JP4463451B2 - Ofケーブルの漏油点探査訓練装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分】
本発明は、OFケーブルの漏油点探査訓練装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
OFケーブル内には油を常に充満させると共に一定圧力以上を維持させておかなければならず、万一、OFケーブルの一部から漏油が生じた場合には、的確かつ迅速に漏油箇所(漏油点)を探査し、補修する必要がある。
ところで、漏油箇所を探査する方法は、油圧法、差圧法、油流法などが公知である。上記方法は、その方法に応じた油流経路を構成して圧力や油流量を測定することにより、ケーブル端末から漏油箇所までの距離を算出するものである。
従来、このような各種の漏油箇所探査方法をシミュレーションによって訓練する装置が存在しなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、OFケーブルの漏油事故に対して、正しい知識で的確な処理のできる人材を、短期間に育成できないという問題があった。特に、このような漏油事故が実際に発生し、OFケーブル内の圧力が低下しはじめると、熟練者でもあわててしまい漏油箇所を迅速に探し出すことができない場合がある。
そこで、本発明は、漏油事故発生時の各種現象に対する観察と判断を正しく行い、的確かつ迅速に漏油箇所探査が行える人材を育成するためのOFケーブルの漏油点探査訓練装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係るOFケーブルの漏油点探査訓練装置は、電気的数値を複数条の模擬OFケーブルの長手方向複数箇所の模擬油圧の圧力値として表示する圧力表示手段及び電気的数値を該複数条の模擬OFケーブルの模擬油流量の流量値として表示する流量表示手段と、該複数条の模擬OFケーブルの両端に配設されると共に電気的数値を模擬OFケーブル端部の模擬油圧の圧力値として表示する圧力表示部を有する一対の模擬バルブパネルと、を備え、上記複数条の模擬OFケーブルから所定位置に漏油箇所を設定して油を使用せずに電気的に漏油の模擬状態を作りだし、かつ、上記模擬OFケーブル端部から上記漏油箇所までの距離を油圧法又は差圧法又は油流法にて算出可能に構成したものである。
【0005】
また、電気的数値を複数条の模擬OFケーブルの長手方向複数箇所の模擬油圧の圧力値として表示する圧力表示手段及び電気的数値を該複数条の模擬OFケーブルの模擬油流量の流量値として表示する流量表示手段と、該複数条の模擬OFケーブルの両端に配設されると共に電気的数値を模擬OFケーブル端部の模擬油圧の圧力値として表示する圧力表示部を有しかつ訓練生が選択的に開閉して所望の模擬油流経路を構成可能な複数のバルブを有する一対の模擬バルブパネルと、を備え、上記複数条の模擬OFケーブルから所定位置に漏油箇所を設定して油を使用せずに電気的に漏油の模擬状態を作りだし、かつ、上記模擬OFケーブル端部から上記漏油箇所までの距離を油圧法又は差圧法又は油流法にて算出可能に構成したOFケーブルの漏油点探査訓練装置であって、油圧法又は差圧法又は油流法によって上記距離を算出する訓練項目及び上記漏油箇所を含む各種条件データを設定可能な指導員用設定入力部と、該設定入力部から送信された上記条件データが入力されると共に上記各圧力表示部と上記各圧力表示手段に電気的数値を上記圧力値として表示させ又は上記各流量表示手段に電気的数値を上記流量値として表示させる制御部と、上記距離を上記制御部に回答入力可能な訓練生用回答操作部と、を具備し、上記漏油の模擬状態に於て、上記各圧力表示部に表示されている上記圧力値が変動すると共に、上記訓練生に所望の模擬油流経路を構成させかつ各圧力表示手段の圧力値又は各流量表示手段の流量値を読み取らせ、さらに、上記訓練生に上記距離を上記油圧法又は差圧法又は油流法にて算出させて上記回答操作部に回答入力させて、該回答操作部からの上記距離の回答データと上記条件データとを上記制御部にて比較して正誤判定するように構成したものである。
【0006】
また、上記指導員用設定入力部が、条件データや回答データ及び回答データの正誤判定を表示可能な機能を備えている。
また、条件データが、制限時間データを含み、制限時間を越えたとき又は制限時間内で圧力低下が所定限界値を越えたときに、NG信号が上記制御部から上記指導員用設定入力部に送信されて訓練失敗の内容が表示されるように構成したものである。
また、上記模擬バルブパネルの上記バルブの操作ミスを行うと、NG信号が上記制御部から上記指導員用設定入力部に送信されて訓練失敗の内容が表示されるように構成したものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態を示す図面に基づき、本発明を詳説する。
【0008】
図1に於て、本発明に係るOFケーブルの漏油点探査訓練装置の全体外観の正面図を例示する。図2は全体の装置構成を示すブロック図である。この漏油点探査訓練装置は、複数条の模擬OFケーブル1…の長手方向複数箇所の模擬油圧として電気的数値を表示する圧力表示手段5…と、複数条の模擬OFケーブル1…の模擬油流量として電気的数値を表示する流量表示手段9…と、複数条の模擬OFケーブル1…の両端に配設されると共に模擬油圧として電気的数値を表示する圧力表示部2…を有する一対の模擬バルブパネル3,3と、を備え、複数条の模擬OFケーブル1…から所定位置に漏油箇所を設定して油を使わず電気的に漏油の模擬状態を作りだし、漏油箇所の探査訓練───油圧法、差圧法又は油流法によって漏油点を算出する訓練───を行うことができるものである。
【0009】
具体的に説明すると、図1と図6に示すように、4はケーシングであり、その正面壁には、左変電所と右変電所との間に敷設した3相/1回線を構成する模擬(単心)OFケーブル1(1a),1(1b),1(1c)が描かれている。各模擬(単心)OFケーブル1…は途中部に3個の接続部を有している。そして、各接続部の位置の模擬油圧として電気的数値を表示する上記圧力表示手段5…(5a,5b,5c)が、正面壁に設けられている。圧力表示手段5は実際にはデジタル表示の電圧計等の電気的計器であり、例えば電圧値等の数値がそのまま表示されず模擬的な圧力値として変換された電気的数値が表示される。また、各模擬OFケーブル1…の左右端は、描かれた模擬の給油配管14…を介して左右の模擬バルブパネル3,3と接続されており、右の各給油配管14…の途中部に上記流量表示手段9…が設けられている。流量表示手段9も実際にはデジタル表示の電圧計等の電気的計器であり、例えば電圧値等の数値がそのまま表示されず模擬的な流量値として変換された電気的数値が表示される。なお、正面壁に描かれた 240m, 300m, 360m, 300mの文字は、模擬OFケーブル1の端部24から接続部までの距離や接続部間の模擬的な距離を示している。
【0010】
模擬バルブパネル3は、3相の模擬OFケーブル1…に各々対応する3個の圧力表示部2…を有すると共に、各圧力表示部2…の下方に手動開閉バルブ6…,7…,8…を有している。圧力表示部2は、表向きは目盛り(単位MPa )と針を有する油圧計であるが、実際は電気信号で動作する電圧計等の電気的計器であり、例えば模擬油圧の上昇・降下(針の動き)を電圧等の強弱にて制御している。即ち、圧力表示部2には、電圧等の数値がそのまま表示されず模擬的な圧力値として変換された電気的数値が表示される。この模擬バルブパネル3は実線路に使用されているものと外観を同じくするのが望ましい。また、PT1 ,PT2 ,PT3 は正面壁に描かれた模擬圧力油槽であって、左右の模擬バルブパネル3,3に夫々対応して配置され描かれた模擬配管15…にて接続されている。このように、模擬OFケーブル1…と模擬バルブパネル3,3と各模擬圧力油槽PT1 …,PT2 …,PT3 …とが接続されて模擬の油流経路が構成されている。
【0011】
また、ケーシング4の正面壁の右端には、警報受信部10が設けられている。この警報受信部10は、ブザー、警報ランプ、点検ボタン、ブザー停止ボタン等を備え、(図1に示した模擬OFケーブル1a,1b,1cを、仮に赤相,白相,青相とした場合に、)赤相,白相,青相の模擬OFケーブル1a,1b,1cの漏油発生警報を個別に上記警報ランプにて発するよう構成されており、実線路に使用されているものと外観を同じくするのが、好ましい。また、12はブザーであり、13は信号灯である。
【0012】
さらに、図1〜図3に示すように、模擬OFケーブル1…の上方には、モニタパネル17を備えた訓練生用回答操作部16が設けられている。この回答操作部16は、そのモニタパネル17によって、模擬OFケーブル1端部から漏油箇所までの距離の回答データを後述の制御部18に設定入力可能である。
【0013】
また、図1と図2と図4に示すように、ケーシング4の左側壁には、モニタパネル19を備えた指導員用設定入力部20が設けられている。この設定入力部20は、そのモニタパネル19によって、漏油箇所を含む各種条件データを制御部18に設定入力可能であると共に、条件データや回答データ及び回答データの正誤判定等が表示可能である。
【0014】
詳しく説明すると、モニタパネル19には、模擬OFケーブル1…と模擬バルブパネル3,3と模擬圧力油槽PT1 …,PT2 …,PT3 …とを接続した油流経路図が表示されると共に、各バルブの開閉状態や、模擬油圧としての電気的数値が表示される。また、モニタパネル19には、漏油相、漏油箇所、制限時間等の条件データを入力するための入力表示部21…が設けられると共に、訓練開始からの経過時間や、訓練生の回答や、訓練の進行状況等が表示されるようになっている。
【0015】
図2に示すように、制御部18は上記指導員用設定入力部20、訓練生用回答操作部16、左右の模擬バルブパネル3,3、各圧力表示手段5…、各流量表示手段9…、警報受信部10等に電気的に接続されており、上述した条件データや回答データが入力される他は、各模擬バルブパネル3,3の各手動開閉バルブ6…,7…,8…からの開・閉信号(開度信号)が入力される。また、制御部18は、各模擬バルブパネル3,3の各圧力表示部2…及び各圧力表示手段5…に電気信号を送信して模擬油圧(圧力値)として電気的数値を表示させかつ漏油状況に応じてその電気的数値を変動させたり、各流量表示手段9…に電気信号を送信して模擬油流量(流量値)として電気的数値を表示させかつ漏油状況に応じてその電気的数値を変動させるよう電気信号を制御すると共に、回答データや正誤判定データを設定入力部20及び回答操作部16へ出力する。
【0016】
このように、この漏油点探査訓練装置は、表向きは3相/1回線の模擬OFケーブル油流経路を構成しているが、裏側(ケーシング4内部)は、各模擬バルブパネル3,3の手動開閉バルブ6…,7…,8…の開閉位置を検出するリミットスイッチ等の電気的開閉検出器(図示省略)や、上記制御部18等が設けられた電気的構成とされている。
【0017】
ところで、図5は、OFケーブルに絶縁油漏洩が発生した場合の各種の漏油箇所探査方法(漏洩点検出方法)の原理を説明する概略図である。簡単に説明すると、図5(イ)は、油圧法の原理を示しており、漏油ケーブル40のA,B,C,Dの4点で油圧を測定しかつ布設地形の補正を行ってPA ,PB ,PC ,PD を得る。図例の場合、漏洩点(漏油箇所)G以降の油圧PC ,PD は等しくなってB−C間に漏洩点Gがあることが分かり、A点(給油点)から漏洩点Gまでの距離xは、ケーブル長をLとすると、次の式で求められる。
【0018】
【数1】
【0019】
図5(ロ)は、差圧法の原理を示しており、共通の圧力油槽PTにてA点より漏油ケーブル40と非漏油ケーブル(健全なケーブル)41に給油し、B,C,Dの各点において両ケーブルの差圧ΔPB ,ΔPC ,ΔPD を測定する。図例の場合、漏洩点G以降の差圧ΔPC とΔPD は等しくなるので、A点(給油点)から漏洩点Gまでの距離xは、ケーブル長をLとすると、次の式で求められる。
【0020】
【数2】
【0021】
図5(ハ)は、油流法を示しており、この場合、必要並行ケーブルは3条であり、漏油ケーブル40と1本の非漏油ケーブル41の端部を接続し、共通の圧力油槽PTにてA点(給油点)より各ケーブル40,41,41に給油し、給油側の油流量Q1 ,Q2 ,Q3 を測定する。A点(給油点)から漏洩点Gまでの距離xは、ケーブル長をLとすると、次の式で求められる。
【0022】
【数3】
【0023】
次に、本発明に係るOFケーブルの漏油点探査訓練装置を用いた漏油点探査訓練(シミュレーション訓練)の手順を説明する。この漏油点探査訓練装置は、電気的に漏油の模擬状態を作りだし、上述した油圧法、差圧法、油流法によって漏油箇所を探査する訓練を行うことができる。
【0024】
図7と図8のフローチャートを参照しつつ、初めに油圧法による漏油箇所探査訓練について説明する。
【0025】
電源投入後、各手動開閉バルブ6…,7…,8…を訓練開始前の所定位置にして訓練装置を初期状態にセットする(図4参照)。このとき、模擬的なケーブル送電状態とされており、模擬ケーブルの模擬圧力は定常圧(例えば0.2MPa)とされている。
【0026】
次に、図1と図2と図4に示すように、指導員は、訓練生から見えないところに設けられた設定入力部20を操作して、訓練項目の油圧法を選択・入力すると共に、各種条件データ(漏油相や漏油箇所や制限時間)を制御部18へ入力する。即ち、モニタパネル19の「漏油相設定」の赤相,白相,青相と表示された入力表示部21…の内から一つ選択して(押して)設定入力し、「漏油箇所設定」の 300m,450m, 780m,1020mと表示された入力表示部21…の内から一つ選択して設定入力し、「制限時間」の5分,10分,15分,20分と表示された入力表示部21…の内から一つ選択して設定入力する。このとき、例えば習熟度の浅い訓練生が訓練を行う場合は、制限時間を20分に設定するなど、指導員は設定入力部20にて訓練生に応じた設定条件に選択する。なお、本実施の形態では、赤相の 450mの位置に漏油箇所を設定したとして以下説明する。
【0027】
しかして、指導員がモニタパネル19の「訓練開始」の入力表示部を押すことにより、訓練が開始される。即ち、模擬のOFケーブル漏油事故が発生する。このとき、模擬的なケーブル送電停止状態とされる。この漏油の模擬状態においては、各模擬バルブパネル3,3の圧力表示部2…に表示されている電気的数値が、実際のOFケーブル漏油事故の圧力低下速度と同等の速さで模擬的に低下していくよう、制御部18にてシーケンス制御されると共に、経過時間が計測されモニタパネル19に表示される。
【0028】
ところで、訓練開始後に於て、制限時間を越えた場合や、圧力表示部2の圧力低下が所定限界値を越えた場合には、制御部18からNG信号が指導員用設定入力部20へ送信され、モニタパネル19の小ウィンドウ(図示省略)に訓練失敗の内容が表示されると共に、信号灯、ブザーが動作し訓練生に訓練失敗を知らせ、直ちに訓練が中止される。
【0029】
訓練が開始されると、警報受信部10のブザーが鳴ることで訓練生は直ちに漏油発生を知り、ブザー停止ボタンを押してブザーを止める。そして、訓練生は、赤相,白相,青相の内のどの油相が漏油により圧力低下しているかを、各圧力表示部2…や、警報受信部10の表示灯を見て判断する。
【0030】
訓練生は、各模擬バルブパネル3,3の左の圧力表示部2,2の圧力値が低下しているのを確認すれば、赤相(模擬OFケーブル1a)に漏油が発生していると判断し、図6に示すように、赤相に於て、左の模擬バルブパネル3の下の手動開閉バルブ6cを閉じて左側の模擬圧力油槽PT1 を遮断した(太線で示す)模擬油流経路を構成する(図5(イ)参照)。このとき、訓練生のバルブ操作が正しければ赤相の各圧力表示手段5a,5b,5cに圧力値がデジタル表示される。なお、関係ない白相や青相のバルブ7…,8…や赤相の操作してはならないバルブ6a,6bを誤操作すれば信号灯、ブザーが動作し、訓練者に誤操作したことを知らせる。また、正しいバルブ操作が行われると圧力表示手段5a,5b,5cに圧力値が表示される。
【0031】
赤相の(斜線部で示す)各圧力表示手段5a,5b,5cに圧力値が表示されれば、訓練生は、赤相に於て、右の模擬バルブパネル3の圧力表示部2、各圧力表示手段5a,5b,5c、左の模擬バルブパネル3の圧力表示部2の各圧力値を読み取り、漏油箇所Gの区間を判断する。このとき、漏油箇所G以降の圧力は等しくなるので、中間及び左の圧力表示手段5b,5cと左の圧力表示部2の示す各圧力値は等しくなっており、訓練生はこれを確認することにより右と中間の圧力表示手段5a,5b間に漏油箇所Gがあると判断できる。
【0032】
そして、訓練生は、油圧法の計算式(上記数1)に従い、必要な部分の圧力値を(時間を空けず迅速に)読み取り、読み取った数値及び模擬OFケーブル1の長さを油圧法の計算式にあてはめ、模擬OFケーブル1aの右端部24から漏油箇所Gまでの距離を算出する。なお、本発明では、模擬OFケーブル1と左右の模擬バルブパネル3,3とを接続する給油配管14,14の長さを無視し、模擬OFケーブル1の左右端部24,24の模擬油圧が左右の模擬バルブパネル3,3の圧力表示部2,2に表示されるものとしている。従って、(太線の)模擬油流経路に於て、模擬OFケーブル1(1a)の右端部24が給油点とされている。
【0033】
上記距離の算出の際、訓練生は、図3で説明した訓練生用回答操作部16のモニタパネル17を使用することができる。即ち、モニタパネル17には訓練内容や制限時間及び(各油相の)左右の圧力表示部2…の圧力値等が表示されると共に、回答を入力することができる。回答入力の際は、例えば、モニタパネル17を操作することにより、画面の一部が数値入力画面(図示省略)となり、数値入力画面の0〜9の数字部等を押して算出した距離(回答値)を入力する。入力すれば、モニタパネル17の「漏油箇所回答入力」の表示部22に回答値が表示され、回答入力の入力表示部23を押すと正誤判定が表示される。一方、(図4に示す)指導員用設定入力部20のモニタパネル19には、訓練生のバルブ操作(開・閉)や圧力値がリアルタイムで表示されると共に、訓練生が回答した距離(回答値)及び正誤判定が表示される。
【0034】
この回答入力時は、図2に示すように、訓練生用回答操作部16からの回答データが制御部18に入力され、制御部18にて回答データと条件データとを比較して正誤判定し、その判定データが指導員用設定入力部20と訓練生用回答操作部16に送信される。不正解の場合、制限時間等で訓練中止となるまで何度でも計算しなおして回答入力することができる。そして、回答値が正解すれば、(図1で説明した)信号灯13が点灯しブザー12が鳴って、回答値が正しかったことを訓練生に知らせ、訓練完了となる。
【0035】
次に、図7と図8のフローチャートを参照しつつ、差圧法による漏油箇所探査訓練について説明する。上述と同様に、訓練装置の初期状態セットが完了すれば、図1と図2と図4に示すように、指導員は、設定入力部20を操作して、訓練項目の差圧法を選択・入力する。なお、この場合、図4中の「油圧法訓練」の文字が「差圧法訓練」に変わる以外、その他は同じである。
【0036】
また、指導者は、設定入力部20にて各種条件データ(漏油相や漏油箇所や制限時間)を制御部18へ入力する。本実施の形態では、白相の 780mの位置に漏油箇所を設定したとして以下説明する。
【0037】
しかして、指導員がモニタパネル19を操作して訓練を開始し、模擬のOFケーブル漏油事故が発生する。この漏油の模擬状態においては、(油圧法の場合と同様に)各模擬バルブパネル3,3の圧力表示部2…に表示されている電気的数値が、実際のOFケーブル漏油事故の圧力低下速度と同等の速さで模擬的に低下していくよう、制御部18にて制御されると共に、経過時間が計測されモニタパネル19に表示される。なお、訓練開始後に於て、制限時間を越えた場合や、圧力表示部2の圧力低下が所定限界値を越えた場合には、制御部18からNG信号が指導員用設定入力部20及び信号灯、ブザーへ送信され、モニタパネル19に訓練失敗の内容が表示され、直ちに訓練が中止される。
【0038】
訓練が開始されると、警報受信部10のブザーが鳴ることで訓練生は直ちに漏油発生を知り、ブザー停止ボタンを押してブザーを止め、赤相,白相,青相の内のどの油相が漏油により圧力低下しているかを、各圧力表示部2及び警報受信部10の表示灯を見て判断する。
【0039】
訓練生は、各模擬バルブパネル3,3の中間の圧力表示部2,2の圧力値が低下しているのを確認すれば、白相(模擬OFケーブル1b)に漏油が発生していると判断し、例えば図9に示すように、左の模擬バルブパネル3に於て、白相と青相の下の手動開閉バルブ7c,8cを閉じて模擬圧力油槽PT2 ,PT3 を遮断し、右の模擬バルブパネル3に於て、青相の下の手動開閉バルブ8cを閉じると共に、白相と青相の上の手動開閉バルブ7a,8aを開けて連通させた(太線で示す)模擬油流経路を構成する(図5(ロ)参照)。このとき、訓練生のバルブ操作が正しければ白相及び青相の各圧力表示手段5a…,5b…,5c…に圧力値が表示されるが、誤っていれば正しいバルブ操作となるまで繰り返す。なお、青相の代わりに赤相を利用しても良い。
【0040】
白相及び青相の(斜線部で示す)各圧力表示手段5a…,5b…,5c…に圧力値が表示されれば、訓練生は、白相に於て、右の模擬バルブパネル3の圧力表示部2、各圧力表示手段5a,5b,5c、左の模擬バルブパネル3の圧力表示部2の各圧力値を読み取り、漏油箇所Gの区間を判断する。このとき、漏油箇所G以降の圧力は等しくなるので、左の圧力表示手段5cと左の圧力表示部2の示す各圧力値(電気的数値)は等しくなっており、訓練生はこれを確認することにより中間と左の圧力表示手段5b,5c間に漏油箇所Gがあると判断できる。
【0041】
そして、訓練生は、差圧法の計算式(上記数2)に従い、必要な部分の圧力値を読み取り、読み取った数値及び模擬OFケーブル1の長さを差圧法の計算式にあてはめ、模擬OFケーブル1bの右端部(給油点)24から漏油箇所Gまでの距離を算出する。このとき、図3に示す訓練生用回答操作部16のモニタパネル17を使用して算出した距離(回答値)を入力し、回答入力の入力表示部23を押す。これによって、制御部18にて回答データと条件データとを比較して正誤判定し、その判定データが指導員用設定入力部20と訓練生用回答操作部16に送信される。回答値が正解すれば訓練完了となり、不正解の場合、制限時間等で訓練中止となるまで何度でも計算しなおして回答入力することができる。
【0042】
次に、図7と図8のフローチャートを参照しつつ、油流法による漏油箇所探査訓練について説明する。上述と同様に、訓練装置の初期状態セットが完了すれば、図1と図2と図10に示すように、指導員は、設定入力部20を操作して、訓練項目の油流法を選択・入力する。油流法を入力した場合、モニタパネル19には、模擬OFケーブル1…と模擬バルブパネル3,3と模擬圧力油槽PT1 …,PT2 …,PT3 …とを接続した油流経路図に於て、その各油相(赤相,白相,青相)の模擬油流量(電気的数値)が表示されるようになっている。
【0043】
また、指導者は、設定入力部20にて各種条件データ(漏油相や漏油箇所や制限時間)を制御部18へ入力する。本実施の形態では、青相の 960mの位置に漏油箇所を設定したとして説明する。
【0044】
しかして、指導員がモニタパネル19の「訓練開始」の入力表示部を押して訓練が開始され、模擬のOFケーブル漏油事故が発生する。この漏油の模擬状態においては、各模擬バルブパネル3,3の圧力表示部2…に表示されている電気的数値が、実際のOFケーブル漏油事故の圧力低下と同等の速さで模擬的に低下していくと共に、経過時間が計測されモニタパネル19に表示される。また、訓練開始後は、制限時間を越えた場合や、圧力表示部2の圧力低下が所定限界値を越えた場合には、制御部18からNG信号が指導員用設定入力部20へ送信され、モニタパネル19に訓練失敗の内容が表示され、直ちに訓練が中止される。
【0045】
訓練が開始されると、警報受信部10のブザーが鳴ることで訓練生は直ちに漏油発生を知り、ブザー停止ボタンを押してブザーを止め、赤相,白相,青相の内のどの油相が漏油により圧力低下しているかを、各圧力表示部2…を見て判断する。
【0046】
訓練生は、各模擬バルブパネル3,3の右の圧力表示部2,2の圧力値が低下しているのを確認すれば、青相(模擬OFケーブル1c)に漏油が発生していると判断し、図11に示すように、左の模擬バルブパネル3に於て、青相と白相と赤相の下の手動開閉バルブ8c,7c,6cを閉じて左側の模擬圧力油槽PT3 ,PT2 ,PT1 を遮断すると共に青相と白相の上のバルブ8a,7aを開け、かつ、右の模擬バルブパネル3に於て、白相と赤相の下の手動開閉バルブ7c,6cを閉じると共に青相と白相と赤相の上のバルブ8a,7a,6aを開けて相互に連通させた(太線で示す)模擬油流経路を構成する(図5(ハ)参照)。このとき、訓練生のバルブ操作が正しければ全ての油相(青相、白相及び赤相)の流量表示手段9,9,9に流量値(電気的数値)が表示される。バルブ操作が誤っていれば、信号灯、ブザーで誤りを知らせ、正しいバルブ操作となるよう繰り返す。
【0047】
全ての油相の流量表示手段9,9,9に流量値が表示されれば、各流量値及び模擬OFケーブル1の長さを流量法の計算式(上記数3)にあてはめ、模擬OFケーブル1cの右端部から漏油箇所Gまでの距離を算出し、図3に示す訓練生用回答操作部16のモニタパネル17を使用して算出した距離(回答値)を入力する。これによって、制御部18にて回答データと条件データとを比較して正誤判定し、その判定データが指導員用設定入力部20と訓練生用回答操作部16に送信される。回答値が正解すれば訓練完了となり、不正解の場合、制限時間等で訓練中止となるまで何度でも計算しなおして回答入力することができる。
【0048】
このように、本発明のOFケーブルの漏油点探査訓練装置は、油を使わず電気的に漏油の模擬状態を作りだし、かつ、圧力降下現象等をリアルに発生させることができる構成であるため、実際の漏油事故に近い体験ができ、極めて実戦的な訓練が可能である。このとき、油を用いていないので、訓練生が油で汚れたり、装置及びその周辺が油で汚れるということもなく、さらに、装置のメンテナンスは不要である。
【0049】
また、模擬バルブパネル3,3の各手動開閉バルブ6…,7…,8…の操作を電気信号により検出しているため、訓練生の操作が的確であったか否かを制御部18(コンピュータ)により判定でき、かつ、設定入力部20のモニタパネル19にて指導員が訓練生の操作をチェックすることができ、個々の訓練生に対して的確な指導を行って、漏油事故の処理操作を正しく行う技能・技術を短期間に習得させることができる。また、訓練が終了すれば、指導員によって再び装置を初期状態にセットし準備完了して、次の訓練を迅速に開始させることができる。即ち、何度でも容易に訓練を繰り返し行うことができると共に、異なる条件設定を容易に設定することができる。
【0050】
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されず、例えば、図6に示す油圧法による漏油箇所探査訓練、及び図9に示す差圧法による漏油箇所探査訓練では、右側の模擬圧力油槽を遮断し、左側の模擬圧力油槽にて給油する模擬油流経路を構成するも良く、この場合、その模擬油流経路に対応して各圧力表示部2…及び各圧力表示手段5…に圧力値(電気的数値)が表示される。また、流量表示手段9…を省略し、油圧法及び差圧法の訓練装置としたり、圧力表示手段5…を省略して油流法のみの訓練装置とすることもできる。
【0051】
【発明の効果】
本発明は上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。
【0052】
(請求項1によれば)油圧法や差圧法、油流法による漏油箇所探査訓練(シミュレーション訓練)を行うことができるので、訓練生は実際の漏油事故に近い体験をしながら漏油箇所の探査(模擬OFケーブル1の端部24から漏油箇所Gまでの距離の算出)を正しく行う技能を、短期間で習得することができる。即ち、漏油事故発生時の各種現象に対する観察と判断を正しく行い、それに対応した処理を的確かつ迅速に行える人材を育成することができる。
また、本物のOFケーブルを用いて漏油状態を作るのではなく、漏油の模擬状態を作り出すので、訓練生が油等で汚れたり、装置及びその周辺が油で汚れるということがなく、メンテナンスは不要である。
【0053】
(請求項2によれば)油圧法や差圧法、油流法による漏油点探査訓練(シミュレーション訓練)を行うことができる。従って、実際の漏油事故に近い体験ができ、極めて実戦的な訓練が可能であり、漏油箇所の探査(模擬OFケーブル1の端部24から漏油箇所Gまでの距離の算出)を正しく行う技能・技術を、短期間で習得することができる。即ち、漏油事故発生時の各種現象に対する観察と判断を正しく行い、それに対応した処理を的確かつ迅速に行える人材を育成することができる。
また、何度でも容易に訓練を繰り返し行うことができる───初期状態への復旧が短時間で行える───と共に、異なる条件設定を容易に設定することができる。
また、本物のOFケーブルを用いて漏油状態を作るのではなく、漏油の模擬状態を作り出すので、訓練生が油で汚れたり、装置及びその周辺が油で汚れるということがなく、メンテナンスは不要である。
【0054】
(請求項3によれば)訓練生の回答が正しいか否かを制御部18にて自動的にかつ迅速に判定し、正誤判定を直ちに指導員及び訓練者に知らせることができる。
(請求項4によれば)訓練生の技能の上達度(熟練度)に対応させることができる。
(請求項5によれば)指導員が訓練生の操作を指導員用設定入力部20にてチェックすることができるので、指導員が個々の訓練生に対して的確かつきめ細かく指導することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るOFケーブルの漏油点探査訓練装置の実施の一形態の全体外観を示す正面図である。
【図2】 全体の装置構成を示すブロック図である。
【図3】 訓練生用回答操作部のモニタパネルを示す要部正面図である。
【図4】 指導員用設定入力部のモニタパネルを示す要部側面図である。
【図5】 各種の漏油箇所探査方法の原理を説明する概略図である。
【図6】 油圧法に基づく模擬油流経路を示す説明図である。
【図7】 漏油事故対応訓練を説明する第1のフローチャートである。
【図8】 漏油事故対応訓練を説明する第2のフローチャートである。
【図9】 差圧法に基づく模擬油流経路を示す説明図である。
【図10】 油流法による訓練を行う場合のモニタパネルの画面を示す要部側面図である。
【図11】 油流法に基づく模擬油流経路を示す説明図である。
【符号の説明】
1 模擬OFケーブル
2 圧力表示部
3 模擬バルブパネル
5 圧力表示手段
9 流量表示手段
16 訓練生用回答操作部
18 制御部
20 指導員用設定入力部
24 端部
Claims (5)
- 電気的数値を複数条の模擬OFケーブル(1)(1)(1)の長手方向複数箇所の模擬油圧の圧力値として表示する圧力表示手段(5)(5)(5)及び電気的数値を該複数条の模擬OFケーブル(1)(1)(1)の模擬油流量の流量値として表示する流量表示手段(9)(9)(9)と、該複数条の模擬OFケーブル(1)(1)(1)の両端に配設されると共に電気的数値を模擬OFケーブル端部(24)(24)の模擬油圧の圧力値として表示する圧力表示部(2)(2)(2)を有する一対の模擬バルブパネル(3)(3)と、を備え、上記複数条の模擬OFケーブル(1)(1)(1)から所定位置に漏油箇所を設定して油を使用せずに電気的に漏油の模擬状態を作りだし、かつ、上記模擬OFケーブル端部(24)(24)から上記漏油箇所までの距離を油圧法又は差圧法又は油流法にて算出可能に構成したことを特徴とするOFケーブルの漏油点探査訓練装置。
- 電気的数値を複数条の模擬OFケーブル(1)(1)(1)の長手方向複数箇所の模擬油圧の圧力値として表示する圧力表示手段(5)(5)(5)及び電気的数値を該複数条の模擬OFケーブル(1)(1)(1)の模擬油流量の流量値として表示する流量表示手段(9)(9)(9)と、該複数条の模擬OFケーブル(1)(1)(1)の両端に配設されると共に電気的数値を模擬OFケーブル端部(24)(24)の模擬油圧の圧力値として表示する圧力表示部(2)(2)(2)を有しかつ訓練生が選択的に開閉して所望の模擬油流経路を構成可能な複数のバルブ(6)(7)(8)を有する一対の模擬バルブパネル(3)(3)と、を備え、上記複数条の模擬OFケーブル(1)(1)(1)から所定位置に漏油箇所を設定して油を使用せずに電気的に漏油の模擬状態を作りだし、かつ、上記模擬OFケーブル端部(24)(24)から上記漏油箇所までの距離を油圧法又は差圧法又は油流法にて算出可能に構成したOFケーブルの漏油点探査訓練装置であって、
油圧法又は差圧法又は油流法によって上記距離を算出する訓練項目及び上記漏油箇所を含む各種条件データを設定可能な指導員用設定入力部(20)と、該設定入力部(20)から送信された上記条件データが入力されると共に上記各圧力表示部(2)(2)(2)と上記各圧力表示手段(5)(5)(5)に電気的数値を上記圧力値として表示させ又は上記各流量表示手段(9)(9)(9)に電気的数値を上記流量値として表示させる制御部(18)と、上記距離を上記制御部(18)に回答入力可能な訓練生用回答操作部(16)と、を具備し、
上記漏油の模擬状態に於て、上記各圧力表示部(2)(2)(2)に表示されている上記圧力値が変動すると共に、上記訓練生に所望の模擬油流経路を構成させかつ各圧力表示手段(5)(5)(5)の圧力値又は各流量表示手段(9)(9)(9)の流量値を読み取らせ、さらに、上記訓練生に上記距離を上記油圧法又は差圧法又は油流法にて算出させて上記回答操作部(16)に回答入力させて、該回答操作部(16)からの上記距離の回答データと上記条件データとを上記制御部(18)にて比較して正誤判定するように構成したことを特徴とするOFケーブルの漏油点探査訓練装置。 - 上記指導員用設定入力部(20)が、条件データや回答データ及び回答データの正誤判定を表示可能な機能を備えている請求項2記載のOFケーブルの漏油点探査訓練装置。
- 条件データが、制限時間データを含み、制限時間を越えたとき又は制限時間内で圧力低下が所定限界値を越えたときに、NG信号が上記制御部(18)から上記指導員用設定入力部(20)に送信されて訓練失敗の内容が表示されるように構成した請求項3記載のOFケーブルの漏油点探査訓練装置。
- 上記模擬バルブパネル(3)の上記バルブ(6)(7)(8)の操作ミスを行うと、NG信号が制御部から上記指導員用設定入力部(20)に送信されて訓練失敗の内容が表示されるように構成した請求項3又は4記載のOFケーブルの漏油点探査訓練装置。
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