JP2003103759A - 印刷装置におけるロール支持構造 - Google Patents
印刷装置におけるロール支持構造Info
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- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41F—PRINTING MACHINES OR PRESSES
- B41F31/00—Inking arrangements or devices
- B41F31/30—Arrangements for tripping, lifting, adjusting, or removing inking rollers; Supports, bearings, or forks therefor
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B41F31/30—Arrangements for tripping, lifting, adjusting, or removing inking rollers; Supports, bearings, or forks therefor
- B41F31/304—Arrangements for inking roller bearings, forks or supports
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ファンテンロール等の交換を容易に行えるよ
うにして印刷条件の変更に迅速に対応できるロール支持
構造を提供すること。 【解決手段】 インキパン１１内に位置するファンテン
ロール１３の外周面にアニロックスロール１５の外周面
が接触する状態で配置され、このアニロックスロール１
５の外周面に転写されたインキＩが版シリンダ１６に転
写されて当該版シリンダ１６と圧胴１７との間を通過す
る印刷用紙Ｐに所定の印刷が行われる。ファンテンロー
ル１３とアニロックスロール１５は支持軸２０が連結手
段２９を介して回転軸３２に着脱自在に設けられる一
方、他端側の支持軸２１が付勢手段５９により支持され
ている。この付勢手段５９は、軸方向に移動可能な移動
軸４５を含み、当該移動軸４５を移動させることでファ
ンテンロール１３、アニロックスロール１５の取り外し
を許容する。
うにして印刷条件の変更に迅速に対応できるロール支持
構造を提供すること。 【解決手段】 インキパン１１内に位置するファンテン
ロール１３の外周面にアニロックスロール１５の外周面
が接触する状態で配置され、このアニロックスロール１
５の外周面に転写されたインキＩが版シリンダ１６に転
写されて当該版シリンダ１６と圧胴１７との間を通過す
る印刷用紙Ｐに所定の印刷が行われる。ファンテンロー
ル１３とアニロックスロール１５は支持軸２０が連結手
段２９を介して回転軸３２に着脱自在に設けられる一
方、他端側の支持軸２１が付勢手段５９により支持され
ている。この付勢手段５９は、軸方向に移動可能な移動
軸４５を含み、当該移動軸４５を移動させることでファ
ンテンロール１３、アニロックスロール１５の取り外し
を許容する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は印刷装置におけるロ
ール支持構造に係り、更に詳しくは、ファンテンロール
等の着脱を少ない労力で容易に行うことができ、印刷条
件の変更に難なく対応可能な印刷装置におけるロール支
持構造に関する。
ール支持構造に係り、更に詳しくは、ファンテンロール
等の着脱を少ない労力で容易に行うことができ、印刷条
件の変更に難なく対応可能な印刷装置におけるロール支
持構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】公知のフレキソ印刷機の印刷装置は、印
刷用紙の送り方向に沿って複数配置され、各印刷装置毎
に異なる色のインキを印刷用紙に転写することで多色印
刷が行われる構成となっている。各印刷装置は、インキ
パンと、外周面がインキパン内に臨むように配置された
ファンテンロールと、このファンテンロールの外周面に
接するアニロックスロールと、当該アニロックスロール
を介してインキが転写される版シリンダと、この版シリ
ンダに対峙した圧胴とを備え、これら版シリンダと圧胴
との間に印刷用紙を供給して送り出すことで当該印刷用
紙に所定の印刷が行えるようになっている。
刷用紙の送り方向に沿って複数配置され、各印刷装置毎
に異なる色のインキを印刷用紙に転写することで多色印
刷が行われる構成となっている。各印刷装置は、インキ
パンと、外周面がインキパン内に臨むように配置された
ファンテンロールと、このファンテンロールの外周面に
接するアニロックスロールと、当該アニロックスロール
を介してインキが転写される版シリンダと、この版シリ
ンダに対峙した圧胴とを備え、これら版シリンダと圧胴
との間に印刷用紙を供給して送り出すことで当該印刷用
紙に所定の印刷が行えるようになっている。
【０００３】ここで、前記ファンテンロールとアニロッ
クスロールは、それらの支持軸の一端側に連動機構を構
成するギヤがそれぞれ設けられているとともに、何れか
一方のギヤは、モーター等からなる駆動手段の出力軸に
固定されたギヤに噛み合わされ、これにより、モーター
が回転したときに、ファンテンロールとアニロックスロ
ールが相互に連動して回転可能となる構成が採用されて
いる。
クスロールは、それらの支持軸の一端側に連動機構を構
成するギヤがそれぞれ設けられているとともに、何れか
一方のギヤは、モーター等からなる駆動手段の出力軸に
固定されたギヤに噛み合わされ、これにより、モーター
が回転したときに、ファンテンロールとアニロックスロ
ールが相互に連動して回転可能となる構成が採用されて
いる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インキ
パン内に充填されたインキの色交換に際して、ファンテ
ンロールを交換する場合には、前述したギヤを支持軸か
ら取り外して行わなければならず、作業が非常に大がか
りなものになるという不都合がある。また、アニロック
スロールは、印刷密度に高低がある場合に、外周面の仕
上げ精度が異なる別異のアニロックスロールに交換する
必要も生ずるが、この場合にも、同様の作業が要求され
るという不都合がある。
パン内に充填されたインキの色交換に際して、ファンテ
ンロールを交換する場合には、前述したギヤを支持軸か
ら取り外して行わなければならず、作業が非常に大がか
りなものになるという不都合がある。また、アニロック
スロールは、印刷密度に高低がある場合に、外周面の仕
上げ精度が異なる別異のアニロックスロールに交換する
必要も生ずるが、この場合にも、同様の作業が要求され
るという不都合がある。
【０００５】このような不都合は、駆動源をなす単一の
モーターと、このモーターの駆動力を伝達する歯車群か
らなる相互連動機構を採用していることに起因する。
モーターと、このモーターの駆動力を伝達する歯車群か
らなる相互連動機構を採用していることに起因する。
【０００６】
【発明の目的】本発明は、前述した不都合に着目して案
出されたものであり、その目的は、ファンテンロール等
の交換を極めて簡易且つ迅速に行えるようにしてロール
交換若しくは保守点検を容易に行うことのできる印刷装
置のロール支持構造を提供することにある。
出されたものであり、その目的は、ファンテンロール等
の交換を極めて簡易且つ迅速に行えるようにしてロール
交換若しくは保守点検を容易に行うことのできる印刷装
置のロール支持構造を提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、外周面がインキパン内に臨むように配置
されたファンテンロールと、このファンテンロールの外
周面に接するように配置されたアニロックスロールと、
当該アニロックスロールに転写されたインキが転写され
る版シリンダと、この版シリンダに対峙して配置された
圧胴とを含む印刷装置のロール支持構造において、前記
ファンテンロール及び又はアニロックスロールは、支持
軸の一端側が所定の回転力を伝達する回転軸に着脱自在
に連結される一方、他端側が軸線方向に移動可能な付勢
手段を介して支持される、という構成を採っている。こ
のように構成すれば、ファンテンロール及び又はアニロ
ックスロールの着脱が極めて容易に行えるようになる。
従って、色の変更や、印刷精度の変更に伴うロール交換
の作業性を大幅に改善することができる。
め、本発明は、外周面がインキパン内に臨むように配置
されたファンテンロールと、このファンテンロールの外
周面に接するように配置されたアニロックスロールと、
当該アニロックスロールに転写されたインキが転写され
る版シリンダと、この版シリンダに対峙して配置された
圧胴とを含む印刷装置のロール支持構造において、前記
ファンテンロール及び又はアニロックスロールは、支持
軸の一端側が所定の回転力を伝達する回転軸に着脱自在
に連結される一方、他端側が軸線方向に移動可能な付勢
手段を介して支持される、という構成を採っている。こ
のように構成すれば、ファンテンロール及び又はアニロ
ックスロールの着脱が極めて容易に行えるようになる。
従って、色の変更や、印刷精度の変更に伴うロール交換
の作業性を大幅に改善することができる。
【０００８】本発明において、前記支持軸の一端側と前
記回転軸は連結手段を介して相互に連結され、当該連結
手段は、前記支持軸の外周に固定された第１の連結部材
と、前記回転軸の外周に固定された第２の連結部材と、
これら第１及び第２の連結部材の何れか一方に形成され
た連結穴と、何れか他方に固定されて前記連結穴に嵌合
される軸部材とにより構成することができる。このよう
な構成とすれば、ファンテンロール及び又はアニロック
スロールを取り外す際に、軸部材を連結穴から抜き出す
ように、前記支持軸と回転軸とを引き離す作業で連結状
態を解除することができる。
記回転軸は連結手段を介して相互に連結され、当該連結
手段は、前記支持軸の外周に固定された第１の連結部材
と、前記回転軸の外周に固定された第２の連結部材と、
これら第１及び第２の連結部材の何れか一方に形成され
た連結穴と、何れか他方に固定されて前記連結穴に嵌合
される軸部材とにより構成することができる。このよう
な構成とすれば、ファンテンロール及び又はアニロック
スロールを取り外す際に、軸部材を連結穴から抜き出す
ように、前記支持軸と回転軸とを引き離す作業で連結状
態を解除することができる。
【０００９】また、前記付勢手段は軸方向に移動可能な
移動軸を含み、当該移動軸と前記回転軸の各先端側に
は、前記ファンテンロール及び又はアニロックスロール
における支持軸の端面に嵌合可能なコーン形状部が設け
られる、という構成を採ることが好ましい。これによ
り、ファンテンロール等の芯出しを高精度に行うことが
可能となる。
移動軸を含み、当該移動軸と前記回転軸の各先端側に
は、前記ファンテンロール及び又はアニロックスロール
における支持軸の端面に嵌合可能なコーン形状部が設け
られる、という構成を採ることが好ましい。これによ
り、ファンテンロール等の芯出しを高精度に行うことが
可能となる。
【００１０】更に、前記ファンテンロール及び又はアニ
ロックスロールは、前記支持軸の一端側がチャックによ
り支持される、という構成も採用することができる。こ
のような構成では、旋盤機等に用いられているスクロー
ルチャックを用いてファンテンロール等の一端側の支持
を行えることとなり、汎用性のある既存構造を併用した
構成で、ロール支持構造の設備コストも安価なものとす
ることができる。
ロックスロールは、前記支持軸の一端側がチャックによ
り支持される、という構成も採用することができる。こ
のような構成では、旋盤機等に用いられているスクロー
ルチャックを用いてファンテンロール等の一端側の支持
を行えることとなり、汎用性のある既存構造を併用した
構成で、ロール支持構造の設備コストも安価なものとす
ることができる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明する。
て、図面を参照しながら説明する。
【００１２】図１には、本発明が適用されたフレキソ印
刷機における印刷装置の概略側面図が示され、図２に
は、その要部の部分断面図が示されている。これらの図
において、印刷装置１０は、左右一対のフレームＦ,Ｆ
間に配置されたインキパン１１と、このインキパン１１
内に臨んで当該インキパン１１に充填されたインキＩに
外周面が接するように配置されたファンテンロール１３
と、このファンテンロール１３の外周面に接するように
配置されたアニロックスロール１５と、当該アニロック
スロール１５に転写されたインキＩが転写される版シリ
ンダ１６と、当該版シリンダ１６に対峙されて印刷用紙
Ｐを送り出し可能に挟み込む圧胴１７とを備えて構成さ
れている。
刷機における印刷装置の概略側面図が示され、図２に
は、その要部の部分断面図が示されている。これらの図
において、印刷装置１０は、左右一対のフレームＦ,Ｆ
間に配置されたインキパン１１と、このインキパン１１
内に臨んで当該インキパン１１に充填されたインキＩに
外周面が接するように配置されたファンテンロール１３
と、このファンテンロール１３の外周面に接するように
配置されたアニロックスロール１５と、当該アニロック
スロール１５に転写されたインキＩが転写される版シリ
ンダ１６と、当該版シリンダ１６に対峙されて印刷用紙
Ｐを送り出し可能に挟み込む圧胴１７とを備えて構成さ
れている。
【００１３】前記インキパン１１は上部が開放するとと
もに、その相対する一対の側壁１１Ａ,１１Ａの上部中
央部に切欠凹部１１Ｂ,１１Ｂが形成され、当該切欠凹
部１１Ｂ,１１Ｂにファンテンロール１３の支持軸２
０，２１が位置するようになっている。
もに、その相対する一対の側壁１１Ａ,１１Ａの上部中
央部に切欠凹部１１Ｂ,１１Ｂが形成され、当該切欠凹
部１１Ｂ,１１Ｂにファンテンロール１３の支持軸２
０，２１が位置するようになっている。
【００１４】前記ファンテンロール１３において、図２
及び図３中一端側すなわち左側に位置する支持軸２０の
外周には、連結手段２９を構成するリング板状のフラン
ジ２４（第１の連結部材）が固定されている。このフラ
ンジ２４には、本実施形態では、その周方向１８０度間
隔を隔てた二箇所位置に、前記支持軸２０の軸線方向と
略平行な方向に延びる連結穴２５，２５がそれぞれ形成
されており、これらの連結穴２５，２５に連結軸部材２
７，２７がそれぞれ嵌入可能に設けられている。各連結
軸部材２７，２７は、連結手段２９を構成する軸支持体
２８（第２の連結部材）に固定されており、当該軸支持
体２８は、モーター３０の出力軸３１にカップリング３
１Ａで連結された回転軸３２回りに固定されている。こ
こにおいて、前記フランジ２４，連結穴２５，２５、連
結軸部材２７，２７及び軸支持体２８により支持軸２０
と回転軸３２とにより連結手段２９が構成されている。
なお、回転軸３２の先端は、前記支持軸２０の端面中央
に形成された円錐溝２０Ａ（図３参照）に嵌入するコー
ン形状部３４を備えた形状に設けられている。
及び図３中一端側すなわち左側に位置する支持軸２０の
外周には、連結手段２９を構成するリング板状のフラン
ジ２４（第１の連結部材）が固定されている。このフラ
ンジ２４には、本実施形態では、その周方向１８０度間
隔を隔てた二箇所位置に、前記支持軸２０の軸線方向と
略平行な方向に延びる連結穴２５，２５がそれぞれ形成
されており、これらの連結穴２５，２５に連結軸部材２
７，２７がそれぞれ嵌入可能に設けられている。各連結
軸部材２７，２７は、連結手段２９を構成する軸支持体
２８（第２の連結部材）に固定されており、当該軸支持
体２８は、モーター３０の出力軸３１にカップリング３
１Ａで連結された回転軸３２回りに固定されている。こ
こにおいて、前記フランジ２４，連結穴２５，２５、連
結軸部材２７，２７及び軸支持体２８により支持軸２０
と回転軸３２とにより連結手段２９が構成されている。
なお、回転軸３２の先端は、前記支持軸２０の端面中央
に形成された円錐溝２０Ａ（図３参照）に嵌入するコー
ン形状部３４を備えた形状に設けられている。
【００１５】前記モーター３０は、保持軸３３を介して
フレームＦの内面側に設けられた支持プレート３８に支
持されている一方、前記回転軸３２は、その外周側に位
置するベアリングケース３５にベアリング３６を介して
回転可能に設けられている。ベアリングケース３５は支
持プレート３８に支持されており、当該支持プレート３
８の図２中下端側には、略Ｌ字状をなす支持アーム４０
が設けられている。この支持アーム４０は、水平部４０
Ａと、この水平部４０Ａの先端から上方に向けられた起
立部４０Ｂとからなり、当該起立部４０Ｂの上端は、二
股に分かれた略Ｕ字状の分岐部４０Ｃとされ、この分岐
部４０Ｃ内にファンテンロール１３の支持軸２０が位置
するようになっている。ここで、分岐部４０Ｃの底面４
０Ｄは、支持軸２０の円錐溝２０Ａとコーン形状部３４
が付勢手段としてのシリンダー５９により密着嵌合して
支持された状態で、支持軸２０に非接触となる微細な隙
間を形成する一方、支持軸２０がコーン形状部３４から
外れたときに、支持軸２０を受容して下方への落下防止
を図るようにようになっている。
フレームＦの内面側に設けられた支持プレート３８に支
持されている一方、前記回転軸３２は、その外周側に位
置するベアリングケース３５にベアリング３６を介して
回転可能に設けられている。ベアリングケース３５は支
持プレート３８に支持されており、当該支持プレート３
８の図２中下端側には、略Ｌ字状をなす支持アーム４０
が設けられている。この支持アーム４０は、水平部４０
Ａと、この水平部４０Ａの先端から上方に向けられた起
立部４０Ｂとからなり、当該起立部４０Ｂの上端は、二
股に分かれた略Ｕ字状の分岐部４０Ｃとされ、この分岐
部４０Ｃ内にファンテンロール１３の支持軸２０が位置
するようになっている。ここで、分岐部４０Ｃの底面４
０Ｄは、支持軸２０の円錐溝２０Ａとコーン形状部３４
が付勢手段としてのシリンダー５９により密着嵌合して
支持された状態で、支持軸２０に非接触となる微細な隙
間を形成する一方、支持軸２０がコーン形状部３４から
外れたときに、支持軸２０を受容して下方への落下防止
を図るようにようになっている。
【００１６】前記ファンテンロール１３の図２及び図４
中右側に位置する他端側の支持軸２１は、当該支持軸２
１の軸線方向に沿って移動可能に設けられた移動軸４５
に支持されている。この移動軸４５は、先端側すなわち
図２中左端側にコーン形状部４６を一体に備えた形状を
なし、当該コーン形状部４６の先端は、支持軸２１の端
面に形成された円錐溝２１Ａに受容されるようになって
いる。
中右側に位置する他端側の支持軸２１は、当該支持軸２
１の軸線方向に沿って移動可能に設けられた移動軸４５
に支持されている。この移動軸４５は、先端側すなわち
図２中左端側にコーン形状部４６を一体に備えた形状を
なし、当該コーン形状部４６の先端は、支持軸２１の端
面に形成された円錐溝２１Ａに受容されるようになって
いる。
【００１７】前記移動軸４５は、ベアリングケース４９
の内周にベアリング４８を介して回転可能に支持されて
いる一方、ベアリングケース４９は、内側フレームＦ１
の内面側に配置された支持プレート５０に装着されてい
る。この支持プレート５０の図２及び図４中下端側に
は、前述した支持アーム４０と略対称的に設けられた略
Ｌ字状の支持アーム５２が設けられている。この支持ア
ーム５２は、水平部５２Ａと、この水平部５２Ａの先端
から上方に向けられた起立部５２Ｂとからなり、当該起
立部５２Ｂの上端は、二股に分かれた略Ｕ字状の分岐部
５２Ｃが形成され、この分岐部５２Ｃ内にファンテンロ
ール１３の支持軸２１が位置するようになっている。こ
こで、分岐部５２Ｃの底面５２Ｄは、シリンダー５９の
付勢力により円錐溝２１Ａに移動軸４５のコーン形状部
４６が押圧嵌合しているときに、支持軸２１に非接触と
なる微細な隙間を形成する一方、シリンダー５９の付勢
力が開放されて支持軸２１がコーン形状部４６から外れ
たときに、支持軸２１を受容して下方への落下防止を図
るようにようになっている
の内周にベアリング４８を介して回転可能に支持されて
いる一方、ベアリングケース４９は、内側フレームＦ１
の内面側に配置された支持プレート５０に装着されてい
る。この支持プレート５０の図２及び図４中下端側に
は、前述した支持アーム４０と略対称的に設けられた略
Ｌ字状の支持アーム５２が設けられている。この支持ア
ーム５２は、水平部５２Ａと、この水平部５２Ａの先端
から上方に向けられた起立部５２Ｂとからなり、当該起
立部５２Ｂの上端は、二股に分かれた略Ｕ字状の分岐部
５２Ｃが形成され、この分岐部５２Ｃ内にファンテンロ
ール１３の支持軸２１が位置するようになっている。こ
こで、分岐部５２Ｃの底面５２Ｄは、シリンダー５９の
付勢力により円錐溝２１Ａに移動軸４５のコーン形状部
４６が押圧嵌合しているときに、支持軸２１に非接触と
なる微細な隙間を形成する一方、シリンダー５９の付勢
力が開放されて支持軸２１がコーン形状部４６から外れ
たときに、支持軸２１を受容して下方への落下防止を図
るようにようになっている
【００１８】前記移動軸４５の図２及び図４中右側外周
には、ベアリング５３，５４，５５を保持するベアリン
グケース５６が設けられている。このベアリングケース
５６の右端には連結板５８が設けられ、当該連結板５８
は、シリンダー５９に連結されて軸線方向に進退可能と
なっている。ここにおいて、シリンダー５９は前記移動
軸４５と共に付勢手段を構成する。また、連結板５８の
内周側における移動軸４５の回りにはベアリング５４を
封入するためのナット部材４７が設けられている。従っ
て、シリンダー５９の進退によって、前記移動軸４５が
図２中右側に移動したときに、支持軸２１は、コーン形
状部４６による支持を失い、これにより、ファンテンロ
ール１３の取り外しが許容される。この際、支持軸２１
は、支持アーム５２における分岐部５２Ｃの底面５２Ｄ
に乗って落下しないように保たれる（図５参照）。
には、ベアリング５３，５４，５５を保持するベアリン
グケース５６が設けられている。このベアリングケース
５６の右端には連結板５８が設けられ、当該連結板５８
は、シリンダー５９に連結されて軸線方向に進退可能と
なっている。ここにおいて、シリンダー５９は前記移動
軸４５と共に付勢手段を構成する。また、連結板５８の
内周側における移動軸４５の回りにはベアリング５４を
封入するためのナット部材４７が設けられている。従っ
て、シリンダー５９の進退によって、前記移動軸４５が
図２中右側に移動したときに、支持軸２１は、コーン形
状部４６による支持を失い、これにより、ファンテンロ
ール１３の取り外しが許容される。この際、支持軸２１
は、支持アーム５２における分岐部５２Ｃの底面５２Ｄ
に乗って落下しないように保たれる（図５参照）。
【００１９】ファンテンロール１３を取り外した後に、
別異のファンテンロールを用いるときは、水平アーム４
０Ａ，５２Ａにおける前記底面４０Ｄ,５２Ｄに支持軸
２０，２１を受容するように配置し、前述した移動軸４
５を前進させることで、芯出しされた状態でファンテン
ロール１３を支持することができる。
別異のファンテンロールを用いるときは、水平アーム４
０Ａ，５２Ａにおける前記底面４０Ｄ,５２Ｄに支持軸
２０，２１を受容するように配置し、前述した移動軸４
５を前進させることで、芯出しされた状態でファンテン
ロール１３を支持することができる。
【００２０】図示例では、ファンテンロール１３の支持
構造のみを示しているが、本実施形態におけるアニロッ
クスロール１５も、その支持軸６０（図１参照）に対し
て同様の構造を用いて回転可能に支持されており、ファ
ンテンロール１３とアニロックスロール１５は、ギヤ等
の連動機構を用いることなく独立したモーター３０を介
して回転可能となっている。
構造のみを示しているが、本実施形態におけるアニロッ
クスロール１５も、その支持軸６０（図１参照）に対し
て同様の構造を用いて回転可能に支持されており、ファ
ンテンロール１３とアニロックスロール１５は、ギヤ等
の連動機構を用いることなく独立したモーター３０を介
して回転可能となっている。
【００２１】なお、版シリンダ１６及び圧胴１７は、こ
こでは図示省略しているが、それらの支持軸１６Ａ,１
７Ａの一端側に歯車を介して相互に連動するように構成
されている。但し、本発明において、版シリンダ１６及
び圧胴１７にもファンテンロール１３と同様の支持構造
を採用することができる。
こでは図示省略しているが、それらの支持軸１６Ａ,１
７Ａの一端側に歯車を介して相互に連動するように構成
されている。但し、本発明において、版シリンダ１６及
び圧胴１７にもファンテンロール１３と同様の支持構造
を採用することができる。
【００２２】また、前記実施例では、支持軸２０，２１
の両端側がコーン形状部３４，４６により支持される構
成としたが、例えば、一方をスクロールチャック等で着
脱自在に保持するようにしてもよい。更に、本発明は、
ファンテンロール１３及びアニロックスロールの少なく
とも一方が前述した支持構造によって容易に着脱できる
構成も含む。
の両端側がコーン形状部３４，４６により支持される構
成としたが、例えば、一方をスクロールチャック等で着
脱自在に保持するようにしてもよい。更に、本発明は、
ファンテンロール１３及びアニロックスロールの少なく
とも一方が前述した支持構造によって容易に着脱できる
構成も含む。
【００２３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ファンテンロールとアニロックスロールの個々の着脱を
簡易且つ迅速に行うことができる。そのため、色の変更
や、印刷精度の変更に伴うロール交換に要する従来の作
業性の悪さを大幅に改善することが可能となる。
ファンテンロールとアニロックスロールの個々の着脱を
簡易且つ迅速に行うことができる。そのため、色の変更
や、印刷精度の変更に伴うロール交換に要する従来の作
業性の悪さを大幅に改善することが可能となる。
【００２４】また、前記一端側の支持軸と前記回転軸と
を連結する連結手段は、第１及び第２の連結部材と、こ
れら第１及び第２の連結部材の何れか一方に形成された
連結穴と、何れか他方に設けられて連結穴に嵌入可能な
軸部材とにより構成されているから、ファンテンロール
及び又はアニロックスロールを取り外す際に、第１及び
第２の連結部材を相互に引き離すように移動させるだけ
で支持軸と回転軸との連結を解除することができ、従来
構造に比べて簡易且つ迅速なるロール交換を実現するこ
とができる。
を連結する連結手段は、第１及び第２の連結部材と、こ
れら第１及び第２の連結部材の何れか一方に形成された
連結穴と、何れか他方に設けられて連結穴に嵌入可能な
軸部材とにより構成されているから、ファンテンロール
及び又はアニロックスロールを取り外す際に、第１及び
第２の連結部材を相互に引き離すように移動させるだけ
で支持軸と回転軸との連結を解除することができ、従来
構造に比べて簡易且つ迅速なるロール交換を実現するこ
とができる。
【００２５】更に、前記付勢手段は軸方向に移動可能な
移動軸を含み、当該移動軸と前記回転軸の各先端側にコ
ーン形状部を設ける構成としたから、ファンテンロール
等の芯出しを高精度に行うことが可能となる。
移動軸を含み、当該移動軸と前記回転軸の各先端側にコ
ーン形状部を設ける構成としたから、ファンテンロール
等の芯出しを高精度に行うことが可能となる。
【００２６】更に、前記ファンテンロール及び又はアニ
ロックスロールの一端側をチャックにより支持する構成
とした場合には、既存構造の併用を通じて設備コストの
低廉化を図ることもできる。
ロックスロールの一端側をチャックにより支持する構成
とした場合には、既存構造の併用を通じて設備コストの
低廉化を図ることもできる。
【図１】本発明に係るロール支持構造の一実施形態を示
す概略側面図。
す概略側面図。
【図２】前記ロール支持構造のＡ−Ａ線に沿う部分断面
図。
図。
【図３】図２における左側領域の拡大断面図。
【図４】図２における右側領域の拡大断面図。
【図５】移動軸による支持を解除した状態を示す右側領
域の拡大断面図。
域の拡大断面図。
１０ 印刷装置
１１ インキパン
１３ ファンテンロール
１５ アニロックスロール
１６ 版シリンダ
１７ 圧胴
２０ 支持軸
２０Ａ 円錐溝
２１ 支持軸
２１Ａ 円錐溝
２４ フランジ（連結手段）
２５ 連結穴（連結手段）
２７ 連結軸部材（連結手段）
２８ 軸支持体（連結手段）
２９ 連結手段
３０ モーター
３２ 回転軸
３４ コーン形状部
４５ 移動軸（付勢手段）
４６ コーン形状部
５９ シリンダー（付勢手段）
６０ 支持軸
Ｆ フレーム
Ｐ 印刷用紙
Ｉ インキ
Claims (4)
- 【請求項１】 外周面がインキパン内に臨むように配置
されたファンテンロールと、このファンテンロールの外
周面に接するように配置されたアニロックスロールと、
当該アニロックスロールに転写されたインキが転写され
る版シリンダと、この版シリンダに対峙して配置された
圧胴とを含む印刷装置のロール支持構造において、 前記ファンテンロール及び又はアニロックスロールは、
支持軸の一端側が所定の回転力を伝達する回転軸に着脱
自在に連結される一方、他端側が軸線方向に移動可能な
付勢手段を介して支持されていることを特徴とする印刷
装置におけるロール支持構造。 - 【請求項２】 前記支持軸の一端側と前記回転軸は連結
手段を介して相互に連結され、当該連結手段は、前記支
持軸の外周に固定された第１の連結部材と、前記回転軸
の外周に固定された第２の連結部材と、これら第１及び
第２の連結部材の何れか一方に形成されてた連結穴と、
何れか他方に固定されて前記連結穴に嵌合される軸部材
とにより構成されていることを特徴とする請求項１記載
の印刷装置におけるロール支持構造。 - 【請求項３】 前記付勢手段は軸方向に移動可能な移動
軸を含み、当該移動軸と前記回転軸の各先端側には、前
記ファンテンロール及び又はアニロックスロールにおけ
る支持軸の端面に嵌合可能なコーン形状部が設けられて
いることを特徴とする請求項１又は２記載の印刷装置に
おけるロール支持構造。 - 【請求項４】 前記ファンテンロール及び又はアニロッ
クスロールは、前記支持軸の一端側がチャックにより支
持されていることを特徴とする請求項１記載の印刷装置
におけるロール支持構造。
Priority Applications (8)
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|---|---|---|---|
| JP2001304817A JP2003103759A (ja) | 2001-10-01 | 2001-10-01 | 印刷装置におけるロール支持構造 |
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| SG200205832A SG106661A1 (en) | 2001-10-01 | 2002-09-25 | Roll support structure of printing device |
| CNB021442142A CN1277674C (zh) | 2001-10-01 | 2002-09-29 | 印刷机的滚筒支承结构 |
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| KR1020020059702A KR20030028431A (ko) | 2001-10-01 | 2002-10-01 | 인쇄장치에서의 롤 지지구조 |
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|---|---|---|---|
| JP2001304817A JP2003103759A (ja) | 2001-10-01 | 2001-10-01 | 印刷装置におけるロール支持構造 |
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Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN109572154B (zh) * | 2018-12-28 | 2020-10-13 | 云南华红科技股份有限公司 | 一种增加水绒套的凹印机传墨辊 |
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| US3613578A (en) * | 1969-08-18 | 1971-10-19 | Pamarco Inc | Ink metering roll for use intermediate a fountain roll and a printing roll |
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-
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-
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- 2002-09-30 US US10/259,645 patent/US6655279B2/en not_active Expired - Fee Related
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- 2002-10-01 DE DE60200544T patent/DE60200544T2/de not_active Expired - Lifetime
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