JP2003110579A - 通信端末装置、通信確立方法、および該方法に係るプログラム - Google Patents

通信端末装置、通信確立方法、および該方法に係るプログラム

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JP2003110579A JP2001299345A JP2001299345A JP2003110579A JP 2003110579 A JP2003110579 A JP 2003110579A JP 2001299345 A JP2001299345 A JP 2001299345A JP 2001299345 A JP2001299345 A JP 2001299345A JP 2003110579 A JP2003110579 A JP 2003110579A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】サービス利用端末と中遠距離無線通信により接
続可能なサービス提供端末がそれぞれ複数存在する場
合、サービス利用端末を持つユーザが、特別な操作をす
ることなく、物理的に最も近接したサービス提供端末を
選択して中遠距離無線通信を確立することができ、かつ
中遠距離無線通信確立までの時間を短縮することができ
る通信確立方法および通信端末装置を提供することを目
的とする。 【解決手段】サービス利用端末101は、自端末の端末識
別情報107を至近距離無線通信送受信部104経由で送信す
る。端末識別情報107を受信したサービス提供端末111
は、サービス利用端末101の端末識別情報107を用いて、
中遠距離無線通信送受信部113を経由してサービス利用
端末101を呼び出し、中遠距離無線通信を確立する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サービス利用端末
と無線により通信可能なサービス提供端末が複数存在す
る状況において、サービス利用端末と物理的に最も近接
したサービス提供端末との間で通信を確立する方法およ
び通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】持ち運び可能なサービス利用端末と無線
により接続可能なサービス提供端末が複数存在する状況
において、サービス利用端末と物理的に最も近接したサ
ービス提供端末との間で通信を確立するための従来技術
としては、次の方法が存在する。
【0003】一つは、至近距離無線通信技術を利用して
通信を確立する方法である。至近距離無線通信技術と
は、通信可能な範囲が通信端末を中心とする半径最大数
十cm以内に限定されている無線通信技術のことであり、
ISO (International Organization for Standardizati
on) 14443規格などに基づいた非接触ICカードまたは非
接触ICチップ、バーコード、あるいはIrDA(Infrared D
ata Association) が規定した赤外線通信などが挙げら
れる。至近距離無線通信技術では、通信可能な範囲が狭
い等といった物理的制約により、ある通信端末の通信範
囲内に同時に存在する他の通信端末の数が実質的に1以
下となる。そのため、サービス利用端末と通信可能なサ
ービス提供端末が複数存在する状況においても、サービ
ス利用端末の利用者が通信を行いたいサービス提供端末
の前に移動し、サービス利用端末をサービス提供端末の
通信範囲内に置くことにより、他のサービス利用端末と
接続することなく最至近距離のサービス提供端末を選択
して通信を確立することが可能である。また逆に、サー
ビス提供端末と通信可能なサービス利用端末が複数存在
する状況においても、他のサービス利用端末と誤接続す
ることなく、通信を行うべき最至近距離に存在するサー
ビス利用端末のみと通信することが可能となっている。
【0004】もう一つは、中遠距離無線通信技術を利用
して通信を確立する方法である。中遠距離無線通信技術
とは、通信可能な範囲が通信端末を中心として少なくと
も半径1m程度以上ある無線通信技術のことであり、無線
LANの通信規格であるIEEE(Institute of Electrical a
nd Electronic Engineers)802.11やBluetoothなどが挙
げられる。中遠距離無線通信技術では、通信可能な範囲
が広く、ある通信端末の通信範囲内に他の通信端末が同
時に複数存在しうる。そのため、あるサービス利用端末
と通信可能なサービス提供端末が複数存在する状況下に
おいて、物理的に最も近接したサービス提供端末と通信
を確立するための手順は、一般的に次のようになる。ま
ず、サービス利用端末が通信可能範囲内にあるサービス
提供端末に対して各端末固有の識別情報を要求し、要求
に応答したサービス提供端末から受け取った端末識別情
報をもとに、利用者に対して通信可能なサービス提供端
末のリストをサービス利用端末の表示画面に表示する。
次に、利用者が、最至近距離にあるサービス提供端末に
視認可能な状態で掲示してある識別情報とサービス利用
端末に表示されているリストとを比較して、通信を行う
べきサービス提供端末を選択し、サービス利用端末は選
択された端末識別情報を用いてサービス提供端末との通
信を確立する。端末識別情報とは、中遠距離無線通信機
能を有する端末それぞれに対して固有に割り当てられる
ID番号等の識別情報である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術には、
以下の問題点がある。
【0006】至近距離無線通信では通信可能な範囲が狭
いため、大量データの送受信や暗号処理などの時間のか
かる処理を行う場合、サービス利用端末においてユーザ
の手入力等の処理が必要な場合であっても、サービス利
用端末をサービス提供端末の通信範囲内に留めておく必
要がある。従って、サービス利用端末を利用する利用者
にとって使い勝手が悪くなってしまい、またサービス利
用端末がサービス提供端末の通信範囲から外れてしまい
通信が切断される危険性が高いという問題点がある。
【0007】一方、中遠距離無線通信技術を利用する場
合は、通信範囲が1m以上と広いため、サービス利用端末
がサービス提供端末の通信範囲から外れることによる通
信切断の危険性は低く、サービス利用端末を利用する利
用者の使い勝手も良いが、最も近接したサービス提供端
末と接続するためには、利用者が端末操作によって明示
的にそのサービス提供端末の選択を行わなければなら
ず、利用者にとって通信確立手順が繁雑になるという問
題点がある。また、事前に各サービス提供端末に識別情
報を要求し、その返答として送られてくる識別情報を収
集する必要があるが、通信範囲内の端末から漏れなく入
手するために、一般的には返答の待ち時間を十分に取る
必要があり、結果として通信確立までの時間が長くなっ
てしまう問題点もある。
【0008】例えば、サービス利用端末にキャッシュカ
ードアプリケーションを搭載し、これを用いて銀行のAT
M(Automatic Teller Machine)から現金払戻処理を行
う際、ATMコーナーにATMが複数存在する場合は、利用者
はATMコーナーに行き、複数存在するATMから現金払戻処
理を行いたいATMを選択し、サービス利用端末とそのATM
との通信を確立してから処理を行うことになる。
【0009】至近距離無線通信技術を用いた場合、サー
ビス利用端末の利用者はATMの前に移動して至近距離無
線通信を行うことで、現金払戻処理を行いたいATMを明
示的に選択することが可能である。しかし、現金払戻処
理の際には暗証番号の手入力などが必要であり、またサ
ービス利用端末とATMとの間で時間のかかるトランザク
ション処理が入るため、前述した通り通信が途中で切断
される可能性が高くなる。したがって、サービス利用端
末とサービス提供端末間の無線通信に、至近距離無線通
信技術を利用することは困難である。
【0010】一方、中遠距離無線通信技術を用いてサー
ビス利用端末とATMとの通信を確立する場合、サービス
利用端末の利用者はATMコーナーに行ってATMの検出を行
い、利用者の目前にあるATMを選択して通信を確立し、
現金払戻処理を行う。この場合も前述した通り、利用者
に物理的に最も近接したATMを選択させる分だけ通信確
立手順が繁雑になり、またATMの検出処理に時間がかか
るという問題がある。
【0011】本発明は、上記の従来技術における問題点
に鑑み、端末位置が多少変動しても通信が切断しない安
定性を持ち、物理的に近接した端末との通信を確保で
き、かつ通信確立までの時間が短い通信確立技術を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、他の通信端末装置との間で通信を確立し
て通信を行う通信端末装置であって、第1の距離的範囲
内で無線通信を可能とする第1の方式の送受信手段と、
前記第1の距離的範囲より狭い第2の距離的範囲内で無
線通信を可能とする第2の方式の受信手段と、自通信端
末装置を特定する自端末識別情報を格納する手段と、前
記第1の方式の送受信手段および前記第2の方式の送信
手段を有する他の通信端末装置から前記第2の方式で送
信された前記他の通信端末装置の端末識別情報を、前記
第2の方式の受信手段により受信したとき、受信した前
記他の通信端末装置の端末識別情報を送信先として含
み、前記自端末識別情報を送信元として含む通信確立要
求メッセージを、前記第1の方式の送受信手段により送
信する手段と、前記通信確立要求メッセージの送信後
は、前記他の通信端末装置の端末識別情報を用いて前記
他の通信端末装置を通信の相手として確立して前記第1
の方式の送受信手段により通信を行う手段とを備えたこ
とを特徴とする。
【0013】また、本発明は、他の通信端末装置との間
で通信を確立して通信を行う通信端末装置であって、第
1の距離的範囲内で無線通信を可能とする第1の方式の
送受信手段と、前記第1の距離的範囲より狭い第2の距
離的範囲内で無線通信を可能とする第2の方式の受信手
段と、自通信端末装置を特定する自端末識別情報を格納
する手段と、前記第1の方式の送受信手段および前記第
2の方式の送信手段を有する他の通信端末装置から前記
第2の方式で送信された前記他の通信端末装置の端末識
別情報を、前記第2の方式の受信手段により受信したと
き、受信した前記他の通信端末装置の端末識別情報を送
信先として含み、前記自端末識別情報を送信元として含
む通信確立要求メッセージを、前記第1の方式の送受信
手段により送信する手段と、前記通信確立要求メッセー
ジに対して前記他の通信端末装置が送信する接続許可メ
ッセージを、前記第1の方式の送受信手段により受信す
る手段と、前記接続許可メッセージの受信後は、前記他
の通信端末装置の端末識別情報を用いて前記他の通信端
末装置を通信の相手として確立して前記第1の方式の送
受信手段により通信を行う手段とを備えたことを特徴と
する。
【0014】また、本発明は、他の通信端末装置との間
で通信を確立して通信を行う通信端末装置であって、第
1の距離的範囲内で無線通信を可能とする第1の方式の
送受信手段と、前記第1の距離的範囲より狭い第2の距
離的範囲内で無線通信を可能とする第2の方式の送信手
段と、自通信端末装置を特定する自端末識別情報を格納
する手段と、前記第1の方式の送受信手段および前記第
2の方式の受信手段を有する他の通信端末装置に向け
て、前記自端末識別情報を、前記第2の方式の送信手段
により送信する手段と、前記他の通信端末装置から、前
記他の通信端末装置の端末識別情報を送信元として含
み、前記自端末識別情報を送信先として含む通信確立要
求メッセージが前記第1の方式で送信されたとき、該通
信確立要求メッセージを前記第1の方式の送受信手段に
より受信する手段と、前記通信確立要求メッセージの受
信後は、前記通信確立要求メッセージに含まれる前記他
の通信端末装置の端末識別情報を用いて前記他の通信端
末装置を通信の相手として確立して前記第1の方式の送
受信手段により通信を行う手段とを備えたことを特徴と
する。
【0015】また、本発明は、他の通信端末装置との間
で通信を確立して通信を行う通信端末装置であって、第
1の距離的範囲内で無線通信を可能とする第1の方式の
送受信手段と、前記第1の距離的範囲より狭い第2の距
離的範囲内で無線通信を可能とする第2の方式の送信手
段と、自通信端末装置を特定する自端末識別情報を格納
する手段と、前記第1の方式の送受信手段および前記第
2の方式の受信手段を有する他の通信端末装置に向け
て、前記自端末識別情報を、前記第2の方式の送信手段
により送信する手段と、前記他の通信端末装置から、前
記他の通信端末装置の端末識別情報を送信元として含
み、前記自端末識別情報を送信先として含む通信確立要
求メッセージが前記第1の方式で送信されたとき、該通
信確立要求メッセージを前記第1の方式の送受信手段に
より受信する手段と、前記通信確立要求メッセージに対
して、接続許可メッセージを、前記第1の方式の送受信
手段により前記他の通信端末装置に送信する手段と、前
記接続許可メッセージの送信後は、前記通信確立要求メ
ッセージに含まれる前記他の通信端末装置の端末識別情
報を用いて前記他の通信端末装置を通信の相手として確
立して前記第1の方式の送受信手段により通信を行う手
段とを備えたことを特徴とする。
【0016】また、本発明は、通信端末装置において他
の通信端末装置との間で通信を確立する通信確立方法で
あって、第1の距離的範囲内で無線通信を可能とする第
1の方式の送受信手段を通信可能な状態にするステップ
と、前記第1の距離的範囲より狭い第2の距離的範囲内
で無線通信を可能とする第2の方式の受信手段を通信可
能な状態にするステップと、前記第1の方式の送受信手
段および前記第2の方式の送信手段を有する他の通信端
末装置から前記第2の方式で送信された前記他の通信端
末装置の端末識別情報を、前記第2の方式の受信手段に
より受信するステップと、前記受信した他の通信端末装
置の端末識別情報を送信先として含み、自通信端末装置
を特定する自端末識別情報を送信元として含む通信確立
要求メッセージを、前記第1の方式の送受信手段により
送信するステップと、前記通信確立要求メッセージの送
信後は、前記他の通信端末装置の端末識別情報を用いて
前記他の通信端末装置を通信の相手として確立して前記
第1の方式の送受信手段により通信を可能とするステッ
プとを備えたことを特徴とする。
【0017】また、本発明は、通信端末装置において他
の通信端末装置との間で通信を確立する通信確立方法に
係るプログラムであって、第1の距離的範囲内で無線通
信を可能とする第1の方式の送受信手段を通信可能な状
態にするステップと、前記第1の距離的範囲より狭い第
2の距離的範囲内で無線通信を可能とする第2の方式の
受信手段を通信可能な状態にするステップと、前記第1
の方式の送受信手段および前記第2の方式の送信手段を
有する他の通信端末装置から前記第2の方式で送信され
た前記他の通信端末装置の端末識別情報を、前記第2の
方式の受信手段により受信するステップと、前記受信し
た他の通信端末装置の端末識別情報を送信先として含
み、自通信端末装置を特定する自端末識別情報を送信元
として含む通信確立要求メッセージを、前記第1の方式
の送受信手段により送信するステップと、前記通信確立
要求メッセージの送信後は、前記他の通信端末装置の端
末識別情報を用いて前記他の通信端末装置を通信の相手
として確立して前記第1の方式の送受信手段により通信
するステップとを備えたことを特徴とする。
【0018】また、本発明は、通信端末装置において他
の通信端末装置との間で通信を確立する通信確立方法で
あって、第1の距離的範囲内で無線通信を可能とする第
1の方式の送受信手段を通信可能な状態にするステップ
と、前記第1の距離的範囲より狭い第2の距離的範囲内
で無線通信を可能とする第2の方式の送信手段を通信可
能な状態にするステップと、前記第1の方式の送受信手
段および前記第2の方式の受信手段を有する他の通信端
末装置に向けて、自通信端末装置を特定する自端末識別
情報を、前記第2の方式の送信手段により送信するステ
ップと、前記他の通信端末装置から、前記他の通信端末
装置の端末識別情報を送信元として含み、前記自端末識
別情報を送信先として含む通信確立要求メッセージが前
記第1の方式で送信されたとき、該通信確立要求メッセ
ージを前記第1の方式の送受信手段により受信するステ
ップと、前記通信確立要求メッセージの受信後は、前記
通信確立要求メッセージに含まれる前記他の通信端末装
置の端末識別情報を用いて前記他の通信端末装置を通信
の相手として確立して前記第1の方式の送受信手段によ
り通信を可能とするステップとを備えたことを特徴とす
る。
【0019】また、本発明は、通信端末装置において他
の通信端末装置との間で通信を確立する通信確立方法に
係るプログラムであって、第1の距離的範囲内で無線通
信を可能とする第1の方式の送受信手段を通信可能な状
態にするステップと、前記第1の距離的範囲より狭い第
2の距離的範囲内で無線通信を可能とする第2の方式の
送信手段を通信可能な状態にするステップと、前記第1
の方式の送受信手段および前記第2の方式の受信手段を
有する他の通信端末装置に向けて、自通信端末装置を特
定する自端末識別情報を、前記第2の方式の送信手段に
より送信するステップと、前記他の通信端末装置から、
前記他の通信端末装置の端末識別情報を送信元として含
み、前記自端末識別情報を送信先として含む通信確立要
求メッセージが前記第1の方式で送信されたとき、該通
信確立要求メッセージを前記第1の方式の送受信手段に
より受信するステップと、前記通信確立要求メッセージ
の受信後は、前記通信確立要求メッセージに含まれる前
記他の通信端末装置の端末識別情報を用いて前記他の通
信端末装置を通信の相手として確立して前記第1の方式
の送受信手段により通信を可能とするステップとを備え
たことを特徴とする。
【0020】また、本発明は、第1の距離的範囲内で無
線通信を可能とする第1の方式の通信機能と、前記第1
の距離的範囲より狭い第2の距離的範囲内で無線通信を
可能とする第2の方式の通信機能とを備えた2つの通信
端末装置の間で通信を確立する通信確立方法であって、
第1の通信端末装置から、該第1の通信端末装置の端末
識別情報を、前記第2の方式の通信機能を利用して送信
するステップと、前記第2の通信端末装置で、前記第1
の通信端末装置の端末識別情報を、前記第2の方式の通
信機能を利用して受信するステップと、前記第2の通信
端末装置で、前記第2の通信端末装置の端末識別情報を
送信元とし、前記受信した第1の通信端末装置の端末識
別情報を送信先とした通信確立要求メッセージを、前記
第1の方式の通信機能を利用して前記第1の通信端末装
置へ送信するステップと、前記第1の通信端末装置の前
記第1の方式の通信機能によるデータ送信は前記第2の
端末識別情報を用いて第2の通信端末装置を送信先と指
定し、前記第2の通信端末装置の前記第1の方式の通信
機能によるデータ送信は前記第1の端末識別情報を用い
て第1の通信端末装置を送信先と指定して、これらの通
信端末装置の間の通信を確立するステップとを備えたこ
とを特徴とする。
【0021】また、本発明は、第1の距離的範囲内で無
線通信を可能とする第1の方式の通信機能と、前記第1
の距離的範囲より狭い第2の距離的範囲内で無線通信を
可能とする第2の方式の通信機能とを備えた第1の通信
端末装置と、前記第2の方式の通信機能と、中継端末と
の間で通信を行うための任意方式の通信機能とを備えた
第2の通信端末装置と、前記第1の方式の通信機能と、
前記第2の通信端末装置との間で通信を行うための任意
方式の通信機能とを備えた中継端末装置とを備え、前記
第1の通信端末装置と前記第2の通信端末装置との間で
通信を確立する通信確立方法であって、前記第1の通信
端末装置から、該第1の通信端末装置の端末識別情報
を、前記第2の方式の通信機能を利用して送信するステ
ップと、前記第2の通信端末装置で、前記第1の通信端
末装置の端末識別情報を、前記第2の方式の通信機能を
利用して受信するステップと、前記第2の通信端末装置
で、前記第2の通信端末装置の端末識別情報と、前記受
信した第1の通信端末装置の端末識別情報とを含む通信
中継要求メッセージを、前記任意方式の通信機能を利用
して前記中継端末装置へ送信するステップと、前記中継
端末装置で、前記通信中継要求メッセージを、前記任意
方式の通信機能を利用して受信し、該通信中継要求メッ
セージに含まれる前記第1の通信端末装置の端末識別情
報と前記第2の通信端末装置の端末識別情報とを対応さ
せて記憶するステップと、前記中継端末装置で、前記中
継端末装置の端末識別情報を送信元とし、前記受信した
通信中継要求メッセージに含まれる第1の通信端末装置
の端末識別情報を送信先とした通信確立要求メッセージ
を、前記第1の方式の通信機能を利用して前記第1の通
信端末装置へ送信するステップと、前記第1の通信端末
装置から、前記中継端末装置の端末識別情報を送信先と
指定して前記第1の方式の通信機能によるデータ送信が
あったときは、前記中継端末装置で該データを受信し、
その第1の通信端末装置に対応する前記第2の通信端末
装置に前記任意方式の通信機能を利用して該データを送
信するステップと、前記第2の通信端末装置から、前記
中継端末装置の端末識別情報を送信先と指定して前記任
意方式の通信機能によるデータ送信があったときは、前
記中継端末装置で該データを受信し、その第2の通信端
末装置に対応する前記第1の通信端末装置に前記第1の
方式の通信機能を利用して該データを送信するステップ
とを備えたことを特徴とする。
【0022】また、本発明は、第1の距離的範囲内で無
線通信を可能とする第1の方式の通信機能と、前記第1
の距離的範囲より狭い第2の距離的範囲内で無線通信を
可能とする第2の方式の通信機能とを備えた第1の通信
端末装置と、前記第2の方式の通信機能と、中継端末と
の間で通信を行うための任意方式の通信機能とを備えた
第2の通信端末装置との間の通信を中継する中継端末装
置であって、前記第1の方式の通信機能と、前記第2の
通信端末装置との間で通信を行うための任意方式の通信
機能と、前記第1の通信端末装置から前記第2の通信端
末装置に、前記第1の通信端末装置の端末識別情報が前
記第2の方式の通信機能を利用して送信され、前記第2
の通信端末装置から、前記第1の通信端末装置の端末識
別情報と前記第2の通信端末装置の端末識別情報とを含
む通信中継要求メッセージが送信されてきたとき、前記
通信中継要求メッセージを前記任意方式の通信機能を利
用して受信する手段と、受信した通信中継要求メッセー
ジに含まれる前記第1の通信端末装置の端末識別情報と
前記第2の通信端末装置の端末識別情報とを対応させて
記憶する手段と、前記中継端末装置の端末識別情報を送
信元とし、前記受信した通信中継要求メッセージに含ま
れる第1の通信端末装置の端末識別情報を送信先とした
通信確立要求メッセージを、前記第1の方式の通信機能
を利用して前記第1の通信端末装置へ送信する手段と、
前記第1の通信端末装置から、前記中継端末装置の端末
識別情報を送信先と指定して前記第1の方式の通信機能
によるデータ送信があったときは、該データを受信し、
その第1の通信端末装置に対応する前記第2の通信端末
装置に前記任意方式の通信機能を利用して該データを送
信する手段と、前記第2の通信端末装置から、前記中継
端末装置の端末識別情報を送信先と指定して前記任意方
式の通信機能によるデータ送信があったときは、該デー
タを受信し、その第2の通信端末装置に対応する前記第
1の通信端末装置に前記第1の方式の通信機能を利用し
て該データを送信する手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0023】また、本発明は、第1の距離的範囲内で無
線通信を可能とする第1の方式の通信機能と、前記第1
の距離的範囲より狭い第2の距離的範囲内で無線通信を
可能とする第2の方式の通信機能とを備えた第1の通信
端末装置と、前記第2の方式の通信機能と、中継端末と
の間で通信を行うための任意方式の通信機能とを備えた
第2の通信端末装置と、前記第1の方式の通信機能と、
前記第2の通信端末装置との間で通信を行うための任意
方式の通信機能とを備えた中継端末装置とを備え、前記
第1の通信端末装置と前記第2の通信端末装置との間で
通信を確立する通信確立方法であって、前記第2の通信
端末装置から前記第1の通信端末装置に、前記第2の方
式の通信機能を利用して、前記第2の通信端末装置の端
末識別情報および予め記憶してある前記中継端末装置の
端末識別情報を、送信するステップと、前記第1の通信
端末装置で、前記第2の通信端末装置の端末識別情報お
よび予め記憶してある前記中継端末装置の端末識別情報
を、前記第2の方式の通信機能を利用して受信するステ
ップと、前記第1の通信端末装置で、受信した前記第2
の通信端末装置および前記中継端末装置の端末識別情報
と、前記第1の通信端末装置の端末識別情報とを含む通
信中継要求メッセージを、前記第1の方式の通信機能を
利用して前記中継端末装置へ送信するステップと、前記
中継端末装置で、前記通信中継要求メッセージを前記第
1の方式の通信機能を利用して受信し、該通信中継要求
メッセージに含まれる前記第1の通信端末装置の端末識
別情報と前記第2の通信端末装置の端末識別情報とを対
応させて記憶するステップと、前記中継端末装置で、前
記中継端末装置の端末識別情報を送信元とし、前記受信
した通信中継要求メッセージに含まれる第2の通信端末
装置の端末識別情報を送信先とした接続承認メッセージ
を、前記任意方式の通信機能を利用して前記第2の通信
端末装置へ送信するステップと、前記第1の通信端末装
置から、前記中継端末装置の端末識別情報を送信先と指
定して前記第1の方式の通信機能によるデータ送信があ
ったときは、前記中継端末装置で該データを受信し、そ
の第1の通信端末装置に対応する前記第2の通信端末装
置に前記任意方式の通信機能を利用して該データを送信
するステップと、前記第2の通信端末装置から、前記中
継端末装置の端末識別情報を送信先と指定して前記任意
方式の通信機能によるデータ送信があったときは、前記
中継端末装置で該データを受信し、その第2の通信端末
装置に対応する前記第1の通信端末装置に前記第1の方
式の通信機能を利用して該データを送信するステップと
を備えたことを特徴とする。
【0024】また、本発明は、第1の距離的範囲内で無
線通信を可能とする第1の方式の通信機能と、前記第1
の距離的範囲より狭い第2の距離的範囲内で無線通信を
可能とする第2の方式の通信機能とを備えた第1の通信
端末装置と、前記第2の方式の通信機能と、中継端末と
の間で通信を行うための任意方式の通信機能とを備えた
第2の通信端末装置との間の通信を中継する中継端末装
置であって、前記第1の方式の通信機能と、前記第2の
通信端末装置との間で通信を行うための任意方式の通信
機能と、前記第2の通信端末装置から前記第1の通信端
末装置に、前記第2の通信端末装置の端末識別情報およ
び予め記憶してある前記中継端末装置の端末識別情報が
前記第2の方式の通信機能を利用して送信され、前記第
1の通信端末装置から、前記中継端末装置の端末識別情
報を送信先とし、前記第1の通信端末装置の端末識別情
報を送信元とし、前記第2の通信端末装置の端末識別情
報をメッセージ内に含む通信中継要求メッセージが、前
記第1の方式の通信機能を利用して送信されたとき、前
記通信中継要求メッセージを前記第1の方式の通信機能
を利用して受信する手段と、受信した通信中継要求メッ
セージに含まれる前記第1の通信端末装置の端末識別情
報と前記第2の通信端末装置の識別情報とを対応させて
記憶する手段と、前記第1の通信端末装置から、前記中
継端末装置の端末識別情報を送信先と指定して前記第1
の方式の通信機能によるデータ送信があったときは、該
データを受信し、その第1の通信端末装置に対応する前
記第2の通信端末装置に前記任意方式の通信機能を利用
して該データを送信する手段と、前記第2の通信端末装
置から、前記中継端末装置の端末識別情報を送信先と指
定して前記任意方式の通信機能によるデータ送信があっ
たときは、該データを受信し、その第2の通信端末装置
に対応する前記第1の通信端末装置に前記第1の方式の
通信機能を利用して該データを送信する手段とを備えた
ことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を用いて詳細に説明する。
【0026】以下に説明する第1および第2の実施形態
では、あるサービス利用端末と無線により通信可能なサ
ービス提供端末が複数存在し、かつサービス提供端末の
存在がサービス利用端末利用者に認識できる状況を前提
とする。まず、サービス利用端末の利用者は、通信を行
いたいサービス提供端末の前に移動した上で、自分が持
っているサービス利用端末をサービス提供端末の至近距
離無線通信の通信範囲内に移動させる。次に、至近距離
無線通信機能によってサービス利用端末とサービス提供
端末のうちのどちらか一方の端末(以下、端末A)が、
他方の端末(以下、端末B)を検出すると、端末Aから端
末Bに対し、至近距離無線通信機能を利用して、端末Aの
端末識別情報を送信する。端末Aの端末識別情報を受信
した端末Bは、受信した端末Aの端末識別情報を利用し
て、端末Aとの中遠距離無線通信を確立し、以降は中遠
距離無線通信による通信を行う。
【0027】以上の方法を用いることにより、中遠距離
無線通信における通信可能なサービス提供端末の検出処
理および物理的に最も近接したサービス提供端末の選択
処理を省略することが可能となり、中遠距離無線通信機
能の持つ利点を保持したまま、物理的に最も近接した端
末との通信の確保および通信確立までの時間の短縮を実
現することができる。
【0028】第1の実施の形態について詳しく説明す
る。
【0029】図1は、本発明の第1の実施形態における
システム構成図である。本システムは、サービス利用端
末101と、サービス提供端末111とを備える。サービス利
用端末101とサービス提供端末111の間は、中遠距離無線
通信装置103および113を用いた中遠距離無線通信と、至
近距離無線通信装置104および114を用いた至近距離無線
通信によって、相互に通信可能である。ただし、至近距
離無線通信はサービス利用端末101とサービス提供端末1
11が至近距離無線通信による通信可能範囲内に存在する
場合のみ利用可能となり、中遠距離無線通信はサービス
利用端末101とサービス提供端末111が中遠距離無線通信
による通信可能範囲内に存在する場合のみ利用可能とな
る。また、図1ではサービス利用端末101およびサービ
ス提供端末111を各1台ずつ図示したが、実際にはそれぞ
れ複数台存在してもよい。
【0030】サービス利用端末101は、決済や契約、コ
ンテンツダウンロードなどといったサービスをユーザが
利用するために必要な情報を格納したり、サービスの結
果ダウンロードしたコンテンツなどを格納する端末であ
る。サービス利用端末101は、処理部102と、中遠距離無
線通信送受信器103と、至近距離無線通信送受信器104
と、自端末識別情報格納部105と、他端末識別情報格納
部106とを備える。サービス利用端末としては、例えば
携帯電話やPDA(Personal Digital Assistant)などが
考えられる。
【0031】サービス提供端末111は、上記サービス利
用端末101が利用するサービスを中遠距離無線通信およ
び至近距離無線通信を通じて提供するための端末であ
る。サービス提供端末111は、処理部112と、中遠距離無
線通信送受信器113と、至近距離無線通信送受信器114
と、自端末識別情報格納部115と、他端末識別情報格納
部116とを備える。サービス提供端末としては、例えばA
TMや自動ローン契約機、POS(Point of Sale)端末など
が考えられる。
【0032】処理装置102および112は、処理装置内、ま
たはメモリなどの外部記憶装置に記録されたプログラム
の処理フローに従い、図2に示す通信確立処理200およ
び図3に示す通信確立処理300を実行する。中遠距離無
線通信送受信器103および113は、例えばBluetoothなど
のアドホックな通信が可能な携帯端末向け無線通信、IE
EE802.11などの無線LAN(Local Area Network)通信、
または携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)
などの通信を行う装置である。中遠距離無線通信送受信
器103および113は、通信可能な範囲が自分を中心として
少なくとも半径1m〜10m以上あるものであり、その通信
可能な範囲にありかつ同じ通信方式の無線通信送受信器
を持つ他の任意の端末との、少なくとも1対1の通信
(1対多、多対多でもよい)が可能な無線通信を用いた
データ送受信を行う装置である。
【0033】なお従来技術および課題の欄に記載した通
り、中遠距離無線通信では通信可能な範囲が比較的広い
ため、ユーザが静止している限りはサービス利用端末10
1がサービス提供端末111の通信範囲から外れる可能性は
少ないが、通信可能な範囲に複数の端末が存在すること
があるため、中距離無線通信のみではどれが物理的に最
も近接した端末かは判別できず、最も近接したサービス
提供端末111と通信を行うためには、サービス利用端末1
01の利用者は表示される端末リスト等の中から明示的に
端末の選択を行う必要がある。
【0034】至近距離無線通信送受信器104および114
は、例えばISO14443規格などに基づいた非接触ICカード
やICチップ、バーコード、IrDA規格による赤外線通信な
どの通信を行う装置である。至近距離無線通信送受信器
104および114は、通信可能な範囲が自分を中心とする半
径最大数十cm以内に限定されている等の物理的制約によ
り、自分の通信範囲内に同時に存在する他の通信端末の
数が実質的に1以下となる無線通信を用いたデータ送受
信を行う装置である。
【0035】従来技術および課題の欄に記載した通り、
至近距離無線通信では通信可能な範囲が狭いため、利用
者がサービス利用端末101をサービス提供端末111の至近
距離無線通信による通信範囲に移動させるだけでサービ
ス提供端末111の選択を行うことが可能であるが、至近
距離無線通信のみを用いて通信を行う場合、通信中はサ
ービス利用端末101をサービス提供端末111の通信範囲内
に留めておく必要がある。
【0036】なお、中遠距離無線通信と至近距離無線通
信とは、互いに独立に通信することが可能であり、また
互いに干渉せず同時に通信することが可能であるものと
する。
【0037】自端末識別情報格納部105は、サービス利
用端末101に固有の端末識別情報107を格納する装置であ
る。自端末識別情報格納部115は、サービス提供端末111
に固有の端末識別情報117を格納する装置である。端末
識別情報107および117は、103や113などの中遠距離無線
通信送受信器の1つ1つを識別可能な情報であり、例え
ばBluetoothアドレスやMAC(Media Access Control)ア
ドレス、電話番号などといった、各送受信器個別に割り
当てられたID番号などである。他端末識別情報格納部10
6には、サービス利用端末101が通信可能な他端末の端末
識別情報が格納される。他端末識別情報格納部116に
は、同様に、サービス提供端末111が通信可能な他端末
の端末識別情報が格納される。
【0038】図1のシステム構成において、サービス利
用端末101が至近距離無線通信機能を利用して自端末識
別情報107をサービス提供端末111に送信し、中遠距離無
線通信の確立を行う方法について説明する。
【0039】なおここでは、始めにサービス利用端末10
1からサービス提供端末111に自端末識別情報107を送信
する場合を例として説明するが、端末識別情報を送信す
る端末はサービス提供端末111でもよい。また、端末識
別情報を送信する端末を端末利用者が決定できるように
してもよい。端末識別情報を送信する端末が常にサービ
ス利用端末101またはサービス提供端末111に固定されて
いる場合は、受信側の端末の至近距離無線通信送受信器
は受信機能のみを持っていればよく、送信側の端末の至
近距離無線通信送受信器は送信機能のみを持っていれば
よい。
【0040】まず図2を用いて、サービス利用端末101
の処理部102がサービス提供端末111との中遠距離通信を
確立する処理200について説明する。
【0041】ステップ201において、処理部102は、中遠
距離無線通信送受信器103および至近距離無線通信送受
信器104を通信可能な状態にする。ここで通信可能な状
態とは、無線通信送受信器の電源を投入するなどし、通
信範囲内に存在する任意の端末との間でデータやメッセ
ージを送受信可能にすることを意味する。ステップ201
の処理は、サービス利用端末101の電源投入時や、サー
ビス提供端末111からサービス利用端末101への無線など
による給電が行われたときなどに開始してもよく、また
サービス利用端末101の利用者のサービス利用端末101に
対する何らかの操作(例えば、サービス利用端末101の
所定のボタンを押すなど)によって開始してもよい。
【0042】ステップ202において、処理部102は、自端
末識別情報格納部105からサービス利用端末101の端末識
別情報107を読み出し、至近距離無線通信送受信器104を
用いて送信する。
【0043】ステップ203において、処理部102は、中遠
距離無線通信送受信器103が、サービス提供端末111から
サービス利用端末101に対して送信された通信確立要求
メッセージ210を受信済みかどうかを調べる。通信確立
要求メッセージ210が受信済みの場合はステップ204に移
り、そうでない場合はステップ202に戻る。通信確立要
求メッセージ210は、送信元端末識別情報211、送信先端
末識別情報212、およびメッセージ本体213から成るメッ
セージである。処理部102は、送信先端末識別情報212が
サービス利用端末101の端末識別情報107と等しい場合
に、サービス利用端末101への通信確立要求メッセージ
とみなし、送信元端末識別情報211として通信確立要求
メッセージ210に格納されているサービス提供端末111の
端末識別情報117を他端末識別情報格納部106に格納す
る。
【0044】ステップ204において、処理部102は、中遠
距離無線通信送受信器103が、新たにサービス提供端末1
11の中遠距離無線通信送受信器113との通信を確立でき
るかどうかを調べる。中遠距離無線通信の確立が可能な
場合は、サービス提供端末111との通信を確立するため
にステップ205に移る。サービス利用端末101と中遠距離
無線通信によって接続している端末数が最大値に達して
いるなどの理由で新たな中遠距離無線通信の確立ができ
ない場合は、ステップ206に移る。
【0045】ステップ205において、処理部102は、自端
末識別情報格納部105からサービス利用端末101の端末識
別情報107を読み出し、他端末識別情報格納部106からサ
ービス提供端末111の端末識別情報117を読み出した後、
接続許可メッセージ220を中遠距離無線通信送受信器103
から送信する。接続許可メッセージ220は、送信元端末
識別情報221、送信先端末識別情報222、およびメッセー
ジ本体223から成る。本ステップでは、送信元端末識別
情報221としてサービス利用端末101の端末識別情報107
を、送信先端末識別情報222としてサービス提供端末111
の端末識別情報117を、それぞれ格納し、送信する。送
信を完了すると、中遠距離無線通信を確立したものとみ
なし、処理200を終了し中遠距離無線通信を開始する。
【0046】ステップ206において、処理部102は、自端
末識別情報格納部105からサービス利用端末101の端末識
別情報107を読み出し、他端末識別情報格納部106からサ
ービス提供端末111の端末識別情報117を読み出した後、
接続拒否メッセージ230を中遠距離無線通信送受信器103
から送信する。接続拒否メッセージ230は、送信元端末
識別情報231、送信先端末識別情報232、およびメッセー
ジ本体233から成る。本ステップでは、送信元端末識別
情報231としてサービス利用端末101の識別情報107を、
送信先端末識別情報232としてサービス提供端末111の識
別情報117を、それぞれ格納し、送信する。送信後、端
末識別情報117を他端末識別情報格納部106から消去し、
ステップ202に戻る。
【0047】次に図3を用いて、サービス提供端末111
の処理部112がサービス利用端末101との中遠距離通信を
確立する処理300について説明する。
【0048】ステップ301において、処理部112は、中遠
距離無線通信送受信器113および至近距離通信送受信器1
14を通信可能な状態にする。
【0049】ステップ302において、処理部112は、至近
距離無線通信送受信器114が、サービス利用端末101から
端末識別情報107を受信済みかどうかを調べる。端末識
別情報107が受信済みの場合はステップ303に移り、そう
でない場合はステップ302を繰り返し処理する。
【0050】ステップ303において、処理部112は、ステ
ップ302で受信した端末識別情報107を、他端末識別情報
格納部116に格納する。
【0051】ステップ304において、処理部112は、自端
末識別情報格納部115からサービス提供端末111の端末識
別情報117を、他端末識別情報格納部116からサービス利
用端末101の端末識別情報107を、それぞれ読み出し、サ
ービス提供端末111の端末識別情報117を送信元端末識別
情報211に、サービス利用端末101の端末識別情報107を
送信先端末識別情報212に、それぞれ格納することによ
って、通信確立要求メッセージ210を生成する。通信確
立要求メッセージのフォーマットは、ステップ203にて
記述した。
【0052】ステップ305において、処理部112は、中遠
距離無線通信送受信器113を用いて、通信確立要求メッ
セージ210を送信する。
【0053】ステップ306において、処理部112は、中遠
距離無線通信送受信器113が、サービス利用端末101から
サービス提供端末111に対して送信された接続許可メッ
セージ220または接続拒否メッセージ230を受信済みかど
うかを調べる。接続許可メッセージを受信した場合は中
遠距離無線通信を確立したものとみなし、処理300を終
了し、中遠距離無線通信を開始する。一方、接続拒否メ
ッセージを受信した場合はステップ307に移り、両方と
も受信していない場合はステップ306を繰り返す。接続
許可メッセージ220のフォーマットはステップ205に記述
した。接続拒否メッセージ230のフォーマットはステッ
プ206に記述した。処理部112は、送信先端末識別情報22
2または232がサービス提供端末111の端末識別情報117と
等しい場合に、サービス提供端末111へのメッセージと
みなす。
【0054】ステップ307において、処理部112は、サー
ビス利用端末101との中遠距離無線通信の確立ができな
いものとみなし、ステップ303で他端末識別情報格納部1
16に格納したサービス利用端末101の端末識別情報107を
消去し、ステップ302に戻る。
【0055】なお、処理300では最初のステップ301にお
いて中遠距離無線通信送受信器113を通信可能な状態に
したが、サービス提供端末111がサービス提供端末101以
外の端末と中遠距離無線通信を行う必要がない場合は、
ステップ303にて中遠距離無線通信送受信器113を通信可
能な状態にしてもよい。
【0056】図4に、第1の実施形態の具体的な利用例
を示す。この例は、キャッシュカード処理部を持つ携帯
電話401およびATM411からなり、無線通信を用いて現金
引出処理を行うものである。携帯電話401は、至近距離
無線通信送信器である非接触ICカード部402および中遠
距離無線通信送受信器であるBluetooth送受信器403を備
える。ATM411は、至近距離無線通信受信器である非接触
ICカードリーダ412および中遠距離無線通信送受信器で
あるBluetooth送受信器413を備える。携帯電話401を図
1のサービス利用端末101と、ATM411を図1のサービス
提供端末111と、それぞれみなし、携帯電話401において
図2の処理200を、ATM411において図3の処理300を、そ
れぞれ実行する。これにより、携帯電話401の非接触IC
カード部402をATM411の非接触ICカードリーダ412に一旦
近づけることによって、複数ある携帯電話およびATMの
中から、互いに物理的に最も近接したもの同士の間のBl
uetooth通信(中遠距離無線通信)が確立される。以後
は携帯電話401とATM411のキャッシュカード処理部の間
でBluetooth通信を行い、既存の接触型磁気カードまた
はICカードと同様に現金引出処理を行うことが可能とな
る。
【0057】上記第1の実施形態では、サービス利用端
末が端末識別情報を至近距離無線通信を通じてサービス
提供端末に送信し、端末識別情報を受信するとサービス
提供端末から中遠距離無線通信を通じてサービス利用端
末に通信確立要求メッセージを送信するが、逆にサービ
ス提供端末が自身の端末識別情報を至近距離無線通信を
通じて送信し、端末識別情報を受信したサービス利用端
末が中遠距離無線通信を通じてサービス提供端末へ通信
確立要求メッセージを送信してもよい。
【0058】次に、本発明の第2の実施の形態を図面を
用いて説明する。
【0059】図5は、本発明の第2の実施形態における
システム構成図である。上記第1の実施形態では、各サ
ービス提供端末が至近距離無線通信機能と中遠距離無線
通信機能の両機能を備えたが、第2の実施形態では、至
近距離無線通信機能と中遠距離無線通信機能を、それぞ
れ異なる端末が備える。
【0060】第2の実施形態のシステムは、サービス利
用端末501と、サービス提供端末511と、中継端末521と
を備えている。サービス利用端末501とサービス提供端
末511の間は、至近距離無線通信装置504および514を用
いた至近距離無線通信によって相互に通信可能である。
サービス利用端末501と中継端末521の間は、中遠距離無
線通信装置503および523を用いた中遠距離無線通信によ
って相互に通信可能である。ただし、至近距離無線通信
はサービス利用端末501とサービス提供端末511が至近距
離無線通信による通信可能範囲内に存在する場合のみ利
用可能となり、中遠距離無線通信はサービス利用端末50
1と中継端末521が中遠距離無線通信による通信可能範囲
内に存在する場合のみ利用可能となる。サービス提供端
末511と中継端末521の間は、有線通信送受信器518およ
び528を用いた有線通信によって相互に通信可能であ
る。ただし、ここでの「有線通信」とは中遠距離無線通
信および至近距離無線通信と区別するための便宜的呼称
であり、実際にはサービス提供端末511と中継端末521の
間の通信手段は有線通信に限らず無線通信を利用しても
よい。また図5では、サービス利用端末501と、サービ
ス提供端末511と、中継端末521とを各1台のみ図示した
が、実際にはそれぞれ複数台存在していてもよい。ま
た、図5ではサービス提供端末511と中継端末521が1対
1で接続されているが、実際には複数のサービス提供端
末が1台の中継端末に接続されていてもよい。
【0061】サービス利用端末501は、第1の実施形態
のサービス利用端末101と同じく、決済や契約、コンテ
ンツダウンロードなどといったサービスをユーザが利用
するために必要な情報を格納したり、サービスの結果ダ
ウンロードしたコンテンツなどを格納する端末である。
サービス利用端末501は、処理部502と、中遠距離無線通
信送受信器503と、至近距離無線通信送受信器504と、自
端末識別情報格納部505と、他端末識別情報格納部506と
を備える。サービス利用端末としては、例えば携帯電話
やPDAなどが考えられる。
【0062】サービス提供端末511は、上記サービス利
用端末501が利用するサービスを、中継端末521を中継し
て提供するための端末であり、処理部512と、至近距離
無線通信送受信器514と、有線通信送受信器518と、自端
末識別情報格納部515とを備える。サービス提供端末と
しては、第1の実施形態のサービス提供端末111と同様
に、例えばATMや自動ローン契約機、POS端末などが考え
られる。
【0063】中継端末521は、サービス提供端末511とサ
ービス利用端末501との間の通信を中継するための端末
であり、処理部522と、中遠距離無線通信送受信器523
と、有線通信送受信器528と、自端末識別情報格納部525
と、端末識別情報テーブル529とを備える。中継端末と
しては、例えば携帯電話やPHS等の通信基地局、IEEE80
1.11などの無線LANのベースステーション、コードレス
電話の親機などが考えられる。
【0064】処理装置502、512および522は、処理装置
内、またはメモリなどの外部記憶装置に記録されたプロ
グラムの処理フローに従い、図6から図9で後述する通
信確立処理600、700、800および810を実行する。中遠距
離無線通信送受信器503および523は、例えばBluetooth
などのアドホックな通信が可能な携帯端末向け無線通
信、IEEE802.11などの無線LAN通信、または携帯電話やP
HSなどの通信を行う装置である。中遠距離無線通信送受
信器503および523は、通信可能な範囲が自分を中心とし
て少なくとも半径1m〜10m以上あるものであり、その通
信可能な範囲にありかつ同じ通信方式の無線通信送受信
器を持つ他の任意の端末との、少なくとも1対1の通信
(1対多、多対多でもよい)が可能な無線通信を用いた
データ送受信を行う装置である。
【0065】至近距離無線通信送受信器504および514
は、例えばISO14443規格などに基づいた非接触ICカード
やICチップ、バーコード、IrDA規格による赤外線通信な
どの通信を行う装置である。至近距離無線通信送受信器
504および514は、通信可能な範囲が自分を中心とする半
径最大数十cm以内に限定されている等の物理的制約によ
り、自分の通信範囲内に同時に存在する他の通信端末の
数が実質的に1以下となる無線通信を用いたデータ送受
信を行う装置である。
【0066】有線通信送受信器518および528は、例えば
IEEE802.3によるイーサネット(登録商標)接続などの
有線通信を行う装置である。ただし、有線通信に限定す
るわけではなく、無線通信でもよく、先述した中遠距離
無線通信や至近距離無線通信でもよい。中遠距離無線通
信送受信器503と523の間で利用される中遠距離無線通信
と同一の中遠距離無線通信を利用する場合、中継端末52
1の中遠距離無線通信送受信機523と有線通信送受信器52
8は同一の送受信器であってもよい。ただし、通信手段
として無線通信を利用する場合、送受信器518および528
は常に相互に通信可能になるように配置しなければなら
ない。
【0067】なお、中遠距離無線通信と至近距離無線通
信は、互いに独立に通信することが可能であり、また互
いに干渉せず同時に通信することが可能であるものとす
る。
【0068】自端末識別情報格納部505は、サービス利
用端末501に固有の端末識別情報507を格納する装置であ
る。自端末識別情報格納部525は、中継端末521に固有の
端末識別情報527を格納する装置である。端末識別情報5
07および527は、503や523などの中遠距離無線通信送受
信器の1つ1つを識別可能な情報であり、例えばBlueto
othアドレスやMACアドレス、電話番号などといった、各
送受信器個別に割り当てられたID番号などである。自端
末識別情報格納部515は、サービス提供端末511の端末識
別情報517を格納する装置である。端末識別情報517は、
中継端末521と有線通信送受信器を経由して接続してい
る1台以上のサービス提供端末のそれぞれを識別可能な
情報であり、例えば電話番号のサブアドレス、内線番号
などである。端末識別情報517は、接続されている中継
端末が異なる他のサービス提供端末と同一の情報を使用
してもよい。他端末識別情報格納部506には、サービス
利用端末501が通信可能な他端末の端末識別情報が格納
される。端末識別情報テーブル529には、中継端末が通
信を中継するサービス利用端末とサービス提供端末の端
末識別情報を要素とするレコードが登録される。例え
ば、あるサービス利用端末からメッセージを受信した場
合、そのサービス利用端末の端末識別情報が端末識別情
報テーブル529に登録されていれば、端末識別情報テー
ブル529において同一レコードに格納され対となってい
る端末識別情報で示されるサービス提供端末へメッセー
ジを中継する。
【0069】図5のシステム構成において、サービス利
用端末501が至近距離無線通信機能を利用して自端末識
別情報507をサービス提供端末511に送信し、サービス提
供端末511にて受信した端末識別情報507を中継端末521
に送信し、サービス利用提供端末501と中継端末521との
間の中遠距離無線通信を確立することにより、サービス
利用端末501とサービス提供端末511との通信を確立する
方法について説明する。
【0070】まず図6を用いて、サービス利用端末501
の処理部502が中継端末521との中遠距離無線通信を確立
する処理600について説明する。
【0071】ステップ601において、処理部502は、中遠
距離無線通信送受信器503および至近距離無線通信送受
信器504を通信可能な状態にする。ここで通信可能な状
態とは、無線通信送受信器の電源を投入するなどし、通
信範囲内に存在する任意の端末との間でデータやメッセ
ージを送受信可能にすることを意味する。ステップ601
の処理は、サービス利用端末501の電源投入時や、サー
ビス提供端末511からサービス利用端末501への無線など
による給電が行われたときなどに開始してもよく、また
サービス利用端末501の利用者のサービス利用端末501に
対する何らかの操作によって開始してもよい。
【0072】ステップ602において、処理部502は、自端
末識別情報格納部505からサービス利用端末501の端末識
別情報507を読み出し、至近距離無線通信送受信器504を
用いて送信する。
【0073】ステップ603において、処理部502は、中遠
距離無線通信送受信器503が、中継端末521からサービス
利用端末501に対して送信された通信確立要求メッセー
ジ610を受信済みかどうかを調べる。通信確立要求メッ
セージ610が受信済みの場合はステップ604に移り、そう
でない場合はステップ602に戻る。通信確立要求メッセ
ージ610は、送信元端末識別情報611、送信先端末識別情
報612、およびメッセージ本体613から成るメッセージで
ある。処理部502は、送信先端末識別情報612がサービス
利用端末501の端末識別情報507と等しい場合に、サービ
ス利用端末501への通信確立要求メッセージとみなし、
送信元端末識別情報611として通信確立要求メッセージ6
10に格納されている中継端末521の端末識別情報527を他
端末識別情報格納部506に格納する。
【0074】ステップ604において、処理部502は、中遠
距離無線通信送受信器503が、新たに中継端末521の中遠
距離無線通信送受信器523との通信を確立できるかどう
かを調べる。中遠距離無線通信の確立が可能な場合は、
中継端末521との通信を確立するためにステップ605に移
る。サービス利用端末501と中遠距離無線通信によって
接続している端末数が最大値に達しているなどの理由で
新たな中遠距離無線通信の確立ができない場合は、ステ
ップ606に移る。
【0075】ステップ605において、処理部502は、自端
末識別情報格納部505からサービス利用端末501の端末識
別情報507を、他端末識別情報格納部506から中継端末52
1の端末識別情報527を、それぞれ読み出した後、接続許
可メッセージ620を中遠距離無線通信送受信器503から送
信する。接続許可メッセージ620は、送信元端末識別情
報621、送信先端末識別情報622、およびメッセージ本体
623から成る。本ステップでは、送信元端末識別情報621
にサービス利用端末501の端末識別情報507を、送信先端
末識別情報622に中継端末521の端末識別情報527を、そ
れぞれ格納し、送信する。送信を完了すると、サービス
提供端末511との通信を確立したものとみなし、処理600
を終了する。
【0076】ステップ606において、処理部502は、自端
末識別情報格納部505からサービス利用端末501の端末識
別情報507を、他端末識別情報格納部506から中継端末52
1の端末識別情報527を、それぞれ読み出した後、接続拒
否メッセージ630を中遠距離無線通信送受信器503から送
信する。接続拒否メッセージ630は、送信元端末識別情
報631、送信先端末識別情報632、およびメッセージ本体
633から成る。本ステップでは、送信元端末識別情報631
にサービス利用端末501の識別情報507を、送信先端末識
別情報632に中継端末521の識別情報527を、それぞれ格
納し、送信する。送信後、端末識別情報527を他端末識
別情報格納部506から消去し、ステップ602に戻る。
【0077】次に図7を用いて、サービス提供端末511
の処理部512が、至近距離無線通信によってサービス利
用端末501から受信した端末識別情報507を有線通信を用
いて中継端末521に送信し、中継端末521に対してサービ
ス利用端末501との間の通信の中継を求める処理700につ
いて説明する。
【0078】ステップ701において、処理部512は、至近
距離通信送受信器514および有線通信送受信器518を通信
可能な状態にする。ここで、至近距離無線通信送受信器
514における通信可能な状態とは、ステップ601で述べた
至近距離無線通信送受信器504における通信可能な状態
と同じ状態を指す。また、有線通信送受信器518におけ
る通信可能な状態とは、有線通信送受信器518と中継端
末521が有する有線通信送受信器528との間の通信を確立
している状態を指す。
【0079】ステップ702において、処理部512は、至近
距離無線通信送受信器514が、サービス利用端末501から
端末識別情報507を受信済みかどうかを調べる。端末識
別情報507が受信済みの場合はステップ703に移り、そう
でない場合はステップ702を繰り返し処理する。
【0080】ステップ703において、処理部512は、自端
末識別情報格納部515からサービス提供端末511の端末識
別情報517を読み出した後、通信中継要求メッセージ710
を有線通信送受信器518から中継端末521に対して送信す
る。通信中継要求メッセージ710は、サービス利用端末
識別情報711、サービス提供端末識別情報712、およびメ
ッセージ本体713から成る。本ステップでは、サービス
利用端末識別情報711にステップ702で受信したサービス
利用端末501の端末識別情報507を、サービス提供端末識
別情報712にサービス提供端末511の端末識別情報517
を、それぞれ格納し、送信する。
【0081】ステップ704において、処理部512は、有線
通信送受信器518が、中継端末521からサービス提供端末
511に対して送信された接続成功メッセージ720または接
続失敗メッセージ730を受信済みかどうかを調べる。接
続成功メッセージ720を受信した場合は、中継端末521を
介してサービス利用端末501との通信を確立したものと
みなし、処理700を終了する。一方、接続失敗メッセー
ジ730を受信した場合は、中継端末521を介したサービス
利用端末501との通信の確立に失敗したものとみなして
ステップ702に移り、両方とも受信していない場合はス
テップ703を繰り返す。接続成功メッセージ720は、送信
元端末識別情報721、送信先端末識別情報722、およびメ
ッセージ本体723から成る。本ステップでは、送信元端
末識別情報721に中継端末521の識別情報527が、送信先
端末識別情報722にサービス提供端末511の識別情報517
が、それぞれ格納されていることになる。接続失敗メッ
セージ730は、送信元端末識別情報731、送信先端末識別
情報732、およびメッセージ本体733から成る。本ステッ
プでは、送信元端末識別情報731に中継端末521の識別情
報527が、送信先端末識別情報732にサービス提供端末51
1の識別情報517が、それぞれ格納されていることにな
る。
【0082】次に図8を用いて、中継端末521の処理部5
22が、サービス提供端末511からの接続要求を受けてサ
ービス利用端末501との間で中遠距離無線通信を確立
し、以後のサービス利用端末501とサービス提供端末511
との間の通信を中継する処理800について説明する。
【0083】ステップ801において、処理部522は、中遠
距離通信送受信器523および有線通信送受信器528を通信
可能な状態にする。ここで、中遠距離無線通信送受信器
523における通信可能な状態とは、ステップ601で述べた
中遠距離無線通信送受信器503における通信可能な状態
と同じ状態を指す。また、有線通信送受信器528におけ
る通信可能な状態とは、有線通信送受信器528とサービ
ス提供端末511が有する有線通信送受信器518との間の通
信を確立している状態を指す。
【0084】ステップ802において、処理部522は、有線
通信送受信器528が、サービス提供端末511から通信中継
要求メッセージ710を受信済みかどうかを調べる。通信
中継要求メッセージ710が受信済みの場合はステップ803
に移り、そうでない場合はステップ802を繰り返し処理
する。通信中継要求メッセージ710のフォーマットは、
ステップ703において記述した。
【0085】ステップ803において、処理部522は、ステ
ップ802で受信した通信中継要求メッセージ710内のサー
ビス利用端末識別情報711に格納されているサービス利
用端末501の端末識別情報507と、サービス提供端末識別
情報712に格納されているサービス提供端末511の端末識
別情報517を要素とするレコードを生成し、端末識別情
報テーブル529に格納する。
【0086】ステップ804において、処理部522は、自端
末識別情報格納部525から中継端末521の端末識別情報52
7を読み出し、その端末識別情報527およびステップ802
の通信中継要求メッセージ710に含まれるサービス利用
端末501の端末識別情報507から通信確立要求メッセージ
610を生成し、中遠距離無線通信送受信器523から送信す
る。通信確立要求メッセージ610のフォーマットは、ス
テップ603に記述した。本ステップでは、送信元端末識
別情報611に中継端末521の端末識別情報527を、送信先
端末識別情報612にサービス利用端末501の端末識別情報
507を、それぞれ格納して送信する。
【0087】ステップ805において、処理部522は、中遠
距離無線通信送受信器523が、サービス利用端末501から
中継端末521に対して送信された接続許可メッセージ620
または接続拒否メッセージ630を受信済みかどうかを調
べる。接続許可メッセージを受信した場合はステップ80
6に移り、接続拒否メッセージを受信した場合はステッ
プ807に移る。両方とも受信していない場合は、ステッ
プ805を繰り返す。接続許可メッセージ620のフォーマッ
トは、ステップ605に記述した。接続拒否メッセージ630
のフォーマットは、ステップ606に記述した。処理部522
は、送信先端末識別情報622または632が中継端末521の
端末識別情報527と等しい場合に、中継端末521へのメッ
セージとみなす。
【0088】ステップ806において、処理部522は、ステ
ップ805で受信した接続許可メッセージ620内の送信元端
末識別情報621をキーとして端末識別情報テーブル529を
検索し、送信元端末識別情報621に対応するサービス提
供端末識別情報を得る。本ステップでは、接続許可メッ
セージ620内の送信元端末識別情報621として含まれるサ
ービス利用端末501の端末識別情報507を用いて検索し、
サービス利用端末501に対して接続要求を行ったサービ
ス提供端末511の端末識別情報517が得られることとな
る。その後、処理部522は、得られた端末識別情報を送
信先端末識別情報722とし、自端末識別情報格納部525か
ら中継端末521の端末識別情報527を読み出して送信元端
末識別情報721とした接続成功メッセージ720を有線通信
送受信器528から送信する。接続成功メッセージ720のフ
ォーマットは、ステップ704に記述した。接続成功メッ
セージ720の送信を完了すると、処理部522は、サービス
利用端末501とサービス提供端末511との通信を確立した
ものとみなし、メッセージ中継処理810に移る。
【0089】ステップ807において、処理部522は、ステ
ップ805で受信した接続拒否メッセージ630内の送信元端
末識別情報631をキーとして端末識別情報テーブル529を
検索し、送信元端末識別情報631に対応するサービス提
供端末識別情報を得る。本ステップでは、接続拒否メッ
セージ630内の送信元端末識別情報631として含まれるサ
ービス利用端末501の端末識別情報507を用いてレコード
を検索し、サービス利用端末501に対して接続要求を行
ったサービス提供端末511の端末識別情報517が得られる
こととなる。その後、処理部522は、得られた端末識別
情報を送信先端末識別情報732とし、自端末識別情報格
納部525から中継端末521の端末識別情報527を読み出し
て送信元端末識別情報731とした接続失敗メッセージ730
を有線通信送受信器528から送信する。接続失敗メッセ
ージ730のフォーマットは、ステップ704に記述した。
【0090】ステップ808において、処理部522は、ステ
ップ807において検索した、端末識別情報テーブル529内
のレコードを削除する。本実施形態では、サービス利用
端末501の端末識別情報507およびサービス提供端末511
の端末識別情報517を要素とするレコードを削除するこ
とになる。その後、ステップ802に戻る。
【0091】次に図9を用いて、上述した処理600、700
および800によってサービス利用端末501と中継端末521
との間の中遠距離無線通信を確立した後、中継端末521
の処理部522が、サービス利用端末501からの送信情報を
サービス提供端末511に、サービス提供端末511からの送
信情報をサービス利用端末501に、それぞれ中継する処
理810について説明する。
【0092】ステップ811において、処理部522は、有線
通信送受信器528が、メッセージ820を受信済みかどうか
を調べる。メッセージ820は、送信元端末識別情報821、
送信先端末識別情報822、およびメッセージ本体823から
なる。受信済みの場合は、ステップ813に移り、そうで
ない場合はステップ812に移る。
【0093】ステップ812において、処理部522は、中遠
距離無線通信送受信器523が、メッセージ830を受信済み
かどうかを調べる。メッセージ830は、送信元端末識別
情報831、送信先端末識別情報832、およびメッセージ本
体833からなる。受信済みの場合は、ステップ815に移
り、そうでない場合はステップ811に戻って処理を繰り
返す。
【0094】ステップ813において、処理部522は、メッ
セージ820の送信元端末識別情報821をキーとして端末識
別情報テーブル529を検索する。端末識別情報テーブル5
29のサービス提供端末の端末識別情報フィールドとして
送信元端末識別情報821と同一の値を含むレコードが存
在する場合は、ステップ814に移る。存在しない場合
は、ステップ812に移る。
【0095】ステップ814において、処理部522は、自端
末識別情報格納部525から中継端末521の端末識別情報52
7を読み出し、その端末識別情報527およびステップ813
で検索したレコードに含まれるサービス利用端末の端末
識別情報フィールドの内容からメッセージ840を生成
し、中遠距離無線通信送受信器523から送信する。メッ
セージ840は、送信元端末識別情報841、送信先端末識別
情報842、およびメッセージ本体843からなる。本ステッ
プでは、送信元端末識別情報841に中継端末521の端末識
別情報527を、送信先端末識別情報842にステップ813で
検索したレコードに含まれるサービス利用端末の端末識
別情報フィールドの内容を、それぞれ格納する。また、
メッセージ本体843には、メッセージ820のメッセージ本
体823を格納する。メッセージ840の送信後、ステップ81
2に移る。
【0096】ステップ815において、処理部522は、メッ
セージ830の送信元端末識別情報821をキーとして端末識
別情報テーブル529を検索する。端末識別情報テーブル5
29のサービス利用端末の端末識別情報フィールドとして
送信元端末識別情報831と同一の値を含むレコードが存
在する場合は、ステップ816に移る。存在しない場合
は、ステップ811に移る。
【0097】ステップ816において、処理部522は、自端
末識別情報格納部525から中継端末521の端末識別情報52
7を読み出し、その端末識別情報527およびステップ815
で検索したレコードに含まれるサービス提供端末の端末
識別情報フィールドの内容からメッセージ850を生成
し、有線通信送受信器528から送信する。メッセージ850
は、送信元端末識別情報851、送信先端末識別情報852、
およびメッセージ本体853からなる。本ステップでは、
送信元端末識別情報851に中継端末521の端末識別情報52
7を、送信先端末識別情報852にステップ815で検索した
レコードに含まれるサービス提供端末の端末識別情報フ
ィールドの内容を、それぞれ格納する。また、メッセー
ジ本体853には、メッセージ830のメッセージ本体833を
格納する。メッセージ850の送信後、ステップ811に移
る。
【0098】以上より、処理600、700および800によっ
て通信を確立した後、処理810によって、サービス利用
端末501から中遠距離無線通信を経由して中継端末521へ
送信したメッセージは、中継端末521において中継端末5
21からサービス提供端末511へのメッセージへ変換され
て有線通信を経由してサービス提供端末511へ送信さ
れ、またサービス提供端末511から有線通信を経由して
中継端末521へ送信したメッセージは、中継端末521にお
いて中継端末521からサービス利用端末501へのメッセー
ジへ変換されて中遠距離無線通信を経由してサービス利
用端末501へ送信されることとなり、中継端末521を介し
てサービス利用端末501とサービス提供端末511の間の通
信を確立することができる。
【0099】上記第2の実施形態では、サービス利用端
末501からサービス提供端末511へ端末識別情報を送信す
ることによって通信確立に関する処理を開始したが、サ
ービス提供端末511からサービス利用端末に対して端末
識別情報を送信することにより通信確立に関する処理を
開始してもよい。また、端末識別情報を送信する端末を
端末利用者が決定できるようにしてもよい。端末識別情
報を送信する端末が常にサービス利用端末501またはサ
ービス提供端末511に固定されている場合は、受信側の
端末の至近距離無線通信送受信器は受信機能のみを持っ
ていればよく、送信側の端末の至近距離無線通信送受信
器は送信機能のみを持っていればよい。また、本実施形
態では有線通信によって1台または複数のサービス提供
端末511が1台の中継端末521に接続されていることが前
提となっているが、一般のネットワークのように複数台
のサービス提供端末と複数台の中継端末とが接続されて
いてもよい。ただしこの場合、通信中継要求メッセージ
710の送信先を明記するために、通信中継要求メッセー
ジ710に中継端末521の端末識別情報527を付加する必要
があり、またそのために、予めサービス提供端末511が
通信中継要求メッセージ710を送信すべき中継端末521の
端末識別情報527を保持しておく必要がある。
【0100】以下に、上述の実施形態の変形例として、
サービス提供端末511から端末識別情報を送信すること
でサービス利用端末501との通信を確立する方法につい
て説明する。ただし、この場合は、サービス提供端末51
1が予め中継端末521の端末識別情報527を保持している
必要がある。
【0101】まず、サービス提供端末511は、サービス
利用端末501に対して、自端末識別情報517と中継端末52
1の端末識別情報527とを、至近距離無線通信送受信器51
4から送信する。次に、これらの識別情報を受信したサ
ービス利用端末501は、中継端末521の端末識別情報527
を利用して中継端末521との中遠距離無線通信を確立し
た後(このとき前記サービス提供端末511の識別情報も
通信中継要求メッセージに含めて、サービス利用端末50
1から中継端末521に送るものとする)、中継端末521に
おいて、サービス提供端末511の端末識別情報517と自端
末識別情報507を端末識別情報テーブル529に登録する。
登録が成功した場合、中継端末521は、接続承認メッセ
ージ720をサービス提供端末511に送信する。以上によ
り、サービス利用端末501とサービス提供端末511との通
信が確立される。
【0102】図10に、上述の第2の実施形態の具体的
な利用例を示す。この例は、キャッシュカード処理部を
持つ携帯電話901、ATM911、および中継アンテナ921から
なり、無線通信を用いて現金引出処理を行うものであ
る。携帯電話901は、至近距離無線通信送信器である非
接触ICカード部902および中遠距離無線通信送受信器で
あるBluetooth送受信器903を備える。ATM911は、至近距
離無線通信受信器である非接触ICカードリーダ912およ
び有線通信送受信器であるイーサネットアダプタ914を
備える。中継アンテナ921は、中遠距離無線通信送受信
器であるBluetooth送受信器923および有線通信送受信器
であるイーサネットアダプタ924を備える。
【0103】携帯電話901を図5のサービス利用端末501
と、ATM911を図5のサービス提供端末511と、中継アン
テナ921を図5の中継端末521と、それぞれみなし、携帯
電話901において図6の処理600を、ATM911において図7
の処理700を、中継アンテナ921において図8の処理800
を、それぞれ実行する。これにより、携帯電話901の非
接触ICカード部902をATM911の非接触ICカードリーダ912
に一旦近づけることによって、複数ある携帯電話および
ATMの中から、互いに物理的に最も近接したもの同士の
間の通信が確立される。以後は、携帯電話901とATM911
のキャッシュカード処理部の間で中継アンテナ921を中
継しながら通信を行い、既存の接触型磁気カードまたは
ICカードと同様に現金引出処理を行うことが可能とな
る。
【0104】
【発明の効果】本発明によれば、あるサービス利用端末
と中遠距離無線通信により接続可能なサービス提供端末
が1台以上存在する状況において、特に中遠距離無線通
信を行いたいサービス利用端末とサービス提供端末が近
接している場合に、サービス利用端末とサービス提供端
末の両端末に至近距離無線通信機能と中遠距離無線通信
機能の両機能を持たせ、これら2つの無線通信を組み合
わせて利用することにより、中遠距離無線通信技術の持
つ、端末位置が多少変動しても通信が切断されにくい安
定性と、至近距離無線通信技術の持つ、物理的に近接し
た端末との通信を確保でき、かつ通信確立までの時間が
短いといった特徴を併せ持った通信確立手段を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるシステムの
構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態におけるサービス利
用端末の処理の流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるサービス提
供端末の処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施の形態における具体的な利
用例を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるシステムの
構成図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるサービス利
用端末の処理の流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態におけるサービス提
供端末の処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態における中継端末の
通信確立処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施の形態における中継端末の
通信中継処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施の形態における具体的な
利用例を示す図である。
【符号の説明】
101,501…サービス利用端末 111,511…サービス提供端末 102,112,502,512…処理部 103,113,503,523…中遠距離無線送受信部 104,114,504,514…至近距離無線通信送受信部 105,115,505,515,525…自端末識別情報格納部 106,116,506…他端末識別情報格納部 107,117,507,517,527…端末識別情報 401,901…携帯電話 402,902…非接触ICカード部 403,413,903,923…Bluetooth送受信部 411,911…ATM 412,912…非接触ICカードリーダ 518,528…有線通信送受信部 529…端末識別情報テーブル 914…イーサネットアダプタ 921…中継アンテナ 924…イーサネットアダプタ
フロントページの続き (72)発明者 浜田 成泰 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 Fターム(参考) 5K033 AA07 AA09 CB01 DA01 DA19 DB20 EA03 5K067 AA33 BB04 BB21 CC08 CC10 DD17 EE02 EE06 EE25 HH23

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】他の通信端末装置との間で通信を確立して
    通信を行う通信端末装置であって、 第1の距離的範囲内で無線通信を可能とする第1の方式
    の送受信手段と、 前記第1の距離的範囲より狭い第2の距離的範囲内で無
    線通信を可能とする第2の方式の受信手段と、 自通信端末装置を特定する自端末識別情報を格納する手
    段と、 前記第1の方式の送受信手段および前記第2の方式の送
    信手段を有する他の通信端末装置から前記第2の方式で
    送信された前記他の通信端末装置の端末識別情報を、前
    記第2の方式の受信手段により受信したとき、受信した
    前記他の通信端末装置の端末識別情報を送信先として含
    み、前記自端末識別情報を送信元として含む通信確立要
    求メッセージを、前記第1の方式の送受信手段により送
    信する手段と、 前記通信確立要求メッセージの送信後は、前記他の通信
    端末装置の端末識別情報を用いて前記他の通信端末装置
    を通信の相手として確立して前記第1の方式の送受信手
    段により通信を行う手段とを備えたことを特徴とする通
    信端末装置。
  2. 【請求項2】他の通信端末装置との間で通信を確立して
    通信を行う通信端末装置であって、 第1の距離的範囲内で無線通信を可能とする第1の方式
    の送受信手段と、 前記第1の距離的範囲より狭い第2の距離的範囲内で無
    線通信を可能とする第2の方式の受信手段と、 自通信端末装置を特定する自端末識別情報を格納する手
    段と、 前記第1の方式の送受信手段および前記第2の方式の送
    信手段を有する他の通信端末装置から前記第2の方式で
    送信された前記他の通信端末装置の端末識別情報を、前
    記第2の方式の受信手段により受信したとき、受信した
    前記他の通信端末装置の端末識別情報を送信先として含
    み、前記自端末識別情報を送信元として含む通信確立要
    求メッセージを、前記第1の方式の送受信手段により送
    信する手段と、 前記通信確立要求メッセージに対して前記他の通信端末
    装置が送信する接続許可メッセージを、前記第1の方式
    の送受信手段により受信する手段と、 前記接続許可メッセージの受信後は、前記他の通信端末
    装置の端末識別情報を用いて前記他の通信端末装置を通
    信の相手として確立して前記第1の方式の送受信手段に
    より通信を行う手段とを備えたことを特徴とする通信端
    末装置。
  3. 【請求項3】他の通信端末装置との間で通信を確立して
    通信を行う通信端末装置であって、 第1の距離的範囲内で無線通信を可能とする第1の方式
    の送受信手段と、 前記第1の距離的範囲より狭い第2の距離的範囲内で無
    線通信を可能とする第2の方式の送信手段と、 自通信端末装置を特定する自端末識別情報を格納する手
    段と、 前記第1の方式の送受信手段および前記第2の方式の受
    信手段を有する他の通信端末装置に向けて、前記自端末
    識別情報を、前記第2の方式の送信手段により送信する
    手段と、 前記他の通信端末装置から、前記他の通信端末装置の端
    末識別情報を送信元として含み、前記自端末識別情報を
    送信先として含む通信確立要求メッセージが前記第1の
    方式で送信されたとき、該通信確立要求メッセージを前
    記第1の方式の送受信手段により受信する手段と、 前記通信確立要求メッセージの受信後は、前記通信確立
    要求メッセージに含まれる前記他の通信端末装置の端末
    識別情報を用いて前記他の通信端末装置を通信の相手と
    して確立して前記第1の方式の送受信手段により通信を
    行う手段とを備えたことを特徴とする通信端末装置。
  4. 【請求項4】他の通信端末装置との間で通信を確立して
    通信を行う通信端末装置であって、 第1の距離的範囲内で無線通信を可能とする第1の方式
    の送受信手段と、 前記第1の距離的範囲より狭い第2の距離的範囲内で無
    線通信を可能とする第2の方式の送信手段と、 自通信端末装置を特定する自端末識別情報を格納する手
    段と、 前記第1の方式の送受信手段および前記第2の方式の受
    信手段を有する他の通信端末装置に向けて、前記自端末
    識別情報を、前記第2の方式の送信手段により送信する
    手段と、 前記他の通信端末装置から、前記他の通信端末装置の端
    末識別情報を送信元として含み、前記自端末識別情報を
    送信先として含む通信確立要求メッセージが前記第1の
    方式で送信されたとき、該通信確立要求メッセージを前
    記第1の方式の送受信手段により受信する手段と、 前記通信確立要求メッセージに対して、接続許可メッセ
    ージを、前記第1の方式の送受信手段により前記他の通
    信端末装置に送信する手段と、 前記接続許可メッセージの送信後は、前記通信確立要求
    メッセージに含まれる前記他の通信端末装置の端末識別
    情報を用いて前記他の通信端末装置を通信の相手として
    確立して前記第1の方式の送受信手段により通信を行う
    手段とを備えたことを特徴とする通信端末装置。
  5. 【請求項5】通信端末装置において他の通信端末装置と
    の間で通信を確立する通信確立方法であって、 第1の距離的範囲内で無線通信を可能とする第1の方式
    の送受信手段を通信可能な状態にするステップと、 前記第1の距離的範囲より狭い第2の距離的範囲内で無
    線通信を可能とする第2の方式の受信手段を通信可能な
    状態にするステップと、 前記第1の方式の送受信手段および前記第2の方式の送
    信手段を有する他の通信端末装置から前記第2の方式で
    送信された前記他の通信端末装置の端末識別情報を、前
    記第2の方式の受信手段により受信するステップと、 前記受信した他の通信端末装置の端末識別情報を送信先
    として含み、自通信端末装置を特定する自端末識別情報
    を送信元として含む通信確立要求メッセージを、前記第
    1の方式の送受信手段により送信するステップと、 前記通信確立要求メッセージの送信後は、前記他の通信
    端末装置の端末識別情報を用いて前記他の通信端末装置
    を通信の相手として確立して前記第1の方式の送受信手
    段により通信を可能とするステップとを備えたことを特
    徴とする通信確立方法。
  6. 【請求項6】通信端末装置において他の通信端末装置と
    の間で通信を確立する通信確立方法に係るプログラムで
    あって、 第1の距離的範囲内で無線通信を可能とする第1の方式
    の送受信手段を通信可能な状態にするステップと、 前記第1の距離的範囲より狭い第2の距離的範囲内で無
    線通信を可能とする第2の方式の受信手段を通信可能な
    状態にするステップと、 前記第1の方式の送受信手段および前記第2の方式の送
    信手段を有する他の通信端末装置から前記第2の方式で
    送信された前記他の通信端末装置の端末識別情報を、前
    記第2の方式の受信手段により受信するステップと、 前記受信した他の通信端末装置の端末識別情報を送信先
    として含み、自通信端末装置を特定する自端末識別情報
    を送信元として含む通信確立要求メッセージを、前記第
    1の方式の送受信手段により送信するステップと、 前記通信確立要求メッセージの送信後は、前記他の通信
    端末装置の端末識別情報を用いて前記他の通信端末装置
    を通信の相手として確立して前記第1の方式の送受信手
    段により通信するステップとを備えたことを特徴とする
    通信確立方法に係るプログラム。
  7. 【請求項7】通信端末装置において他の通信端末装置と
    の間で通信を確立する通信確立方法であって、 第1の距離的範囲内で無線通信を可能とする第1の方式
    の送受信手段を通信可能な状態にするステップと、 前記第1の距離的範囲より狭い第2の距離的範囲内で無
    線通信を可能とする第2の方式の送信手段を通信可能な
    状態にするステップと、 前記第1の方式の送受信手段および前記第2の方式の受
    信手段を有する他の通信端末装置に向けて、自通信端末
    装置を特定する自端末識別情報を、前記第2の方式の送
    信手段により送信するステップと、 前記他の通信端末装置から、前記他の通信端末装置の端
    末識別情報を送信元として含み、前記自端末識別情報を
    送信先として含む通信確立要求メッセージが前記第1の
    方式で送信されたとき、該通信確立要求メッセージを前
    記第1の方式の送受信手段により受信するステップと、 前記通信確立要求メッセージの受信後は、前記通信確立
    要求メッセージに含まれる前記他の通信端末装置の端末
    識別情報を用いて前記他の通信端末装置を通信の相手と
    して確立して前記第1の方式の送受信手段により通信を
    可能とするステップとを備えたことを特徴とする通信確
    立方法。
  8. 【請求項8】通信端末装置において他の通信端末装置と
    の間で通信を確立する通信確立方法に係るプログラムで
    あって、 第1の距離的範囲内で無線通信を可能とする第1の方式
    の送受信手段を通信可能な状態にするステップと、 前記第1の距離的範囲より狭い第2の距離的範囲内で無
    線通信を可能とする第2の方式の送信手段を通信可能な
    状態にするステップと、 前記第1の方式の送受信手段および前記第2の方式の受
    信手段を有する他の通信端末装置に向けて、自通信端末
    装置を特定する自端末識別情報を、前記第2の方式の送
    信手段により送信するステップと、 前記他の通信端末装置から、前記他の通信端末装置の端
    末識別情報を送信元として含み、前記自端末識別情報を
    送信先として含む通信確立要求メッセージが前記第1の
    方式で送信されたとき、該通信確立要求メッセージを前
    記第1の方式の送受信手段により受信するステップと、 前記通信確立要求メッセージの受信後は、前記通信確立
    要求メッセージに含まれる前記他の通信端末装置の端末
    識別情報を用いて前記他の通信端末装置を通信の相手と
    して確立して前記第1の方式の送受信手段により通信を
    可能とするステップとを備えたことを特徴とする通信確
    立方法に係るプログラム。
  9. 【請求項9】第1の距離的範囲内で無線通信を可能とす
    る第1の方式の通信機能と、前記第1の距離的範囲より
    狭い第2の距離的範囲内で無線通信を可能とする第2の
    方式の通信機能とを備えた2つの通信端末装置の間で通
    信を確立する通信確立方法であって、 第1の通信端末装置から、該第1の通信端末装置の端末
    識別情報を、前記第2の方式の通信機能を利用して送信
    するステップと、 前記第2の通信端末装置で、前記第1の通信端末装置の
    端末識別情報を、前記第2の方式の通信機能を利用して
    受信するステップと、 前記第2の通信端末装置で、前記第2の通信端末装置の
    端末識別情報を送信元とし、前記受信した第1の通信端
    末装置の端末識別情報を送信先とした通信確立要求メッ
    セージを、前記第1の方式の通信機能を利用して前記第
    1の通信端末装置へ送信するステップと、 前記第1の通信端末装置の前記第1の方式の通信機能に
    よるデータ送信は前記第2の端末識別情報を用いて第2
    の通信端末装置を送信先と指定し、前記第2の通信端末
    装置の前記第1の方式の通信機能によるデータ送信は前
    記第1の端末識別情報を用いて第1の通信端末装置を送
    信先と指定して、これらの通信端末装置の間の通信を確
    立するステップとを備えたことを特徴とする通信確立方
    法。
  10. 【請求項10】第1の距離的範囲内で無線通信を可能と
    する第1の方式の通信機能と、前記第1の距離的範囲よ
    り狭い第2の距離的範囲内で無線通信を可能とする第2
    の方式の通信機能とを備えた第1の通信端末装置と、 前記第2の方式の通信機能と、中継端末との間で通信を
    行うための任意方式の通信機能とを備えた第2の通信端
    末装置と、 前記第1の方式の通信機能と、前記第2の通信端末装置
    との間で通信を行うための任意方式の通信機能とを備え
    た中継端末装置とを備え、 前記第1の通信端末装置と前記第2の通信端末装置との
    間で通信を確立する通信確立方法であって、 前記第1の通信端末装置から、該第1の通信端末装置の
    端末識別情報を、前記第2の方式の通信機能を利用して
    送信するステップと、 前記第2の通信端末装置で、前記第1の通信端末装置の
    端末識別情報を、前記第2の方式の通信機能を利用して
    受信するステップと、 前記第2の通信端末装置で、前記第2の通信端末装置の
    端末識別情報と、前記受信した第1の通信端末装置の端
    末識別情報とを含む通信中継要求メッセージを、前記任
    意方式の通信機能を利用して前記中継端末装置へ送信す
    るステップと、 前記中継端末装置で、前記通信中継要求メッセージを、
    前記任意方式の通信機能を利用して受信し、該通信中継
    要求メッセージに含まれる前記第1の通信端末装置の端
    末識別情報と前記第2の通信端末装置の端末識別情報と
    を対応させて記憶するステップと、 前記中継端末装置で、前記中継端末装置の端末識別情報
    を送信元とし、前記受信した通信中継要求メッセージに
    含まれる第1の通信端末装置の端末識別情報を送信先と
    した通信確立要求メッセージを、前記第1の方式の通信
    機能を利用して前記第1の通信端末装置へ送信するステ
    ップと、 前記第1の通信端末装置から、前記中継端末装置の端末
    識別情報を送信先と指定して前記第1の方式の通信機能
    によるデータ送信があったときは、前記中継端末装置で
    該データを受信し、その第1の通信端末装置に対応する
    前記第2の通信端末装置に前記任意方式の通信機能を利
    用して該データを送信するステップと、 前記第2の通信端末装置から、前記中継端末装置の端末
    識別情報を送信先と指定して前記任意方式の通信機能に
    よるデータ送信があったときは、前記中継端末装置で該
    データを受信し、その第2の通信端末装置に対応する前
    記第1の通信端末装置に前記第1の方式の通信機能を利
    用して該データを送信するステップとを備えたことを特
    徴とする通信確立方法。
  11. 【請求項11】第1の距離的範囲内で無線通信を可能と
    する第1の方式の通信機能と、前記第1の距離的範囲よ
    り狭い第2の距離的範囲内で無線通信を可能とする第2
    の方式の通信機能とを備えた第1の通信端末装置と、前
    記第2の方式の通信機能と、中継端末との間で通信を行
    うための任意方式の通信機能とを備えた第2の通信端末
    装置との間の通信を中継する中継端末装置であって、 前記第1の方式の通信機能と、 前記第2の通信端末装置との間で通信を行うための任意
    方式の通信機能と、 前記第1の通信端末装置から前記第2の通信端末装置
    に、前記第1の通信端末装置の端末識別情報が前記第2
    の方式の通信機能を利用して送信され、前記第2の通信
    端末装置から、前記第1の通信端末装置の端末識別情報
    と前記第2の通信端末装置の端末識別情報とを含む通信
    中継要求メッセージが送信されてきたとき、前記通信中
    継要求メッセージを前記任意方式の通信機能を利用して
    受信する手段と、 受信した通信中継要求メッセージに含まれる前記第1の
    通信端末装置の端末識別情報と前記第2の通信端末装置
    の端末識別情報とを対応させて記憶する手段と、 前記中継端末装置の端末識別情報を送信元とし、前記受
    信した通信中継要求メッセージに含まれる第1の通信端
    末装置の端末識別情報を送信先とした通信確立要求メッ
    セージを、前記第1の方式の通信機能を利用して前記第
    1の通信端末装置へ送信する手段と、 前記第1の通信端末装置から、前記中継端末装置の端末
    識別情報を送信先と指定して前記第1の方式の通信機能
    によるデータ送信があったときは、該データを受信し、
    その第1の通信端末装置に対応する前記第2の通信端末
    装置に前記任意方式の通信機能を利用して該データを送
    信する手段と、 前記第2の通信端末装置から、前記中継端末装置の端末
    識別情報を送信先と指定して前記任意方式の通信機能に
    よるデータ送信があったときは、該データを受信し、そ
    の第2の通信端末装置に対応する前記第1の通信端末装
    置に前記第1の方式の通信機能を利用して該データを送
    信する手段とを備えたことを特徴とする中継端末装置。
  12. 【請求項12】第1の距離的範囲内で無線通信を可能と
    する第1の方式の通信機能と、前記第1の距離的範囲よ
    り狭い第2の距離的範囲内で無線通信を可能とする第2
    の方式の通信機能とを備えた第1の通信端末装置と、 前記第2の方式の通信機能と、中継端末との間で通信を
    行うための任意方式の通信機能とを備えた第2の通信端
    末装置と、 前記第1の方式の通信機能と、前記第2の通信端末装置
    との間で通信を行うための任意方式の通信機能とを備え
    た中継端末装置とを備え、 前記第1の通信端末装置と前記第2の通信端末装置との
    間で通信を確立する通信確立方法であって、 前記第2の通信端末装置から前記第1の通信端末装置
    に、前記第2の方式の通信機能を利用して、前記第2の
    通信端末装置の端末識別情報および予め記憶してある前
    記中継端末装置の端末識別情報を、送信するステップ
    と、 前記第1の通信端末装置で、前記第2の通信端末装置の
    端末識別情報および予め記憶してある前記中継端末装置
    の端末識別情報を、前記第2の方式の通信機能を利用し
    て受信するステップと、 前記第1の通信端末装置で、受信した前記第2の通信端
    末装置および前記中継端末装置の端末識別情報と、前記
    第1の通信端末装置の端末識別情報とを含む通信中継要
    求メッセージを、前記第1の方式の通信機能を利用して
    前記中継端末装置へ送信するステップと、 前記中継端末装置で、前記通信中継要求メッセージを前
    記第1の方式の通信機能を利用して受信し、該通信中継
    要求メッセージに含まれる前記第1の通信端末装置の端
    末識別情報と前記第2の通信端末装置の端末識別情報と
    を対応させて記憶するステップと、 前記中継端末装置で、前記中継端末装置の端末識別情報
    を送信元とし、前記受信した通信中継要求メッセージに
    含まれる第2の通信端末装置の端末識別情報を送信先と
    した接続承認メッセージを、前記任意方式の通信機能を
    利用して前記第2の通信端末装置へ送信するステップ
    と、 前記第1の通信端末装置から、前記中継端末装置の端末
    識別情報を送信先と指定して前記第1の方式の通信機能
    によるデータ送信があったときは、前記中継端末装置で
    該データを受信し、その第1の通信端末装置に対応する
    前記第2の通信端末装置に前記任意方式の通信機能を利
    用して該データを送信するステップと、 前記第2の通信端末装置から、前記中継端末装置の端末
    識別情報を送信先と指定して前記任意方式の通信機能に
    よるデータ送信があったときは、前記中継端末装置で該
    データを受信し、その第2の通信端末装置に対応する前
    記第1の通信端末装置に前記第1の方式の通信機能を利
    用して該データを送信するステップとを備えたことを特
    徴とする通信確立方法。
  13. 【請求項13】第1の距離的範囲内で無線通信を可能と
    する第1の方式の通信機能と、前記第1の距離的範囲よ
    り狭い第2の距離的範囲内で無線通信を可能とする第2
    の方式の通信機能とを備えた第1の通信端末装置と、前
    記第2の方式の通信機能と、中継端末との間で通信を行
    うための任意方式の通信機能とを備えた第2の通信端末
    装置との間の通信を中継する中継端末装置であって、 前記第1の方式の通信機能と、 前記第2の通信端末装置との間で通信を行うための任意
    方式の通信機能と、 前記第2の通信端末装置から前記第1の通信端末装置
    に、前記第2の通信端末装置の端末識別情報および予め
    記憶してある前記中継端末装置の端末識別情報が前記第
    2の方式の通信機能を利用して送信され、前記第1の通
    信端末装置から、前記中継端末装置の端末識別情報を送
    信先とし、前記第1の通信端末装置の端末識別情報を送
    信元とし、前記第2の通信端末装置の端末識別情報をメ
    ッセージ内に含む通信中継要求メッセージが、前記第1
    の方式の通信機能を利用して送信されたとき、前記通信
    中継要求メッセージを前記第1の方式の通信機能を利用
    して受信する手段と、 受信した通信中継要求メッセージに含まれる前記第1の
    通信端末装置の端末識別情報と前記第2の通信端末装置
    の識別情報とを対応させて記憶する手段と、 前記第1の通信端末装置から、前記中継端末装置の端末
    識別情報を送信先と指定して前記第1の方式の通信機能
    によるデータ送信があったときは、該データを受信し、
    その第1の通信端末装置に対応する前記第2の通信端末
    装置に前記任意方式の通信機能を利用して該データを送
    信する手段と、 前記第2の通信端末装置から、前記中継端末装置の端末
    識別情報を送信先と指定して前記任意方式の通信機能に
    よるデータ送信があったときは、該データを受信し、そ
    の第2の通信端末装置に対応する前記第1の通信端末装
    置に前記第1の方式の通信機能を利用して該データを送
    信する手段とを備えたことを特徴とする中継端末装置。
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