JP2003089637A - アレルギー性眼疾患の治療剤 - Google Patents
アレルギー性眼疾患の治療剤Info
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Abstract
キル基(メチル基を除く)、C3〜C7のシクロアルキ
ル基、C6〜C10のビシクロアルキル基、またはイン
ダニル基等を表し、R2はC1〜C4のアルキル基を表
し、R3は水素原子、C1〜C5のアルキル基、C3〜
C7のシクロアルキル基等を表し、R4は水素原子、置
換基を有してもよいC1〜C5のアルキル基、ハロゲン
原子等を表し、R5、R6、R7およびR8は、それぞ
れ独立して水素原子、C1〜C5のアルキル基等を表
し、Xは−(CR11R12)n−、または−NR13
−(式中、nは0〜2、R11、R12およびR13は
独立して水素原子、C1〜C5のアルキル基等を表す)
を表す〕で表される3−アニリノ−2−シクロアルケノ
ン誘導体を含有するアレルギー性眼疾患治療剤。
Description
炎、春季カタル、春季角結膜炎などの治療に有効な新規
なアレルギー性眼疾患治療薬に関するものである。さら
に詳しくは、ホスホジエステラーゼ(PDE)IV(以下
本明細書において「PDE IV」と略す場合がある)阻
害作用を有する3−アニリノ−2−シクロアルケノン誘
導体、その立体異性体もしくは光学異性体、またはそれ
らの薬理学上許容される塩、あるいはこれらの水和物ま
たは溶媒和物のいずれかの化合物を含有するアレルギー
性眼疾患治療薬に関するものである。
ルギー性結膜炎は花粉、ハウスダスト等の抗原が結膜上
のマスト細胞に抗体(IgE)を介して結合することに
よって発症する。抗原によって活性化されたマスト細胞
は、ヒスタミン等のケミカルメディエーターを遊離する
ことによって、結膜の充血、血管透過性の亢進、白血球
(好酸球、好中球)の遊走を惹起し、重症の場合には組
織の障害に至る(Abelson, M.B. et al. Surv Ophthalm
ol 38, p.115-132, 1993)。
されたヒスタミンの働きを抑える抗ヒスタミン薬、ヒス
タミン等のケミカルメディエーターの遊離を抑えるクロ
モグリク酸ナトリウム、副腎皮質ステロイド等が用いら
れてきた。しかし抗ヒスタミン薬及びクロモグリク酸ナ
トリウムには遊走した好中球及び好酸球の活性化を抑制
する作用は期待できず、更に副腎皮質ステロイドには緑
内障、白内障、感染などの副作用を起こす危険性がある
ため、使用の制限がある(Friedlaender M. H. Ann All
ergy Asthma & Immunol. 75, p.212-222, 1995)。これ
らの背景から、明確な抗炎症作用を有する非ステロイド
性のアレルギー性結膜炎治療薬の開発が望まれていた。
酸球、マスト細胞等の炎症性細胞の活性が、細胞内のセ
カンドメッセンジャーであるcyclic Adenosin Monophos
phate(cAMP)によって制御されていることが明ら
にされた(Bourne H. R. et al, Science, 184, p.19-2
8, 1974)。このことから、細胞内cAMP濃度を上昇さ
せる薬剤が炎症を抑制することが考えられ、現在も盛ん
に研究が行われている。ホスホジエステラーゼ(PD
E)IV阻害剤もその一つで、炎症性細胞に比較的多いc
AMP分解酵素であるPDE IVを阻害し、細胞内cA
MP濃度を高めることによって炎症性細胞の活性化を抑
制し、抗炎症作用を発現することが期待されている(To
rphy, T. J. et al, Drug News Perspect, 6, p.203-21
4, 1993, Torphy T. J. and Undem B. J. Thorax 46,
p.512-523, 1991)。
ー性皮膚炎、リウマチ等のアレルギー性疾患を適応とし
た開発が進められており、一部の化合物にはアレルギー
性結膜炎モデルを用いた報告も散見されている(Revel,
L. et al、Eur J Pharmacol. 229, p.45-53, 1992, Ne
wsholme, S. J. and Schwartz, L. Inflammation 17,p.
25-31, 1993)。本発明者らは、PDE IV阻害作用を有
する3−アニリノ−2−シクロアルケノン誘導体がアレ
ルギー性眼疾患を改善することを見出し、本発明を完成
するに至った。即ち、本発明の要旨は、下記一般式
(I)
C1〜C8のアルキル基(ただし置換基を有しないメチ
ル基を除く)、C3〜C7のシクロアルキル基、C6〜
C10のビシクロアルキル基、3−テトラヒドロフリル
基またはインダニル基を表し、R2はC1〜C4のアル
キル基を表し、R3は水素原子、置換基を有してもよい
C1〜C5のアルキル基、C3〜C7のシクロアルキル
基またはアシル基を表し、R4は水素原子、置換基を有
してもよいC1〜C5のアルキル基、ハロゲン原子、下
記一般式(II)
5のアルキル基を表す)で表される基または下記一般式
(III)
H2基は酸素原子、窒素原子及び硫黄原子の中から選ば
れた1個のヘテロ原子で置換することができる)で表さ
れる基を表し、R5、R6、R7及びR8は、それぞれ
独立して水素原子、置換基を有してもよいC1〜C5の
アルキル基、置換基を有してもよいフェニル基を表し、
Xは、−(CR11R12)n− (式中、R11及び
R12はそれぞれ独立して水素原子、置換基を有しても
よいC1〜C5のアルキル基、置換基を有してもよいフ
ェニル基を表し、nは0〜2の整数を表す。nが0の場
合は、Xに隣接するカルボニル炭素原子ともう一方の炭
素原子が直接結合し5員環を形成していることを意味す
る)、または−NR13− (式中、R13は水素原
子、置換基を有してもよいC1〜C5のアルキル基を表
す)を表す。〕で表される3−アニリノ−2−シクロア
ルケノン誘導体、その立体異性体もしくは光学異性体ま
たはそれらの薬理学上許容される塩、あるいはこれらの
水和物または溶媒和物のいずれかの化合物を含有してな
ることを特徴とするアレルギー性眼疾患治療剤、特に好
ましくはアレルギー性結膜炎治療剤に存する。
本発明のアレルギー性眼疾患治療剤は、上記一般式
(I)で表される3−アニリノ−2−シクロアルケノン
誘導体、その立体異性体もしくは光学異性体、またはそ
れらの薬理学上許容される塩、あるいはこれらの水和物
または溶媒和物のいずれかの化合物を含有するものであ
る。
は、C1〜C8の直鎖または分岐鎖アルキル基(メチル、
エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、
1,1−ジメチルプロピル、n−ヘキシル、1−メチル
ペンチル、1,1−ジメチルブチル、2−エチルブチ
ル、n−ヘプチル、n−オクチル等)が挙げられ、これ
らは置換基(ハロゲン原子;水酸基;ニトロ基;シアノ
基;アミノ基;カルボキシル基;フェニル、トリル、ナ
フチルなどのアリール基;ピリジル、チアゾリル、チエ
ニル、フリル、キノリル等の芳香族複素環基;シクロプ
ロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシ
ル等のシクロアルキル基;ハロアルキル基;カルバモイ
ル基;アルコキシ基;アルキルカルボニル基等)を有し
ていてもよい。
ては、例えばシクロプロピルメチル、シクロブチルメチ
ル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、1
−メチルシクロプロピルメチル、1−フェニルシクロプ
ロピルメチル、ベンジル、フェネチル、4−フルオロフ
ェネチル、3−フェニルプロピル、4−フェニルブチ
ル、5−フェニルペンチル、1−ナフチルメチル、2−
ナフチルメチル、2−(1−ナフチル)エチル、2−
(2−ナフチル)エチル、2−インダニルメチル、2−
(1−ナフチル)エチル、2−(2−ピリジル)エチ
ル、2−(4−メチル−5−チアゾリル)エチル、2−
(ベンジルオキシ)エチル、2−(フェネチルオキシ)
エチル、2−(メトキシ)エチル、3−(メトキシ)プ
ロピル、4−(メトキシ)ブチル、2−(エトキシ)エ
チル、3−(エトキシ)プロピル、2−(ブトキシ)エ
チル、2−(シクロプロピルメチルオキシ)エチル、2
−(シクロペンチルオキシ)エチル、2−(2−インダ
ニル)エチル等が挙げられる。ただし、置換基を有しな
いメチル基はR1より除かれる。
ルキル基(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシル、シクロヘプチル等)、C6〜C
10のビシクロアルキル基〔(1RS,2RS,4S
R)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イル、(1
R,2R,4S)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−
イル、(1S,2S,4R)ビシクロ[2.2.1]ヘ
プト−2−イル等〕、3−テトラヒドロフリル基、また
はインダニル基が挙げられる。
キル基;C4〜C7のシクロアルキル基;C6〜C8の
ビシクロアルキル基;置換基として、フェニル基、ナフ
チル基、インダニル基、または置換基を有してもよいC
3〜C7のシクロアルキル基を有するC1〜C5のアル
キル基;3−テトラヒドロフリル基、もしくはインダニ
ル基が挙げられる。さらに好ましくは、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル、シクロプロピルメチル、シクロペ
ンチルメチル、2−(2−インダニル)エチル、(1R
S,2RS,4SR)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−
2−イル、(1R,2R,4S)ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−イル、(1S,2S,4R)ビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−イル、または2−インダニ
ルが挙げられる。
は、C1〜C4の直鎖または分岐鎖アルキル基(メチル、
エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチル、s
ec−ブチル、t−ブチル等)が挙げられ、好ましくは
メチルまたはエチルが挙げられ、更に好ましくはメチル
が挙げられる。
は、水素原子、C1〜C5の直鎖もしくは分岐鎖アルキ
ル基(メチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、
n−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、n−ペンチ
ル等)が挙げられ、これらは置換基(ハロゲン原子;水
酸基;ニトロ基;シアノ基;アミノ基;カルボキシル
基;シクロアルキル基;ハロアルキル基;カルバモイル
基;アルコキシ基;アルキルカルボニル基;フェニル、
トリル、ナフチル等のアリール基;酸素原子、窒素原
子、硫黄原子の中から選ばれた1個以上のヘテロ原子を
含有する芳香族複素環(ピリジル、チアゾリル、フリ
ル、チエニル、キノリル等)等)を有していてもよい。
置換基を有するC1〜C5のアルキル基としては、例え
ばベンジル、フェネチル、3−フェニルプロピル、4−
フェニルブチル、5−フェニルペンチル、1−ナフチル
メチル、2−ナフチルメチル、2−ピリジルメチル、3
−ピリジルメチル、4−ピリジルメチル、フリルメチ
ル、チアゾリルメチル、チエニルメチル、2−キノリル
メチル等が挙げられる。
ルキル基(シクロプロピル、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシル、シクロヘプチル等)またはアシ
ル基(フォルミル、アセチル、プロピオニル、ベンゾイ
ル等)が挙げられる。R3として好ましくは、水素原
子;C1〜C5のアルキル基;C3〜C7のシクロアル
キル基またはアリール基もしくは酸素原子、窒素原子、
硫黄原子の中から選ばれた1個以上のヘテロ原子を含有
する芳香族複素環基を置換基として有してもよいC1〜
C2のアルキル基が挙げられる。さらに好ましくは水素
原子、メチル、プロピル、ペンチル、シクロペンチル、
2−ピリジルメチル、3−ピリジルメチル、4−ピリジ
ルメチル、ベンジル、2−キノリルメチル、1−ナフチ
ルメチル、2−ナフチルメチル、またはアセチルが挙げ
られる。
水素原子、C1〜C5の直鎖もしくは分岐鎖アルキル基
(メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、
sec−ブチル、t−ブチル、ペンチル等)が挙げら
れ、これらは置換基(ハロゲン原子;水酸基;ニトロ
基;シアノ基;アミノ基;カルボキシル基;シクロアル
キル基;ハロアルキル基;カルバモイル基;アルコキシ
基;アルキルカルボニル基;フェニル、トリル、ナフチ
ル等のアリール基;酸素原子、窒素原子、硫黄原子の中
から選ばれた1個以上のヘテロ原子を含有する芳香族複
素環基(ピリジル、チアゾリル、フリル、チエニル、キ
ノリル等)等)を有していてもよい。さらにR4として
は、ハロゲン原子(塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子
等)、下記一般式(II)
る。
は、それぞれ独立してC1〜C5の直鎖もしくは分岐鎖
アルキル基(メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ペンチル
等)が挙げられ、上記一般式(II)の基の具体例として
は、1−アゼチジニルメチル、1−ピロリジニルメチ
ル、1−ピペリジルメチル、1−ホモピペリジルメチ
ル、1−ピペラジニルメチル、モルフォリノメチル等が
挙げられる。上記一般式(III)のnは2〜6の整数を
表し、また一つのCH2基は酸素原子、窒素原子、硫黄
原子の中から選ばれた1個のヘテロ原子で置換すること
ができる。R4として好ましくは、水素原子、ハロゲン
原子、C1〜C3のアルキル基、ジメチルアミノメチ
ル、モルフォリノメチル、またはベンジルが挙げられ
る。
としては、それぞれ独立して水素原子、C1〜C5の直
鎖もしくは分岐鎖アルキル基(メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチル、t−ブチ
ル、ペンチル等)またはフェニル基等が挙げられ、C1
〜C5のアルキル基及びフェニル基は置換基(ハロゲン
原子;水酸基;ニトロ基;シアノ基;アミノ基;カルボ
キシル基;アルキル基;シクロアルキル基;ハロアルキ
ル基;カルバモイル基;アルコキシ基;アルキルカルボ
ニル基;フェニル、トリル、ナフチル等のアリール基;
酸素原子、窒素原子、硫黄原子の中から選ばれた1個以
上のヘテロ原子を含有する芳香族複素環基(ピリジル、
チアゾリル、フリル、チエニル、キノリル等)等)を有
していてもよい。R5、R6、R7及びR8として好ま
しくは、水素原子またはメチルが挙げられる。
− (式中、R11及びR12はそれぞれ独立して水素
原子、置換基を有してもよいC1〜C5のアルキル基、置
換基を有してもよいフェニル基を表し、nは0〜2の整
数を表す。nが0の場合は、Xに隣接するカルボニル炭
素原子ともう一方の炭素原子が直接結合し5員環を形成
していることを意味する)、または−NR13− 〔式
中、R13は水素原子、C1〜C5の直鎖もしくは分岐
鎖アルキル基(メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、ペンチル
等)が挙げられ、置換基(ハロゲン原子;水酸基;ニト
ロ基;シアノ基;アミノ基;カルボキシル基;シクロア
ルキル基;ハロアルキル基;カルバモイル基;アルコキ
シ基;アルキルカルボニル基;フェニル、トリル、ナフ
チル等のアリール基;酸素原子、窒素原子、硫黄原子の
中から選ばれた1個以上のヘテロ原子を含有する芳香族
複素環基(ピリジル、チアゾリル、フリル、チエニル、
キノリル等)等)を有していてもよく、置換基を有する
アルキル基の例としては、ベンジル、フェネチル、3−
フェニルプロピル、4−フェニルブチル、5−フェニル
ペンチル、ピリジルメチル、フリルメチル、チアゾリル
メチルが挙げられる。Xとして好ましくは、−(CR
11R12)n−としてnが0または1(式中、nが1
の場合、R11及びR12として好ましくはそれぞれ独
立して水素原子、メチル基)の場合、もしくは−NR
13−としてR13が水素原子、C1〜C3アルキル基
またはベンジル基の場合が挙げられる。
例として、3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メト
キシアニリノ)−2−シクロペンテン−1−オン、 3
−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシアニリ
ノ)−2−シクロヘキセン−1−オン、 3−(3−シ
クロペンチルオキシ−4−メトキシアニリノ)−5,5
−ジメチル−2−シクロヘキセン−1−オン、 3−
(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシアニリノ)
−2−メチル−2−シクロペンテン−1−オン、3−
(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシアニリノ)
−5−メチル−2−シクロヘキセン−1−オン、 2−
クロロ−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキ
シアニリノ)−2−シクロペンテン−1−オン、 2−
ブロモ−3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキ
シアニリノ)−2−シクロペンテン−1−オン、 3−
[3−[(1RS,2RS,4SR)−ビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−イルオキシ]−4−メトキシアニ
リノ]−2−シクロペンテン−1−オン、 3−[3−
(2−インダニルオキシ)−4−メトキシアニリノ]−
2−シクロペンテン−1−オン、 3−[3−(2−イ
ンダニルオキシ)−4−メトキシアニリノ]−2−メチ
ル−2−シクロペンテン−1−オン、
シアニリノ)−2−シクロペンテン−1−オン、 3−
(4−メトキシ−3−フェネチルオキシアニリノ)−2
−メチル−2−シクロペンテン−1−オン、 3−(3
−シクロヘキシルオキシ−4−メトキシアニリノ)−2
−シクロペンテン−1−オン、 3−(3−シクロヘキ
シルオキシ−4−メトキシアニリノ)−2−メチル−2
−シクロペンテン−1−オン、 3−(3−シクロプロ
ピルメトキシ−4−メトキシアニリノ)−2−シクロペ
ンテン−1−オン、 3−(3−シクロプロピルメトキ
シ−4−メトキシアニリノ)−2−メチル−2−シクロ
ペンテン−1−オン、 3−(3−ブトキシ−4−メト
キシアニリノ)−2−シクロペンテン−1−オン、 3
−(3−ブトキシ−4−メトキシアニリノ)−2−メチ
ル−2−シクロペンテン−1−オン、 3−[3−(2
−インダニルオキシ)−4−メトキシアニリノ]−2−
シクロヘキセン−1−オン、 3−(3−ベンジルオキ
シ−4−メトキシアニリノ)−2−シクロヘキセン−1
−オン、 4−(3−シクロペンチルオキシ−4−メト
キシアニリノ)−1,2,5,6−テトラヒドロピリジ
ン−2−オン、
オキシ−4−メトキシアニリノ)−1,2,5,6−テ
トラヒドロピリジン−2−オン、 4−[3−[3−
[(1RS,2RS,4SR)−ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−イルオキシ]−4−メトキシアニリ
ノ]−1,2,5,6−テトラヒドロピリジン−2−オ
ン、3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシア
ニリノ)−2−ジメチルアミノメチル−2−シクロペン
テン−1−オン、 3−(3−シクロペンチルオキシ−
4−メトキシアニリノ)−2−(4−モルフォリノメチ
ル)−2−シクロペンテン−1−オン、 3−(3−シ
クロペンチルオキシ−4−メトキシ−N−メチルアニリ
ノ)−2−シクロペンテン−1−オン、 3−(3−シ
クロペンチルオキシ−4−メトキシ−N−メチルアニリ
ノ)−2−シクロヘキセン−1−オン、3−[3−シク
ロペンチルオキシ−4−メトキシ−N−(4−ピリジル
メチル)アニリノ]−2−シクロペンテン−1−オン、
3−(N−アセチル−3−シクロペンチルオキシ−4
−メトキシアニリノ)−2−シクロペンテン−1−オ
ン、 3−(N−ベンジル−3−シクロペンチルオキシ
−4−メトキシアニリノ)−2−シクロペンテン−1−
オン、 3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキ
シアニリノ)−2−エチル−2−シクロペンテン−1−
オン、
オキシ)−4−メトキシアニリノ]−2−シクロペンテ
ン−1−オン、 2−ベンジル−3−(3−シクロペン
チルオキシ−4−メトキシアニリノ)−2−シクロペン
テン−1−オン、 3−[3−[2−(2−インダニ
ル)エトキシ]−4−メトキシアニリノ]−2−シクロ
ペンテン−1−オン、 3−[3−[2−(2−インダ
ニル)エトキシ]−4−メトキシアニリノ]−2−メチ
ル−2−シクロペンテン−1−オン、 3−[4−メト
キシ−3−(2,3,4,5−テトラヒドロフラン−3
−イルオキシ)アニリノ]−2−シクロペンテン−1−
オン、 3−[4−メトキシ−3−(2,3,4,5−
テトラヒドロフラン−3−イルオキシ)アニリノ]−2
−メチル−2−シクロペンテン−1−オン、 3−(3
−シクロペンチルオキシ−4−メトキシアニリノ)−
6,6−ジメチル−2−シクロヘキセン−1−オン、
3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシアニリ
ノ)−5−フェニル−2−シクロヘキセン−1−オン、
3−(3−シクロペンチルメトキシ−4−メトキシア
ニリノ)−2−シクロペンテン−1−オン、 3−(3
−シクロペンチルメトキシ−4−メトキシアニリノ)−
2−メチル−2−シクロペンテン−1−オン、 3−
[4−メトキシ−3−[2−(1−ナフチル)エトキ
シ]アニリノ]−2−シクロペンテン−1−オン、 3
−[4−メトキシ−3−[2−(1−ナフチル)エトキ
シ]アニリノ]−2−メチル−2−シクロペンテン−1
−オン、
−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イルオキシ]−
4−メトキシアニリノ]−2−メチル−2−シクロペン
テン−1−オン、 3−[3−[(1RS,2RS,4
SR)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イルオキ
シ]−4−メトキシアニリノ]−2−エチル−2−シク
ロペンテン−1−オン、 3−[3−[(1RS,2R
S,4SR)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イ
ルオキシ]−4−メトキシアニリノ]−2−メチル−2
−シクロヘキセン−1−オン、 3−[3−[(1R
S,2RS,4SR)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト
−2−イルオキシ]−4−メトキシ―N―メチルアニリ
ノ]−2−メチル−2−シクロペンテン−1−オン、
3−[3−(2−インダニルオキシ)−4−メトキシア
ニリノ]−2−メチル−2−シクロヘキセン−1−オ
ン、 3−[4−メトキシ−3−[(1−フェニルシク
ロプロピル)メトキシ]アニリノ]−2−シクロペンテ
ン−1−オン、 3−[4−メトキシ−3−[(1−フ
ェニルシクロプロピル)メトキシ]アニリノ]−2−メ
チル−2−シクロペンテン−1−オン、 3−(3−シ
クロブチルメトキシ−4−メトキシアニリノ)−2−シ
クロペンテン−1−オン、 3−(3−シクロブチルメ
トキシ−4−メトキシアニリノ)−2−メチル−2−シ
クロペンテン−1−オン、 3−[3−[2−(2−イ
ンダニル)エトキシ]−4−メトキシアニリノ]−2−
メチル−2−シクロヘキセン−1−オン、 3−(3−
シクロペンチルメトキシ−4−メトキシアニリノ)−2
−メチル−2−シクロヘキセン−1−オン、 3−(3
−シクロヘキシルオキシ−4−メトキシアニリノ)−2
−メチル−2−シクロヘキセン−1−オン、 3−(N
−ベンジル−3−シクロヘキシルオキシ−4−メトキシ
アニリノ)−2−シクロペンテン−1−オン、
トキシ―N―(2−ナフチルメチル)アニリノ]−2−
シクロペンテン−1−オン、 3−[3−シクロペンチ
ルオキシ−4−メトキシ−N−(2−キノリルメチル)
アニリノ]−2−シクロペンテン−1−オン、 3−
(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシ−N−プロ
ピルアニリノ)−2−シクロペンテン−1−オン、 3
−(N−シクロペンチル−3−シクロペンチルオキシ−
4−メトキシアニリノ)−2−シクロペンテン−1−オ
ン、 3−[3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシ
−N−(2−ピリジルメチル)アニリノ]−2−シクロ
ペンテン−1−オン、 3−[3−シクロペンチルオキ
シ−4−メトキシ−N−(2−ナフチルメチル)アニリ
ノ]−2−シクロペンテン−1−オン、 3−[3−シ
クロペンチルオキシ−4−メトキシ−N−(3−ピリジ
ルメチル)アニリノ]−2−シクロペンテン−1−オ
ン、 3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシ
−N−ペンチルアニリノ)−2−シクロペンテン−1−
オン、 3−[3−(2−インダニルオキシ)−4−メ
トキシ−N−メチルアニリノ]−2−シクロヘキセン−
1−オン、 3−[N−ベンジル−3−(2−インダニ
ルオキシ)−4−メトキシアニリノ]−2−シクロヘキ
セン−1−オン、 3−[3−(2−インダニルオキ
シ)−4−メトキシ−N−(2−ナフチルメチル)アニ
リノ]−2−シクロヘキセン−1−オン、
−メトキシ−N−(2−ピリジルメチル)アニリノ]−
2−シクロヘキセン−1−オン、 2−ベンジル−3−
(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシアニリノ)
−2−シクロヘキセン−1−オン、 3−(3−シクロ
ペンチルオキシ−4−メトキシ−N−メチルアニリノ)
−2−メチル−2−シクロペンテン−1−オン、 3−
(N−ベンジル−3−シクロペンチルオキシ−4−メト
キシアニリノ)−2−メチル−2−シクロペンテン−1
−オン、 3−[3−シクロペンチルオキシ−4−メト
キシ−N−(2−キノリルメチル)アニリノ]−2−メ
チル−2−シクロペンテン−1−オン、3−[3−(2
−インダニルオキシ)−4−メトキシ−N−(4−ピリ
ジルメチル)アニリノ]−2−メチル−2−シクロペン
テン−1−オン、 3−[3−(2−インダニルオキ
シ)−4−メトキシ−N−(2−ナフチルメチル)アニ
リノ]−2−メチル−2−シクロペンテン−1−オン、
3−(3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシアニ
リノ)−2−メチル−2−シクロヘキセン−1−オン、
3−[3−(2−インダニルオキシ)−4−メトキシ
−N−メチルアニリノ]−2−シクロペンテン−1−オ
ン、 3−[N−ベンジル−3−(2−インダニルオキ
シ)−4−メトキシアニリノ]−2−シクロペンテン−
1−オン、
−メトキシ−N−(4−ピリジルメチル)アニリノ]−
2−シクロペンテン−1−オン、 3−[3−(2−イ
ンダニルオキシ)−4−メトキシ−N−(2−ナフチル
メチル)アニリノ]−2−シクロペンテン−1−オン、
3−[3−(2−インダニルオキシ)−4−メトキシ
−N−(2−キノリルメチル)アニリノ]−2−シクロ
ペンテン−1−オン、3−[N−ベンジル−3−[(1
RS,2RS,4SR)−ビシクロ[2.2.1]ヘプ
ト−2−イルオキシ]−4−メトキシアニリノ]−2−
シクロペンテン−1−オン、 3−[3−[(1RS,
2RS,4SR)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2
−イルオキシ]−4−メトキシ−N−(2−キノリルメ
チル)アニリノ]−2−シクロペンテン−1−オン、
3−[3−[(1RS,2RS,4SR)−ビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−イルオキシ]−4−メトキ
シアニリノ]−2−シクロヘキセン−1−オン、 3−
[N−ベンジル−3−[(1RS,2RS,4SR)−
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イルオキシ]−4
−メトキシアニリノ]−2−シクロヘキセン−1−オ
ン、 3−[3−[(1RS,2RS,4SR)−ビシ
クロ[2.2.1]ヘプト−2−イルオキシ]−4−メ
トキシ−N−(4−ピリジルメチル)アニリノ]−2−
シクロヘキセン−1−オン、 (−)−3−[3−
[(1R,2R,4S)−ビシクロ[2.2.1]ヘプ
ト−2−イルオキシ]−4−メトキシアニリノ]−2−
メチル−2−シクロペンテン−1−オン、 (+)−3
−[3−[(1S,2S,4R)−ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−イルオキシ]−4−メトキシアニリ
ノ]−2−メチル−2−シクロペンテン−1−オン等が
挙げられる。
−2−シクロアルケノン誘導体は特開平11−1895
77号公報に記載の方法により製造される。更に、上記
一般式(I)で表される3−アニリノ−2−シクロアル
ケノン誘導体は不斉炭素原子を有していて、光学異性体
が存在するものもある。これら光学活性的に純粋な化合
物は、上記公報に記載の方法により製造されるラセミ体
を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)を用いて光
学活性体に分割することによって得られ、得られた光学
活性体を必要に応じて各種溶媒により再結晶を行うこと
により、更に高純度の光学活性体を得ることができる。
これら光学異性体も本発明におけるアレルギー性眼疾患
治療剤の含有物に含まれる。
立体異性体もしくは光学異性体の塩も本発明におけるア
レルギー性眼疾患治療剤の含有物に含まる。それらの塩
としては、薬理学的に許容され得る塩が好ましく、例え
ば塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、リン酸塩等
の無機酸塩、及びシュウ酸塩、マレイン酸塩、フマル酸
塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、安息
香酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸
塩等の有機酸塩が挙げられる。さらに、本発明における
アレルギー性眼疾患治療剤の含有成分には、上記一般式
(I)で表される3−アニリノ−2−シクロアルケノン
誘導体、その立体異性体もしくは光学異性体またはそれ
らの塩の水和物または溶媒和物も含まれる。溶媒和物の
溶媒としては、メタノール、エタノール、イソプロパノ
ール、ブタノール、アセトン、酢酸エチル、クロロホル
ム等が挙げられる。
記一般式(I)で表される3−アニリノ−2−シクロア
ルケノン誘導体、その立体異性体もしくは光学異性体ま
たはそれらの薬理学上許容される塩、あるいはこれらの
水和物または溶媒和物を、単独または薬学的に可能とさ
れる担体と混合し、適当な投与単位形態に調製すること
により製造することができる。その組成は、化合物の溶
解度、化学的性質、投与経路、投与計画等によって決定
される。投与形態の例としては、局所投与の場合には点
眼剤、眼軟膏剤等を、また、全身投与の場合には錠剤、
顆粒剤、散剤、カプセル剤、液剤、注射剤などを挙げる
ことができる。特に本発明のアレルギー性眼疾患治療剤
は点眼剤の形態として用いることが好ましい。
記一般式(I)で表される3−アニリノ−2−シクロア
ルケノン誘導体、その光学異性体またはそれらの薬理学
上許容される塩もしくはこれらの水和物または溶媒和物
と、薬学的に可能とされる担体とを用いて、当業者既知
の方法により製造される。更に、所望または必要なら
ば、適当な結合剤、潤滑剤、崩壊剤、保存剤、緩衝剤、
増粘剤、溶解補助剤、キレート剤、安定化剤、pH調整
剤、等張化剤のような製剤化の際に通常用いられる各種
添加剤を添加してもよい。
ロース、ブドウ糖、コーンスターチ、ショ糖、ソルビト
ール、エリスリトールなどの賦形剤、カルボキシメチル
セルロースカルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース
などの崩壊剤、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸
マグネシウム、タルク、ポリエチレングリコール、硬化
油などの滑沢剤、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒド
ロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセ
ルロース、ポリビニルアルコール、ゼラチン、アラビア
ゴムなどの湿潤剤、その他必要に応じて界面活性剤、矯
味剤などを使用して所望の投与剤型に調製することがで
きる。
ル、グリセリン、プロピレングリコール、ポリエチレン
グリコール、寒天、トラガントガムなどの希釈剤を用い
て、必要に応じて溶解補助剤(ポリビニルピロリドン、
ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレングリコ
ール、ポリソルベート80、ポリオキシエチレンモノス
テアレート等)、保存剤(クロロブタノール、デヒドロ
酢酸ナトリウム、塩化ベンザルコニウム、塩化セチルピ
リジニウム、フェネチルアルコール、パラオキシ安息香
酸エステル類、塩化ベゼトニウム等)、緩衝剤(ホウ酸
緩衝剤、リン酸塩緩衝剤、炭酸塩緩衝剤、酢酸塩緩衝
剤、クエン酸緩衝剤等)、安定化剤(エデト酸ナトリウ
ム、亜硫酸水素ナトリウム等)、pH調製剤(水酸化ナ
トリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素
ナトリウム、酢酸、クエン酸、リン酸等)、等張化剤
(塩化ナトリウム、塩化カリウム、グリセリン、多価ア
ルコール、ソルビトール、マンニトール、グルコース
等)、無痛化剤などを使用することができる。眼軟膏剤
の場合には、通常使用されている基剤(眼科用白色ワセ
リン、プラスチベース、プロペト等)を使用でき、添加
剤としては、流動パラフィンなどが挙げられる。
合物は、点眼剤の場合には、通常0.01〜3.0w/
v%の濃度で使用され、眼軟膏の場合には、通常0.0
1〜10.0w/v%の濃度で使用される。また、全身
投与用の製剤として用いられる場合には、その投与量は
経口投与で、一般に1日量0.01〜1000mgであ
り、好ましくは0.01〜100mgであるが、投与量
は、年令、病状、症状、同時投与の有無等により適宜増
減することが更に好ましい。
・用量は、年齢、病状、症状等により変動するが、点眼
剤の場合、通常、1日に1〜6回、1回に1〜2滴を点
眼する。眼軟膏の場合、通常、1日に1〜2回、結膜嚢
内に適量を塗布する。経口投与の場合、1日に1〜数回
に分けて服用する。また、注射剤の場合、1日に1〜数
回に分けて投与される。
体的に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り以
下の実施例及び試験例に限定されるものではない。
造されたラセミ体(±)−3−[3−[(1RS,2R
S,4SR)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イ
ルオキシ]−4−メトキシアニリノ]−2−メチル−2
−シクロペンテン−1−オン 1.8gを移動相1.8
Lに溶解した後、一度に約70mgのサンプル溶液をカ
ラムに注入し、HPLCを行った。 カラム:CHIRALCEL OD(10cm φ × 50cm) 移動相:n−ヘキサン/イソプロパノール/ジエチルア
ミン=90/10/0.1 流量:190mL/分 第1ピーク及び第2ピークそれぞれの分画液を減圧濃縮
し、得られた油状の残渣にエタノール及びn−ヘキサン
を添加後、再び減圧濃縮し、粉末状の光学活性体を得
た。以上のような操作を繰り返すことにより、(±)−
3−[3−[(1RS,2RS,4SR)−ビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−イルオキシ]−4−メトキ
シアニリノ]−2−メチル−2−シクロペンテン−1−
オン 1.8gより二種類の光学活性体(−)−体と(+)
−体をそれぞれ0.70g、0.64g得た。尚、光学
活性体の構造については、ラセミ体の1H−NMRと比
較することにより確認した。
温度40℃ [α]20 D −19°(c =1.00, EtOH)1 H−NMR(400MHz,CDCl3)δ(ppm):1.12-1.18(2
H,m)、1.21-1.23(1H,m)、1.48-1.54(1H,m)、1.56-1.64(2H,
m)、1.68(3H,s)、1.72-1.80(2H,m)、2.35(1H,m)、2.39-2.41
(2H,m)、2.51(1H,d,J=4.39Hz)、2.55-2.56(2H,m)、3.85(3
H,s)、4.16-4.17(1H,m)、6.41(1H,broad s)、6.65(1H,d,J=
2.44Hz)、6.69(1H,dd,J=8.79,2.44Hz)、6.83(1H,d,J=8.79
Hz) (+)−体:保持時間103〜121分、カラム温度40
℃ [α]20 D +19°(c=1.00, EtOH)
δ(ppm):1.12-1.18(2H,m)、1.21-1.23(1H,m)、1.48-1.
54(1H,m)、1.56-1.64(2H,m)、1.68(3H,s)、1.72-1.80(2H,
m)、2.35(1H,m)、2.39-2.41(2H,m)、2.51(1H,d,J=4.39Hz)、
2.55-2.56(2H,m)、3.85(3H,s)、4.16-4.17(1H,m)、6.47(1
H,broad s)、6.65(1H,d,J=2.44Hz)、6.69(1H,dd,J=8.79,
2.44Hz)、6.83(1H,d,J=8.79Hz)
コニウム液を微量、リン酸二水素ナトリウム0.2g、
水酸化ナトリウム適量を加え、溶解後、除塵・除菌ろ過
を行う。この液に無塵・無菌の3−[3−シクロペンチ
ルオキシ−4−メトキシ−N−(2−ナフチルメチル)
アニリノ]−2−シクロペンテン−1−オン0.5gを
懸濁させ、滅菌精製水を加えて全量を100mLとす
る。得られた懸濁液を洗浄・乾燥・滅菌した点眼容器に
一定容量充填し、ノズル、キャップを施し、点眼剤を製
する。
(2−ナフチルメチル)アニリノ]−2−シクロペンテ
ン−1−オン0.5g、精製ラノリン10.0g、眼科
用白色ワセリン80.0g及び流動パラフィン0.5g
をとり、全量を100.0gとし、眼科軟膏の製法によ
り製する。
た。ラットに卵白アルブミン(OA、シグマ社製)10
0μgと10mg水酸化アルミニウム(Alum、PIERCE社
製)を1mLの生理食塩液に懸濁し、腹腔内投与するこ
とによって感作した。アレルギー性結膜炎は、感作日か
ら3週目以降のラットを用い、生理食塩液で30mg/
mLの濃度に調製したOAを10μL点眼することによ
って惹起した。薬物は、1.0w/v%の濃度で生理食
塩液に懸濁し、OAで結膜炎を惹起する10分前に点眼
した(陽性対照薬としてジフェンヒドラミンを0.3w
/v%の濃度で生理食塩液に懸濁し、OAで結膜炎を惹
起する10分前に点眼した)。薬物の効果は、OA点眼
後から20分間に観察された、後肢で眼瞼を引っ掻く仕
草(Itch-Scratch response:痒みの指標と考えられ
る)の回数を測定し、下記式より痒みの抑制率を求め
た。 コントロール群;予め感作したラットにOAで結膜炎を
惹起する10分前に生理食塩水を点眼した。 無処置群;感作していないラットに生理食塩水を点眼し
た。
ペンチルオキシ−4−メトキシ−N−(2−ナフチルメ
チル)アニリノ]−2−シクロペンテン−1−オン(化
合物1)、3−[3−[(1RS,2RS,4SR)−
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イルオキシ]−4
−メトキシアニリノ]−2−メチル−2−シクロペンテ
ン−1−オン(化合物2)、3−[3−[(1RS,2
RS,4SR)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−
イルオキシ]−4−メトキシアニリノ]−2−エチル−
2−シクロペンテン−1−オン(化合物3)、(−)−
3−[3−[(1R,2R,4S)−ビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−イルオキシ]−4−メトキシアニ
リノ]−2−メチル−2−シクロペンテン−1−オン
(化合物4)、 (+)−3−[3−[(1S,2S,
4R)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イルオキ
シ]−4−メトキシアニリノ]−2−メチル−2−シク
ロペンテン−1−オン(化合物5)を用いた際の結果を
示した。
/v%の点眼では、陽性対照薬であるジフェンヒドラミ
ンと同等もしくはそれ以上のItch-Scratch responseの
抑制効果が見られ、アレルギー性結膜炎モデルで発現す
る浮腫及び目のかゆみが抑制されているものと考えられ
た。また、生理食塩液を点眼した無処置群では浮腫は認
められず、Itch-Scratch Responseが4例中1例で1回
認められた。これは点眼による物理的な刺激によって誘
発されたものと考えられる。OAを点眼したコントロー
ル群では、全例に軽度ないし中程度の浮腫及びItch-Scr
atch responseが認められ、急性のアレルギー性結膜炎
が惹起されたものと考えられた。
既存のアレルギー性眼疾患治療剤とは異なる作用(PD
E IV阻害作用)を有する化合物を含有することによ
り、アレルギー性結膜炎に対して良好な改善効果を発現
するため、新しいタイプのアレルギー性眼疾患治療剤と
して極めて有用である。
Claims (6)
- 【請求項1】 下記一般式(I) 【化1】 〔上記式中、R1は置換基を有してもよいC1〜C8の
アルキル基(ただし置換基を有しないメチル基を除
く)、C3〜C7のシクロアルキル基、C6〜C10の
ビシクロアルキル基、3−テトラヒドロフリル基または
インダニル基を表し、R2はC1〜C4のアルキル基を
表し、R3は水素原子、置換基を有してもよいC1〜C
5のアルキル基、C3〜C7のシクロアルキル基または
アシル基を表し、R4は水素原子、置換基を有してもよ
いC1〜C5のアルキル基、ハロゲン原子、下記一般式
(II) 【化2】 (上記式中、R9、R10はそれぞれ独立してC1〜C
5のアルキル基を表す)で表される基または下記一般式
(III) 【化3】 (上記式中、nは2〜6の整数を表す。ただし一つのC
H2基は酸素原子、窒素原子及び硫黄原子の中から選ば
れた1個のヘテロ原子で置換することができる)で表さ
れる基を表し、R5、R6、R7及びR8は、それぞれ
独立して水素原子、置換基を有してもよいC1〜C5の
アルキル基、置換基を有してもよいフェニル基を表し、
Xは、−(CR11R12)n− (式中、R11及び
R12は、それぞれ独立して水素原子、置換基を有して
もよいC1〜C5のアルキル基、置換基を有してもよい
フェニル基を表し、nは0〜2の整数を表す。nが0の
場合は、Xに隣接するカルボニル炭素原子ともう一方の
炭素原子が直接結合し5員環を形成していることを意味
する)、または−NR13− (式中、R13は水素原
子、置換基を有してもよいC1〜C5のアルキル基を表
す)を表す。〕で表される3−アニリノ−2−シクロア
ルケノン誘導体、その立体異性体もしくは光学異性体ま
たはそれらの薬理学上許容される塩、あるいはこれらの
水和物または溶媒和物を含有してなることを特徴とする
アレルギー性眼疾患治療剤。 - 【請求項2】 式(I)中、R1がブチル、シクロプロ
ピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロプロピ
ルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチ
ル、(1−フェニルシクロプロピル)メチル、ベンジ
ル、フェネチル、2−(1−ナフチル)エチル、2−
(2−インダニル)エチル、ビシクロ[2.2.1]ヘ
プト−2−イル、3−テトラヒドロフリル、または2−
インダニルを表し、R2がメチルを表し、R3が水素原
子、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、2
−ピリジルメチル、3−ピリジルメチル、4−ピリジル
メチル、ベンジル、1−ナフチルメチル、2−ナフチル
メチル、2−キノリルメチル、シクロペンチル、または
アセチルを表し、R4が水素原子、ハロゲン原子、メチ
ル、エチル、ジメチルアミノメチル、モルフォリノメチ
ル、またはベンジルを表し、R5、R6、R7及びR8
が、それぞれ独立して水素原子またはメチルを表し、X
が、−(CR11R12)n−(式中、R11及びR
12は、それぞれ独立して水素原子またはメチルを表
し、nは0または1を表す)、または−NR1 3−(式
中、R13は水素原子、C1〜C3アルキル基、または
ベンジルを表す)を表すことを特徴とする請求項1に記
載の誘導体、その立体異性体もしくは光学異性体または
それらの薬理学上許容される塩、あるいはこれらの水和
物または溶媒和物を含有してなることを特徴とするアレ
ルギー性眼疾患治療剤。 - 【請求項3】 3−アニリノ−2−シクロアルケノン誘
導体が3−(3−シクロヘキシルオキシ−4−メトキシ
アニリノ)−2−メチル−2−シクロペンテン−1−オ
ン、 1−ベンジル−4−(3−シクロペンチルオキシ
−4−メトキシアニリノ)−1,2,5,6−テトラヒ
ドロピリジン−2−オン、 3−(3−シクロペンチル
オキシ−4−メトキシ−N−メチルアニリノ)−2−シ
クロペンテン−1−オン、 3−[3−シクロペンチル
オキシ−4−メトキシ−N−(4−ピリジルメチル)−
アニリノ]−2−シクロペンテン−1−オン、 3−
[3−[(1RS,2RS,4SR)−ビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−イルオキシ]−4−メトキシアニ
リノ]−2−メチル−2−シクロペンテン−1−オン、
3−[3−[(1RS,2RS,4SR)−ビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−イルオキシ]−4−メトキ
シアニリノ]−2−エチル−2−シクロペンテン−1−
オン、 3−(N−ベンジル−3−シクロヘキシルオキ
シ−4−メトキシアニリノ)−2−シクロペンテン−1
−オン、 3−[3−シクロヘキシルオキシ−4−メト
キシ―N―(2−ナフチルメチル)アニリノ]−2−シ
クロペンテン−1−オン、 3−(N−シクロペンチル
−3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシアニリノ)
−2−シクロペンテン−1−オン、 3−[3−シクロ
ペンチルオキシ−4−メトキシ−N−(2−ナフチルメ
チル)アニリノ]−2−シクロペンテン−1−オン、
3−[3−シクロペンチルオキシ−4−メトキシ−N−
(3−ピリジルメチル)アニリノ]−2−シクロペンテ
ン−1−オン、3−[N−ベンジル−3−(2−インダ
ニルオキシ)−4−メトキシアニリノ]−2−シクロヘ
キセン−1−オン、 3−[3−(2−インダニルオキ
シ)−4−メトキシ−N−(4−ピリジルメチル)アニ
リノ]−2−シクロペンテン−1−オン、 3−[3−
(2−インダニルオキシ)−4−メトキシ−N−(2−
ナフチルメチル)アニリノ]−2−シクロペンテン−1
−オン、 3−[N−ベンジル−3−[(1RS,2R
S,4SR)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イ
ルオキシ]−4−メトキシアニリノ]−2−シクロペン
テン−1−オン、3−[N−ベンジル−3−[(1R
S,2RS,4SR)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト
−2−イルオキシ]−4−メトキシアニリノ]−2−シ
クロヘキセン−1−オン、 3−[3−[(1RS,2
RS,4SR)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−
イルオキシ]−4−メトキシ−N−(4−ピリジルメチ
ル)アニリノ]−2−シクロヘキセン−1−オン、
(−)−3−[3−[(1R,2R,4S)−ビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−イルオキシ]−4−メトキ
シアニリノ]−2−メチル−2−シクロペンテン−1−
オン、または(+)−3−[3−[(1S,2S,4
R)−ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−イルオキ
シ]−4−メトキシアニリノ]−2−メチル−2−シク
ロペンテン−1−オンであることを特徴とする請求項1
に記載の3−アニリノ−2−シクロアルケノン誘導体、
その立体異性体もしくは光学異性体またはそれらの薬理
学上許容される塩、あるいはこれらの水和物または溶媒
和物を含有してなることを特徴とするアレルギー性眼疾
患治療剤。 - 【請求項4】 アレルギー性眼疾患がアレルギー性結膜
炎であることを特徴とする請求項1〜請求項3記載のア
レルギー性眼疾患治療剤。 - 【請求項5】 投与剤形が局所投与剤である請求項1〜
請求項4記載のアレルギー性眼疾患治療剤。 - 【請求項6】 投与剤形が点眼剤である請求項5記載の
アレルギー性眼疾患治療薬。
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---|---|---|---|
JP2002198758A JP2003089637A (ja) | 2001-07-11 | 2002-07-08 | アレルギー性眼疾患の治療剤 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001210239 | 2001-07-11 | ||
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JP2001-210239 | 2002-07-11 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=26618498
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2003089637A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005007161A1 (ja) * | 2003-07-17 | 2005-01-27 | Santen Pharmaceutical Co., Ltd. | ピペリジン誘導体を有効成分とする掻痒治療剤 |
-
2002
- 2002-07-08 JP JP2002198758A patent/JP2003089637A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2005007161A1 (ja) * | 2003-07-17 | 2005-01-27 | Santen Pharmaceutical Co., Ltd. | ピペリジン誘導体を有効成分とする掻痒治療剤 |
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