JP2003104040A - 燃焼式ヒータ - Google Patents

燃焼式ヒータ

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JP2003104040A
JP2003104040A JP2001283605A JP2001283605A JP2003104040A JP 2003104040 A JP2003104040 A JP 2003104040A JP 2001283605 A JP2001283605 A JP 2001283605A JP 2001283605 A JP2001283605 A JP 2001283605A JP 2003104040 A JP2003104040 A JP 2003104040A
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combustion
casing
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fluid
impeller
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JP2001283605A
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Teruhiko Kameoka
輝彦 亀岡
Takatomo Narahara
崇伴 楢原
Koji Mori
孝治 森
Akio Matsuoka
彰夫 松岡
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Original Assignee
Denso Corp
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    • B60H1/22Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices the heat being derived otherwise than from the propulsion plant
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃焼式ヒータの製造原価低減を図りつつ、外
部配管の取り回しを容易なものとする。 【解決手段】 ケーシング223に一体成形した取付ベ
ース224に、ボルト233が装着される雌ねじが形成
された穴部225を円周方向に複数個設ける。これによ
り、ボルト233を装着する穴部225を適宜選定して
いボルト233を締め付けることにより、接続パイプ2
30の取付角度を適宜選定することができる。したがっ
て、接続パイプ230の取付角度が異なるケーシング2
23を用意する必要がないので、燃焼式ヒータ21の製
造原価低減を図りつつ、温水配管(外部配管)の取り回
しを容易なものとすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼式ヒータに関
するもので、車両用暖房装置に適用して有効である。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】車両用
燃焼式ヒータの一般的な構造は、例えば特開平8−32
7059号公報に記載のごとく、燃料を燃焼させる燃焼
部、及び燃焼ガスと温水等の流体とを熱交換する熱交換
部等からなるものである。
【0003】ところで、燃焼式ヒータのケーシングに
は、暖房用熱交換器(ヒータコア)と燃焼式ヒータとの
間で温水を循環させるための温水配管(外部配管)を接
続するための接続パイプを設ける必要がある。そこで、
この接続パイプをケーシングに一体形成することにより
燃焼式ヒータの部品点数を低減し、燃焼式ヒータの製造
原価を低減を図ったものが実用化されている。
【0004】しかし、外部配管の取り回し方向は、車両
毎に相違する場合が多いので、上記のように接続パイプ
をケーシングに一体形成すると、外部配管の取り回しに
関する制約条件が大きくなるので、燃焼式ヒータの車両
用搭載性が良くない。
【0005】この問題に対しては、接続パイプの取付方
向が異なるケーシングを複数種類用意すれば対処するこ
とができるが、ケーシングの種類が増大するので、燃焼
式ヒータの製造原価が上昇してしまう。
【0006】本発明は、上記点に鑑み、燃焼式ヒータの
製造原価低減を図りつつ、外部配管の取り回しを容易な
ものとすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、燃焼ガスが
流通する排気通路と流体が流通する流体通路とを区画す
る区画部材(221)と、区画部材(221)を収納す
るとともに、区画部材(221)と共に流体通路を構成
するケーシング(223)と、流体が流通する外部配管
を接続するための接続パイプ(230)とを有し、ケー
シング(223)には、接続パイプ(230)を液密、
かつ、取付角度自在としてケーシング(223)に取り
付ける固定するための取付ベース(224)が設けられ
ていることを特徴とする。
【0008】これにより、接続パイプ(230)の取付
角度が異なるケーシング(223)を用意する必要がな
いので、燃焼式ヒータの製造原価低減を図りつつ、外部
配管の取り回しを容易なものとすることができる。
【0009】請求項2に記載の発明では、燃焼ガスが流
通する排気通路と流体が流通する流体通路とを区画する
区画部材(221)と、区画部材(221)を収納する
とともに、区画部材(221)と共に流体通路を構成す
るケーシング(223)と、流体が流通する外部配管を
接続するための接続パイプ(230)とを有し、ケーシ
ング(223)には、接続パイプ(230)を取り付け
るための取付ベース(224)が設けられ、接続パイプ
(230)には、ボルト(233)が挿入されるボルト
穴(235)が形成されたフランジ部(234)が設け
られ、取付ベース(224)には、ボルト(233)が
装着される穴部(225)が設けられており、さらに、
ボルト穴(235)及び穴部(225)の少なくとも一
方は、円周方向に複数個設けられていることを特徴とす
る。
【0010】これにより、ボルト(233)を装着する
穴部(225)を適宜選定してボルト(233)を締め
付けることにより、接続パイプ(230)の取付角度を
適宜選定することができる。
【0011】したがって、接続パイプ(230)の取付
角度が異なるケーシング(223)を用意する必要がな
いので、燃焼式ヒータの製造原価低減を図りつつ、外部
配管の取り回しを容易なものとすることができる。
【0012】請求項3に記載の発明では、燃焼ガスが流
通する排気通路と流体が流通する流体通路とを区画する
区画部材(221)と、区画部材(221)を収納する
とともに、区画部材(221)と共に流体通路を構成す
るケーシング(223)と、ケーシング(223)に固
定され、流体が流通する外部配管を接続するための接続
パイプ(230)と、接続パイプ(230)とケーシン
グ(223)との固定部から流体が漏れ出ることを防止
するOリング(231)とを有し、ケーシング(22
3)のうち接続パイプ(230)が固定される部位に
は、接続パイプ(230)を取り付けるための取付ベー
ス(224)がケーシング(223)と一体形成され、
接続パイプ(230)には、ボルト(233)が挿入さ
れるボルト穴(235)が形成されたフランジ部(23
4)、及びOリング(231)が装着されるリング溝
(232)が設けられており、さらに、取付ベース(2
24)には、ボルト(233)が装着される穴部(22
5)が円周方向に複数個設けられていることを特徴とす
る。
【0013】これにより、ボルト(233)を装着する
穴部(225)を適宜選定してボルト(233)を締め
付けることにより、接続パイプ(230)の取付角度を
適宜選定することができる。
【0014】したがって、接続パイプ(230)の取付
角度が異なるケーシング(223)を用意する必要がな
いので、燃焼式ヒータの製造原価低減を図りつつ、外部
配管の取り回しを容易なものとすることができる。
【0015】請求項4に記載の発明では、燃料を燃焼さ
せる略筒状の燃焼部(210)と、羽根車(21b)及
びこの羽根車(21b)を回転駆動する電動モータ(M
o)を有し、羽根車(21b)の回転に伴う遠心力によ
り燃焼部(210)に燃焼用の空気を送風する送風機
(21a)とを備え、電動モータ(Mo)の外径寸法
(dm)は、羽根車(21b)の外径寸法(df)より
小さく、羽根車(21b)の軸線方向(Lf)と燃焼部
(210)の軸線方向(Lb)とが略直交するように送
風機(21a)及び燃焼部(210)が配置され、さら
に、燃焼部(210)を収納する燃焼部ケーシング(2
23)と送風機のケーシング(21d)とが一体形成さ
れていることを特徴とする。
【0016】ところで、羽根車(21b)の外径寸法に
比べて電動モータ(Mo)の外径寸法が小さい場合に
は、送風機(21a)のうち羽根車(21b)より電動
モータ(Mo)側にデットスペースが発生する。
【0017】しかし、本実施形態では、羽根車(21
b)の軸線方向(Lf)と燃焼部(210)の軸線方向
(Lb)とが略直交するように送風機(21a)及び燃
焼部(210)が配置されているので、送風機(21
a)のうち羽根車(21b)より電動モータ(Mo)側
に発生するデットスペース部分に燃焼部(210)の一
部を配置することができる。したがって、燃焼式ヒータ
のうち燃焼部(210)の軸線方向(Lb)の寸法を小
さくすることができる。
【0018】また、燃焼機ケーシング(223)と送風
機(21a)のケーシング(21d)とを別体で製造
し、両者(223、21d)をボルト等の締結手段で組
み付けたものは、車両振動や送風機21aの振動が作用
すると、両者(223、21d)の締結部分で亀裂(ク
ラック)が発生し易い。
【0019】これに対して、本発明では、燃焼部ケーシ
ング(223)と送風機(21a)のケーシング(21
d)とを一体形成しているので、両者(223、21
d)の締結部分で亀裂が発生する等の不具合が発生しな
い。
【0020】したがって、本実施形態では、燃焼式ヒー
タの小型化を図りつつ、両ケーシング(223、21
d)を一体形成することで燃焼式ヒータの製造原価を低
し、かつ、信頼性(耐久性)優れた強固な構造を有する
燃焼式ヒータを得ることができる。
【0021】請求項5に記載の発明では、燃焼部ケーシ
ング(223)内には、燃焼部(210)で発生した燃
焼ガスと流体とを熱交換する熱交換部(220)が設け
られており、燃焼部ケーシング(223)の外壁部に
は、流体が流通する外部配管を接続するための接続パイ
プ(230)が組み付けられ、さらに、燃焼部ケーシン
グ(223)の外壁のうち接続パイプ(230)の近傍
には、接続パイプ(230)の軸方向と平行に延びるパ
イプ逃げ溝(223a)が設けられていることを特徴と
する。
【0022】これにより、接続パイプ(230)の突出
寸法(燃焼部ケーシング(223)から突出寸法部分の
寸法)を増大させることなく、接続パイプ(230)に
外部配管を接続する際に配管クランプ(配管バンド)と
燃焼部ケーシング(223)とが干渉してしまうことを
防止できる。したがって、接続パイプ(230)の突出
寸法を小さくすることができるので、燃焼式ヒータが大
型化することを防止できる。
【0023】請求項6に記載の発明では、接続パイプ
(230)を燃焼部ケーシング(223)に固定するた
めのフランジ部(234)には、羽根車(21b)を覆
う送風機キャップ(21k)との干渉を避ける凹部(2
34a)が形成されていることを特徴とする。
【0024】これにより、送風機キャップ(21k)と
接続パイプ(230)とを近づけることが可能となるの
で、燃焼式ヒータのうち燃焼部(210)の軸線方向
(Lb)と平行な部位に寸法を小さくすることができ
る。
【0025】請求項7に記載の発明では、燃焼部(21
0)の外周側を覆うように燃焼ガスが流通する排気通路
が設けられており、流体と熱交換を終えた燃焼ガスを集
合させて排気口(211b)に流す排気溝部(211
a)が、排気口(211b)の側面部と連通して燃焼部
(210)の軸方向から見て略円弧状に延びて形成され
ていることを特徴とする。
【0026】これにより、燃焼部(210)の外周側を
覆うように燃焼ガスが流通する排気通路内を流通する燃
焼ガスをスムーズに排気口(211b)に導くことが可
能となるので、燃焼ガスが流通する際の圧力損失を低減
することができる。
【0027】したがって、排気効率を向上させることが
できるので、燃料を完全燃焼させることができ、排気中
の有害物質を低減することができる。
【0028】請求項8に記載の発明では、送風機のケー
シング(21d)のうち電動モータ(Mo)を収納する
モータケーシング部(21e)は、電動モータ(Mo)
の外側を覆うように形成され、モータケーシング部(2
1e)のうち電動モータ(Mo)の軸方向一端側に対応
する部位には、モータケーシング部(21e)内外を貫
通した貫通穴(21f)が形成されていることを特徴と
する。
【0029】これにより、羽根車(12b)を電動モー
タ(Mo)のシャフトに圧入する際には、貫通穴(21
f)から棒状の治具を電動モータ(Mo)に当てれば、
容易に羽根車(12b)をシャフトに圧入することがで
きる。
【0030】なお、送風機(21a)の吐出圧が比較的
大きいときには、貫通穴(21f)から吐出風が多量に
漏れ出るおそれがあるので、このような場合には、請求
項9に記載の発明のごとく、貫通穴(21f)をキャッ
プ(21h)により閉塞することが望ましい。
【0031】請求項10に記載の発明では、燃料を燃焼
させる略筒状の燃焼部(210)と、燃焼部(210)
で発生した燃焼ガスと流体とを熱交換する熱交換部(2
20)と、羽根車(21b)及びこの羽根車(21b)
を回転駆動する電動モータ(Mo)を有し、羽根車(2
1b)の回転に伴う遠心力により燃焼部(210)に燃
焼用の空気を送風する送風機(21a)とを備え、羽根
車(21b)の軸線方向と燃焼部(210)の軸線方向
とが略直交するように、燃焼部(210)及び熱交換部
(220)を収納する燃焼部ケーシング(223)と送
風機のケーシング(21d)とが一体形成され、燃焼部
ケーシング(223)内には、燃焼ガスが流通する排気
通路(211c)と流体が流通する流体通路とを区画し
て熱交換部(220)を構成する区画部材(221)が
配設され、燃焼部ケーシング(223)のうち送風機
(21a)と反対側には、区画部材(221)を燃焼部
ケーシング(223)内に挿入するための挿入穴(22
3b)が形成されており、さらに、区画部材(221)
と挿入穴(223b)を閉塞する蓋部材(223d)と
の間には、区画部材(221)を送風機(21a)側に
押圧する弾性力を発揮する弾性手段(223c)が配設
されていることを特徴とする。
【0032】ところで、本発明では、送風機(21a)
のケーシング(21d)と燃焼部ケーシング(223)
とを一体化しているので、区画部材(221)等の燃焼
部(210)を構成する部品を、燃焼部ケーシング(2
23)のうち送風機(21a)と反対側に形成された挿
入穴(223b)から挿入装着せざるを得ない。
【0033】このとき、本発明では、弾性手段(223
c)を蓋部材(223d)と区画部材(221)との間
に配設しているので、弾性手段(223c)にて区画部
材(221)並びに燃焼部ケーシング(223)の寸法
バラツキ及び組み付けバラツキを吸収しつつ、区画部材
(221)と燃焼部ケーシング(223)との熱膨張量
の相違を吸収することができる。
【0034】請求項11に記載の発明では、燃料を燃焼
させる略筒状の燃焼部(210)と、燃焼部(210)
で発生した燃焼ガスと流体とを熱交換する熱交換部(2
20)と、羽根車(21b)及びこの羽根車(21b)
を回転駆動する電動モータ(Mo)を有し、羽根車(2
1b)の回転に伴う遠心力により燃焼部(210)に燃
焼用の空気を送風する送風機(21a)とを備え、羽根
車(21b)の軸線方向と燃焼部(210)の軸線方向
とが略直交するように、燃焼部(210)及び熱交換部
(220)を収納する燃焼部ケーシング(223)と送
風機のケーシング(21d)とが一体形成され、燃焼部
ケーシング(223)内には、燃焼ガスが流通する排気
通路(211c)と流体が流通する流体通路とを区画し
て熱交換部(220)を構成する区画部材(221)が
配設され、燃焼部ケーシング(223)のうち送風機
(21a)と反対側には、区画部材(221)を燃焼部
ケーシング(223)内に挿入するための挿入穴(22
3b)が形成されており、挿入穴(223b)を閉塞す
る蓋部材(223d)には、区画部材(221)に接触
して温度を検出する温度センサ(223g)が装着され
ており、さらに、温度センサ(223g)は、燃焼部ケ
ーシング(223)に固定された弾性手段(223h)
により区画部材(221)側に押圧されていることを特
徴とする。
【0035】ところで、本発明では、送風機(21a)
のケーシング(21d)と燃焼部ケーシング(223)
とを一体化しているので、区画部材(221)等の燃焼
部(210)を構成する部品を、燃焼部ケーシング(2
23)のうち送風機(21a)と反対側に形成された挿
入穴(223b)から挿入装着せざるを得ない。
【0036】このとき、本発明では、弾性手段(223
c)を蓋部材(223d)と区画部材(221)との間
に配設しているので、弾性手段(223c)にて区画部
材(221)並びに燃焼部ケーシング(223)の寸法
バラツキ及び組み付けバラツキを吸収しつつ、区画部材
(221)と燃焼部ケーシング(223)との熱膨張量
の相違を吸収することができる。
【0037】また、温度センサ(223g)は、燃焼部
ケーシング(223)に固定された弾性手段(223
h)により区画部材(221)側に押圧されているの
で、温度センサ(223g)の組み付け作業と区画部材
(221)の組み付け作業とを一度の工程で終了させる
ことができる。
【0038】請求項12に記載の発明では、燃料を燃焼
させる略筒状の燃焼部(210)と、燃焼部(210)
で発生した燃焼ガスと流体とを熱交換する熱交換部(2
20)と、羽根車(21b)及びこの羽根車(21b)
を回転駆動する電動モータ(Mo)を有し、羽根車(2
1b)の回転に伴う遠心力により燃焼部(210)に燃
焼用の空気を送風する送風機(21a)とを備え、羽根
車(21b)の軸線方向と燃焼部(210)の軸線方向
とが略直交するように、燃焼部(210)及び熱交換部
(220)を収納する燃焼部ケーシング(223)と送
風機のケーシング(21d)とが一体形成され、燃焼部
ケーシング(223)内には、燃焼ガスが流通する排気
通路(211c)と流体が流通する流体通路とを区画し
て熱交換部(220)を構成する区画部材(221)が
配設され、燃焼部ケーシング(223)のうち送風機
(21a)と反対側には、区画部材(221)を燃焼部
ケーシング(223)内に挿入するための挿入穴(22
3b)が形成されており、挿入穴(223b)を閉塞す
る蓋部材(223d)には、区画部材(221)に接触
して温度を検出する温度センサ(223g)が固定され
ており、さらに、蓋部材(223d)は、燃焼部ケーシ
ング(223)に固定された弾性手段(223h)によ
り区画部材(221)側に押圧されていることを特徴と
する。
【0039】ところで、本発明では、送風機(21a)
のケーシング(21d)と燃焼部ケーシング(223)
とを一体化しているので、区画部材(221)等の燃焼
部(210)を構成する部品を、燃焼部ケーシング(2
23)のうち送風機(21a)と反対側に形成された挿
入穴(223b)から挿入装着せざるを得ない。
【0040】このとき、本発明では、弾性手段(223
c)を蓋部材(223d)と区画部材(221)との間
に配設しているので、弾性手段(223c)にて区画部
材(221)並びに燃焼部ケーシング(223)の寸法
バラツキ及び組み付けバラツキを吸収しつつ、区画部材
(221)と燃焼部ケーシング(223)との熱膨張量
の相違を吸収することができる。
【0041】また、温度センサ(223g)は、閉塞部
材(223d)に固定されているので、温度センサ(2
23g)の組み付け作業と区画部材(221)の組み付
け作業とを一度の工程で終了させることができる。
【0042】請求項13に記載の発明では、蓋部材(2
23d)と区画部材(221)との間には、流体通路が
構成されており、さらに、蓋部材(223d)には、電
気部品からなる制御回路(223m)が組み付けられて
いることを特徴とする。
【0043】これにより、流体通路e内を流通する流体
により制御回路(223m)を構成する電気部品を冷却
することができる。
【0044】請求項14に記載の発明では、燃料を燃焼
させる燃焼部(210)、及び燃焼ガスと流体とを熱交
換する熱交換部(220)を有する燃焼式ヒータであっ
て、燃焼ガスが流通する排気通路と流体が流通する流体
通路とを区画する区画部材(221)と、区画部材(2
21)を収納するとともに、区画部材(221)と共に
流体通路を構成するケーシング(223)と、流体が流
通する外部配管を接続するための接続パイプ(230)
と、流体の温度を検出する温度センサ(223k)とを
有し、温度センサ(223k)は接続パイプ(230)
に取り付けられていることを特徴とする。
【0045】ところで、流体通路内で温度を検出する
と、流体通路内の温度バラツキにより燃焼式ヒータから
流出する流体温度を正確に検出することができないおそ
れがあるが、本発明では、接続パイプ(230)に温度
センサ(223k)を装着しているので、流体通路内の
温度バラツキの影響を殆ど受けることなく、流体温度を
検出することができる。
【0046】なお、請求項15に記載の発明のごとく、
温度センサ(223k)は接続パイプ(230)にカシ
メ固定してもよい。
【0047】因みに、上記各手段の括弧内の符号は、後
述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す
一例である。
【0048】なお、燃焼ガスが流通する排気通路と流体
が流通する流体通路とを区画する区画部材(221)
と、区画部材(221)を収納するとともに、区画部材
(221)と共に流体通路を構成するケーシング(22
3)と、流体が流通する外部配管を接続するための接続
パイプ(230)とを有し、ケーシング(223)に、
接続パイプ(230)を取り付けるための取付ベース
(224)を設け、接続パイプ(230)に、取付ベー
ス(224)と対向して接触するフランジ部(234)
を設け、さらに、取付ベース(224)及びフランジ部
(234)のうち少なくとも一方に、接続パイプ(23
0)と取付ベース(224)との接続部分(J)を中心
として、接続部分(J)周りに取付用座面(226)を
設けることにより、接続パイプ(230)の取付角度が
自在となるようにして、燃焼式ヒータの製造原価低減を
図りつつ、外部配管の取り回しを容易なものとしてもよ
い。
【0049】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は本実施形
態に係る燃焼式ヒータを用いた車両用暖房装置の模式図
であり、10は車両走行用の水冷式エンジン(液冷式内
燃機関)であり、11は水冷式エンジン(以下、エンジ
ンと略す。)の各気筒から排出される排気を集合させ
て、後述する触媒12に導く排気管である。
【0050】12は排気中の炭化水素や窒素酸化などの
酸化還元反応を促進することにより排気を浄化する三元
触媒(以下、触媒と略す。)であり、この触媒12の排
気流れ下流側には、触媒12から流出する排気の騒音
(排気音)を低減するマフラー(消音器)13が配設さ
れている。
【0051】また、14はエンジン10内を循環する冷
却水(冷却液)を冷却するラジエータであり、15はエ
ンジン10から駆動力を得て冷却水を循環させるウォー
タポンプである。16はエンジン10から流出した冷却
水を、ラジエータ14を迂回させてエンジン10に還流
させるパイパス通路であり、17は冷却水温度に応じて
エンジン10から流出した冷却水をラジエータ14に流
通させる場合と、バイパス通路16に流通させる場合と
を切り換える周知のサーモスタットである。因みに、ウ
ォータポンプ15及びバイパス通路16は、通常、エン
ジン10内に内蔵されている。
【0052】20は冷却水を熱源として車室内に吹き出
す空気を加熱することにより、車室内を暖房するヒータ
コア(暖房用熱交換器)であり、21はヒータコア20
より冷却水流れ上流側に配設されてヒータコア20に流
入する冷却水(温水)を加熱する燃焼式ヒータである。
なお、燃焼式ヒータ21の詳細は、後述する。
【0053】そして、燃焼式ヒータ21の燃焼状態(停
止又は燃焼式ヒータ21の発熱量)、燃焼式ヒータ21
に燃料を圧送する燃料ポンプ(F/P)22、並びに燃
焼式ヒータ21及びヒータコア20に冷却水を循環させ
る電動ウォータポンプ23は、電子制御装置(図示せ
ず。)により制御される。なお、燃料ポンプ22は、エ
ンジン10の液体燃料(本実施形態では、軽油)が蓄え
られた燃料タンク25から燃料を吸引して燃焼式ヒータ
21に燃料を供給する。
【0054】また、26はエンジン10から流出した冷
却水を、電動ウォータポンプ23を迂回させて燃焼式ヒ
ータ21に導くバイパス通路であり、このバイパス通路
26には、電動ウォータポンプ23から吐出した冷却水
がバイパス通路26を流通して電動ウォータポンプ23
の吸入側に還流することを防止する逆止弁27が配設さ
れている。
【0055】次に、本実施形態に係る燃焼式ヒータ21
について述べる。
【0056】図2は燃焼式ヒータ21の外観斜視図であ
り、図3は燃焼式ヒータ21の燃焼部210及び熱交換
部220の分解斜視図である。なお、本実施形態に係る
燃焼式ヒータ21は、燃焼用空気を燃焼部210に送風
する送風機21aが一体化されたものである。
【0057】図3中、211は燃料を燃焼させる燃焼部
210と燃焼ガスが流通する排気通路とを区画する円筒
状に形成された金属製の燃焼筒であり、この燃焼筒21
1内には、燃料を着火燃焼させる燃焼室を構成するチャ
ンバー筒212が収納されている。
【0058】221は燃焼筒211を収納するととも
に、排気通路と温水(冷却水)が流通する通路(以下、
この通路を温水通路と呼ぶ。)とを区画する円筒状の区
画部材であり、この区画部材221の外周側に温水通路
が形成され、区画部材221と燃焼筒211(燃焼部2
10)との間の空間に排気通路が形成されている。
【0059】なお、燃焼筒211、チャンバー筒212
及び区画部材221はアルミニウム、ステンレス及び鉄
等の金属製であり、区画部材221の内壁側及び外壁側
には、区画部材221と温水及び燃焼ガスとの伝熱面積
を増大させて温水と燃焼ガスとの熱交換を促進するフィ
ン222が一体形成されている。
【0060】223は区画部材221を収納するととも
に、区画部材221と共に温水通路を構成するアルミニ
ウム及び鉄等の金属製のヒータケーシング(以下、ケー
シングと略す。)であり、230はヒータコア20や電
動ウォータポンプ23と燃焼式ヒータ21とを繋ぐ温水
配管(外部配管)を接続するための樹脂にて形成された
接続パイプである。
【0061】また、231は接続パイプ230とケーシ
ング223との固定部から温水が漏れ出ることを防止す
るニトリルゴム等の弾性体からなるOリング(パッキ
ン)であり、接続パイプ230には、図4に示すよう
に、Oリング231が装着されるOリング溝232が設
けられている。
【0062】一方、ケーシング223のうち接続パイプ
230が固定される部位には、図3に示すように、接続
パイプ230を取り付けるための取付ベース(配管ベー
ス)224がケーシング223と一体形成されており、
この取付ベース224には、図4に示すように、ボルト
233が装着される雌ねじが形成された穴部225が円
周方向に複数個設けられている。
【0063】一方、接続パイプ230には、取付ベース
224と対向して接触するフランジ部234が設けられ
ており、このフランジ部234には、ボルト233が挿
入されるボルト穴235が形成されている。
【0064】次に、本実施形態の特徴を述べる。
【0065】本実施形態によれば、取付ベース224に
は、ボルト233が装着される雌ねじが形成された穴部
225が円周方向に複数個設けられているので、ボルト
233を装着する穴部225を適宜選定していボルト2
33を締め付けることにより、図5に示すように、接続
パイプ230の取付角度を適宜選定することができる。
【0066】したがって、接続パイプ230の取付角度
が異なるケーシング223を用意する必要がないので、
燃焼式ヒータ21の製造原価低減を図りつつ、温水配管
(外部配管)の取り回しを容易なものとすることができ
る。
【0067】なお、本実施形態では、接続パイプ230
と取付ベース224との接続部分J(図5参照)を中心
として、接続部分J周りに穴部225を複数個設けた
が、これとは逆に、接続部分J周りにボルト穴235を
フランジ部234に複数個設けてもよい。
【0068】(第2実施形態)第1実施形態では、取付
ベース224に穴部225を、予め(ボルト233を装
着する前に)複数個設けたが、本実施形態は、図6に示
すように、取付ベース224に穴部225を形成するた
めの取付用座面226(接続部分J周りに形成されたリ
ング状の面)を設け、ボルト233を装着するとき(接
続パイプ230を組み付けるとき)に、取付用座面22
6に穴部225を設けるものである。
【0069】これにより、接続パイプ230の取付角度
が異なるケーシング223を用意する必要がないので、
燃焼式ヒータ21の製造原価低減を図りつつ、温水配管
(外部配管)の取り回しを容易なものとすることができ
る。
【0070】なお、本実施形態では、取付ベース224
取付用座面226を設けたが、本実施形態は、フランジ
部234及び取付ベース224のうち少なくとも一方
に、接続部分Jを中心として接続部分J周りに取付用座
面226を形成するものであるので、例えばフランジ部
234に取付座面226を設けてもよい。
【0071】(第3実施形態)図7は本実施形態に係る
燃焼式ヒータ21の外観斜視図であり、図8は本実施形
態に係る燃焼式ヒータ21の分解図である。
【0072】そして、図8から明らかなように、燃焼用
空気を燃焼部210に送風する送風機21aは、樹脂製
のインペラ(羽根車)21bの回転に伴う遠心力により
羽根溝21cの円弧状底部に沿って空気(流体)がイン
ペラ21bの内径側から外形側に向けて流動することを
利用して空気(流体)を送り出す渦流式(ウエスコ式)
のポンプ部、インペラ21bを回転駆動する電動モータ
(本実施形態では、DCモータ)Mo、インペラ21b
及び電動モータMoを収納する送風機ケーシング21d
等からなるものである。
【0073】このとき、送風機ケーシング21dと略円
筒状のヒータケーシング(燃焼部ケーシング)223と
は、アルミニウム等の金属を材料としたダイカスト製法
にて一体形成された後、一部に切削加工を施されて製造
されているとともに、インペラ21bの軸線方向Lfと
燃焼部210の軸線方向Lbとが略直交するように送風
機21a及び燃焼部210が配置されている。なお、以
下、送風機ケーシング21dとヒータケーシング(燃焼
部ケーシング)223とが一体化されたものを一体ケー
シング210aと呼ぶ。
【0074】また、送風機ケーシング21dのうち電動
モータMoを収納するモータケーシング部21eは、図
9に示すように、電動モータMoの外側を覆うように略
コップ状に形成されているとともに、その軸方向一端側
(インペラ21bと反対側)には、モータケーシング部
21e内外を貫通した貫通穴21f(図8参照)が形成
されている。そして、貫通穴21fは、送風機21aを
組み立て後、パッキン21g等のシール材を介してキャ
ップ21hにより閉塞されている。
【0075】なお、本実施形態では、ねじ固定にてキャ
ップ21hをモータケーシング部21e(送風機ケーシ
ング21d)に固定したが、本実施形態はこれに限定さ
れるものではなく、圧入固定やカシメ固定等のその他の
固定方法にてキャップ21hを固定してもよい。
【0076】また、21jは、ポンプ部の吸入口及び吐
出口(ノーズ部)近傍であってインペラ21bに近接す
る部位を別体化したインナーケーシングであり、ポンプ
部Poの吸入口Pos及び吐出口Podは、図10(図
9において、ポンプカバー21k及びインペラ21bを
取り外したときの上面図)に示すように、両者を仕切る
柱状のリブPo1を挟んで円周方向に並んでおり、ノー
ズ部Ponは、吐出口Podをインペラ221側から覆
うように扇状に形成されている。なお、図11はインナ
ーケーシング21j単体の正面図である。
【0077】そして、電動モータMoは、図9に示すよ
うに、複数本のネジ(締結手段)B1によりインナーケ
ーシング21jに対して回り止めされた状態で固定さ
れ、インナーケーシング21jは複数本のネジ(締結手
段)B2により送風機ケーシング21d(モータケーシ
ング部21e)に対して回り止めされた状態で固定され
ている。
【0078】このとき、インナーケーシング21jは、
インナーケーシング21jの外壁が送風機ケーシング2
1dに形成された穴部21mの内壁に接触することによ
り一体ケーシング210aに対して位置決めされてい
る。具体的には、穴部21mの内壁のうちインペラ21
bの回転軸の直交する面21nにより軸方向の位置決め
が成され、インペラ21bの回転軸と平行な内周面21
pによりインペラ21bの回転軸の直交する方向の位置
決めが成される。
【0079】なお、ポンプ部Poに吸入される空気は、
図8に示すように、送風機ケーシング21dのうち電動
モータMoを挟んで燃焼部210と反対側に形成された
吸入口21sから送風機21a内に吸入され、インナー
ケーシング21jに形成された吐出口Podから電動モ
ータMoが収納された空間(モータ収納空間)21tを
経由して燃焼部210に供給される。
【0080】また、電動モータMoの軸方向端部のうち
インペラ21bと反対側には、ゴム等の弾性部材からな
る防振材21qが配設されており、電動モータMoは、
インナーケーシング21jをモータケーシング部21e
に固定する際に防振材21qに発生するインペラ21b
側に向かう向きの圧縮反力により押圧されている。
【0081】なお、本実施形態では、S60C等の金属
製の薄板をHV200程度に焼き入れを行ってポンプカ
バー21k(特に、送風機ケーシング21dとの嵌合
部)にバネ特性を与え、その端部を送風機ケーシング2
1dに形成された環状の溝部21rに圧入することによ
り、ポンプカバー21kは送風機ケーシング21dに固
定されている。
【0082】また、ヒータケーシング223(一体ケー
シング210a)の外壁のうち接続パイプ230の近傍
には、図7に示すように、接続パイプ230の軸方向と
平行に延びるパイプ逃げ溝223aが設けられ、一方、
接続パイプ230をヒータケーシング223に固定する
ためのフランジ部234には、図12に示すように、ポ
ンプカバー21k(インペラ21bを覆う送風機キャッ
プ)との干渉を避ける凹部234aが形成されている。
【0083】なお、本実施形態では、2本の接続パイプ
230は、フランジ部234にて一体化されており、図
13に示すように、ヒータケーシング223のうちフラ
ンジ部234が接触する取り付けベース224にもポン
プカバー21kとの干渉を避ける凹部224aが形成さ
れている。
【0084】また、前述のごとく、燃焼筒211(燃焼
部210)の外周側を覆うように燃焼ガスが流通する排
気通路211c(図15参照)が形成されているため、
本実施形態では、図14に示すように、燃焼筒211
(燃焼部210)の軸方向から見て略円弧状に延びると
ともに、排気口211bの側面部と連通するように形成
された排気溝部211aを設け、温水(冷却水)と熱交
換を終えた燃焼ガスを排気溝部211aにて集合させた
後、排気口211bに向けて流している。因みに、排気
口211bは、吸入口21s(図8参照)と並ぶように
吸入口21sと同一の向きに開口している。
【0085】次に、燃焼式ヒータ21の組み立て方法の
概略を述べる。
【0086】本実施形態では、図8に示すように、燃焼
筒211、チャンバ筒212及び区画部材221等の燃
焼部210を構成する部品を、ヒータケーシング223
のうち送風機21aと反対側に形成された挿入穴223
bから挿入装着し、かつ、電動モータMoやインペラ2
1b等の送風機21aを構成する部品を、送風機ケーシ
ング21dのうちインペラ21b側から挿入装着する。
【0087】そして、図15に示すように、燃焼筒21
1、チャンバ筒212及び区画部材221等の燃焼部2
10を構成する部品を挿入穴223bから挿入装着した
後、金属製の皿バネ(弾性手段)223cを挿入穴22
3bを閉塞する蓋部材223dと区画部材221との間
に配設し、皿バネ223cの弾性力にて区画部材221
を送風機21a側に押圧するように蓋部材223dをヒ
ータケーシング223にボルト等の締結手段により固定
する。
【0088】なお、ヒータケーシング223と区画部材
221との間には、温水通路223eが形成されている
ので、本実施形態では、Oリング等のパッキン材223
fを介して蓋部材223dをヒータケーシング223に
液密にシールしている。
【0089】ところで、電動モータMoをモータケーシ
ング部21eに挿入した状態で、インペラ21bを電動
モータMoのシャフトに圧入するが、単純にインペラ1
2bをシャフトに圧入しようとすると、防振材21qが
圧縮(撓み)変形するので、インペラ12bをシャフト
に圧入することが難しい。
【0090】そこで、本実施形態では、インペラ12b
をシャフトに圧入する際には、貫通穴21fから棒状の
治具を電動モータMoに当てて、防振材21qが圧縮
(撓み)変形することを防止した状態でインペラ12b
をシャフトに圧入する。
【0091】なお、図8では、ゴム製の防振材21qに
代えて金属にて形成された皿バネ(ウェイブワッシャ)
状の防振材21qとしている。
【0092】次に、本実施形態の特徴を述べる。
【0093】一般に、図8に示すようにインペラ21b
の外径寸法に比べて電動モータMoの外径寸法が小さい
ので、送風機21aのうちインペラ21bより電動モー
タMo側にデットスペースが発生する。
【0094】しかし、本実施形態では、インペラ21b
の軸線方向Lfと燃焼部210の軸線方向Lbとが略直
交するように送風機21a及び燃焼部210がL字状に
配置されているので、送風機21aのうちインペラ21
bより電動モータMo側に発生するデットスペース部分
に燃焼部210の一部を配置することができる。したが
って、燃焼式ヒータ21のうち燃焼部210の軸線方向
Lbと平行な部位に寸法を小さくすることができる。
【0095】また、上述の実施形態のごとく、ヒータケ
ーシング223と送風機ケーシング21dとを別体で製
造し、両者223、21dをボルト等の締結手段で組み
付けたものは、車両振動や送風機21aの振動が作用す
ると、両者223、21dの締結部分で亀裂(クラッ
ク)が発生し易い。
【0096】これに対して、本実施形態では、ヒータケ
ーシング223と送風機ケーシング21dとを一体形成
しているので、両者223、21dの締結部分で亀裂が
発生する等の不具合が発生しない。
【0097】したがって、本実施形態では、燃焼式ヒー
タ21の小型化を図りつつ、ヒータケーシング223と
送風機ケーシング21dとを一体形成することで燃焼式
ヒータ21の製造原価を低減し、かつ、信頼性(耐久
性)優れた強固な構造を有する燃焼式ヒータ21を得る
ことができる。
【0098】また、ヒータケーシング223の外壁のう
ち接続パイプ230の近傍には、接続パイプ230の軸
方向と平行に延びるパイプ逃げ溝223aが設けられて
いるので、接続パイプ230の突出寸法(ヒータケーシ
ング223から突出した部分の寸法)を増大させること
なく、接続パイプ230に外部配管(ゴムホース等)を
接続する際に配管クランプ(配管バンド)とヒータケー
シング223とが干渉してしまうことを防止できる。し
たがって、接続パイプ230の突出寸法を小さくするこ
とができるので、燃焼式ヒータ21が大型化することを
防止できる。
【0099】また、接続パイプ230のフランジ部23
4にポンプカバー21kとの干渉を避ける凹部234a
が形成されているので、ポンプカバー21k(インペラ
21b)と接続パイプ230とを近づけることが可能と
なり、燃焼式ヒータ21のうち燃焼部210の軸線方向
Lbと平行な部位に寸法を小さくすることができる。
【0100】モータケーシング部21eのうちインペラ
21bと反対側に、モータケーシング部21e内外を貫
通した貫通穴21fが形成されているので、前述のごと
く、インペラ12bをシャフトに圧入する際には、貫通
穴21fから棒状の治具を電動モータMoに当てて、防
振材21qが圧縮(撓み)変形することを防止した状態
でインペラ12bをシャフトに圧入することができる。
【0101】なお、送風機21a(ポンプ部Po)の吐
出圧が比較的大きいときには、貫通穴21fから吐出風
が多量に漏れ出るおそれがあるので、本実施形態では、
キャップ21hにて貫通穴21fを閉塞している。
【0102】ところで、本実施形態では、送風機ケーシ
ング21dとヒータケーシング223とを一体化してい
るので、燃焼筒211、チャンバ筒212及び区画部材
221等の燃焼部210を構成する部品を、ヒータケー
シング223のうち送風機21aと反対側に形成された
挿入穴223bから挿入装着せざるを得ない。
【0103】このとき、本実施形態では、皿バネ(弾性
手段)223cを蓋部材223dと区画部材221との
間に配設しているので、皿バネ223cにて燃焼筒21
1、チャンバ筒212、区画部材221並びにヒータケ
ーシング223の寸法バラツキ及び組み付けバラツキを
吸収しつつ、区画部材221とヒータケーシング223
との熱膨張量の相違を吸収することができる。因みに、
本実施形態では、区画部材221はアルミニウム製であ
る。
【0104】(第4実施形態)第3実施形態では、弾性
手段である皿バネ223cにて区画部材221を直接に
押圧したが、本実施形態は、図16に示すように、蓋部
材223dに区画部材221の壁面温度を検出する壁面
温度センサ223gの温度検出部を区画部材221の壁
面に接触させて、壁面温度センサ223gを介して区画
部材221を送風機21a側に押圧するとともに、壁面
温度センサ223gは、ボルト等の締結手段によりヒー
タケーシング223に固定された板バネ(弾性手段)2
23hにより区画部材221側に押圧されている。
【0105】なお、壁面温度センサ223gは、Oリン
グ等のパッキン223jにより蓋部材223dに液密に
挿入装着され、蓋部材223dと板バネ223hは、同
一のボルトで共締めされている。
【0106】これにより、壁面温度センサ223gの組
み付け作業と区画部材221の組み付け作業とを一度の
工程で終了させることができる。
【0107】(第5実施形態)第4実施形態では、板バ
ネ223hは壁面温度センサ223gのみを区画部材2
21側に押圧していたが、本実施形態は、図17に示す
ように、壁面温度センサ223gの温度検出部が区画部
材221に接触するように壁面温度センサ223gを蓋
部材223dに固定するとともに、壁面温度センサ22
3gの検出制御回路や温水回路223e内の温水温度を
検出する水温センサ223kの検出制御回路等の制御回
路223mを蓋部材223dの外側に配設して、板バネ
223hにて蓋部材223dを区画部材221側に押圧
するように固定したものである。
【0108】なお、板バネ223hは、第4実施形態と
同様に、ボルト等の締結手段によりヒータケーシング2
23に固定されている。また、223nは制御回路22
3mを保護するカバーである。
【0109】これにより、壁面温度センサ223gの組
み付け作業、区画部材221の組み付け作業、制御回路
223mの組み付け固定作業及びカバー223nの組み
付け固定作業を一度の工程で終了させることができると
ともに、温水通路223e内を流通する温水(冷却水)
により制御回路223mを構成する電気部品を冷却する
ことができる。
【0110】因みに、温水(冷却水)は燃焼部210の
発熱量を制御することにより所定温度範囲に制御されて
いるため、制御回路223mを構成する電気部品が温水
(冷却水)により過熱されることはない。
【0111】(第6実施形態)第5実施形態では、蓋部
材223dに水温センサ223kを装着したが、本実施
形態は、図18に示すように、接続パイプ230の温水
出口側に水温センサ223kを装着した(組み付けた)
ものである。なお、本実施形態では、図18(b)に示
すように、接続パイプ230の一部の一部を折り曲げる
ことにより水温センサ223kを接続パイプ230にカ
シメ固定している。
【0112】次に、本実施形態の特徴を述べる。
【0113】第5実施形態のように温水通路223e内
で温水温度を検出すると、温水通路223e内の温度バ
ラツキにより燃焼式ヒータ21から流出する温水温度を
正確に検出することができないおそれがあるが、本実施
形態では、接続パイプ230の温水出口側に水温センサ
223kを装着しているので、温水通路223e内の温
度バラツキの影響を殆ど受けることなく、燃焼式ヒータ
21から流出する温水温度を検出することができる。
【0114】(第7実施形態)第6実施形態では、カシ
メにて水温センサ223kを接続パイプ230に装着し
たが、本実施形態は、図19に示すように、板状のブラ
ケット230aを接続パイプ230にネジ固定すること
により、ブラケット230aにて水温センサ223kを
接続パイプ223kに押圧して水温センサ223kを接
続パイプ230に装着したものである。
【0115】なお、図19(b)はブラケット230a
を単純な板状としたものであり、図19(c)はブラケ
ット230aを板バネ状としたものであり、このように
ブラケット230aを板バネ状することにより、寸法バ
ラツキを吸収することができる。
【0116】(その他の実施形態)上述の実施形態で
は、ケーシング223と取付ベース224とを金属にて
一体成形したが、樹脂にて一体成形してもよい。
【0117】また、ケーシング223と取付ベース22
4とを別対として、いずれか一方を樹脂製とし、他方を
金属製とする、又は両者223、224共に金属製又は
樹脂製としてもよい。
【0118】このとき、両者223、224を共に金属
製とするときは、両者223、224を溶接、ビス締
め、係り止め、カシメ、接着及び圧入等その接合手段は
問わない。また、ケーシング223及び取付ベース22
4のうちいずれか一方を樹脂製とし、他方を金属製とす
るときは、両者223、224をインサート成形、接
着、ビス締め、圧入及び係り止め等その接合手段は問わ
ない。さらに、ケーシング223と取付ベース224と
を樹脂にて一体成形した場合には、その成形手段は、イ
ンサート成形、2色成形等その成形手段は問わない。
【0119】また、上述の実施形態では、接続パイプ2
30を取付ベース224にボルト233にて固定した
が、本発明は、ケーシング223に設けた取付ベース2
24に、接続パイプ230を液密(温水が漏れないよう
にした状態で)、かつ、取付角度自在として取付ベース
224に固定するものであるので、例えば係り止め、カ
シメ及びツメ勘合等その固定手段は問わない。
【0120】また、接続パイプ230を圧入、フレア
(拡管)、溶接及び接着等の手段により、接続部分Jに
直接固定してもよい。この場合は、Oリング等のシール
手段(パッキン)を廃止してもよい。
【0121】また、上述の実施形態では、温水出口側の
接続ジョイント230と温水入口側の接続ジョイント2
30とが並ぶように同一の部位に設けられていたが、本
発明はこれに限定されるものではなく、両接続ジョイン
ト230の異なる部位に設けてもよい。このとき、取付
ベース224を予め複数箇所設けておき、使用しない箇
所の通水用穴部をメクラ蓋により閉塞しておいてもよ
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る燃焼式ヒータを用
いた車両用暖房装置の模式図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る燃焼式ヒータの外
観図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る燃焼式ヒータの燃
焼部及び熱交換部の分解斜視図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る燃焼式ヒータにお
ける接続パイプ部分の分解斜視図である。
【図5】本発明の第1実施形態に係る燃焼式ヒータにお
ける接続パイプの接続形態を示す模式図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る燃焼式ヒータにお
ける接続パイプ部分の分解斜視図である。
【図7】本発明の第3実施形態に係る燃焼式ヒータの外
観斜視図である。
【図8】本発明の第3実施形態に係る燃焼式ヒータの分
解斜視図である。
【図9】本発明の第3実施形態に係る送風機の断面図で
ある。
【図10】本発明の第3実施形態に係る送風機における
インナーケーシングの正面図である。
【図11】本発明の第3実施形態に係るインナーケーシ
ングの正面図である。
【図12】本発明の第3実施形態に係る送風機の上面図
である。
【図13】本発明の第3実施形態に係る送風機の上面図
である。
【図14】本発明の第3実施形態に係る燃焼式ヒータを
燃焼部側から見た外観図である。
【図15】本発明の第3実施形態に係る燃焼式ヒータの
燃焼部の一部断面図である。
【図16】本発明の第4実施形態に係る燃焼式ヒータの
燃焼部の一部断面図である。
【図17】本発明の第5実施形態に係る燃焼式ヒータの
燃焼部の一部断面図である。
【図18】本発明の第6実施形態に係る燃焼式ヒータに
おける水温センサの取り付け状態を示す説明図である。
【図19】本発明の第6実施形態に係る燃焼式ヒータに
おける水温センサの取り付け状態を示す説明図である。
【符号の説明】
224…取付ベース、225…穴部、230…接続パイ
プ、233…ボルト、234…フランジ部、235…ボ
ルト穴。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森 孝治 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 松岡 彰夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料を燃焼させる燃焼部(210)、及
    び燃焼ガスと流体とを熱交換する熱交換部(220)を
    有する燃焼式ヒータであって、 前記燃焼ガスが流通する排気通路と前記流体が流通する
    流体通路とを区画する区画部材(221)と、 前記区画部材(221)を収納するとともに、前記区画
    部材(221)と共に前記流体通路を構成するケーシン
    グ(223)と、 前記流体が流通する外部配管を接続するための接続パイ
    プ(230)とを有し、 前記ケーシング(223)には、前記接続パイプ(23
    0)を液密、かつ、取付角度自在として前記ケーシング
    (223)に取り付ける固定するための取付ベース(2
    24)が設けられていることを特徴とする燃焼式ヒー
    タ。
  2. 【請求項2】 燃料を燃焼させる燃焼部(210)、及
    び燃焼ガスと流体とを熱交換する熱交換部(220)を
    有する燃焼式ヒータであって、 前記燃焼ガスが流通する排気通路と前記流体が流通する
    流体通路とを区画する区画部材(221)と、 前記区画部材(221)を収納するとともに、前記区画
    部材(221)と共に前記流体通路を構成するケーシン
    グ(223)と、 前記流体が流通する外部配管を接続するための接続パイ
    プ(230)とを有し、 前記ケーシング(223)には、前記接続パイプ(23
    0)を取り付けるための取付ベース(224)が設けら
    れ、 前記接続パイプ(230)には、ボルト(233)が挿
    入されるボルト穴(235)が形成されたフランジ部
    (234)が設けられ、 前記取付ベース(224)には、前記ボルト(233)
    が装着される穴部(225)が設けられており、 さらに、前記ボルト穴(235)及び前記穴部(22
    5)の少なくとも一方は、円周方向に複数個設けられて
    いることを特徴とする燃焼式ヒータ。
  3. 【請求項3】 燃料を燃焼させる燃焼部(210)、及
    び燃焼ガスと流体とを熱交換する熱交換部(220)を
    有する燃焼式ヒータであって、 前記燃焼ガスが流通する排気通路と前記流体が流通する
    流体通路とを区画する区画部材(221)と、 前記区画部材(221)を収納するとともに、前記区画
    部材(221)と共に前記流体通路を構成するケーシン
    グ(223)と、 前記ケーシング(223)に固定され、前記流体が流通
    する外部配管を接続するための接続パイプ(230)
    と、 前記接続パイプ(230)と前記ケーシング(223)
    との固定部から前記流体が漏れ出ることを防止するOリ
    ング(231)とを有し、 前記ケーシング(223)のうち前記接続パイプ(23
    0)が固定される部位には、前記接続パイプ(230)
    を取り付けるための取付ベース(224)が前記ケーシ
    ング(223)と一体形成され、 前記接続パイプ(230)には、ボルト(233)が挿
    入されるボルト穴(235)が形成されたフランジ部
    (234)、及び前記Oリング(231)が装着される
    リング溝(232)が設けられており、 さらに、取付ベース(224)には、前記ボルト(23
    3)が装着される穴部(225)が円周方向に複数個設
    けられていることを特徴とする燃焼式ヒータ。
  4. 【請求項4】 燃料を燃焼させる略筒状の燃焼部(21
    0)と、 羽根車(21b)及びこの羽根車(21b)を回転駆動
    する電動モータ(Mo)を有し、前記羽根車(21b)
    の回転に伴う遠心力により前記燃焼部(210)に燃焼
    用の空気を送風する送風機(21a)とを備え、 前記電動モータ(Mo)の外径寸法(dm)は、前記羽
    根車(21b)の外径寸法(df)より小さく、 前記羽根車(21b)の軸線方向(Lf)と前記燃焼部
    (210)の軸線方向(Lb)とが略直交するように前
    記送風機(21a)及び前記燃焼部(210)が配置さ
    れ、 さらに、前記燃焼部(210)を収納する燃焼部ケーシ
    ング(223)と前記送風機のケーシング(21d)と
    が一体形成されていることを特徴とする燃焼式ヒータ。
  5. 【請求項5】 前記燃焼部ケーシング(223)内に
    は、前記燃焼部(210)で発生した燃焼ガスと流体と
    を熱交換する熱交換部(220)が設けられており、 前記燃焼部ケーシング(223)の外壁部には、前記流
    体が流通する外部配管を接続するための接続パイプ(2
    30)が組み付けられ、 さらに、前記燃焼部ケーシング(223)の外壁のうち
    前記接続パイプ(230)の近傍には、前記接続パイプ
    (230)の軸方向と平行に延びるパイプ逃げ溝(22
    3a)が設けられていることを特徴とする請求項4に記
    載の燃焼式ヒータ。
  6. 【請求項6】 前記接続パイプ(230)を前記燃焼部
    ケーシング(223)に固定するためのフランジ部(2
    34)には、前記羽根車(21b)を覆う送風機キャッ
    プ(21k)との干渉を避ける凹部(234a)が形成
    されていることを特徴とする請求項4又は5に記載の燃
    焼式ヒータ。
  7. 【請求項7】 前記燃焼部(210)の外周側を覆うよ
    うに燃焼ガスが流通する排気通路が設けられており、 前記流体と熱交換を終えた燃焼ガスを集合させて排気口
    (211b)に流す排気溝部(211a)が、前記排気
    口(211b)の側面部と連通して前記燃焼部(21
    0)の軸方向から見て略円弧状に延びて形成されている
    ことを特徴とする請求項4ないし6のいずれか1つに記
    載の燃焼式ヒータ。
  8. 【請求項8】 前記送風機のケーシング(21d)のう
    ち前記電動モータ(Mo)を収納するモータケーシング
    部(21e)は、前記電動モータ(Mo)の外側を覆う
    ように形成され、 前記モータケーシング部(21e)のうち前記電動モー
    タ(Mo)の軸方向一端側に対応する部位には、前記モ
    ータケーシング部(21e)内外を貫通した貫通穴(2
    1f)が形成されていることを特徴とする請求項4ない
    し7のいずれか1つに記載の燃焼式ヒータ。
  9. 【請求項9】 前記貫通穴(21f)は、キャップ(2
    1h)により閉塞されていることを特徴とする請求項8
    に記載の燃焼式ヒータ。
  10. 【請求項10】 燃料を燃焼させる略筒状の燃焼部(2
    10)と、 前記燃焼部(210)で発生した燃焼ガスと流体とを熱
    交換する熱交換部(220)と、 羽根車(21b)及びこの羽根車(21b)を回転駆動
    する電動モータ(Mo)を有し、前記羽根車(21b)
    の回転に伴う遠心力により前記燃焼部(210)に燃焼
    用の空気を送風する送風機(21a)とを備え、 前記羽根車(21b)の軸線方向と前記燃焼部(21
    0)の軸線方向とが略直交するように、前記燃焼部(2
    10)及び前記熱交換部(220)を収納する燃焼部ケ
    ーシング(223)と前記送風機のケーシング(21
    d)とが一体形成され、 前記燃焼部ケーシング(223)内には、燃焼ガスが流
    通する排気通路(211c)と流体が流通する流体通路
    とを区画して前記熱交換部(220)を構成する区画部
    材(221)が配設され、 前記燃焼部ケーシング(223)のうち前記送風機(2
    1a)と反対側には、前記区画部材(221)を前記燃
    焼部ケーシング(223)内に挿入するための挿入穴
    (223b)が形成されており、 さらに、前記区画部材(221)と前記挿入穴(223
    b)を閉塞する蓋部材(223d)との間には、前記区
    画部材(221)を前記送風機(21a)側に押圧する
    弾性力を発揮する弾性手段(223c)が配設されてい
    ることを特徴とする燃焼式ヒータ。
  11. 【請求項11】 燃料を燃焼させる略筒状の燃焼部(2
    10)と、 前記燃焼部(210)で発生した燃焼ガスと流体とを熱
    交換する熱交換部(220)と、 羽根車(21b)及びこの羽根車(21b)を回転駆動
    する電動モータ(Mo)を有し、前記羽根車(21b)
    の回転に伴う遠心力により前記燃焼部(210)に燃焼
    用の空気を送風する送風機(21a)とを備え、 前記羽根車(21b)の軸線方向と前記燃焼部(21
    0)の軸線方向とが略直交するように、前記燃焼部(2
    10)及び前記熱交換部(220)を収納する燃焼部ケ
    ーシング(223)と前記送風機のケーシング(21
    d)とが一体形成され、 前記燃焼部ケーシング(223)内には、燃焼ガスが流
    通する排気通路(211c)と流体が流通する流体通路
    とを区画して前記熱交換部(220)を構成する区画部
    材(221)が配設され、 前記燃焼部ケーシング(223)のうち前記送風機(2
    1a)と反対側には、前記区画部材(221)を前記燃
    焼部ケーシング(223)内に挿入するための挿入穴
    (223b)が形成されており、 前記挿入穴(223b)を閉塞する蓋部材(223d)
    には、前記区画部材(221)に接触して温度を検出す
    る温度センサ(223g)が装着されており、 さらに、前記温度センサ(223g)は、前記燃焼部ケ
    ーシング(223)に固定された弾性手段(223h)
    により前記区画部材(221)側に押圧されていること
    を特徴とする燃焼式ヒータ。
  12. 【請求項12】 燃料を燃焼させる略筒状の燃焼部(2
    10)と、 前記燃焼部(210)で発生した燃焼ガスと流体とを熱
    交換する熱交換部(220)と、 羽根車(21b)及びこの羽根車(21b)を回転駆動
    する電動モータ(Mo)を有し、前記羽根車(21b)
    の回転に伴う遠心力により前記燃焼部(210)に燃焼
    用の空気を送風する送風機(21a)とを備え、 前記羽根車(21b)の軸線方向と前記燃焼部(21
    0)の軸線方向とが略直交するように、前記燃焼部(2
    10)及び前記熱交換部(220)を収納する燃焼部ケ
    ーシング(223)と前記送風機のケーシング(21
    d)とが一体形成され、 前記燃焼部ケーシング(223)内には、燃焼ガスが流
    通する排気通路(211c)と流体が流通する流体通路
    とを区画して前記熱交換部(220)を構成する区画部
    材(221)が配設され、 前記燃焼部ケーシング(223)のうち前記送風機(2
    1a)と反対側には、前記区画部材(221)を前記燃
    焼部ケーシング(223)内に挿入するための挿入穴
    (223b)が形成されており、 前記挿入穴(223b)を閉塞する蓋部材(223d)
    には、前記区画部材(221)に接触して温度を検出す
    る温度センサ(223g)が固定されており、 さらに、前記蓋部材(223d)は、前記燃焼部ケーシ
    ング(223)に固定された弾性手段(223h)によ
    り前記区画部材(221)側に押圧されていることを特
    徴とする燃焼式ヒータ。
  13. 【請求項13】 前記蓋部材(223d)と前記区画部
    材(221)との間には、前記流体通路が構成されてお
    り、 さらに、前記蓋部材(223d)には、電気部品からな
    る制御回路(223m)が組み付けられていることを特
    徴とする請求項12に記載の燃焼式ヒータ。
  14. 【請求項14】 燃料を燃焼させる燃焼部(210)、
    及び燃焼ガスと流体とを熱交換する熱交換部(220)
    を有する燃焼式ヒータであって、 前記燃焼ガスが流通する排気通路と前記流体が流通する
    流体通路とを区画する区画部材(221)と、 前記区画部材(221)を収納するとともに、前記区画
    部材(221)と共に前記流体通路を構成するケーシン
    グ(223)と、 前記流体が流通する外部配管を接続するための接続パイ
    プ(230)と、 前記流体の温度を検出する温度センサ(223k)とを
    有し、 前記温度センサ(223k)は前記接続パイプ(23
    0)に取り付けられていることを特徴とする燃焼式ヒー
    タ。
  15. 【請求項15】 前記温度センサ(223k)は前記接
    続パイプ(230)にカシメ固定されていることを特徴
    とする請求項14に記載の燃焼式ヒータ。
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