JP2003110170A - レーザ発振装置 - Google Patents

レーザ発振装置

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JP2003110170A
JP2003110170A JP2001300648A JP2001300648A JP2003110170A JP 2003110170 A JP2003110170 A JP 2003110170A JP 2001300648 A JP2001300648 A JP 2001300648A JP 2001300648 A JP2001300648 A JP 2001300648A JP 2003110170 A JP2003110170 A JP 2003110170A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送風機内の翼車室とモータ室の圧力差を監視
し、高品質なレーザ発振装置を提供する。 【解決手段】 レーザガスを循環させるための送風機8
の翼車室8bおよびモータ室8cの圧力差を検出し、上
記差圧下限値を比較し、かつ差圧上限値も比較して、こ
れらの比較時のカウント値が所定値を超えた場合に警報
を発生させる警報手段を有した差圧監視装置50を具備
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス配管経路に送
風機を具備したレーザ発振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、レーザ光の特性を活用する為に、
通信、エレクトロニクス、光技術若しくは精密加工等、
種々の分野において、レーザ発振装置が利用されてい
る。
【0003】この種のレーザ発振装置として、レーザガ
スをガス配管経路内で高速循環させるための送風機を具
備したガス循環型レーザ発振装置が一般的に使用されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のレー
ザ発振装置では、送風機内の翼車室の圧力に比較しモー
タ室の圧力が高くなった場合にモータ室内の潤滑油が翼
車室に流出し、さらにガス配管経路に飛散し、レーザガ
スの高電圧電源による放電励起の安定性低下と、光共振
器を構成する全反射鏡および部分反射鏡の汚染によるレ
ーザ光の出力低下や全反射鏡および部分反射鏡の劣化を
招く可能性があった。
【0005】また、送風機内の翼車室の圧力に比較しモ
ータ室の圧力が低くなり過ぎた場合にモータの潤滑油が
モータ室より多量に流出し、モータの潤滑油の減少によ
る送風機の寿命の低下を招いたり、モータ室の減圧配管
経路の途中に設置されたオイルトラップではトラップし
きれずにレーザガス排出用電磁弁へと流出したオイルミ
ストがレーザガス排出用電磁弁に固着し、開閉機能を損
ないガス配管経路内の圧力を調整できなくなる問題があ
った。
【0006】本発明は、これらの課題を解決するもの
で、送風機内の翼車室とモータ室の圧力差を監視し、高
品質なレーザ発振装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の本発明は、レーザガスを循環させる翼
車室とモータ室を有する送風機を備え、翼車室とモータ
室の圧力差を検出する差圧検出手段と、翼車室とモータ
室の最低圧力差を差圧下限基準値として設定する差圧下
限基準値設定部と、差圧検出手段の出力信号と差圧下限
基準値設定部に設定した差圧下限基準値とを比較する差
圧下限比較部と、翼車室とモータ室の最高圧力差を差圧
上限基準値として設定する差圧上限基準値設定部と、差
圧検出手段の出力信号と差圧上限基準値設定部に設定し
た差圧上限基準値とを比較する差圧上限比較部と、差圧
下限比較部および差圧上限比較部の出力をカウントまた
は積分する積分手段と、積分手段の出力が所定値を超え
た場合に警報を発生させる警報手段を有した差圧監視装
置を設けたレーザ発振装置である。
【0008】請求項2記載の本発明は、レーザガスを循
環させる翼車室とモータ室を有する送風機を備え、翼車
室とモータ室の圧力差を検出する差圧検出手段と、翼車
室とモータ室の最低圧力差を差圧下限基準値として設定
する差圧下限基準値設定部と、差圧検出手段の出力信号
と差圧下限基準値設定部に設定した差圧下限基準値とを
比較する差圧下限比較部と、翼車室とモータ室の最高圧
力差を差圧上限基準値として設定する差圧上限基準値設
定部と、差圧検出手段の出力信号と差圧上限基準値設定
部に設定した差圧上限基準値とを比較する差圧上限比較
部と、差圧下限比較部および差圧上限比較部の出力をカ
ウントまたは積分する積分手段と、積分手段の出力が所
定値を超えた場合に装置本体の運転を停止させるインタ
ーロック動作を行うインターロック手段を有した差圧監
視装置を設けたレーザ発振装置である。
【0009】請求項3記載の本発明は、レーザガスを循
環させるガス配管経路内にレーザガスを供給するレーザ
ガス供給手段と、ガス配管経路からレーザガスを排出す
るレーザガス排出手段と、レーザガスの供排気周期を検
出する給排気周期検出手段と、給排気周期の上限を基準
値に設定する給排気周期上限基準値設定部と、給排気周
期検出手段の出力と給排気周期上限基準設定部の基準値
を比較する給排気周期比較部を設け、給排気周期比較部
の出力により差圧上限比較部を制御する差圧監視装置を
設けた請求項1記載または2記載のレーザ発振装置であ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】第1の発明によれば、送風機内の
翼車室とモータ室の圧力差を監視し警報を発生すること
により、送風機内のモータ室の潤滑油がガス配管経路に
飛散することを事前に防止する事ができ、および送風機
内のモータ室よりモータの潤滑油の流出量が増加し、オ
イルトラップのトラップ性能を超えてオイルトラップ以
降に潤滑油が流出することも事前に防止することができ
る。
【0011】第2の発明によれば、送風機内の翼車室と
モータ室の圧力差を監視し装置の運転を停止することに
より、送風機内のモータ室の潤滑油がガス配管経路に飛
散することを事前に防止する事ができ、および送風機内
のモータ室よりモータの潤滑油の流出量が増加し、オイ
ルトラップのトラップ性能を超えてオイルトラップ以降
に潤滑油が流出することも事前に防止することができ
る。
【0012】第3の発明によれば、ガス配管経路内のレ
ーザガスの給排気周期を一定期間短くする条件下におい
て差圧上限比較部の機能を無効とすることにより、新し
いレーザガスの供給割合を増加させた場合の誤動作を防
止することができる。
【0013】以下、本発明に係る実施の形態について、
図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態に係るレーザ発振装置20の構成図、図2は実施の形
態1に係る差圧保護装置のブロック構成図である。
【0015】図において、レーザガスを循環させるため
の送風機8と、上記レーザガスを循環させるためのガス
配管経路3と、上記ガス配管経路3にレーザガスを供給
するレーザガス供給手段である供給側電磁弁10および
装置外部に配置されるレーザガスボンベ30と、ガス配
管経路3のレーザガスを排出するレーザガス排出手段で
ある流量制限器11に直列接続された通常排出側電磁弁
12と急速排出側電磁弁13および排気ポンプ14と、
上記送風機8内のモータ室8cの減圧を行うモータ室減
圧手段である流量制限器11および急速排出側電磁弁1
3に接続する配管経路とオイルトラップ16を有するレ
ーザ発振装置20において、上記送風機8の翼車室8b
とモータ室8cの圧力差を検出する差圧検出手段45
と、予め上記送風機8の翼車室8bとモータ室8cの最
低圧力差を差圧下限基準値VLとして設定された差圧下
限基準値設定部44と、上記差圧検出手段45の出力信
号VDPと上記差圧下限基準値設定部44に設定された
差圧下限基準値VLとを比較する差圧下限比較部43
と、予め上記送風機8の翼車室8bとモータ室8cの最
高圧力差を差圧上限基準値VHとして設定された差圧上
限基準値設定部47と、上記差圧検出手段45の出力信
号VDPと上記差圧上限基準値設定部47に設定された
差圧上限基準値VHとを比較する差圧上限比較部46
と、上記差圧下限比較部43および差圧上限比較部46
の出力をカウントまたは積分する積分手段42と、上記
積分手段42の出力が所定値を超えた場合に警報を発生
させる警報手段41を有した差圧監視装置50を有して
いる。
【0016】このように構成されるレーザ発振装置につ
いて、その動作の詳細を図1、図2、図5を参照しなが
ら説明する。
【0017】図5は送風機8の内部構成を簡略して示し
た図である。送風機8はレーザガスを高速循環させるた
めの翼車8aを有した翼車室8bと、翼車8aを高速回
転させるためのモータを有したモータ室8cに大別され
る。上記翼車室8bとモータ室8cの間にはシール8d
が挿入されモータ室8c内の潤滑油8eが翼車室8bに
漏れないように構成されている。
【0018】しかしながら、上記シール8dで潤滑油8
eの漏れを防止するには翼車室8bの圧力をモータ室8
cの圧力に比較して、シール8dで規定される圧力より
も高くする必要がある。
【0019】図1に示すように、ガス配管経路3内に新
しいレーザガスを所定の割合で供給し、かつ上記ガス配
管経路3内の圧力を所定の圧力に一定に保つため、上記
ガス配管経路3のレーザガスを排出するレーザガス排出
手段内の排気ポンプ14が一定運転されている状態で流
量制限器11に直列接続された通常排出側電磁弁12を
開となし、および急速排出側電磁弁13を閉となし、上
記ガス配管経路3内の圧力が所定の圧力になるようにレ
ーザガスを供給するレーザガス供給手段内の供給側電磁
弁10を開閉して装置外部に配置されるレーザガスボン
ベ30から新しいレーザガスを供給している。
【0020】上記レーザガス排出手段に送風機8のモー
タ室減圧口8fがオイルトラップ16を通じて接続さ
れ、上記送風機8の翼車室8bの圧力に比較してモータ
室8cの圧力が低く、かつ所定の圧力差を持つよう構成
されている。
【0021】上記送風機8の翼車室8bの圧力を上記送
風機8の吐出口8gの配管経路から取り出し、モータ室
8cの圧力を上記送風機8のモータ室減圧口8fから取
り出し、これらを差圧保護装置50内の差圧検出手段4
5へ配管している。
【0022】ここで上記送風機8の翼車室8bの圧力を
送風機8の吐出口8gの配管経路より取っているが、こ
れに限定するものではなく、他の場所から上記送風機8
の翼車室8bの圧力を取る場合もある。
【0023】図2では上記の配管接続により送風機8の
翼車室8bおよびモータ室8cの圧力が差圧監視装置5
0における差圧検出手段45に入力され、上記差圧検出
手段45は送風機8の翼車室8bとモータ室8cの圧力
の差に応じた電圧VDPを出力する。
【0024】予め送風機8の翼車室8bとモータ室8c
との間のシール8dで規定される差圧よりも若干高めと
した差圧下限基準値VLが差圧下限基準値設定部44に
設定されている。
【0025】差圧下限比較部43では差圧下限基準値設
定部44の基準値VLと上記差圧検出手段45からの出
力電圧VDPとが比較され、比較結果がVL>VDPで
ある場合に、積分手段42に信号が出力される。
【0026】また、予め上記送風機8のモータ室8cの
潤滑油8eの流出量が上記オイルトラップにて確保され
得るか否かで規定される差圧よりも若干低めとした差圧
上限基準値VHが差圧上限基準値設定部47に設定され
ている。
【0027】差圧上限比較部46では差圧上限基準値設
定部47の基準値VHと上記差圧検出手段45からの出
力電圧VDPとが比較され、比較結果がVH<VDPで
ある場合に、積分手段42に信号が出力される。
【0028】上記積分手段42への信号はそれぞれ時間
の関数としてカウントまたは積分し、積分手段42の出
力が所定値を超えた場合に警報手段41において警報を
発生する機能を持たせている。
【0029】以上のように本実施の形態によれば、送風
機8内の翼車室8bとモータ室8cの圧力差を監視し警
報を発生することにより、送風機8内のモータ室8cの
潤滑油8eがガス配管経路に飛散することを事前に防止
する事ができ、および送風機8内のモータ室8cよりモ
ータの潤滑油8eの流出量が増加してオイルトラップの
トラップ性能を超えてオイルトラップ以降に潤滑油が流
出することも事前に防止することができる。
【0030】(実施の形態2)図3は実施の形態2に係
る差圧監視装置のブロック構成図で、実施の形態1と異
なるのは、差圧監視装置50の内部構成であり、この部
分を以下説明する。
【0031】本実施の形態の差圧監視装置は、上記送風
機8の翼車室8bとモータ室8cの圧力差を検出する差
圧検出手段55と、予め上記送風機8の翼車室8bとモ
ータ室8cの最低圧力差を差圧下限基準値VLとして設
定された差圧下限基準値設定部54と、上記差圧検出手
段55の出力信号VDPと上記差圧下限基準値設定部5
4に設定された差圧下限基準値VLとを比較する差圧下
限比較部53と、予め上記送風機8の翼車室8bとモー
タ室8cの最高圧力差を差圧上限基準値VHとして設定
した差圧上限基準値設定部57と、上記差圧検出手段5
5の出力信号VDPと上記差圧上限基準値設定部57に
設定された差圧上限基準値VHとを比較する差圧上限比
較部56と、上記差圧下限比較部53および差圧上限比
較部56の出力をカウントまたは積分する積分手段52
と、上記積分手段52の出力が所定値を超えた場合に装
置本体の運転を停止させるインターロック動作を行うイ
ンターロック手段51を有している。
【0032】このように構成されるレーザ発振装置につ
いて、その動作の詳細を図3を参照しながら説明する。
【0033】図3では上記の配管接続により送風機8の
翼車室8bとモータ室8cの圧力が差圧監視装置60に
おける差圧検出手段55に入力され、上記差圧検出手段
55は送風機8の翼車室8bとモータ室8cの圧力の差
に応じた電圧VDPを出力する。
【0034】予め送風機8の翼車室8bとモータ室8c
との間のシール8dで規定される差圧よりも若干高めと
した差圧下限基準値VLが差圧下限基準値設定部54に
設定されている。
【0035】差圧下限比較部53では差圧下限基準値設
定部54の基準値VLと上記差圧検出手段55からの出
力電圧VDPとが比較され、比較結果がVL>VDPで
ある場合に、積分手段52に信号が出力される。
【0036】また、予め上記送風機8のモータ室8cの
潤滑油8eの流出量が上記オイルトラップにて確保され
得るか否かで規定される差圧よりも若干低めとした差圧
上限基準値VHが差圧上限基準値設定部57に設定され
ている。
【0037】差圧上限比較部56では差圧上限基準値設
定部57の基準値VHと上記差圧検出手段55からの出
力電圧VDPとが比較され、比較結果がVH<VDPで
ある場合に、積分手段52に信号が出力される。
【0038】上記積分手段52への信号はそれぞれ時間
の関数としてカウントまたは積分し、積分手段52の出
力が所定値を超えた場合にインターロック手段51にお
いて、装置の運転を強制的に停止する等のインターロッ
ク機能を持たせている。
【0039】以上のように本実施の形態によれば、送風
機8内の翼車室8bとモータ室8cの圧力差を監視し装
置の運転を停止することにより、送風機8内のモータ室
8cの潤滑油8eがガス配管経路に飛散することを事前
に防止する事ができ、および送風機8内のモータ室8c
よりモータの潤滑油8eの流出量が増加してオイルトラ
ップのトラップ性能を超えてオイルトラップ以降に潤滑
油8eが流出することも事前に防止することができる。
【0040】(実施の形態3)図4は実施の形態3に係
る差圧監視装置のブロック構成図で、実施の形態1と異
なるのは、差圧監視装置50の内部構成であり、この部
分を以下、説明する。
【0041】ガス配管経路内3のレーザガスの供排気周
期を検出する給排気周期検出手段66と、予め給排気周
期の上限を基準値VFHに設定した給排気周期上限基準
値設定部70と、上記給排気周期検出手段66の主力V
Fと給排気周期上限基準値設定部70の基準値VFHを
比較する給排気周期比較部69が設けられ、上記給排気
周期比較部69の出力により差圧上限比較部67の機能
有効、若しくは無効とする差圧監視装置を有している。
【0042】このように構成されるレーザ発振装置につ
いて、その動作の詳細を図1、図4を参照しながら説明
する。
【0043】図1に示すように、ガス配管経路3内の新
しいレーザガスを所定の割合で供給し、かつ上記配管経
路3内の圧力を所定の圧力に一定に保っているが、レー
ザ発振装置が一定期間運転停止となった場合などは、運
転開始後の一定期間は通常時より、新しいレーザガスの
供給割合を増加させ出力レーザ光1の安定性を維持する
方法がとられる場合がある。
【0044】この方法は、まず上記ガス配管経路3のレ
ーザガスを排出するレーザガス排出手段内の排気ポンプ
14が一定運転されている状態で流量制限器11に直列
接続された通常排出側電磁弁12を開となし、かつ急速
排出側電磁弁13も開として上記ガス配管経路3内のレ
ーザガス排出量を増加させる。
【0045】レーザガスを供給するレーザガス供給手段
内の供給側電磁弁10を上記ガス配管経路3内の圧力の
増減に基づいて開閉して装置外部に配置されるレーザガ
スボンベ30から新しいレーザガスを供給している。
【0046】この場合は上記供給側電磁弁10の開閉周
期が短くなり、レーザガス排出量の増加を補い、結果的
に新しいレーザガスの供給割合を増加させることとな
る。
【0047】同時に、上記レーザガス排出手段に送風機
8のモータ室減圧口8fが接続されているため、モータ
室8cの圧力も通常時より低くなる。
【0048】新しいレーザガスの供給割合を増加させる
期間は通常運転時間に比較して短く上記送風機8のモー
タ室8cから流出する潤環油8eは少量であるためオイ
ルトラップ16のトラップ性能を超えることはない。
【0049】図4の給排気周期検出手段66には供給側
電磁弁10の開閉信号が入力され、供給側電磁弁10の
開閉周期に比例した電圧VFが出力される。
【0050】予め給排気周期上限基準値設定部70には
上記の新しいレーザガスの供給割合を増加させる場合で
の上記供給側電磁弁10の開閉周期に相当する基準電圧
VFHが設定されている。
【0051】給排気周期上限比較部69では給排気周期
上限基準値設定部70基準値VFHと上記給排気周期検
出手段66からの出力電圧VFとが比較され、比較結果
がVFH≦VFである場合に、差圧上限比較部67に機
能無効信号が出力される。
【0052】以上のように本実施の形態によれば、ガス
配管経路内のレーザガスの給排出周期を一定期間短くす
る条件下において差圧上限比較部の機能を無効とするこ
とにより、新しいレーザガスの供給割合を増加させた場
合の誤動作を防止することができる。
【0053】なお、上記各実施の形態を組み合した場合
は、より一層の効果を奏するものである。
【0054】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、第1の
発明によれば、送風機内の翼車室とモータ室の圧力差を
監視し警報を発生することにより、送風機内のモータ室
の潤滑油がガス配管経路に飛散することを事前に防止す
る事ができ、および送風機内のモータ室よりモータの潤
滑油の流出量が増加し、オイルトラップのトラップ性能
を超えてオイルトラップ以降に潤滑油が流出することも
事前に防止することができる。
【0055】第2の発明によれば、送風機内の翼車室と
モータ室の圧力差を監視し装置の運転を停止することに
より、送風機内のモータ室の潤滑油がガス配管経路に飛
散することを事前に防止する事ができ、および送風機内
のモータ室よりモータの潤滑油の流出量が増加し、オイ
ルトラップのトラップ性能を超えてオイルトラップ以降
に潤滑油が流出することも事前に防止することができ
る。
【0056】第3の発明によれば、ガス配管経路内のレ
ーザガスの給排気周期を一定期間短くする条件下におい
て差圧上限比較部の機能を無効とすることにより、新し
いレーザガスの供給割合を増加させた場合の誤動作を防
止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るレーザ発振装置の構
成図
【図2】本発明の実施の形態1に係る差圧監視装置のブ
ロック構成図
【図3】本発明の実施の形態2に係る差圧監視装置のブ
ロック構成図
【図4】本発明の実施の形態3に係る差圧監視装置のブ
ロック構成図
【図5】送風機の内部構成簡略図
【符号の説明】
1 出力レーザ光 2 部分反射鏡 3 ガス配管経路 8 送風機 9 全反射鏡 10 供給側電磁弁 11 流量制限器 12 通常排出側電磁弁 13 急速排出側電磁弁 14 排気ポンプ 16 オイルトラップ 20 レーザ発振装置 30 レーザガスボンベ 41 警報手段 42 積分手段 43 差圧下限比較部 44 差圧下限基準値設定部 45 差圧検出手段 46 差圧上限比較部 47 差圧上限基準値設定部 50 差圧監視装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本宮 均 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5F071 EE02 HH01 HH02 JJ05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザガスを循環させる翼車室とモータ
    室を有する送風機を備え、翼車室とモータ室の圧力差を
    検出する差圧検出手段と、翼車室とモータ室の最低圧力
    差を差圧下限基準値として設定する差圧下限基準値設定
    部と、差圧検出手段の出力信号と差圧下限基準値設定部
    に設定した差圧下限基準値とを比較する差圧下限比較部
    と、翼車室とモータ室の最高圧力差を差圧上限基準値と
    して設定する差圧上限基準値設定部と、差圧検出手段の
    出力信号と差圧上限基準値設定部に設定した差圧上限基
    準値とを比較する差圧上限比較部と、差圧下限比較部お
    よび差圧上限比較部の出力をカウントまたは積分する積
    分手段と、積分手段の出力が所定値を超えた場合に警報
    を発生させる警報手段を有した差圧監視装置を設けたレ
    ーザ発振装置。
  2. 【請求項2】 レーザガスを循環させる翼車室とモータ
    室を有する送風機を備え、翼車室とモータ室の圧力差を
    検出する差圧検出手段と、翼車室とモータ室の最低圧力
    差を差圧下限基準値として設定する差圧下限基準値設定
    部と、差圧検出手段の出力信号と差圧下限基準値設定部
    に設定した差圧下限基準値とを比較する差圧下限比較部
    と、翼車室とモータ室の最高圧力差を差圧上限基準値と
    して設定する差圧上限基準値設定部と、差圧検出手段の
    出力信号と差圧上限基準値設定部に設定した差圧上限基
    準値とを比較する差圧上限比較部と、差圧下限比較部お
    よび差圧上限比較部の出力をカウントまたは積分する積
    分手段と、積分手段の出力が所定値を超えた場合に装置
    本体の運転を停止させるインターロック動作を行うイン
    ターロック手段を有した差圧監視装置を設けたレーザ発
    振装置。
  3. 【請求項3】 レーザガスを循環させるガス配管経路内
    にレーザガスを供給するレーザガス供給手段と、ガス配
    管経路からレーザガスを排出するレーザガス排出手段
    と、レーザガスの供排気周期を検出する給排気周期検出
    手段と、給排気周期の上限を基準値に設定する給排気周
    期上限基準値設定部と、給排気周期検出手段の出力と給
    排気周期上限基準設定部の基準値を比較する給排気周期
    比較部を設け、給排気周期比較部の出力により差圧上限
    比較部を制御する差圧監視装置を設けた請求項1記載ま
    たは2記載のレーザ発振装置。
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