報値C(Xn、Yn)との関係を示す
グラフである。図4に示すように、上記のようにして量
子化することで、量子化器5の閾値が最大Qs×mの範
囲で変動することと等価になる。したがって、例えば、
閾値に近い値がわずかの差をもって漸増連続するグラデ
ーションのような入力画像を量子化する場合において、
累積誤差Eが小さい値であっても、1つ上の閾値に量子
化される場合が生じてくる。よって、量子化出力情報値
Cが連続する機会を減らしてドット分布の偏りを緩和す
ることができる。これにより、階調を滑らかに再現する
ことができる。
【0047】続いて、本実施形態の画像処理方法を、フ
ローチャートに基づいて説明する。図5は、本実施形態
の画像処理方法を説明するフローチャートである。以下
のフローチャートにおいて、ステップS1〜ステップS
8までは、本発明における第1ステップ(予測誤差、誤
差発生制御変数、補正誤差の決定)に相当するものであ
る。また、ステップS9〜ステップS10は、本発明に
おける第2ステップ(量子化)に相当するものである。
さらにまた、ステップS11〜ステップS13は、本発
明における第3ステップ(注目画素の後に量子化される
周辺の画素への量子化誤差の割り振り)に相当するもの
である。
【0048】先ず、ステップS1において、注目画素の
入力画像情報値Aが入力されると、ステップS2、ステ
ップS3及びステップS4において各処理が行われる。
ステップS2では、入力画像情報値Aがそのまま量子化
器5に入力され、量子化値cが算出される。そして、ス
テップS5に進む。ステップS5では、ステップS2で
算出された量子化値cと、ステップS1で入力された入
力画像情報値Aとがそれぞれ減算器13に入力され、予
測誤差e(=A−c)が算出される。そして、ステップ
S6に進む。
【0049】また、ステップS3では、入力画像情報値
Aと、誤差バッファ4に蓄積された累積誤差Eとがそれ
ぞれ加算器1に入力され、両者の和である誤差補正済み
の入力画像情報Bが算出され、ステップS9に進む。さ
らに、ステップS4では、入力画像情報値Aが量子化器
5に入力され、量子化された量子化値cが量子化閾値間
レベル差検出器18に入力されることにより、量子化閾
値間レベル差Qsが検出される。そしてステップS6に
進む。
【0050】ステップS6では、ステップS5で算出さ
れた予測誤差eと、ステップS4で検出された量子化閾
値間レベル差Qsとがそれぞれ減算器14に入力され、
両者の差(Qs−e)が算出される。次のステップS7
では、ステップS6で算出された差(Qs−e)と、効
果調整係数mとがそれぞれ乗算器12に入力され、両者
の積であるIが算出される。そして、次のステップS8
で、ステップS7で算出されたIがラッチ17に蓄積さ
れる。
【0051】次にステップS9に進み、ステップS3で
算出された誤差補正済みの入力画像情報値Bと、ステッ
プS8でラッチ17に蓄積されたIとがそれぞれ加算器
11に入力され、両者の和であるB+Iが算出される。
次のステップS10では、ステップS9で算出されたB
+Iが量子化器5に入力され、量子化出力情報値Cが出
力される。
【0052】さらに、ステップS11では、ステップS
3で算出されたBと、ステップS10で出力された量子
化出力情報値Cとがそれぞれ減算器3に入力され、両者
の差である量子化誤差Eqが算出される。そして次のス
テップS12で、周辺画素に対する誤差拡散が行われ
る。すなわち、量子化誤差Eqが乗算器2に入力される
ことにより、量子化誤差Eqに、周辺画素に応じた所定
の誤差拡散係数を乗じて、累積誤差Eが算出される。そ
して、ステップS13で、累積誤差Eは、誤差バッファ
4に記憶される。
【0053】続いて、本発明の画像形成装置について説
明する。図6は、本実施形態の画像形成装置100の概
略を示すブロック図である。画像形成装置100は、イ
ンクジェットプリンタ等であり、上述の画像処理装置2
0を用いたものである。先ず、入力画像情報値Aが画像
処理装置20に入力されると、上述のようにして量子化
出力情報値Cが算出される。この量子化出力情報値C
が、印画ヘッド40を駆動制御するための印画ヘッド駆
動装置30に入力される。印画ヘッド駆動装置30は、
量子化出力情報値Cに基づいて印画ヘッド40を駆動
(インクを吐出)し、画像形成を行う。また、印画紙搬
送装置50は、画像形成に伴って、印画紙を所定方向に
搬送する。
【0054】例えば、インクジェットプリンタの場合、
量子化出力情報値Cに基づいて印画ヘッド40のオン/
オフを行い、インクの吐出を制御する。量子化出力情報
値Cが多値の場合、例えば、量子化した階調数に応じて
画像のドットを形成することが挙げられる。より具体的
には、量子化値が5値による表現を行う場合に、1回の
インクの吐出で63の値の画素を表現し、2回のインク
の吐出で127の値の画素を表現し、・・4回のインク
の吐出で255の値の画素を表現することが挙げられ
る。
【0055】次に、フローチャートに基づき、画像形成
方法について説明する。図7は、本実施形態の画像形成
方法を示すフローチャートである。先ず、ステップS2
1において、画像形成装置20に入力画像情報値Aが入
力されると、次のステップS22で、画像処理装置20
による画像処理が行われる。ここでの画像処理は、上述
した図5のフローチャートに示したように量子化を行う
ものである。そして、量子化出力情報値Cは、印画ヘッ
ド駆動装置30に送信される。次のステップS23で、
印画ヘッド駆動装置30は、受信した量子化出力情報値
Cに基づいて印画ヘッド40を駆動する。これにより、
印画紙に画像が形成される。また、印画ヘッド40によ
る印画とともに、印画紙搬送装置50により、印画紙の
搬送が行われる。
【0056】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明は、上述した実施形態に限定されることな
く、例えば以下のような種々の変形が可能である。 (1)実施形態では、 I(Xn、Yn)=m×f(Xn、Yn)=m×(Qs
−(A(Xn、Yn)−c(Xn、Yn))) の式に基づき、図1に示すブロック線図を例示した。し
かし、これに限らず、上記の式の右辺を展開れば、 I(Xn、Yn)=m×(Qs−A(Xn、Yn)+c
(Xn、Yn)) となる。よって、この結果に基づき、図8に示す画像処
理装置20’のように、回路構成(アルゴリズム)を変
形することも可能である。
【0057】図8の例では、図1と比較すると、減算器
14の代わりに、加算器19が設けられている。そし
て、量子化閾値間レベル差Qsは、減算器13に入力さ
れるように構成されている(図1では、減算器14に入
力されるように構成されている)。また、量子化された
値c(Xn、Yn)は、加算器19に入力されるように
構成されている(図1では、減算器13に入力されるよ
うに構成されている)。
【0058】(2)本実施形態では、I(Xn、Yn)
を算出するに際し、効果調整係数mを乗じてI(Xn、
Yn)を算出した。しかし、これに限らず、いかなる関
数を用いてI(Xn、Yn)を算出しても良い。あるい
は、所定の変換テーブルを用いて算出するようにしても
良い。
【0059】(3)画像処理装置20を適用する装置と
して、画像形成装置100を例に挙げたが、これに限ら
ず、画像表示装置(CRTディスプレイ、LCD(液
晶)ディスプレイ、又はプラズマディスプレイ等)に用
いることも可能である。
【0060】
【発明の効果】請求項1〜請求項4の発明によれば、閾
値に近い値がわずかの差をもって漸増連続するグラデー
ションのような入力画像を量子化する場合において、補
正誤差が小さい値であっても、誤差発生制御変数によ
り、量子化後の値が連続することがなくなる。これによ
り、量子化前の階調を滑らかに再現することができる。
したがって、擬似輪郭や開始遅れの発生を防止して、量
子化後の画像品位を向上させることができる。
【0061】請求項5又は請求項6の発明によれば、グ
ラデーションのような入力画像を量子化して印画する場
合であっても、階調を滑らかに再現した画像を印画する
ことができる。したがって、擬似輪郭や開始遅れの発生
を防止して、印画品位を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による画像処理装置の一実施形態を示す
ブロック線図である。
【図2】入力画像情報値Aと、ラッチに蓄積されるIと
の関係を示すグラフである。
【図3】図1の状態から、スイッチが2側に切り替えら
れた状態を示すブロック線図である。
【図4】入力画像情報値Bと、量子化出力情報値Cとの
関係を示すグラフである。
【図5】本実施形態の画像処理方法を説明するフローチ
ャートである。
【図6】本実施形態の画像形成装置の概略を示すブロッ
ク図である。
【図7】本実施形態の画像形成方法を示すフローチャー
トである。
【図8】図1の回路構成(アルゴリズム)を変形した例
を示すブロック線図である。
【図9】入力画像情報値と量子化出力情報値との関係を
示す図である。
【図10】入力画像情報値と量子化誤差との関係を示す
図である。
【図11】従来の誤差拡散法における一般的な技術を説
明する図である。
【図12】従来の画像処理装置の一例を示すブロック線
図である。
【符号の説明】
1 加算器 2 乗算器 3 減算器 4 誤差バッファ 5 量子化器 11 加算器 12 乗算器 13、14 減算器 15、16 スイッチ 17 ラッチ 18 量子化閾値間レベル差検出器 19 加算器 20、20’ 画像処理装置 30 印画ヘッド駆動装置 40 印画ヘッド 50 印画紙搬送装置 100 画像形成装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力画像情報を誤差拡散法を用いて量子
    化し、入力画像情報の階調数より少ない階調数の画像情
    報に変換する画像処理装置において、 誤差補正前の注目画素の入力画像情報値を量子化したと
    きの予測誤差を決定する予測誤差決定手段と、 前記予測誤差決定手段で決定された予測誤差と、量子化
    閾値間のレベル差との差の程度を示す誤差発生制御変数
    を決定する制御変数決定手段と、 注目画素を量子化する以前に量子化された1又は複数の
    画素によって発生した量子化誤差のうち、注目画素に割
    り振られた補正誤差を決定する補正誤差決定手段と、 注目画素の入力画像情報値に、前記制御変数決定手段で
    決定された誤差発生制御変数と、前記補正誤差決定手段
    で決定された補正誤差とを加算した値を量子化閾値で量
    子化することにより、注目画素の入力画像情報値の階調
    数より少ない階調数の画像情報値に変換する量子化手段
    と、 注目画素の入力画像情報値に前記補正誤差決定手段で決
    定された補正誤差を加算した値と、前記量子化手段で量
    子化された画像情報値との差である量子化誤差を、注目
    画素の後に量子化される周辺の画素に割り振る誤差拡散
    手段とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像処理装置におい
    て、 前記制御変数決定手段は、量子化閾値間のレベル差と、
    前記予測誤差決定手段で決定された予測誤差との差に、
    0を超え1未満である所定の係数を乗じた値を誤差発生
    制御変数に決定することを特徴とする画像処理装置。
  3. 【請求項3】 入力画像情報を誤差拡散法を用いて量子
    化し、入力画像情報の階調数より少ない階調数の画像情
    報に変換する画像処理方法において、 誤差補正前の注目画素の入力画像情報値を量子化したと
    きの予測誤差を決定し、その予測誤差と量子化閾値間の
    レベル差との差の程度を示す誤差発生制御変数を決定す
    るとともに、注目画素を量子化する以前に量子化された
    1又は複数の画素によって発生した量子化誤差のうち、
    注目画素に割り振られた補正誤差を決定する第1ステッ
    プと、 注目画素の入力画像情報値に、前記第1ステップで決定
    された誤差発生制御変数及び補正誤差を加算した値を量
    子化閾値で量子化することにより、注目画素の入力画像
    情報値の階調数より少ない階調数の画像情報値に変換す
    る第2ステップと、 注目画素の入力画像情報値に、前記第1ステップで決定
    された補正誤差を加算した値と、前記第2ステップで量
    子化された画像情報値との差である量子化誤差を、注目
    画素の後に量子化される周辺の画素に割り振る第3ステ
    ップとを含むことを特徴とする画像処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の画像処理方法におい
    て、 前記第1ステップは、注目画素の入力画像情報値を量子
    化したときの予測誤差と量子化閾値間のレベル差との差
    に、0を超え1未満である所定の係数を乗じた値を誤差
    発生制御変数に決定することを特徴とする画像処理方
    法。
  5. 【請求項5】 請求項1又は請求項2に記載の画像処理
    装置と、 印画を行うための印画ヘッドと、 前記画像処理装置の前記量子化手段で量子化された画像
    情報値に基づいて、前記印画ヘッドの駆動を制御する印
    画ヘッド駆動装置とを備えることを特徴とする画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項3又は請求項4に記載の画像処理
    方法と、 前記画像処理方法の前記第2ステップで量子化された画
    像情報値に基づいて印画ヘッドの駆動を制御することに
    より、入力画像の階調数より少ない階調数の画像を形成
    する第4ステップとを含むことを特徴とする画像形成方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100355268C (zh) * 2004-05-18 2007-12-12 夏普株式会社 图像处理装置、图像形成装置及图像处理方法
US7466454B2 (en) 2004-07-26 2008-12-16 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Image processing device and image processing method

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