JP2003090706A - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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JP2003090706A
JP2003090706A JP2001282470A JP2001282470A JP2003090706A JP 2003090706 A JP2003090706 A JP 2003090706A JP 2001282470 A JP2001282470 A JP 2001282470A JP 2001282470 A JP2001282470 A JP 2001282470A JP 2003090706 A JP2003090706 A JP 2003090706A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レンズ駆動装置において、フォトインタラプタ
の間隙部と遮光する被検出板との位置決めを高精度に行
なう。 【解決手段】レンズ駆動装置のベース10にフォトイン
タラプタ60を固定するにあたり、突出ベース13に位
置決め部としての嵌合部13cを一体的に形成し、嵌合
部13cをフォトインタラプタ60の間隙部(スリッ
ト)63に嵌合させて、間隙部63を直接位置決めす
る。これにより、ベース10に対して光軸方向Lに案内
されるレンズ保持部材30の被検出板36が、接触する
ことなく間隙部63の内部を移動して遮光を行ない、レ
ンズ保持部材30のホームポジションを検出することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透過型のフォトイ
ンタラプタにより、移動する被検出体の位置を検出する
位置検出装置に関し、特に、レンズを保持したレンズ保
持部材の光軸方向における位置を検出する位置検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の位置検出装置としては、例えば、
レンズ駆動装置におけるレンズ保持部材の位置を検出す
るものが知られている。レンズ駆動装置は、ベースと、
ベースに固定されたガイドシャフトと、レンズを保持し
ガイドシャフトにより光軸方向に移動自在に案内される
レンズ保持部材と、レンズ保持部材に一体的に形成され
た被検出板と、ベースに固定された透過型のフォトイン
タラプタ等を、備えている。そして、レンズ保持部材の
被検出板が、フォトインタラプタの光を遮光すること
で、その位置例えばホームポジションを検出するように
なっている。
【0003】ここで、フォトインタラプタ2をベース1
に固定するにあたり、図7に示すように、直交する二つ
の突出壁1a,1bをベース1に形成し、フォトインタ
ラプタ2の直交する二つの端面2a,2bを、それぞれ
突出壁1a,1bに当接させることで、フォトインタラ
プタ2を位置決めしつつベース1に固定していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような位置決め手法では、ベース1に突出壁1aを形成
する際に本来の設定位置からずれて突出壁1aが形成さ
れ、あるいは、透過型フォトインタラプタ2における端
面2aと間隙部2cとの間隔が本来の設定寸法からずれ
て形成される場合がある。
【0005】このような誤差等がある状態で、フォトイ
ンタラプタ2がベース1に取り付けられると、これら誤
差の積み重ねにより、本来設定されるべき位置からずれ
た位置に間隙部2cが位置付けられることになる。した
がって、間隙部2cに進入する際に、被検出板3が間隙
部2cの内側面に接触して擦れたり、あるいは、ずれ量
が大きい場合は、被検出板3がフォトインタラプタ2の
上面に衝突して間隙部2cに進入できない、といった不
都合を招くことになる。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みて成されたもの
であり、その目的とするところは、簡単な構造にして、
透過型のフォトインタラプタをベースに組み付ける際
に、高精度に位置決めすることができ、確実に位置検出
を行なうことができる位置検出装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の位置検出装置
は、所定幅の間隙部を画定する本体、間隙部を挟んだ両
側の位置に配置された発光部及び受光部を有する透過型
のフォトインタラプタと、フォトインタラプタを固定す
るベースと、ベースに対して移動自在に支持されると共
に間隙部に進入し得る被検出体とを備え、被検出体が発
光部から発せられる光を遮光することで、被検出体の位
置を検知する位置検出装置であって、上記ベースは、間
隙部に嵌合されてフォトインタラプタの位置決めを行な
う位置決め部を有する、ことを特徴としている。この構
成によれば、間隙部に位置決め部が嵌合されることによ
り、フォトインタラプタの間隙部が、ベースに対して直
接位置決めされる。したがって、寸法誤差等の積み重ね
も生じず、高精度な位置決めが行なわれて、被検出体は
間隙部の側面等に接触することなく、間隙部に進入して
遮光を行なうことができる。
【0008】上記構成において、位置決め部は、ベース
に対して一体的に成形されている、構成を採用できる。
この構成によれば、位置決め部がベースに一体的に成形
されるため、別体として形成された位置決め部をベース
に結合する場合に比べて、成形誤差のみを管理するだけ
でよく、より高精度な位置決めを行なうことができる。
【0009】上記構成において、位置決め部の幅は、間
隙部の所定幅以下でかつ被検出体の幅よりも大きい、構
成を採用できる。この構成によれば、位置決め部が間隙
部に嵌合された状態で、被検出体は必ず間隙部の内部に
収まる寸法となるため、被検出体が間隙部の側面に接触
するのをより確実に防止することができる。
【0010】上記構成において、ベースは、間隙部の幅
方向と垂直な方向において本体の端面に当接する当接部
を有し、位置決め部は当接部に連続して形成されてい
る、構成を採用できる。この構成によれば、間隙部に位
置決め部を嵌合させつつ本体の端面を当接部に当接させ
ることにより、あるいは、本体の端面を当接部に当接さ
せつつ間隙部に位置決め部を嵌合させることにより、同
時に二方向の位置決めを行ないつつ、フォトインタラプ
タをベースに固定することができる。これにより、位置
決め及び取り付け作業を容易に行なうことができる。
【0011】上記構成において、被検出体は、レンズを
保持すると共にベースに対して光軸方向に移動自在に支
持されたレンズ保持部材に一体的に形成されている、構
成を採用できる。この構成によれば、レンズ保持部材の
光軸方向における位置を検出する位置検出装置におい
て、ベースに対するフォトインタラプタとレンズ保持部
材の被検出体との位置決めを、簡単な構造で、高精度に
行なうことができる。これにより、レンズ保持部材の光
軸方向における位置を、被検出体の接触等を生じること
なく、確実に検出することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照しつつ説明する。図1ないし図5
は、本発明に係る位置検出装置をレンズ駆動装置に適用
した一実施形態を示すものであり、図1は正面図、図2
は側断面図、図3は底断面図、図4はベースと透過型の
フォトインタラプタとの関係を示す分解斜視図、図5は
それぞれの寸法上の関係を示す平面図である。
【0013】このレンズ駆動装置は、図1ないし図3に
示すように、略矩形形状をなすベース10、ベース10
に結合されて全体を覆うカバー20、レンズ保持部材3
0、レンズ保持部材30を光軸方向に案内するガイドシ
ャフト40、レンズ保持部材30を光軸方向に駆動する
駆動機構50、光軸方向におけるレンズ保持部材30の
位置を検出する透過型のフォトインタラプタ60等を備
えている。
【0014】ベース10は、種々の部品を取り付ける際
の基準となるものであり、その背面側には、図2に示す
ように、フェースプレート11及び撮像素子としてのC
CD12が取り付けられている。また、ベース10の前
面(内側)には、図1ないし図3に示すように、フォト
インタラプタ60を取り付けるべく突出した突出ベース
13、駆動機構50の一部を形成するステップモータ5
1を取り付けるべく張り出した張出ベース14、ガイド
シャフト40を嵌合して固定する固定部15等が、一体
的に型成形されている。そして、特に、光軸方向Lに垂
直な平面上における突出ベース13と固定部15との位
置関係は、レンズ保持部材30とフォトインタラプタ6
0との相対的な位置関係を決める基準となるため、型成
形に際して、両者間の寸法が高精度に管理されている。
【0015】カバー20は、ベース10に結合されて全
体を覆うものであり、その光軸方向Lの前方には、開口
部21が形成され、さらに開口部21の前方から、レン
ズを保護するカバーキャップ22が取り付けられてい
る。
【0016】レンズ保持部材30は、図1及び図2に示
すように、光軸方向Lにおいて順次に配列されたレンズ
G1,G2,G3,G4,G5を保持する筒状部31、
レンズG2とレンズG3との間において露光用の開口部
を開閉するシャッタ機構Sを保持する板状部32、ガイ
ドシャフト40が挿入される連結孔33aをもつ案内連
結部33、ガイドシャフト40を挟むように係合される
U字溝部34、後述するリードスクリュー54が螺合さ
れる雌ネジ部35aをもつ駆動連結部35、案内連結部
33から突出して形成された被検出体としての被検出板
36、等により形成されている。
【0017】ガイドシャフト40は、その一端部がベー
ス10に一体的に成形された固定部15の嵌合孔15a
に嵌合され、又、その他端部がカバー20に形成された
嵌合孔23に嵌合されて、レンズ保持部材30を光軸方
向Lに高精度に案内するように、ベース10に対して堅
固に結合されている。すなわち、案内連結部33(連結
孔33a)に挿入された一方のガイドシャフト40が、
レンズ保持部材30の傾きを防止し、又、U字溝部34
に係合された他方のガイドシャフト40がレンズ保持部
材30の回転を防止して、レンズ保持部材30を光軸方
向Lに高精度に位置決めしつつ案内するようになってい
る。
【0018】駆動機構50は、図1及び図3に示すよう
に、ステップモータ51、ステップモータ51の出力軸
51aに結合された第1歯車52、第1歯車52に噛合
する第2歯車53、第2歯車53と一体的に回転するよ
うに結合されたリードスクリュー54等により形成され
ている。
【0019】図3に示すように、ステップモータ51
は、ベース10に一体的に形成された張出ベース14に
載置され、その嵌合孔14aに嵌合されて位置決めされ
ると共にネジ(不図示)等により締結されている。リー
ドスクリュー54は、外周面の一部にレンズ保持部材3
0の駆動連結部35(雌ネジ部35a)と螺合する雄ネ
ジ部54aを有し、その一端部がベース10の軸受孔1
6に挿入され、その他端部がカバー20の軸受穴24に
挿入されて、回動自在に支持されている。したがって、
ステップモータ51が回転すると、第1歯車52及び第
2歯車53を介してリードスクリュー54が回転し、レ
ンズ保持部材30を光軸方向Lに移動させて、CCD1
2の撮像面に対して変倍動作を行なうようになってい
る。
【0020】ここでは、ステップモータ51の出力軸5
1aとリードスクリュー54とが平行に配置されている
ため、例えば、両者が一直線上に並ぶような構造のもの
に比べて、光軸方向Lにおいて装置を薄型化できる。ま
た、第1歯車52及び第2歯車53を介することによ
り、出力軸51aからリードスクリュー54までの減速
比を適宜任意の値に選定することができる。したがっ
て、リードスクリュー54のネジピッチを小さくしなく
ても、レンズ保持部材30の移動ピッチすなわち駆動さ
せる場合の分解能を小さくすることができる。
【0021】透過型のフォトインタラプタ60は、図4
及び図5に示すように、発光部61aと受光部61bと
を内蔵し輪郭が略立方体形状に形成された本体61、本
体61の後方から突出する端子62、発光部61aと受
光部61bとの間において所定幅W1にて形成された間
隙部(スリット)63等により形成されている。そし
て、間隙部63に被検出板36が進入して、発光部61
aから受光部61bへ向かう光線Bを遮光すると、この
時点をもって被検出板36すなわちレンズ保持部材30
の光軸方向Lにおける位置(例えば、ホームポジショ
ン)が検出されるようになっている。
【0022】一方、フォトインタラプタ60を取り付け
る突出ベース13には、図4及び図5に示すように、本
体61の下面61cを載置する平面部13a、間隙部6
3の幅方向(Y方向)と垂直な方向(X方向)における
本体61の端面61dを当接させる当接部13b、当接
部13bに連続して形成され間隙部63に嵌合される位
置決め部としての嵌合部13c、当接部13bの端部に
連続して形成された案内部13d等が、一体的に成形さ
れている。
【0023】嵌合部13cは、図4及び図5に示すよう
に、平面部13aからの高さがH1で幅がW3をなす直
方体形状に形成されており、間隙部63に隙間なく嵌合
するように、すなわち、嵌合部13cの両側面13c´
が、間隙部63の両側面63´に密接して結合されるよ
うになっている。ここで、嵌合部13cの幅W3は、間
隙部63の所定幅W1と同一か又は隙間嵌め(ルーズフ
ィット)が行なえるように若干小さく設定されている。
また、嵌合部13cと案内部13dとの間隔W4は、発
光部61aが内蔵された側の幅W2よりも大きくなるよ
うに設定されている。さらに、幅W3は、被検出板36
の幅W5よりも大きく設定されている。すなわち、間隙
部63の所定幅W1、嵌合部13cの幅W3、及び被検
出板36の幅W5との間には、W1≧W3>W5、とい
う関係が成立している。具体的な寸法としては、例え
ば、間隙部63の所定幅W1が約1.0mm、被検出板
36の幅W5が約0.5mmであり、嵌合部13cの幅
W3は1.0mm以下でかつ0.5mmよりも大きく設
定される。
【0024】したがって、図4に示すように、フォトイ
ンタラプタ60を、例えばX方向から近付けて突出ベー
ス13に固定する場合には、本体61の側面61eを案
内部13dに沿わせて移動させ、適宜微調整しつつ間隙
部63に嵌合部13cを嵌合させ、さらに端面61dを
当接部13bに当接させて位置決めし、その後所望の固
着手段(締結ネジ、接着剤等)により固着される。尚、
嵌合部13cの嵌め合いをしまり嵌め(タイトフィッ
ト)として、この嵌合力により固定してもよい。
【0025】ここで、案内部13dの高さH2を、嵌合
部13cの高さH1よりも高めに設定することにより、
X方向からの取り付けの際に、フォトインタラプタ60
をよりスムーズに案内させることができる。また、当接
部13bの高さH3を、被検出板36の移動に支障のな
い範囲で、嵌合部13cの高さH1よりも高めに設定す
ることにより、Z方向からの取り付けの際に、端面61
dを当接部13bに接触させた状態で下方に移動させる
ことで、X方向の位置決めを行ないつつ、フォトインタ
ラプタ60をよりスムーズに案内させることができる
【0026】このように、簡単な手順により、X方向と
Y方向(間隙部63の幅方向)との位置決めを同時に行
なうことができる。ここで、W4>W2の関係になって
いるため、フォトインタラプタ60のY方向の位置決め
は、案内部13dと当接部13bによってではなく、嵌
合部13cと間隙部63との嵌合関係のみにより行なわ
れる。すなわち、フォトインタラプタ60の間隙部63
が、嵌合部13cにより直接位置決めされるため、誤差
の積み重ねがなく、被検出板36に対する間隙部63の
位置決めが高精度に行なわれる。
【0027】嵌合部13cの形状としては、図6(a)
に示すように、先端側の角を丸く形成した湾曲部13c
´´とすることにより、X方向からの嵌合作業を容易に
し、又、図6(b)に示すように、上面側の両端部を丸
く形成した湾曲部13c´´´とすることにより、Z方
向からの嵌合作業を容易にすることができる。また、両
方の湾曲部13c´´、13c´´´を兼ね備えること
により、X方向及びY方向いずれの方向から取り付けら
れる場合でも、嵌合作業を容易にすることができる。さ
らに、図1及び図5(b)中の二点鎖線で示すように、
Y方向の反対側に案内部13dを追加して2個とするこ
とにより、嵌合作業の際に、フォトインタラプタ60を
よりスムーズに案内することができる。
【0028】上記構成において、突出ベース13(ベー
ス10)と、フォトインタラプタ60と、被検出板36
とにより、ベース10に対して光軸方向Lに移動自在に
支持されたレンズ保持部材30の光軸方向Lにおける位
置(ここでは、ホームポジション)を検出する位置検出
装置が構成されている。
【0029】次に、レンズ駆動装置の動作について簡単
に説明すると、ステップモータ51が回転すると、第1
歯車52及び第2歯車53を介してリードスクリュー5
4が回転させられる。すると、雄ネジ部54aと雌ネジ
部35aとの螺合により、レンズ保持部材30が光軸方
向に移動させられる。そして、レンズ保持部材30が光
軸方向Lの後方に向けて移動すると、被検出板36が間
隙部63に接触することなく進入して、発光部61aか
ら受光部61bに向かう光を遮断する。この遮断(遮
光)の時点をもって、レンズ保持部材30のホームポジ
ションが検出される。一方、ステップモータ51が逆向
きに回転すると、リードスクリュー54が逆回りに回転
して、レンズ保持部材30は光軸方向Lの前方に向けて
移動させられ、被検出板36も間隙部63の側面63´
に接触することなく移動して、遮光状態を解除する。
【0030】この一連の動作においては、上記のように
フォトインタラプタ60の間隙部63が、ベース10
(突出ベース13)の嵌合部13cにより、被検出板3
6に対して直接位置決めされているため、被検出板36
は間隙部63の側面63´と接触することなく、スムー
ズに移動でき、これにより、高精度な検出動作が行なわ
れる。
【0031】上記実施形態においては、本発明に係る位
置検出装置を、レンズ駆動装置に適用した例を示した
が、これに限定されるものではなく、ベースに対してフ
ォトインタラプタ60を取り付け、ベースに対して移動
する被検出体の位置を検出するような関係が成立するも
のであれば、その他の装置にも適用することができる。
また、上記実施形態においては、フォトインタラプタ6
0の間隙部63に嵌合する位置決め部としての嵌合部1
3cを、突出ベース13(ベース10)に一体的に成形
した例を示したが、これに限定されるものではなく、ベ
ース10(突出ベース13)とは別個に形成された嵌合
部材を、ベースの所定位置に取り付ける構成であっても
よい。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の位置検出装
置によれば、ベースにフォトインタラプタを位置決めし
て固定するにあたり、ベースに設けた位置決め部を間隙
部に嵌合させて位置決めするようにしたことにより、フ
ォトインタラプタの間隙部がベースに対して直接位置決
めされるため、製造誤差あるいは組み付け誤差等の積み
重ねを防止でき、同様にベースに対して位置決めされて
所定方向に移動する被検出体との位置決めを高精度に行
なうことができる。これにより、被検出体と間隙部との
接触等を防止でき、位置の検出を確実に行なうことがで
きる。位置決め部をベースに対して一体的に成形するこ
とにより、別体として形成される場合に比べて、成形誤
差のみを管理するだけでよく、より高精度な位置決めを
行なうことができる。また、位置決め部の幅を、間隙部
の所定幅以下でかつ被検出体の幅よりも大きく設定する
ことにより、被検出体が間隙部の側面に接触するのをよ
り確実に防止することができる。さらに、間隙部の幅方
向と垂直な方向において本体の端面に当接する当接部を
設け、位置決め部を当接部に連続して形成することによ
り、位置決め及び取り付け作業を容易にできる。特に、
被検出体がレンズ保持部材に一体的に形成されている場
合は、レンズ保持部材の光軸方向における位置例えばホ
ームポジションを、被検出体の接触等を生じることなく
確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る位置検出装置を備えたレンズ駆動
装置の正面図である。
【図2】図1に示すレンズ駆動装置の側断面図である。
【図3】図1に示すレンズ駆動装置を下側から見た断面
図である。
【図4】本発明に係る位置検出装置の一実施形態を示す
分解斜視図である。
【図5】図4に示すフォトインタラプタ、突出ベース、
被検出板相互の関係を示すものであり、(a)はフォト
インタラプタの平面図、(b)は位置決め部をもつ突出
ベースの平面図、(c)は被検出板の平面図である。
【図6】(a),(b)は、それぞれ本発明に係る位置
決め部の他の実施形態を示す斜視図である。
【図7】従来の位置検出装置におけるフォトインタラプ
タの取り付け関係を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10 ベース 13 突出ベース 13a 平面部 13b 当接部 13c 嵌合部(位置決め部) 13d 案内部 20 カバー 30 レンズ保持部材 33 案内連結部 33a 連結孔 34 U字溝部 35 駆動連結部 35a 雌ネジ部 36 被検出板(被検出体) 40 ガイドシャフト 50 駆動機構 54 リードスクリュー 54a 雄ネジ部 60 フォトインタラプタ 61 本体 61a 発光部 61b 受光部 61d 端面 63 間隙部 63´ 側面 W1 間隙部の所定幅 W3 嵌合部(位置決め部)の幅 W5 被検出板(被検出体)の幅 Y 間隙部の幅方向 X 間隙部の幅方向と垂直な方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F065 AA01 AA20 BB01 BB24 FF02 HH15 PP22 2H044 AJ06 5F089 BA02 BB04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定幅の間隙部を画定する本体、前記間
    隙部を挟んだ両側の位置に配置された発光部及び受光部
    を有する透過型のフォトインタラプタと、前記フォトイ
    ンタラプタを固定するベースと、前記ベースに対して移
    動自在に支持されると共に前記間隙部に進入し得る被検
    出体とを備え、前記被検出体が前記発光部から発せられ
    る光を遮光することで、前記被検出体の位置を検知する
    位置検出装置であって、 前記ベースは、前記間隙部に嵌合されて前記フォトイン
    タラプタの位置決めを行なう位置決め部、を有する、こ
    とを特徴とする位置検出装置。
  2. 【請求項2】 前記位置決め部は、前記ベースに対して
    一体的に成形されている、ことを特徴とする請求項1記
    載の位置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記位置決め部の幅は、前記間隙部の所
    定幅以下でかつ前記被検出体の幅よりも大きい、ことを
    特徴とする請求項1又は2記載の位置検出装置。
  4. 【請求項4】 前記ベースは、前記間隙部の幅方向と垂
    直な方向において前記本体の端面に当接する当接部を有
    し、 前記位置決め部は、前記当接部に連続して形成されてい
    る、ことを特徴とする請求項3記載の位置検出装置。
  5. 【請求項5】 前記被検出体は、レンズを保持すると共
    に前記ベースに対して光軸方向に移動自在に支持された
    レンズ保持部材に一体的に形成されている、ことを特徴
    とする請求項1ないし4いずれかに記載の位置検出装
    置。
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