JP2003091515A - 帳票データの負荷分散型処理システム - Google Patents

帳票データの負荷分散型処理システム

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JP2003091515A
JP2003091515A JP2001284481A JP2001284481A JP2003091515A JP 2003091515 A JP2003091515 A JP 2003091515A JP 2001284481 A JP2001284481 A JP 2001284481A JP 2001284481 A JP2001284481 A JP 2001284481A JP 2003091515 A JP2003091515 A JP 2003091515A
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Kotetsu Nasu
考哲 那須
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帳票データを複数のサーバにより保存,処理
するシステムにおいて、各サーバに対する負荷を適切に
分散することにより、クライアント端末からの処理要求
に対するレスポンスの向上を図ることを目的とする。 【解決手段】 本発明の負荷分散処理システムでは、サ
ーバの各機能毎に、帳票データの参照処理及び検索処理
を行う実行サーバ群20aと、帳票データの保存を行う
帳票サーバ群20bとに分割して構成し、前記中央サー
バ群10により、各サーバ群20a,20bの中から帳
票データの検索,参照処理を行う実行サーバ21又は帳
票データの保存先としての帳票サーバ23を決定して各
処理を行うものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は帳票データを複数の
計算機に分散して保存し、各計算機から帳票データの検
索または参照を行うシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、メインフレーム等が出力する帳票
を計算機に電子データの形で保存管理し、電子表示機器
等を備えた計算機で、前記電子データの参照、検索を行
う計算機システムにおいて、各処理の負荷を分散処理す
るシステムとして、クライアントサーバ型のシステムが
一般に用いられている。
【0003】このクライアントサーバ型のシステムは、
帳票データの出力元よりデータを受信し全帳票データの
保存を行い、かつ、クライアント端末からの要求に応じ
て前記帳票データの検索処理等を行う一台のサーバから
構成されている。このシステムでは、各クライアント端
末は前記サーバから、保存されている帳票データの一覧
情報を取得し、その中から参照したい帳票を選択し、サ
ーバにデータ取得要求を送る。要求を受信した前記サー
バは保存している帳票データのコピーを要求元のクライ
アント端末に送信する。同様に各クライアント端末は、
帳票データ表示中に、検索処理を設定し前記サーバに送
ることにより、前記サーバが検索処理を行う。
【0004】このようなクライアントサーバ型のシステ
ムの場合、クライアント端末数が増加した場合、サーバ
へ処理が集中してサーバの負荷が増大し、各クライアン
ト端末の要求処理のレスポンスが低下する。そのため、
従来のシステムではサーバを新たに追加し、サーバ当た
りのクライアント端末数を減らすことにより、負荷を分
散する方法が一般的に行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この場合、新たに追加
したサーバが既存のサーバに保存されている帳票データ
を取得するためには、既存のサーバに格納していた全帳
票データを複製するか、既存のサーバの外部記憶装置自
体又は帳票データ部分のみを共有化する必要がある。し
かし、全帳票データを複製する場合は、そのための煩雑
な処理が必要となり、さらに、システム全体のデータ量
が膨大なものとなってしまう。また、既存のサーバの外
部記憶装置の共有化の場合にも、そのための煩雑な処理
が必要となっていた。また、各サーバにかかる負荷は、
クライアント端末数によって単純に決まるものではな
く、各サーバの処理能力や実際に各サーバに対してどの
程度の処理要求があったか等により決まるものであるた
め、サーバ当りのクライアント端末数を調整することの
みでは、負荷の適切な分散を図ることは出来ず、あるサ
ーバに対して負荷が集中して、レスポンスの低下が生じ
ることがあった。
【0006】本発明は、上記課題を解決するためのもの
で、帳票データを複数のサーバにより保存,処理するシ
ステムにおいて、各サーバに対する負荷を適切に分散す
ることにより、クライアント端末からの処理要求に対す
るレスポンスの向上を図ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の負荷分散型処理システムは、帳票データの
保存処理を行う複数のサーバから成る第1のサーバ群
と、クライアントからの要求に応じて前記帳票データの
検索処理及び参照処理を行う複数のサーバから成る第2
のサーバ群と、前記帳票データ及び前記各サーバ群を管
理する管理サーバとを備えた帳票データの負荷分散型処
理システムであって、前記管理サーバは、システムに対
する各帳票データの負荷と前記第1のサーバ群を構成す
る各サーバの処理能力とを判定し、該判定結果に応じ
て、前記第1のサーバ群の中から各帳票データの保存先
となるサーバを決定する手段と、前記第2のサーバ群を
構成する各サーバへの前記クライアントの接続数と前記
第2のサーバ群を構成する各サーバの処理能力とを判定
し、該判定結果に応じて、前記第2のサーバ群の中から
検索処理又は参照処理を行うサーバを決定する手段とを
備えたものである。
【0008】また、前記管理サーバは、前記第1のサー
バ群を構成する各サーバに保存されている帳票データの
負荷とそれにより各サーバにかかる負荷との情報を取得
する手段と、前記第2のサーバ群を構成する各サーバへ
の所定時間帯毎のクライアントの接続数とそれにより各
サーバにかかる負荷との情報を取得する手段と、前記各
情報に基づき、前記各サーバの処理能力を判定する手段
とをさらに備えたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の負荷分散処理シス
テムについて、図1〜図11を参照して説明する。図1
は、本発明の一実施の形態に係る負荷分散処理システム
の概略構成を示す図である。この図において、10は本
システムにおける帳票データの保存、検索、参照の各処
理における負荷分散管理を行う中央サーバ群であり、情
報収集サーバ11、帳票保存先決定サーバ12、接続先
決定サーバ13、登録帳票予定リスト14、保存管理情
報データベース15、帳票参照情報データベース16、
負荷統計データベース17から構成されている。なお、
前記サーバ11〜13は、単一の端末装置で構成しても
よく、また、複数の端末装置にそれぞれの機能を持たせ
ることとしてもよい。
【0010】また、20は帳票データの検索,参照の処
理を行う実行サーバ群20aと、帳票データの保存を行
う帳票サーバ群20bとから構成される処理サーバ群で
ある。前記実行サーバ群20aは、複数の実行サーバ2
1と、各実行サーバ21毎に設けられた保存管理情報デ
ータベース22とから構成される。また、前記帳票サー
バ群20bは、複数の帳票サーバ23と、各帳票サーバ
23毎に設けられた帳票参照情報データベース25及び
帳票データ格納データベース24とから構成されてい
る。また、30はネットワーク40を介して、本システ
ムに対し、帳票データの検索,参照の各処理の要求を行
うクライアント端末であり、本システムにより帳票デー
タの参照要求、検索要求、表示を行うクライアントアプ
リケーション31を備えている。
【0011】本発明の負荷分散処理システムでは、サー
バの各機能毎に、帳票データの参照処理及び検索処理を
行う実行サーバ群20aと、帳票データの保存を行う帳
票サーバ群20bとに分割して構成し、前記中央管理サ
ーバ群10により、各サーバ群20a,20bの中から
帳票データの検索,参照処理を行う実行サーバ21又は
帳票データの保存先としての帳票サーバ23を決定して
各処理を行うものである。
【0012】以下、前記中央サーバ群10を構成する各
サーバ11〜13及び各データベース14〜17につい
て説明する。前記情報収集サーバ11は、処理サーバ群
20の各実行サーバ21及び各帳票サーバ23のマシン
負荷の統計情報、各帳票データの参照回数情報等を一定
期間毎に収集するものである。また、帳票保存先決定サ
ーバ12は、本システムに入力された帳票データの保存
先となる帳票サーバを決定して、帳票データを送信する
ものである。また、接続先決定サーバ13は、クライア
ント端末30から本システムに対する接続要求があった
場合に、接続先となる実行サーバ21を決定して、クラ
イアント端末30に通知するものである。
【0013】また、前記登録帳票予定リスト14は、図
2に示すように、各帳票データに関し予め登録された登
録帳票予定レコード200を格納するものであり、該登
録帳票予定レコード200は、帳票名称201及び帳票
のページ数,ページ当りのデータサイズ等を含む関連情
報202の各データ項目を備えている。また、前記保存
管理情報データベース15は、図3に示すように、各帳
票データがどの帳票サーバ23に登録されているかを示
す保存管理レコード300を格納するものであり、該保
存管理レコード300は、各帳票を識別するための帳票
名称,登録日付等を含む帳票識別情報301と、帳票が
保存されている帳票サーバ23を示す保存先帳票サーバ
識別ID302と、帳票データが保存先帳票サーバに保
存されたか否かの状態を示す状態コード303と、帳票
のページ数等を含む関連情報304の各データ項目を備
えている。また、前記帳票参照情報データベース16
は、図4に示すように、各帳票データの参照処理に関す
る帳票参照情報レコード400を格納するものであり、
該帳票参照情報レコード400は、帳票名称401と、
参照情報を収集した日付を示す日付402と、各帳票デ
ータが1日に参照された回数を示す参照合計回数403
の各データ項目を備えている。
【0014】また、前記負荷統計データベース17は、
図5に示すように、実行処理サーバ群の各サーバ21,
23の負荷に関する負荷情報レコード500を格納する
ものであり、該負荷情報レコード500は、サーバ識別
ID501と、日付,時間帯の情報を示す時間帯情報5
02と、各サーバの負荷を評価して算出したマシン負荷
値を示すマシン負荷情報503と、前記時間帯に実行サ
ーバに接続しているクライアント数を示すログイン(接
続)ユーザ数504と、各サーバのCPU,メモリ容量
等を示すスペック情報505の各データ項目を備えてい
る。この場合において、前記マシン負荷値は、実行サー
バ21については、各実行サーバ21の前記各時間帯に
おける負荷(CPU使用率,メモリ使用率等)と接続数
とを考慮して算出される。また、帳票サーバ23につい
ては、該帳票サーバ23の帳票データ格納データベース
24に格納されている帳票のデータ量と各帳票の1日当
りの参照回数及びその間の負荷とを考慮して算出され
る。なお、帳票サーバ23については、前記時間帯情報
502及び接続ユーザ数504の情報は不要となる。ま
た、前記スペック情報505、後述する割り当て負荷値
又は接続ユーザ数を決定する際において、許容範囲を判
断するために用いられるものである。
【0015】次に、前記処理サーバ群20の実行サーバ
群20aを構成する実行サーバ21及び保存管理情報デ
ータベース22について説明する。前記実行サーバ21
は、帳票サーバ群20bを構成する各帳票サーバ23の
それぞれに接続されており、前記中央サーバ群10の接
続先決定サーバ13により接続先として決定された場合
に、クライアント端末30からの要求に応じて、帳票の
検索処理又は参照処理を行うものである。また、前記保
存管理情報データベース22は、図6に示すように、保
存された各帳票に関する保存管理レコード600を格納
するものであり、帳票名称,登録日付等を含む帳票識別
情報601及び帳票データの保存先となった帳票サーバ
を示す保存先帳票サーバ識別ID602の各データ項目
を備える。
【0016】次に、前記処理サーバ群20の帳票サーバ
群20bを構成する帳票サーバ23,帳票データ格納デ
ータベース24,帳票参照情報データベース25につい
て説明する。前記帳票サーバ23は、前記中央サーバ群
10の帳票保存先決定サーバにより保存先として決定さ
れた場合に帳票の保存処理を行い、また、実行サーバ2
1からの帳票参照要求に応じて、帳票の送信処理等を行
うものである。また、前記帳票データ格納データベース
24は、図7に示すように、帳票データレコード700
が格納されるものであり、該帳票データレコード700
は、帳票名称,登録日付等を含む帳票識別情報701及
び帳票のデータを格納する帳票データ702の各データ
項目を備えている。また、前記帳票参照情報データベー
ス25は、帳票サーバ23が自サーバ内で管理する帳票
の参照回数に関する帳票参照情報レコードが格納される
ものであり、前記中央サーバ群10の帳票参照データベ
ース16と同様に、帳票名称,日付,参照合計回数の各
データ項目を備えている。
【0017】以上のように構成された本実施の形態に係
る負荷分散処理システムにおいて、帳票データを保存す
る手順を図8,9に基づいて説明する。図8は、中央サ
ーバ群10の帳票保存先決定サーバ12が、各帳票デー
タの保存先となる帳票サーバ23を決定する手順を示す
フローチャートである。本実施の形態では、帳票保存先
決定サーバ12により、各帳票データのデータ負荷と各
帳票サーバ23のマシン負荷を考慮して、各帳票サーバ
23の負担の差が最小となるように、保存先となる帳票
サーバ23を決定する。
【0018】まず、帳票保存先決定サーバ12が、登録
帳票予定リスト14から、各帳票データのデータサイズ
(ページ当りのデータ量,ページ数)を取得する(ステ
ップS801)。次に、保存管理情報データベース15
及び帳票参照情報データベース16から、前記各帳票デ
ータ毎の参照回数及び前回の保存先の帳票サーバ23の
情報を取得する(ステップS802)。その後、取得し
た情報に基づき各帳票データごとのデータ負荷値を決定
する(ステップS803)。このデータ負荷値は、帳票
の参照回数、ページ当りのデータ量又はページ数の多さ
に比例して、大きな値が設定される。
【0019】次に、負荷統計データベース17から、各
帳票サーバ23のマシン負荷情報を取得し、該マシン負
荷情報に基づき各帳票サーバ23の割り当て負荷値を決
定する(ステップS804)。この割り当て負荷値は、
前回保存されていた帳票データのデータ負荷値の合計
と、マシン負荷値とを対比し、どの程度のデータ負荷値
が割り当て可能かを表したものである。その後、前記デ
ータ負荷値と割り当て負荷値とから各帳票サーバ23の
負担率(データ負荷値の合計/割り当て負荷値)を算出
し、この算出結果に基づき、各帳票サーバ23間の負担
率の差が最小となるように、帳票データの保存先となる
帳票サーバ23を決定する(ステップS805)。そし
て、以上のように決定された帳票サーバ23の情報に基
づき、保存管理情報データベース15に各帳票の情報を
登録し(ステップS806)、処理を終了する。この場
合、保存先帳票サーバ識別ID302には決定した保存
先帳票サーバを識別するIDを設定し、状態コード30
3には「未保存」を設定する。
【0020】以上のように決定された保存先としての帳
票サーバ23に帳票データを保存する処理について説明
する。図9は、中央サーバ群10の帳票保存先決定サー
バ12が、各帳票データを保存先として決定された帳票
サーバ23に送信する手順を示すフローチャートであ
る。まず、帳票データが本システムに入力されると、帳
票保存先決定サーバ12がその帳票データを受信する
(ステップS901)。帳票保存先決定サーバ12は、
受信した帳票データについて、保存管理情報データベー
ス15から帳票データの保存先となる帳票サーバ23を
確認する(ステップS902)。この確認の結果に基づ
き、保存先となる帳票サーバ23に対し帳票データを送
信し(ステップS903)、保存管理情報データベース
15の状態コード303を「保存」に設定する(ステッ
プS904)。帳票データを送信した後、帳票保存先決
定サーバ12は、帳票データに関する保存管理情報を全
実行サーバ21に対して送信する(ステップS90
5)。以上により、帳票データの保存処理を終了する。
この処理において、帳票データを受信した帳票サーバ2
3は、帳票データを適切な形式に変更し、自サーバ内で
管理する帳票データ格納データベース24に保存する。
また、前記保存管理情報を受信した実行サーバ21は、
前記保存管理情報を自サーバ内で管理する保存管理情報
データベース22格納する。
【0021】このように、本実施の形態では、中央管理
サーバ群10により各帳票サーバ23の負荷を考慮し
て、帳票データの保存先となる帳票サーバ23を決定
し、帳票データの保存をすることとしたので、各帳票サ
ーバ23に対する負荷の集中を回避することができる。
【0022】次に、本実施の形態に係る負荷分散処理シ
ステムにおいて、保存された帳票データを参照する手順
について、図10,11に基づいて説明する。図10
は、中央サーバ群10の接続先決定サーバ13が、クラ
イアント端末30からの処理要求を実行する実行サーバ
21を決定する手順を示すフローチャートである。本実
施の形態では、接続先決定サーバ13により、各帳票デ
ータのデータ負荷と各実行サーバ21のマシン負荷を考
慮して、各実行サーバ21の負担の差が最小となるよう
に、各処理を行なう実行サーバ21を決定する。
【0023】まず、クライアント端末30から本システ
ムに対する接続要求が入力されると、接続先決定サーバ
13がその接続要求を受信する(ステップS100
1)。次に、接続要求を受信した接続先決定サーバ13
は、負荷統計データベース17から、各実行サーバ21
の時間帯情報,マシン負荷情報,接続ユーザ数情報を取
得し、これらの情報に基づき、各実行サーバ21の処理
能力を考慮して適切な接続ユーザ数を決定する(ステッ
プS1002)。この接続ユーザ数は、同一時間帯にお
ける過去の接続ユーザ数と、その時間帯におけるマシン
負荷値とを対比し、どのくらいのユーザ数が接続可能か
を表したものである。ここで決定された接続ユーザ数
と、現在既に接続済みのユーザ数とを判定して、最も接
続ユーザ数に余裕のある実行サーバ21を接続先として
決定し(ステップS1003)、クライアント端末に決
定された実行サーバ21を接続先として通知する(ステ
ップS1004)。以上により、接続先の決定処理を終
了する。
【0024】この通知を受けたクライアント端末30
は、接続先として決定された実行サーバ21に接続し、
参照処理を行うこととなる。図11は、実行サーバ21
がクライアント端末30からの要求に応じて帳票の参照
処理を行う手順を示すフローチャートである。まず、接
続先として決定された実行サーバ21が、クライアント
端末30からの帳票参照要求を受信すると(ステップS
1101)、実行サーバ21は、自サーバ内で管理する
保存管理情報データベース22を検索し、参照要求のあ
った帳票を保存している帳票サーバ23を特定する(ス
テップS1102)。次に、ここで特定された帳票サー
バ23に対し、帳票データの取得要求を送信する(ステ
ップS1103)。帳票サーバ23では、帳票データ取
得要求を受信すると(ステップS1104)、自サーバ
内で管理する帳票データ格納データベース24より要求
のあった帳票データを取得し(ステップS1105)、
自サーバ内で管理する帳票参照情報データベース25の
対応する帳票の参照回数を更新する(ステップS110
6)。次に、実行サーバ21に対して、要求のあった帳
票データを送信する(ステップS1107)。実行サー
バ21では、帳票データを受信した後、クライアント端
末30から要求された処理(この場合は、帳票の参照処
理)を実行し(ステップS1108)、クライアント端
末30に対し、結果を送信する(ステップS110
9)。以上により、帳票の参照処理を終了する。なお、
図10,11では、帳票の参照処理について説明した
が、帳票の検索処理においても同様に、接続先となる実
行サーバ21の決定及び決定された実行サーバ21によ
る帳票の検索処理が行われることとなる。
【0025】このように、本実施の形態では、中央管理
サーバ群10により各実行サーバ21の負荷を考慮し
て、接続先となる実行サーバ21を決定し、各帳票デー
タの参照,検索等の処理を行うこととしたので、1つの
サーバに処理が集中することによるレスポンスの低下を
回避することができる。
【0026】以上のように、本実施の形態では、帳票デ
ータの検索処理又は参照処理を行う実行サーバと、帳票
データの保存処理を行う帳票サーバとを分割し、それぞ
れを複数のサーバから構成することとしたので、1つの
サーバに処理が集中することにより、レスポンスが低下
することを回避することができる。また、各サーバの負
荷を管理する中央サーバ群を備え、該中央サーバ群によ
り、各サーバの負荷に基づき、クライアント端末の接続
先としての実行サーバ又は帳票データの保存先としての
帳票サーバを決定することとしたので、各サーバに対す
る負荷の分散を適切に行うことができる。また、各帳票
データを複数の帳票サーバに分散して保存し、保存管理
情報データベースにより管理することとしたので、帳票
データを複数のサーバで重複して保存する必要が無くな
り、システム全体のデータ量を減少させることができ
る。
【0027】なお、本実施の形態において、負荷統計デ
ータベース17に、故障等により処理が不能となったサ
ーバを識別するサーバ状態コードのデータ項目を付加す
ることとしてもよい。この場合には、保存先の決定処理
又は接続先の決定処理の際に前記項目を参照し、処理が
可能なサーバを保存先又は接続先として決定すること
で、一部のサーバの故障等があった場合でも、残りのサ
ーバで運用を続けることが可能となり、システムの信頼
性を向上させることができる。また、帳票データの保存
されている帳票サーバの一部が処理不能となった場合
も、他の帳票サーバに保存されている帳票データについ
ての処理は可能であり、さらに、データの復旧において
は、処理が不能となった帳票サーバ中のデータを他の帳
票サーバにリカバリするとともに、保存管理情報を更新
するだけでよいため、保守性を向上させることもでき
る。さらに、処理サーバ群における各サーバ及び各デー
タベースを追加し、中央サーバ群に所定の情報を登録す
ることにより、自動的に帳票データの分散又は各処理の
分散を行うことができるため、システムの拡大に柔軟に
対応することが可能となる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、帳票デ
ータの保存を行うサーバ群と、帳票データの検索,参照
処理を行うサーバ群とを分割し、さらに、各帳票データ
のデータ量及び各サーバの負荷を管理するサーバを備
え、前記負荷に応じて、帳票データの保存先又はクライ
アント端末の接続先を決定することとしたので、各サー
バに対する負荷の適切な分散を図ることが可能となり、
クライアント端末からの処理要求に対するレスポンスの
向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態に係る帳票データの負
荷分散型処理システムの概略構成を示すブロック図であ
る。
【図2】 中央サーバ群10を構成する登録帳票予定リ
スト14の一例を示す図である。
【図3】 中央サーバ群10を構成する保存管理情報デ
ータベース15の一例を示す図である。
【図4】 中央サーバ群10を構成する帳票参照情報デ
ータベース16の一例を示す図である。
【図5】 中央サーバ群10を構成する負荷統計データ
ベース17の一例を示す図である。
【図6】 実行サーバ群20aを構成する保存管理情報
データベース22の一例を示す図である。
【図7】 帳票サーバ群20bを構成する帳票データ格
納データベース24の一例を示す図である。
【図8】 帳票保存先決定サーバ12により保存先とな
る帳票サーバ23を決定する処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【図9】 帳票保存先決定サーバ12により帳票サーバ
23に帳票データを送信する処理の手順を示す図であ
る。
【図10】 接続先決定サーバ13により接続先となる
実行サーバ21を決定する処理の手順を示すフローチャ
ートである。
【図11】 実行サーバ21により帳票データの参照処
理を行う手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…中央サーバ群、11…情報収集サーバ、12…帳
票保存先決定サーバ、13…接続先決定サーバ、14…
登録帳票予定リスト、15…保存管理情報データベー
ス、16…帳票参照情報データベース、17…負荷統計
データベース、20・・・処理サーバ群、20a…実行
サーバ群、20b…帳票サーバ群、21…実行サーバ、
22…保存管理情報データベース、23…帳票サーバ、
24…帳票参照情報データベース、25…帳票データ格
納データベース、30…クライアント端末。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帳票データの保存処理を行う複数のサー
    バから成る第1のサーバ群と、クライアントからの要求
    に応じて前記帳票データの検索処理及び参照処理を行う
    複数のサーバから成る第2のサーバ群と、前記帳票デー
    タ及び前記各サーバ群を管理する管理サーバとを備えた
    帳票データの負荷分散型処理システムであって、 前記管理サーバは、 システムに対する各帳票データの負荷と前記第1のサー
    バ群を構成する各サーバの処理能力とを判定し、該判定
    結果に応じて、前記第1のサーバ群の中から各帳票デー
    タの保存先となるサーバを決定する手段と、 前記第2のサーバ群を構成する各サーバへの前記クライ
    アントの接続数と前記第2のサーバ群を構成する各サー
    バの処理能力とを判定し、該判定結果に応じて、前記第
    2のサーバ群の中から検索処理又は参照処理を行うサー
    バを決定する手段とを備えたことを特徴とする帳票デー
    タの負荷分散型処理システム。
  2. 【請求項2】 前記管理サーバは、 前記第1のサーバ群を構成する各サーバに保存されてい
    る帳票データの負荷とそれにより各サーバにかかる負荷
    との情報を取得する手段と、 前記第2のサーバ群を構成する各サーバへの所定時間帯
    毎のクライアントの接続数とそれにより各サーバにかか
    る負荷との情報を取得する手段と、 前記各情報に基づき、前記各サーバの処理能力を判定す
    る手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項1に記
    載の帳票データの負荷分散型処理システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011070257A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Hitachi Solutions Ltd ファイル検索システム
CN103617288A (zh) * 2013-12-13 2014-03-05 东莞市富卡网络技术有限公司 跨平台大型数据处理分载系统及方法

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