JP2003090976A - 光偏向装置及び画像形成装置 - Google Patents

光偏向装置及び画像形成装置

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JP2003090976A
JP2003090976A JP2001283379A JP2001283379A JP2003090976A JP 2003090976 A JP2003090976 A JP 2003090976A JP 2001283379 A JP2001283379 A JP 2001283379A JP 2001283379 A JP2001283379 A JP 2001283379A JP 2003090976 A JP2003090976 A JP 2003090976A
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motor
fan
voltage
rotation
temperature
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Application number
JP2001283379A
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English (en)
Inventor
Hideo Yamane
秀夫 山根
Kenji Kato
健二 加藤
Akira Okamoto
晃 岡本
Hiroyuki Watanabe
裕之 渡辺
Tomoshi Sakata
智志 坂田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却効率を高め、温度上昇が少なく、必要以
上の電力使用を抑制できるようにする。 【解決手段】 ミラーを取り付けた回転部材がモータ1
5によって回転駆動される光偏向装置において、ポリゴ
ンモータ15の温度を検知するための温度センサ17
と、ポリゴンモータ15を冷却するためのファン19
と、温度センサ17からの検出温度に基づき、ファン1
9の回転数を制御するファン制御部25とを備えたもの
である。この構成によって、空冷によるポリゴンモータ
15の冷却効率を高めて、温度上昇を少なくすることが
でき、しかも過剰にファン19を高速回転すること等に
よる必要以上の電力使用を抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばレーザプリ
ンタ、バーコードリーダ、レーザ複写機等に用いられる
ポリゴンミラーを有する光偏向装置及びそれを有する画
像形成装置に関するものである。詳しくは、例えば温度
検知手段からの検出温度に基づき、ファンの回転数を調
整するようにして、冷却効率を高め、温度上昇が少な
く、必要以上の電力使用を抑制できるようにした光偏向
装置及びそれを有する画像形成装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタ等の画像形成装置におい
ては、その画像の書き込み手段として読み取った情報を
基にレーザ光を光偏向装置の高速回転するポリゴンミラ
ー(回転多面鏡)に入光させ、反射光を走査させて感光
体面に投影して画像記録を行っている。
【0003】光偏向装置は、ポリゴンミラーを取り付け
た回転部材がハウジングに軸受を介して回転自在に支持
され、回転部材がポリゴンモータによって回転駆動され
るようになっている。光偏向装置は、デジタル複写機や
レーザープリンタなどに用いられているが、印字品質の
向上及び複写速度の高速化に伴い、ますます高速回転が
求められている。従来の回転数は1万回転/分以下で使
用されていたが、最近では2〜4万回転/分のものが要
求されるに至っている。
【0004】このような高速回転になると、ポリゴンミ
ラーの風損及び軸受面と空気との摩擦による軸受の摩擦
損失に起因する発熱が大きくなって、光偏向装置の温度
が上昇する。これにより、光偏向装置がセットされた光
学系の精度に悪影響を及ぼし、その結果、印字品質が低
下するという問題があった。そこで、これを防止するた
め、光偏向装置近傍に冷却ファンを配設して、この冷却
ファンによりハウジングの外側を強制冷却するようにし
ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な冷却ファンによりハウジングの外側を強制冷却する空
冷装置では、ポリゴンモータの温度やポリゴンモータの
回転数に関係なく、タイマー等を用いて予め決められた
タイミングで、かつ一定の回転数で冷却ファンが駆動す
るように制御されていた。そのため、ポリゴンモータの
温度が規定以上の高温に上昇しても冷却ファンが駆動し
なかったり、反対にポリゴンモータの温度がそれほど上
昇していなくても、冷却ファンが過剰の回転数で駆動
し、必要以上の電力が消費されるという問題があった。
そこで、本発明は、冷却効率を高め、温度上昇が少な
く、必要以上の電力使用を抑制できるようにした光偏向
装置及びそれを有する画像形成装置を提供することを目
的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の光偏
向装置は、ミラーを取り付けた回転部材がモータによっ
て回転駆動される光偏向装置において、前記モータの温
度を検知するための温度検知手段と、前記モータを冷却
するためのファンと、前記温度検知手段からの検出温度
に基づき、前記ファンの回転数を制御する制御手段とを
備えていることを特徴とするものである。
【0007】本発明に係る第1の光偏向装置では、温度
検知手段からの検出温度に基づきファンの回転数を変
え、送風量を調整するので、空冷によるモータの冷却効
率を高めて、温度上昇を少なくすることができ、しかも
必要以上の電力使用を抑制することができる。
【0008】本発明に係る第2の光偏向装置は、ミラー
を取り付けた回転部材がモータによって回転駆動される
光偏向装置において、前記モータを冷却するためのファ
ンと、前記モータを駆動制御する駆動制御部と、前記駆
動制御部から前記モータに出力されるクロック信号の周
波数を電圧に変換する周波数/電圧変換手段と、前記周
波数/電圧変換手段で変換された電圧に基づいて前記フ
ァンの回転数を制御する制御手段とを備えていることを
特徴とするものである。
【0009】本発明に係る第2の光偏向装置では、駆動
制御部からモータに出力されるクロック信号の周波数を
電圧に変換し、変換された電圧に基づいてファンの回転
数を変え、送風量を調整するので、空冷によるモータの
冷却効率を高めて、温度上昇を少なくすることができ、
しかも必要以上の電力使用を抑制することができる。
【0010】本発明に係る第3の光偏向装置は、ミラー
を取り付けた回転部材がモータによって回転駆動される
光偏向装置において、前記モータを冷却するためのファ
ンと、前記モータの電流を電圧に変換する抵抗と、前記
抵抗により変換された電圧に基づいて前記ファンの回転
数を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする
ものである。
【0011】本発明に係る第3の光偏向装置では、モー
タの電流を抵抗により電圧に変換し、変換された電圧に
基づいてファンの回転数を変え、送風量を調整するの
で、空冷によるモータの冷却効率を高めて、温度上昇を
少なくすることができ、しかも必要以上の電力使用を抑
制することができる。
【0012】本発明に係る第1の画像形成装置は、ミラ
ーを取り付けた回転部材がモータによって回転駆動され
る光偏向装置を有する画像形成装置において、前記光偏
向装置が、前記モータの温度を検知するための温度検知
手段と、前記モータを冷却するためのファンと、前記温
度検知手段からの検出温度に基づき、前記ファンの回転
数を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする
ものである。
【0013】本発明に係る第1の画像形成装置では第1
の光偏向装置が応用され、温度検知手段からの検出温度
に基づきファンの回転数を変え、送風量を調整するよう
に構成されているので、空冷によるモータの冷却効率を
高めて、光偏向装置の温度上昇を少なくすることがで
き、しかも必要以上の電力使用を抑制することができ
る。
【0014】本発明に係る第2の画像形成装置は、ミラ
ーを取り付けた回転部材がモータによって回転駆動され
る光偏向装置を有する画像形成装置において、前記光偏
向装置が、前記モータを冷却するためのファンと、前記
モータを駆動制御する駆動制御部と、前記駆動制御部か
ら前記モータに出力されるクロック信号の周波数を電圧
に変換する周波数/電圧変換手段と、前記周波数/電圧
変換手段で変換された電圧に基づいて前記ファンの回転
数を制御する制御手段とを備えていることを特徴とする
ものである。
【0015】本発明に係る第2の画像形成装置では第2
の光偏向装置が応用され、駆動制御部からモータに出力
されるクロック信号の周波数を電圧に変換し、変換され
た電圧に基づいてファンの回転数を変え、送風量を調整
するので、空冷によるモータの冷却効率を高めて、温度
上昇を少なくすることができ、しかも必要以上の電力使
用を抑制することができる。
【0016】本発明に係る第3の画像形成装置は、ミラ
ーを取り付けた回転部材がモータによって回転駆動され
る光偏向装置を有する画像形成装置において、前記光偏
向装置が、前記モータを冷却するためのファンと、前記
モータの電流を電圧に変換する抵抗と、前記抵抗により
変換された電圧に基づいて前記ファンの回転数を制御す
る制御手段とを備えていることを特徴とするものであ
る。
【0017】本発明に係る画像形成装置では第2の光偏
向装置が応用され、モータの電流を抵抗により電圧に変
換し、変換された電圧に基づいてファンの回転数を変
え、送風量を調整するので、空冷によるモータの冷却効
率を高めて、温度上昇を少なくすることができ、しかも
必要以上の電力使用を抑制することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿って本発明に係る
光偏向装置及びそれを有する画像形成装置の実施の形態
の一例を説明する。図1は本発明に係る各光偏向装置3
が適用される画像形成装置の一例となるレーザ走査光学
系を示す斜視図である。図1に示すレーザ走査光学系で
は半導体レーザ1から出射したレーザビームLはコリメ
ータレンズ2を経て光偏向装置3によってL1、L2で示
す方向の範囲内で振動する走査ビームに偏向される。光
偏向装置3で偏向されたレーザビームLはfθレンズ
5、シリンドリカルレンズ6を通過して感光体7の表面
に入射する。
【0019】図2は本発明に係る各実施形態としての光
偏向装置3の断面図である。光偏向装置3は、ケーシン
グ10とカバー11で覆われており、その内部には回転
部材である回転軸12と、回転軸12の外周部に嵌着さ
れたミラーであるポリゴンミラー13と、回転軸12の
一端に連結され回転軸12を回転させるためのモータの
一例となるポリゴンモータ15が設けられている。
【0020】ケーシング10の側面には横長の開口10
aが開けられ、開口2aにはカバーガラス16が嵌めら
れている。横長の開口2aからポリゴンミラー13の少
なくとも一面が露呈するようになっている。ケーシング
10のポリゴンモータ15側の外面の回転軸12に近い
部分には温度検知手段の一例となる温度センサ17が取
り付けられている。更に、ケーシング10には所定間隔
を隔ててファン19が対向配置されている。
【0021】ポリゴンモータ15の回転軸12近傍には
図示せぬマグネットコイルが内設されており、ポリゴン
モータ15は駆動すると発熱するが、このマグネットコ
イルからの発熱が最も大きい。そこで、ケーシング10
の外側のマグネットコイルに近い部分に温度センサ17
を付設し、温度センサ17で検出した温度に基づいて、
ファン19の回転数を調整して、ケーシング10を冷却
することにより、ケーシング10及びマグネットコイル
を含むポリゴンモータ15を冷却するようになってい
る。
【0022】本発明は、例えばケーシング10に付設さ
れた温度センサ17からの検出温度に基づきファン19
の回転数を調整できるようにして、空冷によるケーシン
グ10及びポリゴンモータ15の冷却効率を高めて、温
度上昇を少なくし、しかも必要以上の電力使用を抑制で
きるようにしたものである。
【0023】図3は第1の実施形態としての光偏向装置
3Aのブロック図である。図3に示す光偏向装置3Aに
おいてモータ電源21がポリゴンモータ15に供給され
る。ポリゴンモータ15にはモータ制御部22が接続さ
れ、このモータ制御部22からのコントロール信号(制
御信号)とクロック信号とがポリゴンモータ15に出力
され、ポリゴンモータ15から異常を知らせるための異
常信号がモータ制御部22に出力される。
【0024】ファン19にはファン電源24が供給され
ると共に、制御手段の一例となるファン制御部25から
制御信号が入力される。ポリゴンモータ15近傍に付設
された温度センサ17からの温度情報に基づき、ファン
制御部25からファン19に低速回転から高速回転まで
の回転制御信号が出力される。
【0025】すなわち、温度センサ17で高い温度を検
出した場合には、ファン制御部25から高速回転の回転
制御信号がファン19に出力され、ファン19を高速回
転させ、送風量が多くなり、一方、温度センサ17で低
い温度を検出した場合には、ファン制御部25から低速
回転の回転制御信号がファン19に出力され、ファン1
9を低速回転させ、送風量がすくなくなるようになって
いる。そして、ファン19の回転により圧送された空気
は、ケーシング10及びケーシング10の内部のポリゴ
ンモータ15を冷却する。
【0026】従って、ポリゴンモータ15の温度を温度
センサ17で検出し、温度センサ17で検出した温度に
基づいて、ファン19の回転数を制御し、ファン19の
送風量を調整するので、効率よくケーシング10及びポ
リゴンモータ15の温度上昇を抑制できると共に、過剰
にファン19を高速回転すること等による必要以上の電
力使用を抑えることができる(第1の光偏向装置)。
【0027】図4は第2の実施の形態の光偏向装置3B
の構成例を示すブロック図である。図4に示す光偏向装
置3Bでは、温度センサ17からの温度情報の出力値を
電圧増幅器27で増幅し、電圧増幅器27で増幅したも
のを電源電圧としてファン19に供給している。一方、
ファン制御部25からの回転指示信号がファン19に入
力される。その他は、上述した第1の実施の形態の光偏
向装置と同様に構成されている。
【0028】従って、ポリゴンモータ15の温度を温度
センサ17で検出し、温度センサ17からの温度情報と
しての出力値を電圧増幅器27で増幅し、電圧増幅器2
7で増幅したものを電源電圧としてファン19に供給す
ることにより、ファン19の回転数を制御し、ファン1
9の送風量を調整するので、効率よくケーシング10及
びポリゴンモータ15の温度上昇を抑制できると共に、
過剰にファン19を高速回転すること等による必要以上
の電力使用を抑えることができる(第1の光偏向装
置)。
【0029】図5は第3の実施の形態の光偏向装置3C
の構成例を示すブロック図である。図5に示す光偏向装
置3Cでは、温度センサ17からの出力値は3つの比較
回路であるコンパレータ29,30,31に並列に入力
され、それぞれのコンパレータ29,30,31はそれ
ぞれ異なる閾値V1,V2,V3をもっている。コンパ
レータ29,30,31はアンド回路32,オア回路3
3と高速回転/低速回転信号線35に接続されている。
アンド回路32からは異常信号が出力され、オア回路3
3からはコントロール信号が出力され、高速回転/低速
回転信号線35からは高速回転/低速回転信号がそれぞ
れファン制御部25に出力される。なお、コントロール
信号が入っていなくて出力されない場合には、回転数無
しの信号となる。
【0030】従って、ポリゴンモータ15の温度を温度
センサ17で検出し、温度センサ17からの出力値によ
り、ファン19の回転数を無し、低速回転数、高速回転
数に切り換え、ファン19の送風量を調整するので、効
率よくケーシング10及びポリゴンモータ15の温度上
昇を抑制できると共に、過剰にファン19を高速回転す
ること等による必要以上の電力使用を抑えることができ
る。
【0031】なお、ファン19の回転数が高速から低速
に、低速から無しに変更される場合には、タイマー等を
用いて直前の状態を数分間保持するように構成してもよ
い。これは、ケーシング10の表面温度が低下しても、
内部のポリゴンモータ15はまだ高い温度にあり、実際
にポリゴンモータ15の温度が低下するまでタイムラグ
があるためである(第1の光偏向装置)。
【0032】図6は第4の実施の形態の光偏向装置3D
の構成例を示すブロック図である。図6に示す光偏向装
置3Dでは、モータ電源21がポリゴンモータ15に供
給される。モータ制御部22からコントロール信号(制
御信号)とクロック信号がポリゴンモータ15に出力さ
れ、ポリゴンモータ15から異常を知らせるための異常
信号が駆動制御部の一例となるモータ制御部22に出力
される。
【0033】モータ制御部22からのクロック信号の周
波数は周波数/電圧変換手段の一例となるF/V変換器
40により電圧に変換されて、ファン制御部25に入力
される。F/V変換器40で変換された電圧に基づき、
ファン制御部25はファン19に低速回転から高速回転
までの回転制御信号を出力する。
【0034】ポリゴンモータ15にクロック信号の高い
周波数が入力されると、ポリゴンモータ15は高速回転
し、温度が高くなり、同時にF/V変換器40で変換さ
れた電圧が高くなり、制御手段の一例となるファン制御
部25はファン19に高速回転の回転制御信号を出力
し、ファン19が高速回転し、ポリゴンモータ15への
送風量が多くなる。
【0035】一方、ポリゴンモータ15にクロック信号
の低い周波数が入力されると、ポリゴンモータ15は低
速回転し、ポリゴンモータ15の温度が比較的低くな
り、同時にF/V変換器40で変換された電圧が低くな
り、ファン制御部25はファン19に低速回転の回転制
御信号を出力し、ファン19が低速回転し、ポリゴンモ
ータ15への送風量が少なくなる。
【0036】従って、ポリゴンモータ15に入力される
クロック信号の周波数をF/V変換器40で電圧に変換
し、F/V変換器40で変換された電圧に基づき、ファ
ン制御部25はファン19に低速回転から高速回転まで
の回転制御信号を出力し、ファン19の回転数を制御
し、ファン19の送風量を調整するので、効率よくケー
シング10及びポリゴンモータ15の温度上昇を抑制で
きると共に、過剰にファン19を高速回転すること等に
よる必要以上の電力使用を抑えることができる(第2の
光偏向装置)。
【0037】図7は第5の実施の形態の光偏向装置3E
の構成例を示すブロック図である。図7に示す光偏向装
置3Eでは、図7に示す電源41がドライバー42に供
給され、ドライバー42によりポリゴンモータ15が駆
動される。ドライバー42から流れるモータ電流を抵抗
43にて電圧に変換し、制御手段の一例となるコンパレ
ータ44が抵抗43によって発生する電圧信号に基づい
て電圧値を出力し、この電圧値によりファン19の回転
数を制御するようになっている。
【0038】ポリゴンモータ15が高速回転時には、ド
ライバー42からのモータ電流が高くなり、抵抗43に
よって発生する電圧信号も高く、コンパレータ44から
高電圧値が出力されて、ファン19が高速回転する。一
方、ポリゴンモータ15が低速回転時には、ドライバー
42からのモータ電流が低くなり、抵抗43によって発
生する電圧信号も低く、コンパレータ44から低電圧値
が出力されて、ファン19が低速回転する。
【0039】従って、ポリゴンモータ15のモータ電流
を抵抗43にて電圧に変換し、コンパレータ44が抵抗
43によって発生する電圧信号に基づいて電圧値を出力
し、この電圧値によりファン19が低速回転から高速回
転まで回転制御されるので、効率よくケーシング10及
びポリゴンモータ15の温度上昇を抑制できると共に、
過剰にファン19を高速回転すること等による必要以上
の電力使用を抑えることができる(第3の光偏向装
置)。
【0040】なお、上述した第1乃至第5の実施の形態
では、ファン19がケーシング10を介してポリゴンモ
ータ15を冷却するようにしたが、これに限定されるわ
けではなく、ファン19が直接ポリゴンモータ15を冷
却するように構成してもよい。更に、光偏向装置に内設
される回転軸12の形式や、ケーシング10の形状は上
述した実施の形態に限定されず、異なる形式や形状であ
ってもよいことは勿論である。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の光
偏向装置及びそれを有する画像形成装置によれば、温度
検知手段からの検出温度に基づきファンの回転数を変
え、送風量を調整するので、空冷によるモータの冷却効
率を高めて、温度上昇を少なくすることができ、しかも
過剰にファンを高速回転すること等による必要以上の電
力使用を抑制することができる。
【0042】本発明の第2の光偏向装置及びそれを有す
る画像形成装置によれば、駆動制御部からモータに出力
されるクロック信号の周波数を電圧に変換し、変換され
た電圧に基づいてファンの回転数を変え、送風量を調整
するので、空冷によるモータの冷却効率を高めて、温度
上昇を少なくすることができ、しかも過剰にファンを高
速回転すること等による必要以上の電力使用を抑制する
ことができる。
【0043】本発明の第3の光偏向装置及びそれを有す
る画像形成装置によれば、モータの電流を抵抗により電
圧に変換し、変換された電圧に基づいてファンの回転数
を変え、送風量を調整するので、空冷によるモータの冷
却効率を高めて、温度上昇を少なくすることができ、し
かも必要以上の電力使用を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る各光偏向装置3が適用されるレー
ザ走査光学系の構成例を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る各光偏向装置3の構成例を示す断
面図である。
【図3】第1の実施の形態としての光偏向装置3Aの構
成例を示すブロック図である。
【図4】第2の実施の形態としての光偏向装置3Bの構
成例を示すブロック図である。
【図5】第3の実施の形態としての光偏向装置3Cの構
成例を示すブロック図である。
【図6】第4の実施の形態としての光偏向装置3Dの構
成例を示すブロック図である。
【図7】第5の実施の形態としての光偏向装置3Eの構
成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
3 光偏向装置 7 感光体 10 ケーシング 11 カバー 12 回転軸(回転部材) 13 ポリゴンミラー(ミラー) 15 ポリゴンモータ(モータ) 17 温度センサ(温度検知手段) 19 ファン 21 モータ電源 22 モータ制御部 24 ファン電源 25 ファン制御部(制御手段) 27 電圧増幅器 29,30,31 コンパレータ(比較回路) 40 F/V変換器(周波数/電圧変換手段) 43 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 晃 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 渡辺 裕之 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 (72)発明者 坂田 智志 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ株 式会社内 Fターム(参考) 2C362 BA04 BA08 DA32 EA23 2H045 AA53 AA59 DA02 DA41

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミラーを取り付けた回転部材がモータに
    よって回転駆動される光偏向装置において、 前記モータの温度を検知するための温度検知手段と、 前記モータを冷却するためのファンと、 前記温度検知手段からの検出温度に基づき、前記ファン
    の回転数を制御する制御手段と、 を備えていることを特徴とする光偏向装置。
  2. 【請求項2】 前記温度検知手段からの出力値を増幅し
    たものを前記ファンの電源電圧に使用したことを特徴と
    する請求項1に記載の光偏向装置。
  3. 【請求項3】 前記温度検知手段からの出力値をそれぞ
    れ閾値が異なる3つの比較回路に入力することにより、
    前記ファンの回転を停止、低速回転、高速回転のいずれ
    かに切り換えることを特徴とする請求項1に記載の光偏
    向装置。
  4. 【請求項4】 前記ファンの回転が高速回転から低速回
    転に切り換わる場合には高速回転の状態を、また前記フ
    ァンの回転が低速回転から停止に切り換わる場合には低
    速回転の状態を、所定時間保持することを特徴とする請
    求項3に記載の光偏向装置。
  5. 【請求項5】 ミラーを取り付けた回転部材がモータに
    よって回転駆動される光偏向装置において、 前記モータを冷却するためのファンと、 前記モータを駆動制御する駆動制御部と、 前記駆動制御部から前記モータに出力されるクロック信
    号の周波数を電圧に変換する周波数/電圧変換手段と、 前記周波数/電圧変換手段で変換された電圧に基づいて
    前記ファンの回転数を制御する制御手段と、 を備えていることを特徴とする光偏向装置。
  6. 【請求項6】 ミラーを取り付けた回転部材がモータに
    よって回転駆動される光偏向装置において、 前記モータを冷却するためのファンと、 前記モータの電流を電圧に変換する抵抗と、 前記抵抗により変換された電圧に基づいて前記ファンの
    回転数を制御する制御手段と、 を備えていることを特徴とする光偏向装置。
  7. 【請求項7】 ミラーを取り付けた回転部材がモータに
    よって回転駆動される光偏向装置を有する画像形成装置
    において、 前記光偏向装置が、 前記モータの温度を検知するための温度検知手段と、 前記モータを冷却するためのファンと、 前記温度検知手段からの検出温度に基づき、前記ファン
    の回転数を制御する制御手段とを備えていることを特徴
    とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 ミラーを取り付けた回転部材がモータに
    よって回転駆動される光偏向装置を有する画像形成装置
    において、 前記光偏向装置が、 前記モータを冷却するためのファンと、 前記モータを駆動制御する駆動制御部と、 前記駆動制御部から前記モータに出力されるクロック信
    号の周波数を電圧に変換する周波数/電圧変換手段と、 前記周波数/電圧変換手段で変換された電圧に基づいて
    前記ファンの回転数を制御する制御手段とを備えている
    ことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】 ミラーを取り付けた回転部材がモータに
    よって回転駆動される光偏向装置を有する画像形成装置
    において、 前記光偏向装置が、 前記モータを冷却するためのファンと、 前記モータの電流を電圧に変換する抵抗と、 前記抵抗により変換された電圧に基づいて前記ファンの
    回転数を制御する制御手段とを備えていることを特徴と
    する画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008076608A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US7372479B2 (en) 2004-06-30 2008-05-13 Ricoh Company, Ltd. Apparatus and method for optical image formation control
US7953341B2 (en) * 2007-06-14 2011-05-31 Ricoh Company, Ltd. Automatic document feeder, image reading system including same, and image forming apparatus including same
CN103712561A (zh) * 2014-01-20 2014-04-09 上海博泽电机有限公司 具有跳动和转速测试功能的冷却总成测试方法与装置

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