JP2003092763A - 単板式カラービデオカメラ - Google Patents

単板式カラービデオカメラ

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JP2003092763A
JP2003092763A JP2001283653A JP2001283653A JP2003092763A JP 2003092763 A JP2003092763 A JP 2003092763A JP 2001283653 A JP2001283653 A JP 2001283653A JP 2001283653 A JP2001283653 A JP 2001283653A JP 2003092763 A JP2003092763 A JP 2003092763A
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color
signal
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horizontal
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JP2001283653A
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Kazuto Nishida
一人 西田
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 補色ベイヤー配列のCCD撮像素子を用い
て、感度の低下がなく、垂直解像度を従来の2倍に拡大
できるようにする。 【解決手段】 輝度変化のない無彩色被写体において、
Ye−ar・Gr=0、Cy−ab・Gr=0となる係数
r,abを算出する。実際に輝度変化のある被写体を撮
像した場合、係数記憶部30から係数ar,abを読み出
し、C−GV16とC−GH17において、水平および
垂直方向に隣接するYeおよびCyとGr画素間で、Y
e−ar・Gr、Cy−ab・Grを計算する。輝度信号
から作成した垂直および水平相関係数を用いて、DVD
H19において加算比を決定し、Ye−ar・Grおよ
びCy−ar・GrをCGMIX20で算出する。色差
信号Ye−ar・GrとCy−ar・Gr、および補間し
たGr信号から色分離回路であるCSEP21にてRG
Bを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ベイヤー配列の色
フィルタを用いたCCD撮像素子を有する単板式カラー
ビデオカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】単板式カラービデオカメラは、1個のC
CD撮像素子が用いられ、このCCD撮像素子は、CC
Dと、その前にストライプ状やモザイク状に配置したカ
ラーフィルタを備えて、色情報を得る。そして、カラー
フィルタに、RGB3原色を用いた原色単板方式と、補
色系を用いる補色単板方式がある。カラーフィルタの色
配列にはベイヤー配列があり、この配列は、レッド画素
をR、ブルー画素をB、グリーン画素をGとすると、あ
る行をRGRG、次の行をGBGBと配列するものであ
る。
【0003】このようなベイヤー配列の単板式カラービ
デオカメラについては、特開平9−200782号公報
に開示されている。図10は、このビデオカメラを示す
ブロック図である。図10において、レンズ201より
入射した被写体の画像は、光学フィルタ202により画
像に含まれる高域の周波数成分を減衰させた後、CCD
撮像素子203にて光電変換され、画素単位に信号が出
力される。CCD出力はCDS/AGC回路204によ
り映像信号の分離および信号レベルの調整が行われた
後、ADコンバータ205により、ディジタル信号に変
換される。ディジタル信号に変換された映像信号はディ
ジタル信号処理回路206にて輝度信号と色信号が作成
され、端子227,228から出力される。
【0004】従来の単板式カラービデオカメラにて使用
されるCCD撮像素子の色フィルタの配列を図11に示
す。色フィルタは、水平方向(図中X方向)にグリーン
/レッドが点順次で配列したラインと、ブルー/グリー
ンが点順次で配列したラインが垂直方向(図中Y方向)
に交互に並ぶ2次元配列で構成されている。ここで、レ
ッド画素をR、ブルー画素をB、レッドを含むラインの
グリーン画素をGr、ブルーを含むラインのグリーン画
素をGbとする。
【0005】ディジタル信号処理回路206では、黒レ
ベルのクランプ回路(LCLIP)207にて、信号に
含まれる黒レベルの値がある規定値に固定された後、ホ
ワイトバランス回路(WB)208にて、RGBそれぞ
れの画素信号に対してホワイトバランス調整が行われ
る。WB208の出力は、1水平走査期間の遅延回路
(1HDL)209,210,211により垂直方向に
隣接する3ラインの信号が同時化される。
【0006】輝度信号の処理は、まずWB208、1H
DL209,210,211の出力信号に対して、CC
D出力がラインごとにG,RとB,Rに切り替わる。そ
のため、有彩色の領域にて発生するラインクロールを防
ぐための輝度垂直低域通過フィルタ(YVLPF)21
2がかけられ、輝度水平低域通過フィルタ(YHLP
F)213により水平方向の色信号キャリア成分が取り
除かれる。そして、YHLPF213の出力は、輝度γ
補正回路(YGAM)214にてガンマ補正されて、同
期信号加算回路(SYNCMIX)215にて同期信号
が加算される。
【0007】色信号処理は、WB208、1HDL20
9,210の同時化された各出力に対して、ガンマ補正
が色γ補正回路(CGAM)217にてかけられた後、
垂直色差信号作成回路(C−GV)218で垂直方向に
隣接するR/Gb、およびB/GrによりR−G,B−
Gが作成される。また、水平色差信号作成回路(C−G
H)219にて水平方向に隣接するR/Gr、およびB
/GbによりR−G,B−Gが作られる。
【0008】C−GV218とC−GH219で作成さ
れた2つのR−GとB−G信号は、垂直/水平色差信号
ミックス回路(CGMIX)221において、垂直/水
平高域信号作成回路(DVDH)220にて作成された
信号値による加算比にしたがってミックスされる。DV
DH220では、WB208、1HDL209,21
0,211の出力から画像の2次元周波数スペクトル上
の(ξ,η)=(2π/2x,0)と(ξ,η)=
(0,2π/2y)の成分の比に従う係数のデータが作
成される。
【0009】CGMIX221出力のR−G、B−G信
号は、色マトリックス回路(MATRIX)222にて
色差マトリックス演算がおこなわれ、R−Y、B−Yが
作成される。色差信号データR−Y,B−Yは色差ゲイ
ン調整回路(CGAIN)223にてゲイン調整が行わ
れた後、バースト信号ミックス回路(BFMIX)22
4にてバースト信号データが重畳され、色変調回路(C
MOD)225にて色信号変調される。
【0010】さらに、CCD撮像素子203の出力がイ
ンターレースされていないため、ノンインターレース−
インターレース変換回路(INTRCONV)216,
226にてノンインターレース−インターレース変換を
行い、所定のビデオ信号のフォーマットで出力する。
【0011】図12は、C−GV218の内部構成を示
すブロック図であり、図13は、C−GV218内の信
号のタイミングを示す説明図である。図12ではD0
H,D2H信号に対して、加算器(FA)231により
垂直補間が行なわれ、信号a 4を得る。垂直補間された
D0H,D2Hの信号とD1Hの信号に対してそれぞれ
を符号変換し、加算器(FA)232,233にて加算
する。この出力信号がb4,c4である。信号b4,c4
りセレクタ234,235にてラインごとに切替え選択
して、図13に示すように、R−Gbを含む信号d4
B−Gbを含む信号e4を作成する。さらに、信号d4
4が、遅延回路(D)236,237と加算器(F
A)237、遅延回路(D)240,241と加算器
(FA)242、で構成される水平方向の補間フィルタ
により補間される。そして、セレクタ239,243に
て、補間により作成された信号と原信号を画素周期で切
替えることにより、連続したR−Gb、B−Gbの信号
を作成し、図13に示すように、R−G(V),B−G
(V)として信号f4、g4が出力される。
【0012】図14は、C−GH219の内部構成を示
すブロック図であり、図15は、C−GH219内の信
号のタイミングを示す説明図である。図14に示すよう
に、図10の1HDL209,210,211にて同時
化された3ラインのD0H,D1H,D2H信号が、図
15に示すように、Gr/R、および、B/Gbの各画
素信号となってC−GH219に入力される。そして、
点順次入力される画素信号が、遅延回路(D)251,
252と加算器(FA)253、遅延回路(D)25
7,258と加算器(FA)259、遅延回路(D)2
63,264と加算器(FA)265、で構成される3
つの水平の補間フィルタにより補間される。
【0013】補間された信号は、セレクタ254,25
5,260,261,266,267により選択され
て、補間されたGr,R,B,Gb信号が独立して出力
される。これら出力信号をa5,b5,c5,d5,e5
5とする。図15に示すように、b5,d5,f5は常に
G信号であるので、符号変換をした後、加算器(FA)
256,262,268により加算され、出力としてR
−G/B−Gが得られる。加算器(FA)262の出力
信号をh4とする。加算器256,268の出力に対し
て、加算器(FA)269にて垂直方向の補間が行われ
て、その出力信号をg4とする。信号g4,h4が、セレ
クタ270,271によりライン毎に交互に選択され、
図15に示すように、R−GとB−Gが同時化されて出
力される。
【0014】図16はDVDH220の構成を示すブロ
ック図である。D0H,D1H,D2H,D3Hの信号
に対して垂直方向の高域通過フィルタ281と水平方向
の高域通過フィルタ282により、画像に含まれる垂直
および水平方向の高域成分を出力する。その高城成分に
対して、絶対値を、ABS283,284にて作成し、
dv_data、dh_dataとする。
【0015】図16はCGMIX221の構成を示すブ
ロック図である。DVDH220より出力されたdh−
dataによりC−GV218の出力R−G(V)、B
−G(V)のゲインが乗算器293,294を用いて調
整され、また、C−GH219の出力R−G(H)、B
−G(H)のゲインがdv_dataにより乗算器29
1,292を用いて調整される。これにより、R−G
(V),B−G(V),R−G(H),B−G(H)の
周波数スペクトル上で作用の項で説明した色偽信号の発
生しない部分のみが選択されることとなる。加算器(F
A)295,296によりR−B(V)とR−G
(H)、B−G(V)とB−G(H)が加算され、R−
G,B−Gが作成される。
【0016】特開平9−200782号公報記載の発明
では、輝度信号の水平相関係数および垂直相関係数を求
め、CCD撮像素子の水平および垂直に隣り合う画素間
で色差信号を作成する。そして、輝度相関の高い方向に
色差演算を行った色差信号を用いることで輝度信号の垂
直エッジおよび水平エッジ部分に発生する色偽信号を抑
圧する。
【0017】図18及び図19に特開平9−20078
2号公報の発明に関する色信号の周波数スペクトル特性
を示す。図18の(a),(b),(c),(d)はC
CD撮像素子のGr,Gb,R,Bの各画素にてサンプ
リングした時のスペクトルである。図19の(e),
(f)は、垂直方向に隣接する画素によりR−G、B−
Gを作成した場合のR−G,B−Gのスペクトルであ
る。図19の(g),(h)は、R−Gを水平方向に隣
接するR、Gr画素の信号より作成し、B−Gを同じく
水平方向に隣接するB,Gb画素の信号により作成した
場合のスペクトルである。図19の(i),(j)は、
垂直方向に隣接する画素により作成されたR−G,B−
Gのスペクトルと、水平方向に隣接する画素により作成
されたR−G,B−Gに基づいて、R−G、B−Gを作
成した場合のスペクトルである。
【0018】図19の(g),(h)において、(ξ,
η)=(0,2π/2y)の周波数点ではRとGrおよ
び、BとGbが互いに位相が反転している。このため、
無彩色の画像領域にてホワイトバランスがとれており、
RとGr、およびBとGb信号の絶対値が等しければ色
偽信号を発生しない。一方、図19の(e),(f)に
おいて、(ξ,η)=(2π/2x,0)の周波数点で
色偽信号が発生する。
【0019】そこで、輝度信号の(ξ,η)=(2π/
2x,0)の周波数成分が多い場合は、垂直方向に隣接
する画素により作成した図19の(e),(f)におけ
る周波数スペクトルを有する信号を使用する。また、
(ξ,η)=(0,2π/2y)の周波数成分が多い時
は、水平方向に隣接する画素により作成した図19の
(g),(h)における周波数スペクトルを有する信号
を使用する。このことで、図19の(i)(j)に示す
ような(ξ,η)=(0,2π/2y)、および、
(ξ,η)=(2π/2x,0)の点で共に色偽信号の
発生しない特性を持つ色信号R−G,B−Gが作成でき
る。
【0020】(ξ,η)=(2π/2x,0)と(ξ,
η)=(0,2π/2y)の点で共に色偽信号が発生し
ない信号を作成できることから、垂直方向の周波数帯域
は従来方式のように、η=2π/4yに制限する必要が
なくなる。また、輝度信号に対するナイキスト周波数で
あるη=2π/2yまで帯域を広げることができる。よ
って、特開平9−200782号公報で提案する方式を
使用する場合は、(ξ,η)=(0,2π/2y)の色
偽信号を消去するために必要となる図20の(B)のト
ラップ特性をもつ光学ローパスフィルタが不要となり、
図21に示すような(A)のトラップ特性のみをもつ光
学ローパスフィルタとなる。このため、図22に示すよ
うな特開平9−200782号公報で提案する方式を使
用しない場合に対して、垂直方向の高域周波数特性が改
善され、図23の理論的有効帯域に示すようになり、2
倍の垂直解像度を得ることができる。
【0021】以上のように、特開平9−200782号
公報に記載の技術を使用することで、RGB3原色ベイ
ヤー配列のビデオカメラの解像度を大幅に拡大すること
が可能となる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかし、RGB原色ベ
イヤー配列のCCD撮像素子を有するビデオカメラで
は、RGB原色の色フィルタを用いることから、被写体
からの入射光を効率よく光電変換することができない。
そのため、感度が低下し、また、R/B画素の位置にグ
リーン成分が存在しないことから、輝度モアレが発生し
やすいという問題があった。
【0023】この課題に対しては、RGB原色ベイヤー
配列でなくイエロー/シアン/グリーンの補色系の色フ
ィルタでベイヤー配列を用いたCCD撮像素子を用いる
ことで、感度低下を防ぐことができ、全ての色画素にグ
リーン成分が含まれていることから輝度モアレの問題を
解決することが可能となる。しかし、補色系の色フィル
タを用いたベイヤー配列のCCDでは特開平9−200
782号公報に提案した方法がそのまま適用できないた
め、原色ベイヤー配列のCCDを用いた場合と同様の水
平/垂直の解像度を2倍に拡大することができない。
【0024】これは、特開平9−200782号公報の
方法において、ホワイトバランスがとれた各色画素の信
号値は、画素間の輝度差がない場合、常にR=G=Bで
あり、画素単位で垂直および水平方向に隣接する画素間
でR−G,B−Gの演算可能であることが条件となるた
めである。補色ベイヤー配列のCCD撮像素子を用いた
場合は、ホワイトバランスがとれた状態でYe=Cy=
Crではないため、画素間の輝度差がない無彩色被写体
のように常に輝度相関のある被写体を撮像した場合、隣
接する画素間でYe−Gr,Cy−Grの演算をする
と、色差信号値はゼロにならず、輝度相関に関係なく色
偽信号を発生してしまうことになる。
【0025】本発明の目的は、補色ベイヤー配列のCC
D撮像素子を用いて、感度の低下がなく、垂直解像度を
従来の2倍に拡大できる単板式カラービデオカメラを提
供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するため、次の構成を有する。本発明は、グリーンと
イエローとシアンのベイヤー配列を有する色フィルタと
CCDからなる撮像素子を備えた単板式カラービデオカ
メラにおいて、グリーンの画素値をGr、イエローの画
素値をYe、シアン画素値をCyとすると、輝度変化の
ない無彩色被写体に対して、Ye−ar・Gr=0、C
y−ab・Gr=0となる係数ar,abを記憶しておく
係数記憶手段と、グリーン画素に水平方向に隣り合う画
素の色差信号であるYe−ar・Gr及びCy−ab・G
rを作成する水平色差信号作成手段と、グリーン画素に
垂直方向に隣り合う画素の色差信号であるYe−ar
Gr及びCy−ab・Grを作成する垂直色差信号作成
手段と、Grを平均補間するGr補間フィルタ手段と、
画像信号の輝度成分に対する、水平空間周波数の高域通
過フィルタと、垂直空間周波数の高域通過フィルタとを
有して、これら高域通過フィルタの出力信号値に基づ
き、前記色差信号作成手段により作成された水平及び垂
直色差信号の加算比を算出する加算比算出手段と、前記
の各色差信号作成回路より出力された2種類の色差信号
を所定の加算比に従って加算する加算演算手段と、前記
加算演算手段より出力される色差信号と前記Gr補間フ
ィルタ手段の出力信号から色分離係数によりR/G/B
信号を作成する色分離手段と、とを有することを特徴と
する。
【0027】本発明は、前記色分離手段は、色分離係数
rr,Sgr,Sbr,Srb,Sgb,S bb,Srg,Sgg,S
bgに対して、以下の式に基づいて演算することを特徴と
する。
【数2】
【0028】本発明は、光源の色温度に基づいて、輝度
変化のない無彩色被写体像において常にYe−ar・G
r=0、Cy−ab・Gr=0となるように係数ar,a
bを補正する係数補正手段をさらに備えたことを特徴と
する。
【0029】本発明においては、カラービデオカメラの
CCD撮像素子の色フィルタ配列を(グリーン、イエロ
ー)、(シアン、グリーン)の順に垂直方向に並べる。
すなわち、この色フィルタ配列は、水平方向2画素、垂
直方向2画素の周期性の色配列を有するいわゆる補色の
ベイヤー配列である。このCCD撮像素子を用いること
により、RGB原色ベイヤー配列のビデオカメラの欠点
であるところの感度の低下とG成分の欠落による輝度モ
アレを軽減することができる。
【0030】ここで、特開平9−200782号公報に
ついて上述したように、RGB原色ベイヤー配列のCC
D撮像素子を用いたビデオカメラの場合、ホワイトバラ
ンス補正を行ったRGB信号から輝度相関のある水平あ
るいは垂直の画素信号値間でR−GおよびB−Gの色差
信号を作る。水平エッジあるいは垂直エッジ部分では、
R−GおよびB−Gがゼロになることにより水平エッジ
あるいは垂直エッジ部分に発生する色偽信号を抑圧する
ことが可能となる。しかし、補色フィルタを用いたベイ
ヤー配列ではRGBと同様の画素間の同様の処理が適用
できない。
【0031】本発明では、輝度変化が一様な無彩色被写
体において、イエロー(以下Yeで示す)画素値とグリ
ーン(以下Grで示す)画素値に付して、Ye−ar
Gr=0となる係数arを算出する。同様にシアン(以
下Cyで示す)とGr画素値に対してCy−ab・Gr
=0となる係数abを算出する。これらを係数記憶手段
に一旦記憶しておく。
【0032】次に、実際に被写体を撮像した場合、係数
記憶手段から係数ar,abを読み出し、水平および垂直
方向に隣接するYe/CyとGr画素間でye−ar
Gr、Cy−ab・Grを計算し、輝度信号から作成し
た垂直および水平相関係数を用いて、水平方向のYe−
r・Grと垂直のYe−ar・Grの加算比を決定して
Ye−ar・Grを作成する。同様に、Cy−ab・Gr
を作成する。
【0033】この色差信号Ye−ar・GrとCy−ab
・Gr、および補間したGr信号から色分離回路にてR
GBを作成する。このとき、色分離回路の色分離係数を
係数ar,abで演算することで、係数による影響を打ち
消し、本来のYb/Cy/Grから作成するRGBと同
じ成分を得ることができる。なお、Ye−ar・Grと
Cy−ab・Grは、光源の色温度により変化するた
め、ホワイトバランス補正等の係数補正手段により係数
r,abを補正する。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら説明する。
【0035】図1は、本発明の単板式カラービデオカメ
ラの一実施形態を示すブロック図である。図1におい
て、レンズ1より入射した被写体の画像は光学フィルタ
2により画像に含まれる高域の周波数成分を減衰させた
後、CCD撮像素子3にて光電変換され、画素単位に信
号が出力される。CCD出力はCDS/AGC回路4に
より映像信号の分散および信号レベルの調整が行われた
後、ADコンバータ5により、ディジタル信号に変換さ
れる。ディジタル値に変換された映像信号はディジタル
信号処理回路6にて輝度信号と色信号が作成され、端子
31,32から出力される。
【0036】ここで、CCD撮像素子3の色フィルタ構
造を図2に示す。図11の色フィルタと異なるのは、補
色系のベイヤー配列を有している点である。色フィルタ
は、水平方向(図中X方向)にG1(グリーン)/Ye
(イエロー)が点順次で配列したラインと、Cy(シア
ン)/G2(グリーン)が点順次で配列したラインが垂
直方向(図中Y方向)に交互に並ぶ2次元配列で構成さ
れている。
【0037】次に、ディジタル信号処理回路6の構成と
動作について説明する。まず、輝度変化のない無彩色被
写体に対して、Ye−ar・Gr=0、Cy−ab・Gr
=0となる係数ar,abを算出し、それを係数記憶部3
0にあらかじめ記憶しておく。この係数記憶部30に記
憶された係数ar,abは、ホワイトバランス補正値検出
回路(WBCTL)29から読み出され、光源の色温度
に基づいて補正される。起動時においては、係数記憶部
30に記憶された係数ar,abがそのまま補正なしに出
力される。また、ADコンバータ5によりディジタル信
号に変換された信号は、黒レベルのクランプ回路(LC
LIP)7にて信号に含まれる黒レベルの値がある規定
値に固定され、1水平走査期間の遅延回路(1HDL)
8,9,10により垂直方向に隣接する3ラインの信号
として同時化される。
【0038】CCD撮像素子3の出力は、図2の色フィ
ルタ構造からラインごとにG1,YeとCy,G2に切
り替わる。このため、輝度信号の処理は、有彩色の領域
にて発生するラインクロールを防ぐための輝度垂直低域
通過フィルタ(YVLPF)11によるフィルタがかけ
られた後、輝度水平低域通過フィルタ(YHLPF)1
2により水平方向の色信号キャリア成分が取り除かれ
る。YHLPF12の出力は輝度γ補正回路(YGA
M)13にてガンマ補正されて、同期信号加算回路(S
YNCMIX)14にて同期信号が加算される。
【0039】色信号処理は、同時化されたLCLIP
7,1HDL8,9の各出力に対して垂直色差信号作成
回路(C−GV)16で垂直方向に隣接するYe/G
2、およびCy/G1とホワイトバランス補正値検出回
路(WBCTL)29からの出力補正信号である係数a
r,abによりYe−ar・G2,Cy−ab・G1が作成
される。これをそれぞれYe−ar・G(V),Cy−
b・G(V)として出力する。また、水平色差信号作
成回路(C−GH)17にて水平方向に隣接するYe/
G1、およびCy/G2によりYe−ar・G1,Cy
−ab・G2が作られる。これをそれぞれYe−ar・G
(H),Cy−ab・G(H)として出力する。
【0040】C−GV16とC−GH17で作成された
4種類の信号は、垂直/水平色差信号ミックス回路(C
GMIX)20で垂直/水平高域信号作成回路(DVD
H)19にて作成された信号値による加算比にしたがっ
てミックスされる。DVDH19では、LCVLIP
7,1HDL8,9,10の出力から画像の2次元周波
数スペクトル上の(ξ,η)=(2π/2x,0)と
(ξ,η)=(0,2π/2y)の成分の比に従う係数
のデータが作成される。
【0041】CGMIX20出力のYe−ar・G,C
y−ab・G信号は、G信号の補間フィルタ回路G−L
PF18にて平均補間されたG信号出力と共に色分離回
路(CSEP)21にてR/G/Bの3原色の信号に分
離される。分離されたR/G/B信号はホワイトバラン
ス回路(WB)22にてホワイトバランス補正検出回路
(WBCTL)29から出力されるRCNT,BCNT
信号によりホワイトバランス補正が行なわれる。
【0042】ホワイトバランス回路(WB)22の出力
信号は、ガンマ補正回路(CGAM)23にてR/G/
B独立にγ補正が行なわれ、色マトリックス回路(MA
TRIX)24にて色差信号R−YE−Y信号に変換さ
れる。色差信号データR−YE−Yは、色差ゲイン調整
回路(CGAIN)25にてゲイン調整が行われた後、
バースト信号ミックス回路(BFMIX)26にてバー
スト信号データが重畳され、色変調回路(CMOD)2
7にて色信号変調される。
【0043】本実施形態では、CCD撮像素子3の出力
がインターレースされていないため、ノンインターレー
ス−インターレース変換回路(INTRCONV)1
5,28にてノンインターレース−インターレース変換
を行い、所定のビデオ信号のフォーマットで出力する。
【0044】WBCTL29は、CGAIN25より出
力される色差信号R−Y、B−Yより、光源の色温度を
検出し、それに基づいてRCNT,BCNTが作成さ
れ、WB22に出力される。また、係数記憶部30に記
憶された係数ar,abを、光源の色温度に基づいて、輝
度変化のない無彩色被写体像において常にYe−ar
Gr=0、Cy−ab・Gr=0となるように補正し、
C−GV16とC−GH17に出力する。
【0045】図3は、C−GV16の構成を示すブロッ
ク図であり、図4は、C−GV16の画素信号のタイミ
ングを示す説明図である。図3ではD0H,D2H信号
に対して、加算器41により垂直補間が行なわれ、信号
1のデータを得る。垂直補間されたD0H,D2Hの
信号a1とD1Hの信号に対して乗算器54,55にて
係数ab,arのいずれかの補正データが乗算される。そ
の乗算器出力は、マイナスの符号変換を行って、加算器
42,43により加算される。このデータをb1,c1
する。図4に示すように、b1,c1の信号よりセレクタ
44,45にてラインごとに切替え選択して、Cy−a
b・G1を含む信号d1、Ye−ar・G2を含む信号e
1を作成する。さらに、信号d1,e1の信号に対して、
遅延回路46,48と加算器50、遅延回路47,49
と加算器51で構成される水平方向の補間フィルタによ
り補間され、セレクタ52,53にて補間により作成さ
れた信号と原信号を画素周期で切替える。このことによ
り、連続したYe−ar・G2,Cy−ab・G1の信号
1,g1を作成され、Ye−ar・G(V),Cy−ab
・G(V)として出力される(図4参照)。
【0046】図5は、C−GH17の構成を示すブロッ
ク図であり、図6は、C−GH17の信号のタイミング
を示す説明図である。図5では図1の1HDL8,9,
10にて同時化された3ラインのDOH,DIH,D2
H信号が、遅延回路(D)61,62と加算器(FA)
63、遅延回路(D)67,68と加算器(FA)6
9、遅延回路(D)73,74と加算器(FA)75で
構成される水平の補間フィルタにより補間される。すな
わち、点順次に入力されるG1/Ye、および、Cy/
G2の各画素信号が補間される。
【0047】補間された信号はセレクタ64,65,7
0,71,76,77により選択されて、補間されたG
r,R,B,Gb信号が独立して出力される。この出力
信号は、a2,b2,d2,e2,g2,h2となる。図6に
示すように、信号b2,e2,h2は常にG信号であるの
で、係数ar,abのいずれかの補正データによりセレク
タ85,86,87を介して乗算器82,83,84で
乗算される。その乗算器出力は、マイナスの符号変換を
行って、加算器66,72,78により加算され、出力
としてYe−ar・G1,Cy−ab・G2が得られる。
この加算器66,78の出力に対して、加算器79にて
垂直方向の補間が行なわれ、このその信号をj2とす
る。セレクタ80,81により、加算器72の出力信号
2と加算器79の出力信号j2をライン毎に交互に選
択されることにより、Ye−ar・G1,Cy−ab・G
2が同時化されて、Ye−ar・G(H),Cy−ab
G(H)として出力される。なお、乗算器82,83,
84に入力される補正データar,abは、加算器66,
72、78で加算されるa2,d2,g2の信号がYeの
ときはar、Cyのときはabになるようにセレクタ8
5,86,87でar,abが選択される。
【0048】図7は、G信号の補間フィルタ回路G−L
PF18の構成を示すブロック図であり、図8は、G−
LPF18内の信号のタイミングを示す説明図である。
G−LPF18は、D0H,D1H,D2Hのそれぞれ
の入力信号に対して、遅延回路91,92と加算器93
とセレクタ94、遅延回路95,96と加算器97とセ
レクタ98、遅延回路99,100と加算器101とセ
レクタ102で構成される水平補間フィルタと、加算器
103より構成される垂直フィルタとによる2次元LP
Fを構成する。D0H,D1H,D2HのG信号はクロ
ックに対してYe,Cy信号と交互に入力されるため、
セレクタ94,98,102によりG信号のみを選択す
るように切替えることで補間を行う。このセレクタ9
4,98,102出力の信号を図8のa3,b3,c3
示す。a3,b3,c3の水平補間されたG信号は加算器
103により垂直平均化されてGr出力信号d3に出力
される。
【0049】DVDH19は、図15と同じ構成である
ので、図15を用いて説明する。D0H,D1H,D2
H,D3Hの信号に対して垂直方向の高域通過フィルタ
281と水平方向の高域通過フィルタ282により、画
像に含まれる垂直および水平方向の高域成分を出力す
る。その高域成分に対して絶対値をABS283,28
4にて作成し、dv_data、dh_dataとす
る。
【0050】CGMIX20は、図16と同じ構成であ
るので、図16を用いて説明する。DVDH19より出
力されたdh_dataによりC−GV16の出力Ye
−a r・G(V),Cy−ab・G(V)のゲインが調整
され、また、C−GH17の出力Ye−ar・G
(H),Cy−ab・G(H)のゲインがdv_dat
aにより調整される。これにより、Ye−ar・G
(V),Cy−ab・G(V),Ye−ar・G(H),
Cy−ab・G(H)の周波数スペクトル上で色偽信号
の発生しない部分のみが選択されることとなる。加算器
295,296によりYe−a r・G(V)とYe−ar
・G(H)、Cy−ab・G(V)とCy−ab・G
(H)が加算され、Ye−ar・G,Cy−ab・Gが作
成される。
【0051】図9は、色分離回路(CSEP)21の構
成を示すブロック図である。CSEP21は、後述する
色分離演算式に基づいて色分離演算を行う。入力信号Y
e−ar・G,Cy−ab・G,Grに対して、色分離係
数Srr,Sgr,Sbr,Srb,Sgb,Sbb,Srg,Sgg
bgに関するマトリックス演算を行う乗算部111,1
12,113と加算器117,118,119を備え
る。Grに掛かる係数はGr係数演算部114,11
5,116によりそれぞれ演算される。
【0052】次に、本発明に係る単板式カラービデオカ
メラの動作について説明する。この単板式カラービデオ
カメラでは、輝度変化のない無彩色被写体において、Y
e画素値とGr画素値に対して、Ye−ar・Gr=0
となる係数arを算出する。同様にCy画素値とGr画
素値に対してCy−ab・Gr=0となる係数abを算出
する。この係数ar,abは、係数記憶部30にあらかじ
め記憶される。
【0053】実際に輝度変化のある被写体を撮像した場
合、係数記憶部30から係数ar,abを読み出し、C−
GV16とC−GH17において、水平および垂直方向
に隣接するYeおよびCyとGr画素間で、Ye−ar
・Gr、Cy−ab・Grを計算する。特開平9−20
0782号公報で示した処理と同じく、輝度信号から作
成した垂直および水平相関係数を用いて、水平方向のY
e−ar・Gr及びCy−ab・Grと、垂直方向のYe
−ar・Gr及びCy−ab・Grの加算比を、DVDH
19においてdv_data、dh_dataと決定す
る。
【0054】C−GH17により水平方向の隣接画素か
ら作成したYe−ar・GrおよびCy−ab・Grを、
Ye−ar・Gr(H)およびCy−ab・Gr(H)と
する。C−GV16により垂直方向の隣接画素から作成
したYe−ar・GrおよびCy−ab・Grを、Ye−
r・Gr(V)およびCy−ab・Gr(V)とする。
これらの出力に基づいてCGMIX20では、次の演算
式に基づいてYe−a r・GrとCy−ab・Grを演算
する。
【0055】
【数3】
【0056】無彩色被写体の画像において輝度相関のあ
る方向に演算したYe−ar・GrおよびCy−ar・G
rの値は常にゼロとなることから、特開平9−2007
82号公報と同様に、この演算式で求めたYe−ar
GrおよびCy−ar・Grの値は、無彩色被写体の画
像においては垂直エッジおよび水平エッジ細分での色偽
信号は発生しない。よって、特開平9−200782号
公報の原理から水平/垂直解像度を2倍に拡大すること
ができる。
【0057】次に、この(1)式と(2)式より求めた
色差信号Ye−ar・GrとCy−ar・Gr、および補
間したGr信号から色分離回路であるCSEP21にて
RGBを作成する。このとき、色分離回路(CSEP)
21の色分離係数を係数a r,abで演算することで、係
数ar,abによる影響を打ち消し、本来のYe/Cy/
Grから作成するRGBと同じ成分を得ることができ
る。以下にこの処理の詳細を説明する。
【0058】Ye/Cy/Grの補色フィルタの画素信
号値よりRGB信号を作成する色分離演算式は、次のよ
うになる。
【数4】
【0059】
【数5】
【0060】ここで、 Gr=(G1+G2)/2 (5) である。
【0061】この式を変形し、Ye−ar・GrとCy
−ab・Gr、および補間したGr信号からRGB信号
を作成する色分離演算式を求めると、次のようになる。
【数6】
【0062】色分離係数Srr,Sgr,Sbr,Srb
gb,Sbb,Srg,Sgg,Sbgに対してar,abの係数
を演算することで、(3)式と同じ結果が得られ、正確
な色分離を行うことが可能となる。なお、Ye/Cy/
Grの各色画素の信号値は光源の色温度により変化する
ため、Ye−ar・GrとCy−ab・Grも光源の色温
度により変化する。その光源の色温度による影響をなく
すため、WBCTL29は、ホワイトバランス補正値に
より光源の色温度に関係なく、輝度変化のない無彩色被
写体像において常にYe−ar・Gr=0、Cy−ab
Gr=0となるように係数ar,abを補正する。
【0063】
【発明の効果】以上説明した通り本発明によって、従来
感度低下の課選を持つRGB原色ベイヤー配列のCCD
撮像素子を用いたビデオカメラに対して、補色ベイヤー
配列のCCD撮像素子を用いて、処理を行うことによ
り、感度の低下がなく、垂直解像度を従来の2倍に拡大
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の単板式カラービデオカメラの一実施形
態を示すブロック図である。
【図2】本実施形態のCCD撮像素子の色フィルタ構造
を示す説明図である。
【図3】垂直色差信号作成回路の構成を示すブロック図
である。
【図4】垂直色差信号作成回路の画素信号のタイミング
を示す説明図である。
【図5】水平色差信号作成回路の構成を示すブロック図
である。
【図6】水平色差信号作成回路の信号のタイミングを示
す説明図である。
【図7】G信号の補間フィルタ回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図8】G信号の補間フィルタ回路内の信号のタイミン
グを示す説明図である。
【図9】色分離回路の構成を示すブロック図である。
【図10】従来のカラービデオカメラの構成を示すブロ
ック図である。
【図11】図10のカラービデオカメラに用いられるC
CD撮像素子の色フィルタ構造を示す説明図である。
【図12】従来の垂直色差信号作成回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図13】従来の垂直色差信号作成回路の画素信号のタ
イミングを示す説明図である。
【図14】従来の水平色差信号作成回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図15】従来の水平色差信号作成回路の信号のタイミ
ングを示す説明図である。
【図16】垂直/水平高域信号作成回路の構成を示すブ
ロック図である。
【図17】垂直/水平色差信号ミックス回路の構成を示
すブロック図である。
【図18】色信号の周波数スペクトル特性を示す説明図
である。
【図19】色信号の周波数スペクトル特性を示す説明図
である。
【図20】色分離処理を行わない場合の光学ローパスフ
ィルタの特性図である。
【図21】色分離処理を行う場合の光学ローパスフィル
タの特性図である。
【図22】色分離処理を行わない場合の垂直方向の理論
的周波数有効帯域を示す説明図である。
【図23】色分離処理を行う場合の垂直方向の理論的周
波数有効帯域を示す説明図である。
【符号の説明】
1 レンズ 2 光学フィルタ 3 CCD撮像素子 4 CDS/AGC回路 5 ADコンバータ 6 ディジタル信号処理回路 30 係数記憶部 31,32 端子 41,42,43、50,51,66,72,78,7
9,93,97,101,103,117,118,1
19 加算器 44,45,52,53,64,65,70,71,7
6,77,80,81,85,86,87,94,9
8,102 セレクタ 46,48,47,49,91,92 ,95,96,
99,100 遅延回路 54,55,82,83,84,111,112,11
3 乗算器 114,115,116 係数演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C065 AA01 BB48 CC01 DD02 GG01 GG02 GG05 GG13 GG26 5C066 AA01 CA06 GA02 GA08 GA09 GB01 HA02 KC02 KC07 KC11 KE02 KE03 KE07 KM02 KM05 KP05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリーンとイエローとシアンのベイヤー
    配列を有する色フィルタとCCDからなる撮像素子を備
    えた単板式カラービデオカメラにおいて、 グリーンの画素値をGr、イエローの画素値をYe、シ
    アン画素値をCyとすると、輝度変化のない無彩色被写
    体に対して、Ye−ar・Gr=0、Cy−ab・Gr=
    0となる係数ar,abを記憶しておく係数記憶手段と、 グリーン画素に水平方向に隣り合う画素の色差信号であ
    るYe−ar・Gr及びCy−ab・Grを作成する水平
    色差信号作成手段と、 グリーン画素に垂直方向に隣り合う画素の色差信号であ
    るYe−ar・Gr及びCy−ab・Grを作成する垂直
    色差信号作成手段と、 Grを平均補間するGr補間フィルタ手段と、 画像信号の輝度成分に対する、水平空間周波数の高域通
    過フィルタと、垂直空間周波数の高域通過フィルタとを
    有して、これら高域通過フィルタの出力信号値に基づ
    き、前記色差信号作成手段により作成された水平及び垂
    直色差信号の加算比を算出する加算比算出手段と、 前記の各色差信号作成回路より出力された2種類の色差
    信号を所定の加算比に従って加算する加算演算手段と、 前記加算演算手段より出力される色差信号と前記Gr補
    間フィルタ手段の出力信号から色分離係数によりR/G
    /B信号を作成する色分離手段と、 とを有することを特徴とする単板式カラービデオカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】 前記色分離手段は、色分離係数Srr,S
    gr,Sbr,Srb,S gb,Sbb,Srg,Sgg,Sbgに対し
    て、以下の式に基づいて演算することを特徴とする請求
    項1記載の単板式カラービデオカメラ。 【数1】
  3. 【請求項3】 光源の色温度に基づいて、輝度変化のな
    い無彩色被写体像において常にYe−ar・Gr=0、
    Cy−ab・Gr=0となるように係数ar,abを補正
    する係数補正手段を備えたことを特徴とする請求項1又
    は2記載の単板式カラービデオカメラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100611701B1 (ko) 2003-12-05 2006-08-11 산요덴키가부시키가이샤 고체 촬상 소자 및 화상 신호 처리 장치

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KR100611701B1 (ko) 2003-12-05 2006-08-11 산요덴키가부시키가이샤 고체 촬상 소자 및 화상 신호 처리 장치

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