JP2003093266A - トイレットペーパーロール - Google Patents

トイレットペーパーロール

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JP2003093266A
JP2003093266A JP2001379684A JP2001379684A JP2003093266A JP 2003093266 A JP2003093266 A JP 2003093266A JP 2001379684 A JP2001379684 A JP 2001379684A JP 2001379684 A JP2001379684 A JP 2001379684A JP 2003093266 A JP2003093266 A JP 2003093266A
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JP
Japan
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toilet paper
core
thick
paper roll
flat
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Application number
JP2001379684A
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English (en)
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Ryuzo Kubota
隆三 久保田
Sukesada Watanabe
輔貞 渡邉
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Kasuga Paper Industry Co Ltd
Original Assignee
Kasuga Paper Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一般家庭用のトイレットペーパーロールホル
ダーの太軸部に装着可能な太筒芯を有するトイレットペ
ーパーロールであって、リボン状の包装帯にて簡易包装
した扁平楕円状となって製品化されており、保管・輸送
費等を安価とし、且つ使用時には断面略円形となって十
分に使用でき、そのトイレットペーパーロールは巻き戻
し音が著しく減少し、前記太筒芯を簡単に潰して廃棄で
き、且つ太筒芯を安価に製造すること。 【解決手段】 直径約4cm内外の薄紙製の太筒芯1と、
該太筒芯1に最初から最後まで略柔らかく巻き付けられ
たトイレットペーパー2とからなること。前記太筒芯1
は両側に無花果状の膨出部1a,1aを有して扁平状に
形成され、且つ前記トイレットペーパー2も前記扁平状
の太筒芯に追従するように扁平楕円状となって形成され
ていること。巻き付けられた前記トイレットペーパー2
の両端面2a,2aの前記扁平状に形成された太筒芯1
の略中央位置を通るようにして全外周が包装帯3にて包
持されてなること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般家庭用のトイレッ
トペーパーロールホルダーの太軸部に装着可能な太筒芯
を有するトイレットペーパーロールであって、リボン状
の包装帯にて簡易包装した扁平楕円状となって製品化さ
れており、保管・輸送費等を安価とし、且つ使用時には
断面略円形となって十分に使用でき、そのトイレットペ
ーパーロールは巻き戻し音が著しく減少し、前記太筒芯
を簡単に潰して廃棄でき、且つ太筒芯を安価に製造でき
る扁平楕円状のトイレットペーパーロール及びその製造
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なトイレットペーパーロー
ルは、トイレットペーパーと紙筒芯(コア)とが別々に
なっており、そのコアはボール紙製の厚紙材にて形成さ
れ直径約3.8cm〜約4.5cm程度の円筒体である。こ
れに対して、近年では上記トイレットペーパーと、該ト
イレットペーパーを巻いたロール中心側の一部をコアと
した、いわゆるコアレストイレットペーパーロールが研
究・開発され、市場に出回っている。
【0003】このコアレストイレットペーパーロールで
は、ロール中心部の孔内径が特に小さいタイプと、一般
家庭用のトイレットペーパーロールホルダーの太軸部に
装着可能な,太い孔内径の大きなタイプとが存在してい
る。その孔内径の小さいタイプでは、前記ホルダーの軸
部も直径の小さいものが使用されているため、これでは
一般家庭で使用されるトイレットペーパーロールホルダ
ーの太軸部には使用することができず、不向きであっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記コアレストイレッ
トペーパーロールのロール中心部の孔内径の小,大にか
かわらず、いずれも、殆ど最初から最後まで略硬く巻き
付けたものであり、柔らかく巻き付けたものは存在しな
かった。これはトイレットペーパーを巻いたロール中心
側の一部をコアとして形成するには、最初から最後まで
硬く巻くことが必須条件だったことによるものである
(実公平6−47356号参照)。このため、一般市場
又はユーザーとしては、コアレスタイプで柔らかく巻き
付けたソフトタイプのトイレットペーパーロールの開発
が要望されていた。
【0005】これらの要望等に基づいて開発されたソフ
トタイプのコアレストイレットペーパーロールとして
は、全体が略柔らかく巻き付けられ、その巻き初めのロ
ール中心側のトイレットペーパーが接着剤にて接着され
て筒状芯部が形成されている。ソフトタイプとして特定
されていないが、接着された筒状芯部が存在することは
特開平7−2395号に開示されている。前記筒状芯部
はトイレットペーパーの柔らかく巻き初められた箇所が
接着剤による接着にて成形されているが、整然として成
形されたものは存在しなかった。前記筒状芯部の孔形状
は、外観として見ると一般に極めて不規則な巻き初めで
破損状態となったような孔内径の形状となっており、市
場になじみにくいものであった。このようなソフトタイ
プのコアレストイレットペーパーロールの巻き初めのロ
ール中心部を整然と成形することは技術的に困難であっ
た。さらに、このソフトタイプのコアレストイレットペ
ーパーロールを製造する製造機械は特別仕様の機械であ
って、トイレットペーパーロール製品として極めて割高
となる欠点もあった。
【0006】また、近年,トイレットペーパーロールに
対する要求として、トイレットペーパーロールの使用時
において、ガラガラ等の巻き戻し音(引き出し音ともい
う)が発生することを女性等において極端に嫌う傾向に
あり、その開発も要求されている。すなわち、トイレッ
トペーパーロールの使用時の巻き戻し音がしないように
又は極端に小さい巻き戻し音となるように開発すること
が要求されている。
【0007】また、市販されているトイレットペーパー
ロールでは、特に、使用後において、そのロール中心部
のコアである紙筒芯の処理が問題視されている。すなわ
ち、そのコアはボール紙製の厚紙材にて形成されている
ため、女性,子供では容易に潰すことができず、ゴミと
して捨てるにも嵩張る等の欠点があった。さらには、公
共トイレ等では、そのトイレットペーパーロールの紙筒
芯が便器に捨てられ、これがトイレ詰まりの原因となる
ことも多く、紙筒芯対策のために当該出願人もコアレス
タイプを開発した経緯がある。
【0008】また、扁平楕円状となって製品とされたト
イレットペーパーロールも開発されているが(実開平7
−25894号)、その紙筒芯がボール紙製の厚紙材に
て形成されているため、これを扁平状に加工するのに大
きな力を有するため、特別の装置を必要としていた(特
公平5−21814号,特公平6−84220号)。こ
のため、製造単価が高価となる欠点があった。さらに、
使用時には、そのボール紙製の厚紙材にて形成された紙
筒芯が丸くならず、略菱形状となって、一般家庭用のト
イレットペーパーロールホルダーの太軸部に装着しても
異様に大きな音が発生する等の不都合があった。
【0009】さらには、扁平楕円状に製造されても、個
々のトイレットペーパーロール自体がむき出しである
と、未使用状態であったか否かの判別もしにくいし、商
品価値性の問題もあったり、或いは、その個々のトイレ
ットペーパーロール全体を簡易な包装をしたとしても、
扁平楕円状に押えつけることになり、長期の保管時間等
を経ることで、使用時に断面略円形に戻りにくいおそれ
もあり、これらの解消も望まれていた。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は、上記
課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明
を、直径約4cm内外の薄紙製の太筒芯と、該太筒芯に最
初から最後まで略柔らかく巻き付けられたトイレットペ
ーパーとからなり、前記太筒芯は両側に無花果状の膨出
部を有して略扁平状に形成され、且つ前記トイレットペ
ーパーも前記略扁平状の太筒芯に追従するように扁平楕
円状となって形成され、巻き付けられた前記トイレット
ペーパーの両端面の前記扁平状に形成された太筒芯の略
中央位置を通るようにして全外周が包装帯にて包持され
てなるトイレットペーパーロールとしたことにより、リ
ボン状の包装帯にて簡易包装した扁平楕円状となって製
品化されており、保管・輸送費等を安価にでき、これを
一般家庭用のトイレットペーパーロールホルダーの太軸
部に装着して使用することで、使用時には断面略円形と
なって十分に使用でき、そのトイレットペーパーロール
は巻き戻し音が著しく減少し、前記太筒芯を簡単に潰し
て廃棄でき、且つ太筒芯を安価に製造でき、上記課題等
を解決したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。第1実施形態は、図1(A)及び図
2(A)に示すように、直径約4cm内外の薄紙製の太筒
芯1と、該太筒芯に最初から最後まで略柔らかく巻き付
けられたトイレットペーパー2とからなり、前記太筒芯
1は両側に無花果状の膨出部1a,1aを有して略扁平
状に形成され、且つ前記トイレットペーパー2も前記扁
平状の太筒芯1に追従するように扁平楕円状となって形
成され、巻き付けられた前記トイレットペーパー2の両
端面2a,2aの前記扁平状に形成された太筒芯1の略
中央位置を通るようにして全外周がリボン状の包装帯3
にて包持されている。すなわち、巻き付けられたトイレ
ットペーパー2の両端面2a,2a及び扁平楕円状のト
イレットペーパー2の長手方向を包むようにして包装帯
3が設けられている。
【0012】図4(A)はトイレットペーパーロールが
製造された直後の半製品であって、直径約4cm内外の薄
紙製の太筒芯1と、該太筒芯1に最初から最後まで略柔
らかく巻き付けられたトイレットペーパー2とから構成
され、前記トイレットペーパーロールが図4(B)に示
すように、前記太筒芯1は両側に無花果状の膨出部1
a,1aを有して略扁平状に形成され、且つトイレット
ペーパー2も前記扁平状の太筒芯1に追従するように扁
平楕円状となるように約5N(約0.5kgf)前後で押圧
され、その状態にて、図1(A)に示すように、前記包
装帯3にて包装されたものである。特に、該包装帯3に
て両側の無花果状の膨出部1a,1aは押圧しないよう
に構成されている。
【0013】該包装帯3の実施形態としては、図1に示
すように、約1cm乃至約2cm前後の幅のリボン状をな
し、両側に無花果状の膨出部1a,1aを有した扁平状
の太筒芯1の扁平方向に略直交する方向に対して、巻き
付けられたトイレットペーパー2の全外周が包装され、
一周巻いた箇所で、糊付け部3aにて貼着されている。
該糊付け部3a箇所より端部3bが露出され、これを掴
んで引っ張ることで、図1(B)に示すように、その包
装が解かれるように構成されている。或いは、図示しな
いが、その端部3bを設けずに、包装を解くのに包装帯
3を破るようにすることもある。特に、該包装帯3の材
質としては、薄い紙製であって、約5N前後、好ましく
は約7N前後の引っ張り力があれば十分であり、紙質に
は制限されない。具体的には、図24に示すように、薄
紙製の太筒芯1を扁平状とし、且つ柔らか巻のトイレッ
トペーパー2,2,…を扁平楕円状に形成するのに、押
圧力(圧縮荷重)も小さいがゆえに円形の旧位に復帰す
るための上下方向の反発力f,f,…(包装帯3箇所で
の力がfあって、両側にゆくに従ってその消滅する程度
となる。)も小さいため、本発明実施品では、トイレッ
トペーパー2,2,…を扁平楕円状にする作業時におい
て、包装過程で約5N前後の押圧力の状態にての包装帯
3にて簡易にできるものである。また、該包装帯3はト
イレに流せるノーサイズ紙が好適である。さらに、該包
装帯3は前記トイレットペーパー2と同材質の紙を二
重,三重にしたものを使用することもある。
【0014】また、単に太筒芯1というときには、円形
状のもの〔図4(A)参照〕や、扁平状のもの〔図1,
図2(A),図4(C)参照〕がある。さらに、単にト
イレットペーパー2というときには、ロール状態或いは
非ロール状態を含んだ適宜の長さのものをいう。図1乃
至図3及び図4(A),(C)と図5(A)実線での太
筒芯1の厚さは、トイレットペーパー2の厚さよりも厚
いが、薄紙製ゆえに線のみとして表している。これは第
2,第3実施形態においても同様である。図4(B)
は、特に、前記太筒芯1の紙厚さが前記トイレットペー
パー2の紙厚さよりも厚いことを表している。また、図
5(C)は、図5(A)の一部模式図であり、トイレッ
トペーパー2が巻き付けられた全高さH0 (無荷重時)
が略柔らかく巻き付けられていることを表したものであ
る。すなわち、巻き付けられて積層されたトイレットペ
ーパー2,2間に空隙部が生じているものである。
【0015】前記太筒芯1は、内径直径が約4cm内外
(実際には、直径約3.8cm〜約4.5cm)の薄紙製で
あって、通常約30(g/m2)(1m2当たりの紙の重さ
gのこと)乃至約100(g/m2)の薄紙の複数枚が捩
じるように重ねられて接着剤で合紙されて製造される。
このように通常の紙の重さのみでは測定できないため、
内径直径が約4cm内外の太筒芯1の1個のトイレットペ
ーパーロールの幅長さ(約11cm)の1本当たりの重さ
を測定した。これによると、糊等の重さも含めて約1
(g/本)〜約3(g/本)であった。その太筒芯1の
薄紙の材質としては、トイレ(水)に流せるノーサイズ
紙(水溶性の性質も有している),水に溶けにくいサイ
ズ紙も含まれる。また、前記トイレットペーパー2は、
通常約16(g/m2)乃至約23(g/m2)の重さのノ
ーサイズ紙である。前記直径約4cm内外とは、直径約3
cm乃至約5cm程度のものが含まれる。前記太筒芯1の材
質は、前記トイレットペーパー2の材質とは異なる材質
であることが一般である。ここで、太筒芯1は薄紙製で
あるが、約70(g/m2)乃至約100(g/m2)は、
一般には薄紙の概念ではない。特に、本明細書において
は、市販されている紙筒芯の材質としてのボール紙、す
なわち、厚紙の通常約200(g/m2)乃至約220
(g/m2)の重さに対して、太筒芯1は上質紙等で通常
約30(g/m2)乃至約100(g/m2)を薄紙製と称
するものである。
【0016】前記包装帯3を包装してない前記トイレッ
トペーパーロールを製造するには、次のような2種類の
製造法による。まず、第1の製造法としては図12の扁
平加工装置Mを使用する。該扁平加工装置Mは、カッタ
ー装置Nにて、トイレットペーパーロール半製品集合体
が、一個づつのトイレットペーパーロール半製品に切断
された後に位置する装置である。具体的な製造法として
は、図13乃至図15に示すように、前記扁平加工装置
M上に円形状のトイレットペーパーロール半製品が移送
され、この位置にてコンベヤ25は停止する〔図13
(A)参照〕と同時に、前側位置の掴み部31,31に
掴まれた2本の孔拡げ丸棒30,30が前記トイレット
ペーパーロール半製品の太筒芯1内に挿入される〔図1
3(B)参照〕。次いで、後側位置の掴み部31,31
にて前記孔拡げ丸棒30,30の後端側が掴まれる〔図
13(C)及び(D)参照〕。この状態で、上側位置の
孔拡げ丸棒30が上昇して〔図13(E)及び(F)参
照〕、前記太筒芯1の孔が垂直状の扁平楕円に変形する
〔図14(A)参照〕。この状態において、前記トイレ
ットペーパーロール半製品の左右から液圧シリンダ3
2,32(主に空圧シリンダ)のロッド32a,32a
の先端の押圧部33,33を介して押圧されて〔図14
(B)及び図15参照〕、前記太筒芯1は両側(図14
では上下)に無花果状の膨出部1a,1aが形成されて
太筒芯1全体としては略扁平状に形成され、且つトイレ
ットペーパー2も前記扁平状の太筒芯1に追従するよう
に扁平楕円状となって成形は終了する。
【0017】そして、前記前側位置の掴み部31,31
と離され、同時にトイレットペーパーロール完成品も、
動きだしたコンベヤ25にて包装機C側に移送される
〔図14(C)参照〕。次いで、後側位置の掴み部3
1,31にて掴まれた前記2本の孔拡げ丸棒30,30
が反転して、その後側位置の掴み部31,31は今度は
前側位置の掴み部31,31となる〔図14(D)参
照〕。そして、上側となった孔拡げ丸棒30が下降して
旧位に復帰して〔図14(E)参照〕、これで、図13
(A)に戻り、次のトイレットペーパーロール半製品を
扁平加工する。また、トイレットペーパーロール完成品
を移送する際には、湾曲状となったカーブガイド26と
直線状のガイド27とで扁平状となったトイレットペー
パーロールの形状を保持するようになっている〔図12
(B)参照〕。なお、前記扁平加工装置Mの前後はコン
ベヤ23にて移送し、かつ両側の直線状のガイド24,
24にて保持されている。
【0018】次に、第2の製造法としては図16の扁平
加工装置Xを、前記扁平加工装置Mに換えて使用する。
具体的には、前記扁平加工装置Xは、上下の押圧支持板
40,40と左右側に液圧シリンダ41,41(主に空
圧シリンダ)が設けられている〔図16(A)参照〕。
この作業としては、該液圧シリンダ41,41のロッド
41a,41aの先端の押圧部42,42を介して押圧
され、同時に、上下の押圧支持板40,40にて支持す
ることで〔図16(B)参照〕、扁平状となった太筒芯
1の上下位置に無花果状の膨出部1a,1aが形成され
て太筒芯1全体としては略扁平状に形成され、且つトイ
レットペーパー2も前記扁平状の太筒芯1に追従するよ
うに扁平楕円状となって成形は終了する。
【0019】第2実施形態においては、前記包装帯3は
第1実施形態と同一であるが、トイレットペーパーロー
ルのみを換えたものである。このトイレットペーパーロ
ールは、図6に示すように、直径約4cm内外の薄紙製の
太筒芯1に、トイレットペーパー2が最初の数巻きは硬
く後は最後まで略柔らかく,全体として略柔らかく巻き
付けられ、前記太筒芯1は扁平状に形成され、且つトイ
レットペーパー2も前記扁平状の太筒芯1に追従するよ
うに扁平楕円状となって形成されている。前述の「全体
として略柔らかく巻き付けられた」とは、前述の「最初
から最後まで略柔らかく巻き付けられた」と同等であ
る。また、図6(C)は、図6(A)の一部模式図であ
り、トイレットペーパー2が巻き付けられた全高さH0
(無荷重時)において、硬く巻き付けられた部位H2
略柔らかく巻き付けられた部位H3とを表したものであ
る。H2 +H3 =H0 となる。図6(A)の実線は、ト
イレットペーパーロール半製品であり、その鎖線がトイ
レットペーパーロール完成品である。
【0020】第3実施形態においては、前記包装帯3は
第1実施形態と同一であるが、トイレットペーパーロー
ルのみを換えたものである。このトイレットペーパーロ
ールは、直径約4cm内外の薄紙製の太筒芯1に、該太筒
芯1に最初を除く一部の数巻きを硬く後は略柔らかく,
全体として略柔らかく巻き付けられ、前記太筒芯1は扁
平状に形成され、且つトイレットペーパー2も前記扁平
状の太筒芯1に追従するように扁平楕円状となって形成
されている。具体的には、図7に示すように、最後の数
巻きについて硬く巻き付け、その他の位置は全て略柔ら
かく巻き付けられた場合もある。このような巻き付けで
あっても、「全体として略柔らかく巻き付けられた」も
のであり、前述の「最初から最後まで略柔らかく巻き付
けられた」と同等である。また、図示しないが、該トイ
レットペーパーロールの巻き付けの中間位置の数巻が硬
く巻かれ、その他の位置は全て略柔らかく巻き付けられ
た場合もある。これであっても、「全体として略柔らか
く巻き付けられた」ものであり、前述の「最初から最後
まで略柔らかく巻き付けられた」と同等である。また、
図7(C)は、図7(A)の一部模式図であり、トイレ
ットペーパー2が巻き付けられた全高さH0 (無荷重
時)において、略柔らかく巻き付けられた部位H4 と硬
く巻き付けられた部位H5 とを表したものである。H4
+H5 =H0 となる。また、図7(A)の実線は、トイ
レットペーパーロール半製品であり、その鎖線がトイレ
ットペーパーロール完成品である。
【0021】以下の実施例1〜4はトイレットペーパー
ロール自体のものである。
【実施例1】この明細書において、「略柔らかく巻き付
けられた」とは、トイレットペーパーロールにおいて、
荷重13kgの測定用錘21を与えたときに、その荷重変
化率が約36%以上の場合をいう。これは後述の実験に
よった。
【0022】 荷重変化率=(H0 −H1 )/H0 ×100 H0 :無荷重の場合の高さ H1 :13kgの測定用錘21による荷重を加えた高さ 実験では、図17(B)のように、製造した本発明実施
品のトイレットペーパーロールの太筒芯1又は市販のト
イレットペーパーロールの紙筒芯又はトイレットペーパ
ーロールコア芯の中に測定用軸20を挿入し、前記太筒
芯1などの外周の最大上側位置が高さ0となるようにセ
ットし、これを基準高さ位置とし、無荷重としたトイレ
ットペーパーロールのトイレットペーパー2の外周の最
大頂部位置までの高さ、すなわち、無荷重の場合の高さ
をH0 とした。また、重さ13kgの測定用錘21を前記
無荷重のトイレットペーパーロール上に載せ、このとき
に、前記測定用錘21によってトイレットペーパー2の
相互間の間隙が狭くなって高さが少なくなったときのト
イレットペーパー2の外周の最大頂部位置までの高さ、
すなわち、13kg荷重を加えた場合の高さをH1 とし
た。
【0023】実験は、荷重変化率の測定データとして、
本発明実施品と、感触として適宜選択した,センター巻
のやや柔らかく巻かれた有芯柔らか巻A及び有芯柔らか
巻Bと、サーフェイス巻の普通硬さの有芯普通巻,やや
硬く巻かれた有芯硬巻,硬く巻かれた無芯硬巻とにおい
て、複数のサンプルのH0 及びH1 を測定し、その測定
データにおいて、最大荷重変化率,平均変化率,最小変
化率のみを集めて表にしたのが、図17(A)である。
これを図17(C)のように比較グラフにすると、次の
ようになる。
【0024】すなわち、「硬く巻き付けられた」とは、
その荷重変化率が0%〜約9%、「やや硬く巻き付けら
れた」とは、その荷重変化率が約9%〜約21%、「普
通の固さに巻き付けられた」とは、その荷重変化率が約
21%〜約36%、「やや柔らかく巻き付けられた」と
は、その荷重変化率が約36%〜約49%、「柔らかく
巻き付けられた」とは、その荷重変化率が約49%以上
となる。このように、「略柔らかく巻き付けられた」と
は、「柔らかく巻き付けられた」と「やや柔らかく巻き
付けられた」とを含むため、前述のような「略柔らかく
巻き付けられた」とは、13kg荷重において、荷重変化
率が約36%以上の場合をいう。この値は、トイレット
ペーパーロールが置かれた状況下において、温度,湿
度,気圧などで約1割内外変化することもある。
【0025】また、上記の式による(H0 −H1 )は、
トイレットペーパーロールにおける積層されたトイレッ
トペーパー2,2相互間の空隙量を表すことにもなり、
前記式による荷重変化率は、空隙率と略同等とも言え
る。したがって、空隙率が約36%以上の場合には、
「略柔らかく巻き付けられた」と言える。ここで注意す
べき点は、表が荷重を13kgとした場合である。例え
ば、18kgの測定用錘21では、(H0 −H1 )の値が
大きくなるため、その何れの種類でも、荷重変化率は大
きくなり、荷重変化率の約40%以上が「略柔らかく巻
き付けられた」となるし、例えば、荷重7kgの測定用錘
21では、(H0 −H1 )の値が小さくなるため、その
何れの種類でも、荷重変化率は小さくなり、荷重変化率
の約30%以上が「略柔らかく巻き付けられた」とな
る。
【0026】
【実施例2】また、図18の本発明実施品のトイレット
ペーパーロールの巻き戻し音の測定実験では、本発明実
施品のトイレットペーパーロールが、従来の通常のボー
ル紙製の紙筒芯があるトイレットペーパーロールと比較
して格段と静かになったことが明らかである。具体的な
実験では、本発明実施品に関する太筒芯1は、内径直径
が約3.8cmの薄紙製であって、トイレットペーパーロ
ールの長さ(約11cm)の1個当たりの重さは、約1.
6(g/本)であり、これは約50(g/m2)の重さの
薄紙2枚が適宜捩じられ且つ重ねられて形成されてい
る。該太筒芯1の薄紙の材質としては、トイレに流せる
ノーサイズ紙を使用した。従来品としては、内径直径が
約3.8cmのボール紙製の紙筒芯に硬さを普通巻とし
た,いわゆる有芯普通巻のトイレットペーパーロールを
使用した。また、その「柔らかく巻き付けられた」トイ
レットペーパー2によって製造された本発明実施品のト
イレットペーパーロールも、従来品の有芯普通巻のトイ
レットペーパーロールも共に外形直径を約110mmと
し、一般家庭用のワンタッチ式のトイレットペーパーロ
ールホルダーの太軸部10に装着して、該トイレットペ
ーパーロールホルダーの蓋は外して該蓋とトイレットペ
ーパーとの接触音を無くした上で、トイレットペーパー
を引き出すときに発生する巻き戻し音を測定した。その
トイレットペーパーロールホルダー箇所から約50cm,
1m,1.5mの位置に集音センサーを設置して測定し
た。このとき、トイレットペーパーを巻き戻す速度が一
定であっても、トイレットペーパーロールは、外周側か
ら巻き戻されるため、外径が大きな外周部の速度が遅
く、直径が小さくなる中心部にゆくにしたがって次第に
速度が増すため、外周部,中間部,中心部(太筒芯側)
の3箇所の測定を行なった。
【0027】図18の表で示すように、外周部,中間
部,中心部(太筒芯側)のどの位置であっても、12d
B(デシベル)乃至17dBも静かになった。特に、ト
イレ等では、他人とは1m以上離れているのが通常であ
り、これを両者平均してみると、従来品の有芯普通巻は
約65dBであり、本発明実施品は約53dBであっ
た。12dBのみ少ないといっても、dBは音の大きさ
を対数で表したものであり、10dBの違いは音の大き
さでは10倍もの相違がある。すなわち、12dBの違
いは、音の大きさにすると約16倍、13dBでは約2
0倍、14dBでは約25倍、15dBでは約32倍、
16dBでは約40倍、17dBでは約50倍と格段の
相違がある。図18の表をグラフ化すると、図19のよ
うになり、従来品と本発明実施品とのトイレットペーパ
ーロールの巻き戻し音の差は歴然である。さらに、図2
0に示すように、騒音レベルと身近な音との比較表を参
考にすると、約65dBは、普通の会話と騒々しい事務
所や電話の音との中間位置であるが、本発明実施品の約
53dBは、静かな事務所に近い音であり、音のみの大
きさからするとその大きさの相違は極めて顕著である。
このため、本発明実施品を使用すれば、トイレットペー
パーロールの巻き戻し音が極端に小さくなり、女性でも
安心して気軽に使用できる。
【0028】
【実施例3】図21は、トイレットペーパーロールの紙
管(紙筒芯,本発明の太筒芯1等)圧縮荷重変位線図で
ある。本発明実施品の太筒芯1は、内径直径が約3.8
cmで、その1個のトイレットペーパーロールの長さ(約
11cm)の1本当たりの重さが1.0(g/本),1.
6(g/本),2.0(g/本),2.4(g/本),
3.0(g/本)を使用した。また、従来のボール紙製
の紙筒芯は5.9(g/本),6.4(g/本)を使用
し、その太筒芯1の薄紙の材質としては、トイレに流せ
るノーサイズ紙を使用した。前述の1.0(g/本),
1.6(g/本),2.0(g/本),2.4(g/
本),3.0(g/本)は、それぞれ約30(g/
m2),約50(g/m2),約65(g/m2),約80
(g/m2),約100(g/m2)の重さの薄紙2枚が適
宜捩じられ且つ重ねられて形成されている。さらに、
5.9(g/本),6.4(g/本)は、それぞれ約2
00(g/m2),約220(g/m2)の重さの厚紙2枚
が適宜捩じられ且つ重ねられて形成されている。この実
験では、内径直径が約3.8cmの太筒芯1又は紙筒芯に
荷重を加えて0から15mmまで高さが変形するときのト
イレットペーパーロールの紙管圧縮荷重変位線図を求め
た。
【0029】その結果、図21の表に示すように、2.
0(g/本)の本発明実施品の太筒芯1では、6.4
(g/本)の従来のボール紙製の紙筒芯に比較して約2
0分の1程度の圧力(N)で押圧することができる。以
上のように、太筒芯1を潰すのに、従来のボール紙製の
紙筒芯に比較して極めて少ない力で簡単に潰すことがで
きる(図11参照)。さらに、図21から約3(g/
本)程度の上質紙が、本発明の薄紙製の太筒芯1の範疇
と解される。また、該太筒芯1の重さは、糊の量によっ
て約1〜2割変化し、約4(g/本)程度の上質紙も、
本発明の薄紙製の太筒芯1に包含されることもある。
【0030】
【実施例4】図22は、トイレットペーパーロール圧縮
荷重変位線図である。本発明実施品の太筒芯1は、内径
直径が約3.8cmで、その1個のトイレットペーパーロ
ールの長さ(約11cm)の1本当たりの重さが1.6
(g/本)であって、柔らか巻のもので、外形直径が約
11cmのものを使用した。また、市販品aとしては、ボ
ール紙製の紙筒芯の重さが6.4(g/本)のもので、
有芯普通巻で外形直径が約11cmのものと、市販品bと
して、ボール紙製の紙筒芯の重さが5.9(g/本)の
もので、有芯柔らか巻で外形直径が約11cmのものが使
用されている。
【0031】実験では、圧縮荷重を加えながら、その変
位状態を測定した。この明細書においては、約2%の誤
差はあるが、1kgf を10N(ニュートン)とする。す
ると、図22に示すように、円形状の前記市販品aに対
して徐々に圧縮荷重を加えていくと、約5Nを加えて約
8mm変位し、約10Nで約14mm変位した。さらに、約
10.5Nの最大圧縮荷重のときに約15mm変形し[図
27(B)の状態参照]、その後は最大圧縮荷重よりも
増加しない圧縮荷重を与えても変位量は増加し、約9.
5Nで約50mm変位の箇所で前記紙筒芯が扁平状態とな
り、トイレットペーパーは扁平楕円状に形成された[図
27(C)の状態参照]。また、円形状の市販品bにお
いては、約6Nを加えて20mmが変位し、約10.2N
で30mm変位した。さらに、約10.5Nの最大圧縮荷
重のときに32mm変形し[図27(B)の状態参照]、
その後は最大圧縮荷重よりも増加しない圧縮荷重を与え
ても変位量は増加し、約9.9Nで約60mm変位の箇所
で前記紙筒芯が扁平状態となり、トイレットペーパーは
扁平楕円状に形成された[図27(C)の状態参照]。
ところで、引張試験で引張荷重を増加させなくとも変位
量が増加する点を、JIS用語では「降伏点」と定義し
ている。特に、本発明の実施品では、圧縮変位試験では
あるが、最大圧縮荷重の箇所から圧縮荷重を増加しなく
とも変位量が増加することから、本明細書では、その最
大圧縮荷重箇所を「圧縮降伏点」と称する。この圧縮変
位試験において変形前の市販品a及びbの円形の高さを
0 とすると、圧縮されて扁平楕円状となった高さはY
2 となっている(図27参照)。
【0032】本発明実施品では、図22に示すように、
円形状のトイレットペーパーロール半製品に対し約1N
を加えると18mmが変位し、2Nで30mm変位した。さ
らに、約4Nの最大圧縮荷重のときにに変位量約42mm
変形してこの箇所で前記太筒芯1は扁平状態となり、ト
イレットペーパー2,2,…は扁平楕円状に形成され
る。この圧縮変位試験において変形前の本発明実施品の
円形の高さをY0 とすると、圧縮されて扁平楕円状とな
った高さはY1 となり、前記Y2 よりは圧縮されず、高
さY1 >高さY2 となっている〔図23及び図27
(C)参照〕。また、本発明実施品では圧縮降伏点は存
在しない。特に、市販品a及びbについて変位量が全体
として大きいのは、図27(B)から(C)になると
き、すなわち、圧縮過程において、ボール紙製の紙筒芯
が固いために、該紙筒芯を扁平に加圧加工する際に、紙
筒芯が菱形状楕円箇所で大きな力を要し、このときにな
るまでに、上下の積層したトイレットペーパー2,2,
…相互をも押圧して圧縮する[図27(B)参照]。こ
のときの最大の値を所定値といい、該所定値箇所を圧縮
降伏点Kと称する(図22参照)。該圧縮降伏点K箇所
からトイレットペーパーロール半製品に対して前記所定
値(図22のグラフでは、約10Nで、1.05kgf内
外)以上の圧縮荷重なる加圧力を増加しなくとも変位量
が増加する。このときに、紙筒芯は扁平状となり、且つ
トイレットペーパーは扁平度がより増加して扁平楕円状
にできる。
【0033】
【作用】以上のような本発明品の包装帯3の端部3bを
掴んで引っ張ることで、図1(B)に示すように、その
包装を解く。この包装帯3の包装を解くことによって、
該包装帯3は扁平状となった太筒芯1の略中央位置を押
えているのみであり、図2(B)及び図3(B)の状態
となり、さらに、図3(C)のようにもなり、このよう
になったトイレットペーパーロールを図2(C)に示す
ように、両手で抱えるようにささえることで、そのトイ
レットペーパーロールを略真円状に復帰させることがで
きる。これは、薄紙製の太筒芯1と「最初から最後まで
略柔らかく巻き付けられた」又は「全体として略柔らか
く巻き付けられた」トイレットペーパーによって、太筒
芯1が薄紙製ゆえに、扁平状としたときにも圧力は殆ど
加えられないことと、柔らかなトイレットペーパー2と
の相乗的な作用によって、図2(C)に示すように、略
真円状に復帰させることができる。すなわち、包装帯3
にてトイレットペーパーロールが扁平楕円状に成形され
ていても、略真円状に復帰せることができる。そして、
トイレットペーパーロールホルダーの太軸部10に装着
して使用する。
【0034】ここで、前述の「最初から最後まで略柔ら
かく巻き付けられた」又は「全体として略柔らかく巻き
付けられた」とは、トイレットペーパーロールにおける
積層されたトイレットペーパー2,2相互間の空隙量が
増加したこととなるものであり、このように空隙量が増
加することで、トイレットペーパーロールホルダーの太
軸部10に装着したトイレットペーパーを引き出すと、
トイレットペーパーロールは回転し、特に、太筒芯1と
トイレットペーパーロールホルダーの太軸部10とが不
規則に当接して、トイレットペーパーロールの巻き戻し
音が発生しても、太筒芯1の外周には、「最初から最後
まで略柔らかく巻き付けられた」又は「全体として略柔
らかく巻き付けられた」トイレットペーパー2が存在
し、その積層されたトイレットペーパー相互間の空隙部
によって音が外側に伝わらずに消音又は減音するもので
ある〔図8(A)のイ部及び図8(B)参照〕。
【0035】さらに、太筒芯1が薄紙製であり、且つ該
太筒芯1には「最初から最後まで略柔らかく巻き付けら
れた」又は「全体として略柔らかく巻き付けられた」ト
イレットペーパー2が存在しているため、そのトイレッ
トペーパー2を巻き戻す(引く)と、トイレットペーパ
ーロールの太筒芯1箇所は楕円状となって〔図8(A)
参照〕、図9(A)に示すように、現在、太軸部10と
太筒芯1とが密着している軸側点Pc2,筒側点Po2と、
接触していない軸側点Pc1,筒側点Po1とがあり、次の
瞬間には、図9(B)に示すように、軸側点Pc2,筒側
点Po2とは接触しつつ、軸側点Pc1,筒側点Po1とも接
触状態となり、回転状態からすると面として接触する。
このように、柔らかいゆえに面接触すると音が出ない又
は極めて小さな音となる。しかるに、図10に示すよう
に、従来品のトイレットペーパーロールのボール紙製の
筒芯aでは、現在、太軸部10と接触している点と、今
だ接触していない点の軸側点Pc ,筒側点Po とがある
と、次の瞬間には、その軸側点Pc ,筒側点Po 相互は
接触するが、今まで接触していた点相互は離れることと
なり、回転状態では、点接触となっており、この点接触
状態下でトイレットペーパーロールの巻き戻し音が大き
く発生するものである。このような欠点を本発明品は、
図9の面接触による作用にて解決した。
【0036】以上のように、本発明品おいて、トイレッ
トペーパーロールの巻き戻し音又は引き出し音を著しく
減少させることができるのは、トイレットペーパー2,
2間の空隙量の増大と柔らか面での面接触とが相乗的に
作用しているためである。
【0037】図25(A)に示したものは、本発明のト
イレットペーパーロール6個が1カートンに封入された
ものであり、図25(B)は、そのカートンの横断面の
中のトイレットペーパーロールの挿入状態を示すもので
ある。特に、図26(A)及び(B)の従来タイプのト
イレットペーパーロールのカートンと、図25の本発明
のトイレットペーパーロールのカートンと比較すると、
実験では、本発明品が従来品に対して横断面の面積は約
3割乃至4割程度減少することが判る。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明においては、直径約4cm
内外の薄紙製の太筒芯1と、該太筒芯1に最初から最後
まで略柔らかく巻き付けられたトイレットペーパー2と
からなり、前記太筒芯1は両側に無花果状の膨出部1
a,1aを有して扁平状に形成され、且つ前記トイレッ
トペーパー2も前記扁平状の太筒芯に追従するように扁
平楕円状となって形成され、巻き付けられた前記トイレ
ットペーパー2の両端面2a,2aの前記扁平状に形成
された太筒芯1の略中央位置を通るようにして全外周が
包装帯3にて包持されてなるトイレットペーパーロール
としたことにより、リボン状の包装帯3にて包装した扁
平楕円状となって製品化されており、第1に保管・輸送
費等を安価にできるし、第2に使用時には断面略円形と
なって十分に使用でき、これを一般家庭用のトイレット
ペーパーロールホルダーの太軸部10に装着すること
で、第3に巻き戻し音を著しく減少させることができ、
第4に太筒芯1のゴミ処理対策も良好にでき、第5に太
筒芯1を安価に製造でき、ひいてはトイレットペーパー
ロールの製造価格をも安価にでき、第6に筒芯までも全
て柔らかく巻いたトイレットペーパーロールよりも製品
価値を格段と向上させることができる等の効果を奏す
る。
【0039】特に、本発明では、個々のトイレットペー
パーロールがリボン状の包装帯3にて簡易包装した扁平
楕円状となっており、個々のトイレットペーパーロール
がその包装帯3の存在によってむき出しではなく、且つ
未使用状態を確認することもでき、衛生的にも十分とな
る等、商品価値を高めることができる。さらに、個々の
トイレットペーパーロールは、巻き付けられた前記トイ
レットペーパー2の両端面2a,2aの前記扁平状に形
成された太筒芯1(両側に無花果状の膨出部1a,1a
を有している。)の略中央位置を通るようにして全外周
がリボン状の包装帯3にて包持されていることで、前記
太筒芯1の両端は扁平楕円状に押えつけられず、長期の
保管時間等を経たとしても、使用時に断面略円形と戻り
やすい利点もある。
【0040】特に、本発明では、その包装帯3の掛け方
及び太筒芯1が薄紙製ゆえに、両側に無花果状の膨出部
1a,1aを有して扁平状としたとしても圧力は殆ど加
えられないことと、柔らかトイレットペーパー2との相
乗的な作用と、前記膨出部1aの存在による折れ線皆無
の保持と、柔らかなトイレットペーパー2との相乗的な
作用によって、太筒芯1が扁平状であっても、トイレッ
トペーパーロールホルダーの太軸部10に装着すると、
略真円状に復帰せることができ、使用には十分である。
さらに、トイレットペーパーロールが扁平楕円状である
と、従来の真円状のトイレットペーパーロールに比較し
てスペースを大幅に節約でき、保管・輸送費等を安価に
できる利点もある。
【0041】また、本発明において、特に、巻き戻し音
又は引き出し音を著しく減少させることができる効果に
ついて詳述する。本発明のトイレットペーパーロールを
一般家庭等のトイレットペーパーロールホルダーの太軸
部10に装着し、該太軸部10と、太筒芯1とが廻りな
がら接触して、そこから接触音やこすれ音等が発生して
も、太筒芯1は薄紙製であるがゆえになじむように回転
して面接触することと、前記太筒芯1の外周には、「略
柔らかく巻き付けられた」トイレットペーパー2が存在
することで、その積層されたトイレットペーパー2,2
相互間の空隙部との存在によって音が外側に伝わらずに
消音又は減音するものである。このことは、図18及び
19の実験でもはっきりとした実証ができたものであ
る。この実験で約12dB乃至約17dBの巻き戻し音
の低下があるが、実際には殆ど音が聞こえない程度にで
きる。これによって、特に、トイレでのトイレットペー
パー使用中でのガラガラ等の巻き戻し音を解消でき、特
に女性等にとっては安心して使用できる静音仕様のトイ
レットペーパーロールを提供できる最大の利点がある。
【0042】また、前記太筒芯1が薄紙製であるため、
従来のボール紙製の紙筒芯とは異なり、強度も極端に弱
いため、女性や子供であっても、トイレットペーパーロ
ールを使用後に、一般家庭等のトイレットペーパーロー
ルホルダーの太軸部10に残った前記太筒芯1をいとも
簡単に潰して(図11参照)、家庭ゴミを減少させるこ
とができ、且つ一般ゴミとして廃棄することができる利
点がある。
【0043】さらに、薄紙製の太筒芯1であるため、従
来のボール紙製の紙筒芯とは、紙厚さも薄くなり、且つ
紙量も少なくなって、筒芯自体の単価を安価にできる。
これによって、トイレットペーパーロール全体として
も、割安にできる利点がある。
【0044】また、ソフトタイプのコアレストイレット
ペーパーロールは、一部の市場においては存在している
が、糊付けした筒芯箇所は破損したような体裁をしてお
り、一般人に浸透させにくいものであったり、或いはこ
のソフトタイプのコアレストイレットペーパーロールを
製造する製造機械は特別仕様の特殊機械であって、トイ
レットペーパーロール製品として極めて割高となる欠点
があったが、本発明は、外観的には通常の紙筒芯と略同
形であり、その製品価値を格段と向上させることがで
き、且つ前述のように、消音効果,ゴミ対策を良好にで
きるのみならず製品単価の低廉化効果を奏するものであ
る。
【0045】また、請求項2の発明では、直径約4cm内
外の薄紙製の太筒芯1と、該太筒芯1に最初の数巻きを
硬く後は最後まで略柔らかく,全体として略柔らかく巻
き付けられたトイレットペーパー2とからなり、前記太
筒芯1は両側に無花果状の膨出部1a,1aを有して略
扁平状に形成され、且つ前記トイレットペーパー2も前
記扁平状の太筒芯1に追従するように扁平楕円状となっ
て形成され、巻き付けられた前記トイレットペーパー2
の両端面2a,2aの前記扁平状に形成された太筒芯1
の略中央位置を通るようにして全外周が包装帯3にて包
持されてなるトイレットペーパーロールとしたことによ
り、請求項1と同等の効果を奏する。この請求項2の発
明では、特に、前記太筒芯1に最初の数巻きを硬く後は
最後まで略柔らかく巻かれていても、全体として略柔ら
かく巻き付けられたことは、請求項1の最初から最後ま
で略柔らかく巻き付けられたと同等の構成であって、同
等の効果を奏するためである。
【0046】さらに、請求項3の発明では、直径約4cm
内外の薄紙製の太筒芯1と、該太筒芯1に最初を除く一
部の数巻きを硬く後は略柔らかく,全体として略柔らか
く巻き付けられたトイレットペーパー2とからなり、前
記太筒芯1は両側に無花果状の膨出部1a,1aを有し
て略扁平状に形成され、且つ前記トイレットペーパー2
も前記扁平状の太筒芯に追従するように扁平楕円状とな
って形成され、巻き付けられた前記トイレットペーパー
2の両端面2a,2aの前記扁平状に形成された太筒芯
1の略中央位置を通るようにして全外周が包装帯3にて
包持されてなるトイレットペーパーロールとしたことに
より、請求項1と同等の効果を奏する。この請求項3の
発明でも、特に、前記太筒芯1に最初を除く一部の数巻
きを硬く後は略柔らかく巻き付けられたことは、請求項
1の最初から最後まで略柔らかく巻き付けられたと同等
の構成で、同等の効果を奏する。
【0047】請求項4の発明では、請求項1,2又は3
において、前記トイレットペーパーが扁平楕円状に形成
されるときに、トイレットペーパーロール半製品に対し
て所定値の圧縮荷重となったときにこれ以上の加圧力を
増加させなくとも変位量が増加する圧縮降伏点Kが存在
せず、且つ前記所定値の圧縮荷重の半分以下で漸増する
加圧力に対して変位量が増加のみして形成され、巻き付
けられた前記トイレットペーパー2の両端面2a,2a
の前記扁平状に形成された太筒芯1の略中央位置を通る
ようにして全外周が包装帯3にて包持されてなるトイレ
ットペーパーロールとしたことにより、所定値の圧縮荷
重の半分以下の少ない加圧力でトイレットペーパーロー
ル半製品を扁平楕円状に整然として成形できる。特に、
所定値の圧縮荷重となったときにこれ以上の加圧力を加
えなくとも変位量が増加する圧縮降伏点Kが存在しない
ことから大型の扁平楕円状成形機も必要とせず、旧位の
円形状に復帰する力も小さいことから扁平楕円状のトイ
レットペーパーロール包装を簡易な装置等で簡単にでき
る利点もある。しかるに、図22に示す市販品a及びb
のように、ボール紙製の紙筒芯が存在する場合には、大
きな圧縮荷重なる所定値を有する圧縮降伏点Kの存在が
あるため圧縮するにも大きな力を要し、これがため袋等
に入れる際にも楕円状から円形に復帰するための反発力
も大きくなり大型の封入装置とせざるを得ない従来の不
都合を本発明によって解消したものである。
【0048】また、請求項5の発明では、請求項1,
2,3又は4において、前記包装帯3はノーサイズ紙か
らなるトイレットペーパーロールとしたことにより、該
トイレットペーパーロールを使用するときに、前記包装
帯3を剥がして、トイレに流すことができ、簡単な処理
ができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1実施形態のトイレットペ
ーパーロールの斜視図 (B)は(A)の包装帯を剥がした直後の斜視図
【図2】(A)は本発明の第1実施形態のトイレットペ
ーパーロールの端面図 (B)は(A)の包装帯を剥がした状態の端面図 (C)は両手で略円形状に戻している状態図
【図3】(A)は本発明の第1実施形態のトイレットペ
ーパーロール要部の端面拡大図 (B)は本発明の包装帯を剥がした状態の要部端面拡大
図 (C)は本発明の包装帯を剥がした状態の要部端面拡大
【図4】(A)は本発明の第1実施形態のトイレットペ
ーパーロール半製品の斜視図 (B)は(A)の一部拡大斜視図 (C)は本発明の第1実施形態のトイレットペーパーロ
ール完成品の斜視図及び半製品の想像線図
【図5】(A)は本発明の第1実施形態のトイレットペ
ーパーロール半製品の側面図及び完成品の想像線図 (B)は(A)の一部拡大図 (C)は(A)の一部模式図
【図6】(A)は本発明の第2実施形態のトイレットペ
ーパーロール半製品の側面図及び完成品の想像線図 (B)は(A)の一部拡大図 (C)は(A)の一部模式図
【図7】(A)は本発明の第3実施形態のトイレットペ
ーパーロール半製品の側面図及び完成品の想像線図 (B)は(A)の一部拡大図 (C)は(A)の一部模式図
【図8】(A)は本発明を巻き戻す状態図 (B)は、(A)の(イ部)の拡大断面図であって、音
源が消滅又は減少する状態図
【図9】(A)及び(B)は本発明を巻き戻す過程のト
イレットペーパーロール中心箇所状態図
【図10】(A)及び(B)は従来品を巻き戻す過程の
トイレットペーパーロール中心箇所状態図
【図11】(A)は本発明の通常の太筒芯を潰す工程の
状態図 (B)は本発明の太筒芯を潰した別の状態図 (C)は本発明の太筒芯を潰したさらに別の状態図
【図12】(A)はトイレットペーパーロールの製造工
程における終期段階の略示平面図 (B)は(A)の要部平面図
【図13】(A)乃至(F)は本発明を扁平楕円に加工
する工程図
【図14】(A)乃至(E)は本発明を扁平楕円に加工
する工程図
【図15】本発明の第1の製造法の要部斜視図
【図16】(A)は本発明の第2の製造法の要部正面図 (B)は(A)の製造法の状態図
【図17】(A)は巻き方種類別の荷重変化率表 (B)は荷重変化率を測定するための測定法略図 (C)は巻き方種類別の荷重変化率の比較グラフ
【図18】トイレットペーパーロールの巻き戻し音測定
比較表
【図19】トイレットペーパーロールの巻き戻し音測定
比較グラフ
【図20】騒音レベルと身近な音との比較表
【図21】本発明実施品と従来品とを比較したトイレッ
トペーパーロールの紙管の圧縮荷重変位線図
【図22】本発明実施品と従来品とを比較したトイレッ
トペーパーロール製造時の圧縮荷重変位線図
【図23】本発明実施品のトイレットペーパーロール製
造時の圧縮荷重変位の実験をしている状態図
【図24】本発明品に復元力が加わった状態の側面図
【図25】(A)は本発明の包装した状態の6個入りト
イレットペーパーロールカートンの斜視図 (B)は(A)の一部断面とした平面図
【図26】(A)は従来の包装した状態の6個入りトイ
レットペーパーロールカートンの斜視図 (B)は(A)の一部断面とした平面図
【図27】(A)は従来品のトイレットペーパーロール
製造時の圧縮荷重変位の実験を開始せんとする状態図 (B)は(A)の実験途中の圧縮降伏点箇所の状態図 (C)は(A)の実験の最終段階の状態図
【符号の説明】
1…太筒芯 1a…膨出部 2…トイレットペーパー 2a…端面 3…包装帯 K…圧縮降伏点

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直径約4cm内外の薄紙製の太筒芯と、該
    太筒芯に最初から最後まで略柔らかく巻き付けられたト
    イレットペーパーとからなり、前記太筒芯は両側に無花
    果状の膨出部を有して略扁平状に形成され、且つ前記ト
    イレットペーパーも前記略扁平状の太筒芯に追従するよ
    うに扁平楕円状となって形成され、巻き付けられた前記
    トイレットペーパーの両端面の前記扁平状に形成された
    太筒芯の略中央位置を通るようにして全外周が包装帯に
    て包持されてなることを特徴とするトイレットペーパー
    ロール。
  2. 【請求項2】 直径約4cm内外の薄紙製の太筒芯と、該
    太筒芯に最初の数巻きを硬く後は最後まで略柔らかく,
    全体として略柔らかく巻き付けられたトイレットペーパ
    ーとからなり、前記太筒芯は両側に無花果状の膨出部を
    有して略扁平状に形成され、且つ前記トイレットペーパ
    ーも前記略扁平状の太筒芯に追従するように扁平楕円状
    となって形成され、巻き付けられた前記トイレットペー
    パーの両端面の前記扁平状に形成された太筒芯の略中央
    位置を通るようにして全外周が包装帯にて包持されてな
    ることを特徴とするトイレットペーパーロール。
  3. 【請求項3】 直径約4cm内外の薄紙製の太筒芯と、該
    太筒芯に一部の数巻きを硬く後は略柔らかく,全体とし
    て略柔らかく巻き付けられたトイレットペーパーとから
    なり、前記太筒芯は両側に無花果状の膨出部を有して略
    扁平状に形成され、且つ前記トイレットペーパーも前記
    略扁平状の太筒芯に追従するように扁平楕円状となって
    形成され、巻き付けられた前記トイレットペーパーの両
    端面の前記扁平状に形成された太筒芯の略中央位置を通
    るようにして全外周が包装帯にて包持されてなることを
    特徴とするトイレットペーパーロール。
  4. 【請求項4】 請求項1,2又は3において、前記トイ
    レットペーパーが扁平楕円状となって形成されるとき
    に、トイレットペーパーロール半製品に対して所定値の
    圧縮荷重となったときにこれ以上の加圧力を増加させな
    くとも変位量が増加する圧縮降伏点が存在せず、且つ前
    記所定値の圧縮荷重の半分以下で漸増する加圧力に対し
    て変位量が増加のみして形成され、巻き付けられた前記
    トイレットペーパーの両端面の前記扁平状に形成された
    太筒芯の略中央位置を通るようにして全外周が包装帯に
    て包持されてなることを特徴とするトイレットペーパー
    ロール。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3又は4において、前記
    包装帯はノーサイズ紙からなることを特徴とするトイレ
    ットペーパーロール。
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