JP2003094289A - 主軸ベルト監視プログラム、主軸ベルト監視装置、主軸ベルト監視装置付きcnc工作機械 - Google Patents
主軸ベルト監視プログラム、主軸ベルト監視装置、主軸ベルト監視装置付きcnc工作機械Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 主軸ベルト7のすべりを監視して所定の条件
以上のすべりが発生したときに警告表示等を発するよう
にして、作業者が容易に適切なメンテナンスを行えるよ
うにすることや、主軸ベルト7にすべりが発生した場合
において加工精度の低下を防止したり刃具やワークの破
損を防止することにある。 【解決手段】 CNC工作機械のコンピュータ2と通信
回線で連結したベルト管理コンピュータ1及び、主軸速
度検出器4とモータ速度検出器6のデータをリニアタイ
ムに入手してすべり率を計算し、すべり率が所定の条件
を越えたときに警告表示を出す、CNC工作機械を停止
する、送りオーバーライドを段階的にかけるなどの、制
御信号をCNC工作機械のコンピュータに送る機能を実
現させるプログラムとからなる主軸ベルト監視装置など
とした。
以上のすべりが発生したときに警告表示等を発するよう
にして、作業者が容易に適切なメンテナンスを行えるよ
うにすることや、主軸ベルト7にすべりが発生した場合
において加工精度の低下を防止したり刃具やワークの破
損を防止することにある。 【解決手段】 CNC工作機械のコンピュータ2と通信
回線で連結したベルト管理コンピュータ1及び、主軸速
度検出器4とモータ速度検出器6のデータをリニアタイ
ムに入手してすべり率を計算し、すべり率が所定の条件
を越えたときに警告表示を出す、CNC工作機械を停止
する、送りオーバーライドを段階的にかけるなどの、制
御信号をCNC工作機械のコンピュータに送る機能を実
現させるプログラムとからなる主軸ベルト監視装置など
とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータによ
る数値制御を行ういわゆるCNC工作機械において、モ
ータの動力を主軸に伝達するいわゆる主軸ベルトのすべ
りを監視して、大きなトラブルに至る前に警告を発した
り機械を停止させ、刃具を破損させるといった重大な事
故に至ることを防止し、作業者の主軸ベルトに関するメ
ンテナンスを容易にした主軸ベルト監視プログラム、主
軸ベルト監視装置、主軸ベルト監視装置付きCNC工作
機械などに関する。
る数値制御を行ういわゆるCNC工作機械において、モ
ータの動力を主軸に伝達するいわゆる主軸ベルトのすべ
りを監視して、大きなトラブルに至る前に警告を発した
り機械を停止させ、刃具を破損させるといった重大な事
故に至ることを防止し、作業者の主軸ベルトに関するメ
ンテナンスを容易にした主軸ベルト監視プログラム、主
軸ベルト監視装置、主軸ベルト監視装置付きCNC工作
機械などに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のCNC工作機械においては、主軸
ベルトのすべりを監視して機械の制御にフィードバック
するような機能はなかった。主軸ベルトは、モータの回
転動力をモータに取り付けたプーリを介して受け取り主
軸に取り付けたプーリを介して主軸に伝達するものであ
る。ベルトやプーリに潤滑油や切削油などが付着した
り、ベルトそのものが劣化したり、ベルトの伸びなどに
より張力が低下するなどの原因により、ベルトとプーリ
間の摩擦力は低下する。ベルトとプーリ間の摩擦力より
も刃具がワークを加工するときの負荷が大きくなると、
ベルトとプーリ間にすべりが発生するようになる。これ
を主軸ベルトのすべりという。主軸ベルトにすべりが発
生するとベルトの寿命が短期に尽きたり、主軸の回転数
が低下することにより加工のサイクルタイムが長くなっ
たり、主軸の回転むらにより加工精度が低下するなどの
問題を生じる。また、主軸ベルトのすべりが大きくなり
主軸停止に至った場合は刃具やワークを破損させる重大
事故を起こす場合がある。また刃具の送り指令方法に
は、刃具の送り速度を主軸の回転に合わせる毎回転送り
と、主軸の回転速度と関係なく刃具を一定の速度で送る
毎分送りとあるが、毎分送りのときは主軸ベルトのすべ
りによりワークの回転速度が遅れると、加工精度が低下
したり刃具又はワークが破損するなどの問題が生じる。
特に、ワークに刃具を押し付けることにより刃具自身も
ワークの回転と共に回転するいわゆる回転工具を使用し
た場合は、回転しない刃具を押し付ける場合もありワー
クや刃具を破損させる事故を起こしやすい。
ベルトのすべりを監視して機械の制御にフィードバック
するような機能はなかった。主軸ベルトは、モータの回
転動力をモータに取り付けたプーリを介して受け取り主
軸に取り付けたプーリを介して主軸に伝達するものであ
る。ベルトやプーリに潤滑油や切削油などが付着した
り、ベルトそのものが劣化したり、ベルトの伸びなどに
より張力が低下するなどの原因により、ベルトとプーリ
間の摩擦力は低下する。ベルトとプーリ間の摩擦力より
も刃具がワークを加工するときの負荷が大きくなると、
ベルトとプーリ間にすべりが発生するようになる。これ
を主軸ベルトのすべりという。主軸ベルトにすべりが発
生するとベルトの寿命が短期に尽きたり、主軸の回転数
が低下することにより加工のサイクルタイムが長くなっ
たり、主軸の回転むらにより加工精度が低下するなどの
問題を生じる。また、主軸ベルトのすべりが大きくなり
主軸停止に至った場合は刃具やワークを破損させる重大
事故を起こす場合がある。また刃具の送り指令方法に
は、刃具の送り速度を主軸の回転に合わせる毎回転送り
と、主軸の回転速度と関係なく刃具を一定の速度で送る
毎分送りとあるが、毎分送りのときは主軸ベルトのすべ
りによりワークの回転速度が遅れると、加工精度が低下
したり刃具又はワークが破損するなどの問題が生じる。
特に、ワークに刃具を押し付けることにより刃具自身も
ワークの回転と共に回転するいわゆる回転工具を使用し
た場合は、回転しない刃具を押し付ける場合もありワー
クや刃具を破損させる事故を起こしやすい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した問題
を解決するためなされたもので、その目的とするところ
は、主軸ベルトのすべりを監視して所定の条件以上のす
べりが発生したときに警告表示を発するようにして、作
業者が潤滑油とか切削油などの付着を取り除いたり、劣
化したベルトを取り替えたり、ベルトの張力を強めたり
して容易に適切なメンテナンスを行えるようにすること
にある。また、主軸ベルトの最適なメンテナンスの実施
を可能とすることにより、主軸ベルトの早期消耗を防止
し、加工のサイクルタイムが長くなったり加工精度が悪
くなることを防止することにある。また、主軸停止に至
る前に機械を停止させることにより、刃具やワークを破
損させる重大事故の発生を防止することにある。さら
に、刃具の送り指令方法が毎分送りであって、かつ、す
べり率が所定の値を越えたときに、送りオーバーライド
をかけて加工精度の低下を防止したり刃具又はワークの
破損を防止することにある。
を解決するためなされたもので、その目的とするところ
は、主軸ベルトのすべりを監視して所定の条件以上のす
べりが発生したときに警告表示を発するようにして、作
業者が潤滑油とか切削油などの付着を取り除いたり、劣
化したベルトを取り替えたり、ベルトの張力を強めたり
して容易に適切なメンテナンスを行えるようにすること
にある。また、主軸ベルトの最適なメンテナンスの実施
を可能とすることにより、主軸ベルトの早期消耗を防止
し、加工のサイクルタイムが長くなったり加工精度が悪
くなることを防止することにある。また、主軸停止に至
る前に機械を停止させることにより、刃具やワークを破
損させる重大事故の発生を防止することにある。さら
に、刃具の送り指令方法が毎分送りであって、かつ、す
べり率が所定の値を越えたときに、送りオーバーライド
をかけて加工精度の低下を防止したり刃具又はワークの
破損を防止することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】CNC工作機械と通信回
線で連結したベルト管理コンピュータであって、予め実
測し求めた速度比データと判定用パラメータA、C、E
と時間パラメータB、D、Fのデータをそれぞれ保有す
るものを制御して、CNC工作機械のコンピュータに所
定の制御信号を送る機能をベルト管理コンピュータに実
現させるプログラムとする。前記速度比データは、予め
CNC工作機械をワークを加工しない状態で複数のモー
タ速度で運転(以下単に「測定運転」という。)して複
数のモータ回転速度毎に主軸の回転速度を実測し、{モ
ータ速度平均値/主軸速度平均値(以下単に「速度比計
算式」という。)}で求めた数値であり、前記判定用パ
ラメータとしてAを3〜10%、Cを20〜30%、E
を40〜60%の範囲から適宜それぞれの数値を設定
し、時間パラメータの数値としてB、D、F共に0.5
〜1秒の範囲から適宜それぞれ設定し記録させておく。
そして、CNC工作機械でワークを加工中に、主軸速度
検出器とモータ速度検出器のデータをリアルタイムに入
力し、{(モータ速度/速度比−主軸速度)×100
(以下単に「すべり率計算式」という。)}ですべり率
を計算し記録するステップと、すべり率がA%以上の状
態がB秒続いたときに警告表示を行うようCNC工作機
械のコンピュータに制御信号を送るステップと、すべり
率がC%以上の状態がD秒続いたときには現在加工中の
ワークの加工が終わり次第機械を停止するよう、CNC
工作機械のコンピュータに制御信号を送るステップと、
すべり率がE%以上の状態がF秒続いたときには即座に
機械を停止するよう、CNC工作機械のコンピュータに
制御信号を送るステップとを有することを特徴とするプ
ログラムとする。
線で連結したベルト管理コンピュータであって、予め実
測し求めた速度比データと判定用パラメータA、C、E
と時間パラメータB、D、Fのデータをそれぞれ保有す
るものを制御して、CNC工作機械のコンピュータに所
定の制御信号を送る機能をベルト管理コンピュータに実
現させるプログラムとする。前記速度比データは、予め
CNC工作機械をワークを加工しない状態で複数のモー
タ速度で運転(以下単に「測定運転」という。)して複
数のモータ回転速度毎に主軸の回転速度を実測し、{モ
ータ速度平均値/主軸速度平均値(以下単に「速度比計
算式」という。)}で求めた数値であり、前記判定用パ
ラメータとしてAを3〜10%、Cを20〜30%、E
を40〜60%の範囲から適宜それぞれの数値を設定
し、時間パラメータの数値としてB、D、F共に0.5
〜1秒の範囲から適宜それぞれ設定し記録させておく。
そして、CNC工作機械でワークを加工中に、主軸速度
検出器とモータ速度検出器のデータをリアルタイムに入
力し、{(モータ速度/速度比−主軸速度)×100
(以下単に「すべり率計算式」という。)}ですべり率
を計算し記録するステップと、すべり率がA%以上の状
態がB秒続いたときに警告表示を行うようCNC工作機
械のコンピュータに制御信号を送るステップと、すべり
率がC%以上の状態がD秒続いたときには現在加工中の
ワークの加工が終わり次第機械を停止するよう、CNC
工作機械のコンピュータに制御信号を送るステップと、
すべり率がE%以上の状態がF秒続いたときには即座に
機械を停止するよう、CNC工作機械のコンピュータに
制御信号を送るステップとを有することを特徴とするプ
ログラムとする。
【0005】さらに、判定用パラメータの数値としてK
を40〜60%の範囲から適宜数値を設定し、時間パラ
メータの数値としてHを0.1〜0.5秒、Gを0.2
〜0.5秒のそれぞれの範囲から適宜数値を設定し記録
させておく。そして主軸速度検出器のデータについて、
古いデータを消去しつつ常に最新のH秒分の主軸速度デ
ータを記録するステップであって、H秒間に少なくとも
常に3個以上の主軸速度データを記録するステップと、
すべり率がK値以上になったときに、主軸速度データを
yとし時間のデータをxとして、最小2乗法により1次
の回帰直線又は2次の回帰曲線y=f(x)を求め、x
にGを代入したときにy≦0となったときに即座に機械
を停止するよう、CNC工作機械のコンピュータに制御
信号を送るステップを有することを特徴とするプログラ
ムとする。
を40〜60%の範囲から適宜数値を設定し、時間パラ
メータの数値としてHを0.1〜0.5秒、Gを0.2
〜0.5秒のそれぞれの範囲から適宜数値を設定し記録
させておく。そして主軸速度検出器のデータについて、
古いデータを消去しつつ常に最新のH秒分の主軸速度デ
ータを記録するステップであって、H秒間に少なくとも
常に3個以上の主軸速度データを記録するステップと、
すべり率がK値以上になったときに、主軸速度データを
yとし時間のデータをxとして、最小2乗法により1次
の回帰直線又は2次の回帰曲線y=f(x)を求め、x
にGを代入したときにy≦0となったときに即座に機械
を停止するよう、CNC工作機械のコンピュータに制御
信号を送るステップを有することを特徴とするプログラ
ムとする。
【0006】さらに、判定用パラメータJの数値として
3〜10%の範囲から適宜数値を設定し記録させてお
く。そして刃具の送り指令方法が毎分送りであって、か
つ、すべり率がJ%以上になったときに送りオーバーラ
イドをかけ、J%以上のすべり率が発生している間は所
定の時間をおいて送りオーバーライドをかけるステップ
を繰り返し段階的に行うようにしたことを特徴とするプ
ログラムとする。また、CNC工作機械と通信回線を介
して連結可能なベルト管理コンピュータと、その主記憶
装置に記録したプログラムであって上記したプログラム
とからなる主軸ベルト監視装置とする。さらに、CNC
工作機械であって上記した主軸ベルト監視装置を有する
ことを特徴とするCNC工作機械とする。
3〜10%の範囲から適宜数値を設定し記録させてお
く。そして刃具の送り指令方法が毎分送りであって、か
つ、すべり率がJ%以上になったときに送りオーバーラ
イドをかけ、J%以上のすべり率が発生している間は所
定の時間をおいて送りオーバーライドをかけるステップ
を繰り返し段階的に行うようにしたことを特徴とするプ
ログラムとする。また、CNC工作機械と通信回線を介
して連結可能なベルト管理コンピュータと、その主記憶
装置に記録したプログラムであって上記したプログラム
とからなる主軸ベルト監視装置とする。さらに、CNC
工作機械であって上記した主軸ベルト監視装置を有する
ことを特徴とするCNC工作機械とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下本発明の1実施例を図面に示
し説明する。CNC工作機械ではモータ5の回転動力を
主軸ベルト7を介して主軸3に伝達している。また、C
NC工作機械のコンピュータ2は数値制御コンピュー
タ、主軸モータ制御装置、プログラマブルコントローラ
(PLC)などで構成している。本発明に係るベルト管
理コンピュータ1はモータの速度を検出するモータ速度
検出器6及び主軸の速度を検出する主軸速度検出器4と
通信回路で接続しそのデータをリアルタイムで入手す
る。本実施例では10m秒毎にデータを入手し5分間分
のデータを記録して古いデータを順次消去するようにし
た。また、CNC工作機械のコンピュータ2とデジタル
入出力信号線からなる通信回路で接続し制御信号を送る
機能を有している。さらに、本発明に係るベルト管理コ
ンピュータ1のデータベースには速度比データ11、判
定パラメータ12、時間パラメータ13などを入力して
ある。速度比データ11は、予めCNC工作機械を測定
運転し、各モータ回転速度毎に主軸の速度を実測し、速
度比計算式で速度比を求め速度比データ11とした。主
軸ベルト7の劣化などの経時変化に伴う速度比の変化に
対応するため、CNC工作機械の測定運転と回転速度の
実測、速度比の計算、速度比データの差し替え入力は時
々行うのが望ましく、3〜6月に1回程度行うことが好
ましい。判定用パラメータ12のA及びJとしては3〜
10%の範囲で設定すると好ましいので本実施例では
A、J共に5%に設定し、Cとしては20〜30%の範
囲で設定すると好ましいので本実施例ではCを25%に
設定し、E及びKとしては40〜60%の範囲で設定す
ると好ましいので本実施例ではE及びKを50%に設定
しそれぞれ入力した。時間パラメータの数値としてB、
D、Fは共に0.5〜1秒の範囲で設定すると好ましい
ので本実施例ではB、D、F共に0.7秒に設定し、G
は0.2〜0.5秒の範囲で設定すると好ましいので本
実施例では0.3秒に設定し、Hは0.1〜0.5秒の
範囲で設定すると好ましいので本実施例では0.1秒に
設定しそれぞれ入力した。
し説明する。CNC工作機械ではモータ5の回転動力を
主軸ベルト7を介して主軸3に伝達している。また、C
NC工作機械のコンピュータ2は数値制御コンピュー
タ、主軸モータ制御装置、プログラマブルコントローラ
(PLC)などで構成している。本発明に係るベルト管
理コンピュータ1はモータの速度を検出するモータ速度
検出器6及び主軸の速度を検出する主軸速度検出器4と
通信回路で接続しそのデータをリアルタイムで入手す
る。本実施例では10m秒毎にデータを入手し5分間分
のデータを記録して古いデータを順次消去するようにし
た。また、CNC工作機械のコンピュータ2とデジタル
入出力信号線からなる通信回路で接続し制御信号を送る
機能を有している。さらに、本発明に係るベルト管理コ
ンピュータ1のデータベースには速度比データ11、判
定パラメータ12、時間パラメータ13などを入力して
ある。速度比データ11は、予めCNC工作機械を測定
運転し、各モータ回転速度毎に主軸の速度を実測し、速
度比計算式で速度比を求め速度比データ11とした。主
軸ベルト7の劣化などの経時変化に伴う速度比の変化に
対応するため、CNC工作機械の測定運転と回転速度の
実測、速度比の計算、速度比データの差し替え入力は時
々行うのが望ましく、3〜6月に1回程度行うことが好
ましい。判定用パラメータ12のA及びJとしては3〜
10%の範囲で設定すると好ましいので本実施例では
A、J共に5%に設定し、Cとしては20〜30%の範
囲で設定すると好ましいので本実施例ではCを25%に
設定し、E及びKとしては40〜60%の範囲で設定す
ると好ましいので本実施例ではE及びKを50%に設定
しそれぞれ入力した。時間パラメータの数値としてB、
D、Fは共に0.5〜1秒の範囲で設定すると好ましい
ので本実施例ではB、D、F共に0.7秒に設定し、G
は0.2〜0.5秒の範囲で設定すると好ましいので本
実施例では0.3秒に設定し、Hは0.1〜0.5秒の
範囲で設定すると好ましいので本実施例では0.1秒に
設定しそれぞれ入力した。
【0008】本実施例では、モータ5の回転数が毎分2
00回を越える回転速度で回っているときにモータ5は
回っていると判断しベルト管理コンピュータ1は動作す
る。主軸3はその最高回転数の1/(20〜50)以上
の回転数で加工するのが好ましく、本実施例ではモータ
5の最高回転数は毎分8000回転であり、毎分200
回以下のモータ回転数で加工するのは好ましくないから
である。請求項1及び請求項2に記載した発明の1実施
例に係るベルト管理コンピュータ1の主記憶装置に記録
したプログラムは以下の機能をベルト管理コンピュータ
1に実現させる。CNC工作機械でワークを加工中に、
主軸速度検出器4とモータ速度検出器6のデータをリア
ルタイムに入力し、すべり率計算式ですべり率を計算し
て記録する。すべり率がA値である5%を越えた状態が
B値である0.7秒続いたときに警告表示を行うようC
NC工作機械のコンピュータ2に制御信号を送る。ま
た、すべり率がC値である25%を越えた状態がD値で
ある0.7秒続いたときには現在加工中のワークの加工
が終わり次第機械を停止するよう、CNC工作機械のコ
ンピュータ2に制御信号を送る。さらに、すべり率がE
値である50%を越えた状態がF値である0.7秒続い
たときには即座に機械を停止するよう、CNC工作機械
のコンピュータ2に制御信号を送る。
00回を越える回転速度で回っているときにモータ5は
回っていると判断しベルト管理コンピュータ1は動作す
る。主軸3はその最高回転数の1/(20〜50)以上
の回転数で加工するのが好ましく、本実施例ではモータ
5の最高回転数は毎分8000回転であり、毎分200
回以下のモータ回転数で加工するのは好ましくないから
である。請求項1及び請求項2に記載した発明の1実施
例に係るベルト管理コンピュータ1の主記憶装置に記録
したプログラムは以下の機能をベルト管理コンピュータ
1に実現させる。CNC工作機械でワークを加工中に、
主軸速度検出器4とモータ速度検出器6のデータをリア
ルタイムに入力し、すべり率計算式ですべり率を計算し
て記録する。すべり率がA値である5%を越えた状態が
B値である0.7秒続いたときに警告表示を行うようC
NC工作機械のコンピュータ2に制御信号を送る。ま
た、すべり率がC値である25%を越えた状態がD値で
ある0.7秒続いたときには現在加工中のワークの加工
が終わり次第機械を停止するよう、CNC工作機械のコ
ンピュータ2に制御信号を送る。さらに、すべり率がE
値である50%を越えた状態がF値である0.7秒続い
たときには即座に機械を停止するよう、CNC工作機械
のコンピュータ2に制御信号を送る。
【0009】また、請求項3及び請求項4に記載した発
明の1実施例に係るベルト管理コンピュータ1の主記憶
装置に記録したプログラムは以下の機能をベルト管理コ
ンピュータ1に実現させる。本実施例では主軸速度検出
器4のデータを10m秒毎に入手し、H値である0.1
秒分のデータに当たる10個の最新データを常に記録す
る。すべり率がK値である50%以上になったときに、
主軸速度データをyとし時間のデータをxとして、最小
2乗法により2次の回帰曲線y=f(x)を求め、xに
G値である0.3秒を代入したときにy≦0となったと
きに即座に機械を停止するよう、CNC工作機械のコン
ピュータに制御信号を送る。なお、本実施例では2次の
回帰曲線を求めたが、1次の回帰直線を求めるようにし
ても大差のない効果は得られると考える。
明の1実施例に係るベルト管理コンピュータ1の主記憶
装置に記録したプログラムは以下の機能をベルト管理コ
ンピュータ1に実現させる。本実施例では主軸速度検出
器4のデータを10m秒毎に入手し、H値である0.1
秒分のデータに当たる10個の最新データを常に記録す
る。すべり率がK値である50%以上になったときに、
主軸速度データをyとし時間のデータをxとして、最小
2乗法により2次の回帰曲線y=f(x)を求め、xに
G値である0.3秒を代入したときにy≦0となったと
きに即座に機械を停止するよう、CNC工作機械のコン
ピュータに制御信号を送る。なお、本実施例では2次の
回帰曲線を求めたが、1次の回帰直線を求めるようにし
ても大差のない効果は得られると考える。
【0010】さらに、請求項5及び請求項6の発明の1
実施例に係るベルト管理コンピュータ1の主記憶装置に
記録したプログラムは以下の機能をベルト管理コンピュ
ータ1に実現させる。CNC工作機械でワークを加工中
に、主軸速度検出器4とモータ速度検出器6のデータを
10m秒毎に入力し、すべり率計算式ですべり率を計算
し記録する。刃具の送り指令方法が毎分送りであって、
かつ、すべり率がJ値である5%以上になったときに送
り速度のオーバーライド(CNCコンピュータの指令速
度に対する減速後の指令速度の割合)を10%低減する
ようCNC工作機械のコンピュータに制御信号を送る。
そして、50m秒毎にすべり率がJ値である5%以上か
否か判断し、5%以上のすべり率が発生している場合は
さらに送り速度のオーバーライドを10%低減するよう
CNC工作機械のコンピュータに制御信号を送る。この
ように、送りオ−バーライドをかけるステップを繰り返
し行うようにするが、最大で50%の低減に止めこれ以
上の送り速度の低減はしないものとした。
実施例に係るベルト管理コンピュータ1の主記憶装置に
記録したプログラムは以下の機能をベルト管理コンピュ
ータ1に実現させる。CNC工作機械でワークを加工中
に、主軸速度検出器4とモータ速度検出器6のデータを
10m秒毎に入力し、すべり率計算式ですべり率を計算
し記録する。刃具の送り指令方法が毎分送りであって、
かつ、すべり率がJ値である5%以上になったときに送
り速度のオーバーライド(CNCコンピュータの指令速
度に対する減速後の指令速度の割合)を10%低減する
ようCNC工作機械のコンピュータに制御信号を送る。
そして、50m秒毎にすべり率がJ値である5%以上か
否か判断し、5%以上のすべり率が発生している場合は
さらに送り速度のオーバーライドを10%低減するよう
CNC工作機械のコンピュータに制御信号を送る。この
ように、送りオ−バーライドをかけるステップを繰り返
し行うようにするが、最大で50%の低減に止めこれ以
上の送り速度の低減はしないものとした。
【0011】
【発明の効果】本発明により、主軸ベルトのすべりを監
視して所定の条件以上のすべりが発生したときに警告表
示を発するようにして、作業者が潤滑油や切削油などの
付着を取り除いたり、劣化したベルトを取り替えたり、
ベルトの張力を強めたりして容易に適切なメンテナンス
を行えるようにする効果があった。また、主軸ベルトの
最適なメンテナンスの実施を可能としたため、主軸ベル
トの早期消耗を防止することができ、加工のサイクルタ
イムが長くなったり加工精度が悪くなることを防止する
効果があった。また、主軸停止に至る前に機械を停止さ
せることができたので、刃具やワークを破損させる重大
事故の発生を防止する効果があった。さらに、刃具の送
り指令方法が毎分送りのときにおいて、すべり率が所定
の値を越えたときに送りオーバーライドをかけるように
したので、加工精度の低下を防止したり刃具又はワーク
の破損を防止する効果があった。
視して所定の条件以上のすべりが発生したときに警告表
示を発するようにして、作業者が潤滑油や切削油などの
付着を取り除いたり、劣化したベルトを取り替えたり、
ベルトの張力を強めたりして容易に適切なメンテナンス
を行えるようにする効果があった。また、主軸ベルトの
最適なメンテナンスの実施を可能としたため、主軸ベル
トの早期消耗を防止することができ、加工のサイクルタ
イムが長くなったり加工精度が悪くなることを防止する
効果があった。また、主軸停止に至る前に機械を停止さ
せることができたので、刃具やワークを破損させる重大
事故の発生を防止する効果があった。さらに、刃具の送
り指令方法が毎分送りのときにおいて、すべり率が所定
の値を越えたときに送りオーバーライドをかけるように
したので、加工精度の低下を防止したり刃具又はワーク
の破損を防止する効果があった。
【図1】CNC工作機械とベルト管理コンピュータの1
実施例の接続図である。
実施例の接続図である。
【図2】ベルト管理コンピュータの1実施例の構成図で
ある。
ある。
【図3】送りオーバーライドをかける制御信号を出すフ
ローチャート図である。
ローチャート図である。
1:ベルト管理コンピュータ 2:CNC工作
機械のコンピュータ 3:主軸 4:主軸速度検
出器 5:モータ 6:モータ速度
検出器 7:主軸ベルト 11:速度比デー
タ 12:判定用パラメータ 13:時間パラ
メータ
機械のコンピュータ 3:主軸 4:主軸速度検
出器 5:モータ 6:モータ速度
検出器 7:主軸ベルト 11:速度比デー
タ 12:判定用パラメータ 13:時間パラ
メータ
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(72)発明者 石川 信幸
愛知県知立市山町茶碓山19番地 富士機械
製造株式会社内
(72)発明者 古川 和也
愛知県知立市山町茶碓山19番地 富士機械
製造株式会社内
(72)発明者 岡田 雅博
愛知県知立市山町茶碓山19番地 富士機械
製造株式会社内
Fターム(参考) 3C001 KA04 KB10 SB03 SB04 TA05
TB05 TC03 TC05 TD05
Claims (9)
- 【請求項1】 CNC工作機械のコンピュータと通信回
線で連結してなるベルト管理コンピュータを制御して、
前記CNC工作機械のコンピュータに制御信号を送る機
能を前記ベルト管理コンピュータに実現させるプログラ
ムであって、 予め実測し求めた速度比を記録した速度比データと、予
め設定したA、C、E(単位は%)の数値を判定用パラ
メータとして記録したデータと、予め設定したB、D、
F(単位は秒)の数値を時間パラメータとして記録した
データの入力を受け入れそれぞれ保有する機能を有し、 CNC工作機械でワークを加工中に、主軸速度検出器と
モータ速度検出器のデータをリアルタイムに入力し、す
べり率計算式によりすべり率を計算し記録するステップ
と、 前記すべり率がA%以上の状態がB秒続いたときに警告
表示を行うようCNC工作機械のコンピュータに制御信
号を送るステップと、 前記すべり率がC%以上の状態がD秒続いたときには現
在加工中のワークの加工が終わり次第機械を停止するよ
う、CNC工作機械のコンピュータに制御信号を送るス
テップと、 前記すべり率がE%以上の状態がF秒続いたときには即
座に機械を停止するよう、CNC工作機械のコンピュー
タに制御信号を送るステップとを有することを特徴とす
る主軸ベルト監視プログラム。 - 【請求項2】 請求項1に記載したプログラムであっ
て、判定パラメータとしてAを3〜10%、Cを20〜
30%、Eを40〜60%のそれぞれの範囲の値とし、
かつ、時間パラメータとしてB、D、Fをそれぞれ0.
5〜1秒の範囲の値とし、各データを保有したことを特
徴とする主軸ベルト監視プログラム。 - 【請求項3】 CNC工作機械のコンピュータと通信回
線で連結してなるベルト管理コンピュータを制御して、
前記CNC工作機械のコンピュータに制御信号を送る機
能を前記ベルト管理コンピュータに実現させるプログラ
ムであって、 予め実測し求めた速度比を記録した速度比データと、予
め設定したK(単位は%)の数値を判定用パラメータと
して記録したデータと、予め設定したH及びG(単位は
秒)の数値を時間パラメータとして記録したデータの入
力を受け入れそれぞれ保有する機能を有し、 CNC工作機械でワークを加工中に、主軸速度検出器と
モータ速度検出器のデータをリアルタイムに入力し、す
べり率計算式によりすべり率を計算し記録するステップ
と、 前記主軸速度検出器のデータについて古いデータを消去
しつつ常に最新の前記H秒分の主軸速度データを記録す
るステップと、 前記すべり率がK%以上になったときに、前記H秒分の
複数の主軸速度データと時間との関係グラフから将来の
グラフを予測し、前記G秒後に主軸回転速度がゼロにな
ると予測されたときに即座に機械を停止するよう、CN
C工作機械のコンピュータに制御信号を送るステップと
を有することを特徴とする主軸ベルト監視プログラム。 - 【請求項4】 請求項3に記載したプログラムであっ
て、判定用パラメータとしてKを40〜60%の範囲の
値とし、時間パラメータとしてHを0.1〜0.5秒、
Gを0.2〜0.5秒のそれぞれの範囲の値とし、各デ
ータを保有し、かつ、H秒の間に少なくとも3個以上の
主軸速度データを記録するようにし、 主軸速度データをyとし時間のデータをxとして、最小
2乗法により1次の回帰直線又は2次の回帰曲線曲線y
=f(x)を求め、xにGを代入したときにy≦0とな
ったときに即座に機械を停止するよう、CNC工作機械
のコンピュータに制御信号を送るようにしたことを特徴
とする主軸ベルト監視プログラム。 - 【請求項5】 CNC工作機械のコンピュータと通信回
線で連結してなるベルト管理コンピュータを制御して、
前記CNC工作機械のコンピュータに制御信号を送る機
能を前記ベルト管理コンピュータに実現させるプログラ
ムであって、 予め実測し求めた速度比を記録した速度比データと、予
め設定したJ(単位は%)の数値を判定用パラメータと
して記録したデータの入力を受け入れそれぞれ保有する
機能を有し、 CNC工作機械でワークを加工中に、主軸速度検出器と
モータ速度検出器のデータをリアルタイムに入力し、す
べり率計算式によりすべり率を計算し記録するステップ
と、 刃具の送り指令方法が毎分送りであって、かつ、前記す
べり率がJ%以上になったときに、刃具の送り速度を遅
くするように前記CNC工作機械のコンピュータに制御
信号を送る(以下単に「送りオーバーライドをかける」
という。)ステップとを有することを特徴とする主軸ベ
ルト監視プログラム。 - 【請求項6】 請求項5に記載したプログラムであっ
て、判定用パラメータJを3〜10%の値としたデータ
を保有し、所定の時間をおいて送りオーバーライドを段
階的にかけるようにしたことを特徴とする主軸ベルト監
視プログラム。 - 【請求項7】 請求項1乃至請求項6に記載したプログ
ラムの組合せからなるプログラムであって、 請求項1又は請求項2に記載したいずれかのプログラム
と請求項3又は請求項4に記載したいずれかのプログラ
ムとからなる主軸ベルト監視プログラム、 又は、請求項1又は請求項2に記載したいずれかのプロ
グラムと請求項5又は請求項6に記載したいずれかのプ
ログラムとからなる主軸ベルト監視プログラム、 又は、請求項3又は請求項4に記載したいずれかのプロ
グラムと請求項5又は請求項6に記載したいずれかのプ
ログラムとからなる主軸ベルト監視プログラム、 又は、請求項1又は請求項2に記載したいずれかのプロ
グラムと請求項3又は請求項4に記載したいずれかのプ
ログラムと請求項5又は請求項6に記載したいずれかの
プログラムとからなる主軸ベルト監視プログラム。 - 【請求項8】 CNC工作機械と通信回線を介して連結
可能なベルト管理コンピュータと、前記ベルト管理コン
ピュータの主記憶装置に記録したプログラムであって、
請求項1乃至請求項7に記載したプログラムの内のいず
れかのプログラムとからなる主軸ベルト監視装置。 - 【請求項9】 CNC工作機械であって請求項8に記載
した主軸ベルト監視装置のいずれかを有することを特徴
とするCNC工作機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001290540A JP2003094289A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | 主軸ベルト監視プログラム、主軸ベルト監視装置、主軸ベルト監視装置付きcnc工作機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001290540A JP2003094289A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | 主軸ベルト監視プログラム、主軸ベルト監視装置、主軸ベルト監視装置付きcnc工作機械 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003094289A true JP2003094289A (ja) | 2003-04-03 |
Family
ID=19112839
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001290540A Withdrawn JP2003094289A (ja) | 2001-09-25 | 2001-09-25 | 主軸ベルト監視プログラム、主軸ベルト監視装置、主軸ベルト監視装置付きcnc工作機械 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003094289A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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DE102014117091A1 (de) | 2013-11-28 | 2015-05-28 | Fanuc Corporation | Motorsteuerung mit einer Funktion zur Erfassung von Auffälligkeiten der Kraftübertragungseinheit zwischen Motor und Hauptwelle |
JP2018036966A (ja) * | 2016-09-01 | 2018-03-08 | ファナック株式会社 | 数値制御装置 |
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JP2019155736A (ja) * | 2018-03-13 | 2019-09-19 | 島根県 | 帯鋸装置 |
CN113805531A (zh) * | 2021-09-22 | 2021-12-17 | 吉林省齐智科技有限公司 | 一种用于数控机床的全自动无人值守预警方法 |
CN117930754A (zh) * | 2024-01-26 | 2024-04-26 | 苏州铼钠克信息技术有限公司 | 机床加工io提前触发方法、系统、电子设备及可读介质 |
-
2001
- 2001-09-25 JP JP2001290540A patent/JP2003094289A/ja not_active Withdrawn
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CN113805531A (zh) * | 2021-09-22 | 2021-12-17 | 吉林省齐智科技有限公司 | 一种用于数控机床的全自动无人值守预警方法 |
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CN117930754A (zh) * | 2024-01-26 | 2024-04-26 | 苏州铼钠克信息技术有限公司 | 机床加工io提前触发方法、系统、电子设备及可读介质 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20081202 |