JP2003099687A - 商品販売取引代金決済システム及び商品販売取引代金決済装置及び電話料金徴収管理装置並びに商品販売取引代金決済方法 - Google Patents

商品販売取引代金決済システム及び商品販売取引代金決済装置及び電話料金徴収管理装置並びに商品販売取引代金決済方法

Info

Publication number
JP2003099687A
JP2003099687A JP2002010622A JP2002010622A JP2003099687A JP 2003099687 A JP2003099687 A JP 2003099687A JP 2002010622 A JP2002010622 A JP 2002010622A JP 2002010622 A JP2002010622 A JP 2002010622A JP 2003099687 A JP2003099687 A JP 2003099687A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
account
telephone
settlement
sales transaction
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002010622A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Nochi
雅寿 野知
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba TEC Corp filed Critical Toshiba TEC Corp
Priority to JP2002010622A priority Critical patent/JP2003099687A/ja
Publication of JP2003099687A publication Critical patent/JP2003099687A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Cash Registers Or Receiving Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複製がし易いカードを用いずにセキュリティ
性の高いキャッシュレスによる商品販売取引代金の決済
を実現する。 【解決手段】 商品販売取引代金決済装置10は、商品
販売取引相手が使用している携帯型電話機20から契約
電話番号を取り込むと、その電話番号に基づいて電話サ
ービスを提供している電気通信事業者を特定して、その
事業者のホストシステム40に当該携帯型電話機20の
電話料金引き落とし口座を問い合わせる。そして、この
問い合わせにより口座が判明すると、その口座の出納を
管理する金融機関の口座管理システム50に対して商品
販売取引代金を該当口座から引き落とすことを要求す
る。その結果、引き落とし承諾の通知を受けると決済完
了を報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信機能を有する
携帯型通信端末,携帯型電話機,ネット接続機能を有す
る携帯型ネット接続端末等のように、使用料金が掛かる
携帯型端末の使用料金徴収管理装置で携帯型端末使用者
毎に管理される使用料金引き落とし口座から、該携帯型
端末使用者との商品販売取引における商品販売取引代金
の決済を行なう商品販売取引代金決済システム及び商品
販売取引代金決済装置及び電話料金徴収管理装置並びに
商品販売取引代金決済方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、小売店や飲食店等で客と店舗との
間に生じた商品販売取引の決済方法のうち、現金を用い
ないキャッシュレス方式としてはクレジットカード方式
が主流であった。
【0003】このクレジットカード方式は、クレジット
カード発行会社と加盟店契約を結んだ店舗において商品
販売取引を行なった客が、そのクレジットカード発行会
社から発行されたクレジットカードを使用して取引金額
をクレジットカード発行会社からの借入金によって支払
う方式であり、加盟店にはクレジットカードに記録され
たカード番号を読取るカードリーダを備えた決済装置が
設置され、この決済装置とクレジットカード発行会社の
ホストシステムとを回線で接続することによって決済シ
ステムが構築されている。また、クレジットカード発行
会社のホストシステムには、クレジットカード利用者毎
に代金引き落とし指定口座が登録されており、クレジッ
トカード発行会社のホストシステムは各金融機関のホス
トシステムと専用のネットワークで接続されている。
【0004】しかして加盟店では、客がクレジットカー
ドによる支払いを申し出ると、客から預かったクレジッ
トカードのカード番号をカードリーダで読取る。そうす
ると、決済装置からクレジットカード発行会社のホスト
システムにクレジットカードの認証照会が要求され、ホ
ストシステムにおいてクレジットカードが承認されると
決済装置からクレジット伝票が印字発行されるので、ク
レジット伝票に客のサインをもらって本人かどうかを確
認し、本人であることが確認できたならば、当該客との
決済を終える。
【0005】一方、クレジットカード発行会社は、各ク
レジットカード利用者が利用した取引金額から手数料分
を差し引いた金額を加盟店に支払う一方、クレジットカ
ード利用者毎にその利用者が指定する金融機関の口座か
らその利用者の取引金額を引き落として、貸出金の回収
を行なっていた。
【0006】しかしながら、このクレジットカード方式
は、本人確認手段がサインであったために、不正に作ら
れた偽造カードや盗用カードが使用されても店員が気付
かず、商品販売取引が決済されるおそれが高かった。ま
た、カード番号のスキミングによって偽造カードを比較
的容易に作成できてしまうという問題もあった。しか
も、クレジットカード方式はクレジットカード利用者の
預貯金残高とは無関係に与信限度額以内であれば使用で
きたので、不正使用された場合に被害額が大きいという
問題もあった。
【0007】そこで最近では、利用者が銀行や郵便局等
の金融機関に口座を開設した際に発行されるキャッシュ
カードを利用し、口座から直接代金を引落とすことによ
って口座内の残高を超える決済を禁止するようにした商
品販売取引決済方法,いわゆるデビットカード方式が考
案され、実用に供せられている。
【0008】このデビットカード方式は、デビットカー
ドサービスに加盟する店舗において商品販売取引を行な
った客が、その客のキャッシュカードで特定される口座
から取引金額を即時に引き落として決済を行なう方式で
あり、加盟店にはキャッシュカードに記録されたカード
番号を読取るカードリーダと口座暗証番号入力用の暗証
キーパッドを備えた決済装置が設置され、この決済装置
と各金融機関のホストシステムとを回線で接続すること
によって決済システムが構築されている。
【0009】しかして加盟店では、客がデビットカード
による支払いを申し出ると、客から預かったキャッシュ
カードのカード番号をカードリーダで読取る。また、暗
証キーパッドを客に渡して口座暗証番号を入力してもら
う。そうすると、決済装置から該当する金融機関のホス
トシステムに当該キャッシュカードによって特定される
口座の暗証番号照会と残高チェックが要求され、ホスト
システムにおいて暗証番号の一致と取引金額以上の残高
が確認されるとその口座から取引金額が引落とされて、
当該客との決済を終える。因みに、キャッシュカード利
用者の口座から引落とされた金額から所定の手数料を差
し引かれた金額が該当する加盟店が指定する金融機関の
口座に入金される。
【0010】しかしながらこのデビットカード方式も、
磁気的にデータが記録されているキャッシュカードを用
いるためカードを複製しやすく、また、店員の目の前で
暗証キーパッドを操作して暗証番号を打ち込むので他人
に暗証番号を盗み見られる可能性が高かったため、偽造
カードや盗用カードによる被害を防止するのが困難であ
った。
【0011】また、携帯電話で購入商品の代金支払いが
できるモバイルベイ機能の試行が北欧のフィンランドに
おいて行なわれている。この試行は、自動販売機に金銭
を投入して商品購入ボタンを操作する代わりに、携帯電
話から自動販売機に対して電話を掛けることで商品購入
を行ない、この購入商品の代金を電話料金と併せて電話
会社が請求する仕組みである。しかしながら、購入商品
代金の他に商品購入の際の通信料も利用者が負担しなけ
ればならないという不具合があり、未だ従来の決済と比
べて充分に魅力があるものとはいえない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のキャ
ッシュレスによる商品販売取引決済方法は、主に複製が
し易いカードを用いた方式であったため、偽造カードや
盗用カードによる被害を防ぐ有効な手段がなく、セキュ
リティ性に問題があった。また、携帯電話を用いた方式
も試行されてはいるが、消費者にとって充分に魅力があ
る方式ではなかった。
【0013】そこで本発明は、複製がし易いカードを用
いずにセキュリティ性の高いキャッシュレスによる商品
販売取引の代金決済を消費者にとって魅力的な内容で実
現できる商品販売取引代金決済システム及び商品販売取
引代金決済装置並びに商品販売取引代金決済方法を提供
しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願請求項1記載の発明
は、口座利用希望者からの利用申込みにより開設した口
座の出納を管理する口座管理装置と、この口座管理装置
のうち、携帯型電話機使用契約者からの申し出により電
話料金引き落とし口座として登録された口座の出納を管
理する金融機関の口座管理装置に対し、電話料金の引き
落としを要求することにより携帯型電話機の電話使用料
金を徴収する電話料金徴収管理装置と、前記携帯型電話
機の電話料金引き落とし口座から携帯型電話機使用者と
の商品販売取引における商品販売取引代金を引き落とす
ことで決済を行なう商品販売取引代金決済装置とからな
り、この商品販売取引代金決済装置と口座管理装置と電
話料金徴収管理装置とを通信回線を介して接続してなる
商品販売取引代金決済システムである。そして特に、商
品販売取引代金決済装置が、商品販売取引相手が使用し
ている携帯型電話機から該携帯型電話機に割り付けられ
ている電話回線の契約電話番号を取り込み、この取り込
んだ契約電話番号に基づいて該携帯型電話機に対して電
話サービスを提供している電話通信事業者を特定し、こ
の特定した電話通信事業者の電話料金徴収管理装置に対
して取り込んだ契約電話番号が割り付けられている携帯
型電話機の電話料金引き落とし口座を問い合わせ、この
問い合わせにより判明した電話料金引き落とし口座の出
納を管理する金融機関の口座管理装置に対して商品販売
取引代金を該当口座から引き落とすことを要求し、この
引き落とし要求に対して口座管理装置から引き落とし承
諾の通知を受けると決済完了を報知することを特徴と
し、また、電話料金徴収管理装置が、商品販売取引代金
決済装置から契約電話番号に基づく電話料金引き落とし
口座の問い合わせを受けると当該商品販売取引代金決済
装置に対して契約電話番号に対応付けられて登録されて
いる電話料金引き落とし口座を特定する口座特定データ
を応答することを特徴とし、さらに、口座管理装置が、
出納を管理している所定口座からの商品販売取引代金引
き落とし要求を商品販売取引代金決済装置から受ける
と、当該口座から商品販売取引代金の引き落としが許容
されるか否かを判別し、当該口座からの商品販売取引代
金の引き落としが許容可能であると判別すると、当該口
座から当該商品販売取引代金を引き落として当該商品販
売取引代金決済装置に予め対応付けられて設定されてい
る店指定口座へ入金する処理を進めるとともに当該引き
落とし要求元の商品販売取引代金決済装置に対して引き
落とし承諾の通知をすることを特徴とするものである。
【0015】本願請求項2記載の発明は、口座利用希望
者からの利用申込みにより開設した口座の出納を管理す
る口座管理装置と、この口座管理装置のうち、携帯型電
話機使用契約者からの申し出により電話料金引き落とし
口座として登録された口座の出納を管理する金融機関の
口座管理装置に対し、電話料金の引き落としを要求する
ことにより携帯型電話機の電話使用料金を徴収する電話
料金徴収管理装置とに通信回線を介して接続され、携帯
型電話機の電話料金引き落とし口座から携帯型電話機使
用者との商品販売取引における商品販売取引代金を引き
落とすことで決済を行なう商品販売取引代金決済装置に
おいて、商品販売取引相手が使用している携帯型電話機
から該携帯型電話機に割り付けられている電話回線の契
約電話番号を取り込み、この取り込んだ契約電話番号に
基づいて該携帯型電話機に対して電話サービスを提供し
ている電話通信事業者を特定し、この特定した電話通信
事業者の電話料金徴収管理装置に対して取り込んだ契約
電話番号が割り付けられている携帯型電話機の電話料金
引き落とし口座を問い合わせ、この問い合わせにより判
明した電話料金引き落とし口座の出納を管理する金融機
関の口座管理装置に対して商品販売取引代金を該当口座
から引き落とすことを要求し、この引き落とし要求に対
して口座管理装置から引き落とし承諾の通知を受けると
決済完了を報知するようにしたものである。
【0016】本願請求項3記載の発明は、携帯型電話機
の電話料金引き落とし口座から携帯型電話機使用者との
商品販売取引における商品販売取引代金を引き落とすこ
とで決済を行なう商品販売取引代金決済装置であって、
商品販売取引相手が使用している携帯型電話機から該携
帯型電話機に割り付けられている電話回線の契約電話番
号を取り込む電話番号取り込み手段と、この電話番号取
り込み手段により取り込んだ携帯型電話機の電話料金引
き落とし口座に設定されている暗証番号の入力を受け付
ける暗証番号受け付け手段と、電話番号取り込み手段に
より取り込んだ契約電話番号に基づいて該携帯型電話機
に対して電話サービスを提供している電気通信事業者を
特定する電気通信事業者特定手段と、この電気通信事業
者特定手段により特定した電気通信事業者の電話料金徴
収管理装置に対し電話番号取り込み手段で取り込んだ契
約電話番号が割り付けられている携帯型電話機の電話料
金引き落とし口座が登録されているか否かを確認する口
座有無確認手段と、この口座有無確認手段により当該携
帯型電話機の電話料金引き落とし口座が登録されている
ことを確認すると、当該口座が開設されている金融機関
の口座管理装置に対し暗証番号受け付け手段で受け付け
た暗証番号を送信し、商品販売取引代金を該当口座から
引き落とすことを要求する決済請求手段と、この決済請
求手段による引き落とし要求に対して金融機関の口座管
理装置から引き落とし承諾の通知を受けると決済完了を
報知する報知手段とを備えたものである。
【0017】本願請求項4記載の発明は、口座利用希望
者からの利用申込みにより開設した口座の出納を管理す
る口座管理装置と、携帯型電話機の電話料金引き落とし
口座から携帯型電話機使用者との商品販売取引における
商品販売取引代金を引き落とすことで決済を行なう商品
販売取引代金決済装置とに通信回線を介して接続され、
携帯型電話機使用契約者からの申し出により電話料金引
き落とし口座として登録された口座の出納を管理する金
融機関の口座管理装置に対し、電話料金の引き落としを
要求することにより携帯型電話機の電話使用料金を徴収
する電話料金徴収管理装置において、商品販売取引代金
決済装置から通信回線を介して契約電話番号に基づく電
話料金引き落とし口座の問い合わせを受けると当該商品
販売取引代金決済装置に対して契約電話番号に対応付け
られて登録されている電話料金引き落とし口座を特定す
る口座特定データを応答し、この口座特定データを応答
した商品販売取引代金決済装置から通信回線を介して商
品販売取引代金の引き落とし要求があると、通信回線を
介して電話料金引き落とし口座の出納を管理する金融機
関の口座管理装置に対して商品販売取引代金の引き落と
しを要求し、金融機関の口座管理装置から引き落とし要
求に対する結果通知を受けると、この結果通知を通信回
線を介して商品販売取引代金決済装置に送信するように
したものである。
【0018】本願請求項5記載の発明は、前記請求項4
記載の発明の電話料金徴収管理装置において、商品販売
取引代金決済装置との間で電話料金引き落とし口座の問
合せを受けてから引き落とし要求に対する結果通知を送
信するまでの通信時間を計時し、この通信時間を携帯型
電話機の通話時間に換算し、通話料として携帯型電話機
の使用者に請求するようにしたものである。
【0019】本願請求項6記載の発明は、携帯型端末の
使用に伴って生じる使用料金が引き落とされる端末使用
料金決済口座から携帯型端末使用者との商品販売取引に
おける商品販売取引代金を引き落とすことで決済を行な
う商品販売取引代金決済方法であって、商品販売取引相
手が使用している携帯型端末から該携帯型端末の端末使
用料金決済口座を特定する手掛かりとなる決済口座特定
データを取り込む第1のステップと、この第1のステッ
プで取り込んだ決済口座特定データに基づいて特定され
る端末使用料金決済口座の暗証番号入力を受け付ける第
2のステップと、この第2のステップで受け付けた暗証
番号を第1のステップで取り込んだ決済口座特定データ
に基づいて特定される端末使用料金決済口座が開設され
ている金融機関の口座管理装置に対し送信する第3のス
テップと、この第3のステップで口座暗証番号を送信す
る金融機関の口座管理装置に対し商品販売取引代金を第
1のステップで取り込んだ決済口座特定データに基づい
て特定される端末使用料金決済口座から引き落とすこと
を要求する第4のステップと、この第4のステップによ
る引き落とし要求に対して口座管理装置から引き落とし
承諾の通知を受けると決済完了を報知する第5のステッ
プとからなるものである。
【0020】本願請求項7記載の発明は、上記請求項6
記載の発明の商品販売取引代金決済方法において、携帯
型端末として通信機能を有する携帯型通信端末を利用
し、携帯型端末の端末使用料金決済口座を特定する手掛
かりとなる決済口座特定データとして携帯型通信端末に
対して通信サービスを提供している通信サービス事業者
から割り付けられている通信サービス契約締結者特定デ
ータを利用し、携帯型端末の端末使用料金決済口座とし
て携帯型通信端末の通信サービス使用料金引き落とし口
座を利用して、携帯型通信端末の通信サービス使用料金
引き落とし口座から携帯型通信端末使用者との商品販売
取引における商品販売取引代金を引き落とすようにした
ものである。
【0021】本願請求項8記載の発明は、上記請求項7
記載の発明の商品販売取引代金決済方法において、携帯
型通信端末から端末使用料金決済口座を特定する手掛か
りとなる決済口座特定データとして取り込んだ通信サー
ビス契約締結者特定データに基づいて該携帯型通信端末
に対して通信サービスを提供している通信サービス事業
者を特定し、この特定した通信サービス事業者の通信サ
ービス使用料金徴収管理装置に対し該携帯型通信端末の
通信サービス使用料金引き落とし口座を問い合わせるこ
とにより携帯型端末の端末使用料金決済口座を特定する
ようにしたものである。
【0022】本願請求項9記載の発明は、前記請求項6
記載の発明の商品販売取引代金決済方法において、携帯
型端末として携帯型電話機を利用し、携帯型端末の端末
使用料金決済口座を特定する手掛かりとなる決済口座特
定データとして携帯型電話機に割り付けられている電話
回線の契約電話番号を利用し、携帯型端末の端末使用料
金決済口座として携帯型電話機の電話料金引き落とし口
座を利用して、携帯型電話機の電話料金引き落とし口座
から携帯型電話機使用者との商品販売取引における商品
販売取引代金を引き落とすようにしたものである。
【0023】本願請求項10記載の発明は、上記請求項
9記載の発明の商品販売取引代金決済方法において、携
帯型電話機から端末使用料金決済口座を特定する手掛か
りとなる決済口座特定データとして取り込んだ契約電話
番号に基づいて該携帯型電話機に対して電話サービスを
提供している電気通信事業者を特定し、この特定した電
気通信事業者の電話料金徴収管理装置に対し該携帯型電
話機の電話料金引き落とし口座を問い合わせることによ
り携帯型端末の端末使用料金決済口座を特定するように
したものである。
【0024】本願請求項11記載の発明は、前記請求項
6記載の発明の商品販売取引代金決済方法において、携
帯型端末としてネット接続機能を有する携帯型ネット接
続端末を利用し、携帯型端末の端末使用料金決済口座を
特定する手掛かりとなる決済口座特定データとして携帯
型ネット接続端末に対してネット接続サービスを提供し
ているネット接続サービス事業者から割り付けられてい
るネット接続サービス契約締結者特定データを利用し、
携帯型端末の端末使用料金決済口座として携帯型ネット
接続端末のネット接続サービス使用料金引き落とし口座
を利用して、携帯型ネット接続端末のネット接続サービ
ス使用料金引き落とし口座から携帯型ネット接続端末使
用者との商品販売取引における商品販売取引代金を引き
落とすようにしたものである。
【0025】本願請求項12記載の発明は、上記請求項
11記載の発明の商品販売取引代金決済方法において、
携帯型ネット接続端末から端末使用料金決済口座を特定
する手掛かりとなる決済口座特定データとして取り込ん
だネット接続サービス契約締結者特定データに基づいて
該携帯型ネット接続端末に対してネット接続サービスを
提供しているネット接続サービス事業者を特定し、この
特定したネット接続サービス事業者のネット接続サービ
ス使用料金徴収管理装置に対し該携帯型ネット接続端末
のネット接続サービス使用料金引き落とし口座を問い合
わせることにより携帯型端末の端末使用料金決済口座を
特定するようにしたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面を用いて説明する。なお、この実施の形態は、携帯型
端末として携帯型電話機を利用し、携帯型端末の端末使
用料金決済口座を特定する手掛かりとなる決済口座特定
データとして携帯型電話機に割り付けられている電話回
線の契約電話番号を利用し、携帯型端末の端末使用料金
決済口座として携帯型電話機の電話料金引き落とし口座
を利用して、携帯型電話機の電話料金引き落とし口座か
ら携帯型電話機使用者との商品販売取引における商品販
売取引代金を引き落とす場合である。
【0027】図1は本実施の形態における商品販売取引
代金決済システムの全体構成を示すものであり、同図に
おいて、符号10は客との間で商品販売取引を行なう店
舗に設けられる商品販売取引代金決済装置である。この
商品販売取引代金決済装置10は、客との商品販売取引
で客が買上げる商品の販売データを登録処理するPOS
(Point Of Sales:販売時点情報管理)端末11と、こ
のPOS端末11により商品販売データが登録処理され
た商品販売取引の代金を決済処理する決済端末12と、
クレジットカード及びデビットカードのカードデータを
読取ることができるカードリーダ付の暗証番号入力用キ
ーパッド13と、POS端末11及び決済端末12の上
位機として機能するストアコンピュータ14とを備えて
いる。そして、POS端末11及び決済端末12とスト
アコンピュータ14とをLAN(Local Area Network)
15で接続している。また、POS端末11と決済端末
12との間、及び決済端末12と暗証番号入力用キーパ
ッド13との間をそれぞれ通信ケーブル16,17で接
続している。さらに決済端末12に、各種の携帯型電話
機20にそれぞれ設けられている通信インタフェース部
(不図示)と電気的に接続可能なコネクタ18Aを備え
た通信ケーブル18を接続している。
【0028】ストアコンピュータ14は、LAN15を
介してPOS端末11で登録処理された各商品の販売デ
ータを収集し集計して、店舗全体の売上,在庫,発注等
を管理するものである。また、ISDN(Integrated S
ervices Digital Network)等の公衆回線網30を介し
て、各種携帯型電話機20に対して電話サービスを提供
している電気通信事業者である各携帯電話会社のホスト
システム40や、銀行,郵便局等の各金融機関のホスト
システム50、さらには図示しないが各種クレジットカ
ード発行会社のホストシステムとデータ通信を行なえる
ようになっており、前記決済端末12と各ホストシステ
ム40,50との間のデータ中継機能を有している。
【0029】各携帯電話会社のホストシステム40は、
図2に示すように、当該携帯電話会社と電話サービス契
約を結んだ各携帯型電話機使用契約者がそれぞれ所持す
る携帯型電話機20に割り付けられている電話回線の契
約電話番号に対応して、契約者氏名等の個人情報ととも
に当該使用契約者によって指定された電話料金引き落と
し口座が開設されている金融機関の識別コード及び口座
番号を記憶する契約者ファイル41を管理しており、携
帯型電話機に対して電話サービスを提供している電気通
信事業者の電話料金徴収管理装置として機能するもので
ある。
【0030】各金融機関のホストシステム50は、図3
に示すように、口座利用希望者からの利用申込みにより
当該金融機関に開設された口座の口座番号にそれぞれ対
応して、預金者氏名等の個人情報とともに当該口座の暗
証番号と最新の預金残高とを記憶する口座ファイル51
を管理しており、口座利用希望者からの利用申込みによ
り開設した口座の出納を管理する口座管理装置として機
能するものである。なお、各金融機関のホストシステム
50間は、金融機関専用のネットワーク60によって接
続されており、このネットワーク60を介して他の金融
機関の口座に送金が行なわれるようになっている。
【0031】決済端末12は、図4に示すように、制御
部本体としてCPU(Central Processing Unit)71
を搭載している。また、プログラム等の固定的データを
予め格納したROM(Read Only Memory)72、可変的
データを一時的に格納するための各種メモリエリアが形
成されるRAM(Random Access Memory)73、LAN
15を介して行なうデータ通信を制御するLANコント
ローラ74、決済処理で必要なデータを入力するための
キーが配設されたキーボード75から操作キーに対応し
たキー信号を取込むキーボードコントローラ76、キー
入力データや各種のメッセージ等が表示されるディスプ
レイ77のデータ表示を制御する表示コントローラ7
8、通信ケーブル16を介してPOS端末11と電気的
に接続されるPOSインタフェース79、通信ケーブル
17を介して暗証番号入力用キーパッド13と電気的に
接続されるキーパッドインタフェース80、通信ケーブ
ル18を介して携帯型電話機20と電気的に接続される
携帯電話インタフェース81等を搭載している。そして
CPU71と、ROM72,RAM73,LANコント
ローラ74,キーボードコントローラ76,表示コント
ローラ78及び各種インタフェース79〜81とを、ア
ドレスバス,データバス等のバスライン82で接続し
て、決済端末12の制御回路を構成している。
【0032】POS端末11及び暗証番号入力用キーパ
ッド13は、この種の決済装置で用いられる従来周知の
一般的なものであり、詳細な説明は省略する。また、携
帯型電話機20も通信インタフェース部を有した従来周
知のもので、その内部メモリには少なくとも当該携帯型
電話機20に割り付けられている電話回線の契約電話番
号が記録されている。
【0033】このように構成された本実施の形態におい
ては、POS端末11で商品販売データが登録処理され
た商品販売取引の決済方法として携帯型電話機20を利
用したキャッシュレスの決済方式が選択された場合、こ
のPOS端末11に接続された決済端末12のCPU7
1が図5の流れ図に示す処理を実行する。また、決済に
利用される携帯型電話機20に対して電話サービスを提
供する携帯電話会社のホストシステム40が図6の流れ
図に示す処理を実行する。なお、この場合における各部
のデータの流れを図7に示す。
【0034】客が商品を購入し、この客との間で商品販
売取引が発生すると、店員は、先ず、POS端末11の
キーボードやスキャナ等を操作して、当該客が買上げる
商品の販売データを登録処理する。そして登録処理を終
えると、締めキーを操作して決済を宣言する。ここで、
クレジットカード方式,デビットカード方式あるいは携
帯型電話機20を利用したキャッシュレス方式による決
済が宣言されると、POS端末11から決済端末12に
通信ケーブル16を介して商品販売取引代金情報,決済
方式の識別コード等の取引データが送信される。
【0035】これに応じて、決済端末12のCPU71
は、図5中ST(ステップ)1として通信ケーブル16
を介してPOS端末12から取引データを入力すると、
ST2としてそのデータ中の決済方式識別コードから決
済方式を判断する。ここで、決済方式が携帯型電話機2
0を利用したキャッシュレス方式であった場合には、S
T3として携帯電話インタフェース81に携帯型電話機
20が接続されるのを待機する。そして、携帯型電話機
20が接続されたことを確認したならば、ST4として
その携帯型電話機20から通信ケーブル18を介してそ
の携帯型電話機に設定されている契約電話番号を読込む
(電話番号取り込み手段)。
【0036】次に、ST5として携帯型電話機20から
読込んだ契約電話番号を解析して、当該携帯型電話機2
0に対して電話サービスを提供している電気通信事業者
である携帯電話会社を判別する。具体的には、現在、携
帯型電話機20の電話番号は「090−XXXX−YY
YY」の11桁で示されており、そのうち「XXXX」
は各携帯電話会社にそれぞれ割当てられた固有のもの,
つまり管理会社識別情報として機能するものであり、
「YYYY」は各携帯電話会社がそれぞれ各契約者に対
して発番した固有のもの,つまりユーザ識別情報として
機能するものであるので、携帯型電話機20から読込ん
だ電話番号の管理会社識別情報「XXXX」から携帯電
話会社を判別する(電気通信事業者特定手段)。
【0037】こうして、携帯電話会社を判別できたなら
ば、その判別した携帯電話会社との回線接続を要求する
伝文を携帯型電話機20から読込んだ契約電話番号とと
もにLAN15を介してストアコンピュータ14に送信
する。
【0038】回線接続要求伝文を受信したストアコンピ
ュータ14は、公衆回線網30にアクセスして接続要求
があった携帯電話会社のホストシステム40との回線を
接続する。そして回線が接続されると、決済端末12か
ら受取った電話番号によって特定される携帯型電話機の
電話料金引き落とし口座が登録されているか否かを問い
合わせる電話番号照合要求伝文を回線接続された携帯電
話会社ホストシステム40に送信する(口座有無確認手
段)。
【0039】携帯電話会社ホストシステム40は、公衆
回線網30を介してストアコンピュータ14との回線が
接続されると、図6の流れ図に示す処理を開始する。先
ず、ST21としてその回線接続されたストアコンピュ
ータ14から電話番号照合要求伝文が送られてくるのを
待機する。そして、電話番号照合要求伝文を受信する
と、ST22として契約者ファイル41を検索して該当
する電話番号に対して電話料金引き落とし口座の金融機
関コード及び口座番号が登録されているか否かを判断す
る。ここで、ST23として電話料金引き落とし口座の
金融機関コード及び口座番号が登録されている場合には
登録有を示す応答伝文を、登録されていない場合には未
登録を示す応答伝文を作成する。そして、この照合結果
を示す応答伝文を、回線接続されたストアコンピュータ
14に送信する。
【0040】照合結果応答伝文を受信したストアコンピ
ュータ14は、未登録を示す応答伝文であった場合に
は、決済端末12に決済不可を通知する伝文をLAN1
5を通じて送信するとともに、携帯電話会社ホストシス
テム40との回線を切断する。これに対し、登録有りを
示す応答伝文であった場合には、その登録された電話料
金引き落とし口座がある金融機関との回線接続を要求す
る伝文を作成して回線接続された携帯電話会社ホストシ
ステム40に送信する。また、決済端末12に電話料金
引き落とし口座に設定されている暗証番号の入力を要求
する伝文をLAN15を介して送信する。
【0041】登録有応答伝文をストアコンピュータ14
に送信した携帯電話会社ホストシステム40は、ST2
4としてこのストアコンピュータ14から金融機関との
回線接続要求伝文が送られてくるのを待機する。そし
て、回線接続要求伝文を受信すると、ST25として公
衆回線網30にアクセスして該当する電話料金引き落と
し口座の金融機関コードによって特定される金融機関の
ホストシステム50との回線を接続する。そして回線が
接続されると、当該電話料金引き落とし口座からの料金
引き落としを要求する伝文を口座番号とともに回線接続
された金融機関ホストシステム50に送信する。
【0042】料金引き落とし要求伝文を受信した金融機
関ホストシステム50は、該当する口座番号によって特
定される口座から料金を引き落とすための待機状態に入
る。
【0043】決済端末12のCPU71は、ST5にて
回線接続要求伝文を送信した後、ストアコンピュータ1
4から決済不可通知伝文または暗証番号入力要求伝文が
送られてくるのを待機する。そして、ST6として決済
不可通知伝文を受信した場合には、ディスプレイ77に
携帯型電話機20による決済不可を告げるメッセージを
表示させて、今回の処理を終了する。この場合、店員
は、携帯型電話機20を利用したキャッシュレスの決済
が不可能であることを客に知らせ、他の方法で決済を行
なうように指示する。
【0044】一方、ST7として暗証番号入力要求伝文
を受信した場合には、ST8としてディスプレイ77に
電話料金引き落とし口座に設定されている暗証番号の入
力を要求するメッセージを表示させ、暗証番号の入力を
受け付ける(暗証番号受け付け手段)。このとき店員
は、暗証番号入力用キーパッド13を客に渡して、その
客が所持している携帯型電話機20の電話料金引き落と
し口座に設定されている暗証番号を入力するように指示
する。
【0045】しかして、決済端末12のCPU71は、
ST9として通信ケーブル17を介して暗証番号入力用
キーパッド13から暗証番号を取込むと、ST10とし
てその暗証番号とPOS端末11から入力した取引デー
タ中の商品販売取引代金情報とを含む決済情報伝文を作
成し、LAN15を介してストアコンピュータ14に送
信する。
【0046】決済情報伝文を受信したストアコンピュー
タ14は、その決済情報伝文を回線接続された携帯電話
会社ホストシステム40に送信して、その決済情報伝文
中の暗証番号が設定された電話料金引き落とし口座から
商品販売取引代金を引き落とすことを要求する(決済請
求手段)。
【0047】回線接続された金融機関ホストシステム5
5に料金引き落とし要求伝文を送信した携帯電話会社ホ
ストシステム40は、ST26として回線接続されたス
トアコンピュータ14から決済情報伝文が送られてくる
のを待機する。そして、決済情報伝文を受信すると、S
T27としてこの決済情報伝文を当該金融機関ホストシ
ステム50に転送する。
【0048】決済情報伝文を受信した金融機関ホストシ
ステム50は、口座ファイル51を検索して引き落とし
待機状態にある口座の口座番号に対応して記憶されてい
る暗証番号と決済情報伝文中の暗証番号とが一致するか
否かをチェックし、一致する場合には、同口座番号に対
応して記憶されている最新預金残高が決済情報伝文中の
商品販売取引代金情報の金額以上か否かをチェックす
る。その結果、暗証番号が一致し、かつ商品販売取引代
金以上の預金残高があることが確認された場合には、引
き落とし待機状態にある口座から決済情報伝文中の商品
販売取引代金情報に相当する金額を引き落とし、口座フ
ァイル51の最新預金残高を更新する。また、口座から
引き落とした金額のデータを含む引き落とし承諾伝文を
回線接続された携帯型電話会社ホストシステム40に送
信する。これに対し、口座ファイル51を検索した結
果、暗証番号が不一致、もしくは預金残高が商品販売取
引代金に対して不足している場合には、引き落とし不可
伝文を当該携帯型電話会社ホストシステム40に送信す
る。
【0049】回線接続された金融機関ホストシステム5
5に決済情報伝文を送信した携帯型電話会社ホストシス
テム40は、ST28としてその金融機関ホストシステ
ム55から引き落とし要求に対する結果通知である引き
落とし承諾伝文または引き落とし不可伝文が送られてく
るのを待機する。そして、引き落とし承諾伝文を受信し
た場合には、ST29としてその引き落とし承諾伝文を
回線接続されたストアコンピュータ14に送信する。
【0050】引き落とし承諾伝文を受信したストアコン
ピュータ14は、決済完了を通知する伝文をLAN15
を介して決済端末12に送信する。また、引き落とし承
諾伝文中の金額データのうち所定の手数料分を携帯型電
話会社が指定する金融機関の口座に振込み、残りを自店
舗が指定する金融機関の口座に振込むように指示する振
込指示伝文を作成する。そして、この振込み指示伝文を
回線接続された携帯電話会社ホストシステム40に送信
して、該携帯電話会社ホストシステム40との回線を切
断する。
【0051】回線接続されたストアコンピュータ14に
引き落とし承諾伝文を送信した携帯電話会社ホストシス
テム40は、ST30としてこのストアコンピュータ1
4から振込み指示伝文が送られてくるのを待機する。そ
して、振込み指示伝文を受信すると、ST31としてこ
の振込み指示伝文を回線接続された金融機関ホストシス
テム50に送信する。しかる後、ST32として該金融
機関ホストシステム50との回線を切断して、今回の処
理を終了する。
【0052】振込み指示伝文を受信した金融機関ホスト
システム50は、金融機関ネットワーク60を利用して
振込み指示伝文の指示どおりに客の口座から引き落とし
た金額を店舗の指定口座と携帯電話会社の指定口座にそ
れぞれ振り込む。
【0053】一方、回線接続された金融機関ホストシス
テム55に決済情報伝文を送信した携帯型電話会社ホス
トシステム40が、ST28としてこの金融機関のホス
トシステム55から引き落とし不可伝文を受信した場合
には、該携帯型電話会社ホストシステム40は、ST3
3としてその引き落とし不可伝文を回線接続されたスト
アコンピュータ14に送信する。
【0054】引き落とし不可伝文を受信したストアコン
ピュータ14は、決済不可を通知する伝文をLAN15
を介して決済端末12に送信する。そして、回線接続さ
れた携帯電話会社ホストシステム40に対して回線切断
要求伝文を送信して、携帯電話会社ホストシステム40
との回線を切断する。
【0055】回線接続されたストアコンピュータ14に
引き落とし不可伝文を送信した携帯電話会社ホストシス
テム40は、ST34としてこのストアコンピュータ1
4から回線切断要求伝文が送られてくるのを待機する。
そして、回線切断要求伝文を受信するとST32に進
み、金融機関ホストシステム50との回線を切断するも
のとなっている。
【0056】決済端末12のCPU71は、ST10に
て決済情報伝文を送信した後、ストアコンピュータ14
から決済完了通知伝文または決済不可通知伝文が送られ
てくるのを待機する。そして、ST11として決済完了
通知伝文を受信した場合には、ST12としてディスプ
レイ77に決済終了を告げるメッセージを表示させる
(報知手段)。また、ST13として通信ケーブル16
を介してPOS端末11に決済データを送信して、今回
の処理を終了する。
【0057】これに対し、ST14として決済不可通知
伝文を受信した場合には、ディスプレイ77に携帯型電
話機20を利用した決済の不可を告げるメッセージを表
示させて、今回の処理を終了する。
【0058】かくして、決済データを受信したPOS端
末11においては、プリンタが駆動してレシートが印字
発行されるので、店員は、客にレシートを渡して当該客
との商品販売取引を終了させるものとなっている。
【0059】このように本実施の形態によれば、携帯型
電話機20を所持している客については、店舗で買上げ
た商品の代金をその携帯型電話機20の電話料金引き落
とし口座から即時引き落とすことによって支払うキャッ
シュレス決済を導入することができる。この場合におい
て、携帯型電話機20に設定されている契約電話番号を
決済端末12が取り込み、その電話番号から特定される
電気通信事業者の携帯電話会社ホストシステム40に問
合せを行なって当該ホストシステム40に予め登録され
ている当該携帯型電話機20の電話料金引き落とし口座
を確認し、口座が確認されるとその口座に設定されてい
る暗証番号の入力を受け付け、正当な暗証番号が入力さ
れるとともに口座に商品販売取引代金以上の残高がある
ことを条件に決済を成立させている。したがって、複製
がしやすいカードを用いずにキャッシュレスによる決済
を行なうことができるので、セキュリティ性の高いキャ
ッシュレス方式の商品販売取引代金決済方法を提供する
ことができる。
【0060】また、ストアコンピュータ14と携帯電話
会社ホストシステム40との間のデータ通信及び携帯電
話会社ホストシステム40と金融機関ホストシステム5
0との間のデータ通信には、公衆回線網30を利用する
ため、通信料金が発生する。このうち、携帯電話会社ホ
ストシステム40と金融機関ホストシステム50との間
の通信料金は、通常の通話料引き落とし処理の範疇なの
でユーザへの請求は生じない。しかし、ストアコンピュ
ータ14と携帯電話会社ホストシステム40との間の通
信料金は、ユーザ(店または携帯電話機使用者)が負担
することになる。そこで本実施の形態では、この通信料
金を手数料として店側が負担する。こうすることによ
り、通信携帯型電話機20を利用するにも係らず決済の
際の通信料を携帯型電話機使用者が負担することはない
ので、携帯型電話機使用者にとって大変に魅力的な決済
方法となり、集客効果が期待できる。
【0061】また、近年では携帯型電話機20が爆発的
に普及しており、多くの人々が通話やメールを目的に常
に持ち歩いている。したがって、本実施の形態の決済シ
ステムが確立されることによって、決済のためにクレジ
ットカードやキャッシュカードを持ち歩く必要がなくな
るので、カードを落としたり盗まれたりするおそれがな
くなり安心である。
【0062】また携帯電話会社からは、通常、1月毎に
電話利用明細が発行されるので、この電話利用明細に商
品販売取引決済の利用明細も印字させることによって、
電話利用者は商品購入履歴を容易に確認できるようにな
る。
【0063】なお、本発明は前記一実施の形態に限定さ
れるものではない。例えば前記一実施の形態では、暗証
番号入力用キーパッド13から暗証番号を入力したが、
携帯型電話機20にはダイヤル入力用のテンキーが設け
られているので、この携帯型電話機20のテンキーを用
いて暗証番号を入力するようにしてもよい。
【0064】また、前記一実施の形態では、決済端末1
2と携帯型電話機20とを通信ケーブル18で接続して
携帯型電話機20に設定されている契約電話番号を決済
端末12が取り込むようにしたが、世界的に免許が要ら
ない電波帯域を使うとともに通信料金が不要でかつ送受
信が暗号化されている、例えばブルートゥース等の無線
通信技術や、通信料金等は掛かるが通信の秘密が保たれ
る例えば電話発信時の発信者番号通知技術等を利用して
携帯型電話機20の契約電話番号を取り込むようにして
もよい。
【0065】また、前記一実施の形態では、決済端末1
2がPOS端末11から取引データを受取ったが、決済
端末12のキーボード75から取引金額等の取引データ
を入力するようにしてもよい。この場合において、取引
データを入力するタイミングを客が暗証番号を入力する
タイミングに合せることによって、暗証番号入力時間を
取引データの入力時間として併用でき、効率よく決済処
理を進めることができる。
【0066】また、前記一実施の形態では、店から携帯
電話会社を介して金融機関の商品販売取引代金の引き落
としを要求したが、店が携帯電話会社から口座情報を入
手し、その入手した口座情報に基づいて店から直接金融
機関に引き落としを要求するようにしてもよい。
【0067】ところで、前記一実施の形態では、携帯型
端末として携帯型電話機を利用したが、例えば呼出し機
能を有するページャ端末等のように通信機能を有する携
帯型通信端末を利用しても本発明は適用できるものであ
る。この場合、携帯型端末の端末使用料金決済口座を特
定する手掛かりとなる決済口座特定データとしては、携
帯型通信端末に対して通信サービスを提供している通信
サービス事業者から割り付けられている通信サービス契
約締結者特定データを利用する。また、携帯型端末の端
末使用料金決済口座としては、携帯型通信端末の通信サ
ービス使用料金引き落とし口座を利用する。そして、携
帯型通信端末の通信サービス使用料金引き落とし口座か
ら携帯型通信端末使用者との商品販売取引における商品
販売取引代金を引き落とすように構成すればよい。
【0068】また、インターネット等のネット接続機能
を有する携帯型ネット接続端末(ノートパソコン,PD
A等)を利用することも可能である。この場合、携帯型
端末の端末使用料金決済口座を特定する手掛かりとなる
決済口座特定データとして携帯型ネット接続端末に対し
てネット接続サービスを提供しているネット接続サービ
ス事業者から割り付けられているネット接続サービス契
約締結者特定データを利用し、携帯型端末の端末使用料
金決済口座として携帯型ネット接続端末のネット接続サ
ービス使用料金引き落とし口座を利用して、携帯型ネッ
ト接続端末のネット接続サービス使用料金引き落とし口
座から携帯型ネット接続端末使用者との商品販売取引に
おける商品販売取引代金を引き落とすようにすればよ
い。
【0069】ところで、前記一実施の形態では、ストア
コンピュータ14と携帯電話会社ホストシステム40と
の間のデータ通信にかかる通信料金を店側が負担した
が、携帯電話機使用者に負担させることも可能である。
その場合における携帯電話会社ホストシステム40の処
理手順の一例を図8に示す。すなわち、携帯電話会社ホ
ストシステム40は、通信時間を実測する通信時間タイ
マを有している。そして、ST41としてストアコンピ
ュータ14との回線が接続されたことを確認すると、S
T42として通信時間タイマを起動させる。その後、S
T43として当該ストアコンピュータ14との回線が切
断されたことを確認すると、ST44として通信時間タ
イマを停止させる。次に、ST45として回線が切断さ
れる前にストアコンピュータ14から振込指示伝文を受
信したか否かを調べる。ここで、振込指示伝文を受信し
ている場合には、携帯電話機使用者の口座から商品販売
取引の代金引き落としが承認されたので、この携帯電話
機使用者が通信時間タイマによって計時された通信時間
だけ通話したものとみなす。そして、ST46として今
回の通信時間をこの携帯電話機使用者の通話時間に換算
する。こうすることにより、携帯電話会社は、ストアコ
ンピュータ14と携帯電話会社ホストシステム40との
間のデータ通信にかかる通信料金を、通話料として当該
携帯電話機使用者が指定する口座に後日請求することが
可能となる。
【0070】
【発明の効果】以上詳述したように本願請求項1記載の
発明によれば、複製がし易いカードを用いずにセキュリ
ティ性の高いキャッシュレスによる商品販売取引の代金
決済を消費者にとって魅力的な内容で実現できる商品販
売取引代金決済システムを提供できる。
【0071】また、本願請求項2及び3記載の発明によ
れば、複製がし易いカードを用いずにセキュリティ性の
高いキャッシュレスによる商品販売取引の代金決済を消
費者にとって魅力的な内容で実現できる商品販売取引代
金決済装置を提供できる。
【0072】また、本願請求項4及び5記載の発明によ
れば、携帯型電話機を利用してセキュリティ性の高いキ
ャッシュレスによる商品販売取引の代金決済を消費者に
とって魅力的な内容で実現させる電話料金徴収管理装置
を提供できる。
【0073】また、本願請求項6記載の発明によれば、
複製がし易いカードを用いずにセキュリティ性の高いキ
ャッシュレスによる商品販売取引の代金決済を消費者に
とって魅力的な内容で実現できる商品販売取引代金決済
方法を提供できる。
【0074】また、本願請求項7及び8記載の発明によ
れば、通信機能を有する携帯型通信端末を利用してセキ
ュリティ性の高いキャッシュレスによる商品販売取引の
代金決済を消費者にとって魅力的な内容で実現できる商
品販売取引代金決済方法を提供できる。
【0075】また、本願請求項9及び10記載の発明に
よれば、携帯型電話機を利用してセキュリティ性の高い
キャッシュレスによる商品販売取引の代金決済を消費者
にとって魅力的な内容で実現できる商品販売取引代金決
済方法を提供できる。
【0076】また、本願請求項11及び12記載の発明
によれば、ネット接続機能を有する携帯型ネット接続端
末を利用してセキュリティ性の高いキャッシュレスによ
る商品販売取引の代金決済を消費者にとって魅力的な内
容で実現できる商品販売取引代金決済方法を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態である商品販売取引代
金決済システムの全体図。
【図2】 同システムの携帯電話会社ホストシステムが
管理する契約者ファイルのデータ構造を示す図。
【図3】 同システムの金融機関ホストシステムが管理
する口座ファイルのデータ構造を示す図。
【図4】 同システムにおける決済端末の要部構成を示
すブロック図。
【図5】 携帯型電話機を用いたキャッシュレス決済方
式が選択された場合の決済端末のCPUが実行する要部
処理を示す流れ図。
【図6】 同じく携帯型電話機を用いたキャッシュレス
決済方式が選択された場合の携帯型電話機ホストシステ
ムが実行する要部処理を示す流れ図。
【図7】 同じく携帯型電話機を用いたキャッシュレス
決済方式が選択された場合のシステム各部のデータの流
れを示す図。
【図8】 通信料金を携帯型電話機使用者に負担させる
実施形態での携帯電話会社ホストシステム40の処理手
順の一例を示す流れ図。
【符号の説明】
10…商品販売取引代金決済装置 11…POSターミナル 12…決済端末 13…暗証番号入力用キーパッド 14…ストアコンピュータ 20…携帯型電話機 40…携帯電話会社ホストシステム 41…契約者ファイル 50…金融機関ホストシステム 51…口座ファイル
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07G 1/14 G07G 1/14

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 口座利用希望者からの利用申込みにより
    開設した口座の出納を管理する口座管理装置と、この口
    座管理装置のうち、携帯型電話機使用契約者からの申し
    出により電話料金引き落とし口座として登録された口座
    の出納を管理する金融機関の口座管理装置に対し、電話
    料金の引き落としを要求することにより携帯型電話機の
    電話使用料金を徴収する電話料金徴収管理装置と、前記
    携帯型電話機の電話料金引き落とし口座から携帯型電話
    機使用者との商品販売取引における商品販売取引代金を
    引き落とすことで決済を行なう商品販売取引代金決済装
    置とからなり、この商品販売取引代金決済装置と前記口
    座管理装置と前記電話料金徴収管理装置とを通信回線を
    介して接続してなる商品販売取引代金決済システムにお
    いて、 前記商品販売取引代金決済装置は、商品販売取引相手が
    使用している携帯型電話機から該携帯型電話機に割り付
    けられている電話回線の契約電話番号を取り込み、この
    取り込んだ契約電話番号に基づいて該携帯型電話機に対
    して電話サービスを提供している電話通信事業者を特定
    し、この特定した電話通信事業者の電話料金徴収管理装
    置に対して取り込んだ契約電話番号が割り付けられてい
    る携帯型電話機の電話料金引き落とし口座を問い合わ
    せ、この問い合わせにより判明した電話料金引き落とし
    口座の出納を管理する金融機関の口座管理装置に対して
    前記商品販売取引代金を該当口座から引き落とすことを
    要求し、この引き落とし要求に対して前記口座管理装置
    から引き落とし承諾の通知を受けると決済完了を報知す
    ることを特徴とし、 前記電話料金徴収管理装置は、前記商品販売取引代金決
    済装置から契約電話番号に基づく電話料金引き落とし口
    座の問い合わせを受けると当該商品販売取引代金決済装
    置に対して契約電話番号に対応付けられて登録されてい
    る電話料金引き落とし口座を特定する口座特定データを
    応答することを特徴とし、 前記口座管理装置は、出納を管理している所定口座から
    の商品販売取引代金引き落とし要求を前記商品販売取引
    代金決済装置から受けると、当該口座から商品販売取引
    代金の引き落としが許容されるか否かを判別し、当該口
    座からの商品販売取引代金の引き落としが許容可能であ
    ると判別すると、当該口座から当該商品販売取引代金を
    引き落として当該商品販売取引代金決済装置に予め対応
    付けられて設定されている店指定口座へ入金する処理を
    進めるとともに当該引き落とし要求元の商品販売取引代
    金決済装置に対して引き落とし承諾の通知をすることを
    特徴とする商品販売取引代金決済システム。
  2. 【請求項2】 口座利用希望者からの利用申込みにより
    開設した口座の出納を管理する口座管理装置と、この口
    座管理装置のうち、携帯型電話機使用契約者からの申し
    出により電話料金引き落とし口座として登録された口座
    の出納を管理する金融機関の口座管理装置に対し、電話
    料金の引き落としを要求することにより携帯型電話機の
    電話使用料金を徴収する電話料金徴収管理装置とに通信
    回線を介して接続され、前記携帯型電話機の電話料金引
    き落とし口座から携帯型電話機使用者との商品販売取引
    における商品販売取引代金を引き落とすことで決済を行
    なう商品販売取引代金決済装置において、 商品販売取引相手が使用している携帯型電話機から該携
    帯型電話機に割り付けられている電話回線の契約電話番
    号を取り込み、この取り込んだ契約電話番号に基づいて
    該携帯型電話機に対して電話サービスを提供している電
    話通信事業者を特定し、この特定した電話通信事業者の
    電話料金徴収管理装置に対して取り込んだ契約電話番号
    が割り付けられている携帯型電話機の電話料金引き落と
    し口座を問い合わせ、この問い合わせにより判明した電
    話料金引き落とし口座の出納を管理する金融機関の口座
    管理装置に対して前記商品販売取引代金を該当口座から
    引き落とすことを要求し、この引き落とし要求に対して
    前記口座管理装置から引き落とし承諾の通知を受けると
    決済完了を報知することを特徴とする商品販売取引代金
    決済装置。
  3. 【請求項3】 携帯型電話機の電話料金引き落とし口座
    から携帯型電話機使用者との商品販売取引における商品
    販売取引代金を引き落とすことで決済を行なう商品販売
    取引代金決済装置であって、 商品販売取引相手が使用している携帯型電話機から該携
    帯型電話機に割り付けられている電話回線の契約電話番
    号を取り込む電話番号取り込み手段と、 この電話番号取り込み手段により取り込んだ携帯型電話
    機の電話料金引き落とし口座に設定されている暗証番号
    の入力を受け付ける暗証番号受け付け手段と、 前記電話番号取り込み手段により取り込んだ契約電話番
    号に基づいて該携帯型電話機に対して電話サービスを提
    供している電気通信事業者を特定する電気通信事業者特
    定手段と、 この電気通信事業者特定手段により特定した電気通信事
    業者の電話料金徴収管理装置に対し前記電話番号取り込
    み手段で取り込んだ契約電話番号が割り付けられている
    携帯型電話機の電話料金引き落とし口座が登録されてい
    るか否かを確認する口座有無確認手段と、 この口座有無確認手段により当該携帯型電話機の電話料
    金引き落とし口座が登録されていることを確認すると、
    当該口座が開設されている金融機関の口座管理装置に対
    し前記暗証番号受け付け手段で受け付けた暗証番号を送
    信し、前記商品販売取引代金を該当口座から引き落とす
    ことを要求する決済請求手段と、 この決済請求手段による引き落とし要求に対して前記金
    融機関の口座管理装置から引き落とし承諾の通知を受け
    ると決済完了を報知する報知手段とを具備したことを特
    徴とする商品販売取引代金決済装置。
  4. 【請求項4】 口座利用希望者からの利用申込みにより
    開設した口座の出納を管理する口座管理装置と、携帯型
    電話機の電話料金引き落とし口座から携帯型電話機使用
    者との商品販売取引における商品販売取引代金を引き落
    とすことで決済を行なう商品販売取引代金決済装置とに
    通信回線を介して接続され、携帯型電話機使用契約者か
    らの申し出により電話料金引き落とし口座として登録さ
    れた口座の出納を管理する金融機関の口座管理装置に対
    し、電話料金の引き落としを要求することにより携帯型
    電話機の電話使用料金を徴収する電話料金徴収管理装置
    において、 前記商品販売取引代金決済装置から前記通信回線を介し
    て契約電話番号に基づく電話料金引き落とし口座の問い
    合わせを受けると当該商品販売取引代金決済装置に対し
    て契約電話番号に対応付けられて登録されている電話料
    金引き落とし口座を特定する口座特定データを応答し、
    この口座特定データを応答した前記商品販売取引代金決
    済装置から前記通信回線を介して商品販売取引代金の引
    き落とし要求があると、前記通信回線を介して電話料金
    引き落とし口座の出納を管理する金融機関の口座管理装
    置に対して前記商品販売取引代金の引き落としを要求
    し、前記金融機関の口座管理装置から引き落とし要求に
    対する結果通知を受けると、この結果通知を前記通信回
    線を介して前記商品販売取引代金決済装置に送信するこ
    とを特徴とする電話料金徴収管理装置。
  5. 【請求項5】 商品販売取引代金決済装置との間で電話
    料金引き落とし口座の問合せを受けてから引き落とし要
    求に対する結果通知を送信するまでの通信時間を計時
    し、この通信時間を携帯型電話機の通話時間に換算し、
    通話料として前記携帯型電話機の使用者に請求すること
    を特徴とする請求項4記載の電話料金徴収管理装置。
  6. 【請求項6】 携帯型端末の使用に伴って生じる使用料
    金が引き落とされる端末使用料金決済口座から携帯型端
    末使用者との商品販売取引における商品販売取引代金を
    引き落とすことで決済を行なう商品販売取引代金決済方
    法であって、商品販売取引相手が使用している携帯型端
    末から該携帯型端末の端末使用料金決済口座を特定する
    手掛かりとなる決済口座特定データを取り込む第1のス
    テップと、 この第1のステップで取り込んだ決済口座特定データに
    基づいて特定される端末使用料金決済口座の暗証番号入
    力を受け付ける第2のステップと、 この第2のステップで受け付けた暗証番号を前記第1の
    ステップで取り込んだ決済口座特定データに基づいて特
    定される端末使用料金決済口座が開設されている金融機
    関の口座管理装置に対し送信する第3のステップと、 この第3のステップで口座暗証番号を送信する金融機関
    の口座管理装置に対し商品販売取引代金を前記第1のス
    テップで取り込んだ決済口座特定データに基づいて特定
    される端末使用料金決済口座から引き落とすことを要求
    する第4のステップと、 この第4のステップによる引き落とし要求に対して前記
    口座管理装置から引き落とし承諾の通知を受けると決済
    完了を報知する第5のステップとからなることを特徴と
    することを特徴とする商品販売取引代金決済方法。
  7. 【請求項7】 携帯型端末として通信機能を有する携帯
    型通信端末を利用し、携帯型端末の端末使用料金決済口
    座を特定する手掛かりとなる決済口座特定データとして
    携帯型通信端末に対して通信サービスを提供している通
    信サービス事業者から割り付けられている通信サービス
    契約締結者特定データを利用し、携帯型端末の端末使用
    料金決済口座として携帯型通信端末の通信サービス使用
    料金引き落とし口座を利用して、携帯型通信端末の通信
    サービス使用料金引き落とし口座から携帯型通信端末使
    用者との商品販売取引における商品販売取引代金を引き
    落とすことを特徴とする請求項6記載の商品販売取引代
    金決済方法。
  8. 【請求項8】 携帯型通信端末から端末使用料金決済口
    座を特定する手掛かりとなる決済口座特定データとして
    取り込んだ通信サービス契約締結者特定データに基づい
    て該携帯型通信端末に対して通信サービスを提供してい
    る通信サービス事業者を特定し、この特定した通信サー
    ビス事業者の通信サービス使用料金徴収管理装置に対し
    該携帯型通信端末の通信サービス使用料金引き落とし口
    座を問い合わせることにより携帯型端末の端末使用料金
    決済口座を特定することを特徴とする請求項7記載の商
    品販売取引代金決済方法。
  9. 【請求項9】 携帯型端末として携帯型電話機を利用
    し、携帯型端末の端末使用料金決済口座を特定する手掛
    かりとなる決済口座特定データとして携帯型電話機に割
    り付けられている電話回線の契約電話番号を利用し、携
    帯型端末の端末使用料金決済口座として携帯型電話機の
    電話料金引き落とし口座を利用して、携帯型電話機の電
    話料金引き落とし口座から携帯型電話機使用者との商品
    販売取引における商品販売取引代金を引き落とすことを
    特徴とする請求項6記載の商品販売取引代金決済方法。
  10. 【請求項10】 携帯型電話機から端末使用料金決済口
    座を特定する手掛かりとなる決済口座特定データとして
    取り込んだ契約電話番号に基づいて該携帯型電話機に対
    して電話サービスを提供している電気通信事業者を特定
    し、この特定した電気通信事業者の電話料金徴収管理装
    置に対し該携帯型電話機の電話料金引き落とし口座を問
    い合わせることにより携帯型端末の端末使用料金決済口
    座を特定することを特徴とする請求項9記載の商品販売
    取引代金決済方法。
  11. 【請求項11】 携帯型端末としてネット接続機能を有
    する携帯型ネット接続端末を利用し、携帯型端末の端末
    使用料金決済口座を特定する手掛かりとなる決済口座特
    定データとして携帯型ネット接続端末に対してネット接
    続サービスを提供しているネット接続サービス事業者か
    ら割り付けられているネット接続サービス契約締結者特
    定データを利用し、携帯型端末の端末使用料金決済口座
    として携帯型ネット接続端末のネット接続サービス使用
    料金引き落とし口座を利用して、携帯型ネット接続端末
    のネット接続サービス使用料金引き落とし口座から携帯
    型ネット接続端末使用者との商品販売取引における商品
    販売取引代金を引き落とすことを特徴とする請求項6記
    載の商品販売取引代金決済方法。
  12. 【請求項12】 携帯型ネット接続端末から端末使用料
    金決済口座を特定する手掛かりとなる決済口座特定デー
    タとして取り込んだネット接続サービス契約締結者特定
    データに基づいて該携帯型ネット接続端末に対してネッ
    ト接続サービスを提供しているネット接続サービス事業
    者を特定し、この特定したネット接続サービス事業者の
    ネット接続サービス使用料金徴収管理装置に対し該携帯
    型ネット接続端末のネット接続サービス使用料金引き落
    とし口座を問い合わせることにより携帯型端末の端末使
    用料金決済口座を特定することを特徴とする請求項11
    記載の商品販売取引代金決済方法。
JP2002010622A 2001-07-17 2002-01-18 商品販売取引代金決済システム及び商品販売取引代金決済装置及び電話料金徴収管理装置並びに商品販売取引代金決済方法 Pending JP2003099687A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002010622A JP2003099687A (ja) 2001-07-17 2002-01-18 商品販売取引代金決済システム及び商品販売取引代金決済装置及び電話料金徴収管理装置並びに商品販売取引代金決済方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-217182 2001-07-17
JP2001217182 2001-07-17
JP2002010622A JP2003099687A (ja) 2001-07-17 2002-01-18 商品販売取引代金決済システム及び商品販売取引代金決済装置及び電話料金徴収管理装置並びに商品販売取引代金決済方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003099687A true JP2003099687A (ja) 2003-04-04

Family

ID=26618888

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002010622A Pending JP2003099687A (ja) 2001-07-17 2002-01-18 商品販売取引代金決済システム及び商品販売取引代金決済装置及び電話料金徴収管理装置並びに商品販売取引代金決済方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003099687A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005092338A (ja) * 2003-09-12 2005-04-07 Hideaki Fujimoto 電子決済システムおよびレジスター装置
JP2006523879A (ja) * 2003-04-14 2006-10-19 タグボード・リミテッド 支払装置および方法
JP2007506168A (ja) * 2003-09-19 2007-03-15 グーグル,インク. 電子商取引の実行方法
JP2008287336A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Casio Comput Co Ltd 売上データ処理装置、決済システム及びプログラム
JP2010525461A (ja) * 2007-04-17 2010-07-22 ビザ ユー.エス.エー.インコーポレイテッド 取引の当事者を認証するための方法およびシステム
JP2011158949A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Kddi Corp 通知システム、通知方法およびプログラム
JP2012194985A (ja) * 2012-05-11 2012-10-11 Casio Comput Co Ltd 売上データ処理装置、及びプログラム
US9456346B2 (en) 2006-07-25 2016-09-27 Virginia Innovation Science, Inc Method and system for improving client server transmission over fading channel with wireless location and authentication technology via electromagnetic radiation

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006523879A (ja) * 2003-04-14 2006-10-19 タグボード・リミテッド 支払装置および方法
JP2005092338A (ja) * 2003-09-12 2005-04-07 Hideaki Fujimoto 電子決済システムおよびレジスター装置
JP2007506168A (ja) * 2003-09-19 2007-03-15 グーグル,インク. 電子商取引の実行方法
JP4747273B2 (ja) * 2003-09-19 2011-08-17 グーグル インコーポレイテッド 電子商取引の実行方法
US8756162B2 (en) 2003-09-19 2014-06-17 Google Inc. Method for carrying out an electronic transaction
US9456346B2 (en) 2006-07-25 2016-09-27 Virginia Innovation Science, Inc Method and system for improving client server transmission over fading channel with wireless location and authentication technology via electromagnetic radiation
US8918637B2 (en) 2007-04-17 2014-12-23 Visa U.S.A. Inc. Remote authentication system
JP2010525461A (ja) * 2007-04-17 2010-07-22 ビザ ユー.エス.エー.インコーポレイテッド 取引の当事者を認証するための方法およびシステム
US9160741B2 (en) 2007-04-17 2015-10-13 Visa U.S.A. Inc. Remote authentication system
US8631231B2 (en) 2007-04-17 2014-01-14 Visa U.S.A. Inc. Mobile device initiated transaction
JP2014160487A (ja) * 2007-04-17 2014-09-04 Visa Usa Inc 取引の当事者を認証するための方法およびシステム
JP2008287336A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Casio Comput Co Ltd 売上データ処理装置、決済システム及びプログラム
JP2011158949A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Kddi Corp 通知システム、通知方法およびプログラム
JP2012194985A (ja) * 2012-05-11 2012-10-11 Casio Comput Co Ltd 売上データ処理装置、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7370012B2 (en) Electronic payment system
US7363252B2 (en) Mobile telephone
KR100376959B1 (ko) 모바일 단말기의 lcd 바코드를 이용한 전자결제시스템, 그 전자 결제 방법 및 현금지급 방법
US20030119554A1 (en) Method and arrangement for performing a cashless payment transaction
KR20020069226A (ko) 상품거래장치, 이동체통신장치, 관리장치 및 상품거래시스템
CN101334875A (zh) 利用手机即时互相转账支付的方法和系统
JP2003502737A (ja) 遠隔購入支払方法及びシステム
TW588541B (en) Prepaid card information issuing system, telephone charge settlement system, communication charge settlement system, and charge settlement system
JP2002366862A (ja) Icカード及び電子マネー入金システム
US20090307103A1 (en) System for managing and facilitating financial transactions locally or remotely made
US20100051690A1 (en) Off Line Micropayment Commerce Transactions Using A Conventional Credit Card
US20050108158A1 (en) Method and system for remote purchase payments
JP2003099687A (ja) 商品販売取引代金決済システム及び商品販売取引代金決済装置及び電話料金徴収管理装置並びに商品販売取引代金決済方法
JP4071445B2 (ja) 取引仲介システム、取引仲介装置およびプログラム
JP2004507000A (ja) Wapにより資金記憶装置から電子的な金額を伝送するための方法及び装置
JP2001034691A (ja) 携帯端末による代金支払システム
JP2004252588A (ja) カード決済システムおよびその携帯電話のプログラム
JP3902453B2 (ja) 電子マネー処理方法、プログラム及び記録媒体
JP2002251588A (ja) 電子決済システム、電子決済方法、認証サーバ装置および決済サーバ装置
WO2007004794A1 (en) Offer method of total finance service in ubiquitous environment and system for the same
KR100484346B1 (ko) 유가 암호 정보발행 시스템 및 발행방법, 통화료 결제시스템 및 통화료 결제방법, 대금 결제 시스템 및 대금결제방법
JP2003006549A (ja) 指紋認証装置を搭載した携帯電話による現金支払システムと方法
KR101015256B1 (ko) 지능망을 이용한 전화 금융결제 서비스 시스템 및 그 방법
JP2002056338A (ja) 購買金額決済方法及び購買金額決済システム
KR20010055223A (ko) 전화를 이용한 전자상거래 대금 지불방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041221

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070619

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071023