JP2003114789A - 画像形成装置、データ処理装置及びデータ処理方法 - Google Patents

画像形成装置、データ処理装置及びデータ処理方法

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JP2003114789A
JP2003114789A JP2002021774A JP2002021774A JP2003114789A JP 2003114789 A JP2003114789 A JP 2003114789A JP 2002021774 A JP2002021774 A JP 2002021774A JP 2002021774 A JP2002021774 A JP 2002021774A JP 2003114789 A JP2003114789 A JP 2003114789A
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Tadahiro Nakamura
忠弘 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 データ処理装置は、あらかじめ設定された特
定の装置から送信されたデータのみを受け付け、それ以
外の装置からのデータを処理することを拒否し、また
は、あらかじめ設定された特定の装置からのデータを受
信した場合、それを処理することを拒否することを容易
にする。 【解決手段】 データ処理装置に対して、処理を実行す
ることが許可されているユーザまたはホストコンピュー
タの登録と、処理を実行することが禁止されているユー
ザまたはホストコンピュータの登録とを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置、画
像形成方法及び記憶媒体に関し、より詳細には、ネット
ワークを介して、複数のホストコンピュータから送信さ
れてくるデータに基づいてプリントが可能な画像形成装
置、画像形成方法及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ネットワーク技術の発達にともな
い、プリンタを1台のPCに接続して使用する形態か
ら、ネットワークに直接接続し、複数のユーザが1台の
プリンタを共用する形態へと移行している。さらに、ネ
ットワークはインターネットへと接続され、インターネ
ットを介してデータを受信してプリントをするインター
ネット対応プリンタが開発されている。このようなイン
ターネット対応プリンタにおいては、不正なプリントを
防止するために、ユーザ名とパスワードによるユーザ認
証手段をプリンタ内部に設けることにより、あらかじめ
許可されたユーザ(ホストコンピュータ)のみがプリン
タを使用してプリント可能であるように構成されてい
る。
【0003】また、このような環境下において、誰(あ
るいはどのホストコンピュータ)がどれだけプリンタを
使用したのかを管理するため、プリンタの使用を管理す
るプリント・サーバをネットワークに設置し、ユーザは
プリント・ジョブを必ずプリント・サーバ経由でプリン
タに送信するようなプリント管理システムが広く使用さ
れている。このプリント管理システムにおいては、プリ
ント・サーバは、ユーザ認証機能、プリント・ジョブを
格納するスプール機能、プリント・ジョブの印刷順序を
制御するスケジューリング機能などを有し、プリンタの
使用状況を一元管理することが可能である。
【0004】一方、ネットワークがインターネットに接
続され、インターネットを介してのプリントが可能であ
るようなインターネット対応プリンタにおいては、誰も
がインターネットを介してインターネット対応プリンタ
に直接、データを送信して、ドキュメントを出力させる
ことができる。
【0005】なお、ここでは、ホストコンピュータと
は、IPアドレスを持ったコンピュータを意味する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなインターネット対応プリンタにおいては、悪意あ
るユーザ(ホストコンピュータ)がインターネットを介
して不正にアクセスを試み、適当なユーザ名とパスワー
ドを繰り返し入力することで、ついには正しい組み合わ
せを発見してしまう可能性がある。そして、プリンタ
が、この悪意あるユーザに、いたずらに使用されてしま
い、業務に支障をきたす恐れがあるという問題がある。
【0007】また、上記のようなプリント・サーバを有
するプリンタ管理システムにおいては、プリンタはネッ
トワークに直接接続されているため、ユーザは意図的に
プリント・サーバを介さず、直接プリンタにジョブを送
信して、プリントを行うことも可能であった。そのた
め、そのようなユーザが一人でも存在すると、プリント
・サーバによるプリンタの管理が不正確になってしまう
という問題点があった。また、この問題を解決するため
に、プリンタ自体がプリント・サーバと同等のユーザ認
証機能などを搭載する場合、各プリンタがそれぞれ認証
情報を持たねばならなくなり、プリンタの管理が煩雑に
なるという問題がある。
【0008】また、上記のようなインターネット対応プ
リンタにおいては、悪意あるユーザが、インターネット
を介して、いたずらに大量にプリントを実行してしまう
ことがあり、その結果、用紙切れを起こし、プリンタの
使用が不可能となってしまうという問題がある。
【0009】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、処理要求に対して
適切に応答する機能をプリンタ等のデータ処理装置に持
たせることにあり、結果として、(1)データ処理装置
は、誤ったユーザ名とパスワードとの組み合わせで何度
も処理要求がなされた場合、それをデータ処理装置の管
理者に通知し、不正アクセスの早期発見を可能とする、
(2)データ処理装置は、あらかじめ設定された特定の
装置、例えばプリント・サーバから送信されたデータの
みを受け付け、それ以外の装置からのデータを処理する
ことを拒否することを容易にする、(3)データ処理装
置は、あらかじめ設定された特定の装置からのデータを
受信した場合、それを処理することを拒否することを容
易にする、(4)データ処理装置は、特定の装置を登録
する作業を容易にするために、特定の装置からのデータ
を処理することを拒否する設定と、特定の装置からのデ
ータのみを処理する設定との両方或いはどちらかを行え
るようにする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、ネットワークに接続され、複数の
送信元からネットワークを介して送信されるデータを受
信して処理をするデータ処理装置において、受信したデ
ータから、データの送信元のユーザまたはデータの送信
元のホストコンピュータを示す情報を取得し、取得され
た情報が示すユーザまたはホストコンピュータが、予め
登録されて記憶されているユーザまたはホストコンピュ
ータに含まれているか否かを判定し、判定の結果に従っ
て、受信されるデータに基づいて処理を実行するか否か
を決定することを特徴とする。
【0011】また、本発明は、処理を実行することが許
可されているユーザまたはホストコンピュータの登録
と、処理を実行することが禁止されているユーザまたは
ホストコンピュータの登録を可能とし、取得された情報
が示すユーザまたはホストコンピュータが、処理を実行
することが許可されているユーザまたはホストコンピュ
ータに含まれているか否かの許可判定と、取得された情
報が示すユーザまたはホストコンピュータが、処理を実
行することが禁止されているユーザまたはホストコンピ
ュータに含まれているか否かの禁止判定とを行い、前記
許可判定の結果と前記禁止判定の結果に従って、受信さ
れるデータに基づいて処理を実行するか否かを決定する
ことを特徴とする。
【0012】また、本発明は、ネットワークに接続さ
れ、複数の送信元からネットワークを介して送信される
データを受信して処理をするデータ処理装置において、
受信したデータから、データの送信元のユーザまたはホ
ストコンピュータを示す情報と、パスワードを示す情報
とを取得し、取得された情報と、登録されたユーザまた
はホストコンピュータを示す情報と、登録されたユーザ
またはホストコンピュータに対応するパスワードを示す
情報とを比較して、認証を行い、認証が失敗した場合、
認証が失敗した回数を算出し、算出された回数が予め定
められた回数に達した場合、認証が失敗したユーザまた
はホストコンピュータを示す情報を通知することを特徴
とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明における画像形成装
置の実施形態を、図面を参照して説明する。
【0014】図1は、本発明を適用可能な印刷システム
の構築例を示すブロック図であり、ネットワーク100
を介してワーク・ステーション(WS)102が画像形
成装置101と通信可能に構成され、以下に説明するそ
れぞれの実施形態における印刷システムを示している。
なお、WS102は、ワーク・ステーションに限られる
ものではなく、画像形成装置101を使用するホストコ
ンピュータ、例えば、パーソナルコンピュータ(P
C)、ノートパソコン、携帯情報端末であってもよい。
また、画像形成装置は、ホストコンピュータからの処理
要求に応じて、データ処理を実行するデータ処理装置、
例えば、レーザビームプリンタ、インクジェットプリン
タ、複写機、複合機、スキャナ、ファクシミリ装置であ
ってもよい。
【0015】以下、実施形態について説明する。
【0016】本実施形態においては、図1に示すWS1
02は、プリント・ジョブを画像形成装置101に送信
し、画像形成装置101は、受信したプリント・ジョブ
をラスタライズしてプリント出力する。なお、ここでは
図示していないが、ネットワーク上には複数のワーク・
ステーションが存在し、これらの複数のワーク・ステー
ションのそれぞれは、WS102と同様にプリント・ジ
ョブを画像形成装置101に送信し、プリント出力する
ことが可能である。また、ネットワーク100はインタ
ーネットにも接続され、インターネットを介したネット
ワーク上に存在するワーク・ステーションWS103
も、画像形成装置101にプリント・ジョブを送信し
て、プリント出力することが可能である。
【0017】また、画像形成装置101はSMTPプロ
トコルを使用した電子メール送信機能を持ち、メール・
サーバ(図示しない)を経由して、プリンタ管理者が使
用するWSに対して電子メールを送信することが可能で
ある。
【0018】図2は、本発明の実施形態における画像形
成装置101の機能構成を示すブロック図である。デー
タ受信部201は、ネットワーク100を流れるデータ
を受信してそのデータを解析し、データの送信先アドレ
スが画像形成装置101のアドレスまたはブロードキャ
ストアドレスである場合に、受信したデータをプロトコ
ル処理部202に渡す。なお、アドレスはIP(Int
ernet Address)アドレスなどによって構
成されている。データの送信先アドレスがそれ以外の場
合には、受信したデータを破棄する。プロトコル処理部
202は、TCP/IPのようなネットワーク・プロト
コルを使用してWS102やWS103と通信し、受信
したデータをユーザ認証部203に送信する。
【0019】ユーザ認証部203は、受信したデータに
含まれる、ユーザ名、パスワードを抽出し、記憶部20
7に記憶されているユーザ情報ファイルに登録されてい
る情報と一致するかどうかを判定する。ここで、ユーザ
認証部203が使用するユーザ情報ファイルは、ユーザ
情報登録部206から作成され、記憶部207に保存さ
れている。
【0020】ユーザ認証部203は、受信したデータが
正しく認証された場合には、受信データをプリント・ア
プリケーション部204に送信する。プリント・アプリ
ケーション部204は、RFC(Requests F
or Comments:インターネットに関する技術
や提案などが記載された公開ドキュメント)2911で
定義されるIPP(Internet Printin
g Protocol)のようなアプリケーション・プ
ロトコルを使用してWS102やWS103と通信し、
受信したデータを画像生成部205に送信する。
【0021】画像生成部205は、プリント・アプリケ
ーション部204から受信したデータをラスタライズし
て画像データを生成する。画像データに基づく画像が用
紙に印字された後、用紙は排出される。また、ユーザ認
証部203は、認証に失敗した回数があらかじめ定めら
れた回数に達した場合、ユーザ名と、プリント要求を送
信したWSのIPアドレスを通知部208に送信する。
通知部208は、ユーザ認証部から送信されたデータを
受信すると、記憶部207に保存されているプリンタの
管理者の電子メール・アドレス宛てに、認証失敗回数が
規定回数に達したことを通知する。
【0022】図3は、本実施例におけるユーザ情報登録
部206でユーザ情報を登録するための画面の一例を示
す図である。
【0023】本実施例におけるユーザ情報登録部は、画
像形成装置101が有するオペレーション・パネルで構
成されており、ユーザはタッチ・パネルを使用してユー
ザ情報の入力を行う。もちろん、ネットワーク上のWS
102やWS103がユーザ情報登録部に相当するプロ
グラムを実行し、入力されたユーザ情報を、ネットワー
クを介して画像形成装置101に送信して記憶部207
に書き込む構成にすることも可能である。
【0024】図3に示すユーザ情報登録画面は、現在登
録されているユーザ名を表示する領域301と、ユーザ
を追加するためのボタン302と、登録されている情報
を変更するためのボタン303と、登録されているユー
ザを削除するためのボタン304からなる。ユーザがこ
の画面においてボタン302を押下すると、画面は図4
に示すユーザ追加画面に移る。図4に示すユーザ追加画
面は、追加するユーザ名を入力する領域401、領域4
01を選択するためのボタン403、追加するユーザの
パスワードを入力する領域402、領域402を選択す
るためのボタン404、ソフトウェア・キー405、入
力した文字列の1文字を削除するボタン406、入力し
た文字列を確定するためのボタン407、入力をキャン
セルするためのボタン408からなる。
【0025】この画面において、ユーザはボタン403
を押下して領域401を選択してから、タッチ・パネル
上のソフトウェア・キー405を使用して、追加するユ
ーザ名を入力する。つづいて、ボタン404を押下して
領域402を選択してから、ソフトウェア・キー405
を使用して、パスワードを入力する。その後ボタン40
7を押下して、入力を確定させる。すると画面は図3に
示すユーザ情報登録画面に戻り、領域301には、新た
に入力されたユーザ名が追加されて表示される。その
際、追加したユーザ名とパスワードはユーザ情報ファイ
ルとして記憶部207に書き込まれ、それ以降の認証処
理に使用される。また、ここで作成されたユーザ情報フ
ァイルには、ユーザ名ごとに有効/無効の属性も持つ。
最初にユーザを追加するときは有効の状態であるが、後
述の条件により属性は無効の状態に変化する。
【0026】つぎに、プロトコル処理部202のデータ
受信時の処理について、図5のフローチャートを用いて
説明する。
【0027】プロトコル処理部202は、データを受信
するポートをオープンし(S501)、その後ネットワ
ークから接続要求が到着するまで待つ(S502)。デ
ータを受信するポートのポート番号は、プリント・アプ
リケーション部204から登録される。ネットワークか
ら接続要求が到着すると、接続要求を送信したホストコ
ンピュータとのコネクションを確立し(S503)、そ
のホストコンピュータのIPアドレスを取得する(S5
04)。つづいて、ネットワークからのデータを受信し
(S505)、データをユーザ認証部203に送信する
(S506)。
【0028】つぎにユーザ認証部203の処理につい
て、図6のフローチャートを使用して説明する。
【0029】ユーザ認証部203は、プロトコル処理部
202からデータを受信すると(S601)、受信した
データの中から、ユーザ名、パスワードを抽出する(S
602)。つづいて、記憶部207に保存されているユ
ーザ情報ファイルを検索し、抽出したユーザ名が有効で
あるかどうかを判定する(S603)。判定の結果、ユ
ーザ名が無効であった場合、接続を切断する(S60
6)。
【0030】有効であった場合、つづいて、ユーザ情報
ファイルの中に、抽出したユーザ名およびパスワードと
一致する情報があるかどうかを判定する(S604)。
判定の結果、受信したデータに含まれるユーザ名および
パスワードがユーザ情報ファイルに登録されていて正し
いと判定された場合、後続のデータをプロトコル処理部
202から受信し、プリント・アプリケーション部20
4に送信する(S605)。データの受信が終了すると
接続を切断する(S606)。
【0031】一方、S604の判定の結果、ユーザ名お
よびパスワードが正しくないと判定された場合、ユーザ
名と関連付けられたカウンタをインクリメント(増加)
する(S607)。その後、カウンタがあらかじめ定め
られた回数を越えたかどうかを判定する(S608)。
カウンタが規定値を越えない場合、単純に接続を切断す
る(S606)。カウンタが規定値を越えた場合、ユー
ザ名およびS504で取得したホストコンピュータのI
Pアドレスを通知部208に送信し(S609)、規定
値を越えたユーザ名の印刷要求の受け付けを無効にし
(S610)、接続を切断する(S606)。なお、こ
こで無効とされたユーザ名は、管理者が、有効とする設
定を行うことで、再び使用することができるようにな
る。
【0032】つぎに通知部208の処理について、図7
のフローチャート、図8に示す通知フォーマットの例を
使用して説明する。
【0033】通知部208は、ユーザ認証部203から
ユーザ名およびホストのIPアドレスを受信する(S7
01)と、機器の管理者のメール・アドレスを記憶部2
07から取得する(S702)。その後、ユーザ名、ホ
ストコンピュータのIPアドレス、管理者のメール・ア
ドレスを用いて、図8に示すようなフォーマットの電子
メール・データを作成する(S703)。その後、メー
ル・サーバのアドレスを記憶部207から取得し、作成
した電子メールを送信する(S704)。
【0034】以上によって、画像形成装置は、不正なア
クセスを繰り返すユーザ名及びホストコンピュータのI
Pアドレスを管理者に通知ることができ、管理者は、不
正なアクセスが繰り返し行われていることを素早く察知
することができる。
【0035】図2の画像形成装置は、ユーザ名に基づい
てプリント要求を許可するか否かを判定したが、ホスト
コンピュータのIPアドレスに基づいてプリント要求を
許可するか否かを判定することも可能である。
【0036】以下では、図1に示すWS102は、プリ
ント・ジョブをPS(プリント・サーバ)104に送信
し、PS(プリント・サーバ)104は一度、プリント
・ジョブをスプールした後、画像形成装置101に送信
する。なお、ここでは図示していないが、ネットワーク
上には複数のワーク・ステーションが存在し、各ワーク
・ステーションはWS102と同様にプリント・ジョブ
をPS104に送信することが可能である。その後も同
様にプリント・ジョブは画像形成装置101に送信さ
れ、プリント出力される。また、画像形成装置101で
の設定により、WS102はプリント・ジョブを、PS
104を経由せず、直接画像形成装置101に送信し、
プリントを行うことも可能である。
【0037】図9は、本実施形態における画像形成装置
101の機能構成を示すブロック図である。なお、図2
に示した画像形成装置と同様な部分は、同一の符号で示
している。データ受信部201は、ネットワーク100
を流れるデータを受信してそのデータを解析し、データ
の送信先アドレスが画像形成装置101のアドレスまた
はブロードキャストアドレスであった場合は、受信した
データをプロトコル処理部202に渡す。データの送信
先アドレスがそれ以外の場合は、受信したデータを破棄
する。プロトコル処理部202は、TCP/IPのよう
なネットワーク・プロトコルを使用してWS102やP
S104と通信し、受信したデータをプリント・アプリ
ケーション部904に送信する。
【0038】本実施形態において、プリント・アプリケ
ーション部904は、RFC(Requests Fo
r Comments:インターネットに関する技術や
提案などが記載された公開ドキュメント)1179で定
義されるLPD(LinePrinter Daemo
n:プリント・サーバのサービスの1つ。クライアント
システムで動作しているライン・プリンタ・リモート
(LPR)ツールからドキュメント(印刷ジョブ)を受
信する。)のようなアプリケーション・プロトコルを使
用してWS102やPS104と通信し、受信したデー
タを画像生成部205に送信する。
【0039】画像生成部205は、プリント・アプリケ
ーション部904から受信したデータをラスタライズし
て画像データを生成する。画像データに基づく画像は用
紙に印字された後、用紙が排出される。また、プリント
・アプリケーション部904は、ホスト判定部903A
を含んでおり、プロトコル処理部202から受信するデ
ータに含まれるホスト情報と、ホスト情報登録部906
Aより登録され、記憶部207に記憶されているホスト
情報とを比較することが可能である。
【0040】つぎにプリント・アプリケーション部90
4のデータ受信時の処理について、図10のフローチャ
ートを使用して説明する。
【0041】まず、プリント・アプリケーション部90
4は初期化時に、データを受信するポート番号をプロト
コル処理部202に登録し(S1001)、その後ネッ
トワークから接続要求が到着するまで待つ(S100
2)。ネットワークから接続要求が到着すると、接続要
求を送信したホストコンピュータとのコネクションをプ
ロトコル処理部202に確立させ(S1003)、ホス
トコンピュータのIPアドレスを取得する(S100
4)。
【0042】つぎに、ホスト判定部903Aはステップ
S1004で取得したIPアドレスが、後述の方法で、
記憶部207に記憶されているホストコンピュータのI
Pアドレスのリスト(ホスト・リスト)中にあるかどう
かを判定する(S1005)。この判定の結果、ホスト
・リスト中に存在した場合は、続いてホストコンピュー
タから送られてくるプリント・データを受信し(S10
06)、受信したプリント・データを画像生成部205
に送信する(S1007)。全てのプリント・データを
受信し終わると、ホストコンピュータとのコネクション
を切断し(S1008)、接続要求の到着を待つ処理に
戻る。
【0043】一方、ステップS1005において、接続
要求を送信したホストコンピュータのIPアドレスがホ
スト・リスト中に無かったと判定された場合は、確立し
たコネクションを切断し(S1008)、再び接続要求
の到着を待つ処理に戻る。
【0044】図11は、本実施形態におけるホスト情報
登録部906Aにおいて、プリントを許可するホストコ
ンピュータを登録するための画面の一例を示す図であ
る。本実施例においてホスト情報登録部は、画像形成装
置101が有するオペレーション・パネルで構成されて
おり、ユーザはタッチ・パネルを使用してホスト情報の
入力を行う。もちろんネットワーク上のWS102やP
S104がホスト情報登録部に相当するプログラムを実
行して、入力されたホスト情報をネットワークを介して
画像形成装置101に送信して記憶部207に書き込む
構成にすることも可能である。
【0045】図11に示すホスト情報登録画面は、現在
プリントが許可されているホストコンピュータのIPア
ドレスを表示する領域1101と、ホストコンピュータ
を追加するためのボタン1102と、登録されているホ
ストコンピュータを削除するためのボタン1103から
なる。ユーザがこの画面でボタン1102を押下する
と、画面は図12に示すホスト追加画面に移る。
【0046】図12に示すホスト情報追加画面は、ホス
トコンピュータのIPアドレスを入力する領域1201
と、入力したIPアドレスを確定するためのボタン12
02と、入力をキャンセルするためのボタン1203か
らなる。この画面において、ユーザはプリントを許可す
るホストコンピュータのIPアドレスをハード・キー
(図示しない)を使って入力し、その後ボタン1202
を押下して入力を確定させる。すると画面は図11に示
すホスト情報登録画面に戻り、領域1101には、新た
に入力されたホストコンピュータのIPアドレスが追加
されて表示される。
【0047】上記の例では、IPアドレスをホスト情報
として登録したが、ホストコンピュータのホスト名を入
力して、そのホスト名からIPアドレスを取得してホス
ト・リストに登録しても良い。つぎに、ホスト情報登録
部906Aで、プリントを許可するホストコンピュータ
のホスト名を入力する場合について説明する。
【0048】図13は、本実施形態におけるホスト情報
登録部906Aにおいて、プリントを許可するホストコ
ンピュータを登録するための画面の一例を示す図であ
る。図13に示すホスト情報登録画面は、現在プリント
が許可されているホストコンピュータのホスト名のリス
トを表示する領域1301と、ホストコンピュータの追
加を行うためのボタン1302と、ホストコンピュータ
の削除を行うためのボタン1303からなる。領域13
01には現在設定されているホストコンピュータのホス
ト名が表示されているが、この中で、黒文字のものはホ
ストコンピュータのIPアドレスが取得でき、設定が現
在有効であることを示している。また、網掛けとなって
いるものは、入力されたホスト名からIPアドレスを取
得できず、設定は現在無効であることを示している。
【0049】ユーザがこの画面でボタン1302を押下
すると、画面は図14に示すホスト情報追加画面に移
る。図14に示すホスト情報追加画面は、ホストコンピ
ュータのホスト名を入力する領域1401、ソフトウェ
ア・キー1402、入力したホスト名の1文字を削除す
るボタン1403、入力したホスト名を確定するための
ボタン1404、入力をキャンセルするためのボタン1
405からなる。この画面において、ユーザはプリント
を許可するホストコンピュータのホスト名を、タッチ・
パネル上のソフトウェア・キー1402を使って入力
し、その後、DNS(Domain Name Sys
tem)を使用し、新しく入力されたホスト名からIP
アドレスの取得を試み、DNSサーバからホストコンピ
ュータのIPアドレスを取得できた場合は領域1301
の網掛けが黒字に変わり、設定が有効になる。このと
き、取得したIPアドレスをホスト・リストに登録す
る。また、ホストのIPアドレスが取得できなかった場
合は、表示は網掛けのままである。こうすることによ
り、ユーザが普段目にしているホスト名を使って、ホス
トコンピュータのIPアドレスをホスト・リストに登録
することができる。
【0050】上記では、プリントが許可されたホストコ
ンピュータのIPアドレスをホスト・リストに登録した
が、プリントを許可しないホストコンピュータのIPア
ドレスをホスト・リストに登録し、登録されたホストコ
ンピュータによるプリント要求を許可しないようにする
こともできる。
【0051】このように、プリントを許可するホストコ
ンピュータのIPアドレスを登録し、登録されたIPア
ドレスから送信されてきたプリント・ジョブのみをプリ
ント処理することにより、例えば、登録されたプリント
・サーバを経由してきたプリント・ジョブのみをプリン
ト処理して、画像形成装置でのプリントを正しく管理す
ることができる。
【0052】本実施形態におけるプリント・アプリケー
ション部904のデータ受信時の処理について、図15
のフローチャートを使用して説明する。
【0053】まず、プリント・アプリケーション部90
4は初期化時に、データを受信するポート番号をプロト
コル処理部202に登録し(S1501)、その後ネッ
トワークから接続要求が到着するまで待つ(S150
2)。ネットワークから接続要求が到着すると、接続要
求を送信したホストコンピュータとのコネクションをプ
ロトコル処理部202に確立させ(S1503)、ホス
トコンピュータのIPアドレスを取得する(S150
4)。
【0054】つぎに、ホスト判定部903Aは、ステッ
プS1504で取得したIPアドレスが、後述の方法で
記憶部207に記憶されているホストコンピュータのI
Pアドレスのリスト(ホスト・リスト)中にあるかどう
かを判定する(S1505)。この判定の結果、ホスト
・リスト中に無いと判定された場合は、つづいてホスト
コンピュータから送られてくるプリント・データを受信
し(S1506)、受信したプリント・データを画像生
成部205に送信する(S1507)。全てのプリント
・データを受信し終わると、ホストコンピュータとのコ
ネクションをプロトコル処理部202に切断させ(S1
508)、接続要求の到着を待つ処理に戻る。
【0055】一方、ステップS1505において、接続
要求を送信したホストコンピュータのIPアドレスがホ
スト・リスト中にあると判定された場合は、確立したコ
ネクションを切断し(S1508)、再び接続要求の到
着を待つ処理に戻る。
【0056】図16は、本実施例におけるホスト情報登
録部906Aにおいて、プリントが禁止されているホス
トコンピュータを登録するための画面の一例である。本
実施例において、ホスト情報登録部は、画像形成装置1
01が有するオペレーション・パネルで構成されてお
り、ユーザはタッチ・パネルを使用してホスト情報の入
力を行う。もちろんネットワーク上のWS102やWS
103がホスト情報登録部に相当するプログラムを実行
して、入力されたホスト情報を、ネットワークを介して
画像形成装置101に送信し記憶部207に書き込む構
成にすることも可能である。
【0057】図16に示すホスト情報登録画面は、現在
プリントが禁止されているホストコンピュータのIPア
ドレスを表示する領域1601と、ホストコンピュータ
の追加を行うためのボタン1602と、ホストコンピュ
ータの削除を行うためのボタン1603からなる。ユー
ザがこの画面でボタン1602を押下すると、画面は図
17に示すホスト追加画面に移る。
【0058】図17に示すホスト情報追加画面は、ホス
トコンピュータのIPアドレスを入力する領域1701
と、入力したIPアドレスを確定するためのボタン17
02と、入力をキャンセルするためのボタン1703か
らなる。この画面において、ユーザはプリントを禁止す
るホストコンピュータのIPアドレスをハード・キー
(図示しない)を使って入力し、その後ボタン1702
を押下して入力を確定させる。すると画面は図16に示
すホスト情報登録画面に戻り、領域1601には、新た
に入力したホストコンピュータのIPアドレスが追加さ
れて表示される。
【0059】上記の例では、IPアドレスをホスト情報
として登録したが、ホストコンピュータのホスト名を入
力して、そのホスト名からIPアドレスを取得してホス
ト・リストに登録しても良い。つぎに、ホスト情報登録
部906Aで、プリントを禁止するホストコンピュータ
のホスト名を入力する場合について説明する。
【0060】図18は、本実施例におけるホスト情報登
録部906Aにおいて、プリントを禁止するホストコン
ピュータを登録するための画面の一例を示す図である。
図18に示すホスト情報登録画面は、現在プリントを禁
止するように設定されているホストコンピュータのホス
ト名のリストを表示する領域1801と、ホストコンピ
ュータの追加を行うためのボタン1802と、ホストコ
ンピュータの削除を行うためのボタン1803からな
る。
【0061】領域1801には現在設定されているホス
トコンピュータのホスト名が表示されているが、この中
で、黒文字のものはホストコンピュータのIPアドレス
が取得でき、設定が現在有効であることを示している。
また、網掛けとなっているものは、入力されたホスト名
からIPアドレスを取得できず、設定は現在無効である
ことを示している。ユーザがこの画面からボタン180
2を押下すると、画面は図19に示すホスト情報追加画
面に移る。
【0062】図19に示すホスト情報追加画面は、ホス
トコンピュータのホスト名を入力する領域1901、ソ
フトウェア・キー1902、入力したホスト名の1文字
を削除するボタン1903、入力したホスト名を確定す
るためのボタン1904、入力をキャンセルするための
ボタン1905からなる。この画面において、ユーザは
プリントを禁止するホストコンピュータのホスト名を、
タッチ・パネル上のソフトウェア・キー1902から入
力し、その後ボタン1904を押下して入力を確定させ
る。すると画面は図18に示すホスト登録画面に戻り、
領域1801には、新たに入力されたホストコンピュー
タのホスト名が最初は網掛表示でされて表示される。
【0063】その後DNS(Domain Name
System)を使用し、新しく入力されたホスト名か
らIPアドレスの取得を試み、DNSサーバからホスト
コンピュータのIPアドレスを取得できた場合は、領域
1801の網掛けが黒字に変わり、設定が有効になる。
また、ホストコンピュータのIPアドレスが取得できな
かった場合は、表示は網掛けのままである。
【0064】また、プリントを禁止するホストコンピュ
ータを、過去のプリント履歴から特定することもでき
る。例えば、プリント履歴を見て、無駄なプリントが行
われているか否かを確認し、無駄なプリントが行われて
いる場合には、プリント・ジョブの送信元のホストコン
ピュータに対してプリントを禁止する。つぎに、プリン
トを禁止するホストコンピュータを、過去のプリント履
歴から選択する構成を説明する。
【0065】図16に示すホスト登録画面において、ホ
ストの追加を行うためのボタン1602を押下すると、
図20に示すプリントを禁止するホストコンピュータの
追加画面に移る。図20に示すホスト情報追加画面は、
ホストコンピュータのIPアドレスを入力する領域20
01、入力したIPアドレスを確定するためのボタン2
002と、入力したIPアドレスをキャンセルするため
のボタン2003、どのようなプリントが行われたかを
示すプリント履歴を表示させるボタン2004からな
る。ユーザがこの画面においてボタン2004を押下す
ると、図21に示すようなプリント履歴が表示される。
【0066】図21に示すプリント履歴表示画面は、プ
リントを実行したホストコンピュータのIPアドレス、
ファイル名、日時、出力ページ数、出力結果からなるプ
リント履歴情報の表示画面2101、選択したホストを
確定するためのボタン2102、プリント履歴表示を止
めて図20に示すホスト情報追加画面に戻るためのボタ
ン2103、履歴をスクロールするためのボタン210
4、2105からなる。この画面において、ユーザはプ
リントを禁止するホストコンピュータを領域2101内
にある履歴の中から選択して、その履歴を示す行が網掛
け表示されるように、ボタン2104及び2105を操
作する。
【0067】すると、選択されたホストを含む行が網掛
け表示される。図21は、IPアドレスが192.16
8.0.15であるホストコンピュータが選択された状
態を示している。その後ボタン2102を押下すると、
選択したホストコンピュータが確定され、図20に示す
ホスト追加画面に戻り、その際領域2001には選択し
たホストコンピュータのIPアドレスが追加された状態
となる。ここで、ボタン2002を押下すると、図16
に示すホスト登録画面に戻り、領域1601には、新た
に選択されたホストコンピュータのIPアドレスが追加
されて表示される。
【0068】最後に、登録されたホスト情報とユーザ情
報とに基づいて、プリントを許可或いは禁止する方法を
説明する。本実施形態におけるプリント・アプリケーシ
ョン部904のデータ受信時の処理について、図22の
フローチャートを使用して説明する。まず印刷要求(あ
るいは接続要求)を受信したかどうかを判定し(ステッ
プS2201)、受信した場合には、受信した印刷(接
続)要求に含まれるホストコンピュータのIPアドレス
及びユーザ名を取得する(S2202)。そして、取得
したIPアドレス及びユーザ名と、内部にあらかじめ登
録されているホスト情報及びユーザ情報とを照合する。
この照合による確認で印刷(接続)要求を受け付けると
決定した場合には、ステップS2204に進み、受け付
けないと決定した場合にはステップS2206の後処理
を実行して、プリントせずにステップS2201に戻っ
て、次の印刷(接続)要求を待つ。
【0069】ステップS2204では、継続してデータ
を受信し、受信した印刷データを画像生成部に送り、プ
リントを実行する。この後はステップS2206で後処
理を実行し、最初のステップS2201に戻る。
【0070】また、画像形成装置が、プリントが許可さ
れているホストコンピュータのIPアドレスのリスト
(許可ホスト・リスト)と、プリントが禁止されている
ホストコンピュータのIPアドレスのリスト(禁止ホス
ト・リスト)とを有していてもよい。以下、画像形成装
置が、許可ホスト・リスト及び禁止ホスト・リストの両
方を有している場合を説明する。
【0071】プリントアプリケーション部904のデー
タ受信時の処理について、図23のフローチャートを使
用して説明する。まず、プリントアプリケーション部9
04は初期化時に、データを受け付けるポート番号をプ
ロトコル処理部202に登録し(S2301)、その
後、ネットワークから接続要求が到着するまで待つ(S
2302)。ネットワークから接続要求が到着すると、
接続要求を送信したホストコンピュータとのコネクショ
ンを確立し(S2303)、ホストコンピュータのIP
アドレスを取得する(S2304)。
【0072】次に、ホスト判定部903Aは、後述の方
法に従って、記憶部207に記憶されている禁止ホスト
・リストが有効であるか否かを判定する(S230
5)。禁止ホスト・リストが有効でないと判定された場
合には、ステップS2307に進む。ステップ2305
において、禁止ホスト・リストが有効であると判定され
た場合、ホスト判定部903Aは、ステップS2304
で取得したIPアドレスが、禁止ホスト・リスト中にあ
るかどうかを判定する(S2306)。ステップS23
06の判定の結果、禁止ホスト・リスト中にないと判定
された場合、ステップ2307に進む。また、ステップ
S2306の判定の結果、禁止ホスト・リスト中にある
場合には、ホストコンピュータはプリントが禁止されて
いるので、当該ホストコンピュータからのデータに基づ
いてプリント処理を行わずに、ステップS2311に進
み、コネクションを切断する。
【0073】また、ホスト判定部903Aは、後述の方
法に従って、記憶部207に記憶されている許可ホスト
・リストが有効であるかを判定する(ステップS230
7)。許可ホスト・リストが有効でないと判定された場
合には、ステップS2309に進む。ステップ2307
において、許可ホスト・リストが有効であると判定され
た場合、ホスト判定部903Aは、ステップ2304で
取得したIPアドレスが許可ホスト・リスト中にあるか
どうかを判定する(S2308)。ステップS2308
の判定の結果、許可ホスト・リスト中にないと判定され
た場合、ホストコンピュータはプリントが許可されてい
ないので、当該ホストコンピュータからのデータに基づ
いてプリント処理を行なわずに、ステップS2311に
進み、コネクションを切断する。
【0074】一方、ステップ2308の判定の結果、許
可ホスト・リスト中にあると判定された場合、続いてホ
ストコンピュータから送られてくるプリントデータを受
信し(S2309)、受信したプリントデータを画像生
成部205に送信する(S2310)。すべてのプリン
トデータを受信し終わると、ホストコンピュータとのコ
ネクションを切断し(S2311)、接続要求の到着を
待つ処理に戻る。
【0075】図24は、本実施例におけるホスト情報登
録部906Aにおいてプリントを禁止又は許可するホス
トコンピュータを登録するための画面の一例を示す図で
ある。本実施例において、ホスト情報登録部とは、画像
形成装置101が有するオペレーションパネルで構成さ
れており、ユーザーはタッチパネルを使用してホスト情
報の入力を行う。もちろんネットワーク上のWS102
がホスト情報登録部に相当するプログラムを実行して、
入力されたホスト情報を、ネットワークを介して画像形
成装置101に送信して記憶部207に書き込む構成に
することも可能である。
【0076】図24に示すホスト情報登録画面は、プリ
ントを禁止するホストコンピュータの登録を開始するた
めのボタン2401と、プリントを許可するホストコン
ピュータの登録を開始するためのボタン2402からな
る。プリントを禁止するホストコンピュータの登録と、
プリントが許可されるホストコンピュータの登録との手
順はまったく同様であるので、以下では、プリントを禁
止するホストコンピュータの登録の例を説明する。図2
4のホスト情報登録画面から、ボタン2401を押下す
ると、画面は図25に示す禁止ホスト登録画面に移る。
【0077】図25に示す禁止ホスト登録画面は、禁止
ホスト・リストを有効にするためのボタン2501と、
禁止ホストリストを無効にするためのボタン2502
と、プリントを禁止するように現時設定されているホス
トコンピュータのIPアドレスを表示する領域2503
と、ホストコンピュータの追加を行うためのボタン25
04と、ホストコンピュータのIPアドレスの編集を行
うためのボタン2505と、ホストコンピュータの削除
を行うためのボタン2506と、禁止ホスト・リストの
変更を破棄し、画面24のホスト情報登録画面にもどる
ためのボタン2507と、禁止ホスト・リストの変更を
記憶部207に書き込み、画面24のホスト情報登録画
面に戻るためのボタン2508とからなる。
【0078】この画面において、ユーザはボタン250
1を押下して、禁止ホスト・リストを有効状態にした
後、ボタン2504を押下すると、画面は図26に示す
禁止ホスト追加画面に移る。なお、ボタン2501が押
されると、禁止ホスト・リストが有効である旨のフラグ
が設定され、ボタン2502が押されると、禁止ホスト
・リストが有効である旨のフラグが解除される。ホスト
判定部903Aは、このフラグが設定されているか否か
に基づいて、禁止ホスト・リストが有効であるか否かを
判定する。同様に、許可ホスト・リストが有効である旨
のフラグが設定されているか解除されているかに基づい
て、ホスト判定部903Aは、許可ホスト・リストが有
効であるか否かを判定する。
【0079】図26に示す禁止ホスト追加画面は、プリ
ントを禁止するホストコンピュータのIPアドレスを1
つだけ入力するシングルアドレス入力モードを選択する
ためのボタン2601と、プリントを禁止するホストコ
ンピュータのIPアドレスの範囲を入力するマルチアド
レス入力モードを選択するためのボタン2602と、シ
ングルアドレス入力ウィンドウ2603と、入力内容を
破棄し、図25の禁止ホスト登録画面にもどるためのボ
タン2604と、入力したIPアドレスを反映した状態
で図25の禁止ホスト登録画面にもどるためのボタン2
605からなる。
【0080】シングルアドレス入力ウィンドウ2603
は、ホストコンピュータのIPアドレスを入力する領域
2606と、領域2606内のカーソルを左右に移動す
るボタン2607、2608と、領域2606内の1文
字を削除するボタン2609からなる。この画面におい
て、最初はシングルアドレス入力モードが選択されてお
り、ユーザーはプリントを禁止するホストコンピュータ
のIPアドレスをハードキー(図示しない)を使って入
力し、その後ボタン2605を押下して入力を確定させ
る。すると画面は図25に示す禁止ホスト登録画面に戻
り、領域2503には、新たに入力されたIPアドレス
が追加されて表示される。
【0081】図26の画面において、ユーザがボタン2
602を押下すると、シングルアドレス入力ウィンドウ
の代わりに、図27に示すマルチアドレス入力ウィンド
ウ2701が表示される。マルチアドレス入力ウィンド
ウ2701は、プリントを禁止するホストコンピュータ
のIPアドレスの範囲の開始アドレスを入力する領域2
702と、プリントを禁止するホストコンピュータのI
Pアドレスの範囲の終了アドレスを入力する領域270
3と、領域2702をアクティブにするためのボタン2
704と、領域2703をアクティブにするためのボタ
ン2705からなる。
【0082】この画面において、ユーザーは、プリント
を禁止するホストコンピュータのIPアドレスの範囲
を、ハードキー(図示しない)を使って領域2702、
2703に入力し、その後ボタン2605を押下して入
力を確定させる。すると画面は図25に示す禁止ホスト
登録画面に戻り、領域2503には、新たに入力された
範囲内のIPアドレスが追加されて表示される。例え
ば、開始アドレスとして「1.2.3.4」が入力さ
れ、終了アドレスとして「1.2.3.7」が入力され
た場合、「1.2.3.4」、「1.2.3.5」、
「1.2.3.6」、「1.2.3.7」のIPアドレ
スが禁止ホスト・リストに追加される。
【0083】このように、画像形成装置が禁止ホスト・
リストと許可ホスト・リストを備えることにより、ユー
ザは設定が容易になる。例えば、プリントを禁止したい
ホストコンピュータが少ない場合またはプリントを許可
したいホストコンピュータが多い場合には、禁止ホスト
・リストを有効にして、該当するホストコンピュータを
禁止ホスト・リストに登録する。また、プリントを禁止
したいホストコンピュータが多数ある場合或いはプリン
トを許可したいホストコンピュータが少数の場合には、
許可ホスト・リストを有効にして、プリントを禁止する
必要がないホストコンピュータのみを許可ホスト・リス
トに登録する。
【0084】以上のように、限定されたホストコンピュ
ータあるいはユーザからの印刷(接続)要求のみをプリ
ント処理することが可能な画像形成装置を提供すること
ができる。
【0085】なお、本発明は、上述した実施の形態の機
能を実現するソフトウェアのプログラム・コードを記憶
した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、その
システムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUや
MPU)が記憶媒体に格納されたプログラム・コードを
読み出し実行することによっても、達成されることは言
うまでもない。
【0086】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラム・コード自体が本発明の新規な機能を実現するこ
とになり、そのプログラム・コードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0087】プログラム・コードを供給するための記憶
媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)・ディ
スク、ハード・ディスク、光磁気ディスク、光ディス
ク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ不揮発性のメ
モリカード、ROMなどを用いることができる。
【0088】また、コンピュータが読み出したプログラ
ム・コードを実行することによって、前述した実施の形
態の機能が実現される他、そのプログラム・コードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが
実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって
も前述した実施の形態の機能が実現され得る。
【0089】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラム・コードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボ
ードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備
わるメモリに書き込まれた後、そのプログラム・コード
の指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニッ
トに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を
行い、その処理によっても前述した実施の形態の機能が
実現され得る。
【0090】本発明は、前述した実施の形態の機能を実
現するソフトウェアのプログラム・コードを記録した記
憶媒体からそのプログラムを、パソコン通信など通信ラ
インを介して要求者にそのプログラムを配信する場合に
も適用できることは言うまでもない。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、ネットワークを介
して誤ったユーザ名、パスワードの組み合わせで何度も
プリント要求が画像形成装置に対して行われた場合、そ
の画像形成装置は、プリント要求を行った送信元を示す
情報を、自動的に装置の管理者(あらかじめ定めたホス
ト)に通知するようにしたことで、不正アクセスを早期
に発見することが可能となる。
【0092】また、ユーザが、プリント・サーバへでは
なく、画像形成装置に直接、プリント・ジョブを送信し
た場合、当該プリント・ジョブの処理を禁止できるよう
にすることで、画像形成装置におけるプリントを正しく
管理することができる。
【0093】また、ネットワークを介してデータを受信
してプリントを行う画像形成装置において、あらかじめ
設定したホストコンピュータからのプリント要求を拒否
する構成とすることにより、悪意あるユーザからの大量
プリントなどによるいたずらを防止することが可能とな
る。
【0094】また、画像形成装置が禁止ホスト・リスト
と許可ホスト・リストを備えることにより、ユーザは、
登録すべきホストコンピュータの数に応じて、ホストコ
ンピュータの登録を簡易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷システムの構築例を示すブロック図であ
る。
【図2】画像形成装置の機能構成を示すブロック図であ
る。
【図3】ユーザ情報を登録する画面の一例を示す図であ
る。
【図4】ユーザを追加する画面の一例を示す図である。
【図5】プロトコル処理部202の処理を示すフローチ
ャートである。
【図6】ユーザ認証部203の処理を示すフローチャー
トである。
【図7】通知部208の処理を示すフローチャートであ
る。
【図8】通知フォーマットの一例を示す図である。
【図9】画像形成装置の機能構成を示すブロック図であ
る。
【図10】プリント・アプリケーション部904のデー
タ受信時の処理を示すフローチャートである。
【図11】プリントを許可するホストを登録する画面の
一例を示す図である。
【図12】プリントを許可するホストを入力する画面の
一例を示す図である。
【図13】プリントを許可するホストを登録する画面の
他の例を示す図である。
【図14】プリントを許可するホストを入力する画面の
他の例を示す図である。
【図15】プリント・アプリケーション部904のデー
タ受信時の処理を示すフローチャートである。
【図16】プリントを禁止するホストを登録する画面の
一例を示す図である。
【図17】プリントを禁止するホストを入力する画面の
一例を示す図である。
【図18】プリントを禁止するホストを登録する画面の
他の例を示す図である。
【図19】プリントを禁止するホストを入力する画面の
他の例を示す図である。
【図20】プリントを禁止するホストを入力する画面の
他の例を示す図である。
【図21】プリントを禁止するホストを選択する画面の
例を示す図である。
【図22】プリント・アプリケーション部904のデー
タ受信時の処理を示すフローチャートである。
【図23】プリント・アプリケーション部904のデー
タ受信時の処理を示すフローチャートである。
【図24】プリントを禁止又は許可するホストコンピュ
ータを登録するための画面の一例を示す図である。
【図25】プリントを禁止するホストを登録する画面の
一例を示す図である。
【図26】シングルアドレス入力モードの画面の一例を
示す図である。
【図27】マルチアドレス入力モードの画面の一例を示
す図である。
【符号の説明】
101 画像形成装置 102 ワーク・ステーション(WS) 103 ワーク・ステーション(WS) 104 プリント・サーバ 201 データ受信部 202 プロトコル処理部 203 ユーザ認証部 204 プリント・アプリケーション部 904 プリント・アプリケーション部 205 画像生成部 206 ユーザ情報登録部 207 記憶部 208 通知部 903A ホスト判定部 906A ホスト情報登録部

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークに接続され、複数のホスト
    コンピュータからネットワークを介して送信されるデー
    タを受信してプリント処理をする画像形成装置であっ
    て、 受信したデータから、データの送信元のユーザまたはデ
    ータの送信元のホストコンピュータを示す情報を取得す
    る情報取得手段と、 ユーザまたはホストコンピュータを登録するための登録
    手段と、 前記登録手段により登録されたユーザまたはホストコン
    ピュータを示す情報を記憶する記憶手段と、 前記情報取得手段により取得された情報が示すユーザま
    たはホストコンピュータが、前記記憶手段に記憶されて
    いる情報が示すユーザまたはホストコンピュータに含ま
    れているか否かを判定する判定手段とを有し、 前記判定手段の結果に従って、受信されるデータに基づ
    いてプリント処理を実行するか否かを決定することを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記登録手段では、プリント処理を実行
    することが禁止されているユーザまたはホストコンピュ
    ータが登録され、 前記記憶手段は、プリント処理を実行することが禁止さ
    れているユーザまたはホストコンピュータを示す情報を
    記憶し、 前記情報取得手段により取得された情報が示すユーザま
    たはホストコンピュータが、前記記憶手段に記憶されて
    いる情報が示すユーザまたはホストコンピュータに含ま
    れていると判定された場合、当該ユーザまたは当該ホス
    トコンピュータから送信されたデータに基づいてプリン
    ト処理を実行しないことを特徴とする請求項1に記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記登録手段では、プリント処理を実行
    することが許可されているユーザまたはホストコンピュ
    ータが登録され、 前記記憶手段は、プリント処理を実行することが許可さ
    れているユーザまたはホストコンピュータを示す情報を
    記憶し、 前記情報取得手段により取得された情報が示すユーザま
    たはホストコンピュータが、前記記憶手段に記憶されて
    いる情報が示すユーザまたはホストコンピュータに含ま
    れていないと判定された場合、当該ユーザまたは当該ホ
    ストコンピュータから送信されたデータに基づいてプリ
    ント処理を実行しないことを特徴とする請求項1に記載
    の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記登録手段は、プリント処理を実行す
    ることが許可されているユーザまたはホストコンピュー
    タを登録するための許可登録手段と、 プリント処理を実行することが禁止されているユーザま
    たはホストコンピュータを登録するための禁止登録手段
    とを有し、 前記記憶手段は、プリント処理を実行することが許可さ
    れているユーザまたはホストコンピュータを示す情報を
    記憶する許可記憶手段と、プリント処理を実行すること
    が禁止されているユーザまたはホストコンピュータを示
    す情報を記憶する禁止記憶手段とを有し、 前記判定手段は、前記情報取得手段により取得された情
    報が示すユーザまたはホストコンピュータが、前記許可
    記憶手段に記憶されている情報が示すユーザまたはホス
    トコンピュータに含まれているか否かを判定する許可判
    定手段と、 前記情報取得手段により取得された情報が示すユーザま
    たはホストコンピュータが、前記禁止記憶手段に記憶さ
    れている情報が示すユーザまたはホストコンピュータに
    含まれているか否かを判定する禁止判定手段とを有し、 前記許可判定手段の結果と前記禁止判定手段の結果に従
    って、受信されるデータに基づいてプリント処理を実行
    するか否かを決定することを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記許可判定手段による判定に従ってプ
    リント処理の実行を決定することを行うか否かを設定す
    る第1の設定手段と、 前記禁止判定手段による判定に従ってプリント処理の実
    行を決定することを行うか否かを設定する第2の設定手
    段とを有し、 行わないと前記第1の設定手段により設定された場合、
    前記許可判定手段による判定は行われず、 行わないと前記第1の設定手段により設定された場合、
    前記許可判定手段による判定は行われないことを特徴と
    する請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記記憶手段は、ユーザ名またはホスト
    コンピュータのIPアドレスを記憶することを特徴とす
    る請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 行われたプリント処理の履歴を示す情報
    を記憶する履歴記憶手段を有し、 前記登録手段は、前記履歴記憶手段に記憶されている情
    報が示すプリント処理の履歴のうち、選択されたプリン
    ト処理のデータの送信元のユーザまたはホストコンピュ
    ータを登録することを特徴とする請求項1乃至6のいず
    れかに記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記登録手段は、外部装置から送信され
    た情報が示すユーザまたはホストコンピュータを登録す
    ることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の
    画像形成装置。
  9. 【請求項9】 ネットワークに接続され、複数のホスト
    コンピュータからネットワークを介して送信されるデー
    タを受信してプリント処理をする画像形成装置であっ
    て、 受信したデータから、データの送信元のユーザまたはホ
    ストコンピュータを示す情報と、パスワードを示す情報
    とを取得する情報取得手段と、 ユーザまたはホストコンピュータと、対応するパスワー
    ドとを登録するための登録手段と、 登録されたユーザまたはホストコンピュータを示す情報
    と、登録されたパスワードを示す情報とを記憶する記憶
    手段と、 前記情報取得手段により取得された情報と、前記記憶手
    段に記憶されている情報とを比較して、認証を行う認証
    手段と、 前記認証手段による認証が失敗した回数を算出する算出
    手段と、 前記算出手段により算出された回数が、予め定められた
    回数に達した後、認証が失敗したユーザまたはホストコ
    ンピュータを示す情報を通知する通知手段を有すること
    を特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記算出手段は、ユーザ毎またはホス
    トコンピュータ毎に、前記認証手段による認証が失敗し
    た回数を算出することを特徴とする請求項9に記載の画
    像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記通知手段は、予め定められた宛先
    に向けて、認証が失敗したユーザまたはホストコンピュ
    ータを示す情報を送信することを特徴とする請求項9或
    いは10に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 ネットワークに接続され、複数の送信
    元からネットワークを介して送信されるデータを受信し
    て処理をするデータ処理装置であって、 受信したデータから、データの送信元のユーザまたはデ
    ータの送信元のホストコンピュータを示す情報を取得す
    る情報取得手段と、 ユーザまたはホストコンピュータを登録するための登録
    手段と、 前記登録手段により登録されたユーザまたはホストコン
    ピュータを示す情報を記憶する記憶手段と、 前記情報取得手段により取得された情報が示すユーザま
    たはホストコンピュータが、前記記憶手段に記憶されて
    いる情報が示すユーザまたはホストコンピュータに含ま
    れているか否かを判定する判定手段とを有し、 前記判定手段の結果に従って、受信されるデータに基づ
    いて処理を実行するか否かを決定することを特徴とする
    データ処理装置。
  13. 【請求項13】 前記登録手段は、処理を実行すること
    が許可されているユーザまたはホストコンピュータを登
    録するための許可登録手段と、 処理を実行することが禁止されているユーザまたはホス
    トコンピュータを登録するための禁止登録手段とを有
    し、 前記記憶手段は、処理を実行することが許可されている
    ユーザまたはホストコンピュータを示す情報を記憶する
    許可記憶手段と、プリント処理を実行することが禁止さ
    れているユーザまたはホストコンピュータを示す情報を
    記憶する禁止記憶手段とを有し、 前記判定手段は、前記情報取得手段により取得された情
    報が示すユーザまたはホストコンピュータが、前記許可
    記憶手段に記憶されている情報が示すユーザまたはホス
    トコンピュータに含まれているか否かを判定する許可判
    定手段と、 前記情報取得手段により取得された情報が示すユーザま
    たはホストコンピュータが、前記禁止記憶手段に記憶さ
    れている情報が示すユーザまたはホストコンピュータに
    含まれているか否かを判定する禁止判定手段とを有し、 前記許可判定手段の結果と前記禁止判定手段の結果に従
    って、受信されるデータに基づいて処理を実行するか否
    かを決定することを特徴とするデータ処理装置。
  14. 【請求項14】 ネットワークに接続され、複数の送信
    元からネットワークを介して送信されるデータを受信し
    て処理をするデータ処理装置であって、 受信したデータから、データの送信元のユーザまたはホ
    ストコンピュータを示す情報と、パスワードを示す情報
    とを取得する情報取得手段と、 ユーザまたはホストコンピュータと、対応するパスワー
    ドとを登録するための登録手段と、 登録されたユーザまたはホストコンピュータを示す情報
    と、登録されたパスワードを示す情報とを記憶する記憶
    手段と、 前記情報取得手段により取得された情報と、前記記憶手
    段に記憶されている情報とを比較して、認証を行う認証
    手段と、 前記認証手段による認証が失敗した回数を算出する算出
    手段と、 前記算出手段により算出された回数が、予め定められた
    回数に達した後、認証が失敗したユーザまたはホストコ
    ンピュータを示す情報を通知する通知手段を有すること
    を特徴とするデータ処理装置。
  15. 【請求項15】 ネットワークに接続され、複数の送信
    元からネットワークを介して送信されるデータを受信し
    て処理をするデータ処理装置におけるデータ処理方法で
    あって、 受信したデータから、データの送信元のユーザまたはデ
    ータの送信元のホストコンピュータを示す情報を取得
    し、 取得された情報が示すユーザまたはホストコンピュータ
    が、予め登録されて記憶されているユーザまたはホスト
    コンピュータに含まれているか否かを判定し、 判定の結果に従って、受信されるデータに基づいて処理
    を実行するか否かを決定することを特徴とするデータ処
    理方法。
  16. 【請求項16】 処理を実行することが許可されている
    ユーザまたはホストコンピュータの登録と、処理を実行
    することが禁止されているユーザまたはホストコンピュ
    ータの登録を可能とし、 前記判定では、取得された情報が示すユーザまたはホス
    トコンピュータが、処理を実行することが許可されてい
    るユーザまたはホストコンピュータに含まれているか否
    かの許可判定と、取得された情報が示すユーザまたはホ
    ストコンピュータが、処理を実行することが禁止されて
    いるユーザまたはホストコンピュータに含まれているか
    否かの禁止判定を行い、 前記許可判定の結果と前記禁止判定の結果に従って、受
    信されるデータに基づいて処理を実行するか否かを決定
    することを特徴とするデータ処理方法。
  17. 【請求項17】 ネットワークに接続され、複数の送信
    元からネットワークを介して送信されるデータを受信し
    て処理をするデータ処理装置におけるデータ処理方法で
    あって、 受信したデータから、データの送信元のユーザまたはホ
    ストコンピュータを示す情報と、パスワードを示す情報
    とを取得し、 取得された情報と、登録されたユーザまたはホストコン
    ピュータを示す情報と、登録されたユーザまたはホスト
    コンピュータに対応するパスワードを示す情報とを比較
    して、認証を行い、 認証が失敗した場合、認証が失敗した回数を算出し、 算出された回数が予め定められた回数に達した場合、認
    証が失敗したユーザまたはホストコンピュータを示す情
    報を通知することを特徴とするデータ処理方法。
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