JP2003109517A - 電子銃、陰極線管及び表示装置 - Google Patents

電子銃、陰極線管及び表示装置

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JP2003109517A
JP2003109517A JP2001297509A JP2001297509A JP2003109517A JP 2003109517 A JP2003109517 A JP 2003109517A JP 2001297509 A JP2001297509 A JP 2001297509A JP 2001297509 A JP2001297509 A JP 2001297509A JP 2003109517 A JP2003109517 A JP 2003109517A
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electrode
stem
pin
voltage
stem pin
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JP2001297509A
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Yasunobu Amano
靖信 天野
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高解像度化に適した電子銃の提供、陰極線管
及び表示装置の高解像度化を可能にする。 【解決手段】 電子銃における第2電極に電圧を供給す
るステムピンの片側隣のステムピンを、少なくとも1つ
以上のピン位置を空けて配置する。この電子銃を有して
陰極線管を構成する。この陰極線管を備えて表示装置を
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子銃、陰極線管
及びこれを備えた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、例えばコンピュータディスプレ
イ、テレビジョン受像機等の表示装置に使用される陰極
線管に対する高解像度の要求は、大きなものとなってい
る。高解像度を得るためには、電子銃を構成する第1電
極G1 のビーム透過孔の孔径を小さくして、物点径を低
減させる方法が非常に有効である。特に、最近では電極
の加工技術の向上により、第1電極G1 のビーム透過孔
の孔径として0.3mm以下の孔径が現実可能になって
きた。
【0003】図7は代表的な電子銃を示し、図8はこの
電子銃を備えた陰極線管の外部のソケット側から見たス
テムピンの配列を示す。本例の電子銃1は、図7に示す
ように、インライン配列された赤、緑及び青に対応する
3つのカソードK〔KR ,KG ,KB 〕に対して共通と
なるように、複数の電極、即ち第1電極G1 、第2電極
2 、第3A電極G3A、第3B電極G3B、第4電極G4
が順次配列されて成る。第4電極G4 の後段には、之と
一体のシールドカップG5 が設けられる。この電子銃1
が配置される陰極線管のネック部後端には、カソード
K、第1電極G1 、第2電極G2 、第3A電極G3A及び
第3B電極G3Bの夫々に所定の電圧を供給するためのス
テムピン3をステムガラス2から導出してなるステム部
4が封着されている。
【0004】各ステムピン3は、図8に示すように円環
状に沿って配列され、第3A電極G 3A用ステムピン16
aと第3B電極G3B用ステムピン16bの夫々の両隣に
ステムピンの無い部分9が存在する。第1電極G1 用ス
テムピン14は第3B電極G 3B用ステムピン16bの隣
にステムピンの無い部分9を挟んで配置され、ステムピ
ン14より順次カソードKのヒータ用(電源側)ステム
ピン18b、ヒータ用(接地側)ステムピン18aが配
列される。さらに未使用ステムピン10を挟んでカソー
ドKR 用ステムピン13a、カソードKG 用ステムピン
13b、カソードKB 用ステムピン13c、未使用ステ
ムピン10、第2電極G2 用ステムピン15及び未使用
ステムピン10が順次配列される。
【0005】カソードKR 用ステムピン13a、カソー
ドKG 用ステムピン13b及びカソードKB 用ステムピ
ン13cの夫々には例えば0V〜200V程度の電圧が
供給される。 第1電極G1 用ステムピンには例えば0
Vが供給され、第2電極G2用ステムピンには例えば2
00〜700V程度が供給される。第3A電極G3A用ス
テムピン16a及び第3B電極G3B用ステムピン16b
の夫々には例えば2000〜9000V程度が供給され
る。ヒータ用(接地側)ステムピン18aには例えば0
Vが供給され、ヒータ用(電源側)ステムピン18bに
は例えば6.3V程度が供給される。第4電極G4 には
アノードボタンよりアノード電圧が供給される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、第1電極G
1 のビーム透過孔の孔径を小さくすると、カソード電流
を取り出すために第2電極G2 の電圧を上昇させる必要
がある。第2電極G2 の電圧は、上述したように陰極線
管外部よりステムピン15を通して供給されているが、
この第2電極G2 用ステムピン15と隣のカソード用ス
テムピン13cとの間の電圧差が約1200Vを超える
とステムピン外部で放電の問題が生じる可能性がある。
【0007】例えば、高解像度を得るために第1電極G
1 のビーム透過孔の孔径を小さくした場合、その孔径が
0.3mm以下になると、カソード電流を取り出すため
の第2電極G2 の電圧が上昇し、1200Vを超える可
能性が出てくる。特に、第1電極G1 のビーム透過孔の
孔径が0.2mmでは、各カソードKR ,KG ,KB
第1電極G1 間の距離d01を実用での最小距離である約
0.05mm、第1電極G1 の板厚を約0.04mm、
第1電極G1 と第2電極G2 間の最小距離d12を0.1
mmにしても、第2電極G2 の電圧が1200Vに達し
てしまい、放電の可能性がある。
【0008】本発明は、上述の点に鑑み、高解像度化に
適した電子銃、陰極線管及びこれを備えた表示装置を提
供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電子銃は、
第2電極に電圧を供給するステムピンの少なくとも一方
の隣のステムピンが、少なくとも1つ以上のピン位置を
空けて配置された構成とする。
【0010】本発明に係る電子銃においては、第2電極
に電圧を供給するステムピンの少なくとも一方の隣のス
テムピンが、少なくとも1つ以上のピン位置を空けて配
置されるので、高解像度化するために、第1電極のビー
ム透過孔の孔径を小さくし、それに伴って第2電極に通
常より高い例えば1200V以上の電圧を供給した場
合、ステム外側の第2電極用ステムピンと隣のステムピ
ン間の耐圧が充分に得られる。
【0011】本発明に係る陰極線管は、第1電極のビー
ム透過孔の孔径が0.3mm以下に形成され、第2電極
に電圧を供給するステムピンの少なくとも一方の隣のス
テムピンが、少なくとも1つ以上のピン位置を空けて配
置され、第2電極にステムピンを介して1200V以上
の電圧が供給される電子銃を有した構成とする。
【0012】本発明に係る陰極線管においては、第1電
極のビーム透過孔の孔径が0.3mm以下に形成され、
ステムピンを介してで第2電極に1200V以上の電圧
が供給されるので、カソードから第1電極を通じてビー
ムスポット径の小さい電子ビームが取り出され、高解像
度の画像が得られる。第2電極に電圧を供給するステム
ピンの少なくとも一方の隣のステムピンが、少なくとも
1つ以上のピン位置を空けて配置されるので、ステム外
側の第2電極用ステムピンと隣のステムピン間の耐圧が
充分に得られる。
【0013】本発明に係る表示装置は、第1電極のビー
ム透過孔の孔径が0.3mm以下に形成され、第2電極
に電圧を供給するステムピンの少なくとも一方の隣のス
テムピンが、少なくとも1つ以上のピン位置を空けて配
置され、第2電極にステムピンを介して1200V以上
の電圧が供給される電子銃を有した陰極線管を備えて成
る。
【0014】本発明に係る表示装置においては、第1電
極のビーム透過孔の孔径が0.3mm以下に形成され、
ステムピンを介してで第2電極に1200V以上の電圧
が供給されるので、カソードから第1電極を通じてビー
ムスポット径の小さい電子ビームが取り出され、高解像
度の画像表示が得られる。第2電極に電圧を供給するス
テムピンの少なくとも一方の隣のステムピンが、少なく
とも1つ以上のピン位置を空けて配置されるので、ステ
ム外側の第2電極用ステムピンと隣のステムピン間の耐
圧が充分に得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0016】図1は、本発明の実施の形態に係わるカラ
ー陰極線管の一例を示す。本実施の形態に係るカラー陰
極線管21は、陰極線管体(例えばガラス管体)22の
パネル22Pの内面に赤(R)、緑(G)、青(B)の
各色蛍光体層からなるカラー蛍光面23が形成され、こ
の蛍光面23に対向して色選別機構24が配置され、ネ
ック部22N内に後述の電子銃26が配置されて成る。
ネック部22Nの後段には、電子銃26を構成する電極
に電気的に接続されて電極に所定の電圧を供給するステ
ムピン27が導出される。この場合、ステムピン27を
ステムガラス28に植立してなる所謂ステム部29がネ
ック部22Nに封着される。管体22の外側ぬは、電子
銃26からの各色の電子ビームBR 、BG 及びBB を水
平、垂直方向に偏向させる偏向ヨーク25が配置され
る。
【0017】このカラー陰極線管21では、電子銃26
の各色に対応するカソードK〔KR,KG ,KB 〕から
出射された各電子ビームB〔BR ,BG ,BB 〕が複数
の電極で形成された主電子レンズで収束され蛍光面上で
フォーカスされ、集中(コンバージェンス)されて、
赤、緑、青の各色蛍光体層に照射させる。この電子ビー
ムBR ,BG ,BB が偏向ヨーク25によって水平、垂
直方向に偏向されて所要のカラー画像が表示される。
【0018】図2は、かかるカラー陰極線管21に使用
される電子銃26の代表的な一実施の形態を示す。本実
施の形態にかかる電子銃26は、インライン配列された
赤、緑及び青に対応する3つのカソードK〔KR
G ,KB 〕に対して共通となるように、複数の電極、
本例では第1電極G1 、第2電極G2 、第3A電極
3A、第3B電極G 3B及び第4電極G4 が順次配列され
て成る。第4電極G4 の後段には、之と一体のシールド
カップG5 が設けられる。電子銃26を構成する電極の
うち、カソードK、第1電極G1 、第2電極G2 、第3
A電極G3A及び第3B電極G3Bの夫々には、所要の電圧
を供給するための複数のステムピン27が電気的に接続
される。この複数のステムピン27は前述したようにネ
ック部22N後端に封着されたステム部29のステムガ
ラス28を貫通して外部に導出される。第4電極G4
アノードボタン(図示せず)に接続される。
【0019】高解像度化のために、図3に示すように、
第1電極G1 のビーム透過孔h1 の孔径D1 が小さく設
定される。本実施の形態では、孔径D1 を0.3mm以
下、0.25mm以下、さらに0.2mm以下に設定す
ることができる。なお、孔径D1 が0.1mm未満にな
ると、電極の板厚をさらに薄くしなければならないの
で、電極としての強度が得にくく、現状のプレス技術で
は0.1mm未満の孔径D1 のビーム透過孔を形成する
のが困難である。従って、孔径D1 の下限は0.1mm
程度である。現状の技術では、孔径D1 として0.13
mmから0.1mmが最も小さいビーム透過孔と言え
る。
【0020】カソードKと第1電極G1 との間の距離d
01は、0.04mm程度が限界である。一方、カソード
Kから電子ビームのエッミションを可能にする第2電極
2の電圧は、第1電極G1 のビーム孔径D1 が0.3
mm、カソードKと第1電極G1 間の距離が限界の0.
04mmとしたとき、1200V程度とすることができ
る。従って、第1電極G1 のビーム孔径D1 を0.3m
m以下にして高解像度化を図るためには、第2電極G2
に供給する電圧は、1200V以上になる。
【0021】後述する図4〜図5に示すように、カソー
ドKR 用ステムピン13a、カソードKG 用ステムピン
13b及びカソードKB 用ステムピン13cの夫々には
所要の電圧、本例では0V〜200V程度の電圧が供給
される。第1電極G1 用ステムピン14には所要の電
圧、本例では0Vが供給され、第2電極G2 には120
0V以上、本例では1200Vの電圧が供給される。第
3A電極G3A用ステムピン16a及び第3B電極G3B
ステムピンステムピン16bの夫々には所要の電圧、本
例では2000〜9000V程度が供給される。ヒータ
用(接地側)ステムピン18aには例えば0Vが供給さ
れ、ヒータ用(電源側)ステムピン18bには所要の電
圧、本例では6.3V程度が供給される。第4電極G4
にはアノードボタンを通じてアノード電圧、本例では2
5〜30kV程度が供給される。
【0022】本実施の形態では、各ステムピン27〔1
3a,13b,13c,14,15,16a,16b,
18a,18b〕は、図4〜図6に示すように、円環状
に沿って配列され、そのステムピン27のうちの第2電
極G2 用ステムピン15の少なくとも一方の隣のステム
ピンを、第2電極G2 用ステムピン15との間で放電が
生じないように、つまりステム部29外側での耐圧を保
証するために、少なくとも1つ以上のピン位置を空けて
配置する。好ましくは、第2電極G2 用ステムピン15
の両隣のステムピンを、少なくとも1つ以上のピン位置
を空けて配置する。
【0023】図4は、電子銃26に係るステムピンの配
置の一実施の形態を示す。本実施の形態においては、各
ステムピンが円環状に沿って配列され、第2電極G2
ステムピン15の両隣に夫々1つのピン位置(ステムピ
ン無しの部分)9を空けてカソードKB 用ステムピン1
3cと第3A電極G3A用ステムピン16aが配置され
る。第3A電極G3A用ステムピン16aの片側隣に1つ
のピン位置9を空けて第3B電極G3B用ステムピン16
bが配置され、さらに1つのピン位置9を空けて第1電
極G位置用ステムピン14が配置される。この第1電極
1 用ステムピン14から隣り合うように順次にヒータ
用(電源側)ステムピン18b、ヒータ用(接地側)ス
テムピン18a、未使用ステムピン10、カソードKR
用ステムピン13a、カソードKG 用ステムピン13b
及びカソードKB 用ステムピン13cが配列される。
【0024】図4に示す実施の形態のステムピン配列に
よれば、1200Vの電圧を供給する第2電極G2 用ス
テムピン15が、その両隣に夫々ステムピン無しの部分
を設けて、つまり1つのピン位置9を空けて配置される
ので、第2電極G2 用ステムピン15と、実質的な両隣
のカソードKB 用ステムピン13c及び第3A電極G 3A
用ステムピン16aとの間で1200V以上の電位差が
あってもステムピン15とステムピン13c、16aと
の間の耐圧を充分に保証することができる。従って、第
1電極G1 のビーム透過孔h1 の孔径D1 を0.3mm
以下、0.25mm以下、さらに0.2mm以下、さら
には0.13mm以下、0.1mm以下と小さくして、
より高解像度の電子銃を実現することができる。
【0025】図5は、電子銃26に係るステムピンの配
置の他の実施の形態を示す。本実施の形態においては、
各ステムピンが円環状に沿って配列され、第2電極G2
用ステムピン15の両隣に夫々1つのピン位置(ステム
ピン無しの部分)9を空けて未使用ステムピン10と第
3A電極G3A用ステムピン16aが配置される。この第
3A電極G3A用ステムピン16aに隣り合って第3B電
極G3B用ステムピン16bが配置され、さらに1つのピ
ン位置9を空けて第1電極G位置用ステムピン14が配
置される。この第1電極G1 用ステムピン14から互い
に隣り合うように順次にヒータ用(電源側)ステムピン
18b、ヒータ用(接地側)ステムピン18a、未使用
ステムピン10、カソードKR 用ステムピン13a、カ
ソードKG 用ステムピン13b、カソードKB 用ステム
ピン13c及び未使用ステムピン10が配列される。
【0026】図5に示す実施の形態のステムピン配列に
よれば、1200Vの電圧を供給する第2電極G2 用ス
テムピン15が、その両隣にステムピン無しの部分を設
けて、つまり1つのピン位置9を空けて配置され、ステ
ムピン15の片側隣ではさらに未使用ステムピン10を
置いてカソードKB 用ステムピン13cが配置されるの
で、第2電極G2 用ステムピン15と、実質的な両隣の
カソードKB 用ステムピン13c及び第3A電極G3A
ステムピン16aとの間で1200V以上の電位差があ
ってもステムピン15とステムピン13c、16a間の
耐圧を充分に保証することができる。従って、第1電極
1 のビーム透過孔h1 の孔径D1 を0.3mm以下、
0.25mm以下、さらに0.2mm以下、さらには
0.13mm以下、0.1mm以下と小さくして、より
高解像度の電子銃を実現することができる。
【0027】図6は、本発明のステムピン配置のさらに
他の実施の形態を示す。本実施の形態においては、電子
銃の電極構成に応じて、円環状に沿って配列された複数
のステムピンのうち1200Vの電圧が供給される第2
電極G2 用ステムピン15の一方側の隣を1つ以上のピ
ン位置9を空けて低電圧のステムピン(例えばカソード
用ステムピン等)20を配置し、他方側の隣にステムピ
ン15との間で耐圧が得られるステムピン、例えば40
0〜800V程度の電圧が供給されるステムピン19を
配置する。図6に示す実施の形態のステムピン配列によ
れば、1200Vの電圧を供給する第2電極G2 用ステ
ムピン15の一方側に1つ以上のピン位置9を空けて低
電圧のステムピン20が配置されるので、第2電極G2
用ステムピン15と、片側の低電圧のステムピン20と
の間で1200V以上の電位差があってもステムピン1
5とステムピン20間の耐圧を充分に保証することがで
きる。1200Vの第2電極G2 用ステムピンの他方側
の隣は、例えば400〜800Vのステムピン19が配
置されるので、ステムピン15とステムピン19間の耐
圧は保証される。従って、第1電極G1 のビーム透過孔
1 の孔径D1 を0.3mm以下、0.25mm以下、
さらに0.2mm以下、さらには0.13mm以下、
0.1mm以下と小さくして、より高解像度の電子銃を
実現することができる。
【0028】上例では、第2電極G2 の両隣、又は片側
隣に1つのピン位置を空けるようにしたが、必要に応じ
て1つ以上の複数のピン位置9、或いは未使用ステムピ
ン10を含めて1つ以上の複数のピン位置9を空けるよ
うにすることもできる。
【0029】本実施の形態に係る陰極線管21は、上述
の高解像度に適した電子銃26を備えることにより、外
部導出されたステムピン27の相互間、特に第2電極G
2 用ステムピン15と他のステムピン間の耐圧を保証で
きるので、ビームスポット径をより小さくした高解像度
の陰極線管を提供することができる。
【0030】本発明は、上述の電子銃26を有するカラ
ー陰極線管21をセットに組み込み、例えばコンピュー
タディスプレイ、テレビジョン受像機等の表示装置とし
て構成する。かかる表示装置によれば、ビームスポット
径をより小さくした高解像度の表示画像が得られる表示
装置を提供することができる。
【0031】なお、上述した本発明に係る電子銃は、図
2の電極構成に限らず、その他の電極構成の電子銃につ
いても適用可能である。
【0032】
【発明の効果】本発明に係る電子銃によれば、第2電極
用ステムピンと隣のステムピン間の耐圧が充分得られる
ので、第1電極のビーム透過孔の孔径を小さくし、第2
電極に通常より高い例えば1200V以上の電圧を供給
することが可能になり、高解像度の陰極線管の実現を可
能にする。
【0033】本発明に係る陰極線管によれば、ビームス
ポット径の小さい電子ビームを出射することができるの
で、高解像度の陰極線管を実現することできる。即ち、
第1電極のビーム透過孔の孔径を0.3mm以下、0.
25mm以下、0.2m以下、さらに0.13mmから
0.1mmに設定して、極小スポット径の電子ビームが
得られる高解像度の陰極線管を実現できる。1200V
以上の電圧を供給する第2電極用ステムピンと隣のステ
ムピン間の耐圧が充分得られるので、陰極線管外部のス
テムピン間耐圧の品質を保証することができる。
【0034】本発明に係る表示装置によれば、ビームス
ポット径の小さい電子ビームを出射することができる上
記陰極線管を備えるので、高解像度の表示装置を実現す
ることができる。即ち、第1電極のビーム透過孔の孔径
を0.3mm以下、0.25mm以下、0.2m以下、
さらに0.13mmから0.1mmに設定して、極小ス
ポット径の電子ビームが得られる高解像度の表示装置を
実現できる。1200V以上の電圧を供給する第2電極
用ステムピンと隣のステムピン間の耐圧が充分得られる
ので、陰極線管外部のステムピン間耐圧の品質を保証す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る陰極線管の一実施の形態を示す概
略構成図である。
【図2】本発明に係る電子銃の一実施の形態を示す概略
構成図である。
【図3】図2の電子銃の要部の断面図である。
【図4】本発明に係るステムピンの配列の一実施の形態
を示す陰極線管外部のソケット側から見た構成図であ
る。
【図5】本発明に係るステムピンの配列の他の実施の形
態を示す陰極線管外部のソケット側から見た構成図であ
る。
【図6】本発明に係るステムピンの配列の他の実施の形
態を示す陰極線管外部のソケット側から見た構成図であ
る。
【図7】従来の電子銃の代表例を示す概略構成図であ
る。
【図8】従来例に係る陰極線管外部のソケット側から見
たステムピンの配列を示す構成図である。
【符号の説明】
21・・・カラー陰極線管、22・・・管体、23・・
・蛍光面、24・・・色選別機構、25・・・偏向ヨー
ク、26・・・電子銃、27・・・ステムピン、28・
・・ステムガラス、29・・・ステム部、K〔KR ,K
G ,KB 〕・・・カソード、G1 〜G4 ・・・電極、G
5 ・・・シールドカップ、D1 ・・・孔径、h1 ・・・
ビーム透過孔、13a〜13c・・・カソード用ステム
ピン、14・・・第1電極用ステムピン、15・・・で
第2電極用ステムピン、16a・・・第3A電極用ステ
ムピン、16b・・・第3B電極用ステムピン、18a
〜18b・・・ヒータ用ステムピン。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第2電極に電圧を供給するステムピンの
    片側隣のステムピンが、少なくとも1つ以上のピン位置
    を空けて配置されて成ることを特徴とする電子銃。
  2. 【請求項2】 第2電極に電圧を供給するステムピンの
    両隣のステムピンが、少なくとも1つ以上のピン位置を
    空けて配置されて成ることを特徴とする電子銃。
  3. 【請求項3】 第1電極のビーム透過孔の孔径が0.3
    mm以下に形成され、第2電極に電圧を供給するステム
    ピンの両隣、又は片側隣のステムピンが、少なくとも1
    つ以上のピン位置を空けて配置され、前記第2電極にス
    テムピンを介して1200V以上の電圧が供給される電
    子銃を有して成ることを特徴とする陰極線管。
  4. 【請求項4】 第1電極のビーム透過孔の孔径が0.2
    5mm以下に形成され、第2電極に電圧を供給するステ
    ムピンの両隣、又は片側隣のステムピンが、少なくとも
    1つ以上のピン位置を空けて配置され、前記第2電極に
    ステムピンを介して1200V以上の電圧が供給される
    電子銃を有して成ることを特徴とする陰極線管。
  5. 【請求項5】 第1電極のビーム透過孔の孔径が0.2
    mm以下に形成され、第2電極に電圧を供給するステム
    ピンの両隣、又は片側隣のステムピンが、少なくとも1
    つ以上のピン位置を空けて配置され、前記第2電極にス
    テムピンを介して1200V以上の電圧が供給される電
    子銃を有して成ることを特徴とする陰極線管。
  6. 【請求項6】 第1電極のビーム透過孔の孔径が0.1
    3mm以下に形成され、第2電極に電圧を供給するステ
    ムピンの両隣、又は片側隣のステムピンが、少なくとも
    1つ以上のピン位置を空けて配置され、前記第2電極に
    ステムピンを介して1200V以上の電圧が供給される
    電子銃を有して成ることを特徴とする陰極線管。
  7. 【請求項7】 第1電極のビーム透過孔の孔径が0.1
    mm以下に形成され、第2電極に電圧を供給するステム
    ピンの両隣、又は片側隣のステムピンが、少なくとも1
    つ以上のピン位置を空けて配置され、前記第2電極にス
    テムピンを介して1200V以上の電圧が供給される電
    子銃を有して成ることを特徴とする陰極線管。
  8. 【請求項8】 第1電極のビーム透過孔の孔径が0.3
    mm以下に形成され、第2電極に電圧を供給するステム
    ピンの両隣、又は片側隣のステムピンが、少なくとも1
    つ以上のピン位置を空けて配置され、前記第2電極にス
    テムピンを介して1200V以上の電圧が供給される電
    子銃を有した陰極線管を備えて成ることを特徴とする表
    示装置。
  9. 【請求項9】 第1電極のビーム透過孔の孔径が0.2
    5mm以下に形成され、第2電極に電圧を供給するステ
    ムピンの両隣、又は片側隣のステムピンが、少なくとも
    1つ以上のピン位置を空けて配置され、前記第2電極に
    ステムピンを介して1200V以上の電圧が供給される
    電子銃を有した電子銃を備えて成ることを特徴とする表
    示装置。
  10. 【請求項10】 第1電極のビーム透過孔の孔径が0.
    2mm以下に形成され、第2電極に電圧を供給するステ
    ムピンの両隣、又は片側隣のステムピンが、少なくとも
    1つ以上のピン位置を空けて配置され、前記第2電極に
    ステムピンを介して1200V以上の電圧が供給される
    電子銃を有した電子銃を備えて成ることを特徴とする表
    示装置。
  11. 【請求項11】 第1電極のビーム透過孔の孔径が0.
    13mm以下に形成され、第2電極に電圧を供給するス
    テムピンの両隣、又は片側隣のステムピンが、少なくと
    も1つ以上のピン位置を空けて配置され、前記第2電極
    にステムピンを介して1200V以上の電圧が供給され
    る電子銃を有した電子銃を備えて成ることを特徴とする
    表示装置。
  12. 【請求項12】 第1電極のビーム透過孔の孔径が0.
    1mm以下に形成され、第2電極に電圧を供給するステ
    ムピンの両隣、又は片側隣のステムピンが、少なくとも
    1つ以上のピン位置を空けて配置され、前記第2電極に
    ステムピンを介して1200V以上の電圧が供給される
    電子銃を有した電子銃を備えて成ることを特徴とする表
    示装置。
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