JP2003111230A - Ofケーブルの漏油点探査訓練装置 - Google Patents

Ofケーブルの漏油点探査訓練装置

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JP2003111230A JP2001297336A JP2001297336A JP2003111230A JP 2003111230 A JP2003111230 A JP 2003111230A JP 2001297336 A JP2001297336 A JP 2001297336A JP 2001297336 A JP2001297336 A JP 2001297336A JP 2003111230 A JP2003111230 A JP 2003111230A
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文明 足立
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勤 高塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 漏油事故発生時の各種現象に対する観察と判
断を正しく行い、的確かつ迅速に漏油箇所探査が行える
人材を育成するためのOFケーブルの漏油点探査訓練装
置を提供することにある。 【解決手段】 複数条の模擬OFケーブル1…の長手方
向複数箇所の模擬油圧の圧力値を表示する圧力表示手段
5…及び/又は複数条の模擬OFケーブル1…の模擬油
流量の流量値を表示する流量表示手段9…を、備える。
また、複数条の模擬OFケーブル1…の両端に配設され
ると共に模擬油圧の圧力値を表示する圧力表示部2…を
有する一対の模擬バルブパネル3,3を備え、複数条の
模擬OFケーブル1…から所定位置に漏油箇所を設定し
て漏油の模擬状態を作りだし、かつ、模擬OFケーブル
1端部から漏油箇所までの距離を算出可能に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分】本発明は、OFケーブルの漏油
点探査訓練装置に関する。
【0002】
【従来の技術】OFケーブル内には油を常に充満させる
と共に一定圧力以上を維持させておかなければならず、
万一、OFケーブルの一部から漏油が生じた場合には、
的確かつ迅速に漏油箇所(漏油点)を探査し、補修する
必要がある。ところで、漏油箇所を探査する方法は、油
圧法、差圧法、油流法などが公知である。上記方法は、
その方法に応じた油流経路を構成して圧力や油流量を測
定することにより、ケーブル端末から漏油箇所までの距
離を算出するものである。従来、このような各種の漏油
箇所探査方法をシミュレーションによって訓練する装置
が存在しなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、OFケーブ
ルの漏油事故に対して、正しい知識で的確な処理のでき
る人材を、短期間に育成できないという問題があった。
特に、このような漏油事故が実際に発生し、OFケーブ
ル内の圧力が低下しはじめると、熟練者でもあわててし
まい漏油箇所を迅速に探し出すことができない場合があ
る。そこで、本発明は、漏油事故発生時の各種現象に対
する観察と判断を正しく行い、的確かつ迅速に漏油箇所
探査が行える人材を育成するためのOFケーブルの漏油
点探査訓練装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るOFケーブルの漏油点探査訓練装置
は、複数条の模擬OFケーブルの長手方向複数箇所の模
擬油圧の圧力値を表示する圧力表示手段及び/又は該複
数条の模擬OFケーブルの模擬油流量の流量値を表示す
る流量表示手段と、該複数条の模擬OFケーブルの両端
に配設されると共に模擬油圧の圧力値を表示する圧力表
示部を有する一対の模擬バルブパネルと、を備え、上記
複数条の模擬OFケーブルから所定位置に漏油箇所を設
定して漏油の模擬状態を作りだし、かつ、模擬OFケー
ブル端部から漏油箇所までの距離を算出可能に構成した
ものである。
【0005】また、複数条の模擬OFケーブルの長手方
向複数箇所の模擬油圧の圧力値を表示する圧力表示手段
及び/又は該複数条の模擬OFケーブルの模擬油流量の
流量値を表示する流量表示手段と、該複数条の模擬OF
ケーブルの両端に配設されると共に模擬油圧の圧力値を
表示する圧力表示部を有する一対の模擬バルブパネル
と、を備え、上記複数条の模擬OFケーブルから所定位
置に漏油箇所を設定して漏油の模擬状態を作りだし漏油
箇所の探査訓練を行うことができるOFケーブルの漏油
点探査訓練装置であって、上記漏油箇所を含む各種条件
データを設定可能な指導員用設定入力部と、該設定入力
部から送信された上記条件データが入力されると共に上
記各模擬バルブパネルの圧力表示部と上記各圧力表示手
段に上記圧力値を表示させ又は上記各流量表示手段に上
記流量値を表示させる制御部と、を具備し、漏油の模擬
状態に於て、各模擬バルブパネルの圧力表示部に表示さ
れている上記圧力値が変動すると共に、上記一対の模擬
バルブパネルのバルブを訓練生が選択的に開閉して所望
の模擬油流経路を構成しかつ各圧力表示手段の圧力値又
は各流量表示手段の流量値を読み取って模擬OFケーブ
ル端部から漏油箇所までの距離を算出して、該距離を上
記制御部に回答入力可能な訓練生用回答操作部を具備
し、該回答操作部からの回答データと条件データとを上
記制御部にて比較して正誤判定するように構成したもの
である。
【0006】また、指導員用設定入力部が、条件データ
や回答データ及び回答データの正誤判定を表示可能な機
能を備えている。また、条件データが、制限時間データ
を含み、制限時間を越えたとき又は制限時間内で圧力低
下が所定限界値を越えたときに、NG信号が制御部から
指導員用設定入力部に送信されて訓練失敗の内容が表示
されるように構成したものである。また、模擬バルブパ
ネルの操作ミスを行うと、NG信号が制御部から指導員
用設定入力部に送信されて訓練失敗の内容が表示される
ように構成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0008】図1に於て、本発明に係るOFケーブルの
漏油点探査訓練装置の全体外観の正面図を例示する。図
2は全体の装置構成を示すブロック図である。この漏油
点探査訓練装置は、複数条の模擬OFケーブル1…の長
手方向複数箇所の模擬油圧として電気的数値を表示する
圧力表示手段5…と、複数条の模擬OFケーブル1…の
模擬油流量として電気的数値を表示する流量表示手段9
…と、複数条の模擬OFケーブル1…の両端に配設され
ると共に模擬油圧として電気的数値を表示する圧力表示
部2…を有する一対の模擬バルブパネル3,3と、を備
え、複数条の模擬OFケーブル1…から所定位置に漏油
箇所を設定して油を使わず電気的に漏油の模擬状態を作
りだし、漏油箇所の探査訓練───油圧法、差圧法又は
油流法によって漏油点を算出する訓練───を行うこと
ができるものである。
【0009】具体的に説明すると、図1と図6に示すよ
うに、4はケーシングであり、その正面壁には、左変電
所と右変電所との間に敷設した3相/1回線を構成する
模擬(単心)OFケーブル1(1a),1(1b),1
(1c)が描かれている。各模擬(単心)OFケーブル
1…は途中部に3個の接続部を有している。そして、各
接続部の位置の模擬油圧として電気的数値を表示する上
記圧力表示手段5…(5a,5b,5c)が、正面壁に
設けられている。圧力表示手段5は実際にはデジタル表
示の電圧計等の電気的計器であり、例えば電圧値等の数
値がそのまま表示されず模擬的な圧力値として変換され
た電気的数値が表示される。また、各模擬OFケーブル
1…の左右端は、描かれた模擬の給油配管14…を介して
左右の模擬バルブパネル3,3と接続されており、右の
各給油配管14…の途中部に上記流量表示手段9…が設け
られている。流量表示手段9も実際にはデジタル表示の
電圧計等の電気的計器であり、例えば電圧値等の数値が
そのまま表示されず模擬的な流量値として変換された電
気的数値が表示される。なお、正面壁に描かれた 240
m, 300m, 360m, 300mの文字は、模擬OFケーブ
ル1の端部24から接続部までの距離や接続部間の模擬的
な距離を示している。
【0010】模擬バルブパネル3は、3相の模擬OFケ
ーブル1…に各々対応する3個の圧力表示部2…を有す
ると共に、各圧力表示部2…の下方に手動開閉バルブ6
…,7…,8…を有している。圧力表示部2は、表向き
は目盛り(単位MPa )と針を有する油圧計であるが、実
際は電気信号で動作する電圧計等の電気的計器であり、
例えば模擬油圧の上昇・降下(針の動き)を電圧等の強
弱にて制御している。即ち、圧力表示部2には、電圧等
の数値がそのまま表示されず模擬的な圧力値として変換
された電気的数値が表示される。この模擬バルブパネル
3は実線路に使用されているものと外観を同じくするの
が望ましい。また、PT1 ,PT2 ,PT3 は正面壁に
描かれた模擬圧力油槽であって、左右の模擬バルブパネ
ル3,3に夫々対応して配置され描かれた模擬配管15…
にて接続されている。このように、模擬OFケーブル1
…と模擬バルブパネル3,3と各模擬圧力油槽PT1
…,PT2 …,PT3 …とが接続されて模擬の油流経路
が構成されている。
【0011】また、ケーシング4の正面壁の右端には、
警報受信部10が設けられている。この警報受信部10は、
ブザー、警報ランプ、点検ボタン、ブザー停止ボタン等
を備え、(図1に示した模擬OFケーブル1a,1b,
1cを、仮に赤相,白相,青相とした場合に、)赤相,
白相,青相の模擬OFケーブル1a,1b,1cの漏油
発生警報を個別に上記警報ランプにて発するよう構成さ
れており、実線路に使用されているものと外観を同じく
するのが、好ましい。また、12はブザーであり、13は信
号灯である。
【0012】さらに、図1〜図3に示すように、模擬O
Fケーブル1…の上方には、モニタパネル17を備えた訓
練生用回答操作部16が設けられている。この回答操作部
16は、そのモニタパネル17によって、模擬OFケーブル
1端部から漏油箇所までの距離の回答データを後述の制
御部18に設定入力可能である。
【0013】また、図1と図2と図4に示すように、ケ
ーシング4の左側壁には、モニタパネル19を備えた指導
員用設定入力部20が設けられている。この設定入力部20
は、そのモニタパネル19によって、漏油箇所を含む各種
条件データを制御部18に設定入力可能であると共に、条
件データや回答データ及び回答データの正誤判定等が表
示可能である。
【0014】詳しく説明すると、モニタパネル19には、
模擬OFケーブル1…と模擬バルブパネル3,3と模擬
圧力油槽PT1 …,PT2 …,PT3 …とを接続した油
流経路図が表示されると共に、各バルブの開閉状態や、
模擬油圧としての電気的数値が表示される。また、モニ
タパネル19には、漏油相、漏油箇所、制限時間等の条件
データを入力するための入力表示部21…が設けられると
共に、訓練開始からの経過時間や、訓練生の回答や、訓
練の進行状況等が表示されるようになっている。
【0015】図2に示すように、制御部18は上記指導員
用設定入力部20、訓練生用回答操作部16、左右の模擬バ
ルブパネル3,3、各圧力表示手段5…、各流量表示手
段9…、警報受信部10等に電気的に接続されており、上
述した条件データや回答データが入力される他は、各模
擬バルブパネル3,3の各手動開閉バルブ6…,7…,
8…からの開・閉信号(開度信号)が入力される。ま
た、制御部18は、各模擬バルブパネル3,3の各圧力表
示部2…及び各圧力表示手段5…に電気信号を送信して
模擬油圧(圧力値)として電気的数値を表示させかつ漏
油状況に応じてその電気的数値を変動させたり、各流量
表示手段9…に電気信号を送信して模擬油流量(流量
値)として電気的数値を表示させかつ漏油状況に応じて
その電気的数値を変動させるよう電気信号を制御すると
共に、回答データや正誤判定データを設定入力部20及び
回答操作部16へ出力する。
【0016】このように、この漏油点探査訓練装置は、
表向きは3相/1回線の模擬OFケーブル油流経路を構
成しているが、裏側(ケーシング4内部)は、各模擬バ
ルブパネル3,3の手動開閉バルブ6…,7…,8…の
開閉位置を検出するリミットスイッチ等の電気的開閉検
出器(図示省略)や、上記制御部18等が設けられた電気
的構成とされている。
【0017】ところで、図5は、OFケーブルに絶縁油
漏洩が発生した場合の各種の漏油箇所探査方法(漏洩点
検出方法)の原理を説明する概略図である。簡単に説明
すると、図5(イ)は、油圧法の原理を示しており、漏
油ケーブル40のA,B,C,Dの4点で油圧を測定しか
つ布設地形の補正を行ってPA ,PB ,PC ,PD を得
る。図例の場合、漏洩点(漏油箇所)G以降の油圧
C ,PD は等しくなってC−D間に漏洩点Gがあるこ
とが分かり、A点(給油点)から漏洩点Gまでの距離x
は、ケーブル長をLとすると、次の式で求められる。
【0018】
【数1】
【0019】図5(ロ)は、差圧法の原理を示してお
り、共通の圧力油槽PTにてA点より漏油ケーブル40と
非漏油ケーブル(健全なケーブル)41に給油し、B,
C,Dの各点において両ケーブルの差圧ΔPB ,Δ
C ,ΔPD を測定する。図例の場合、漏洩点G以降の
差圧ΔPC とΔPD は等しくなるので、A点(給油点)
から漏洩点Gまでの距離xは、ケーブル長をLとする
と、次の式で求められる。
【0020】
【数2】
【0021】図5(ハ)は、油流法を示しており、この
場合、必要並行ケーブルは3条であり、漏油ケーブル40
と1本の非漏油ケーブル41の端部を接続し、共通の圧力
油槽PTにてA点(給油点)より各ケーブル40,41,41
に給油し、給油側の油流量Q 1 ,Q2 ,Q3 を測定す
る。A点(給油点)から漏洩点Gまでの距離xは、ケー
ブル長をLとすると、次の式で求められる。
【0022】
【数3】
【0023】次に、本発明に係るOFケーブルの漏油点
探査訓練装置を用いた漏油点探査訓練(シミュレーショ
ン訓練)の手順を説明する。この漏油点探査訓練装置
は、電気的に漏油の模擬状態を作りだし、上述した油圧
法、差圧法、油流法によって漏油箇所を探査する訓練を
行うことができる。
【0024】図7と図8のフローチャートを参照しつ
つ、初めに油圧法による漏油箇所探査訓練について説明
する。
【0025】電源投入後、各手動開閉バルブ6…,7
…,8…を訓練開始前の所定位置にして訓練装置を初期
状態にセットする(図4参照)。このとき、模擬的なケ
ーブル送電状態とされており、模擬ケーブルの模擬圧力
は定常圧(例えば0.2MPa)とされている。
【0026】次に、図1と図2と図4に示すように、指
導員は、訓練生から見えないところに設けられた設定入
力部20を操作して、訓練項目の油圧法を選択・入力する
と共に、各種条件データ(漏油相や漏油箇所や制限時
間)を制御部18へ入力する。即ち、モニタパネル19の
「漏油相設定」の赤相,白相,青相と表示された入力表
示部21…の内から一つ選択して(押して)設定入力し、
「漏油箇所設定」の 300m, 450m, 780m,1020mと
表示された入力表示部21…の内から一つ選択して設定入
力し、「制限時間」の5分,10分,15分,20分と表示さ
れた入力表示部21…の内から一つ選択して設定入力す
る。このとき、例えば習熟度の浅い訓練生が訓練を行う
場合は、制限時間を20分に設定するなど、指導員は設定
入力部20にて訓練生に応じた設定条件に選択する。な
お、本実施の形態では、赤相の 450mの位置に漏油箇所
を設定したとして以下説明する。
【0027】しかして、指導員がモニタパネル19の「訓
練開始」の入力表示部を押すことにより、訓練が開始さ
れる。即ち、模擬のOFケーブル漏油事故が発生する。
このとき、模擬的なケーブル送電停止状態とされる。こ
の漏油の模擬状態においては、各模擬バルブパネル3,
3の圧力表示部2…に表示されている電気的数値が、実
際のOFケーブル漏油事故の圧力低下速度と同等の速さ
で模擬的に低下していくよう、制御部18にてシーケンス
制御されると共に、経過時間が計測されモニタパネル19
に表示される。
【0028】ところで、訓練開始後に於て、制限時間を
越えた場合や、圧力表示部2の圧力低下が所定限界値を
越えた場合には、制御部18からNG信号が指導員用設定
入力部20へ送信され、モニタパネル19の小ウィンドウ
(図示省略)に訓練失敗の内容が表示されると共に、信
号灯、ブザーが動作し訓練生に訓練失敗を知らせ、直ち
に訓練が中止される。
【0029】訓練が開始されると、警報受信部10のブザ
ーが鳴ることで訓練生は直ちに漏油発生を知り、ブザー
停止ボタンを押してブザーを止める。そして、訓練生
は、赤相,白相,青相の内のどの油相が漏油により圧力
低下しているかを、各圧力表示部2…や、警報受信部10
の表示灯を見て判断する。
【0030】訓練生は、各模擬バルブパネル3,3の左
の圧力表示部2,2の圧力値が低下しているのを確認す
れば、赤相(模擬OFケーブル1a)に漏油が発生して
いると判断し、図6に示すように、赤相に於て、左の模
擬バルブパネル3の下の手動開閉バルブ6cを閉じて左
側の模擬圧力油槽PT1 を遮断した(太線で示す)模擬
油流経路を構成する(図5(イ)参照)。このとき、訓
練生のバルブ操作が正しければ赤相の各圧力表示手段5
a,5b,5cに圧力値がデジタル表示される。なお、
関係ない白相や青相のバルブ7…,8…や赤相の操作し
てはならないバルブ6a,6bを誤操作すれば信号灯、
ブザーが動作し、訓練者に誤操作したことを知らせる。
また、正しいバルブ操作が行われると圧力表示手段5
a,5b,5cに圧力値が表示される。
【0031】赤相の(斜線部で示す)各圧力表示手段5
a,5b,5cに圧力値が表示されれば、訓練生は、赤
相に於て、右の模擬バルブパネル3の圧力表示部2、各
圧力表示手段5a,5b,5c、左の模擬バルブパネル
3の圧力表示部2の各圧力値を読み取り、漏油箇所Gの
区間を判断する。このとき、漏油箇所G以降の圧力は等
しくなるので、中間及び左の圧力表示手段5b,5cと
左の圧力表示部2の示す各圧力値は等しくなっており、
訓練生はこれを確認することにより右と中間の圧力表示
手段5a,5b間に漏油箇所Gがあると判断できる。
【0032】そして、訓練生は、油圧法の計算式(上記
数1)に従い、必要な部分の圧力値を(時間を空けず迅
速に)読み取り、読み取った数値及び模擬OFケーブル
1の長さを油圧法の計算式にあてはめ、模擬OFケーブ
ル1aの右端部24から漏油箇所Gまでの距離を算出す
る。なお、本発明では、模擬OFケーブル1と左右の模
擬バルブパネル3,3とを接続する給油配管14,14の長
さを無視し、模擬OFケーブル1の左右端部24,24の模
擬油圧が左右の模擬バルブパネル3,3の圧力表示部
2,2に表示されるものとしている。従って、(太線
の)模擬油流経路に於て、模擬OFケーブル1(1a)
の右端部24が給油点とされている。
【0033】上記距離の算出の際、訓練生は、図3で説
明した訓練生用回答操作部16のモニタパネル17を使用す
ることができる。即ち、モニタパネル17には訓練内容や
制限時間及び(各油相の)左右の圧力表示部2…の圧力
値等が表示されると共に、回答を入力することができ
る。回答入力の際は、例えば、モニタパネル17を操作す
ることにより、画面の一部が数値入力画面(図示省略)
となり、数値入力画面の0〜9の数字部等を押して算出
した距離(回答値)を入力する。入力すれば、モニタパ
ネル17の「漏油箇所回答入力」の表示部22に回答値が表
示され、回答入力の入力表示部23を押すと正誤判定が表
示される。一方、(図4に示す)指導員用設定入力部20
のモニタパネル19には、訓練生のバルブ操作(開・閉)
や圧力値がリアルタイムで表示されると共に、訓練生が
回答した距離(回答値)及び正誤判定が表示される。
【0034】この回答入力時は、図2に示すように、訓
練生用回答操作部16からの回答データが制御部18に入力
され、制御部18にて回答データと条件データとを比較し
て正誤判定し、その判定データが指導員用設定入力部20
と訓練生用回答操作部16に送信される。不正解の場合、
制限時間等で訓練中止となるまで何度でも計算しなおし
て回答入力することができる。そして、回答値が正解す
れば、(図1で説明した)信号灯13が点灯しブザー12が
鳴って、回答値が正しかったことを訓練生に知らせ、訓
練完了となる。
【0035】次に、図7と図8のフローチャートを参照
しつつ、差圧法による漏油箇所探査訓練について説明す
る。上述と同様に、訓練装置の初期状態セットが完了す
れば、図1と図2と図4に示すように、指導員は、設定
入力部20を操作して、訓練項目の差圧法を選択・入力す
る。なお、この場合、図4中の「油圧法訓練」の文字が
「差圧法訓練」に変わる以外、その他は同じである。
【0036】また、指導者は、設定入力部20にて各種条
件データ(漏油相や漏油箇所や制限時間)を制御部18へ
入力する。本実施の形態では、白相の 780mの位置に漏
油箇所を設定したとして以下説明する。
【0037】しかして、指導員がモニタパネル19を操作
して訓練を開始し、模擬のOFケーブル漏油事故が発生
する。この漏油の模擬状態においては、(油圧法の場合
と同様に)各模擬バルブパネル3,3の圧力表示部2…
に表示されている電気的数値が、実際のOFケーブル漏
油事故の圧力低下速度と同等の速さで模擬的に低下して
いくよう、制御部18にて制御されると共に、経過時間が
計測されモニタパネル19に表示される。なお、訓練開始
後に於て、制限時間を越えた場合や、圧力表示部2の圧
力低下が所定限界値を越えた場合には、制御部18からN
G信号が指導員用設定入力部20及び信号灯、ブザーへ送
信され、モニタパネル19に訓練失敗の内容が表示され、
直ちに訓練が中止される。
【0038】訓練が開始されると、警報受信部10のブザ
ーが鳴ることで訓練生は直ちに漏油発生を知り、ブザー
停止ボタンを押してブザーを止め、赤相,白相,青相の
内のどの油相が漏油により圧力低下しているかを、各圧
力表示部2及び警報受信部10の表示灯を見て判断する。
【0039】訓練生は、各模擬バルブパネル3,3の中
間の圧力表示部2,2の圧力値が低下しているのを確認
すれば、白相(模擬OFケーブル1b)に漏油が発生し
ていると判断し、例えば図9に示すように、左の模擬バ
ルブパネル3に於て、白相と青相の下の手動開閉バルブ
7c,8cを閉じて模擬圧力油槽PT2 ,PT3 を遮断
し、右の模擬バルブパネル3に於て、青相の下の手動開
閉バルブ8cを閉じると共に、白相と青相の上の手動開
閉バルブ7a,8aを開けて連通させた(太線で示す)
模擬油流経路を構成する(図5(ロ)参照)。このと
き、訓練生のバルブ操作が正しければ白相及び青相の各
圧力表示手段5a…,5b…,5c…に圧力値が表示さ
れるが、誤っていれば正しいバルブ操作となるまで繰り
返す。なお、青相の代わりに赤相を利用しても良い。
【0040】白相及び青相の(斜線部で示す)各圧力表
示手段5a…,5b…,5c…に圧力値が表示されれ
ば、訓練生は、白相に於て、右の模擬バルブパネル3の
圧力表示部2、各圧力表示手段5a,5b,5c、左の
模擬バルブパネル3の圧力表示部2の各圧力値を読み取
り、漏油箇所Gの区間を判断する。このとき、漏油箇所
G以降の圧力は等しくなるので、左の圧力表示手段5c
と左の圧力表示部2の示す各圧力値(電気的数値)は等
しくなっており、訓練生はこれを確認することにより中
間と左の圧力表示手段5b,5c間に漏油箇所Gがある
と判断できる。
【0041】そして、訓練生は、差圧法の計算式(上記
数2)に従い、必要な部分の圧力値を読み取り、読み取
った数値及び模擬OFケーブル1の長さを差圧法の計算
式にあてはめ、模擬OFケーブル1bの右端部(給油
点)24から漏油箇所Gまでの距離を算出する。このと
き、図3に示す訓練生用回答操作部16のモニタパネル17
を使用して算出した距離(回答値)を入力し、回答入力
の入力表示部23を押す。これによって、制御部18にて回
答データと条件データとを比較して正誤判定し、その判
定データが指導員用設定入力部20と訓練生用回答操作部
16に送信される。回答値が正解すれば訓練完了となり、
不正解の場合、制限時間等で訓練中止となるまで何度で
も計算しなおして回答入力することができる。
【0042】次に、図7と図8のフローチャートを参照
しつつ、油流法による漏油箇所探査訓練について説明す
る。上述と同様に、訓練装置の初期状態セットが完了す
れば、図1と図2と図10に示すように、指導員は、設定
入力部20を操作して、訓練項目の油流法を選択・入力す
る。油流法を入力した場合、モニタパネル19には、模擬
OFケーブル1…と模擬バルブパネル3,3と模擬圧力
油槽PT1 …,PT2…,PT3 …とを接続した油流経
路図に於て、その各油相(赤相,白相,青相)の模擬油
流量(電気的数値)が表示されるようになっている。
【0043】また、指導者は、設定入力部20にて各種条
件データ(漏油相や漏油箇所や制限時間)を制御部18へ
入力する。本実施の形態では、青相の 960mの位置に漏
油箇所を設定したとして説明する。
【0044】しかして、指導員がモニタパネル19の「訓
練開始」の入力表示部を押して訓練が開始され、模擬の
OFケーブル漏油事故が発生する。この漏油の模擬状態
においては、各模擬バルブパネル3,3の圧力表示部2
…に表示されている電気的数値が、実際のOFケーブル
漏油事故の圧力低下と同等の速さで模擬的に低下してい
くと共に、経過時間が計測されモニタパネル19に表示さ
れる。また、訓練開始後は、制限時間を越えた場合や、
圧力表示部2の圧力低下が所定限界値を越えた場合に
は、制御部18からNG信号が指導員用設定入力部20へ送
信され、モニタパネル19に訓練失敗の内容が表示され、
直ちに訓練が中止される。
【0045】訓練が開始されると、警報受信部10のブザ
ーが鳴ることで訓練生は直ちに漏油発生を知り、ブザー
停止ボタンを押してブザーを止め、赤相,白相,青相の
内のどの油相が漏油により圧力低下しているかを、各圧
力表示部2…を見て判断する。
【0046】訓練生は、各模擬バルブパネル3,3の右
の圧力表示部2,2の圧力値が低下しているのを確認す
れば、青相(模擬OFケーブル1c)に漏油が発生して
いると判断し、図11に示すように、左の模擬バルブパネ
ル3に於て、青相と白相と赤相の下の手動開閉バルブ8
c,7c,6cを閉じて左側の模擬圧力油槽PT3 ,P
2 ,PT1 を遮断すると共に青相と白相の上のバルブ
8a,7aを開け、かつ、右の模擬バルブパネル3に於
て、白相と赤相の下の手動開閉バルブ7c,6cを閉じ
ると共に青相と白相と赤相の上のバルブ8a,7a,6
aを開けて相互に連通させた(太線で示す)模擬油流経
路を構成する(図5(ハ)参照)。このとき、訓練生の
バルブ操作が正しければ全ての油相(青相、白相及び赤
相)の流量表示手段9,9,9に流量値(電気的数値)
が表示される。バルブ操作が誤っていれば、信号灯、ブ
ザーで誤りを知らせ、正しいバルブ操作となるよう繰り
返す。
【0047】全ての油相の流量表示手段9,9,9に流
量値が表示されれば、各流量値及び模擬OFケーブル1
の長さを流量法の計算式(上記数3)にあてはめ、模擬
OFケーブル1cの右端部から漏油箇所Gまでの距離を
算出し、図3に示す訓練生用回答操作部16のモニタパネ
ル17を使用して算出した距離(回答値)を入力する。こ
れによって、制御部18にて回答データと条件データとを
比較して正誤判定し、その判定データが指導員用設定入
力部20と訓練生用回答操作部16に送信される。回答値が
正解すれば訓練完了となり、不正解の場合、制限時間等
で訓練中止となるまで何度でも計算しなおして回答入力
することができる。
【0048】このように、本発明のOFケーブルの漏油
点探査訓練装置は、油を使わず電気的に漏油の模擬状態
を作りだし、かつ、圧力降下現象等をリアルに発生させ
ることができる構成であるため、実際の漏油事故に近い
体験ができ、極めて実戦的な訓練が可能である。このと
き、油を用いていないので、訓練生が油で汚れたり、装
置及びその周辺が油で汚れるということもなく、さら
に、装置のメンテナンスは不要である。
【0049】また、模擬バルブパネル3,3の各手動開
閉バルブ6…,7…,8…の操作を電気信号により検出
しているため、訓練生の操作が的確であったか否かを制
御部18(コンピュータ)により判定でき、かつ、設定入
力部20のモニタパネル19にて指導員が訓練生の操作をチ
ェックすることができ、個々の訓練生に対して的確な指
導を行って、漏油事故の処理操作を正しく行う技能・技
術を短期間に習得させることができる。また、訓練が終
了すれば、指導員によって再び装置を初期状態にセット
し準備完了して、次の訓練を迅速に開始させることがで
きる。即ち、何度でも容易に訓練を繰り返し行うことが
できると共に、異なる条件設定を容易に設定することが
できる。
【0050】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、例えば、図6に示す油圧法による漏油箇所探査訓
練、及び図9に示す差圧法による漏油箇所探査訓練で
は、右側の模擬圧力油槽を遮断し、左側の模擬圧力油槽
にて給油する模擬油流経路を構成するも良く、この場
合、その模擬油流経路に対応して各圧力表示部2…及び
各圧力表示手段5…に圧力値(電気的数値)が表示され
る。また、流量表示手段9…を省略し、油圧法及び差圧
法の訓練装置としたり、圧力表示手段5…を省略して油
流法のみの訓練装置とすることもできる。
【0051】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0052】(請求項1によれば)油圧法や差圧法、及
び/又は、油流法による漏油箇所探査訓練(シミュレー
ション訓練)を行うことができるので、訓練生は実際の
漏油事故に近い体験をしながら漏油箇所の探査(模擬O
Fケーブル1の端部24から漏油箇所Gまでの距離の算
出)を正しく行う技能を、短期間で習得することができ
る。即ち、漏油事故発生時の各種現象に対する観察と判
断を正しく行い、それに対応した処理を的確かつ迅速に
行える人材を育成することができる。また、本物のOF
ケーブルを用いて漏油状態を作るのではなく、漏油の模
擬状態を作り出すので、訓練生が油等で汚れたり、装置
及びその周辺が油で汚れるということがなく、メンテナ
ンスは不要である。
【0053】(請求項2によれば)油圧法や差圧法、及
び/又は、油流法による漏油点探査訓練(シミュレーシ
ョン訓練)を行うことができる。従って、実際の漏油事
故に近い体験ができ、極めて実戦的な訓練が可能であ
り、漏油箇所の探査(模擬OFケーブル1の端部24から
漏油箇所Gまでの距離の算出)を正しく行う技能・技術
を、短期間で習得することができる。即ち、漏油事故発
生時の各種現象に対する観察と判断を正しく行い、それ
に対応した処理を的確かつ迅速に行える人材を育成する
ことができる。また、何度でも容易に訓練を繰り返し行
うことができる───初期状態への復旧が短時間で行え
る───と共に、異なる条件設定を容易に設定すること
ができる。また、本物のOFケーブルを用いて漏油状態
を作るのではなく、漏油の模擬状態を作り出すので、訓
練生が油で汚れたり、装置及びその周辺が油で汚れると
いうことがなく、メンテナンスは不要である。
【0054】(請求項3によれば)訓練生の回答が正し
いか否かを制御部18にて自動的にかつ迅速に判定し、正
誤判定を直ちに指導員及び訓練者に知らせることができ
る。 (請求項4によれば)訓練生の技能の上達度(熟練度)
に対応させることができる。 (請求項5によれば)指導員が訓練生の操作を指導員用
設定入力部20にてチェックすることができるので、指導
員が個々の訓練生に対して的確かつきめ細かく指導する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るOFケーブルの漏油点探査訓練装
置の実施の一形態の全体外観を示す正面図である。
【図2】全体の装置構成を示すブロック図である。
【図3】訓練生用回答操作部のモニタパネルを示す要部
正面図である。
【図4】指導員用設定入力部のモニタパネルを示す要部
側面図である。
【図5】各種の漏油箇所探査方法の原理を説明する概略
図である。
【図6】油圧法に基づく模擬油流経路を示す説明図であ
る。
【図7】漏油事故対応訓練を説明する第1のフローチャ
ートである。
【図8】漏油事故対応訓練を説明する第2のフローチャ
ートである。
【図9】差圧法に基づく模擬油流経路を示す説明図であ
る。
【図10】油流法による訓練を行う場合のモニタパネルの
画面を示す要部側面図である。
【図11】油流法に基づく模擬油流経路を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 模擬OFケーブル 2 圧力表示部 3 模擬バルブパネル 5 圧力表示手段 9 流量表示手段 16 訓練生用回答操作部 18 制御部 20 指導員用設定入力部 24 端部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 9/00 H02G 9/00 D 15/28 15/28 B (72)発明者 上廣 泰克 兵庫県尼崎市東向島西之町8番地 三菱電 線工業株式会社内 (72)発明者 飯野 克次 埼玉県熊谷市新堀1008番地 三菱電線工業 株式会社熊谷製作所内 (72)発明者 足立 文明 兵庫県尼崎市東向島西之町8番地 三菱電 線工業株式会社内 (72)発明者 高塚 勤 広島県広島市安佐北区可部町綾ヶ谷525 中国電力株式会社南原研修所内 (72)発明者 松尾 雅弘 広島県広島市安佐北区可部町綾ヶ谷525 中国電力株式会社南原研修所内 Fターム(参考) 5G369 AA16 BA05 EA01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数条の模擬OFケーブルの長手方向複
    数箇所の模擬油圧の圧力値を表示する圧力表示手段及び
    /又は該複数条の模擬OFケーブルの模擬油流量の流量
    値を表示する流量表示手段と、該複数条の模擬OFケー
    ブルの両端に配設されると共に模擬油圧の圧力値を表示
    する圧力表示部を有する一対の模擬バルブパネルと、を
    備え、上記複数条の模擬OFケーブルから所定位置に漏
    油箇所を設定して漏油の模擬状態を作りだし、かつ、模
    擬OFケーブル端部から漏油箇所までの距離を算出可能
    に構成したことを特徴とするOFケーブルの漏油点探査
    訓練装置。
  2. 【請求項2】 複数条の模擬OFケーブルの長手方向複
    数箇所の模擬油圧の圧力値を表示する圧力表示手段及び
    /又は該複数条の模擬OFケーブルの模擬油流量の流量
    値を表示する流量表示手段と、該複数条の模擬OFケー
    ブルの両端に配設されると共に模擬油圧の圧力値を表示
    する圧力表示部を有する一対の模擬バルブパネルと、を
    備え、上記複数条の模擬OFケーブルから所定位置に漏
    油箇所を設定して漏油の模擬状態を作りだし漏油箇所の
    探査訓練を行うことができるOFケーブルの漏油点探査
    訓練装置であって、上記漏油箇所を含む各種条件データ
    を設定可能な指導員用設定入力部と、該設定入力部から
    送信された上記条件データが入力されると共に上記各模
    擬バルブパネルの圧力表示部と上記各圧力表示手段に上
    記圧力値を表示させ又は上記各流量表示手段に上記流量
    値を表示させる制御部と、を具備し、漏油の模擬状態に
    於て、各模擬バルブパネルの圧力表示部に表示されてい
    る上記圧力値が変動すると共に、上記一対の模擬バルブ
    パネルのバルブを訓練生が選択的に開閉して所望の模擬
    油流経路を構成しかつ各圧力表示手段の圧力値又は各流
    量表示手段の流量値を読み取って模擬OFケーブル端部
    から漏油箇所までの距離を算出して、該距離を上記制御
    部に回答入力可能な訓練生用回答操作部を具備し、該回
    答操作部からの回答データと条件データとを上記制御部
    にて比較して正誤判定するように構成したことを特徴と
    するOFケーブルの漏油点探査訓練装置。
  3. 【請求項3】 指導員用設定入力部が、条件データや回
    答データ及び回答データの正誤判定を表示可能な機能を
    備えている請求項2記載のOFケーブルの漏油点探査訓
    練装置。
  4. 【請求項4】 条件データが、制限時間データを含み、
    制限時間を越えたとき又は制限時間内で圧力低下が所定
    限界値を越えたときに、NG信号が制御部から指導員用
    設定入力部に送信されて訓練失敗の内容が表示されるよ
    うに構成した請求項3記載のOFケーブルの漏油点探査
    訓練装置。
  5. 【請求項5】 模擬バルブパネルの操作ミスを行うと、
    NG信号が制御部から指導員用設定入力部に送信されて
    訓練失敗の内容が表示されるように構成した請求項3又
    は4記載のOFケーブルの漏油点探査訓練装置。
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