JP2003102649A - 便座装置 - Google Patents

便座装置

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JP2003102649A
JP2003102649A JP2001303634A JP2001303634A JP2003102649A JP 2003102649 A JP2003102649 A JP 2003102649A JP 2001303634 A JP2001303634 A JP 2001303634A JP 2001303634 A JP2001303634 A JP 2001303634A JP 2003102649 A JP2003102649 A JP 2003102649A
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toilet seat
human body
toilet
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closing
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English (en)
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Yuichi Furuta
祐一 古田
Koji Mine
浩二 峯
Takenori Fukushima
武徳 福島
Kentaro Todoroki
健太郎 轟木
Naoki Kabe
直樹 加邉
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】便座装置の便ふた部や便座部の開閉状態等の影
響を受けず、確実に便座装置を利用する人体を検知する
ことが可能な便座装置を提供する。 【解決手段】送信した高周波の電波と人体により跳ね返
ってきた反射波の干渉によって生じる定在波を用いて、
人体の有無に係わる信号を生成する信号生成部を備えた
人体検知手段と、前記信号生成部からの信号に基づいて
内蔵された機能の動作状態を変更する制御手段を備えた
便座装置において、前記制御手段は人体検知手段以外か
らの所定の信号に基づいて、前記信号生成部からの信号
に係わらず人体検知状態を一義的に判断する判断部を備
えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は高周波の電波を用い
て人体検知手段を備えた便座装置に係り、特に便座装置
の状態の変化による影響を受けることなく、確実に人体
を検知するのに好適な便座装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、便座装置の人体検知手段には、赤
外線を利用した光電式または焦電式のものが多く用いら
れており、着座用に関しては、便座部への着座による静
電容量の変化を利用する静電容量式や荷重を利用した感
圧式のものも採用されている。最近では、高周波の電波
を利用したものも提案されてきている。また、便ふた部
や便座部の開閉検知手段としては、赤外線を利用した光
電式や、磁石の極性や磁力を利用したものが多く採用さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の赤外線を利用し
た光電式または焦電式のものでは、赤外線を透過し、可
視光等の外乱光を防ぐフィルタを配置する必要があるた
め、外郭部にフィルタをはめ込む切り欠きが必要とな
り、掃除等での水や洗剤の侵入が発生しやすい場合があ
る。また、着座用で利用されているものは、着座以外で
の検知には利用できず、光電式のものも焦点等の問題か
ら、人体検知として広い範囲を検知することができな
い。
【0004】これに対して高周波の電波を利用したもの
は、高周波の電波が通常外郭に使用する部材を透過する
ため、切り欠きを設ける必要がなく、掃除等での水や洗
剤の侵入がない。また、人体検知として広い範囲を検知
することができ、非常に有効なものである。しかしなが
ら便座装置には、便座部や便ふた部といった可動部があ
り、これらに高周波の電波が当たると大部分は透過する
ものの一部は境界面で反射してしまうため、開閉状態に
より異なる定在波の影響や、動作状態による人体の動き
との誤検知等の影響を受けてしまう。
【0005】一方、便ふた部や便座部の開閉検知手段と
しては利用される磁石の極性や磁力を利用したものの場
合は、固定部側と可動部側の両方の部材を用意し、適切
に配置する必要がある。本発明は、上記課題を解決する
ためになされたもので、本発明の目的は、便座装置の便
ふた部や便座部の開閉状態等の影響を受けず、確実に便
座装置を利用する人体を検知することが可能な便座装置
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段および作用・効果】上記目
的を達成するために請求項1は、送信した高周波の電波
と人体により跳ね返ってきた反射波の干渉によって生じ
る定在波を用いて、人体の有無に係わる信号を生成する
信号生成部を備えた人体検知手段と、前記信号生成部か
らの信号に基づいて内蔵された機能の動作状態を変更す
る制御手段を備えた便座装置において、前記制御手段は
人体検知手段以外からの所定の信号に基づいて、前記信
号生成部からの信号に係わらず人体検知状態を一義的に
判断する判断部を備えたことを特徴としている。従っ
て、人体検知手段には随時人体を検知させておいても、
制御手段で利用の可否を判断しているため、あり得ない
状況や不要な状況での検知を禁止し、誤検知による誤動
作等の不具合を防止できる。
【0007】請求項2では、前記便座装置は回動可能な
便ふた部または便座部の少なくとも一方を備え、かつ、
この備えられた便ふた部または便座部の開閉状態を検知
する開閉検知手段を備え、この開閉検知手段の状態信号
に基づいて前記判断部は人体検知状態を一義的に判断す
ることを特徴としている。従って、便座装置の便ふた部
や便座部が開放状態か閉止状態かによって、人体の姿勢
の状態が決まるため、より確実にあり得ない状況や不要
な状況での検知を禁止し、誤検知による誤動作等の不具
合を防止できる。
【0008】請求項3では、前記便座装置は回動可能な
便ふた部または便座部の少なくとも一方を備え、かつ、
この備えられた便ふた部または便座部を電動により開閉
駆動させる電動開閉駆動手段を制御する電動開閉駆動制
御部を制御手段に備え、この電動開閉駆動制御部の駆動
信号に基づいて前記判断部は人体検知状態を一義的に判
断するように構成したことを特徴としている。従って、
人体検知手段が便座装置の便ふた部や便座部の電動開閉
動作を人体の動きとしてとらえてしまうようなことがな
く、より確実にあり得ない状況や不要な状況での検知を
禁止し、誤検知による誤動作等の不具合を防止できる。
【0009】請求項4では、前記便座装置は回動可能な
便ふた部または便座部の少なくとも一方を備え、かつ、
この備えられた便ふた部または便座部の開閉状態を検知
する開閉検知手段を備え、さらにこの備えられた便ふた
部または便座部を電動により開閉駆動させる電動開閉駆
動手段を制御する電動開閉駆動制御部を制御手段に備
え、前記制御手段の判定部は前記開閉検知手段の状態信
号および電動開閉駆動制御部の駆動信号の少なくとも一
方の信号に基づいて、人体検知手段の信号生成部からの
信号に係わらず人体検知状態を一義的に判断するように
構成したことを特徴としている。従って、請求項2や請
求項3と同様な効果が得られる。また、開閉検知手段の
状態信号と電動開閉駆動制御部の駆動信号の両方を利用
した場合には、便ふた部や便座部がどのような状態にな
っていても、その状態に応じて、より確実にあり得ない
状況や不要な状況での検知を禁止し、誤検知による誤動
作等の不具合を防止できる。
【0010】請求項5では、前記開閉検知手段は、送信
した送信波と物体により跳ね返ってきた反射波の干渉に
よって生じる定在波を用いて物体を検知する高周波の電
波を用いたものであることを特徴としている。従って、
光電式のように赤外線を透過し、可視光等の外乱光を防
ぐフィルタで構成される窓部を設けたり、磁石の極性や
磁力を利用したもののように固定部側と可動部側の両方
に部材を追加する必要がなく、構成を簡単にすることが
でき、さらに人体検知手段と送信部を共通で利用すれ
ば、より構成を簡単にすることができる。
【0011】請求項6では、前記便座装置は便ふた部お
よび便座部が備えられると共に、前記人体検知手段の信
号生成部で定在波出力に基づき生成される信号の1つ
が、便座部への使用者の着座を検知する着座検知信号で
あり、前記開閉検知手段で便ふた部の閉止状態を検知し
ている場合には、前記判断部は非着座状態と一義的に判
断するように構成したことを特徴としている。従って、
便座装置の便ふた部が閉止状態にある時に便座装置の機
能を使用することはなく、便ふた部の上に着座をした場
合等で、人体検知手段が着座を例え検知していても、利
用不可と判断しているため、確実に誤動作等の不具合を
防止できる。
【0012】請求項7では、前記便座装置は便ふた部お
よび便座部が備えられると共に、人体検知手段の信号生
成部で定在波出力に基づき生成される信号の1つが、便
座部への使用者の着座を検知する着座検知信号であり、
前記開閉検知手段で便ふた部または便座部の開閉姿勢の
変化を検知した場合には、開閉姿勢が確定するまでの時
間は、前記判断部は非着座状態と一義的に判断するよう
に構成したことを特徴としている。従って、便座装置の
便ふた部や便座部の開閉動作中は着座することはない
が、便ふた部や便座部の開閉動作を人体の動きとしてと
らえ、人体検知手段が着座を例え検知していても、利用
不可と判断しているため、確実に誤動作等の不具合を防
止できる。
【0013】請求項8では、前記便座装置は便ふた部お
よび便座部が備えられると共に、前記人体検知手段の信
号生成部で、定在波出力に基づき生成される信号の1つ
が、便座部への使用者の着座を検知する着座検知信号で
あり、前記電動開閉駆動制御部より便ふた部または便座
部の開閉駆動信号が出力されている時間は、前記判断部
は非着座状態と一義的に判断するように構成したことを
特徴としている。従って、請求項7と同様に便ふた部や
便座部の開閉動作を人体の動きとしてとらえ、人体検知
手段が着座を例え検知していても、利用不可と判断して
おり、また駆動信号という明確な情報であり、より確実
に誤動作等の不具合を防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について、
図面に基づいて説明する。図1は、本発明の便座装置の
外観を示す斜視図である。便座装置は、土台となる便器
部Dと、その便器部D上に載置される本体部Aと、本体
部Aに回転自在に枢軸される便ふた部Bおよび便座部C
から構成される便器と一体となった便座装置である。便
座装置には、用便後の局部を温水で洗浄する局部洗浄機
能や、洗浄で濡れた局部を乾燥させる局部乾燥機能とい
った様々な機能を備えている。本体部Aの前面で便座部
Bと便ふた部Cを回動自在に枢軸している左右の枢軸部
間に、高周波の電波を利用した人体検知手段A1を配置
されている。また人体検知手段A1は、便座部Bの閉止
状態の着座面より上方で、逆に便座部Bの開放状態では
便座部Bの占有する領域により塞がれることがないよ
う、使用時に着座する人体および前方に立つ人体の占有
する領域に向けられている。このように構成すること
で、便座部B開閉状態に関係なく人体検知が可能とする
ことができている。
【0015】この便座装置の構成を図2のブロック図で
説明する。便座装置には、先に述べたように多くの機能
を備えており、先の機能を実現させる各手段を、制御手
段1を核に各々備えている。局部洗浄機能を実現させる
洗浄ノズルや温水タンク等で構成される局部洗浄手段
2、局部乾燥機能を実現される加熱部材や送風機等で構
成される局部乾燥手段3、便座部Cを適温に暖める機能
である暖房便座機能を実現する便座部Cに組み込まれる
加熱部等で構成される暖房便座手段4、用便中や用便直
後まで動作して便臭を吸引してにおいを感じさせないよ
うにする脱臭機能を実現させるにおいを吸着分解する触
媒や送風機等で構成される脱臭手段5、一体となってい
る便器の用便後の洗浄を行う便器洗浄機能を実現する洗
浄タンクや弁開閉機構等で構成される便器洗浄手段9、
これらの機能の一部を操作するスイッチやボリューム等
で構成される操作手段6、各機能の動作状況をLED等
の発光部材で表示する表示手段7、便座装置とは分離し
た主の操作手段であるリモコンからの信号を受信する受
光IC等の信号受信手段8、便座部Cの開閉状況を磁石
とホール素子の組合せで検知する便座開閉検知手段1
1、便座開閉検知手段11と同様に便ふた部Bの開閉状
況を検知する便ふた開閉検知手段12、便座装置を使用
する人体を10.525GHz近傍の周波数を送信波の
中心周波数とする電波で検知する人体検知手段10が、
制御手段1に接続され制御されるように構成されてい
る。
【0016】また人体検知手段10は、使用者である人
体で跳ね返ってきた反射波を受信波として受信して、受
信波と送信波の干渉で生じる定在波を利用して検知する
人体検知部10aと、人体検知部10aの信号から状態
を判定して制御手段1に向けて出力する信号を生成する
信号生成部10bを備えている。制御手段1は、備えて
いる各手段に電源をそれぞれに供給する電源部1aと人
体検知手段10の信号生成部10bの信号を利用するか
どうかを判断し、それをもとに人体検知状態を判断する
判断部1bを備えている。このように構成しているの
で、人体検知手段10からの信号をそのまま使用せず、
便ふた開閉検知手段12や便座開閉検知手段11の検知
状態も参考にして、便ふた部Bや便座部Cを人体ととら
える等の誤検知を防ぐことが可能になっている。
【0017】図3は、さらに機能の多い本発明の第2の
実施例の構成を示すブロック図である。先に示した図2
の構成に便ふた部Bや便座部Cを電動で開閉させる電動
開閉機能を実現させるモータやギア機構等で構成される
便座電動開閉手段13と便ふた電動開閉手段14を備え
ている。また制御手段1も、便座電動開閉手段13と便
ふた電動開閉手段14の駆動を制御する電動開閉駆動制
御部1cを備えている。このように構成しているので、
便ふた開閉検知手段12や便座開閉検知手段11の検知
状態だけでなく、駆動信号が出力されている便ふた部B
や便座部Cの開閉動作中も認識することができ、これら
を参考にすることで、より確実に誤検知を防ぐことが可
能になっている。
【0018】図4は、便ふた開閉検知手段15を人体検
知手段10と同じ10.525GHz近傍の周波数を送
信波の中心周波数とする電波で検知するものとした場合
の配置の1例を示す斜視図である。先の実施例とは異な
る形態のもので説明する。便ふた開閉検知手段15は便
ふた部Bの閉止状態において便ふた部Bの上面より上方
に向けて配置している。このように配置しておくこと
で、便ふた部B閉止状態では反射すべきものがないのに
対して、便ふた部B開放状態では前方に便ふた部Bが存
在することになり定在波を利用することが可能である。
また便ふた部Bの開閉動作も検知可能であるため、開閉
姿勢だけでなく開閉動作も判断部1bに、容易に利用さ
せることが可能である。
【0019】次に制御手段1の判断部1bの着座判断フ
ローについて説明する。図5は、本発明の請求項6記載
の判断部のフローを示すフローチャート図である。この
場合はまず、制御ステップS1で人体検知手段10の信
号生成部10bの信号が着座を示す信号であるかを確認
するようにしている。ここで着座を示していないならそ
のまま制御ステップS4に移行して非着座と判断して終
了する。着座を示しているならば、制御ステップS2に
移行し、便ふた部Bが開放状態かを確認し、便座装置が
使用可能な便ふた部B開放状態なら、制御ステップS3
に移行して着座状態と判断して終了する。便ふた部Bが
閉止状態なら制御ステップS4に移行して非着座状態と
判断して終了する。このように判断しているので、便ふ
た部Bが閉止状態で、便ふた部Bの上に座る等で人体検
知手段10の信号生成部10bの信号が着座を示して
も、不要な機能の動作を防止することができる。
【0020】図6は、本発明の請求項7記載の判断部の
フローを示すフローチャート図である。この場合はま
ず、制御ステップS5で人体検知手段10の信号生成部
10bの信号が着座を示す信号であるかを確認するよう
にしている。ここで着座を示していないならそのまま制
御ステップS9に移行して非着座と判断して終了する。
着座を示しているならば、制御ステップS6に移行し、
便ふた部Bの姿勢が確定しているかを確認し、便ふた部
Bの姿勢が確定しているなら、制御ステップS7に移行
し、確定していないなら、制御ステップS9に移行して
非着座と判断して終了する。制御ステップS7では便座
部Cの姿勢が確定しているかを確認し、便座部Cの姿勢
が確定しているなら、制御ステップS8に移行し、着座
状態と判断して終了する。確定していないなら、制御ス
テップS9に移行して非着座と判断して終了する。この
ように判断しているので、便ふた部Bや便座部Cが開閉
動作中で、姿勢が確定していない状況での、便ふた部B
や便座部Cの開閉動作を人体と誤検知して人体検知手段
10の信号生成部10bの信号が着座を示しても、不要
な機能の動作を防止することができる。
【0021】図7は、本発明の請求項8記載の判断部の
フローを示すフローチャート図である。この場合はま
ず、制御ステップS10で人体検知手段10の信号生成
部10bの信号が着座を示す信号であるかを確認するよ
うにしている。ここで着座を示していないならそのまま
制御ステップS14に移行して非着座と判断して終了す
る。着座を示しているならば、制御ステップS11に移
行し、便ふた部Bの駆動出力が出ているかを確認し、便
ふた部Bの駆動出力が出ていないなら、制御ステップS
12に移行し、駆動出力が出ているなら、制御ステップ
S14に移行して非着座と判断して終了する。制御ステ
ップS12では便座部Cの駆動出力が出ているかを確認
し、便座部Cの駆動出力が出ていないなら、制御ステッ
プS13に移行し、着座状態と判断して終了する。駆動
出力が出ているなら、制御ステップS14に移行して非
着座と判断して終了する。このように判断しているの
で、便ふた部Bや便座部Cが開閉動作中である駆動出力
中において、便ふた部Bや便座部Cの開閉動作を人体と
誤検知して人体検知手段10の信号生成部10bの信号
が着座を示しても、不要な機能の動作を防止することが
できる。
【0022】図8は、本発明の判断部の最適なフローを
示すフローチャート図である。この場合はまず、制御ス
テップS15で人体検知手段10の信号生成部10bの
信号が着座を示す信号であるかを確認するようにしてい
る。ここで着座を示していないならそのまま制御ステッ
プS22に移行して非着座と判断して終了する。着座を
示しているならば、制御ステップS16に移行し、便ふ
た部Bの駆動出力が出ているかを確認し、便ふた部Bの
駆動出力が出ていないなら、制御ステップS17に移行
し、駆動出力が出ているなら、制御ステップS22に移
行して非着座と判断して終了する。制御ステップS17
では便座部Cの駆動出力が出ているかを確認し、便座部
Cの駆動出力が出ていないなら、制御ステップS18に
移行し、駆動出力が出ているなら、制御ステップS22
に移行して非着座と判断して終了する。制御ステップS
18では、便ふた部Bの姿勢が確定しているかを確認
し、便ふた部Bの姿勢が確定しているなら、制御ステッ
プS19に移行し、確定していないなら、制御ステップ
S22に移行して非着座と判断して終了する。制御ステ
ップS19では便座部Cの姿勢が確定しているかを確認
し、便座部Cの姿勢が確定しているなら、制御ステップ
S20に移行し、確定していないなら、制御ステップS
22に移行して非着座と判断して終了する。制御ステッ
プS20では、便ふた部Bが開放状態かを確認し、便座
装置が使用可能な便ふた部B開放状態なら、制御ステッ
プS21に移行して着座状態と判断して終了する。便ふ
た部Bが閉止状態なら制御ステップS22に移行して非
着座状態と判断して終了する。このように判断している
ので、便ふた部Bが閉止状態で使用が考えられない場合
や、便ふた部Bや便座部Cが開閉動作中や姿勢が未確定
な場合において、人体検知手段10の信号生成部10b
の信号が着座を示しても、不要な機能の動作を防止する
ことができる。
【0023】本発明の便座装置は便器部とタンク部を備
えた本体部が一体となったもので紹介したが、タンク部
のない水道直結型の便器洗浄手段を備えたものでも良
く、また、開閉検知手段に高周波の電波を利用した場合
の実施例とした図4のような便器上に設置される便座機
能のみ便座装置でも良く、機能についてもすべての機能
を所有する必要はなく、特に便座装置を限定するもので
はない。
【0024】また、本発明の実施例では、人体検知手段
および便座部または便ふた部の開閉検知手段に10.5
25GHz近傍の周波数を送信波の中心周波数とする電
波で検知するもので記載したが、マイクロ波やミリ波と
称される高周波の電波であれば、特に使用する周波数を
限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の便座装置の外観を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図3】本発明の第2の実施例の構成を示すブロック図
である。
【図4】高周波の電波を利用した便ふた開閉検知手段の
配置例を示す斜視図である。
【図5】本発明の請求項6記載の判断部のフローを示す
フローチャート図である。
【図6】本発明の請求項7記載の判断部のフローを示す
フローチャート図である。
【図7】本発明の請求項8記載の判断部のフローを示す
フローチャート図である。
【図8】本発明の判断部の最適なフローを示すフローチ
ャート図である。
【符号の説明】
【符号の説明】
A … 本体部, A1 … 人体検知手段, B …
便ふた部,C … 便座部, D … 便器部,1
… 制御手段, 1a … 電源部, 1b … 判断
部,1c … 電動開閉駆動制御部, 2 … 局部洗
浄手段,3 … 局部乾燥手段, 4 … 暖房便座手
段, 5 … 脱臭手段6 … 操作手段, 7 …
表示手段, 8 … 信号受信手段,9 … 便器洗浄
手段, 10 … 人体検知手段, 10a … 人体
検知部,10b … 信号生成部, 11 … 便座開
閉検知手段,12、15 … 便ふた開閉検知手段,
13 … 便座電動開閉手段,14 … 便ふた電動開
閉手段,S1〜S22 … 制御ステップ,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 武徳 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 轟木 健太郎 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 加邉 直樹 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 Fターム(参考) 2D037 AB07 AB10 AD14 AD16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信した高周波の電波と人体により跳ね
    返ってきた反射波の干渉によって生じる定在波を用い
    て、人体の有無に係わる信号を生成する信号生成部を備
    えた人体検知手段と、前記信号生成部からの信号に基づ
    いて内蔵された機能の動作状態を変更する制御手段を備
    えた便座装置において、前記制御手段は人体検知手段以
    外からの所定の信号に基づいて、前記信号生成部からの
    信号に係わらず人体検知状態を一義的に判断する判断部
    を備えたことを特徴とする便座装置。
  2. 【請求項2】 前記便座装置は回動可能な便ふた部また
    は便座部の少なくとも一方を備え、かつ、この備えられ
    た便ふた部または便座部の開閉状態を検知する開閉検知
    手段を備え、この開閉検知手段の状態信号に基づいて前
    記判断部は人体検知状態を一義的に判断することを特徴
    とする請求項1記載の便座装置。
  3. 【請求項3】 前記便座装置は回動可能な便ふた部また
    は便座部の少なくとも一方を備え、かつ、この備えられ
    た便ふた部または便座部を電動により開閉駆動させる電
    動開閉駆動手段を制御する電動開閉駆動制御部を制御手
    段に備え、この電動開閉駆動制御部の駆動信号に基づい
    て前記判断部は人体検知状態を一義的に判断するように
    構成したことを特徴とする請求項1記載の便座装置。
  4. 【請求項4】 前記便座装置は回動可能な便ふた部また
    は便座部の少なくとも一方を備え、かつ、この備えられ
    た便ふた部または便座部の開閉状態を検知する開閉検知
    手段を備え、さらにこの備えられた便ふた部または便座
    部を電動により開閉駆動させる電動開閉駆動手段を制御
    する電動開閉駆動制御部を制御手段に備え、前記制御手
    段の判定部は前記開閉検知手段の状態信号および電動開
    閉駆動制御部の駆動信号の少なくとも一方の信号に基づ
    いて、人体検知手段の信号生成部からの信号に係わらず
    人体検知状態を一義的に判断するように構成したことを
    特徴とする請求項1記載の便座装置。
  5. 【請求項5】 前記開閉検知手段は、送信した送信波と
    物体により跳ね返ってきた反射波の干渉によって生じる
    定在波を用いて物体を検知する高周波の電波を用いたも
    のであることを特徴とする請求項2又は請求項4何れか
    記載の便座装置。
  6. 【請求項6】 前記便座装置は便ふた部および便座部が
    備えられると共に、前記人体検知手段の信号生成部で定
    在波出力に基づき生成される信号の1つが、便座部への
    使用者の着座を検知する着座検知信号であり、前記開閉
    検知手段で便ふた部の閉止状態を検知している場合に
    は、前記判断部は非着座状態と一義的に判断するように
    構成したことを特徴とする請求項2,4,5何れか記載
    の便座装置。
  7. 【請求項7】 前記便座装置は便ふた部および便座部が
    備えられると共に、人体検知手段の信号生成部で定在波
    出力に基づき生成される信号の1つが、便座部への使用
    者の着座を検知する着座検知信号であり、前記開閉検知
    手段で便ふた部または便座部の開閉姿勢の変化を検知し
    た場合には、開閉姿勢が確定するまでの時間は、前記判
    断部は非着座状態と一義的に判断するように構成したこ
    とを特徴とする請求項2,4,5何れか記載の便座装
    置。
  8. 【請求項8】 前記便座装置は便ふた部および便座部が
    備えられると共に、前記人体検知手段の信号生成部で、
    定在波出力に基づき生成される信号の1つが、便座部へ
    の使用者の着座を検知する着座検知信号であり、前記電
    動開閉駆動制御部より便ふた部または便座部の開閉駆動
    信号が出力されている時間は、前記判断部は非着座状態
    と一義的に判断するように構成したことを特徴とする請
    求項3ないし請求項5何れか記載の便座装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107174160A (zh) * 2017-05-27 2017-09-19 厦门致杰智能科技有限公司 一种微波红外坐便器自动控制装置及自动控制方法

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CN107174160A (zh) * 2017-05-27 2017-09-19 厦门致杰智能科技有限公司 一种微波红外坐便器自动控制装置及自动控制方法

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