JP2003108788A - サービスサーバ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】サービスサーバにて保管されている情報の中で
も利用率の高い情報については保管期限を延長したり記
録料金を減額し、また利用率の低い情報については記録
料金を増額することによって、より現実的な料金体系に
て運用することが可能なサービスサーバを提供する。 【解決手段】情報登録者側の通信機器から画像等の情報
を受信し記録するとともに、該記録した情報の記録料金
を記録する記録手段９８６と、情報希望者側からの情報
利用要求に応じて記録手段９８６に記録されている情報
を情報希望者側に送信する送受信手段９６５と、情報希
望者側からの情報利用回数を計数する計数手段（情報処
理手段９８０）と、計数した情報利用回数を前記情報及
び情報登録者と関連付けて記録する記録手段９８６と、
記録手段９８６に記録されている記録料金を減額又は増
額する演算を実施する記録料金演算手段（情報処理手段
９８０）とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、サービスサーバに
係り、特に情報登録者側の通信機器から画像その他の情
報を受信して、その受信した情報を保管して情報希望者
側の通信機器に有償で提供するサービスサーバに関す
る。

【０００２】

【従来の技術】従来の画像管理サーバでは、画像登録者
側からアップロードされた画像に対して、画像の保管期
限が定められていたり、記録可能な記録容量の限度が設
定されていた。

【０００３】なお、ネットワークフォトサービスの対象
として登録された画像のうち、保管期限が切れた画像
を、システム管理者やオペレータの手を煩わせることな
く効率よくシステムから削除するネットワークフォトサ
ービスシステムが、特開平１１−２０３３６０号の公報
に示されている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
特開平１１−２０３３６０号の公報に示されているネッ
トワークフォトサービスシステム等では、画像登録者
が、画像管理サーバに保管されている画像の保管契約の
更新を忘れると、その保管されている画像に設定されて
いる保管期限が超過した場合には、画像登録者の意向に
かかわらず保管されている画像が自動的に画像管理サー
バから削除されてしまうという不具合を生じていた。

【０００５】特に、利用率が高く重要な画像が画像管理
サーバから削除されてしまうことは、画像登録者にとっ
て致命的な損失となる。

【０００６】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、サービスサーバにて保管されている情報の中
でも利用率の高い情報については保管期限を延長したり
記録料金を減額し、また利用率の低い情報については記
録料金を増額することによって、より現実的な料金体系
にて運用することが可能なサービスサーバを提供するこ
とを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するために、情報登録者側の通信機器から画像や音声そ
の他の情報を受信してその受信した情報を保管し情報希
望者側の通信機器に提供するサービスサーバにおいて、
情報登録者側の通信機器から情報を受信する受信手段
と、受信した情報を記録する第１の記録手段と、記録し
た情報の記録費用である記録料金を記録する第２の記録
手段と、情報希望者側からの情報利用要求に応じて情報
希望者側の通信機器に対して第１の記録手段に記録され
ている情報を送信する第１の送信手段と、情報希望者側
からの情報利用回数を計数する計数手段と、計数した情
報利用回数を情報及び情報登録者と関連付けて記録する
第３の記録手段と、第３の記録手段に記録されている情
報利用回数に応じて第２の記録手段に記録されている記
録料金を減額又は増額する演算を実施して新たな記録料
金を算出して第２の記録手段に記録する記録料金演算手
段とを備えたことを特徴としている。

【０００８】本発明によれば、情報登録者側の通信機器
から情報を受信する受信手段と、受信した情報を記録す
る第１の記録手段と、記録した情報の記録費用である記
録料金を記録する第２の記録手段と、情報希望者側から
の情報利用要求に応じて情報希望者側の通信機器に対し
て第１の記録手段に記録されている情報を送信する第１
の送信手段と、情報希望者側からの情報利用回数を計数
する計数手段と、計数した情報利用回数を情報及び情報
登録者と関連付けて記録する第３の記録手段と、第３の
記録手段に記録されている情報利用回数に応じて第２の
記録手段に記録されている記録料金を減額又は増額する
演算を実施して新たな記録料金を算出して第２の記録手
段に記録する記録料金演算手段とを備えたので、サービ
スサーバにて保管されている情報の中でも利用率の高い
情報については保管期限を延長したり記録料金を減額
し、また利用率の低い情報については記録料金を増額す
ることによって、より現実的な料金体系にてサービスサ
ーバを運用することが可能となる。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下添付図面に従って、本発明に
係るサービスサーバの好ましい実施の形態について詳説
する。

【００１０】図１に、サービスサーバを含む情報管理シ
ステムの構成例を示す。

【００１１】同図に示すように、情報管理システムに
は、画像等の情報を送受信する経路となるインターネッ
ト等の通信網１０と、画像や音声等の情報の保管、配
信、公開、画像のリサイズ処理等の変換処理、画像の生
成処理、画像のプリントアウト等の販売処理等を行う画
像管理用のサーバ９０（サービスサーバ）とが設けられ
ている。

【００１２】また情報管理システムには、情報のアップ
ロードや販売等を行う情報登録者側のパソコン（通信器
機）８０と、情報のダウンロード、購入及び画像プリン
ト注文等の処理を行う情報希望者側のパソコン８０Ａ、
８０Ｂ、８０Ｃ等とが設けられている。

【００１３】図２に、情報管理用のサービスサーバの信
号処理系ブロック図を示す。

【００１４】同図に示すように、サーバ９０（サービス
サーバ）の情報送受信部には、公衆回線９６０又は通信
ネットワーク等の通信網１０を介して他の通信機器（パ
ソコン８０、８０Ａ…）と情報の送受信を行うための送
受信手段９６５（第１の送信手段、第２の送信手段、第
３の送信手段、受信手段の機能を含む）が設けられてい
る。

【００１５】また、サーバ９０には、必要に応じて画像
や文字等の情報を確認のために表示する表示手段９６８
と、情報処理手段の指令に基づいて表示手段９６８に対
して表示用の画像信号を出力する表示制御手段９６９
と、管理者が入力手段９７４を介して入力した各種情報
を読み取って後述する情報処理手段に伝達したり、情報
処理手段からの指示に基づいてＬＥＤ等の通知手段に表
示指令を出力するＩ／Ｏ９７５とが設けられている。

【００１６】また、サーバ９０には、サーバ９０の全体
の制御を行う情報処理手段（ＣＰＵ）９８０（計数手
段、記録料金演算手段の機能を含む）と、情報処理手段
９８０を動作させるプログラムや各種定数が記録されて
いるＲＯＭや情報処理手段９８０が処理を実行する際の
作業領域となる記録手段であるＲＡＭとから構成される
メモリ９８１と、サーバ９０の処理に関する各種定数や
ネットワーク上の自己の属性情報、ＵＲＬ（Uniform Re
source Locators ）、アドレス、サイトアドレス、ゲー
トウェイ情報ＤＮＳ（Domain Name System）等の接続情
報、画像、画像の用途に関する情報、記録料金とその請
求情報、基本料金とその請求情報、定数等の各種情報を
関連付けて記録するハードディスク等の記録手段９８６
と、時刻を刻むカレンダ時計９９０とが設けられてい
る。

【００１７】サーバ９０内の情報処理手段９８０と、表
示制御手段９６９、Ｉ／Ｏ９７５、メモリ９８１、記録
手段９８６、カレンダ時計９９０等を含む各周辺回路は
バス９９９で接続されており、情報処理手段９８０は処
理プログラムに基づいて各々の周辺回路を制御すること
が可能となっている。

【００１８】サーバ９０は、通信網１０を介して接続さ
れている情報登録者側のパソコン８０等の通信機器から
画像ファイルや、音声ファイル等の情報を受信して、該
受信した画像等の情報を記録手段９８６に記録して保管
するとともに、記録手段９８６に記録されている画像等
の情報を通信網１０を介して情報の取得を希望する一般
の利用者側の通信器機に対して提供することが可能とな
っている。

【００１９】前記送受信手段９６５（受信手段）は、イ
ンターネット等の通信網１０を介して、情報登録者側の
パソコン８０（通信機器）から画像ファイルや音声ファ
イル等の情報を受信することが可能となっている。前記
記録手段９８６（第１の記録手段）は、前記送受信手段
９６５が受信した情報を記録することが可能となってい
る。更に記録手段９８６（第２の記録手段）には、前記
記録した情報の記録費用である情報の記録料金を記録す
ることが可能となっている。

【００２０】また前記送受信手段９６５（第１の送信手
段）は、記録手段９８６（第１の記録手段）に記録され
ている画像等の情報の利用を希望する、情報希望者側か
らの情報利用要求に応じて、記録手段９８６（第１の記
録手段）に記録されている情報を、情報希望者側の通信
機器に対して送信することが可能となっている。

【００２１】このとき、情報処理手段９８０（計数手
段）は、情報希望者側からの情報利用回数を計数する。
そして、情報処理手段９８０は前記記録手段９８６（第
３の記録手段）に、前記計数した情報利用回数を利用要
求のあった画像その他の情報、及びその情報の情報登録
者とを関連付けて記録することが可能となっている。

【００２２】そして情報処理手段９８０（記録料金演算
手段）は、記録手段９８６（第３の記録手段）に記録さ
れている情報利用回数を読み出して、その読み出した情
報利用回数に応じて、記録手段９８６（前記第２の記録
手段）に記録されている記録料金を減額又は増額する演
算を実施することが可能となっている。また、その演算
して算出した新たな記録料金を、記録手段９８６（第２
の記録手段）に記録することが可能となっている。

【００２３】また、情報処理手段９８０は、前記記録手
段９８６（第２の記録手段）に記録されている記録料金
を読み出して、情報登録者側のパソコン８０（通信機
器）に請求情報として送信する指示を行うことが可能と
なっている。

【００２４】また、情報処理手段９８０は、送受信手段
９６５（第２の送信手段）を介して前記請求情報を、情
報登録者と関連のある金融機関の通信機器に対して送信
することが可能となっている。

【００２５】また情報処理手段９８０は、記録手段（第
３の記録手段）に記録されている情報利用回数を読み出
して、前記送受信手段９６５（第３の送信手段）を介し
て情報登録者側のパソコン８０（通信機器）に送信する
ことが可能となっている。

【００２６】なお、情報処理手段９８０は、情報登録
者、及び情報希望者を登録する機能、画像ファイルや、
音声ファイル等の情報を登録する機能、情報希望者の依
頼に応じて記録されている画像のプリントを通信網１０
を介して業者等に指示する機能、画像のサイズの変更
（リサイズ処理機能）、画像の生成機能、画像の配信機
能等の各種機能を備えている。

【００２７】また、サーバ９０は、記録手段９８６に記
録されている画像を印刷して、情報希望者に配送する機
能、記録されている画像をインターネット等の通信網１
０を介して一般に公開する機能及び画像を販売する機
能、及びこれらの配信、配送、販売等の各種サービスの
利用状況を集計する機能と、管理する機能とを有してい
る。

【００２８】また、情報処理手段９８０は、画像や音声
等の情報の販売等の各種サービスによって得られた利益
を、情報登録者に還元する機能を有している。

【００２９】図３に、本発明に係るサーバの他の構成の
形態を示す。

【００３０】前述の記録手段９８６を、同図に示すよう
に割引料金データベース、一般料金データベース、請求
料金データベース、顧客データベース、計数した利用回
数を記録する利用状況データベースとして機能毎に分割
してもよい。更に、記録手段９８６を、画像ファイルを
記録するストレージ部１、音声ファイルを記録するスト
レージ部２、その他の情報を記録するストレージ部３〜
ストレージ部ｎのように用途別に分割してもよい。

【００３１】またサービスサーバに、画像を印刷するプ
リント手段と、画像の印刷回数を計数するプリント回数
カウント部と、情報希望者側からの情報利用回数を計数
するアクセス回数カウント部（計数手段）と、情報利用
回数に応じて記録料金を減額又は増額する演算を実施し
て新たな記録料金を算出するなどの演算を実施するサー
ビス料金計算部（記録料金演算手段の機能を含む）と、
プリント画像の配送や、画像、音声の配信等の情報の受
注を管理する受注管理部とを独立して設けてもよい。

【００３２】図４に、本発明に係るサービスサーバにて
管理する利用状況ファイルの図表を示す。

【００３３】サーバ９０の記録手段９８６には、同図に
示すように、情報の登録者と情報の利用状況とが関連付
けて記録されている。

【００３４】例えば利用状況は、情報登録者Ａ、情報登
録者Ｂ、情報登録者Ｃ…のように情報の登録者毎に利用
状況ファイルとして記録されている。情報登録者Ａの利
用状況ファイルには、記録手段９８６に記録されている
各画像ファイル名と、その画像ファイルの先月の記録料
金（当該サーバ９０の利用料金）と、当該画像ファイル
の今月の利用回数と、当該画像ファイルの印刷回数と、
今月の画像ファイルの記録料金とが、関連付けて記録さ
れている。

【００３５】また、情報登録者Ａの利用状況ファイルに
は、記録手段に記録されている各音声ファイル名と、そ
の音声ファイルの先月の記録料金（当該サーバ９０の利
用料金）と、今月の音声ファイルの記録料金とが、関連
付けて記録されている。

【００３６】また、情報登録者Ａの利用状況ファイルに
は、記録手段９８６に記録されている各情報ファイル名
と、その情報ファイルの先月の記録料金（当該サーバ９
０の利用料金）と、今月の情報ファイルの記録料金とが
関連付けて記録されている。なお、情報登録者Ａの合計
の記録料金は、画像ファイルの記録料金と、音声ファイ
ルの記録料金と、情報ファイルの記録料金とを合計した
料金としてもよい。

【００３７】以下に、画像ファイル名「ｂ．ｊｐｇ」の
今月の記録料金に関する演算の方法について説明する。

【００３８】例えば、１つの画像１月当たりの基本記録
料金をＳ＝５０円／（枚・月）とし、今月の利用回数
（Ａｂ）毎の割引率をＢ＝１円／利用回数、今月の印刷
回数（Ｐｂ）毎の割引率をＤ＝２円／印刷回数とする
と、画像１枚の今月の利用料金Ｔ円は、以下の数式で表
される。

【００３９】

【数１】 Ｔ＝Ｓ×１×１−Ｂ×Ａｂ−Ｄ×Ｐｂ （円） …（式１） ＝５０−１０−１０ ＝３０ 但し、 Ｓ：画像１月当たりの基本記録料金（Ｓ＝５０
円／（枚・月）） Ａｂ：今月の利用回数（１０回） Ｂ：今月の利用回数（Ａｂ）毎の割引率（Ｂ＝１円／利
用回数） Ｐｂ：今月の印刷回数（５回） Ｄ：今月の印刷回数（Ｐｂ）毎の割引率（Ｄ＝２円／印
刷回数） 上記のように、各定数を代入して演算すると、画像ファ
イル名「ｂ．ｊｐｇ」の今月の記録料金は３０円と算出
される。なお、画像１月当たりの基本料金Ｓは、先月の
記録料金を引き継ぐようにしてもよい。

【００４０】以下に、本発明に係るサービスサーバを用
いた画像の登録方法について説明する。

【００４１】先ず、情報登録者がサーバ９０に対して画
像の登録を希望する場合には、情報登録者はパソコン８
０等を操作して、インターネット等の通信網１０を介し
てサーバ９０と通信接続を行う。

【００４２】パソコン８０とサーバ９０との間において
通信が確立されると、サーバ９０は情報登録者のパソコ
ン８０に対して、例えばＨＴＭＬ形式で記載されたホー
ムページ等の表示ファイルを送信する。前記表示ファイ
ルを受信した情報登録者側のパソコン８０では、受信し
たホームページの情報を表示手段に表示して、画像登録
者に通知する。このときの表示ファイルに、画像を管理
するサーバ９０の登録料金に関する案内を含めておき、
併せて情報登録者に通知するようにしてもよい。また、
サーバ９０は、情報希望者側のパソコン８０Ｂ等とも同
様にして通信接続することが可能となっている。

【００４３】なお、情報希望者側の通信器機に表示され
ているホームページには、サーバ９０の記録手段９８６
に記録されている画像や音声ファイルの取得を指示する
ボタンを設けておいてもよい。情報希望者が、当該画像
又は音声ファイルの取得を指示すると、前記指示した情
報はサーバ９０に対して送信され、サーバ９０の情報処
理手段９８０は、前記指示した画像又は音声ファイルが
選択されたことを示す情報をログファイルに記録してお
くとともに、指示のあった画像や音声ファイルを利用者
側の通信器機に送信する。なお、画像又は音声ファイル
が選択されたことを示すログファイル等の情報を、サー
バ９０にて画像等の情報利用回数を計数する際に参照し
てもよい。

【００４４】図５に、サーバ９０の情報処理手段９８０
が実施する記録料金の演算に関する処理のフローチャー
トを示す。なお、同図に示すフローチャートでは、記録
手段９８６に記録されている特定の画像に関する記録料
金の演算処理について説明している。

【００４５】同図に示すように、サーバ９０の情報処理
手段９８０が記録料金の演算等を実施する際には、処理
はＳ１００「ＳＴＡＲＴ」（以降Ｓ１００のように省略
して記載する）に分岐してきて、次のＳ１０２「サービ
ス料金＝先月度の料金」の処理に進む。

【００４６】同図に示すＳ１０２では、画像１月当たり
の基本料金が、先月の記録料金（サービス料金）を引き
継ぐ場合の演算例を示している。例えば月初め等におい
て情報処理手段９８０は、今月のサービス料金（今月の
記録料金の元となる料金）に、先月度の料金（先月の記
録料金）を代入する処理を行う。

【００４７】次のＳ１０４「アクセス回数＝０」では、
例えば月初め等において、アクセス回数（今月の利用回
数）についての初期値「０」を代入する処理を行ってい
る。また、次のＳ１０６「プリント回数＝０」では、プ
リント回数（今月の印刷回数）についての初期値「０」
を代入する処理を行っている。

【００４８】次のＳ１０８「当該ユーザの保管している
コンテンツにアクセスが有ったか？」の判断では、情報
希望者側のパソコン８０Ａ等から、当該画像に関する情
報利用要求（アクセス）があったか否かの判断を行って
いる。もし、当該画像に関する情報利用要求があったと
判断した場合には、情報処理手段９８０が実施する処理
は、Ｓ１１０「アクセス回数＝アクセス回数＋１」に分
岐する。

【００４９】Ｓ１１０で情報処理手段９８０（計数手
段）は、記録手段９８６（第３の記録手段）に記録され
ている当該画像の今月の情報利用回数を読み出して、今
回の利用回数１を加算する処理を行っている。そして、
前記計数した今月の利用回数は再び記録手段９８６（第
３の記録手段）に記録される。利用回数の計数と記録処
理とが終了すると、処理はＳ１１２「当該ユーザの保管
しているコンテンツのプリント依頼が有ったか？」の判
断に進む。

【００５０】なお、Ｓ１０８にて、当該画像に関する情
報利用要求がなかったと判断した場合にも、情報処理手
段９８０が実施する処理は、Ｓ１１２に進む。

【００５１】Ｓ１１２の判断では、情報希望者側のパソ
コン８０Ａ等から、当該画像に関する印刷要求（プリン
ト依頼）が有ったか否かの判断を行っている。もし、当
該画像に関する印刷要求が有ったと判断した場合には、
情報処理手段９８０が実施する処理は、Ｓ１１４「プリ
ント回数＝プリント回数＋１」に分岐する。

【００５２】Ｓ１１４で情報処理手段９８０（計数手
段）は、記録手段９８６（第３の記録手段等）に記録さ
れている当該画像の今月の印刷回数を読み出して、今回
の利用回数１を加算する処理を行っている。そして、前
記計数した今月の印刷回数は再び記録手段９８６（第３
の記録手段等）に記録される。印刷回数の計数と記録処
理とが終了すると、処理はＳ１１６「料金計算の〆日に
なったか？」の判断に進む。

【００５３】なお、Ｓ１１２にて、当該画像に関する印
刷要求がなかったと判断した場合にも、情報処理手段９
８０が実施する処理は、Ｓ１１６に進む。Ｓ１１６で
は、現在の日付が情報の記録料金の〆日になったか否か
の判断を行っている。

【００５４】Ｓ１１６の判断にて、現在の日付が記録料
金の〆日でないと判断した場合には、情報処理手段９８
０が実施する処理はＳ１０８に戻る。Ｓ１１６の判断
で、現在の日付が記録料金の〆日になったと判断した場
合には、処理はＳ１１８「今月度のアクセス数＝０？」
の判断に進む。

【００５５】Ｓ１１８で情報処理手段９８０は、記録手
段９８６（第３の記録手段）に記録されている今月度の
利用回数（アクセス数）を読み出して、「０」であるか
否かの判断を行っている。もし、今月度の利用回数が
「０」であると判断した場合には、処理はＳ１２０「サ
ービス料金＝サービス料金＋加算額Ａ」の処理に進む。
Ｓ１２０で情報処理手段９８０は、記録手段９８６（第
２の記録手段）に記録されている記録料金を読み出し
て、所定の加算額Ａ（円）を加算する演算を行ってい
る。そして、再び記録手段９８６（第２の記録手段）に
記録する処理を行う。なお、加算額Ａ（円）は、当該画
像の利用回数が零回であることによる記録料金の増額分
である。

【００５６】また、Ｓ１１８の判断で、今月度の利用回
数が「０」でないと判断した場合には、処理はＳ１２２
「サービス料金＝サービス料金−減算額Ｂ×アクセス回
数」の処理に進む。Ｓ１２２では、記録手段９８６（第
２の記録手段）に記録されている記録料金を読み出し
て、例えば先の式１に示した利用回数に関する演算を行
って、今月の記録料金を演算する処理を行う。そして、
再び記録手段９８６（第２の記録手段）に記録する処理
を行う。

【００５７】Ｓ１２０又はＳ１２２にて記録料金の記録
が終了した場合には、処理は次のＳ１２４「今月度のプ
リント数＝０？」の判断に進む。

【００５８】Ｓ１２４で情報処理手段９８０は、記録手
段９８６（第３の記録手段）に記録されている今月度の
プリント回数（プリント数）を読み出して、「０」であ
るか否かの判断を行っている。もし、今月度のプリント
回数が「０」であると判断した場合には、処理はＳ１２
６「サービス料金＝サービス料金＋加算額Ｃ」の処理に
進む。Ｓ１２６で情報処理手段９８０は、記録手段９８
６（第２の記録手段）に記録されている記録料金を読み
出して、所定の加算額Ｃ（円）を加算する演算を行って
いる。そして、再び記録手段９８６（第２の記録手段）
に記録する処理を行う。なお、加算額Ｃ（円）は、当該
画像の印刷回数が零回であることによる記録料金の増額
分である。

【００５９】また、Ｓ１２４の判断で、今月度のプリン
ト回数が「０」でないと判断した場合には、処理はＳ１
２８「サービス料金＝サービス料金−減算額Ｄ×プリン
ト回数」の処理に進む。Ｓ１２８では、記録手段９８６
（第２の記録手段）に記録されている記録料金を読み出
して、例えば先の式１に示した印刷回数に関する演算を
行って、今月の記録料金を算出する処理を行う。そし
て、再び記録手段９８６（第２の記録手段）に記録する
処理を行う。

【００６０】Ｓ１２６又はＳ１２８にて記録料金の記録
が終了した場合には、処理は次のＳ１３０「当該ユーザ
へのサービス料金請求」の処理に進む。

【００６１】Ｓ１３０で情報処理手段９８０は、記録手
段９８６（第２の記録手段）に記録されている記録料金
（サービス料金）を読み出して、送受信手段９６５に対
して該当する情報登録者側のパソコン８０（通信機器）
に請求情報として送信する指示を出力する。すると請求
情報は、送受信手段９６５から通信網１０を介してパソ
コン８０に対して送信される。

【００６２】またＳ１３０にて情報処理手段９８０は、
記録手段９８６（第２の記録手段）に記録されている請
求情報を、情報登録者と関連のある金融機関の通信機器
（サーバ等）に対して送信する指示を出力するようにし
てもよい。すると前記請求情報は、送受信手段９６５か
ら通信網１０を介して金融機関の通信器機に対して送信
される。

【００６３】また、Ｓ１３０にて情報処理手段９８０
は、記録手段９８６（第３の記録手段）に記録されてい
る情報利用回数（図４に示した今月の利用回数、今月の
印刷回数等の情報）を読み出して、送受信手段９６５
（第３の送信手段）に対して該当する情報登録者側のパ
ソコン８０（通信機器）に送信する指示を出力するよう
にしてもよい。すると情報利用回数は、送受信手段９６
５から通信網１０を介してパソコン８０に対して送信さ
れる。

【００６４】Ｓ１３０にてサービス料金の請求情報を出
力すると、情報処理手段９８０が実施する処理はＳ１３
２「ＥＮＤ」に進む。

【００６５】

【発明の効果】以上説明したように本発明に係るサービ
スサーバによれば、情報登録者側の通信機器から情報を
受信する受信手段と、受信した情報を記録する第１の記
録手段と、記録した情報の記録費用である記録料金を記
録する第２の記録手段と、情報希望者側からの情報利用
要求に応じて情報希望者側の通信機器に対して第１の記
録手段に記録されている情報を送信する第１の送信手段
と、情報希望者側からの情報利用回数を計数する計数手
段と、計数した情報利用回数を情報及び情報登録者と関
連付けて記録する第３の記録手段と、第３の記録手段に
記録されている情報利用回数に応じて第２の記録手段に
記録されている記録料金を減額又は増額する演算を実施
して新たな記録料金を算出して第２の記録手段に記録す
る記録料金演算手段とを備えたので、サービスサーバに
て保管されている情報の中でも利用率の高い情報につい
ては保管期限を延長したり記録料金を減額し、また利用
率の低い情報については記録料金を増額することによっ
て、より現実的な料金体系にてサービスサーバを運用す
ることが可能となる。

【００６６】また本発明によれば、利用率の高い（アク
セスの多い）良質の情報やコンテンツを提供した情報登
録者には登録料金等のサービス料金を優遇し、利用率の
低い（アクセスの少ない）情報やコンテンツを提供した
情報登録者には標準の登録料金以上の課金を課すことに
よって、利用率が高い良質な情報やコンテンツを増大さ
せ、非有用な情報やコンテンツの無用な増大を防止する
ことが可能となる。また、以上の効果により、サービス
サーバの管理負担を軽減することが可能となると同時
に、情報サービス全体の質の向上を図ることも可能とな
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】サービスサーバを含む情報管理システムの構成
例を示す図

【図２】情報管理用サービスサーバの信号処理系ブロッ
ク図

【図３】本発明に係るサービスサーバの他の構成の形態
を示す図

【図４】本発明に係るサービスサーバにて管理する利用
状況を示す図表

【図５】サービスサーバの情報処理手段が実施する記録
料金の演算処理のフローチャート

【符号の説明】

１０…通信網、８０、８０Ａ、８０Ｂ、８０Ｃ…パソコ
ン、９０…サーバ、９６０…公衆回線、９６５…送受信
手段、９６８…表示手段、９６９…表示制御手段、９７
４…入力手段、９７５…Ｉ／Ｏ、９８０…情報処理手
段、９８１…メモリ、９８６…記録手段、９９０…カレ
ンダ時計、９９９…バス

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 情報登録者側の通信機器から画像、音声
   その他の情報を受信して、その受信した情報を保管し情
   報希望者側の通信機器に提供するサービスサーバにおい
   て、 情報登録者側の通信機器から情報を受信する受信手段
   と、 前記受信した情報を記録する第１の記録手段と、 前記記録した情報の記録費用である記録料金を記録する
   第２の記録手段と、 情報希望者側からの情報利用要求に応じて、情報希望者
   側の通信機器に対して前記第１の記録手段に記録されて
   いる情報を送信する第１の送信手段と、 前記情報希望者側からの情報利用回数を計数する計数手
   段と、 前記計数した情報利用回数を前記情報及び前記情報登録
   者と関連付けて記録する第３の記録手段と、 前記第３の記録手段に記録されている情報利用回数に応
   じて前記第２の記録手段に記録されている記録料金を減
   額又は増額する演算を実施して新たな記録料金を算出し
   て前記第２の記録手段に記録する記録料金演算手段と、 を備えたことを特徴とするサービスサーバ。
2. 【請求項２】 前記第２の記録手段に記録されている記
   録料金を読み出して、情報登録者側の通信機器に請求情
   報として送信する第２の送信手段を備えたことを特徴と
   する請求項１のサービスサーバ。
3. 【請求項３】 前記第２の送信手段が請求情報を送信す
   る情報登録者側の通信機器は、情報登録者と関連のある
   金融機関の通信機器であることを特徴とする請求項２の
   サービスサーバ。
4. 【請求項４】 前記第３の記録手段に記録されている情
   報利用回数を読み出して、情報登録者側の通信機器に送
   信する第３の送信手段を備えたことを特徴とする請求項
   １、２又は３のサービスサーバ。
5. 【請求項５】 前記記録料金演算手段は、前月度の記録
   料金を基準として今月度の記録料金の演算を実施するこ
   とを特徴とする請求項１乃至４のいずれか１に記載のサ
   ービスサーバ。