JP2003100338A - 燃料電池 - Google Patents

燃料電池

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JP2003100338A
JP2003100338A JP2001292462A JP2001292462A JP2003100338A JP 2003100338 A JP2003100338 A JP 2003100338A JP 2001292462 A JP2001292462 A JP 2001292462A JP 2001292462 A JP2001292462 A JP 2001292462A JP 2003100338 A JP2003100338 A JP 2003100338A
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fuel
cell
tube
fuel gas
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Kazuo Tomita
和男 冨田
Osao Kudome
長生 久留
Katsumi Nagata
勝巳 永田
Koji Ikeda
浩二 池田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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Abstract

(57)【要約】 【課題】燃料電池に複数存在する各燃料電池セルへ、燃
料ガスを均一に分配するとともに、燃料ガスを燃料電池
内部で改質する。 【解決手段】基体管の外面に燃料電池セルが形成された
複数の燃料電池セル管3と、前記複数の燃料電池セル管
3の一端部が開放され接続され、水蒸気改質触媒を有す
るガス分配体11を有し、燃料ガス1が供給されるとき
複数の燃料電池セル管3の内部へ燃料ガス1を概ね均一
に分配する供給室8と、複数の燃料電池セル管3の他端
部が開放され接続され、複数の燃料電池セル管3の内部
を通過した燃料ガス1を排出する排出室9と、供給室8
と排出室9との間にあり、複数の燃料電池セル管3の外
部に酸化剤ガス2を供給する酸化剤供給室4とを具備す
る燃料電池を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の燃料電池の概略構成の一例を図3
に示す。ただし、図3では、ガス供給源、ガスの予熱と
熱交換に関する部分、及び、発電された電力の集電に関
わる部分等は省略している。
【0003】図3を参照して、燃料電池は、ガス供給部
であるヘッダ110と、発電部であるセルチューブ11
1と、燃料ガス1を供給する燃料ガス供給管114と、
燃料ガス1を排出する燃料ガス排出管113とを具備す
る。ヘッダ110は、仕切板110a、底板110b、
供給室110c、排出室110d、整流室110e、整
流板115を有する。また、セルチューブは、案内管1
12を有する。
【0004】ヘッダ110の内部は、仕切板110aに
より上下方向に区分けされ、上方が供給室110c、下
方が排出室110dとして構成されている。また、供給
室110cには、整流板115により整流室110eが
設けられている。ヘッダ110の上部には、燃料ガス供
給管114が供給室110cとガスの出入りが出来るよ
うに連結され、支持される。ヘッダ110の底板110
bには、セルチューブ111の上端部(一端部)が排出
室110dとガスの出入りが出来るように連結され、支
持されている。セルチューブ111の下端部(他端部)
は、閉塞されている。セルチューブ111の内部には、
案内管112が、同軸をなして挿入されている。案内管
112は、その一端部(上端部)が、上記供給室110
cとガスの出入りが出来るように、上記仕切板110a
に連結され、支持されている。このようなセルチューブ
111及び案内管112は、複数本存在し、ヘッダ11
0に連結され、支持されている。ここで、セルチューブ
111は、多孔質の基体管の外周面に燃料電池セルを形
成された燃料電池を構成する円筒型セルチューブであ
る。また、仕切板110aには、燃料ガス排出管113
が排出室110dからガスを排出可能なように案内管1
12と反対向きに連結され、支持されている。燃料ガス
排出管113は、燃料ガス供給管114と同軸で二重管
構造(燃料ガス排出管113が内側)を成している。
【0005】セルチューブ111上に形成された燃料電
池セル(図示せず)は、燃料極−電解質−空気極(積
層)を一つの単位として、セルチューブ111の基体管
の外周表面において、基体管の長手方向に一定の幅毎に
複数連続して形成されている。そして、隣接する燃料電
池セルの空気極と燃料極とが、インタコネクタの膜で接
合されている。
【0006】このような構成をなす燃料電池の定常的な
運転では、水素やメタンのような燃料ガス1、あるいは
プロパンなどを水蒸気改質した改質された燃料ガス1を
燃料ガス供給管114を経由して、供給室110c内へ
供給する。その際、供給室110c内に供給されたガス
は、整流板115により、整流室110e全体に広が
り、供給室110c全体に分散され、各案内管112へ
均等に供給されるように整流される。一方、燃料ガス1
の供給と同時に、セルチューブ111の外周面に沿って
酸素や空気のような酸化剤ガス2を供給する。そして、
燃料ガス1が各案内管112に対してばらつきの無い流
量で流入して、案内管112の先端まで達する。しかる
後、燃料ガス1は、セルチューブ111内の閉塞された
下端部(他端部)より折り返し、セルチューブ111の
下端部(他端部)から上端部(一端部)へ向かって流通
する。そして、基体管の側面(壁面)を外側に向かって
拡散し、燃料極に達する。一方、酸化剤ガス2は、外部
から進入し、セルチューブ111の外周部上の空気極に
達する。そして、燃料ガス1と酸化剤ガス2がセルチュ
ーブ111の前記燃料電池セル2で電気化学的に反応し
て電力を発生する。
【0007】ヘッダ110に付属する各セルチューブ1
11が等しく発電を行なう要件の一つとして、燃料ガス
1の供給を等しく行なうことが挙げられる。その為に、
整流板115を用い、供給室110cに燃料ガス1を供
給する際に、ガスの供給口付近の案内管112に燃料ガ
ス1が集中しないようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、燃料電池に複数存在する各燃料電池セルへ、燃料ガ
スあるいは酸化剤ガスを、概ね均一に分配することが可
能な燃料電池を提供することである。
【0009】また、別の目的としては、燃料ガスを燃料
電池内部で改質することが可能な燃料電池を提供するこ
とである。
【0010】更に、別の目的としては、各燃料電池セル
へ、燃料ガスあるいは酸化剤ガスを、各ガスに含まれる
塵や埃などを除去して分配することが可能な燃料電池を
提供することである。
【0011】更に、別の目的としては、各燃料電池セル
へ、燃料ガスあるいは酸化剤ガスを、温度を概ね均一に
して分配することが可能な燃料電池を提供することであ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本課題を解決するための
手段の項における、図番号、符号は、特許請求の範囲と
発明の実施の形態との対応を示すために記したものであ
り、特許請求の範囲の解釈に用いてはならない。
【0013】上記課題を解決するために、本発明の燃料
電池は、基体管の外面に燃料電池セルが形成された複数
の燃料電池セル管(3)と、複数の燃料電池セル管
(3)の一端部が開放され接続され、燃料ガス(1)が
供給されるとき、複数の燃料電池セル管(3)の内部へ
燃料ガス(1)を概ね均一に分配する供給室(8)と、
複数の燃料電池セル管(3)の他端部が開放され接続さ
れ、複数の燃料電池セル管(3)の内部を通過した燃料
ガス(1)を排出する排出室(9)と、供給室(8)と
排出室(9)との間にあり、複数の燃料電池セル管
(3)の外部に酸化剤ガス(2)を供給する酸化剤供給
室(4)とを具備する。
【0014】また、本発明の燃料電池は、供給室(8)
が、供給室(8)内に設けられ、燃料ガス(1)が複数
の燃料電池セル管(3)に供給されるとき、燃料ガス
(1)を複数の燃料電池セル管(3)へ概ね均一に分配
するように燃料ガス(1)を透過させるガス分配体(1
1)とを具備する。
【0015】また、本発明の燃料電池は、ガス分配体
(11)が、金属又はセラミックスの発泡体である。
【0016】更に、本発明の燃料電池は、ガス分配体
(11)が、水蒸気改質触媒を有する。
【0017】更に、本発明の燃料電池は、ガス分配体
(11)が、燃料ガス(1)が供給室(8)に入るとき
の流れの方向の延長線上の領域において、燃料ガス
(1)の透過率が低く、その領域から離れるに連れて燃
料ガス(1)のその透過率が同じか又は高くなる。
【0018】更に、本発明の燃料電池は、ガス分配体
(11)が、燃料ガス(11)が供給室(8)に入ると
きの流れの方向の延長線上の領域において、ガス分配体
(11)の厚みが厚く、領域から離れるに連れてその厚
みが同じか又は薄くなる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明である燃料電池の実
施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。本実
施例において、筒型のうち横置きの円筒型の燃料電池セ
ル管を有する燃料電池に関して例を示して説明する。し
かし、縦置きの円筒型や、他形状の筒型、平板型等の他
の燃料電池にも適用が可能である。なお、各実施の形態
において同一又は相当部分には同一の符号を付して説明
する。
【0020】では、本発明である燃料電池の一実施の形
態に関して、図面を参照して説明する。図1は、本発明
である燃料電池の一実施の形態の構成を示す図(断面
図)であり、燃料電池は、燃料電池セル管としてのセル
チューブ3、酸化剤供給室4、管板A6、管板B7、ガ
ス供給口8−1とガス分配体11とガス分散部12とを
有する供給室8、ガス排出口9−1を有する排出室9、
支持体10(供給室8側の支持体である支持体A10−
1及び排出室9側の支持体である支持体B10−2)、
からなる。なお、図1の構成は、図示しない断熱及びガ
スリークの安全性を考慮した容器内に設置され、外部の
ガス供給排出装置や発電制御装置と接続している。
【0021】本発明においては、供給室8内でのガスの
均一分配のために、ガス分配体11により、各セルチュ
ーブ3に供給される燃料ガス1は、セルチューブ3の位
置に依らず概ね均一の量となる。すなわち、燃料ガス1
の不足等を気にせず、セルチューブ3を燃料電池内の場
所に依らずより正確に制御することが出来る。従って、
正常に安定的に発電することが可能となり、信頼性を向
上できる。また、ガス分配体11は、燃料ガス1を改質
する改質触媒の働きを有している。すなわち、燃料ガス
1は、ガス分配体11により供給室8内で各セルチュー
ブ3毎に概ね均一な量が供給されるが、その際、ガス分
配体11により改質され水素を主成分とする改質ガスに
なってから供給される。通常外部で改質が行なわれる
が、本発明では内部であり、外部の改質装置及び配管等
のコストが削減できる。
【0022】本発明において、ガスを「概ね均一」に分
配する(あるいは供給する等)とは、ガスの流量が完全
に均一でない(少しの相違がある)場合でも、燃料電池
の運転において、その相違によるセル出力への影響が僅
かであるような、ガスの分配状態をいう。すなわち、複
数の燃料電池セルに対するガスの分配量の誤差範囲が、
一定の範囲に収まっている状態である。その場合の一定
の範囲は、燃料電池の規模や性能、他の運転条件により
決定される。以後、「均一」又は「概ね均一」を「均
一」と記す。
【0023】また、セルチューブ3は、両端支持であ
り、供給室8側の支持体A10−1及び排出室9側の支
持体B10−2で支持され、かつ管板A6及び管板B7
との接合部によって2点でガスシール及び支持されてい
る。従って、従来(図3)の1点支持と比較して、振動
や衝撃を2点で、分散して受けることになり、機械的に
強い構造となる。加えて、ガスシール部分は、支持する
荷重が少ないため、不要な力がかからず、ガスシールの
信頼性が向上する。また、燃料ガス1は、供給室8から
セルチューブ3に進入し、排出室9へ排出されるという
一方向(ワンスルー)のガスの流れである。従って、案
内管が不用となり、従来の場合(図3)と比較して、部
品点数を減らせるので、コストの削減と信頼性の向上が
可能となる。以上の点が、前述の従来例(図3)と大き
く異なる。
【0024】以下に各構成を詳細に説明する。燃料電池
セル管としてのセルチューブ3は、多孔質セラミックス
の基体管の外周面に燃料電池セル(後述)を形成され
た、燃料電池を構成する円筒型の管である。セルチュー
ブ3は、一端側を供給室8(後述)に、他端側を排出室
9(後述)に接合(嵌合)され、支持されている。そし
て、一端側が供給室8(後述)と、他端側が排出室9
(後述)とガスの出入りが出来るように開放されてい
る。基体管の長手方向の一定の幅毎に、外周面上に燃料
極、電解質、空気極が順に積層され、セルを形成してい
る。それぞれのセル同士は、インターコネクタ膜で接合
されている。燃料ガス1が、セルチューブ3内部に供給
され、基体管の厚み方向に孔中を拡散し燃料極に達し、
セルチューブ3の外側を流れる酸化剤ガス2と共に発電
に寄与する。
【0025】第二の供給室としての酸化剤供給室4は、
供給室8(後述)と排出室9(後述)との間にあり、そ
れらと隔離され、セルチューブ3を含んでいる。セルチ
ューブ3に酸化剤ガス2を供給する部屋である。そし
て、管板A6(後述)及び管板B7(後述)の近傍に、
支持体10(後述)を固定している。ステンレスや耐熱
合金などの金属製の室である。
【0026】第一の供給室としての供給室8は、セルチ
ューブ3の一端部にあり、中空の直方体や円柱状等の形
をしているガス分配室である。本実施例では、直方体で
ある。燃料ガス1の供給を受けるためのガス供給口8−
1と燃料ガス1を改質・分散させるガス分散体11(後
述)を有している。内部にガスの流れを整える整流板の
ような機構(図示せず)が付属している場合も有る。一
方の面は管板A6(後述)であり、セルチューブ3が取
付けられている。セルチューブ3は、供給室8に入った
燃料ガス1がセルチューブ3へ供給されるように管板A
6と開放されて連結、接合されている。複数存在する各
セルチューブ3へ、均等に燃料ガス1を供給する、ステ
ンレスや耐熱合金などの金属製の室である。
【0027】排出室9は、セルチューブ3の他端部にあ
り、中空の直方体や円柱状等の形をしているガス分配室
である。本実施例では、直方体である。燃料ガス1の排
出を行なうためのガス排出口9−1を有する。内部にガ
スの流れを整える整流板のような機構(図示せず)が付
属している場合も有る。一方の面は管板B7(後述)で
あり、セルチューブ3が取付けられている。セルチュー
ブ3は、セルチューブ3から排出される使用済み燃料ガ
ス1を収集可能なように管板B7と開放されて連結、接
合されている。ステンレスや耐熱合金などの金属製の室
である。
【0028】管板A6は、供給室8の一方側(排出室9
と向き合う側)の面の板であり、セルチューブ3を接合
するための孔が(セルチューブ3の数だけ)開口してい
る。セルチューブ3と、セルチューブ3の一端部でガス
の出入りが出来るように連結し、可動的に接合してい
る。接合部分は、供給側シール部6−1(後述)であ
り、管板A6とセルチューブ3との隙間からガスがリー
クしないように、適切にシールされている。ステンレス
や耐熱合金などの薄い金属製の板を使用する。
【0029】管板B7は、排出室9の一方側(供給室8
と向き合う側)の面の板であり、セルチューブ3を接合
するための穴が(セルチューブ3の数だけ)開口してい
る。セルチューブ3と、セルチューブ3の他端部でガス
の出入りが出来るように連結し、可動的に接合してい
る。接合部分は、排出側シール部(図示せず)であり、
管板B7とセルチューブ3との隙間からガスがリークし
ないように、適切にシールされている。ステンレスや耐
熱合金などの薄い金属製の板を使用する。
【0030】支持体10は、供給室8側の支持体A10
−1と、排出室9側の支持体B10−2とから成る。そ
れぞれの支持体は、直方体形状の一体物である。その支
持体10を図1の左側(排出室9側)又は右側(供給室
8側)から見た場合の平面形状は、供給室8あるいは排
出室9とほぼ同一である。そしてその面に垂直にセルチ
ューブ3を通すための孔が、セルチューブ3の数だけ開
口している。
【0031】支持体A10−1は、セルチューブ3を供
給室8の側で支持するための支持体である。それと同時
に、セルチューブ3の発電部27(セルチューブ3が発
電を行なう、セルチューブ3の両端(支持及びガスシー
ルを行なう部分、後述)を除いた、燃料電池セルが形成
されている部分、以下同じ)の熱を遮蔽する。酸化材供
給室4内に設けられ、固定されている。シリカ、アルミ
ナ、マグネシアなどを主成分とする耐火レンガ、あるい
は、多孔質シリカ、多孔質アルミナの成形体、石英ガラ
スウールなどである。
【0032】支持体B10−2は、セルチューブ3を排
出室9の側で支持するための支持体である。それと同時
に、セルチューブ3の発電部27(後述)で発生する熱
を遮蔽する。酸化材供給室4内に設けられ、固定されて
いる。シリカ、アルミナ、マグネシアなどを主成分とす
る耐火レンガ、あるいは、多孔質シリカ、多孔質アルミ
ナの成形体、石英ガラスウールなどである。
【0033】ガス分配体11は、供給室8の内部にあ
り、図1の左側(排出室9側)又は右側(供給室8側)
から見た場合の平面形状は、供給室8あるいは排出室9
とほぼ同一である。本実施例では、直方体形状の金属、
セラミックスの発泡体又は多孔体(後述)である。供給
室8のガス分散部12(後述)に入った燃料ガス1(水
蒸気を含む)に対して、燃料ガス1の流れを妨げる流路
抵抗として働く。燃料ガス1は、一部はそのままガス分
配体11を透過するが、抵抗により流量が制限されるの
で、その何割かが、流路断面積を稼ぐため(あるいは流
路抵抗の低いところを求めて)、その周辺に拡散する。
そして、ガス分散部12全体に分散した後、ガス分配体
11を透過する。すなわち、燃料ガス1は、ガス分散部
12全体に広がりながら、セルチューブ3の方向へ均一
に流れる。
【0034】ガス分配体11である発泡体又は多孔体
(以下「発泡体等」ともいう)の気孔率は、流路の抵抗
が高くガスの分配が均一になる場合には、ガス分配体1
1全体に均一にしても良い。しかし、ガス分配体11で
の圧損が大きくなる場合には、全体としての抵抗を減ら
す為に、ガス分配体11全体の気孔率を上げる。その
際、燃料ガス1が供給室8に入るときの流れの方向の延
長線上の領域(ガス供給口8−1から近い場所)におい
て、燃料ガス1の透過率を低く(発泡体等の気孔率を低
く)、上記領域から離れるに連れて燃料ガス1の透過率
を同じか又は高く(発泡体等の気孔率を同じか又は高
く)することにより、気孔率を上げて圧損を減らしつつ
ガスの均一な分配が可能となる。
【0035】また、ガス分配体11である発泡体等の気
孔率を、燃料ガス1が供給室8に入るときの流れの方向
の延長線上の領域(ガス供給口8−1から近い場所)に
おいて、発泡体等の厚みを厚く、上記領域から離れるに
連れて発泡体等の厚みを同じか又は薄くすることによっ
ても、圧損の少ないガスの均一な分配が可能である。
【0036】ガス分配体11は、燃料ガス1を水蒸気改
質反応により、水素を主成分とする改質された燃料ガス
1に変更するための改質触媒でもある。燃料ガス1が、
ガス分配体11を透過する際、ガス分配体11表面に形
成された水蒸気改質触媒の作用により、改質された燃料
ガス1となる。ガス分配体11には、セラミックスの発
泡体又は多孔体を触媒担体とし、その表面に触媒用の金
属を担持する。触媒担体としては、アルミナ、マグネシ
ア、ジルコニア、シリカなどの高比表面積の発泡体(又
は多孔体)を用い、触媒に担持する金属としてはNi、
Ru、Rhあるいはそれらを含む合金などを使用する。
ガス分配体11を金属で作製する場合には、前述の金属
(Ni、Ru、Rhあるいはそれらを含む合金)でガス
分配体11を構成するか、又は、何らかの金属表面に触
媒担体をコーティングし、その上に前述の金属を担持す
る。または、何らかの金属表面に、水蒸気改質触媒の粒
子を担持する。
【0037】ガス分配体11での水蒸気改質反応によ
り、燃料ガス1は、水素を主成分とする改質された燃料
ガス1となる。例えば、改質条件として水蒸気/炭素〜
4、1気圧、温度〜750℃のとき、およそ水素
(H)/水蒸気(HO)/一酸化炭素(CO)/二
酸化炭素(CO)=56/30/8/6程度である。
【0038】なお、ガス分配体11は、粒状あるいはペ
レット状の水蒸気改質触媒そのものを、ガスが通過する
ことが可能な容器(金属あるいはセラミックスの網製の
容器など)に詰めたような物でも良い。その場合、発泡
体又は多孔体の孔の大きさや、粒状あるいはペレット状
の触媒の大きさにより、燃料ガス1中の塵や埃を除去す
るフィルター役割を持たせることも可能である。
【0039】また、燃料ガス1の流れる方向の厚みを厚
くすることにより、燃料ガス1の温度をガス分配体11
の温度に均一化することが出来る。特に、ガス分配体1
1を熱容量の大きな物質にすることにより、その効果を
より大きくすることが出来る。
【0040】ガス分散部12は、供給室8における、管
板A6の反対側の面とガス分配体11とで挟まれた空間
である。ガス供給口8−1から供給された燃料ガス1
は、一部はガス分配体11に進入しつつ、この空間にお
いてガス分散部12の全体に分散される。
【0041】なお、燃料ガス1は、水素、メタンを含む
ガスと水蒸気との混合ガス、あるいは、プロパン等の有
機炭化水素と水蒸気との混合ガスである。なお、改質さ
れた燃料ガス1は、メタンあるいはプロパン等の有機炭
化水素と水蒸気が水蒸気改質された水素を主成分とする
改質ガスである。また、酸化剤ガス2は、酸素、空気、
あるいはそれらを含む混合ガスである。
【0042】次に、図2を参照して、供給側シール部6
−1及びその周辺部について説明する。基本的に、供給
側シール部6−1及びその周辺部と排出側シール部(管
板B7とセルチューブ3との接合部)及びその周辺部と
は、同一の構造で良いので、供給側シール部6−1及び
その周辺部についてのみ説明する。図2は、供給側シー
ル部6−1及びその周辺部を示す図(断面図)である。
セルチューブ3の一端部、供給側シール部6−1を有す
る管板A6(の供給側シール部4近傍)、セル支持部1
0−3を有する支持体A10−1、基体管20、燃料電
池セル21、リード膜22、充填剤23、集電部24か
らなる。
【0043】管板A6そのもの(セルチューブ3を通す
孔の部分)が、供給側シール部6−1を形成し、ガスシ
ールを行なう。管板B6のセルチューブ3を通す孔の直
径を、セルチューブ3の直径より、やや小さくする。す
なわち、図2で示すように管板A6の孔部にセルチュー
ブ3を通した時、管板A6の孔部の内周部分(供給側シ
ール部6−1)が、セルチューブ3を通した方向に内側
に変形し、セルチューブ3の外周部と供給側シール部6
−1が密着する程度である。セルチューブ3を通すに当
たっては、深絞り加工などのプレスにより事前に通し易
くしておく。管板A6の孔部の内側部分である供給側シ
ール部6−1は、セルチューブ3と密接する際、供給室
8側への湾曲に伴う供給側シール部6−1の弾性力によ
り密着し、ガスシール性を発揮する。それと同時に、供
給側シール部6−1及び排出側シール部(管板B7とセ
ルチューブ3との接合部)の弾性力により可動性、振動
及び衝撃吸収性が発揮される。ステンレスなどの薄い金
属の板を使用する。
【0044】管板A6(薄い金属板)は、その伸縮自在
性により、左右(セルチューブ3の長手方向)、上下、
前後の方向や、斜め方向にもある程度の範囲まで可動で
ある。また、管板A6は、それと同時に、供給室8の燃
料ガス1と、供給室8の外側の酸化剤ガス2との間をガ
スシールする。その時、下記の充填材23も利用する。
管板A6の他の部分は図1で示した管板A6と同一であ
るのでその説明は省略する。
【0045】支持体A10−1は、セルチューブ3をセ
ル支持部10−3において支持する。図2において、セ
ル支持部10−3とセルチューブ3との間に隙間がある
のは、セル支持部10−3の直径が、セルチューブ3の
直径よりもやや大きい程度であるからである。セルチュ
ーブ3が振動その他の理由で本来の位置から動いても、
セル支持部10−3で余裕を持たせ、無理な荷重が掛か
らないようにする。その場合、セルチューブ3の支持
は、セルチューブ3から見て下側のセル支持部10−3
の面で行なう。別の支持方法として、ガラスウールや石
綿のような耐熱性で変形容易な(あるいは弾性体のよう
な性質を持つ)材料をその隙間に埋め込む、などで実施
可能である。支持体A10−1のその他の詳細は図1に
おける説明の通りであるので省略する。
【0046】基体管20は、燃料電池セル管としてのセ
ルチューブ3の燃料電池セル21や、発電部27が形成
される際の基板となる基体管である。セラミックス製の
多孔質である筒型の管である。内部を流れる燃料ガス1
が、側面(壁面)を径方向に拡散し、基体管20の外周
部に形成された燃料電池セル21に達することが可能で
ある。
【0047】燃料電池セル21は、セルチューブ3の外
周面上に、外周面の側から順番に燃料極、電解質、空気
極が積層(図示せず)された燃料電池のセルである。燃
料極、電解質、空気極は、少しずつずらして積層されて
いる。それぞれの燃料電池セル21同士は、インターコ
ネクタ膜(図示せず)で直列に接合(隣り合うセルの一
方の燃料極と他方の空気極とを接合)されている。セル
チューブ3の内側から拡散してくる燃料ガス1と、セル
チューブ3の外側から供給される酸化剤ガス2とによ
り、発電が行なわれる。
【0048】発電部27は、燃料電池セル21を複数個
有し、それらが直列接続しているセルチューブ3上の発
電領域である。一方の端が正極、他方の端が負極とな
り、そこから集電用の電線により電力を取出すことが出
来る。燃料電池運転時には、燃料電池セル21の発電に
伴い、発熱し高温になっている。
【0049】リード膜22は、複数の燃料電池セル21
で発電した直流電力の一方の極を集電部24へ引き出す
途中のリード線の役割をする膜である。基体管20の外
周部の燃料電池セル21のうち、最も供給室8寄りのも
のと接続している。そして、リード膜22は、その燃料
電池セル21から基体管20の外周部をその一端部(供
給室8側の端部)まで延びている。そしてその先端部分
で、集電部24と接続している。ただし、周方向の幅
は、発電する電力の大きさとそのリード膜22の厚みに
より、抵抗が電力引出し上問題なら無い程度になるよ
う、基体管20全面であっても、ある特定の幅であって
もよい。膜の表面は、電気的絶縁、酸化保護及び機械的
保護のために絶縁膜(金属酸化膜など)で覆われてい
る。
【0050】集電部24は、発電部27で発電され、リ
ード膜22によって集められる電力の、引き出し電極を
取り付ける部分である。集電用の部品が取り付けられ、
リード膜22の端部(その部分には保護用の絶縁膜無
し)と接続している。本実施例(図面中)では、省略し
ている。電力の取出しは、この集電部24と排出室9側
の集電部とにより行なう。例えば、集電部24について
は、そこに金属線を取り付けて引き出し、供給室8の壁
面から絶縁体を介して(供給室8と接触しないようにし
て)外部へ延ばす。そして、そこから電力を取出す。
【0051】充填材23は、セルチューブ3と管板A6
の孔部とが接触する付近の隙間がある可能性がある領域
に充填されるガスシール材である。その隙間を埋め、供
給室8の燃料ガス1と、供給室8の外側の酸化剤ガス2
との間をガスシールする。セルチューブ3を管板A6に
通す時にグランドパッキンを施工しておく方法や、その
周辺の最高使用温度に合わせてハンダを行なう方法、最
高使用温度がそれほど高く無い場合に樹脂などを埋め込
む方法などが使用できる。
【0052】セルチューブ3は、図1のセルチューブ3
と同一であるので説明は省略する。
【0053】では、本発明である燃料電池の一実施の形
態の動作に関して、図面を参照して説明する。図1を参
照して、このような構成をなす燃料電池において、水蒸
気を含んだ水素やメタン、プロパンのような燃料ガス1
が、供給室8内に、ガス供給口8−1から供給される。
燃料ガス1は、水蒸気改質反応による吸熱においても、
反応が継続できる程度に、予め充分に予熱されている。
【0054】供給室8のガス分散部12に入った燃料ガ
ス1は、ガス分配体11にぶつかる。ガス分配体11
は、燃料ガス1の流路の抵抗として働く。燃料ガス1
は、一部はそのままガス分配体11に入って行くが、ガ
ス分配体11のガスに対する抵抗作用により流量が制限
されるので、残りは、流路断面積を稼ぐために、その周
辺に拡散して行く。そして、ガス分散部12全体に分散
しながら、ガス分配体11の適当な場所から、ガス分配
体11内に入って行く。すなわち、燃料ガス1は、ガス
分散部12全体に広がりながら、セルチューブ3の方向
へ、均一にガス分配体11内を流れる。
【0055】ガス分配体11に進入した燃料ガス1は、
ガス分配体11において水蒸気改質反応により、水素を
主成分とする改質された燃料ガス1となる。例えば、改
質条件として水蒸気/炭素〜4、1気圧、温度〜750
℃のとき、およそ水素(H)/水蒸気(HO)/一
酸化炭素(CO)/二酸化炭素(CO)=56/30
/8/6程度である。
【0056】ガス分配体11を更に加熱する必要がある
場合には、供給室8にヒーターを設置する方法、酸化剤
ガス2の廃熱を管板A6を介して熱交換により燃料ガス
1に与えて、燃料ガス1により加熱する方法などにより
行なう。
【0057】ここで、発泡体又は多孔体の孔の大きさ
を、発生が予想される塵や埃の大きさ(あるいは、好ま
しくない塵や埃の大きさ)より小さくしておけば、燃料
ガス1がガス分配体11を通過する際、ガス中の塵や埃
を除去することが可能である。ガス分配体11が、粒状
あるいはペレット状の触媒の場合にも、触媒等の大きさ
や、その充填率により同様の効果を持たせることが可能
である。
【0058】酸素や空気のような酸化剤ガス2は、酸化
剤供給室4内に供給される。そして、セルチューブ3に
達し、その外周面に沿って酸化剤ガス2が進行する。一
方、ガス分配体11から出た燃料ガス1は、各セルチュ
ーブ3に対してばらつきの無い流量で流入して、基体管
内を一方向に流れる。そしてセルチューブ3の一端側か
ら他端側へ向かって一方向に流通(ワンスルー)しなが
ら、セルチューブ3の側面(壁面)を外周面へ拡散し、
燃料極に達する。酸化剤ガス2は、外周面において空気
極に達する。そして、燃料ガス1と酸化剤ガス2がセル
チューブ3の燃料電池セル21で電気化学的に反応して
電力を発生し、当該電力が集電部(集電部24など)を
介して外部に取出される。
【0059】発電に供された燃料ガス1の内、余った燃
料ガスである使用済みの燃料ガス1は、セルチューブ3
を通り抜けて排出室9に達する。そこで、他のセルチュ
ーブ3からの使用済み燃料ガス1とまとめられて、ガス
排出口9−1から外部に排出される。一方、発電に供さ
れた使用済みの酸化剤ガス2は、排出管を介して外部に
送出される。
【0060】本発明により、図1に示すような両端支持
(縦置き、横置きどちらでも可能)筒型タイプの燃料電
池において、セルチューブ3の本数が多い場合にでも、
各セルチューブ3に対する燃料ガス1の供給を均一に行
なうことが可能となる。そして、それと同時に、燃料電
池スタックにおいて水蒸気改質反応を行なうことで、外
部改質装置を削減することが出来る。
【0061】本発明により、ガス分配体11の気孔率等
を制御することによりフィルターとしての機能を持たせ
ることが可能となる。また、燃料ガス11の温度をガス
分配体11の温度に均一化することが可能となる。
【0062】また、本発明においては、セルチューブ3
の内側に燃料ガス1を流しているが、逆に、酸化剤ガス
2を流すような構造にすることも可能である。その場
合、セルチューブ3上の燃料電池21は、セルチューブ
3の外周表面に接する側から、空気極、電解質、燃料極
という順番で成膜する(実施例中は逆である)。
【0063】原則的に、図1に示すような、セルチュー
ブ3を一端部の供給側シール部6−1と他端部の排出側
シール部(管板B7とセルチューブ3との接合部)でシ
ールする場合には、供給側シール部6−1の同軸方向の
位置に排出側シール部が来るように設計されている。し
かし、燃料電池始動時又は停止時、あるいは、何らかの
原因でセルチューブ3の一端部周辺と他端部周辺との間
などで温度差が生じた場合や衝撃や振動が発生した場合
など、供給側シール部6−1の同軸方向の位置から排出
側シール部がずれることがありうる。しかしその場合で
も、管板A6の孔部(薄い金属板)及び管板B7の孔部
(薄い金属板)で、その位置のずれを吸収できるので、
セルチューブ3が損傷を受けることが無い。
【0064】また、支持体A10−1と支持体B10−
2との二点支持なので、一点だけの支持の場合に比べ
て、各段に耐衝撃性が向上している。加えて、管板A6
及び管板B7には薄い金属板を用いているので、上下、
前後左右、斜め上下方向の強い衝撃や振動に対しても、
管板A6及び管板B7の緩衝性により、それらを緩和、
吸収することが出来る。すなわち、構造的に強く、セル
チューブ3が破損し難く、損傷を受けることが無い。
【0065】また、ガスは、一方向に流れるだけで良い
ので、案内管112(従来の技術の項及び図3参照)を
用いる必要が無く、セルチューブ3及びその周辺部分の
構造を簡単にすることが出来る。すなわち、部品点数を
減らすことが出来、コストの削減につながる。加えて、
部品点数が減ることにより、部品相互で拘束し合う関係
が減少する為、設計の自由度の向上や部品の破損等の問
題が減り、全体としての信頼性の向上にもつながる。
【0066】
【発明の効果】本発明により、燃料電池に複数存在する
各燃料電池セルへ、燃料ガスを均一に分配するととも
に、燃料ガスを燃料電池内部で改質することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である燃料電池の一実施の形態の構成を
示す図である。
【図2】本発明である燃料電池の一実施の形態における
セルチューブと管板の接合部の詳細を示す図である。
【図3】従来の技術の実施の形態の構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 燃料ガス 2 酸化剤ガス 3 セルチューブ 4 酸化剤供給室 6 管板A 7 管板B 8 供給室 8−1 ガス供給口 9 排出室 9−1 ガス排出口 10 支持体 10−1 支持体A 10−2 支持体B 10−3 セル支持部 11 ガス分配体 12 ガス分散部 20 基体管 21 燃料電池セル 22 リード膜 23 充填材 24 集電部 27 発電部 110 ヘッダ 110a 仕切板 110b 底板 110c 供給室 110d 排出室 110e 整流室 111 セルチューブ 112 案内管 113 燃料ガス排出管 114 燃料ガス供給管 115 整流板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永田 勝巳 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 (72)発明者 池田 浩二 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所内 Fターム(参考) 5H026 AA06 CC06 CC08 CV05 CV10 CX01 EE02 EE12 HH03 HH04

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基体管の外面に燃料電池セルが形成された
    複数の燃料電池セル管と、 前記複数の燃料電池セル管の一端部が開放され接続さ
    れ、燃料ガスが供給されるとき、前記複数の燃料電池セ
    ル管の内部へ前記燃料ガスを概ね均一に分配する供給室
    と、 前記複数の燃料電池セル管の他端部が開放され接続さ
    れ、前記複数の燃料電池セル管の内部を通過した前記燃
    料ガスを排出する排出室と、 前記供給室と前記排出室との間にあり、前記複数の燃料
    電池セル管の外部に酸化剤ガスを供給する酸化剤供給室
    と、 を具備する、 燃料電池。
  2. 【請求項2】前記供給室は、 前記供給室内に設けられ、前記燃料ガスが前記複数の燃
    料電池セル管に供給されるとき、前記燃料ガスを前記複
    数の燃料電池セル管へ概ね均一に分配するように前記燃
    料ガスを透過させるガス分配体と、を具備する、 請求項1に記載の燃料電池。
  3. 【請求項3】前記ガス分配体は、金属又はセラミックス
    の発泡体である、 請求項2に記載の燃料電池。
  4. 【請求項4】前記ガス分配体は、水蒸気改質触媒を有す
    る、 請求項2又は3に記載の燃料電池。
  5. 【請求項5】前記ガス分配体は、 前記燃料ガスが前記供給室に入るときの流れの方向の延
    長線上の領域において、前記燃料ガスの透過率が低く、
    前記領域から離れるに連れて前記燃料ガスの前記透過率
    が同じか又は高くなる、 請求項2乃至4のいずれか一項に記載の燃料電池。
  6. 【請求項6】前記ガス分配体は、 前記燃料ガスが前記供給室に入るときの流れの方向の延
    長線上の領域において、前記ガス分配体の厚みが厚く、
    前記領域から離れるに連れて前記厚みが同じか又は薄く
    なる、 請求項2乃至5のいずれか一項に記載の燃料電池。
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