JP2003090772A - ひずみゲージ - Google Patents
ひずみゲージInfo
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- JP2003090772A JP2003090772A JP2001284295A JP2001284295A JP2003090772A JP 2003090772 A JP2003090772 A JP 2003090772A JP 2001284295 A JP2001284295 A JP 2001284295A JP 2001284295 A JP2001284295 A JP 2001284295A JP 2003090772 A JP2003090772 A JP 2003090772A
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- Japan
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- strain
- adhesive
- strain gauge
- metal base
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高ひずみ高サイクル負荷の場合には被測定物に
発熱が発生しこの熱が接着剤の特性変化を引き起こし接
着力低下を招く。この接着力低下と高ひずみにより接着
面に働くせん断作用との相乗効果により接着剤が剥離し
ひずみゲージが脱落する。そこで、接着剤に加わる熱と
ひずみ量を接着剤の接着能力限界以下とし接着剤の剥
離、ひずみゲージの脱落を防止することを本発明の課題
とする。 【解決手段】図１に示すように被測定物のひずみを曲げ
ひずみに変換しひずみ量を緩和するとともに箔ひずみゲ
ージを被測定物から離するような機能を持つた、両端に
スポット溶接用取り付けタブを具備するアーチ状金属ベ
ースに接着剤で箔ひずみゲージを貼り付ける。アーチ状
金属ベースはスポット溶接により被測定物に取り付ける
ことにより本発明の課題を達成する。
発熱が発生しこの熱が接着剤の特性変化を引き起こし接
着力低下を招く。この接着力低下と高ひずみにより接着
面に働くせん断作用との相乗効果により接着剤が剥離し
ひずみゲージが脱落する。そこで、接着剤に加わる熱と
ひずみ量を接着剤の接着能力限界以下とし接着剤の剥
離、ひずみゲージの脱落を防止することを本発明の課題
とする。 【解決手段】図１に示すように被測定物のひずみを曲げ
ひずみに変換しひずみ量を緩和するとともに箔ひずみゲ
ージを被測定物から離するような機能を持つた、両端に
スポット溶接用取り付けタブを具備するアーチ状金属ベ
ースに接着剤で箔ひずみゲージを貼り付ける。アーチ状
金属ベースはスポット溶接により被測定物に取り付ける
ことにより本発明の課題を達成する。
Description
【０００１】
【０００２】この発明は測定対象物にひずみゲージを貼
り、前記測定対象物に負荷が加えられることによって発
生するひずみ量を測定することによって応力や荷重や圧
力等の物理量を測定するひずみゲージに関する。
り、前記測定対象物に負荷が加えられることによって発
生するひずみ量を測定することによって応力や荷重や圧
力等の物理量を測定するひずみゲージに関する。
【０００３】図４に示すように接着剤により箔ひずみゲ
ージを直接被測定物に貼り付けてひずみ測定を行ってい
る。被測定物に加えられるひずみ量が小さく繰り返しサ
イクルが遅い低ひずみ低サイクル負荷の場合は精度の高
い測定が可能である。
ージを直接被測定物に貼り付けてひずみ測定を行ってい
る。被測定物に加えられるひずみ量が小さく繰り返しサ
イクルが遅い低ひずみ低サイクル負荷の場合は精度の高
い測定が可能である。
【０００４】が、しかし、高ひずみ高サイクル負荷の場
合には被測定物に発熱が発生しこの熱が接着剤の特性変
化による接着力低下を引き起こし、高ひずみと熱の相乗
効果により接着剤が剥離し、ひずみゲージが脱落する。
合には被測定物に発熱が発生しこの熱が接着剤の特性変
化による接着力低下を引き起こし、高ひずみと熱の相乗
効果により接着剤が剥離し、ひずみゲージが脱落する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】よって、従来技術の箔
ひずみゲージを接着剤で貼り付ける方法では高ひずみ高
サイクルのひずみ測定そのものが困難である。
ひずみゲージを接着剤で貼り付ける方法では高ひずみ高
サイクルのひずみ測定そのものが困難である。
【０００６】そこで、この発明は接着剤に加わる熱とひ
ずみ量を接着剤の接着能力限界以下とし接着材の剥離、
ひずみゲージ脱落を防止することを本発明の課題とす
る。
ずみ量を接着剤の接着能力限界以下とし接着材の剥離、
ひずみゲージ脱落を防止することを本発明の課題とす
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの請求項１の発明は両端にスポット溶接用取り付けタ
ブを具備するアーチ状金属ベースである。
めの請求項１の発明は両端にスポット溶接用取り付けタ
ブを具備するアーチ状金属ベースである。
【０００８】請求項２の発明は請求項１に記載のアーチ
状金属ベースに箔ひずみゲージを貼り付け（添着）、も
しくは直接ひずみゲージヒラメントを金属ベース上に形
成したことを特徴とするひずみゲージである。
状金属ベースに箔ひずみゲージを貼り付け（添着）、も
しくは直接ひずみゲージヒラメントを金属ベース上に形
成したことを特徴とするひずみゲージである。
【０００９】請求項３の発明はアーチ状金属下部に空間
を設け被測定物と接着剤が直接接触せず測定物からの温
度伝達が空間により遮断されることを特徴とするひずみ
ゲージである。
を設け被測定物と接着剤が直接接触せず測定物からの温
度伝達が空間により遮断されることを特徴とするひずみ
ゲージである。
【００１０】
【発明の実施の形態】
【００１１】第１の発明の第１の実施形態のひずみゲー
ジについて図１に示す。図面において１はアーチ状金
属、２はスポット溶接用取り付けタブでアーチ状金属ベ
ースは１と２から構成される。このアーチ状金属ベース
は１と２とが一体構造となっており６の被測定物からの
ひずみ量を２のスポット溶接用取り付けタブで感知し１
のアーチ状金属で曲げひずみに変換する働きを有する。
ジについて図１に示す。図面において１はアーチ状金
属、２はスポット溶接用取り付けタブでアーチ状金属ベ
ースは１と２から構成される。このアーチ状金属ベース
は１と２とが一体構造となっており６の被測定物からの
ひずみ量を２のスポット溶接用取り付けタブで感知し１
のアーチ状金属で曲げひずみに変換する働きを有する。
【００１２】第１の発明の第２の実施形態のひずみゲー
ジについて図２に示す。図面において１はアーチ状金
属、２はスポット溶接用取り付けタブでアーチ状金属ベ
ースは１と２から構成される。このアーチ状金属ベース
は１と２とが一体構造となっており６の被測定物からの
ひずみ量を２のスポット溶接用取り付けタブで感知し１
のアーチ状金属で曲げひずみに変換する働きを有する。
この形態の特徴は７のスポット溶接位置点を示すパンチ
ング痕を設け取り付け作業性を向上させている。
ジについて図２に示す。図面において１はアーチ状金
属、２はスポット溶接用取り付けタブでアーチ状金属ベ
ースは１と２から構成される。このアーチ状金属ベース
は１と２とが一体構造となっており６の被測定物からの
ひずみ量を２のスポット溶接用取り付けタブで感知し１
のアーチ状金属で曲げひずみに変換する働きを有する。
この形態の特徴は７のスポット溶接位置点を示すパンチ
ング痕を設け取り付け作業性を向上させている。
【００１３】第１の発明の第３の実施形態のひずみゲー
ジについて図３に示す。図面において１はΩ型金属、２
はスポット溶接用取り付けタブでΩ型金属ベースは１と
２から構成される。このΩ型金属ベースは１と２とが一
体構造となっており６の被測定物からのひずみ量を２の
スポット溶接用取り付けタブで感知し１のΩ型金属で曲
げひずみに変換する働きを有する。この形態の特徴は１
のΩ型金属をΩ型にしたことによりより広い範囲のひず
み測定に対応させたことである。
ジについて図３に示す。図面において１はΩ型金属、２
はスポット溶接用取り付けタブでΩ型金属ベースは１と
２から構成される。このΩ型金属ベースは１と２とが一
体構造となっており６の被測定物からのひずみ量を２の
スポット溶接用取り付けタブで感知し１のΩ型金属で曲
げひずみに変換する働きを有する。この形態の特徴は１
のΩ型金属をΩ型にしたことによりより広い範囲のひず
み測定に対応させたことである。
【００１４】第２の発明の第１の実施形態のひずみゲー
ジについて図１、図２、図３に示す。図において３は箔
ひずみゲージ、５は接着剤である。箔ひずみゲージ３は
接着剤５により１のアーチ状又は、Ω型金属の中央部分
に貼り付けられている。図において箔ひずみゲージは外
表面のみ記載されているが内表面に箔ひずみゲージを貼
り付ける方法、内外表面に箔ひずみゲージを貼り付ける
方法も本発明の範囲に含まれる。また、直接アーチ状又
は、Ω型金属に化学的、冶金的方法によりひずみゲージ
を成型する方法も本発明の範囲とする。
ジについて図１、図２、図３に示す。図において３は箔
ひずみゲージ、５は接着剤である。箔ひずみゲージ３は
接着剤５により１のアーチ状又は、Ω型金属の中央部分
に貼り付けられている。図において箔ひずみゲージは外
表面のみ記載されているが内表面に箔ひずみゲージを貼
り付ける方法、内外表面に箔ひずみゲージを貼り付ける
方法も本発明の範囲に含まれる。また、直接アーチ状又
は、Ω型金属に化学的、冶金的方法によりひずみゲージ
を成型する方法も本発明の範囲とする。
【００１５】第３の発明の第１の実施形態のひずみゲー
ジについて図１、図２、図３に示す。図中４が空気層で
あり３箔ひずみゲージが６被測定物と直接接触しないよ
うにしたものである。熱の断熱方法として空気層以外の
断熱材を充填して断熱効果を上げる方法も本発明の範囲
とする。
ジについて図１、図２、図３に示す。図中４が空気層で
あり３箔ひずみゲージが６被測定物と直接接触しないよ
うにしたものである。熱の断熱方法として空気層以外の
断熱材を充填して断熱効果を上げる方法も本発明の範囲
とする。
【００１６】以下、本発明を図１に示した実施例に従っ
て説明する。図面においてアーチ状金属は幅５mm、板厚
0.05nn,スポット溶接用取り付けタブ間隔５mmとし箔ひ
ずみゲージを従来の方法で貼り付けた場合図５に示すよ
うに被測定物ひずみ量が最大28000μεの時箔ひずみゲ
ージ出力2400μεとなった。これは箔ひずみゲージを貼
り付けている接着剤にかかるひずみ量が約1/12に緩和さ
れたことを示す。通常のひずみ計測でひずみ量が10,000
μεを超える範囲で繰り返しひずみを加えた場合しばし
ば接着剤の剥離が生じていた。本発明品に10,000μεを
負荷した場合箔ひずみゲージを貼り付けている接着剤に
加わるひずみ量は約830με程度となりゲージ剥離を起
こす限界値を前記10,000μεと規定すれば本発明品は限
界値を大きく下回りゲージ剥離を起こさない範囲である
ことが確認できる。
て説明する。図面においてアーチ状金属は幅５mm、板厚
0.05nn,スポット溶接用取り付けタブ間隔５mmとし箔ひ
ずみゲージを従来の方法で貼り付けた場合図５に示すよ
うに被測定物ひずみ量が最大28000μεの時箔ひずみゲ
ージ出力2400μεとなった。これは箔ひずみゲージを貼
り付けている接着剤にかかるひずみ量が約1/12に緩和さ
れたことを示す。通常のひずみ計測でひずみ量が10,000
μεを超える範囲で繰り返しひずみを加えた場合しばし
ば接着剤の剥離が生じていた。本発明品に10,000μεを
負荷した場合箔ひずみゲージを貼り付けている接着剤に
加わるひずみ量は約830με程度となりゲージ剥離を起
こす限界値を前記10,000μεと規定すれば本発明品は限
界値を大きく下回りゲージ剥離を起こさない範囲である
ことが確認できる。
【００１７】上記のように構成された第１の発明のアー
チ状金属ベースは取り付けベースに加わるひずみ（変位
量）をアーチの曲げひずみに変換する、この変換される
ひずみ量はアーチ材の板厚とアーチ半径の比である一定
の値に定まる。本発明の一実施例ではアーチ材の板厚0.
05ｍｍ、アーチ半径2.5ｍｍでひずみは1/１2に緩和され
本発明の課題が達成できた。
チ状金属ベースは取り付けベースに加わるひずみ（変位
量）をアーチの曲げひずみに変換する、この変換される
ひずみ量はアーチ材の板厚とアーチ半径の比である一定
の値に定まる。本発明の一実施例ではアーチ材の板厚0.
05ｍｍ、アーチ半径2.5ｍｍでひずみは1/１2に緩和され
本発明の課題が達成できた。
【００１８】第２の発明によればアーチ状金属ベースに
箔ひずみゲージを貼り付け（添着）、もしくは直接ひず
みゲージヒラメントを金属ベース上に形成した構造とし
たことで緩和されたひずみを接着剤が受けることにより
接着剤に加わるひずみ量を限界値以下に抑えることが可
能となり本発明の課題が達成できた。
箔ひずみゲージを貼り付け（添着）、もしくは直接ひず
みゲージヒラメントを金属ベース上に形成した構造とし
たことで緩和されたひずみを接着剤が受けることにより
接着剤に加わるひずみ量を限界値以下に抑えることが可
能となり本発明の課題が達成できた。
【００１９】第３の発明によればアーチ状金属ベース上
に箔ひずみゲージを貼り付けることにより被測定対象物
と接着剤とが直接接触せず測定対象物からの温度伝達が
遮断されることにより本発明の課題が達成できた。
に箔ひずみゲージを貼り付けることにより被測定対象物
と接着剤とが直接接触せず測定対象物からの温度伝達が
遮断されることにより本発明の課題が達成できた。
【図１】本発明の実施例１を示した図である。
【図２】本発明の実施例２を示した図である。
【図３】本発明の実施例３を示した図である。
【図４】従来の箔ひずみゲージ貼り付け方法を示した図
である。
である。
【図５】接着剤に加わるひずみ量の比較線図である。
１ アーチ状金属
２ スポット溶接用取り付けタブ
３ 箔ひずみゲージ
４ 空気層
５ 接着剤
６ 被測定物
７ スポット溶接位置点
８ Ω型金属
Claims (3)
- 【請求項１】両端にスポット溶接用取り付けタブを具備
するアーチ状金属ベース。 - 【請求項２】請求項１に記載のアーチ状金属ベースに箔
ひずみゲージを貼り付け（添着）、もしくは直接ひずみ
ゲージヒラメントを金属ベース上に形成したことを特徴
とするひずみゲージ。 - 【請求項３】アーチ状金属ベース下部に空間を設け被測
定物と接着剤とが直接接触せず被測定物からの温度伝達
が空気層によって遮断されることを特徴とするひずみゲ
ージ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001284295A JP2003090772A (ja) | 2001-09-19 | 2001-09-19 | ひずみゲージ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001284295A JP2003090772A (ja) | 2001-09-19 | 2001-09-19 | ひずみゲージ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003090772A true JP2003090772A (ja) | 2003-03-28 |
Family
ID=19107644
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001284295A Pending JP2003090772A (ja) | 2001-09-19 | 2001-09-19 | ひずみゲージ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003090772A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101825429A (zh) * | 2010-04-24 | 2010-09-08 | 大连理工大学 | 一种基于应变动态量测的大幅转角测量仪及使用方法 |
| WO2018054404A1 (de) | 2016-09-26 | 2018-03-29 | Hottinger Baldwin Messtechnik Gmbh | ANSCHWEIßBARER DEHNUNGSSENSOR FÜR GEKRÜMMTE OBERFLÄCHEN |
| CN110118218A (zh) * | 2019-06-06 | 2019-08-13 | 克拉玛依市昂科能源科技有限公司 | 差应变试件应变片粘贴方法 |
| CN115111243A (zh) * | 2021-03-19 | 2022-09-27 | 河北雷萨重型工程机械有限责任公司 | 应变片粘贴装置 |
-
2001
- 2001-09-19 JP JP2001284295A patent/JP2003090772A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101825429A (zh) * | 2010-04-24 | 2010-09-08 | 大连理工大学 | 一种基于应变动态量测的大幅转角测量仪及使用方法 |
| WO2018054404A1 (de) | 2016-09-26 | 2018-03-29 | Hottinger Baldwin Messtechnik Gmbh | ANSCHWEIßBARER DEHNUNGSSENSOR FÜR GEKRÜMMTE OBERFLÄCHEN |
| DE102016011610B3 (de) | 2016-09-26 | 2018-08-09 | Hottinger Baldwin Messtechnik Gmbh | Anschweißbarer Dehnungssensor für gekrümmte Oberflächen |
| US10502553B2 (en) | 2016-09-26 | 2019-12-10 | Hottinger Baldwin Messtechnik Gmbh | Weldable strain sensor for curved surfaces |
| CN110118218A (zh) * | 2019-06-06 | 2019-08-13 | 克拉玛依市昂科能源科技有限公司 | 差应变试件应变片粘贴方法 |
| CN110118218B (zh) * | 2019-06-06 | 2020-06-02 | 克拉玛依市昂科能源科技有限公司 | 差应变试件应变片粘贴方法 |
| CN115111243A (zh) * | 2021-03-19 | 2022-09-27 | 河北雷萨重型工程机械有限责任公司 | 应变片粘贴装置 |
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