JP2003093429A - 電熱式マット及びそれを備えたストレッチャー - Google Patents

電熱式マット及びそれを備えたストレッチャー

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JP2003093429A
JP2003093429A JP2001291991A JP2001291991A JP2003093429A JP 2003093429 A JP2003093429 A JP 2003093429A JP 2001291991 A JP2001291991 A JP 2001291991A JP 2001291991 A JP2001291991 A JP 2001291991A JP 2003093429 A JP2003093429 A JP 2003093429A
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stretcher
mat
heater
patient
electrodes
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Takayuki Sato
高行 佐藤
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Nippon Dynatec KK
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Nippon Dynatec KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冬場等あるいは重症患者等をストレッチャー
で移送等する場合において、煩雑な作業を行なうこと無
く、ストレッチャー上の患者の体を温めることを可能と
するための電熱式マット及びそれを備えたストレッチャ
ーを提供する。 【解決手段】 基材(202)と該基材(202)の表
面に配置した複数本の電極(201)と該複数本の電極
(201)を連結可能なように前記基材(201)に配
置した複数本の導電糸(203)とを具備する線面式ヒ
ーター(2)と、該線面式ヒーター(2)の下面に備え
た断熱材(3)と、前記線面式ヒーター(2)の上面に
備えたクッション材(4)と、前記線面式ヒーター
(2)、断熱材(3)及びクッション材(4)とを収容
したカバー材(5)と、を具備した電熱式マット、及び
これをマットとして用いたストレッチャー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電熱式マット及びそ
れを備えたストレッチャーに係り、より詳しくは、線面
式ヒーターを備えたマット及び、それをマットとして用
いたストレッチャーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、病院等においては、病人、け
が人等の患者を手術室や病室へ移送するためにストレッ
チャーが用いられており、また、手術後の患者をストレ
ッチャーに乗せた状態でICU等において監視すること
も行なわれている。
【0003】ここで、図4は、一般的に用いられている
ストレッチャーを示す図であり、図において31がスト
レッチャーである。
【0004】そして、このストレッチャー31は、長尺
状の柱材により構成されるストレッチャー本体32を備
えているとともに、このストレッチャー本体32の上面
には、患者を寝かせるためのマット33が装備されてお
り、このマット33上に患者を乗せた状態で、患者の移
送、あるいは場合によっては手術等を行い、更に重症患
者等の場合にはストレッチャー31に乗せた状態でIC
U等で監視することが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このように
従来から病人、けが人等の患者を移送等する場合にはス
トレッチャーが用いられているが、この従来から用いら
れているストレッチャーは、前述したように、ストレッ
チャー本体上にマットが装備されているのみであるため
に、特に冬場等はマットが冷たく、そのために患者に悪
影響を与える危険性が考えられる。
【0006】また、特に重症患者の場合には体温が下が
っている場合が多く、そのためにストレッチャー上にお
いて患者の体を温める必要が生じる場合があるが、従来
のストレッチャーは単にマットを装備したのみでありス
トレッチャー上の患者の体を暖める機能を備えていない
ため、電気毛布等を用いて患者の体を温めることがしば
しば行なわれており、そのため、その準備等に手間と時
間を要していた。
【0007】一方、医療の分野においては生命に関わる
ことが多く、患者の移送等の場合にも迅速な作業が要求
されるが、電気毛布を装着して患者の体を温めていたの
ではこの要求に応えることができない、という問題点が
考えられる。
【0008】そこで、本発明は、冬場等、あるいは重症
患者等をストレッチャーで移送等する場合において、煩
雑な作業を行なうこと無く、ストレッチャー上の患者の
体を温めることを可能とするための電熱式マット、及び
それを備えたストレッチャーを提供することを課題とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電熱式マット
は、基材と、該基材の表面に配置した複数本の電極と、
該複数本の電極を連結可能なように前記基材に配置した
複数本の導電糸とを具備する線面式ヒーターと、該線面
式ヒーターの下面に備えた断熱材と、前記線面式ヒータ
ーの上面に備えたクッション材と、前記線面式ヒータ
ー、断熱材及びクッション材とを収容したカバー材と、
を具備したことを特徴としており、本発明のストレッチ
ャーは、各種柱材を組み立てることにより構成されるス
トレッチャー本体と、該ストレッチャー本体の上面に装
備したマットとを具備するストレッチャーにおいて、前
記マットは、前述した本発明の電熱式マットを用いてい
ることを特徴としている。
【0010】本発明の電熱式マットでは、クッション材
の下面にヒーターを備えており、このヒーターは、複数
本の電極とこの電極を連結した複数本の導電糸とにより
構成される線面式ヒーターを用い、これにより、前記電
極に電圧を加えることによって、電極を連結している導
電糸にジュール熱が発生するものとしている。
【0011】そのため、ヒーターを作動させることで、
導電糸に発生したジュール熱によりクッションが加熱さ
れるため、例えば本発明の電熱式マットに病人、けが人
等を寝かせた場合において、煩雑な作業を要すること無
く、患者の体を温めることが可能となる。
【0012】また、本発明のストレッチャーはこの電熱
式マットをストレッチャー本体の上面に装備しているた
めに、病院等において患者の移送等を行なう場合、ある
いはストレッチャー上で手術等を行なう場合、更にはス
トレッチャー上に患者を寝かせた状態でICU等におい
て患者監視を行なう場合において、容易迅速に患者の体
を温めることが可能である。
【0013】
【実施例】本発明の電熱式マットの実施例について図面
を参照して説明すると、図1は本実施例の電熱式マット
の構造を説明するための図であり、図において1が本実
施例の電熱式マットである。
【0014】そして、本実施例の電熱式マット1は、ヒ
ーター2と、このヒーター2の下面に備えた断熱材3
と、前記ヒーター2の上面に備えたクッション材4と、
ヒーター2、断熱材3及びクッション材4を収納したカ
バー材5とにより構成されている。
【0015】ここで、前記ヒーター2について説明する
と、図2は前記ヒーター2を示す平面図であり、図にお
いて201は電極パターンである。そして本実施例にお
いてこの電極パターン201は、略長方形状とした基材
202上の長手方向に沿った両端に形成している。
【0016】そして、この電極201間には、多数本の
導電糸を配置して、この導電糸により前記電極201を
連結している。即ち、図において203が導電糸であ
り、本実施例におけるこの導電糸203は、糸に導電物
質を含浸、あるいは糸の表面に導電物質をコーティング
等したものを用いている。
【0017】そしてこれにより、前記電極201間に電
圧を加えることにより、前記導電糸203を介して通電
するとともに、導電糸203にジュール熱が発生し、導
電糸203を配置した基材202の部分の温度が上昇
し、これによりヒーターとして機能可能としている。
【0018】次に、図において204はヒューズ、20
5はサーモスタットであり、即ち本実施例においては、
電源と一方の電極間にヒューズ204、及びサーモスタ
ット205を介在し、これにより前記導電糸203の温
度が所定温度以上になることを防止している。具体的に
は、本実施例における前記サーモスタット205は、6
5度でOFFになり、50度でONになるものとしてお
り、また前記ヒューズ204は、98度で切れるものを
用いている。
【0019】なお、図において206は電源スイッチで
あり、また207は温度調整スイッチであり、これによ
り本実施例におけるヒーター1では、その作動のオン、
オフを可能にするとともに、発熱温度の調整を可能とし
ている。
【0020】ここで、図3は、前記温度調整スイッチ2
07を説明するための図であり、本実施例に用いる前記
温度調整スイッチ207は、電源電圧用接点208と整
流器を連結させた接点209とを備え、いずれかの接点
をヒーター2側に接続された接点と接触させることによ
り、電源電圧の供給、あるいは制御電圧の供給を行いこ
れにより温度調整を可能としている。
【0021】次に、図1において、前記ヒーター2の下
面には、発泡ウレタン製の断熱材3を重ね合わしている
とともに、この断熱材3の任意の箇所に凹部を形成し、
この凹部内に前記ヒューズ204、及びサーモスタット
205を収容する構造としている。
【0022】また、前記ヒーター2の上面には一定の厚
みを有するクッション4を装備しており、これにより本
実施例のマットとしての機能性を高めている。なおクッ
ション4の材質は特に限定はされず、従来からストレッ
チャー等に用いられているマット材を用いても良い。
【0023】そして、本実施例のマットでは、これらの
ヒーター2、断熱材3及びクッション材4をシーツ等の
カバー材5に収容し、これにより本実施例の電熱式マッ
ト1が構成されている。
【0024】次に、このように構成される本実施例の電
熱式マット1の作用を説明すると、リード線を介してヒ
ーター2に電圧を加えると、前述したように電極201
間に電気が流れるとともに、これにより導電糸203に
ジュール熱が発生し、導電糸203を配置した基材20
2の部分全体の温度が上昇する。
【0025】そうすると、ヒーター2の上面に備えたク
ッション材4の温度も上昇し、これにより、例えばマッ
ト上に病人、けが人等が寝ている場合には、病人等の体
を温めることが可能となる。
【0026】次に、本発明のストレッチャーの実施例に
ついて図4を用いて説明すると、本実施例のストレッチ
ャーは、前述の従来のストレッチャー31と同様に、柱
材により構成されるストレッチャー本体32と、このス
トレッチャー本体32の上面に備えられたマット33と
を備えており、このマット33としては、前述の電熱式
マット1を用いている。
【0027】そのため、本実施例のストレッチャー31
により病人、けが人等の患者を移送する場合、あるいは
ストレッチャー上で手術等を行なう場合、更にはストレ
ッチャー上に患者を寝かせた状態でICU等において患
者監視を行なう場合において、ヒーター2を作動させる
ことにより、容易迅速に患者の体を温めることが可能で
ある。
【0028】このように、本実施例の電熱式マットおよ
びストレッチャーを用いることにより、冬場等の外気温
度が低い場合においても、また体温の下がっている重症
患者の体を温める場合においても、容易迅速に患者の体
を温めることができ、従来のような電気毛布を用いた場
合と異なり、迅速な作業という医療現場での要求にも十
分応えることが可能である。
【0029】
【発明の効果】本発明の電熱式マット及びそれを用いた
ストレッチャーは以上説明した形態で実施され、以下に
記載するような効果を奏する。
【0030】本発明の電熱式マットは、基材と、該基材
の表面に配置した複数本の電極と、該複数本の電極を連
結可能なように前記基材に配置した複数本の導電糸とを
具備する線面式ヒーターと、該線面式ヒーターの下面に
備えた断熱材と、前記線面式ヒーターの上面に備えたク
ッション材と、前記線面式ヒーター、断熱材及びクッシ
ョン材とを収容したカバー材と、を具備したことを特徴
としており、本発明のストレッチャーは、各種柱材を組
み立てることにより構成されるストレッチャー本体と、
該ストレッチャー本体の上面に装備したマットとを具備
するストレッチャーにおいて、前記マットは、前述した
本発明の電熱式マットを用いていることを特徴としてい
る。
【0031】このように、本発明の電熱式マットではク
ッション材の下面にヒーターを備えており、またこのヒ
ーターは、複数本の電極とこの電極を連結した複数本の
導電糸とにより構成される線面式ヒーターを用い、これ
により、前記電極に電圧を加えることによって、電極を
連結している導電糸にジュール熱が発生するものとして
いる。そのため、ヒーターを作動させることによりクッ
ションが加熱されるため、例えば本発明の電熱式マット
に病人、けが人等を寝かせた場合において、煩雑な作業
を要すること無く、患者の体を温めることが可能とな
る。
【0032】また、本発明のストレッチャーはこの電熱
式マットをストレッチャー本体の上面に装備しているた
めに、病院等において患者の移送等を行なう場合、ある
いはストレッチャー上で手術等を行なう場合、更にはス
トレッチャー上に患者を寝かせた状態でICU等におい
て患者監視を行なう場合において、容易迅速に患者の体
を温めることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電熱式マットの実施例を説明するため
の図である。
【図2】本発明の電熱式マットの実施例に使用するヒー
ターを説明するための平面図である。
【図3】本発明の電熱式マットの実施例に使用するヒー
ターに接続される温度調整手段を説明するための図であ
る。
【図4】ストレッチャーを説明するための図である。
【符号の説明】
1 電熱式マット 2 線面ヒーター 201 電極 202 基材 203 導電糸 204 ヒューズ 205 サーモスタット 206 スイッチ 207 温度調整手段 208 電源電圧用接点 209 制御電圧用接点 3 断熱材 4 クッション材 5 カバー材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材(202)と、該基材(202)の表
    面に配置した複数本の電極(201)と、該複数本の電
    極(201)を連結可能なように前記基材(202)上
    に配置した複数本の導電糸(203)とを具備する線面
    式ヒーター(2)と、 該線面式ヒーター(2)の下面に備えた断熱材(3)
    と、 前記線面式ヒーター(2)の上面に備えたクッション材
    (4)と、 前記線面式ヒーター(2)、断熱材(3)及びクッショ
    ン材(4)とを収容したカバー材(5)と、を具備した
    ことを特徴とする電熱式マット。
  2. 【請求項2】各種柱材を組み立てることにより構成され
    るストレッチャー本体(32)と、該ストレッチャー本
    体(32)の上面に装備したマット(33)とを具備す
    るストレッチャー(31)において、前記マット(3
    3)は、 基材(202)と該基材(202)の表面に配置した複
    数本の電極(201)と該複数本の電極(201)を連
    結可能なように前記基材(202)に配置した複数本の
    導電糸(203)とを具備する線面式ヒーター(2)
    と、該線面式ヒーター(2)の下面に備えた断熱材
    (3)と、前記線面式ヒーター(2)の上面に備えたク
    ッション材(4)と、前記線面式ヒーター(2)、断熱
    材(3)及びクッション材(4)とを収容したカバー材
    (5)と、を具備した電熱式マット(1)であることを
    特徴とするストレッチャー。
JP2001291991A 2001-09-25 2001-09-25 電熱式マット及びそれを備えたストレッチャー Pending JP2003093429A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101224483B1 (ko) 2011-06-23 2013-01-21 이재영 구급차 메인들것용 온수장치
JP2018000851A (ja) * 2016-07-08 2018-01-11 日本メルクス株式会社 加温装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101224483B1 (ko) 2011-06-23 2013-01-21 이재영 구급차 메인들것용 온수장치
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