JP2003109656A - 蓄電池 - Google Patents

蓄電池

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JP2003109656A
JP2003109656A JP2001302885A JP2001302885A JP2003109656A JP 2003109656 A JP2003109656 A JP 2003109656A JP 2001302885 A JP2001302885 A JP 2001302885A JP 2001302885 A JP2001302885 A JP 2001302885A JP 2003109656 A JP2003109656 A JP 2003109656A
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negative electrode
pole
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JP2001302885A
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Inventor
Takashi Nagase
敬 長瀬
Satoru Yonetani
悟 米谷
Yoshihiro Masuda
喜裕 増田
Hideyuki Asanuma
英之 浅沼
Eiji Enishi
英二 江西
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

(57)【要約】 【課題】 極板群の最外側に位置する極板に位置ずれが
生じても、最外側に位置する極板と、この極板の内側に
位置して極性が異なる極板が接触しないような構造にし
て、組立不良が生じない蓄電池を提供する。 【解決手段】 中央部(連結部)11aでU字状に折曲
した連結負極板10の水素吸蔵合金負極板10a,10
b間に、正極板20の両面で長さが等しいセパレータ3
0a,30aで形成された袋状セパレータで被覆された
第1被覆正極板30Aを挟持させて極板群ユニットを組
み立ててた。このように組み立てた2組の極板群ユニッ
トの間に更なる第1被覆正極板30Aを積層して極板群
Aを構成している。そして、連結負極板10の水素吸蔵
合金負極板10bの長さは水素吸蔵合金負極板10aよ
りも短く形成されており、かつ水素吸蔵合金負極板10
bが極板群Aの最外側になるように配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はニッケル−水素蓄電
池、ニッケル−カドミウム蓄電池などのアルカリ蓄電池
あるいはリチウムイオン電池などの正極板と負極板がセ
パレータを介して積層された極板群を備えた蓄電池に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話、ノートブック型パーソ
ナルコンピュータ等の携帯機器用の電源としての蓄電池
の需要が急速に拡大し、正極板と負極板がセパレータを
介して渦巻状に巻回された渦巻状電極群を備えた円筒型
蓄電池に代わり、電池使用機器内での体積効率を高めた
角型蓄電池が開発されるようになった。
【0003】この種の角型蓄電池は、一般的には、次の
ようにして組み立てられるものである。まず、正極板お
よび負極板をセパレータを介して積層して極板群を構成
した後、極板群の各々の極板の端部に形成された各導電
タブを溶接等で一体的に接合して各々の接続部を形成す
る。ついで、この極板群を角型の外装缶容器内に挿入
し、各々の接続部を外部端子に電気接続した後、外装缶
容器内に電解液を注入し、最後に、外装缶容器の開口部
を封口体で封止して作製するようにしている。
【0004】ところが、上述のようにして角型蓄電池を
作製する場合においては、同極性の極板同志をまとめて
溶接する溶接工程が煩雑で、角型蓄電池を簡単に組み立
てることができなかった。また、同極性の極板同志をま
とめるときに、一枚でも溶接されなかった場合には、溶
接されなかった極板の枚数分だけの容量が低下して、角
型蓄電池のさらなる高容量化、長寿命化の要求を満足さ
せることができなかった。そこで、同極性の極板同志の
溶接工程の削減と、組み立てが簡易な角型蓄電池とする
ために、特許256747号公報に示されるような角型
蓄電池が提案されるようになった。
【0005】この特許256747号公報にて提案され
た角型蓄電池は、まず、図1(a)に示す2枚の負極板
10a,10aを中央の帯状の芯体露出部11aからU
字状に折曲して、このU字状に折曲された2枚の負極板
10a,10a間に、図6に示すように第1被覆正極板
30Aを狭持させて極板群ユニットを準備する。この第
1被覆正極板は、上部開放した袋状のセパレータに正極
板を収納したものである。ついで、かかる極板群ユニッ
トを2組用い、それらの間に更に第1被覆正極板を挟み
積層することにより、極板群Xが組み立てられる。その
後、このように組み立てられた極板群Xを図示しない角
型の外装缶容器内に挿入した後、外装缶容器内に電解液
を注入し、外装缶容器の開口部を封口体で封止すること
により角型蓄電池を作製するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した特
許256747号公報にて提案された角型蓄電池におい
ては、極板群Xを外装缶容器内に挿入したときに、最外
側に配置された負極板を金属外装缶容器の内側面に圧接
させて電気接続するとともに、芯体露出部11aを外装
缶容器の内底面に圧接させて電気接続するような構成と
なっている。このため、負極板同志を溶接によりまとめ
る必要がなくなるので、負極板同志の溶接工程を削減す
ることが可能になる。また、外装缶容器が負極外部端子
を兼ねていることから、外部端子との特別な接続も必要
がなくなり、組み立てが簡易な角型蓄電池を得ることが
できるようになるという長所がある。
【0007】しかしながら、極板群を金属外装缶容器内
に圧入したときに、極板群の最外側に位置する負極板は
外装缶容器の内側面にこすられて、外装缶容器の内側面
に沿ってずり上がって位置ずれを起こすという問題を生
じた。このような位置ずれを生じると、極板群の最外側
に配置された負極板の上端部は、この負極板の内側に配
置された正極板の上端部と接触して内部短絡が発生する
という問題を生じた。特にかかる内部短絡は、最外側の
負極板にセパレ−タを介して隣接する正極板が、電池の
組み立て中に袋状セパレ−タの上方開放側よりハミ出す
ことがあり、このような状態になったときに、最外側の
負極が外装容器の内側面に沿ってずり上がると、そのよ
うにハミ出した正極板とずり上がった負極板とが接触し
て生じるものと考えられる。このため、この種の角型蓄
電池の組立不良が生じて、角型蓄電池の歩留まりが低下
し、生産性が低下するという問題点が生じた。そこで、
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであ
って、極板群の最外側に位置する極板に位置ずれを生じ
ても、最外側に位置する極板とこの極板の内側に位置す
る極板が接触しないような構造にして、組立不良が生じ
ない角型蓄電池を提供できるようにすることを目的とす
るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の蓄電池においては、極板群の最外側に配置
された一方極の極板の上端位置が最外側よりも内側に配
置された他方極の極板の上端位置よりも低くなるように
配置されている。このような構成を採用することによ
り、極板群が外装缶容器内に圧入されても、最外側に配
置された一方極の極板と、最外側よりも内側に配置され
た他方極の極板とが短絡することを防止できるようにな
る。この結果、組立不良が生じない角型蓄電池を簡単に
得ることが可能になる。この場合、最外側に配置された
一方極の極板の上端位置は、極板群が外装缶容器内に圧
入された際に生じる位置ずれ分の長さだけ、最外側より
も内側に配置された他方極の極板の上端位置よりも低く
なるようにするのが望ましい。
【0009】課題解決手段の一形態として、極板群の最
外側に配置された一方極の極板は最外側よりも内側に配
置された他方極の極板と等しい全長(図1(a)におい
て示す長さL)に形成されているとともに、かかる一方
極の極板の上端位置が他方極の極板の上端位置よりも低
く設定される。
【0010】他の一形態として、極板群の最外側に配置
された一方極の極板が、最外側よりも内側に配置された
他方極の極板よりもその全長が短く(図1(b)におい
て示す長さL1)形成されているとともに、かかる一方
極の極板の上端位置が、前記他方極の極板の上端位置よ
りも低くなるように配置される。更に他の一形態とし
て、極板群の最外側に配置された一方極の極板とその内
側に配置された他方極の極板との間に配置された外側セ
パレータが内側セパレータの上端位置よりも高くなるよ
うに配置するようにしても、同様な効果を奏することが
可能となる。
【0011】さらに他の一形態として、極板群の最外側
に配置された一方極の極板は最外側よりも内側に配置さ
れた他方極の極板よりもその全長が短く形成されている
とともに、その上端位置が前記他方極の極板の上端位置
よりも低くなるように配置されており、かつ前記一方極
の極板と前記他方極の極板との間に配置された外側セパ
レータの上端位置が内側セパレータの上端位置よりも高
くなるように配置される。この場合、最外側に配置され
た一方極の極板の全長をそれほど短くしなくても、外側
セパレータにより短絡を防止できるようになるので、活
物質の減少量を最小限にすることが可能になる。
【0012】そして、このように構成される極板群は箱
形々状に形成することが望ましい。箱形々状に形成され
た極板群を箱形々状に形成された外装缶容器内に収容す
るようにすれば、極板群を外装缶容器内に挿入する際
に、最外側に配置された極板が挿入方向に垂直な方向へ
位置ずれを起こすことなく、最外側に配置された極板を
適切な高さ(位置)に容易に配置することができるの
で、本発明の効果を一層高めることができるようにな
る。
【0013】この場合、最外側に配置された極板が略U
字状に折曲された極板芯体からなる連結部により一体的
に連結された極板であると、略U字状に折曲された極板
間にセパレータを介して反対極(対向極)を配置するだ
けで極板群を容易に構成できるようになる。また、最外
側に配置された極板を適切な高さ(位置)に容易に配置
することができ、電池使用中に位置ずれを生じることも
ないので、本発明の効果を一層高めることができるよう
になる。
【0014】なお、使用する電解液としてアルカリ電解
液を用いれば、アルカリ蓄電池が構成でき、また、水酸
化ニッケルを主成分とする正極活物質を正極板に備える
ようにするとともに、水素吸蔵合金を主成分とする負極
活物質を負極板に備えるようにすれば、ニッケル−水素
蓄電池を容易に形成することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明をニッケル−水素
蓄電池に適用した場合の一実施の形態を図に基づいて説
明する。なお、図1は本発明の連結負極板を模式的に示
す斜視図であり、図1(a)は実施例2および比較例の
極板群に用いられる連結負極板であり、図1(b)は実
施例1および実施例3の極板群に用いられる連結負極板
であり、図1(c)は実施例4の極板群に用いられる連
結負極板である。また、図2は実施例1の極板群を模式
的に示す断面図である。図3は実施例2の極板群を模式
的に示す断面図である。図4は実施例3の極板群を模式
的に示す断面図である。図5は実施例4の極板群を模式
的に示す断面図である。図6は比較例(従来例)の極板
群を模式的に示す断面図である。
【0016】1.連結負極板の作製(図1) Ti−Ni系あるいはLa(もしくはMm)−Ni系の
多元合金、例えば、MmNi3.4Co0.8Al0.2Mn0.6
合金よりなる水素吸蔵合金粉末に結着剤としてポリテト
ラフルオロエチレン(PTFE)粉末を水素吸蔵合金粉
末に対して5wt%加えて混練して、負極活物質ペース
ト12を作製した。ついで、図1に示すように、作製し
た負極活物質ペースト12を、パンチングメタル等から
なる負極芯体11にその中央部(連結部)11aが露出
するように両面に塗着し、乾燥した。この後、所定の厚
みになるように圧延し、所定形状に切断して、一対の水
素吸蔵合金負極板10a、10aが中央部(連結部)1
1aで一体的に連結された連結負極板10Aを作製した
(図1a)。なお、図において、中央部(連結部)11
aの中間に引いた点線は、後にU字状に折り曲げる際の
折り目線を表している。
【0017】また、連結負極板10Aの長手方向の一端
部から、図1(b)に示すように、0.5mm幅(t
1)の部分を切断して片方の負極板10bのみが他の負
極板10aより全長L1において0.5mmだけ短くな
るように形成して、連結負極板10Bとした。さらに、
図1(c)に示すように、連結部11aの幅(t1)が
0.5mmだけ短くなるように、負極活物質ペースト1
2を塗着して水素吸蔵合金負極板10a,10aを形成
した。ついで、この連結負極板の長手方向の一端部から
0.5mm幅(t1)の部分を切断して、連結負極板1
0Aと同一の全長Lの負極板10aを有する連結負極板
10Cとした。
【0018】2.セパレータで被覆された被覆正極板の
作製(図2乃至図6) 共沈成分として亜鉛2.5wt%とコバルト1wt%を
含有する水酸化ニッケル粉末10質量部と、酸化亜鉛粉
末3質量部との混合粉末に、ヒドロキシプロピルセルロ
ースの0.2wt%水溶液を加えて撹拌、混合して正極
活物質スラリーを作製した。この正極活物質スラリーを
発泡ニッケル等よりなる三次元的に連続する空間を有す
る金属多孔体よりなる正極芯体に充填し、乾燥した。こ
の後、所定の厚みになるように圧延し、所定形状に切断
してニッケル正極板20を作製した。なお、ニッケル正
極板20の上端部には、充填された活物質の一部が除去
された加圧部が形成されており、この加圧部には図示し
ない導電タブが溶接されている。
【0019】一方、厚みが0.15mmのポリプロピレ
ン製不織布を所定の長さで短冊状に切断したものを2つ
折りに折り重ねた後、導電タブ導出部となる開口部を除
く左右の端部を接着あるいは溶着して、開口部を有する
袋状セパレータを形成した。ついで、この袋状セパレー
タ内に上述のように作製したニッケル正極板20を収容
してセパレータで被覆された被覆正極板を作製した。こ
こで、袋状セパレータの折り目を挟んで対向する面30
a,30aの長さが等しい(正極板の両面で長さが等し
い)袋状セパレータにニッケル正極板20が収容された
ものを第1被覆正極板30Aとした。また、図3、図4
に示すごとく、一方の面30bの長さが、他方の面30
aの長さよりも0.5mmだけ長くなるように袋状セパ
レータを形成し、これにニッケル正極板20が収容され
たものを第2被覆正極板30Bとした。
【0020】3.極板群の作製 (1)実施例1(図2) まず、上述のように作製した水素吸蔵合金負極板10a
と、この水素吸蔵合金負極板10aよりも0.5mmだ
け長さが短い水素吸蔵合金負極板10bとからなる連結
負極板10Bを用い、この連結負極板10Bの中央部
(連結部)11aの折り目線(図1(b)の点線)でU
字状に折曲した。一方、上述のように作製した第1被覆
正極板30Aを2組用意した。ついで、上述のようにU
字状に折曲した連結負極板10Bの水素吸蔵合金負極板
10a,10b間に、第1被覆正極板30Aを挟持させ
て極板群ユニットを組み立ててた。このように組み立て
た2組の極板群ユニットの間に更なる第1被覆正極板3
0Aを挟んで積層し実施例1の極板群Aを作製した。な
お、2組の極板群ユニットの間に第1被覆正極板30A
を積層するに際し、両外側に位置する連結負極板10B
において水素吸蔵合金負極板10aよりも短い水素吸蔵
合金負極板10bが外側になるように積層した。これに
より、極板群Aの最外側に配置された一方極の負極板1
0bの上端位置が、最外側よりも内側に配置された他方
極の正極板20の上端位置よりも0.5mm低くなる配
置となる。
【0021】(2)実施例2(図3) まず、上述のように作製した長さが等しい水素吸蔵合金
負極板10a,10aからなる連結負極板10Aを用
い、この連結負極板10Aの中央部(連結部)11aの
折り目線(図1(a)の点線)でU字状に折曲した。一
方、上述のよう作製した第2被覆正極板30Bを2組用
意した。ついで、上述のようにU字状に折曲した連結負
極板10Aの水素吸蔵合金負極板10a,10a間に、
第2被覆正極板30Bを挟持積層して極板群ユニットを
組み立ててた。このように組み立てた2組の極板群ユニ
ットの間に、第1被覆正極板30Aを積層して実施例2
の極板群Bを作製した。なお、2組の極板群ユニットの
間に第1被覆正極板30Aを積層するに際し、両外側に
位置する第2被覆正極板30Bにおいて、そのセパレー
タ30aよりも0.5mmだけ長さが長いセパレータ3
0bが外側になるように積層した。これにより極板群B
の最外側に配置された一方極の負極板10aとその内側
に配置された他方極の正極板20との間に配置された外
側セパレータ30bが内側セパレータ30aの上端位置
よりも0.5mm高くなる配置となる。
【0022】(3)実施例3(図4) まず、上述のように作製した水素吸蔵合金負極板10a
と、この水素吸蔵合金負極板10aよりも0.5mmだ
け長さが短い水素吸蔵合金負極板10bとからなる連結
負極板10Bを用い、この連結負極板10Bの中央部
(連結部)11aの折り目線(図1(b)の点線)でU
字状に折曲した。一方、上述のように作製した第2被覆
正極板30Bを2組用意した。ついで、上述のようにU
字状に折曲した連結負極板10Bの水素吸蔵合金負極板
10a,10b間に、第2被覆正極板30Bを挟持させ
て極板群ユニットを組み立ててた。このように組み立て
た2組の極板群ユニットの間に、第1被覆正極板30A
を積層して実施例3の極板群Cを作製した。
【0023】なお、2組の極板群ユニットの間に第1被
覆正極板30Aを積層するに際し、両外側に位置する連
結負極板10Bにおいて水素吸蔵合金負極板10aより
も短い水素吸蔵合金負極板10bが外側になるととも
に、両外側に位置する第2被覆正極板30Bにおいて、
そのセパレータ30aよりも長いセパレータ30bが外
側になるように積層した。これにより、極板群Cの最外
側に配置された一方極の負極板10bの上端位置が、最
外側よりも内側に配置された他方極の正極板20の上端
位置よりも0.5mm低くなる配置となり、かつ、極板
群Cの最外側に配置された一方極の負極板10bとその
内側に配置された他方極の正極板20との間に配置され
た外側セパレータ30bが内側セパレータ30aの上端
位置よりも0.5mm高くなる配置となる。
【0024】(4)実施例4(図5) まず、上述のように作製した長さが等しい水素吸蔵合金
負極板10a,10aからなる連結負極板10Cを用
い、この連結負極板10Cの中央部(連結部)11aの
折り目線(図1(c)の点線)でU字状に折曲した。こ
のとき、折り目線(図1(c)の点線)を挟んで連結部
11aの一方の長さが他方よりもt1(0.5mm)だ
け短くなるように折曲される。これにより、一方の水素
吸蔵合金負極板10aの上端部は他方の水素吸蔵合金負
極板10aよりもt1(0.5mm)だけ低くなる。一
方、上述のよう作製した第1被覆正極板30Aを2組用
意した。
【0025】ついで、上述のようにU字状に折曲した連
結負極板10Cの水素吸蔵合金負極板10a,10a間
に、第1被覆正極板30Aを挟持させて極板群ユニット
を組み立ててた。このように組み立てた2組の極板群ユ
ニットの間に、第1被覆正極板30Aを積層して実施例
4の極板群Dを作製した。なお、2組の極板群ユニット
の間に第1被覆正極板30Aを積層するに際し、両外側
に位置する連結負極板10Cにおいて水素吸蔵合金負極
板10aの上端部が0.5mmだけ低くなった側の水素
吸蔵合金負極板10aが外側になるように積層した。こ
れにより、極板群Dの最外側に配置された一方極の負極
板10aの上端位置が、最外側よりも内側に配置された
他方極の正極板20の上端位置よりも0.5mm低くな
る配置となる。
【0026】(5)比較例(図6) まず、上述のように作製した長さが等しい水素吸蔵合金
負極板10a,10aからなる連結負極板10Aを用
い、この連結負極板10の中央部(連結部)11aの折
り目線(図1(a)の点線)でU字状に折曲した。一
方、上述のよう作製した第1被覆正極板30Aを2組用
意した。ついで、上述のようにU字状に折曲した連結負
極板10Aの水素吸蔵合金負極板10a,10a間に、
第1被覆正極板30Aを挟持させて極板群ユニットを組
み立ててた。このように組み立てた2組の極板群ユニッ
トの間に第1被覆正極板30Aを積層して比較例の極板
群Xを作製した。
【0027】4.角型ニッケル−水素蓄電池の作製 上述のように作製した各極板群A,B,C,D,Xをそ
れぞれ有底四角柱状(角型)の金属外装缶容器内に圧入
し、各極板群A,B,C,D,Xの両端部の水素吸蔵合
金負極板10aあるいは10bと金属外装缶容器の内側
面とを緊密に接触させるとともに、負極芯体11が露出
した中央部(連結部)11aを金属外装缶容器の内底面
に緊密に接触させた。ついで、正極板20の端部から延
出する導電タブを封口体に形成された正極端子接続部に
溶接する。ついで、これらの各金属外装缶容器内にそれ
ぞれ30wt%の水酸化カリウム(KOH)水溶液より
なる電解液を注液した後、金属外装缶容器の開口部に封
口体を嵌着し、封口体の縁部をレーザ溶接することによ
り、気密に密封した。
【0028】これにより、幅が26.0mmで、高さが
35.0mmで、厚みが4.2mmで、公称容量が65
0mAhの角型ニッケル−水素蓄電池A,B,C,D,
Xをそれぞれ作製した。なお、実施例1の極板群Aを用
いた角型ニッケル−水素蓄電池を電池Aとし、実施例2
の極板群Bを用いた角型ニッケル−水素蓄電池を電池B
とし、実施例3の極板群Cを用いた角型ニッケル−水素
蓄電池を電池Cとし、実施例4の極板群Dを用いた角型
ニッケル−水素蓄電池を電池Dとし、比較例の極板群X
を用いた角型ニッケル−水素蓄電池を電池Xとした。
【0029】5.短絡発生数の測定 (1)製造時の短絡発生数の測定 上述のように作製した第1ロットの各電池A,B,C,
D,Xをそれぞれ10000個だけ用い、これらの10
000個の各電池A,B,C,D,Xの内部抵抗を測定
して、第1ロットの製造時の短絡発生数を測定した。同
様に、上述のように作製した第2ロットの各電池A,
B,C,D,Xをそれぞれ10000個だけ用い、これ
らの10000個の各電池A,B,C,D,Xの内部抵
抗を測定して、第2ロットの製造時の短絡発生数を測定
した。これらの測定結果を示すと下記の表1に示すよう
な結果となった。
【0030】
【表1】
【0031】上記表1の結果から明らかなように、電池
Xは製造時の短絡発生数が多いのに対して、電池A,
B,C,Dは製造時の短絡発生数が減少していることが
分かる。これは、電池Xにおいては、極板群Xを外装缶
容器へ圧入する際に、極板群Xの最外側に配置された負
極板10aが外装缶容器の内側面にこすられて、外装缶
容器の内側面に沿ってずり上がり、極板群Xの最外側に
配置された負極板10aの上端部が最外側の内側でセパ
レータ230aを介して隣接する正極板20の、袋状セ
パレ−タより上方へハミ出した上端部と接触して内部短
絡が生じたためである。
【0032】一方、電池Aにおいては、極板群Aの最外
側に配置された負極板10bの上端部の位置が、これよ
り内側でセパレータ30aを介して隣接する正極板20
の上端部の位置より0.5mmだけ低くなっているた
め、外装缶容器への圧入時に外装缶容器の内側面に沿っ
て負極板10bがずり上がっても、負極板10bの内側
でセパレータ30aを介して隣接する正極板20の上端
部との接触が防止されて、短絡発生数が減少したと考え
られる。
【0033】また、電池Bにおいては、袋状セパレータ
はセパレータ30aよりも0.5mmだけ長さが長いセ
パレータ30bを備えていて、このセパレータ30bが
極板群Bの最外側に配置された負極板10aとの間に配
置されている。このため、セパレータ30bの上端部は
極板群Bの上端部よりも上部に延出することとなる。こ
れにより、極板群Bを外装缶容器への圧入したときに、
極板群Bの最外側の負極板10aが外装缶容器の内側面
に沿ってずり上がっても、極板群Bの上端部よりも上部
に延出したセパレータ30bが、負極板10aの内側で
セパレータ30bを介して隣接する正極板20と負極板
10aとの接触を阻止するために、短絡発生数が減少し
たと考えられる。
【0034】また、電池Cにおいては、負極板10bの
上端部の位置が、これより内側でセパレータを介して隣
接する正極板20の上端部の位置より0.5mmだけ低
くなっているとともに、袋状セパレータのセパレータ3
0bが極板群Cの上端部よりも上部に延出しているた
め、最外側に配置された負極板10bとこれより内側で
セパレータ30bを介して隣接する正極板20との接触
が充分に防止されて、短絡発生数がさらに減少したと考
えられる。
【0035】さらに、電池Dにおいては、極板群Dの最
外側に配置された負極板10aの上端部の位置がこれよ
り内側でセパレータ30aを介して隣接する正極板20
の上端部の位置よりも0.5mmだけ下方に位置するよ
うに配置されているため、外装缶容器への圧入時に外装
缶容器の内側面に沿ってずり上がっても、最外側に位置
する負極板10aの上端部と、この内側でセパレータ3
0bを介して隣接する正極板20の上端部との接触が防
止されて、短絡発生数が減少したと考えられる。
【0036】(2)落下試験時の短絡発生数の測定 ついで、上述のように作製した第1ロットの各電池A,
B,C,D,X各10000個の内、内部短絡状態にな
い電池をそれぞれ500個だけ用い、これらの500個
の各電池A,B,C,D,Xを2.0mの高さからコン
クリート上に落下させた後、これらの500個の各電池
A,B,C,D,Xの内部抵抗を測定して、第1ロット
の落下試験時の短絡発生数を測定した。同様に、上述の
ように作製し、当初内部短絡状態にない第2ロットの各
電池A,B,C,D,Xをそれぞれ500個だけ用い、
これらの500個の各電池A,B,C,D,Xを2.0
mの高さからコンクリート上に落下させた後、これらの
500個の内部抵抗を測定して、第2ロットの落下試験
時の短絡発生数を測定した。これらの測定結果を示すと
下記の表2に示すような結果となった。
【0037】
【表2】
【0038】上記表2の結果から明らかなように、電池
Xは落下試験時の短絡発生数が多いのに対して、電池
A,B,C,Dは落下試験時の短絡発生数が減少してい
ることが分かる。このことからも、電池Aや電池Dのよ
うに、最外側に配置された負極板の高さを、これより内
側でセパレータ30aを介して隣接する正極板20より
も低くしたり、電池Bのように、袋状セパレータ30の
最外側に配置された負極板10aに隣接するセパレータ
30bの長さをセパレータ30aよりも長く形成してセ
パレータ30bを極板群の上端部より延出させることが
効果的であることが分かる。
【0039】また、電池Cのように、最外側に配置され
た負極板10bの高さをこれより内側でセパレータ30
aを介して隣接する正極板20よりも低くすると共に、
極板群の最外側に配置された負極板10bに隣接するセ
パレータ30bを極板群の上端部より延出させると、よ
り効果的であることが分かる。なお、電池Dにおいて
も、極板群の最外側に配置された負極板10aに隣接す
るセパレータを極板群の上端部より延出させると、短絡
防止効果が高まりより短絡数が減少する。
【0040】6.極板群の最外側に配置される極板高さ
の検討 ついで、極板群の最外側に配置される極板高さと短絡発
生数との関係を検討した。まず、上述の実施例1と同様
に、水素吸蔵合金負極板10aと、この水素吸蔵合金負
極板10aよりも長さが短い水素吸蔵合金負極板10b
とからなる連結負極板10Bを作製した。このとき、水
素吸蔵合金負極板10bの長さが水素吸蔵合金負極板1
0aよりも0.2mmだけ短くした連結負極板10Bを
用いて、実施例1と同様に角型ニッケル−水素蓄電池を
作製して電池Eとした。また、水素吸蔵合金負極板10
bの長さが水素吸蔵合金負極板10aよりも0.7mm
だけ短くした連結負極板10Bを作製し、この連結負極
板10Bを用いて、実施例1と同様に角型ニッケル−水
素蓄電池を作製して電池Fとした。
【0041】そして、上述のように作製し第1ロットの
各電池E,Fをそれぞれ10000個だけ用い、これら
の10000個の各電池E,Fの内部抵抗を測定して、
第1ロットの製造時の短絡発生数を測定した。同様に、
上述のように作製した第2ロットの各電池E,Fをそれ
ぞれ10000個だけ用い、これらの10000個の各
電池E,Fの内部抵抗を測定して、第2ロットの製造時
の短絡発生数を測定した。これらの測定結果を示すと下
記の表3に示すような結果となった。なお、表3には上
述した電池Aおよび電池Xの結果も併せて示している。
【0042】
【表3】
【0043】上記表3の結果から明らかなように、電池
Xよりも電池E,A,Fは電池製造時の短絡発生数が低
下していることが分かる。このことは、極板群の最外側
に配置された負極板10bの高さと、これより内側に配
置された正極板20の高さとの差(正極板20の高さ−
負極板10bの高さ)が0.2mm以上であれば、電池
製造時の短絡発生率を抑制することが可能であることを
意味している。また、電池A,Fのように、同じくその
差を0.5mm以上にすると、さらに電池製造時の短絡
発生率が低下するので好ましいということができる。
【0044】本検討においては、連結負極板10Bにお
いて負極板10aと10bとの長さを変化させることに
より、極板群の最外側に配置された負極板10bの高さ
と、これよりも内側に配置された正極板20との高さの
差を変化させるようにした。しかしながら、負極板10
bと正極板20との高さ差をを変化させる方法はこれに
限られるものではない。例えば、連結負極板10Cのよ
うに中央部(連結部)11aの長さ(幅)を変化させて
も良く、また、連結負極板10Bと連結負極板10Cと
の寸法関係を合わせたような連結負極板、即ち、両負極
板の長さを変化させるとともに、それら負極板に連結さ
れた中央部(連結部)11aの長さ(幅)を変化させて
も良い。
【0045】7.極板群の最外側に配置される極板に隣
接して配置されるセパレータの高さの検討 ついで、極板群の最外側に配置される極板に隣接して配
置されるセパレータの高さと短絡発生数との関係を検討
した。まず、上述のように作製した正極板20を、セパ
レータ30aの長さよりもセパレータ30bの長さが長
くなるように形成した袋状セパレータを作製した。この
とき、セパレータ30bの長さがセパレータ30aの長
さよりも0.2mmだけ長くした袋状セパレータを作製
し、この袋状セパレータを用いて、実施例2と同様に角
型ニッケル−水素蓄電池を作製して電池Gとした。ま
た、セパレータ30bの長さがセパレータ30aの長さ
よりも0.7mmだけ長くした袋状セパレータを作製
し、この袋状セパレータを用いて、実施例2と同様に角
型ニッケル−水素蓄電池を作製して電池Hとした。
【0046】上述のように作製した第1ロットの各電池
G,Hをそれぞれ10000個だけ用い、これらの10
000個の各電池G,Hの内部抵抗を測定して、第1ロ
ットの製造時の短絡発生数を測定した。同様に、上述の
ように作製した第2ロットの各電池G,Hをそれぞれ1
0000個だけ用い、これらの10000個の各電池
G,Hの内部抵抗を測定して、第2ロットの製造時の短
絡発生数を測定した。これらの測定結果を示すと下記の
表4に示すような結果となった。なお、表4には上述し
た電池Bおよび電池Xの結果も併せて示している。
【0047】
【表4】
【0048】上記表4の結果から明らかなように、電池
Xよりも電池G,B,Hは電池製造時の短絡発生数が低
下していることが分かる。このことは、極板群の最外側
に配置された負極板10aに隣接して配置されるセパレ
ータ30bの高さと、これよりも内側に配置されるセパ
レータ30aの高さの差が0.2mm以上であれば、電
池製造時の短絡発生率を抑制することが可能であること
を意味している。また、電池B,Hのように、同じくそ
の差を0.5mm以上にすると、さらに電池製造時の短
絡発生率が低下するので好ましいということができる。
【0049】
【発明の効果】上述したように、本発明においては、電
池A(極板群A),電池C(極板群C),電池D(極板
群D)のように、最外側に配置された負極板10a(ま
たは10b)の高さと、これよりも内側でセパレータ3
0a(または30b)を介して隣接する正極板20の高
さを変えて高さ差を設けるようにしている。また、電池
B(極板群B),電池C(極板群C)のように、最外側
に配置された負極板10a(または10b)に隣接する
セパレータ30bの長さを長くして極板群の上端部より
延出させるようにしている。このため、最外側に配置さ
れた負極板10a(または10b)と、これよりも内側
でセパレータ30a(または30b)に隣接する正極板
20とが短絡することを防止できるようになる。この結
果、組立不良が生じない角型蓄電池を簡単に得ることが
可能になる。
【0050】なお、上述した実施形態においては、本発
明をニッケル−水素蓄電池に適用する例について説明し
たが、ニッケル−水素蓄電池に限らず、ニッケル−カド
ミウム蓄電池などの他のアルカリ蓄電池あるいはリチウ
ム−イオン電池に本発明を適用しても同様な効果が得ら
れる。また、上述した実施形態においては、2つの連結
負極板と3つの被覆正極板を用いた3層構造の電池を示
したが、より多くの連結負極板と被覆正極板とを用いる
ことにより、より多層構造の電池を構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の連結負極板を模式的に示す斜視図で
あり、図1(a)は実施例2および比較例の極板群に用
いられる連結負極板であり、図1(b)は実施例1およ
び実施例3の極板群に用いられる連結負極板であり、図
1(c)は実施例4の極板群に用いられる連結負極板で
ある。
【図2】 実施例1の極板群を模式的に示す断面図であ
る。
【図3】 実施例2の極板群を模式的に示す断面図であ
る。
【図4】 実施例3の極板群を模式的に示す断面図であ
る。
【図5】 実施例4の極板群を模式的に示す断面図であ
る。
【図6】 比較例(従来例)の極板群を模式的に示す断
面図である。
【符号の説明】
10A,10B,10C…連結負極板、10a,10b
…水素吸蔵合金負極板(負極板)、11…負極芯体、1
1a…負極芯体の中央部(連結部)、12…負極活物
質、20…ニッケル正極板、30a,30b…袋状セパ
レータの面、A…実施例1の極板群、B…実施例2の極
板群、C…実施例3の極板群、D…実施例4の極板群、
X…比較例(従来例)の極板群
フロントページの続き (72)発明者 増田 喜裕 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 浅沼 英之 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 江西 英二 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5H011 AA04 AA09 BB04 CC06 DD11 KK01 5H022 AA00 BB03 BB11 CC19 CC22 CC30 EE01 5H028 AA05 BB05 CC05 CC08 CC11 EE01 FF02 HH05

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに極性が異なる極板がセパレータを
    介して積層された極板群が電解液とともに外装缶容器内
    に収容された蓄電池であって、 前記極板群の最外側に配置された一方極の極板の上端位
    置が前記最外側よりも内側に配置された他方極の極板の
    上端位置よりも低くなるように配置されていることを特
    徴とする蓄電池。
  2. 【請求項2】 互いに極性が異なる極板がセパレータを
    介して積層された極板群が電解液とともに外装缶容器内
    に収容された蓄電池であって、 前記極板群の最外側に配置された一方極の極板は前記最
    外側よりも内側に配置された他方極の極板と等しい全長
    に形成されているとともに、 前記一方極の極板の上端位置が前記他方極の極板の上端
    位置よりも低くなるように配置されていることを特徴と
    する蓄電池。
  3. 【請求項3】 互いに極性が異なる極板がセパレータを
    介して積層された極板群が電解液とともに外装缶容器内
    に収容された蓄電池であって、 前記極板群の最外側に配置された一方極の極板は前記最
    外側よりも内側に配置された他方極の極板よりもその全
    長が短く形成されているとともに、 前記一方極の極板の上端位置が前記他方極の極板の上端
    位置よりも低くなるように配置されていることを特徴と
    する蓄電池。
  4. 【請求項4】 互いに極性が異なる極板がセパレータを
    介して積層された極板群が電解液とともに外装缶容器内
    に収容された蓄電池であって、 前記極板群の最外側に配置された一方極の極板とその内
    側に配置された他方極の極板との間に配置された外側セ
    パレータは、それよりも内側に配置された内側セパレー
    タに比し、その全長が長く形成されているとともに、 前記外側セパレータの上端位置が前記内側セパレータの
    上端位置よりも高くなるように配置されていることを特
    徴とする蓄電池。
  5. 【請求項5】 互いに極性が異なる極板がセパレータを
    介して積層された極板群がアルカリ電解液とともに外装
    缶容器内に収容された蓄電池であって、 前記極板群の最外側に配置された一方極の極板とその内
    側に配置された他方極の極板との間に配置された外側セ
    パレータは、それよりも内側に配置された内側セパレー
    タに比し、その全長が長く形成されているとともに、前
    記外側セパレータの上端位置が前記内側セパレータの上
    端位置よりも高くなるように配置されていることを特徴
    とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の蓄電
    池。
  6. 【請求項6】 前記極板群は箱形々状に形成されている
    とともに、該箱形々状に形成された極板群が箱形々状に
    形成された外装缶容器内に収容されていることを特徴と
    する請求項1から請求項5のいずれかに記載の蓄電池。
  7. 【請求項7】 前記極板は負極板と正極板とを含み、そ
    の負極板は略U字状に折曲された極板芯体からなる連結
    部により一体的に連結された一対の負極板であって、 前記一対の負極板間にセパレータを介して正極板が挟持
    されていることを特徴とする請求項6に記載の蓄電池。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103390765A (zh) * 2012-05-07 2013-11-13 深圳市沃特玛电池有限公司 一种磷酸铁锂电池及其制作方法

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