JP2003102818A - 脱臭フィルタ - Google Patents
脱臭フィルタInfo
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- JP2003102818A JP2003102818A JP2001299929A JP2001299929A JP2003102818A JP 2003102818 A JP2003102818 A JP 2003102818A JP 2001299929 A JP2001299929 A JP 2001299929A JP 2001299929 A JP2001299929 A JP 2001299929A JP 2003102818 A JP2003102818 A JP 2003102818A
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- activated carbon
- deodorizing filter
- sheet
- fibrous
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- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 脱臭効率が高く、かつ活性炭の寿命も長い脱
臭フィルタを提供することである。 【解決手段】 ケーシング１の空気流入面２に対して、
粒状活性炭９を前面側に、シート状の繊維状活性炭１１
を後面側に収納した複数のパネル状ケース３をジグザグ
状に傾斜させて、上下に複数段に配置することにより、
流入する空気の臭気成分を、まず、前面側の粒状活性炭
９である程度吸着除去し、この後、後面側の繊維状活性
炭１１で残りの臭気成分を吸着除去するようにし、繊維
状活性炭１１に吸着される臭気成分を低減して、その寿
命を延長するとともに、高い脱臭効率も確保できるよう
にした。
臭フィルタを提供することである。 【解決手段】 ケーシング１の空気流入面２に対して、
粒状活性炭９を前面側に、シート状の繊維状活性炭１１
を後面側に収納した複数のパネル状ケース３をジグザグ
状に傾斜させて、上下に複数段に配置することにより、
流入する空気の臭気成分を、まず、前面側の粒状活性炭
９である程度吸着除去し、この後、後面側の繊維状活性
炭１１で残りの臭気成分を吸着除去するようにし、繊維
状活性炭１１に吸着される臭気成分を低減して、その寿
命を延長するとともに、高い脱臭効率も確保できるよう
にした。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、活性炭を用いて
空気の臭気成分を除去する脱臭フィルタに関するもので
ある。
空気の臭気成分を除去する脱臭フィルタに関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】活性
炭を用いて空気の臭気成分を除去する脱臭フィルタに
は、固形の粒状活性炭を用いたものと、シート状の繊維
状活性炭を用いたもの等がある。粒状活性炭を用いたも
のは、空気と接触する活性炭の外表面積が小さいので寿
命は長いが脱臭効率が低く、逆に、繊維状活性炭を用い
たものは、活性炭の外表面積が非常に大きいので脱臭効
率は高いが、充填密度が小さいので寿命が短い問題があ
る。
炭を用いて空気の臭気成分を除去する脱臭フィルタに
は、固形の粒状活性炭を用いたものと、シート状の繊維
状活性炭を用いたもの等がある。粒状活性炭を用いたも
のは、空気と接触する活性炭の外表面積が小さいので寿
命は長いが脱臭効率が低く、逆に、繊維状活性炭を用い
たものは、活性炭の外表面積が非常に大きいので脱臭効
率は高いが、充填密度が小さいので寿命が短い問題があ
る。
【０００３】そこで、この発明の課題は、脱臭効率が高
く、かつ活性炭の寿命も長い脱臭フィルタを提供するこ
とである。
く、かつ活性炭の寿命も長い脱臭フィルタを提供するこ
とである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、活性炭を用いて空気の臭気成分を吸
着除去する脱臭フィルタにおいて、空気が流入する前面
側に粒状活性炭を配置し、空気が流出するその後面側に
シート状の繊維状活性炭を配置した構成を採用したもの
である。
めに、この発明は、活性炭を用いて空気の臭気成分を吸
着除去する脱臭フィルタにおいて、空気が流入する前面
側に粒状活性炭を配置し、空気が流出するその後面側に
シート状の繊維状活性炭を配置した構成を採用したもの
である。
【０００５】すなわち、粒状活性炭を空気が流入する前
面側に配置して、ある程度の臭気成分を粒状活性炭で吸
着除去した後、臭気成分の少なくなった空気を後面側の
シート状の繊維状活性炭に通すことにより、繊維状活性
炭に吸着される臭気成分を低減して繊維状活性炭の寿命
を長くし、かつ、脱臭効率も高くできるようにした。
面側に配置して、ある程度の臭気成分を粒状活性炭で吸
着除去した後、臭気成分の少なくなった空気を後面側の
シート状の繊維状活性炭に通すことにより、繊維状活性
炭に吸着される臭気成分を低減して繊維状活性炭の寿命
を長くし、かつ、脱臭効率も高くできるようにした。
【０００６】前記粒状活性炭とシート状の繊維状活性炭
とを別々に区画してケースに収納し、これらの各活性炭
を個別に交換可能とすることにより、それぞれの活性炭
を有効に使いきることができる。
とを別々に区画してケースに収納し、これらの各活性炭
を個別に交換可能とすることにより、それぞれの活性炭
を有効に使いきることができる。
【０００７】前記粒状活性炭とシート状の繊維状活性炭
を別々に区画して収納するケースを、一体のパネル状ケ
ースとすることにより、各活性炭の交換を容易に行なう
ことができる。
を別々に区画して収納するケースを、一体のパネル状ケ
ースとすることにより、各活性炭の交換を容易に行なう
ことができる。
【０００８】前記パネル状ケースとしては、前後面に通
気孔が開けられ、前記粒状活性炭が収納される偏平なボ
ックスと、このボックスの前記空気が流入する後面側
に、前記繊維状活性炭を重ねて押し付けるメッシュの蓋
部材とから成るものを採用することができる。
気孔が開けられ、前記粒状活性炭が収納される偏平なボ
ックスと、このボックスの前記空気が流入する後面側
に、前記繊維状活性炭を重ねて押し付けるメッシュの蓋
部材とから成るものを採用することができる。
【０００９】前記粒状活性炭とシート状の繊維状活性炭
を別々に区画して収納するケースを、前記脱臭フィルタ
の空気流入面に対してジグザグ状に傾斜させて複数に配
置することにより、脱臭フィルタの通気面積を広くし
て、フィルタ容量を大きくすることができる。
を別々に区画して収納するケースを、前記脱臭フィルタ
の空気流入面に対してジグザグ状に傾斜させて複数に配
置することにより、脱臭フィルタの通気面積を広くし
て、フィルタ容量を大きくすることができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき、この発明の
実施形態を説明する。図１に示すように、この脱臭フィ
ルタは、ケーシング１の前面側の空気流入面２に対し
て、後述する粒状活性炭９とシート状の繊維状活性炭１
１を収納した複数枚のパネル状ケース３を上下方向にジ
グザグ状に傾斜させて、複数段に配置したものである。
実施形態を説明する。図１に示すように、この脱臭フィ
ルタは、ケーシング１の前面側の空気流入面２に対し
て、後述する粒状活性炭９とシート状の繊維状活性炭１
１を収納した複数枚のパネル状ケース３を上下方向にジ
グザグ状に傾斜させて、複数段に配置したものである。
【００１１】前記各パネル状ケース３は、左右両端部を
ケーシング１の左右の内壁に設けられたコ字断面の案内
レール４に沿わせて前面側から挿入される。左右の案内
レール４はケーシング１の後面側で、同じくコ字断面の
底枠４ａによりコ字状に繋がっており、挿入された各パ
ネル状ケース３の後端部は、底枠４ａに嵌め込まれるよ
うになっている。
ケーシング１の左右の内壁に設けられたコ字断面の案内
レール４に沿わせて前面側から挿入される。左右の案内
レール４はケーシング１の後面側で、同じくコ字断面の
底枠４ａによりコ字状に繋がっており、挿入された各パ
ネル状ケース３の後端部は、底枠４ａに嵌め込まれるよ
うになっている。
【００１２】また、前記ケーシング１の後面側には、後
端部が上下に重なり合う中段のパネル状ケース３が嵌め
込まれた底枠４ａ同士が嵌まり込むコ字断面のリーク防
止部材５が左右に差し渡されており、最上段と最下段を
除く中段のパネル状ケース３間のリークが防止されるよ
うになっている。
端部が上下に重なり合う中段のパネル状ケース３が嵌め
込まれた底枠４ａ同士が嵌まり込むコ字断面のリーク防
止部材５が左右に差し渡されており、最上段と最下段を
除く中段のパネル状ケース３間のリークが防止されるよ
うになっている。
【００１３】これらの挿入された各パネル状ケース３の
前端部は、ケーシング１の前面側に左右に差し渡された
コ字断面のリーク防止部材６を介して、ケーシング１の
左右両端部で、押さえ枠７により抜け止め固定される。
リーク防止部材６は、前端部が上下に重なり合うパネル
状ケース３間のリークを防止する。
前端部は、ケーシング１の前面側に左右に差し渡された
コ字断面のリーク防止部材６を介して、ケーシング１の
左右両端部で、押さえ枠７により抜け止め固定される。
リーク防止部材６は、前端部が上下に重なり合うパネル
状ケース３間のリークを防止する。
【００１４】図２および図３に示すように、前記各パネ
ル状ケース３は、前後面に多数の通気孔８が開けられ、
粒状活性炭９が収納される偏平なボックス１０と、この
ボックス１０の後面側にシート状の繊維状活性炭１１を
重ねて押し付けるメッシュ１２が張られた蓋部材１３と
から成る。
ル状ケース３は、前後面に多数の通気孔８が開けられ、
粒状活性炭９が収納される偏平なボックス１０と、この
ボックス１０の後面側にシート状の繊維状活性炭１１を
重ねて押し付けるメッシュ１２が張られた蓋部材１３と
から成る。
【００１５】前記ボックス１０の一方の側面は、ねじ１
４で着脱される蓋１５で開閉されるようになっており、
ここから粒状活性炭９が投入される。また、蓋部材１３
は、後端側をヒンジ１６でボックス１０の後面側に取り
付けられ、前端側が鉤部材１７でボックス１０の前端縁
に係止されるようになっており、ボックス１０の後面と
の間にシート状の繊維状活性炭１１を収納する。したが
って、粒状活性炭９とシート状の繊維状活性炭１１は、
個別で容易に交換することができ、それぞれ有効に使い
きることができる。
４で着脱される蓋１５で開閉されるようになっており、
ここから粒状活性炭９が投入される。また、蓋部材１３
は、後端側をヒンジ１６でボックス１０の後面側に取り
付けられ、前端側が鉤部材１７でボックス１０の前端縁
に係止されるようになっており、ボックス１０の後面と
の間にシート状の繊維状活性炭１１を収納する。したが
って、粒状活性炭９とシート状の繊維状活性炭１１は、
個別で容易に交換することができ、それぞれ有効に使い
きることができる。
【００１６】図１中に矢印で示したように、ケーシング
１の前面側から流入する空気は、まず、各パネル状ケー
ス３の前面側に収納された粒状活性炭９で、ある程度の
臭気成分を吸着除去され、この後、後面側に収納された
シート状の繊維状活性炭１１で残りの臭気成分を吸着除
去される。したがって、繊維状活性炭１１に吸着される
臭気成分が低減されて、その寿命が長くなるとともに、
高い脱臭効率も確保することができる。
１の前面側から流入する空気は、まず、各パネル状ケー
ス３の前面側に収納された粒状活性炭９で、ある程度の
臭気成分を吸着除去され、この後、後面側に収納された
シート状の繊維状活性炭１１で残りの臭気成分を吸着除
去される。したがって、繊維状活性炭１１に吸着される
臭気成分が低減されて、その寿命が長くなるとともに、
高い脱臭効率も確保することができる。
【００１７】上述した実施形態では、粒状活性炭とシー
ト状の繊維状活性炭を収納した複数のパネル状ケース
を、ケーシングの空気流入面に対して、ジグザグ状に傾
斜させて配置したが、１枚または複数枚のパネル状ケー
スを空気流入面と平行に配置することもできる。
ト状の繊維状活性炭を収納した複数のパネル状ケース
を、ケーシングの空気流入面に対して、ジグザグ状に傾
斜させて配置したが、１枚または複数枚のパネル状ケー
スを空気流入面と平行に配置することもできる。
【００１８】
【発明の効果】以上のように、この発明の脱臭フィルタ
は、粒状活性炭を空気が流入する前面側に配置して、あ
る程度の臭気成分を粒状活性炭で吸着除去した後、臭気
成分の少なくなった空気を後面側に配置したシート状の
繊維状活性炭に通すようにしたので、繊維状活性炭に吸
着される臭気成分を低減して繊維状活性炭の寿命を延長
でき、かつ、高い脱臭効率も確保することができる。
は、粒状活性炭を空気が流入する前面側に配置して、あ
る程度の臭気成分を粒状活性炭で吸着除去した後、臭気
成分の少なくなった空気を後面側に配置したシート状の
繊維状活性炭に通すようにしたので、繊維状活性炭に吸
着される臭気成分を低減して繊維状活性炭の寿命を延長
でき、かつ、高い脱臭効率も確保することができる。
【００１９】また、前記粒状活性炭とシート状の繊維状
活性炭とを別々に区画してケースに収納し、これらの各
活性炭を個別に交換可能とすることにより、それぞれの
活性炭を有効に使いきることができる。
活性炭とを別々に区画してケースに収納し、これらの各
活性炭を個別に交換可能とすることにより、それぞれの
活性炭を有効に使いきることができる。
【００２０】さらに、前記粒状活性炭とシート状の繊維
状活性炭を別々に区画して収納するケースを、一体のパ
ネル状ケースとすることにより、各活性炭の交換を容易
に行なうことができる。
状活性炭を別々に区画して収納するケースを、一体のパ
ネル状ケースとすることにより、各活性炭の交換を容易
に行なうことができる。
【図１】実施形態の脱臭フィルタを示す側面断面図
【図２】図１のパネル状ケースを示す分解斜視図
【図３】図２のパネル状ケースに粒状活性炭と繊維状活
性炭を収納した状態を示す一部省略縦断面図
性炭を収納した状態を示す一部省略縦断面図
１ ケーシング
２ 空気流入面
３ パネル状ケース
４ 案内レール
４ａ 底枠
５、６ リーク防止部材
７ 押さえ枠
８ 通気孔
９ 粒状活性炭
１０ ボックス
１１ 繊維状活性炭
１２ メッシュ
１３ 蓋部材
１４ ねじ
１５ 蓋
１６ ヒンジ
１７ 鉤部材
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考）
Ｂ０１Ｄ 53/04 Ｂ０１Ｄ 53/04 Ａ
Ｆターム(参考） 4C080 AA05 BB02 CC01 HH05 JJ04
JJ05 JJ06 KK08 LL02 MM05
QQ11
4D012 BA03 CA09 CB03 CB08 CG01
CG04 CK07
4D019 AA10 BA03 BB03 BB12 BC05
CA02 CB01 CB02 CB03 CB04
Claims (5)
- 【請求項１】 活性炭を用いて空気の臭気成分を吸着除
去する脱臭フィルタにおいて、空気が流入する前面側に
粒状活性炭を配置し、空気が流出するその後面側にシー
ト状の繊維状活性炭を配置したことを特徴とする脱臭フ
ィルタ。 - 【請求項２】 前記粒状活性炭とシート状の繊維状活性
炭とを別々に区画してケースに収納し、これらの各活性
炭を個別に交換可能とした請求項１に記載の脱臭フィル
タ。 - 【請求項３】 前記粒状活性炭とシート状の繊維状活性
炭を別々に区画して収納するケースを、一体のパネル状
ケースとした請求項２に記載の脱臭フィルタ。 - 【請求項４】 前記一体のパネル状ケースが、前後面に
通気孔が開けられ、前記粒状活性炭が収納される偏平な
ボックスと、このボックスの前記空気が流出する後面側
に、前記シート状の繊維状活性炭を重ねて押し付けるメ
ッシュの蓋部材とから成る請求項３に記載の脱臭フィル
タ。 - 【請求項５】 前記粒状活性炭とシート状の繊維状活性
炭を別々に区画して収納するケースを、前記脱臭フィル
タの空気流入面に対してジグザグ状に傾斜させて複数に
配置した請求項２乃至４のいずれかに記載の脱臭フィル
タ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001299929A JP2003102818A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 脱臭フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001299929A JP2003102818A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 脱臭フィルタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003102818A true JP2003102818A (ja) | 2003-04-08 |
Family
ID=19120592
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001299929A Pending JP2003102818A (ja) | 2001-09-28 | 2001-09-28 | 脱臭フィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003102818A (ja) |
Cited By (9)
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-
2001
- 2001-09-28 JP JP2001299929A patent/JP2003102818A/ja active Pending
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