JP2003115836A - データ配信システムおよび方法、受信装置および方法 - Google Patents

データ配信システムおよび方法、受信装置および方法

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JP2003115836A
JP2003115836A JP2002176351A JP2002176351A JP2003115836A JP 2003115836 A JP2003115836 A JP 2003115836A JP 2002176351 A JP2002176351 A JP 2002176351A JP 2002176351 A JP2002176351 A JP 2002176351A JP 2003115836 A JP2003115836 A JP 2003115836A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多様な形態のスクランブルをかけることがで
きるようにする。 【解決手段】 新聞データが、衛星のディジタルデータ
チャンネルに挿入されて伝送される。伝送される新聞デ
ータ(例えば、一面、総合面、商況面、・・・、地方
面、・・・、ラジオ・テレビ欄のデータから構成されて
いる)のうちの、例えば商況面と地方面には、所定のス
クランブルキーを用いてのスクランブル(図中、左下が
りの斜線を付してある部分)がかけられ、さらにその全
体には、他のスクランブルキーを用いてのスクランブル
(図中、右下がりの斜線を付してある部分)がかけられ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば衛星などを
介して、新聞や書籍、雑誌などのデータを伝送する場合
に、そのデータにスクランブルをかけるデータ配信シス
テムおよび方法、並びに受信装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば放送衛星による有料テレビジョン
放送(あるいは音楽放送)においては、非契約者の番組
の傍受を防止するために、番組を、それにスクランブル
をかけて配信するようになされている。番組の視聴を希
望する者は、番組提供者と受信契約を結ぶことにより、
スクランブルを解くためのスクランブルキー(解読鍵)
を受信可能にしてもらい、これによりその正規の契約者
は、スクランブルを解いて番組の視聴が可能となる。
【0003】現在、放送衛星を用いた有料テレビジョン
放送で実用化されているスクランブル方式には、いわゆ
るコアテック(COATEC)方式やスカイポート(SKYPOR
T)方式などがある。
【0004】また、最近では、例えば新聞などのデータ
(新聞データ)を電子的に配信するデータ放送システム
として、衛星のデータチャンネルに、新聞データを挿入
し、これを、衛星を介して伝送するものなどが考えられ
ている。この場合、新聞データの配信を契約した、例え
ば各家庭(契約者側)におけるデータ受信装置では、衛
星からの信号が受信され、データチャンネルに挿入され
た新聞データが取り出される。そして、この新聞データ
が、例えば磁気ディスクや光磁気ディスクなどの記録媒
体に記録され、必要に応じてそこから読み出される。読
み出されたデータは、例えばディスプレイなどに表示さ
れ、あるいはプリントアウトされ、これにより契約者
は、新聞を見ることができるようになされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のスク
ランブル方式は、番組を、主に実時間で視聴するテレビ
ジョン放送などのためのものであり、これを、上述のデ
ータ放送システムに適用した場合には、次のような課題
があった。
【0006】即ち、上述のスクランブル方式によれば、
番組の伝送を、スクランブルをかけて行うか、あるいは
ノンスクランブルで行うかのいずれかしか選択すること
ができないので、契約者すべてに、一様なサービスしか
提供することができない。即ち、ある契約者には、所定
の特別の新聞データの視聴を可能にし、他の契約者に
は、その特別の新聞データの視聴を不可にすることなど
ができない。
【0007】その結果、契約者は、放送されてくる新聞
データを視聴するか否かに関わらず、いわゆる受信料を
支払うこととなる。従って、契約者側からすれば、自身
が必要とする新聞データだけでなく、必要としない新聞
データにも受信料を支払っていることになり、不公平感
を生じさせることとなる。これは、契約者数を増加させ
る妨げとなり、さらには情報提供者の収益を低下させる
こととなる。
【0008】また、上述のスクランブル方式では、番組
の受信時に、その番組にかけられたスクランブルを解く
ためのスクランブルキーが必要となる。そして、そのス
クランブルキーは、番組とともに伝送されてくるように
なされている。このため、例えば契約する前に受信した
新聞データ(スクランブルがかかった状態のもの)を、
記録媒体に記録しておき、契約を結んだ後に、スクラン
ブルキーを得て、記録媒体に記録された新聞データのス
クランブルを解いて視聴することができない。
【0009】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、データ放送システムに適したスクランブ
ルおよびデスクランブルを行うことができるようにし、
これにより種々の形態のサービスを提供することができ
るようにするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ配信シス
テムは、送信装置が、配信データを暗号化する暗号化手
段と、暗号化に用いられた暗号鍵を暗号化された配信デ
ータに多重化する多重化手段と、多重化手段により多重
化された多重化データを伝送する伝送手段とを備え、受
信装置が、送信装置の伝送手段により伝送された多重化
データを受信する受信手段と、受信手段により受信され
た多重化データから暗号鍵と配信データを分離する分離
手段と、暗号鍵を用いて、配信データの暗号化を解除す
る暗号化解除手段と、暗号化解除手段により暗号化が解
除された配信データを記録媒体に供給する供給手段と、
記録媒体から再生された配信データを利用する利用手段
とを備えることを特徴とする。
【0011】送信装置の多重化手段は、暗号鍵と配信デ
ータの他、放送信号を多重化することができる。
【0012】配信データを、放送信号の伝送容量の隙間
を利用して伝送することができる。
【0013】本発明のデータ配信方法は、配信データを
暗号化する暗号化ステップと、暗号化に用いられた暗号
鍵を暗号化された配信データに多重化する多重化ステッ
プと、多重化ステップの処理で多重化された多重化デー
タを伝送する伝送ステップと、伝送ステップの処理で伝
送された多重化データを受信する受信ステップと、受信
ステップの処理で受信された多重化データから暗号鍵と
配信データを分離する分離ステップと、暗号鍵を用い
て、配信データの暗号化を解除する暗号化解除ステップ
と、暗号化解除ステップの処理で暗号化が解除された配
信データを記録媒体に供給する供給ステップと、記録媒
体から再生された配信データを利用する利用ステップと
を含むことを特徴とする。
【0014】本発明のデータ配信システムおよび方法に
おいては、配信データが暗号化され、暗号化に用いられ
た暗号鍵が暗号化された配信データに多重化され、多重
化された多重化データが伝送され、伝送された多重化デ
ータが受信され、受信された多重化データから暗号鍵と
配信データが分離され、暗号鍵を用いて、配信データの
暗号化が解除され、暗号化が解除された配信データが記
録媒体に供給され、記録媒体から再生された配信データ
が利用される。
【0015】本発明の受信装置は、デジタルコンテンツ
データおよび受信側におけるデジタルコンテンツデータ
の検索用データとからなる配信データが所定の暗号鍵に
より暗号化された後、暗号鍵と多重化されて伝送されて
きた多重化データを受信する受信手段と、受信手段によ
り受信された多重化データから暗号鍵と配信データを分
離する分離手段と、暗号鍵を用いて、配信データの暗号
化を解除する暗号化解除手段と、暗号化解除手段により
暗号化が解除された配信データを記録媒体に供給する供
給手段と、記録媒体から再生された配信データを利用す
る利用手段とを備えることを特徴とする。
【0016】記録媒体は、受信装置に一体に設けること
ができる。
【0017】配信データおよび暗号鍵を、放送信号とさ
らに多重化することができる。
【0018】配信データは、放送信号の伝送容量の隙間
を利用して伝送されるものであり、受信された配信デー
タが記録媒体に記録された後、利用手段によって利用す
ることができる。
【0019】本発明の受信方法は、デジタルコンテンツ
データおよび受信側におけるデジタルコンテンツデータ
の検索用データとからなる配信データが所定の暗号鍵に
より暗号化された後、暗号鍵と多重化されて伝送されて
きた多重化データを受信する受信ステップと、受信ステ
ップの処理で受信された多重化データから暗号鍵と配信
データを分離する分離ステップと、暗号鍵を用いて、配
信データの暗号化を解除する暗号化解除ステップと、暗
号化解除ステップの処理で暗号化が解除された配信デー
タを記録媒体に供給する供給ステップと、記録媒体から
再生された配信データを利用する利用ステップとを含む
ことを特徴とする。
【0020】本発明の受信装置および方法においては、
デジタルコンテンツデータおよび受信側におけるデジタ
ルコンテンツデータの検索用データとからなる配信デー
タが所定の暗号鍵により暗号化された後、暗号鍵と多重
化されて伝送されてきた多重化データが受信され、受信
された多重化データから暗号鍵と配信データが分離さ
れ、暗号鍵を用いて、配信データの暗号化が解除され、
暗号化が解除された配信データが記録媒体に供給され、
記録媒体から再生された配信データが利用される。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用したデータ
放送システムの構成例を示している。情報提供者として
の、例えば新聞社は、大型計算機1を有している。この
大型計算機1には、紙面データベースが蓄えられてい
る。この紙面データベースには、新聞に印刷するための
記事情報や、レイアウト情報などを含んでいる。このデ
ータベースのデータは、必要に応じてワークステーショ
ン2に伝送され、そこにおいて編集される。
【0022】即ち、データベースのデータは、例えば各
紙面ごとに、受信者(契約者)側において検索し易いフ
ォーマットの記事データに編集される。例えば、この編
集により、レイアウトはそのままで、見出しだけが見え
る形で紙面がそのまま縮小された検索のための画面を作
成する。さらに、この見出しから、それに対応する記事
を表示することができるように、検索の画面(見出し)
と、その詳細を記述した記事との関係付けが行われる。
このように、受信者側で検索し易い形態に編集したデー
タが、例えば地上のデータ回線を介して放送局3に伝送
される。
【0023】放送局3に伝送されたデータ(新聞デー
タ)は、後述するように、例えば衛星のデータチャンネ
ルに挿入され、衛星(放送衛星(BS)または通信衛星
(CS))4を介して、受信者側(例えば、各家庭にお
ける受信者(契約者)など)に伝送される。
【0024】図2および図3は、放送局3の詳細構成を
示している。情報提供者である新聞社から伝送されてき
た新聞データは、図2に示すように所定の情報単位(情
報1,2,・・・,N)で、情報蓄積部26に一時記憶
される。即ち、新聞データは、例えば1面、総合面、商
況面、地方面、ラジオ・テレビ番組欄などの単位で、情
報蓄積部26に一時記憶される。
【0025】情報蓄積部26に記憶された所定の情報単
位の新聞データは、情報単位スクランブル処理部27に
供給される。情報単位スクランブル処理部27では、所
定のスクランブルキー(これは、新聞データに対し、所
定の情報単位で、選択的にスクランブルをかけるための
スクランブルキーで、以下、適宜、情報単位スクランブ
ルキーという)を用いて、所定の情報単位の新聞データ
に対し、選択的にスクランブルがかけられる。
【0026】即ち、情報単位スクランブル処理部27で
は、情報蓄積部26に記憶された、例えば1面、総合
面、商況面、地方面、ラジオ・テレビ番組欄などの単位
の新聞データのうちのいくつか(例えば、商況面と地方
面の新聞データ)、あるいは全部が選択され、その選択
された新聞データにのみ、情報単位スクランブルキーを
用いてのスクランブルがかけられる(このスクランブル
は、後述する図3のデータスクランブラ14における場
合と同様にしてかけられる)。
【0027】ここで、情報単位スクランブル処理部27
でスクランブルをかける所定の情報単位の新聞データ
は、例えば情報提供者によってあらかじめ設定(選択)
される。また、情報単位スクランブルキーは、新聞デー
タとともに、情報提供者から伝送されてくるようになさ
れている。さらに、情報単位スクランブルキーは、情報
単位スクランブル処理部27でスクランブルをかける新
聞データに対し、すべて同一のものを用いるようにする
こともできるし、異なるものを用いるようにすることも
できるようになされている。
【0028】以上のようにして選択的にスクランブルが
かけられた所定の情報単位の新聞データはシリアライズ
されて(シリーズに並べられて)、図3のデータスクラ
ンブラ14に出力される。
【0029】データスクランブラ14では、新聞データ
は、PN(PseudoNoise)発生器13が出力する疑似ラ
ンダム系列に対応してスクランブルされ、独立データチ
ャンネル多重化回路12に出力される。PN発生器13
が発生する疑似ランダム系列は、そこに入力されるスク
ランブルキー(これは、新聞データ全体に対し、スクラ
ンブルをかけるためのスクランブルキーで、以下、適
宜、伝送チャンネルスクランブルキーという)に対応し
て設定される。
【0030】ここで、情報提供者である新聞社からは、
上述した新聞データおよび情報単位スクランブルキーの
他、伝送チャンネルスクランブルキー、データ識別子
(新聞データを識別するためのもの)などを含む共通情
報、並びにデータ受信装置6(図1)などの個々のデー
タ受信装置ごとに設定されているユニークな受信装置I
Dおよび契約内容などのデータが伝送されてくるように
なされている。
【0031】伝送チャンネルスクランブルキー、共通情
報、受信装置ID、および契約内容は、暗号化回路11
に供給され(伝送チャンネルスクランブルキーは、PN
発生器13にも供給される)、そこで暗号化される。暗
号化されたデータは、関連情報として、独立データチャ
ンネル多重化回路12に供給される。
【0032】独立データチャンネル多重化回路12は、
データスクランブラ14より供給されるスクランブルさ
れた新聞データと、暗号化回路11より供給される関連
情報とを多重化し、ディジタルチャンネル信号多重化回
路15に出力する。
【0033】また、ディジタルチャンネル信号多重化回
路15には、ディジタルチャンルネル信号として伝送さ
れる音声信号(少なくともその一部は、後述する映像信
号に付随する音声信号である)も入力される。ディジタ
ルチャンネル信号多重化回路15は、入力される音声信
号(ディジタル音声信号)と、独立データチャンネル多
重化回路12より供給されるデータとを多重化し、4相
DPSK変調器16に供給する。
【0034】4相DPSK変調器16は、入力されたデ
ータを4相DPSK変調し、映像信号/ディジタルチャ
ンネル信号多重化回路17に出力する。この映像信号/
ディジタルチャンネル信号多重化回路17には、また、
放送局3において放送する映像信号が入力される。ディ
ジタルチャンネル信号多重化回路15に入力される音声
信号がディジタル信号であるのに対して、映像信号/デ
ィジタルチャンネル信号多重化回路17に入力される映
像信号はアナログ信号とされている。
【0035】映像信号/ディジタルチャンネル信号多重
化回路17は、入力される映像信号と、4相DPSK変
調器16より供給される信号とを周波数多重化し、FM
変調器18に出力する。FM変調器18は、入力された
信号で所定のキャリアをFM変調し、アップコンバータ
19に出力する。アップコンバータ19は、入力された
FM信号を、ギガヘルツのオーダの周波数帯域(例え
ば、KuバンドやKaバンド)の信号に周波数変換す
る。アップコンバータ19より出力されたFM信号は、
電力増幅器20により電力増幅された後、送信アンテナ
21に供給され、そこから衛星4(図1)に送出され
る。
【0036】図4は、4相DPSK変調されたディジタ
ルチャンネルデータのフォーマット(Aモードのフォー
マット)を表している。同図に示すように、横64ビッ
ト、縦32ビットの、合計2048ビットのデータによ
り、1フレームのデータが構成されている。最初の2ビ
ット×32ビットの範囲には、フレーム同期信号、制御
信号およびレンジビット信号が配置(記録)されるよう
になされている。
【0037】1フレームのデータは1msの時間で伝送
されるため、伝送レートは2.048Mbpsとなる。
【0038】フレーム同期信号は、各フレームの同期を
取るための信号である。制御信号は、モードがAモード
またはBモードのいずれであるのかや、テレビジョン音
声信号(映像信号に付随する音声信号)(音声1と2に
配置される)がステレオ信号であるのか、モノラル1チ
ャンネルの信号であるのか、あるいはモノラル2チャン
ネルの信号であるのかを表す情報を含んでいる。さら
に、制御信号は、テレビジョン音声以外に付加される付
加信号(音声3と4に配置される)がステレオ音声信号
であるのか、モノラル1チャンネルの音声信号であるの
か、モノラル2チャンネルの音声信号であるのか、ある
いはまた、音声以外のデータであるのかを表す情報など
も含んでいる。
【0039】図4に示すように、最初の2×32ビット
の範囲の次の10×32ビットの範囲、およびそれに続
く10×32の3つの範囲には、それぞれ音声1乃至音
声4の音声データが記録(配置)されるようになされて
いる(但し、上述したように音声3と4には、音声以外
のデータが配置される場合もある)。10×32ビット
の各範囲には、音声データが32サンプル分配置され
る。即ち、1サンプル当りのビット数は10ビットとさ
れている。
【0040】Aモード時においては、この10×32ビ
ットの範囲に、1チャンネルの音声データを配置するよ
うにするのであるが、Bモード時においては、20×3
2ビットの範囲に1チャンネル分の音声データが配置さ
れるようになされる。即ち、Bモード時においては、よ
り高品位の音声データを伝送することができるようにな
されている。
【0041】音声4のデータの次には、15×32ビッ
トの範囲に、独立データチャンネルのデータが配置さ
れ、さらに最後の7×32ビットの範囲には、横方向の
誤り訂正符号が配置されている。
【0042】この図4に示す独立データチャンネルのデ
ータは、所定のパケット単位で伝送される。例えば、1
パケットは288ビットにより構成され、先頭の16ビ
ットはヘッダとされ、それに続く190ビットに実質的
なデータが配置され、最後の82ビットに、パケットの
誤り訂正符号が配置される。ヘッダは、少なくともサー
ビス識別符号と、その誤り訂正符号(チェックビット)
を含み、サービス識別符号は、例えば上述した関連情報
と新聞データの識別を行うための符号などを含んでい
る。
【0043】独立データチャンネルには、図3に示した
暗号化回路11が出力する関連情報と、データスクラン
ブラ14が出力する新聞データとが、パケット単位で割
り付けられ、そのパケットの割り付けられたデータ(そ
のデータが、関連情報であるか、または新聞データであ
るか)に対応して、サービス識別符号が設定される。
【0044】受信者側においては、関連情報(伝送チャ
ンネルスクランブルキー、共通情報、受信装置ID、契
約内容など)のパケットをモニタすることにより、情報
提供者の伝送チャンネルスクランブルキーなどを検知す
ることができ、また伝送されてきた関連情報に含まれる
受信装置IDを有するデータ受信装置が、その契約内容
に符合する場合、所定の情報提供者が提供する情報(新
聞データ)をダウンロードすることが可能となる。
【0045】以上のようなデータが、図1における放送
局3から衛星4に伝送され、衛星4から、さらに例えば
各家庭における受信者(契約者)に伝送される。各家庭
においては、衛星4から伝送されてきた信号が、受信ア
ンテナ(パラボラアンテナ)5により受信され、さらに
所定の中間周波信号(IF信号)に変換される。このI
F信号は、データ受信装置6に入力される。データ受信
装置6に入力されたIF信号は、そこで復調され、記録
装置7により、記録媒体8に記録される。
【0046】記録媒体8に新聞データを記録した後は、
契約者は、利用者端末9を操作することにより、新聞デ
ータを、記録装置7および受信装置6を介して読み出
し、モニタ10aに表示させたり、あるいはプリンタ1
0bにプリントアウトさせることができる。また、記録
媒体8が、着脱可能なものである場合には、記録媒体8
を利用者端末9に直接装着し、そこに記録された新聞デ
ータを、モニタ10aに表示させたり、あるいはプリン
タ10bにプリントアウトさせることができる。
【0047】なお、受信装置6と利用者端末9とは、一
体に構成することが可能である。
【0048】次に、図5および図6は、データ受信装置
6の詳細構成を示している。受信アンテナ5からのIF
信号は、BSチューナを構成するFM復調器71に入力
される。また、FM復調器71には、図示せぬチャンネ
ルボタンよりBSチューナ制御信号が入力されている。
FM復調器71は、このBSチューナ制御信号に対応す
るチャンネルのIF信号を、ベースバンド信号に復調
し、映像信号/ディジタルチャンネル信号分離回路72
に出力する。映像信号/ディジタルチャンネル信号分離
回路72は、入力された信号から映像信号とディジタル
チャンネル信号とを分離し、映像信号を、例えば利用者
端末9(図1)を介してモニタ10aに出力して表示さ
せる。
【0049】一方、映像信号/ディジタルチャンネル信
号分離回路72により分離されたディジタルチャンネル
信号は、4相DPSK復調器73に入力され、復調され
る。4相DPSK復調器73より出力された信号は、デ
ィジタルチャンネル信号分離回路74に入力され、そこ
で音声信号(図4に示した音声1乃至4に配置された信
号)と独立データチャンネルの信号とに分離される。音
声信号は、上述した映像信号に対応するものである場
合、図示せぬスピーカに出力される。
【0050】また、ディジタルチャンネル信号分離回路
74は、分離した独立データチャンネル信号を、デコー
ダを構成する新聞データ/関連情報分離回路81に出力
する。新聞データ/関連情報分離回路81は、入力され
た信号から、新聞データと関連情報とを分離し、新聞デ
ータをデータデスクランブラ87に出力するとともに、
関連情報を復号回路82に出力する。
【0051】一方、メモリ83には、データ受信装置6
に割り当てられているユニークな受信装置IDがあらか
じめ記憶されている。復号回路82は、メモリ83に記
憶されている受信装置IDと一致する受信装置IDの契
約内容が関連情報として入力されてきたとき、その契約
内容を契約条件比較回路84に供給し、内蔵するメモリ
84Aに記憶させる。また、復号回路82は、関連情報
として伝送されてきた伝送チャンネルスクランブルキー
を復号し、オン/オフ切換回路85に出力する。
【0052】そして、その後、入力される関連情報か
ら、上述した共通情報に含まれるデータ識別子を復号し
たとき、このデータ識別子が復号回路82から契約条件
比較回路84に供給される。契約条件比較回路84は、
入力されたデータ識別子を、メモリ84Aに既に記憶さ
れている契約内容と比較する。この契約内容には、あら
かじめ契約されている新聞データのデータ識別子が含ま
れている。契約条件比較回路84は、契約料金未納、そ
の他の禁止条件が契約内容に含まれていない限り、メモ
リ84Aに記憶されているデータ識別子と、復号回路8
2より供給されたデータ識別子とが一致したとき、オン
/オフ切換回路85をオン状態に切り換える制御信号を
出力する。これにより、復号回路82より出力された伝
送チャンネルスクランブルキーが、オン/オフ切換回路
85を介してPN発生器86に供給される。
【0053】PN発生器86は、入力された伝送チャン
ネルスクランブルキーに対応して、疑似ランダム系列を
発生する。データデスクランブラ87は、このPN発生
器86より供給された疑似ランダム系列を利用して、新
聞データ/関連情報分離回路81より供給される新聞デ
ータをデスクランブルして出力する。
【0054】即ち、データデスクランブラ87において
は、図3のデータスクランブラ14で、ある新聞データ
全体に対してかけられたスクランブルがデスクランブル
される。
【0055】データデスクランブラ87から出力された
新聞データ(これは、所定の情報単位で選択的にスクラ
ンブルがかけられた状態のもの)は、記録装置7に供給
され、記録媒体8に記録(蓄積)される。
【0056】その後、記録媒体8から新聞データを読み
出すように、利用者端末9が操作されると、図6に示す
ように、記録装置7によって、記録媒体に記録された新
聞データが読み出され、受信装置6のデコーダを構成す
る情報単位デスクランブル処理部31に供給される。
【0057】情報単位デスクランブル処理部31では、
新聞データが、情報単位スクランブルキーを用いてデス
クランブルされる(このデスクランブルは、上述した図
5のデータデスクランブラ87における場合と同様にし
て行われる)。即ち、情報単位デスクランブル処理部3
1においては、図2の情報単位スクランブル処理部27
で新聞データに対し、所定の情報単位で選択的にかけら
れたスクランブルがデスクランブルされる。
【0058】なお、情報単位スクランブルキーは、例え
ば上述した伝送チャンネルスクランブルキーとともに伝
送され、復号回路82(図5)で復号されて、情報単位
デクスランブル処理部31に供給されるようになされて
いる。
【0059】情報単位デスクランブル処理部31でデス
クランブルされた新聞データは、利用者端末9(図1)
を介して、モニタ10aまたはプリンタ10bに出力さ
れ、それぞれで表示またはプリントアウトされる。
【0060】次に、図7は、以上のようなデータ放送シ
ステムにおいて、新聞データがスクランブルおよびデス
クランブルされる様子を示している。なお、図7(後述
する図8および図9も同様)において、左下がりの斜線
は、情報単位スクランブル処理部27(図2)でスクラ
ンブルがかけられた部分を、右下がりの斜線は、データ
スクランブラ14でスクランブルがかけられた部分を、
それぞれ示している。
【0061】まず放送局3において、新聞データは、図
7(a)に示すように、所定の情報単位で、図2の情報
蓄積部26に蓄積される。この所定の情報単位の新聞デ
ータは、情報単位スクランブル処理部27(図2)で、
選択的にスクランブルされ、さらにシリアライズされて
出力される(図7(b))。
【0062】ここで、図7(b)は、所定の情報単位の
新聞データ(情報1,2,・・・,N)のうちの、例え
ば情報2が選択され、その情報2のみにスクランブルが
かけられた様子を示している。
【0063】選択的にスクランブルされた新聞データ
は、図7(c)に示すように、その全体に対し、図3の
データスクランブラ14でスクランブルがかけられ、衛
星4を介して受信者側に伝送される。
【0064】受信者側では、図7(d)に示すように、
データ受信装置6のデータデスクランブラ87(図5)
に、図7(c)に示した状態と同一の状態の新聞データ
が入力される。データデスクランブラ87では、新聞デ
ータ全体にかけられたスクランブルがデスクランブルさ
れ、これにより図7(e)に示すような、情報2のみに
スクランブルがかかった状態の新聞データが出力され
る。
【0065】この新聞データ(図7(e))は、記録装
置7を介して、図7(f)に示すように、所定の情報単
位にされて、記録媒体8に供給されて蓄積される。
【0066】記録媒体8に蓄積された新聞データが、上
述したようにしてそこから読み出され、記録装置7を介
して、情報単位デスクランブル処理部31(図6)に供
給されると、そこでは、情報単位スクランブル処理部2
7(図2)でかけられたスクランブルがデスクランブル
される。即ち、この場合、所定の情報単位の新聞データ
(情報1,2,・・・,N)のうちの情報2のデスクラ
ンブルが行われる。
【0067】これにより、図7(g)に示すように、元
の所定の情報単位の新聞データ(図7(a)に示した新
聞データ)が得られることになる。
【0068】従って、伝送チャンネルスクランブルキー
および情報単位スクランブルキーの両方を受信すること
ができない受信者は、新聞データをまったく見ることが
できず、伝送チャンネルスクランブルキーのみを受信す
ることができる受信者(契約者)は、情報2以外の新聞
データを見ることができる。また、伝送チャンネルスク
ランブルキーおよび情報単位スクランブルキーの両方を
受信することができる受信者(契約者)は、新聞データ
すべてを見ることができる。
【0069】以上から、所定の情報単位の新聞データの
うちの情報2の受信を希望しない受信者は、新聞データ
の受信契約を結ぶときに、情報2の受信契約を結ばない
ようにする。そして、情報提供者は、契約者のうち、情
報2の受信契約を結んでいない者(以下、適宜、部分契
約者という)に対しては、伝送チャンネルスクランブル
キーのみを受信することができるようにし、情報単位ス
クランブルキーを受信することができないようにする。
また、すべての新聞データの受信を希望する受信者(以
下、適宜、全体契約者という)に対しては、伝送チャン
ネルスクランブルキーおよび情報単位スクランブルキー
の両方を受信することができるようにする。
【0070】そして、部分契約者の受信料を、全体契約
者の受信料より低額に設定する。
【0071】このようにすることにより、契約者は、自
身が必要とする新聞データに対してのみ、受信料を支払
うこととなり、その結果、契約者に不公平感を生じさせ
ることを防止することができる。
【0072】また、情報提供者側からすれば、契約者の
要求に応じた多様な形態でサービスを提供することがで
き、即ち契約者ごとに、受信可能な情報(新聞データ)
を設定することができ、その結果、契約者数を増加さ
せ、さらにはその収益を向上させることができる。
【0073】図8は、上述したようにしてスクランブル
をかけた新聞データの具体例を示している。図8におい
ては、ある1紙の新聞データ(図8では、一面、総合
面、商況面、・・・、地方面、・・・、ラジオ・テレビ
欄のデータから構成されている)のうちの、例えば商況
面と地方面に、情報単位スクランブルキーを用いてのス
クランブル(以下、適宜、部分スクランブルという)が
かけられ、さらにその全体に、伝送チャンネルスクラン
ブルキーを用いてのスクランブル(以下、適宜、全体ス
クランブルという)がかけられている。
【0074】この場合、受信者は、この1紙の新聞デー
タ全体、あるいは商況面と地方面を除く新聞データを受
信する契約を結ぶことができる。
【0075】さらに、商況面のみを除く新聞データ、あ
るいは地方面を除く新聞データを受信する契約を結ぶこ
とも可能である。これは、商況面または地方面の新聞デ
ータにそれぞれかける部分スクランブルに用いる情報単
位スクランブルキーを、上述したように異なるものとす
るとともに、商況面のみを除く新聞データの受信契約を
した者には、伝送チャンネルスクランブルキーおよび地
方面の部分スクランブルを解くための情報単位スクラン
ブルキーを受信可能とし、地方面のみを除く新聞データ
の受信契約をした者には、伝送チャンネルスクランブル
キーおよび商況面の部分スクランブルを解くための情報
単位スクランブルキーを受信可能とするようにすれば良
い(この場合、新聞データ全体の受信契約をした者に
は、伝送チャンネルスクランブルキー、並びに商況面お
よび地方面の部分スクランブルを解くための情報単位ス
クランブルキーを受信可能にすれば良い)。
【0076】なお、受信料を、例えば月極とすることに
より、新聞配達員によって配達される新聞に対して講読
料を徴収する場合と同様の課金を行うことができる。
【0077】次に、図9も、図8と同様に、上述したよ
うにしてスクランブルをかけたデータの具体例を示して
いる。なお、図9においては、新聞データに代えて、例
えばある1冊の雑誌などのデータを伝送する場合の様子
を示している。
【0078】同図においては、1冊の雑誌データ(図9
では、その雑誌のCM(コマーシャル(宣伝))と本編
とで構成されている)のうちの、例えば本編部分に、部
分スクランブルだけがかけられており、全体スクランブ
ルはかけられていないので、受信者は、契約者であるか
否かに関わらず、雑誌のCMだけは見ることができる。
また、契約者は、雑誌のCMだけでなく、本編も見るこ
とができる。
【0079】従って、この場合、雑誌データの情報提供
者(例えば、出版社など)は、不特定多数の受信者(契
約者および非契約者の両方)に、雑誌のCMを見せるこ
とができ、その結果、雑誌の本編を見るために、契約者
の増加、あるいはその雑誌の購入者の増加が予想され
る。よって、雑誌の売り上げを向上させることができ
る。
【0080】ところで、図7で説明したように、部分契
約者は、記録媒体8に記録された新聞データのうちの情
報2は見ることができないが、その後に、情報2の視聴
を希望するようになることが考えられる。しかしなが
ら、前述したように、新聞データ(番組)の受信時に、
その新聞データにかけられたスクランブル(部分スクラ
ンブル)を解くためのスクランブルキー(情報単位スク
ランブルキー)が必要となるため、上述したように、情
報単位スクランブルキーが衛星4を介して伝送されてく
る場合、契約する前にその情報単位スクランブルキーを
受信することができず、従って契約前に受信し、記録媒
体8に記録した情報2を、契約を結んだ後にデスクラン
ブルすることができない。
【0081】そこで、図1に点線で示すように、部分ス
クランブルを解くための情報単位スクランブルキーを、
例えば電話回線などの地上回線を介して、データ受信装
置6に伝送するようにすることができる。
【0082】この場合、データ受信装置6の情報単位デ
スクランブル処理部31(図6)では、契約前に受信
し、記録媒体8に記録した情報2にかけられた部分スク
ランブルを解くための情報単位スクランブルキーを、電
話回線を介して受信すると、それを用いて、情報2のデ
スクランブルが行われる。
【0083】従って、この場合、後から情報単位スクラ
ンブルキーを取得して、受信時に契約を結んでいなかっ
た情報2を見ることが可能となる。
【0084】なお、受信した情報単位スクランブルキー
は、記録媒体8に記録しておくことができるようになさ
れており、これにより契約後は、いつでも情報2を見る
ことができるようになされている。
【0085】また、情報単位スクランブルキーは、上述
したように伝送する他、例えば図10に示すように、I
Cカード101などの記憶媒体(記録媒体)(その他、
例えば光カードやメモリカードなど)に記憶させて、そ
れを契約者に配達(配送)するようにすることなども可
能である。この場合、契約者側では、データ受信装置
に、情報単位スクランブルキーが記憶されたICカード
101などの記憶媒体をセットし、そこから情報単位ス
クランブルキーを読み出して、情報単位デスクランブル
処理部31(図6)に供給するようにすれば良い。
【0086】次に、上述したように、衛星回線や電話回
線などを介して情報単位スクランブルキーを伝送するよ
うにした場合、非契約者が、盗聴などにより、その情報
単位スクランブルキーを不正に取得することが考えられ
る。また、情報単位スクランブルキーを記憶させたIC
カード101などの記憶媒体を配達するようにした場
合、非契約者が、契約者よりICカード101を入手
し、これにより情報単位スクランブルキーを不正に取得
することが考えられる。
【0087】そこで、このような情報単位スクランブル
キーの不正取得を防止するために、ICカード101
に、情報単位スクランブルキーの他、受信装置IDを記
憶させておき、そこからの情報単位スクランブルキーの
読み出しを、データ受信装置6のメモリ83(図5)に
記憶されている受信装置IDと、ICカード101に記
憶されている受信装置IDとが一致したときのみ許可す
るようにすることができる。
【0088】この場合、データ受信装置6は、例えば図
11に示すように、図6に示したものに、ICカードイ
ンターフェイス装置111を設けて構成される。ICカ
ードインターフェイス装置111は、ICカード101
から、そこに記憶されている情報単位スクランブルキー
を読み出したりするなど、ICカード101にアクセス
するためのインターフェイスである。
【0089】ここで、ICカード101は、同図に示す
ように、CPU102,ROM103、およびRAM1
04で構成されている。ROM103は、システムプロ
グラムやアプリケーションプログラムの他、このICカ
ード101が配達される契約者の有するデータ受信装置
の受信装置ID(この場合は、データ受信装置6の受信
装置ID(図5のメモリ83に記憶されているもの))
と、契約に応じた情報単位スクランブルキー(受信契約
を結んだ新聞データの部分スクランブルを解くための情
報単位スクランブルキー)を記憶している。CPU10
2は、ROM103に記憶されているシステムプログラ
ムおよびアプリケーションプログラムにしたがって、後
述するような処理を行うようになされている。RAM1
04は、CPU102の動作上必要なデータを記憶する
ようになされている。
【0090】なお、ROM103には、所定の期間(例
えば、1カ月など)に必要な情報単位スクランブルキー
(情報単位スクランブルキー(伝送チャンネルスクラン
ブルキーも同様)は、新聞データ(番組)の不正受信を
防止するため、定期的に、または不定期に変更されるよ
うになされている)が記憶されており、ICカード10
1は、ROM103に記憶されている情報単位スクラン
ブルキーを用いて部分スクランブルを解く新聞データが
伝送される前に配達される(例えば、郵送される)。ま
た、契約者は、契約外の新聞データの受信を希望する場
合には、その旨を情報提供者に連絡することにより、そ
の新聞データの部分スクランブルを解くための情報単位
スクランブルキーが記憶された、新たなICカードが、
情報提供者から配達される。
【0091】次に、図12のフローチャートを参照し
て、その動作について説明する。ICカード101が、
ICカードインターフェイス装置111に装着され、情
報単位デスクランブル処理部31に、部分スクランブル
がかけられた新聞データが入力されると、まずステップ
S1において、情報単位デスクランブル処理部31によ
って、ICカード101のCPU102に対し、情報単
位スクランブルキーを出力するように要求(情報単位ス
クランブルキー出力要求)がなされる。
【0092】なお、このとき、デスクランブル処理部3
1は、CPU102に対し、入力された所定の情報単位
の新聞データに付されている情報IDを同時に出力す
る。
【0093】ここで、情報提供者である新聞社から提供
される新聞データには、所定の情報単位ごとに、それを
識別することのできる情報IDが、あらかじめ付されて
いる。一方、ICカード101のROM103には、情
報単位スクランブルキーが、それを用いて部分スクラン
ブルを解くことのできる所定の情報単位の新聞データに
付された情報IDと関連付けられて記憶されている。そ
して、後述するステップS5では、ステップS1でデス
クランブル処理部31から出力された情報IDに関連付
けられた情報単位スクランブルキーが、CPU102に
よって、ROM103から読み出されるようになされて
いる。
【0094】CPU102では、デスクランブル処理部
31から、情報単位スクランブルキー出力要求ととも
に、情報IDを受信すると、ステップS2において、情
報単位デスクランブル処理部31に対し、受信装置ID
を出力するように、要求(受信装置ID出力要求)がな
される。
【0095】情報単位デスクランブル処理部31は、C
PU102から、受信装置ID出力要求を受信すると、
図5に示したメモリ83から受信装置IDを読み出す。
そして、ステップS3において、その受信装置IDが、
情報単位デスクランブル処理部31からCPU102に
送信され、ステップS4に進む。
【0096】ステップS4では、ROM103に記憶さ
れている受信装置IDと、情報単位デスクランブル処理
部31から送信されてきた受信装置IDとが一致するか
否かが、CPU102によって判定される。ステップS
4において、ROM103に記憶されている受信装置I
Dと、情報単位デスクランブル処理部31から送信され
てきた受信装置IDとが一致しないと判定された場合、
ステップS5をスキップして処理を終了する。
【0097】従って、例えば非契約者が、契約者よりI
Cカード101を入手し、自身のデータ受信装置にセッ
トしているような場合には、その受信装置IDと、RO
M103に記憶されている受信装置IDとが一致しない
ので、部分スクランブルがかけられた新聞データのデス
クランブルが行われないことになる。
【0098】一方、ステップS4において、ROM10
3に記憶されている受信装置IDと、情報単位デスクラ
ンブル処理部31から送信されてきた受信装置IDとが
一致すると判定された場合、ステップS5に進み、上述
したように、ステップS1で情報単位デスクランブル処
理部31が出力した情報IDに関連付けられた情報単位
スクランブルキーが、ROM103から読み出され、C
PU102から情報単位デスクランブル処理部31へ出
力されて、処理を終了する。
【0099】従って、この場合、情報単位デスクランブ
ル処理部31では、上述したように、入力された所定の
情報単位の新聞データにかけられた部分スクランブルの
デスクランブルが行われることになる。
【0100】以上のように、ICカード101に、情報
単位スクランブルキーとともに、受信装置IDを記憶さ
せておく場合には、盗聴による情報単位スクランブルキ
ーの不正取得を防止することができる他、契約者が、非
契約者に対し、不当に情報単位スクランブルキーを提供
することなどを防止することができる。
【0101】なお、例えば1世帯に、複数のデータ受信
装置がある場合、その世帯には、その複数のデータ受信
装置それぞれの受信装置IDを記憶させたICカードを
配達するようにすることができる。この場合、そのIC
カードを、複数のデータ受信装置のいずれに用いても、
部分スクランブルのデスクランブルが可能となる。
【0102】以上、本発明を、新聞データや雑誌データ
などを、衛星回線を介して伝送するデータ放送システム
に適用した場合について説明したが、本発明は、新聞デ
ータや雑誌データの他、例えば書籍などの刊行物のデー
タや、あるいはテキストデータ、画像データ、音声デー
タを組み合わせたマルチメディアデータなどを伝送する
システムに適用可能である。さらに、本発明は、衛星回
線の他、例えばケーブル網などの伝送路を介してデータ
を伝送するシステム(例えば、CATVなど)などにも
適用可能である。
【0103】なお、本実施例においては、データ受信装
置6で、全体スクランブルを解いた新聞データを、記録
媒体8に一旦記録し、その後、部分スクランブルを解く
ようにしたが、この他、全体スクランブルおよび部分ス
クランブルを解いた新聞データを、記録媒体8に記録す
るようにすることも可能である。
【0104】さらに、本実施例では、放送局3で、新聞
データに、部分スクランブルをかけた後、全体スクラン
ブルをかけるようにしたが、この他、全体スクランブル
をかけた後、部分スクランブルをかけるようにすること
も可能である。但し、この場合、データ受信装置6で
は、部分スクランブルを解いてから、全体スクランブル
を解くようにする必要がある。
【0105】また、本実施例では、所定の情報単位の新
聞データに対し、選択的に部分スクランブルをかけるよ
うにしたが、この他、新聞データが、所定のブロックに
分割されている場合、そのブロック単位で、選択的に部
分スクランブルをかけるようにすることができる。即
ち、例えば新聞データが、ファイル単位に分割されてい
る場合には、新聞データに対し、ファイル単位で、選択
的に部分スクランブルをかけるようにすることができ
る。
【0106】さらに、本実施例では、新聞データに対
し、一度だけ、全体スクランブルおよび部分スクランブ
ルをかけるようにしたが、この他、新聞データに対して
は、全体スクランブルおよび部分スクランブルを、例え
ば二重や三重にかけるようにすることも可能である。
【0107】
【発明の効果】第1の本発明によれば、所望のデータの
みを、契約者に提供することが可能となる。
【0108】第2の本発明によれば、契約者は、所望の
データのみを受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したデータ放送システムの構成例
を示す図である。
【図2】図1の放送局3の詳細構成を示すブロック図で
ある。
【図3】図1の放送局3の詳細構成を示すブロック図で
ある。
【図4】図3のディジタルチャンネル信号多重化回路1
5におけるディジタルチャンネルデータのフォーマット
を説明する図である。
【図5】図1のデータ受信装置6の詳細構成を示すブロ
ック図である。
【図6】図1のデータ受信装置6の詳細構成を示すブロ
ック図である。
【図7】図1のデータ放送システムにおいて行われるス
クランブルおよびデスクランブルを説明する図である。
【図8】放送局3でスクランブルがかけられた新聞デー
タを説明する図である。
【図9】放送局3でスクランブルがかけられた雑誌デー
タを説明する図である。
【図10】ICカード101を用いてデスクランブルが
行われるデータ放送システムを説明する図である。
【図11】ICカード101を用いてデスクランブルが
行われるデータ受信装置6の構成を示すブロック図であ
る。
【図12】ICカード101を用いてデスクランブルが
行われる場合のデータ受信装置6の動作を説明するフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 大型計算機, 2 ワークステーション, 3 放
送局, 4 衛星,5 受信アンテナ, 6 データ受
信装置, 7 記録装置, 8 記録媒体,9 利用者
端末, 10a モニタ, 10b プリンタ, 11
暗号化回路, 12 独立データチャンネル多重化回
路, 13 PN発生器, 14データスクランブラ,
15 ディジタルチャンネル信号多重化回路, 16
4相DPSK変調器, 17 映像信号/ディジタルチ
ャンネル信号多重化回路, 18 FM変調器, 19
アップコンバータ, 20 電力増幅器, 21 送
信アンテナ, 26 情報蓄積部, 27 情報単位ス
クランブル処理部, 31 情報単位デスクランブル処
理部, 71 FM復調器, 72 映像信号/ディジ
タルチャンネル信号分離回路, 73 4相DPSK復
調器, 74 ディジタルチャンネル信号分離回路,
81 新聞データ/関連情報分離回路, 82 復号回
路, 83 メモリ, 84 契約条件比較回路, 8
4Aメモリ, 85 オン/オフ切換回路, 86 P
N発生器, 87 データデスクランブラ, 101
ICカード, 102 CPU, 103 ROM,
104 RAM, 111 ICカードインターフェイ
ス装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/035 H04N 7/167 Z 7/167 Fターム(参考) 5C063 AA01 AB03 AB05 AC02 AC10 CA23 CA36 DA03 DA07 DA13 DB10 5C064 BA07 BB02 BC06 BC17 BC18 BC22 BC23 BC25 BD02 BD08 BD09 CA14 CB01 CC01 CC04 5C075 BB07 EE03 5J104 AA01 AA12 AA16 BA03 BA04 EA18 EA22 JA03 NA03 NA33 NA37 PA05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタルコンテンツデータおよび受信側
    における前記デジタルコンテンツデータの検索用データ
    とからなる配信データを伝送する送信装置と、前記送信
    装置から伝送されてきた前記配信データを利用する受信
    装置とからなるデータ配信システムにおいて、 前記送信装置は、 前記配信データを暗号化する暗号化手段と、 前記暗号化に用いられた暗号鍵を暗号化された前記配信
    データに多重化する多重化手段と、 前記多重化手段により多重化された多重化データを伝送
    する伝送手段とを備え、 前記受信装置は、 前記送信装置の前記伝送手段により伝送された前記多重
    化データを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記多重化データから前
    記暗号鍵と前記配信データを分離する分離手段と、 前記暗号鍵を用いて、前記配信データの暗号化を解除す
    る暗号化解除手段と、 前記暗号化解除手段により暗号化が解除された前記配信
    データを記録媒体に供給する供給手段と、 前記記録媒体から再生された前記配信データを利用する
    利用手段とを備えることを特徴とするデータ配信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記送信装置の前記多重化手段は、前記
    暗号鍵と前記配信データの他、放送信号を多重化するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のデータ配信システム。
  3. 【請求項3】 前記配信データは、放送信号の伝送容量
    の隙間を利用して伝送されることを特徴とする請求項1
    に記載のデータ配信システム。
  4. 【請求項4】 デジタルコンテンツデータおよび受信側
    における前記デジタルコンテンツデータの検索用データ
    とからなる配信データを伝送し、受信装置において受信
    された前記配信データを利用するデータ配信方法におい
    て、 前記配信データを暗号化する暗号化ステップと、 前記暗号化に用いられた暗号鍵を暗号化された前記配信
    データに多重化する多重化ステップと、 前記多重化ステップの処理で多重化された多重化データ
    を伝送する伝送ステップと、 前記伝送ステップの処理で伝送された前記多重化データ
    を受信する受信ステップと、 前記受信ステップの処理で受信された前記多重化データ
    から前記暗号鍵と前記配信データを分離する分離ステッ
    プと、 前記暗号鍵を用いて、前記配信データの暗号化を解除す
    る暗号化解除ステップと、 前記暗号化解除ステップの処理で暗号化が解除された前
    記配信データを記録媒体に供給する供給ステップと、 前記記録媒体から再生された前記配信データを利用する
    利用ステップとを含むことを特徴とするデータ配信方
    法。
  5. 【請求項5】 デジタルコンテンツデータおよび受信側
    における前記デジタルコンテンツデータの検索用データ
    とからなる配信データが所定の暗号鍵により暗号化され
    た後、前記暗号鍵と多重化されて伝送されてきた多重化
    データを受信する受信手段と、 前記受信手段により受信された前記多重化データから前
    記暗号鍵と前記配信データを分離する分離手段と、 前記暗号鍵を用いて、前記配信データの暗号化を解除す
    る暗号化解除手段と、 前記暗号化解除手段により暗号化が解除された前記配信
    データを記録媒体に供給する供給手段と、 前記記録媒体から再生された前記配信データを利用する
    利用手段とを備えることを特徴とする受信装置。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体は、前記受信装置に一体に
    設けられていることを特徴とする請求項5に記載の受信
    装置。
  7. 【請求項7】 前記配信データおよび前記暗号鍵は、放
    送信号とさらに多重化されていることを特徴とする請求
    項5に記載の受信装置。
  8. 【請求項8】 前記配信データは、放送信号の伝送容量
    の隙間を利用して伝送されるものであり、受信された前
    記配信データが前記記録媒体に記録された後、前記利用
    手段によって利用することが可能となることを特徴とす
    る請求項5に記載の受信装置。
  9. 【請求項9】 デジタルコンテンツデータおよび受信側
    における前記デジタルコンテンツデータの検索用データ
    とからなる配信データが所定の暗号鍵により暗号化され
    た後、前記暗号鍵と多重化されて伝送されてきた多重化
    データを受信する受信ステップと、 前記受信ステップの処理で受信された前記多重化データ
    から前記暗号鍵と前記配信データを分離する分離ステッ
    プと、 前記暗号鍵を用いて、前記配信データの暗号化を解除す
    る暗号化解除ステップと、 前記暗号化解除ステップの処理で暗号化が解除された前
    記配信データを記録媒体に供給する供給ステップと、 前記記録媒体から再生された前記配信データを利用する
    利用ステップとを含むことを特徴とする受信方法。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH02279083A (ja) * 1989-04-20 1990-11-15 Sony Corp データ受信装置
JPH04223787A (ja) * 1990-03-29 1992-08-13 Gte Lab Inc ビデオ制御システムおよびビデオ記録媒体
JPH06132916A (ja) * 1992-10-15 1994-05-13 Mitsubishi Corp 受信装置

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