JP2003109130A - 万引防止システム - Google Patents

万引防止システム

Info

Publication number
JP2003109130A
JP2003109130A JP2001300515A JP2001300515A JP2003109130A JP 2003109130 A JP2003109130 A JP 2003109130A JP 2001300515 A JP2001300515 A JP 2001300515A JP 2001300515 A JP2001300515 A JP 2001300515A JP 2003109130 A JP2003109130 A JP 2003109130A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gate
store
prevention system
tag
shoplifting prevention
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001300515A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisahiro Mitani
尚弘 三谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SUN MONITOR KK
Original Assignee
SUN MONITOR KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by SUN MONITOR KK filed Critical SUN MONITOR KK
Priority to JP2001300515A priority Critical patent/JP2003109130A/ja
Publication of JP2003109130A publication Critical patent/JP2003109130A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 店内の商品を不法に持ち出そうとしたときに
は、確実に検知して警報を発するが、共振タグを付けた
商品を持って万引防止システムを導入している店舗に入
ってきても警報を発しないようにする。 【解決手段】 店舗出入口の左右両側に一対のゲートを
設け、送信側ゲート1から電波を送信して、受信側ゲー
ト2で受信し、該電波に共振するタグのゲート通過によ
る受信電波の変化を感知して、警報を発する。そのよう
な受信側ゲート2に、人体検知センサ3,4を設けて人
の入退店を検知し、入店時には、共振タグのゲート通過
が感知されてもブザー5による警報を発しないように
し、表示ランプ6のみを点灯させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の店舗等で売
り場等から商品が不法に持ち出されるのを防止するため
の万引防止システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、レンタルビデオ店やCD店等で
は、売り場等から商品が不法に持ち出される事件、すな
わち、万引き事件が多発している。その対策として、多
くの店舗で万引防止システムが導入されている。万引防
止システムは、店舗の出入口に設置される一対のゲート
と、商品に取り付けられるタグとからなり、次の2種類
の方式がある。
【0003】すなわち、タグを付けたまま商品がゲート
を通過すると、タグが鳴ってそれを知らせる方式と、ゲ
ートが鳴って知らせる方式の2種類である。前者は、タ
グを付けた賞品がゲートを通過すると、ゲートから送信
された微弱電波をタグが感知して、タグの中に設けられ
たブザーを鳴らすもので、タグは若干厚みを持ってい
る。それに対して、後者は、一方のゲートから電波を送
信して、他方のゲートで受信し、その電波に共振するタ
グの通過による受信電波の変化を受信側のゲートが感知
して、ゲートに設けられたブザーを鳴らすというもので
ある。
【0004】その共振タグは、絶縁フィルムの片面にス
パイラル状のコイルをパターニングし、該コイルの端部
に一方のコンデンサ電極をパターニングする。そして、
絶縁フィルムの他面の前記コンデンサ電極と対向する位
置に他方のコンデンサ電極をパターニングし、絶縁フィ
ルムを貫通させて前記コイルの他端に接続する。そのよ
うにしてシート状のタグの中にコイルとコンデンサとよ
りなる共振回路を形成している。
【0005】このゲート側でブザーを鳴らす方式のもの
は、共振タグの構造が簡単で安価であり、システムのラ
ンニングコストが低くなる、様々な形態の共振タグを使
用できて多種多様な商品に適用できる等の理由で、世界
中で最も多く使用されている。
【0006】なお、このような万引防止システムに関連
する従来の文献としては、例えば、実公平5−3023
2号公報がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ゲート
側でブザーを鳴らす方式の万引防止システムでは、共振
タグ自体が安価であるため、取り外す労力を考慮すると
共振タグを付けたまま商品を販売した方がコスト安にな
る場合がある。そのため、最近、この方式の万引防止シ
ステムを導入した店舗では、共振タグを付けたまま商品
を販売したり貸し出したりする店舗が増えてきている。
その結果、そのような商品を購入したり借りたりした人
が、共振タグを付けたままの商品を持って上記万引防止
システムを導入している他の店舗に入るケースが増えて
いる。
【0008】そして、そのような人がゲートを通って店
内に入ると、万引きしていないにも関わらず警報ブザー
を発してしまうという問題点があった。そのように万引
きとは関係のない人に警報を発してしまうと、当人に不
快感や戸惑いを与えて、無用の混乱を招くため、店舗に
よっては、せっかく導入した万引防止システムの電源を
切ってしまったり、撤去してしまったりして、万引防止
システムが全く機能していないというケースも多発して
いる。
【0009】本発明は、そのような問題点を解決するこ
と、すなわち、店内の商品を不法に持ち出そうとしたと
きには、確実に検知して警報を発するが、共振タグを付
けた商品を持って万引防止システムを導入している店舗
に入ってきても警報を発しないようにすることを目的と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1に記載の万引防止システムは、店舗出入口
にゲートを設け、ゲートから電波を送受信し、該電波に
共振する共振タグによる受信電波の変化基づいて、前記
共振タグのゲート通過を感知し、警報を発するようにし
た万引防止システムであって、前記ゲートには、人の入
退店を検知するセンサを設け、該センサが入店を検知し
たときは、前記共振タグのゲート通過を感知しても警報
を発しないようにしたことを特徴とする。このようにす
ると、店内の商品を不法に持ち出そうとしたときには、
確実に検知して警報を発するが、共振タグを付けた商品
を持って万引防止システムを導入している店舗に入って
きても警報を発しないようにすることができる。
【0011】また、請求項2に記載の万引防止システム
は、前記共振タグのゲート通過を感知したとき、表示ラ
ンプを点灯させるようにしたことを特徴とする。このよ
うにすると、来客に不快感を与えることなく、共振タグ
付き商品を持った人の入店を店員に知らせることができ
る。
【0012】また、請求項3に記載の万引防止システム
は、前記共振タグのゲート通過を感知したとき、携帯用
の振動ブザーを作動させるようにしたことを特徴とす
る。このようにしても、来客に不快感を与えることな
く、共振タグ付き商品を持った人の入店を店員に知らせ
ることができる。
【0013】また、請求項4に記載の万引防止システム
は、入店時に共振タグのゲート通過を感知したとき、そ
の後、退店時に共振タグのゲート通過を感知しても、最
初の1回は、警報を発しないようにしたことを特徴とす
る。このようにすると、共振タグ付き商品を持って入店
した人が退店する際に警報ブザーを鳴らさずにすみ、万
引き防止効果にも影響を与えない。
【0014】また、請求項5に記載の万引防止システム
は、出入口が複数箇所ある店舗に設置された万引防止シ
ステムにおいて、各出入口にゲートを設け、いずれかの
ゲートで入店時に共振タグのゲート通過を感知したと
き、その後、いずれかのゲートからの退店時に共振タグ
のゲート通過を感知しても、最初の1回は、警報を発し
ないようにしたことを特徴とする。このようにすると、
出入口が複数箇所ある店舗において、共振タグ付き商品
を持って入店した人が退店する際に、どの出入口から出
ても警報ブザーを鳴らさずにすみ、万引き防止効果にも
影響を与えない。
【0015】また、請求項6に記載の万引防止システム
は、入店時に共振タグのゲート通過を感知したときの警
報動作を切り換えて変更可能にしたことを特徴とする。
このようにすると、店内の混み具合等、様々な状態に応
じて最適な動作をさせることができる。
【0016】また、請求項7に記載の万引防止システム
は、前記共振タグのゲート通過を感知しても、前記セン
サが退店を検知しないときは警報を発しないようにした
ことを特徴とする。このようにすると、誤動作を防止し
ながら共振タグを感度良く感知できる。
【0017】また、請求項8に記載の万引防止システム
は、共振タグを一定期間以上継続して感知したとき、そ
の旨表示することを特徴とする。このようにすると、共
振タグが付けられた商品を持たない人が退店したときの
誤作動を防止できる。
【0018】また、請求項9に記載の万引防止システム
は、カメラを設け、入店時に共振タグのゲート通過を感
知したとき、ゲート通過者を前記カメラで撮影して記録
するようにしたことを特徴とする。このようにすると、
退店者があった時に、記録画像に基づいて、共振タグ付
き商品を持って入店した人かどうかの確認ができる。
【0019】また、請求項10に記載の万引防止システ
ムは、前記センサの出力に基づいて入店情報を記録する
ようにしたことを特徴とする。このようにすると、記録
した情報を使って万引きを予防することや、記録した情
報をマーケティングに利用することができる。
【0020】また、請求項11に記載の万引防止システ
ムは、パソコンに接続して前記入店情報をパソコンで管
理することを特徴とする。このようにすると、情報の管
理及び処理が容易になる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の万引防止
システムのゲートの一例を示す図である。図1におい
て、1は送信側ゲート、2は受信側ゲート、3,4は人
体検知センサ、5はブザー、6は表示ランプ、7はカメ
ラ、8はディスプレイである。
【0022】本発明の万引防止システムでは、送信側ゲ
ート1から特定の周波数、例えば、掃引中心周波数8.
2MHzの電波を送信して、他方のゲートでそれを受信
し、その電波に共振する共振タグの通過による受信電波
の変化を受信側のゲートが感知して、ブザー音による警
報を発するようにしている。そのため、送信側ゲート1
には、特定の周波数の電波を送信するための送信装置と
送信アンテナが内蔵されている。そして、受信側ゲート
2には、該電波を受信するための受信アンテナと受信装
置が内蔵されている。
【0023】そして、人が、共振タグを付けた商品を持
って、知らずに、万引防止システムを導入している店舗
に入っても、警報が発せられないようにするため、受信
側ゲート2に、人の入退店を判別するための人体検知セ
ンサ3,4を設け、入店者に対しては、共振タグが感知
されても警報を発しないようにした。人体検知センサ
3,4としては、赤外線等の光線を人が遮ったことを検
知する方式のもの、赤外線等の光線を人に当て反射して
きた光線を検知する方式のもの等、各種のセンサを使用
することができる。
【0024】共振タグは、例えば、図2に示すような構
造をしており、絶縁フィルムの片面にスパイラル状のコ
イルパターン11を形成し、該コイルパターン11の端
部に一方のコンデンサ電極12をパターニングしてい
る。そして、絶縁フィルムの他面の、コンデンサ電極1
2と対向する位置に他方のコンデンサ電極13をパター
ニングし、それに連続させて接続パターン14をコイル
パターン11の他端に対向する位置までパターニングし
ている。そして、表裏導体接続部15により、絶縁フィ
ルムを貫通させて接続パターン14をコイルパターン1
1の他端に接続している。そのようにしてシート状のタ
グの中に、図3に共振タグの等価回路図を示すように、
コイルLとコンデンサCとよりなる共振回路を形成して
いる。
【0025】そのような共振タグ10を貼り付けた状態
で、商品を店内に展示している。そして、商品を購入す
る客は、商品をレジまで持って行って代金を支払う。代
金が支払われたら、店員は、共振タグ10をはがしてか
ら商品を客に渡す。客は、それを持って送信側ゲート1
と受信側ゲート2の間を通って店から出ていく。あるい
は、客がゲートを通った後に共振タグ10を付けたまま
商品を客に渡す。その際、受信側ゲート2は、共振タグ
10を感知しないため警報を発しない。しかし、人が商
品を万引きして持ち出そうとすると、送信側ゲート1と
受信側ゲート2の間を通る際に、受信側ゲート2が商品
に貼り付けられた共振タグ10を感知して警報を発する
ので、万引きされたことがわかる。
【0026】図4は、受信側ゲートのブロック図であ
る。図4において、符号3〜8は、図1のものに対応し
ており、20は受信アンテナである。各部は、周知の電
気回路,論理回路あるいはマイコン等により実現でき
る。送信側ゲート1から送信された電波を受信アンテナ
20と受信部21で受信して、タグ検出部22で受信電
波の変化を検出し、総合判定部23に送る。総合判定部
23は、受信電波に所定以上の変化があったか否かを判
定し、所定以上の変化があったら、共振タグがゲートを
通過したとして、警報制御部24に通知し、ブザー5を
鳴らさせるとともに、表示ランプ6を点灯させる。
【0027】一方、通行判定部25は、人体検知センサ
3,4の出力に基づき、どちらのセンサが先に人を検知
したかにより、人の入退店を判別する。そして、入店を
検知した時には、入店検知信号を総合判定部23に通知
する。それを受けて、総合判定部23は、タグ検出部2
2の出力を確認し、その時受信電波の変化が所定以上あ
っても、警報制御部24に、ブザー5を鳴らさず、表示
ランプ6のみを点灯させる。その結果、来店者に不快な
思いをさせることなく、店員は、タグ付き商品を持った
客が来店したことを把握できる。
【0028】また、総合判定部23は、入店検知の通知
を受けた時、撮影制御部部26に通知し、カメラ7によ
り入店者の写真を撮影させる。その画像データは、表示
部制御部27に送られ、ディスプレイ8に、「いらっし
ゃいませ」のような歓迎の挨拶とともに表示される。そ
のように、入店者の姿を表示することにより来客に歓迎
の意を表しながら、来客に対して、監視されていること
を暗示し、万引きしようとしている不心得者に対して無
言の圧力をかけることができる。また、その画像を全て
記録しておくこともできる。そのようにすれば、記録画
像に基づいて、客層や常連客を把握することも可能にな
り、マーケティングに利用できる。
【0029】また、画像は、共振タグがゲートを通過し
たときに撮影して記録するようにしてもよいし、入店時
に共振タグ通過を検出したときだけ撮影して記録するよ
うにしてもよい。そのようにすれば、万引きした人がそ
のまま逃走しても画像を証拠として残すことができ、ま
た、入店時に共振タグ通過を検出したときだけでも記録
しておけば、退店者があった時に、記録画像に基づい
て、共振タグ付き商品を持って入店した人かどうかの確
認ができる。
【0030】上記のようにして、この万引防止システム
によれば、店内の商品を万引きしようとしたときには、
確実に検知して警報を発することができる一方、他店で
購入あるいは借り出した、共振タグ付き商品を持って店
舗に人が入ってきても、警報を発することがなく不快感
を与えずにすむ。そして、そのような共振タグ付き商品
を持って店舗に入ってきた人に対しては、本人に事情を
説明して、タグ付き商品を預かったり、遮蔽機能を有す
るケース,袋等を貸し出したりしてそれにタグ付き商品
を入れてもらい、その人が退店する際に、警報ブザーが
鳴らないようにする。
【0031】そして、タグ付き商品を預かった場合は、
退店時に、ゲートを通過後返却する。また、遮蔽機能を
有するケースを貸し出した場合は、退店時にタグ付き商
品をそれに入れてゲートを通ってもらい、ゲート通過後
にケースを回収する。
【0032】図5は、万引防止システムを適用した店舗
の出入口付近の一例を示す図である。図5において、
1,2はゲート、30はカウンター、31はレジスタ
ー、32は出入口、33は商品陳列棚である。商品を購
入した客は、カウンター30のゲート1,2より内側の
Aの場所で代金を支払う。そして、商品を持たずにゲー
ト1,2を通り、カウンター30のゲート1,2より外
側のBの場所で商品を受け取る。このようにすれば、タ
グを取り外さなくてもゲート1,2の警報ブザーを鳴ら
すことなく商品の販売が可能になる。
【0033】また、前記タグ付き商品を持って店舗に入
ってきた人に対してタグ付き商品を預かった場合や、遮
蔽機能を有するケースを貸し出した場合は、カウンター
30のゲート1,2より外側のBの場所で、預かった商
品を返却したり、貸し出したケースを回収すればよい。
【0034】ところで、タグ付き商品を持って店舗に入
ってきた人に対してタグ付き商品を預かったり、遮蔽機
能を有するケースを貸し出したりするのは手間がかか
る。そこで、入店時に共振タグのゲート通過が感知され
たとき、その後、退店時に共振タグのゲート通過が感知
されても、最初の1回は、警報を発しないようにすれば
よい。なぜなら、万引きはそれほど頻繁に起こるもので
はなく、入店時に共振タグのゲート通過が感知された
後、最初に共振タグを持って退店するのは、入店時に共
振タグのゲート通過が感知された時ゲートを通過した人
である可能性が非常に高いから、その後の最初の1回だ
け警報を発しないようにすれば、その人に対して警報ブ
ザーを鳴らさずにすみ、万引き防止効果にも影響しない
からである。
【0035】さらに、出入口が複数箇所ある店舗におい
ては、各出入口にゲートを設け、いずれかのゲートで入
店時に共振タグのゲート通過が感知されたとき、その
後、いずれかのゲートからの退店時に共振タグのゲート
通過が感知されても、最初の1回は、警報を発しないよ
うにすればよい。
【0036】また、受信側ゲート2におけるタグの感知
感度は、低くすると感知もれが発生し、また高くしすぎ
ると誤作動の原因になる。そこで、人体検知センサ3,
4の出力を利用して、人の退店を検知し、退店と共振タ
グのゲート通過感知の両方の条件が同時に満たされたと
きのみ警報を発するようにすれば、感度を高くしても誤
作動を防ぐことができて、そのような問題点が解決され
る。
【0037】ただその場合、ゲート付近に共振タグが残
され、それに気づかないでいると、共振タグが付けられ
た商品を持たない人が退店したときでも、残されている
共振タグを感知して警報ブザーを鳴らしてしまうおそれ
がある。そこで、共振タグを一定期間以上継続して感知
したとき、その旨表示するようにするとよい。その場合
の表示は、表示ランプ6を点滅させるか、点灯の色を変
えるかして、入店時に共振タグのゲート通過が感知され
たときと区別できるようにするとよい。そのようにすれ
ば、その表示を見て、残された共振タグ10を取り去る
ことができ、上記のようなことが起きるのを防止でき
る。
【0038】なお、上記実施形態では、入店時に共振タ
グのゲート通過が感知されたとき、表示ランプ6の点灯
により、店員に知らせるようにしたが、レジ近くにブザ
ーとランプの両方あるいはその内の一方を設け、店員だ
けに分かるようにしてもよい。また、店員に携帯用の振
動ブザーを持たせ、入店時に共振タグのゲート通過が感
知されたとき、それを作動させて店員に知らせるように
してもよい。
【0039】また、上記実施形態では、電波を送受信し
て共振タグの通過を検知するためのゲートとして、店舗
の出入口に左右一対のゲートを設ける場合で説明した
が、この種の万引防止システムには、エコー方式といわ
れる、1本のゲートで送信と受信を行う方式のものもあ
り、本発明は、そのような方式のものにも適用可能であ
る。
【0040】また、ゲート又はレジの近くに切換スイッ
チを設け、入店時に共振タグのゲート通過が感知された
とき、表示ランプだけ点灯する、ブザーも鳴らす、
出店時に共振タグのゲート通過が感知されてもブザー
を鳴らさない等、切換スイッチにより警報動作を変更可
能にしてもよい。そのようにすれば、店内の混み具合
等、様々な状態に応じて最適な動作をさせることができ
る。
【0041】さらに、人体検知センサ3,4で入店が検
知できること、カメラ7で入店者の映像を記録できるこ
とを利用して、入店者の画像や入店日時,時間帯別入店
者数等の入店情報を記録することもできる。さらにま
た、受信側ゲート2をパソコンに接続して、それらの情
報をパソコンにより管理することもできる。そのように
すれば、記録した情報を使って万引きを予防すること
や、記録した情報をマーケティングに利用することもで
きる。
【0042】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次に記載するような効果を奏する。すなわ
ち、請求項1に記載の万引防止システムは、ゲートに、
人の入退店を検知するセンサを設け、該センサが入店を
検知したときは、共振タグのゲート通過を感知しても警
報を発しないようにした。その結果、店内の商品を不法
に持ち出そうとしたときには、確実に検知して警報を発
するが、共振タグを付けた商品を持って万引防止システ
ムを導入している店舗に入ってきても警報を発しないよ
うにすることができる。
【0043】また、請求項2に記載の万引防止システム
は、共振タグのゲート通過を感知したとき、表示ランプ
を点灯させるようにしたので、来客に不快感を与えるこ
となく、共振タグ付き商品を持った人の入店を店員に知
らせることができる。
【0044】また、請求項3に記載の万引防止システム
は、共振タグのゲート通過を感知したとき、携帯用の振
動ブザーを作動させるようにしたので、来客に不快感を
与えることなく、共振タグ付き商品を持った人の入店を
店員に知らせることができる。
【0045】また、請求項4に記載の万引防止システム
は、入店時に共振タグのゲート通過を感知したとき、そ
の後、退店時に共振タグのゲート通過を感知しても、最
初の1回は、警報を発しないようにしたので、共振タグ
付き商品を持って入店した人が退店する際に警報ブザー
を鳴らさずにすみ、万引き防止効果にも影響を与えな
い。
【0046】また、請求項5に記載の万引防止システム
は、出入口が複数箇所ある店舗に設置された万引防止シ
ステムにおいて、各出入口にゲートを設け、いずれかの
ゲートで入店時に共振タグのゲート通過を感知したと
き、その後、いずれかのゲートからの退店時に共振タグ
のゲート通過を感知しても、最初の1回は、警報を発し
ないようにした。その結果、出入口が複数箇所ある店舗
において、共振タグ付き商品を持って入店した人が退店
する際に、どの出入口から出ても警報ブザーを鳴らさず
にすみ、万引き防止効果にも影響を与えない。
【0047】また、請求項6に記載の万引防止システム
は、入店時に共振タグのゲート通過を感知したときの警
報動作を切り換えて変更可能にしたので、店内の混み具
合等、様々な状態に応じて最適な動作をさせることがで
きる。
【0048】また、請求項7に記載の万引防止システム
は、共振タグのゲート通過を感知しても、前記センサが
退店を検知しないときは警報を発しないようにしたの
で、誤動作を防止しながら共振タグを感度良く感知でき
る。
【0049】また、請求項8に記載の万引防止システム
は、共振タグを一定期間以上継続して感知したとき、そ
の旨表示するようにしたので、共振タグが付けられた商
品を持たない人が退店したときの誤作動を防止できる。
【0050】また、請求項9に記載の万引防止システム
は、入店時に共振タグのゲート通過を感知したとき、ゲ
ート通過者をカメラで撮影して記録するようにしたの
で、退店者があった時に、記録画像に基づいて、共振タ
グ付き商品を持って入店した人かどうかの確認ができ
る。
【0051】また、請求項10に記載の万引防止システ
ムは、前記センサの出力に基づいて入店者情報を記録す
るようにしたので、記録した情報を使って万引きを予防
することや、記録した情報をマーケティングに利用する
ことができる。
【0052】また、請求項11に記載の万引防止システ
ムは、パソコンに接続して前記入店情報をパソコンで管
理するようにしたので、情報の管理及び処理が容易にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の万引防止システムのゲートの一例を示
す図である。
【図2】共振タグの一例を示す図である。
【図3】共振タグの等価回路図である。
【図4】受信側ゲートのブロック図である。
【図5】万引防止システムを適用した店舗の出入口付近
の一例を示す図である。
【符号の説明】
1…送信側ゲート 2…受信側ゲート 3,4…人体検知センサ 5…ブザー 6…表示ランプ 7…カメラ 8…ディスプレイ 10…共振タグ 20…受信アンテナ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 店舗出入口にゲートを設け、ゲートから
    電波を送受信し、該電波に共振する共振タグによる受信
    電波の変化基づいて、前記共振タグのゲート通過を感知
    し、警報を発するようにした万引防止システムであっ
    て、前記ゲートには、人の入退店を検知するセンサを設
    け、該センサが入店を検知したときは、前記共振タグの
    ゲート通過を感知しても警報を発しないようにしたこと
    を特徴とする万引防止システム。
  2. 【請求項2】 前記共振タグのゲート通過を感知したと
    き、表示ランプを点灯させるようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の万引防止システム。
  3. 【請求項3】 前記共振タグのゲート通過を感知したと
    き、携帯用の振動ブザーを作動させるようにしたことを
    特徴とする請求項1又は2記載の万引防止システム。
  4. 【請求項4】 入店時に共振タグのゲート通過を感知し
    たとき、その後、退店時に共振タグのゲート通過を感知
    しても、最初の1回は、警報を発しないようにしたこと
    を特徴とする請求項1,2又は3記載の万引防止システ
    ム。
  5. 【請求項5】 出入口が複数箇所ある店舗に設置された
    万引防止システムにおいて、各出入口にゲートを設け、
    いずれかのゲートで入店時に共振タグのゲート通過を感
    知したとき、その後、いずれかのゲートからの退店時に
    共振タグのゲート通過を感知しても、最初の1回は、警
    報を発しないようにしたことを特徴とする請求項4記載
    の万引防止システム。
  6. 【請求項6】 入店時に共振タグのゲート通過を感知し
    たときの警報動作を切り換えて変更可能にしたことを特
    徴とする請求項1,2,3,4又は5記載の万引防止シ
    ステム。
  7. 【請求項7】 前記共振タグのゲート通過を感知して
    も、前記センサが退店を検知しないときは警報を発しな
    いようにしたことを特徴とする請求項1,2,3,4,
    5又は6記載の万引防止システム。
  8. 【請求項8】 共振タグを一定期間以上継続して感知し
    たとき、その旨表示することを特徴とする請求項1,
    2,3,4,5,6又は7記載の万引防止システム。
  9. 【請求項9】 カメラを設け、入店時に共振タグのゲー
    ト通過を感知したとき、ゲート通過者を前記カメラで撮
    影して記録するようにしたことを特徴とする請求項1,
    2,3,4,5,6,7又は8記載の万引防止システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記センサの出力に基づいて入店情報
    を記録するようにしたことを特徴とする請求項1,2,
    3,4,5,6,7,8又は9記載の万引防止システ
    ム。
  11. 【請求項11】 パソコンに接続して前記入店情報をパ
    ソコンで管理することを特徴とする請求項10記載の万
    引防止システム。
JP2001300515A 2001-09-28 2001-09-28 万引防止システム Pending JP2003109130A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001300515A JP2003109130A (ja) 2001-09-28 2001-09-28 万引防止システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001300515A JP2003109130A (ja) 2001-09-28 2001-09-28 万引防止システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003109130A true JP2003109130A (ja) 2003-04-11

Family

ID=19121074

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001300515A Pending JP2003109130A (ja) 2001-09-28 2001-09-28 万引防止システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003109130A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007157054A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Toshiba Tec Corp 非接触idタグを利用した不正防止システム
JP2008225829A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Dainippon Printing Co Ltd 媒体管理システム
KR20130122629A (ko) * 2010-09-28 2013-11-07 센소매틱 일렉트로닉스, 엘엘씨 금속 차폐 탐지에 의해 eas 시스템에서 카트 경보들을 감소시키고 감도를 향상시키기 위해 근접 감지를 사용하는 시스템 및 방법
KR101730452B1 (ko) 2009-11-10 2017-04-26 센소매틱 일렉트로닉스, 엘엘씨 금속 차폐 검출능을 구비한 eas 시스템에서 카트 경보를 줄이고 감도를 향상시키기 위한 시스템 및 방법

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007157054A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Toshiba Tec Corp 非接触idタグを利用した不正防止システム
JP2008225829A (ja) * 2007-03-13 2008-09-25 Dainippon Printing Co Ltd 媒体管理システム
KR101730452B1 (ko) 2009-11-10 2017-04-26 센소매틱 일렉트로닉스, 엘엘씨 금속 차폐 검출능을 구비한 eas 시스템에서 카트 경보를 줄이고 감도를 향상시키기 위한 시스템 및 방법
KR20130122629A (ko) * 2010-09-28 2013-11-07 센소매틱 일렉트로닉스, 엘엘씨 금속 차폐 탐지에 의해 eas 시스템에서 카트 경보들을 감소시키고 감도를 향상시키기 위해 근접 감지를 사용하는 시스템 및 방법
KR101869051B1 (ko) 2010-09-28 2018-06-20 센소매틱 일렉트로닉스, 엘엘씨 금속 차폐 탐지에 의해 eas 시스템에서 카트 경보들을 감소시키고 감도를 향상시키기 위해 근접 감지를 사용하는 시스템 및 방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9930301B2 (en) RFID tag reader station with image capabilities
US7782207B2 (en) Comprehensive theft security system
US20130142494A1 (en) Retail System Signal Receiver Unit
JP2005512245A (ja) 不審な挙動を検出する監視システム
EP1557806B1 (en) Electronic article surveillance marker deactivator using an expanded detection zone
US20080278320A1 (en) Method and system for reduction of electronic article surveillance system false alarms
JP2011530765A (ja) 方向性人数計数システムを内蔵した金属検出システム
US8970369B2 (en) “Invisi wall” anti-theft system
JP2003109130A (ja) 万引防止システム
EP1632919A2 (en) Electronic article surveilance system and method
AU2009274617A1 (en) Electronic article surveillance deactivator with multiple label detection and method thereof
JP3502090B1 (ja) 侵入犯罪予防システム
JP4233356B2 (ja) 店内盗難監視システム
CA2348535C (en) Security systems for inhibiting theft of goods from retail stores
JP2005128701A (ja) 電子物品監視システム及びその方法
JP2004310172A (ja) 盗難防止システム
WO2015092375A1 (en) Security system and method
EP2339554A1 (en) A system apparatus and method for electronic article surveillance
JP3396801B2 (ja) 盗難防止装置及び盗難防止機能を備えた試着室
JP3349464B2 (ja) 盗難防止システム及び監視システム
JP3018318U (ja) 人流計測防犯装置
JP3288224B2 (ja) 通行制御装置
JP3813425B2 (ja) 盗難防止装置
JP2002319074A (ja) 陳列商品の万引き防止方法およびその装置
JP3388027B2 (ja) 警報装置