JP2003090746A - フルイディック素子の製造方法、フルイディック素子、フルイディック型流量計、並びに複合型流量計 - Google Patents
フルイディック素子の製造方法、フルイディック素子、フルイディック型流量計、並びに複合型流量計Info
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- JP2003090746A JP2003090746A JP2001283526A JP2001283526A JP2003090746A JP 2003090746 A JP2003090746 A JP 2003090746A JP 2001283526 A JP2001283526 A JP 2001283526A JP 2001283526 A JP2001283526 A JP 2001283526A JP 2003090746 A JP2003090746 A JP 2003090746A
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- G01F1/00—Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
- G01F1/05—Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using mechanical effects
- G01F1/20—Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using mechanical effects by detection of dynamic effects of the flow
- G01F1/32—Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using mechanical effects by detection of dynamic effects of the flow using swirl flowmeters
- G01F1/3227—Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using mechanical effects by detection of dynamic effects of the flow using swirl flowmeters using fluidic oscillators
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- Measuring Volume Flow (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 誘振子の幅とノズル幅とを最適な寸法関係と
することにより、小流量域におけるフルイディック振動
を安定させ、フルイディック振動出力による流量測定領
域を小流量域側に広げること。 【解決手段】 ノズル3およびノズル3の断面積より広
い流路拡大部を接続してなる流路5と、ノズル3の出口
に対向する位置で流路拡大部に配置された誘振子7と、
誘振子7の下流側となる位置で流路拡大部に配置された
エンドブロック8と、を有するフルイディック素子1の
製造方法において、誘振子7の幅と、ノズル3幅とが一
定値の関係となるように成形する。
することにより、小流量域におけるフルイディック振動
を安定させ、フルイディック振動出力による流量測定領
域を小流量域側に広げること。 【解決手段】 ノズル3およびノズル3の断面積より広
い流路拡大部を接続してなる流路5と、ノズル3の出口
に対向する位置で流路拡大部に配置された誘振子7と、
誘振子7の下流側となる位置で流路拡大部に配置された
エンドブロック8と、を有するフルイディック素子1の
製造方法において、誘振子7の幅と、ノズル3幅とが一
定値の関係となるように成形する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、都市ガス(LN
G)、プロパンガス(LPG)、エアコン、エンジンな
どの各種ガスの流量センサーやそれらの流量制御装置な
どに利用され、流体の流量変化に対応するフルイディッ
ク振動を検出するフルイディック素子の製造方法、フル
イディック素子、フルイディック型流量計、並びに複合
型流量計に関する。
G)、プロパンガス(LPG)、エアコン、エンジンな
どの各種ガスの流量センサーやそれらの流量制御装置な
どに利用され、流体の流量変化に対応するフルイディッ
ク振動を検出するフルイディック素子の製造方法、フル
イディック素子、フルイディック型流量計、並びに複合
型流量計に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、都市ガス(LNG)、プロパンガ
ス(LPG)などの流量を測定する流量計としてフルイ
ディック型流量計が様々な形態で提案されている。この
ような、フルイディック型流量計に用いられるフルイデ
ィック流体素子(以下、フルイディック素子という)
が、たとえば特開平8−210886号公報に開示され
ている。この従来におけるフルイディック素子の構成を
図5に示す。
ス(LPG)などの流量を測定する流量計としてフルイ
ディック型流量計が様々な形態で提案されている。この
ような、フルイディック型流量計に用いられるフルイデ
ィック流体素子(以下、フルイディック素子という)
が、たとえば特開平8−210886号公報に開示され
ている。この従来におけるフルイディック素子の構成を
図5に示す。
【0003】図5に示す従来のフルイディック素子10
0は、流体入口101、ノズル102、流路拡大部10
3、流体排出口104を順次接続して形成される流路
と、流路拡大部103に配設されてノズル102の出口
に対向する誘振子105と、その下流側に配置されたエ
ンドブロック106とを有する。
0は、流体入口101、ノズル102、流路拡大部10
3、流体排出口104を順次接続して形成される流路
と、流路拡大部103に配設されてノズル102の出口
に対向する誘振子105と、その下流側に配置されたエ
ンドブロック106とを有する。
【0004】このようなフルイディック素子100を用
いたフルイディック型流量計では、ノズル102から下
流側に向かって噴出する流体が誘振子105の外側に沿
って交互に振り分けられる。この動作を図5を参照して
説明する。ノズル102から噴出する流体の大部分は流
路拡大部103から流体排出口104に向けて流れる
が、一部はエンドブロック106にぶつかり流路拡大部
103の下側の側壁に沿って帰還流体となり、新たにノ
ズル102から噴出する流体の噴流の直角方向からぶつ
かる。
いたフルイディック型流量計では、ノズル102から下
流側に向かって噴出する流体が誘振子105の外側に沿
って交互に振り分けられる。この動作を図5を参照して
説明する。ノズル102から噴出する流体の大部分は流
路拡大部103から流体排出口104に向けて流れる
が、一部はエンドブロック106にぶつかり流路拡大部
103の下側の側壁に沿って帰還流体となり、新たにノ
ズル102から噴出する流体の噴流の直角方向からぶつ
かる。
【0005】さらに、この帰還流体のエネルギーによ
り、新たにノズル102から噴出する流体の噴流は今度
は誘振子105の上側に流れ、一部はエンドブロック1
06にぶつかり流路拡大部103の上側の側壁に沿って
帰還流体となり、新たにノズル102から噴出する流体
の噴流に直角方向からぶつかる。この帰還流体のエネル
ギーにより、新たにノズル102から噴出する流体の噴
流は今度は誘振子105の下側に流れる。ノズル102
から噴出する噴流の流れの振り分けはこのようにして繰
り返される。
り、新たにノズル102から噴出する流体の噴流は今度
は誘振子105の上側に流れ、一部はエンドブロック1
06にぶつかり流路拡大部103の上側の側壁に沿って
帰還流体となり、新たにノズル102から噴出する流体
の噴流に直角方向からぶつかる。この帰還流体のエネル
ギーにより、新たにノズル102から噴出する流体の噴
流は今度は誘振子105の下側に流れる。ノズル102
から噴出する噴流の流れの振り分けはこのようにして繰
り返される。
【0006】フルイディック型流量計は、上記のように
流体に生じた振動(交番圧力波)の周波数を圧力センサ
により検出し、その検出した出力を電気信号に変換する
ことにより、流体の流量を測定しようとするものであ
る。フルイディック型流量計では、流体が一定幅のノズ
ル102から誘振子105に向けて噴出する場合、周囲
の流体の流速より速い高速の流れ「噴流」と、その流れ
の中に置かれている誘振子105の下流側にみられる
「後流」との関係が重要となる。すなわち、2次元の場
で考えると誘振子105の形状がフルイディック振動特
性に極めて重要な役割りを果たしている。
流体に生じた振動(交番圧力波)の周波数を圧力センサ
により検出し、その検出した出力を電気信号に変換する
ことにより、流体の流量を測定しようとするものであ
る。フルイディック型流量計では、流体が一定幅のノズ
ル102から誘振子105に向けて噴出する場合、周囲
の流体の流速より速い高速の流れ「噴流」と、その流れ
の中に置かれている誘振子105の下流側にみられる
「後流」との関係が重要となる。すなわち、2次元の場
で考えると誘振子105の形状がフルイディック振動特
性に極めて重要な役割りを果たしている。
【0007】さらに説明すると、ノズル102から「噴
流」が半無限の空間に噴出した場合は「噴流」の方向は
安定するが、流路拡大部103の空間には制限があり、
中央には誘振子105が配置されているので、噴流はノ
ズル102から噴出するときの初速の方向を維持するこ
とができなくなる。このため、2次元の噴流は不安定に
なり、この不安定性によりフルイディック振動が始まる
きっかけが生じると考えられる。一方、流れの中に配置
した誘振子105の下流側には非対称配列の渦(カルマ
ン渦列:流れに直角に置かれた柱状物体(誘振子10
5)の後方には2列の渦が形成される)が生成され、こ
の渦列は蛇行する流れとなる。したがって、「後流」は
振動流となり安定し得なくなると考えられる。このよう
に「噴流」も「後流」も誘振子105の形状や流路拡大
路103の壁面によって影響を受けて不安定になる。
流」が半無限の空間に噴出した場合は「噴流」の方向は
安定するが、流路拡大部103の空間には制限があり、
中央には誘振子105が配置されているので、噴流はノ
ズル102から噴出するときの初速の方向を維持するこ
とができなくなる。このため、2次元の噴流は不安定に
なり、この不安定性によりフルイディック振動が始まる
きっかけが生じると考えられる。一方、流れの中に配置
した誘振子105の下流側には非対称配列の渦(カルマ
ン渦列:流れに直角に置かれた柱状物体(誘振子10
5)の後方には2列の渦が形成される)が生成され、こ
の渦列は蛇行する流れとなる。したがって、「後流」は
振動流となり安定し得なくなると考えられる。このよう
に「噴流」も「後流」も誘振子105の形状や流路拡大
路103の壁面によって影響を受けて不安定になる。
【0008】このような現状のフルイディック型流量計
は、小流量域での直線性が悪いが大流量の測定に適して
いるので、たとえば都市ガスの流量を測定するガスメー
タなどでは、小流量域の測定に適したフローセンサなど
の熱式流量検出センサとフルイディック型流量計とを合
わせもつ複合型流量計が用いられている。
は、小流量域での直線性が悪いが大流量の測定に適して
いるので、たとえば都市ガスの流量を測定するガスメー
タなどでは、小流量域の測定に適したフローセンサなど
の熱式流量検出センサとフルイディック型流量計とを合
わせもつ複合型流量計が用いられている。
【0009】このようにフルイディック型流量計は、最
低振動流量(フルイディック振動の開始流量)が低く、
流量範囲には広いダイナミックレンジが要求されてい
る。フルイディック型流量計の流体振動開始量を0流量
から使うことができれば、熱式流量センサを用いること
なくフルイディック型流量計のみによる流量計が実現す
る。仮に流体振動開始量を0流量から使うことができな
くても、フルイディック型流量計の安定した流体振動開
始の流量を少しでも低くすることができれば、熱式流量
検出センサへの要求仕様を緩めることができる。
低振動流量(フルイディック振動の開始流量)が低く、
流量範囲には広いダイナミックレンジが要求されてい
る。フルイディック型流量計の流体振動開始量を0流量
から使うことができれば、熱式流量センサを用いること
なくフルイディック型流量計のみによる流量計が実現す
る。仮に流体振動開始量を0流量から使うことができな
くても、フルイディック型流量計の安定した流体振動開
始の流量を少しでも低くすることができれば、熱式流量
検出センサへの要求仕様を緩めることができる。
【0010】すなわち、現状の複合型流量計では、たと
えばフルスケール4000L(リットル)/H(時間)
で、200L/H〜数1000L/Hの範囲をフルイデ
ィック型流量計で受け持ち、0〜200L/Hの範囲を
熱式流量検出センサで受け持っている。このため、熱式
流量検出センサの流量受持ち範囲が2桁もあることから
小流量域の測定精度が得られにくいという欠点がある。
これにより、熱式流量検出センサの性能に厳しい仕様が
要求され、流量計として使用する場合には複雑な信号処
理や流量補正演算処理が必要である。
えばフルスケール4000L(リットル)/H(時間)
で、200L/H〜数1000L/Hの範囲をフルイデ
ィック型流量計で受け持ち、0〜200L/Hの範囲を
熱式流量検出センサで受け持っている。このため、熱式
流量検出センサの流量受持ち範囲が2桁もあることから
小流量域の測定精度が得られにくいという欠点がある。
これにより、熱式流量検出センサの性能に厳しい仕様が
要求され、流量計として使用する場合には複雑な信号処
理や流量補正演算処理が必要である。
【0011】したがって、フルイディック型流量計の流
量振動開始量を100L/H以下(80〜90L/H)
にすることができるだけでも、信号処理のしやすさ、信
頼性、製造コストの面での改善に与える影響は大きい。
このようなことから、フルイディック型流量計で振動を
検出し始めたときの流量(最低振動検出流量)、流量−
振動数特性に関して様々な実験的な検討が行われてい
る。
量振動開始量を100L/H以下(80〜90L/H)
にすることができるだけでも、信号処理のしやすさ、信
頼性、製造コストの面での改善に与える影響は大きい。
このようなことから、フルイディック型流量計で振動を
検出し始めたときの流量(最低振動検出流量)、流量−
振動数特性に関して様々な実験的な検討が行われてい
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記に
示されるような従来のフルイディック素子にあっては、
ノズルからエンドブロックに向けての流体の振り分けを
均等でかつ安定に滑らかに流れるようにノズルと誘振子
との関係を適正に設定していないため、流路拡大部から
流体排出口へ向かう流体の流れが左右均等にならず、小
流量域におけるフルイディック振動が安定しないという
問題点があった。
示されるような従来のフルイディック素子にあっては、
ノズルからエンドブロックに向けての流体の振り分けを
均等でかつ安定に滑らかに流れるようにノズルと誘振子
との関係を適正に設定していないため、流路拡大部から
流体排出口へ向かう流体の流れが左右均等にならず、小
流量域におけるフルイディック振動が安定しないという
問題点があった。
【0013】本発明者は、実験室における様々な検討の
結果、「誘振子幅とノズル幅との関係」が重要な制御因
子であることを検証した。具体的に説明すると、最低振
動検出流量を低下させるためにはノズルの出口とノズル
に対向する誘振子との距離は流路拡大部の深さ方向にわ
たって一定であることが望ましい。実験室レベルでの部
品はアルミニウムブロックを切削加工で製作されてコー
ナ部分は直角に加工されているため、流路拡大部から流
体排出口へ向かう流体の流れの乱れが生じにくい結果が
得られた。
結果、「誘振子幅とノズル幅との関係」が重要な制御因
子であることを検証した。具体的に説明すると、最低振
動検出流量を低下させるためにはノズルの出口とノズル
に対向する誘振子との距離は流路拡大部の深さ方向にわ
たって一定であることが望ましい。実験室レベルでの部
品はアルミニウムブロックを切削加工で製作されてコー
ナ部分は直角に加工されているため、流路拡大部から流
体排出口へ向かう流体の流れの乱れが生じにくい結果が
得られた。
【0014】しかし、通常の金型成形による加工方法で
は流路拡大部の壁がフルイディック素子の床面(底面)
に対して直立しているため、成形時の温度分布の差に起
因する熱応力のかかり方に差が生じ、流路拡大部に対し
て壁が傾いたり、壁面と床面の根元部分にバリが存在す
る場合には、バリが存在する部分とそうでない部分とで
は流れの状態が乱れてしまうことにより、流量計として
の性能が著しく低下することが実験により検証された。
は流路拡大部の壁がフルイディック素子の床面(底面)
に対して直立しているため、成形時の温度分布の差に起
因する熱応力のかかり方に差が生じ、流路拡大部に対し
て壁が傾いたり、壁面と床面の根元部分にバリが存在す
る場合には、バリが存在する部分とそうでない部分とで
は流れの状態が乱れてしまうことにより、流量計として
の性能が著しく低下することが実験により検証された。
【0015】このため、生産性を重視しフルイディック
素子を金型成形により製作する場合には誘振子が傾いた
りしないように、かつバリが発生しないようにするため
に誘振子を形成する必要がある。しかし、バリについて
は成形条件によるところが大きいが、傾きについては誘
振子の幅を大きくすれば効果が大きい。しかしながら、
この誘振子の幅が大きくなるにしたがい、誘振子の傾き
は抑制されるが誘振子に対する噴流の剥離位置の変動が
大きくなる。この結果、流路拡大部から流体排出口へ向
かう流体の流れが左右均等にならないために、小流量域
での直線性が低下することがわかった。
素子を金型成形により製作する場合には誘振子が傾いた
りしないように、かつバリが発生しないようにするため
に誘振子を形成する必要がある。しかし、バリについて
は成形条件によるところが大きいが、傾きについては誘
振子の幅を大きくすれば効果が大きい。しかしながら、
この誘振子の幅が大きくなるにしたがい、誘振子の傾き
は抑制されるが誘振子に対する噴流の剥離位置の変動が
大きくなる。この結果、流路拡大部から流体排出口へ向
かう流体の流れが左右均等にならないために、小流量域
での直線性が低下することがわかった。
【0016】本発明は、上記に鑑みてなされたものであ
って、誘振子の幅とノズル幅とを最適な寸法関係とする
ことにより、小流量域におけるフルイディック振動を安
定させ、フルイディック振動出力による流量測定領域を
小流量域側に広げることを目的とする。
って、誘振子の幅とノズル幅とを最適な寸法関係とする
ことにより、小流量域におけるフルイディック振動を安
定させ、フルイディック振動出力による流量測定領域を
小流量域側に広げることを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1にかかるフルイディック素子の製造方法
にあっては、ノズルおよび前記ノズルの断面積より広い
流路拡大部を接続してなる流路と、前記ノズルの出口に
対向する位置で前記流路拡大部に配置された誘振子と、
前記誘振子の下流側となる位置で前記流路拡大部に配置
されたエンドブロックと、を有するフルイディック素子
の製造方法において、前記誘振子の幅と、前記ノズル幅
とが一定値の関係となるように成形するものである。
めに、請求項1にかかるフルイディック素子の製造方法
にあっては、ノズルおよび前記ノズルの断面積より広い
流路拡大部を接続してなる流路と、前記ノズルの出口に
対向する位置で前記流路拡大部に配置された誘振子と、
前記誘振子の下流側となる位置で前記流路拡大部に配置
されたエンドブロックと、を有するフルイディック素子
の製造方法において、前記誘振子の幅と、前記ノズル幅
とが一定値の関係となるように成形するものである。
【0018】この発明によれば、ノズルからエンドブロ
ックに向けての流体の振り分けを均等で、かつ安定に滑
らかに流れる方法として、そのノズルからエンドブロッ
クに向かう中間に位置する誘振子の幅が、ノズルの幅と
の関係で一定の値以下になるようにフルイディック素子
を成形することにより、誘振子で均等に振り分けられて
後流となった流体がエンドブロックに沿って流れ、帰還
壁で安定した帰還流が得られる。
ックに向けての流体の振り分けを均等で、かつ安定に滑
らかに流れる方法として、そのノズルからエンドブロッ
クに向かう中間に位置する誘振子の幅が、ノズルの幅と
の関係で一定の値以下になるようにフルイディック素子
を成形することにより、誘振子で均等に振り分けられて
後流となった流体がエンドブロックに沿って流れ、帰還
壁で安定した帰還流が得られる。
【0019】また、請求項2にかかるフルイディック素
子の製造方法にあっては、前記ノズルの深さ方向の全域
でのノズル幅Wに対し、前記誘振子の幅がd=0.8W
〜1.2Wの範囲に設定するものである。
子の製造方法にあっては、前記ノズルの深さ方向の全域
でのノズル幅Wに対し、前記誘振子の幅がd=0.8W
〜1.2Wの範囲に設定するものである。
【0020】この発明によれば、請求項1において、ノ
ズルの深さ方向の全域でのノズル幅Wに対し、誘振子の
幅がd=0.8W〜1.2Wの範囲に設定して成形する
ことにより、ノズルから流体が誘振子における流体の剥
離位置の変動を適正の範囲に抑制することが可能にな
る。
ズルの深さ方向の全域でのノズル幅Wに対し、誘振子の
幅がd=0.8W〜1.2Wの範囲に設定して成形する
ことにより、ノズルから流体が誘振子における流体の剥
離位置の変動を適正の範囲に抑制することが可能にな
る。
【0021】また、請求項3にかかるフルイディック素
子の製造方法にあっては、前記ノズルの深さ方向の全域
でのノズル幅Wに対し、前記誘振子の幅がd=0.82
W〜0.95Wの範囲に設定するものである。
子の製造方法にあっては、前記ノズルの深さ方向の全域
でのノズル幅Wに対し、前記誘振子の幅がd=0.82
W〜0.95Wの範囲に設定するものである。
【0022】この発明によれば、請求項1において、ノ
ズルの深さ方向の全域でのノズル幅Wに対し、誘振子の
幅がd=0.82W〜0.95Wの範囲に設定して成形
することにより、ノズルから流体が誘振子における流体
の剥離位置の変動を適正の範囲にさらに抑制することが
可能になる。
ズルの深さ方向の全域でのノズル幅Wに対し、誘振子の
幅がd=0.82W〜0.95Wの範囲に設定して成形
することにより、ノズルから流体が誘振子における流体
の剥離位置の変動を適正の範囲にさらに抑制することが
可能になる。
【0023】また、請求項4にかかるフルイディック素
子の製造方法にあっては、前記フルイディック素子を所
定のプラスチック材料を用いて成形するものである。
子の製造方法にあっては、前記フルイディック素子を所
定のプラスチック材料を用いて成形するものである。
【0024】この発明によれば、所定のプラスチック材
料を用いてフルイディック素子を成形することにより、
噴流の方向を安定させることができるフルイディック素
子を低コストでかつ生産効率よく得ることが可能にな
る。
料を用いてフルイディック素子を成形することにより、
噴流の方向を安定させることができるフルイディック素
子を低コストでかつ生産効率よく得ることが可能にな
る。
【0025】また、請求項5にかかるフルイディック素
子にあっては、請求項1〜4のいずれか一つに記載のフ
ルイディック素子の製造方法によって製造されるもので
ある。
子にあっては、請求項1〜4のいずれか一つに記載のフ
ルイディック素子の製造方法によって製造されるもので
ある。
【0026】この発明によれば、請求項1〜4のいずれ
か一つに記載のフルイディック素子の製造方法によって
フルイディック素子を製造することにより、ノズルから
エンドブロックに向かう中間に配置される誘振子の幅
が、ノズル幅との関係で一定の値以下になるように滑ら
かに形成されるので、流路拡大部で流体の淀みがなくな
り、ノズルから噴出する噴流の振り分けが安定する。
か一つに記載のフルイディック素子の製造方法によって
フルイディック素子を製造することにより、ノズルから
エンドブロックに向かう中間に配置される誘振子の幅
が、ノズル幅との関係で一定の値以下になるように滑ら
かに形成されるので、流路拡大部で流体の淀みがなくな
り、ノズルから噴出する噴流の振り分けが安定する。
【0027】また、請求項6にかかるフルイディック型
流量計にあっては、請求項5に記載のフルイディック素
子と、前記フルイディック素子により発生される交番圧
力波に応じた信号を出力する圧力センサと、を備えたも
のである。
流量計にあっては、請求項5に記載のフルイディック素
子と、前記フルイディック素子により発生される交番圧
力波に応じた信号を出力する圧力センサと、を備えたも
のである。
【0028】この発明によれば、請求項5に記載のフル
イディック素子と、フルイディック素子により発生され
る交番圧力波に応じた信号を出力する圧力センサと、を
備えたフルイディック型流量計とすることにより、ノズ
ルからエンドブロックに向かう中間に配置される誘振子
の幅が、ノズル幅との関係で一定の値以下になるように
滑らかに形成されるので、噴流の方向を安定させかつ誘
振子での噴流の均等振り分けが実現する。
イディック素子と、フルイディック素子により発生され
る交番圧力波に応じた信号を出力する圧力センサと、を
備えたフルイディック型流量計とすることにより、ノズ
ルからエンドブロックに向かう中間に配置される誘振子
の幅が、ノズル幅との関係で一定の値以下になるように
滑らかに形成されるので、噴流の方向を安定させかつ誘
振子での噴流の均等振り分けが実現する。
【0029】また、請求項7にかかる複合型流量計にあ
っては、請求項6に記載のフルイディック型流量計と、
小流量域の流体の流量を検出する小流量域検出素子と、
を備えたものである。
っては、請求項6に記載のフルイディック型流量計と、
小流量域の流体の流量を検出する小流量域検出素子と、
を備えたものである。
【0030】この発明によれば、請求項6に記載のフル
イディック型流量計と、小流量域の流体の流量を検出す
る小流量域検出素子と、を備えた複合型流量計とするこ
とにより、ノズルからエンドブロックに向かう中間に配
置される誘振子の幅が、ノズル幅との関係で一定の値以
下になるように滑らかに形成されるので、流路拡大部で
流体の淀みがなくなり、ノズルから噴出する噴流の振り
分けが安定し、小流量域の測定精度が確保される。
イディック型流量計と、小流量域の流体の流量を検出す
る小流量域検出素子と、を備えた複合型流量計とするこ
とにより、ノズルからエンドブロックに向かう中間に配
置される誘振子の幅が、ノズル幅との関係で一定の値以
下になるように滑らかに形成されるので、流路拡大部で
流体の淀みがなくなり、ノズルから噴出する噴流の振り
分けが安定し、小流量域の測定精度が確保される。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるフルイディ
ック素子の製造方法、フルイディック素子、フルイディ
ック型流量計、並びに複合型流量計の好適な実施の形態
について添付図面を参照し、詳細に説明する。なお、本
発明はこの実施の形態に限定されるものではない。
ック素子の製造方法、フルイディック素子、フルイディ
ック型流量計、並びに複合型流量計の好適な実施の形態
について添付図面を参照し、詳細に説明する。なお、本
発明はこの実施の形態に限定されるものではない。
【0032】フルイディック素子における「誘振子幅と
ノズル幅との関係」が重要な制御因子であることが本発
明者による様々な検討の結果、検証されたことは先に述
べた通りである。すなわち、最低振動検出流量を低下さ
せるためにはノズルの出口とノズルに対向する誘振子と
の距離は流路拡大部の深さ方向にわたって一定の関係で
あることが望ましい。以下、流路拡大部から流体排出口
へ向かう流体の流れの乱れが生じにくい結果が得られる
成形加工によるフルイディック素子の製造方法などの具
体例について説明する。
ノズル幅との関係」が重要な制御因子であることが本発
明者による様々な検討の結果、検証されたことは先に述
べた通りである。すなわち、最低振動検出流量を低下さ
せるためにはノズルの出口とノズルに対向する誘振子と
の距離は流路拡大部の深さ方向にわたって一定の関係で
あることが望ましい。以下、流路拡大部から流体排出口
へ向かう流体の流れの乱れが生じにくい結果が得られる
成形加工によるフルイディック素子の製造方法などの具
体例について説明する。
【0033】図1は、本発明の実施の形態にかかるフル
イディック素子の構成を示す説明図である。このフルイ
ディック素子1は、矢印で示す流体の流れ方向が進むに
したがって流路断面積が絞られた流路絞り部2と、流路
絞り部2の出口部分に設けられたノズル3と、このノズ
ル3の断面積より広い流路拡大部4と、を順次接続して
構成される流路5と、ノズル3の出口6に対向する位置
で流路拡大部4に配置された誘振子7と、この誘振子7
の下流側となる位置で流路拡大部4に配置されたエンド
ブロック8と、を有している。そして、このフルイディ
ック素子1は、ノズル3の中心を通る中心線NYを間に
対称の形状をもつプラスチック材料により一体成形され
る。
イディック素子の構成を示す説明図である。このフルイ
ディック素子1は、矢印で示す流体の流れ方向が進むに
したがって流路断面積が絞られた流路絞り部2と、流路
絞り部2の出口部分に設けられたノズル3と、このノズ
ル3の断面積より広い流路拡大部4と、を順次接続して
構成される流路5と、ノズル3の出口6に対向する位置
で流路拡大部4に配置された誘振子7と、この誘振子7
の下流側となる位置で流路拡大部4に配置されたエンド
ブロック8と、を有している。そして、このフルイディ
ック素子1は、ノズル3の中心を通る中心線NYを間に
対称の形状をもつプラスチック材料により一体成形され
る。
【0034】流路絞り部2の上流側の端部と流路拡大部
4の下流側の端部とは開放されている。また、流路絞り
部2の両側の壁面には複数の溝9が形成されている。こ
のように構成されたフルイディック素子1は図2に示す
ような複合型流量計に組み込まれる。
4の下流側の端部とは開放されている。また、流路絞り
部2の両側の壁面には複数の溝9が形成されている。こ
のように構成されたフルイディック素子1は図2に示す
ような複合型流量計に組み込まれる。
【0035】図2は、図1のフルイディック素子を用い
た複合型流量計の概略構成を示す説明図である。図1の
ように構成されたフルイディック素子1は、図2に示す
ように、流量計本体10に組み込まれ、この流量計本体
10の上面を別部材である蓋(図示せず)により上面の
開口部を覆うことにより閉塞される。また、この蓋の上
面には圧力センサ(図示せず)が取りつけられている。
この圧力センサは、ノズル3の出口6側の両側に配置さ
れ、蓋に形成された孔11を介してフルイディック素子
1の交番圧力波を検出し、その検出した圧力に応じた電
気信号を出力する。
た複合型流量計の概略構成を示す説明図である。図1の
ように構成されたフルイディック素子1は、図2に示す
ように、流量計本体10に組み込まれ、この流量計本体
10の上面を別部材である蓋(図示せず)により上面の
開口部を覆うことにより閉塞される。また、この蓋の上
面には圧力センサ(図示せず)が取りつけられている。
この圧力センサは、ノズル3の出口6側の両側に配置さ
れ、蓋に形成された孔11を介してフルイディック素子
1の交番圧力波を検出し、その検出した圧力に応じた電
気信号を出力する。
【0036】また、フルイディック素子1に形成された
溝9には、整流網12と整流格子13とが組み込まれて
いる。流量計本体10には、流体流入口14と、流体流
出口15と、流体流入口14から流体流出口15に向け
て流体としてのガスを流す流路16が形成され、この流
路16の中央部にフルイディック素子1が配置されてい
る。また、フルイデイック素子1の流路絞り部2の上流
側は流体流入口14に、流路拡大部4の出口側は流体流
出口15に接続されている。
溝9には、整流網12と整流格子13とが組み込まれて
いる。流量計本体10には、流体流入口14と、流体流
出口15と、流体流入口14から流体流出口15に向け
て流体としてのガスを流す流路16が形成され、この流
路16の中央部にフルイディック素子1が配置されてい
る。また、フルイデイック素子1の流路絞り部2の上流
側は流体流入口14に、流路拡大部4の出口側は流体流
出口15に接続されている。
【0037】さらに、フルイディック素子1の上流側と
なる流路16には、地震などに起因する異常な振動を受
けたときに駆動部17により流路16を遮断する遮断弁
18が組み込まれている。
なる流路16には、地震などに起因する異常な振動を受
けたときに駆動部17により流路16を遮断する遮断弁
18が組み込まれている。
【0038】さらに、フルイディック素子1のノズル3
の入口側に小流量検出素子としての感熱式流量検出セン
サ(以下、フローセンサという)19を配置すること
で、複合型流量計が構成される。フローセンサ19は、
ガスの流量に応じた電気信号を出力するので、その出力
を元にガスの流量が測定される。
の入口側に小流量検出素子としての感熱式流量検出セン
サ(以下、フローセンサという)19を配置すること
で、複合型流量計が構成される。フローセンサ19は、
ガスの流量に応じた電気信号を出力するので、その出力
を元にガスの流量が測定される。
【0039】つぎに、以上のように構成されたフルイデ
ィック素子1およびその流量計の動作について説明す
る。流体流入口14から流入したガスがノズル3から下
流側に向かって噴出すると、さらにそのガスは誘振子7
の外側に沿って交互に振り分けられる。図2において、
ガスが誘振子7の上側を流れる状態から説明すると、ノ
ズル3から噴出するガスの大部分は流路拡大部4から流
体流出口15に向かって流れるが、その一部はエンドブ
ロック8にぶつかり流路拡大部4の上側の側壁に沿って
帰還流体となり、新たにノズル3から噴出するガスの噴
流に略直角方向からぶつかる。
ィック素子1およびその流量計の動作について説明す
る。流体流入口14から流入したガスがノズル3から下
流側に向かって噴出すると、さらにそのガスは誘振子7
の外側に沿って交互に振り分けられる。図2において、
ガスが誘振子7の上側を流れる状態から説明すると、ノ
ズル3から噴出するガスの大部分は流路拡大部4から流
体流出口15に向かって流れるが、その一部はエンドブ
ロック8にぶつかり流路拡大部4の上側の側壁に沿って
帰還流体となり、新たにノズル3から噴出するガスの噴
流に略直角方向からぶつかる。
【0040】上記帰還流体のエネルギーにより、新たに
ノズル3から噴出するガスの噴流は今度は誘振子7の下
側を流れ、その一部はエンドブロック8にぶつかり流路
拡大部4の下側の側壁に沿って帰還流体となり、新たに
ノズル3から噴出するガスの噴流に略直角方向からぶつ
かる。この帰還流体のエネルギーにより、新たにノズル
3から噴出するガスの噴流は今度は誘振子7の上側に流
れる。
ノズル3から噴出するガスの噴流は今度は誘振子7の下
側を流れ、その一部はエンドブロック8にぶつかり流路
拡大部4の下側の側壁に沿って帰還流体となり、新たに
ノズル3から噴出するガスの噴流に略直角方向からぶつ
かる。この帰還流体のエネルギーにより、新たにノズル
3から噴出するガスの噴流は今度は誘振子7の上側に流
れる。
【0041】このように、ノズル3から噴出するガスの
噴流の流れの振り分けは、上記流体が流路拡大部4の側
壁に沿う性質による効果(コアンダ効果)によって繰り
返される。このようにして生じる流体振動(交番圧力
波)を圧力センサにより検出し、その出力の周期を電気
信号に変換して認識することにより、ガスの流量の測定
が行なわれる。
噴流の流れの振り分けは、上記流体が流路拡大部4の側
壁に沿う性質による効果(コアンダ効果)によって繰り
返される。このようにして生じる流体振動(交番圧力
波)を圧力センサにより検出し、その出力の周期を電気
信号に変換して認識することにより、ガスの流量の測定
が行なわれる。
【0042】さて、フルイディック素子1は、先にも述
べたようにプラスチック成形により加工される。このプ
ラスチック成形の材料としては、ABS(Alkyl
Benzene Sulfonate)樹脂、PBT
(Poly ButyreneTerephthala
te)樹脂、PC(Polycabonate)樹脂、
POM(Polyacetal resin)樹脂、B
MC(Bulk Molding Compound)
樹脂などが用いられる。この場合、成形後の寸法変化を
小さくする上で、プラスチック材料は方向によって収縮
率が異なるが、平均の収縮率が、たとえば5/1000
程度と低いABS,PBT,PCなどが好ましい。
べたようにプラスチック成形により加工される。このプ
ラスチック成形の材料としては、ABS(Alkyl
Benzene Sulfonate)樹脂、PBT
(Poly ButyreneTerephthala
te)樹脂、PC(Polycabonate)樹脂、
POM(Polyacetal resin)樹脂、B
MC(Bulk Molding Compound)
樹脂などが用いられる。この場合、成形後の寸法変化を
小さくする上で、プラスチック材料は方向によって収縮
率が異なるが、平均の収縮率が、たとえば5/1000
程度と低いABS,PBT,PCなどが好ましい。
【0043】ところで、フルイディック素子1を成形す
るときは金型(射出用金型)を用いるので、流路拡大部
4から流体排出口に向かう壁が傾いたり、壁の根元にバ
リが生じやすい。このように壁が傾いたり、壁の根元に
バリが存在すると排出される流体の流れを乱す原因とな
る。この傾きやバリの発生を回避するために壁の根元部
に曲面を設けることが行なわれるが、その曲面の半径が
大きすぎると、流体の剥離位置の変動が大きくなるの
で、流路拡大部4あるいは流路拡大部4から流体排出口
で流れのよどみができやすくなる。また、そのバリや側
壁の傾きを成形後に2次加工により一定レベルに収める
ことは至難であり、その分コストが嵩むことになる。
るときは金型(射出用金型)を用いるので、流路拡大部
4から流体排出口に向かう壁が傾いたり、壁の根元にバ
リが生じやすい。このように壁が傾いたり、壁の根元に
バリが存在すると排出される流体の流れを乱す原因とな
る。この傾きやバリの発生を回避するために壁の根元部
に曲面を設けることが行なわれるが、その曲面の半径が
大きすぎると、流体の剥離位置の変動が大きくなるの
で、流路拡大部4あるいは流路拡大部4から流体排出口
で流れのよどみができやすくなる。また、そのバリや側
壁の傾きを成形後に2次加工により一定レベルに収める
ことは至難であり、その分コストが嵩むことになる。
【0044】そこで、この実施の形態におけるフルイデ
ィック素子1は、誘振子7の幅およびノズル3の幅とが
一定の範囲の値となるような寸法公差を満足するように
成形されている。この両者の関係を図3を参照しながら
説明する。ここでいう一定の範囲の値とは、ノズル3の
幅をW、誘振子7の幅をdとしたとき、0.8≦d/W
≦1.25である。また、0.82≦d/W≦0.95
であればさらによく、d/W=0.85付近では最良と
なる。
ィック素子1は、誘振子7の幅およびノズル3の幅とが
一定の範囲の値となるような寸法公差を満足するように
成形されている。この両者の関係を図3を参照しながら
説明する。ここでいう一定の範囲の値とは、ノズル3の
幅をW、誘振子7の幅をdとしたとき、0.8≦d/W
≦1.25である。また、0.82≦d/W≦0.95
であればさらによく、d/W=0.85付近では最良と
なる。
【0045】したがって、この実施の形態では、ノズル
3の幅Wは4mmに寸法設定されているので、前者
(0.8≦d/W≦1.25)の誘振子7の幅dは3.
2〜5.0mm、後者(0.82≦d/W≦0.95)
の誘振子7の幅dは3.3〜3.8mmであり、最良条
件では3.4mmとなる。したがって、このような寸法
関係で製造されたフルイディック素子1の誘振子7は、
テーパー(傾き)のないエッジ(直角)の状態から、流
路深さに対して3.2〜5.0mmの幅をもつ状態に維
持されている。このような構成において、ノズル3から
ガスが噴出するときに誘振子7によって振り分けられた
流体がエンドブロックに沿って流れ、帰還流の戻りが安
定する。
3の幅Wは4mmに寸法設定されているので、前者
(0.8≦d/W≦1.25)の誘振子7の幅dは3.
2〜5.0mm、後者(0.82≦d/W≦0.95)
の誘振子7の幅dは3.3〜3.8mmであり、最良条
件では3.4mmとなる。したがって、このような寸法
関係で製造されたフルイディック素子1の誘振子7は、
テーパー(傾き)のないエッジ(直角)の状態から、流
路深さに対して3.2〜5.0mmの幅をもつ状態に維
持されている。このような構成において、ノズル3から
ガスが噴出するときに誘振子7によって振り分けられた
流体がエンドブロックに沿って流れ、帰還流の戻りが安
定する。
【0046】図4に最低振動流量のd/W依存性をグラ
フで示す。この場合、ノズル3の幅Wは4mmであるの
で、d/W=0.8のとき誘振子7の幅d=3.2m
m、d/W=1.25のとき誘振子7の幅d=5mm、
d/W=1.0のとき誘振子7の幅d=4mmとなる。
フで示す。この場合、ノズル3の幅Wは4mmであるの
で、d/W=0.8のとき誘振子7の幅d=3.2m
m、d/W=1.25のとき誘振子7の幅d=5mm、
d/W=1.0のとき誘振子7の幅d=4mmとなる。
【0047】図4に示すように、d/W=0.85で最
低振動検出流量になった後に上昇し、d/W=0.8で
150L/h以上になる。d/Wが1.25を超えて大
きな場合には振動のばらつきが大きいので正しい測定が
できなかった。また、d/Wが0.8を超えて小さな場
合には振動のばらつきが大きいので正しい測定ができな
かった。
低振動検出流量になった後に上昇し、d/W=0.8で
150L/h以上になる。d/Wが1.25を超えて大
きな場合には振動のばらつきが大きいので正しい測定が
できなかった。また、d/Wが0.8を超えて小さな場
合には振動のばらつきが大きいので正しい測定ができな
かった。
【0048】すなわち、最低振動流量は、d/W=0.
8で150L/h、d/W=0.82で100L/h、
d/W=0.85付近で最小となり、d/W=0.95
で100L/h、d/W=1.25で150L/hと増
加する。また、200L/h〜400L/h以下の小流
量域において計量法で許容される器差3%の範囲に入る
値であった。
8で150L/h、d/W=0.82で100L/h、
d/W=0.85付近で最小となり、d/W=0.95
で100L/h、d/W=1.25で150L/hと増
加する。また、200L/h〜400L/h以下の小流
量域において計量法で許容される器差3%の範囲に入る
値であった。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかるフ
ルイディック素子の製造方法(請求項1)によれば、ノ
ズルからエンドブロックに向けての流体の振り分けを均
等で、かつ安定に滑らかに流れる方法として、そのノズ
ルからエンドブロックに向かう中間に位置する誘振子の
幅が、ノズルの幅との関係で一定の値以下になるように
フルイディック素子を成形することにより、誘振子で均
等に振り分けられて後流となった流体がエンドブロック
に沿って流れ、帰還壁で安定した帰還流が実現するた
め、振動周波数のばらつきのパルス数依存性が良好とな
り、瞬時における流量測定精度、小流量域でのフルイデ
ィック振動も安定し、フルイディック振動出力による流
量測定領域を小流量域側に広げることができるフルイデ
ィク素子の製造方法が実現する。
ルイディック素子の製造方法(請求項1)によれば、ノ
ズルからエンドブロックに向けての流体の振り分けを均
等で、かつ安定に滑らかに流れる方法として、そのノズ
ルからエンドブロックに向かう中間に位置する誘振子の
幅が、ノズルの幅との関係で一定の値以下になるように
フルイディック素子を成形することにより、誘振子で均
等に振り分けられて後流となった流体がエンドブロック
に沿って流れ、帰還壁で安定した帰還流が実現するた
め、振動周波数のばらつきのパルス数依存性が良好とな
り、瞬時における流量測定精度、小流量域でのフルイデ
ィック振動も安定し、フルイディック振動出力による流
量測定領域を小流量域側に広げることができるフルイデ
ィク素子の製造方法が実現する。
【0050】また、本発明にかかるフルイディック素子
の製造方法(請求項2)によれば、請求項1において、
ノズルの深さ方向の全域にわたるノズル幅Wに対し、誘
振子の幅がd=0.8W〜1.2Wの範囲に設定して成
形加工することにより、ノズルから流体が誘振子におけ
る流体の剥離位置の変動を適正の範囲に抑制することが
可能になるため、流量測定領域を小流量域側に広げるこ
とができる。
の製造方法(請求項2)によれば、請求項1において、
ノズルの深さ方向の全域にわたるノズル幅Wに対し、誘
振子の幅がd=0.8W〜1.2Wの範囲に設定して成
形加工することにより、ノズルから流体が誘振子におけ
る流体の剥離位置の変動を適正の範囲に抑制することが
可能になるため、流量測定領域を小流量域側に広げるこ
とができる。
【0051】また、本発明にかかるフルイディック素子
の製造方法(請求項3)によれば、請求項1において、
ノズルの深さ方向の全域でのノズル幅Wに対し、誘振子
の幅がd=0.82W〜0.95Wの範囲に収まるよう
に成形することにより、ノズルから流体が誘振子におけ
る流体の剥離位置の変動を適正の範囲にさらに抑制する
ことが可能になるため、流量測定領域をさらに小流量域
側に広げることができる。
の製造方法(請求項3)によれば、請求項1において、
ノズルの深さ方向の全域でのノズル幅Wに対し、誘振子
の幅がd=0.82W〜0.95Wの範囲に収まるよう
に成形することにより、ノズルから流体が誘振子におけ
る流体の剥離位置の変動を適正の範囲にさらに抑制する
ことが可能になるため、流量測定領域をさらに小流量域
側に広げることができる。
【0052】また、本発明にかかるフルイディック素子
の製造方法(請求項4)によれば、所定のプラスチック
材料を用いてフルイディック素子を成形するため、噴流
の方向を安定させることができるフルイディック素子を
低コストでかつ生産効率のよいフルイディック素子の製
造方法が実現する。
の製造方法(請求項4)によれば、所定のプラスチック
材料を用いてフルイディック素子を成形するため、噴流
の方向を安定させることができるフルイディック素子を
低コストでかつ生産効率のよいフルイディック素子の製
造方法が実現する。
【0053】また、本発明にかかるフルイディック素子
(請求項5)によれば、請求項1〜4のいずれか一つに
記載のフルイディック素子の製造方法によってフルイデ
ィック素子を製造することにより、ノズルからエンドブ
ロックに向かう中間に配置される誘振子の幅が、ノズル
幅との関係で一定の値以下になるように滑らかに形成さ
れるので、流路拡大部で流体の淀みがなくなり、ノズル
から噴出する噴流の振り分けが安定するため、噴流の振
り分けを安定させ得るフルイディック素子を提供するこ
とができる。
(請求項5)によれば、請求項1〜4のいずれか一つに
記載のフルイディック素子の製造方法によってフルイデ
ィック素子を製造することにより、ノズルからエンドブ
ロックに向かう中間に配置される誘振子の幅が、ノズル
幅との関係で一定の値以下になるように滑らかに形成さ
れるので、流路拡大部で流体の淀みがなくなり、ノズル
から噴出する噴流の振り分けが安定するため、噴流の振
り分けを安定させ得るフルイディック素子を提供するこ
とができる。
【0054】また、本発明にかかるフルイディック型流
量計(請求項6)によれば、請求項5に記載のフルイデ
ィック素子と、フルイディック素子により発生される交
番圧力波に応じた信号を出力する圧力センサと、を備え
たフルイディック型流量計とすることにより、ノズルか
らエンドブロックに向かう中間位置に配置される誘振子
の幅が、ノズル幅との関係で一定の値以下に設定し、こ
れらが滑らかに形成されるので、噴流の方向を安定させ
かつ誘振子での噴流の均等振り分けが実現するため、噴
流の振り分けを安定させ得るフルイディック型流量計を
提供することができる。
量計(請求項6)によれば、請求項5に記載のフルイデ
ィック素子と、フルイディック素子により発生される交
番圧力波に応じた信号を出力する圧力センサと、を備え
たフルイディック型流量計とすることにより、ノズルか
らエンドブロックに向かう中間位置に配置される誘振子
の幅が、ノズル幅との関係で一定の値以下に設定し、こ
れらが滑らかに形成されるので、噴流の方向を安定させ
かつ誘振子での噴流の均等振り分けが実現するため、噴
流の振り分けを安定させ得るフルイディック型流量計を
提供することができる。
【0055】また、本発明にかかる複合型流量計(請求
項7)によれば、請求項6に記載のフルイディック型流
量計と、小流量域の流体の流量を検出する小流量域検出
素子と、を備えた複合型流量計とすることにより、ノズ
ルからエンドブロックに向かう中間に配置される誘振子
の幅が、ノズル幅との関係で一定の値以下になるように
滑らかに形成されるので、流路拡大部で流体の淀みがな
くなり、ノズルから噴出する噴流の振り分けが安定する
ため、噴流の振り分けを安定させ得る計測流量のダイナ
ミックレンジの広い複合型流量計を提供することができ
ると共に、小流量域での測定精度が確保されるので、仕
様の緩和が実現する。
項7)によれば、請求項6に記載のフルイディック型流
量計と、小流量域の流体の流量を検出する小流量域検出
素子と、を備えた複合型流量計とすることにより、ノズ
ルからエンドブロックに向かう中間に配置される誘振子
の幅が、ノズル幅との関係で一定の値以下になるように
滑らかに形成されるので、流路拡大部で流体の淀みがな
くなり、ノズルから噴出する噴流の振り分けが安定する
ため、噴流の振り分けを安定させ得る計測流量のダイナ
ミックレンジの広い複合型流量計を提供することができ
ると共に、小流量域での測定精度が確保されるので、仕
様の緩和が実現する。
【図1】本発明の実施の形態にかかるフルイディック素
子の構成を示す説明図である。
子の構成を示す説明図である。
【図2】図1のフルイディック素子を用いた複合型流量
計の概略構成を示す説明図である。
計の概略構成を示す説明図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかるフルイディック素
子のノズルと誘振子の寸法関係を示す説明図である。
子のノズルと誘振子の寸法関係を示す説明図である。
【図4】本発明の実施の形態の評価結果(d/Wと最低
振動流量との関係)を示すグラフである。
振動流量との関係)を示すグラフである。
【図5】従来におけるフルイディック素子の構成を示す
説明図である。
説明図である。
【符号の説明】
1 フルイディック素子
3 ノズル
4 流路拡大部
5 流路
6 出口
7 誘振子
8 エンドブロック
10 流量計本体
19 フローセンサ
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 高宮 敏行
愛知県名古屋市中区錦2丁目2番13号 リ
コーエレメックス株式会社内
Fターム(参考) 2F030 CA04 CA10 CB01 CC13 CD13
CF01 CF05 CF11 CH05
Claims (7)
- 【請求項1】 ノズルおよび前記ノズルの断面積より広
い流路拡大部を接続してなる流路と、前記ノズルの出口
に対向する位置で前記流路拡大部に配置された誘振子
と、前記誘振子の下流側となる位置で前記流路拡大部に
配置されたエンドブロックと、を有するフルイディック
素子の製造方法において、 前記誘振子の幅と、前記ノズル幅とが一定値の関係とな
るように成形することを特徴とするフルイディック素子
の製造方法。 - 【請求項2】 前記ノズルの深さ方向の全域でのノズル
幅Wに対し、前記誘振子の幅がd=0.8W〜1.2W
の範囲に設定することを特徴とする請求項1に記載のフ
ルイディック素子の製造方法。 - 【請求項3】 前記ノズルの深さ方向の全域でのノズル
幅Wに対し、前記誘振子の幅がd=0.82W〜0.9
5Wの範囲に設定することを特徴とする請求項1に記載
のフルイディック素子の製造方法。 - 【請求項4】 前記フルイディック素子を所定のプラス
チック材料を用いて成形することを特徴とする請求項1
〜3のいずれか一つに記載のフルイディック素子の製造
方法。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか一つに記載のフ
ルイディック素子の製造方法によって製造されることを
特徴とするフルイディック素子。 - 【請求項6】 請求項5に記載のフルイディック素子
と、 前記フルイディック素子により発生される交番圧力波に
応じた信号を出力する圧力センサと、 を備えたことを特徴とするフルイディック型流量計。 - 【請求項7】 請求項6に記載のフルイディック型流量
計と、 小流量域の流体の流量を検出する小流量域検出素子と、 を備えたことを特徴とする複合型流量計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001283526A JP2003090746A (ja) | 2001-09-18 | 2001-09-18 | フルイディック素子の製造方法、フルイディック素子、フルイディック型流量計、並びに複合型流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001283526A JP2003090746A (ja) | 2001-09-18 | 2001-09-18 | フルイディック素子の製造方法、フルイディック素子、フルイディック型流量計、並びに複合型流量計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003090746A true JP2003090746A (ja) | 2003-03-28 |
Family
ID=19107002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001283526A Pending JP2003090746A (ja) | 2001-09-18 | 2001-09-18 | フルイディック素子の製造方法、フルイディック素子、フルイディック型流量計、並びに複合型流量計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003090746A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014164326A1 (en) * | 2013-03-12 | 2014-10-09 | Itron, Inc. | Module for gas flow measurements |
US9222812B2 (en) | 2012-10-30 | 2015-12-29 | Itron, Inc. | Hybrid sensor system for gas flow measurements |
-
2001
- 2001-09-18 JP JP2001283526A patent/JP2003090746A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9170135B2 (en) | 2012-10-30 | 2015-10-27 | Itron, Inc. | Module for gas flow measurements with a dual sensing assembly |
US9222812B2 (en) | 2012-10-30 | 2015-12-29 | Itron, Inc. | Hybrid sensor system for gas flow measurements |
WO2014164326A1 (en) * | 2013-03-12 | 2014-10-09 | Itron, Inc. | Module for gas flow measurements |
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