JP2003101404A - 出力回路 - Google Patents

出力回路

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JP2003101404A
JP2003101404A JP2001286587A JP2001286587A JP2003101404A JP 2003101404 A JP2003101404 A JP 2003101404A JP 2001286587 A JP2001286587 A JP 2001286587A JP 2001286587 A JP2001286587 A JP 2001286587A JP 2003101404 A JP2003101404 A JP 2003101404A
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JP
Japan
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transistor
circuit
output
constant current
resistor
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JP2001286587A
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Katsunori Sato
勝則 佐藤
Koichi Yokoyama
浩一 横山
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力回路の消費電力を抑制する。 【解決手段】 第1、第2トランジスタ102、104
を縦に接続した第1縦列回路と、第3、第4トランジス
タ106、108を縦に接続した第2縦列回路とを駆動
電源(Vcc)と定電流源120との間に並列に接続
し、各トランジスタのベースに差動バッファ112、1
14による逆極性のパルス信号を供給する。また、第
1、第2縦列回路の出力ライン間に終端抵抗130を挿
入し、各出力ラインに送出抵抗132、134を挿入す
る。この出力回路では、従来のようにトランジスタの出
力段に負荷抵抗を設けない構成であるため、消費電力を
抑制することが可能となる。また、各送出抵抗132、
134と終端抵抗130とによって後段の回路との間で
インピーダンスマッチングをとる構成により、正確な波
形を伝送することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力信号を差動型
でプルダウンする出力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば光ディスク記録再生装
置においては、光ディスクの情報の記録再生を行うため
のパルス信号をタイミング生成回路によって高精度に波
形成形し、このパルス信号をやや離れた部位に配置され
た光ピックアップの駆動回路にフラットケーブル等を介
して伝送する必要がある。そこで、このようなタイミン
グ生成回路では、高精度なパルス信号を鈍りやリンギン
グを生じない状態で送出するための出力回路が必要とな
る。
【0003】図3は、このような従来の出力回路の具体
例を示す回路図である。この出力回路は、いわゆるEC
L回路を用いた構成であり、IC10内に、差動バッフ
ァ12と、差動増幅段を構成する2つのトランジスタ1
4、16および定電流源18と、出力段を構成する2つ
のトランジスタ20、22等を設け、IC10外に送出
抵抗24、26と終端抵抗28等を設けたものである。
差動バッファ12は、入力パルスの正極性信号と逆極性
信号をトランジスタ14、16のベースに供給してい
る。トランジスタ14、16は、コレクタが負荷抵抗3
0、32を介して駆動電源Vccに接続され、エミッタ
が定電流源18に共通接続されている。そして、一方の
トランジスタ14のコレクタが出力段のトランジスタ2
0のベースに接続され、他方のトランジスタ16のコレ
クタが出力段のトランジスタ22のベースに接続されて
いる。
【0004】また、トランジスタ20、22は、それぞ
れエミッタフォロア構造で接続されており、コレクタは
負荷抵抗を介さずに駆動電源Vccに接続され、エミッ
タはIC外で送出抵抗24、26および負荷抵抗34、
36に接続され、負荷抵抗34、36を介してGNDに
接続されている。また、各送出抵抗24、26を介して
引き出された2つの出力端子の間には終端抵抗28が接
続されており、この終端抵抗28と送出抵抗24、26
とによってインピーダンスマッチングがとられている。
また、IC10内で、トランジスタ20、22のエミッ
タと電源ラインおよびGNGラインの間には保護ダイオ
ード38が挿入されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の出力回路では、エミッタフォロアによる出力段
のトランジスタ20、22に負荷抵抗34、36が接続
されたものであるため、トランジスタ20、22から負
荷抵抗34、36を通してIC10外に常時電流が流れ
る構造であり、その分、消費電力が大きくなるという問
題がある。
【0006】本発明は、このような実状に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、消費電力を抑
制できる出力回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、駆動電源と定
電流源との間に上段の第1トランジスタと下段の第2ト
ランジスタとを縦に接続した第1縦列回路と、前記駆動
電源と前記定電流源との間に上段の第3トランジスタと
下段の第4トランジスタとを縦に接続した第1縦列回路
と並列の第2縦列回路と、前記第1トランジスタおよび
第4トランジスタに入力信号の正極性信号を供給し、前
記第2トランジスタおよび第3トランジスタに入力信号
の逆極性信号を供給するバッファ回路と、前記第1縦列
回路の第1トランジスタと第2トランジスタの接続点か
ら引き出された第1出力端子と前記第2縦列回路の第3
トランジスタと第4トランジスタの接続点から引き出さ
れた第2出力端子との間に接続された終端抵抗とを有す
ることを特徴とする。
【0008】本発明の出力回路によれば、それぞれ2つ
のトランジスタを縦に接続して構成される2つの縦列回
路を定電流源に共通接続して差動増幅段を構成し、各縦
列回路から出力される差動パルスを終端抵抗に供給する
ことにより、この終端抵抗を通して出力パルスを伝送先
の回路に送出する。この際、一方の縦列回路からの出力
電流は終端抵抗を通して他方の縦列回路に供給され、従
来のように負荷抵抗を通してGNDに排出されることは
ない。したがって、消費電力を削減でき、低電力化を図
ることが可能である。なお、縦列回路から引き出された
出力ラインに送出抵抗を挿入することにより、終端抵抗
と送出抵抗によってインピーダンスマッチングをとるこ
とも可能であり、送出パルスの波形を高精度に制御する
ことも可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態例につ
いて図面を参照して説明する。本実施の形態による出力
回路は、例えば光ディスク記録再生装置において、光ピ
ックアップの駆動回路にフラットケーブル等を介して記
録再生用のパルス信号を送出するためのタイミング生成
回路に設けられたものである。図1は、本発明の第1の
実施の形態例による出力回路の構成を示す回路図であ
る。図1に示されるように、本例の出力回路は、トラン
ジスタ102、104、106、108と、差動バッフ
ァ112、114と、駆動電源Vccと、定電流源12
0と、送出抵抗132、134と、終端抵抗130と、
保護ダイオード136とを有しており、トランジスタ1
02、104、106、108、差動バッファ112、
114、駆動電源(Vcc)、定電流源120、および
保護ダイオード136はIC100内に設けられ、IC
100の外部に送出抵抗132、134および終端抵抗
130が接続されている。
【0010】まず、駆動電源(Vcc)と定電流源12
0との間には、第1トランジスタ102および第2トラ
ンジスタ104による第1縦列回路と、第3トランジス
タ106および第4トランジスタ108による第2縦列
回路が互いに並列に設けられている。第1縦列回路は、
上段の第1トランジスタ102と下段の第2トランジス
タ104とを縦に接続したものであり、第1トランジス
タ102は、コレクタが直接または図示のように静電保
護用の抵抗138を介して駆動電源(Vcc)側に接続
され、エミッタが第2トランジスタ104のコレクタに
接続されている。また、第2トランジスタ104は、エ
ミッタが定電流源120に接続されている。また、第2
縦列回路は、上段の第3トランジスタ106と下段の第
4トランジスタ108とを縦に接続したものであり、第
3トランジスタ106は、コレクタが直接または図示の
ように静電保護用の抵抗138を介して駆動電源(Vc
c)側に接続され、エミッタが第4トランジスタ108
のコレクタに接続されている。また、第4トランジスタ
108は、エミッタが定電流源120に接続されてい
る。したがって、第2トランジスタ104と第4トラン
ジスタ108を流れる電流の合計は、定電流源120の
電流値によって規定される。
【0011】また、第1縦列回路の出力は、第1トラン
ジスタ102と第2トランジスタ104の接続点からI
C100の外部に引き出され、送出抵抗132に接続さ
れている。また、第2縦列回路の出力は、第3トランジ
スタ106と第4トランジスタ108の接続点からIC
100の外部に引き出され、送出抵抗134に接続され
ている。一方、差動バッファ112、114は、それぞ
れ逆極性の入力信号A、AXに基づいて正極性信号と逆
極性信号とを各トランジスタ102、104、106、
108のベースに供給するものであり、第1差動バッフ
ァ112は、第1トランジスタ102のベースに正極性
信号を入力し、第3トランジスタ106のベースに逆極
性信号を入力する。また、第2差動バッファ114は、
第2トランジスタ104のベースに逆極性信号を入力
し、第4トランジスタ108のベースに正極性信号を入
力する。
【0012】また、保護ダイオード136は、第1縦列
回路および第2縦列回路の各出力ラインと電源ラインお
よびGNDラインの間にそれぞれ挿入されている。ま
た、終端抵抗130は、送出抵抗132の出力ラインと
送出抵抗134の出力ラインとの間に接続されている。
本例では、各送出抵抗132、134と終端抵抗130
とによって後段の回路との間でインピーダンスマッチン
グをとり、伝送信号の高精度の波形制御を行うようにな
っている。また、本例においては、終端抵抗130に流
れる電流値が4mAであり、この電流値に対して定電流
源120の電流値を8mAとしており、その差分の4m
Aが第1縦列回路または第2縦列回路を縦に流れる構成
となっている。
【0013】以上のような構成の出力回路においては、
上述した従来例のように負荷抵抗を設けない構成である
ため、一方の縦列回路から出力された電流は、送出抵抗
132、134および終端抵抗130のループを通って
他方の縦列回路に還流することになり、外部に排出され
ないため、その分、消費電力を抑制することが可能とな
る。また、各送出抵抗132、134と終端抵抗130
とによって後段の回路との間でインピーダンスマッチン
グをとる構成により、正確な波形を伝送することが可能
となる。すなわち、上述のような出力回路の構成である
ため、第1トランジスタ102と第3トランジスタ10
6は、常に同じ値の電流を流しており、このため第1ト
ランジスタ102と第3トランジスタ106の出力イン
ピーダンスは常に低インピーダンスであり、かつ同一出
力インピーダンスとなることから、各送出抵抗132、
134と終端抵抗130とによって後段の回路との間で
インピーダンスマッチングをとる構成により、正確な波
形を伝送することが可能となる。
【0014】図2は、本発明の第2の実施の形態例によ
る出力回路の構成を示す回路図である。なお、図2にお
いて図1に示す構成要素の共通の構成については同一符
号を付している。上述した図1に示す出力回路では、終
端抵抗130の前段に送出抵抗132、134を挿入し
てインピーダンスマッチングをとる構成とし、それに対
応して終端抵抗130の電流値(上記例では4mA)に
対して2倍の電流値(上記例では8mA)を有する定電
流源120を設けた。しかし、このような構成では、伝
送信号の波形精度は向上するが、上述のように第1縦列
回路または第2縦列回路に一定の電流(上記例では4m
A)が縦に流れる構成となり、その分だけ電力消費が生
じることになる。
【0015】そこで、図2に示す例では、このような電
力消費を削減するために図1に示す送出抵抗132、1
34を削除し、定電流源120の電流値を終端抵抗13
0の電流値と一致(本例では4mA)させることによ
り、第1、第2縦列回路に流れる電流をカットしたもの
である。このような構成では、送出抵抗132、134
を削除したことにより、インピーダンスマッチングは取
り難くなり、伝送信号の波形精度は低下するものの、消
費電力をより削減でき、簡易な出力回路として利用する
ことが可能となる。なお、その他は、図1に示す構成と
共通であるので説明は省略する。
【0016】また、以上の実施例では、本発明の出力回
路を光ディスク記録再生装置の光学ピックアップにパル
スを送出するためのタイミング回路に設けられる出力回
路を前提にして説明したが、本発明はこれに限らず、そ
の他の出力回路にも同様に適用し得るものである。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明の出力回路に
よれば、それぞれ2つのトランジスタを縦に接続して構
成される2つの縦列回路を定電流源に共通接続して差動
増幅段を構成し、各縦列回路から出力される差動パルス
を終端抵抗に供給することにより、この終端抵抗を通し
て出力パルスを伝送先の回路に送出することから、各縦
列回路から送出された出力電流は終端抵抗を通して各縦
列回路間で還流することになり、従来のように負荷抵抗
を通してGNDに排出されることはないため、消費電力
を削減でき、低電力化を図ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例による出力回路の
構成例を示す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態例による出力回路の
構成例を示す回路図である。
【図3】従来の出力回路の構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
100……IC、102、104、106、108……
トランジスタ、112、114……差動バッファ、12
0……定電流源、130……終端抵抗、132、134
……送出抵抗、136……保護ダイオード、Vcc……
駆動電源。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J056 AA04 AA40 BB17 CC00 CC01 DD02 DD23 DD55 FF09 5J066 AA01 AA12 AA22 AA54 CA36 FA09 HA02 HA19 HA25 KA01 KA05 KA12 KA18 KA47 MA19 MA21 ND01 ND16 ND23 PD02 SA10 TA01 5J092 AA01 AA12 AA22 AA54 CA36 FA09 GR00 HA02 HA19 HA25 KA01 KA05 KA12 KA18 KA47 MA19 MA21 SA10 TA01 5J500 AA01 AA12 AA22 AA54 AC36 AF09 AH02 AH19 AH25 AK01 AK05 AK12 AK18 AK47 AM19 AM21 AS10 AT01 DN01 DN16 DN23 DP02 RG00 5K029 AA13 DD04 GG07 JJ08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動電源と定電流源との間に上段の第1
    トランジスタと下段の第2トランジスタとを縦に接続し
    た第1縦列回路と、 前記駆動電源と前記定電流源との間に上段の第3トラン
    ジスタと下段の第4トランジスタとを縦に接続した第1
    縦列回路と並列の第2縦列回路と、 前記第1トランジスタおよび第4トランジスタに入力信
    号の正極性信号を供給し、前記第2トランジスタおよび
    第3トランジスタに入力信号の逆極性信号を供給するバ
    ッファ回路と、 前記第1縦列回路の第1トランジスタと第2トランジス
    タの接続点から引き出された第1出力端子と前記第2縦
    列回路の第3トランジスタと第4トランジスタの接続点
    から引き出された第2出力端子との間に接続された終端
    抵抗と、 を有することを特徴とする出力回路。
  2. 【請求項2】 前記第1縦列回路の第1トランジスタと
    第2トランジスタの接続点と前記終端抵抗との間に第1
    送出抵抗を挿入するとともに、前記第2縦列回路の第3
    トランジスタと第4トランジスタの接続点と前記終端抵
    抗との間に第2送出抵抗を挿入し、前記終端抵抗および
    前記第1、第2送出抵抗によってインピーダンス整合を
    行うことを特徴とする請求項1記載の出力回路。
  3. 【請求項3】 前記定電流源の電流値を前記終端抵抗に
    流れる電流値に一致させたことを特徴とする請求項1記
    載の出力回路。
  4. 【請求項4】 前記定電流源の電流値を前記終端抵抗に
    流れる電流値の2倍の値としたことを特徴とする請求項
    2記載の出力回路。
  5. 【請求項5】 前記バッファ回路は、前記第1縦列回路
    と第2縦列回路にそれぞれ対応してそれぞれ設けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の出力回路。
  6. 【請求項6】 前記第1トランジスタは、コレクタが駆
    動電源側に接続され、エミッタが前記第2トランジスタ
    のコレクタに接続され、ベースに前記正極性信号が入力
    され、前記第2トランジスタは、エミッタが前記定電流
    源に接続され、ベースに前記逆極性信号が入力され、前
    記第3トランジスタは、コレクタが駆動電源側に接続さ
    れ、エミッタが前記第4トランジスタのコレクタに接続
    され、ベースに前記逆極性信号が入力され、前記第4ト
    ランジスタは、エミッタが前記定電流源に接続され、ベ
    ースに前記正極性信号が入力されていることを特徴とす
    る請求項1記載の出力回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015142323A (ja) * 2014-01-30 2015-08-03 株式会社東芝 ドライバ回路、および、インピーダンス調整回路

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