JP2003099299A - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JP2003099299A
JP2003099299A JP2001290045A JP2001290045A JP2003099299A JP 2003099299 A JP2003099299 A JP 2003099299A JP 2001290045 A JP2001290045 A JP 2001290045A JP 2001290045 A JP2001290045 A JP 2001290045A JP 2003099299 A JP2003099299 A JP 2003099299A
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Daisuke Yamada
大介 山田
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワーク上に分散されたドキュメント処
理システムにおいて、画像文書転送の高速化と効率化を
実現する。 【解決手段】 読み取られる原稿を順次セットするフィ
ーダー部と読み取りを実行するスキャン部を有するイメ
ージ入力装置、イメージデータを保存しておく画像文書
サーバと、入力文書を受け取るクライアントPC及び、
アドレス帳などを管理する「文書ブローカ」が、ネット
ワーク上に分散配置されているようなドキュメント処理
システムにおいて、クライアントPCから、画像文書サ
ーバへ圧縮ミドルウエアをダウンロードし、画像文書サ
ーバは読取文書をその圧縮方式に従って圧縮し、ネット
ワーク転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スキャナ装置と画
像文書ファイリングシステムを利用した画像処理システ
ムに係り、特に、丸秘文書の配信や画像文書の暗号化、
例えばクライアントPC側でのみ解読可能な変換を施す
ことにより、転送上の画像データを盗み見ることができ
なくなるような処理を行う画像処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】画像処理システム、特にドキュメント処
理システムでは、イメージ入力装置、イメージ蓄積装置
などの画像文書サーバと、画像を受け取るクライアント
PC、アドレス帳を管理する文書ブローカなどがネット
ワーク上に分散して配置されることが多くなってきてい
る。また、画像文書は、そのサイズが大きくなるため、
何らかの圧縮処理を施された後で、ネットワーク上を通
過し、クライアントPC上に蓄積される。なお、PCは
パーソナルコンピュータの略称である。
【0003】この種の技術として例えば、 1)特開平10−269045号公報 2)特開平11−136475号公報 3)特開平11−136483号公報 4)特開平5−174073号公報 などの各公報に記載された発明が公知である。
【0004】このうち1)の特開平10−269045
号公報には、画像処理ミドルウエアのダウンロード方式
に関する発明が開示されている。この発明では、リクエ
ストと画像処理を関連付けたもので張り、装置内で閉じ
た処理を行うことを特徴としている。
【0005】また、2)の特開平11−136475号
公報や3)の特開平11−136483号公報には、ア
ドレス帳の選択内容と、画像の読取条件、及び、配信時
の配信順序といった、処理の効率化に関する発明が開示
されている。
【0006】さらに4)の特開平5−174073号公
報には、複数の「文書」を保持する「バインダ」、複数
の「バインダ」を保持する「キャビネット」という階層
構造が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】1)の公報には、前述
のように画像処理ミドルウエアのダウンロード方式に関
する発明が開示され、リクエストと画像処理を関連付け
たもので張り、装置内で閉じた処理を行うように構成さ
れているが、伸長側クライアントPCや、アドレス帳を
管理するブローカ、との協調動作については特に配慮さ
れていない。
【0008】ドキュメント処理システムは、イメージ入
力装置、イメージ蓄積装置などの画像文書サーバと、画
像を受け取るクライアントPC、アドレス帳を管理し、
画像の配信サービスを提供する配信文書サーバ(ブロー
カ)がネットワーク上に分散して配置されることが多く
なってきている。また、画像文書はサイズが大きくなる
ため何らかかの圧縮処理を施された後で、ネットワーク
上を通過し、クライアントPC上に蓄積されるようにな
っている。
【0009】そこで、本発明の第1の目的は、画像文書
サーバ、クライアントPCで、それぞれ圧縮、伸長が可
能な組み合わせを保有し、ネットワーク上は圧縮された
画像文書を通過させることにより、ネットワーク上に分
散された画像処理システムの画像文書転送の高速化と効
率化を実現することにある。
【0010】本発明の第2の目的は、圧縮ミドルウエア
をダウンロードされても、画像文書サーバ上で実行でき
ない場合があるので、必ず事項可能なソフトウエアをダ
ウンロードし、ネットワーク上に分散された画像処理シ
ステムの画像文書転送の高速化と効率化を実現すること
にある。
【0011】本発明の第3の目的は、利用者が画像文書
を配信するたびに、圧縮ミドルウエアをダウンロードし
なければならないが、その頻度を減らすことにより、ネ
ットワーク上に分散された画像処理システムの画像文書
転送の高速化と効率化を実現することにある。
【0012】2)および3)の公報には、前述のように
アドレス帳の選択内容と、画像の読取条件、及び、配信
時の配信順序といった、処理の効率化に関する発明が開
示されている。しかし、画像の読取装置とアドレス帳を
管理するサーバとのアドレス帳の整合を保つ技術につい
ては特に開示されていない。また、アドレス帳に関して
は、画像文書サーバから入力するのではなく、配信文書
サーバ内で入力され保持される形式が一般的である。こ
れは、通常、画像文書サーバはコピーマシンなどであり
キーボードなどの入力手段を持たない場合が多いためで
ある。
【0013】そこで、本発明の第4の目的は、ネットワ
ーク上に分散された画像処理システムにおいて、画像文
書サーバと配信文書サーバ間のアドレス帳のバージョン
の整合とアドレス帳取得の効率化を実現するため、アド
レス帳が更新されるたびに配信文書サーバからアドレス
帳がブロードキャストされるのではなく、画像文書サー
バ側が必要に応じて、アドレス帳を取得することによ
り、無駄な通信を発生させないことにある。
【0014】また、利用者のキーオペレーションが発生
してから、アドレス帳を取得したのでは、利用者に待ち
状態が発生してしまうことになる。
【0015】そこで、本発明の第5の目的は、電力オン
時、及び、予熱、夜間モードからの復帰のタイミングで
アドレス帳を取得することにより、利用者があまり意識
しなくても、常に最新のアドレス帳が利用できるように
することにある。
【0016】また、本発明の第6の目的は、宛先選択キ
ー押下時にアドレス帳を取得することにより、常に最新
のアドレス帳を取得するモードと、利用者が意識しない
状況下(たとえば省電力復帰時)に、アドレス帳の取得
するモードなどを利用環境に応じてプログラマブルにす
ることにある。
【0017】紙原稿の文書を電子情報(画像文書)に変
換し、ネットワークを介してPCへ前記電子情報を転送
する場合、ディジタル複写機やスキャナ装置といった画
像文書サーバは紙原稿を1枚ずつスキャンし、その画像
データを一時的に装置内のメモリに保存し、そのメモリ
内の情報をネットワーク回線に送出することにより、ク
ライアントPCへ画像文書を送付することができる。そ
の際、文書を一括して読み取った後に送信するのか、1
ページ読み取るたびに送信するのか、1ページに満たな
いバンドを読み取ったたびに送信するのかなど、種々の
送信形態が考えられるが、これらの送信形態は画像処理
サーバの性能や受け取り側のPCの性能を考慮して選択
もしくは決定されるべきであるが、このような送信形態
まで配慮された画像処理システムは現在知られていな
い。
【0018】そこで、本発明の第7の目的は、文書を一
括して読み取った後に送信するのか、1ページ読み取る
たびに送信するのか、1ページに満たないバンドを読み
取ったたびに送信するのかを選択可能とし、画像処理サ
ーバの性能や受け取り側のPCの性能を考慮した画像文
書配信を行うことができるようにすることにある。
【0019】また、本発明の第8の目的は、配信途中で
のメモリ残量なし等のエラーを回避できる画像文書配信
を行うことができるようにすることにある。
【0020】また、本発明の第9の目的は、文書単位で
の分解と統合がスキャン動作や送信動作のタイミングに
依存せずに行うことができるようにすることにある。
【0021】4)の公報には前述のように複数の「文
書」を保持する「バインダ」、複数の「バインダ」を保
持する「キャビネット」という階層構造が開示されてい
るが、この発明は、蓄積、ファイリング、検索、といっ
た領域のものであり、文書の配信及び転送といったジョ
ブ処理の単位には適用されていない。
【0022】そこで、本発明の第10の目的は、バイン
ダという概念を用いることにより、複数の文書に対する
ジョブ処理を一元管理でき、利用者の1回の処理をひと
つのバインダという形式で内部に保持することにより、
バインダ単位での動作結果の確認及びバインダ単位での
動作の再実行処理を可能にすることにある。
【0023】が可能となる。
【0024】また、本発明の第11の目的は、利用者の
1回の処理単位で動作履歴を記録し、装置側の処理単位
ではない履歴管理の単位を決定できるようにすることに
ある。
【0025】さらに、本発明の第12及び第13の目的
は、再コピー時の処理対象検索が容易に行えるようにす
ることにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の手段は、読み取られる原稿を順次セットする
原稿供給手段と読み取りを実行する読み取り手段を有す
るイメージ入力装置およびイメージデータを保存するイ
メージ蓄積装置を備えた画像文書サーバと、入力文書を
受け取るクライアントと、アドレス帳などを管理する文
書ブローカとが、ネットワーク上に分散配置されている
画像処理システムにおいて、前記クライアントから画像
文書サーバへ圧縮ミドルウエアをダウンロードし、画像
文書サーバは、読取文書をその圧縮方式に従って圧縮
し、ネットワーク転送することを特徴とする。
【0027】第2の手段は、第1の手段において、画像
文書側のソフトウエア実行環境の能力をクライアント側
へ通知し、クライアント側は、その能力に応じた圧縮ミ
ドルウエアをダウンロードすることを特徴とする。
【0028】第3の手段は、第1の手段において、文書
ブローカが管理するアドレス帳の宛先に圧縮ドルウエア
を保有し、利用者が宛先を選択し、画像を配信すること
により、自動的に該当する圧縮ミドルウエアが動作する
ことを特徴とする。
【0029】第4の手段は、読み取られる原稿を順次セ
ットするフィーダー部と読み取りを実行するスキャン部
を有するイメージ入力装置およびイメージデータを保存
する画像蓄積装置を備えた画像文書サーバと、アドレス
帳を管理し画像文書を配信する配信文書サーバと、画像
文書を受け取るクライアントとが、ネットワーク上に分
散配置されているドキュメント処理システムにおいて、
配信文書サーバにおいてアドレス帳が更新された場合、
配信文書サーバは能動的に画像文書サーバに対してアド
レス帳更新の伝達を行わず、配信文書サーバが必要に応
じてアドレス帳を取得することを特徴とする。
【0030】第5の手段は、第4の手段において、配信
文書サーバがアドレス帳を取得するタイミングが、省電
力状態から復帰したタイミングであることを特徴とす
る。
【0031】第6の手段は、第4の手段において、配信
文書サーバがアドレス帳を取得するタイミングを、利用
者が登録する手段を備えていることを特徴とする。
【0032】第7の手段は、読み取られる原稿を順次セ
ットするフィーダー部と読み取りを実行するスキャン部
を有するイメージ入力装置およびイメージデータを保存
する画像蓄積装置を備えた画像文書サーバと、アドレス
帳を管理し画像文書を配信する配信文書サーバと、画像
文書を受け取るクライアントとが、ネットワーク上に分
散配置されている画像処理システムにおいて、複数のペ
ージから構成される原稿を順次スキャンし、スキャンし
た画像をクライアントに送信する際の画像文書サーバ内
での画像のプール単位が、文書単位、ページ単位、バン
ド単位の3種類のうち少なくとも2種類以上選択可能な
ことを特徴とする。
【0033】第8の手段は、第7の手段において、前記
文書単位、ページ単位、バンド単位の3つの画像プール
単位が、処理実行時に自動的に切り替わることを特徴と
する。
【0034】第9の手段は、第7の手段において、複数
ページの画像を送信し、その後に、文書としてのページ
のリンク情報を送信することを特徴とする。
【0035】第10の手段は、読み取られる紙原稿を順
次セットするフィーダー部と読み取りを実行するスキャ
ン部を有する画像入力装置および画像文書を保存する画
像蓄積装置を備えた画像文書サーバと、アドレス帳を管
理し画像文書を配信する配信文書サーバと、画像文書を
受け取るクライアントとが、ネットワーク上に分散配置
されている画像処理システムにおいて、画像文書の管理
を、複数の文書を保持するバインダ、複数のバインダを
保持するキャビネットという階層構造で行なっている画
像文書配信装置を備え、関画像文書配信装置は、複数の
画像文書から構成されるバインダ単位でネットワーク送
出し、バインダ単位での送出動作の起動、実行、停止の
管理、及び次のバインダへのスケジューリングを行うこ
とを特徴とする。
【0036】第11の手段は、第10の手段において、
動作履歴として、個別の文書単位に行うことなくバイン
ダ単位で記録することを特徴とする。
【0037】第12の手段は、第10の手段において、
コピー、ファクス、プリンタなどの処理に伴って自動的
にバインダを生成することを特徴とする。
【0038】第13の手段は、第12の手段において、
コピー、ファクス、プリンタ処理に伴うバインダ生成に
おいて、利用者及び一定期間単位でバインダをマージす
ることを特徴とする。
【0039】第1の手段によれば、前記クライアントか
ら画像文書サーバへ圧縮ミドルウエアをダウンロード
し、画像文書サーバは、読取文書をその圧縮方式に従っ
て圧縮し、ネットワーク転送するので、ネットワーク上
を通過するデータ量を減らし、かつ、クライアント側
で、必ずその画像文書を伸長(解凍)できる。また、ク
ライアントでは、伸長プログラムと対になる、圧縮プロ
グラムをダウンロードすることにより、必ずその画像文
書を伸長(解凍)できる。
【0040】第2の手段によれば、画像文書側のソフト
ウエア実行環境の能力をクライアント側へ通知し、クラ
イアント側は、その能力に応じた圧縮ミドルウエアをダ
ウンロードするので、複数機種の画像文書サーバにおい
ても、能力交換することにより、その画像文書サーバ上
で実行可能な圧縮ソフトウエアをダウンロードすること
が可能となる。
【0041】第3の手段によれば、文書ブローカが管理
するアドレス帳の宛先に圧縮ドルウエアを保有し、利用
者が宛先を選択し、画像を配信することにより、自動的
に該当する圧縮ミドルウエアが動作するので、あらかじ
め、圧縮ミドルウエアをダウンロードしておくことによ
り、利用者が配信処理を投入するたびに、圧縮ミドルウ
エアのダウンロード処理をする必要がなくなる。また、
宛先毎に、圧縮ミドルウエアをダウンロードしておくこ
とにより、クライアントPC側の機種や能力を知らなく
ても、適切な圧縮が施された画像文書を配信することが
可能となる。
【0042】第4の手段によれば、配信文書サーバにお
いてアドレス帳が更新された場合、配信文書サーバは能
動的に画像文書サーバに対してアドレス帳更新の伝達を
行わず、配信文書サーバが必要に応じてアドレス帳を取
得するので、装置側(画像文書サーバ)の都合に合わせ
てオンデマンドで、アドレス帳の更新が可能となる。
【0043】第5の手段によれば、配信文書サーバがア
ドレス帳を取得するタイミングが、省電力状態から復帰
したタイミングなので、利用者が意識せずに、アドレス
帳を更新することができる。
【0044】第6の手段によれば、配信文書サーバがア
ドレス帳を取得するタイミングを、利用者が登録する手
段を備えているので、装置の利用用途に応じてアドレス
帳の更新タイミングを利用者自身で設定することが可能
となる。
【0045】第7の手段によれば、複数のページから構
成される原稿を順次スキャンし、スキャンした画像をク
ライアントに送信する際の画像文書サーバ内での画像の
プール単位が、文書単位、ページ単位、バンド単位の3
種類のうち少なくとも2種類以上選択可能なので、スキ
ャン動作とネットワーク送信動作の動作タイミングを指
定することができる。
【0046】第8の手段によれば、前記文書単位、ペー
ジ単位、バンド単位の3つの画像プール単位が、処理実
行時に自動的に切り替わるので、画像文書サーバ内の、
画像蓄積メモリの量に応じて、動作タイミングを自動的
に補正することが可能となる。
【0047】第9の手段によれば、複数ページの画像を
送信し、その後に、文書としてのページのリンク情報を
送信するので、紙原稿の文書を、紙原稿のページ単位に
受け取ることができる。
【0048】第10の手段によれば、画像文書配信装置
は、複数の画像文書から構成されるバインダ単位でネッ
トワーク送出し、バインダ単位での送出動作の起動、実
行、停止の管理、及び次のバインダへのスケジューリン
グを行うので、利用者の1回の処理を、ひとつのバイン
ダという形式で内部に保持することにより、バインダ単
位での動作結果の確認、及びバインダ単位での動作の再
実行処理が可能となる。
【0049】第11の手段によれば、動作履歴として、
個別の文書単位に行うことなくバインダ単位で記録する
ので、利用者の1回の処理単位で、動作履歴を記録する
ことにより利用者が動作結果を参照し易くなり、動作情
報の管理も容易になる。
【0050】第12の手段によれば、コピー、ファク
ス、プリンタなどの処理に伴って自動的にバインダを生
成するので、同じ文書の再コピーなどに関して、文書名
を一つずつ指定するのではなく、コピーを行なった日時
や、バインダに処理内容の名称をつけることにより、コ
ピー目的から検索することが可能となる。
【0051】第13の手段によれば、コピー、ファク
ス、プリンタ処理に伴うバインダ生成において、利用者
及び一定期間単位でバインダをマージするので、同じ文
書の再コピーなどに関して、該当する文書を探し易くな
る。
【0052】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0053】1.第1の実施形態 1.1 システム環境 図1は第1の実施形態に係るネットワーク分散環境にお
けるドキュメント(画像)処理システムのシステム構成
を示す図である。図1において、ネットワーク分散環境
ではプリンタなどの画像文書サーバ1、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像文書サーバ2、PCからなる
クライアントA3、クライアントB5、及びブローカが
ネットワーク(イーサネット−登録商標)6上に配置さ
れている。これらの端末はソフトウエアより動作する。
ここで、複写機、ファクシミリ、プリンタ、スキャナ等
の画像文書サーバ1,2やクライアントPC3,4は、
スタンドアロンや1対1の接続で利用されることもあ
る。
【0054】1.2 ハードウエア構成 図2はシステムのハードウエア構成を示すブロック図で
あり、同図を参照して画像文書サーバ1,2の構成につ
いて説明する。このシステムのハードウエアは画像文書
サーバ20(総括的に符号20で画像文書サーバを示
す。)、ネットワーク6を介して接続されたブローカ4
0及びPC(クライアント)3から基本的に構成されて
いる。
【0055】画像文書サーバ20において、プロセッサ
(CPU)21はイメージ入出力装置の各々の全体の制
御を実行し、その制御下にはROM22、RAM23、
NVRAM24、操作パネル25及びパネル制御部2
6、スキャン/プリントエンジン27及びエンジン制御
部28、記憶装置29及びディスクドライバ30、通信
制御部31、モデム32、DSP(digital signal pro
cessor)33が接続されている。
【0056】ROM22には予めプログラムコード、フ
ォント及びその他の静的なデータが格納されている。R
AM23はデータを一時的に記憶するために用いられ、
NVRAM24はデータを不揮発性で記憶するために用
いられる。操作パネル25及びパネル制御部26はユー
ザとのインタフェースを司り、スキャン/プリントエン
ジン27及びエンジン制御部28はイメージデータの入
出力装置として紙原稿の読み取りと転写紙への印刷を行
う。記憶装置29及びディスクドライバ30は大量のイ
メージデータ等を蓄積したり、データベースを記憶する
ために用いられる。通信制御部31は外部機器との間で
通信を行うためにイーサネット(登録商標)等のネット
ワーク6に接続され、パラレルインターフェース、シリ
アルインターフェースなどによるピアトゥピアの接続形
態も可能である。モデム32は公衆回線を介して外部機
器との間で通信を行うために用いられる。DSP33
は、ディジタル信号処理のプロセッサであり、矩形の画
像データに対する処理を行う。処理の内容としては画像
の補正、画像の加工、画像の圧縮などである。そのアル
ゴリズムはDSP固有な言語によって記述され、ソフト
ウエアとして組み込まれている。
【0057】ブローカ40はネットワーク6に接続され
ている入出力装置に必要な機能情報や管理情報を維持
し、クライアント(ここではPC)3,4とサーバ(こ
こでは画像文書サーバ)1,2との間の接続を確立する
役目を有するミドルウエアである。このブローカ40は
CPU41、ROM42、RAM43、通信制御部4
4、及びデータベース45を有する。なお、このブロー
カ40はPC3,4、画像文書サーバ1,2のどちら側
に位置してもよい。
【0058】アドレス帳などの情報も、このブローカ上
で管理される場合が多い。それは、分散したシステム上
に一意に存在するアドレス帳として一元管理が可能であ
るからである。
【0059】1.3 ソフトウエア構成 図3は画像処理サーバ1,2内部に組み込まれたソフト
ウエアの構造を示す説明図であり、この図を参照して画
像処理サーバ1,2のソフトウエア構造について説明す
る。この構造は大きく分けてアプリケーション層50
と、カーネル層60と、ドライバ層70とハードウエア
層80の4層で構成されている。アプリケーション層5
0はコピー、ファックス、プリンタ等のアプリケーショ
ンを形成する層であり、オペレーションマネージャ5
1、ドキュメントマネージャ52、サービスマネージャ
53、デバイスマネージャ54、及びデータベースマネ
ージャ55を有する。
【0060】ドキュメントマネージャ52はコピー、フ
ァックス、プリンタ等のシナリオに沿ってドキュメント
をハンドリングするアプリケーションとして中心となる
機能であり、サービスマネージャ53はドキュメントハ
ンドリングの際に共通に必要となる機能であって各種サ
ービスの管理、実行を行う。デバイスマネージャ54は
ハードウエア部80のスキャナ27a、プロッタ27
b、画像バス86のような物理デバイスの動作を決定す
る機能であって各種サービスの管理、実行を行う。オペ
レーションマネージャ51は図2に示す操作パネル25
を制御する機能であってボタンの表示、ボタンオペレー
ションのノーティファイ、アラートの通知等を行う。デ
ータベースマネージャ55はフォント、定型フォーム、
ファックス受信履歴、装置の利用履歴、課金データ等の
永続的なデータの維持、管理を行う。
【0061】カーネル層60は、通常、OSのカーネル
として組み込まれ、仮想メモリ61、実行プロセス6
2、ファイルシステム63、ソケット64、実行管理6
5a及びモード管理65bを有する仮想マシン65の各
種デバイスを抽象化してアプリケーション50に対して
サービスを提供する。アプリケーション層50はカーネ
ル層60に対してシステムコールすることにより動作す
る。
【0062】ドライバ層70はメモリ管理ドライバ7
1、プロセス管理ドライバ72、ファイル管理ドライバ
73、ネットワークドライバ74、DSP75の各種ハ
ードウエアを駆動するための制御を実行する機能の集ま
りである。ここでは、画像データに対する演算を行うド
ライバとしてDSP33としてある。DSP33の処理
プログラムは、DSP33内部に保有しているが、CP
U21上のROMやROMにあるプログラムをダウンロ
ードして動作することも可能である。
【0063】ハードウエア層80はROM22、RAM
23、NVRAM24、ネットワークインタフェース8
4、スキャナ27a、画像バス86、プロッタ27b等
の装置内に存在する制御可能なリソースの集合である。
紙搬送装置のローラ、モータ等のアクチュエータやセン
サはこの層に該当する。
【0064】1.4 動作 前述の図1に示したようにネットワーク6上に、画像文
書サーバ1,2、ブローカ5、クライアントPC3,4
が配置されたネットワーク分散環境におけるドキュメン
ト処理システムにおける動作について説明する。
【0065】このシステムでは、利用者は、画像文書サ
ーバ1,2に紙文書をセットし、宛先を指定し、スター
トキー押下することにより、特定のクライアントPCへ
画像文書を配信することができるようになっている
(「Adeonis-C1ネットワークスキャナ-Remoteスキャ
ン」システムと同等の構成)。
【0066】ここで、通常、画像文書サーバ1,2内に
保有する圧縮処理が施されて、画像がネットワーク6上
を通過し、クライアントPC3,4側でその画像を見る
ことが可能となる。しかし、クライアントPC3,4側
で、施された圧縮処理に対応する伸長処理プログラムが
保有されていなければ、配信されてきた画像を見ること
はできない。そこで、クライアントPC3,4側で解凍
処理が可能な、圧縮ソフトウエア(ミドルウエア)を画
像文書サーバ1,2側にダウンロードし、画像文書を圧
縮することにより、クライアントPC3,4側で必ず、
配信されてきた画像を見ることが可能となる。
【0067】しかし、画像文書サーバ1,2側で実行可
能な圧縮ミドルウエアの形式は、画像文書サーバ1,2
側のソフトウエア実行環境により異なる。例えば、プロ
グラムをダウンロード可能なDSP種別、CPU種別、
仮想マシン種別であり、これらの能力をクライアントP
C3,4へ通知することにより、画像文書サーバ1,2
側で実行可能な圧縮ライブラリをダウンロードすること
が可能となる。また、ソフトウエア実行環境により、圧
縮スピードが異なるので、クライアントPC3,4で
は、最もスピードが速くなる圧縮ミドルウエアを選択
し、ダウンロードすることが賢明である。一般的には、
DSP33上で実行するミドルウエア→CPU上で実行
するミドルウエア→仮想マシン上で実行するミドルウエ
ア、の順でスピード性能は落ちる。
【0068】また、利用者は、画像文書配信時に必ず宛
先を指定してくるので、その宛先毎に事前に圧縮ミドル
ウエアを設定しておけば、自動的にクライアントPC
3,4側で解凍できることになる。画像処理サーバ1,
2では、宛先毎に圧縮ミドルウエアを保有し、ネットワ
ーク6上に送信する時に、その圧縮ミドルウエアを実行
可能とする制御を行う。
【0069】1.5 アルゴリズム 1.5.1 クライアントPCから画像文書サーバへ圧
縮ミドルウエアをダウンロードし、画像文書サーバは、
読取文書をその圧縮方式に従って圧縮し、ネットワーク
転送する処理 画像文書サーバ1,2、ブローカ5、クライアントPC
3,4間のインタラクションと画像文書サーバの処理手
順を図4のシーケンス図に示す。このシーケンスでは、
画像処理サーバ1で宛先表示が選択される(ステップ4
01)と、ブローカ5にアドレス帳の取得要求が出力さ
れ(シーケンス421)、ブローカ5からアドレス帳デ
ータが画像処理サーバ1に返信される(シーケンス42
2)。画像処理サーバ1では、返信されてきたアドレス
帳データの表示を見て、宛先を選択し(ステップ40
2)、読み取り条件を指定する(ステップ403)。そ
してスタートキーを押す(ステップ404)。次いで、
次原稿があるかどうかをチェックし(ステップ40
5)、次原稿があれば、原稿を読み取ってステップ40
6画像データを蓄積する(ステップ407)。この処理
を原稿がなくなるまで実行する(ステップ405でn
o)。
【0070】そして、宛先をチェックし(ステップ40
8)、宛先のクライアントPCを特定する(ステップ4
09)。次いで、圧縮ミドルウエアを取得する(ステッ
プ410)。この圧縮ミドルウエアの取得は、画像処理
サーバ1からクライアントPC3に圧縮ミドルウエア要
求を出力し(シーケンス423)、この要求に応じてク
ライアントPC3から圧縮ミドルウエアが返信される
(シーケンス424)。圧縮ミドルウエアを取得した画
像処理サーバ1は圧縮ミドルウエアをビルドし(ステッ
プ411)、画像データを圧縮し(ステップ412)、
圧縮した画像データをクライアントPC3に送信する
(ステップ413、シーケンス425)。宛先に指定さ
れた全てのクライアントPCへの送信が終了するまで繰
り返す。
【0071】圧縮ミドルウエアがクライアントPC毎に
ダウンロードされるイベントシーケンスを図5に示す。
なお、このシーケンスは請求項1に対応している。この
シーケンスは図4のシーケンスとシーケンス421から
425までは同一である。すなわち、画像処理サーバ1
からブローカ5にアドレス帳取得要求を行い、クライア
ントPC3に圧縮された画像データを送信すると(シー
ケンス425)、今度は次のクライアントPC4に圧縮
ミドルウエアを要求し(シーケンス426)、圧縮ミド
ルウエア427が画像処理サーバ1にダウンロードされ
ると(シーケンス427)、画像処理サーバ1からクラ
イアントPC4に圧縮された画像データが送信される
(シーケンス428)。
【0072】1.5.2 画像文書側のソフトウエア実
行環境の能力を、クライアントPC側へ通知し、クライ
アントPC側は、その能力に応じた圧縮ミドルウエアを
ダウンロードする処理 画像文書サーバのソフトウエア実行環境の能力交換と、
それに適したミドルウエアダウンロードのイベントシー
ケンスと、クライアントPCの処理手順を図6に示す。
ソフトウエア実行環境としては、DSP33の種別、C
PU21の種別、仮想マシン65の種別を情報として与
える。画像処理サーバ1からブローカ5に対してアドレ
ス帳取得要求を出力し(シーケンス421)、アドレス
帳データをブローカ5から受信すると(シーケンス42
2)、圧縮ミドルウエア要求をクライアントPCに対し
て送信する(シーケンス423)。クライアントPC3
側は、保有するミドルウエアのうち、指定されたDSP
33上で動作するソフトウエアを探し、存在しなけれ
ば、指定されたCPU上で動作するソフトウエアを探
し、存在しなければ、指定された仮想マシン上で動作す
るソフトウエアを探し、最初に見つかったソフトウエア
を画像処理サーバ1にダウンロードする(シーケンス4
31)。そして、ソフトウエア実行環境の情報をクライ
アントPC3に送信し(シーケンス432)、クライア
ントPC3側では、圧縮ミドルウエアをダウンロードす
る(シーケンス424)。画像処理サーバ1は、ダウン
ロードされた圧縮ミドルウエアにより画像を圧縮してク
ライアントPC3に送信する(シーケンス425)。な
お、前記シーケンス423に応じてソフトウエアを探し
ても、ひとつも該当するソフトウエアを保有していない
場合は、クライアントPC3は「圧縮ミドルウエアな
し」を画像処理サーバ1側に通知する。
【0073】このシーケンス中では、図6中のフローチ
ャートに示すようにクライアントPC3は実行処理環境
を取得した後(ステップ601)、適切なミドルウエア
を選択し(ステップ602)、選択したミドルウエアを
画層処理サーバ1にダウンロードする(ステップ60
3)。そして、圧縮された画像データを画像文書として
取得する(ステップ611)。
【0074】1.5.3 文書ブローカが管理するアド
レス帳の「宛先」に、圧縮ミドルウエアを保有し、利用
者が「宛先」を選択し、画像を配信することにより、自
動的に該当する圧縮ミドルウエアが動作するようにする
処理 事前に宛先毎の圧縮ミドルウエアをクライアントPC
3,4から取得し、ブローカ5側で保持しておく時のブ
ローカ5の処理手順とイベントシーケンスを図7に、そ
の後画像文書サーバからクライアントPCに配信する処
理手順とイベントシーケンスを図8に示す。図7に示す
処理では、ブローカ5が画像文書サーバ1に対してソフ
トウエア実行環境の取得を送信し(シーケンス71
1)、これに応じてソフトウエア実行環境の情報が返信
され(シーケンス712)、ブローカ5が実行環境を取
得すると(ステップ701)、クライアントPC3に対
して適切なミドルウエアを要求する(ステップ702、
シーケンス713)。クライアントPC3は圧縮ミドル
ウエアを送信し(シーケンス714)、これによりブロ
ーカ5はミドルウエアを取得する(ステップ703)。
このシーケンスを他のクライアントPC4にも行い(シ
ーケンス715,716)、ブローカ5はミドルウエア
と宛先との関連を保持する(ステップ704)。
【0075】その後、図8に示すように、利用者からの
画像文書配信要求時は、クライアントPCからミドルウ
エアを取得することなく、ブローカとのインタラクショ
ンのみで適切な圧縮ミドルウエアによる圧縮画像をクラ
イアントPCで配信することが可能となる。すなわち、
次宛先があると(ステップ801)、画像文書サーバ1
は圧縮ミドルウエアをクライアントPCではなくブロー
カ5に要求し(シーケンス811)、ブローカ5が画像
文書サーバ1に対して圧縮ミドルウエアをダウンロード
する(シーケンス812)。これにより画像文書サーバ
1は圧縮ミドルウエアを取得し(ステップ802)、圧
縮ミドルウエアをビルドする(ステップ803)。そし
て画像データを圧縮し(ステップ804)、圧縮された
画像データをクライアントPC3に送信する(ステップ
805、シーケンス813)。この処理を宛先として設
定されたクライアントPCの数だけ繰り返し、設定され
たクライアントPC全てに対する配信が終了するとこの
処理を終える。
【0076】2.第2の実施形態 この実施形態は、ネットワーク上に分散されたドキュメ
ント処理システムにおいて、画像文書サーバとブローカ
間のアドレス帳のバージョンの整合をとること及びアド
レス帳取得の効率化を実現するものである。
【0077】2.1 システム環境 第1の実施形態の図1の構成と同一であり、同一の構成
要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略す
る。
【0078】2.2 ハードウエア構成 第1の実施形態の図2の構成と同一であり、同一の構成
要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略す
る。
【0079】2.3 ソフトウエア構成 第1の実施形態の図3の構成と同一であり、同一の構成
要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略す
る。
【0080】2.4 動作 前述の図1に示したようにネットワーク6上に、画像文
書サーバ1,2、ブローカ5、クライアントPC3,4
が配置されたネットワーク分散環境におけるドキュメン
ト処理システムにおける動作について説明する。
【0081】このシステムでは、利用者は、画像文書サ
ーバ1,2に、紙文書をセットし、宛先を指定し、スタ
ートキー押下することにより、特定のクライアントPC
へ画像文書を配信することができるようになっている
「Adeonis-C1ネットワークスキャナ-Remoteスキャン」
システムと同等の構成?第1の実施形態と同様) ここで、画像文書の配信先となるクライアントPC
(A)3やクライアントPC(B)4の名称とアドレス
の組み合わせを、アドレス帳としてブローカ5が一元管
理する。画像文書サーバ1,2は、ブローカ5からアド
レス帳を取得し、その中から宛先を選択し、読み取った
画像と共に、ブローカ5に引き渡すことにより、ブロー
カ5がクライアントPC3,4へ画像文書を配信する。
【0082】画像文書サーバが、ブローカに対して、ア
ドレス帳のバージョン確認を行い、バージョンが更新さ
れていた時に、アドレス帳データを取得する。取得のタ
イミングは、予熱・低電力、夜間電力といった省電力か
らの復帰のタイミングとし、そのタイミングは、画像文
書サーバの初期設定項目として登録できる。
【0083】2.5 アルゴリズム 2.5.1 ブローカにおいてアドレス帳が更新された
場合、(ブローカが能動的に画像文書サーバに対してア
ドレス帳更新の伝達するのではなく、)ブローカが必要
に応じてアドレス帳を取得する処理 画像文書サーバ1、ブローカ5、クライアントPC3間
のインタラクションと画像文書サーバの処理シーケンス
を図9に示す。同図において、画像文書サーバ1の電源
がオンされると、ブローカ5に対してアドレス帳取得要
求が行われる(シーケンス902)。ブローカ5は画像
文書サーバ1からの取得要求に応じてアドレス帳データ
を画像文書サーバ1に送り(シーケンス903)、省電
力状態に移行する(シーケンス904)。その後、利用
者URのキーオペレーションや予熱キーの再押下などに
より、省電力状態が解除されると(シーケンス90
5)、ブローカ5に対してアドレス帳バージョンの確認
を行い(シーケンス906)、最新アドレス帳のバージ
ョンを取得する(シーケンス907)。
【0084】そして、利用者URから画像文書サーバ1
に対して宛先が選択され(シーケンス908)、スター
トキーが押下されると(シーケンス909)、画像文書
サーバ1はスキャン動作を行い(シーケンス910)、
読み取った画像文書の配信をブローカ5に対して要求す
る(シーケンス911)。この要求を受けてブローカ5
は選択されたクライアントPC3に画像文書を送信する
(シーケンス912)。画像文書サーバ1はシーケンス
911で画像文書配信要求を行った後、省電力状態に移
行し(シーケンス913)、また、ブローカ5はシーケ
ンス912で画像文書を送信した後、アドレス帳を更新
する(シーケンス914)。
【0085】その後、画像文書サーバ1は前述のように
利用者URのキーオペレーションや予熱キーの再押下な
どにより、省電力状態が解除されると(シーケンス91
5)、ブローカ5に対してアドレス帳バージョンの確認
を行い(シーケンス916)、最新アドレス帳のバージ
ョンを取得する(シーケンス917)。そして、アドレ
ス帳取得要求をブローカ5に対して行い(シーケンス9
18)、アドレス帳データを取得する(シーケンス91
9)。
【0086】このようにブローカ5のアドレス帳更新タ
イミングと、画像文書サーバ1のアドレス帳バージョン
確認のタイミングは、非同期であり、互いに相関はな
い。また、画像文書サーバ1は、アドレス帳のバージョ
ンが更新されていた場合に、アドレス帳データをブロー
カ5から取得することにより、ブローカ5とのアドレス
帳の整合をとることになる。
【0087】画像文書サーバ1の電力状態の状態遷移図
を図10に示す。
【0088】画像文書サーバ1は、予熱キーや電源キー
の押下、あるいは、予熱タイマや夜間タイマにより、省
電力状態に移行し、その後、利用者URのキーオペレー
ションや、予熱キーの再押下などにより、省電力状態を
解除し、装置として利用可能な定常状態へ移行する。
【0089】それらの省電力からの復帰時(予熱復帰、
夜間復帰、電源カット復帰)に、アドレス帳の取得を行
う。
【0090】その際の、画像文書サーバ1の処理手順を
図11のフローチャートに示す。すなわち、画像文書サ
ーバ1の省電力復帰後の処理は、まず、アドレス帳のバ
ージョンを確認し(ステップ1101)、更新されてい
るかどうかをチェックして(ステップ1102)、更新
されていれば、アドレス帳を取得して(ステップ110
3)この処理を終え、更新されていなければそのまま終
了する。また、アドレス帳の更新タイミングは、例え
ば、利用者URが宛先キーを押下したタイミングでも良
い。
【0091】宛先キー押下時に、アドレス帳を確認・取
得する時の処理シーケンスを図12に示す。この処理で
は、利用者URが画像文書サーバ1の宛先キーを押下す
ると(シーケンス1201)、画像文書サーバ1はブロ
ーカ5に対してアドレス帳のバージョン確認を行い(シ
ーケンス1202)、ブローカ5はこれを受けて最新の
アドレス帳のバージョンを送信する(シーケンス120
4)。画像文書サーバ1はバージョンを確認した後、ア
ドレス帳データを画像文書サーバ1に送る(シーケンス
1205)。画像文書サーバ1では、送られてきたアド
レス帳データに基づいて宛先を表示する(シーケンス1
206)。
【0092】頻繁にアドレス帳が更新される場合など、
アドレス帳の整合を保つには確実な方法であるが、通信
回線の状況や転送データ量によっては、利用者に待ち時
間を与えてしまうことになるという短所もある。そこ
で、何種類かのアドレス帳更新タイミングを利用者が選
択できるようにする。例えば、初期設定情報として、ア
ドレス帳更新タイミングを、利用者が登録可能とするこ
とができる。
【0093】その時の画面デザインを図13に示す。画
像文書サーバ1は、アドレス帳更新タイミングの設定値
に従って、配信文書サーバとのアドレス帳更新のための
通信を行う。
【0094】3.第3の実施形態 紙原稿の文書を電子情報(画像文書)に変換し、その電
子情報をネットワークを介してPCへ転送する場合、デ
ィジタル複写機やスキャナ装置といった画像文書サーバ
は紙原稿を1枚ずつスキャンし、その画像データを一時
的に装置内のメモリに保存し、そのメモリ内の情報をネ
ットワーク回線に送出することにより、クライアントP
Cへ画像文書を送付することができる。その際、文書を
一括して読み取った後に送信するのか、1ページ読み取
るたびに送信するのか、1ページに満たないバンドを読
み取ったたびに送信するのかなど、種々の送信形態が考
えられるが、これらの送信形態は画像処理サーバの性能
や受け取り側のPCの性能を考慮して選択もしくは決定
されるべきである。この実施形態は、この点を関するも
のである。
【0095】3.1 システム環境 第1の実施形態の図1の構成と同一であり、同一の構成
要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略す
る。
【0096】3.2 ハードウエア構成 第1の実施形態の図2の構成と同一であり、同一の構成
要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略す
る。
【0097】3.3 ソフトウエア構成 第1の実施形態の図3の構成と同一であり、同一の構成
要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略す
る。
【0098】3.4 動作 3.4.1 アルゴリズム 図14は、この第3の実施形態におけるモジュール構成
を示すブロック図である。このモジュール構成では、ド
キュメントストリーム1401の制御により、シート文
書1402から画像文書を生成する方法と、ページスト
リーム1403の制御により、原稿の読取面1404の
スキャン画像からページ画像1405を生成し、その単
位でスキャン動作とネットワーク送信動作の順次動作を
行う方法がある。
【0099】書誌情報の構成を図15に示す。この構成
では、1つの文書1501に1つの書誌情報1502が
有り、文書内のページのリンク情報1503と、読取機
器の情報1504などの情報を保有する。
【0100】ドキュメント単位の処理シーケンスを図1
6に示す。この処理シーケンスでは、オペレータ(利用
者)URからの配信要求(スタートキー押下−シーケン
ス1601)に対応して、スキャナ装置(画像文書サー
バ)1内では蓄積デバイス(画像プール−ブローカ)5
に読み取った画像を全て蓄積する(シーケンス160
2,1603)。ここで、スタートキー押下に付随する
画像プール単位の情報は、機器の初期設定プログラムあ
るいは、サービスマンプログラムにおいて、設定されて
いる情報を用いる。
【0101】そして、文書単位の読取が完了した時点
(次原稿なし−シーケンス1604,1605)で、ペ
ージのリンク情報となる書誌情報1502を作成し(シ
ーケンス1606)、クライアントPC3へ送信を開始
する(シーケンス1607,1608)。すべての画像
文書データを送信した後に(シーケンス1609〜16
12)、書誌情報1502を作成し、クライアントPC
3へ送信する(シーケンス1613)。
【0102】ページ単位の処理シーケンスを図17に示
す。この処理シーケンスでは、オペレータ(利用者)U
Rからの配信要求(スタートキー押下−シーケンス16
01)に対応して、スキャナ装置(画像文書サーバ)1
で1ページの読み取りが完了すると(シーケンス170
2)、読み取った画像データを1ページ毎に蓄積デバイ
ス(画像プール−ブローカ)5に送信し(シーケンス1
703)、さらに、蓄積デバイス5からクライアントP
C3に送信する(シーケンス1704)。この動作を原
稿がなくなるまで繰り返し(シーケンス1705ないし
1708)、文書が確定した時点で(シーケンス170
9)蓄積デバイス5は書誌情報1502を作成し(シー
ケンス1710)、クライアントPC3に送信する(シ
ーケンス1711)。
【0103】実行途中でメモリなしを検出し、その後、
ページ単位のインタラクションを行う処理シーケンスを
図18に示す。この処理シーケンスでは、オペレータ
(利用者)URからの配信要求(スタートキー押下−シ
ーケンス1801)に対応して、スキャナ装置(画像文
書サーバ)1で1ページの読み取りが完了すると(シー
ケンス1802)、読み取った画像データを1ページ毎
に蓄積デバイス(画像プール−ブローカ)5に送信し
(シーケンス1703)、蓄積デバイス5に蓄積する
(シーケンス1804)。その際、格納するメモリがな
いことが検出されると(シーケンス1805)、蓄積し
ていた画像文書をクライアントPC3を送信する(シー
ケンス1806)。この後、ページ単位に読み取り(シ
ーケンス1807)と蓄積デバイス5への送信(シーケ
ンス1808)と蓄積デバイス5からクライアントPC
3への送信(シーケンス1809)を原稿がなくなるま
で繰り返し(シーケンス1807ないし1810)、文
書が確定した時点で(シーケンス1811)蓄積デバイ
ス5は書誌情報1502を作成し(シーケンス181
2)、クライアントPC3に送信する(シーケンス18
13)。
【0104】4.第4の実施形態 バインダという概念を用いることにより、複数の文書に
対するジョブ処理を一元管理でき、利用者の1回の処理
をひとつのバインダという形式で内部に保持することに
より、バインダ単位での動作結果の確認及びバインダ単
位での動作の再実行処理を行うことができる。この実施
形態は、この点に関するものである。
【0105】4.1 システム環境 第1の実施形態の図1の構成と同一であり、同一の構成
要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略す
る。
【0106】4.2 ハードウエア構成 第1の実施形態の図2の構成と同一であり、同一の構成
要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略す
る。
【0107】4.3 ソフトウエア構成 第1の実施形態の図3の構成と同一であり、同一の構成
要素には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略す
る。
【0108】4.4 動作 4.4.1 アルゴリズム 図19は本実施形態に係るモジュール構成を示すブロッ
ク図である。本実施形態では、この図19に示すような
モジュール構成において、バインダ単位のジョブ発行を
制御する。複数の文書を一括して取り扱うバインダ(Bi
nder)オブジェクト1901が、中心的存在であり、複
数のバインダを収納するドキュメントキャビネット(Do
cCabinet)オブジェクト1902、バインダに対する処
理を実行するバインダアクション(BinderAction)オブ
ジェクト1903、及び、個別の文書であるドキュメン
ト(Document)オブジェクト1904から構成される。
【0109】図20は図19の詳細クラス図である。以
下、各クラスについて説明する。
【0110】・ドキュメントキャビネット(DocCabine
t)クラス 文書キャビネット部品の窓口であり、初期化や要求の伝
達を行なう。
【0111】・バインダ(Binder)クラス 利用者が操作(入力、保管、出力)をする上で一括して
扱いたい「文書」の集合であり、バインダ内において、
文書は順番を持つ。操作に必要な情報(検索情報、送信
先等)は、直接文書につかずに、必ずバインダを経由し
て文書と関係する。
【0112】・バインダアクション(BinderAction)ク
ラス バインダに対する操作を行う。SendJobActionは、指定
された文書一覧を、配信するジョブを起動する。ListVi
ewActionは、文書一覧の表示ためのデータを収集し、ユ
ーザーインターフェイスへ通知する。
【0113】・ドキュメント(Document)クラス 平面画像の集合で、利用者が編集、保存、入力、出力を
行う際に一括して扱う最小単位である。
【0114】バインダ単位の、処理シーケンスを図21
に示す。
【0115】このシーケンスでは、利用者URからドキ
ュメントキャビネットに選択文書リストの配信要求が行
われ(シーケンス2101)、このシーケンス1から図
に示したようなシーケンス2102からシーケンス21
10までの処理を経てシーケンス2111において、ド
キュメントストリーム1401にSendRequestからopen
コマンドが送信され、文書単位のジョブを実行する。そ
のジョブの処理が終了すると、SendRequest(リクエス
ト)にcomplete()メッセージが送出される(シーケンス
2112)。
【0116】SendRequestは、バインダ内の、全ての文
書が実行されたかを確認し、実行待ちの文書が有れば、
その文書のジョブを実行させる。
【0117】ジョブの実行結果は、正常終了・異常終了
・一時停止(リトライ待ち)の3種類が有り、バインダ
内の全ての文書が、前述の3つのいずれかの状態になっ
た時に、次のSendRequestの処理を開始する。
【0118】スケジューリングのタイミングは、 (1)現在実行中のジョブが存在していない時に、新規ジ
ョブが投入された時 (2)現在実行中のジョブが完了した時 (3)現在実行中のジョブが停止中状態へ移行した時 (4)現在実行中のジョブが存在していない時に、停止中
のジョブがレディ状態へ移行した時 の4通りであり、他のジョブが実行中の割り込み処理
(プリエンプション)は行わない。
【0119】また、バインダはクローズ時に履歴情報を
生成し、それを記録する(シーケンス2117)。
【0120】なお、図22はスケジューラの動作を示す
説明図である。
【0121】配信履歴として記録する情報は、 (1)配信開始日時 (2)先頭の宛先の名称 (3)送信者の名称 (4)文書の名称 (5)宛先の総件数 (6)配信結果(完了/不達) であり、バインダはこれらの情報を収集する。
【0122】コピー、ファクス、プリンタ機能として
は、一通りの文書を印刷後、その文書データを、文書蓄
積サーバ5に転送する。これは、以前実行した動作を、
再実行するために格納するものであり、再コピーなどの
コスト削減を狙った機能である。
【0123】コピーなどからの、転送要求受信後のシー
ケンスを図23に示す。
【0124】文書キャビネットに、文書IDリスト付き
で転送要求が発行されて、その文書群を一度バインダに
格納した形式で保持する(シーケンス2301,230
2)。
【0125】そして、そのバインダに対して、ジョブ発
行のアクション(RequestAction)を付加することによ
り、実際にジョブ処理を行なうソフトウエアモジュール
(配信アフ゜リ)へ要求を発行する(シーケンス2303,
2304,2305,2306)。そして、文書蓄積サ
ーバに文書を転送する(シーケンス2307)。
【0126】ジョブ処理が終了後、ジョブ発行のアクシ
ョンに対して、完了通知がなされるので、その時にバイ
ンダとして保管する(シーケンス2308,230
9)。その際に、同一利用者のバインダが存在すれば、
そのバインダの内部に、今回のバインダも保管する(シ
ーケンス2310)。バインダは、バインダの内部にも
バインダを格納できる構成とする。
【0127】バインダをマージするかどうかは、発明者
名称および/またはバインダ生成の期間(例えば、1週
間ごとに新規バインダを作成する)などの要因から、自
動的に判断される(シーケンス2311,2312)。
なお、バインダの入れ子構造は、図24で定義される。
【0128】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、画像文書
サーバ、クライアントPCで、それぞれ圧縮、伸長が可
能な組み合わせを保有し、ネットワーク上は圧縮された
画像文書を通過させることにより、ネットワーク上に分
散された画像処理システムの画像文書転送の高速化と効
率化を実現することができる。これにより、ネットワー
ク上を通過するデータ量を減らし、かつ、クライアント
側で、必ずその画像文書を伸長(解凍)できる。また、
クライアントでは、伸長プログラムと対になる圧縮プロ
グラムをダウンロードすることにより、必ずその画像文
書を伸長(解凍)できる。
【0129】また、本発明によれば、アドレス帳が更新
されるたびに配信文書サーバからアドレス帳がブロード
キャストされるのではなく、画像文書サーバ側が必要に
応じて、アドレス帳を取得することにより、無駄な通信
を発生させないようにすることにある。
【0130】また、本発明によれば、文書を一括して読
み取った後に送信するのか、1ページ読み取るたびに送
信するのか、1ページに満たないバンドを読み取ったた
びに送信するのかを選択できるので、画像処理サーバの
性能や受け取り側のPCの性能を考慮した画像文書配信
を行うことができる。
【0131】さらに、本発明によれば、バインダという
概念を用いることにより、複数の文書に対するジョブ処
理を一元管理でき、利用者の1回の処理をひとつのバイ
ンダという形式で内部に保持することにより、バインダ
単位での動作結果の確認及びバインダ単位での動作の再
実行処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1ないし第4の実施形態のハードウ
エア構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1ないし第4の実施形態のソフトウ
エア構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1ないし第3の実施形態におけるネ
ットワーク分散環境におけるドキュメント処理システム
のシステム構成を示す図である。
【図4】第1の実施形態における画像文書サーバ、ブロ
ーカ、クライアントPC間のインタラクションと画像文
書サーバの処理手順を示す図である。
【図5】第1の実施形態におけるクライアントPC毎に
圧縮ミドルウエアがダウンロードされるイベントシーケ
ンスを示す図である。
【図6】第1の実施形態における画像処理サーバのソフ
トウエア実行環境の能力交換と、それに適したミドルウ
エアダウンロードのイベントシーケンスと、クライアン
トPCの処理シーケンスを示す図である。
【図7】第1の実施形態において、事前に、宛先毎の圧
縮ミドルウエアをクライアントPCから取得し、ブロー
カ側で保持しておく時のブローカの処理手順とイベント
シーケンスを示す図である。
【図8】第1の実施形態において、利用者からの画像文
書配信要求時にクライアントPCからミドルウエアを取得
することなく、ブローカとのインタラクションのみで適
切な圧縮ミドルウエアによる圧縮画像をクライアントPC
で配信するシーケンスを示す図である。
【図9】第2の実施形態における画像文書サーバ、配信
文書サーバ、クライアントPC間のインタラクションと
画像文書サーバの処理手順を示す図である。
【図10】第2の実施形態における画像文書サーバの電
力状態の状態遷移図である。
【図11】第2の実施形態において省電力からの復帰時
にアドレス帳の取得を行う際の画像文書サーバの処理手
順を示すフローチャートである。
【図12】第2の実施形態において、宛先キー押下時に
アドレス帳を確認・取得する時の処理手順を示す図であ
る。
【図13】第2の実施形態において、初期設定情報とし
てアドレス帳更新タイミングを利用者が登録可能とする
時の画面例を示す図である。
【図14】第3の実施形態におけるモジュール構成を示
す図である。
【図15】第3の実施形態における書誌情報の構成を示
す図である。
【図16】第3の実施形態における一つの文書に一つの
書誌情報が有り、文書内のページのリンク情報と、読取
機器の情報などの情報を保有するときのドキュメント単
位の処理シーケンスを示す図である。
【図17】第3の実施形態におけるページ単位の処理シ
ーケンスを示す図である。
【図18】第3の実施形態において、実行途中で、メモ
リなしを検出し、その後、ページ単位のインタラクショ
ンを行う処理シーケンスを示す図である。
【図19】第4の実施形態おけるモジュール構成を示す
図である。
【図20】図19における詳細クラス図である。
【図21】第4の実施形態におけるバインダ単位の処理
シーケンスを示す図である。
【図22】第4の実施形態におけるスケジューラの動作
を示す説明図である。
【図23】第4の実施形態におけるコピーなどからの転
送要求受信後のシーケンスを示す図である。
【図24】第4の実施形態におけるバインダの入れ子構
造の定義を示す図である。
【符号の説明】
1 ROM 2 RAM 3 NVRAM 4 DSP 5 操作パネルとパネル制御部 6 スキャン/プリントエンジンとエンジン制御部 7 記憶装置とディスクドライバ 8 通信制御部 9 モデム

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読み取られる原稿を順次セットする原稿
    供給手段と読み取りを実行する読み取り手段を有するイ
    メージ入力装置およびイメージデータを保存するイメー
    ジ蓄積装置を備えた画像文書サーバと、入力文書を受け
    取るクライアントと、アドレス帳などを管理する文書ブ
    ローカとが、ネットワーク上に分散配置されている画像
    処理システムにおいて、 前記クライアントから画像文書サーバへ圧縮ミドルウエ
    アをダウンロードし、画像文書サーバは、読取文書をそ
    の圧縮方式に従って圧縮し、ネットワーク転送すること
    を特徴とする画像処理システム。
  2. 【請求項2】 画像文書側のソフトウエア実行環境の能
    力をクライアント側へ通知し、クライアント側は、その
    能力に応じた圧縮ミドルウエアをダウンロードすること
    を特徴とする請求項1記載の画像処理システム。
  3. 【請求項3】 文書ブローカが管理するアドレス帳の宛
    先に圧縮ドルウエアを保有し、利用者が宛先を選択し、
    画像を配信することにより、自動的に該当する圧縮ミド
    ルウエアが動作することを特徴とする請求項1記載の画
    像処理システム。
  4. 【請求項4】 読み取られる原稿を順次セットするフィ
    ーダー部と読み取りを実行するスキャン部を有するイメ
    ージ入力装置およびイメージデータを保存する画像蓄積
    装置を備えた画像文書サーバと、アドレス帳を管理し画
    像文書を配信する配信文書サーバと、画像文書を受け取
    るクライアントとが、ネットワーク上に分散配置されて
    いるドキュメント処理システムにおいて、 配信文書サーバにおいてアドレス帳が更新された場合、
    配信文書サーバは能動的に画像文書サーバに対してアド
    レス帳更新の伝達を行わず、配信文書サーバが必要に応
    じてアドレス帳を取得することを特徴とする画像処理シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 配信文書サーバがアドレス帳を取得する
    タイミングが、省電力状態から復帰したタイミングであ
    ることを特徴とする請求項4記載の画像処理システム。
  6. 【請求項6】 配信文書サーバがアドレス帳を取得する
    タイミングを、利用者が登録する手段を備えていること
    を特徴とする請求項4記載の画像処理システム。
  7. 【請求項7】 読み取られる原稿を順次セットするフィ
    ーダー部と読み取りを実行するスキャン部を有するイメ
    ージ入力装置およびイメージデータを保存する画像蓄積
    装置を備えた画像文書サーバと、アドレス帳を管理し画
    像文書を配信する配信文書サーバと、画像文書を受け取
    るクライアントとが、ネットワーク上に分散配置されて
    いる画像処理システムにおいて、 複数のページから構成される原稿を順次スキャンし、ス
    キャンした画像をクライアントに送信する際の画像文書
    サーバ内での画像のプール単位が、文書単位、ページ単
    位、バンド単位の3種類のうち少なくとも2種類以上選
    択可能なことを特徴とする画像処理システム。
  8. 【請求項8】 前記文書単位、ページ単位、バンド単位
    の3つの画像プール単位が、処理実行時に自動的に切り
    替わることを特徴とする請求項7記載の画像処理システ
    ム。
  9. 【請求項9】 複数ページの画像を送信し、その後に、
    文書としてのページのリンク情報を送信することを特徴
    とする請求項7記載の画像処理システム。
  10. 【請求項10】 読み取られる紙原稿を順次セットする
    フィーダー部と読み取りを実行するスキャン部を有する
    画像入力装置および画像文書を保存する画像蓄積装置を
    備えた画像文書サーバと、アドレス帳を管理し画像文書
    を配信する配信文書サーバと、画像文書を受け取るクラ
    イアントとが、ネットワーク上に分散配置されている画
    像処理システムにおいて、 画像文書の管理を、複数の文書を保持するバインダ、複
    数のバインダを保持するキャビネットという階層構造で
    行なっている画像文書配信装置を備え、 前記画像文書配信装置は、複数の画像文書から構成され
    るバインダ単位でネットワーク送出し、バインダ単位で
    の送出動作の起動、実行、停止の管理、及び次のバイン
    ダへのスケジューリングを行うことを特徴とする画像処
    理システム。
  11. 【請求項11】 動作履歴として、個別の文書単位に行
    うことなくバインダ単位で記録することを特徴とする請
    求項10記載の画像処理システム。
  12. 【請求項12】 コピー、ファクス、プリンタなどの処
    理に伴って自動的にバインダを生成することを特徴とす
    る請求項10記載の画像処理システム。
  13. 【請求項13】 コピー、ファクス、プリンタ処理に伴
    うバインダ生成において、利用者及び一定期間単位でバ
    インダをマージすることを特徴とする請求項12記載の
    画像処理システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009065517A (ja) * 2007-09-07 2009-03-26 Seiko Epson Corp 複合機
US7616337B2 (en) 2004-06-08 2009-11-10 Canon Kabushiki Kaisha Printing apparatus that allows an information device to transmit a print instruction to a public printer via a server even when the information device does not know the access address of the server in advance
US7640243B2 (en) * 2004-12-16 2009-12-29 Kabushiki Kaisha Toshiba Image forming apparatus including a document storing section
US7777906B2 (en) 2005-04-01 2010-08-17 Canon Kabushiki Kaisha Document management system, document management method, and program
US8265430B2 (en) 2008-04-14 2012-09-11 Ricoh Company, Ltd. Image processing system, image processing method, and storage medium

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