JP2003114944A - 設備管理支援システム - Google Patents

設備管理支援システム

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JP2003114944A
JP2003114944A JP2001308666A JP2001308666A JP2003114944A JP 2003114944 A JP2003114944 A JP 2003114944A JP 2001308666 A JP2001308666 A JP 2001308666A JP 2001308666 A JP2001308666 A JP 2001308666A JP 2003114944 A JP2003114944 A JP 2003114944A
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JP2001308666A
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Yoichi Oya
揚一 大矢
Mitsuhiro Ogura
光博 小倉
Shinichi Inoue
真一 井上
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Kurita Water Industries Ltd
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Kurita Water Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザによる水処理設備の保守点検を支援す
る低廉な設備管理支援システムを提供する。 【解決手段】 ユーザ端末(20)は、カスタマセンタ
に設置されたサーバコンピュータ(10)にインターネ
ット(30)を介して接続可能であり、サーバコンピュ
ータは、ユーザ端末から複数回にわたって送信された直
近の運転記録に基づいて作成した管理支援情報を、ユー
ザ固有の閲覧ページの形式でユーザ端末のディスプレイ
(22)上に表示し、ユーザは管理支援情報を利用して
水処理設備の保守点検を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷却装置やボイラ
等の水処理設備の管理を支援する設備管理支援システム
に関する。
【0002】
【関連する背景技術】水処理設備の使用にあたり、水処
理設備を構成する個々の設備機器に関する知識を有した
専門家が設備の稼働状況を把握してメンテナンスを行う
ことが望まれるが、その様な管理環境が得られないこと
が多々ある。そこで従来、水処理設備の稼働状況をモニ
タするセンサ類を通信回線を介して管理センタに接続
し、管理センタの専門家による管理に委ねるなどの手法
がとられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、水処理
設備を利用するユーザの多くは小規模の企業であり、こ
の様な管理システムを全ユーザが導入することは資金面
などから困難なことが多い。そこで、本発明の目的は、
ユーザによる水処理設備の保守点検を支援する低廉で且
つ使い勝手の良い設備管理支援システムを提供すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の設備管
理支援システムは、カスタマセンタに設置されユーザが
作成した運転記録に基づいてユーザが使用している水処
理設備に係る管理支援情報を作成するサーバコンピュー
タと、サーバコンピュータにインタネットを介して接続
可能なユーザ端末とを備え、サーバコンピュータは、こ
れに接続されたユーザ端末の画面上に管理支援情報を含
むユーザ固有の閲覧ページを表示することを特徴とす
る。
【0005】請求項1の設備管理支援システムによれ
ば、ユーザが使用している水処理設備の管理支援情報を
含むユーザ固有の閲覧ページがユーザ端末に表示される
ので、ユーザは、管理支援情報に基づいて水処理設備の
保守点検などを適切に行うことができる。管理支援情報
がユーザ固有の閲覧ページに表示されるので、使い勝手
が良い。閲覧機能を備えたユーザ端末は比較的廉価であ
り、ユーザの費用負担が抑制される。通常、本システム
は関連企業により顧客サービスの一環として運用される
ものであり、主催企業がユーザ端末を貸与してユーザの
費用負担を軽減することも考えられる。また、本システ
ムの運用においてユーザには水処理設備の運転記録の作
成が要求されるが、一般に個々のユーザはその様な運転
記録をノートに記入するという作業を日常的に行ってお
り、運転記録作成はユーザには特段の負担になるもので
はない。また、カスタマセンタは個々のユーザの水処理
設備の稼働状況を把握でき、きめ細かなサービスを提供
可能になる。
【0006】本発明において、好ましくは、ユーザ固有
の閲覧ページには、水処理設備に係る複数の運転項目か
らなる運転記録欄と送信ボタンとが表示され、運転記録
欄へのデータ入力後に送信ボタンを操作することによ
り、インタネットを介してユーザ端末からサーバコンピ
ュータへ運転記録の送信が行われる。カスタマセンタへ
の運転記録の通知に関し、この好適態様では、ユーザ端
末を操作して運転記録欄の運転項目に例えば数値データ
や文字データを入力し、次いで送信ボタンを例えばダブ
ルクリックすることにより、運転記録をサーバコンピュ
ータへ送信するものとなっており、ユーザからカスタマ
センタへの運転記録の通知をファクシミリ送信などで行
う場合に比べ、簡便かつ低廉に行える。また、カスタマ
センタにおいてもサーバコンピュータへの運転記録の入
力の手間がかからず、本システムを低コストで運用でき
る。
【0007】本発明において、好ましくは、ユーザ固有
の閲覧ページに表示される管理支援情報は水処理設備の
運転履歴情報を含み、運転履歴情報はユーザ端末から複
数回にわたって送信される運転記録に基づいてサーバコ
ンピュータにより作成される。この様に、好適態様で
は、複数回の運転記録を反映した運転履歴情報がカスタ
マセンタ側で作成されてユーザ端末に表示されるので、
運転履歴情報に基づいて水処理設備の稼働状況の変化傾
向が明確になり、水処理設備の保守点検が適切に行われ
る。
【0008】より好ましくは、管理支援情報は、運転履
歴情報に基づいて作成される水処理設備の運転評価情報
を含む。カスタマセンタでは、ユーザによる水処理設備
の保守点検の適否が運転履歴情報に基づき専門家により
判定され、この判定結果に基づいて運転評価情報が作成
されてサーバコンピュータに入力される。或いは、運転
履歴情報に基づき運転評価情報がサーバコンピュータに
より作成される。ユーザは、ユーザ端末に表示される運
転評価情報に従って水処理設備の保守点検を適切に行え
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
一実施形態に係る設備管理支援システムを説明する。図
1に示すように、本実施形態の設備管理支援システム
は、カスタマセンタに設けられたサーバコンピュータ1
0と、多数のユーザ端末(図1には一つのユーザ端末2
0のみを示す)とから構成されている。カスタマセンタ
は、例えば水処理設備メーカやその関連会社により国内
の1箇所または複数箇所に設置される。ユーザ端末は、
水処理設備メーカが製造した水処理設備を使用するユー
ザの店舗など、全国各地に設置される。
【0010】本システムは、インタネット30を介して
サーバコンピュータ10から管理支援情報を各ユーザ端
末20に送信してユーザによる水処理設備の運転管理を
支援するものであり、ユーザ端末20は、インタネット
30を介してサーバコンピュータ10に接続可能になっ
ている。ユーザが使用する水処理設備は種々であり、ボ
イラや冷却機などがある。図示を省略するが、例えば、
ボイラは、給水配管を介して供給された水を加熱、沸騰
させたものを気水分離器で蒸気と沸騰水とに分離して蒸
気を利用に供すると共に沸騰水を降水管を介してボイラ
内に戻し、また、蒸気負荷の増減に応じて低燃焼状態や
高燃焼状態で運転可能になっている。給水配管には軟水
器および薬注装置が設けられ、また、降水管に連通する
濃縮ブロー管およびボイラ下部に連通する全ブロー管に
は濃縮ブロー弁および全ブロー弁がそれぞれ設けられて
いる。そして、ボイラの安全運転などのために、濃縮ブ
ロー弁や全ブロー弁を定期的に開いて濃縮ブローや全ブ
ローを実施したり、薬注装置から腐食防止用薬品を注入
し、軟水器により原水中の硬度成分をイオン交換により
除去するなどして給水水質が調整される。冷却機につい
ても給水水質の調整などが行われる。
【0011】この様なユーザ側での水処理設備の保守点
検に際して、従来たとえば、運転時間などをノートに日
々記入して管理に供していたが、本実施形態では、運転
記録をユーザ端末20の表示画面上で入力してインタネ
ット30を介してカスタマセンタのサーバコンピュータ
10に送信するようにしている。ユーザ端末20は、W
WWブラウザ21を内蔵したコンピュータからなり、こ
のコンピュータには、閲覧ページを表示するためのディ
スプレイ(表示部)22と、数値データや文字データを
入力するためのキーボード(入力部)23とが接続され
ている。
【0012】カスタマセンタのサーバコンピュータ10
には複数の端末40が接続されている。サーバコンピュ
ータ10は、WWWサーバ11を介してユーザ端末20
から受信した運転記録をユーザ毎且つ設備機器毎にデー
タベース12内に蓄積し、運転履歴情報作成部13が、
データベース12を参照して、各ユーザの各設備機器に
関して複数回にわたって受信した直近の運転記録に基づ
いてその設備機器の運転履歴情報を作成するようになっ
ている。カスタマセンタの専門家は端末40のディスプ
レイに表示された設備機器の運転履歴情報に基づいてこ
の設備機器の管理状態を評価し、評価結果に基づく運転
評価情報をキーボード操作などにより端末40からサー
バコンピュータ10の運転評価情報入力部14に入力す
ることになる。サーバコンピュータ10の閲覧ページ作
成部15では、運転履歴情報、運転評価情報などに基づ
いてユーザ毎の閲覧ページを作成し、閲覧ページ格納部
16へ格納する。WWWサーバ10は、閲覧ページ格納
部16に格納された閲覧ページを読込み可能に設けられ
ている。
【0013】以下、本実施形態の設備管理支援システム
の作用を説明する。本実施形態のユーザ端末20は、ユ
ーザが使用している水処理設備の管理に特化したもので
あり、また、ユーザ端末20での初期表示に関連して、
サーバコンピュータ10のWWWサーバ11のURL
(Uniform ResouceLocator)が
設定されると共にURLの末尾に各ユーザ端末20を特
定する付加情報が付加されている。このため、ユーザ端
末20の電源が投入されると、インタネットサービスプ
ロバイダへのアクセスがなされ、ユーザ端末20がイン
タネット30を介してカスタマセンタのサーバコンピュ
ータ10に接続される。そして、サーバコンピュータ1
0のWWWサーバ11ではURLの末尾に付加されたユ
ーザ端末情報に基づいて閲覧ページが選択され、この閲
覧ページがユーザ端末20のWWWプラウザ21にロー
ディングされ、ユーザ端末のディスプレイ22の画面に
表示される。
【0014】図2は、閲覧ページの表示例を示す。この
閲覧ページの左上のユーザ名欄には、たとえば「A産業
B工場のC様」というようにユーザ名が表示される。こ
のユーザ名欄の下にはメールボックス欄が設けられ、同
欄がダブルクリックされるとユーザ宛のメールが表示さ
れる。また、メールボックス欄の下に設けられた設備情
報欄は、例えば、「水質管理マンスリーレポート」、
「現在の設備状況」および「水質分析結果」の3つの欄
からなる。また、閲覧ページの右下には、例えば、「M
SDS」、「FAQ」および「技術用語解説」の3つか
らなる有用情報欄が表示される。
【0015】図2の閲覧ページにおいて「現在の設備状
況」の欄をダブルクリックすると、ユーザ端末20に表
示される閲覧ページが切り替わって、図3に示す日報ト
ップ欄が表示される。この閲覧ページ(日報トップ欄)
は各ユーザが使用している設備を一覧表示するもので、
例えば、それぞれの設備の番号、名称、設置場所および
処理区分が図示の如く表示される。なお、図3の閲覧ペ
ージは、サーバコンピュータ10の閲覧ページ作成部1
5がデータベース12を参照して予め作成して閲覧ペー
ジ格納部16に格納したものであり、上記のダブルクリ
ック操作に応じてWWWサーバ11により閲覧ページ格
納部16から読み出されてユーザ端末20に表示され
る。図3の表示例は比較的大規模のユーザの使用設備一
覧であり、小規模のユーザの場合には少数の使用設備が
一覧表示されることになる。
【0016】図3の閲覧ページにおいて、日報トップ欄
の上方には「日報入力」および「稼働状況表示」の2つ
の操作ボタンが表示されており、ユーザは、使用設備一
覧から設備番号や設備名をダブルクリックした後で上記
2つの操作ボタンのいずれかをダブルクリックする。そ
して、図3の日報トップ欄でNo1ボイラを選択した後
に操作ボタン「稼働状況表示」をダブルクリックする
と、ユーザ端末20に表示される閲覧ページが切り替わ
って、図4に示す閲覧ページが表示される。この閲覧ペ
ージの上半部には、図3の日報トップ欄で選択した設備
「No1ボイラ」の現在の稼働状況が運転履歴情報とし
て表示され、一方、閲覧ページの下半部にはボイラ効率
が運転評価情報として表示される。
【0017】既述のように、設備稼働状況(運転履歴情
報)は、各ユーザの各設備機器に関して複数回にわたっ
て受信した直近の運転記録(たとえば後述のボイラ運転
日報)に基づいてサーバコンピュータ10の履歴情報作
成部13により作成されたものであり、また、運転評価
情報(ボイラ効率)は、カスタマセンタの専門家が作成
して評価情報入力部15を介してサーバコンピュータ1
0に入力し、或いは、履歴情報作成部13で作成された
ものである。設備稼働状況及びボイラ効率(運転履歴情
報及び運転評価情報)は閲覧ページ作成部15において
図4に示すように閲覧ページに予め組み込まれ、WWW
サーバ11により読み出されてユーザ端末20に表示さ
れる。
【0018】ユーザは、ユーザ端末20に表示されたボ
イラ稼働状況およびボイラ効率(運転履歴情報及び運転
評価情報)に基づいてNo1ボイラ(水処理設備)の稼
働状況の変化傾向および評価結果をNo1ボイラの保守
点検の参考にする。そして、図4に示すボイラ効率低下
が例えばボイラ配管内でのスケール発生に起因すると判
断される場合にはスケール除去用の薬剤を投入すること
になる。
【0019】一方、図3の日報トップ欄でボイラNo1
を選択した後に操作ボタン「日報入力」をダブルクリッ
クすると、閲覧ページが切り替わって図5に例示するよ
うにボイラ運転日報が表示される。このボイラ運転日報
は、図5に示すようなフォーマットの運転記録欄を含
み、この運転記録欄は、日付欄とユーザ設備に係る複数
の運転項目欄と特記事項欄とから構成されている。ここ
では、ユーザ設備としてNo1ボイラが選択されてお
り、8つの運転項目すなわち「蒸気圧力」、「給水積算
流量」、「ブロー量」、「排ガス温度」、「管壁温
度」、「総運転時間」、「高燃焼時間」および「水質」
が設けられている。そして、日付欄および運転項目欄に
は記入欄が設けられ、各記入欄にカーソルを合わせた後
でキーボード操作により数値データを入力するものとな
っている。この入力に際して、ユーザは、予め作成した
メモなどを参照する。なお、運転項目欄の中間には「規
定値または確認方法」の欄が設けられ、記入に際するガ
イドの役割を果たすようになっている。
【0020】図5のボイラ運転日報の運転記録欄へのデ
ータ入力後にユーザが送信ボタンをダブルクリックする
と、インターネット30を介してユーザ端末20からサ
ーバコンピュータ10へボイラ運転日報が送信される。
サーバコンピュータ10において、データベース12で
はこのユーザのNo1ボイラに係る運転記録が更新さ
れ、履歴情報作成部13では更新後の運転記録に基づい
てNo1ボイラに係る現在の設備状況(運転履歴情報)
が更新される。また、更新後の運転履歴情報に基づいて
ユーザによる水処理設備の保守点検の適否がカスタマセ
ンタの専門家により判定され、判定結果に基づき運転評
価情報が作成されてサーバコンピュータ10に入力され
る。なお、サーバコンピュータ10により運転履歴情報
から運転評価情報を作成可能な場合には、専門家による
保守点検の可否判定や運転評価情報の作成は省略され
る。この場合、運転評価情報の作成はサーバコンピュー
タ10の履歴情報作成部13で行える。
【0021】以上の説明では、図3に示す閲覧ページ
(日報トップ欄)において水処理設備の一設備機器とし
てボイラが選択された場合について説明したが、その他
の設備機器が選択された場合には、当該機器を特徴づけ
る運転項目を用いて稼働状況(運転履歴情報)や運転評
価情報がユーザ端末20のディスプレイ22に表示され
ることになる。
【0022】上述のように、本システムによれば、個々
のユーザによる水処理設備の適切な運用を支援するサー
ビスが提供され、この支援サービスには、他社との差別
化を図って顧客獲得に寄与するという側面がある。例え
ば、水処理設備の運転状態を良好に保つために水処理設
備への薬剤投入が適宜に行われるが、薬剤は水処理設備
メーカやその関連企業から購入されることが多い。従っ
て、薬剤などの販売促進のための応分の負担として、本
システムの主催企業からユーザにユーザ端末を貸与する
ことが考えられる。この場合、ユーザの費用負担が軽減
し、本システムの普及が図られる。
【0023】以上で本発明の一実施形態についての説明
を終えるが、本発明は上記実施形態のものに限定され
ず、種々に変形可能である。例えば、上記実施形態では
水処理設備の一設備機器としてボイラを例にあげて説明
したが、本発明の設備管理支援システムはその他の水処
理設備機器に適用可能である。
【0024】また、運転履歴情報(稼働状況)、運転評
価情報および運転記録欄の内容は図4や図5のものに限
らず、対象となる設備機器の特性に応じて適宜に設定で
きる。そして、運転評価情報は図4に示すボイラ効率の
場合のようにグラフ表示されるものに限らす、文章で記
述されることがある。また、実施形態では、ユーザから
カスタマセンタへの運転記録をインタネットを介して通
知するようにしたが、これに代えて、例えば運転記録を
記入した運転記録用紙を郵送したり、ファクシミリ送信
しても良い。この場合、ユーザ側では従来のノートへの
記入に代えて運転記録用紙への記入を行えば良く、一
方、カスタマセンタ側では運転記録用紙の記入内容に基
づいてサーバコンピュータに運転記録が入力されること
になる。
【0025】また、実施形態では、ユーザ端末を設備管
理に特化して使い勝手を向上させるようにしたが、ユー
ザ端末は汎用のパーソナルコンピュータで構成可能であ
る。更に、実施形態では、閲覧ページをサーバコンピュ
ータの閲覧ページ作成部で作成したが、人手で作成した
閲覧ページをサーバコンピュータの閲覧ページ格納部に
格納するようにしても良い。
【0026】また、実施形態では、URLの末尾に付加
情報を付加してユーザを識別したが、これに代えてユー
ザIDやパスワードを用いても良い。
【0027】
【発明の効果】請求項1の設備管理支援システムは、カ
スタマセンタに設置されユーザが作成した運転記録に基
づいてユーザが使用している水処理設備に係る管理支援
情報を作成するサーバコンピュータと、サーバコンピュ
ータにインタネットを介して接続可能なユーザ端末とを
備え、サーバコンピュータは、これに接続されたユーザ
端末の画面上に管理支援情報を含むユーザ固有の閲覧ペ
ージを表示するので、ユーザは、ユーザ端末に表示され
る管理支援情報に基づいて水処理設備の保守点検などを
適切に行うことができる。特に、管理支援情報がユーザ
固有の閲覧ページに表示されるので、使い勝手が良い。
また、ユーザ端末は比較的廉価で構成でき、ユーザの費
用負担を低減でき、また、本システムの主催企業がユー
ザ端末を貸与してユーザの費用負担を更に軽減可能であ
る。そして、本システムにおいてユーザに要求される運
転記録作成はユーザの負担になるものではなく、簡便な
運転記録作成により、水処理設備の保守点検に有用な管
理支援情報を得ることができる。カスタマセンタは各ユ
ーザの設備の稼働状況を把握でき、きめ細かなサービス
を提供可能である。
【0028】請求項2の設備管理支援システムによれ
ば、ユーザ固有の閲覧ページには、水処理設備に係る複
数の運転項目からなる運転記録欄と送信ボタンとが表示
され、運転記録欄へのデータ入力後に送信ボタンを操作
することにより、インタネットを介してユーザ端末から
サーバコンピュータへ運転記録の送信が行われるので、
ユーザからカスタマセンタへの運転記録の通知を簡便か
つ低廉に行え、また、カスタマセンタにおいてもサーバ
コンピュータへの運転記録の入力の手間がかからず、本
システムを低コストで運用できる。
【0029】請求項3の設備管理支援システムによれ
ば、ユーザ固有の閲覧ページに表示される管理支援情報
が水処理設備の運転履歴情報を含み、運転履歴情報がユ
ーザ端末から複数回にわたって送信される運転記録に基
づいてサーバコンピュータにより作成されるので、ユー
ザは、ユーザ端末に表示される運転履歴情報に基づいて
水処理設備の稼働状況の変化傾向を明確に把握すること
ができ、水処理設備の保守点検を適切に行える。
【0030】請求項4の設備管理支援システムでは、管
理支援情報が、運転履歴情報に基づいて作成される水処
理設備の運転評価情報を含むので、ユーザは、ユーザ端
末に表示される運転評価情報に従って水処理設備の保守
点検を適切に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による設備管理支援システ
ムを示す概略ブロック図である。
【図2】図1に示したユーザ端末における閲覧ページの
表示例を示す図である。
【図3】ユーザ端末に表示される別の閲覧ページを示す
図である。
【図4】ユーザ端末に表示される更に別の閲覧ページを
示す図である。
【図5】ユーザ端末に閲覧ページとして表示されるボイ
ラ運転日報を示す図である。
【符号の説明】
10 サーバコンピュータ 11 WWWサーバ 12 データベース 13 履歴情報作成部 14 評価情報入力部 15 閲覧ページ作成部 16 閲覧ページ格納部 20 ユーザ端末 21 WWWプラウザ 22 ディスプレイ 30 インターネット 40 端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G05B 23/02 G05B 23/02 V 301 301W (72)発明者 井上 真一 東京都新宿区西新宿三丁目4番7号 栗田 工業株式会社内 Fターム(参考) 5H223 AA11 BB01 BB02 BB10 DD01 DD03 EE30

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カスタマセンタに設置されユーザが作成
    した運転記録に基づいてユーザが使用している水処理設
    備に係る管理支援情報を作成するサーバコンピュータ
    と、 前記サーバコンピュータにインタネットを介して接続可
    能なユーザ端末とを備え、 前記サーバコンピュータは、これに接続された前記ユー
    ザ端末の画面上に管理支援情報を含むユーザ固有の閲覧
    ページを表示することを特徴とする設備管理支援システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記水処理設備に係る複数の運転項目か
    らなる運転記録欄と送信ボタンとを前記ユーザ固有の閲
    覧ページに表示し、 前記運転記録欄へのデータ入力後に前記送信ボタンが操
    作されると、前記インタネットを介して前記ユーザ端末
    から前記サーバコンピュータへ前記運転記録を送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の設備管理支援システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記ユーザ固有の閲覧ページに表示され
    る前記管理支援情報は前記水処理設備の運転履歴情報を
    含み、 前記サーバコンピュータが、前記ユーザ端末から複数回
    にわたって送信される運転記録に基づいて前記運転履歴
    情報を作成することを特徴とする請求項2に記載の設備
    管理支援システム。
  4. 【請求項4】 前記管理支援情報は、前記運転履歴情報
    に基づいて作成される水処理設備の運転評価情報を含む
    ことを特徴とする請求項3に記載の設備管理支援システ
    ム。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021050830A (ja) * 2019-09-20 2021-04-01 クリタ・ビーエムエス株式会社 蒸気質評価装置及び蒸気質評価方法

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