JP2003103555A - ビニル脂環式炭化水素重合体樹脂の成形方法 - Google Patents

ビニル脂環式炭化水素重合体樹脂の成形方法

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JP2003103555A
JP2003103555A JP2001299444A JP2001299444A JP2003103555A JP 2003103555 A JP2003103555 A JP 2003103555A JP 2001299444 A JP2001299444 A JP 2001299444A JP 2001299444 A JP2001299444 A JP 2001299444A JP 2003103555 A JP2003103555 A JP 2003103555A
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Japan
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alicyclic hydrocarbon
polymer resin
hydrocarbon polymer
vinyl alicyclic
polymerization
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Teiji Obara
禎二 小原
Haruhiko Takahashi
治彦 高橋
Masaaki Komatsu
正明 小松
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Zeon Corp
Original Assignee
Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヒケや屈折率変動が小さい、部位により厚み
差を有する、射出成形されたビニル脂環式炭化水素重合
体樹脂の成形体を提供すること。 【解決手段】 ビニル脂環式炭化水素重合体樹脂を、金
型温度50〜150℃の範囲にて、前記金型温度との関
係が下記式1で表される保圧の範囲で射出成形する。 0.00064×T+0.55×T−13≦P≦0.00070×T+0. 43×T+147 (1) (式中、Pは保圧、単位はMPa、Tは金型温度、単位
は℃を示す。)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビニル脂環式炭化
水素重合体樹脂の射出成形方法に関し、詳しくは、ミラ
ーやプリズムなどの光学部品の製造に好適なビニル脂環
式炭化水素重合体樹脂の射出成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビニル脂環式炭化水素重合体樹脂は光学
レンズや光ディスクなどの光学材料として有用であるこ
とが特開平4−75001、WO98/5586、及び
特開昭63−43910などに記載さている。一方、自
動車ルームミラーは軽量化、安全性改善のためガラスか
らプラスチックへの材料転換の要求がある。ルームミラ
ーは歪みの無い反射像が要求され、そのため、ひけや反
りなどの歪みの無い平坦な表面を有する成形品が要求さ
れる。ビニル脂環式炭化水素重合体樹脂は、透明性、低
複屈折性、低吸湿性、耐熱性など、光学部品として優れ
た特長を有していることが知られており、自動車のルー
ムミラー用材料としても有望である。ビニル脂環式炭化
水素重合体樹脂は、射出成形において金型温度を25〜
50℃付近の低温にしても、また、保圧を例えば1〜2
00MPaと大きく変化させても複屈折の小さい成形品
を得るのが容易であり、さらに成形後に吸湿による反り
などの変形も生じにくいという特徴を有している。しか
し、ビニル脂環式炭化水素重合体樹脂は射出成形時に成
形品の屈折率が部位により変動したり、成形品にひけが
生じることにより、成形品表面に反射膜を形成したとき
にミラーの反射像に歪みを生じる場合があった。特に、
表面積が大きく、肉厚で、且つ、楔形状の自動車ルーム
ミラー等では、反射像の歪みの無い成形品を得ることが
困難な場合があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、表面
積が大きく、肉厚が均一でない成形品においても、ソリ
やヒケが発生せず、屈折率の分布変動がなく、表面の平
坦性も良好な成形品が得られる方法を提供することであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、ビニル脂環式炭化
水素重合体樹脂を、特定範囲の金型温度にて、保圧を該
金型温度と特定の関係になる範囲に制御して射出成形す
ることにより、成形品の屈折率や表面平坦性が安定し、
反射像に歪みの少ないルームミラーを成形できることを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0005】かくして本発明によれば、ビニル脂環式炭
化水素重合体樹脂を、金型温度50〜150℃の範囲に
て、前記金型温度との関係が下記式1で表される保圧の
範囲で射出成形することを特徴とするビニル脂環式炭化
水素重合体樹脂の成形方法が提供される。 0.00064×T+0.55×T−13≦P≦0.00070×T+0. 43×T+147 (1) (式中、Pは保圧、単位はMPa、Tは金型温度、単位
は℃を示す。) また、本発明によれば、ビニル脂環式炭化水素重合体樹
脂が、側鎖に脂環式構造を有する繰り返し単位を、重合
体の全繰り返し単位中50重量%以上含有するものであ
る前記の成形方法が提供される。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の方法に使用するビニル脂
環式炭化水素重合体樹脂は、ビニル基を有する飽和脂環
式炭化水素化合物(以降、ビニルシクロアルカンと略記
する)をビニル付加重合して得られるような繰り返し単
位、すなわち側鎖に脂環式構造を有する繰り返し単位
を、重合体の全繰り返し単位中、好ましくは50%以
上、より好ましくは70%以上、さらに好ましくは80
%以上含有するビニル脂環式炭化水素重合体を主成分と
するものであり、該重合体を単独あるいは2種以上含
み、必要に応じて後述する各種添加剤を含有するもので
ある。ビニル脂環式炭化水素重合体樹脂の脂環式構造を
構成する炭素原子数は機械的強度、耐熱性、成形加工性
の観点から、通常4〜30個、好ましくは5〜20個、
より好ましくは5〜15個の範囲であり、最も好ましく
は6個である。このようなビニル脂環式炭化水素系重合
体としては、例えば、ビニルシクロペンテン系重合体の
水素添加物もしくはビニルシクロペンタン系重合体、ビ
ニルシクロヘキセン系重合体の水素添加物もしくはビニ
ルシクロヘキサン系重合体、ビニルシクロブテン系重合
体の水素添加物もしくはビニルシクロブタン系重合体、
ビニルシクロオクテン系重合体の水素添加物もしくはビ
ニルシクロオクタン系重合体、芳香族ビニル系重合体の
水素添加物などが挙げられる。これらの中でもビニルシ
クロヘキセン系重合体の水素添加物もしくはビニルシク
ロヘキサン系重合体、芳香族ビニル系重合体水素添加物
(芳香環部分の水素添加を含む)などが好ましく、ま
た、環内の炭素−炭素不飽和結合の水素添加率が高い方
が、低複屈折性の観点で好ましい。
【0007】ビニル脂環式炭化水素重合体樹脂を得るた
めに用いられる単量体としては、例えば、スチレン、α
−メチルスチレン、α−エチルスチレン、α−プロピル
スチレン、α−イソプロピルスチレン、α−t−ブチル
スチレン、2−メチルスチレン、3−メチルスチレン、
4−メチルスチレン、2,4−ジイソプロピルスチレ
ン、2,4−ジメチルスチレン、4−t−ブチルスチレ
ン、5−t−ブチル−2−メチルスチレン、4−モノク
ロロスチレン、ジクロロスチレン、4−モノフルオロス
チレン、4−フェニルスチレン等のスチレン系単量体;
ビニルシクロヘキサン、3−メチルイソプロペニルシク
ロヘキサン等のビニルシクロヘキサン系単量体;4−ビ
ニルシクロヘキセン、4−イソプロペニルシクロヘキセ
ン、1−メチル−4−ビニルシクロヘキセン、2−メチ
ル−4−ビニルシクロヘキセン、1−メチル−4−イソ
プロペニルシクロヘキセン、2−メチル−4−イソプロ
ペニルシクロヘキセン等のビニルシクロヘキセン系単量
体;d−テルペン、l−テルペン、ジテルペン等のテル
ペン系単量体;ビニルシクロペンタン、3−ビニルシク
ロペンテン、4−ビニルシクロペンテン、5−ビニルビ
シクロ[2.2.1]ヘプタ−2−エン等や、これらに
ハロゲン基、アルコキシ基、ヒドロキシル基等の置換基
を有するもの等が挙げられる。芳香環を含有するスチレ
ン系単量体を用いる場合は、水素添加反応により、水素
添加率が80%以上、好ましくは95%以上、より好ま
しくは99%以上にすることが好ましい。これらの単量
体は、単独でも、2種類以上を組合わせて用いてもよ
い。
【0008】また、本発明においては、重合体中の繰り
返し単位が50重量%未満となる範囲で前述の単量体以
外の単量体を共重合させてもよい。共重合可能な単量体
としては、ラジカル重合、アニオン重合、カチオン重
合、リビングアニオン重合、リビングカチオン重合、配
位アニオン重合、配位カチオン重合、リビングラジカル
重合等の重合法において共重合可能なものであれば特に
制限は無い。
【0009】共重合可能な単量体の具体例としては、エ
チレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−
ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、
1−デセン、1−ドデセン、1−エイコセン、イソブテ
ン、2−メチル−1−ブテン、2−メチル−1−ペンテ
ン、4−メチル−1−ペンテン、4,6−ジメチル−1
−ヘプテン等のα−オレフィン系単量体;シクロペンタ
ジエン、1−メチルシクロペンタジエン、2−メチルシ
クロペンタジエン、2−エチルシクロペンタジエン、5
−メチルシクロペンタジエン、5,5−ジメチルシクロ
ペンタジエン等のシクロペンタジエン系単量体;シクロ
ブテン、シクロペンテン、シクロヘキセン、ジシクロペ
ンタジエン等の環状オレフィン系単量体;ブタジエン、
イソプレン、1,3−ペンタジエン、フラン、チオフェ
ン、1,3−シクロヘキサジエン等の共役ジエン系単量
体;1−シアノエチレン(アクリロニトリル)、1−シ
アノ−1−メチルエチレン(メタアクリロニトリル)、
1−シアノ−1−クロロエチレン(α−クロロアクリロ
ニトリル)等のニトリル系単量体;1−(メトキシカル
ボニル)−1−メチルエチレン(メタアクリル酸メチル
エステル)、1−(エトキシカルボニル)−1−メチル
エチレン(メタアクリル酸エチルエステル)、1−(プ
ロポキシカルボニル)−1−メチルエチレン(メタアク
リル酸プロピルエステル)、1−(ブトキシカルボニ
ル)−1−メチルエチレン(メタアクリル酸ブチルエス
テル)、
【0010】1−メトキシカルボニルエチレン(アクリ
ル酸メチルエステル)、1−エトキシカルボニルエチレ
ン(アクリル酸エチルエステル)、1−プロポキシカル
ボニルエチレン(アクリル酸プロピルエステル)、1−
ブトキシカルボニルエチレン(アクリル酸ブチルエステ
ル)等の(メタ)アクリル酸エステル系単量体;1−カ
ルボキシエチレン(アクリル酸)、1−カルボキシ−1
−メチルエチレン(メタクリル酸)、無水マレイン酸等
の不飽和脂肪酸系単量体;1−ヒドロカルボニルエチレ
ン(アクロレイン)、1−(ヒドロカルボニル)−1−
メチルエチレン(メタクロレイン)、1−メチルカルボ
ニルエチレン(メチルビニルケトン)、1−(メチルカ
ルボニル)−1−メチルエチレン(メチルイソプロペニ
ルケトン)等の単量体;エチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイド、トリメチレンオキサイド、トリオキサ
ン、ジオキサン、シコロヘキセンオキサイド、スチレン
オキサイド、エピクロルヒドリン、テトラヒドロフラ
ン、メチルビニルエーテル、エチルビニルエーテル、フ
ェニルビニルエーテル等のエーテル系単量体;N−ビニ
ルカルバゾール、N−ビニルピロリドン、N−フェニル
マレイミド等の複素環含有単量体;等が挙げられる。
【0011】共重合可能な単量体を共重合成分とする共
重合体は、ランダム共重合体、擬似ランダム共重合体、
ブロック共重合体、傾斜ブロック共重合体等の何れでも
良い。ブロック共重合体の場合、ジブロック共重合体、
トリブロック共重合体、テトラブロック共重合体、ペン
タブロック共重合体、ヘキサブロック共重合体、ヘプタ
ブロック共重合体等、ブロック数は特に限定されない。
また、各ブロックのブロック長が互いに同じでも異なっ
てもよい。
【0012】ビニル脂環式炭化水素系重合体樹脂の製造
方法は、前述の単量体を、ラジカル重合、アニオン重
合、カチオン重合、リビングアニオン重合、リビングカ
チオン重合、配位アニオン重合、配位カチオン重合、リ
ビングラジカル重合等の重合法等の公知の重合方法を用
いて単独重合または共重合することにより得られる。ま
た、重合体の水素添加方法についても格別の制限は無
く、常法に従えばよいが、芳香族環を含む全ての炭素−
炭素不飽和結合について、水素添加率は通常80%以
上、好ましくは95%以上、より好ましくは99〜10
0%となるようにする。
【0013】本発明で使用するビニル脂環式炭化水素系
重合体の立体配置については、アタクティック、アイソ
タクティック、シンジオタクティックの何れでも良く、
例えば、ダイアッド表示によるシンジオタクティシティ
ーで、0〜100%の何れのものも用いることができ
る。
【0014】本発明で使用するビニル脂環式炭化水素重
合体樹脂のガラス転移温度(Tg)は、好ましくは80
〜250℃、より好ましくは90〜200℃、さらに好
ましくは100〜150℃の範囲である。ブロック共重
合体では、通常、高温側のTgが上記範囲であることが
好ましい。Tgが上記範囲にあるときに、強度特性、耐
熱性と成形加工性のバランスに優れる。ビニル脂環式炭
化水素重合体樹脂の重量平均分子量(Mw)は、ゲルパ
ーミエーションクロマトグラフィー(GPC)により測
定されるポリスチレン換算値で、好ましくは10,00
0〜500,000、より好ましくは30,000〜3
50,000、さらに好ましくは50,000〜20
0,000の範囲である。Mwが小さ過ぎる強度特性に
劣り、大き過ぎると成形性に劣り、成形品の複屈折が大
きくなる。複屈折が大きくなると、偏光サングラスを通
して見るルームミラーの反射像に虹状の色歪みを生じる
等の不具合が発生するため好ましくない。また、ビニル
脂環式炭化水素重合体樹脂の分子量分布は、上記Mw
と、同様にGPCで測定されるポリスチレン換算の数平
均分子量(Mn)との比(Mw/Mn)で表した場合
に、好ましくは5以下、より好ましくは4以下、さらに
好ましくは3以下、特に好ましくは2以下である。この
Mw/Mnが大き過ぎると、機械特性や耐熱性が低下す
る。特に機械強度、耐熱性、成形性を高度にバランスさ
せるには、Mw/Mnが2以下であることがさらに好ま
しく、1.7以下がより好ましく、1.3以下が最も好
ましい。
【0015】ビニル脂環式炭化水素重合体樹脂のMw/
Mnを上記好ましい範囲にするためには、前記重合方法
の中でも、リビングアニオン重合等のリビング重合方法
が好ましい。例えば、リビングアニオン重合は、重合開
始剤の存在下、通常0℃〜150℃、好ましくは10℃
〜100℃、特に好ましくは20℃〜80℃の温度範囲
において行う。開始剤としては、例えば、n−ブチルリ
チウム、sec−ブチルリチウム、t−ブチルリチウ
ム、ヘキシルリチウム、フェニルリチウムなどのモノ有
機リチウム、ジリチオメタン、1,4−ジオブタン、
1,4−ジリチオー2−エチルシクロヘキサン等の多官
能性有機リチウム化合物などが使用可能である。
【0016】重合は溶液重合、スラリー重合等の方法を
用いることができるが、反応熱の除去を考慮すると、溶
液重合が好ましい。この場合、重合体及びその水素化物
を溶解できる不活性溶媒を用いる。使用する不活性溶媒
としては、例えば、n−ブタン、n−ペンタン、イソペ
ンタン、n−ヘキサン、n−ヘプタン、イソオクタン等
の脂肪族炭化水素類;シクロペンタン、シクロヘキサ
ン、メチルシクロペンタン、メチルシクロヘキサン、デ
カリン、ビシクロ[4.3.0]ノナン、トリシクロ
[4.3.0.12,5]デカン等の脂環式炭化水素
類;ベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素類等が挙げ
られ、中でも脂環式炭化水素類を用いると、水素化反応
にも不活性な溶媒としてそのまま使用することができ、
また、ブロック共重合体及び水素化したブロック共重合
体の溶解性も良好であるため好ましい。これらの溶媒
は、それぞれ単独で、或いは2種類以上を組み合わせて
使用でき、通常、全使用モノマー100重量部に対して
200〜2000重量部となるような割合で用いられ
る。
【0017】それぞれの重合体ブロックを重合する際に
は、各ブロック内で、或る1成分の連鎖が長くなるのを
防止するために、重合促進剤やランダマイザーなどを使
用することができる。特に重合反応をアニオン重合によ
り行う場合には、ルイス塩基化合物などをランダマイザ
ーとして使用できる。ルイス塩基化合物の具体例として
は、例えば、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、ジ
イソプロピルエーテル、ジブチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、ジフェニルエーテル、エチレングリコールジ
エチルエーテル、エチレングリコールメチルフェニルエ
ーテル等のエーテル化合物;テトラメチルエチレンジア
ミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、ピリジン
等の第3級アミン化合物;カリウム−t−アミルオキシ
ド、カリウム−t−ブチルオキシド等のアルカリ金属ア
ルコキシド化合物;トリフェニルホスフィン等のホスフ
ィン化合物が挙げられる。これらのルイス塩基化合物
は、それぞれ単独で、或いは2種類以上を組み合わせて
使用することができる。リビングアニオン重合によりブ
ロック共重合体を得る方法は、従来公知の、逐次重合反
応法及びカップリング法などが挙げられるが、本発明に
おいては逐次重合反応法を用いることが好ましい。
【0018】本発明に用いるビニル脂環式炭化水素重合
体樹脂は、必要に応じて各種添加剤を含有していてもよ
い。添加剤の具体例としては、酸化防止剤、熱安定剤、
光安定剤、耐候安定剤、紫外線吸収剤、近赤外線吸収剤
などの安定剤;滑剤、可塑剤などの樹脂改質剤;染料や
顔料などの着色剤;帯電防止剤などが挙げられる。これ
らの添加剤は、単独で、あるいは2種以上を組み合せて
用いることができ、その含有量は本発明の目的を損ねな
い範囲で適宜選択される。
【0019】酸化防止剤としては、フェノール系酸化防
止剤、リン系酸化防止剤、イオウ系酸化防止剤などが挙
げられ、これらの中でもフェノール系酸化防止剤、特に
アルキル置換フェノール系酸化防止剤が好ましい。これ
らの酸化防止剤を配合することにより、透明性、低吸水
性等を低下させることなく、成形時の酸化劣化等による
成形物の着色や強度低下を防止できる。これらの酸化防
止剤は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わ
せて用いることができ、その含有量は、本発明の目的を
損なわれない範囲で適宜選択されるが、ビニル脂環式炭
化水素重合体樹脂100重量部に対して、好ましくは
0.0001〜5重量部、より好ましくは0.001〜
1重量部である。
【0020】ビニル脂環式炭化水素重合体樹脂に上記添
加剤を配合する方法は、例えば、添加剤を適当な溶剤に
溶解してビニル脂環式炭化水素重合体樹脂の溶液に添加
した後、溶媒を除去して配合剤を含むビニル脂環式炭化
水素重合体樹脂を回収する方法、ミキサー、二軸混錬
機、ロール、ブラベンダー、押出機などで樹脂を溶融状
態にして添加剤と混練する方法等が挙げられる。
【0021】本発明の成形方法は、上記ビニル脂環式炭
化水素重合体樹脂を金型温度が50〜150℃の範囲に
て、保圧を、前記金型温度と下記式1で表される関係を
満たす範囲に制御して射出成形することを特徴とする。 0.00064×T+0.55×T−13≦P≦0.00070×T+0. 43×T+147 (1) (式中、Pは保圧、単位はMPa、Tは金型温度、単位
は℃を示す。) 射出成形の方法は、通常の射出成形法および射出圧縮成
形法のいずれでもよい。射出圧縮成形法の場合には、型
圧縮時の樹脂圧が、金型温度と上記式1で表される関係
を満たすように制御する。
【0022】上記方法において、射出成形の樹脂温度
は、好ましくは200〜300℃、より好ましくは22
0〜290℃、さらに好ましくは230〜280℃であ
る。樹脂温度が上記範囲を超える場合は樹脂が熱分解し
易くなり、成形品にシルバー、ガスによるヤケ、ボイド
等が生じ易くなるため好ましくない。樹脂温度がこの範
囲を下回る場合は溶融時の流動性が低くなり易く、成形
品のヒケや充填不良等が生じ易くなるため好ましくな
い。また、樹脂温度が高過ぎる場合や低すぎる場合は、
成形品の屈折率が変動し易く、波長587.6nmにお
ける屈折率nが±0.0008程度以上変化する場合
もある。
【0023】本発明の成形方法においては、金型温度は
好ましくは60〜140℃、より好ましくは70〜13
0℃である。射出時に、金型温度をビニル脂環式炭化水
素重合体樹脂のガラス転移温度以上に保持しておき、金
型に樹脂を充填後にガラス転移温度以下に冷却する方法
も好ましい。この際、冷却して金型温度が50〜150
℃の範囲でガラス転移温度以下になった時点で、金型温
度と保圧とが上記式の範囲となるようにすればよい。金
型温度が上記範囲より低い場合は、充填されたビニル脂
環式炭化水素重合体樹脂の固化が速過ぎ、保圧の効果が
十分に得られない。また、金型温度が高すぎる場合は、
成形品のひけが大きくなり成形品の面精度が低下するた
め好ましくない。
【0024】本発明の方法で使用する金型の構造に特別
の限定は無いが、ゲートの形状は保圧の効果を十分に発
揮させるためにゲートの断面が大きいことが好ましく、
好ましくは直径1mmの円を包含し得る断面形状、より
好ましくは直径1.5mmの円を包含し得る断面形状、
更に好ましくは直径2mmの円を包含し得る断面形状が
望ましい。
【0025】金型のランナー部は、保圧の効果を高める
ために、断面が大きいことが好ましく、好ましくは直径
3mmの円を包含し得る断面形状、より好ましくは直径
5mmの円を包含し得る断面形状、更に好ましくは直径
7mmの円を包含し得る断面形状が望ましく、また、ラ
ンナー部をホットランナーとすることも有効で、この
際、ホットランナー部の温度は180〜290℃、好ま
しくは200〜280℃、より好ましくは220〜27
0℃である。ゲートおよびランナーの断面が小さい場合
は、本発明の保圧の効果が十分に発揮されなくなる。金
型の成形品部をコア型とし、射出圧縮成形とすること
も、安定した屈折率を得るために好ましい。
【0026】本発明の方法においては、成形時の保圧
は、前記金型温度と、好ましくは下記式2の関係を満た
すように、 0.00065×T+0.53×T+11≦P≦0.00087×T+0. 38×T+127 (2) (式中、Pは保圧、単位はMPa、Tは金型温度、単位
は℃を示す。)より好ましくは下記式3の関係を満たす
ように、 0.00051×T+0.54×T+37≦P≦0.00072×T+0. 42×T+102 (3) (式中、Pは保圧、単位はMPa、Tは金型温度、単位
は℃を示す。)それぞれ制御する。また、保圧が式1の
範囲より小さい場合は、成形品のヒケが生じ易く、ま
た、屈折率も小さくなり易い。保圧が上記範囲より大き
い場合は、金型に樹脂が過充填となって成形品が離型不
良になったり、割れを生じたりするので好ましくない。
また、成形品の屈折率は大きくなり易い。保圧が小さ過
ぎたり、大き過ぎたりすると、成形品の波長587.6
nmにおける屈折率nが±0.001程度迄変化する
場合もあり、好ましくない。
【0027】射出速度は特に制限は無いが、射出速度は
成形機の大きさや成形品の大きさによっても異なるた
め、通常、金型への充填時間で制御することが望まれ
る。金型への充填時間は、好ましくは0.1〜4秒、よ
り好ましくは0.2〜2秒、更に好ましくは0.3秒〜
1秒である。充填時間が長過ぎる場合は保圧の効果が発
現し難くなり易く、また、保圧の効果を高めるためには
充填時間が短い方が好ましいが、充填時間が短か過ぎる
場合はシルバーやガスによるヤケを生じ易くなるので好
ましくない。
【0028】ビニル脂環式炭化水素重合体樹脂が金型に
充填された後の冷却時間は、成形品の厚みと関連するた
め特定範囲には限定されない。成形品の肉厚が薄いもの
から厚いもので、通常1秒〜10分、好ましくは2秒〜
5分、より好ましくは3秒〜2分 である。冷却時間を
長くとることは成形品の表面平滑性が良くなり、屈折率
を安定させるために好ましいが、工業生産の観点から適
切な時間を選択するのが良い。
【0029】本発明の成形方法は、自動車用ルームミラ
ーなどの、投影面積が大きく、肉厚で、偏肉の成形品の
成形に特に有効であるが、成形品の形状はこれに限定さ
れず、楔状、球状、棒状、板状、円柱状、筒状、レンズ
状等、種々の形状にすることができる。本発明の成形方
法は、成形品の肉厚Xと長さYの比Y/Xが大きいもの
に対して効果が認められ易い。成形品の肉厚と長さは、
例えば、楔形状のルームミラーでは肉厚はミラー面の中
央部の厚み、長さは長手方向での長さであり、光ディス
ク基板であれば肉厚はディスク厚み、長さは直径であ
り、レンズであれば肉厚は光線有効面の中央部の厚み、
長さはレンズの有効径、などが該当する。本発明の効果
が認められ易い成形品のY/Xの値は、5以上、より効
果的なのは10以上である。
【0030】本発明の方法により得られる成形体は、C
D用光ディスク基板、DVD用光ディスク基板、ピック
アップレンズ、レーザープリンター用fθレンズ、レー
ザープリンター用ポリゴンミラー、カメラ用ファインダ
ープリズム、LCDバックライト用導光板、LCDフロ
ントライト用導光板、光学セル等の光学部品としても好
適である。
【0031】
【実施例】以下に、製造例、実施例及び比較例を挙げ
て、本発明についてより具体的に説明する。これらの例
中の〔部〕及び〔%〕は、特に断わりのない限り重量基
準である。ただし本発明は、これらの製造例、実施例の
みに限定されるものではない。各種の物性の測定は、下
記の方法に従って行った。 (1)分子量 テトラヒドロフラン(THF)を溶媒にして、30℃で
GPCにより測定し、標準ポリスチレン換算のMwを求
めた。 (2)分子量分布 THFを溶媒にして、30℃でGPCにより測定し、標
準ポリスチレン換算のMwとMnを求め、MwとMnの
比(Mw/Mn)を算出した。 (3)水素化率 ビニル脂環式炭化水素重合体樹脂の、主鎖及び芳香環の
水素化率は、H−NMRスペクトルを測定し算出し
た。 (4)ガラス転移温度(Tg) JIS K7121に基づいてDSCにて測定した。
【0032】(5)ルームミラーの成形 縦70mm、横200mm、厚さが縦方向に6mm〜3
mmに漸次に変化する楔形であり、厚さが大きい側の端
面中央部に縦3mm、横6mmの断面のゲートを有する
ルームミラー基板の金型を使用し、射出成形機(東芝機
械株式会社製、IS450)を用いて、樹脂温度、金型
温度、保圧を表1に示す条件で変化させて射出成形を行
った。ルームミラー基板の形状を図1に示す。 (6)成形性評価 成形性をシルバー、割れ、ヒケ等の外観を目視で評価し
た。 (7)反射像の評価 成形したルームミラー基板の片面にアルミニウムを真空
蒸着し、ルームミラーを作成した。5m離れた壁面に2
0cm間隔で縦横に碁盤目状に並行線をひいたシートを
設置し、ルームミラーのアルミニウムを蒸着していない
面から、ルームミラー基板を透して反射像を目視で観察
し、シート上の並行線の歪みを評価した。評価の判定
は、並行線に歪みが認められなかった場合を○、歪みが
認められた場合を×とした。 (8)屈折率の測定 成形したルームミラー基板の図1中に示した中央部Aと
端部Bを切り出し、カルニュー屈折率計を使用して、温
度25℃で、波長587.6nmにおける屈折率n
測定した。
【0033】[製造例1]十分に乾燥し窒素置換した、
攪拌装置を備えたステンレス鋼製反応器に、脱水シクロ
ヘキサン300部、スチレン25部及びジブチルエーテ
ル0.20部を仕込み、60℃で攪拌しながらn−ブチ
ルリチウム溶液(15%含有ヘキサン溶液)0.45部
を添加して重合反応を開始した。1時間重合反応を行っ
た後、反応溶液中に、スチレン15部を添加し、さらに
1時間重合反応を行った。その後、反応溶液中にイソプ
レン20部を添加して、さらに1時間重合反応を行っ
た。その後、反応溶液中にスチレン40部を1時間に渡
って連続的に添加し、引き続き1時間重合反応を行っ
た。その後、反応溶液にイソプロピルアルコール0.2
部を添加して反応を停止させた。
【0034】次いで、上記重合反応溶液400部を、攪
拌装置を備えた耐圧反応器に移送し、水素化触媒とし
て、ケイソウ土担持型ニッケル触媒(日揮化学社製;E
22U)3部を添加して混合した。反応器内部を水素ガ
スで置換し、さらに溶液を攪拌しながら水素を供給し、
温度170℃、圧力4.5MPaにて5時間水素化反応
を行い、水素化重合体溶液を得た。水素化反応終了後、
反応溶液をろ過して水素化触媒を除去した後、酸化防止
剤イルガノックス1010(チバスペシャリティ・ケミ
カルズ社製)0.1部を添加、溶解させ、薄膜乾燥機
(Buss社製、フィルムトルーダー)を使用して、2
60℃、7Torr、滞留時間1.2時間の条件で揮発
成分の除去を行った。揮発成分が除去された水素化重合
体は、溶融状態でダイからストランド状に押出され、水
冷された後、ペレタイザーでカッティングされてペレッ
ト状で回収された。得られた水素化重合体は、スチレン
由来の繰り返し単位を含有するブロック、及び、イソプ
レン由来の繰り返し単位を含有するブロック、及び、ス
チレン由来の繰り返し単位を含有するブロックとからな
る水素化3元ブロック共重合体樹脂である。該水素化ブ
ロック共重合体のMwは82,000、Mw/Mnは
1.20、主鎖及び芳香環の水素化率は99.9%、軟
化温度は128℃であった。
【0035】[製造例2]十分に乾燥し窒素置換した、
攪拌装置を備えたステンレス鋼製反応器に、脱水シクロ
ヘキサン300部、スチレン14.25部、イソプレン
0.75部及びジブチルエーテル0.20部を仕込み、
60℃で攪拌しながらn−ブチルリチウム溶液(15重
量%含有ヘキサン溶液)0.34部を添加して重合反応
を開始した。1時間重合反応を行った後、反応溶液中
に、スチレン80.75部とイソプレン4.25部の混
合物を3時間かけて連続的に添加した。その後さらに1
時間重合反応を行った後、反応溶液にイソプロピルアル
コール0.2部を添加して反応を停止させた。
【0036】次いで、上記重合反応溶液400部を、攪
拌装置を備えた耐圧反応器に移送し、水素化触媒とし
て、ケイソウ土担持型ニッケル触媒(日揮化学社製;E
22U)4部を添加して混合した。反応器内部を水素ガ
スで置換し、さらに溶液を攪拌しながら水素を供給し、
温度170℃、圧力4.5MPaにて6時間水素化反応
を行った。水素化反応終了後、反応溶液をろ過して水素
化触媒を除去した後、酸化防止剤イルガノックス101
0(チバスペシャリティ・ケミカルズ社製)0.1部を
添加、溶解させ、製造例1と同様にして揮発成分の除
去、及び、ペレット化を行なった。得られた水素化ラン
ダム共重合体樹脂は、スチレン由来の繰り返し単位とイ
ソプレン由来の繰り返し単位を含有するランダム共重合
体である。該ランダム共重合体のMwは133000、
Mw/Mnは1.32、主鎖及び芳香環の水素化率は9
9.9%、軟化温度は122℃であった。
【0037】[実施例1〜4]製造例1で得られたビニ
ル脂環式炭化水素重合体樹脂を使用して、表1に示した
成形条件にてルームミラー基板を成形した。成形性の評
価結果、ルームミラーでの反射像の歪み評価の結果、ル
ームミラー基板のA点及びB点における屈折率測定結果
を表1に合わせて示した。成形性は問題無かった。反射
像に歪みはほとんど認められず、屈折率の変動も小さい
ことが分かった。
【0038】[実施例5〜8]製造例2で得られたビニ
ル脂環式炭化水素重合体樹脂を使用して、表1に示した
成形条件にてルームミラー基板を成形した。成形性の評
価結果、ルームミラーでの反射像の歪み評価の結果、ル
ームミラー基板のA点及びB点における屈折率測定結果
を表1に合わせて示した。成形性は問題無かった。反射
像に歪みはほとんど認められず、屈折率の変動も0.0
000〜0.0001と小さいことが分かった。
【0039】[比較例1〜4]製造例1で得られたビニ
ル脂環式炭化水素重合体樹脂を使用して、表1に示した
成形条件にてルームミラー基板を成形した。成形性の評
価結果、ルームミラーでの反射像の歪み評価の結果、ル
ームミラー基板のA点及びB点における屈折率測定結果
を表1に合わせて示した。比較例1及び3では、ルーム
ミラー基板中央部に僅かなヒケが認められ、反射像は中
央部付近では大きな歪みが観察された。また、屈折率の
変動は0.0003〜0.0004と大きかった。比較
例2及び4では、射出成形後の離形性が悪かったが、外
観上に大きな問題は認められなかった。しかし、反射像
ではゲート近傍に歪みが観察され、ルームミラーとして
は不良であった。屈折率の変動は0.0001と小さか
った。
【0040】[比較例5〜8]製造例2で得られたビニ
ル脂環式炭化水素重合体樹脂を使用して、表1に示した
成形条件にてルームミラー基板を成形した。成形性の評
価結果、ルームミラーでの反射像の歪み評価の結果、ル
ームミラー基板のA点及びB点における屈折率測定結果
を表1に合わせて示した。比較例5及び7では、ルーム
ミラー基板中央部に僅かなヒケが認められ、反射像は中
央部付近では大きな歪みが観察された。また、屈折率の
変動は0.0004〜0.0005と大きかった。比較
例6及び8では、射出成形後にゲート部が割れ、ルーム
ミラー面にもクラックが達しており、良好なルームミラ
ー基板が得られなかった。
【0041】
【表1】
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、ビニル脂環式炭化水素
重合体樹脂を特定の射出成形条件で成形することによ
り、肉厚で偏肉の成形品でも、表面平坦性が良く、成形
体の屈折率の変動も少ない、ビニル脂環式炭化水素重合
体樹脂の成形体が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、成形体(ミラー)の正面図及び断面
図である。
【符号の説明】
1 ミラー正面図 2 ミラー断面図 A 屈折率測定箇所(中央部) B 屈折率測定箇所(端部) C ゲート跡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F206 AA12 AH73 AR024 AR064 JA07 JN21 JQ81

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビニル脂環式炭化水素重合体樹脂を、金
    型温度50〜150℃の範囲にて、前記金型温度との関
    係が下記式1で表される保圧の範囲で射出成形すること
    を特徴とするビニル脂環式炭化水素重合体樹脂の成形方
    法。 0.00064×T+0.55×T−13≦P≦0.00070×T+0. 43×T+147 (1) (式中、Pは保圧、単位はMPa、Tは金型温度、単位
    は℃を示す。)
  2. 【請求項2】 ビニル脂環式炭化水素重合体樹脂が、側
    鎖に脂環式構造を有する繰り返し単位を、重合体の全繰
    り返し単位中50重量%以上含有するものである請求項
    1記載の成形方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010194965A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Konica Minolta Opto Inc レンズ製造方法
JP2010194966A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Konica Minolta Opto Inc 成形方法及びヒケなし限界保圧値の判断方法

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JP2010194965A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Konica Minolta Opto Inc レンズ製造方法
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