JP2003104626A - 糸巻取装置、張力検出方法及び張力検出装置 - Google Patents

糸巻取装置、張力検出方法及び張力検出装置

Info

Publication number
JP2003104626A
JP2003104626A JP2001306731A JP2001306731A JP2003104626A JP 2003104626 A JP2003104626 A JP 2003104626A JP 2001306731 A JP2001306731 A JP 2001306731A JP 2001306731 A JP2001306731 A JP 2001306731A JP 2003104626 A JP2003104626 A JP 2003104626A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
tension
yarn
detection signal
traverse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001306731A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4144205B2 (ja
Inventor
Kazuhiko Nakade
一彦 中出
Masakatsu Hasegawa
正勝 長谷川
Katsufumi Muta
勝文 牟田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP2001306731A priority Critical patent/JP4144205B2/ja
Publication of JP2003104626A publication Critical patent/JP2003104626A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4144205B2 publication Critical patent/JP4144205B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 張力の検出信号に含まれる種々の成分の中か
ら張力成分を抽出することのできる張力検出方法、張力
検出装置、その張力検出装置を備えた糸巻取装置を提供
する。 【解決手段】 検出信号の周波数スペクトルを求め、綾
振り周波数に対応するスペクトル強度を抽出するCPU
24を備え、抽出したスペクトル強度に基づいて張力を
求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、張力検出方法及び
張力検出装置と、糸を巻取る糸巻取装置、特に、連続し
て供給されてくるナイロン又はポリエステル糸等の合成
繊維フィラメント糸を巻き取る糸巻取装置とに関する。
【0002】
【従来の技術】連続して供給されてくる合成繊維フィラ
メント糸を巻取るテイクアップワインダ(糸巻取装置)
においては、スピニングヘッドから一定速度で連続供給
される糸を一定の状態で巻取ることが重要である。その
ための巻取制御技術として、糸速度制御と糸張力制御と
が知られている。糸速度制御としては、例えば、ボビン
に巻かれた糸層の周面と接触して回転する接触ローラの
回転速度が一定になるように、ボビンを回転させるスピ
ンドルモータの回転速度を制御し、ボビンに巻かれた糸
層の周速を糸の供給速度と常に一致させる方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、糸速度制
御によって巻取速度を供給速度に一致させることができ
るが、巻取速度を一定にした場合でも、糸の張力が変化
することがある。糸の品質向上のために、糸の張力を一
定にすることが重要視されている。
【0004】糸張力制御を行うためには、糸の張力を検
出する張力センサを用いる。張力センサは、そのほとん
どが糸と接触して張力を検出する。検出の方法として
は、特公昭60−47985号公報に開示されているよ
うに、糸を2個のガイド間で屈曲させて測定する方法が
一般的である。しかし、糸をガイド間で屈曲させると摩
擦が生じてフィラメント切れの発生率が高くなる等の悪
影響が生じ、糸の品質が低下する。
【0005】このような問題を解決する方法として、特
公昭51−44668号公報、特公昭54−28106
号公報で示されているように、綾振りされる糸の両ター
ン付近で糸に触れるように、張力センサを綾振り支点の
直下に設ける方法が知られている。綾振りの折返し付近
で糸が張力センサに接触するため、フィラメント切れの
発生率は低く、糸の品質に与える影響が少ない。
【0006】しかし、糸巻取装置はボビンの回転等によ
り装置自身が振動しており、張力センサ自身も振動しな
がら糸に触れている。そのため、張力センサの検出信号
には、糸の張力成分及び該高調波成分と機械の振動成分
とが含まれており、検出信号から糸の張力成分のみを分
離することが必要になる。糸の張力成分のみを分離する
方法として、周波数が高い機械の振動成分をローパスフ
ィルタ等でカットする方法があるが、糸巻取装置には種
々の振動が含まれ、しかも振動は一定でないのでカット
する周波数の選択は困難である。
【0007】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、張力センサの出力信号に含まれる種々の成分の
中から糸の張力成分を抽出することができる張力検出方
法、張力検出装置及び該張力検出装置を備えた糸巻取装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1発明に係る糸巻取装
置は、ボビンに糸を巻取る巻取機構と、前記ボビンに巻
取られる糸を、設定された綾振り周波数で綾振る綾振機
構と、前記糸の綾振り支点となる綾振り支点ガイドと、
前記綾振り支点ガイドと前記綾振り機構との間に設けら
れ、前記糸から受ける力に応じた検出信号を出力する手
段と、前記検出信号の周波数スペクトルを求める分析手
段と、求めた周波数スペクトルから、前記検出信号出力
時の綾振り周波数に対応するスペクトル強度を抽出する
抽出手段とを備え、抽出したスペクトル強度に基づいて
前記糸の張力を求めるべくなしてあることを特徴とす
る。
【0009】第2発明に係る糸巻取装置は、第1発明に
おいて、前記分析手段は、前記検出信号の周波数スペク
トルを前記設定された最高の綾振り周波数をわずかに超
える範囲まで求めるべくなしてあることを特徴とする。
【0010】第3発明に係る糸巻取装置は、第1または
第2発明において、前記抽出手段は、求めた周波数スペ
クトルから、前記検出信号出力時の綾振り周波数に対応
するスペクトル強度のうちのピークのスペクトル強度を
抽出すべくなしてあることを特徴とする。
【0011】第4発明に係る糸巻取装置は、第1〜第3
発明の何れかにおいて、前記検出信号を出力する手段
は、綾振られている糸が接触する接触部と、前記接触部
が前記糸から受けた力を検出する手段とを備えたことを
特徴とする。
【0012】第5発明に係る糸巻取装置は、第4発明に
おいて、前記接触部は、綾振りの折返し付近で前記糸と
接触すべくなしてあることを特徴とする。
【0013】第6発明に係る張力検出方法は、設定され
た綾振り周波数で綾振られながら走行する糸の張力検出
方法において、前記糸から受ける力に応じた検出信号を
出力する第1ステップと、前記検出信号の周波数スペク
トルを求める第2ステップと、求めた周波数スペクトル
から、前記検出信号出力時の綾振り周波数に対応するス
ペクトル強度を抽出する第3ステップと、抽出したスペ
クトル強度に基づいて前記糸の張力を求める第4ステッ
プとを有することを特徴とする。
【0014】第7発明に係る張力検出方法は、第6発明
において、前記第2ステップは、前記検出信号の周波数
スペクトルを前記設定された最高の綾振り周波数をわず
かに超える範囲まで求めることを特徴とする。
【0015】第8発明に係る張力検出方法は、第6又は
第7発明において、前記第3ステップは、求めた周波数
スペクトルから、前記検出信号出力時の綾振り周波数に
対応するスペクトル強度のうちのピークのスペクトル強
度を抽出することを特徴とする。
【0016】第9発明に係る張力検出方法は、第6〜第
8発明の何れかにおいて、前記第1ステップは、受けた
力に応じた検出信号を生成する検出器に、前記糸を接触
させて、該糸から受けた力に応じた検出信号を出力させ
ることを特徴とする。
【0017】第10発明に係る張力検出方法は、第9発
明において、前記検出器は、綾振りの折返し付近で前記
糸と接触させることを特徴とする。
【0018】第11発明に係る張力検出方法は、定めら
れた周波数で位置が変動する被検出体から受ける力に応
じた検出信号を出力し、該検出信号に基づいて前記被検
出体の張力を求める張力検出方法において、前記検出信
号を周波数分析するステップと、分析結果から、前記検
出信号出力時の定められた周波数に対応するデータを抽
出するステップと、抽出したデータに基づいて前記被検
出体の張力を求めるステップとを有することを特徴とす
る。
【0019】第12発明に係る張力検出方法は、第11
発明において、前記周波数分析するステップは、前記周
波数分析を前記定められた最高の周波数をわずかに超え
る範囲まで行うことを特徴とする。
【0020】第13発明に係る張力検出方法は、第11
又は第12発明において、前記データを抽出するステッ
プは、分析結果から、検出信号出力時の定められた周波
数に対応するデータのうちのピークのデータを抽出する
ことを特徴とする。
【0021】第14発明に係る張力検出装置は、設定さ
れた周波数で位置が変動する被検出体から受ける力に応
じた検出信号を出力する手段を備え、該検出信号に基づ
いて、前記被検出体の張力を求める張力検出装置におい
て、前記検出信号を周波数分析する分析手段と、分析結
果から、前記検出信号出力時の定められた周波数に対応
するデータを抽出する抽出手段とを備え、抽出したデー
タに基づいて前記被検出体の張力を求めるべくなしてあ
ることを特徴とする。
【0022】第15発明に係る張力検出装置は、第14
発明において、前記分析手段は、前記周波数分析を前記
設定された最高の綾振り周波数をわずかに超える範囲ま
で行うべくなしてあることを特徴とする。
【0023】第16発明に係る張力検出装置は、第14
又は第15発明において、前記抽出手段は、分析結果か
ら、検出信号出力時の設定された周波数に対応するデー
タのうちのピークのデータを抽出すべくなしてあること
を特徴とする。
【0024】第1又は第6発明においては、検出信号の
周波数スペクトルを求め、綾振り周波数に対応するスペ
クトル強度を抽出するため、高調波成分及び機械振動等
の種々の成分を取り除いて、糸の張力を求めることがで
きる。検出信号には、例えばボビンの回転等による糸巻
取装置自身の振動成分及び高調波成分が含まれている
が、周波数分析により、糸の綾振り周波数に対応するス
ペクトル強度を抽出でき、高調波成分及び機械振動等の
種々の成分を含まない正確な張力を求めることができ
る。周波数スペクトルは、FFT(高速フーリエ変換)
を用いて高速に求めることができる。
【0025】第2又は第7発明においては、綾振りの周
波数範囲が定まっているため、分析する周波数範囲を限
定することにより、周波数分解能を張力検出に必要な分
解能程度に粗くでき、周波数分析に要する時間を短縮す
ることができる。
【0026】第3又は第8発明においては、検出信号
は、綾振り周波数に対応する周波数スペクトルにスペク
トル強度のピークが出るので、ピークのスペクトル強度
から張力を演算するようにすれば、正確な張力が求めら
れる。
【0027】第4又は第9発明においては、綾振りによ
り周期的に位置が変動する糸を接触部に接触させること
により、糸が接触部に周期的に加えた力に応じて、綾振
り周波数に対応する周期で変化する検出信号が得られ
る。
【0028】第5又は第10発明においては、綾振りの
折返し付近で張力を計測するため、張力を検出する手段
が糸に与える悪影響を最小限に抑えて、糸の品質を低下
させずに張力検出を行うことができる。
【0029】第11又は第14発明においては、検出信
号を周波数分析し、分析結果から被検出体の変動の周波
数に対応するデータを抽出するため、高調波成分及び機
械振動等の種々の成分を取り除いて、被検出体の張力を
求めることができる。例えば、検出信号のサンプリング
データをFFT(高速フーリエ変換)を用いて周波数分
析し、被検出体の変動の周波数に対応するデータを抽出
することができる。
【0030】第12又は第15発明においては、被検出
体の変動の周波数範囲が定まっているため、周波数分析
する周波数範囲を限定することにより、周波数分解能を
張力検出に必要な分解能程度に粗くでき、周波数分析に
要する時間を短縮することができる。
【0031】第13又は第16発明においては、検出信
号は、被検出体の変動の周波数に対応するデータにピー
クが出るので、ピークのデータから張力を演算するよう
にすれば、正確な張力が求められる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて具体的に説明する。図1に本発明に
係る張力検出装置を備えた糸巻取装置の一例を示す。図
1に示すように、スピニングヘッド(図示されていな
い)から供給された複数(図では6本)のフィラメント
糸(以下、糸と呼ぶ)は、一対のゴデットローラ2,3
を経て、固定枠5に設けられた綾振りの支点ガイド6に
夫々挿通され、後述する張力検出装置のセンサ部(接触
部)S1〜S6を通してテイクアップワインダTWへ送
られる。
【0033】テイクアップワインダTWは、巻取位置,
待機位置に夫々位置する2本のスピンドル7,8を備え
ている。スピンドル7には複数(図では6個)のボビン
(紙製の筒)11(図2)が装着され、各ボビン11に
それぞれ糸が巻き取られる。糸層が形成されたボビン1
1を、パッケージP1〜P6と呼ぶ。パッケージP1〜
P6の糸層が規定量に達した場合、巻取位置のスピンド
ル7と待機位置のスピンドル8とが位置交換され、スピ
ンドル8の空のボビンに糸が巻かれる。また、パッケー
ジP1〜P6の糸層周面付近には、前記糸層周面に適度
な接圧を付与するための接触ローラ9が設けられてい
る。スピンドル7とボビン11を基本要素として巻取機
構が構成されている。
【0034】スピンドル7の上方には、糸を綾振る(ボ
ビン11の所定幅内で糸を振る)ためのトラバース装置
10が設けられている。トラバース装置10の更に上方
には、糸の綾振り支点となる支点ガイド6及び張力検出
装置のセンサ部S1〜S6が設けられている。トラバー
ス装置10を基本要素として綾振機構が構成されてい
る。
【0035】スピンドル7は、図2に示すように、スピ
ンドルモータMSPによって回転し、スピンドル7の回
転速度はセンサSSPで検出する。糸の綾振りはモータ
MTRを動力源にして行い、綾振り周波数はセンサST
Rで検出する。接触ローラ9の回転速度はセンサSCR
で検出する。各センサSSP,STR,SCRの検出信
号はCPU等の制御装置に送られる。また、各モータM
SP,MTRの回転数はCPU等の制御装置によって制
御される。
【0036】張力検出装置は、糸の張力を計測するセン
サ部(検出器)S1〜S6と、センサ部S1〜S6から
出力された検出信号から張力を求める演算部TCとを備
える。センサ部S1〜S6は、図3に示すように、歪ゲ
ージ14が設けられ、一短辺が固定された弾性プレート
12と、綾振りの両ターン部分で糸と接触させるU字型
の接触部15と、接触部15を弾性プレート12に支持
する支持ロッド13とを備える。接触部15が糸と接触
して綾振り方向に動いた場合(矢印A)、弾性プレート
12の一短辺が固定されているので、他短辺が動いて
(矢印B)弾性プレート12が歪む。この歪に応じた検
出信号がセンサ部S1〜S6から出力され、演算部TC
に送られる。
【0037】演算部TCは、図4に示すように、センサ
部S1〜S6から出力された検出信号(アナログ信号)
から、後述するアナログ/デジタル変換器のサンプリン
グ周波数の1/2倍以上の周波数成分をカットするロー
パスフィルター(LPF)21と、LPF21を通過し
た検出信号のいずれかを選択するマルチプレクサ(MP
X)20と、MPX20で選択された検出信号をデジタ
ル信号に変換するアナログ/デジタル変換器(ADC)
22と、綾振り周波数を検出するセンサSTRの出力と
ADC22の出力とが入力される演算処理装置(CP
U)24とを備える。MPX20で選択する出力信号
は、選択信号によってCPU24が指示する。CPU2
4は、センサSCR,SSPからの検出信号が入力さ
れ、モータMSP,MTRの制御も行う。
【0038】CPU24は、検出信号の周波数スペクト
ルを求める分析手段24aとして動作する。また、CP
U24は、分析手段24aで求めた周波数スペクトルか
ら綾振り周波数に対応するスペクトル強度を抽出する抽
出手段24bとして動作する。抽出手段24bで抽出し
たスペクトル強度に基づいて、CPU24で糸の張力を
求める。求めた周波数スペクトル及び抽出したスペクト
ル強度はメモリ24fに記憶される。
【0039】図5に、検出信号の一例を示す。検出信号
には、綾振り(トラバース)成分と高調波成分とが含ま
れる。図5に示した条件で計測された張力の検出信号の
周波数分析結果の一例を図6に示す。
【0040】CPU24(抽出手段24b)は、綾振り
周波数に最も近いピークのスペクトル強度を抽出する手
段として動作する。抽出したスペクトル強度はメモリ2
4fに記憶される。
【0041】綾振り周波数は、パッケージP1〜P6の
糸層の形を整えるために、糸巻取り中に微調整される。
例えば、綾角(ボビン11の回転方向と糸の巻取方向と
がなす角)の調整のために、綾振り周波数を変更する。
例えば、綾振り周期が巻取回転周期の整数倍であるため
に、同じ部分に糸が重なって巻かれる、いわゆるリボン
巻を防止する場合等に綾振り周波数が大きく変更され
る。このような綾振り周波数の制御はCPU24が行
う。このような綾振り周波数変更時は、変更前のデータ
を破棄して変更後のデータで張力を検出すること、また
は、変更前と変更後のデータを合せて張力を検出するこ
とができる。
【0042】次に、本発明に係る張力検出装置を用いた
糸の張力検出について説明する。張力検出手順の一例を
図7及び図8に示す。図7は、主に各センサ部S1〜S
6の出力信号のサンプリング手順を示し、図8は、主に
CPU24による検出信号の周波数分析及び張力の演算
手順を示す。サンプリング及び演算は、主にCPU24
により実行される。本実施の形態では、サンプリング点
は128とする。
【0043】図7に示すように、サンプリングを行う前
に、MPX20の切換カウンタ値Nxと、サンプリング
のカウンタ値Ndをリセットする(S10)。切換カウ
ンタ値Nxが0,1,・・・,5の場合、センサ部S
1,S2,・・・,S6が選択される。これらNx,N
dはCPU24のメモリ24f等に記憶される。切換カ
ウンタ値Nxが0なので、CPU24はMPX20にセ
ンサ部S1を選択させ、センサ部S1から出力された検
出信号がADC22でデジタル変換される(S12)。
デジタル変換の完了後(S14:YES)、切換カウン
タ値Nxを1増加させ(S16)、MPX20の出力を
センサ部S2に切換える(S18)。切換カウンタ値N
xが6に達していない場合(S20:NO)、センサ部
S2〜S6から出力された検出信号を同様にデジタル変
換する。
【0044】切換カウンタ値Nxが6に達している場合
(S20:YES)、センサ部S1〜S6の検出信号が
デジタル変換されているので、切換カウンタ値Nxをリ
セットし(S22)、サンプリングのカウンタ値Ndを
1増加させる(S24)。カウンタ値Ndが128に達
していない場合(S30:NO)、サンプリングを続け
る。カウンタ値Ndが128に達している場合(S3
0:YES)、128点のサンプリングが完了している
ので、カウンタ値Ndをリセットし(S32)、サンプ
リングの完了を示すパラメータFLUGを「1」に更新
する(S34)。この後も同様の処理を繰り返してサン
プリングを続ける。
【0045】図8に示すように、サンプリングの完了を
示すパラメータFLUGが「1」の場合(S40:YE
S)、CPU24でFFT演算を行い(S42)、パラ
メータFLUGを「0」に戻す(S44)。FFT演算
結果から、各スペクトル強度(振幅)を演算する(S4
6)。CPU24は、演算結果から、綾振り周波数に最
も近いピークのスペクトル強度を抽出し(S48)、抽
出したスペクトル強度から張力を求める(S50)。張
力は、各センサ部S1〜S6の出力信号に対して求め
る。求めた張力はメモリ24fに記憶される。上述した
サンプリング(図7)と張力演算(図8)とは、並行し
て実行される。
【0046】求めた糸の張力を用いて、スピンドル7の
回転速度制御、あるいは、糸の異常張力の監視等を行う
ことができる。糸の張力検出はパッケージP1〜P6毎
に行っているため、前記制御は、6つの張力の平均値,
両端(P1,P6)又は中間(P2,P5)の平均値,
または所定のパッケージの張力に基づいて行うこと等が
できる。
【0047】以上、糸巻取装置に用いた場合を例にして
説明したが、本発明の張力検出装置は、糸巻取装置に限
定はされず、任意の装置に備えることができる。また、
糸の張力の検出を例にして説明したが、糸に限定はされ
ず、任意の被検出体の張力を検出することができる。
【0048】
【発明の効果】第1又は第6発明によれば、検出信号の
周波数スペクトルを求め、綾振り周波数に対応するスペ
クトル強度を抽出するため、高調波成分及び機械振動等
の種々の成分を取り除いて、糸の張力を求めることがで
きる。検出信号には、例えばボビンの回転等による糸巻
取装置自身の振動成分及び高調波成分が含まれている
が、周波数分析により、糸の綾振り周波数に対応するス
ペクトル強度を抽出でき、高調波成分及び機械振動等の
種々の成分を含まない正確な張力を求めることができ
る。
【0049】第2又は第7発明によれば、綾振りの周波
数範囲が定まっているため、分析する周波数範囲を限定
することにより、周波数分解能を張力検出に必要な分解
能程度に粗くでき、周波数分析に要する時間を短縮する
ことができる。
【0050】第3又は第8発明によれば、検出信号は、
綾振り周波数に対応する周波数スペクトルにスペクトル
強度のピークが出るため、ピークのスペクトル強度から
張力を演算することにより、正確な張力を求めることが
できる。
【0051】第4又は第9発明によれば、綾振りにより
周期的に位置が変動する糸を接触部に接触させることに
より、糸が接触部に周期的に加えた力に応じて、綾振り
周波数に対応する周期で変化する検出信号が得られる。
【0052】第5又は第10発明によれば、綾振りの折
返し付近で張力を計測するため、張力を検出する手段が
糸に与える悪影響を最小限に抑えて、糸の品質を低下さ
せずに張力検出を行うことができる。
【0053】第11又は第14発明によれば、検出信号
を周波数分析し、分析結果から被検出体の変動の周波数
に対応するデータを抽出するため、高調波成分及び機械
振動等の種々の成分を取り除いて、被検出体の張力を求
めることができる。
【0054】第12又は第15発明においては、被検出
体の変動の周波数範囲が定まっているため、周波数分析
する周波数範囲を限定することにより、周波数分解能を
張力検出に必要な分解能程度に粗くでき、周波数分析に
要する時間を短縮することができる。
【0055】第13又は第16発明においては、検出信
号は、被検出体の変動の周波数に対応するデータにピー
クが出るので、ピークのデータから張力を演算するよう
にすれば、正確な張力が求められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る張力検出装置を備えた糸巻取装置
の一例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す糸巻取装置の要部構成の一例を示す
ブロック図である。
【図3】張力検出装置のセンサ部の一例を示す斜視図で
ある。
【図4】張力検出装置の演算部の一例を示すブロック図
である。
【図5】検出信号の一例を示す図である。
【図6】検出信号の周波数分析結果の一例を示す図であ
る。
【図7】周波数分析の実行手順の一例を示すフローチャ
ートである。
【図8】周波数分析の実行手順の一例を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
7,8 スピンドル 10 トラバース装置 15 接触部 24 CPU TW テイクアップワインダー(糸巻取装置) S1〜S6 センサ部(検出器)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牟田 勝文 京都府京都市伏見区竹田向代町136番地 村田機械株式会社本社工場内 Fターム(参考) 4L036 AA01 PA49

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボビンに糸を巻取る巻取機構と、 前記ボビンに巻取られる糸を、設定された綾振り周波数
    で綾振る綾振機構と、 前記糸の綾振り支点となる綾振り支点ガイドと、 前記綾振り支点ガイドと前記綾振り機構との間に設けら
    れ、前記糸から受ける力に応じた検出信号を出力する手
    段と、 前記検出信号の周波数スペクトルを求める分析手段と、 求めた周波数スペクトルから、前記検出信号出力時の綾
    振り周波数に対応するスペクトル強度を抽出する抽出手
    段とを備え、抽出したスペクトル強度に基づいて前記糸
    の張力を求めるべくなしてあることを特徴とする糸巻取
    装置。
  2. 【請求項2】 前記分析手段は、前記検出信号の周波数
    スペクトルを前記設定された最高の綾振り周波数をわず
    かに超える範囲まで求めるべくなしてあることを特徴と
    する請求項1記載の糸巻取装置。
  3. 【請求項3】 前記抽出手段は、求めた周波数スペクト
    ルから、前記検出信号出力時の綾振り周波数に対応する
    スペクトル強度のうちのピークのスペクトル強度を抽出
    すべくなしてあることを特徴とする請求項1または2記
    載の糸巻取装置。
  4. 【請求項4】 前記検出信号を出力する手段は、 綾振られている糸が接触する接触部と、 前記接触部が前記糸から受けた力を検出する手段とを備
    えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の糸
    巻取装置。
  5. 【請求項5】 前記接触部は、綾振りの折返し付近で前
    記糸と接触すべくなしてあることを特徴とする請求項4
    記載の糸巻取装置。
  6. 【請求項6】 設定された綾振り周波数で綾振られなが
    ら走行する糸の張力検出方法において、 前記糸から受ける力に応じた検出信号を出力する第1ス
    テップと、 前記検出信号の周波数スペクトルを求める第2ステップ
    と、 求めた周波数スペクトルから、前記検出信号出力時の綾
    振り周波数に対応するスペクトル強度を抽出する第3ス
    テップと、 抽出したスペクトル強度に基づいて前記糸の張力を求め
    る第4ステップとを有することを特徴とする張力検出方
    法。
  7. 【請求項7】 前記第2ステップは、前記検出信号の周
    波数スペクトルを前記設定された最高の綾振り周波数を
    わずかに超える範囲まで求めることを特徴とする請求項
    6記載の張力検出方法。
  8. 【請求項8】 前記第3ステップは、求めた周波数スペ
    クトルから、前記検出信号出力時の綾振り周波数に対応
    するスペクトル強度のうちのピークのスペクトル強度を
    抽出することを特徴とする請求項6又は7に記載の張力
    検出方法。
  9. 【請求項9】 前記第1ステップは、受けた力に応じた
    検出信号を生成する検出器に、前記糸を接触させて、該
    糸から受けた力に応じた検出信号を出力させることを特
    徴とする請求項6〜8の何れかに記載の張力検出方法。
  10. 【請求項10】 前記検出器は、綾振りの折返し付近で
    前記糸と接触させることを特徴とする請求項9記載の張
    力検出方法。
  11. 【請求項11】 定められた周波数で位置が変動する被
    検出体から受ける力に応じた検出信号を出力し、該検出
    信号に基づいて前記被検出体の張力を求める張力検出方
    法において、 前記検出信号を周波数分析するステップと、 分析結果から、前記検出信号出力時の定められた周波数
    に対応するデータを抽出するステップと、 抽出したデータに基づいて前記被検出体の張力を求める
    ステップとを有することを特徴とする張力検出方法。
  12. 【請求項12】 前記周波数分析するステップは、前記
    周波数分析を前記定められた最高の周波数をわずかに超
    える範囲まで行うことを特徴とする請求項11記載の張
    力検出方法。
  13. 【請求項13】 前記データを抽出するステップは、分
    析結果から、検出信号出力時の定められた周波数に対応
    するデータのうちのピークのデータを抽出することを特
    徴とする請求項11又は12に記載の張力検出方法。
  14. 【請求項14】 設定された周波数で位置が変動する被
    検出体から受ける力に応じた検出信号を出力する手段を
    備え、該検出信号に基づいて、前記被検出体の張力を求
    める張力検出装置において、 前記検出信号を周波数分析する分析手段と、 分析結果から、前記検出信号出力時の定められた周波数
    に対応するデータを抽出する抽出手段とを備え、抽出し
    たデータに基づいて前記被検出体の張力を求めるべくな
    してあることを特徴とする張力検出装置。
  15. 【請求項15】 前記分析手段は、前記周波数分析を前
    記設定された最高の綾振り周波数をわずかに超える範囲
    まで行うべくなしてあることを特徴とする請求項14記
    載の張力検出装置。
  16. 【請求項16】 前記抽出手段は、分析結果から、検出
    信号出力時の設定された周波数に対応するデータのうち
    のピークのデータを抽出すべくなしてあることを特徴と
    する請求項14又は15記載の張力検出装置。
JP2001306731A 2001-10-02 2001-10-02 糸巻取装置及び張力検出方法 Expired - Lifetime JP4144205B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001306731A JP4144205B2 (ja) 2001-10-02 2001-10-02 糸巻取装置及び張力検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001306731A JP4144205B2 (ja) 2001-10-02 2001-10-02 糸巻取装置及び張力検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003104626A true JP2003104626A (ja) 2003-04-09
JP4144205B2 JP4144205B2 (ja) 2008-09-03

Family

ID=19126325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001306731A Expired - Lifetime JP4144205B2 (ja) 2001-10-02 2001-10-02 糸巻取装置及び張力検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4144205B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108637035A (zh) * 2018-05-14 2018-10-12 震雄铜业集团有限公司 一种并式收线机
JP2021504591A (ja) * 2017-11-25 2021-02-15 エーリコン テクスティル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトOerlikon Textile GmbH & Co. KG 巻取り装置を監視するための方法、および巻取り装置
JP2023018670A (ja) * 2021-07-27 2023-02-08 エーリコン テクスティル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 糸を引き出しかつ巻き取るための装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021504591A (ja) * 2017-11-25 2021-02-15 エーリコン テクスティル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトOerlikon Textile GmbH & Co. KG 巻取り装置を監視するための方法、および巻取り装置
JP7216091B2 (ja) 2017-11-25 2023-01-31 エーリコン テクスティル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 巻取り装置を監視するための方法、および巻取り装置
CN108637035A (zh) * 2018-05-14 2018-10-12 震雄铜业集团有限公司 一种并式收线机
JP2023018670A (ja) * 2021-07-27 2023-02-08 エーリコン テクスティル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 糸を引き出しかつ巻き取るための装置
JP7425127B2 (ja) 2021-07-27 2024-01-30 エーリコン テクスティル ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト 糸を引き出しかつ巻き取るための装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4144205B2 (ja) 2008-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2554388C (en) A method of determining a modulus of elasticity of a moving web material
US5329822A (en) Yarn tension sensor for a textile machine
CA2554373C (en) A method of controlling tension in a moving web material
SU1667641A3 (ru) Способ измерени скорости движени пр жи и устройство дл его осуществлени
WO2004043839A1 (ja) 糸巻取装置、張力検出方法及び張力検出装置
TW455635B (en) Method for monitoring yarn tension in yarn manufacturing process
JP2003104626A (ja) 糸巻取装置、張力検出方法及び張力検出装置
EP2644551B1 (en) Yarn travelling information acquiring device and method
CN1172838C (zh) 细丝张力和细丝长度控制器
US6629663B1 (en) Wound roll vibration detection system
US6702223B2 (en) Winding head of a textile machine
JP2005194024A (ja) 紡績糸の巻取装置
JPH0633339A (ja) ジェットルームにおける緯糸速度計測装置及び緯入れ状態監視装置
EP1300357B1 (en) Yarn winder
JP2003106916A (ja) 張力検出器
JP7364361B2 (ja) ワインダ装置の運転制御方法
JP3652901B2 (ja) 糸条の張力測定方法およびその装置
JP7301614B2 (ja) ワインダ装置の運転制御方法
JPH07502961A (ja) 糸を巻き取るための方法と装置
JPH04102499A (ja) ミシンの目飛び検出装置
JP2001180867A (ja) 綾巻きボビンを巻き上げる方法
JPH0261118A (ja) 紡績機の糸品質管理装置
JPH01254846A (ja) 表面検査装置
JPS6047985B2 (ja) 張力測定方法
JPH10151289A (ja) ミシンの糸切れ検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040817

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070612

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070806

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20080311

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080325

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080430

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080527

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080609

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4144205

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120627

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130627

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140627

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250