JP2003099537A - ケアプラン作成システム - Google Patents

ケアプラン作成システム

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JP2003099537A
JP2003099537A JP2001287090A JP2001287090A JP2003099537A JP 2003099537 A JP2003099537 A JP 2003099537A JP 2001287090 A JP2001287090 A JP 2001287090A JP 2001287090 A JP2001287090 A JP 2001287090A JP 2003099537 A JP2003099537 A JP 2003099537A
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care plan
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Akiko Tsukahara
安紀子 塚原
Ryoji Maejima
良二 前島
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 介護対象者を的確に評価し、高品質なケアプ
ランを提供できるケアプラン作成システムを提供する。 【解決手段】 アセスメント項目に基づいて介護対象者
の生活能力を評価するアセスメント登録ルーチン21
と、アセスメント項目を修正、変更または追加するアセ
スメント項目変更ルーチン24と、アセスメント登録手
段による評価に基づいてケアプランを作成するケアプラ
ン入力作成手段22と、前記ケアプラン入力作成手段に
より作成されたケアプランを修正するケアプラン修正ル
ーチン24とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、介護サービス業務
に利用されるケアプラン作成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、介護サービス業務では、ケアマネ
ージャが介護対象者の生活能力を評価し、この評価に基
づいてケアプランを策定し、このケアプランに基づいて
介護サービスが行われている。介護対象者の評価スケー
ルとしては、痴呆及び知能診断スケール(改訂長谷川式
簡易知能評価スケール、柄澤式senilityの臨床的判断基
準、UCLA痴呆診断スケール、N式精神機能検査、痴
呆症状評価尺度など)、ADL(日常生活動作)の評価
スケールなどが利用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の介護サ
ービス業務で利用されている評価スケールでは、介護対
象者の部分的能力を評価するだけにとどまっているた
め、介護対象者の生活能力の全体を評価することはでき
ない。また、介護対象者の生活能力は周囲の環境によっ
ても大きく左右されるものであるため、本人の能力を客
観的に評価しただけでは、介護対象者の能力を正しく評
価することはできない。
【0004】したがって、現実のケアプランの策定にあ
たっては、ケアマネージャの独自の判断に基づいて評価
を行っていることが多く、作業の効率が悪い。また、評
価とケアプラン策定の効率が悪いため、結果としてケア
プランの品質の悪化を招き、介護対象者側にとっても希
望するサービスを受けられないという問題もある。ま
た、ケアマネージャにも専門性と経験が要求されるた
め、優秀なケアマネジャーの不足が問題となっている。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、介護対象者を的確に評価し、高品質
なケアプランを提供できるケアプラン作成システムを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、第1の発明に係るケアプラン作成システムは、ア
セスメント項目に基づいて介護対象者の生活能力を評価
するアセスメント登録手段と、アセスメント項目を修
正、変更または追加するアセスメント項目変更手段と、
前記アセスメント登録手段による評価に基づいてケアプ
ランを作成するケアプラン入力作成手段と、前記ケアプ
ラン入力作成手段により作成されたケアプランを修正す
るケアプラン修正手段とを備えている。
【0007】本発明のケアプラン作成システムによれ
ば、個人の生活能力を周囲の環境を含めて客観的に評価
をするため、介護対象者により適合したケアプランの作
成を行うことが可能である。そして、ケアマネージャの
作業を効率的にすることが可能になるとともに、客観的
で高品質なケアプランの作成を行うことができる。ま
た、専門家の意見や介護対象者の意見を取り入れて、ア
セスメント登録やケアプランを修正できるため、きめの
細かいサービスを提供できる。また、きわめて簡易な操
作でケアプランを策定することができるため、経験の少
ないケアマネージャや在宅療養の当事者自身であっても
高品質のプランを策定することが可能である。
【0008】第2の発明に係るケアプラン作成システム
は、介護サービスの実施状況を記録するサービス実施状
況保存手段とをさらに備えている。
【0009】第3の発明に係るケアプラン作成装置は、
前記ケアプラン作成手段により作成されたケアプランの
サービスの請求書を発行する請求書発行手段をさらに備
えている。
【0010】第4の発明に係るケアプラン作成装置は、
前記ケアプラン作成手段により作成されたケアプランの
サービスの費用と、その介護対象者の限度額を比較して
表示する金額集計手段をさらに備えている。
【0011】本発明によれば、ケアプランおよびケアス
ケジュールの策定、サービスの実施管理および費用請求
業務まで一貫して管理することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態について説明する。図1は本発明の実施形態に係
る介護サービスのケアプラン生成システムの構成を示す
ブロック図である。このケアプラン作成システムは、コ
ンピュータ1と、これに接続された周辺機器、すなわち
キーボードやマウス等の入力手段2と、ディスプレイ3
と、プリンタ4とから構成されている。コンピュータ1
は、ケアプラン作成プログラムを実行するCPU11
と、ケアプラン作成プログラム12、アセスメント項目
データ13、介護目標データ14、介護サービスデータ
15などを記録した記憶部5から構成されている。
【0013】データ記憶部5は、ハードディスクやフレ
キシブルディスク、あるいは光ディスク等のデータを記
憶するための手段である。ケアプラン作成プログラム1
2は、アセスメント登録ルーチン21と、ケアプラン入
力ルーチン22と、アセスメント項目修正ルーチン23
と、ケアプラン修正ルーチン24と、サービス実施状況
入力ルーチン25から構成されている。
【0014】アセスメント項目データ13とは、介護対
象者の評価を行うための項目データであり、図2に示す
ように、アセスメント大項目と、アセスメント中項目
と、アセスメント小項目、評価内容データとから構成さ
れている。アセスメント大項目は、アセスメント項目の
最上位概念であり、「生きる力」、「生活する力」、
「他人と付き合う力」および「それを支える力」とから
なっている。
【0015】アセスメント大項目の下位項目として、ア
セスメント中項目が関連付けられている。一つのアセス
メント大項目に対して複数のアセスメント中項目が対応
する。例えば「生きる力」に対しては、「摂取排泄機
能」、「代謝促進」、「危険回避能力」が対応してい
る。他のアセスメント中項目、すなわち「生活する
力」、「他人と付き合う力」および「それを支える力」
に対しても、図2に示すように複数のアセスメント小項
目がそれぞれ対応している。
【0016】アセスメント中項目の下位項目として、ア
セスメント小項目が関連付けられている。一つのアセス
メント中項目に対して、複数のアセスメント小項目が対
応する。例えば、「摂取排泄機能」に対しては、「食物
認識」、「排便」および「排尿」が対応する。
【0017】アセスメント小項目に対しては、複数の評
価内容データが関連付けられている。例えば、図4に示
すように、「食物採取」に対しては、「経口摂取でき
る」、「経口で必要な最低量は摂取できる」、「経口か
ら必要最低量を摂取できないことが半分ある」、「経口
からまったく採取できない」等といった評価内容が対応
している。
【0018】また、評価内容データに対しては、図4に
示すように、それぞれアセスメント点数が定められてお
り、例えば、「経口で摂取できる」は0、「経口で必要
な最低量は摂取できる」は2、「経口から必要最低量を
摂取できないことが半分ある」は4、「経口からまった
く採取できない」は6とそれぞれ定められている。この
アセスメント点数は後述する介護対象者の判定の基礎と
なるものである。なお、「経口で摂取できる」状態と、
「経口で必要な最低量は摂取できる」状態との中間的な
状態である場合は、評価点数1となる。
【0019】次に、本実施形態に係るケアプラン作成手
順を、図面を参照して説明する。図3は本実施形態に係
るケアプラン生成手順のフローチャートを示す図であ
る。
【0020】まず、CPU11によりケアプラン作成プ
ログラム12を記憶部5からロードする。ケアプラン作
成プログラム12は、以下の手順を実行するときに、必
要に応じてアセスメント項目データ13、介護目標デー
タ14、介護サービスデータ15にアクセスする。
【0021】ケアマネージャは入力手段2により基本情
報登録画面により、介護対象者の基本情報を登録する。
この基本情報とは、介護対象者の氏名、住所、緊急連絡
先、健保険、介護保険などに関する情報である。続い
て、図11に示す身体状況入力外面がディスプレイ3に
表示される。同図に示すように、画面中央に人体正面図
と人体背面図画並列に表示され、左端のメニューには
「障害」「欠損」などの項目が列挙される。ケアマネー
ジャはカーソルを使ってメニューにある項目、例えば
「障害」を選択し、その障害がある人体の部分をクリッ
クする。これによって、障害の有無が認識され、人体図
の該当部分に表示される。
【0022】ケアマネジャーが入力手段2により介護対
象者のアセスメント登録を行う(ステップS101)。
アセスメント登録ルーチン21が実行され、図4に示す
アセスメント登録画面がディスプレイ3に表示される。
本実施形態では、「生きる力」のアセスメント登録を行
う場合を示す。
【0023】この画面では、左側のアセスメント評価領
域41と、右側のアセスメント登録領域42とに分けら
れている。アセスメント登録領域42はアセスメント評
価領域41よりも画面表示領域を広く占有している。
【0024】アセスメント登録領域42には、アセスメ
ント大項目「生きる力」のアセスメント中項目、アセス
メント小項目が対応がわかるようにテーブル形式で表示
されている。ケアマネージャは、介護対象者の状態に応
じて、アセスメント小項目のうち、例えば評価内容デー
タ「経口で必要な最低量は摂取できる」の左のボックス
にチェックマークを入れて選択する。すると、この「経
口で必要な最低量は摂取できる」のアセスメント点数は
2であるので、アセスメント中項目「食物摂取」の右側
に大きく「2」の数字が表示される。同様に、ケアマネ
ージャはアセスメント中項目である「排便」さらに「排
尿」についてアセスメント登録を行う。
【0025】このようにアセスメント大項目「生きる
力」について入力が完了すると、画面左側のアセスメン
ト評価領域41に「生きる力」の評価が円グラフおよび
点数が表示される。
【0026】同様に、アセスメント大項目「生活する
力」、「他人と付き合う力」および「それを支える力」
と順次すべての項目について、評価を入力する。その結
果、アセスメント大項目のそれぞれについて、アセスメ
ント評価領域41に評価の結果が表示される。
【0027】なお、本実施形態では、評価は減点方式を
採用しており、例えばアセスメント小項目「食物摂取」
について介護の必要性が高いほどアセスメント点数が高
くなり、そのアセスメント点数が一定の持ち点から減点
されていき、最終的な評価はパーセントで表示される。
したがって、アセスメント評価領域41に表示されるパ
ーセントが低くなれば、生活能力が低くなっていること
を意味し、介護の必要性が高くなる。
【0028】評価の結果は、例えば図12に示すような
表で表される。画面の上部には介護対象者の個人情報が
簡易に表示され、画面の中央上部には「健康レベルと支
援区分」が表示され、「生活自立」「家庭内労作可能」
「セルフケア一部不可」「セルフケア全面不可」などの
分類、介護対象者の残存能力(%)、病気の有無、家族
構成に基づいて、最終的にA〜F群に分類される。A〜
F群の支援の方向性は画面の下部に表示される。例え
ば、A群は「現在健康に障害はないが高齢でありいつ健
康に変化がおきてもおかしくない」等のコメントが表示
される。このように、生活状況、残存能力、病気の有
無、家族構成などを総合的に評価することにより、ケア
マネージャは介護対象者を客観的に評価することができ
る。
【0029】また、図8に示すように、「生きる力」、
「生活する力」、「他人とつきあう力」および「それを
支える力」に関する評価点数の変動をグラフ化して表示
することもできる。
【0030】この評価スケールによれば、介護対象者の
全体的な生活能力を介護対象者の周囲の環境も含めて客
観的に評価することができる。また、ケアマネージャの
主観的な判断に依存していないので、ケアマネージャの
負担も軽減することができる。さらに、生活能力を点数
またはパーセントで評価するため、介護対象者の能力を
容易に把握することができる。
【0031】また、アセスメント項目修正ルーチン23
を呼び出すことにより、評価スケールにはケアマネージ
ャに基づいて評価項目を追加または変更することもでき
る。いったん新たな評価スケールを設定すれば、次回の
使用から容易にその新しい評価スケールを読み込んで、
プラン策定に利用することができる。更新した評価スケ
ールは、アセスメント項目データ13、介護目標データ
14、介護サービスデータ15として保存される。
【0032】続いて、ケアマネージャは入力手段2によ
り介護対象者のケアプランの入力を行う(ステップS1
02)。ケアプラン入力ルーチン22が実行され、図5
に示すケアプラン入力画面がディスプレイ3に表示され
る。以下の説明では、「生きる力」に関連するケアプラ
ンを入力する場合を説明する。
【0033】ステップS101で行ったアセスメント登
録に基づいて、すでにアセスメント大項目「生きる
力」、「生活する力」、「他人とつきあう力」および
「それを支える力」について、生活全般の解決すべき課
題(ニーズ)が自動的に設定される。例えば、本実施形
態では、「生きる力」に関して「茶碗半分」「時々浣腸
をして出している」および「一日の尿量が少ない」とい
う3つの課題が提示されている。
【0034】また、これらの課題に対応した援助目標
(長期目標、短期目標)が介護目標データ14に基づい
て自動的に表示され、さらにこれらの目標を達成するた
めのサービス内容(介護内容、サービス種別)が介護サ
ービスデータ15に基づいて自動的に提示されている。
例えば、本実施形態の場合では、「生きる力」に関連す
る援助目標として、長期目標が「栄養のバランス」「医
学管理」等が列挙され、短期目標として「調理の工夫」
等が列挙されている。さらに、この援助目標に対応する
サービス内容として、介護内容は「摂取量のチェック」
「温かい物は温かくし・・・」等と列挙され、サービス
種別として「訪問介護」が指定されている。
【0035】解決すべき課題、援助目標およびサービス
内容は、ケアマネージャが入力したアセスメント登録に
基づいて、ケアプラン作成プログラムが自動的に作成し
たプランである。
【0036】ケアマネージャは、解決すべき課題、援助
目標およびサービス内容を確認し、介護対象者の実情に
合わない内容があれば、各項目の左側にチェックボック
スの中のチェックを外すことにより、サービス内容を手
動で変更できる。このプロセスはケアプラン修正ルーチ
ン24が受け持つ。
【0037】また、画面上部のメニューから「項目追
加」を選ぶことにより、ケアプラン修正ルーチン24が
呼び出され、介護対象者の実情に合った介護内容を追加
することができる。このように、ケアマネージャは介護
対象者の状態を主観的に観察し、必要な修正を加えるこ
とができる。
【0038】続いて、ケアマネージャは入力手段2によ
り介護対象者のケアスケジュール策定を行う(ステップ
S103)。ケアプラン入力ルーチン22が実行され、
図6に示す月間ケアスケジュール策定画面がディスプレ
イ3に表示される。
【0039】月間ケアスケジュール策定画面は、サービ
スメニュー領域61と、カレンダー領域62と、金額集
計領域63とに分けられている。サービスメニュー領域
61には、ステップS102で作成したケアプランに基
づいて、その月に必要な介護内容、例えば「訪問介
護」、「訪問入浴」などのサービス内容が提示されてい
る。カレンダー領域62では、日ごとに四角い空欄が設
けらている。
【0040】ケアマネージャはサービスメニュー領域6
1に表示されたサービスの内容を選択し、希望する日の
空欄に貼り付ける。これによって、該当する日の空欄に
サービス内容が設定される。このように、介護対象者の
希望に沿ったサービスを選択することができる。また、
いったん設定したサービスの内容を手動で変更すること
もできる。
【0041】また、金額集計領域63の上段には、介護
対象者の介護サービス限度額が表示されている。そし
て、下段には、実施が予定されているサービス内容を設
定するごとにサービス費用が自動的に加算されて表示さ
れる。したがって、ケアマネージャは、設定されたサー
ビスの費用が介護対象者の介護費用の限度額を超えない
ように、月間ケアスケジュールを策定することができ
る。
【0042】また、この介護費用は「訪問介護」、「訪
問入浴」、「訪問看護」、「訪問リハビリテーション」
および「通所介護」などのサービスの内容ごとに集計さ
れるため、どのサービスがどれくらいの費用を占めてい
るかが明確にわかる。
【0043】続いて、ケアマネージャは入力手段2によ
り週間ケアスケジュール策定を行う。ケアプラン入力ル
ーチン22により、図7に示す週間ケアスケジュール策
定画面がディスプレイ3に表示される。
【0044】週間ケアスケジュール策定画面は、サービ
スメニュー領域71と、カレンダー領域72と、金額集
計領域73とに分けられている。サービスメニュー領域
71には、ステップS102で作成したケアプランに基
づいて、その月に必要な介護内容、例えば「訪問介
護」、「訪問入浴」などのサービス内容が提示されてい
る。カレンダー領域72では、日ごとに縦長の時間帯が
表示されている。
【0045】ケアマネージャは、その日に設定されたサ
ービス内容、例えば「訪問介護」の表示を移動させるこ
とにより介護者が希望する時間を設定することができ
る。このように、介護対象者の都合のいい時間帯に合わ
せて、きめの細かいケアスケジュールを設定することが
できる。
【0046】なお、月間ケアスケジュール策定画面と同
様に、サービスメニュー領域71に表示されたサービス
の内容を選択し、希望する日時に貼り付けることも可能
である。また、金額集計領域73には、介護対象者の介
護サービス限度額と、実施が予定されているサービスの
費用の合計が表示され、ケアマネージャは設定されたサ
ービスの費用が介護対象者の介費用の限度額を超えない
ように、週間ケアスケジュールを策定することができ
る。また、いったん設定したサービスの内容を手動で変
更することもできる。
【0047】このように、個人の生活能力を周囲の環境
を含めて客観的に評価をするため、介護対象者により適
合したケアプランの作成を行うことが可能である。ま
た、専門家の意見や介護対象者の意見を取り入れて、ア
セスメント登録やケアプランを修正できるため、きめの
細かいサービスを提供できる。
【0048】また、介護対象者の生活能力の客観的な評
価に基づいて、きめ細かい介護方針が自動的に立案され
るため、経験年数の浅いケアマネージャや一般在宅療養
者であっても室の高いケアプランおよびケアスケジュー
ルを作成することが可能になる。また、ケアプランおよ
びケアスケジュールを作成するための時間も短縮するこ
とが可能になる。
【0049】さらに、アセスメント登録ルーチン21お
よびケアプラン入力作成ルーチン22の各ルーチンで
は、生活力の評価、ケアプランおよびケアスケジュール
の修正が可能であるため、画一的な評価のみではなく、
ケアマネージャの主観的な評価に基づいてきめ細かいプ
ラン策定を行うことが可能である。
【0050】ケアマネージャがケアプランおよびケアス
ケジュールを作成し、これに従って介護対象者にサービ
スを行った後、サービス実施状況入力ルーチン25によ
り実施状況を入力する(ステップS104)。サービス
実施状況入力ルーチン25が実行され、図9に示すサー
ビス実施状況入力画面がディスプレイ3に表示される。
【0051】サービス実施状況入力画面は、介護対象者
情報表示領域81と、サービス実施状況入力領域82
と、サービス詳細表示領域83と、金額集計領域84に
分けられる。介護対象者情報表示領域81には、サービ
スを実施した介護対象者の番号、氏名、サービスの予定
日などが表示される。
【0052】サービス実施状況入力領域82は、実施す
べきサービスのサービスコード(サービスの種類を特定
する番号)、内容、金額などが表形式で表示されてい
る。表示されるサービスは、上述したケアプランおよび
ケアスケジュールに基づいたものである。また、金額集
計領域84には、訪問介護、訪問入浴、訪問介護、訪問
リハビリ、通所介護の各サービスごとの請求費用が表示
される。
【0053】ケアマネージャは、表示された介護サービ
スの内容と予定日にしたがって介護サービスを実施した
後、サービス実施状況入力領域の「済」のボックスにチ
ェックマークを入れ、実施日を入力する。これによっ
て、金額集計領域84に自動的に請求費用が加算され
る。
【0054】なお、図10に示す実施記録入力画面によ
り、ケアマネージャは実施した介護サービスの詳細な記
録をとることも可能である。ケアマネージャは、実施
日、実施時間を詳細に入力することができる。また、作
成したケアプランに基づく介護の目的も表示されてお
り、この目的を達成したときには該当するボックスにチ
ェックマークを入れる。また、介護サービスを行った際
のコメントや考察を入力することができる。さらに、介
護サービスの実施にともなって、考察欄には血圧、体
重、状態、病状なども事項も入力することができる。
【0055】このように入力されたサービスの実施状況
や費用から、請求書を自動的に作成し、プリンタ4から
出力する(ステップS105)。なお、請求金額は、一
部負担金や標準負担金の減額・免除措置が考慮されてい
る。また、保険を請求するために各都道府県に提出する
書面も出力することができる。
【0056】このように、アセスメント登録ルーチン2
1、ケアプラン入力ルーチン22、アセスメント項目修
正ルーチン23、ケアプラン修正ルーチン24およびサ
ービス実施状況入力ルーチン25を通じて、ケアプラン
およびケアスケジュールの策定、サービスの実施管理お
よび費用請求業務まで一貫して管理することができる。
【0057】なお、本実施形態では、スタンドアロン型
コンピュータ1でケアプラン作成プログラムを実行する
例を説明したが、例えば複数のコンピュータをネットワ
ークで接続し、ケアプラン作成プログラム12、アセス
メント項目データ13、介護目標データ14、介護サー
ビスデータ15を共有するようにしてもよい。また、登
録した介護対象者の個人データを共通の記憶装置にデー
タベースとして蓄積するようにしてもよい。
【0058】
【発明の効果】本発明のケアプラン作成システムによれ
ば、個人の生活能力を周囲の環境を含めて客観的に評価
をするため、介護対象者により適合したケアプランの作
成を行うことが可能である。そして、ケアマネージャの
作業を効率的にすることが可能になるとともに、客観的
で高品質なケアプランの作成を行うことができる。
【0059】また、専門家の意見や介護対象者の意見を
取り入れて、アセスメント登録やケアプランを修正でき
るため、きめの細かいサービスを提供できる。
【0060】また、きわめて簡易な操作でケアプランを
策定することができるため、経験の少ないケアマネージ
ャや在宅療養の当事者自身であっても高品質のプランを
策定することが可能である。
【0061】さらに、ケアプランおよびケアスケジュー
ルの策定、サービスの実施管理および費用請求業務まで
一貫して管理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるケアプラン作成
装置のブロック図である。
【図2】 本発明のアセスメント登録項目を示す図で
ある。
【図3】 本発明のケアプラン作成装置の動作を示す
フローチャートである。
【図4】 本発明によるアセスメント登録画面を示す
図である。
【図5】 本発明によるケアプラン入力画面を示す図
である。
【図6】 本発明による月間スケジュール入力画面を
示す図である。
【図7】 本発明による週間スケジュール入力画面を
示す図である。
【図8】 本発明による生活力評価の推移を表したグ
ラフを示す図である。
【図9】 本発明による実施記録入力画面を示す図で
ある。
【図10】 本発明による別の実施記録入力画面を示
す図である。
【図11】 本発明による基本情報登録画面を示す図
である。
【図12】 本発明による生活力評価画面を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 コンピュータ 2 入力画面 3 ディスプレイ 4 プリンタ 11 CPU 12 ケアプラン作成プログラム 13 アセスメント項目データ 14 介護目標データ 15 介護サービスデータ 21 アセスメント登録ルーチン 22 ケアプラン入力ルーチン 23 アセスメント項目修正ルーチン 24 ケアプラン修正ルーチン 25 サービス実施状況入力ルーチン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アセスメント項目に基づいて介護対象
    者の生活能力を評価するアセスメント登録手段と、 アセスメント項目を修正、変更または追加するアセスメ
    ント項目変更手段と、前記アセスメント登録手段による
    評価に基づいてケアプランを作成するケアプラン入力作
    成手段と、 前記ケアプラン入力作成手段により作成されたケアプラ
    ンを修正するケアプラン修正手段とを備えたケアプラン
    作成システム。
  2. 【請求項2】 介護サービスの実施状況を記録するサ
    ービス実施状況保存手段とを備えた請求項1記載のケア
    プラン作成システム。
  3. 【請求項3】 前記ケアプラン作成手段により作成さ
    れたケアプランのサービスの請求書を発行する請求書発
    行手段を備えた請求項1記載のケアプラン作成システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記ケアプラン作成手段により作成さ
    れたケアプランのサービスの費用と、その介護対象者の
    限度額を比較して表示する金額集計手段を備えた請求項
    1記載のケアプラン作成システム。
JP2001287090A 2001-09-20 2001-09-20 ケアプラン作成システム Withdrawn JP2003099537A (ja)

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