JP2003102781A - 使い捨て吸収性物品 - Google Patents

使い捨て吸収性物品

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JP2003102781A
JP2003102781A JP2001304431A JP2001304431A JP2003102781A JP 2003102781 A JP2003102781 A JP 2003102781A JP 2001304431 A JP2001304431 A JP 2001304431A JP 2001304431 A JP2001304431 A JP 2001304431A JP 2003102781 A JP2003102781 A JP 2003102781A
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Tetsunari Takahashi
徹成 高橋
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Oji Paper Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安全性が高く、おむつかぶれ等のかぶれ抑制
効果に優れ、経済性の面で問題の無い使い捨て吸収性物
品を提供することにある。 【解決手段】 液透過性表面シートと、液不透過性裏面
シートと、これら両シートの間に配置された液吸収体と
を構成要素として有する使い捨て吸収性物品において、
少なくとも1つの構成要素が、該構成要素の乾燥質量に
対してユーカリ抽出物を0.00001質量%〜0.5
質量%含有することを特徴とする使い捨て吸収性物品。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙おむつ、失禁パ
ッド、生理用ナプキンなどの使い捨て吸収性物品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】吸収性物品は、紙おむつ、失禁パッド、
生理用ナプキン等に排泄物等に含まれる水分を吸収する
目的で使用されている。しかし、排泄物に含まれる例え
ば、尿、便などの有害成分や酵素等の影響により、おむ
つかぶれ等の皮膚炎が生じたり、微生物の作用により悪
臭が発生したりするため問題となっている。従って、吸
収性物品に例えば、おむつかぶれ抑制、炎症抑制、抗
菌、消臭等の効果のある成分を含有させ、吸収性物品に
これらの機能を付加させることができれば上記問題を解
決することが可能であると考えられる。又、吸収性物品
に含有させる成分は人体の皮膚に接触する可能性がある
ため、安全性の高いものが望まれている。
【0003】吸収性物品に機能を付加した例として、グ
レープフルーツ種子等の抗菌成分を含有した吸収剤組成
物(特開平9−208787号公報)、針葉樹木から抽
出された消臭成分を含有した吸収性物品(特開平11−
241030号公報)、アンモニアガスによるおむつか
ぶれ防止を目的として木酢液を含有した吸収体(特開平
8−257060公報)等が報告されている。また、本
出願人による特開2000−154109号公報には、
ユーカリ属植物抽出物とキトサンからなる殺菌剤が開示
され、その殺菌剤は紙オムツに適用して殺菌作用を奏す
ることが記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、おむつかぶれ
には、ウレアーゼ、トリプシン等の酵素も関与している
と推定され、おむつかぶれを防止するためには、単に殺
菌剤、脱アンモニア剤などを作用させれば良いというも
のではなく、種々の酵素の阻害作用なども考慮する必要
がある。そこで、本発明の課題は、安全性が高く、おむ
つかぶれ等のかぶれ抑制効果に優れ、経済性の面で問題
の無い使い捨て吸収性物品を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下の構成を採用する。即ち、本発明は、
「液透過性表面シートと、液不透過性裏面シートと、こ
れら両シートの間に配置された液吸収体とを構成要素と
して有する使い捨て吸収性物品において、少なくとも1
つの構成要素が、該構成要素の乾燥質量に対してユーカ
リ抽出物を0.00001質量%〜0.5質量%含有す
ることを特徴とする使い捨て吸収性物品」である。
【0006】また、前記発明において、ユーカリ抽出物
は液吸収体に含有され、その含有率が液吸収体の乾燥質
量に対して0.0001〜0.1質量%であることが好
ましい実施の態様である。
【0007】本発明者らは、前記課題を解決する為に鋭
意検討した結果、ユーカリ抽出物を特定量含有した吸収
性物品は、おむつかぶれ防止効果に優れ、安全性が高い
ことを見出し、本発明に至った。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述
する。本発明で使用するユーカリ抽出物の原料として
は、フトモモ科ユーカリ属植物であれば特に限定されな
いが、単独或いは2種以上を組み合わせて用いることが
できる。ユーカリ抽出物の製造に用いる植物体の部位と
しては、特に限定されないが、採取が容易な枝葉が好ま
しく、特に葉が好ましい。
【0009】本発明に記載するユーカリ抽出物とは、ユ
ーカリの葉、枝などを極性溶媒で抽出して得られる抽出
物である。抽出に使用する極性溶媒としては、アルコー
ル類、グリコール類、ケトン類、エステル類、エーテル
類、ハロゲン化炭素類等が挙げられる。低級アルコール
類としては、エタノール、メタノール、プロパノール等
が挙げられる。グリコール類としては、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、ブチレングリコール及び
プロピレングリコール等が挙げられる。ケトン類として
は、アセトン、メチルエチルケトン、エステル類として
は、酢酸エチル、酢酸プロピル、ギ酸エチル等が挙げら
れる。これらの溶媒は単独或いは水溶液として用いても
良く、又、任意の2種または3種以上の混合溶媒として
用いても良い。上記溶媒の中では、エタノール、ブチレ
ングリコール、プロピレングリコールが更に好ましい。
【0010】ユーカリ抽出物の抽出方法としては、例え
ば、ユーカリ属植物葉を抽出溶媒に浸漬する方法、溶媒
の沸点以下の温度で加温、撹拌しながら抽出を行い、濾
過して抽出物を得る方法が挙げられる。抽出に使用する
葉は、乾燥葉でも水分を含んでいても良いが、効果の高
い抽出物を得るためには、乾燥葉を用いるのが望まし
い。又、葉を適当な大きさに粉砕したり、粉末化するな
ど、溶媒抽出し易いように前処理を行っても良い。
【0011】上記抽出操作中、かぶれ抑制効果のより高
いユーカリ抽出物を得るには、ユーカリ葉を直接、低級
アルコール類またはグリコール類で抽出する方法が望ま
しい。低級アルコール類としてはエタノールが望まし
く、又、グリコール類としては、ブチレングリコール、
プロピレングリコールが望ましい。
【0012】又、ユーカリ葉を乾燥後、非極性有機溶媒
で脱脂し、精油を除去してから低級アルコール又はグリ
コール類で抽出することもできる。この操作は、水蒸気
蒸留により精油を除去した後、残渣に低級アルコール又
はグリコール類を添加して抽出する方法で行うことも出
来る。前記非極性溶媒としては、ヘキサン、ペンタン、
ヘプタン等のアルカン類が挙げられる。
【0013】ユーカリ抽出物は、そのままでも使用する
ことが出来るが、抽出物を、適当な吸着剤や包接剤を用
いて、色や臭いを除去後、使用することも出来る。吸着
剤としては、活性炭、セライト、シリカゲル、けいそう
土及びゼオライト等が挙げられる。包接剤としては、サ
イクロデキストリン、セルロース等が挙げられる。
【0014】また、得られたユーカリ抽出物を更に、適
当な分離手段、例えば分配抽出、ゲル濾過法、シリカゲ
ルクロマト法又は逆相若しくは順相の高速液体クロマト
法により効果の高い画分を分画して使用することも出来
る。
【0015】上記操作により、得られるユーカリ抽出物
は、水と低級アルコールの混合溶媒、又は、水とブチレ
ングリコールの混合溶媒に溶解して使用することが好ま
しい。
【0016】上記抽出物をおむつかぶれ抑制を目的とし
て用いる場合、本発明の効果を損なわない範囲で、医薬
品、医薬部外品、化粧品等に一般的に用いられる各種成
分、保湿剤、酸度調節剤、安定化剤、界面活性剤、抗酸
化剤、消臭剤、抗菌剤等に用いられている成分を配合す
ることができ、これらの補助成分は2成分以上を配合し
ても良い。
【0017】医薬品、医薬部外品、化粧品等に一般的に
用いられる各種成分としては、アレルギー抑制剤、アト
ピー性皮膚炎抑制剤、かゆみ抑制剤、肌荒れ抑制剤、低
級アルコール、多価アルコール、香料、清涼剤、動植物
性多糖類及びその分解物、動植物性糖蛋白質及びその分
解物、微生物培養代謝成分、アミノ酸及びその塩、脱臭
剤、乳化剤等と共に配合し、併用して用いることができ
る。
【0018】保湿剤としては、アロエエキス、延命草エ
キス、オトギリソウエキス、オオムギエキス、オレンジ
エキス、海藻エキス、カミツレエキス、キューカンバエ
キス、コンフリーエキス、ゴボウエキス、シイタケエキ
ス、ジオウエキス、シソエキス、セージエキス、デュー
クエキス、冬虫夏草エキス、ドクダミエキス、ハタケシ
メジエキス、ビワエキス、ブドウ葉エキス、フユボダイ
ジュエキス、プルーンエキス、ヘチマエキス、ボタンピ
エキス、マイカイエキス、モモノハエキス、ユリエキ
ス、リンゴエキス、アーモンド油、オリーブ油、ゴマ
油、サフラワー油、ジメチルシリコーン、シリコーン
油、変性シリコーン、大豆油、椿油、ヒマシ油、ホホバ
油、ミンク油、ヤシ油、アラビノース、ガラクトース、
キシロース、グルコース、ショ糖、ソルビトール、フル
クトース、マルトース、マルチトール、マンノース、ミ
ツロウ、ヒアルロン酸、プラセンタエキス、ラムノー
ス、キシロビオース、キシロオリゴ糖、チューベローズ
ポリサッカライド、トリサッカライド、トレハロース、
エチレングリコール、可溶性コラーゲン、グリセリン、
グリチルリチン、コンドロイチン硫酸、ジグリセリン、
スクワラン、セラミド類似化合物、トリグリセリン、尿
素、ビタミンCリン酸エステルカルシウム塩、ビタミン
E、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ヒノキチオー
ル、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコー
ル、流動パラフィン及びワセリン等が挙げられる。
【0019】これらの保湿剤のうち、アロエエキス、延
命草エキス、オトギリソウエキス、コンフリーエキス、
シソエキス、セージエキス、セラミド類似化合物、ドク
ダミエキス、ハタケシメジエキス、ビワエキス、フユボ
ダイジュエキス、ボタンピエキス、ヒマシ油、ホホバ
油、ラノリン、ヒアルロン酸、プラセンターエキス、ラ
ムノース、キシロオリゴ糖、可溶性コラーゲン、グリセ
リン、コンドロイチン硫酸、スクワラン、尿素、1,3
−ブチレングリコール及びプロピレングリコールがより
好ましく、アロエエキス、キシロオリゴ糖、セラミド類
似化合物、ハタケシメジエキス、尿素、1,3−ブチレ
ングリコール及びプロピレングリコールが特に好まし
い。
【0020】酸度調節剤及び機能の安定化剤としては、
例えば、アジピン酸、クエン酸、クエン酸三ナトリウ
ム、グリシン、グリセリン脂肪酸エステル、グルコノデ
ルタラクトン、グルコン酸、コハク酸、コハク酸一ナト
リウム、コハク酸二ナトリウム、酢酸、酢酸ナトリウ
ム、DL-酒石酸、L-酒石酸、DL-酒石酸ナトリウム、L-酒
石酸ナトリウム、炭酸塩類、二酸化炭素、乳酸、乳酸ナ
トリウム、フマル酸、フマル酸一ナトリウム、リゾチー
ム、DL-リンゴ酸、DL-リンゴ酸ナトリウム、リン酸、リ
ン酸塩類、重合リン酸塩類、イタコン酸、フィチン酸等
が挙げられる。
【0021】界面活性剤としては例えば、モノステアリ
ン酸グリセロール、トリオレイン酸ポリグリセロール等
のグリセリン脂肪酸エステル、有機酸モノグリセリド、
プロピレングリコール脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪
酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、レシチン、リゾレ
シチン、ポリエチレングリコール、ポリオキシアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンポリアミン、アルキルポ
リオキシエチレン硫酸エステル塩、アルキル硫酸エステ
ル塩、アシルメチルタウリン塩、N-アシルグルタミン酸
塩、アルキルアミドベタイン等が挙げられる。
【0022】抗酸化剤としてはカテキン、トコフェロー
ル、プロポリス、エラグ酸、植物抽出物(セージ、セ
リ、ローズマリー等)が挙げられる。
【0023】消臭剤としては、消臭活性がある物質、抽
出物であれば特に制限はなく、例えば、植物・キノコ等
の抽出物、精油等が挙げられる。
【0024】抗菌剤としては、抗菌活性がある物質、抽
出物であれば特に制限はなく、例えば、ヒノキチオー
ル、トリクロサン、塩化セチルピリジニウム、グルコン
酸クロルヘキシジン、ソルビン酸カリウム、ソルビン
酸、安息香酸ナトリウム、安息香酸、パラオキシ安息香
酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル等のパラオキシ
安息香酸類、動物・植物抽出物、精油等が挙げられる。
【0025】上記で得られた、ユーカリ抽出物、又はユ
ーカリ抽出物を含む組成物を、紙おむつ、乳幼児用或い
は成人失禁者用の失禁パッド、生理用ナプキン等の衛生
用品など各種の使い捨て吸収性物品の構成要素に含有さ
せることにより、本発明における吸収性物品を得ること
ができる。
【0026】本発明の吸収性物品を素材とするおむつ、
失禁パッド、生理用ナプキンなどを用いることにより、
尿、便中に含まれる有害成分、酵素等によるおむつかぶ
れ等の予防・軽減が可能となる。
【0027】本発明の使い捨て吸収性物品を構成する液
透過性表面シート、吸収体及び液不透過性裏面シート等
については、公知のものを特に制限無く用いることがで
きるが、以下に、本発明において使用される材料につい
て具体的に説明する。
【0028】液透過性表面シート:本発明において使用
される液透過性表面シートは、坪量が10〜40g/m
2で、構成繊維の繊維径が4デニール以下の親水性繊維
からなる、液透過性の不織布、織布等が用いられる。さ
らに、詳しくは、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ
エステル、または、ポリエステル、ポリプロピレン、ポ
リエチレン等の2成分以上からなる複合繊維等でも良
く、特には、低融点ポリエステル/ポリエステル、ポリ
エステル/ポリエチレン、ポリプロピレン/ポリエチレ
ンの複合繊維が強度の面から好ましいが、特に制限をう
けるものではない。
【0029】吸収体:本発明において使用される吸収体
は、綿状パルプ、レーヨン繊維等の液吸収性繊維により
構成された液吸収体であり、水を多量に吸収できるもの
である。該吸収体には高吸収性ポリマーを含有させるこ
とが好ましい。さらに全体を親水性シ−トによりくるん
でも良い。また、吸収性繊維に対して3〜60質量%の
熱融着性物質を混合して熱圧着してもよい。以下、綿状
パルプを例に説明する。前記吸収体の構成は特に制限さ
れるものではないが、例えば、綿状パルプを主成分とす
る単独層でも良く、綿状パルプに高吸収性ポリマーを均
一に混合した層状のものでも良く、或いは綿状パルプを
主成分とする2つの層の間に高吸収性ポリマーからなる
均一な層を挟み込んだ構成であっても良い。綿状パルプ
としては、化学パルプシートもしくは、機械パルプシー
トを粉砕機で解繊することにより得られる繊維長5mm以
下のものである。パルプ原料としては、針葉樹に限ら
ず、広葉樹、わら、竹およびケフナも適用される。この
パルプの使用量は、目的とする吸収体により、例えば、
単独で用いるか、複数積層して用いるか、他の吸収材を
併用するかなどにより異なるが、一般的には、50〜4
00g/m2にされる。
【0030】高吸収性ポリマーとしては、デンプン系、
セルロース系、合成ポリマー系のもの等が挙げられる。
すなわち、デンプンーアクリル酸(塩)グラフト共重合
体、デンプンーアクリル酸エチルグラフト共重合体のケ
ン化物、デンプンーメタクル酸メチルグラフト共重合体
のケン化物、デンプンーアクリロニトリルグラフト共重
合体のケン化物、デンプンーアクリルアミドグラフト共
重合体のケン化物、アクリル酸(塩)重合体、アクリル
酸で架橋されたポリエチレンオキシド、ナトリウムカル
ボキシメチルセルローズの架橋物、ポリビニールアルコ
ールー無水マレイン酸反応物の架橋物などが使用できる
が、この中で自重の20倍以上の尿、体液及び水を吸収
するもので、ポリアクリル酸ナトリウム系のものが吸収
性能の点から最も適当である。高吸収性ポリマーの分布
量は、綿状パルプの乾燥状態で全質量の10〜500
%、好ましくは15〜300%であり、かかる量の高吸
収性ポリマーが綿状パルプ中に実質的に均一に分布して
いると、高吸収性ポリマーが吸収し膨潤したとき、その
粒子は相互の干渉が最小にとどめられ、連続的に接触し
て透過障壁を形成することが少なく、尿や体液を3次元
方向に透過、吸収する。
【0031】また、熱融着性物質としては、綿状パルプ
と混合することを考えると繊維状のものが好ましい。熱
融着性物質は、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエ
ステル、ポリビニリデン、アクリル樹脂、ナイロン樹脂
等があげられる。または、ポリエステル、ポリプロピレ
ン、ポリエチレン等の2成分以上からなる複合繊維等で
も良く、特には、ポリエステル/ポリエステル、ポリエ
ステル/ポリエチレン、ポリプロピレン/ポリエチレン
の複合繊維が強度の面から好ましい。繊維径は1〜5デ
ニール程度が好ましく、繊維長は3〜30mmのもの
が、綿状パルプと混合するのに好適であるが、特に制限
をうけるものではない。これらを綿状パルプ層に混合
し、一定以上の圧力で熱圧着することによって、熱融着
性物質による骨格構造を形成し、湿潤時においても綿状
パルプ層自体の強度を持つことが可能となる。熱圧着の
方法は、熱プレスロール、熱風乾燥機、マイクロ波加熱
機、赤外線ヒーター等、特に限られていないが、マット
層に均一に熱が伝わり、熱融着性物質が融けて骨格構造
を形成することが出来れば良い。
【0032】親水性シートは、例えば、ティシュ、吸収
紙、親水性不織布等、親水性のシートであれば良い。吸
収体の圧縮方法として、周面が平滑なロールなどによ
り、吸収体の密度がその全体にわたり実質的に均等にな
るように連続する面状であってもよいし、周面が凹凸状
であるロールなどにより、吸収体の密度が部分的に異な
り、尿や体液を縦方向及び斜め方向に導く模様配列のエ
ンボスであってもよい。エンボスの場合、圧縮部、非圧
縮部は、連続、非連続のいずれであってもよい。
【0033】液不透過性裏面シート:本発明において使
用される液不透過性裏面シートは、薄く、液不透過性の
プラスティックフィルムのウェブまたはシートからな
る。プラスティックは、例えばポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリビニルクロライド、またはこれらと同様の
材料や、ポリビニルアルコールをベースとするフィルム
のウェブまたはシートなどの材料から形成することがで
きる。バックシート材料は透明でも不透明でも良く、ま
たエンボス加工した表面を有するようにすることもでき
る。また、ほぼ液不透過性になるようにつくられた不織
布の繊維ウェブからつくることもできる。さらに、前記
液不透過性のプラスティックのウェブまたはシートに、
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル等の熱可
塑性樹脂からなる不織布、織布、伸縮性不織布、或い
は、ポリエチレン、ポリウレタン等のフィルムを貼合し
ても良い。
【0034】本発明においては、ユーカリ抽出物は吸収
性物品の構成要素である液透過性表面シート、吸収体、
液不透過性裏面シートのいずれか単独に含有させても良
いし、2種類以上に含有させても良いが、高い効果を得
るためには、液透過性表面シート、又は、吸収体に含有
させるのが望ましい。特に、吸収体に含有させることが
最も好ましい。
【0035】本発明において、吸収性物品の構成要素で
ある液透過性表面シート、吸収体、液不透過性裏面シー
トにユーカリ抽出物を添加する方法としては、ユーカリ
抽出物を、水、エタノール、或いはその混合液などの溶
媒に、適当な濃度で希釈した液を前記構成要素にスプレ
ーしたり、塗工する方法が挙げられる。又、固体状態、
ペ−スト状態で吸収体に含有させることも可能である。
【0036】また、ユーカリ抽出物に界面活性剤を添加
し、不織布等のシートへの浸透性を高めた上で含浸、ス
プレー、或いは塗工させても良く、この場合水溶液を発
泡させ、クリーム状の塗工液として用いることも可能で
ある。或いは、ワセリン等の油性原料やグリセリン等の
水性原料にユーカリエキスを添加し、これらを不織布等
のシートに塗工することも可能である。
【0037】本発明において、ユーカリ抽出物の吸収性
物品構成要素への添加量は吸収性物品構成要素の乾燥質
量に対して、0.00001質量%〜0.5質量%であ
る。0.00001質量%未満になると、おむつかぶれ
抑制効果が明確に発揮されず、添加量が0.5質量%を
越えるとユーカリ抽出物の臭いが影響し、又、製造コス
トの面で好ましくない。中でも、吸収体に含有させる場
合は、上記と同様の理由で、吸収体の乾燥質量に対して
0.00001〜0.2質量%が好ましく、特に0.0
001〜0.1質量%が好ましい。また、液透過性表面
シートに含有させる場合は0.002〜0.5質量%が
好ましい。
【0038】
【実施例】以下、実施例及び比較例に基づいて本発明を
詳説する。本発明はこれにより限定されるものではな
い。まず、実施例にて用いたユーカリ抽出物の調製法を
以下の製造例に示す。
【0039】<製造例1>ユーカリ(Eucalyptus globu
lus)の葉50gを50%エタノール(700ml)で3日
間、室温で抽出を行い、抽出液を得た。ユーカリ抽出物
の濃度は1.96質量%であった。この液を50%エタ
ノールで希釈し、ユーカリ抽出物の濃度が1質量%とな
るように調節した。これをユーカリ1%液と称する。
【0040】<製造例2>ユーカリ(Eucalyptus globu
lus)の葉20gを50%ブチレングリコール(160ml)
で3日間、室温で抽出を行い、抽出液を得た。ユーカリ
抽出物の濃度は1.2質量%であった。この液を50%
ブチレングリコールで希釈し、ユーカリ抽出物の濃度が
1質量%となるように調節した。これをユーカリ1%液
と称する。
【0041】<実施例1〜4>製造例1のユーカリ抽出
物を用いて、以下の含有率にてユーカリ抽出物を吸収体
に含有させ、吸収性物品を作製した。この吸収性物品を
素材とする使いすておむつを作製した。
【0042】<実施例1>綿状パルプ150g/m2、ポリ
アクリル酸ナトリウムからなる高吸収性ポリマー135
g/m2、ポリエステル/ポリエチレンからなる熱融着性繊
維15g/m2、を均一に分布させたものをティッシュで包
み込み、表面温度150℃の熱プレスロールにて吸収体
全体の緊度が0.10g/m2となるように調製し、吸収体
(1)を得た。製造例1のユーカリ1%液を水で200
0倍に希釈し、その液を前記吸収体(1)に対して6g/
m2均一にスプレー散布しドライヤーで乾燥した。これに
より吸収体の乾燥質量に対して、ユーカリ抽出物が0.
00001質量%含有となった。次に、下記のトップシ
ートとバックシートの間に吸収体を挿入し吸収性物品を
作製した。この吸水性物品を市販の使いすておむつ(商
品名:ドレミファイン、王子製紙株式会社製)と同様の
形態になるように紙おむつを作製し、実施例1とした。
【0043】トップシート(液透過性表面シート) ポリエステル/ポリエチレンからなる芯/鞘型の複合繊
維を親水化処理した繊維であり、円形断面の繊維径2デ
ニール、繊維長51mmの繊維を湿式不織法により坪量2
5g/m2、密度0.042である液透過性表面シートを作
成した。
【0044】バックシート(液不透過性裏面シート) 線状低密度ポリエチレン97質量部、低密度ポリエチレ
ン3質量部、酸化チタン8質量部の割合で混合されたポ
リエチレン樹脂をインフレーション法により厚さ30μ
mに製膜して液不透過性裏面シートを作成した。
【0045】<実施例2>製造例1のユーカリ1%液を
水で200倍に希釈し、その液を前記吸収体(1)に対
して6g/m2均一にスプレー散布しドライヤーで乾燥し
た。これにより吸収体の乾燥質量に対して、ユーカリ抽
出物が0.0001質量%含有となった。それ以外は実
施例1と同様に使いすておむつを作製し、実施例2とし
た。
【0046】<実施例3>製造例1のユーカリ1%液を
水で2倍に希釈し、その液を前記吸収体(1)に対して
6g/m2均一にスプレー散布しドライヤーで乾燥した。こ
れにより吸収体の乾燥質量に対して、ユーカリ抽出物が
0.01質量%含有となった。それ以外は実施例1と同
様に使いすておむつを作製し、実施例3とした。
【0047】<実施例4>製造例1のユーカリ1%液を
減圧濃縮しユーカリ5%液とし、その液を前記吸収体
(1)に対して6g/m2均一にスプレー散布しドライヤー
で乾燥した。これにより吸収体の乾燥質量に対して、ユ
ーカリ抽出物が0.1質量%含有となった。それ以外は
実施例1と同様に使いすておむつを作製し、実施例4と
した。
【0048】<比較例1>実施例1で使用した吸収体
(1)にユーカリ抽出物を含まずに作製した吸収性物品
を用い、実施例1と同様に使いすておむつを作製し、比
較例1とした。
【0049】<比較例2>実施例1で使用した吸収体
(1)にユーカリ抽出物が、吸収体の乾燥質量に対し
て、0.000001質量%となるように含有させて作
製した吸収性物品を用い、実施例1と同様に使いすてお
むつを作製し、比較例2とした。
【0050】上記実施例1〜4、比較例1〜2で作製し
た使いすておむつについて、以下の要領でユーザーテス
トを行った。
【0051】ユーザーのグループ分け:おむつ使用中の
赤ちゃん550名(平均月齢18ヶ月)を無作為に各々
50名ずつ11のグループに分けた。
【0052】グループ毎の使用おむつ:各グループ別に
1人2種類ずつの使いすておむつ(A、B)を配布し
た。 グループ 1 おむつA:比較例1、おむつB:比較例1 グループ 2 おむつA:実施例1、おむつB:比較例1 グループ 3 おむつA:比較例1、おむつB:実施例1 グループ 4 おむつA:実施例2、おむつB:比較例1 グループ 5 おむつA:比較例1、おむつB:実施例2 グループ 6 おむつA:実施例3、おむつB:比較例1 グループ 7 おむつA:比較例1、おむつB:実施例3 グループ 8 おむつA:実施例4、おむつB:比較例1 グループ 9 おむつA:比較例1、おむつB:実施例4 グループ10 おむつA:比較例2、おむつB:比較例1 グループ11 おむつA:比較例1、おむつB:比較例2
【0053】比較テスト方法:各々、おむつA、おむつ
Bの順序でそれぞれ10日間ずつおむつを使用してもら
い、母親におむつかぶれの起こりやすさについて比較回
答を得た。その結果を表1に示す。おむつAとおむつB
との比較でかぶれにくいと判断した人の数の比が2倍以
上認められた場合、使用感に差があると判断した。又、
かぶれにくいと判断した人の数がどちらも変わらないと
した人の数を上回った場合はかぶれに対する効果が十分
に現れていると判断した。グループ1、グループ10、
グループ11ではおむつA、おむつB間においてかぶれ
にくさにおける明確な差は見られなかった。グループ2
〜グループ9ではグループ間で多少の差があるものの、
いずれのグループにおいても実施例1〜4のおむつの方
がかぶれにくいと評価された。以上の結果から、ユーカ
リ抽出物を不織布に対して0.00001〜0.1質量
%含有させた吸収体を使用したおむつでは、おむつかぶ
れの発生が抑制される効果が確認された。
【0054】
【表1】
【0055】<実施例5〜8>製造例2のユーカリ1%
液を用いて、以下の含有率にてユーカリ抽出物を吸収体
に含有させ、吸収性物品を作製した。この吸収性物品を
素材とする使いすておむつを作製した。含有量を調整す
る詳細な手法その他は実施例と同様に行った。
【0056】<実施例5>実施例1と同様の方法で、吸
収体の乾燥質量に対して、ユーカリ抽出物が0.000
01質量%となるように含有させて作製した吸収性物品
を用い、実施例1と同様に使いすておむつを作製し、実
施例5とした。
【0057】<実施例6>実施例1と同様の方法で、吸
収体の乾燥質量に対して、ユーカリ抽出物が0.000
1質量%となるように含有させて作製した吸収性物品を
用い、実施例1と同様に使いすておむつを作製し、実施
例6とした。
【0058】<実施例7>実施例1と同様の方法で、吸
収体の乾燥質量に対して、ユーカリ抽出物が0.01質
量%となるように含有させて作製した吸収性物品を用
い、実施例1と同様に使いすておむつを作製し、実施例
7とした。
【0059】<実施例8>実施例1と同様の方法で、吸
収体の乾燥質量に対して、ユーカリ抽出物が0.1質量
%となるように含有させて作製した吸収性物品を用い、
実施例1と同様におむつを作製し、実施例8とした。
【0060】<比較例3>実施例1と同様の方法で、吸
収体にユーカリ抽出物を含まずに作製した吸収性物品を
用い、実施例1と同様に使いすておむつを作製し、比較
例3とした。
【0061】<比較例4>実施例1と同様の方法で、吸
収体にユーカリ抽出物が、吸収体の乾燥質量に対して、
0.000001質量%となるように含有させて作製し
た吸収性物品を用い、実施例1と同様に使いすておむつ
を作製し、比較例4とした。
【0062】実施例5〜8、比較例3〜4で作製した使
いすておむつについて、実施例1〜4と同様の方法でユ
ーザーテストを行った。結果を表−2に示す。グループ
1、グループ10、グループ11ではおむつA、おむつ
B間においてかぶれにくさにおける明確な差は見られな
かった。グループ2〜グループ9ではグループ間で多少
の差があるものの、いずれのグループにおいても実施例
5〜8のおむつの方がかぶれにくいと評価された。以上
の結果から、ユーカリ抽出物を不織布に対して0.00
001〜0.1質量%含有させた吸収体を使用したおむ
つは、おむつかぶれの発生が抑制される効果が確認され
た。
【0063】
【表2】
【0064】
【発明の効果】本発明で得られるユーカリ抽出物を含有
する吸収性物品は、おむつかぶれ抑制効果に優れ、紙お
むつの素材、乳幼児或いは成人失禁者用の使い捨て吸収
性物品として使用した場合、おむつかぶれや肌荒れ等に
対して有効である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 17/02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液透過性表面シートと、液不透過性裏面
    シートと、これら両シートの間に配置された液吸収体と
    を構成要素として有する使い捨て吸収性物品において、
    少なくとも1つの構成要素が、該構成要素の乾燥質量に
    対してユーカリ抽出物を0.00001質量%〜0.5
    質量%含有することを特徴とする使い捨て吸収性物品。
  2. 【請求項2】 液透過性表面シートと、液不透過性裏面
    シートと、これら両シートの間に配置された液吸収体と
    を構成要素として有する使い捨て吸収性物品において、
    該液吸収体が、その乾燥質量に対してユーカリ抽出物を
    0.0001質量%〜0.1質量%含有することを特徴
    とする使い捨て吸収性物品。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012023444A1 (ja) * 2010-08-18 2012-02-23 住友精化株式会社 吸水性樹脂組成物、吸収体及び吸収性物品
US11566372B2 (en) * 2018-11-30 2023-01-31 Seiko Epson Corporation Method for defibrating fiber body, defibrating device, sheet manufacturing method, and sheet manufacturing apparatus

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