JP2003103546A - 紐状樹脂成形体 - Google Patents

紐状樹脂成形体

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JP2003103546A JP2001338660A JP2001338660A JP2003103546A JP 2003103546 A JP2003103546 A JP 2003103546A JP 2001338660 A JP2001338660 A JP 2001338660A JP 2001338660 A JP2001338660 A JP 2001338660A JP 2003103546 A JP2003103546 A JP 2003103546A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 連続して繰り出さたシート状基材を用いて複
数の四角形に近い発泡体あるいは非発泡体の紐状樹脂成
形体を同時に製造する。 【解決手段】 走行する一枚のシート状基材に複数の液
状乃至半液状の樹脂組成物を塗布すると共に、本塗布液
が硬化するまでの間に本液状塗布液が流動しないように
走行するシート状基材と連動して走行する塗布液移動防
止ガイドを設置して、塗布液の幅方向の移動を防止しな
がら、紐状樹脂成形体を製造する方法及びその装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は四角形乃至四角形に近い
紐状樹脂成形体を連続して複数本同時に製造する方法並
びに装置に関するものであり、更に詳しくは発泡体ある
いは非発泡体の紐状樹脂成形体の製造並びに装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】紐状のクロロプレン系ゴムあるいはEP
DM系ゴム成形体は一般的に1軸のゴム押出機から水平
方向に押し出され加熱等を加え製造される。これらの製
品は押出機から押し出された時点で十分に粘弾性を有し
ていることから形状保持性が良く、単にコンベヤーベル
ト上に押し出されるだけでも四角形あるいは四角形に近
い形状を保持し、加熱されて四角形あるいは四角形に近
い製品となる。
【0003】しかしながらこれらの紐状ゴム成形体は1
軸のゴム押出機より押し出されるのであるが、その押し
出し本数は1本乃至2本と限定される。本押し出された
紐状ゴム成形体は押し出し型よりそのままベルト上など
に押しだし成形される為、2本以上押し出す場合には同
一速度で同一太さの製品を押し出す必要がある。これに
より同一コンベヤー上で同一太さの複数本の製品が同時
に成形される。しかしながら前述の押し出し方法は2本
が限度であり、3本以上となると前述の同一速度、同一
形状の条件で押し出すことは技術的に困難である。また
例え複数の押出機を使って3本以上、同一速度、同一太
さの紐状ゴム成形体を押し出すことができても、その後
の加熱で成形収縮を含めて同一形状の製品を作ることは
各押出機の混練押し出し条件が微妙に異なる為、実用上
非常に困難である。以上のことから紐状ゴム成形体は性
能はよいものの生産性が低く非常に高価となって使用分
野も限定される。
【0004】熱硬化性ポリウレタン、軟質塩化ビニル、
フェノール樹脂、反応性シリコン樹脂等の樹脂をゴム成
形体と同様の方法で直接素原料から押出機を用いて製造
することは粘弾性が極端に小さいことから形状保持がで
きず、従って製造することが困難である。そこで例えば
前もって原料を反応させて熱可塑性のポリウレタン樹脂
等を合成し、合成された熱可塑性ウレタン樹脂を紐状に
押出機を用いて溶融押し出しする2段階ゴム的方法が一
部とられてきた。しかしながらこの方法はポリマー合成
の第一工程並びに溶融押し出しの第二工程の2段階工程
を経る為、高価につくと共に複数本同時に製造すること
は押し出しゴム成形体と同様に困難である。またこれら
の製品は熱可塑性であって熱硬化性でない為、耐熱性が
低く高温領域での使用ができないなどの欠点も有してい
る。
【0005】流動性を有する反応性樹脂組成物は金属や
樹脂のモールド金型を用いれば紐状樹脂成形体を製造す
ることは容易であるが、長尺品を製造することはできな
いと共に生産性が低く非常に高価なものとなる。そこで
直接素原料から1段階方法によって紐状樹脂成形体を複
数本同時に、しかも安価に連続して製造する技術が要望
されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題点
に鑑みてなされたものであって、第一の課題は一枚のシ
ート状基材を用いて原料から直接複数本、具体的には数
本乃至10本あるいはそれ以上の紐状樹脂成形体を連続
して製造する技術を提供することである。本発明の第二
の課題は紐状の表面全体に自己形成表皮を有する紐状樹
脂成形体を同時に複数本連続して製造する技術を提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は走行する一枚の
シート状基材に複数の液状乃至半液状の樹脂組成物を塗
布すると共に、未硬化の本塗布液が硬化するまでの間に
本塗布液が流動するのを連続的に防ぐため、走行するシ
ート状基材と連動する塗布液移動防止ガイドを設置し、
本ガイドにより一定幅の紐状樹脂成形体を製造すること
にある。ここでシート状基材と連動する塗布液移動防止
ガイドの設置は液状乃至半液状の樹脂組成物を塗布する
前から設置しても良くあるいは液状乃至半液状の樹脂組
成物を先に塗布した後塗布液が大幅に移動する前に本塗
布液移動防止ガイドを設置しても良い。要は目的とする
製品幅が一定になるように設けられる塗布液移動防止ガ
イドであればいかなるガイドであっても良い。
【0008】本発明の紐状樹脂成形体とする樹脂組成物
としては、塩化ビニル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリウレ
タン樹脂等の既に樹脂化された反応性を有さない熱可塑
化樹脂粉末と可塑剤等の熱可塑性樹脂組成物、フェノー
ル樹脂並びに尿素樹脂等の縮合性反応性組成物あるいは
ポリウレタン樹脂並びにシリコン樹脂等の反応性樹脂組
成物等であるがこれに限定されず液状乃至半液状の樹脂
組成物であればすべて使用することができる。特に樹脂
組成物が反応性ポリウレタン発泡樹脂組成物あるいは反
応性シリコン発泡樹脂組成物の場合にはその素原料の分
子量、構造並びに発泡剤量等を自由に変えても液状乃至
半液状で塗布することが可能であり、また各種物理特性
の製品を作ることができるので特に好ましい。
【0009】本発明の樹脂組成物は硬質の紐状樹脂成形
体を形成するものであっても、軟質の紐状樹脂成形体を
形成するものであっても良く、また発泡体を形成するも
のであっても、あるいは非発泡体を形成するものであっ
ても良い。即ち本発明の樹脂組成物は塗布可能な液状乃
至半液状な樹脂組成物であればすべて使用することがで
きる。
【0010】本発明の樹脂組成物としての具体的例とし
ては粉末塩化ビニル樹脂、ジブチルフタレート並びに各
種安定剤を加えて混合可塑化させた非反応性の非発泡性
塩化ビニル組成物あるいは前述の非発泡性塩化ビニル組
成物に発泡剤を混入した発泡性塩化ビニル組成物あるい
は酢酸ビニルエマルジョンに各種架橋剤、安定剤に空気
を混入して機械的に泡立てたエマルジョン組成物、ある
いはポリオール、ポリイソシアネート、架橋剤、触媒、
発泡剤、気泡安定剤並びに各種添加剤を混合した反応性
ポリウレタン発泡組成物等がある。
【0011】本発明の液状乃至半液状の樹脂組成物とは
シート状基材に塗布する時に液状乃至半液状であれば良
いのであり、室温で固体であっても加熱して塗布する時
に液状あるいは半液状であれば良い。半液状の樹脂組成
物とは静的には流動性がないが剪断力をかけた場合に液
状化するチキソトロピックな組成物あるいは木片、木粉
等を混入した樹脂組成物を指す。
【0012】本発明に於いて一枚の走行するシート状基
材に複数の液状乃至半液状の樹脂組成物を塗布する方法
としては複数の樹脂組成物を吐出する装置を用意するか
あるいは1台の樹脂組成物を吐出する装置を用いて吐出
時に複数に吐出液を分液するか、あるいは1台の樹脂組
成物の吐出機より吐出し、その液を櫛目状のドクターナ
イフあるいは櫛目状のリバースコーター等で複数本に分
液して塗布する方法等がある。
【0013】本発明の紐状樹脂成形体とは主に断面が四
角形あるいは四角形に近い形状の長尺の製品をさすが、
塗布液の移動防止ガイドの形状によって四角形以外の形
状になることも可能であり、また塗布液に接して移動す
る上面シート状基材が接着性を有する織物等である場合
には全体としては不特定の形状となることもある。
【0014】本発明では塗布液が未硬化状態の時に塗布
液が流動するのを防止するために走行するシート状基材
と連動する塗布液移動防止ガイドを使用する。本塗布液
移動ガイドが塗布液の上面に接して移動するシート状基
材である場合には各種樹脂フィルムやシートあるいは
紙、織物あるいは不織布が使用され、下面の一枚のシー
ト状基材との間で塗布された樹脂組成物をサンドイッチ
した構造となる。この場合塗布された個々の紐状樹脂組
成物の端部と上下面シート状基材との間には表面張力が
働き幅方向に広がるのを抑える働きをなす。また本発明
の塗布液移動防止ガイドが個々の紐状塗布液の移動仕切
材の場合には塗布液と直接幅方向で接触して紐状樹脂成
形体の製品幅を一定に保つ働きをする。
【0015】本発明の樹脂成形体が発泡体である場合に
は、全製品表面に樹脂成形体の形成時に形成された薄い
表皮を有する。この薄い表皮は相手材料にラップのよう
に密着することから、本発泡樹脂成形体が止水パッキン
あるいはガスケットとして使用される場合には界面漏水
あるいは界面ガス漏れを防止し、止水性、エアーシール
性の面で特に優れたものとなる。特にポリウレタン発泡
体あるいはシリコン樹脂発泡体の場合には原料として疎
水性原料を選択すれば、本樹脂成形体の接触角が90度
以上の疎水性樹脂とすることができるので特に止水能力
を改善したパッキンとなる。また例えば上記本樹脂成形
体が連続気泡体であっても疎水性樹脂の場合には逆毛細
管作用で水を押し出す働きを生じ高水圧に耐える止水材
となる。
【0016】本発明で使用されるシート状基材としては
フィルムあるいは紙等のシート状基材を指し、単独で使
用する場合あるいは他の材料と複合で使用する。具体的
には単独のシート状基材としてはクラフト紙、ポリエチ
レンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリメチルペ
ンテンフィルム、ポリエステルフィルム、ポリアミドフ
ィルム、ポリイミドフィルム、テフロン(登録商標)フ
ィルム、繊維、織物、不織布等があるがこれらに限定さ
れるものではない。また複合シート状基材としてはシリ
コン樹脂等の離型性樹脂等を焼き付けた離型紙、あるい
はフィルム、フィルムラミネート紙に更に離型性を有す
るシリコン樹脂等を焼き付けたもの、ポリメチレンペン
テン樹脂等の離型性を有する樹脂を紙あるいは他のフィ
ルムに一体化させたもの、油や界面活性剤等を紙等に処
理したもの、グラスファイバー強化テフロン樹脂シート
等があり、樹脂成形体の性質並びにシート状基材の性質
とによって適宜選択使用すればよい。またシート状基材
の最初と最後を継いだベルトもシート状基材であり本発
明の範囲に含まれる。シート状基材としては下面シート
の場合と下面シートに連動する上面シートの場合がある
が基本的には同一の材料が使用可能である。但し上面シ
ートは一枚であっても複数枚であっても良く、また下面
シートが接着性を有する場合には成形品を製造後、個々
長さ方向に切断する必要がある。
【0017】目的とする紐状樹脂成形体自身そのものを
製造する場合には離型性を有するシート状基材を選択す
れぱ良く、またシート状基材と一体品を望む場合には離
型性がなく接着性の高い紙、織物、不織布、あるいはフ
ィルムを選択すれば良い。
【0018】本発明の紐状樹脂成形体はポリウレタン成
形体、軟質ビニル成形体、シリコン成形体、アクリル成
形体等の可とう性成形体並びに硬質ポリウレタン成形
体、硬質フェノール成形体、硬質塩化ビニル成形体等の
硬質樹脂成形体も製造可能であり、即ち樹脂組成物を塗
布する時点で流動性を有するものであれば製品が軟質で
あっても硬質であっても本樹脂成形体の範囲に含まれ
る。ここで紐状樹脂成形体とは製品断面形状が基本的に
同一な長尺の製品を指し通常その断面寸法は最小でタテ
3mm×ヨコ3mm乃至タテ10cm×ヨコ10cmの
寸法に入る各種形状並びに寸法の長尺品であり、紐状ゴ
ム代替品、紐状パッキン等に使用される。
【0019】本発明で使用できる流動性を有する樹脂組
成物が反応性ポリウレタン樹脂である場合には特別の原
料である必要はない。ポリオールとは一般のポリウレタ
ンフォームに使用するものであれば何れも使用可能であ
り、例えばポリオキシアルキレンポリエーテルポリオー
ル、ポリエステルポリオール、ポリオレフィンポリオー
ル等いかなるポリオールも使用することができる。本発
明の樹脂成形体が連続気泡の樹脂成形体でありまた止水
性パッキンとして使用する場合には疎水性ポリオール、
具体的にはダイマー酸ポリオール、ポリイソプレンポリ
オール、ポリブタジエンポリオール等を使用するのが良
い。ポリイソシアネートとは一般に使用するトリレンジ
イソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、ポ
リメチレンポリフェニレンポリイソシアネート、粗製ポ
リメチレンポリフェニレンポリイソシアネート等ウレタ
ンフォームに一般に使用可能なポリイソシアネートであ
れば使用することができる。架橋剤あるいは鎖延長剤と
しては1,4ブタンジオール、トリメチロールプロパ
ン、1,3ブタンジオール、エチレングリコール、ジエ
チレングリコール等の低分子量ポリオールやメチレンビ
スジフェニルポリアミン、トリレンジアミン等の一般に
使用されるポリアミン等も使用できる。これらポリウレ
タン組成物は樹脂化の過程で発泡剤を使用することによ
り紐状発泡樹脂成形体とすることができる。本発明のポ
リウレタン成形体に使用する触媒としては3級アミンや
有機金属化合物等一般に使用される触媒ならすべて使用
することができる。
【0020】また本発明に於いてはワンショット法で
も、前もってポリオールとポリイソシアネートとを反応
させるなどしたプレポリマー法も本発明は可能である。
また軟質ウレタン成形体であっても硬質ウレタン成形体
であっても共に可能であり、本発明の範囲に含まれる。
またイソシアヌレート結合を含むポリウレタンも本ポリ
ウレタン樹脂の範囲に含まれる。また充填剤としては炭
酸カルシウム、クレー、硫酸バリウム、水酸化バリウ
ム、水酸化アルミニウム等の無機充填剤、ジオクチルフ
タレート、石油樹脂、アスファルト、ポリブテン等一般
に使用されるもの、その他紫外線防止剤、顔料、酸化防
止剤等が使用できる。
【0021】ポリウレタン樹脂成形体を製造する装置の
例としては汎用のポリウレタン発泡機を複数台使用する
かあるいは一台の発泡機から分液して複数の吐出にすれ
ば良く、例えばポリオール成分並びにイソシアネート成
分あるいはその他の成分をギャポンプなどで一定量ミキ
シングヘッドに送り、ミキシングヘッドで混合吐出並び
に塗布すれば良い。
【0022】
【実施形態】図1,図2,図3,図4は上下面に離型性
を有するシート状基材を用いて本発明の紐状樹脂成形体
を製造する方法を説明する概略図である。図1は装置の
平面図であり、図2は本装置図1の側面図、図3は図1
の装置のA−A’断面図、図4は図1装置のB−B’断
面図である。下面繰り出しロール1を介して下面離型紙
6が繰り出され、4個のポリウレタン発泡機からなる塗
布装置4より反応性発泡ウレタン組成物が塗布隙間15
を空けて離型紙6に塗布される。ここで反応性発泡ウレ
タン組成物はポリオール成分、シリコン界面活性剤、並
びにアミン触媒を混合した成分、スズ系触媒成分の四成
分をミキシングチャンバーで混合したものである。次に
本塗布液8上に上面繰り出しロール2を介して上面離型
紙7が乗せられ、各ウレタン成分が反応して紐状ウレタ
ン発泡成形体9となる。上面離型紙7は反応が進行して
剥離可能となった後上面巻き取りロールを介して剥離さ
れる。本ウレタン製品は更にアフターキュアーを行い、
下面離型紙6が剥離され最終製品となる。本工程に於い
て必要ならば加熱炉を用意して加熱発泡することもでき
る。ここで塗布された反応性ウレタン原料8は一般に液
状のため離型紙の進行方向に直角な水平方向、即ち紐状
樹脂成形体の製品幅方向に広がり、一定製品幅の製品を
造ることが困難であるが塗布液を上下面離型紙でサンド
イッチすることにより、側面に塗布液の流動を防止する
ガイドがなくても塗布液の移動を防止し一定幅の製品を
造ることができる。
【0023】図5,図6,図7,図8及び図9は一枚の
離型紙のみで、一定製品幅の紐状樹脂成形体を製造する
方法を説明する概略図である。図5は装置の平面図、図
6は図5の装置の側面図、図7は図5の装置のC−C’
断面図、図8は図5の装置のD−D’断面図、図9は図
5の装置のE−E’断面図である。繰り出しロール1を
介して離型紙6が繰り出されるが、同時に塗布液8の流
動を防止する紐状シリコンゴムガイド11も合わせて繰
り出される。本シリコンゴムガイド11は四角形をした
非発泡体シリコン樹脂からできており離型性を有してい
る。塗布装置4より反応性ポリウレタン原料が塗布され
必要に応じて加熱等を加えながら、反応発泡して紐状ウ
レタン発泡体9が製造される。本製品は更にアフターキ
ュアー等を加えた後離型紙6を剥離して最終製品とな
る。本製造方法に於いては紐状塗布液仕切材である紐状
シリコンゴムガイド11が塗布液移動防止ガイドとなっ
て一定製品幅の紐状樹脂成形体が製造される。
【0024】図10,図11,図12並びに図13はシ
ート状基材として離型性を有するテフロンベルトを用い
て紐状樹脂成形体を製造する方法を説明する概略図であ
る。図10は装置の平面図、図11は図10の装置の側
面図、図12は図10の装置のF−F’断面図、図13
は図10の装置のG−G’断面図である。コンベヤーロ
ール5及び14によって、テフロンベルト13が一定速
度で回転している。テフロンベルト13の上部には塗布
液の幅方向への流動を防止するため、シリコン樹脂より
なる四角形の紐状ベルト12が複数本下段のテフロンベ
ルト13と連動して回転している。5個のポリウレタン
発泡機よりなる塗布装置4によってテフロンベルト13
の上に反応性ポリウレタン原料が塗布された後、それぞ
れの塗布液8はシリコンゴムからできている紐状ベルト
12により一定製品幅の紐状ウレタン発泡成形体9が製
造される。本紐状製品は上面に離型フイルム等を使用せ
ず開放型となっていることから上面表皮は下面表皮に較
べて発泡ガスが逃げるため厚い表皮となっている。本製
造方法では紐状ベルト12が紐状塗布液仕切材となって
一定幅の紐状樹脂成形体が製造される。
【0025】
【発明の効果】本発明は一枚のシート状基材に樹脂組成
物を複数本塗布することによって連続して複数本の紐状
樹脂成形体を製造するものである。本製造方法により、
従来定形のモールド金型を用いて短尺製品を製造してい
た紐状樹脂成形体あるいは押し出し方式にて1本乃至2
本のみしか製造することができなかったゴム等の紐状成
形体に変えて長尺製品を連続して数本乃至10数本以上
同時に製造することができるのみならず製品全面に表皮
が形成されており、水またはガス洩れを防止するパッキ
ンとして有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の紐状樹脂成形体を製造する装置の例
の概略断面図。
【図2】 図1の装置の概略側面図。
【図3】 図1の装置のA−A’断面図。
【図4】 図1の装置のB−B’断面図。
【図5】 本発明の紐状樹脂成形体を製造する別の装置
例の概略平面図。
【図6】 図5の装置の概略側面図。
【図7】 図5の装置のC−C’断面図。
【図8】 図5の装置のD−D’断面図。
【図9】 図5の装置のE−E’断面図。
【図10】 本発明の紐状樹脂成形体を製造する別の装
置例の概略平面図。
【図11】 図10の装置の概略側面図。
【図12】 図10の装置のF−F’断面図。
【図13】 図10の装置のG−G’断面図。
【符号の説明】
1.下面繰り出しロール 2.上面繰り出しロール 3.上面巻き取りロール 4.塗布装置 5.コンベヤーロール 6.下面離型紙 7.上面離型紙 8.塗布液 9.ウレタン樹脂成形体 10.上面コンベヤーロール 11.紐状シリコンゴムガイド 12.紐状ベルト 13.テフロンベルト 14.コンベヤーロール 15.塗布隙間

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行する一枚のシート状基材に複数の液
    状乃至半液状の樹脂組成物を塗布すると共に未硬化の本
    塗布液が硬化するまでの間に本塗布液が流動するのを防
    ぐため走行するシート状基材と連動する塗布液移動防止
    ガイドを設置してなる紐状樹脂成形体の製造方法。
  2. 【請求項2】 樹脂組成物が反応性ポリウレタン発泡樹
    脂組成物あるいは反応性シリコン発泡樹脂組成物である
    特許請求項1記載の紐状樹脂成形体の製造方法。
  3. 【請求項3】 シート状基材が離型紙あるいは離型フィ
    ルムあるいはそれらの複合シートである特許請求項1乃
    至2いずれか記載の紐状樹脂成形体の製造方法。
  4. 【請求項4】 塗布液の流動するのを防ぐための塗布液
    移動防止ガイドが塗布液に接して移動する上面シート状
    基材あるいは紐状塗布液仕切材いずれかである特許請求
    項1乃至3いずれか記載の紐状樹脂成形体の製造方法。
  5. 【請求項5】 走行する一枚のシート状基材に複数の液
    状乃至半液状の樹脂組成物を塗布する工程と未硬化の本
    塗布液が硬化するまでの間に本塗布液が移動するのを防
    ぐため、走行するシート状基材と連動する塗布液移動防
    止ガイドを設置して塗布液の幅方向の移動を防止する工
    程とを有する紐状樹脂成形体の製造装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015145119A (ja) * 2014-02-04 2015-08-13 旭化成建材株式会社 フェノールフォーム成形体及びその製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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