JP2003109186A - 信号機の支持装置 - Google Patents

信号機の支持装置

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JP2003109186A
JP2003109186A JP2001297709A JP2001297709A JP2003109186A JP 2003109186 A JP2003109186 A JP 2003109186A JP 2001297709 A JP2001297709 A JP 2001297709A JP 2001297709 A JP2001297709 A JP 2001297709A JP 2003109186 A JP2003109186 A JP 2003109186A
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Koichi Shinohara
耕一 篠原
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Shinohara Electric Co Ltd
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Shinohara Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両等が衝突した場合に、信号機を連結部か
ら分離させて外力を逃がすことができ、しかも全方位方
向の外力に対して保護作用を発揮し、さらに分離した信
号機を元の状態に復旧する作業が少ない手間で簡単に行
える信号機用の支持装置を提供する。 【解決手段】 支柱Cに固定される固定ブロック5と、
信号機2に固定される分離ブロック6と、これら両者を
連結するコイルばね7と、両ブロック5・6の嵌合部に
設けたロック機構8とで支持装置を構成する。ロック機
構8は、互いに係合する複数組のロックピン28および
凹部23と、ロックばね29とを含む。車両の接触など
で信号機2に外力が作用すると、ロックピン28と凹部
23との係合が解除されて、分離ブロック6が固定ブロ
ック5から分離して信号機2に作用する外力を逃がし、
信号機2の変形や破損を防ぐ。分離ブロック6を固定ブ
ロック5に再装填するだけで、信号機2を正常な状態に
復旧できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の接触や衝突
による破損や変形を防止するための信号機の支持装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】道路交通用の信号機、とくに歩行者用の
信号機は、自動車用の信号機に比べて低い位置に設置さ
れているため、トラック等の大型車両の接触や衝突によ
る破損や変形事故を生じやすい。この種の事故を解消す
るために、例えば実開平6−81098号公報や、特開
2001−101585公報において、緩衝機能を備え
た信号機の支持装置が提案されている。前者は、支柱か
ら延びる取付アームと信号機とを自在継手状の3個の金
具で連結し、第1金具と第2金具の左右側面とを第1ボ
ルトで前後揺動可能に連結し、第2金具と第3金具の前
後側面とを第2ボルトで左右揺動可能に連結している。
車両が信号機に衝突すると、信号機と連結金具とが、第
1ボルトまたは第2ボルトを中心にして揺動するので、
信号機の破損や変形を防止できる仕組みを採る。後者の
支持装置では、過負荷破損部(危険断面)を有する3個
のボルトで信号機を固定しておき、大きな外力が加わる
と、過負荷破損部が破断することで信号機の破損や変形
を防ぐ仕組みである。なお、そこでの信号機はワイヤを
介して支柱に連結してあるので、連結部分から脱落した
信号機が地上に落下することはなく、ワイヤで宙吊り状
に保持される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前者の支持装置におい
ては、互いに直交する2組のボルトで3個の金具どうし
が連結されているので、ボルトの中心軸線と概ね直交す
る方向の外力が加わる場合には問題はないが、各ボルト
の中心軸線から45度ずれた斜め方向から外力が加わっ
た場合に、金具が揺動できないことがある。こうした場
合に信号機が破損し、あるいは変形するのを避けられな
い。つまり、揺動不能にブロックされる死角角度が支持
装置にあり、全周方向に外力を逃がすことができない。
【0004】後者の支持装置では、ボルトが破断するま
での間、信号機に外力が作用するので、即応性に欠ける
うえ、信号機の外面に傷が付いたり、あるいは変形する
ことがある。また、ボルトが破断した後の信号機の修復
作業に多くの手間が掛かる。詳しくは、破断されたボル
トのねじ軸部を連結金具から取り外し、あるいは連結金
具を交換したうえで、宙吊り状態にある信号機を締結し
直さなければならず、修復作業に多くの時間と、複数の
作業者を要する。ボルトが破断することを前提としてい
るので、交換部品のコストも掛かる。
【0005】本発明の目的は、車両等が接触したり衝突
したような場合にも信号機を確実に保護することがで
き、しかも全方位方向の外力に対して保護作用を有効に
発揮する信号機の支持装置を提供することにある。本発
明の目的は、所定値を越える外力が信号機に作用した場
合にも、信号機を連結部から分離させて外力を逃がすこ
とができ、しかも分離した信号機を元の固定状態に戻す
ための修復作業が部品の交換等を必要とすることなく、
少ない手間で簡単に行える信号機の支持装置を提供する
ことにある。本発明の目的は、強風時などに信号機が風
圧でぐら付いたり、ガタ付くのを確実に防止しながら、
車両等が接触したり衝突したりする場合には、信号機を
連結部から分離させて確実に保護することができる信号
機の支持装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る信号機の支
持装置は、支柱Cの側に固定される固定ブロック5と、
信号機2の側に固定されて、固定ブロック5と僅かな隙
間Eを介して嵌合する分離ブロック6と、これら両者5
・6を連結するコイルばね7とを有する。分離ブロック
6は、固定ブロック5と分離ブロック6の嵌合部とに設
けたロック機構8で抜け止め状に保持する。ロック機構
8は、互いに係合する複数組のロックピン28および凹
部23と、ロックピン28を凹部23へ向かって移動付
勢するロックばね29とを含む。そして、信号機2に所
定値を越える外力が作用したとき、ロックピン28と凹
部23との係合が解除されて、分離ブロック6が固定ブ
ロック5から分離して信号機2を保護できるようにした
ことを特徴とする。
【0007】固定ブロック5は、上下面が開口する円筒
状のケース10と、ケース10の上端側に固定されてケ
ース10の開口上面を閉じるキャップ体12とを有す
る。分離ブロック6は、ケース10の下端内部にこれの
内周面と全周にわたって僅かな隙間Eを介して嵌合する
円形のボス部18を有する。ケース10内においてコイ
ルばね7の上下端がキャップ体12と分離ブロック6と
に連結されている。そして、図5に示すごとく支柱Cか
ら延びる支持腕1にキャップ体12が取り付けられてお
り、分離ブロック6に信号機2が吊り下げ固定されてい
る。
【0008】更に具体的には、ケース10の上端内部に
嵌合するキャップ体12のボス部15の内面と、分離ブ
ロック6のボス部18の内面とにねじ溝14・22を形
成してあり、ケース10内においてコイルばね7の上下
端をねじ溝14・22にねじ込むことにより、キャップ
体12と分離ブロック6とがコイルばね7で連結されて
いる。
【0009】分離ブロック6のボス部18の外周側面の
3箇所には、凹部23が等間隔置きに形成されている。
一方、ケース10の外面の3箇所には、ロックピン28
とロックばね29とを収容する筒ケース27が設けられ
ており、筒ケース27にねじ込んだボルト30でロック
ばね29の一端を受け止めて、ロックばね29でロック
ピン28をこれの先端がケース10に設けたガイド孔3
1を介して前記凹部23に係合する姿勢に進出付勢して
ある。
【0010】分離ブロック6のボス部18の基端には、
ケース10の内周面と密接嵌合して分離ブロック6の遊
動を規制する規制軸部24が形成されている。
【0011】
【発明の作用効果】支柱Cの側に固定される固定ブロッ
ク5と、信号機2の側に固定される分離ブロック6と、
両ブロック5・6を連結するコイルばね7と、両ブロッ
ク5・6の嵌合部の間に設けたロック機構8とで支持装
置を構成し、複数組の凹部23、ロックピン28、ロッ
クばね29でロック機構8を構成し、常態においてはロ
ックピン28が凹部23と係合することで、信号機2を
正常な使用姿勢に維持できるようにした。そのうえで、
例えば車両の接触や衝突によって信号機2に異常な外力
が作用する場合には、ロックピン28と凹部23との係
合状態が解除され、分離ブロック6が固定ブロック5か
ら分離することによって、信号機2に作用する外力を逃
がすようにし、その間の信号機2の変位を、コイルばね
7が弾性変形することで吸収できるようにした。また、
所定値を越える外力がロック機構8に作用するとき、ロ
ックピン28がロックばね29の付勢力に抗して変位す
ることにより、凹部23との係合を解除し、分離ブロッ
ク6を固定ブロック5から離脱させるので、全方位方向
の外力に対してロック解除作用を発揮できる。従って、
車両等の接触や衝突による信号機2の変形や破損を確実
に防止できるのはもちろんのこと、全方位方向から作用
する外力を確実に逃がすことが可能な、死角角度のない
支持装置とすることができる。
【0012】分離した信号機2を元の固定状態に戻す際
には、信号機2を持ち上げて、分離ブロック6をケース
10に再装着し、各ロックピン28を凹部23に落ち込
み係合させるだけでよいので、信号機2を適正な使用状
態に修復するための作業が少ない手間で簡単に行え、分
離ブロック6が固定ブロック5から離脱するときに破損
する部品が一切ないので、部品の交換等の余分な手間を
省略でき、その分だけ修復作業を迅速に行える。
【0013】固定ブロック5のキャップ体12のボス部
15と、分離ブロック6のボス部18とのそれぞれの内
面にねじ溝14・22を形成しておき、これらのねじ溝
14・22にコイルばね7の両端をねじ込んで、キャッ
プ体12と分離ブロック6とを連結するようにした支持
装置によれば、コイルばね7を各ブロック5・6にねじ
込み操作するだけで、3者を強固に連結できるうえ、コ
イルばね7を連結するための構造としては、各ブロック
5・6にねじ溝14・22を形成するだけであるので、
ばね連結構造を簡素化でき、その分だけ支持装置の製作
に要するコストを削減できる。
【0014】分離ブロック6のボス部18の外周側面の
3箇所に、凹部23が等間隔置きに形成されており、ケ
ース10の外面の3箇所に、ロックピン28とロックば
ね29とを収容する筒ケース27が設けられており、筒
ケース27にねじ込んだボルト30でロックばね29の
一端を受け止めて、ロックばね29でロックピン28を
これの先端がケース10に設けたガイド31を介して前
記凹部23に係合する姿勢に進出付勢してあると、ボル
ト30のねじ込み量を加減して、ロックばね29のばね
圧を調整できる。従って、信号機2の設置場所に応じ
て、ロック機構8のロック解除開始力を調整し変更でき
る。また、支持装置から分離した信号機2を元の状態へ
復旧するとき、ボルト30を緩めてロックばね29のば
ね圧を小さくすることにより、ロックピン28をより小
さな力でロック解除方向へ退入移動できるので、分離ブ
ロック6のケース10に対する再装着操作が簡単にしか
も円滑に行える。ロック機構8に関連した孔加工や溶接
加工などの加工がケース10やボス部18の外面から簡
単に行える。
【0015】加えて、構造の簡素化を実現しながら、分
離ユニット6の抜け止めを効果的に行い、しかも全方位
方向から加わる外力に対して、常に安定したロック解除
作用を発揮できる。例えば、2組のユニットで分離ブロ
ック6を係合支持する場合に、各ユニットを分離ブロッ
ク6の直径線に沿って配置すると、直径線と直交する向
きから外力が作用するとき、ロックピン28が凹部23
から離脱するタイミングが遅れるおそれがある。また、
4組以上のユニットで分離ブロック6を係合支持する場
合には、3組のユニットでロック機構8を構成した場合
と同じ、安定したロック解除作用を発揮できるものの、
使用するユニットの数に無駄があり、その分だけ余分な
コストが掛かる。
【0016】分離ブロック6のボス部18の基端に規制
軸部24が形成されていると、信号機2が風圧を受けた
場合などに、分離ブロック6がケース10に対して揺れ
動くのを防止でき、さらにロック機構8による位置保持
作用と相俟って、強風時などに信号機2が風圧でグラ付
いたり、ガタ付くのを確実に防止できる。
【0017】
【実施例】図1ないし図5は本発明に係る信号機支持装
置の実施例を示す。図5において、符合1は支柱Cから
水平方向に延びる支持腕、2は歩行者用の信号機であ
る。信号機2は、図5に示すごとく支持腕1に上下一対
の取付金具3を介して吊り下げ固定されており、取付金
具3と信号機2との間に本発明の支持装置を有する。図
1および図2において、支持装置は支柱Cの支持腕1に
取付金具3を介して固定される固定ブロック5と、信号
機2の側に固定されて固定ブロック5と僅かな隙間Eを
介して嵌合する分離ブロック6と、これら両者5・6を
連結するコイルばね7と、固定ブロック5と分離ブロッ
ク6との嵌合部に設けられて分離ブロック6を保持する
ロック機構8とからなる。
【0018】固定ブロック5は、図1に示すごとく上下
面が開口していて上端外周にフランジ10aが張り出し
形成された縦長円筒状のケース10と、フランジ10a
にボルト11で固定されてケース10の開口上面を閉じ
るキャップ体12と、キャップ体12の上面に溶接した
連結軸13とからなる。キャップ体12は、中央部位の
下面に突設されて内面側にねじ溝14が形成されたボス
部15と、ボス15の上部外周囲に張り出し形成された
フランジ部16とを備えており、ボス15がケース10
の上端内部に嵌合してケース10のフランジ10aに前
記フランジ部16がパッキン17を介してボルト止めさ
れており、ねじ溝14にコイルばね7の上端がねじ込ま
れている。
【0019】分離ブロック6は、ケース10の下端内部
にこれの内周面と全周にわたって僅かな隙間E(図2参
照)を介して嵌合するボス部18と、ボス部18の下部
外周囲に張り出し形成されたフランジ部19とを備えて
おり、フランジ部19の下面に溶接した3個のボルト2
0を利用して、信号機2のケース上壁がナット21で分
離ブロック6に吊り下げ固定されている。ボス部18の
内面には、ねじ溝22を形成してあり、このねじ溝22
にコイルばね7の下端をねじ込むことにより、先のキャ
ップ体12と分離ブロック6とがコイルばね7で連結さ
れる。コイルばね7は引張コイルばねからなり、キャッ
プ体12と分離ブロック6とを連結した状態において、
自由状態より僅かに引き伸ばされている。ボス部18の
円形外周側面の3箇所には、ロック機構8を構成する凹
部23が等間隔おきに形成してあり、これらの凹部23
より下側、即ちボス部18の突出基端に、ケース10の
下端内周面に嵌合して密接する規制軸部24が段付き状
に形成してある(図1参照)。この規制軸部24によ
り、信号機2が強風を受けた場合にも、分離ブロック6
にガタ付きが生じるのを規制できる。符号25はパッキ
ンである。
【0020】図2においてロック機構8は、ケース10
の下端の外周面の3箇所に等間隔置きに固定される筒ケ
ース27と、筒ケース27に収容されるロックピン28
およびロックばね29と、筒ケース27の外端にねじ込
まれてロックばね29を圧縮するボルト30と、前記凹
部23とで構成されている。図2においてロックピン2
8は、ケース10に通設したガイド孔31で案内されて
水平方向に出没スライドでき、ロックばね29で凹部2
3と係合する内向きに進出付勢されている。ロックピン
28は、先端ピン部の突端が半球状に丸めてあり、他端
には抜け出し防止用のストパー壁32を有する。
【0021】各取付金具3は、図4および図5に示すご
とく、台形状に折り曲げられたプレス成形品からなり、
水平壁部に連結軸13用の挿通口34を貫通状に設け、
左右一対の腕部に支持腕1の外周面に沿う挟持凹部35
が形成されている。上下一対の取付金具3で支持腕1を
上下方向から挟持し、これら三者を貫通する連結軸13
の突出上端にナット36をねじ込むことにより、信号機
2が支持腕1に吊持される。なお、上側のナット36は
発錆防止のために袋ナットを使用する。信号機2に繋が
るコード37は、分離ブロック6と、コイルばね7の内
部と、連結軸13の内部を経由して導出され、更に図4
に示すごとく連結軸13に開口した窓38から支持腕1
内へ導入してある。
【0022】以下、車両等が信号機に衝突した際の支持
装置の動作を説明する。車両の接触によって信号機2に
外力が作用すると、信号機2と一体化してある分離ブロ
ック6に傾動モーメントが作用する。この傾動モーメン
トがロックピン28と凹部23との係合力を越えて大き
くなると、規制軸部24がケース10から抜け出し、分
離ブロック6がボス部18とケース10との間に隙間E
の分だけ傾動する。その結果、1個または複数個のロッ
クピン28がロックばね29に抗して筒ケース27内へ
退入操作され、ロック機構8による保持状態が解除され
て、図3に示すように分離ブロック6がケース10から
分離する。以後、信号機2はコイルばね7を撓み変形さ
せながら外力に従って傾動するので、その一部が変形し
たり破損することはない。信号機2に加わっていた外力
が開放されると、信号機2はコイルばね7の弾性で固定
ブロック5の真下へと復帰移動し、コイルばね7で吊り
下げられた状態となる。このとき、コイルばね7が引張
ばねで形成してあるので、図3に示すような宙吊り状態
において、信号機2の支持装置からのぶら下がり量は小
い。
【0023】固定ブロック5から分離した信号機2は、
分離ブロック6をケース10に再装着することにより、
元の固定状態に戻すことができる。その場合には、ロッ
ク機構8の1個ないし全てのボルト30を緩めて、ロッ
クばね29のばね力を小さくする。次に、信号機2の全
体を持ち上げて、分離ブロック6のボス部18をケース
10内に押し込み、各ロックピン28をロックばね29
の付勢力に抗して筒ケース27内へ退入させる。規制軸
部24がケース10の内面に密嵌合する状態で、信号機
2を周方向へ回転操作し、各ロックピン28を凹部23
に落ち込み係合させる。このとき、ロックピン28は凹
部23内にパチンと落ち込み係合するので、両者が確実
に係合したことを手応えで確認できる。最後に、ボルト
30を締めこんでロックばね29のばね圧を正常な状態
に戻す。信号機2をケース10に再装着するときは、信
号機2の重みがコイルばね7の張力によって相殺され軽
減されるので、一連の作業を一人の作業者のみで簡単に
行え、ボルト20を締め込むためのスパナを用意するだ
けで済む。
【0024】図6は本発明に係る信号機2の別実施例を
示す。そこでは、支柱Cの上端に支持装置を固定し、そ
の上面に信号機2のケース底壁を固定した点が先の実施
例とは異なる。この場合の支持装置は、先の実施例とは
上下を逆にした状態で、固定ブロック5のキャップ体1
2を支柱Cに設けた取付部39にボルトで固定する。
【0025】図7は本発明に係るロック機構8の更に異
なる別実施例を示す。そこでは、分離ブロック6のボス
部18側にロックピン28とロックばね29とを組み付
け、ケース10の内面に凹部23を設けるようにした。
このようにロックピン28と凹部23とは、ケース10
とボス部18とのいずれの側にあってもよく、両者が混
在する状態で設けてあってもよい。
【0026】固定ブロック5および分離ブロック6に対
するコイルばね7の連結構造は、必ずしも実施例で説明
した構造である必要はなく、例えば両ブロック5・6に
設けた雄ねじ状の突起にコイルばね7をねじ込んで連結
できる。コイルばね7は圧縮コイルばねであってもよ
い。分離ブロック6はケース10に対して外嵌する状態
で設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦断正面図
【図2】図1におけるA−A線断面図
【図3】分離ブロックが外れた状態での一部破断正面図
【図4】図5におけるB−B線断面図
【図5】信号機および支持装置の使用例を示す正面図
【図6】信号機および支持装置の別実施例を示す正面図
【図7】ロック機構の別実施例を示す断面図
【符号の説明】
1 支持腕 2 信号機 5 固定ブロック 6 分離ブロック 7 コイルばね 8 ロック機構 10 ケース 12 キャップ体 14 ねじ溝 15 キャップ体のボス部 18 分離ブロックのボス部 22 ねじ溝 23 凹部 24 規制軸部 27 筒ケース 28 ロックピン 29 ロックばね 30 ボルト 31 ガイド孔 C 支柱 E 隙間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支柱Cの側に固定される固定ブロック5
    と、信号機2の側に固定されて固定ブロック5と僅かな
    隙間Eを介して嵌合する分離ブロック6と、これら両者
    5・6を連結するコイルばね7とを有し、 分離ブロック6は、固定ブロック5と分離ブロック6の
    嵌合部との間に設けたロック機構8で抜け止め状に保持
    されており、 ロック機構8は、互いに係合する複数組のロックピン2
    8および凹部23と、ロックピン28を凹部23へ向か
    って移動付勢するロックばね29とを含み、 信号機2に所定値を越える外力が作用したとき、ロック
    ピン28と凹部23との係合が解除されて、分離ブロッ
    ク6が固定ブロック5から分離して信号機2を保護でき
    るようにしたことを特徴とする信号機の支持装置。
  2. 【請求項2】 固定ブロック5は、上下面が開口する円
    筒状のケース10と、ケース10の上端側に固定されて
    ケース10の開口上面を閉じるキャップ体12とを有
    し、 分離ブロック6は、ケース10の下端内部にこれの内周
    面と全周にわたって僅かな隙間Eを介して嵌合する円形
    のボス部18を有し、 ケース10内においてコイルばね7の上下端がキャップ
    体12と分離ブロック6とに連結されており、 支柱Cから延びる支持腕1にキャップ体12が取り付け
    られており、 分離ブロック6に信号機2が吊り下げ固定されている請
    求項1記載の信号機の支持装置。
  3. 【請求項3】 ケース10の上端内部に嵌合するキャッ
    プ体12のボス部15の内面と、分離ブロック6のボス
    部18の内面とにねじ溝14・22を形成してあり、ケ
    ース10内においてコイルばね7の上下端をねじ溝14
    ・22にねじ込むことにより、キャップ体12と分離ブ
    ロック6とがコイルばね7で連結されている請求項2記
    載の信号機の支持装置。
  4. 【請求項4】 分離ブロック6のボス部18の外周側面
    の3箇所に、凹部23が等間隔置きに形成されており、 ケース10の外面の3箇所に、ロックピン28とロック
    ばね29とを収容する筒ケース27が設けられており、 筒ケース27にねじ込んだボルト30でロックばね29
    の一端を受け止めて、ロックばね29でロックピン28
    をこれの先端がケース10に設けたガイド孔31を介し
    て前記凹部23に係合する姿勢に進出付勢してある請求
    項2または3記載の信号機の支持装置。
  5. 【請求項5】 分離ブロック6のボス部18の基端に、
    ケース10の内周面と密接嵌合して分離ブロック6の遊
    動を規制する規制軸部24が形成されている請求項2ま
    たは3または4記載の信号機の支持装置。
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Cited By (2)

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