JP2003111791A - 手術用ガーゼの製法 - Google Patents

手術用ガーゼの製法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】ラパロスコープ(内視鏡)手術用ガーゼの優れ
た挿入性、回収性を付与させるともに、術部への残留の
危険性が低い安価な手術用ガーゼを提供すること。 【解決手段】セルロース繊維から構成される不織布であ
って、少なくとも一カ所以上の挿入用巾狭部をもち、該
巾狭部の巾がトロカール内径の600%以下である事を
特徴とする手術用ガーゼ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、手術用ガーゼ、特
にラパロスコープ(内視鏡)手術用のガーゼに関するも
のであり、さらに詳しくは術中、術後に腹部に挿入され
た管(トロカール)を通して患部に容易に挿入でき回収
できる、安価な手術用ガーゼおよびその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】外科手術において術中、術後の出血が多
い場合、多量のガーゼを必要とするが、ラパロスコープ
(内視鏡)手術においては、ガーゼをトロカールと呼ば
れる細管から腹腔などに挿入し、血液や体液を吸収した
のち、回収する方法がとられている。しかし、トロカー
ル径や鉗子などの制約もあり、内視鏡手術に用いるガー
ゼの長さや形状は一定のものとならざるをえない。その
ため従来は、通常のガーゼを切断して必要量トロカール
に挿入するという作業を行っていた。このため体内に留
置されるガーゼの個体数が多量となり、除去時の残留の
危険性を高めるのみならず、挿入操作がスムーズにいか
なく、挿入そのものにも時間を要した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上記
従来技術の問題点を解決し、ラパロスコープ手術用ガー
ゼの使用時に優れた挿入性、回収性を付与できるととも
に、術部への残留の危険性が低い安価な手術用ガーゼの
製法を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題につい
て鋭意検討した結果、少なくとも一カ所以上の挿入用の
巾狭部を設け、該巾狭部の巾をトロカールに含ませて所
定値にすることにより、上記課題を達成できることを見
出し、本発明に到達したものである。すなわち、上記課
題を達成するために本願で特許請求される発明は以下の
通りである。 (1)セルロース繊維を含む不織布を、少なくとも一カ
所以上のトロカール挿入用巾狭部をもち、かつ該巾狭部
の巾が該トロカールの内径の600%以下である形状に
整形することを特徴とする手術用ガーゼの製法。 (2)トロカールに手術用ガーゼを充填する際の抵抗値
が充填完了時に最大になるように、前記手術用ガーゼの
形状を整形することを特徴とする(1)記載の手術用ガ
ーゼの製法。 (3)少なくとも一つのX線検出可能要素を有すること
を特徴とする(1)記載の手術用ガーゼの製法。 (4)セルロース繊維を少なくとも50wt%以上含む
ことを特徴とする(1)または(2)記載の手術用ガー
ゼの製法。 (5)前記セルロース繊維が連続長繊維であることを特
徴とする(3)に記載の手術用ガーゼの製法。 (6)(1)ないし(5)のいずれかの方法で整形され
た手術用ガーゼ。
【0005】
【作用】本発明の手術用ガーゼは、ラパロスコープ手術
時に用いられるトロカールへガーゼを挿入する際の抵抗
が少なく、手術用ガーゼを容易にかつ素早く挿入するこ
とができる。また、通常長方形に切り出されたガーゼよ
り大きな面積のガーゼを挿入できることから、挿入枚数
を減らすことができ、体内への残留の危険性も低下す
る。また、セルロース繊維を少なくとも50%以上含むこ
とから、血液や体液に対する高い吸収性が得られる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の手術用ガーゼの
形状例を示す平面図である。この手術用ガーゼ1は、セ
ルロース繊維を含む不織布を、少なくとも一ヶ所にトロ
カール挿入用巾狭部3を持ち、かつ該巾狭部の巾Aが、
トロカールの内径の600%以下である形状に整形(こ
の場合は裁断)したものである。この手術用ガーゼに
は、X線検出可能要素として、手術用ガーゼの長手方向
にX線検出エレメント糸5が内装されている。
【0007】本発明の巾狭部Aは、製品の最も広い部分
の巾に対して100%未満の巾の部分として定義され
る。この場合はガーゼ先端に巾狭部3を設けたため、先
端形状が台形となったが、その形状については、特に限
定されるものではなく、巾狭部を一カ所以上持っていれ
ば良い。本発明のラパロスコープ手術用ガーゼは、トロ
カールと呼ばれる細管からすばやく挿入され、血液や体
液を吸収する必要があるため、トロカールに合った所定
のガーゼ形状に整形する必要がある。
【0008】所定のガーゼ形状に整形する方法として
は、裁断以外に打ち抜き加工や折り畳み加工で整形して
もよい。本発明の手術用ガーゼは、少なくとも一カ所以
上の挿入用巾狭部を持っており、その巾狭部は、トロカ
ール内径の600%以下が好ましく、より好ましくは5
00%以内、さらに好ましくは200%以内である。例
えば、10mm径のトロカールに挿入する場合は60m
m以内の巾狭部を持っていることが好ましい。
【0009】600%より広くなると挿入時の抵抗が大
きく、挿入に時間を要し、術時の作業性に支障をきたす
おそれがある。また、挿入用巾狭部は狭いほど挿入が容
易であるが余り狭くなると強度や吸液性が低下するおそ
れがある。好ましい巾狭部の形態としては、図1のよう
な形態があげられる。これら巾狭部は、挿入部分が三角
形やV字型になるように折り畳むことによっても容易に
得ることができる。本発明の手術用ガーゼに用いられる
不織布を構成する繊維素材としては、セルロース繊維素
材が好ましく、銅アンモニアレーヨン、ビスコースレー
ヨン、コットン、パルプ、ポリノジック等の繊維が用い
られる。セルロース繊維としては、連続長繊維でも短繊
維でも構わないが、連続長繊維は短繊維よりもリントフ
リー性に優れ、吸液性にも優れている。また、吸液時に
は繊維長の長さゆえに団子状になりにくく、端部がつか
みやすいため、回収が容易になるという利点がある。
【0010】また、バインダーや界面活性剤を付与した
ガーゼは吸液性が劣る場合があるだけでなく、その成分
が術中に溶出することが懸念されるため、ノーバインダ
のガーゼを用いることが好ましい。一方、短繊維で構成
される不織布ガーゼは、非常に安価であり、ポリエステ
ルなどの合成繊維を混合することが比較的容易であり、
短繊維ながらも比較的強度の高いものを使用できる。短
繊維ガーゼは、造影糸とより交絡しやすい利点もある。
例えば、レーヨンスパンレース、レーヨンとポリエステ
ルのスパンレース、パルプエアレイド、パルプとポリエ
ステルのスパンレース、コットンスパンレース、コット
ンとポリエステルのスパンレース等も好適に使用可能で
ある。
【0011】本発明の目的を害さない範囲で、セルロー
ス繊維以外の繊維、例えばポリエステル繊維、ポリプロ
ピレン繊維、ポリアミド繊維等の合成繊維が含まれてい
てもよい。合成繊維は連続長繊維でも短繊維でもよい。
短繊維を用いるときは、原糸製造段階で付与される界面
活性剤や、強度保持、脱落繊維防止等に用いられるバイ
ンダの混入に特に留意せねばならない。好ましいセルロ
ース混率は50wt%以上であり、さらに好ましくは8
0〜100wt%である。セルロース混率が50wt%
を下回ると、術時の吸液性や保液性が低下するため、多
量の手術用ガーゼを必要とすることになり、術時の利便
性を損なうとともに、より多くの脱落繊維が体内に残留
するおそれがあるため好ましくない。セルロース繊維ス
ポンジを構成する繊維の単糸太さは1.1〜3.3dt
exが好ましい。
【0012】セルロース繊維を用いた不織布としては、
特公昭52-6381号公報に開示された、銅アンモニアレー
ヨンの連続フィラメントからなる単糸2.2dtex前
後の多数の連続フィラメントを交絡させて、接着剤を用
いることなく多孔性に形成した不織布が挙げられる。該
手術用ガーゼは、単体からだけではなく、吸液性の向上
や、強度の向上を目的として、各種シート同士の積層、
短繊維スライバーや綿ガーゼ等との複合によっても製造
される。積層や複合の方法としては、高圧噴射水流によ
る交絡やニードルパンチングによる交絡、エンボスロー
ル等による高圧積層などが一般的である。
【0013】本発明に用いる不織布の目付は20〜150g/m
2が好ましく、より好ましくは50〜140g/m2であり、最も
好ましくは80〜120g/m2である。上記目付が20g/m2未満
では、絶対的な吸液量が少なくなりやすい。目付が150g
/m2を超えるとガーゼの層間強度が低下し使用時にガー
ゼの一部が剥離するおそれがある。また手術時挿入が困
難になるおそれも生じる。手術用ガーゼ(不織布)にお
けるセルロース分の含有率は、吸液性の面から50wt%
以上含まれているのが好ましく、70〜100wt%がより好
ましい。さらに好ましくは100wt%である。セルロース
短繊維を用いる場合は、強度保持の面から10〜50wt%
の疎水性の合成繊維が含まれていてもよい。
【0014】本発明の手術用ガーゼには、術後の万一の
回収忘れが起こった場合、X線で探知できるように、X
線検出エレメント糸5を内蔵させることが好ましい。前
記エレメントの脱離を防ぐために、各種シート同士の複
合時に内層に挟み込み、固定する方法が望ましい。この
とき、挿入するX線検出エレメントとしては、X線にて
検知可能な物質が使用可能であるが、通常、硫酸バリウ
ムを混入した糸が用いられる。
【0015】このようなX線検出エレメントとしては、
例えばコートルズ社製のものが挙げられる。X線検出エ
レメントの本発明のラパロスコープ手術用ガーゼへの挿
入は、所定サイズに切断されたラパロスコープ手術用ガ
ーゼ中に少なくとも1本はX線検出エレメントが存在す
るように挿入される。
【0016】
【実施例】以下に本発明を実施例により詳細に説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、
例中の吸液倍率は次のようにして測定した。吸液倍率お
よび吸液量の測定法:標準状態下の手術用ガーゼから10
cm×10cmの試料を切り取り、重量を正確に測定する。該
試料をメッシュ(10メッシュ、線径0.5mm)上に載
せ、これをバットに入れた純水、または水溶液の中に入
れて30秒間浸漬する。その後メッシュを引き上げて1
0分間放置した後、過剰な純水、水溶液を濾紙等で拭き
取り、試料の重さを測定し、次式により吸液倍率を算出
する。 吸液倍率={(吸液後の試料の重さ)―(試料の重
さ)}/(試料の重さ) また、吸液量は次式により算出される。 吸液量=(吸液後の試料の重さ)―(試料の重さ)
【0017】実施例 銅アンモニアレーヨン長繊維不織布の内層に太さ約2.2d
tex、長さ約50mmのセルロース短繊維スライバーを積層
し、X線検出エレメントを送り出しながら、約70kg/cm2
の高圧柱状水流で交絡させ、本発明に用いる不織布(ス
ポンジ)を製造し、測定に供した。該不織布の目付は、
約115g/m2、布厚みは0.65mmであった。X線検出エレメ
ントの挿入間隔は巾方向に70mmとした。本実施例で用い
たX線検出エレメントは、硫酸バリウム練り込みポリプ
ロピレンマルチフィラメント糸をポリエステル糸でカバ
ーリングしたカバーリングヤーンであり、その組成は硫
酸バリウム59%、ポリプロピレン38%、ポリエステル2%、
色素(青)1%であった。
【0018】実施例1 手術用ガーゼの上端部を9mmとし、長さは200mm、下端部
は70mmとした。上端部からの長さ100mmの部分まで台形
状となるように寸法を設定し、上記不織布から手術用ガ
ーゼを切り出した。 実施例2 手術用ガーゼの上端部を18mmとし、長さは200mm、下端
部は70mmとした。上端部からの長さ100mmの部分まで台
形状となるように寸法を設定し、上記不織布から手術用
ガーゼを切り出した。 実施例3 手術用ガーゼの上端部を45mmとし、長さは200mm、下端
部は70mmとした。上端部からの長さ100mmの部分まで台
形状となるように寸法を設定し、上記不織布から手術用
ガーゼを切り出した。
【0019】比較例1 手術用ガーゼの上端部を60mmとし、長さは200mm、下端
部は70mmとした。上端部からの長さ100mmの部分まで台
形状となるように寸法を設定し、上記不織布から手術用
ガーゼを切り出した。 比較例2 手術用ガーゼの上端部を70mmとし長さは200mm、下端部
は70mmとし、上記不織布から手術用ガーゼを切り出し
た。上記手術用ガーゼのトロカールの通過性を評価する
ために、下記のように模擬的に塩化ビニルのパイプを通
過させ、その抵抗値を測定し、挿入し易さを評価した。
【0020】内径9mm、長さ200mmのポリ塩化ビニル製パ
イプをクランプでテンシロン下部(可動部)にしっかり
と固定する。テンシロンチャック部にしっかりと固定さ
れた針金を前記パイプ中に通し、パイプ下部から針金下
端部を出しておく。サンプル固定のため、針金下端部
は、鍵状に加工してある。この鍵状部に、上記サンプル
上端部を引っかけたのち、テンシロンを稼働させ上記サ
ンプルが、パイプへ挿入される際の抵抗、またはパイプ
を通過する際の最大抵抗値を測定し、トロカールへの挿
入しやすさの指標とした。通常ラパロスコープ手術にお
いてトロカールへの挿入しやすさの指標としてその抵抗
値が15Nを超えると挿入抵抗が大きすぎるため、手術に
支障をきたす場合がある。テンシロン測定条件は下記の
通りである。 ロードセル荷重:2kg 引っ張り速度:30cm/min.
【0021】結果を表1および図6に示した.図6中、
Fは内径9mm,長さ200mmのパイプに手術用ガー
ゼ(長さ200mm)が完全に充填されるまでの時間を
示す。実施例1〜3では、手術用ガーゼがパイプに完全
に充填された時点で抵抗値が最大になるが、比較例2で
は、充填中に抵抗値が最大になり、円滑に挿入しにくい
ことを示す。実施例1〜3の手術用ガーゼはいずれも15
N未満の挿入抵抗値を示し、良好な挿入性が得られるこ
とが明らかになった。
【0022】
【表1】
【0023】実施例4 銅アンモニアレーヨン長繊維不織布の内層にポリエステ
ル長繊維不織布(目付約20g/m2)を積層し、X線検出エ
レメントを送り出しながら、約70kg/cm2の高圧柱状水流
で交絡させ、本発明に用いる不織布(スポンジ)を装置
し、測定に供した。X線検出エレメントの挿入間隔は巾
方向に70mmとした。該手術用不織布の目付は、約103g/m
2、布厚みは0.65mmであった。 実施例5 銅アンモニアレーヨン長繊維不織布の内層にポリエステ
ル長繊維不織布(目付約45g/m2)を積層し、X線検出エ
レメントを送り出しながら、約70kg/cm2の高圧柱状水流
で交絡させ、本発明に用いる不織布(スポンジ)を装置
し、測定に供した。X線検出エレメントの挿入間隔は巾
方向に70mmとした。該手術用不織布の目付は、約100g/m
2、布厚みは0.65mmであった。
【0024】比較例3 銅アンモニアレーヨン長繊維不織布の内層にポリエステ
ル長繊維不織布(目付約80g/m2)を積層し、X線検出エ
レメントを送り出しながら、約70kg/cm2の高圧柱状水流
で交絡させ、本発明に用いる不織布(スポンジ)を装置
し、測定に供した。X線検出エレメントの挿入間隔は巾
方向に70mmとした。該手術用不織布の目付は、約117g/m
2、布厚みは0.65mmであった。測定結果を表2に示し
た。吸液量は10cm×10cmサンプルを一枚として計算し
た。
【0025】
【表2】
【0026】表2の結果より、不織布中にポリエステル
長繊維を混合すると、目付は小さくなるが、吸液性はセ
ルロース繊維のみの場合よりも劣る。また不織布中のセ
ルロース繊維の混率が50%未満では、吸液性が低下す
ることが分かる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、ラパロスコープ手術用
ガーゼの使用時に優れた挿入性、回収性を付与できると
ともに、術部への残留の危険性が低い安価な手術用ガー
ゼの製法および手術用ガーゼを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の手術用ガーゼの平面図。
【図2】本発明の実施例2の手術用ガーゼの平面図。
【図3】本発明の実施例3の手術用ガーゼの平面図。
【図4】本発明の比較例1の手術用ガーゼの平面図。
【図5】本発明の比較例2の手術用ガーゼの平面図。
【図6】本発明の実施例および比較例における手術用ガ
ーゼのパイプ充填時の抵抗を示す特性図。
【符号の説明】
1…手術用ガーゼ、3…挿入用巾狭部、5…X線検出エ
レメント(糸)。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セルロース繊維を含む不織布を、少なくと
    も一カ所以上のトロカール挿入用巾狭部をもち、かつ該
    巾狭部の巾が該トロカールの内径の600%以下である
    形状に整形することを特徴とする手術用ガーゼの製法。
  2. 【請求項2】トロカールに手術用ガーゼを充填する際の
    抵抗値が充填完了時に最大になるように、前記手術用ガ
    ーゼの形状を整形することを特徴とする請求項1記載の
    手術用ガーゼの製法。
  3. 【請求項3】少なくとも一つのX線検出可能要素を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の手術用ガーゼの製
    法。
  4. 【請求項4】セルロース繊維を少なくとも50wt%以
    上含むことを特徴とする請求項1または2記載の手術用
    ガーゼの製法。
  5. 【請求項5】前記セルロース繊維が連続長繊維であるこ
    とを特徴とする請求項3に記載の手術用ガーゼの製法。
  6. 【請求項6】請求項1ないし5のいずれかの方法で整形
    された手術用ガーゼ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20200108417A (ko) 2018-01-24 2020-09-18 다카노 가부시키가이샤 의료용 쓰레기 용기, 의료용 쓰레기 용기를 위한 랙 및 의료용 폐기물 검출 시스템

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