JP2003108194A - Mpeg2エンコーダのパケット構成方法 - Google Patents

Mpeg2エンコーダのパケット構成方法

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JP2003108194A
JP2003108194A JP2001375029A JP2001375029A JP2003108194A JP 2003108194 A JP2003108194 A JP 2003108194A JP 2001375029 A JP2001375029 A JP 2001375029A JP 2001375029 A JP2001375029 A JP 2001375029A JP 2003108194 A JP2003108194 A JP 2003108194A
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Taro Asano
太郎 浅野
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】MPEG2のエンコーダにおいて伝送効率の高
いTSパケットを得る。 【解決手段】ベースバンド信号からESを生成し該ES
からPESを生成して番組情報等のPSIのTSPと共
に多重処理を行い、所定長のTSパケット化し出力する
MPEG2エンコーダにおいて、PES長を固定長とす
ると共にこの固定長の単位PES当たりのTSパケット
必要数TSPを、TSP=(br×T)/Pls(但
し、brはのビットレート[bit/s]、TはMPE
G2の規格における時刻情報であるPCRの最大送出周
期を[s]、PlsはTSパケットにおけるペイロード
のサイズ(データ重畳領域)[bits])とし、この
求めたTSパケット数TSPの持つペイロードに、前記
単位PESのデータを分配することにより単位PES当
たりのデータをTSP個のTSパケットに分散させてパ
ケット化する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル放送シス
テムなどで使用されるリアルタイムMPEG2音声エン
コーダにおいて、効率的なパケットを生成できるように
したMPEG2エンコーダのパケット構成方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のリアルタイムMPEG2音声エン
コーダにおいては、PES(packetized e
lementary stream;パケッタイズド・
エレメンタリ・ストリーム)パケットは、音声ES(e
lementary stream;エレメンタリ・ス
トリーム)の符号化単位であるフレームの整数倍の構成
としている。従って、その合計の長さがPESのパケッ
ト長となる。
【0003】MPEG2システムでは、これを188
[byte]長構成のTSP(transport s
tream packet;トランスポート・ストリー
ム・パケット)にて伝送することになるが、この場合、
図1(a)に示すようにPESパケットの構成ビット列
を先頭から順にTSパケット(TSP)の容量分ずつT
SPに乗せていくかたちでTSパケット化していくが、
PESパケットの最後の部分を運ぶこととなったTSパ
ケット(例えば、図1(a)のESPn参照)において
は容量分に満たないことから、空きとなった容量分を埋
めるための調整用のダミービットを挿入することとな
る。
【0004】このダミービットで空き容量分を埋める処
理をスタッフィングというが、このスタッフィングが生
じることは、その分がデータの伝送に有効に活用されて
いないということであり、従って、スタッフィング発生
は、その分、パケットの伝送効率を悪くしているという
ことを意味する。スタッフィングはPESの先頭をTS
パケットの先頭に合わせるために必要なものであり、P
ESをTSパケットで伝送する構成を採用しなければな
らない以上、スタッフィングは避けて通れない問題であ
った。
【0005】また、時刻情報であるPCR(progr
am clock reference;プログラム・
クロック・レファレンス)を送る必要がある場合には、
従来はPCR専用に一つのTSパケットを占有して送る
ようにしている。この場合もPCRは188[bayt
e]ものデータ容量を有していないから、PCR専用と
なったTSパケットは空き容量分にはダミービットを挿
入する必要があり、このTSパケットにおいてもスタッ
フィングが生じることとなる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のリ
アルタイムMPEG2音声エンコーダにおいては、PE
Sパケットを音声ESの符号化単位であるフレームの整
数倍で構成するようにしており、このようなデータ長を
持つPESは188[byte]のデータ長を持つTS
パケットに乗せて伝送するようにしていたため、TSパ
ケットのうち、PESの最終部分のデータを乗せて運ぶ
ことになるTSパケットにはスタッフィングが生じて、
その分、パケットの伝送効率が悪くなることが避けられ
なかった。また、PCRの伝送にも一つのTSパケット
をそれ専用に用いるのでこの場合にもスタッフィングが
生じ伝送効率の更なる悪化を招く。
【0007】従って、MPEG2音声エンコーダにて音
声データのパケットを構成するに当たり、あるいは、さ
らにPCRの伝送をも行う場合に、このようなスタッフ
ィングが生じないようにし、伝送効率向上をはかる技術
の確立が嘱望される。
【0008】そこで、この発明の目的とするところは、
PES更にはPCRを運ぶためのTSパケットにスタッ
フィングが生じることがないようにして、TSパケット
による伝送に当たって伝送効率向上をはかることができ
るようにしたMPEG2データエンコーダのパケット構
成方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は次のように構成する。
【0010】[1]第1には、ベースバンド信号からE
S(elementary stream)を生成し、
このESからPES(packetized elem
entary stream)を生成して、番組情報な
どのPSI(programspecific inf
ormation)のTSP(transportst
ream packet)と共に多重処理を行い、所定
長のTS(transport stream)パケッ
ト化して出力するMPEG2エンコーダにおいて、PE
S長を固定長とすると共に、この固定長の単位PES当
たりのTSパケット必要数TSPを TSP=(br×T)/Pls (但し、brはESのビットレート[bit/s]、T
はMPEG2の規格における時刻情報であるPCR(p
rogram clock reference)の最
大送出周期を[s]、PlsはTSパケットにおけるペ
イロードのサイズ(データ重畳領域)[bits])と
し、これにて求めたTSパケット数TSPの持つペイロ
ードに、前記単位PESのデータを分配することによ
り、単位PES当たりのデータをTSP個のTSパケッ
トにて分散させてパケット化することを特徴とする。
【0011】本発明は、1PES分のデータを重畳する
に必要なTSパケット数TSPを TSP=(br×T)/Pls とすることにより、1PES分のデータは過不足なく、
TSP数のTSパケットに分配でき、従って、TSパケ
ットは無駄なくペイロードを利用できて伝送効率向上を
図ることが出来るようになる。
【0012】[2]第2には、ベースバンド信号からE
Sを生成し、このESからPESを生成して、番組情報
などのPSIのTSPと共に多重処理を行い、所定長の
TSパケット化して出力するMPEG2音声エンコーダ
において、PES長を固定長とすると共に、この固定長
の単位PES当たりの音声TSパケット必要数TSPを TSP=(br×T)/Pls (但し、brはES(エレメンタリ・ストリーム)のビ
ットレート[bit/s]、TはMPEG2の規格にお
ける時刻情報であるPCRの最大送出周期を[s]、P
lsはTSパケットにおけるペイロードのサイズ[bi
ts])とし、これにて求めたTSパケット数TSPの
持つペイロードに、前記単位PESのデータを分配する
ことにより、単位PES当たりのデータをTSP個のT
Sパケットにて分散させてパケット化することを特徴と
する。
【0013】本発明は、1PES分のデータを重畳する
に必要なTSパケット数TSPを TSP=(br×T)/Pls とすることにより、1PES分のデータは過不足なく、
TSP数の音声TSパケットに分配でき、従って、音声
TSパケットは無駄なくペイロードを利用できて伝送効
率向上を図ることが出来るようになる。
【0014】[3]前記[2]項の構成において、前記
TSPのヘッダ部分に、時刻情報であるPCR(pro
gram clock reference;プログラ
ム・クロック・レファレンス)を乗せるようにしたこと
を特徴とする。
【0015】TSPのヘッダ部分に、時刻情報であるP
CR(program clockreferenc
e;プログラム・クロック・レファレンス)を乗せるよ
うにしたことで、PCR専用のTSパケットを送らなく
て済むようになり、PCR専用のTSパケットを利用し
た場合に生じるスタッフィングの発生を回避できるよう
になって、伝送効率向上を図ることが出来るようにな
る。
【0016】[4]前記[2]項の構成において、前記
音声のTSPのヘッダ部分に、時刻情報であるPCRを
乗せるようにしたことを特徴とする。
【0017】音声のTSPのヘッダ部分に、時刻情報で
あるPCRを乗せるようにしたことで、PCR専用のT
Sパケットを送らなくて済むようになり、PCR専用の
TSパケットを利用した場合に生じるスタッフィングの
発生を回避できるようになって、伝送効率向上を図るこ
とが出来るようになる。
【0018】[5]前記[1]項または[2]項の構成
において、PES長は、ほぼPCRの送出周期に相当す
るものとする。
【0019】音声のTSPのヘッダにPCRを乗せる処
理を容易にするために、PES長をPCRの送出周期程
度にすることで、各PESとPCRを1対1に対応させ
ることができるようになり、伝送効率向上を図ることが
出来るようになる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0021】本発明は、ベースバンド信号からES(e
lementary stream)を生成するES符
号化部と、ESからPES(packetized e
lementary stream)、TSP(tra
nsport streampacket)を生成し、
更に番組情報などのPSI(program spec
ific information)のTSPと共に多
重処理を行い、TS(transport strea
m)を出力する多重処理部とを有するリアルタイムMP
EG2音声エンコーダにおいて、伝送効率を上げるため
に、PES長を固定長にしてPESをTSパケット化す
る際に、スタッフィングを生じないようにし、また、音
声のTSPのヘッダ部分に時刻情報であるPCR(pr
ogram clock reference;プログ
ラム・クロック・レファレンス)を乗せることでPCR
専用のTSパケットを送らないようにすると共に、音声
のTSPのヘッダにPCRを乗せる処理を容易にするた
めに、PES長をPCRの送出周期程度にすることで、
各PESとPCRを1対1に対応させるようにする。
【0022】時刻情報であるPCR(program
clock reference;プログラム・クロッ
ク・レファレンス)を送る必要がある場合には、本発明
では、図1(b)に示すように、音声のTSパケットの
ヘッダに当該PCRを乗せるようにする(図1(b)に
おけるESP1,ESPn+1参照)。
【0023】また、PES(packetized e
lementary stream;パケッタイズド・
エレメンタリ・ストリーム)のデータ長を固定長にし、
当該固定長PESのデータをTSパケット化する際にス
タッフィングを生じないようにように、1PES分(1
固定長分のPES)を重畳するTSパケット数を合理的
に決定して、その決定した数n分のTSパケット(EP
S1,EPS2,EPS3,…EPSn)にて1PES
相当分のPESを伝送するようにする。
【0024】また、音声のTSパケットのヘッダに時刻
情報であるPCRを乗せることから、その音声TSパケ
ットには残存容量分をPESのデータの伝送に利用でき
る。すなわち、図1(b)の第1番目のTSパケットT
SP1や、第n+1番目のTSパケットPESn+1
ように、音声のTSパケットのヘッダにPCRが乗せら
れ、残りの領域にはPESのデータがその領域の容量
分、乗せられる。
【0025】このようにすることで、従来例である図1
(a)に示すようにPCR専用のTSパケット(第1番
目のTSパケットTSP1はPCR専用で、当該TSP
1パケットの残り領域(ペイロード領域)はスタッフィ
ングによりスタッフビットが挿入されている)を送らな
くとも済むようになることで伝送効率が向上する。
【0026】また、本発明ではPESのデータ長をPC
Rの最大送出周期程度にする。このことにより、各PE
SとPCRを1対1に対応させることができるようにな
り、これによって、PCRを音声のTSPのヘッダに乗
せる処理を容易にすると共に、PCRの専用TSパケッ
トが不要である分、スタッフィングの発生が回避でき
て、効率的な伝送が可能になる。
【0027】本発明においては、1PES分を重畳する
TSパケット数の決定方法は次のようにして決定する。
すなわち、MPEG2のES(エレメンタリ・ストリー
ム)のビットレートをbr[bit/s]、MPEG2
の規格における時刻情報であるPCR(program
clock reference;プログラム・クロ
ック・レファレンス)の最大送出周期をT[s]、TS
パケットにおけるペイロードのサイズ(データ重畳領
域)をPls[bits]とすると、1PES(pac
ketized elementary strea
m;パケッタイズド・エレメンタリ・ストリーム)分の
データを重畳するに必要なTSパケット数(TSP数)
は以下のように計算できる。
【0028】TSP数=(br×T)/Pls 但し、/は小数点以下切り捨てのわり算を示す。また、
TSパケットの1パケット分の容量はMPEG2の規格
により188[byte]である。
【0029】ここで、Tを66[ms]、plsを18
4[bytes]とすると、ESのビットレートとTS
P数およびそこから得られるPES長の具体例として
は、例えば、図2の如きとなる。図2に示すように、E
Sのビットレートが320[bps]の時はTSパケッ
ト数は14,データサイズは2568[byte]、E
Sのビットレートが256[bps]の時はTSパケッ
ト数は11、データサイズは2016[byte]、E
Sのビットレートが192[bps]の時はTSパケッ
ト数は8,データサイズは1464[byte]、ES
のビットレートが144[bps]の時はTSパケット
数は6,データサイズは1096[byte]、ESの
ビットレートが128[bps]の時はTSパケット数
は5,データサイズは912[byte]、ESのビッ
トレートが96[bps]の時はTSパケット数は4,
データサイズは728[byte]、ESのビットレー
トが80および72[bps]の時はTSパケット数は
3、データサイズは544[byte]、ESのビット
レートが64および48[bps]の時はTSパケット
数は2,データサイズは360[byte]、ESのビ
ットレートが40および32[bps]の時はTSパケ
ット数は1,データサイズは176[byte]、…と
いった結果となる。
【0030】<従来との比較>例えば、サンプリング周
波数が48[kHz]、ESのビットレート144[k
bps]で流れるESを考える。この場合、1音声フレ
ームは1024[サンプル点]/48000[Hz]=
21.3[ms]であるので、66[ms]の時間長
は、平均3音声フレーム程度のデータに相当する。ここ
で1024[サンプル点]は、1音声フレームを構成す
るサンプル点数であり、48000はサンプリング周波
数[Hz]である。
【0031】本発明方式の場合、TSパケット6パケッ
トでPCRを一つ重畳し、1PESを構成する。TSパ
ケット6パケットの構成は、次の(a1)〜(a6)の
繰り返しとなる。
【0032】 (a1)[TSヘッダ(PCRを含む)][PESヘッ
ダ][ペイロード1] (a2)[TSヘッダ2][ペイロード2] (a3)[TSヘッダ2][ペイロード2] (a4)[TSヘッダ2][ペイロード2] (a5)[TSヘッダ2][ペイロード2] (a6)[TSヘッダ2][ペイロード2] ここで、[TSヘッダ1]は12[byte]、[TS
ヘッダ2]は4[byte]、[PESヘッダ]は、1
4[byte]、[ペイロード1]は162[byt
e]、[ペイロード2]は184[byte]、TSパ
ケットのパケット長は188[byte]である。
【0033】従って、[TSヘッダ1]+[PESヘッ
ダ]+[ペイロード]=188[byte](パケット
長)であり、[TSヘッダ2]+[ペイロード2]=1
88[byte](TSパケット長)である。
【0034】そして、ペイロード部分にESが重畳され
るので、この場合、TSパケット6パケットでESが
[ペイロード1]+[ペイロード2]×5=1082
[byte]伝送できる。従って、TSパケットのビッ
トレートは、144[kbps]×((188[byt
e]×6/1082[byte]))=150.122
[kbps]が必要である。
【0035】一方、従来の方式は、ESビットレートが
144[kbps]のとき、平均音声フレーム長は14
4[kbps]×(1024/48000[Hz])=
3072[bit]=384[byte]であり、従っ
て、1PES長は平均[PESヘッダ]+[1音声フレ
ーム長]×3=14[byte]+384[byte]
×3=1166[byte] これをTSパケットにすると次の(b1)〜(b7)の
構成となる。
【0036】 (b1)[TSヘッダ2][PESヘッダ][ペイロー
ド3] (b2)[TSヘッダ2][ペイロード2] (b3)[TSヘッダ2][ペイロード2] (b4)[TSヘッダ2][ペイロード2] (b5)[TSヘッダ2][ペイロード2] (b6)[TSヘッダ2][ペイロード2] (b7)[TSヘッダ2][スタッフィング1][ペイ
ロード4] ここで、[ペイロード3]は170[byte]、[ペ
イロード4]は76[byte]、[スタッフィング
1]は、108[byte]であり、TSパケットのパ
ケット長は188[byte]であるから、[TSヘッ
ダ2]+[PESヘッダ]+[ペイロード3]=188
[byte](TSパケット長)、そして、[TSヘッ
ダ2]+[スタッフィング1]+[ペイロード4]=1
88[byte](TSパケット長)である。
【0037】上記(b1)〜(b7)の構成が繰り返さ
れると考え、更にPCRが独立のTSパケットになって
いると、次の(b8)を含め、上記(b1)〜(b8)
を繰り返すので、TSパケットのビットレートは、14
4[kbps]×((188[byte]×8)/11
66)=185.743[kbps]が必要となる。
【0038】尚、(b8)は以下の通りである。
【0039】(b8)[TSヘッダ1(PCRを含
む)][スタッフィング2][スタッフィング2]は1
76[byte]、[TSヘッダ1]+[スタッフィン
グ2]=188[byte]である。
【0040】以上、説明したように本発明は、PES
(パケッタイズド・エレメンタリ・ストリーム)のデー
タ長を固定長にし、当該固定長PESのデータをTSパ
ケット化する際にスタッフィングを生じないようによう
に1PES分を重畳するTSパケット数を合理的に決定
して、そのTSパケット数のパケットにてPESを伝送
するようにし、また、音声のTSパケットのヘッダに時
刻情報であるPCR(プログラム・クロック・レファレ
ンス)を乗せることでPCR専用のTSパケットは送ら
ずに済むようにしたことでスタッフィングの発生を無く
し、スタッフィングがない分、伝送効率を向上させるこ
とができる効果が得られる。また、PESのデータ長を
PCRの最大送出周期程度にする。このことにより、各
PESとPCRを1対1に対応させ、PCRを音声のT
SPのヘッダに乗せる処理を容易にすると共に、PCR
の専用TSパケットば不要にした。
【0041】従って、効率の良いパケット伝送が可能な
パケットの生成方法を提供できる。
【0042】なお、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、種々変形して実施可能であり、音声
のみならず映像などMPEG2の符号化データにおい
て、本発明は適用して効果がある。また、本発明におい
て、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれてお
り、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わ
せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態
に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除され
ても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題の
少なくとも1つが解決でき、発明の効果の欄で述べられ
ている効果の少なくとも1つが得られる場合には、この
構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0043】また、本発明における実施形態に記載した
手法は、コンピュータに実行させることのできるプログ
ラムとして、磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハ
ードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、CD
−R、CD−RW、DVD、MOなど)、半導体メモリ
などの記録媒体に格納して頒布することもでき、また、
ネットワークを介しての伝送により、頒布することもで
きる。
【0044】
【発明の効果】以上、詳述したように、効率の良いパケ
ット伝送が可能なMPEG2エンコーダのパケット生成
方法を提供できる。
【0045】以上、詳述したように本発明によれば、実
施することができる。などを最適化することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術と対比して本発明を説明するための図
であある。
【図2】本発明を説明するための図である。
【符号の説明】
ESP1〜ESPn,ESPn+1…ESパケット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベースバンド信号からES(elemen
    tary stream)を生成し、このESからPE
    S(packetized elementary s
    tream)を生成して、番組情報などのPSI(pr
    ogram specific informatio
    n)のTSP(transport streampa
    cket)と共に多重処理を行い、所定長のTS(tr
    ansport stream)パケット化して出力す
    るMPEG2エンコーダにおいて、 PES長を固定長とすると共に、この固定長の単位PE
    S当たりのTSパケット必要数TSPを TSP=(br×T)/Pls (但し、brはES(エレメンタリ・ストリーム)のビ
    ットレート[bit/s]、TはMPEG2の規格にお
    ける時刻情報であるPCR(programclock
    reference;プログラム・クロック・レファ
    レンス)の最大送出周期を[s]、PlsはTSパケッ
    トにおけるペイロードのサイズ(データ重畳領域)[b
    its])とし、これにて求めたTSパケット数TSP
    の持つペイロードに、前記単位PESのデータを分配す
    ることにより、単位PES当たりのデータをTSP個の
    TSパケットにて分散させてパケット化することを特徴
    とするMPEG2エンコーダのパケット構成方法。
  2. 【請求項2】ベースバンド信号からES(elemen
    tary stream)を生成し、このESからPE
    S(packetized elementary s
    tream)を生成して、番組情報などのPSI(pr
    ogram specific informatio
    n)のTSP(transport streampa
    cket)と共に多重処理を行い、所定長のTS(tr
    ansport stream)パケット化して出力す
    るMPEG2音声エンコーダにおいて、 PES長を固定長とすると共に、この固定長の単位PE
    S当たりの音声TSパケット必要数TSPを TSP=(br×T)/Pls (但し、brはES(エレメンタリ・ストリーム)のビ
    ットレート[bit/s]、TはMPEG2の規格にお
    ける時刻情報であるPCR(programclock
    reference;プログラム・クロック・レファ
    レンス)の最大送出周期を[s]、PlsはTSパケッ
    トにおけるペイロードのサイズ(データ重畳領域)[b
    its])とし、これにて求めたTSパケット数TSP
    の持つペイロードに、前記単位PESのデータを分配す
    ることにより、単位PES当たりのデータをTSP個の
    TSパケットにて分散させてパケット化することを特徴
    とするMPEG2エンコーダのパケット構成方法。
  3. 【請求項3】前記TSPのヘッダ部分に、時刻情報であ
    るPCR(program clock refere
    nce;プログラム・クロック・レファレンス)を乗せ
    るようにしたことを特徴とする請求項2記載のMPEG
    2エンコーダのパケット構成方法。
  4. 【請求項4】前記音声のTSPのヘッダ部分に、時刻情
    報であるPCR(programclock refe
    rence;プログラム・クロック・レファレンス)を
    乗せるようにしたことを特徴とする請求項2記載のMP
    EG2エンコーダのパケット構成方法。
  5. 【請求項5】PES長は、ほぼPCRの送出周期に相当
    するものとすることを特徴とする請求項1または2いず
    れか1項に記載のMPEG2エンコーダのパケット構成
    方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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