JP2003099524A - 画像情報処理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザがデジタルカメラ等で撮影した画像情
報をネットワークを介して画像加工サーバ上で、簡単に
加工・補正の処理を行えるシステムを提供すること。 【解決手段】 ネットワークからユーザの画像を受付
け、課金の確認を完了する以前は画像の一部についての
み画像加工を行い、課金の確認が得られた際は画面の全
体・任意の領域について画像加工を行い、ユーザへこれ
らの画像を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】本発明は、公衆電話回線等の
ネットワークに接続されたユーザからの画像情報を入力
し、その画像をユーザの加工操作に応じて画像の加工を
行い加工済み画像を出力する画像情報処理システムに関
する。 【０００２】 【従来の技術】近年、デジタルカメラの普及によりユー
ザ個人で、デジタルカメラにより撮影した画像情報をプ
リンターでプリントアウトを行ったり、パーソナルコン
ピュータに取り込んで画像処理ソフトを利用してオリジ
ナル画像を加工したりすることが行われている。 【０００３】上述の画像処理ソフトを使用する場合、ユ
ーザは専門的知識を必要とされ、初心者のユーザが簡単
に画像加工を行うのは、非常に難しい。 【０００４】例えば、オリジナル画像の色調補正を行う
場合、明るさ・コントラスト・ガンマを変更して行う
が、初心者の場合、感覚的にどのように補正のための操
作を行えば良いか解らず思考錯誤を繰り返す必要があ
り、簡単に良好な結果を得られないという問題がある。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した課題
を解決するためのもので、初心者のユーザであってもオ
リジナル画像を感覚的に加工処理を行うことのできる画
像情報処理システムを提供することを目的とする。 【０００６】 【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、請求項１記載の発明は、ネットワークからの
画像情報を入力する画像入力手段と、前記画像入力手段
に入力された前記画像情報を保持する画像情報保持手段
と、前記ネットワークを介して受信され画像加工希望者
が希望する画像加工処理の項目情報を受け付ける加工項
目受付手段と、前記加工項目受付手段により受け付けた
項目情報に応じて前記画像情報保持手段により保持され
た画像を加工する画像加工手段と、該画像加工手段によ
り加工処理された加工済画像情報を前記画像加工希望者
に対し前記ネットワークを介して出力する画像出力手段
と、前記画像加工希望者に対し前記ネットワークを介し
て前記希望する画像加工処理の項目情報に対応する前記
画像加工手段による画像加工に応じた課金の手続を行う
課金手続手段と、該課金手続手段による課金の手続を完
了する以前は前記画像出力手段による画像出力を全画面
の一部のみを画像加工した部分加工画像を出力し、課金
の手続を完了した際は全画面あるいは任意の範囲につい
て画像加工した加工済画像を出力するよう制御する制御
手段とを備えたことを特徴とするものである。 【０００７】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。 【０００８】図１は本発明の第１実施形態の画像情報処
理システムを示すブロック図である。 【０００９】同図において、１は公衆電話回線などのネ
ットワーク回線、２はネットワーク回線１に接続された
ユーザ側の例えばパーソナルコンピュータ等のユーザ通
信端末、３はネットワーク回線１に接続された通信端末
である画像情報処理システムである。 【００１０】画像情報処理システム３において、入力部
３１は、ネットワーク回線１を介して入力されるユーザ
端末２からの画像情報およびユーザが希望する画像加工
の処理項目の情報を受け付ける。また、入力部３１は画
像加工処理を有料で行う際のユーザへの課金の確認情報
の入力も受け付ける。 【００１１】入力部３１に入力された画像情報は、オリ
ジナル画像保存部３２に一時的に保存される。保存され
た画像情報は、画像解析部３３によりその画像における
明暗、色調、フォーカス等の各種の情報が解析される。
解析された情報は、制御部３４に出力される。 【００１２】入力部３１に入力されたユーザ端末２から
のユーザが希望する画像加工の処理項目の情報は、ユー
ザ希望処理受付部３５で受け付けられ、制御部３４に出
力される。 【００１３】また、入力部３１に入力された課金の確認
情報は、課金処理部３６に出力され、課金の確認情報
は、制御部３４に出力される。 【００１４】制御部３４は、オリジナル画像保存部３２
の画像情報を加工作業エリア部３７に展開し、ユーザ希
望処理受付部３５からの加工処理項目に基づいて、加工
プログラム部３８の画像明暗処理部３９、フォーカス・
エッジ処理部４０、ズーム・構図・トリミング処理部４
１、色調補正部４２、階調補正部４３の各プログラムに
より、各種の画像加工の処理を行う。 【００１５】ここで、制御部３４は、上述の課金処理部
３６での課金の確認情報に応じて画像加工を画面領域の
一部あるいは全体に行うかを制御する。つまり、ユーザ
が画像加工の処理に対する課金を了承していない場合
は、画面の一部のみに対して画像加工を施し、課金を了
承している場合は、画面の全体に対して画像加工を施
す。そして制御部３４は、これらの全画面の一部のみを
画像加工した部分加工画像および全画面について画像加
工した加工済画像を加工作業エリア部３７から出力部４
４に出力する。出力部４４の画像は、ネットワーク回線
１を介して画像加工処理を希望したユーザ端末２に出力
される。 【００１６】次に、ユーザ端末２における画像加工操作
および画像処理動作について図２から図１４を用いて説
明する。 【００１７】まず、ユーザ端末２であるパーソナルコン
ピュータ側において例えばデジタルスチルカメラで撮影
した画像情報をユーザ端末２に保存する。そして、ユー
ザ端末２を例えばインターネット接続サービス等のネッ
トワーク回線１に接続し、ブラウザソフトにより画像情
報処理システム３に接続する（図２、画面１）。 【００１８】次に、画面１において「画像加工サービ
ス」の項目を選び、画像登録画面に遷移する（図３、画
面２）。画像登録画面において、「参照」ボタン２０１
を操作し、ユーザ端末２内の画像を選択する。これによ
り、登録すべき画像がサムネイル表示され（図４、画面
３）、「登録」ボタン３０１を操作することにより、画
像が画像情報処理システム３の入力部３１に入力され、
オリジナル画像保存部３２に保存（登録）される。登録
された画像はユーザ端末２の画面にサムネイル画像にて
表示される（図５、画面４）。登録された画像のなかか
ら画像Ａを選択すると、図６に示す画像Ａが拡大表示さ
れた画面５となり、画面５には、範囲指定枠５０１が表
示され、画像処理の「明るく」、「暗く」、「ハッキ
リ」等の項目ボタン５０２とユーザに対し課金を行わな
い無料の処理を実行させる無料処理ボタン５０３が表示
される。上述の範囲指定枠５０１は、無料の処理を実行
する時点では大きさを可変させることは出来ない固定の
大きさとなっており、その位置のみを移動させることが
可能となっている。また、このとき、画像情報処理シス
テム３の画像解析部３３により選択されている画像Ａに
おける明暗、エッジ、色調、階調等の各種の情報が解析
され、解析情報が制御部３４に出力される。さらに、画
像Ａはオリジナル画像保存部３２から加工作業エリア部
３７に展開される。そして、ユーザが画面５において範
囲指定枠５０１を画像Ａ上の画像加工すべき位置に移動
させるようマウスを操作し、さらに画像加工したい項目
ボタン５０２をクリックして選択し、最後に無料処理ボ
タン５０３をクリックする。例えば図７に示す画面６の
ように、範囲指定枠５０１を画像Ａの人物の顔部分に移
動させ、「ハッキリ」の項目ボタン５０２をクリックし
て無料処理ボタン５０３をクリックすると、制御部３４
により加工プログラム部３８のフォーカス・エッジ処理
部４０のプログラムによりエッジ強調などの画像処理を
加工作業エリア部３７において行う。このときの画像処
理は、ユーザに課金しない無料の処理であるので範囲指
定枠５０１の範囲についてのみ行われ、この部分加工画
像は、出力部４４を介してユーザ端末２に出力され表示
される（図８、画面７）。また、画面７には、無料にて
別の画像処理の項目を選択する無料別処理選択ボタン７
０１と、今行った処理（画面６の処理）を全画面あるい
は任意の範囲を指定して有料にて処理する有料本処理選
択ボタン７０２とが表示される。ここで、無料別処理選
択ボタン７０１をクリックして選択すると画面４の状態
に戻り、上述の画面４，５，６，７の処理を行うことが
できる。また、画面７において有料本処理選択ボタン７
０２をクリックして選択すると、課金確認登録を行うた
めの図９に示す画面８に遷移する。課金確認登録画面で
は、ユーザの住所、氏名、電話番号、ｅ−ｍａｉｌアド
レスなどの個人情報を入力するための個人情報登録エリ
ア８０１と登録ボタン８０２とが表示される。そして、
ユーザがユーザ端末２から個人情報を入力し、登録ボタ
ン８０２をクリックして登録すると、課金先登録画面
（図１０、画面９）に遷移する。課金先登録画面には、
クレジット会社選択ボタン９０１、クレジット番号入力
エリア９０２と登録ボタン９０３とが表示され、ユーザ
端末２から所定の情報を入力し登録ボタン９０３をクリ
ックし登録すると、画像情報処理システム３側で個人情
報と課金先の情報とが照会される。照会の確認が得られ
ると、有料画像処理画面（図１１、画面１０）に遷移す
る。有料画像処理画面では、上述の画像Ａと範囲指定可
変枠１００１、各種の加工項目および加工料金を示す項
目料金ボタン１００２、実行ボタン１００３さらに画像
Ａ以外に登録した登録済画像一覧（画面４）に戻る画像
一覧ボタン１００４が表示される。そして、ユーザが画
面１０において範囲指定可変枠１００１を画像Ａ上の画
像加工すべき位置に移動させ、枠１００１の形状・大き
さを画像に合わせるようマウスを操作し、次いで画像加
工したい項目料金ボタン１００２をクリックして選択
し、最後に実行ボタン１００３をクリックする。例えば
図１２に示す画面１１のように、範囲指定可変枠１００
１が画像Ａの人物全体を囲うようにマウスを操作し、
「ハッキリ」の項目料金ボタン１００２をクリックして
実行ボタン１００３をクリックする。この後、図１３に
示す画面１２に遷移し、現在の画像加工する項目の内容
１２０１、料金１２０２が表示され、確認のためのＯＫ
ボタン１２０３、ＮＯボタン１２０４が表示される。こ
こで、ＯＫボタン１２０３をクリックして選択すると、
制御部３４により加工プログラム部３８のフォーカス・
エッジ処理部４０のプログラムによりエッジ強調などの
画像処理を加工作業エリア部３７において行う。このと
きの画像処理は、ユーザに課金する有料の処理であるの
で範囲指定可変枠１００１の範囲について行われ、この
加工済画像は、出力部４４を介してユーザ端末２に出力
され表示される（図１４、画面１３）。また、このとき
画像情報処理システム３から上述の課金先情報に基づい
て課金の所定の処理が行われる。画面１３には、有料の
画像処理が施された加工済画像Ａ１と画像処理の状態を
終了させる終了ボタン１３０１、別の有料での画像処理
を選択するための別処理ボタン１３０２が表示される。
終了ボタン１３０１をクリックして選択すると本処理を
終了する。また、別処理ボタン１３０２をクリックして
選択すると、画面１０の状態に戻り、別の画像加工の処
理（画面１０、１１、１２、１３）を続けて行うことが
できる。 【００１９】上述したように本発明の実施形態では、ユ
ーザが画像情報処理システム３からの画面表示に沿って
簡単な操作を行うことで容易に画像加工を行うことがで
きる。また、画像処理の結果を画面の一部分で無料で確
認し、この後有料で任意の範囲の画像処理を行うことが
可能であるので、合理的で経済的である。 【００２０】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像情報
処理システムは、ネットワークからの画像情報を入力す
る画像入力手段と、前記画像入力手段に入力された前記
画像情報を保持する画像情報保持手段と、前記ネットワ
ークを介して受信され画像加工希望者が希望する画像加
工処理の項目情報を受け付ける加工項目受付手段と、前
記加工項目受付手段により受け付けた項目情報に応じて
前記画像情報保持手段により保持された画像を加工する
画像加工手段と、該画像加工手段により加工処理された
加工済画像情報を前記画像加工希望者に対し前記ネット
ワークを介して出力する画像出力手段と、前記画像加工
希望者に対し前記ネットワークを介して前記希望する画
像加工処理の項目情報に対応する前記画像加工手段によ
る画像加工に応じた課金の手続を行う課金手続手段と、
該課金手続手段による課金の手続を完了する以前は前記
画像出力手段による画像出力を全画面の一部のみを画像
加工した部分加工画像を出力し課金の手続を完了した際
は全画面あるいは任意の範囲について画像加工した加工
済画像を出力するよう制御する制御手段とを備えたの
で、初心者のユーザであってもオリジナル画像を感覚的
に加工処理を行うことができる。

【図面の簡単な説明】 【図１】 本発明の一実施形態の画像情報処理システム
を説明するためのブロック図 【図２】 図１の画像情報処理システムを利用した際の
操作画面１ 【図３】 図１の画像情報処理システムを利用した際の
操作画面２ 【図４】 図１の画像情報処理システムを利用した際の
操作画面３ 【図５】 図１の画像情報処理システムを利用した際の
操作画面４ 【図６】 図１の画像情報処理システムを利用した際の
操作画面５ 【図７】 図１の画像情報処理システムを利用した際の
操作画面６ 【図８】 図１の画像情報処理システムを利用した際の
操作画面７ 【図９】 図１の画像情報処理システムを利用した際の
操作画面８ 【図１０】 図１の画像情報処理システムを利用した際
の操作画面９ 【図１１】 図１の画像情報処理システムを利用した際
の操作画面１０ 【図１２】 図１の画像情報処理システムを利用した際
の操作画面１１ 【図１３】 図１の画像情報処理システムを利用した際
の操作画面１２ 【図１４】 図１の画像情報処理システムを利用した際
の操作画面１３ 【符号の説明】 １ ネットワーク回線 ２ ユーザ端末 ３ 画像情報処理システム ３１ 入力部 ３４ 制御部 ３５ ユーザ希望処理受付部 ３６ 課金処理部 ３８ 加工プログラム部

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 【請求項１】 ネットワークからの画像情報を入力する
   画像入力手段と、 前記画像入力手段に入力された前記画像情報を保持する
   画像情報保持手段と、 前記ネットワークを介して受信され画像加工希望者が希
   望する画像加工処理の項目情報を受け付ける加工項目受
   付手段と、 前記加工項目受付手段により受け付けた項目情報に応じ
   て前記画像情報保持手段により保持された画像を加工す
   る画像加工手段と、 該画像加工手段により加工処理された加工済画像情報を
   前記画像加工希望者に対し前記ネットワークを介して出
   力する画像出力手段と、 前記画像加工希望者に対し前記ネットワークを介して前
   記希望する画像加工処理の項目情報に対応する前記画像
   加工手段による画像加工に応じた課金の手続を行う課金
   手続手段と、 該課金手続手段による課金の手続を完了する以前は前記
   画像出力手段による画像出力を全画面の一部のみを画像
   加工した部分加工画像を出力し、課金の手続を完了した
   際は全画面あるいは任意の範囲について画像加工した加
   工済画像を出力するよう制御する制御手段とを具備する
   ことを特徴とする画像情報処理システム。