JP2003094005A - 飛灰処理用薬剤供給装置 - Google Patents

飛灰処理用薬剤供給装置

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JP2003094005A
JP2003094005A JP2001294018A JP2001294018A JP2003094005A JP 2003094005 A JP2003094005 A JP 2003094005A JP 2001294018 A JP2001294018 A JP 2001294018A JP 2001294018 A JP2001294018 A JP 2001294018A JP 2003094005 A JP2003094005 A JP 2003094005A
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JP
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fly ash
chemical
pressure
tank
treating
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JP2001294018A
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English (en)
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Shinji Miyamune
真治 宮宗
Yutaka Yanagisawa
豊 柳澤
Katsuya Yamamoto
克哉 山本
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Shinagawa Refractories Co Ltd
Original Assignee
Shinagawa Refractories Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポンプ、流量計、タンクスケール等を用いず
に一定量の飛灰処理用薬剤を供給することのできる安価
な飛灰処理用薬剤供給装置を提供する。 【解決手段】 計量圧送タンク13を下方に設け、薬剤
貯留槽11に貯留されている飛灰処理用薬剤Dを、ポン
プを用いないで重力により計量圧送タンク13に移動さ
せるので、ポンプおよび予備のポンプを必要とせず装置
のコストダウンを図ることができる。また、計量圧送タ
ンク13で供給する飛灰処理用薬剤Dの量を計量してか
ら空気により圧送するので、薬剤の量を計る流量計また
はロードセル等を用いる必要がなく、装置のコストダウ
ンを計るとともに、装置の簡略化により故障の発生を防
止することができる。なお、飛灰処理用薬剤Dの1バッ
チ分の量は、計量圧送タンク13の深さ方向に設けられ
た複数の電極19、20により計量される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、飛灰中に含有さ
れている重金属の溶出を防止して、飛灰を無害化するた
めに所定量の飛灰処理用薬剤を供給して混合するための
飛灰処理用薬剤供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、飛灰中に含有されている重金
属の溶出を防止して無害化するために、飛灰と飛灰処理
用薬剤である例えば重金属安定剤とを混合することが行
なわれている。図2には、重金属安定剤Dを飛灰に供給
するために用いられている飛灰処理用薬剤供給装置10
0の一例が示されている。この飛灰処理用薬剤供給装置
100では、図示省略の移送ポンプにより供給される重
金属安定剤Dを貯留してある重金属安定剤貯留槽101
を有している。
【0003】重金属安定剤貯留槽101には、必要量の
重金属安定剤Dを取り出すために、流量計である注入量
測定器102により供給量を測定しながら連続的に重金
属安定剤Dを送り出す例えばダイヤフラム式の重金属安
定剤注入ポンプ103が設けられている。なお、注入量
測定器102は、重金属安定剤貯留槽101からの重金
属安定剤Dの供給を一時的に停止させることにより測定
するものである。重金属安定剤注入ポンプ103から供
給される重金属安定剤Dは、エアーチャンバー104に
より一定の圧力で背圧弁105および逆止弁106等を
通って混練機107に送られて、飛灰に混ぜられる。な
お、重金属安定剤注入ポンプ103により供給される重
金属安定剤Dの圧力が所定圧以上になると、安全弁10
8を通って重金属安定剤貯留槽101に戻されるように
なっている。
【0004】図3には別の飛灰処理用薬剤供給装置10
9が示されている。このバッチ式の飛灰処理用薬剤供給
装置109では、渦巻き式の重金属安定剤注入ポンプ1
10から供給される重金属安定剤Dと、図示省略の添加
水槽から供給される添加水とを混ぜて、圧縮空気供給装
置111から圧縮空気を供給することにより、タンクス
ケール式の重金属安定剤・添加水計量装置112におい
て混合する。重金属安定剤・添加水計量装置112で
は、混合液D1の重量をタンクスケールとしてのロード
セル113を用いて検出し、一定量の混合液D1を混練
機107に供給する。なお、図3において、図2の飛灰
処理用薬剤供給装置100と共通する部位には同じ符号
を付して、重複する説明は省略する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うな飛灰処理用薬剤供給装置100、109において
は、重金属安定剤注入ポンプ103、110を用いてい
るため、ポンプ103、110の故障の場合を考慮して
予備のポンプを設ける必要があり、装置の大型化やコス
トアップを招くという問題がある。また、重金属安定剤
Dとして特に強アルカリや強酸を用いることが多いの
で、重金属安定剤注入ポンプ103、110はSUSま
たは樹脂製となり高価である。さらに、注入量測定器1
02やロードセル113等を設ける必要があるととも
に、高価なダイヤフラム式の重金属安定剤注入ポンプ1
03が必要であるため、装置のコストアップを招くとい
う問題がある。
【0006】本発明は、前述した問題点に鑑みてなされ
たものであり、その目的は、ポンプ,流量計,タンクス
ケール等を用いずに一定量の飛灰処理用薬剤を供給する
ことのできる安価な飛灰処理用薬剤供給装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明は、請求項1に記載したように、焼却炉
から排出される重金属を含む飛灰に混合して、飛灰を無
害化するために飛灰処理用薬剤を供給する飛灰処理用薬
剤供給装置であって、前記飛灰処理用薬剤を貯留してい
る薬剤貯留槽と、この薬剤貯留槽から供給される飛灰処
理用薬剤を計量して空気供給手段からの空気により圧送
する計量圧送タンクとを備え、前記計量圧送タンクが、
前記薬剤貯留槽よりも低い位置に設けられていて重力に
より前記飛灰処理用薬剤を供給されることを特徴として
いる。
【0008】このように構成された飛灰処理用薬剤供給
装置においては、薬剤貯留槽に貯留されている飛灰処理
用薬剤を、ポンプを用いないで重力により計量圧送タン
クに移動させるので、ポンプおよび予備のポンプを必要
とせず装置のコストダウンを図ることができる。また、
計量圧送タンクにより、充填時および圧送時に飛灰処理
用薬剤の量を計量してから空気供給手段からの空気によ
り圧送するので、薬剤の量を計る流量計を用いる必要が
なく、装置のコストダウンを計るとともに、装置の簡略
化により故障の発生を防止できる。ここで、飛灰処理用
薬剤としては、例えば重金属安定剤を使用できる。
【0009】また、本発明は、請求項2に記載したよう
に、請求項1に記載した飛灰処理用薬剤供給装置におい
て、前記計量圧送タンクが、深さ方向に設けられた複数
の電極により、圧送される前記飛灰処理用薬剤を計量す
るものであることを特徴とするものである。ここで、電
極とは、電極式レベルスイッチ等を指す。
【0010】このように構成された飛灰処理用薬剤供給
装置においては、計量圧送タンクの深さ方向に設けられ
た複数の電極により、圧送前の飛灰処理用薬剤の液面位
置を検出し、圧送すべき所定量の飛灰処理用薬剤を圧送
した後の液面位置に設けられた別の電極により液面を検
出するまで飛灰処理用薬剤の圧送を行なう。これによ
り、流量計を用いることなく所定量の飛灰処理用薬剤を
供給することができ、装置のコストダウンを図ることが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る実施の形態を
図面に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、本
発明に係る実施形態である飛灰処理用薬剤供給装置10
は、図示省略の焼却炉から排出される重金属を含む飛灰
に混合して、飛灰を無害化するための飛灰処理用薬剤D
を貯留してある薬剤貯留槽11と、この薬剤貯留槽11
からの飛灰処理用薬剤Dを計量して空気供給手段12か
らの圧縮空気により圧送する計量圧送タンク13とを備
えている。
【0012】計量圧送タンク13は前述の薬剤貯留槽1
1よりも低い位置に設けられており、薬剤貯留槽11の
下部に取付けられている配管14が計量圧送タンク13
に接続されていて、この配管14を通って重力により薬
剤貯留槽11の飛灰処理用薬剤Dが計量圧送タンク13
に供給される。計量圧送タンク13の上部は、エアー配
管15により空気供給手段12が接続されており、この
エアー配管15には圧縮空気の供給量を調整する弁V1
が取付けられている。一方、計量圧送タンク13の下部
は、配管16により飛灰に飛灰処理用薬剤Dを混ぜる混
練機17に接続されている。
【0013】従って、弁V1を開いて、空気供給手段1
2がエアー配管15を介して圧縮空気を計量圧送タンク
13の上部に圧入すると、この圧力により飛灰処理用薬
剤Dは配管16を通って混練機17に圧送される。な
お、エアー配管15には減圧弁18が取付けられてお
り、空気供給手段12からの圧縮空気が所定圧力(例え
ば2〜3kgf/cm2)以上にならないようにして安
全を確保している。
【0014】また、計量圧送タンク13には、1バッチ
で圧送する所定量の飛灰処理用薬剤Dを計量するため
に、少なくとも1対(ここでは2個)の電極19、20
が深さ方向に移動可能に設けられており、この電極1
9、20からの信号によりレベルセンサ21が飛灰処理
用薬剤Dの液面を検出する。上下の電極19、20の間
隔Hは、両電極19、20に挟まれた飛灰処理用薬剤D
が1バッチ分の容量Bとなるように調整されている。す
なわち、計量圧送タンク13の断面積をAとすると、H
=B/Aに間隔調整されている。
【0015】次に、飛灰処理用薬剤Dの圧送動作につい
て説明する。圧送の開始に先立って、レベルセンサ21
の信号により配管14に設けられている弁V2を制御し
て、薬剤貯留槽11から計量圧送タンク13に重力によ
り送られてくる飛灰処理用薬剤Dが上の電極19に達す
るまで供給する。
【0016】そして、計量圧送タンク13の上の電極1
9が飛灰処理用薬剤Dの液面を検出したら、弁V2およ
び弁V3を閉じるとともに、弁V1を開いて圧縮エアー
を計量圧送タンク13の上部に圧入して、配管16を介
して飛灰処理用薬剤Dを混練機17に供給する。その
後、下側の電極20が飛灰処理用薬剤Dの液面を検出し
たら、弁V1を閉じて圧縮エアーの供給を停止して飛灰
処理用薬剤Dの供給を停止する。これにより、1バッチ
分の飛灰処理用薬剤Dを混練機17に供給することがで
きる。更に、計量圧送タンク13の上部と薬剤貯留槽1
1の上部との間に設けられている配管22の弁V3の調
整も行なう。
【0017】前述した飛灰処理用薬剤供給装置10によ
れば、薬剤貯留槽11に貯留されている飛灰処理用薬剤
Dを、ポンプを用いないで重力により計量圧送タンク1
3に移動させるので、ポンプおよび予備のポンプを必要
とせず装置のコストダウンを図ることができる。また、
計量圧送タンク13で供給する飛灰処理用薬剤Dの量を
計量してから空気により圧送するので、飛灰処理用薬剤
Dの量を計る流量計を用いる必要がなく、装置のコスト
ダウンを計るとともに、装置の簡略化により故障の発生
を防止することができる。
【0018】また、計量圧送タンク13の深さ方向に設
けられた一の電極19により、圧送前の飛灰処理用薬剤
Dの液面位置を検出し、圧送すべき所定量の飛灰処理用
薬剤Dを圧送した後の液面位置に設けられた別の電極2
0により液面を検出するまで飛灰処理用薬剤Dの圧送を
行なうので、流量計を用いることなく所定量の飛灰処理
用薬剤Dを計量して供給することができ、装置のコスト
ダウンを図ることができる。
【0019】なお、本発明は、前述した実施形態に限定
されるものでなく、適宜な変形、改良等が可能であり、
薬剤貯留槽,空気供給手段,計量圧送タンク,電極等の
材質,形状,寸法,形態,数,配置個所等は本発明を達
成できるものであれば任意であり、限定されない。
【0020】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、請求項1に記載したように、ポンプおよび予備のポ
ンプを必要とせず装置のコストダウンを図ることができ
る。また、薬剤の量を計る流量計を用いる必要がなく、
装置のコストダウンを計るとともに、装置の簡略化によ
り故障の発生を防止できる。また、本発明によれば、請
求項2に記載したように、計量圧送タンクの深さ方向に
設けられた複数の電極により、飛灰処理用薬剤を計量し
て圧送を行なうので、流量計を用いることなく所定量の
飛灰処理用薬剤を供給することができ、装置のコストダ
ウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る飛灰処理用薬剤供給装置の実施形
態を示す構成図である。
【図2】従来より知られている飛灰処理用薬剤供給装置
の一例を示す構成図である。
【図3】従来より知られている飛灰処理用薬剤供給装置
の別の例を示す構成図である。
【符号の説明】
10 飛灰処理用薬剤供給装置 11 薬剤貯留槽 12 空気供給手段 13 計量圧送タンク 19,20 電極 D 飛灰処理用薬剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 克哉 東京都千代田区九段北四丁目1番7号 品 川白煉瓦株式会社内 Fターム(参考) 3J071 AA21 BB05 CC11 DD01 EE02 EE25 FF16 3K061 NA02 NA18 NA20 4D004 AA37 AB03 CA34 CB42 CB50 CC06 DA01 DA11

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼却炉から排出される重金属を含む飛灰
    に混合して、飛灰を無害化するために飛灰処理用薬剤を
    供給する飛灰処理用薬剤供給装置であって、 前記飛灰処理用薬剤を貯留している薬剤貯留槽と、この
    薬剤貯留槽から供給される飛灰処理用薬剤を計量して空
    気供給手段からの空気により圧送する計量圧送タンクと
    を備え、 前記計量圧送タンクが、前記薬剤貯留槽よりも低い位置
    に設けられていて重力により前記飛灰処理用薬剤を供給
    されることを特徴とする飛灰処理用薬剤供給装置。
  2. 【請求項2】 前記計量圧送タンクが、深さ方向に設け
    られた複数の電極により圧送される前記飛灰処理用薬剤
    を計量するものであることを特徴とする請求項1に記載
    した飛灰処理用薬剤供給装置。
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